JP2010082008A - 血糖値情報処理装置、血糖値情報処理方法及び血糖値情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、時間帯区分ごとの正確な血糖値及び血糖値情報を提供する。
【解決手段】本発明は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時を取得し、当該測定日時に基づいて血糖値を複数の時間帯区分に区分し、当該時間帯区分及び測定日付を軸とする血糖値一覧表271の任意の血糖値が選択決定されたことを認識すると時間帯区分変更ポップアップメニュー300を表示し、左ボタン304又は右ボタン305が選択されると、選択している血糖値を1つ前又は1つ後の時間帯区分へ移動させることにより、従来と比してより正確な時間帯区分の血糖値及び血糖値情報を提供することができる。
【選択図】図29
【解決手段】本発明は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時を取得し、当該測定日時に基づいて血糖値を複数の時間帯区分に区分し、当該時間帯区分及び測定日付を軸とする血糖値一覧表271の任意の血糖値が選択決定されたことを認識すると時間帯区分変更ポップアップメニュー300を表示し、左ボタン304又は右ボタン305が選択されると、選択している血糖値を1つ前又は1つ後の時間帯区分へ移動させることにより、従来と比してより正確な時間帯区分の血糖値及び血糖値情報を提供することができる。
【選択図】図29
Description
本発明は、血糖値情報処理装置、血糖値情報処理方法及び血糖値情報処理プログラムに関し、例えば外部の血糖値測定器で定期的に測定された血糖値の推移をグラフ化して提供する場合に適用して好適なものである。
現在、糖尿病患者は全国で約600万人ともいわれ、その内、通院患者は約200万人であり、残りは潜在患者であると報告されている。このような糖尿病患者に対する療法としては、食事療法、運動療法、薬物療法、インスリン療法等があり、どの療法が施される場合においても、患者ごとの日々の血糖値管理が極めて重要である。
しかしながら患者は、血糖値測定器を使用して自身の血糖値を定期的に測定している場合であっても、血糖値の時間的な推移や、血糖値の最大値、最小値、平均値等の血糖値情報を把握するのは容易ではない。特に多くの患者は、測定された血糖値の変化に一喜一憂するのみで、それが自分の生活習慣、食事量や時間帯等とどのように関連しているかを正確に理解できているとは限らない。
また、糖尿病専門の医師が全国に約1万人いるのに対し、糖尿病患者は上述したように約600万人であり、一人の医者が600人の患者を診なければならず、更に今後、糖尿病患者が増える傾向であることを考えると、患者自身が定期的に測定している血糖値を容易に管理し、またその血糖値の時間的な推移や血糖値情報を医師が容易に扱え、かつ適切に診断できるような血糖値情報処理装置が望まれている。
このような血糖値情報処理装置のなかには、血糖値測定器により測定された血糖値と当該血糖値が測定された測定日時とを取得し、当該測定日時に基づいて「朝食前」、「朝食後」、「昼食前」、「昼食後」、「夕食前」、「夕食後」、「就寝前」及び「深夜」等の時間帯区分のいずれかに当該血糖値を区分するようになされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
これにより、この血糖値情報処理装置は、血糖値及び当該血糖値に基づく血糖値情報を時間帯区分ごとに統計的に医師等に提供することができると共に、血糖値及び当該血糖値に基づく血糖値情報を測定日時に基づく時系列に沿ってグラフ表示することにより、その傾向を容易に把握させることができる。
特開2000−60803公報
ところで上述した血糖値情報処理装置においては、上述したいずれかの時間帯区分に血糖値を区分する際、測定日時に基づいて区分するので、実際の食事時間が設定された時間と異なる場合、その血糖値を適切に区分することができず、従って時間帯区分ごとの正確な血糖値及び血糖値情報を提供することができないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、時間帯区分ごとの正確な血糖値及び血糖値情報を提供し得る血糖値情報処理装置、血糖値情報処理方法及び血糖値情報処理プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、外部の血糖値測定装置により測定された単数又は複数の血糖値及び当該単数又は複数の血糖値が測定された測定日時を取得し、血糖値を測定日時に基づいて所定時間帯幅を持つ複数の時間帯区分に区分し、測定日時に基づく測定日付と複数の時間帯区分とを軸として血糖値を一覧表示し、そのなかから特定の血糖値が選択されると、当該特定の血糖値の時間帯区分を前後に移動させるための前ボタン及び後ボタンが設けられたポップアップメニューを表示部に対して表示させ、前ボタンが選択されると、特定の血糖値を隣接する前の時間帯区分に変更し、後ボタンが選択されると、特定の血糖値を隣接する後の時間帯区分に変更するようにした。
これにより、一覧表示した血糖値の中から任意の血糖値を選択させるとポップアップメニューを表示し、当該ポップアップメニューの前ボタン又は後ボタンを選択させるだけで任意の血糖値の時間帯区分を変更することができる。
本発明によれば、一覧表示した血糖値の中から任意の血糖値を選択させるとポップアップメニューを表示し、当該ポップアップメニューの前ボタン又は後ボタンを選択させるだけで任意の血糖値の時間帯区分を変更することができ、かくして従来と比してより正確な血糖値及び血糖値情報を提供することができる。
以下に、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)血糖値情報処理システムの構成
図1に示すように、1は全体として本発明の一実施の形態としての血糖値情報処理システムを示し、血糖値情報処理装置2、プリンタ3、及び血糖値測定ユニット4が設けられている。
図1に示すように、1は全体として本発明の一実施の形態としての血糖値情報処理システムを示し、血糖値情報処理装置2、プリンタ3、及び血糖値測定ユニット4が設けられている。
血糖値情報処理装置2は、例えばパーソナルコンピュータでなり、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブルを介してプリンタ3と接続され、またRS232Cケーブルにより接続された光通信モジュール(図示せず)を介して血糖値測定ユニット4と光通信し得るようになされている。
血糖値測定ユニット4は、患者により血糖値を測定させる血糖値測定器5と、血糖値情報処理装置2及びプリンタ3と通信する通信モジュール6とが設けられている。
血糖値測定器5は、その先端に設けられた取り替え式の測定用チップ7により患者の血液を採取し、当該採取した血液と測定用チップ7に封入された試薬とを反応させ、その反応させた血液の色を光学的に読み取ることにより血液に含まれるグルコース濃度を測定し、その結果として血糖値を得る。
また血糖値測定器5は、その内部に時計機能を有し、例えば初期設定時にユーザにより入力された日付及び時刻を基に時間をカウントするようになされており、測定した血糖値を測定日時と共に測定データとして自身の内部に設けられた例えば不揮発性メモリに記憶する。
ここで血糖値は、食事の前後、時間帯及び生活習慣などにより変化するので、その変化を把握するために、患者は、例えば朝食前、朝食後、昼食前、昼食後、夕食前、夕食後、就寝前及び深夜と1日に複数回の血糖値測定を血糖値測定器5を用いて行う。
そこで血糖値測定器5は、例えば150件分の測定データを記憶し得るようになされているため、例えば患者が1日4回測定する場合、約36日分の測定データを記憶し得るようになされている。
ところで血糖値測定器5は、通信モジュール6の光通信送受信部9Aと対向する位置に光通信送受信部(図示せず)が設けられており、当該通信モジュール6と光通信し得るようになされている。
通信モジュール6は、血糖値測定器5が載置された状態で、光通信ボタン8Aがユーザによって押下操作されると、血糖値測定器5のメモリに記憶された測定データを光通信送受信部を介して当該血糖値測定器5に送信させ、光通信送受信部9Aを介して測定データを光通信により受信するようになされている。
そして通信モジュール6は、血糖値測定器5から受信した測定データを光通信送受信部9Bを介して血糖値情報処理装置2へ送信する。
また通信モジュール6は、血糖値測定器5が載置された状態で、印刷ボタン8Bがユーザによって押下操作されると、光通信ボタン8Aが押下操作された場合と同様に、血糖値測定器5から測定データを受信する。
そして通信モジュール6は、所定のケーブル(図示せず)を介して接続されたプリンタ3に測定データを送信することにより、プリンタ3によって測定データの血糖値及び測定日時をその測定日時が古い順に印刷し得るようになされている。
(2)血糖値情報処理装置の回路構成
血糖値情報処理装置2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ハードディスクドライブ14、LCD(Liquid Crystal Display)等でなる表示部15、マウス及びキーボード等でなる操作部16、外部接続インターフェース部17及び時間をカウントする時計部18がバス19を介して接続されている。
