JP2010081150A - Ip電話システム、ip電話交換機の切り替え方法、並びに交換機切替中継装置 - Google Patents

Ip電話システム、ip電話交換機の切り替え方法、並びに交換機切替中継装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通話サービスに影響を与えることなく新旧IP電話交換機の切り替えを行う。
【解決手段】既存の電話交換網(PSTN)1と接続されるIP電話システムの交換機を旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30に切り替えるとき、交換機切替中継装置17をIP網に接続し、既存の電話交換網1のトランスレータの更新が完了するまでの間(切り替え移行期間中)は、すべての加入者ゲートウェイからの登録信号及び発信呼制御信号を、交換機切替中継装置17を経由して新旧2つのIP電話交換機20、30に中継転送すると共に、PSTN1からの着信時には新旧2つののIP電話交換機20、30から送信される着信呼制御信号を加入者ゲートウェイに中継転送する。
【選択図】図1

Description

本発明は、IP(Internet Protocol)網を介して既存の電話交換網と呼接続処理を行う、IP電話システムにおける交換機の切り替え方法、並びに交換機切替中継装置に関する。
IP電話が普及し、IP網を介してPSTN(Public Switch Telephone Network)等既存の電話交換網に接続するIP電話システムが増えている。
かかるIP電話システムは汎用的な機器を利用している場合も多く、また、既存の電話交換網に比較して小型で安価な構成になっている。そのため、システム更新や性能向上、加入者の収容変更等、IP電話システムにおけるIP電話交換機を切り替える機会が増えている。
前記したIP電話交換機は、加入者宅内に設置される加入者GW(gateway)を介して呼接続制御及び各種サービスの提供を行うCSCF(Call Session Control Function)と、PSTNと接続するためのゲートウェイ機能を提供するMGCF(Media Gateway Control Function)と、SGW(Signaling Gateway)と、MGCFの制御によりメディア変換を行うMGW(Media Gateway)とを備えて構成される。
MGCFはSGWと連携し、共通線信号に対応して生成される制御信号に基づいてMGWを制御し、PSTNとの間のゲートウェイとしての役割を果たす。MGWは、PSTNにPOI(Point Of Interface)で接続され、PSTNの通話回線を終端してIP網との間の音声等のメディア変換を行う。SGWは、PSTNにS−POI(Signaling Point Of Interface)で接続して共通線信号を終端し、IP網を介してMGCFとの間で制御信号を送受信する。
従来のIP電話システムにおける交換機の切り替え方法について、図19に示すシステム構成図を参照しながら簡単に説明する。
図19のシステム構成図に示されるように、切り替え前の旧IP電話交換機20は、CSCF7、MGCF6、SGW5、MGW8により構成され、いずれもIP−NW(IP Network)2に接続されている。また、CSCF7と、MGCF6は、SGW5及びMGW8を介してPSTN1に接続されている。尚、旧IP電話交換機20に収容される加入者GWは、IP−NW4を介して、加入者GW9、加入者GW10、加入者GW11のように接続されているものとする。
前記した旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30へ切り替えるにあたり、IP電話事業者が新IP電話交換機30を構成する、新CSCF15、新MGCF14、新SGW13、新MGW16をPSTN1、及びIP網(IP−NW3)に接続したとする。
このとき、IP電話事業者は、新IP電話交換機30とPSTN1との相互接続を確認し、旧IP電話交換機20に収容されているすべての加入者GW9〜11の登録情報を新IP電話交換機30の新CSCF15に登録したうえで、すべての加入者GW9〜11に設定されている接続先情報(CSCFアドレス情報)をCSCF7から新CSCF15に変更している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−205608号公報(段落「0017」〜「0018」、図1)
前記した特許文献1に開示された技術によれば、IP電話事業者が加入者GW9〜11に登録されているCSCFアドレス情報を変更するにあたり、旧IP電話交換機20が既存の電話交換網(PSTN1)に接続するPOIの数が複数に及ぶ場合、同数のPOIを新IP電話交換機30に増設し、PSTN1との相互接続を確認したうえで、前記した切り替えを実施する。
一方、PSTN事業者は、着信先の電話番号からその電話番号を収容するIP電話交換機が接続されているPOIを検索するために、各IP電話交換機が収容している電話番号帯を識別する対地電番と、各IP電話交換機及びPOIを識別する着信局番号(DPC:Destination Point Code)とを対応付けるためのテーブルである「トランスレータ」を利用する(詳細は後記)。
IP電話交換機の切り替えの際には、接続先のPOIの変更に伴い、トランスレータの更新が必要となるが、このトランスレータはPSTN1を構成する各交換機内に分散設置されているため、PSTN事業者が、同時にすべてのトランスレータを更新することは極めて困難である。
また、旧IP電話交換機20に収容されているすべての加入者GWの接続先情報を新IP電話交換機30に切り替えるまでにも非常に多くの時間を要する場合があり、PSTN1側のトランスレータと加入者GWの接続先情報との整合性が取れずに、PSTN1から加入者GWへの着信ができない状態が発生していた。
