JP2010082126A - 弾性体クッション - Google Patents

弾性体クッション Download PDF

Info

Publication number
JP2010082126A
JP2010082126A JP2008253553A JP2008253553A JP2010082126A JP 2010082126 A JP2010082126 A JP 2010082126A JP 2008253553 A JP2008253553 A JP 2008253553A JP 2008253553 A JP2008253553 A JP 2008253553A JP 2010082126 A JP2010082126 A JP 2010082126A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
partition wall
horizontal
inclined partition
elastic body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008253553A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiro Miura
哲寛 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2008253553A priority Critical patent/JP2010082126A/ja
Publication of JP2010082126A publication Critical patent/JP2010082126A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Abstract

【課題】 隔壁が屈曲する際に使用者に不快感を与えず、また局所的に圧力が集中するのを防ぐことのできる弾性体クッションを提供すること。
【解決手段】 弾性体クッション1は、荷重方向に対して斜めに設けられる傾斜隔壁2と、傾斜隔壁2と一体で形成される水平方向に設けられる水平隔壁3と、傾斜隔壁2と水平隔壁3とで形成される三角形状の空洞4と、を備え、空洞4は荷重方向に2段で構成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ベッド等に用いられる隔壁を備えた弾性体クッションに関する。
本発明に関する従来技術として、弾性体が複数の空洞のコラム壁構造になっており、使用者の荷重がそのコラムの縦軸に平行して与えられた場合、コラム壁が屈曲することで圧力が一点に集中することを防ぎながら、使用者の形状に合わせることができる弾性体クッションがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、荷重を受ける受圧面の面積が該受圧面に加わる荷重の大きさによって略可逆的に変化する複数の柱状部材が設けられていることを特徴とする弾性体クッションがある(例えば、特許文献2参照。)。
特表2001−514912号公報 特開2003−339484号公報
しかしながら、従来の弾性体クッションでは、弾性体の隔壁が荷重方向に対して平行または、格子状に並立している為、隔壁が屈曲する為には相当量の荷重が必要となり、その際の荷重の変動が使用者に不快感を与える問題があった。
また、弾性体がソリッド形状であるため、荷重に対しての変形は常に圧縮変形となり、変位量に応じた荷重が必要となってくる。その為、使用者の骨盤や肩など体の凹凸が局所的な部分に対しては圧力が集中してしまう問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、隔壁が屈曲する際に使用者に不快感を与えず、また局所的に圧力が集中するのを防ぐことのできる弾性体クッションを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、荷重方向に対して斜めに設けられる傾斜隔壁と、前記傾斜隔壁と一体で形成される水平方向に設けられる水平隔壁と、前記傾斜隔壁と前記水平隔壁とで形成される三角形状の空洞と、を備え、前記空洞は荷重方向に複数段形成される。
また、請求項2に記載の発明は、前記傾斜隔壁と水平隔壁は、ショアA10〜50の硬度のエラスティックポリマー材料で一体で成形される。
また、請求項3に記載の発明は、前記空洞は、荷重方向に直列に複数段設けられる。
また、請求項4に記載の発明は、前記空洞は、水平方向に前記三角形状を半個分ずらして複数段設けられる。
請求項1に記載の発明では、傾斜隔壁は荷重方向に対して斜めに設けられるため、従来と比べ傾斜隔壁に伝わる軸力を大きくすることができる。よって、傾斜隔壁が屈曲するために必要な荷重Pを小さくでき、また、屈曲点を超えた後の荷重の低下(変動)が少ないため、使用者に不快感を与えることがない。また、三角形状の空洞有し、荷重に対して傾斜隔壁、水平隔壁が屈曲変形するため局所的に圧力が集中するのを防ぐことのできる。
また、請求項2に記載の発明では、傾斜隔壁と水平隔壁はショアA10〜50の硬度のエラスティックポリマー材料で一体で成形されるため、材料硬度を調整することで使用者の体格に合わせて自在に荷重によるたわみを調整することができる。