血糖値情報処理装置2は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ハードディスクドライブ14、LCD(Liquid Crystal Display)等でなる表示部15、マウス及びキーボード等でなる操作部16、外部接続インターフェース部17及び時間をカウントする時計部18がバス19を介して接続されている。
この血糖値情報処理装置2は、CPU11がROM12に格納された基本プログラムを読み出してRAM13に展開し、当該基本プログラムに従って全体を統括制御すると共に、ROM12又はハードディスクドライブ14に格納された各種アプリケーションプログラムをRAM13に展開し、当該各種アプリケーションプログラムに従って各種処理を実行するようになされている。
血糖値情報処理装置2は、外部接続インターフェース17に接続されたRS232Cケーブルを介して光通信モジュール(図示せず)と接続され、また当該外部接続インターフェース17に接続されたUSBケーブルを介してプリンタ3(図1)と接続されている。
従って血糖値情報処理装置2は、通信モジュール6の光通信ボタン8Aがユーザによって押下操作され、血糖値測定器5から測定データが通信モジュール6を介して送信されると、外部接続インターフェース17を介して受信し、ハードディスクドライブ14に保存するようになされている。
このとき血糖値情報処理装置2は、多数の血糖値測定器5から測定データを受信することが想定されているため、例えばハードディスクドライブ14に設けられた患者名にそれぞれ対応付けられたフォルダに測定データを記憶するようになされている。
(3)血糖値情報処理
CPU11は、ユーザ(この場合、例えば医師)の操作部16に対する操作に応じて、血糖値情報処理プログラムが選択されると、当該血糖値情報処理プログラムをハードディスクドライブ14から読み出してRAM13に展開し、血糖値情報処理プログラムに従って血糖値情報処理を実行する。
CPU11は、ユーザ(この場合、例えば医師)の操作部16に対する操作に応じて、血糖値情報処理プログラムが選択されると、当該血糖値情報処理プログラムをハードディスクドライブ14から読み出してRAM13に展開し、血糖値情報処理プログラムに従って血糖値情報処理を実行する。
CPU11は、血糖値情報処理を実行すると、図3に示すように、スタート画面20を表示部15に表示する。スタート画面20は、例えば2種類の異なるタイプの血糖値測定器5から測定データを送信させる送信方法を案内する血糖値測定器送信案内イラスト21及び22と、医師にログインさせるログインボタン23とが表示されている。
CPU11は、医師の操作部16に対する操作によりスタート画面20のログインボタン23が例えばカーソル(図示せず)によって選択されると、図4に示すように、医師に対してログインを要求するログイン画面30を表示部15に表示する。このログイン画面30は、利用者名及びパスワードを入力させる利用者名入力欄31及びパスワード入力欄32と、ログインを行わせるログインボタン33と、ログインを中止させるキャンセルボタン34とが表示されている。
CPU11は、医師の操作部16に対する操作によりログイン画面30の利用者名入力欄31及びパスワード入力欄32に利用者名及びパスワードが入力されてログインボタン33が選択されると、予め登録された利用者名及びパスワードと一致するか否かを判断し、一致した場合、図5に示すように、患者検索画面40を表示部15に表示する。
患者検索画面40は、例えばハードディスクドライブ14に予め登録された患者データベースから特定の患者を検索させるモード(以下、これを検索モードと呼ぶ)を選択させる患者検索ボタン41と、患者データベースに新規の患者を登録させるモード(以下、これを登録モードと呼ぶ)を選択させる患者登録ボタン42と、モード別表示領域43とが設けられている。この患者データベースには、患者の氏名、カナ、性別及び患者ID等がそれぞれ関連付けられて登録されている。
CPU11は、患者検索画面40を表示部15に表示する際、デフォルトとして患者検索アイコン41が選択されており、患者氏名及び患者IDを入力させる患者氏名入力欄44及び患者ID入力欄45と、検索を実行する検索ボタン46と、検索結果をリスト表示する患者リスト表示欄47と、印刷ボタン48と、グラフ表示ボタン49とをモード別表示領域43に表示する。
そしてCPU11は、医師の操作部16に対する操作により患者氏名入力欄44及び患者ID入力欄45に患者氏名及び患者IDの少なくとも一方が入力されて検索ボタン46が選択される。
このときCPU11は、ハードディスクドライブ14に保存された患者データベースから患者氏名入力欄44及び患者ID入力欄45に入力された患者氏名及び患者IDを検索し、一致した患者氏名又は患者IDを検出した場合、図6に示すように、患者データベースから一致した患者の氏名、カナ、性別及び患者IDを読み出して患者項目47aとして患者リスト表示欄47に表示する。
CPU11は、患者リスト表示欄47に患者項目47aを表示している状態で、印刷ボタン48が医師の操作部16に対する操作に応じて選択されると、当該患者リスト表示欄47を外部接続インターフェース部17を介してプリンタ3(図1)に印刷させるようになされている。
因みにCPU11は、患者検索画面40の患者登録アイコン42が操作部16を介して選択されると、登録モードを実行し、患者を新規に登録させ得るようになされている。
ところでCPU11は、患者リスト表示欄47の患者項目47aが操作部16を介して選択された後、グラフボタン49が選択されると、選択された患者項目47aの患者名に対応するフォルダに記憶された測定データをハードディスクドライブ14から読み出す。
そしてCPU11は、読み出した測定データの血糖値を、当該血糖値の測定日時と図7に示すような時間帯区分テーブル60とを比較することにより、時間帯区分テーブル60における時間帯区分のいずれかに区分する。
ここで時間帯区分テーブル60では、例えば時間帯区分が「朝食前」、「朝食後」、「昼食前」、「昼食後」、「夕食前」、「夕食後」、「就寝前」及び「深夜」の8つに区分されている。
また時間帯区分リスト60は、設定入力時刻を操作部16を介して入力させておくことにより、時間帯区分「朝食前」が測定時刻「03:00〜07:00」に対応し、時間帯区分「朝食後」が測定時刻「7:00〜10:00」に対応し、時間帯区分「昼食前」が測定時刻「10:00〜12:00」に対応し、時間帯区分「昼食後」が測定時刻「12:00〜15:00」に対応し、時間帯区分「夕食前」が測定時刻「15:00〜18:00」に対応し、時間帯区分「夕食後」が測定時刻「18:00〜21:00」に対応し、時間帯区分「就寝前」が測定時刻「21:00〜24:00」に対応し、時間帯区分「深夜」が測定時刻「24:00〜03:00」に対応する。
従ってCPU11は、ハードディスクドライブ14から読み出した測定データの測定日時に基づく測定時刻が例えば「06:30」であった場合には当該測定データの血糖値を時間帯区分「朝食前」に区分し、測定データの測定時刻が例えば「14:20」であった場合には当該測定データの血糖値を時間帯区分「昼食後」に区分するようになされている。
このようにしてCPU11は、患者項目47aの患者名に対応するフォルダに記憶された測定データをハードディスクドライブ14から読み出すと、読み出した全ての測定データの血糖値をいずれかの時間帯区分に区分する。
そしてCPU11は、測定データの血糖値及び測定日時と区分した時間帯区分とを関連付けた血糖値データベースを生成し、当該血糖値データベースを例えばハードディスクドライブ14の患者名に対応するフォルダに記憶した後、図8に示すようなグラフ表示画面70を表示部15に表示する。
このグラフ表示画面70は、実行できるメニュー項目が表示されたメニューバー71、患者情報等を表示する患者情報欄72、スタンバイモードに移行するスタンバイボタン73、ログオフするためのログオフボタン74、グラフの種類を選択する複数のボタンを表示するグラフ種類選択ボタン表示領域75、グラフタイプ選択ボタン表示領域76、及びグラフを表示するグラフ表示領域77とが設けられている。
患者情報欄72には、選択されている患者の氏名及び患者IDが患者氏名表示欄72A及び患者ID表示欄72Bにそれぞれ表示され、当該患者ID表示欄72Bの右側に患者詳細ボタン72C、新規ボタン72D及び検索ボタン72Eが設けられている。
CPU11は、患者情報欄72の患者詳細ボタン72Cが操作部16を介して選択されると、患者の詳細情報を表示する。
またCPU11は、患者情報欄72の新規ボタン72Dが操作部16を介して選択されると、新規の患者を登録させ得るようになされている。
さらにCPU11は、患者情報欄72の患者検索ボタン72Eが操作部16を介して選択されると、患者検索画面(図5)を表示し、再び患者を検索させ得るようになされている。
グラフ種類選択ボタン表示領域75には、トレンドボタン75A、期間平均ボタン75B、24hトレンドボタン75C、割合ボタン75D、Myグラフボタン75E及び血糖値ノートボタン75Fが設けられ、いずれか1つが選択されるようになされており、デフォルトではトレンドボタン75Aが選択されている。
