JP2010082085A - 靴底洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】靴底洗浄装置において洗浄効果を向上することのできる技術を提供する。
【解決手段】洗浄水を貯留する水槽9と、水槽9の上部に設けられ、靴を載せられるグレーチング6と、グレーチング6の下方で設けられ、グレーチング6の開口部から上方にブラシ4が突出可能に水平軸を中心に揺動可能に支持されるブラシ板5と、ブラシ板5を揺動可能とする駆動部と、水槽9の縁を跨ぐアーム体10を有する。アーム体10の一端部は水槽9内でブラシ板5と固定され、アーム体10の他端部は水槽9外で水平軸たる支点ピン12に支持され、アーム体10は支点ピン12を中心に揺動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、靴底洗浄装置に関し、特に、洗浄水を含ませたブラシを揺動させて靴底の汚れを取り除く靴底洗浄装置に適用して有効な技術に関する。
例えば、食品製造工場などの食品を調理、加工する現場においては、無菌環境で製品製造や調理を行うために様々な衛生管理がなされている。このため、入室時に室外で汚染した入室者の靴底の汚れを取り除くことも重要事項の一つであり、衛生管理された部屋への入室の際には、その入り口に設置されたマットや靴底清掃装置によって、靴底の汚れが取り除かれている。
靴底清掃装置に関しては、特開2004−24623号公報(特許文献1)に、ブラシ板が水平方向に保持されたまま往復揺動すると共に上下動を行うため、そのブラシ板に設けられたブラシが靴底の溝に入り込むことによって洗浄する靴底洗浄装置が開示されている。
また、特許第3543033号(特許文献2)に、靴底の汚れを効率よく取り除くため、水平に振動するブラシ板により洗浄液に浸漬した靴底をこすりながら洗浄する靴底洗浄装置が開示されている。
特開2004−24623号公報 特許第3543033号
前記特許文献1、2で開示された靴底洗浄装置のように、ブラシ板に設けられたブラシによって靴底を洗浄する場合、靴底洗浄装置の洗浄回数が多くなると、ブラシが摩耗してブラシの長さが短くなり、あるいはブラシが寝てきてしまう。これにより、靴底の溝へのブラシの毛が十分に入り込まなくなり、洗浄効果が低下してしまう。したがって、ブラシを用いた靴底洗浄装置においてはブラシを交換する必要が生じる。
また、前記特許文献1、2で開示された靴底洗浄装置では、人間が靴を履いた状態でブラシ板の上方に設けられたグレーチング(あるいはスノコ)を足置き部にして、ブラシが動くことによって靴底の汚れが取り除かれる。グレーチングは人間が安定して立つことを考慮した場合、ある程度の面積を確保する必要がある。このため、ブラシ板全体の面積もグレーチングと同程度とする必要がある。グレーチングと同程度の大きさのブラシ板の場合、その面内におけるブラシの摩耗にムラが生じ、ブラシ板のある領域では洗浄効果を有するのにも拘わらず、全体として洗浄効果を維持するためブラシ板を取り替える必要が生じる。したがって、ブラシ板全体の寿命が短いものとなってしまう。
本発明の目的は、靴底洗浄装置において洗浄効果を向上することのできる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明における靴底洗浄装置は、洗浄水を貯留する水槽と、前記水槽の上部に設けられ、靴を載せられる網目体と、前記網目体の下方で設けられ、前記網目体の開口部から上方に繊維体が突出可能に水平軸を中心に揺動可能に支持されるブラシ板と、前記ブラシ板を揺動可能とする駆動部とを有することを特徴とする。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
本発明によれば、前記ブラシ板が水平軸を中心に傾いて揺動するので、洗浄効果を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する場合がある。また、以下の実施の形態では、特に必要なときを除き、同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
まず、本実施の形態における靴底洗浄装置1の構成について図面を参照して説明する。図1は靴底洗浄装置1を模式的に示す斜視図である。なお、複数のブラシ4が占有する領域が洗浄部であり、靴が配置されたときに洗浄することができる面(洗浄面)である。