例えば、図19において、加入者GW9〜11の接続先情報がすでに新IP電話交換機30に切り替えられ、旧IP電話交換機20からは登録情報が削除された後に、PSTN1から加入者GW9〜11への着信の際に参照されたトランスレータがまだ旧IP電話交換機20に設定されていた場合には、PSTN1から旧IP電話交換機20に着信呼制御信号が転送されるが、旧IP電話交換機20にはその加入者GW9〜11が登録されていないため着信不能となってしまう。逆に、加入者GW9〜11の接続先情報がまだ旧IP電話交換機20のままで新IP電話交換機30に登録情報が未登録の状態で、PSTN1から加入者GW9〜11への着信の際に参照されたトランスレータがすでに新IP電話交換機30に更新されていた場合には、PSTN1から新IP電話交換機30に着信呼制御信号が転送されるが、新IP電話交換機30にはその加入者GW9〜11が登録されていないため着信不能となってしまう。
IP電話交換機が収容している加入者GWが多く、数千〜数十万単位での移行が必要とされる場合、新旧IP電話交換機間での登録情報の変更タイミングと、トランスレータの更新タイミングとを計りながら同時進行で切り替えを実行することは非常に困難が伴う。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、通話サービスに影響を与えることなく新旧IP電話交換機の切り替えが可能な、IP電話システム、及び同システムにおけるIP電話交換機の切り替え方法、並びに交換機切替中継装置を提供することを目的とする。
前記した課題を解決するために、本発明のIP電話システムは、複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機を、古い装置(旧IP電話交換機)から新しい装置(新IP電話交換機)に切り替えるときに、既存の電話交換網が有するトランスレータ(IP電話交換機との接続のために必要な管理情報)の更新が開始されてから完了するまでの間は、加入者ゲートウェイから送信される登録信号を受信して新旧2つのIP電話交換機に中継転送し、加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号を新旧いずれかのIP電話交換機に中継転送し、既存の電話交換網からの着信呼制御信号は、新旧2つのいずれのIP電話交換機から送信されても着信先の加入者ゲートウェイに中継転送する、交換機切替中継装置をIP網に接続して通話サービスを提供するものである。
また、本発明のIP電話交換機切り替え方法は、IP網を介して複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機が、既存の電話交換網と接続されるIP電話システムにおけるIP電話交換機の切り替え方法であって、前記IP電話交換機を、古い装置(旧IP電話交換機)から新しい装置(新IP電話交換機)に切り替えるときに、前記IP網に新IP電話交換機及び交換機切替中継装置を接続して、前記すべての加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を、前記旧IP電話交換機から前記交換機切替中継装置に変更する第1のステップと、前記接続先情報の変更が完了した後に、前記加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号の転送先を前記旧IP電話交換機から前記新IP電話交換機に変更する第2のステップと、前記既存の電話交換網が有するトランスレータ(IP電話交換機との接続のために必要な管理情報)の更新が完了した後に、前記すべての加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を前記交換機切替中継装置から新IP電話交換機に変更する第3のステップと、を有するものである。
また、本発明の交換機切替中継装置は、IP網を介して複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機が、既存の電話交換網と接続されるIP電話システムにおいて、前記IP電話交換機を、古い装置(旧IP電話交換機)から新しい装置(新IP電話交換機)に切り替えるときに、既存の電話交換網が有するトランスレータ(IP電話交換機との接続のために必要な管理情報)の更新が開始されてから完了するまでの間、前記IP網に接続されるものであって、前記加入者ゲートウェイからの登録信号、もしくは、前記加入者ゲートウェイ及び前記既存の電話交換網からの発信及び着信呼制御信号を中継転送するために転送先を変更する転送先変更処理部と、前記加入者ゲートウェイから送信される登録信号を受信して前記新旧2つのIP電話交換機に共に転送する登録信号中継部と、前記加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号を前記新IP電話交換機に中継転送し、既存の電話交換網からの着信呼制御信号は、前記新旧2つのいずれのIP電話交換機から送信されて着信先の前記加入者ゲートウェイに中継転送する呼制御信号中継部と、
前記登録信号中継部、及び前記呼制御信号中継部が前記登録信号、並びに前記発信及び着信呼制御信号を中継転送する際の信号処理を行う信号処理部と、を備えたものである。
本発明によれば、通話サービスに影響を与えることなく新旧IP電話交換機の切り替えが可能な、IP電話システム、及び同システムにおけるIP電話交換機の切り替え方法、並びに交換機切替中継装置を提供することができる。
[IP電話システムの構成説明]