グラフタイプ選択ボタン表示領域76には、グラフ種類選択ボタン表示領域75のトレンドボタン75A、期間平均ボタン75B、24hトレンドボタン75C、割合ボタン75D及びMyグラフボタン75Eにそれぞれ対応するグラフタイプを選択させるためのボタンが複数個表示されるようになされており、トレンドボタン75Aが選択されている場合には全時間ボタン76A及び時間帯別ボタン76Bが表示される。因みにデフォルトでは全時間ボタン76Aが選択されている。
グラフ表示領域77には、グラフ種類選択ボタン表示領域75で選択されたボタン(トレンドボタン75A、期間平均ボタン75B、24hトレンドボタン75C、割合ボタン75D、Myグラフボタン75E及び血糖値ノートボタン75Fのいずれか)、及びグラフタイプ選択ボタン表示領域76で選択されたボタン(この場合、全時間ボタン76A又は時間帯別ボタン76B)に対応したグラフ及びそのグラフに関連した各種情報等が表示されるようになされている。
このグラフ表示領域77には、トレンドボタン75A及び全時間ボタン76Aが選択されているとき、折れ線グラフ81が表示されると共に、期間情報表示領域82、血糖値情報表示領域83、時間帯区分選択チェックボックス84、凡例表示領域85、比較ボタン86及び印刷ボタン87が設けられている。
ここで時間帯区分選択チェックボックス84では、「朝前」が時間帯区分「朝食前」に対応し、「朝後」が時間帯区分「朝食後」に対応し、「昼前」が時間帯区分「昼食前」に対応し、「昼後」が時間帯区分「昼食後」に対応し、「夜前」が時間帯区分「夕食前」に対応し、「夜後」が時間帯区分「夕食後」に対応し、「寝前」が時間帯区分「就寝前」に対応し、「深夜」が時間帯区分「深夜」に対応する。
CPU11は、時計部18から取得した現在の日付を基準として、期間情報表示領域82の範囲選択メニュー82Aに表示された「1ヶ月」の範囲に対応する日付を開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示する。この範囲選択メニュー82Aは、範囲を医師に選択させ得るようにプルダウンメニューでなり、例えば「1ヶ月」、「2ヶ月」、「3ヶ月」及び「6ヶ月」を選択させ得るようになされており、デフォルトとして「1ヶ月」を選択表示している。
これと共にCPU11は、ハードディスクドライブ14から患者氏名表示欄72Aに表示された患者氏名に対応する血糖値データベースを読み出し、測定日時に基づいて開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された開始日付から終了日付までの範囲で、かつ時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、[夕食後]及び「深夜」)の血糖値だけを血糖値データベースから抽出する。
そしてCPU11は、抽出した血糖値を時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルでプロットし、互いに前後するシンボル同士を直線で結ぶようにして折れ線グラフ81を生成する。
ここで折れ線グラフ81は、横軸が日付とされ、縦軸が血糖値(mg/dl)とされる。また折れ線グラフ81は、血糖値に応じて複数の領域に分割されており、例えば、血糖値が0〜59[mg/dl]の低血糖とされる領域を例えば緑色の低血糖領域81A、血糖値が60〜109[mg/dl]の正常とされる領域を例えば白色の正常領域81B、血糖値が110〜125[mg/dl]の正常と高血糖との間の領域を例えば黄色の擬陽性領域81C、及び血糖値が126〜400[mg/dl]の高血糖とされる領域を例えばピンク色の高血糖領域81Dとする。
また折れ線グラフ81では、低血糖領域81A、正常領域81B、擬陽性領域81C及び高血糖領域81Dのそれぞれの境界付近の配色を一方の色から他方の色へ徐々に変化させる所謂グラデーション表示になされている。
さらに折れ線グラフ81では、プロットされた血糖値が凡例表示領域85に示されているように0〜59[mg/dl]及び126[mg/dl]以上であった場合、そのプロットされた血糖値のシンボルを強調表示させることにより、医師に容易に目視確認させ得るようになされている。
またCPU11は、血糖値データベースから抽出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数を算出し、当該平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数をそれぞれ血糖値情報表示領域83の平均値表示欄83A、標準偏差値表示欄83B、最大値表示欄83C、最小値表示欄83D及び測定回数表示欄83Eに表示する。
ところで折れ線グラフ81には、その下方に基準(この場合、基準日)を移動させるためのスライドバー88が設けられている。
CPU11は、図9に示すように、スライドバー88が操作部16を介して移動操作された場合、基準日をスライドバー88の移動量に応じて遡るようになされており、その遡った基準日までの1か月分の血糖値だけを再び血糖値データベースから抽出し、その血糖値を時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルで折れ線グラフ81にプロットし直すようになされている。
このときCPU11は、遡った基準日を終了日付表示欄82Cに表示すると共に、開始日付表示欄82Bに基準日より1ヶ月前の日付を表示する。またCPU11は、血糖値データベースから抽出し直した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数を再度算出し、当該平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数をそれぞれ血糖値情報表示領域83の平均値表示欄83A、標準偏差値表示欄83B、最大値表示欄83C、最小値表示欄83D及び測定回数表示欄83Eに表示する。
このようにして血糖値情報処理装置2は、スライドバー88が移動操作されると、折れ線グラフ81にプロットされる範囲を固定したまま、日付だけを変更し得るようになされている。
因みにCPU11は、グラフ情報表示領域82における範囲選択メニュー82Aの例えば「3ヶ月」が操作部16を介して選択されると、折れ線グラフ81の横軸を1か月分から3か月分に変更し、3か月分の血糖値を時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルで折れ線グラフ81にプロットする。
ところでCPU11は、グラフ表示画面70の比較ボタン86が操作部16を介して選択されると、図8との対応部分に同一符号を付した図10に示すように、グラフ表示領域77に期間情報表示領域82、血糖値情報表示領域83、時間帯区分選択チェックボックス84、凡例表示領域85、折れ線グラフ81を縦方向に縮小した折れ線グラフ91、折れ線グラフ92、比較期間情報表示領域93、比較血糖値情報表示領域94、比較解除ボタン95及び印刷ボタン87が設けられたグラフ表示画面90を表示部15に表示するようになされている。
具体的には、CPU11は、比較期間表示領域93の期間選択メニュー93Aに範囲選択メニュー82Aと同一である「1ヶ月」を表示し、開始日付表示欄82Bに表示された開始日付の直前の「1ヶ月」の範囲に相当する比較開始日付及び比較終了日付をそれぞれ比較開始日付表示欄93B及び比較終了日付表示欄93Cに表示する。
またCPU11は、ハードディスクドライブ14から読み出した血糖値データベースから、測定日時に基づいて比較開始日付表示欄93B及び比較終了日付表示欄93Cに表示された比較開始日付から比較終了日付までの血糖値を抽出し、さらに時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、[夕食後]及び「深夜」)の血糖値だけを時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルでプロットし、互いに前後するシンボル同士を直線で結ぶようにして折れ線グラフ92を生成する。
そしてCPU11は、折れ線グラフ91及び92を上下に並べるようにしてグラフ表示領域77に表示するようになされている。
またCPU11は、折れ線グラフ92にプロットした血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数を算出し、当該平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数をそれぞれ比較グラフ情報表示領域94の平均値表示欄94A、標準偏差値表示欄94B、最大値表示欄94C、最小値表示欄94D及び測定回数表示欄94Eに表示する。
またCPU11は、折れ線グラフ91の下方に設けられたスライドバー96が操作部16を介して移動操作された場合、基準日をスライドバー96の移動量に応じて遡るようになされており、その遡った基準日までの1か月分の血糖値だけを時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルで折れ線グラフ91にプロットし直すと共に、折れ線グラフ92についても全時間折れ線グラフ91と同様の日数分だけ遡るようにしてプロットし直すようになされている。
さらにCPU11は、折れ線グラフ92の下方に設けられたスライドバー97が操作部16を介して移動操作された場合でも、基準日をスライドバー97の移動量に応じて遡るようになされており、その遡った基準日までの1か月分の血糖値だけを時系列に沿って時間帯区分ごとのシンボルで折れ線グラフ92にプロットし直すと共に、折れ線グラフ91についても折れ線グラフ92と同様の日数分だけ遡るようにしてプロットし直すようになされている。
