JP2010081683A - 充電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池のダメージを軽減し、二次電池の寿命を延ばすことのできる充電器を提供する。
【解決手段】制御回路12は電池パック5のメモリ9から充電回数のデータを読出し、充電回数が、第1規定回数N1未満の時に第1充電モード、第1規定回数N1から第2規定回数N2未満の時に第2充電モード、第2規定回数N2から第3規定回数N3未満の時に第3充電モード、第3規定回数N3以上の時に第4充電モードを選択する。第1充電モードを選択すると、制御回路12は大きな値の充電電流Icを電池パック5に供給する。第2充電モードを選択すると、制御回路12は第1充電モード時の充電電流Icの値より小さい充電電流Icを電池パック5に供給する。第3充電モードを選択すると、制御回路12は第2充電モード時の充電電流Icの値より小さい充電電流Icを電池パック5に供給する。制御回路12は第4充電モードを選択すると電池パック5の充電を行わない。
【選択図】図2

Description

本発明は、充電器に関する。
近年、二次電池、殊にリチウムイオン電池を充電する充電器が種々提案されている。例えば、満充電状態または満充電に近い状態の二次電池に対して、充電が開始される場合に、該二次電池の状態を検出して充電を停止させることができる充電器が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007−143279号公報
ところで、リチウムイオン電池は、充電器による充電を繰り返すと、正極(カソード)のコバルトが溶出したり、負極(アノード)の集電体の銅が溶出したりして、ダメージが与えられそれが蓄積されて内部抵抗が次第に高くなるとともに充電容量も低下し二次電池として機能しなくなることが知られている。
このように、充電回数が多くなった二次電池を充電器で充電を行うと、内部抵抗が高い状態にあることから、電池温度が上昇し、内圧が上昇して内部の電解液が漏れる虞がある。また、漏れ出た電解液は、可燃物であり、導電性も有するため、電池パック内に内蔵した電子回路や充電器側の回路とトラッキングを起こし、最悪の場合発火する虞もあった。
しかしながら、ユーザは充電を行う際、充電回数が多い二次電池かどうか知ることができないため、充電回数を意識することなく通常の充電してしまうのが一般的であった。そのため、該充電によって、二次電池に大きなダメージを与えて、該電池の寿命を短くするといった問題があった。また、最悪の場合には上記した問題が生じる虞もあった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものであり、その目的は、電池のダメージを軽減し、二次電池の寿命を延ばすことのできる充電器を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、電池パックに内蔵した二次電池に対して充電電力を供給する電源回路と、前記二次電池に供給される充電電流を検出する充電電流検出回路と、前記二次電池の充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、前記充電電圧及び前記充電電圧に基づいて前記電源回路の動作を制御する制御回路とを有した充電器であって、前記電池パックに備えた読み出し及び書き込み可能な電池パック側記憶手段に対して、前記二次電池の充電回数を示すデータを読み出し及び書き込む充電回数読み出し及び書き込み回路を備え、前記制御回路は、前記電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池のダメージが抑えられる充電態様に変更して、前記電源回路の動作を制御する。
請求項1に記載の発明によれば、電池パックに内蔵した二次電池の充電が、充電回数に応じてダメージが抑えられる充電態様に変更する。これによって、充電による二次電池のダメージの蓄積が抑制されて電池パックの寿命を延ばすことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記充電電流を変更させる。
請求項2に記載の発明によれば、例えば、充電回数が予め定めた回数に達した後、充電電流を小さな値にして充電を行う。これによって、寿命末期の二次電池に対して、通常より少ない充電電流で充電されることから、二次電池にかかるダメージが軽減され、二次電池の寿命を延ばすことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電制御電圧を変更させる。
請求項3に記載の発明によれば、例えば、充電回数が予め定めた回数に達した後、充電制御電圧を小さな値にして充電を行う。これによって、寿命末期の二次電池に対して、通常より低い充電制御電圧で充電されることから、二次電池にかかるダメージが軽減され、電池の寿命を延ばすことができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電の終止電流を変更させる。