図1は、本発明の実施の形態に係るIP電話システムの接続構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係るIP電話システムは、特徴的には、図19に示した従来のシステム構成図と比較して明確なように、旧IP電話交換機20と、新IP電話交換機30とが接続されるIP網(それぞれ、IP−NW2、IP−NW3)と、加入者GW9〜11が接続されるIP網(IP−NW4)との間に、交換機切替中継装置17が接続されることにある。
交換機切替中継装置17は、加入者GW9〜11に対する通話サービスの提供元を旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30に切り替えるにあたり、トランスレータの更新期間中、すべての加入者GW9〜11からの登録信号及び発信呼制御信号を、自局を経由して旧IP電話交換機20、新IP電話交換機30(CSCF7、及び新CSCF15)に転送する機能を有する。この交換機切替中継装置17の内部構成等、詳細については後記する。
尚、図1における旧IP電話交換機20(あるいは新IP電話交換機30)は、図19に示した従来のIP電話システム同様、CSCF7(新CSCF15)と、MGCF6(新MGCF14)と、MGW8(新MGW16)と、SGW5(新SGW13)とを備える。
ここでは、IP電話交換機及びPOIを識別するための着信局番号として、旧IP電話交換機20にはDPC1が、新IP電話交換機30にはDPC2が、それぞれ割り当てられている。
前記した旧IP電話交換機20、新IP電話交換機30の各構成装置は、それぞれIP−NW2、IP−NW3に接続されている。また、CSCF7(新CSCF15)と、MGCF6(新MGCF14)は、SGW5(新SGW13)及びMGW8(新MGW16)を介してPSTN1に接続され、MGW8(新MGW16)は、PSTN1にPOIで接続して電話回線を終端し、SGW5(新SGW13)は、PSTN1にS−POIで接続して共通線信号を終端している。
尚、CSCF7(新CSCF15)が収容する加入者ゲートウェイは、IP−NW4を介して、加入者GW9、加入者GW10、加入者GW11のように接続される。
図1に示す本発明の実施の形態に係るIP電話システムにおいて、図19に示す従来のIP電話システムとの差異は、IP電話交換機の切り替えに伴うトランスレータの更新期間中に、CSCF7、新CSCF15が、自局が有する加入者GW9〜11との間の登録信号、並びに発信及び着信呼制御信号を、交換機切替中継装置17を介して送受信することにあり、また、新CSCF15が、PSTN事業者によるトランスレータの更新完了の後に、加入者GW9〜11の接続先情報を自局のアドレスに変更することにある。
尚、PSTN事業者が更新するトランスレータには、例えば図5(a)のPSTNトランスレータ500に示すように、旧IP電話交換機20で使用している電話番号帯を識別する対地電番と、旧IP電話交換機20及びPOIを識別する着信局番号DPC1が設定されていることは前記したとおりである。詳細は後記する。
[交換機切替中継装置17の構成説明]
図2は、本発明の実施の形態に係る交換機切替中継装置の内部構成を示すブロック図であり、図1の交換機切替中継装置17の内部構成が示されている。
図2に示されるように、本発明の実施の形態に係る交換機切替中継装置17は、処理装置170と、記憶装置180と、通信インタフェース装置190とにより構成される。
処理装置170は、例えば、CPUとプログラムメモリとにより構成され(不図示)、CPUがプログラムメモリに記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30への切り替えに伴うトランスレータの更新期間中、すべての加入者GW9〜11からの登録信号及び発信呼制御信号を、自局を経由して旧IP電話交換機20、新IP電話交換機30(CSCF7、及び新CSCF15)に中継転送する機能を実行する。
このため、処理装置170は、図2中に実行するプログラムの構造が機能展開されて示されているように、主制御部171と、転送先変更処理部172と、登録信号中継部173と、呼制御信号中継部174と、信号処理部175と、を含む。
転送先変更処理部172は、旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30への切り替えに伴うトランスレータの更新期間中、加入者GW9〜11からの登録信号、もしくは、加入者GW9〜11及びPSTN1からの発信及び着信呼制御信号の転送先を変更する機能を有する。また、登録信号中継部173は、トランスレータの更新期間中、加入者GW9〜11からの登録信号を中継転送し、通信インタフェース装置190を介して登録信号を旧IP電話交換機20、新IP電話交換機30へ共に転送する機能を有し、呼制御信号中継部174は、トランスレータの更新期間中、通信インタフェース装置190を介して、加入者GW9〜11からの発信呼制御信号を旧IP電話交換機20または新IP電話交換機30に、PSTN1からの着信呼制御信号を着信先の加入者GWに、それぞれ転送する機能を有する。
信号処理部175は、登録信号中継部173、及び呼制御信号中継部174が、登録信号、並びに発信及び着信呼制御信号を中継転送する際の信号処理を行う機能を有する。
尚、主制御部171は、処理装置170が、旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30への切り替えに伴い加入者GW9〜11の接続先情報を変更するにあたり、トランスレータの更新期間中、すべての加入者GW9〜11からの登録信号及び発信呼制御信号を、自局を経由して旧IP電話交換機20、及び新IP電話交換機30(CSCF7、及び新CSCF15)に中継転送する機能を実行するために、転送先変更処理部172、登録信号中継部173、呼制御信号中継部174、信号処理部175のそれぞれのシーケンス制御を行う。
