JP2005168592A - 竹枕 - Google Patents

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【課題】
使用者の頭部を載せる竹簀部分の撓みを、使用者の使用感を向上させる上で、また耐久性を向上させる上で適度なものとして、これらの特性に優れた竹枕を提供する。
【解決手段】
竹枕Pは、所要間隔で配してある側部材1、それらを連結して間隔を固定する連結部材2、及び各側部材1間に架け渡して設けてある竹簀3により構成されている。各側部材1は本質的に変形しない強度と剛性を有し、底辺部10は直線状に形成され、上辺部11は曲線状に形成されている。各側部材1の内側面13には上辺部11の曲線部形状にほぼ沿うように固着用孔14が所要間隔で多数設けてある。各側部材1は内側面13を向かい合わせにし、連結部材2、2によって連結されている。各側部材1の上部間には多数の簀構成部材30により構成される竹簀3が設けられている。各簀構成部材30は両端部を各側部材1の各固着用孔14に差し込んで固着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、竹枕に関するものである。更に詳しくは、使用者の頭部を載せる竹簀部分の撓みを、使用者の使用感を向上させる上で、また耐久性を向上させる上で適度なものとした、これらの特性に優れた枕に関する。
安楽で十分な睡眠をとるためには、枕は重要な要素のひとつである。枕の硬さや形状あるいは材質が使用者に合わないと、使用者は睡眠中に無意識に大きなストレスを感じて安眠できなくなる。
安眠のための枕は、古来より様々なものが提案されてきたが、使用者の頭部との接触部分の通気性と撓み性に優れている竹簀を使用した枕も広く使用されている。このような竹簀を使用した枕としては、例えば特許文献1、2に記載されたものがある。
特許文献1記載の枕は、左右に配した側面板の周縁間に、細長い竹で形成した竹簀を全周にわたり固着して形成したものである。
また、特許文献2記載の枕は、基台と、その両端側に設けられ内側へ倒すことができる側板と、側板間に架設できる竹簀を備えており、竹簀は、基板の両端側に設けられており側板の外周部を囲むようにして保持できるベルトに両端部が固定してあるものである。
特開平6−154067号公報
特開2001−54456号公報
上記特許文献1、2記載の枕は、上記したように使用者の頭部との接触部分の通気性と撓み性には優れているが、次のような問題があり、使用感や耐久性において十分とはいえなかった。
すなわち、まず特許文献1記載の枕は、左右に配した側面板の間隔は竹簀だけで維持されており、両側板は比較的容易に内側へ倒れる構造である。このため、枕の使用時に竹簀部分に使用者の頭部が載って荷重がかかると、両側板は内側へ倒れて竹簀は大きく下に撓み、頭部が沈んで竹簀が頭部の両側に盛り上がって、頭部を包み込むような、またはまとわりつくような状態になり、使用者にとって鬱陶しく、使用感に劣っていた。
特許文献2記載の枕は、竹簀の両端部が固定してあるベルト自体は、それぞれ側板に一部が固着してあるだけで、全体が固着されているわけではない。このため、枕の使用時に竹簀部分に使用者の頭部が載って荷重がかかると、両ベルトの固定されていない部分は容易に内側へ引かれ、竹簀は大きく下に撓んで頭部が沈んでしまい、上記特許文献1記載の枕と同様に使用者にとって鬱陶しく、使用感に劣っていた。
更に、上記のように、両枕は使用時における竹簀の変形量が大きいために、撓み性にもへたりがきやすく、耐久性が十分ではなかった。
また、両枕に使用されている竹は天然物であるので、竹の種類、使用部位等の違いによる部材の個体差が大きい。しかも、両枕のような構造では、竹簀部材の撓み量がいたずらに大きくなりやすいという極めて大きな不安定要素があるために、同様の材料を使用し同様の工程でつくったとしても、使用感や耐久性において安定した品質が得にくい問題があった。
(本発明の目的)
本発明は、竹簀を使用した枕において、使用者の頭部を載せる竹簀部分の撓みを、使用者の使用感を向上させる上で適度なものとし、これにより使用感に優れた竹枕を提供することを目的とする。
