JP2010081444A - ドアホン装置 - Google Patents

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倫 渡邉
Katsura Uchida
桂 内田
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Abstract

【課題】カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対前に応対者に警戒を促すことができるドアホン装置を提供する。
【解決手段】来訪者が来訪したことが検知されたとき、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目を玄関子機のモニタに表示し、複数の用件項目の何れかを来訪者に選択させる。そして、複数の用件項目のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから、来訪者により選択された用件項目に関連する不審情報履歴を取得し、室内親機のモニタに表示するようにした。
【選択図】図11

Description

本発明は、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に警戒を促すことができるドアホン装置に関する。
従来、住居外の玄関などに設置される玄関子機と、住居内部に設置される室内親機とを有し、この玄関子機及び室内親機を介して、住居に来訪する者(来訪者)と住居内で応対する者(応対者)との通話を可能とするドアホン装置が知られている。
上記のようなドアホン装置では、玄関子機に設けられた呼出ボタンが来訪者によって押されると、来訪者が来訪した旨が音などによって住人に通知される。そして、応対者に応対の意思があれば、玄関子機に設けられたスピーカ及びマイクと室内親機に設けられたスピーカ及びマイクを介して、来訪者との通話が開始される。
また、上記のようなドアホン装置では、玄関子機に来訪者(主に顔)を撮像するカメラが設けられ、このカメラによって撮像された画像(主に動画)を室内親機に設けられたモニタに表示するようにしたものが主流となっている。
近年、地域社会の安全性が以前のようには確かなものではなくなってきており、不審な目的をもって住居に来訪する者(不審者)も増えつつある。そこで、上記のようなドアホン装置には、単に通話や来訪者の表示を行う機能にとどまらず、ドアホン装置を設置する住居の住人が不審者とのトラブルに巻き込まれるのを未然に防止することが可能となるような機能を備えることが求められている。
最近では、不審者として登録された複数の人物の顔画像データがサーバにて管理されており、ドアホン装置の玄関子機に設けられたカメラにより来訪者の顔を撮像すると、撮像した顔画像データとサーバで管理されている不審者にかかる顔画像データとが一致するか否かの判定を行い、一致すると判定された場合に不審者として登録されている旨を室内親機のモニタに表示するようにしたシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−172083号公報
しかしながら、上記従来のシステムは、ドアホン装置の玄関子機がカメラを備えていることが前提となっており、サーバにて来訪者が不審者であるかどうかを判断するための材料は顔画像データでしかなかった。
このため、例えば来訪者が逆光を利用したり故意に顔の一部を隠すなどして、玄関子機のカメラにより撮像された顔画像データとサーバにより管理されている顔画像データとを照合する顔認証処理が適正に行われなかった場合は、来訪者が不審者であったとしても適正な判定の結果が出ず、応対者が警戒心を抱くこと無く応対してしまうおそれが有った。また、不審者が、サーバにて管理されている顔画像データに登録が無い新規の者である場合にも、応対者が警戒心を抱くこと無く応対してしまうおそれがあった。
そこで、本発明は、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に警戒を促すことができるドアホン装置を提供することを目的とする。
以上のような目的を達成するために、本発明は、以下のようなドアホン装置を提供する。
請求項1に係る発明のドアホン装置は、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、来訪者が来訪したことを検知する来訪検知手段と、前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されたとき、前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の項目情報を来訪者に表示する外部表示部に表示する項目情報表示手段と、来訪者により選択された項目情報を取得する項目情報取得手段と、前記項目情報取得手段により取得された項目情報に基づいて、前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得する不審情報履歴取得手段と、前記項目情報取得手段により取得された項目情報と前記不審情報履歴取得手段により取得された不審情報履歴とを応答者に表示する内部表示部に表示する不審情報履歴表示手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明のドアホン装置は、請求項1に係る発明の構成に加え、応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録する不審情報登録手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明のドアホン装置は、請求項1又は2に係る発明の構成に加え、前記データベースは、前記ドアホン装置及び他のドアホン装置を含む複数のドアホン装置のそれぞれと通信回線を介して接続されたサーバに設けられ、各ドアホン装置から通信回線を介して収集された前記不審情報履歴を記憶しており、前記不審情報履歴取得手段は、通信回線を介して前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得することを特徴とする。
請求項4に係る発明のドアホン装置は、請求項1又は2に係る発明の構成に加え、前記データベースは、前記ドアホン装置及び他のドアホン装置を含む複数のドアホン装置のそれぞれに設けられており、前記不審情報履歴取得手段は、通信回線を介して他のドアホン装置が備える前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得することを特徴とする。
請求項5に係る発明のドアホン装置は、請求項1から4の何れかに係る発明の構成に加え、前記データベースが記憶する前記不審情報履歴には不審情報の評価を行った応対者の住居の位置を特定する位置情報が含まれ、前記不審情報履歴取得手段は、前記項目情報取得手段により取得された項目情報及び住居の位置を特定する位置情報に基づいて、前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴であって、前記住居の位置から所定範囲内にある住居の位置を特定する位置情報が含まれた不審情報履歴を取得することを特徴とする。
請求項6に係る発明のドアホン装置は、請求項1から5の何れかに係る発明の構成に加え、前記データベースが記憶する前記不審情報履歴には応対者により評価が行われた不審情報の日時を特定する時間情報が含まれ、前記不審情報履歴取得手段は、前記項目情報取得手段により取得された項目情報及び現在の日時を特定する時間情報に基づいて、前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴であって、現在の日時から所定範囲内にある日時を特定する時間情報が含まれた不審情報履歴を取得することを特徴とする。