記憶装置180には、処理装置170により参照され、加入者登録情報がリストされた登録情報テーブル400が記憶される。データ構造等、詳細は後記する。
通信インタフェース装置190は、IP−NW2、IP−NW3、IP−NW4を経由してそれぞれ接続される、旧IP電話交換機20、新IP電話交換機30、加入者GW9〜11と、処理装置170との間の通信インタフェースを司る。
[IP電話システムの動作説明]
図3は、本発明の実施の形態に係るIP電話システムの交換機切り替え手順を示すフローチャートである。尚、図3においては、「交換機切替中継装置」を「中継装置」と、「加入者登録情報」を「登録情報」と略記している。
また、図4、図6、図8、図10、図12、図14、図15、図17は、本発明の実施の形態に係るIP電話システムの動作を、図1に示したシステム接続構成図の上に模式的に示した図であり、ここでは、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、PSTNからの着信呼制御信号の流れ(実線矢印表記)が共に示されている。更に、図5、図7、図9、図11、図13、図16、図18は、図4、図6、図8、図10、図12、図15、図17のそれぞれにおける装置間のデータ遷移の様子を示す図であり、いずれも、PSTNトランスレータ500と、新旧IP電話交換機20、30が保持する登録情報テーブル200、300と、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400と、加入者GW9〜11が保持する加入者登録情報90、100、110のそれぞれを示す。
以下、図3〜図18を参照しながら、図1に示した本発明の実施の形態に係るIP電話システムの交換機切り替え手順、並びにシステムの動作について詳細に説明する。
図3に示すように、IP電話交換機を切り替えを行うときには、まず始めに新IP電話交換機30と交換機切替中継装置17とをIP網に接続し、動作確認等必要な準備を行う(ステップS301、S302)。
図4は、新IP電話交換機30と交換機切替中継装置17とをIP網に接続した状態を示している。
図4に示されるように、旧IP電話交換機20(CSCF7,MGCF6,SGW5,MGW8)は、PSTN1とはPOI及びS−POIで相互接続され、更に、IP−NW2とIP−NW4を経由して加入者GW9〜11に接続されている。また、新IP電話交換機30(新CSCF15、新MGCF14、新SGW13,新MGW16)は、PSTN1とはPOI及びS−POIで相互接続され、更に、IP−NW3とIP−NW4を介して加入者GW9〜11に接続されている。また、IP−NW2と、IP−NW3と、IP−NW4との間には、交換機切替中継装置17が接続されている。
図4には、IP電話交換機切り替え前の、IP電話事業者とPSTN事業者によって管理される装置間の相互接続状態と、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、PSTNからの着信呼制御信号の流れ(実線矢印表記)が共に示されている。また、図5(a)には、図4に示す段階における、PSTNトランスレータ500、図5(b)に、旧IP電話交換機20が保持する登録情報テーブル200、並びに図5(c)に、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの一部である加入者電話番号及び接続先CSCFアドレスが示されている。
図5(a)において、PSTNトランスレータ500には、電話番号帯1(電話番号#1、#2)とDPC1、電話番号帯2(電話番号#3)とDPC1が対で設定され記憶されている。また、図5(c)に示されるように、加入者GW9〜11の加入者登録情報90、100、110の接続先CSCFアドレスには、旧IP電話交換機20のCSCF7を示すIPアドレスが設定登録されている。
尚、加入者GW9〜11の加入者登録情報90、100、110には、加入者GWを特定する加入者電話番号、IPアドレス、ホスト名前等の識別子を含んでおり、加入者GWからの登録信号により、旧IP電話交換機20のCSCF7内の登録情報テーブル200に登録される。図5(b)には、旧IP電話交換機20内の登録情報テーブル200に登録される加入者登録情報の一部のみを示しており、加入者GW9の電話番号#1とIPアドレス、加入者GW10の電話番号#2とIPアドレス、加入者GW11の電話番号#3とIPアドレスがそれぞれ対で登録されている状態を表わしている。
図5(a)(b)(c)に示されるように、IP電話交換機切り替え前の加入者GW9〜11に登録されている接続先CSCFアドレスは、CSCF7を指しているため、加入者GW9〜11に対する電話サービスは、旧IP電話交換機20(CSCF7)によって提供される。
すなわち、例えば、加入者GW9から発信した場合は、IP−NW4からIP−NW2を経由して旧IP電話交換機20(CSCF7)に発信呼制御信号が到達し、CSCF7で発着信処理が実行される。PSTN1に発信する場合は、CSCF7及びMGCF6を介してPSTN1に接続され、PSTN1から加入者GW9に着信する場合は、PSTN1から,MGCF6及びCSCF7を介して加入者GW9に接続される。
次に、図3に示すように、IP電話事業者は、旧IP電話交換機20に収容された加入者GW9〜11が保持する加入者登録情報の変更作業を開始する(ステップS303)。そして交換機切替中継装置17は、登録信号及び呼制御信号の中継転送を開始する(ステップS304)。