また、本発明は、竹簀を使用した枕において、使用者の頭部を載せる竹簀部分の撓みを、耐久性を向上させる上で適度なものとし、これにより耐久性に優れた竹枕を提供することを目的とする。
更には、天然物である竹を使用し、たとえ使用する部品の個体差が大きくても、構造的な特性によって、使用感や耐久性において安定した品質が得られる竹枕を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
所要間隔で少なくとも二箇所に配され本質的に変形しない側部材を有し、各側部材は連結部材で連結されて間隔が固定されており、
各側部材間には竹簀が設けてあり、竹簀を構成する複数の簀構成部材は、その両端部が各側部材に固着してあることを特徴とする、竹枕である。
第2の発明にあっては、
簀構成部材は、その幅方向に谷部を挟んで両側に山部が構成されるよう起伏させて配されていることを特徴とする、第1の発明に係る竹枕である。
第3の発明にあっては、
各側部材の間隔、簀構成部材の幅及び厚さは、簀構成部材の長手方向の中央部での撓み量が5〜20mmの範囲となるよう構成してあることを特徴とする、
第1または第2の発明に係る竹枕である。
第4の発明にあっては、
各側部材の間隔が350〜550mm、簀構成部材の幅が5〜15mm、簀構成部材の厚さが1〜3mmに設定されていることを特徴とする、
第3の発明に係る竹枕である。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「本質的に変形しない」とは、例えば目に見えるほどの大きな変形はしない強度、剛性を有しているが、若干の変形はするという意味を含むものであり、厳密な意味で全く変形しないというものではない。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「竹簀」の用語は、竹で形成された細い棒状または板状のものが、幅方向に所要間隔を持って複数または多数設けられている構造体を表すものとして使用している。
竹簀を構成する細板状の簀構成部材は、竹の素材特有の曲がりは多少あっても、本質的に真っ直ぐに形成されたものを使用するのが好ましい。
また、簀構成部材を側部材に固定する手段は、特に限定されるものではなく、例えば接着剤による接着、ネジや釘による固着等、各種公知手段が採用できる。
簀構成部材が設けられる幅方向の間隔(隙間)は特に限定するものではなく、例えば簀構成部材の間隔が狭すぎて使用者の皮膚や頭髪を噛んでしまったり、あるいは逆に間隔が広すぎて頭部の重さを支えるための強度が不足していたりすることがなければ、適宜設定が可能である。
竹簀の簀構成部材に使用する竹の種類は特に限定するものではなく、例えばマダケ、モウソウチク等、各種の竹が使用できる。
(作用)
本発明に係る竹枕は、竹簀を構成する簀構成部材が、間隔が固定された各側部材間に両端部を側部材に固着して取り付けてある。簀構成部材は、固着される際に伸張(引っ張り)方向または圧縮方向の応力を生じないようにしてあり、外力が作用しない状態では本質的に応力を生じていない状態にある。
そして、竹簀に使用者の頭部が載って各簀構成部材に荷重がかかると、簀構成部材が撓み変形しようとし、長手方向に伸張方向の応力が作用する。しかし、各簀構成部材は、端部が各側部材に固着されており、なおかつ間隔が固定された各側部材は本質的に変形しないので、簀構成部材は、それ自体の長手方向の僅かな伸び、更にはもともと有していた僅かな曲がりや寸法誤差、あるいは側部材のごく僅かな変形等の相乗作用によってのみ撓み変形するに止まる。
これによる簀構成部材の撓み変形量は、例えば使用者が枕が硬いとは感じにくい限度で比較的小さなもので、使用者の頭部の沈み込みはそれ程大きくはなく、従来型のように、竹簀が頭部の両側に盛り上がって、頭部を包み込むような、またはまとわりつくような状態になることもなく、開放感があり、使用感にも優れている。
また、使用者の頭部を載せる通常の使用において、簀構成部材の撓みが比較的少なく、変形量も小さいので、長期の使用においても撓み性のへたりが生じにくくなり、これにより耐久性にも優れる。