靴底洗浄装置1は、筐体2と、収納カバー3a、3bと、表面に複数のブラシ(繊維体)4が形成された平面矩形状のブラシ板5と、洗浄の際、靴を履いた人間の足(靴)が載せられる網目体であるグレーチング6および人間が掴むことのできる手摺り7とを有している。筐体2は平面矩形状で四辺を外枠で囲まれているものである。また、収納カバー3a、3bはモータ20、揺動体16などの駆動部を収納するために設けられているものである。この駆動部はブラシ板5を揺動可能とするものである。また、手摺り7はコの字状となっており、その両端部が、筐体2の端部側で接続されている。この手摺り7は、例えば接続された筐体2の端部を支点として洗浄部側に倒すことによって収納することができる。このように手摺り7を収納することで靴底洗浄装置1はコンパクトになり持ち運びが容易となる。また、ブラシ板5はグレーチング6の下方で設けられ、グレーチング6の開口部から上方にブラシ4が突出可能に水平軸を中心に揺動可能に支持されている。さらに、この手摺り7にはスイッチ8が設けられており、スイッチ8は洗浄を開始するためのスタートボタン8a、停止するためのストップボタン8bを有している。
この筐体2の内部では、5つのブラシ板5およびその上方にグレーチング6が設けられている。ブラシ板5の表面(人間の足が配置される側の面)では、複数のブラシ4がグレーチング6の開口部(マス)から突出するように形成されている。人間が靴を履いた状態でブラシ板5の上方に設けられたグレーチング6を足置き部にして、ブラシ4が動くことによって靴底の汚れが取り除かれる。グレーチング6は人間が安定して立つことを考慮した場合、ある程度の面積を確保する必要がある。このため、本実施の形態では、5つのブラシ板5の全体の面積とグレーチング6の面積とは同程度となるようにしている。
図2は本実施の形態における靴底洗浄装置1の要部を模式的に示す斜視図であり、ブラシ板5の周辺の内部構造が示されている。図3は図2に示す内部構造の平面図であり、図4は図3のA−A線における側面図、図5は図3のB−B線における側面図である。なお、図2では、説明を解りやすくするために、5つあるブラシ板5のうち1つを取り除いている状態を示している。また、図4および図5では、図1で示した筐体2も併せて示している。
靴底洗浄装置1の内部では、平面矩形状で四辺を外枠で囲まれた水槽9が筐体2内に例えばネジによって固定されている。この水槽9は靴底の汚れを有効に取り除くために洗浄水を貯留することができるものである。グリーチング6はこの水槽9の上部に設けられている。また、筐体2内であって、水槽9の外に配置されて支持体11が例えばネジによって固定されている。この支持体11はアーム体10を支持することができるものである。
水槽9内には平面矩形状の5つのブラシ板5がそれぞれ短手方向に端部を揃えて、所定の間隔で配設されている。本実施の形態では、グレーチング6の開口部にブラシ板5に形成されているブラシ4が位置するようにしている。すなわち、本実施の形態では、平面矩形状の複数のブラシ板5を所定の間隔で平行に配設し、ブラシ板5の表面に形成されたブラシ4によって面で靴底を洗浄するものである。このため、例えば、回転ブラシのように接点で靴底を洗浄する靴底洗浄装置と比較して洗浄効果が高い。
このように水槽9内には平面矩形状のブラシ板5が5つ収納されている。そのブラシ板5の長手方向で対向する両端部には、アーム体10が固定されている。すなわちアーム体10はブラシ板5を保持する。このアーム体10は水槽9の縁を跨ぐようなコの字状の形状となっており、水槽9の内部にはアーム体10の一端部が位置され、水槽9の外部にはアーム体10の他端部が位置する。アーム体10は、コの字状の部材10aと、矩形状の部材10bとからなり、部材10aと部材10bとは固定ネジ14によって接続されている。すなわちネジ(固定ネジ14)によって部材10aと部材10bとは固定される関係となり、アーム体10全体で水槽9の縁を跨ぐような形状となっている。このため、アーム体10は水槽9を貫通することなく、ブラシ板5を可動(揺動)することができる。このアーム体10は駆動部を構成する揺動体16によって揺動される。
ブラシ板5の長手方向の端部と、水槽9の内部に配置されるアーム体10の一端部とは、固定ネジ15によって接続されている(図5参照)。すなわちネジ(固定ネジ15)によってブラシ板5とアーム体10とは固定される関係となる。本実施の形態では、水槽9の内に、水槽9の底面とブラシ板5の裏面が対向して位置している。
一方、アーム体10の他端部は、筐体2に固定された支持体11に支点ピン12によって接続されている(図4参照)。すなわちピン(支点ピン12)によって支持体11とアーム体10とは回動する関係となる。このためアーム体10の他端部は水槽9外で水平軸たる支点ピン12に支持され、アーム体10は支点ピン12を中心に揺動する。