請求項4に記載の発明によれば、例えば、充電回数が予め定めた回数に達した後、充電終止電流を高くし早く充電時間を終了させる。これによって、これによって、寿命末期の二次電池に対して、通常より早めに充電が完了されることから、二次電池にかかるダメージが軽減され、二次電池の寿命を延ばすことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池の充電状態を充電不可状態に移行させるための前記二次電池の基準温度を変更させる。
請求項5に記載の発明によれば、充電中に二次電池が異常加熱されたとき充電を停止すために予め基準温度が設定されていて、充電中に二次電池が基準温度に到達すると充電が停止するようになっている。このとき、充電中に二次電池が基準温度になって充電を停止しても、二次電池の温度は一定のオーバーシュートした後に下がることから、基準温度はオーバーシュート分を見越した温度に設定している。そして、充電回数が進んだ二次電池はその内部抵抗が高くなることから、二次電池の温度が上がりやすく、オーバーシュートが大きくなる。
そのため、例えば、充電回数が予め定めた回数に達した後は、前記基準温度を低い温度に変更して、早めに充電を停止させる。これによって、寿命末期の二次電池に対して、通常より低い温度の基準温度で充電が停止されることから、オーバーシュートも低い温度で収束されることから二次電池にかかるダメージが軽減され、電池の寿命を延ばすことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池の充電を行わない。
請求項6に記載の発明によれば、例えば、充電回数が予め定めた回数に達した後は、二次電池は、コバルトや銅の溶出している可能性が高く、確実な充電ができないとして充電を行わない。
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電回数が予め定めた規定回数を超えたことを報知する。
請求項7に記載の発明によれば、規定回数が近くなった二次電池について、そのことを報知してユーザに知らしめることでさらに安全性を確保する。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記電池パックの二次電池を冷却する冷却手段を備え、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記電池の充電回数に応じて、前記二次電池に対して充電または充電完了時の冷却方法を変化させる。
請求項8に記載の発明によれば、充電回数が進んだ電池の内部抵抗が上がるため、冷却手段を通常より強めることで温度上昇を防ぎ、二次電池にかかるダメージを減らす。
請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の充電器において、前記制御回路は、前記電池パックに対して充電を行う際に、最初は予め定めた一定電流の充電電流を供給する定電流充電を行い、前記二次電池が予め定めた電池電圧まで達した後はその電池電圧を維持もしくは超えないように充電電流を制御して供給をする定電圧充電を行うとともに、前記定電流充電から定電圧充電に切り替わったことを報知する報知手段を駆動し、前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記報知手段の報知条件を変更させる。
請求項9に記載の発明によれば、定電流充電から定電圧充電に切り替わった時、その切り替わりを報知して、充電した充電容量の目安としたが、充電回数が進むと、全体の電池容量も低下してしまうことから、報知手段の報知タイミングを遅らせる。これによって、充電中の二次電池の充電容量の均一化を測り、ユーザの使い勝手を向上させる。
本発明によれば、二次電池のダメージを軽減し、二次電池の寿命を延ばすことができる。
以下、本発明を具体化した充電器の一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、充電器に電池パックを装着した状態を示す全体斜視図である。図1において、充電器1は、直方体形状をなし、側面に電源コード2が延出され、電源コード2の先端に設けたコンセント(図示しない)を介して商用電源3(図2参照)を接続される。充電器1の上面4に装着部4aを有し、その装着部4aに電池パック5が載置される。電池パック5は、電動工具に装着される電動工具の駆動電源であって、本実施形態では、リチウムイオン電池(二次電池)よりなる複数本の電池セルE1〜En(図2参照)を内蔵している。電池パック5は、その装着部4aに載置して下方に押し込むことによって充電器1に対して装着され電気的に接続される。
充電器1は、電池パック5が装着されることによって、電池パック5に内蔵した電池セルE1〜Enに対して充電を開始する。装着部4aに隣接した上面4には、発光ダイオードよりなる報知手段としての第1表示ランプ6a及び第2表示ランプ6bが設けられている。