請求項7に係る発明のドアホン装置は、請求項1から6の何れかに係る発明の構成に加え、前記項目情報記憶手段は、前記来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報として、複数の主項目情報と、各主項目情報の下位概念となる複数の副項目情報とを関連付けて記憶しており、前記項目情報取得手段は、前記複数の主項目情報から来訪者により選択された主項目情報を取得し、また、前記複数の副項目情報から来訪者により選択された副項目情報を取得し、前記項目情報表示手段は、前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されたときに来訪者が来訪したときに前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の主項目情報を外部表示部に表示し、前記項目情報取得手段により前記主項目情報が取得されると、当該主項目情報に関連する複数の副項目情報を外部表示部に表示することを特徴とする。
請求項8に係る発明のドアホン装置は、請求項7に係る発明の構成に加え、前記不審情報登録手段は、応対者によって評価が行われた来訪者に関する不審情報を来訪者により選択された主項目情報及び副項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録することを特徴とする。
請求項9に係る発明のドアホン装置は、請求項7又は8に係る発明の構成に加え、前記データベースには、前記主項目情報及び前記副項目情報に関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴が記憶されており、前記不審情報履歴取得手段は、前記項目情報取得手段により前記主項目情報が取得されると、前記データベースにおいて当該主項目情報に関連する複数の副項目情報のうち不審情報の数が多く記憶されているものを優先的に選択し、当該副項目情報に関連する不審情報を取得することを特徴とする。
請求項10に係る発明のプログラムは、コンピュータを、請求項1から9の何れかに記載のドアホン装置における各手段として機能させることを特徴とする。
請求項11に係る発明のドアホンシステムは、所定の範囲内に存在する複数の住居にそれぞれ設置される複数のドアホン装置と、前記複数のドアホン装置が共有可能なデータベースとを備えるドアホンシステムであって、前記データベースは、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報と、前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶し、前記ドアホン装置は、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、来訪者が来訪したことを検知する来訪検知手段と、前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されると、前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の項目情報を外部表示部に表示する項目情報表示手段と、来訪者により選択された項目情報を取得する項目情報取得手段と、前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得する不審情報履歴取得手段と、前記項目情報取得手段により取得された項目情報と前記不審情報履歴取得手段により取得された不審情報履歴とを内部表示部に表示する不審情報履歴表示手段と、応対者によって評価が行われた来訪者に関する不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録する不審情報登録手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項12に係る発明のドアホン装置の制御方法は、来訪者が来訪したことを検知するステップと、来訪者が来訪したことが検知されると、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を外部表示部に表示するステップと、来訪者により選択された項目情報を取得するステップと、前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから前記取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得するステップと、前記取得された項目情報と前記取得された不審情報履歴とを内部表示部に表示するステップと、を有することを特徴とする。
請求項1に係る発明のドアホン装置によれば、来訪者が来訪したことが検知されたとき、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を外部表示部に表示し、複数の項目情報の何れかを来訪者に選択させる。そして、複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから、来訪者により選択された項目情報に関連する不審情報履歴を取得し、内部表示部に表示するようにした。つまり、来訪者により選択された項目情報に応じて、過去の来訪者に関する不審情報履歴が応対者に表示されるので、応対者は、来訪者により選択された項目情報とこれに関連する不審情報履歴とを参考に、来訪者に応対するか否かを判断することができる。したがって、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に警戒を促すことができる。ここで、過去の来訪者に関する不審情報履歴とは、本ドアホン装置が設置される住居に出現した不審者に関するものに限らず、他の住居に出現した不審者に関するものを含む。
請求項2に係る発明のドアホン装置によれば、応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けてデータベースに不審情報履歴として登録するようにしている。つまり、応対者が来訪者と応対した結果、その来訪者に対して不審な印象を持った場合は、その情報を来訪者により選択された項目情報に関連づけてデータベースに蓄積することが可能となる。したがって、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
請求項3に係る発明のドアホン装置によれば、複数のドアホン装置によって前記データベースを共有することができるので、他の住居に出現した不審者の情報を知ることができるようになる。
請求項4に係る発明のドアホン装置によれば、一のドアホン装置が備える前記データベースを複数のドアホン装置によって共有することができるので、サーバがなくとも他の住居に出現した不審者の情報を知ることができるようになる。
請求項5に係る発明のドアホン装置によれば、ドアホン装置が有する位置情報に基づいて、住居の位置から所定範囲内にある住居の位置を特定する位置情報が含まれた不審情報履歴をデータベースから取得するようにしている。したがって、住居周辺に出現した不審者の情報を知ることができるようになるので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
請求項6に係る発明のドアホン装置によれば、応対者により評価が行われた不審情報の日時を特定する時間情報に基づいて、現在の日時から所定範囲内にある日時を特定する時間情報が含まれた不審情報履歴をデータベースから取得するようにしている。したがって、来訪者が来訪したときの日時に関連して、例えば最近に出現した不審者の情報や同じ時間帯に出現した不審者の情報を知ることができるようになるので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
請求項7に係る発明のドアホン装置によれば、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報として、複数の主項目情報と、各主項目情報の下位概念となる複数の副項目情報とを関連付けて記憶しており、来訪者が来訪したとき、まず複数の主項目情報を外部表示部に表示し、主項目情報が来訪者により選択されると、当該主項目情報に関連する複数の副項目情報を外部表示部に表示するようにしている。つまり、応対者が来訪者の来訪目的をより詳細に知ることができ、応対するか否かを判断するのに役立てることができる。
請求項8に係る発明のドアホン装置によれば、不審情報を来訪者により選択された主項目情報及び副項目情報に関連付けてデータベースに不審情報履歴として登録するようにしているので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