加入者登録情報の変更作業においては、加入者GW9〜11の接続先CSCFアドレスを、交換機切替中継装置17を示すIPアドレスに変更する。その変更手順は、IP電話事業者によって異なる。変更は、強制的に自動変更する他に、ユーザにより手動で設定変更することが考えられる。尚、手動での設定変更の場合には、変更に時間がかかることが予想される。
図6には、加入者GW9〜11の内、加入者GW9、10の接続先情報の変更が行われた場合(図3のステップS305で“No”)の登録信号の流れ(破線矢印表記)と、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、が共に示され、図7(a)には、そのときの、PSTNトランスレータ500、図7(b)には、新旧IP電話交換機20、30がそれぞれ保持する登録情報テーブル200、300、図7(c)には、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400、並びに図7(d)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。
図6、図7(a)(b)(c)(d)に示されるように、IP電話事業者は、加入者GW9、10の接続先CSCFアドレスをCSCF7のIPアドレスから交換機切替中継装置17のIPアドレスに変更し、このことにより、以後の加入者GW9、10からの登録信号及び発信呼制御信号は、交換機切替中継装置17に送信されることになる。
交換機切替中継装置17は、加入者GW9、10からの登録信号を旧IP電話交換機20(CSCF7)と新IP電話交換機30(新CSCF15)との両方に送信する際に、CSCF7及び新CSCF15と、加入者GW9〜11との間の登録情報、及び認証情報を適切に処理して中継転送する。
また、交換機切替中継装置17は、加入者GW9〜11からの登録信号をCSCF7と新CSCF15との両方に送信する際に、加入者GWのIPアドレスを自局のIPアドレスに書き換えることにより、CSCF7及び新CSCF15からの加入者GW9〜11への着信呼制御信号が、交換機切替中継装置17に送信されるようにする。このことにより、CSCF7と新CSCF15の両方に加入者登録が行われると共に、加入者GW9、10からの発信呼制御信号、及びCSCF7と新CSCF15からの着信呼制御信号が交換機切替中継装置17を介して中継転送される。
尚、図6に示す段階(図3のステップS305“No”)では、加入者GW9、10からの発信呼制御信号はCSCF7に中継転送される。
図8には、すべての加入者GW9〜11の加入者登録情報の変更が完了した後(図3のステップS305“Yes”)の、登録信号の流れ(破線矢印表記)と、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、が共に示されている。また、図9(a)には、そのときのPSTNトランスレータ500、図9(b)には、新旧IP電話交換機20、30がそれぞれ保持する登録情報テーブル200、300、図9(c)には、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400、図9(d)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。
図8に示す段階では、図9(a)(b)(c)(d)に示されるように、すべての加入者GW9〜11からの登録信号が、交換機切替中継装置17を介して新旧IP電話交換機20(CSCF7)、30(新CSCF15)に共に中継転送され、登録情報テーブル200、300に登録される。ただし、加入者GWのIPアドレスは交換機切替中継装置17のIPアドレスに書き換えられているため、CSCF7と新CSCF15から加入者GW9〜11への着信呼制御信号は、交換機切替中継装置17を介して伝播される。この段階では、加入者GW9〜11からの発信呼制御信号は、未だCSCF7に転送される。
すべての加入者GW9〜11の加入者登録情報の変更が完了すると(図3のステップS305“Yes”)、次に、交換機切替中継装置17は、呼制御信号の転送先変更処理を実行し、加入者GW9〜11からの発信呼制御信号の転送先を旧IP電話交換機20(CSCF7)から新IP電話交換機30(新CSCF15)に切り替える(ステップS306)。続いて、PSTN事業者によるPSTNトランスレータ500(図9(a))の更新が開始される(ステップS307)。
図10には、PSTN事業者によるPSTNトランスレータ500の更新が開始された後(ステップS308“No”)における、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、PSTNからの着信呼制御信号の流れ(実線矢印表記)が共に示されている。また、図11(a)には、そのときのPSTNトランスレータ500、図11(b)には、新旧IP電話交換機20、30がそれぞれ保持する登録情報テーブル200、300、図11(c)には、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400、図11(d)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。
図10に示す段階では、図11(a)(b)(c)(d)に示されるように、すべての加入者GW9〜11からの登録信号が、交換機切替中継装置17を介して新旧IP電話交換機20(CSCF7)、30(新CSCF15)に共に中継転送され、登録情報テーブル200、300に登録される。また新旧両方のIP電話交換機20、30から送信されるPSTNからの着信呼制御信号は、交換機切替中継装置17を介して加入者GWに中継転送される。この段階では、加入者GW9〜11からの発信呼制御信号は、新CSCF15に転送される。