更には、簀構成部材の撓み量が、従来の竹枕のようにいたずらに大きくなることがないようになっているので、撓み量に大きな差が出るというような不安定要素による品質への影響を緩和できることになり、例えば使用する竹製の部品の個体差が大きくても、使用感や耐久性において竹枕の品質を安定させることができる。
簀構成部材が、その幅方向に谷部を挟んで両側に山部が構成されるよう起伏させて配されているものは、使用時において、谷部に使用者の頭部の丸み部分が位置し、谷部と連続する一方側の山部に使用者の首部分が沿うように位置するので、頭部の座りが安定する。
なお、本発明に係る枕の通常の使用において、簀構成部材の長手方向の中央部での撓み量が5mmに満たないと、反発が強すぎて使用者が枕が硬すぎると感じる傾向にあり、使用感が悪くなる。
また、簀構成部材の長手方向の中央部での撓み量が20mmを超えると、反発が弱すぎて使用者が枕が柔らかすぎると感じる傾向にあり、また頭部が沈み込むことにより上記したような鬱陶しさを感じ、使用感が悪くなる。
(a)本発明に係る竹枕は、使用時の簀構成部材の撓み変形量は、使用者が枕が硬いとは感じにくい限度で比較的小さなものであり、使用者の頭部の沈み込みはそれ程大きくはない。従って、従来型のように、竹簀が頭部の両側に盛り上がって、頭部を包み込むような、またはまとわりつくような状態になることもなく、開放感があり、使用感にも優れる。
(b)本発明に係る竹枕は、使用者の頭部を載せる通常の使用において簀構成部材の撓みが比較的少なものであり、変形量も小さいので、長期の使用においても撓み性のへたりが生じにくくなり、耐久性にも優れる。
(c)簀構成部材の撓み量が、従来の竹枕のようにいたずらに大きくなることがないようになっているので、撓み量に大きな差が出るというような不安定要素による品質への影響を緩和できることになり、例えば使用する竹製の部品の個体差が大きくても、使用感や耐久性において安定した品質の竹枕を得ることができる。
(d)簀構成部材が、その幅方向に谷部を挟んで両側に山部が構成されるよう起伏させて配されているものは、使用時において、谷部に使用者の頭部の丸み部分が位置し、谷部と連続する一方側の山部に使用者の首部分が沿うように位置するので、頭部の座りが安定する。これにより、竹枕は使用感に優れ、使用者は使いやすい。
本発明を図に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る竹枕の一実施の形態を示す上方から見た斜視図、
図2は竹枕を下方から見た斜視図、
図3は竹枕の中央縦断面図、
図4は簀構成部材の撓み変形量を示す説明図である。
竹枕Pは、所要間隔で二箇所に対向して配してある側部材1、1、それらを連結して間隔を固定する連結部材2、2、及び両側部材1、1間に架け渡して設けてある竹簀3により構成されている。
側部材1、1は所要の厚みを有する木製の板状体であり、通常の取り扱いでは本質的に変形しない強度と剛性を有している。側部材1、1は、互いに厚み方向に対称となる構造を有しているので、構造の詳細は一方の側部材1についてのみ説明する。
側部材1は、載置面となる底辺部10が直線状に形成されており、竹簀3の取付部となる上辺部11は二箇所に凸部112、113を有し、その間に凹部111を有する曲線状に形成されている。底辺部10には、全長にわたり、発泡合成樹脂製の滑り止めシート12が張り付けてある。
上辺部11は、全長にわたり角部が丸められており、使用時の安全性を高めた構造となっている。側部材1の内側面13のうち、上辺部11よりやや内側には、上辺部11の長手方向のほぼ全長にわたり、かつ曲線部形状にほぼ沿うように、固着用孔14が所要間隔で多数設けてある。固着用孔14は、後述する簀構成部材の長手方向端部を差し込んで固着するためのものであり、側部材1の外側面15側へは貫通していない。
側部材1、1は、固着用孔14が設けられている内側面13を向かい合わせにして、底辺部10寄りで互いに平行な連結部材2、2によって、互いに平行となるよう連結されている。なお、側部材1、1は平行でなく相互に傾斜するようにしてもよい。