請求項9に係る発明のドアホン装置によれば、来訪者により主項目情報が選択されると、データベースにおいて当該主項目情報に関連する複数の副項目情報のうち不審情報の数が多く記憶されているものを優先的に選択し、当該副項目情報に関連する不審情報を表示するようにしている。したがって、来訪者によって選択された副項目情報に関連する不審情報を、他の副項目情報に関連する不審情報との関係から相対的に評価することができるようになり、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
請求項10に係る発明のプログラムをコンピュータによって実行することにより、請求項1から9の何れかに記載のドアホン装置における各手段の作用効果を得ることができる。
請求項11に係る発明のドアホンシステムによれば、来訪者が来訪したことが検知されたとき、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を外部表示部に表示し、複数の項目情報の何れかを来訪者に選択させる。そして、複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから、来訪者により選択された項目情報に関連する不審情報履歴を取得し、内部表示部に表示する。また、応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けてデータベースに不審情報履歴として登録するようにしている。つまり、来訪者により選択された項目情報に応じて、複数のドアホン装置から収集された過去の来訪者に関する不審情報履歴が応対者に表示されるので、応対者は、来訪者により選択された項目情報とこれに関連する不審情報履歴とを参考に、来訪者に応対するか否かを判断することができる。したがって、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に警戒を促すことができる。
請求項12に係る発明のドアホン装置の制御方法によれば、来訪者が来訪したことが検知されたとき、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を外部表示部に表示し、複数の項目情報の何れかを来訪者に選択させる。そして、複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから、来訪者により選択された項目情報に関連する不審情報履歴を取得し、内部表示部に表示する。つまり、来訪者により選択された項目情報に応じて、過去の来訪者に関する不審情報履歴が応対者に表示されるので、応対者は、来訪者により選択された項目情報とこれに関連する不審情報履歴とを参考に、来訪者に応対するか否かを判断することができる。したがって、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に警戒を促すことができる。
本実施の形態のドアホン装置について、以下図面を参照しながら説明する。まず、図1〜図3を参照して、ドアホン装置1を含んで構成されるドアホンシステム400及びドアホン装置1の構成について説明する。
図1は、ドアホンシステム400を示す。ドアホンシステム400は、複数のドアホン装置1と管理サーバ100とがネットワークを介して接続されることにより構成されている。
ドアホン装置1は、住居の内部に設置される室内親機10と、玄関などの住居の外部に設置される玄関子機50とを備えている。室内親機10と玄関子機50は、通信可能に接続されており、応対者と来訪者との間での音声通話や、各種データの受け渡しを行うことが可能である。
図2は、室内親機10の外観構成を示す。室内親機10は、スピーカ11と、マイク12と、タッチパネルが内蔵されたモニタ13とを備えている。図3は、玄関子機50の外観構成を示す。玄関子機50は、スピーカ51と、マイク52と、タッチパネルが内蔵されたモニタ53と、呼出ボタン54とを備えている。
本実施の形態では、来訪者により玄関子機50の呼出ボタン54が押されるか、またはモニタ53に来訪者の指先などが触れ、来訪者が来訪したことが検知されると、モニタ53上に来訪者の来訪目的を問う項目情報(以下、用件項目)が複数表示される。例えば「宅配」や「勧誘」といった用件項目が複数含まれてなる用件メニューがモニタ53上に表示され、来訪者に複数の用件項目の何れかを選択するよう促す。そして、来訪者によって選択された用件項目から、来訪者が何の用件で来訪したのかが特定される。
管理サーバ100は、複数のドアホン装置1が共有可能なデータベースを有する。このデータベースには、用件項目に関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴が記憶されている。過去の来訪者に関する不審情報履歴とは、複数のドアホン装置1のそれぞれにおいて応対者により評価が行われた来訪者の不審情報であり、ネットワークを介して各ドアホン装置1から収集された不審情報の集合である。
本実施の形態では、応対者は、来訪者との応対を終えた後、応対の中での印象などから、その来訪者の不審情報を室内親機10に入力することが可能となっている。不審情報が入力されると、入力された不審情報と、その不審情報の対象となった来訪者が来訪したときに選択した用件項目とが関連づけられ、ネットワークを介して、管理サーバ100に送信される。
そして、管理サーバ100は、複数の住居にそれぞれ設置されている各ドアホン装置1から不審情報及びこれに関連づけられた用件項目を収集し、不審情報履歴としてデータベースに蓄積する。なお、本実施の形態では、応対者が応対するか否かを判断する情報として、来訪者が不審者であった場合の悪い評価を示す不審情報を対象とするが、良い評価を示す情報を含めた評価情報を対象とすることもできる。
管理サーバ100が有するデータベースに蓄積された不審情報履歴は、複数の住居のそれぞれに設置されている各ドアホン装置1の間で共有することが可能となる。具体的には、玄関子機50に表示された複数の用件項目の何れかが来訪者によって選択されると、その用件項目に関連付けられた不審情報がデータベースから取得され、室内親機10のモニタ13に表示される。応対者は、来訪者の顔が見えない状況でも、来訪者が選択した用件項目に関連する不審情報を知ることによって、応対を行うか否かを判断することができる。
また、本実施の形態では、データベースは、不審情報と、その不審情報が入力されたドアホン装置1が設置されている住居の位置を特定する位置情報(例えば郵便番号など)とを関連付けて記憶している。したがって、位置情報に基づいて上記データベースを照会し、住居周辺(例えば郵便番号が一致する範囲内)に関する不審情報を取得するようにすれば、住居周辺で出現した不審者の情報がわかり、応対するか否かを判断する材料としての信頼性が高まる。
また、本実施の形態では、データベースは、不審情報と、その不審情報が入力された日時を特定する時間情報とを関連付けて記憶している。したがって、現在の日時に基づいて上記データベースを照会し、現在の日時から所定期間内にある日時(例えば過去1週間以内など)に関する不審情報や、同一の時間帯(例えば15時〜17時など)に関する不審情報を取得するようにすれば、現在の日時に関連する不審者の情報がわかり、応対するか否かを判断する材料としての信頼性が高まる。例えば、住居周辺で同じ時間帯に同じ内容の不審情報(押し売りがあったなど)がその用件項目に集中していた場合などは、応対者が応対を拒否するといった措置をとりやすくなる。
次に、図4を参照して、本実施の形態における室内親機10が備える回路の構成について説明する。
室内親機10は、各種制御部(制御部30、通話制御部40、呼出音制御部41、表示制御部42)と、通信インタフェイス(I/F)43と、入力装置であるタッチパネル14と、出力装置(スピーカ11、マイク12、モニタ13)とを備えている。
制御部30は、CPU31、ROM32及びRAM33により構成される。CPU31は、ROM32に記憶されている制御プログラム(例えば後述の図10)に基づいてドアホン装置1の全体の制御を行う。CPU31は、他の制御部、入力装置、出力装置及び玄関子機50と協働し、ドアホン装置1が備える各手段による機能を実現する。ROM32には、上記制御プログラムや、玄関子機50に対して各種信号を送信するためのデータ等が記憶されている。RAM33には、作業用の記憶領域が設けられる。