第1表示ランプ6aは、充電中の電池パック5が充電器1の定電流充電工程による充電制御にて予め定めた充電容量に到達した時、該定電流充電工程から定電圧充電工程に移行したことを示すランプである。第2表示ランプ6bは、充電する電池パック5(電池セルE1〜En)がその充電回数が予め定めた規定回数に到達していることを示すランプである。
次に、充電器1の電気的構成を説明する。図2は、電池パック5を充電する充電器1に関する部分の電気的構成を示すブロック回路図である。
図2において、電池パック5は、複数段直列に接続される電池セルE1〜Enと、各電池セルE1〜Enの電圧について単段毎に又は2、3段まとめて測定する電圧判定回路7と、温度検出センサ8を備えている。また、電池パック5は、充電器1に装着したとき、該充電器1と電気的に接続する電池パック側外部接続端子Tp1〜Tp6を有している。
直列に接続された電池セルE1〜Enは、その正極が電池パック側外部接続端子Tp1に接続され、その負極が電池パック側外部接続端子Tp2に接続されている。そして、各電池セルE1〜Enは、電池パック側外部接続端子Tp1,Tp2を介して充電器1から充電電圧及び充電電流Icが供給されて充電される。
電圧判定回路7は、各段の電池セルE1〜Enのセル電圧を測定し、いずれかの電池セルが予め定める目標セル電圧値に達したどうかを検出する。目標セル電圧値は、本実施形態では、3.6ボルトである。電圧判定回路7は、電池セルE1〜Enのいずれかのセル電圧が目標セル電圧値(3.6ボルト)に達した時、アクティブ(ローレベル)の過充電信号SG1を、反対に、達していないとき、非アクティブ(ハイレベル)の過充電信号SG1を、電池パック側外部接続端子Tp3を介して充電器1(制御回路12)へ出力する。
温度検出センサ8は、電池パック5に内蔵した電池セルE1〜Enの温度Teを検出するセンサであって、その検出信号SGTを、電池パック側外部接続端子Tp4を介して充電器1(制御回路12)へ出力する。
さらに、電池パック5には、不揮発性メモリ(EEPROM)よりなる電池パック側記憶手段としてのメモリ9が備えられている。メモリ9は、該電池パック5(電池セルE1〜En)が今までに充電器1にて充電を行った回数(充電回数N)の充電回数データが記憶されている。メモリ9は、電池パック側外部接続端子Tp5,Tp6間に接続され、電池パック側外部接続端子Tp5,Tp6を介して、該電池パック5の充電回数データの書き込み又は読み出しを可能にしている。
図2において、充電器1は、電源回路11、制御手段、読み出し及び書き込み回路としての制御回路12、充電電圧検出回路としての電圧測定回路13、充電電流検出回路としての電流検出抵抗14を有している。又、充電器1は、充電器側外部接続端子Tc1〜Tc6を有し、各充電器側外部接続端子Tc1〜Tc6は電池パック5が装着されたとき、該電池パック5の対応する電池パック側外部接続端子Tp1〜Tp6と電気的にそれぞれ接続される。
電源回路11は、商用電源3を所望の充電電圧及び充電電流Icに変換する。電源回路11からの充電電流Icは、充電器側外部接続端子Tc1及び電池パック側外部接続端子Tp1を介して電池パック5の正極に供給される。電池パック5の負極から帰還する電流(充電電流Ic)は、電池パック側外部接続端子Tp2及び充電器側外部接続端子Tc2から電流検出抵抗14を介して電源回路11に帰還する。
電圧測定回路13は、充電器側外部接続端子Tc1,Tc2の間に接続され、電池パック5のその時々の正極・負極間の電池電圧Vnを検出する。電圧測定回路13は、充電器側外部接続端子Tc1及び電池パック側外部接続端子Tp1を介して電池パック5の正極に接続され、充電器側外部接続端子Tc2及び電池パック側外部接続端子Tp2を介して電池パック5の負極に接続され、その時々の電池パック5の正極・負極間の電池電圧Vnを検出し、電池電圧検出信号SG2として制御回路12に出力する。
電流検出抵抗14は、充電器側外部接続端子Tc2と電源回路11との間に接続され、電流検出抵抗14の端子間電圧が制御回路12にて検出されるようになっている。つまり、制御回路12は、その時々に電流検出抵抗14に流れる充電電流Icを、電流検出抵抗14の端子間電圧を測定することで検出するようになっている。
制御回路12は、マイクロコンピュータ等で構成され、電圧測定回路13からの電池電圧検出信号SG2、電流検出抵抗14からの端子間電圧、及び、前記電圧判定回路7からの過充電信号SG1を入力する。また、制御回路12は、電池パック5のメモリ9と充電器側外部接続端子Tc5,Tc6及び電池パック側外部接続端子Tp5,Tp6を介して接続され、メモリ9に記憶された充電回数データを読み出すとともに、メモリ9に充電回数データを書き込むようになっている。さらに、制御回路12は、電池パック5に備えた温度検出センサ8と充電器側外部接続端子Tc4及び電池パック側外部接続端子Tp4を介して接続され、その時の電池パック5(電池セルE1〜En)の温度Teを検出している。