また、水槽9の外部のアーム体10(部材10bの中間部となる)では揺動体16と駆動ピン13によって接続されている。すなわちピン(駆動ピン13)によってアーム体10と揺動体16とは回動する関係となる。揺動体16は、矩形状の部材16aと、矩形状の部材(クランクアーム)16bとからなり、部材16aと部材16bとは駆動ピン13によって接続されている。すなわちピン(駆動ピン13)によって部材16aと部材16bとは回動する関係となる。
このような構成により、本実施の形態では、アーム体10(部材10b)の他端部と接続された支持体11を支点としてアーム体10が揺動する。これにより、アーム体10の一端部と固定されたブラシ板5の端部を支点とし、そのブラシ板5の両側がシーソーのように交互に上下して、すなわち靴底にブラシ4が強弱をつけて当たるので、靴底洗浄装置において洗浄効果を向上することができる。
また、本実施の形態では、ブラシ板5の両側が交互に上下するので、例えば同一方向に回転する回転ブラシや、単にブラシが上下動する場合と比較して、ブラシ4が寝る方向が一方向にならないので、靴底洗浄装置1のブラシ板5の取り替えコストを低減することができる。
また、本実施の形態では、アーム体10の一端部とブラシ板5とはネジで接続されており、アーム体10の他端部と支持体11とはピンで接続されており、アーム体10の中間部と揺動体16とはピンで接続されているので、ブラシ板5の取り外しが容易である。このように、5つのブラシ板5はそれぞれが交換可能である。
また、本実施の形態では、ブラシ板5を複数有しており、その複数のブラシ板5のそれぞれを保持するアーム体10も複数ある。さらに、アーム体10は揺動体16によって連結されている。これにより、靴底の汚れを取り除くために複数のブラシ板5を連動して揺動することができる。
例えば、特許文献1の図2に記載されているように、一体型のブラシ板5を用いて靴底を洗浄することができる。しかしながら、洗浄回数が多くなると、ブラシが摩耗してブラシの長さが短くなり、あるいはブラシが寝てきてしまう。これにより、靴底の溝へのブラシの毛が十分に入り込まなくなり、洗浄効果が低下してしまう。洗浄面を単一のブラシ板で確保する場合、その面内におけるブラシの摩耗にムラが生じ、ブラシ板のある領域では洗浄効果を有するのにも拘わらず、全体として洗浄効果を維持するためブラシ板を取り替える必要が生じる。したがって、ブラシ板全体の寿命が短いものとなってしまう。
しかしながら、本実施の形態では、複数のブラシ板5で洗浄面を構成しているので、あるブラシ板5が摩耗により洗浄効果が低下した場合、そのブラシ板5だけを摩耗していない新しいブラシ板5と取り替えれば良い。これにより、靴底洗浄装置1のブラシ板5の取り替えコストを低減することができる。
また、本実施の形態では、靴底洗浄装置1の内部で、筐体2に固定されている水槽9の上部に配置された水位調整部21aを有するオーバーフロー管21が設けられている。また、水槽9の底部には手動バルブ23によって水槽9に貯留されている洗浄水を排出する排出管22が設けられている。また、水槽9の中部には手動バルブ25によって水槽9に洗浄水を給水する給水管24が設けられている。
靴底洗浄装置1の内部では、さらに、モータ20が筐体2に例えばネジによって固定されている。このモータ20の回転部20aと、揺動体16の一端部とは駆動ピン17によって接続されている。すなわちピン(駆動ピン17)によってモータ20(回転部20a)と揺動体16とは回動する関係となる。駆動ピン17はモータ20の回転軸の軸心から偏心した位置に設けられている。これら回転部20a、駆動ピン17、部材16bによってクランク機構を有する駆動部を構成する。平行に配設された5つのブラシ板5は揺動体16によって連結されているので、クランク機構を介して駆動部は連結された5つのブラシ板5を一斉に揺動する。
複数のブラシ4は、例えば、所定の長さに切断された多数のナイロン糸が密集したものが列を揃えてブラシ板5に植え付けられている。ブラシ板5の上方に位置してグレーチング6が水槽9に固定されるようになっている。グレーチング6は、格子状に形成されており、その開口部にはブラシ板5のブラシ4が突出して配置されるようになっている。
水槽9内には、洗浄水(例えば、水)が貯留することができる。水槽9内に貯留された洗浄水の水面は、グレーチング6の上面よりわずかに下がった位置(水位)となるように、給水された洗浄水がオーバーフローすることによって調整している。すなわち、常に所定の水位を確保することができる。水面をこの所定の水位としておくと、ブラシ板5のブラシ4が洗浄水に浸漬した状態になり、ブラシ4が靴底を洗浄する際に洗浄水が靴底に十分供給されて洗浄効果を向上することができる。洗浄水には水の他に、汚れに適した洗剤や殺菌剤を加えた洗浄水を用いることで、洗浄効果をより向上することができる。
