JP3924554B2 - ハンドオーバ方法およびゲートウェイ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ITU−T勧告のH.323に基づくVoIPネットワークにおける移動端末のハンドオーバ方法およびこの移動端末を収容するゲートウェイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、インターネット、イントラネット、社内LAN等のTCP/IPネットワークを使用して音声データを送受信するIP電話サービスの開発が盛んに行われている。このIP電話サービスは、VoIP(Voice over Internet Protocol)という技術を使ってインターネット等を介した音声通信を実現している。IP電話サービスの標準規格としては、例えば、ITU−T勧告のH.323、SIP(Session Initiation Protocol)、MEGACO/H.248等がある。
【0003】
また、既存の通信システムのインフラ(infrastructure)を有効利用するために、上記のIP電話サービスと従来のPHS(Personal Handyphone System)等の移動体通信システムとを結合した通信ネットワークの開発も盛んである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
このPHS等の移動体通信システムにおいては、複数の基地局を管理するゲートウェイ装置が存在し、このゲートウェイ装置同士がPHSネットワークに接続されている。そして、PHS端末等の移動端末は、これらの基地局およびゲートウェイ装置を介し他の通信端末と通信を行うことができる。そして、移動端末が移動することにより、現在収容されているゲートウェイ装置の管理エリア外に出た場合には、移動端末は、収容先を変更し新たなゲートウェイ装置と通信回線を開く、ハンドオーバと呼ばれる処理を行わなければならなくなる。このハンドオーバ処理が自動で行われることにより、移動端末のユーザはシームレスな通信をすることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−247634号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、H.323で規定されているVoIPネットワークにおいては、移動端末のハンドオーバ処理については何ら規定されていない。しかも、IP電話サービスと移動体通信システムとを結合した通信ネットワークにおいては、双方の通信システムの特性が新たな固有の問題を生じ、これを解決する必要が生じる。
【0007】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とし、移動端末のユーザがシームレスな通信を行うことができるハンドオーバ方法およびこの移動端末を収容するゲートウェイ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記通信端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記通信端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、を具備するハンドオーバ方法である。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の態様は、移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記通信端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記通信端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、を具備するハンドオーバ方法である。
【0010】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするので、移動端末のユーザはシームレスな通信を行うことができる。
【0011】
本発明の第2の態様は、第1の移動端末が、第2の移動端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記第2の移動端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記第2の移動端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記第2の移動端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、を具備するハンドオーバ方法である。
【0012】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とし、特に移動端末の通信相手もハンドオーバ状態になった際にも、双方のハンドオーバを滞りなく完了させることができるので、双方のユーザはシームレスな通信を行うことができる。
【0013】
本発明の第3の態様は、上記の手順において、前記通信端末が、前記移動端末との通信を他の通信端末に転送する場合、この転送を前記要求ステップおよび切り替えステップに使用されるプロトコルと異なるプロトコルを用いて行い、前記通信端末は、一定の待ち時間経過後に前記転送を開始するハンドオーバ方法である。
【0014】
本発明によれば、コールトランスファのためのメッセージとハンドオーバ用のメッセージとを区別して処理することができるので、移動端末の通信相手がコールトランスファ動作中であっても、この移動端末のハンドオーバ処理を滞りなく完了させることができる。