そして、制御回路12は、装着した電池パック5に対して該制御回路12に内蔵したプログラムメモリに予め定めた記憶したプログラムに従って、充電を実行する。
詳述すると、図3に示すように、制御回路12は、まず、電池パック5に対して予備充電を行った後に、定電流充電を行い(定電流充電工程)する。そして、電池電圧Vnが予め制御回路12内のメモリ12aに記憶された該装着される電池パック5に対する充電制御電圧としての目標電池電圧Vnpに到達した時、次に定電圧充電を行って(定電圧充電工程)充電を完了するようになっている。
図3は、この充電器1の充電特性を示すものであり、充電器1の通常時の充電過程の全体を示す。
時刻t0で電池パック5が装着されると、充電器1は直後の期間T1(時刻t1)だけ、充電電流Icを予め定めた通常の第1充電電流値I1よりも小さい予め定めた第2充電電流値I2で予備充電を行う。
期間T1(時刻t1)が経過するまでに、充電器1は電池電圧Vnが予め定め設定された過放電判定電圧値を超えないときは、深放電(過放電)されていて充電できない電池パック5と判断して充電を直ちに中止する。
期間T1が経過すると通常の定電流充電に移行する。定電流充電は、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに達するまで行い、目標電池電圧Vnpに達すると、定電圧充電に移行する。
この期間T2(定電流充電期間)、電池パック5は、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに達していない電池電圧検出信号SG2が電圧測定回路13から制御回路12に出力されている。
そして、期間T2が経過して電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpになると、充電器1は時刻t2から定電流充電から定電圧充電に移行する。
定電圧充電への移行後は、充電器1は過充電信号SG1がアクティブになる度に充電電流Icを予め定める減分ずつ低下させていく多段定電流充電を行うことによって、セル電圧を目標セル電圧値に維持しながら、充電電流Icが抑制される。
充電器1は、充電電流Icをその要領で下げてゆき、期間T3が経過して、予め定める値の充電終止電流Ieまで低下したら、該電池パック5の充電を完了する。
ところで、電池パック5の充電を開始するとき、制御回路12は、装着した電池パック5の充電回数Nをメモリ9から読み出し、その充電回数Nに対応した充電態様で該電池パック5に対して充電を実行するようになっている。
本実施形態では、装着した電池パック5の充電回数Nによって、該電池パック5の充電態様(充電モード)を変更するようになっている。詳述すると、充電回数Nが、(1)予め定めた第1規定回数N1未満の時には第1充電モード、(2)第1規定回数N1から予め定めた第2規定回数N2(>N1)未満の時には第2充電モード、(3)第2規定回数N2から予め定めた第3規定回数N3(>N2)未満の時には第3充電モード、(4)第3規定回数N3以上の時には第4充電モードで充電を行うようになっている。
ここで、本実施形態では、第1規定回数N1は1000回、第2規定回数N2は1200回、第3規定回数N3は1500回としている。
(第1充電モード)
第1充電モードは、充電回数Nが第1規定回数N1(1000回)未満であって、充電によるダメージのない電池パック5に対して行う通常の充電態様である。
第1充電モードは、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの定電流充電工程における電池パック5に供給する充電電流Icを、図4に実線L1で示す大きな値にして充電を行う充電モードである。つまり、充電回数Nが第1規定回数N1未満の電池パック5は、ダメージがないため、大きな値の充電電流Icを供給し充電時間を短くする。
(第2充電モード)
第2充電モードは、充電回数Nが第1規定回数N1(1000回)から第2規定回数N2(1200回)未満であって、充電によるダメージが比較的に小さい電池パック5に対して行う充電態様である。
第2充電モードは、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの定電流充電工程における電池パック5に供給する充電電流Icを、図4に破線L2で示す第1充電モードの時の充電電流Icの値より小さな値にして充電を行う充電モードである。つまり、充電を繰り返すことにより少しダメージが蓄積し、そのダメージの増加率を抑えるために、第1充電モードの大きな値の充電電流Icより小さな値の充電電流Icを供給する。
(第3充電モード)
第3充電モードは、充電回数Nが第2規定回数N2(1200回)から第3規定回数N3(1500回)未満であって、充電によるダメージが大きくなった電池パック5に対して行う充電態様である。