また、請求項3に記載の発明では、空洞は荷重方向に直列に複数段設けられるため、荷重が上段から下段に伝達される際、上段の荷重は下段の水平隔壁の中央に作用する。水平隔壁は空洞方向(荷重方向)に屈曲変形するため、柔らかい特性の弾性体クッションが得られる。
また、請求項4に記載の発明では、空洞は水平方向に三角形状を半個分ずらして複数段設けられるため、荷重が上段から下段に伝達される際、上段の荷重は下段の傾斜隔壁に作用する。したがって水平隔壁の中央部に荷重が作用する場合と比較して、硬い特性の弾性体クッションが得られる。
以下に本発明の最良の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の弾性体クッション1で、荷重方向に対して斜めに設けられる傾斜隔壁2と、水平方向に設けられる水平隔壁3と、が水平方向に連なり、荷重方向に直列に2段で構成される。傾斜隔壁2と水平隔壁3は三角形状の空洞4を形成し、水平方向にトラス形状を呈する。傾斜隔壁2と水平隔壁3は、辺の長さが40mm,厚さ3mmのエラスティックポリマー材料で一体で成形される。
図2は、隔壁に作用する軸力を模式的に示したもので、(a)は従来の荷重Pに対して隔壁が並行な場合の隔壁に作用する軸力を示したもので、(b)は本発明の傾斜隔壁2に作用する軸力を示したものである。
(a)の従来の隔壁が並行な場合の隔壁に作用する軸力は、荷重Pに対して夫々の隔壁には荷重方向に(P/2)の軸力が作用する。これに対して(b)の傾斜隔壁2に作用する軸力は(P/2sinθ)で、軸力の関係は(P/2)<(P/2sinθ)となり、傾斜隔壁2の軸力が大きくなる。したがって、傾斜隔壁2の方が少ない荷重Pで屈曲する。
図3は、荷重たわみ曲線で、曲線Aは従来の隔壁が並行な場合(図2(a))の荷重たわみで、曲線Bは本発明の傾斜隔壁2の場合(図2(b))の荷重わたみを示す。曲線Aでは、屈曲点を超えると荷重が低下(変動)する。これは隔壁が荷重により屈曲することによるものであるが、この屈曲させるための荷重は使用者にとっては不快感を与える原因になる。これに対して曲線Bでは荷重は屈曲点を超えても荷重はなだらかに上昇し、荷重の低下は起こらない。
図4は、傾斜隔壁と水平隔壁の硬度をショアA11、ショアA16、ショアA27と変えた場合の荷重たわみ曲線である。硬度を変えることで、荷重たわみ曲線を変えることが可能になる。いずれの硬度においても荷重は屈曲点を超えてもなだらかに上昇し、荷重の低下は起こらない。
図5は、本発明の図1の弾性体クッション1の変形例で、空洞4を水平方向に三角形状の半個分ずらして2段で構成した弾性体クッション10である。図1と同一の部品、同一の機能を成す部位は同一の符号を用いて説明する。空洞4を水平方向に三角形状を半個分ずらして2段設けた以外は弾性体1と同一の構成である。
図6は、構造に違いによる力の伝わり方を模式的に示したもので、(a)は弾性体クッション1の場合、(b)は弾性体クッション10の場合、である。
(a)では荷重Pが傾斜隔壁2の軸力となり、水平隔壁3のa部に軸力が作用する。これに対して(b)では荷重Pがそれぞれの傾斜隔壁2の軸力となるため、水平隔壁のb部には軸力は作用しない。その結果、(a)の弾性体クッション1の水平隔壁3は荷重方向に変形する。
図7は、構造の違いによる荷重たわみ曲線である。弾性体クッション10は荷重Pがそれぞれの傾斜隔壁2の軸力となるため、弾性体クッション1と比較して、屈曲点の荷重が大きくなる。したがって弾性クッション1よりも硬い特性となる。
本発明では、傾斜隔壁2は荷重方向に対して斜めに設けられるため、従来の隔壁が並行な場合に比べて軸力を大きくすることができる。よって、傾斜隔壁2を屈曲するために必要な軸力は小さくなり、また屈曲点を超えても荷重の低下(変動)が発生したいため、使用者に不快感を与えることがない。また、三角形状の空洞4を有し、荷重に対して傾斜隔壁2、水平隔壁3が屈曲変形するため、局所的に圧力が集中するのを防ぐことのできる。
また、硬度の異なるエラスティックポリマー材料を用いて一体で成形することにより、傾斜隔壁2と水平隔壁3は、材料硬度が調整可能であり、使用者の体格に合わせて自在に荷重によるたわみを調整することができる。
また、空洞4は荷重方向に直列に設けることで、柔らかい特性の弾性体クッション1が得られる。
また、空洞4を水平方向に三角形状を半個分ずらして設けることで、硬い特性の弾性体クッション10が得られる。
本実施例では、弾性体クッション1、10は2段の構成であったが、3段以上であってもよい。また、傾斜隔壁2と水平隔壁3の辺の長さと厚さは、適宜変更可能である。
本発明の弾性体クッションの斜視図である。 傾斜隔壁に作用する軸力を模式的に示した説明図である。 荷重たわみ曲線である。 傾斜隔壁と水平隔壁の硬度を変えた場合の荷重たわみ曲線である。 本発明の変形例の弾性体クッションの斜視図である。 構造に違いによる力の伝わり方を模式的に示した説明図である。 構造の違いによる荷重たわみ曲線である。
符号の説明
1 弾性体クッション
2 傾斜隔壁
3 水平隔壁
4 空洞
10 弾性体クッション