図10、図11(a)(b)(c)において、PSTN1から加入者GW9〜11への着信は、PSTNトランスレータ500が既に更新されている場合、新IP電話交換機30から入ってくるが、PSTNトランスレータ500が未だ更新されていない場合、旧IP電話交換機20から入ってくることになる。図11(a)の例では、PSTNトランスレータ500の電話番号帯1(電話番号#1、#2)がDPC2に変更されているため、PSTN1から加入者GW9、10への着信は、新IP電話交換機30から入り、PSTNトランスレータ500の電話番号帯2(電話番号#3)は未だDPC1のままになっているため、旧IP電話交換機20から入ってくる。
図12には、PSTNトランスレータ500の更新が完了した後(ステップS308“Yes”)における、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、PSTNからの着信呼制御信号の流れ(実線矢印表記)が共に示されている。また、図13(a)にはそのときのPSTNトランスレータ500、図13(b)には、新旧IP電話交換機20、30がそれぞれ保持する登録情報テーブル200、300、図13(c)には、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400、並びに図13(d)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。図12は、PSTN事業者によるPSTNトランスレータ500の更新作業が完了し、PSTN1からの着信はすべて新IP電話交換機30から入ってくる状態を表わしている。
図13(a)に示されるように、PSTNトランスレータ500は、すべての電話番号帯がDPC1からDPC2に変更されている。
旧IP電話交換機20から新IP電話交換機30への交換機切り替えが完了し、このことにより、旧IP電話交換機20を、IP−NW4、及び交換機切替中継装置17から切り離すことができる。
そこで、IP電話事業者は旧IP電話交換機20をIP電話システムから切り離した後(図3のステップS309)、すべての加入者GW9〜11の加入者登録情報90、100、110の変更を開始し、加入者登録情報90、100、110内の接続先CSCFアドレスを、交換機切替中継装置17のIPアドレスから新IP電話交換機30(新CSCF15)のIPアドレスに設定変更する(ステップS310)。
図14には、旧IP電話交換機20を切り離した後の装置間の相互接続状態が示されている。
図15には、加入者GW9〜11の接続先CSCFアドレス変更時における、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、が共に示されている。また、図16(a)には、PSTNトランスレータ500、図16(b)には、新IP電話交換機30が保持する登録情報テーブル300、図16(c)には、交換機切替中継装置17が保持する登録情報テーブル400、並びに図16(d)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。
図15、及び図16(a)(b)(c)(d)は、IP電話事業者が、加入者GW9、10の接続先CSCFアドレスの変更を終了し、加入者GW11の接続先CSCFアドレスの変更はまだ終わっていない状態を表わしている。
そして、すべての加入者GW9〜11の加入者登録情報の変更が完了したら(図3のステップS311“Yes”)、IP電話事業者により交換機切替中継装置17の撤去が行われる(ステップS312)。
図17に、すべての加入者GW9〜11の加入者登録情報90〜110に設定されている接続先CSCFアドレスが、新CSCF15を示すアドレス情報に変更され、IP電話交換機の切り替えが完了したときの、登録信号の流れ(破線矢印表記)、発信呼制御信号の流れ(一点鎖線矢印表記)、PSTNからの着信呼制御信号の流れ(実線矢印表記)が共に示されている。また、図18(a)には、そのときのPSTNトランスレータ500、図18(b)には、新IP電話交換機30が保持する登録情報テーブル300、並びに図18(c)には、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110のデータの遷移の様子が示されている。
図18(c)に示されるように、加入者GW9〜11がそれぞれ保持する加入者登録情報90、100、110は、いずれも新IP電話交換機30(新CSCF15)を示すIPアドレス情報に変更されている。図17における装置間の相互接続状態は、交換機切替中継装置17の撤去後、加入者GW9〜11、及び新CSCF15からの登録信号、並びに発信及び着信呼制御信号は、すべて両者間で直接やり取りされている状態を表わしている。
したがって、図17に示すように、交換機切替中継装置17の撤去後に、加入者GW9〜11とPSTN1間で発着信が発生した場合、その発着信処理は、すべて新IP電話交換機30によって行われることになり、以上にてIP電話交換機の切り替え作業が完了する。
前記した本発明の実施の形態に係るIP電話システムによれば、交換機切替中継装置17を接続することにより、トランスレータの更新が完了するまでの間においても、この交換機切替中継装置17を介して登録信号並びに呼制御信号をやり取りすることで、トランスレータと、新旧のIP電話交換機20、30のいずれかに登録されている特定の電話番号が割り振られた加入者GW9〜11の登録情報とが不一致になる段階は発生しないため、着信ができなくなる状況は回避される。したがって、通話サービスに影響を与えることなく新旧のIP電話交換機の切り替えが可能なIP電話システムを提供することができる。