第3充電モードは、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの定電流充電工程における電池パック5に供給する充電電流Icを、図4に一点鎖線L3で示す第2充電モードの時の充電電流Icの値よりさらに小さな値にして充電を行う充電モードである。つまり、充電を何回も繰り返すことにより蓄積したダメージが大きくなり、ダメージの増加率をさらに抑えるために、第2充電モードの充電電流Icよりさらに小さな値の充電電流Icを供給する。
(第4充電モード)
第4充電モードは、充電回数Nが第3規定回数N3(1500回)に到達した、電池寿命がきた電池パック5に対して行う充電態様である。
第4充電モードは、該電池パック5に対して充電を行わない充電モードである。つまり、第3規定回数N3に到達した電池パック5は充電を多数繰り返したことによって、ダメージが大きく内部抵抗が高く充電容量も低下し二次電池として機能しなくなった電池パック5になったとして充電を行わない。
また、制御回路12は、電池パック5に備えた温度検出センサ8からの検出信号SGTに基づいて電池パック5(電池セルE1〜En)の温度Teが充電中に予め定めた基準温度に到達した時、充電を停止するようになっている。基準温度は、その時充電している充電モードによって異なるようにしている。つまり、基準温度は充電回数Nによって相違する。
第1規定回数N1未満の電池パック5の場合は65度を基準温度(第1基準温度Tk1)、第1規定回数N1から予め定めた第2規定回数N2未満の電池パック5の場合は63度を基準温度(第2基準温度Tk2)、第2規定回数N2から予め定めた第3規定回数N3未満の電池パック5の場合は60度を基準温度(第3基準温度Tk3)としている。
これは、電池パック5(電池セルE1〜En)の温度Teが、70度の温度まで達すると、電池セルE1〜En中の電解液が沸騰する虞があるため、これを回避する必要がある。そして、電池パック5は、充電中内部抵抗があるため温度が上昇する。このとき、電池パック5の充電を途中で停止したとき、充電を停止しても、直ちに温度は下がることなく、一旦温度が所定の温度上昇した後下がることが知られている。そして、充電を停止した後の温度上昇は、充電回数Nが少ないほど小さく、反対に充電回数Nが多いほど温度上昇が大きくなる。
そこで、いずれの電池パック5でも、充電を停止した後に70度まで上昇しないように、充電回数Nに応じて第1〜第2基準温度Tk1〜Tk3を設定している。
本実施形態では、制御回路12は、第1規定回数N1未満の電池パック5を充電している時、電池パック5の温度Teが第1基準温度Tk1(60度)に到達したとき、充電を停止して、電池パック5の温度Teが、図5に実線で示す温度曲線Lt1のように、70度に到達しないで温度を下げるようにしている。
また、制御回路12は、第1規定回数N1から第2規定回数N2未満の電池パック5を充電している時、電池パック5の温度Teが第2基準温度Tk2(63度)に到達したとき、充電を停止して、電池パック5の温度Teが、図5に実線で示す温度曲線Lt2のように、70度に到達しないで温度Teを下げるようにしている。
さらに、制御回路12は、第2規定回数N2から第3規定回数N3未満の電池パック5を充電している時、電池パック5の温度Teが第3基準温度Tk3(60度)に到達したとき、充電を停止して、電池パック5の温度Teが、図5に実線で示す温度曲線Lt3のように、70度に到達しないで温度Teを下げるようにしている。
また、制御回路12は、第1表示ランプ6a及び第2表示ランプ6bと接続されている。制御回路12は、前記電池パック5の充電において電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達して定電流充電から定電圧充電に移行するとき、第1表示ランプ6aを点灯させる。そして、第1表示ランプ6aを点灯させて、充電中の電池パック5が、充電容量Csが80%まで充電されて定電流充電から定電圧充電に移行した旨をユーザに報知するようになっている。
また、制御回路12は、充電する電池パック5の充電回数Nが第3規定回数N3(1500回)以上の時、第2表示ランプ6bを点灯させる。そして、第2表示ランプ6bを点灯させて、充電する電池パック5がその充電回数Nが予め定めた規定回数(第3規定回数N3)に到達して充電を行わない旨をユーザに報知するようになっている。
次に、上記のように構成した充電器1の作用を説明する。
いま、充電器1の電源コード2を商用電源3に接続した充電器1に、電池パック5が装着されると、制御回路12は、装着された電池パック5のメモリ9から、該電池パック5の充電回数を示すデータを読み出す。制御回路12は、読み出した充電回数Nのデータに基づいて、装着された電池パック5の充電モード、即ち、第1〜第4充電モードのいずれか1つを選択する。