【0015】
本発明の第4の態様は、移動端末が他のゲートウェイ装置からハンドオーバしてきた際に、呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の他のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得し、前記取得したIPアドレスに基づいて前記他のゲートウェイ装置と接続して前記移動端末の通信相手に関する情報を取得し、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記通信相手に対し、前記他のゲートウェイ装置への接続を自機への接続に切り替えることを要求するゲートウェイ装置である。
【0017】
この発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするので、移動端末のユーザはシームレスな通信を行うことができる。
【0018】
本発明の第の態様は、上記の構成において、前記通信相手が固定端末である場合、前記他のゲートウェイ装置から取得したこの固定端末のIPアドレスをARQメッセージに付加して前記ゲートキーパ装置に送信するゲートウェイ装置である。
【0019】
本発明の第の態様は、上記の構成において、前記通信相手が移動端末である場合、ARQメッセージを前記ゲートキーパ装置に送信して前記通信相手のIPアドレスを再度取得するゲートウェイ装置である。
【0020】
これらの発明によれば、ハンドオーバの処理時間を短縮化することができる。特に、複数のゲートキーパ装置を介して通信相手と通信を行っているような場合には、ゲートキーパ装置間においてもアドレス解決の処理が必要となり長い応答時間を要する。よって、これらのアドレス解決の処理を省くことによりハンドオーバの処理時間を大幅に短縮化することができる。
【0021】
本発明の第の態様は、上記の構成において、自機が前記移動端末のハンドオーバを処理中に、前記通信相手もハンドオーバ状態になった場合、前記通信相手のハンドオーバを処理する他のゲートウェイ装置と同一の判断基準を用いて自機のハンドオーバ処理を優先するか前記他のゲートウェイ装置のハンドオーバ処理を優先するかを決定するゲートウェイ装置である。
【0022】
本発明によれば、双方の移動端末のハンドオーバ処理が衝突した場合に、滞りなくハンドオーバ処理を完了させることができる。
【0023】
本発明の第の態様は、移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が、呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得し、前記取得したIPアドレスを用いて前記第1のゲートウェイ装置と接続して前記通信端末に関する情報を取得し、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求し、前記通信端末は、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える通信システムである。
【0025】
この発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするので、移動端末のユーザはシームレスな通信を行うことができる。
【0026】
本発明の第の態様は、上記の通信システムに使用されるゲートウェイ装置であって、前記通信端末に関する情報を要求された場合、この情報を要求してきたゲートウェイ装置に送信するゲートウェイ装置である。
【0027】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするゲートウェイ装置を提供することができる。
【0028】
本発明の第10の態様は、上記の通信システムに使用されるゲートキーパ装置であって、前記第2のゲートウェイ装置からハンドオーバを示す識別情報を受け取った場合、前記第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを返信するゲートキーパ装置である。
【0029】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするゲートキーパ装置を提供することができる。
【0030】
本発明の第11の態様は、上記の通信システムに使用される通信端末であって、ハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へ切り替えるよう要求するメッセージを受け取った場合、前記付加された2つの通信呼を参照してハンドオーバ対象の通信呼を特定することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える通信端末である。
【0031】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とする通信端末を提供することができる。
【0032】
本発明の第12の態様は、移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記通信端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記通信端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、をコンピュータに実行させるハンドオーバプログラムである。
【0033】
本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末のハンドオーバ処理を可能とするので、移動端末のユーザはシームレスな通信を行うことができる。