尚、図2に示す交換機切替中継装置17の処理装置170が有する機能は、すべてをソフトウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
例えば、既存の電話交換網(PSTN1)が有するトランスレータの更新期間中、加入者ゲートウェイ(加入者GW9〜11)からの登録信号、もしくは、加入者ゲートウェイ及び既存の電話交換網からの発信及び着信呼制御信号の転送先を変更する転送先変更処理部172と、トランスレータの更新が完了するまでの間、加入者ゲートウェイからの登録信号を中継転送し、登録信号を旧IP電話交換機20、及び新IP電話交換機30に共に転送する登録信号中継部173と、トランスレータの更新が完了するまでの間、加入者ゲートウェイ及び既存の電話交換網(PSTN1)からの発信及び着信呼制御信号を中継転送し、発信呼制御信号を旧IP電話交換機20もしくは新IP電話交換機30に転送する呼制御信号中継部174と、登録信号中継部173及び呼制御信号中継部174が、登録信号及び呼制御信号を中継転送する際の信号処理を行う信号処理部175と、におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
[IP電話システムにおける交換機切り替え方法の説明]
また、本発明の実施の形態に係るIP電話交換機の切り替え方法は、例えば、図1において、IP電話交換機を、古い装置(旧IP電話交換機20)から新しい装置(新IP電話交換機30)に切り替えるときに、例えば、図3において、IP網(IP−NW3)に新IP電話交換機30及び交換機切替中継装置17を接続して、すべての加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を前記旧IP電話交換機20から前記交換機切替中継装置17に変更する第1のステップ(ステップS303〜S305)と、前記接続先情報の変更が完了した後に、前記加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号の転送先を前記旧IP電話交換機20から前記新IP電話交換機30に変更する第2のステップ(ステップS306)と、前記既存の電話交換網が有するトランスレータ(IP電話交換機との接続のために必要な管理情報)の更新が完了した後に、前記すべての加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を前記交換機切替中継装置17から新IP電話交換機30に変更する第3のステップ(ステップS310〜S311)と、を有するものである。
前記した本発明の実施の形態に係るIP電話交換機の切り替え方法によれば、新旧のIP電話交換機20、30に交換機切替中継装置17を付加し、旧IP電話交換機20が収容するすべての加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を、交換機切替中継装置17を示す情報に変更し、トランスレータの更新期間中においては、すべての加入者ゲートウェイからの登録信号及び発信呼制御信号を交換機切替中継装置17経由で新旧IP電話交換機20、30に転送し、トランスレータの更新完了後に、すべての加入者ゲートウェイの接続先情報を新IP電話交換機30を示す情報に変更することにより、トランスレータの更新期間中においても交換機切替中継装置17によって新旧のIP電話交換機20、30と各加入者ゲートウェイとの間の登録信号及び呼制御信号が適切に中継転送されるので、着信ができなくなる加入者が発生する事態は回避される。したがって、通話サービスに影響を与えることなく新旧のIP電話交換機の切り替えが可能になる。
本発明の実施の形態に係るIP電話システムの接続構成の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る交換機切替中継装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの交換機切り替え手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの切り替え開始時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの切り替え開始時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの登録情報変更開始時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの登録情報変更開始時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの登録情報変更完了時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの登録情報変更完了時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの呼制御信号の転送先変更時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの呼制御信号の転送先変更時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムのトランスレータ更新完了時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムのトランスレータ更新完了時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの旧IP電話交換機切離し時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの加入者ゲートウェイの登録情報変更時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの加入者ゲートウェイの登録情報変更時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの切り替え完了時の動作を、システム接続構成図の上に模式的に示した図である。 本発明の実施の形態に係るIP電話システムの切り替え完了時における装置間のデータの遷移の様子を示した図である 交換機切り替えに伴う従来のIP電話システムの接続構成の一例を示した図である。