Claims (4)

  1. 荷重方向に対して斜めに設けられる傾斜隔壁と、
    前記傾斜隔壁と一体で形成される水平方向に設けられる水平隔壁と、
    前記傾斜隔壁と前記水平隔壁とで形成される三角形状の空洞と、を備え、
    前記空洞は荷重方向に複数段で構成された弾性体クッション。
  2. 前記傾斜隔壁と水平隔壁は、ショアA10〜50の硬度のエラスティックポリマー材料で一体で成形される、ことを特徴とする請求項1に記載の弾性体クッション。
  3. 前記空洞は、荷重方向に直列に複数段設けられる、ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の弾性体クッション。
  4. 前記空洞は、水平方向に前記三角形状を半個分ずらして複数段設けられる、ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の弾性体クッション。
JP2008253553A 2008-09-30 2008-09-30 弾性体クッション Pending JP2010082126A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253553A JP2010082126A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 弾性体クッション

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008253553A JP2010082126A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 弾性体クッション

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010082126A true JP2010082126A (ja) 2010-04-15

Family

ID=42246680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008253553A Pending JP2010082126A (ja) 2008-09-30 2008-09-30 弾性体クッション

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010082126A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54114315U (ja) * 1978-01-31 1979-08-11
JPH11501229A (ja) * 1995-01-05 1999-02-02 キャスケイド デザインズ インコーポレイテッド 膨張フォーム製品およびその形成方法
JP2005087239A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Medeiko Intermedia:Kk マットレス
WO2005115201A1 (es) * 2004-05-26 2005-12-08 Antonio Serrano Martinez Colchon ergonomico de poliuretano y procedimiento de obtencion del mismo

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54114315U (ja) * 1978-01-31 1979-08-11
JPH11501229A (ja) * 1995-01-05 1999-02-02 キャスケイド デザインズ インコーポレイテッド 膨張フォーム製品およびその形成方法
JP2005087239A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Medeiko Intermedia:Kk マットレス
WO2005115201A1 (es) * 2004-05-26 2005-12-08 Antonio Serrano Martinez Colchon ergonomico de poliuretano y procedimiento de obtencion del mismo

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007046277A1 (ja) 強化構造を備えた靴底
JP2015516592A5 (ja)
WO2015186731A1 (ja) 椅子の背凭れ、及び、椅子
JP2009534601A (ja) 静圧プロファイルレールガイド
CA3053856C (en) Mattress
EP3305586A1 (en) Seat pad and seat pad production device
JP2022513605A (ja) 3dプリント構造
JP2022513070A (ja) 3dプリント構造
JP2022513069A (ja) 3dプリント構造
JP2010082126A (ja) 弾性体クッション
CN107614319A (zh) 座垫
CN107614321A (zh) 座垫
CN107614320B (zh) 座垫
JP6161648B2 (ja) 重ね合わせ複合内装部品
JP2012110436A (ja) クッション体
JP6165799B2 (ja) クッション材
KR20160107928A (ko) 매트리스
JP2010184085A (ja) 車両用シートパッド
JP2010047229A (ja) 車両用シート
JP2010000166A (ja) 椅子の背凭れ部材
JP2005168592A (ja) 竹枕
JP6364397B2 (ja) マットレス
JP2006233697A (ja) プレキャストコンクリート板
JP2012110437A (ja) クッション体
US20210236879A1 (en) Foot training device and foot training method

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130910