またCPU11は、グラフ表示画面90の比較解除ボタン95が操作部16を介して選択操作されると、グラフ表示画面70(図8)を再び表示部15に表示するようになされている。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフタイプ選択ボタン表示領域76の時間帯別ボタン76Bが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図11に示すように、グラフ表示領域77に折れ線グラフ101が表示されたグラフ表示画面100を表示部15に表示する。
このときCPU11は、ハードディスクドライブ14から読み出した血糖値データベースから、測定日時に基づいて開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された開始日付から終了日付までの血糖値を抽出し、さらに時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値だけを時間帯区分のシンボル毎に直線で結ぶようにしてプロットしてグラフ表示画面100を生成する。
またCPU11は、折れ線グラフ101の下方に設けられたスライドバー88が医師の操作部16を介して移動操作された場合、基準日をスライドバー88の移動量に応じて遡るようになされており、その遡った基準日までの1か月分の血糖値だけを時間帯区分のシンボル毎に直線で結ぶようにして折れ線グラフ101上にプロットし直すようになされている。
さらにCPU11は、グラフ表示画面100の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に折れ線グラフ101を縦方向に縮小表示すると共に、折れ線グラフ101と同一の範囲でかつ直前の期間の折れ線グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフ種類選択ボタン表示領域75の期間平均ボタン75Bが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図12に示すように、グラフ表示画面110を表示部15に表示する。
このグラフ表示画面110では、グラフタイプ選択ボタン表示領域76に月平均ボタン76C及び週平均ボタン76Dが表示され、グラフ表示領域77に期間情報表示領域82、血糖値情報表示領域83、時間帯区分選択チェックボックス84、凡例表示領域85、平均グラフ111、血糖値情報テーブル112及び付加チェックボックス欄113が設けられている。この場合、範囲選択メニュー82Aは、例えば「12ヶ月」、「24ヶ月」及び「36ヶ月」を選択させるようになされており、デフォルトとして「12ヶ月」を選択表示している。
CPU11は、グラフ表示画面110を表示部15に表示する際、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時を基に月ごとに抽出する。
そしてCPU11は、抽出した月ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖(0〜59[mg/dl])の回数をそれぞれ算出する。
またCPU11は、算出した12か月分の平均値及び標準偏差値をそれぞれ横線及び縦バーにより示した平均グラフ111をグラフ表示領域77に表示すると共に、算出した月ごとの血糖値の平均値、標準偏差値(SD)、最大値、最小値、データ数(N数)、低血糖の回数を血糖値情報テーブル112に表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面110の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ111を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ111と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面110における付加チェックボックス欄113のSD折れ線表示ボタンチェックボックスAが操作部16を介して選択操作されると、図12との対応部分に同一符号を付した図13に示すように、平均グラフ111を縦方向に縮小した平均グラフ121と血糖値情報テーブル112との間に月ごとの標準偏差値を直線で結んだ標準偏差折れ線グラフ122が表示されたグラフ表示画面120を表示する。
またCPU11は、グラフ表示画面110における付加チェックボックス欄113の参考検査値チェックボックス113Bが操作部16を介して選択操作されると、例えば予め患者データベース等に登録された月ごとのHbA1c値などを折れ線グラフとして表示し得るようになされている。
因みにCPU11は、グラフ表示画面120の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ111及び標準偏差折れ線グラフ122を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ111及び標準偏差折れ線グラフ122と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ及び標準偏差折れ線グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面110(図12)におけるグラフタイプ選択ボタン表示領域76の週平均ボタン76Dが操作部16を介して選択操作されると、図12との対応部分に同一符号を付した図14に示すようなグラフ表示画面130を表示部15に表示する。
この場合、グラフ表示画面130では、範囲選択メニュー82Aが例えば「12週間」、「24週間」及び「36週間」を選択させ得るようになされており、デフォルトとして「12週間」を選択表示している。
CPU11は、グラフ表示画面130を表示部15に表示する際、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時を基に週ごとに抽出する。
そしてCPU11は、抽出した週ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖(0〜59[mg/dl])の回数をそれぞれ算出する。
またCPU11は、算出した12週間分の平均値及び標準偏差値をそれぞれ横線及び縦バーにより示した平均グラフ131をグラフ表示領域77に表示すると共に、算出した週ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖の回数を血糖値情報テーブル132に表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面130の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ131を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ131と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面130における付加チェックボックス欄113のSD折れ線表示チェックボックス113Aが操作部16を介して選択操作されると、図14との対応部分に同一符号を付した図15に示すように、平均グラフ131を縦方向に縮小した平均グラフ141と血糖値情報テーブル132との間に週ごとの標準偏差値を直線で結んだ標準偏差折れ線グラフ142が表示されたグラフ表示画面140を表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面140の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ141及び標準偏差折れ線グラフ142を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ141及び標準偏差折れ線グラフ142と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ及び標準偏差折れ線グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフ種類選択ボタン表示領域75の24hトレンドボタン75Cが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図16に示すように、グラフ表示画面150を表示部15に表示する。
このグラフ表示画面150では、グラフタイプ選択ボタン表示領域76に全時間ボタン76A及び時間帯別ボタン76Bが表示され、グラフ表示領域77に期間情報表示領域82、血糖値情報表示領域83、凡例表示領域85、比較ボタン86、印刷ボタン87、平均グラフ151、血糖値情報テーブル152、チェックボックス欄153が設けられている。
このグラフ表示画面150では、範囲選択メニュー82Aが例えば「1ヶ月」、「2ヶ月」、「3ヶ月」及び「6ヶ月」を選択させ得るようになされており、デフォルトとして「1ヶ月」を選択表示している。