制御回路12は、装着された電池パック5の充電回数が、第1規定回数N1未満の時には第1充電モード、第1規定回数N1から第2規定回数N2(>N1)未満の時には第2充電モード、第2規定回数N2から第3規定回数N3(>N2)未満の時には第3充電モード、第3規定回数N3以上の時には第4充電モードを選択する。
そして、制御回路12は、第1充電モードを選択すると、電池パック5のダメージが極めて小さいと判断して電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの間(定電流充電工程)、図4に実線L1で示すように大きな値の充電電流Icを電池パック5に供給する。
従って、第1規定回数N1未満の電池パック5は、大きな充電電流Icが供給され、充電時間を短縮することできる。
また、制御回路12は、第2充電モードを選択すると、電池パック5に少しダメージが蓄積したと判断して電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの間(定電流充電工程)、図4に破線L2で示すように第1充電モード時の充電電流Icの値より小さな値の充電電流Icを電池パック5に供給する。
従って、第1規定回数N1から第2規定回数N2未満の電池パック5は、充電時間は長くなるものの、電池パック5のダメージの蓄積する度合いを抑制し、電池パック5の寿命を延ばすことができる。
さらに、制御回路12は、第3充電モードを選択すると、電池パック5のダメージが大きくなったと判断して電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達するまでの間(定電流充電工程)、図4に一点鎖線L3で示す第2充電モード時の充電電流Icの値より小さな値の充電電流Icを電池パック5に供給する。
従って、第2規定回数N2から第3規定回数N3未満の電池パック5は、充電時間はさらに長くなるものの、電池パック5のダメージをおさえながら充電し、電池パック5の寿命を延ばすことができる。
さらにまた、制御回路12は、第4充電モードを選択すると、電池パック5に寿命がきたと判断して該電池パック5の充電を行わない。従って、第4規定回数N4以上の電池パック5は、ダメージが大きく内部抵抗が高く充電容量も低下し二次電池として機能しなくなった電池パック5になったとして充電を停止し、未然に電解液の漏れ等を防止する。
一方、充電中において、制御回路12は、温度検出センサ8から検出信号SGTを入力しその時々の電池パック5の温度Teを検出している。そして、第1充電モードの充電中では、電池パック5の温度Teが第1基準温度Tk1(65度)まで加熱されると、制御回路12は、充電を停止して、電池パック5の温度Teが70度に到達しないようにしている。また、第2充電モードの充電中では、電池パック5の温度Teが第2基準温度Tk2(63度)まで加熱されると、制御回路12は、充電を停止して、電池パック5の温度Teが70度に到達しないようにしている。さらに、第3充電モードの充電中では、電池パック5の温度Teが第3基準温度Tk3(60度)まで加熱されると、制御回路12は、充電を停止して、電池パック5の温度Teが70度に到達しないようにしている。
次に、上記のように構成した実施形態の効果を以下に記載する。
(1)上記実施形態によれば、電池パック5(電池セルE1〜En)の充電回数Nに応じて、定電流充電工程における充電電流Icを変更した。すなわち、充電回数Nが多くなるにともなって、ダメージが蓄積する電池セルE1〜Enに対して充電電流Icを小さくした。従って、電池パック5の充電によるダメージが極力小さくなり、電池セルE1〜Enにかかるダメージの蓄積が抑えられ電池の寿命を延ばすことができる。
(2)上記実施形態によれば、電池パック5(電池セルE1〜En)の充電回数Nに応じて、充電中に電池パック5の充電を停止させる電池パック(電池セルE1〜En)の基準温度Tk1,Tk2,Tk3を変更した。すなわち、充電回数Nが多くなるにともなってダメージが蓄積する電池パック5に対して基準温度を小さくした。従って、ダメージが蓄積した電池セルE1〜Enに対して早めに充電を停止し70度に到達するのを防止できる電池の寿命を延ばすことができる。
(3)上記実施形態によれば、電池パック5(電池セルE1〜En)の充電回数Nが第3規定回数N3になっているとき、充電を中止した。従って、電池セルE1〜Enが充電続行されることによって生じる電解液が漏れ等の不具合を未然に防止できる。
このとき、第2表示ランプ6bが点灯し、その旨をユーザに報知するため、ユーザは次の対策を的確に迅速に実行することができる。
尚、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、充電回数Nに関係なく全ての電池パック5に対して充電制御電圧としての目標電池電圧Vnpは同じて、電池電圧Vnが目標電池電圧Vnpに到達したら定電圧充電に移行させた。そして、充電回数Nに応じて、即ち充電回数が多くなるに従って、定電流充電工程における充電電流Icを小さくした。