次に、複数のブラシ4を有するブラシ板5の動作について図面を参照して説明する。図6は複数のブラシ4を有するブラシ板5の動作を説明するための図であり、(a)、(b)、(c)、(d)はその順で一連のブラシ板5の動作を示している。また、図7は靴30の底を洗浄する動作を説明するための図であり、(a)、(b)、(c)はその順で一連の洗浄動作を示している。また、図8はブラシ板5の動作によって、ブラシ4と水面との関係を説明するための図であり、(a)、(b)、(c)はそれぞれ図7の(a)、(b)、(c)に対応している。
靴30を洗浄するには、靴30をグレーチング6上に載せた後、スイッチ8(図1参照)のスタートボタン8aを投入してモータ20を回転させる。モータ20が回転すると、クランク機構を介して揺動体16が回転に同期して往復揺動を行うようになる。この往復揺動に従動してアーム体10は往復揺動するが、アーム体10の端部が支持体11に軸支されているため、アーム体10は支点ピン12を中心に弧を描くように往復揺動する。なお、図4にもモータ20の回転方向と、揺動体16が往復揺動する状態(波線で示す)、アーム体10が弧を描くように往復揺動する状態(波線で示す)が示されている。
往復揺動するアーム体10の端部(支持体11と接続されている端部とは反対の端部)はブラシ板5の短手の中心部で固定されている。このため、ブラシ板5はアーム体10の往復揺動に従動して、支点ピン12を中心に弧を描くように往復揺動する。例えば、図7および図8に示すように、ブラシ4を有するブラシ板5が図面の左右方向に傾くように運動する。すなわち、支点ピン12を支点としてその両側がシーソーのように交互に上下に揺動する。
このブラシ板5の弧を描くような往復揺動によって、靴30の底(靴底)がブラシ4で擦られて汚れが取り除かれる。例えば、ブラシが単に上下方向に動いて靴底に当たる場合や、回転ブラシのように一方向に動いて靴底に当たる場合と比較して、本実施の形態では、靴底にブラシ4が左右方向に弧を描くように往復して当たるので、ブラシ4が寝る、倒れるなどの摩耗を抑制することができる。このため、靴底洗浄装置1では、ブラシ4の摩耗を抑制して、洗浄効果を向上することができる。
また、本実施の形態では、ブラシ板5が最大に傾いたときに(図8(a)、(c)参照)、洗浄水内にブラシ4の先端部が水面より下となる(すなわち浸漬する)ように水槽9の水位を調整している。すなわち、ブラシ板5が水平軸を中心に揺動して傾いた際、低位側のブラシ4が洗浄水中に浸漬される。このため、ブラシ板5の往復揺動によってブラシ4が水面上に現れたとき、ブラシ4は洗浄水を十分に含んで靴底を有効に洗浄することができる。また、ブラシ板5の往復揺動によって、ブラシ4が水面下に沈んだとき、靴底の汚染物が付着したブラシ4の汚れを洗浄水で有効に洗い落とすことができる。また、ブラシ4を有するブラシ板5の往復揺動によって、水面を波立たせることができるので、靴底に洗浄水を有効に当てることができる。このように、本実施の形態における靴底洗浄装置1は、洗浄水を有効に利用して洗浄効果を向上することができる。
次に、靴底洗浄装置1を用いて靴底を洗浄する方法について図面を参照して説明する。図9は本実施の形態における靴底洗浄装置1による靴底を洗浄する方法を示すフロー図である。
まず、給水管24の給水バルブ(手動バルブ25)を手動で開いて、水槽9に洗浄水を入れる(ステップS10)。次いで、水槽9に洗浄水を入れ続け、オーバーフロー管21により排水する(ステップS20)。オーバーフローによる排水は水位調整部21aによって所定の水位となるように調整される。次いで、給水バルブ(手動バルブ25)を手動で閉めて、給水管24から洗浄水の給水を停止する(ステップS30)。
続いて、人間が洗浄部(グレーチング6)に乗り(ステップS40)、スタートボタン8aを手動でオンとして(ステップS50)、洗浄をスタートする(ステップS60)。洗浄時間はタイマーで設定している。このため、自動でタイムアウトすれば(ステップS70)、洗浄はストップする(ステップS80)。あるいは、人間がストップボタン8bをオンさせて(ステップS71)、洗浄をストップしても良い(ステップS80)。また、収納カバー3a、3bが開くような非常時の場合(ステップS72)、洗浄をストップさせる(ステップS80)。なお、繰り返しあるいは再洗浄(ステップS60に戻る)を行うことも可能である。