通話制御部40には、スピーカ11及びマイク12が接続されている。通話制御部40は、マイク12によって集音された応対者の声などの音声を取得する。また、通話制御部40は、玄関子機50から通信I/F43を介して入力された来訪者の声などの音声をスピーカ11から出力する。
呼出音制御部41には、スピーカ11が接続されている。呼出音制御部41は、玄関子機50から通信I/F43を介して入力された呼出信号に基づいて、応対者に来訪者の来訪を通知する呼出音をスピーカ11から出力する。玄関子機50は、呼出ボタン140が来訪者によって押されたとき、呼出信号を室内親機10に対して出力する。
表示制御部42には、モニタ13が接続されている。表示制御部42は、モニタ13の表示を制御する。具体的には、表示制御部42は、来訪者により選択された用件項目に関連する不審情報や、応対者が応対した来訪者に関する不審情報の入力を行う際の情報、その他情報をモニタ13に表示する。
モニタ13には、操作入力部であるタッチパネル14が内蔵されている。タッチパネル14は、応対者による操作の入力を受け付ける。例えば、来訪者に関する不審情報の入力や、玄関子機50との間の通話を許可する旨又は拒否する旨の入力を受け付ける。
通信I/F43は、通信ケーブル(なお無線であっても良い)を介して玄関子機50が備える通信I/F94(後述の図5)と接続される。加えて、通信I/F43は、ネットワークを介して管理サーバ100が備える通信装置143(後述の図6)と接続されている。通信I/F43は、玄関子機50との間及び管理サーバ100との間で各種情報を送受信する。例えば、応対者により入力された不審情報は、通信I/F43を介して管理サーバ100に送信される。
記憶部44は、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目を記憶する。記憶部44に記憶されている複数の用件項目に基づいて、複数の用件項目を来訪者に選択させる画面(用件メニュー画面であり、例えば後述の図16)が玄関子機50のモニタ53に表示される。
また、記憶部44は、応対者によりタッチパネル14を介して入力された不審情報を記憶する。つまり、本ドアホン装置1が設置される住居に来訪した来訪者に関する不審情報が記憶されている。また、記憶部44は、管理サーバ100のデータベースに記憶されている不審情報がネットワークを介して取得されると、その取得された不審情報を記憶する。
次に、図5を参照して、本実施の形態における玄関子機50が備える回路の構成について説明する。
玄関子機50は、各種制御部(制御部80、通話制御部91、表示制御部92)と、通信I/F94と、入力装置であるタッチパネル54及び呼出ボタン55と、出力装置(スピーカ51、マイク52、モニタ53、LED照明56)とを備えている。
制御部80は、CPU81、ROM82及びRAM83により構成される。CPU81は、ROM82に記憶されている制御プログラムに基づいて、玄関子機50の全体の制御を行い、玄関子機50が備える各機能を実現する。ROM82には、上記制御プログラムや、室内親機10に対して各種信号を送信するためのデータ等が記憶されている。RAM83には、作業用の格納領域が設けられる。
通話制御部91には、スピーカ51及びマイク52が接続されている。通話制御部91は、マイク52によって集音された来訪者の声などの音声を取得する。また、通話制御部91は、室内親機10から通信I/F94を介して入力された応対者の声などの音声をスピーカ51から出力する。
表示制御部92には、モニタ53が接続されている。表示制御部92は、モニタ53の表示を制御する。具体的には、表示制御部92は、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目の何れかを来訪者に選択させるための情報、その他情報をモニタ53に表示する。
モニタ53には、操作入力部であるタッチパネル54が内蔵されている。タッチパネル54は、来訪者による操作の入力を受け付ける。例えば、来訪者により選択される複数の用件メニューの何れかの入力を受け付ける。
通信I/F94は、室内親機10が備える通信I/F43と接続されている。通信I/F94は、室内親機10との間で各種情報を送受信する。
次に、図6を参照して、本実施の形態における管理サーバ100が備える回路の構成について説明する。
管理サーバ100は、汎用のパーソナルコンピュータであり、制御部130と、制御部130に接続されるI/Oインタフェイス120と、I/Oインタフェイス120を介して制御部130に接続されるマウスコントローラ140、キーコントローラ141、ビデオコントローラ142、記憶部であるハードディスク装置(HDD)110及び通信装置143と、マウス150と、キーボード151と、ディスプレイ152とを備えている。
制御部130は、CPU131、ROM132及びRAM133により構成される。CPU131は、ROM132に記憶されている制御プログラム(例えば後述の図13)に基づいて、管理サーバ100の全体の制御を行い、管理サーバ100が備える各機能を実現する。ROM132には、上記制御プログラムや、室内親機10に対して各種信号を送信するためのデータ等が記憶されている。RAM133には、作業用の記憶領域が設けられる。
マウスコントローラ140には、マウス150が接続される。キーコントローラ141には、キーボード151が接続される。マウス150及びキーボード151を介して情報の入力が行われる。ビデオコントローラ142には、ディスプレイ152が接続される。
通信装置143は、ネットワークを介して、室内親機10が備える通信I/F43と接続されている。通信装置143は、室内親機10との間で各種情報を送受信する。
HDD110には、データベースが記憶されている。データベースには、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目を記憶する用件メニューデータベースと、複数の用件項目のそれぞれに関連付けて各ドアホン装置1から収集した不審情報を記憶する不審情報データベースとが設けられている。
次に、図7及び図8を参照して、用件メニューデータベースについて説明する
図7は、メイン用件メニューデータベースを示す。図8は、サブ用件メニューデータベースを示す。本実施の形態では、用件項目として、複数のメイン用件項目(主項目情報)と、各メイン用件項目の下位概念となる複数のサブ用件項目(副項目情報)とを関連付けて記憶している。なお、図示の例では、それぞれの用件項目を分けて表しているが、データベースとして一体に管理されているものである。
メイン用件メニューデータベースは、複数のメイン用件項目と、各メイン用件メニューを識別する情報であるメイン用件IDとを記憶している。メイン用件項目は、来訪者の来訪目的を問うための情報であり、例えば、「宅配(メイン用件ID:1)」や「勧誘(メイン用件ID:2)」といった内容が記憶されている。
サブ用件メニューデータベースは、各メイン用件項目(より具体的にはメイン用件ID)に応じて、複数のサブ用件項目と、各サブ用件項目を識別する情報であるサブ用件IDとを記憶している。サブ用件項目は、メイン用件項目に関連して、来訪者の来訪目的をより下位の概念で問うため(より詳細に分類するため)の情報であり、例えば、「宅配(メイン用件ID:1)」に関連して「ピザ(サブ用件ID:11)」や、「勧誘(メイン用件ID:2)」に関連して「宗教(サブ用件ID:21)」、「保険(サブ用件ID:22)」及び「新聞(サブ用件ID:23)」といった内容が記憶されている。
本実施の形態では、用件メニューデータベースに記憶されている内容はネットワークを介して各ドアホン装置1に送信され、室内親機10の記憶部44に記憶される。そして、記憶部44に記憶された用件項目に基づいて、玄関子機50のモニタ53に用件メニュー画面(後述の図16)を表示し、来訪者に来訪目的の入力を促す。
このとき、まず、来訪者に対して複数のメイン用件項目の何れかを選択させる画面を表示させる。続いて、複数のメイン用件項目の何れかが選択されると、選択されたメイン用件項目に関連した複数のサブ用件項目の何れかを選択させる画面を表示させる。これによって、来訪者の来訪目的をより詳細に特定する。