これを、定電流充電工程から定電圧充電工程に移行する際の、充電制御電圧としての目標電池電圧Vnpを充電回数Nに応じて変更して実施してもよい。図6に示すように、例えば、充電回数Nが第1規定回数N1未満の電池パック5の時には、目標電池電圧Vnpを4.2Vとし、充電回数Nが第1規定回数N1〜第2規定回数未満の電池パック5の時には、目標電池電圧Vnpを4.15Vとする。
詳述すると、定電流充電工程における充電電流Icの値は、充電回数Nに関係なくすべての電池パック5(電池セルE1〜En)に対して同じにする。ただ、定電流充電工程から定電圧充電工程に移行する際の、目標電池電圧Vnpを充電回数Nが多い電池パック5を充電回数Nが少ない電池パック5より小さい値にする。これによって、充電回数Nが多い電池パック5を、早く定電圧充電工程に移行させて該電池パック5のダメージを軽減させることができる。そして、前記実施形態と同様に、電池セルE1〜Enの長寿命化を図ることができる。
そして、定電圧充電工程を早める場合、上記実施形態では、定電流充電工程から定電圧充電工程に移行する時、第1表示ランプ6aを点灯させて、充電中の電池パック5が、充電容量Csが80%まで充電されて定電流充電から定電圧充電に移行した旨をユーザに報知するようにしたがこれを変更する。
詳述すると、充電回数Nが多くなって、充電容量Csが80%まで充電される前に、定電圧充電工程に移行すると、図7に示すように、供給する充電電流Icの値が変更されるため充電容量Csの推移は、一点鎖線で示す充電回数Nの少ない電池パック5ほうが、実線で示す充電回数Nの少ない電池パック5より、早く変動することから、ユーザは、電池パック5の充電容量Csが80%まで充電されたことを知ることができないになる。そこで、定電圧充電工程において電池パック5の充電容量Csが80%まで充電されたことを、今までの充電電流Icと充電時間に基づいて演算したとき、第1表示ランプ6aを点灯させて、その旨をユーザに報知するようにしてもよい。
・上記実施形態では、充電回数Nに応じて、定電流充電工程における充電電流Icを変更した。これを、充電回数Nに応じて、充電の完了を決める充電終止電流Ieを変更して実施してもよい。図8に示すように、例えば、充電回数が第1規定回数N1未満の電池パック5の定電圧充電工程時の充電終止電流Ie1より、充電回数Nが第1規定回数N1〜第2規定回数未満の電池パック5の定電圧充電工程時の充電終止電流Ie2を高くして、早めに充電を完了する。
詳述すると、定電流充電工程及び定電圧充電工程における目標電池電圧Vnp、充電電流Icの値は、充電回数Nに関係なくすべての電池パック5に対して同じにする。ただ、充電を完了する際の、充電終止電流Ieの値を充電回数Nが多い電池パック5を充電回数Nが少ない電池パック5より大きくする。これによって、充電回数Nが多い電池パック5を、早く定電圧充電工程に移行させて電池セルE1〜Enのダメージを軽減させることができる。そして、前記実施形態と同様に、電池セルE1〜Enの長寿命化を図ることができる。
図9は、充電回数Nに関係なく、第1規定回数N1未満の電池パック5の定電圧充電工程時の充電終止電流Ie1で行った場合、充電回数Nがα回で、いくら充電を行っても充電容量が充電容量未達領域Zにとどまり二次電池としての機能をなくすことを示す。そこで、充電回数Nに応じて、例えば、事前に充電回数Nがγ回(図9参照)になったとき、図8に示すように充電終止電流IeをIe1からIe2と高くして、早めに充電を完了することにより、図9に破線で示すように、充電容量Csが充電容量未達領域Zに達するまでの充電回数Nが、前記α回より多いβ回となる。従って、電池セルE1〜Enの長寿命化を図れていることがわかる。
・上記実施形態では、電池パック5の充電回数Nが第3規定回数N3になっているとき、充電を中止した。これを、充電回数Nが第3規定回数N3になる前の所定の充電回数Nになった時、該電池パック5に寿命が近付いた旨を、表示ランプやブザーで報知するようにして、ユーザに対して的確かつ迅速に次の対策を実行することができる。
図10は、充電回数Nに対する電池パック5の充電容量Csの推移に示す。図10から明かように、充電回数Nが多くなるほど充電容量Csが低下し、充電回数Nがα回で充電容量Csが劣化し容量未達領域Z1に達し、充電回数Nがさらに進みβ回で充電が不可能な充電不可領域Z2に達する。そして、充電回数Nがα回になると、該電池パック5に寿命が近付いた旨を、表示ランプやブザーで報知し、充電回数Nがβ回になると、該電池パック5に寿命が来た旨を、表示ランプやブザーで報知することで、ユーザに対して的確かつ迅速に次の対策を実行することができる。