続いて、靴底の汚れが取り除かれた後、洗浄部から降りる(ステップS90)。その後、次の人が洗浄を行うことも可能である。次いで、排水管22の排水バルブ(手動バルブ23)を手動で開いて、水槽9から洗浄水を排出し(ステップS100)、排水バルブを閉める(ステップS110)。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態では、ブラシ板に高さを同程度としたブラシを形成した場合について説明したが、長さが不均一なブラシを用いた場合においても適用することができる。この場合、例えば隣接するブラシ板の間に靴が配置されたときに有効である。隣接するブラシ板の間にはブラシが配置されていないが、本発明の靴底洗浄装置のブラシを有するブラシ板が弧を描くように往復揺動し、ブラシ板が傾いたときに靴底にブラシが届くからである。
また、例えば、前記実施の形態では、靴底洗浄装置で人間の足置き部としてグレーチング(格子状の溝蓋)を用いた場合について説明したが、網目状の溝蓋を用いた場合においても適用することができる。
また、例えば、人間がグレーチングに乗ったことを例えば光で検知する検知器を設けても良い。
本発明は、靴底洗浄装置に関し、特に、ブラシを揺動させて靴底の汚れを取り除く靴底洗浄装置に幅広く利用されるものである。本発明における靴底洗浄装置は、汚れ、埃、汚染物質などを排除する必要がある食品製造工場、工事現場、半導体製造工場、スポーツ施設に用いることができる。
本発明の実施の形態における靴底洗浄装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示す靴底洗浄装置の要部を模式的に示す斜視図であり、ブラシ板の周辺の内部構造が示されている。 図2に示す内部構造の平面図である。 図3のA−A線における側面図である。 図3のB−B線における側面図である。 複数のブラシを有するブラシ板の動作を説明するための図であり、(a)、(b)、(c)、(d)はその順で一連のブラシ板の動作を示している。 靴底の洗浄動作を説明するための図である。 ブラシ板の動作によって、ブラシと水面との関係を説明するための図であり、(a)、(b)、(c)はそれぞれ図7の(a)、(b)、(c)に対応している。 本発明の実施の形態における靴底洗浄装置による靴底を洗浄する方法を示すフロー図である。
符号の説明
1 靴底洗浄装置
2 筐体
3a、3b 収納カバー
4 ブラシ(繊維体)
5 ブラシ板
6 グレーチング(網目体)
7 手摺り
8 スイッチ
8a スタートボタン
8b ストップボタン
9 水槽
10 アーム体
10a、10b 部材
11 支持体
12 支点ピン
13 駆動ピン
14 固定ネジ
15 固定ネジ
16 揺動体
16a、16b 部材
17 駆動ピン
20 モータ
20a 回転部
21 オーバーフロー管
21a 水位調整部
22 排出管
23 手動バルブ
24 給水管
25 手動バルブ
30 靴

Claims (6)

  1. 洗浄水を貯留する水槽と、
    前記水槽の上部に設けられ、靴を載せられる網目体と、
    前記網目体の下方で設けられ、前記網目体の開口部から上方に繊維体が突出可能に水平軸を中心に揺動可能に支持されるブラシ板と、
    前記ブラシ板を揺動可能とする駆動部とを有することを特徴とする靴底洗浄装置。
  2. 請求項1記載の靴底洗浄装置において、
    前記水槽の縁を跨ぐアーム体を有し、
    前記アーム体の一端部は前記水槽内で前記ブラシ板と固定され、
    前記アーム体の他端部は前記水槽外で水平軸たる支点ピンに支持され、
    前記アーム体は前記支点ピンを中心に揺動することを特徴とする靴底洗浄装置。
  3. 請求項1または2記載の靴底洗浄装置において、
    前記ブラシ板を複数有しており、
    前記複数のブラシ板が平行に配設されており、
    前記駆動部は前記複数のブラシ板を揺動することを特徴とする靴底洗浄装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の靴底洗浄装置において、
    前記ブラシ板が水平軸を中心に揺動して傾いた際、低位側の前記繊維体が前記洗浄水中に浸漬されることを特徴とする靴底洗浄装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の靴底洗浄装置において、
    前記ブラシ板が交換可能であることを特徴とする靴底洗浄装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の靴底洗浄装置において、
    前記駆動部はクランク機構を有しており、
    前記クランク機構を介して前記ブラシ板が揺動することを特徴とする靴底洗浄装置。
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