符号の説明
1 既存の電話交換網(PSTN)
2,3,4 IP網(IP−NW)
5 SGW
6 MGCF
7 CSCF
8 MGW
9,10,11 加入者GW
13 新SGW
14 新MGCF
15 新CSCF
16 新MGW
17 交換機切替中継装置
20 旧IP電話交換機
30 新IP電話交換機
90,100,110 加入者登録情報
200,300,400 登録情報テーブル
170 処理装置
171 主制御部
172 転送先変更処理部
173 登録信号中継部
174 呼制御信号中継部
175 信号処理部
180 記憶装置
190 通信インタフェース装置
500 PSTNトランスレータ

Claims (5)

  1. IP網を介して複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機が、既存の電話交換網と接続されるIP電話システムにおいて、
    前記IP電話交換機が、旧IP電話交換機から新IP電話交換機に切り替えられるときに、前記IP網に接続されるものであって、
    前記既存の電話交換網が有するトランスレータの更新が開始されてから完了するまでの期間中は、
    前記加入者ゲートウェイから送信される登録信号を受信して前記新旧2つのIP電話交換機に共に中継転送し、
    前記加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号を前記旧IP電話交換機または新IP電話交換機のいずれかに中継転送し、
    前記新旧2つIP電話交換機から送信される前記既存の電話交換網からの着信呼制御信号を、着信先の前記加入者ゲートウェイに中継転送する、
    交換機切替中継装置を備えることを特徴とするIP電話システム。
  2. 前記交換機切替中継装置は、
    前記トランスレータの更新完了後に、自局に接続されたすべての前記加入者ゲートウェイに設定される接続先のIP電話交換機アドレスを、前記新IP電話交換機のアドレスに変更する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。
  3. 前記交換機切替中継装置は、
    前記加入者ゲートウェイから送信される前記登録信号及び前記発信呼制御信号を前記新旧IP電話交換機に転送するにあたり、前記登録信号及び前記発信呼制御信号の送信元を自局のIPアドレスに置換する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のIP電話システム。
  4. IP網を介して複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機が、既存の電話交換網と接続されるIP電話システムにおけるIP電話交換機の切り替え方法であって、
    前記IP電話交換機が、旧IP電話交換機から新IP電話交換機に切り替えられるときに、
    前記IP網に前記新IP電話交換機及び交換機切替中継装置を接続して、すべての前記加入者ゲートウェイに設定される接続先情報を、前記旧IP電話交換機から前記交換機切替中継装置に変更する第1のステップと、
    前記接続先情報の変更が完了した後に、前記加入者ゲートウェイから送信される発信呼制御信号の転送先を前記旧IP電話交換機から前記新IP電話交換機に変更する第2のステップと、
    前記既存の電話交換網が有するトランスレータの更新が完了した後に、すべての前記加入者ゲートウェイに設定される前記接続先情報を前記交換機切替中継装置から前記新IP電話交換機に変更する第3のステップと、
    を有することを特徴とするIP電話交換機の切り替え方法。
  5. IP網を介して複数の加入者ゲートウェイに対して通話サービスを提供するIP電話交換機が、既存の電話交換網と接続されるIP電話システムにおいて、前記IP電話交換機を、旧IP電話交換機から新IP電話交換機に切り替えられるときに、既存の電話交換網が有するトランスレータの更新が開始されてから完了するまでの間、前記IP網に接続されるものであって、
    前記加入者ゲートウェイからの登録信号、もしくは、前記加入者ゲートウェイ及び前記既存の電話交換網からの発信及び着信呼制御信号を中継転送するために転送先を変更する転送先変更処理部と、
    前記加入者ゲートウェイから送信される前記登録信号を受信して前記新旧2つのIP電話交換機に共に転送する登録信号中継部と、
    前記加入者ゲートウェイから送信される前記発信呼制御信号を前記新IP電話交換機に中継転送すると共に、前記新旧2つIP電話交換機から送信される前記既存の電話交換網からの着信呼制御信号を、着信先の前記加入者ゲートウェイに中継転送する、呼制御信号中継部と、
    前記登録信号中継部、及び前記呼制御信号中継部が前記登録信号、並びに、前記発信及び着信呼制御信号を中継転送する際の信号処理を行う信号処理部と、
    を備えたことを特徴とする交換機切替中継装置。
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