連結部材2、2は、木製の角材で形成されており、連結部材2、2と両側部材1、1の固着は、いわゆるほぞ継ぎと接着剤によるものであるが、連結部材2、2の端部を加工せずにそのまま孔に差し込んで接着剤で固着する構造とすることもできる。また、連結部材2、2は、通常の使用では本質的に変形しない十分な強度、剛性を有している。
側部材1、1の上部間には、竹簀3が設けられている。竹簀3は、マダケ(真竹)製の多数の簀構成部材30により構成されている。各簀構成部材30は所要長さの細板状に形成され、十分に乾燥させてあり、表面には透明な塗装を施している。
各簀構成部材30は、少なくとも自身の重さによる撓みによって生じる応力以外の応力(例えば、伸張方向の応力または強制的な曲げによる圧縮方向の応力等)を本質的に生じないようにして、その両端部を両側部材1、1の各固着用孔14に差し込み、接着剤により固着して取り付けられている。
各簀構成部材30の間には、ほぼ等幅の隙間31が形成されており、簀構成部材30は、その幅方向に谷部32を挟んで両側に山部33、34が構成されるよう起伏させて配されている。
なお、本実施の形態に係る竹枕Pの主要各部の寸法は次のとおりである。
側部材1の底辺部10の長さは345mmであり、高い方の凸部112の高さが100mm、低い方の凸部113の高さが84mm、それらの間の凹部111の高さが80mmである。連結部材2の太さは、縦横共に14mm、側部材1の厚さは18mmである。側部材1、1の間隔(簀構成部材30の長さにほぼ相当)は465mmであり、簀構成部材30の幅は8mm、簀構成部材30の厚さは2mmである。そして、通常の使用において、簀構成部材30の長手方向の中央部での撓み量が約15mmとなるよう設定してある。
これら各部の寸法はあくまでも一例であり、適宜設定が可能である。
(作用)
図5は竹枕の使用状態を示す説明図である。
図1ないし図5を参照して、竹枕Pの作用を説明する。
竹枕Pは、図5に示すように、竹簀3の低い側の山部34が使用者Mの首側に位置するようにして使用する。これにより、使用者Mの後頭部は竹簀3の谷部32に位置し、頭部の座りまたは収まりが安定する。
また、竹枕Pは、竹簀3を構成する簀構成部材30が、間隔が固定された両側部材1、1間に両端部を側部材1、1の各固着用孔14に固着して取り付けてある。各簀構成部材30は、固着される際に、上記したように伸張方向または圧縮方向の応力を生じないようにしてあり、自身の重さによる応力は除いて外力が作用しない状態では本質的に応力を生じていない状態にある。
そして、竹簀3に使用者Mの頭部が載って各簀構成部材30に所要の荷重がかかると、簀構成部材30が撓み変形しようとし、長手方向に伸張方向の応力が作用する。しかし、各簀構成部材30は、端部が各側部材1、1に固着されており、なおかつ間隔が固定された両側部材1、1は本質的に変形しないので、簀構成部材30は、それ自体の長手方向の僅かな伸び、更にはもともと有していた僅かな曲がりや寸法誤差、あるいは各側部材1、1のごく僅かな変形等の相乗作用によってのみ、僅かに撓み変形するに止まる。
これによる簀構成部材30の撓み変形量bは、上記したように比較的小さなもので、約15mmとなるよう設定されている。すなわち、使用者Mの頭部の沈み込みはそれ程大きくはなく、従来型とは相違して、竹簀3が頭部の両側に盛り上がって、頭部を包み込むような、またはまとわりつくような状態になることもなく、開放感があり、使用感にも優れる。
また、使用者Mの頭部を載せる通常の使用において、簀構成部材30の撓みが比較的少なく、変形量も小さいので、長期の使用においても撓み性のへたりが生じにくくなり、耐久性にも優れる。
更には、簀構成部材30の撓み量が、上記したようにいたずらに大きくなることがない構造となっているので、撓み量が大きくなったり小さくなってしまうというような不安定要素による品質への影響を緩和できることになり、例えば使用する竹製の部品の個体差が大きくても、竹枕を使用感や耐久性において安定した品質でつくることができる。
(使用試験)