またチェックボックス欄153には、SD棒表示チェックボックス153A、平均値チェックボックス153B及びプロットチェックボックス153Cが設けられており、デフォルトとして平均値チェックボックス153Bがチェックされている。
CPU11は、グラフ表示画面150を表示部15に表示する際、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時を基に1時間ごとに抽出し、当該抽出した1時間ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖の回数をそれぞれ算出する。
そしてCPU11は、算出した1時間ごとの平均値及び標準偏差値をそれぞれ横線及び縦バーにより示した平均グラフ151をグラフ表示領域77に表示すると共に、算出した1時間ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖の回数を血糖値情報テーブル152に表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面150の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ15
1を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ151と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
1を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ151と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面150におけるチェックボックス欄153のSD棒表示チェックボックス153Aが操作部16を介して選択操作されると、図16との対応部分に同一符号を付した図17に示すように、平均グラフ151を縦方向に縮小した平均グラフ161と血糖値情報テーブル152との間に1時間ごとの標準偏差値を棒状に示した棒グラフ162が表示されたグラフ表示画面160を表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面160の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ161及び棒グラフ162を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ161及び棒グラフ162と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ及び棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、グラフ表示画面150(図16)におけるチェックボックス欄153のプロットチェックボックス153Cが操作部16を介して選択操作されると、図16との対応部分に同一符号を付した図18に示すようなグラフ表示画面170を表示する。このときCPU11は、チェックボックス欄153のプロットチェックボックス153Cにチェックを入れると共に、平均値チェックボックス153Bのチェックを外す。なお図16及び図18で用いられる血糖値が実際上は同一であるが、説明の便宜上、図16及び図18では異なる血糖値を用いており、図16の平均グラフ151、図18のプロットグラフ171、及び血糖値情報テーブル152の値はその一例に過ぎない。
またCPU11は、グラフ表示画面170のグラフ表示領域77に、抽出した1ヶ月分の全ての血糖値を1時間ごとに区分してプロットしたプロットグラフ171を表示する。
プロットグラフ171では、プロットされた血糖値が凡例表示領域85に示されているように血糖値が0〜59[mg/dl]及び126[mg/dl]以上であった場合、そのプロットされた血糖値のプロット点を強調表示することにより、医師に容易に目視確認させ得る。
因みにCPU11は、グラフ表示画面170の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側にプロットグラフ171を縦方向に縮小表示すると共に、プロットグラフ171と同一の範囲でかつ直前の期間のプロットグラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面170におけるチェックボックス欄153のSD棒表示チェックボックス153Aが操作部16を介して選択操作されると、図17及び図18との対応部分に同一符号を付した図19に示すように、プロットグラフ171を縦方向に縮小したプロットグラフ181と血糖値情報テーブル152との間に1時間ごとの標準偏差値を棒状に示した棒グラフ162が表示されたグラフ表示画面180を表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面180の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側にプロットグラフ181及び棒グラフ162を縦方向に縮小表示すると共に、プロットグラフ181及び棒グラフ162と同一の範囲でかつ直前の期間のプロットグラフ及び棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面150(図16)におけるグラフタイプ選択ボタン表示領域76の時間帯別ボタン76Bが操作部16を介して選択操作されると、図16との対応部分に同一符号を付した図20に示すようなグラフ表示画面190を表示部15に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面190を表示部15に表示する際、範囲選択メニュー82Aにデフォルトで表示された「1ヶ月」分に対応する開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間の血糖値を測定日時を基に時間帯区分ごとに血糖値ベータベースから抽出する。
そしてCPU11は、抽出した時間帯区分ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖の回数をそれぞれ算出する。
またCPU11は、算出した時間帯区分ごとの平均値及び標準偏差値をそれぞれ横線及び縦バーにより示した平均グラフ191をグラフ表示領域77に表示すると共に、算出した時間帯区分ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数、低血糖の回数を血糖値情報テーブル192に表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面190の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ191を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ191と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面190におけるチェックボックス欄153のSD棒表示チェックボックス153Aが操作部16を介して選択操作されると、図20との対応部分に同一符号を付した図21に示すように、平均グラフ191を縦方向に縮小した平均グラフ201と血糖値情報テーブル192との間に時間帯区分ごとの標準偏差値を棒状に示した棒グラフ202が表示されたグラフ表示画面200を表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面200の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に平均グラフ201及び棒グラフ202を縦方向に縮小表示すると共に、平均グラフ201及び棒グラフ202と同一の範囲でかつ直前の期間の平均グラフ及び棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面190(図20)におけるチェックボックス欄153のプロットチェックボックス153Cが操作部16を介して選択操作されると、図20との対応部分に同一符号を付した図22に示すようなグラフ表示画面210を表示する。このときCPU11は、チェックボックス欄153のプロットチェックボックス153Cにチェックを入れると共に、平均値チェックボックス153Bのチェックを外す。なお図20及び図22で用いられる血糖値が実際上は同一であるが、説明の便宜上、図20及び図22では異なる血糖値を用いており、図20の平均グラフ191、図22のプロットグラフ211、及び血糖値情報テーブル192の値はその一例に過ぎない。
またCPU11は、グラフ表示画面210のグラフ表示領域77に、抽出した1ヶ月分の血糖値を時間帯区分ごとに区分してプロットしたプロットグラフ211を表示する。
プロットグラフ211では、プロットされた血糖値が凡例表示領域85に示されているように血糖値が0〜59[mg/dl]及び126[mg/dl]以上であった場合、そのプロットされた血糖値のプ/ロット点を強調表示させることにより、医師に容易に目視確認させ得る。