・上記実施形態では、充電器1に電池パック5を充電中に冷却する冷却手段を設けなかったが、図2において破線で示すように、例えばモータで回転するファンよりなる冷却手段20を設けてもよい。そして、充電回数Nに応じて、電池パック5に対する充電中または充電完了時の冷却方法を変更させるようにして実施してもよい。つまり、充電回数Nが進んだ電池セルE1〜Enの内部抵抗は上がるため、充電回数Nが多くなるに伴って冷却手段20を通常より冷却を強めるように制御回路12でモータを回転制御することで事前に温度上昇を防ぎ、電池セルE1〜Enにかかるダメージを減らすようにしてもよい。尚、冷却手段20は、モータファンの他に、ピエゾ素子を使って電池パック5を冷却するとうにしてもよい。
本発明の一実施形態の充電器の全体斜視図である。 同じく、充電器の電気的構成を示す電気ブロック回路図である。 同じく、充電器の通常時の充電過程を示すグラフである。 第1〜第3充電モードにおける定電流充電工程及び定電流充電工程の充電電流を示すグラフ。 充電回数に応じた電池パックの温度上昇推移を説明するためのグラフ。 充電器の別例を説明するための定電流充電工程及び定電流充電工程の電池電圧及び充電電流を示すグラフである。 同じく充電電流と充電容量の推移を示すグラフ。 充電器の別例を説明するための充電電流の充電終止電流を示すグラフ。 同じく充電器の充電容量の推移を説明するためのグラフ。 充電器の別例を説明するための充電回数に対する電池パックの充電容量の推移に示すグラフ。
符号の説明
1…充電器、5…電池パック、6a…第1表示ランプ、6b…第2表示ランプ、7…電圧判定回路、8…温度検出センサ、9…メモリ、11…電源回路、12…制御回路、12a…メモリ、13…電圧測定回路、14…電流検出抵抗、20…冷却手段、Ic…充電電流、Ie,Ie1,Ie2…終止電流、Vn…電池電圧、Vnp…目標電池電圧、E1〜En…電池セル、Vz…分圧電圧、T1…期間、T2…期間、T3…期間。

Claims (9)

  1. 電池パックに内蔵した二次電池に対して充電電力を供給する電源回路と、
    前記二次電池に供給される充電電流を検出する充電電流検出回路と、
    前記二次電池の充電電圧を検出する充電電圧検出回路と、
    前記充電電圧及び前記充電電圧に基づいて前記電源回路の動作を制御する制御回路と、
    を有した充電器であって、
    前記電池パックに備えた読み出し及び書き込み可能な電池パック側記憶手段に対して、前記二次電池の充電回数を示すデータを読み出し及び書き込む充電回数読み出し及び書き込み回路を備え、
    前記制御回路は、前記電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池のダメージが抑えられる充電態様に変更して、前記電源回路の動作を制御することを特徴とする充電器。
  2. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記充電電流を変更させることを特徴とする充電器。
  3. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電制御電圧を変更させることを特徴とする充電器。
  4. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電の終止電流を変更させることを特徴とする充電器。
  5. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池の充電状態を充電不可状態に移行させるための前記二次電池の基準温度を変更させることを特徴とする充電器。
  6. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記二次電池の充電を行わないことを特徴とする充電器。
  7. 請求項1に記載の充電器において、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、充電回数が予め定めた規定回数を超えたことを報知することを特徴とする充電器。
  8. 請求項1に記載の充電器において、
    前記電池パックの二次電池を冷却する冷却手段を備え、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記電池の充電回数に応じて、前記二次電池に対して充電または充電完了時の冷却方法を変化させることを特徴とする充電器。
  9. 請求項1に記載の充電器において、
    前記制御回路は、前記電池パックに対して充電を行う際に、最初は予め定めた一定電流の充電電流を供給する定電流充電を行い、前記二次電池が予め定めた電池電圧まで達した後はその電池電圧を維持もしくは超えないように充電電流を制御して供給をする定電圧充電を行うとともに、前記定電流充電から定電圧充電に切り替わったことを報知する報知手段を駆動し、
    前記充電態様は、電池パック側記憶手段に記憶された前記二次電池の充電回数に応じて、前記報知手段の報知条件を変更させることを特徴とする充電器。
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