本実施の形態に係る竹枕Pの有用性を確認するために、比較例を複数作成し、実際に使用して各使用者の使用感によって評価した。試験を行った使用者は5人であり、内男性3人、女性2人であった。
本発明に係る竹枕として、上記した竹枕Pの他に二点を作成した。P2は、竹枕Pより各簀構成部材30の厚さをより厚く形成して、撓み変形量bを約5mmとした。P3は、両側部材1の厚さを薄く形成して変形しやすくして、撓み変形量bを約20mmとした。竹枕P2、P3は、Pと共に本発明を構成するものである。
更に、比較例として二点を作成した。P1は、P2と同様に各簀構成部材30の厚さを更に厚く形成して、撓み変形量bを約2mmとした。P4は、P3と同様に両側部材1の厚さを更に薄く形成し、撓み変形量bを約30mmとした。
そして、各使用者M1、M2、M3、M4、M5共、図5に示すような使い方で竹枕P1、P2、P、P3、P4の五種類について、間に五分間の休憩を入れながら各々10分間連続して使用し、各自の使用感によって評価した。
なお、評価は、A=適度な硬さで使いやすい、B=硬すぎて使いにくい、C=軟らかすぎて使いにくい、の三種類とした。この試験結果を表1に示す。
Figure 2005168592
(考察)
表1からわかるように、本発明に係る、撓み変形量bを5〜20mmに設定した竹枕P、P2、P3については、使用者M4を除く(P3に対する評価)大半の使用者が、適度な硬さで使いやすいと評価した。
また、撓み変形量bを2mmに設定したP1については、適度な硬さで使いやすいと評価した使用者M3を除く大半の使用者が、硬すぎて使いにくいと評価した。
更に、撓み変形量bを30mmに設定したP4については、適度な硬さで使いやすいと評価した使用者M3を除く大半の使用者が、軟らかすぎて使いにくいと評価した。
すなわち、上記結果から、本発明に係る竹枕P、P2、P3のように、竹簀3を構成する簀構成部材30の撓み変形量bを5〜20mmに設定することにより、一般に使いやすく使用感に優れた竹枕が提供できることがわかった。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまで説明上のものであって限定的なものではなく、上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。また、本発明は図示されている実施の形態に限定されるものではなく、技術思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る竹枕の一実施の形態を示す上方から見た斜視図。 竹枕を下方から見た斜視図。 竹枕の中央縦断面図。 簀構成部材の撓み変形量を示す説明図。 竹枕の使用状態を示す説明図。
符号の説明
P 竹枕
1 側部材
10 底辺部
11 上辺部
111 凹部
112、113 凸部
12 滑り止めシート
13 内側面
14 固着用孔
15 外側面
2 連結部材
3 竹簀
30 簀構成部材
31 隙間
32 谷部
33、34 山部

Claims (4)

  1. 所要間隔で少なくとも二箇所に配され本質的に変形しない側部材(1,1)を有し、各側部材(1,1)は連結部材(2)で連結されて間隔が固定されており、
    各側部材(1,1)間には竹簀(3)が設けてあり、竹簀(3)を構成する複数の簀構成部材(30)は、その両端部が各側部材(1,1)に固着してあることを特徴とする、
    竹枕。
  2. 簀構成部材(30)は、その幅方向に谷部(32)を挟んで両側に山部(33,34)が構成されるよう起伏させて配されていることを特徴とする、
    請求項1記載の竹枕。
  3. 各側部材(1,1)の間隔、簀構成部材(30)の幅及び厚さは、簀構成部材(30)の長手方向の中央部での撓み量(b)が5〜20mmの範囲となるよう構成してあることを特徴とする、
    請求項1または2記載の竹枕。
  4. 各側部材(1,1)の間隔が350〜550mm、簀構成部材(30)の幅が5〜15mm、簀構成部材(30)の厚さが1〜3mmに設定されていることを特徴とする、
    請求項3記載の竹枕。
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