なお、用件メニューデータベースは、管理者の手によって任意に修正及び変更を行うことが可能であり、例えば、メイン用件項目やサブ用件項目の種類を追加することもできる。そして、更新された内容はネットワークを介して各ドアホン装置1に送信され、室内親機10の記憶部44に記憶される。
次に、図9を参照して、不審情報データベースについて説明する。
不審情報データベースは、前述の複数の用件項目(より具体的にはメイン用件ID及びサブ用件ID)のそれぞれに応じて、不審情報と、時間情報と、位置情報とを記憶している。
不審情報は、複数のドアホン装置1のそれぞれが設置されている住居において応対者によって来訪者の評価が行われた結果、入力されるデータである。つまり、不審情報は、ネットワークを介して複数のドアホン装置1から収集される。不審情報の内容としては、例えば、「しつこい勧誘があった」、「口調がこわい」といった、不審者に対する応対者の評価が挙げられる。
時間情報は、不審情報が応対者によって入力された日時を示すデータである。例えば、「年/月/日 時/分/秒」という内容で記憶される。なお、時間情報は、ドアホン装置1に不審情報が入力された日時や管理サーバ100がドアホン装置1から不審情報を受信した日時を採用することができるが、このほかに、応対者によって入力された日時を採用することもできる。来訪者との応対の後、応対者が直ちに不審情報を入力しない場合も考えられ、実際に応対した日時と入力した日時に開きが生じた場合にも対応可能となる。
位置情報は、不審情報が入力されたドアホン装置1が設置されている住居の位置を特定するためのデータである。例えば、郵便番号や、ドアホン装置1にGPSを搭載した場合はGPSにより特定される位置データを採用することができる。
なお、不審情報データベースは、同じ用件項目に応じた不審情報や、所定の期間内に含まれる日時情報に関連する不審情報や、所定範囲内に含まれる位置情報に関連する不審情報に予め分けて記憶しておくなど、検索処理の迅速化を考慮に入れて管理する構成を採用することができる。
次に、図10〜図15を参照して、ドアホン装置1の室内親機10のCPU31により実行されるプログラム及び管理サーバ100のCPU131により実行されるプログラムの内容について説明する。
まず、図10を参照して、室内親機10のCPU31により実行される室内親機メインフローチャートについて説明する。
まず、室内親機10のCPU31は、室内親機10の入力が有ったか否かを判別する(S1)。具体的には、タッチパネル14により応対者による操作の入力が検出されたか否かが判別される。CPU31は、室内親機10の入力が有ったと判別したときには、各種設定処理を行う(S2)。例えば、ドアホン装置1の位置情報(例えば郵便番号)の登録や、室内親機10のスピーカ11により出力される音量の調整など、各種設定処理が行われる。
一方、CPU31は、S2において室内親機10の入力が無いと判別したときには、玄関子機50の入力が有ったか否かを判別する(S3)。具体的には、通信I/F43を介して玄関子機50からの入力通知信号を受信したか否かが判別される。玄関子機50のCPU81は、呼出ボタン55が来訪者により押されたことやタッチパネル14により来訪者による操作の入力を検出すると、入力通知信号を通信I/F94を介して室内親機10に送信するようにしている。
CPU31は、玄関子機50の入力が無いと判別したときには、前述のS1に移る。一方、CPU31は、玄関子機50の入力が有ったと判別したときには、後で図11を参照して説明するメニュー選択処理を行う(S4)。メニュー選択処理では、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目の何れかを来訪者に選択させ、選択された用件項目に関連する不審情報をデータベースから取得し、モニタ13に表示する処理が行われる。この処理が行われると、前述のS1に移る。
次に、図11を参照して、メニュー選択処理について説明する。
まず、室内親機10のCPU31は、用件メニューデータに基づいて用件メニューを玄関子機50に表示する(S51)。具体的に、CPU31は、記憶部44に記憶されている用件メニュー(メイン用件項目及びサブ用件項目を含む)を玄関子機50のモニタ53に表示させる。
ここで、図16は、玄関子機50のモニタ53に用件メニューが表示される場合の一例を示す。図16に示す例では、玄関子機50のモニタ53に「宅配」、「勧誘」、「集金」といった複数のメイン用件項目が表示されている。来訪者は、モニタ53内に表示された各メイン用件項目を指先などで触れることによって選択する。また、図示は省略しているが、例えば「勧誘」が選択された場合は、これに関連する「保険」、「新聞」といった複数のサブ用件項目が表示される画面に切り替えられる。そして、来訪者は、モニタ53内に表示された各サブ用件項目を指先などで触れることによって選択する。なお、モニタ53に画像を表示するにとどまらず、スピーカ51から用件項目に関するアナウンスを出力するようにしても良い。
次に、CPU31は、子機の入力が有ったか否かを判別する(S52)。CPU31は、入力が無いと判別したときには、入力が有るまで待機する。一方、CPU31は、入力が有ったと判別したときには、入力された内容を取得する(S53)。具体的に、CPU31は、玄関子機50において来訪者により入力された用件項目を、通信I/F43を介して取得する。玄関子機50では、タッチパネル14により用件項目の入力が検出されると、検出された用件項目に応じた信号を通信I/F94を介して室内親機10に送信するようにしている。
次に、CPU31は、後で図12を参照して説明する不審情報取得処理を行う(S54)。不審情報取得処理では、来訪者により選択された用件項目に関連する不審情報を管理サーバ100から取得する処理が行われる。
次に、CPU31は、不審情報が存在するか否かを判別する(S55)。CPU31は、管理サーバ100からの返信内容に不審情報が存在すると判別したときには、取得した不審情報をモニタ13に表示する(S56)。
ここで、図17及び図18は、室内親機10のモニタ13において用件項目に関連した不審情報が表示される場合の一例を示す。図17に示す例では、室内親機10のモニタ13に、「2008/06/06 17時頃 用件項目「勧誘・新聞」で不審者が現れた」旨のメッセージと、「口調がこわい」といった応対者のコメントが表示されている。
また、図18に示す例では、室内親機10のモニタ13に、来訪者により選択されたメイン用件項目に関連する複数のサブ用件項目のうち、不審情報の数が多く記憶されているものが優先的に表示され、かつ各サブメニュー用件に関連する不審情報が表示されている。
加えて、室内親機10のモニタ13には、「通話許可」及び「通話拒否」を示す対応決定メニューが表示されている。つまり、上記用件項目に関連した不審情報とともに、対応決定メニューを表示することで、いま玄関の外にいて、用件項目「勧誘・新聞」を選択した来訪者との応対を行うか否かの判断を応対者に促すようにしている。応対者は、モニタ13上の「通話許可」又は「通話拒否」に触れることによって、応対するか否かを決定する。なお、モニタ13に画像を表示するにとどまらず、スピーカ11から不審情報に関するアナウンスを出力するようにしても良い。なお、不審情報が存在しない場合には、前述の「通話許可」及び「通話拒否」を示す対応決定メニューのみがモニタ13に表示されることになる。
CPU31は、前述のS56の後、又はS55に不審情報は存在しないと判別したときには、「通話許可」の入力があったか否かを判別する(S57)。具体的に、CPU31は、タッチパネル14により「通話許可」の入力が検出されたか否かを判別する。CPU31は、「通話許可」の入力ではなく、「通話拒否」の入力があったと判別したときには、玄関子機50に対して通話拒否の旨を通知する(S58)。玄関子機50では、通話拒否の旨を示す信号を受信すると、対応する処理を行う。例えば、玄関子機50のモニタ53に留守中である旨や、都合により応対できない旨を表示する。
その一方で、CPU31は、「通話許可」の入力があったと判別したときには、玄関子機50と通話状態に入る(S59)。室内親機10と玄関子機50との間でマイクにより集められた音声が送受信され、スピーカにより出力されることにより、応対者と来訪者との通話が行われる。