因みにCPU11は、グラフ表示画面210の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側にプロットグラフ211を縦方向に縮小表示すると共に、プロットグラフ211と同一の範囲でかつ直前の期間のプロットグラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面210におけるチェックボックス欄153のSD棒表示チェックボックス153Aが操作部16を介して選択操作されると、図21及び図22との対応部分に同一符号を付した図23に示すように、プロットグラフ211を縦方向に縮小したプロットグラフ221と血糖値情報テーブル192との間に時間帯区分ごとの標準偏差値を棒状に示した棒グラフ202が表示されたグラフ表示画面220を表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面220の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側にプロットグラフ221及び棒グラフ202を縦方向に縮小表示すると共に、プロットグラフ221及び棒グラフ202と同一の範囲でかつ直前の期間のプロットグラフ及び棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフ種類選択ボタン表示領域75の割合ボタン75Dが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図24に示すように、グラフ表示画面230を表示部15に表示する。
このグラフ表示画面230では、グラフタイプ選択ボタン表示領域76に時間帯別円グラフボタン76E、積上げ棒グラフ月ボタン76F及び積上げ棒グラフ週ボタン76Gが表示され、デフォルトとして時間帯別円グラフボタン76Eが選択表示されている。この場合、グラフ表示画面230では、グラフ表示領域77に2つの円グラフ231及び232が左右に並べられて表示される。
また範囲選択メニュー82Aは、例えば「1ヶ月」、「2ヶ月」、「3ヶ月」及び「6ヶ月」を選択させるようになされており、デフォルトとして「1ヶ月」を選択表示している。
CPU11は、グラフ表示画面230を表示部15に表示する際、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス233にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「昼食前」、「夕食前」及び「就寝前」)の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時及び時間帯区分を基に抽出する。
そしてCPU11は、抽出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ数をそれぞれ算出すると共に、抽出した血糖値のデータ数に対する血糖値が0〜59、60〜109、110〜125及び126以上となるデータ数の割合を算出する。
またCPU11は、算出した時間帯区分ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数を血糖値情報テーブル234に表示すると共に、算出した血糖値の割合を円グラフ231として表示する。
またCPU11は、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス235にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食後」、「昼食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時及び時間帯区分を基に抽出する。
そしてCPU11は、抽出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ数をそれぞれ算出すると共に、抽出した血糖値のデータ数に対する血糖値が0〜59、60〜109、110〜125及び126以上となるデータ数の割合を算出する。
またCPU11は、算出した時間帯区分ごとの血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数を血糖値情報テーブル236に表示すると共に、算出した血糖値の割合を円グラフ232として表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面230の比較ボタン85が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に円グラフ231及び円グラフ232を縮小表示すると共に、当該グラフ表示領域77の下側に縮小した円グラフ231及び円グラフ232と同一の範囲でかつ直前の期間の円グラフ(図示せず)をそれぞれ表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面230におけるグラフタイプ選択ボタン表示領域76の積上げ棒グラフ月ボタン76Fが操作部16を介して選択操作されると、図24との対応部分に同一符号を付した図25に示すようなグラフ表示画面240を表示部15に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面240を表示部15に表示する際、開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値を血糖値ベータベースから測定日時及び時間帯区分を基に抽出する。
そしてCPU11は、抽出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ数をそれぞれ算出すると共に、抽出した血糖値の月ごとのデータ数に対する血糖値が0〜59、60〜109、110〜125及び126以上となるデータ数の割合をそれぞれ算出する。
そしてCPU11は、算出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数を血糖値情報表示領域83に表示すると共に、算出した月ごとの血糖値の割合を棒グラフ241として表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面240の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に棒グラフ241を縦方向に縮小表示すると共に、棒グラフ241と同一の範囲でかつ直前の期間の棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
一方、CPU11は、グラフ表示画面230(図24)におけるグラフタイプ選択ボタン表示領域76の積上げ棒グラフ週ボタン76Gが操作部16を介して選択操作されると、図24との対応部分に同一符号を付した図26に示すようなグラフ表示画面250を表示部15に表示する。
CPU11は、グラフ表示画面250を表示部15に表示する際、範囲選択メニュー82Aにデフォルトで表示された「12週間」分に対応する開始日付表示欄82B及び終了日付表示欄82Cに表示された期間でかつ時間帯区分選択チェックボックス84にチェックされた時間帯区分(この場合、「朝食前」、「朝食後」、「夕食後」及び「深夜」)の血糖値を血糖値データベースから測定日時及び時間帯区分を基に抽出する。
そしてCPU11は、抽出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ数をそれぞれ算出すると共に、抽出した血糖値の週ごとのデータ数に対する血糖値が0〜59、60〜109、110〜125及び126以上となるデータ数の割合をそれぞれ算出する。
そしてCPU11は、算出した血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値、データ数を血糖値情報表示領域83に表示すると共に、算出した週ごとの血糖値の割合を棒グラフ251として表示する。
因みにCPU11は、グラフ表示画面250の比較ボタン86が操作部16を介して選択操作されると、上述したグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作された際にグラフ表示画面90を表示する場合と同様に、グラフ表示領域77の上側に棒グラフ251を縦方向に縮小表示すると共に、棒グラフ251と同一の範囲でかつ直前の期間の棒グラフ(図示せず)を当該グラフ表示領域77の下側に表示する。
ところでCPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフ種類選択ボタン表示領域75のMyグラフボタン75Eが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図27に示すように、グラフ表示画面260を表示部15に表示する。
ここでグラフ表示画面260は、任意のグラフを表示し得るようになされており、例えば、図8における折れ線グラフ81に相当する折れ線グラフ261、及び図12における平均グラフ111に相当する平均グラフ262をグラフ表示領域77に表示する。
CPU11は、例えばグラフ表示画面70(図8)におけるグラフ種類選択ボタン表示領域75の血糖値ノートボタン75Fが操作部16を介して選択操作されると、図8との対応部分に同一符号を付した図28に示すように、血糖値ベータベースに記録された血糖値が測定時刻と共に一覧表示された血糖値一覧表271を血糖値ノート表示画面270に表示する。