次に、CPU31は、不審情報が存在するか否かを判別する(S60)。CPU31は、不審情報は存在しない、つまり、室内親機10のモニタ13に不審情報が表示されていないと判別したときには、メニュー選択処理を終了する。その一方で、CPU31は、不審情報は存在すると判別したときには、モニタ13による不審情報の表示を終了する(S61)。
次に、CPU31は、通話終了の入力があったか否かを判別する(S62)。CPU31は、上記S59の後で「通話終了」を示す項目をモニタ13に表示しており、タッチパネル14により「通話終了」の入力が検出されたか否かを判別する。CPU31は、通話終了の入力がないと判別したときには、通話終了の入力が有るまで待機する。一方で、CPU31は、通話終了の入力があったと判別したときには、玄関子機50と通話切断状態に入る(S63)。この処理が行われると、メニュー選択処理を終了する。
次に、図12を参照して、不審情報取得処理について説明する。
まず、室内親機10のCPU31は、来訪者により入力された用件項目と室内親機10に登録された位置情報を管理サーバ100に送信する(S71)。位置情報は、室内親機10の記憶部44に記憶されている。
次に、CPU31は、管理サーバ100からの応答を待つ(S72)。次に、CPU31は、管理サーバ100からの返信内容を記憶する(S73)。用件項目に関連する不審情報がデータベースに存在する場合は、当該不審情報が管理サーバ100から返信され、記憶部44に記憶される。
次に、CPU31は、返信内容はエラーであるか否かを判別する(S74)。CPU31は、返信内容はエラーではないと判別したときには、不審情報取得処理を終了する。一方で、CPU31は、返信内容はエラーであると判別したときには、エラー処理を行う(S75)。CPU31は、室内親機10のモニタ13にエラーが生じた旨を表示する。この処理が行われると、S71に移る。
次に、図13を参照して、管理サーバ100のCPU131により実行されるサーバ側不審情報返信処理について説明する。
まず、管理サーバ100のCPU131は、室内親機10からの送信を待つ(S201)。次に、CPU131は、室内親機10からの送信内容に、用件項目と位置情報が含まれているか否かを判別する(S202)。
CPU131は、用件項目と位置情報が含まれていないと判別したときには、室内親機10に対してエラーを返信する(S203)。この処理が行われると、前述のS201に移る。
その一方で、CPU131は、用件項目と位置情報が含まれていると判別したときには、不審情報データベース(図9)を参照し、用件項目と位置情報に基づいて不審情報を取得し、室内親機10に対して返信する(S204)。
このとき、CPU131は、用件項目に関連する不審情報のうち、受信した位置情報により特定される住居の位置から所定範囲内にある住居の位置を特定する位置情報が含まれた不審情報を取得する。
また、CPU131は、室内親機10から用件項目と位置情報を受信した日時を参照して、不審情報を取得する。つまり、CPU131は、用件項目に関連する不審情報であって、受信した日時から所定範囲内にある日時を特定する時間情報が含まれた不審情報を取得する。
また、別の態様として、CPU131は、メイン用件項目に関連する複数のサブ用件項目のうち不審情報の数が多く記憶されているものを優先的に選択し、各サブ用件項目に関連する不審情報を取得するようにすることもできる。これらの処理が行われると、前述のS201に移る。
次に、図14を参照して、室内親機10のCPU31により実行される不審情報登録処理について説明する。
まず、室内親機10のCPU31は、室内親機10の入力が有ったか否かを判別する(S91)。具体的に、CPU31は、タッチパネル14により不審情報の登録に関する入力が検出されたか否かを判別する。CPU31は、室内親機10の入力が無かったと判別したときには、入力が有るまで待機する。
その一方で、CPU31は、室内親機10側の入力が有ったと判別したときには、来訪者により選択された用件項目、室内親機10に登録されている位置情報及び応対者により入力された不審情報を管理サーバ100に対して送信する(S92)。この処理が行われると、S91に移る。
次に、図15を参照して、管理サーバ100のCPU131により実行されるサーバ側不審情報登録処理について説明する。
まず、管理サーバ100のCPU131は、室内親機10からの送信を待つ(S221)。次に、CPU131は、室内親機10からの送信内容に、用件項目、位置情報及び不審情報が含まれているか否かを判別する(S222)。
CPU131は、用件項目、位置情報及び不審情報が含まれていないと判別したときには、室内親機10に対してエラーを返信する(S223)。この処理が行われると、前述のS221に移る。
その一方で、CPU131は、用件項目、位置情報及び不審情報が含まれていると判別したときには、不審情報データベース(図9)に、用件項目と、位置情報と、不審情報とを関連付けて記憶する(S224)。この処理が行われると、前述のS221に移る。
以上説明したように、ドアホン装置1は、来訪者が来訪したことが検知されたとき、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目を玄関子機50のモニタ53に表示し、複数の用件項目の何れかを来訪者に選択させる。そして、管理サーバ100が備える不審情報データベース(図9)から、来訪者により選択された用件項目に関連する不審情報を取得し、室内親機10のモニタ13に表示するようにした。つまり、来訪者により選択された用件項目に応じて、複数の他のドアホン装置1から収集された不審情報履歴が応対者に表示されるので、他の住居に出現した不審者の情報を知ることができるようになる。そして、応対者は、来訪者により選択された用件項目とこれに関連する不審情報とを参考に、来訪者に応対するか否かを判断することができる。したがって、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に対して応対前に警戒を促すことができる。また、応対者は、仮に来訪者と通話状態に入った場合でも、その通話内容と、来訪者により入力された用件の内容との間に矛盾があるか否かを判断することによって、不審者かどうかを判断することもでき、不審者と直に顔を合わせてしまうような事態を避けることができる。
また、応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された用件項目に関連付けてデータベースに登録するようにしている。つまり、応対者が来訪者と応対した結果、その来訪者に対して不審な印象を持った場合は、その情報を来訪者により選択された用件項目に関連づけてデータベースに蓄積することが可能となる。したがって、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
また、ドアホン装置1によれば、ドアホン装置1に登録された位置情報に基づいて、住居の位置から所定範囲内にある住居の位置を特定する位置情報が含まれた不審情報をデータベースから取得するようにしている。したがって、住居周辺に出現した不審者の情報を知ることができるようになるので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
また、ドアホン装置1によれば、応対者により評価が行われた不審情報の日時を特定する時間情報に基づいて、現在の日時から所定範囲内にある日時を特定する時間情報が含まれた不審情報をデータベースから取得するようにしている。したがって、来訪者が来訪したときの日時に関連して、例えば最近に出現した不審者の情報や同じ時間帯に出現した不審者の情報を知ることができるようになるので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
また、ドアホン装置1によれば、来訪者の来訪目的を問う複数の用件項目として、複数のメイン用件項目と、各メイン用件項目の下位概念となる複数のサブ用件項目とを関連付けて記憶している。そして、来訪した来訪者に、複数のメイン用件項目の何れかを選択させるとともに、当該選択されたメイン用件項目に関連する複数のサブ用件項目の何れかを選択させるようにした。つまり、応対者が来訪者の来訪目的をより詳細に知ることができ、応対するか否かを判断するのに役立てることができる。