すなわち血糖値一覧表271は、縦軸を日付とし、横軸を時間帯区分として血糖値が測定時刻と共にマトリクス状に配置されている。この血糖値一覧表271では、血糖値が0〜59[mg/dl]であった場合、及び126[mg/dl]以上であった場合、当該血糖値を反転表示するようになされている。
ところで血糖値は、血糖値測定器5(図1)によって患者自らが食前及び食後等に例えば自宅や会社等で測定する。また患者は、必ずしも設定された時間帯区分に従って食事を取れるとは限らない。そのためCPU11は、血糖値測定器5によって測定された測定データの測定時刻に基づいて血糖値を該当する時間帯区分に区分する際、実際とは異なる時間帯区分に区分して血糖値データベースを生成してしまうことが考えられる。また血糖値測定器5は、例えば初期設定時に患者によって日付及び時刻が設定されているため、誤った日付及び時刻に設定されている場合も考えられる。
そこで血糖値情報処理装置2では、CPU11によって生成された血糖値データベースを医師の判断により修正させ得るようになされている。
具体的には、図28の一部である血糖値一覧部分271Aを表示した図29(A)に示すように、CPU11は、血糖値一覧表271の任意の血糖値がカーソルCuによって選択(クリック)されると、当該血糖値及び対応する測定時刻を選択枠FRで囲み、任意の血糖値を選択したことを医師に目視確認させる。
そしてCPU11は、選択枠FRで囲んだ血糖値が選択された状態で、操作部16の例えばマウスがダブルクリックされて決定されたことを認識すると、図29(B)に示すように、その血糖値及び測定時刻を反転表示すると共に、その血糖値の直下に時間帯区分変更ポップアップメニュー300を血糖値一覧表271に重ねて表示する。
この時間帯区分変更ポップアップメニュー300には、決定された血糖値の測定日付を表示する測定日付表示欄301、当該血糖値の測定時刻を表示する測定時刻表示欄302、当該血糖値を表示する血糖値表示欄303、当該血糖値の時間帯区分を1つ前の時間帯区分に移動させるための左ボタン304、当該血糖値の時間帯区分を1つ後の時間帯区分に移動させるための右ボタン305、削除ボタン306、キャンセルボタン307及び確定ボタン308が設けられている。
CPU11は、図29(C)に示すように、時間帯区分変更ポップアップメニュー300の左ボタン304がカーソルCuを介して選択されたことを認識すると、図29(D)に示すように、選択している血糖値を左側の時間帯区分、すなわち1つ前の時間帯区分へ移動表示する。このときCPU11は、時間帯区分を移動させた血糖値を選択枠FRで囲んだ選択状態にしておくことにより、医師に時間帯区分を変更した血糖値を容易に発見させ得るようになされている。
またCPU11は、時間帯区分変更ポップアップメニュー300の右ボタン305がカーソルCuを介して選択されたことを認識すると、選択している血糖値を右側の時間帯区分、すなわち1つ後の時間帯区分へ移動表示する。
さらにCPU11は、時間帯区分変更ポップアップメニュー300のプルダウンメニューでなる測定日付表示欄301が操作部16を介して変更された後、確定ボタン308が当該カーソルCuを介して選択されたことを認識すると、変更された測定日付へ選択されている血糖値を移動表示する。
さらにCPU11は、時間帯区分変更ポップアップメニュー300の測定時刻表示欄302が例えば操作部16のキーボードを介して入力操作された後、確定ボタン308が当該カーソルCuを介して選択されたことを認識すると、当該入力された測定時刻を基に時間帯区分を再区分し、その再区分された時間帯区分へ当該血糖値を移動表示する。
このようにして血糖値情報処理装置2では、血糖値測定器5によって測定された血糖値の時間帯区分、測定日付及び測定時刻を、時間帯区分変更ポップアップメニュー300に対する所定の操作を行わせることにより、変更させ得るようになされている。
そして血糖値情報処理装置2は、保存ボタン272(図28)が操作部16を介して選択されると、変更された血糖値の時間帯区分、測定日付及び測定時刻を反映させるべく、変更された血糖値の時間帯区分、測定日付及び測定時刻に血糖値ベータベースを更新する。
これにより血糖値情報処理装置2は、例えば医師の判断により血糖値を適切であると思われる時間帯区分、測定日付、測定時刻に容易に変更させられるので、当該変更された時間帯区分、測定日付、測定時刻を用いて上述した種々のグラフ表示を行うことができ、より適切な判断材料を医師に提供することができる。
(4)動作及び効果
以上の構成において血糖値情報処理装置2は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時からなる測定データを外部接続インターフェース部17を介して取得し、当該測定データをハードディスクドライブ14に患者ごとに記憶する。
以上の構成において血糖値情報処理装置2は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時からなる測定データを外部接続インターフェース部17を介して取得し、当該測定データをハードディスクドライブ14に患者ごとに記憶する。
また血糖値情報処理装置2は、測定データの血糖値を、当該血糖値が測定された測定日時及び時間帯区分テーブル60(図7)に基づいて複数の時間帯区分のいずれかに区分し、測定データの血糖値及び測定日時と分類した時間帯区分とを関連付けた血糖値データベースを生成する。
そして血糖値情報処理装置2は、例えばグラフ表示画面70(図8)においてグラフ種類選択ボタン表示領域75の血糖値ノートボタン75Fが操作部16を介して選択操作されると、血糖値ベータベースに記録された血糖値が測定時刻と共に一覧表示された血糖値一覧表271を血糖値ノート表示画面270(図28)に表示する。
このとき血糖値情報処理装置2は、血糖値一覧表271の任意の血糖値が選択決定されたことを認識すると、その血糖値を反転表示すると共に、その血糖値の直下に時間帯区分変更ポップアップメニュー300を表示し、左ボタン304又は右ボタン305が選択されると、選択している血糖値を1つ前又は1つ後の時間帯区分へ移動表示すると共に、当該血糖値を1つ前又は1つ後の時間帯区分に再区分し直すように血糖値ベータベースを更新する。
従って血糖値情報処理装置2は、例えば医師の判断により血糖値を適切であると思われる時間帯区分に容易に変更させられるので、当該変更された時間帯区分を用いて上述した種々のグラフ表示を行うことができ、より適切な判断材料を医師に提供することができる。
また血糖値情報処理装置2は、任意の血糖値の時間帯区分を変更する際に当該血糖値の測定時刻を変更することがないため、例えば1時間ごとの血糖値を用いたグラフ表示画面150、160、170及び180(図16〜図19)を表示する際、測定時刻を正確に反映したグラフ表示を行うことができる。
さらに血糖値情報処理装置2は、任意の血糖値の測定日付及び測定時刻を時間帯区分変更ポップアップメニュー300に対する操作に応じて変更することにより、血糖値測定器5が誤った時間に設定されている場合であっても、変更された測定日付及び測定時刻を用いて上述した種々のグラフ表示を行うことができる。
また血糖値情報処理装置2は、例えばグラフ表示画面70において例えば1か月分の血糖値を時系列に沿ってプロットした折れ線グラフ81の下方にスライドバー88を設け、当該スライドバー88が平行移動されると、移動量に応じて遡った1か月分の血糖値だけを時系列に沿って折れ線グラフ81にプロットするようにした。
従って血糖値情報処理装置2は、折れ線グラフ81にプロットされる血糖値の範囲を変更することなく、その期間だけをスライドバー88の移動量に応じて変更することにより、折れ線グラフ81にプロットする血糖値の期間を容易に変更させることができる。
これにより血糖値情報処理装置2は、スライドバー88を平行移動させるだけで、当該スライドバー88の移動に応じて随時プロットする血糖値の期間を変更するので、医師に対して血糖値の推移をより連続的にかつ長期的に目視確認させることができる。
また血糖値情報処理装置2は、スライドバー88が平行移動されると、移動量に応じて遡った折れ線グラフ81にプロットした血糖値の平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数を再度算出し、当該平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数をそれぞれ血糖値情報表示領域83の平均値表示欄83A、標準偏差値表示欄83B、最大値表示欄83C、最小値表示欄83D及び測定回数表示欄83Eに表示するようにした。
これにより血糖値情報処理装置2は、現在折れ線グラフ81にプロットしている血糖値だけの平均値、標準偏差値、最大値、最小値及びデータ個数を、スライドバー88の移動に応じて表示することができる。
また血糖値情報処理装置2は、例えばグラフ表示画面70の比較ボタン86が選択操作されると、グラフ表示領域77の上側に折れ線グラフ81を縦方向に縮小表示すると共に、折れ線グラフ81と同一の範囲でかつ直前の期間の折れ線グラフ92を当該グラフ表示領域77の下側に表示するようにした。
従って血糖値情報処理装置2は、比較ボタン86を選択させるという容易な操作を医師に行わせるだけで、同一範囲でかつ連続した2つの期間でなる例えば折れ線グラフを提供することができる。
また血糖値情報処理装置2は、同一範囲でかつ連続した2つの期間でなる例えば折れ線グラフを表示することにより、連続した2つの期間での血糖値の遷移を比較させることができる。
以上の構成によれば血糖値情報処理装置2は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時を取得し、当該測定日時に基づいて血糖値を複数の時間帯区分に区分し、当該時間帯区分及び測定日付を軸とする血糖値一覧表271の任意の血糖値が選択決定されたことを認識すると時間帯区分変更ポップアップメニュー300を表示し、左ボタン304又は右ボタン305が選択されると、選択している血糖値を1つ前又は1つ後の時間帯区分へ移動させることにより、従来と比してより正確な時間帯区分の血糖値及び血糖値情報を提供することができる。
また血糖値情報処理装置2は、血糖値測定器5により測定された血糖値及び当該血糖値が測定された測定日時を取得し、例えばグラフ表示画面70において例えば1か月分の血糖値を時系列に沿ってプロットした折れ線グラフ81の下方にスライドバー88を設け、当該スライドバー88が平行移動されると、移動量に応じて遡った例えば1か月分の血糖値だけを時系列に沿って折れ線グラフ81上にプロットするようにしたことにより、ユーザに対して煩雑な操作を強いることなく、ユーザが所望する期間又は範囲の血糖値及び血糖値情報を容易に提供することができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、血糖値情報処理装置2と血糖値測定装置5とが通信モジュール6及び光通信ユニットを介して無線接続されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、血糖値情報処理装置2と血糖値測定装置5とが無線通信により接続されるようにしても良いし、また所定のケーブル等を介して有線接続されるようにしても良い。
なお上述した実施の形態においては、血糖値情報処理装置2と血糖値測定装置5とが通信モジュール6及び光通信ユニットを介して無線接続されるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、血糖値情報処理装置2と血糖値測定装置5とが無線通信により接続されるようにしても良いし、また所定のケーブル等を介して有線接続されるようにしても良い。
また上述した実施の形態においては、1台の血糖値情報処理装置2が血糖値測定器5により供給される測定データを保存及び管理するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばイントラネット等により接続された複数台の血糖値情報処理装置2が血糖値測定器5により供給される測定データを保存及び管理するようにしても良いし、また複数台の血糖値情報処理装置2のうちの1台がマスタとして測定データを保存及び管理し、残りの血糖値情報処理装置2がマスタとしての血糖値情報処理装置2にアクセスすることにより測定データを一時的に使用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、血糖値測定器5により供給される測定データを患者ごとのフォルダに保存するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば複数台の血糖値測定器5にそれぞれ固有の識別番号が設定されているような場合には、当該血糖値測定器5の識別番号ごとに測定データを保存するようにしても良い。
この場合、血糖値情報処理装置2は、血糖値測定器5の識別番号と患者名とを予め関連付けておくようにすれば、患者検索画面40(図6)により患者名が選択されると、当該患者名に関連付けられた識別番号のフォルダから測定データを読み出すことにより上述した血糖値情報処理を実行することができる。
さらに上述した実施の形態においては、CPU11が、予めハードディスクドライブ14に格納されている血糖値情報処理プログラムに従い、上述した血糖値情報処理を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、記憶媒体からインストールした血糖値情報処理プログラムや、インターネットからダウンロードした血糖値情報処理プログラム、その他種々のルートによってインストールした血糖値情報処理プログラムに従って上述した血糖値情報処理を行うようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、取得部として外部接続インターフェース部17、区分部としてCPU11、表示制御部としてCPU11、変更部としてのCPU11によって本発明の血糖値情報処理装置としての血糖値情報処理装置2を構成するようにした場合について述べた。本発明はこれに限らず、この他種々の構成でなる取得部、区分部、表示制御部、変更部によって血糖値情報処理装置を構成するようにしても良い。
本発明の血糖値情報処理装置は、例えばパーソナルコンピュータ以外にも、PDA(Personal Digital Assistant)、携帯電話機等のその他種々の電子機器に適用することができる。
1……血糖値情報処理システム、2……血糖値情報処理装置、3……プリンタ、4……血糖値測定ユニット、5……血糖値測定器、6……通信モジュール、11……CPU、12……ROM、13……RAM、14……ハードディスクドライブ、15……表示部、16……操作部、17……外部接続インターフェース部、18……時計部、60……時間帯区分テーブル、70……グラフ表示画面、86……比較ボタン、88……スライドバー、300……時間帯区分変更ポップアップメニュー、304……左ボタン、305……右ボタン。
Claims (6)
- 外部の血糖値測定装置により測定された単数又は複数の血糖値及び当該単数又は複数の血糖値が測定された測定日時を取得する取得部と、
上記血糖値を上記測定日時に基づいて所定時間帯幅を持つ複数の時間帯区分に区分する区分部と、
上記測定日時に基づく測定日付と上記複数の時間帯区分とを軸として上記血糖値を一覧表示し、そのなかから特定の血糖値が選択されると、当該特定の血糖値の時間帯区分を前後に移動させるための前ボタン及び後ボタンが設けられたポップアップメニューを表示部に対して表示させる表示制御部と、
上記前ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する前の時間帯区分に変更し、上記後ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する後の時間帯区分に変更する変更部と
を具える血糖値情報処理装置。 - 上記表示制御部は、上記血糖値を一覧表示させる際、上記測定日時に基づく測定時刻を上記血糖値と共に一覧表示させ、
上記変更部は、
上記特定の血糖値の上記時間帯区分を変更する際、上記測定時刻を変更することなく上記時間帯区分だけを変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の血糖値情報処理装置。 - 上記表示制御部は、
上記ポップアップメニューに、上記前修正ボタン及び上記後修正ボタンに加えて上記特定の血糖値の上記測定日付及び上記測定時刻を表示させ、
上記変更部は、
所定の変更操作に応じて、上記測定日付及び上記測定時刻を変更する
ことを特徴とする請求項1に記載の血糖値情報処理装置。 - 上記表示制御部は、
上記ポップアップメニューを上記特定の血糖値の直下に表示させる
ことを特徴とする請求項2または3に記載の血糖値情報処理装置。 - 外部の血糖値測定装置により測定された単数又は複数の血糖値及び当該単数又は複数の血糖値が測定された測定日時を取得する取得ステップと、
上記血糖値を上記測定日時に基づいて所定時間帯幅を持つ複数の時間帯区分に区分する区分ステップと、
上記測定日時に基づく測定日付と上記複数の時間帯区分とを軸として上記血糖値を一覧表示し、そのなかから特定の血糖値が選択されると、当該特定の血糖値の時間帯区分を前後に移動させるための前ボタン及び後ボタンが設けられたポップアップメニューを表示部に対して表示させる表示制御ステップと、
上記前ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する前の時間帯区分に変更し、上記後ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する後の時間帯区分に変更する変更ステップと
を具える血糖値情報処理方法。 - コンピュータに
外部の血糖値測定装置により測定された単数又は複数の血糖値及び当該単数又は複数の血糖値が測定された測定日時を取得する取得ステップと、
上記血糖値を上記測定日時に基づいて所定時間帯幅を持つ複数の時間帯区分に区分する区分ステップと、
上記測定日時に基づく測定日付と上記複数の時間帯区分とを軸として上記血糖値を一覧表示し、そのなかから特定の血糖値が選択されると、当該特定の血糖値の時間帯区分を前後に移動させるための前ボタン及び後ボタンが設けられたポップアップメニューを表示部に対して表示させる表示制御ステップと、
上記前ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する前の時間帯区分に変更し、上記後ボタンが選択されると、上記特定の血糖値を隣接する後の時間帯区分に変更する変更ステップと
を実行させる血糖値情報処理プログラム。
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