また、ドアホン装置1によれば、来訪者により選択されたメイン用件項目及びサブ用件項目に関連付けて不審情報をデータベースに登録するようにしているので、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
また、ドアホン装置1によれば、来訪者によりメイン用件項目が選択されると、データベースにおいて当該メイン用件項目に関連する複数のサブ用件項目のうち不審情報の数が多く記憶されているものを優先的に選択し、当該サブ用件項目に関連する不審情報を表示するようにしている。したがって、選択されたサブ用件項目に関連する不審情報を、他のサブ用件項目に関連する不審情報との関係から相対的に評価することができるようになり、応対するか否かの判断材料とする不審情報の信頼性を高めることができる。
本発明のドアホン装置1は、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報(例えば、前述の用件項目)を記憶する項目情報記憶手段(例えば、前述の記憶部44)と、来訪者が来訪したことを検知する来訪検知手段(例えば、前述の呼出ボタン55又はタッチパネル54、前述のCPU31により実行される図10に示す室内親機メインフローチャートのS4の処理)と、来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されたとき、項目情報記憶手段により記憶されている複数の項目情報を外部表示部(例えば、前述の玄関子機50のモニタ53)に表示する項目情報表示手段(例えば、前述の表示制御部92、前述のCPU31により実行される図11に示すメニュー選択処理のS51)と、来訪者により選択された項目情報を取得する項目情報取得手段(例えば、前述の玄関子機50のタッチパネル54、前述のCPU31により実行される図11に示すメニュー選択処理のS54)と、項目情報取得手段により取得された項目情報に基づいて、複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベース(例えば、前述の管理サーバ100が備えるデータベース)から項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得する不審情報履歴取得手段(例えば、前述の玄関子機50のタッチパネル54、前述のCPU31により実行される図11に示すメニュー選択処理のS55)と、項目情報取得手段により取得された項目情報と不審情報履歴取得手段により取得された不審情報履歴とを内部表示部(例えば、前述の室内親機10のモニタ13)に表示する不審情報履歴表示手段(例えば、前述の表示制御部42、前述のCPU31により実行される図11に示すメニュー選択処理のS57)と、応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けてデータベースに不審情報履歴として登録する不審情報登録手段(例えば、前述のCPU31により実行される図14に示す不審情報登録処理)と、を備えたことを特徴としている。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、本発明のドアホン装置が備える上記各手段などの具体的構成については前述した本実施の形態の各要素に限られるものではない。
なお、本実施の形態では、複数の用件項目のそれぞれに関連する不審情報を記憶するデータベース(例えば前述の図9に示す不審情報データベース)を、複数のドアホン装置1のそれぞれとネットワークを介して接続された管理サーバ100に設け、各ドアホン装置1は、ネットワークを介して管理サーバ100から用件項目に関連する不審情報を取得するようにしている。つまり、本実施の形態では、サーバ・クライアント型のネットワーク構成を採用しているが、本発明はこれに限られるものではなく、P2P(Peer To Peer)型のネットワーク構成を採用することもできる。
図19は、P2P型のネットワーク構成を採用したドアホンシステムを示す。複数のドアホン装置1のそれぞれがネットワークを介して接続されている。各ドアホン装置1は、室内親機10の記憶部44に、来訪者によって入力された用件項目とこの用件項目に関連して応対者によって入力された不審情報とを記憶している。つまり、各ドアホン装置1は、その住居においてのみ出現した不審者の情報を記憶している。そして、各ドアホン装置1は、来訪した来訪者によって用件項目が選択されると、その用件項目に関連する不審情報を他のドアホン装置1からネットワークを介して取得する。
このようにしても、来訪者により選択された用件項目に応じて、複数の他のドアホン装置1から収集された不審情報履歴が応対者に表示されるので、他の住居に出現した不審者の情報を知ることができるようになる。そして、応対者は、来訪者により選択された用件項目とこれに関連する不審情報とを参考に、来訪者に応対するか否かを判断することができる。したがって、カメラなどによる人物認識機能により来訪者を認識できない場合でも、応対者に対して応対前に警戒を促すことができる。
なお、本実施の形態では、来訪した来訪者によって用件項目が選択されるごとに、管理サーバ100にアクセスし、用件項目に応じた不審情報を取得するようにしているが、本発明はこれに限らず、所定の時間(例えば毎日9時と17時)或いは一定の周期(例えば1時間毎)で、管理サーバ100にアクセスし、管理サーバ100が有する不審情報データベースの内容を室内親機10の記憶部44に設けられた所定領域に同期させるようにしても良い。そして、室内親機10の記憶部44に設けられた所定領域(管理サーバ100が有する不審情報データベースの内容が記憶されている)から不審情報を取得するようにすることもできる。また、これは、前述のP2P型のネットワーク構成を採用する場合にも同様に行うことができる。
本実施の形態において適用した、図1に示すシステム構成、図2及び図3に示す装置構成、図4〜図6に示す回路構成及びその周辺装置、図7〜図9に示すデータベースの構成、図10〜図15に示すフローチャートの構成、図16〜図18に示す各情報の表示例などは、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変更又は修正が可能なものである。
なお、本実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
ドアホンシステム400の概観を示す斜視図である。 ドアホン装置1の室内親機10の外観構成を示す図である。 ドアホン装置1の玄関子機50の外観構成を示す図である。 ドアホン装置1の室内親機10の電気回路の構成を示すブロック図である。 ドアホン装置1の玄関子機親機50の電気回路の構成を示すブロック図である。 管理サーバ100の電気回路の構成を示すブロック図である。 メイン用件メニューデータベースを示す図である。 サブ用件メニューデータベースを示す図である。 不審情報データベースを示す図である。 室内親機10のCPU31により行われる室内親機メインフローチャートを示す図である。 室内親機10のCPU31により行われるメニュー選択処理のフローチャートを示す図である。 室内親機10のCPU31により行われる不審情報取得処理のフローチャートを示す図である。 管理サーバ100のCPU131により行われるサーバ側不審情報返信処理のフローチャートを示す図である。 室内親機10のCPU31により行われる不審情報登録処理のフローチャートを示す図である。 管理サーバ100のCPU131により行われるサーバ側不審情報登録処理のフローチャートを示す図である。 玄関子機50のモニタ53に表示される用件項目の例を示す図である。 室内親機10のモニタ13に表示される不審情報の例を示す図である。 室内親機10のモニタ13に表示される不審情報の例を示す図である。 ドアホンシステム400の概観を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドアホン装置
10 室内親機
50 玄関子機
100 管理サーバ
11,51 スピーカ
12,52 マイク
13,53 モニタ
14,54 タッチパネル
30,80,130 制御部
31,81,131 CPU
32,82,132 ROM
33,83,133 RAM
44 記憶部
110 HDD

Claims (12)

  1. 来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、
    来訪者が来訪したことを検知する来訪検知手段と、
    前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されたとき、前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の項目情報を来訪者に表示する外部表示部に表示する項目情報表示手段と、
    来訪者により選択された項目情報を取得する項目情報取得手段と、
    前記項目情報取得手段により取得された項目情報に基づいて、前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得する不審情報履歴取得手段と、
    前記項目情報取得手段により取得された項目情報と前記不審情報履歴取得手段により取得された不審情報履歴とを応答者に表示する内部表示部に表示する不審情報履歴表示手段と、を備えたことを特徴とするドアホン装置。
  2. 応対者によって評価が行われた不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録する不審情報登録手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のドアホン装置。
  3. 前記データベースは、前記ドアホン装置及び他のドアホン装置を含む複数のドアホン装置のそれぞれと通信回線を介して接続されたサーバに設けられ、各ドアホン装置から通信回線を介して収集された前記不審情報履歴を記憶しており、
    前記不審情報履歴取得手段は、
    通信回線を介して前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のドアホン装置。
  4. 前記データベースは、前記ドアホン装置及び他のドアホン装置を含む複数のドアホン装置のそれぞれに設けられており、
    前記不審情報履歴取得手段は、
    通信回線を介して他のドアホン装置が備える前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得することを特徴とする請求項1又は2に記載のドアホン装置。
  5. 前記データベースが記憶する前記不審情報履歴には不審情報の評価を行った応対者の住居の位置を特定する位置情報が含まれ、
    前記不審情報履歴取得手段は、
    前記項目情報取得手段により取得された項目情報及び住居の位置を特定する位置情報に基づいて、前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴であって、前記住居の位置から所定範囲内にある住居の位置を特定する位置情報が含まれた不審情報履歴を取得することを特徴とする請求項1から4の何れかに記載のドアホン装置。
  6. 前記データベースが記憶する前記不審情報履歴には応対者により評価が行われた不審情報の日時を特定する時間情報が含まれ、
    前記不審情報履歴取得手段は、
    前記項目情報取得手段により取得された項目情報及び現在の日時を特定する時間情報に基づいて、前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴であって、現在の日時から所定範囲内にある日時を特定する時間情報が含まれた不審情報履歴を取得することを特徴とする請求項1から5の何れかに記載のドアホン装置。
  7. 前記項目情報記憶手段は、
    前記来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報として、複数の主項目情報と、各主項目情報の下位概念となる複数の副項目情報とを関連付けて記憶しており、
    前記項目情報取得手段は、
    前記複数の主項目情報から来訪者により選択された主項目情報を取得し、また、前記複数の副項目情報から来訪者により選択された副項目情報を取得し、
    前記項目情報表示手段は、
    前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されたときに前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の主項目情報を外部表示部に表示し、
    前記項目情報取得手段により前記主項目情報が取得されると、当該主項目情報に関連する複数の副項目情報を外部表示部に表示することを特徴とする請求項1から6の何れかに記載のドアホン装置。
  8. 前記不審情報登録手段は、
    応対者によって評価が行われた来訪者に関する不審情報を来訪者により選択された主項目情報及び副項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録することを特徴とする請求項7に記載のドアホン装置。
  9. 前記データベースには、前記主項目情報及び前記副項目情報に関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴が記憶されており、
    前記不審情報履歴取得手段は、
    前記項目情報取得手段により前記主項目情報が取得されると、前記データベースにおいて当該主項目情報に関連する複数の副項目情報のうち不審情報の数が多く記憶されているものを優先的に選択し、当該副項目情報に関連する不審情報を取得することを特徴とする請求項7又は8に記載のドアホン装置。
  10. コンピュータを、請求項1から9の何れかに記載のドアホン装置における各手段として機能させるためのプログラム。
  11. 所定の範囲内に存在する複数の住居にそれぞれ設置される複数のドアホン装置と、前記複数のドアホン装置が共有可能なデータベースとを備えるドアホンシステムであって、
    前記データベースは、
    来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報と、前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶し、
    前記ドアホン装置は、
    来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を記憶する項目情報記憶手段と、
    来訪者が来訪したことを検知する来訪検知手段と、
    前記来訪検知手段により来訪者が来訪したことが検知されると、前記項目情報記憶手段により記憶されている前記複数の項目情報を外部表示部に表示する項目情報表示手段と、
    来訪者により選択された項目情報を取得する項目情報取得手段と、
    前記データベースから前記項目情報取得手段により取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得する不審情報履歴取得手段と、
    前記項目情報取得手段により取得された項目情報と前記不審情報履歴取得手段により取得された不審情報履歴とを内部表示部に表示する不審情報履歴表示手段と、
    応対者によって評価が行われた来訪者に関する不審情報を来訪者により選択された項目情報に関連付けて前記データベースに不審情報履歴として登録する不審情報登録手段と、を備えたことを特徴とするドアホンシステム。
  12. 来訪者が来訪したことを検知するステップと、
    来訪者が来訪したことが検知されると、来訪者の来訪目的を問う複数の項目情報を外部表示部に表示するステップと、
    来訪者により選択された項目情報を取得するステップと、
    前記複数の項目情報のそれぞれに関連付けて過去の来訪者に関する不審情報履歴を記憶するデータベースから前記取得された項目情報に関連する不審情報履歴を取得するステップと、
    前記取得された項目情報と前記取得された不審情報履歴とを内部表示部に表示するステップと、を有することを特徴とするドアホン装置の制御方法。
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