【0034】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明に係るハンドオーバ方法は、移動端末およびこの移動端末の通信相手が置かれている状況によって、適用されるプロトコルが異なってくるので、以下場合にわけて説明する。
【0035】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るVoIP通信システムの主要な構成を示す図である。ここでは、VoIP通信システムに組み込まれる移動体通信システムの一例としてPHSシステムを例にとって説明する。
【0036】
本実施の形態に係るVoIP通信システムは、ゲートキーパ装置GK1、ゲートウェイ装置100−1、100−2、基地局BS1〜BS4、PHS方式の移動端末PHS1、およびIP電話機T1を有する。
【0037】
ゲートキーパ装置GK1(以下、単にGK1と略す)は、各通信端末の呼制御を行うとともに、各通信端末の登録、アドレスの管理、通信を行う帯域幅の管理、および通信許可の制御を行う。よって、GK1には、移動端末PHS1の加入者情報が予め登録されており、通信エリア内に移動端末PHS1が存在する場合には、H.323通信端末として呼制御を行う。GK1は、IPネットワークN1を介してゲートウェイ装置100−1、100−2に接続され、これらのゲートウェイ装置をエンドポイント装置として管理するとともに、各ゲートウェイ装置が収容する基地局BS1〜BS4の通信エリア内に存在する移動端末PHS1をもエンドポイント装置として管理する。
【0038】
ゲートウェイ装置100−1(以下、単にGW100−1と略す)は基地局BS1、BS2を収容し、また、ゲートウェイ装置100−2(以下、単にGW100−2と略す)は基地局BS3、BS4を収容し、共にGK1との間で呼制御に係るH.323メッセージを交換し、基地局BS1〜BS4の各通信エリア内に存在する移動端末PHS1との間で無線通信メッセージを交換して、移動端末の発着信および通話に係る通信制御を行う。なお、GW100−1、GW100−2は、同じ構成および機能を有しているので、総称するときは単にゲートウェイ装置GW100と表記することにする。
【0039】
基地局BS1〜BS4は、移動端末PHS1との間で無線通信回線を確立し、移動端末PHS1とゲートウェイ装置GW100との通信を可能とする。
【0040】
移動端末PHS1(以下、単にPHS1と略す)は、電話番号(E.164アドレス)を有する電話端末であり、基地局BS1〜BS4を介してGW100−1、GW100−2と通信して、IPネットワークN1を介して他の移動端末やH.323端末との通信を行う。そして、PHS1は、基地局BS2およびGW100−1を介してIP電話機T1(以下、T1と略す)と通信中に、GW100−1配下からGW100−2配下へとハンドオーバを行う。
【0041】
図2は、図1に示した通信システムを簡略化した図である。この図を用いて、PHS1のハンドオーバを可能とするために必要な手順を考える。
【0042】
PHS1は、通信相手T1と回線C1およびC2を介し通信をしている。そして、PHS1は、GW100−1からGW100−2へハンドオーバすると、回線はC1からC1’に切り替わる。すると、通信相手であるT1との回線をC2からC2’に切り替える必要がある。
【0043】
通信回線をC2からC2’に切り替えるための手順としては、まず、GW100−2およびIP電話機T1の上位局に相当する装置がGW100−2およびIP電話機T1の双方を制御し、2装置間に回線C2’を開かせることが考えられる。しかし、IPネットワークは基本的にフラットな構造をとっているため、このような上位局は存在しない。
【0044】
よって、このIPネットワークの特性を考えると、通信回線をC2からC2’に切り替えるための手順は次の2通りになる。すなわち、GW100−2が通信相手T1のIPアドレスまたはE.164アドレスを取得し、GW100−2側からT1に対し発呼し、T1がこれに応答する方法、そしてもう一つが、T1がGW100−2のIPアドレスを取得し、T1側からGW100−2に発呼し、GW100−2がこれに応答する方法、の2通りである。これらの方法は、換言すると、GW100−2がハンドオーバ処理の主導権を握る方法と、T1がハンドオーバ処理の主導権を握る方法と言うことができる。
【0045】
なお、本発明においては、前者の方法を選択することとする。ハンドオーバ処理においてGW100−2が主導権を握るということは、技術的に大きな意味があるが、これについては実施の形態2において詳述することとし、ここでは説明を省略する。
【0046】
前者の方法を実現するためには、上述の通り、GW100−2がT1のIPアドレスまたはE.164アドレスを取得する必要がある。そこで、本実施の形態では、T1に関する情報を所持しているGW100−1と通信呼を張り、GW100−1よりT1のIPアドレスまたはE.164アドレスを入手する。このとき、GW100−2は、GW100−1のIPアドレスを知らないため、GK1にこれを問い合わせするステップが事前に必要となる。
【0047】
以上の処理をフロー図にまとめると図3のようになる。GW100−2は、まずGK1からGW100−1のIPアドレスを取得し(ST1010)、このIPアドレスを用いてGW100−1と情報呼を張る(ST1020)。そして、GW100−1からPHS1の通信相手T1に関するIPアドレス、E.164アドレス等の情報を取得し(ST1030)、これを用いてこの通信相手T1に対し、Setupメッセージを送信する(ST1040)。これにより、GW100−2とT1との間に回線が開通する。
【0048】
次いで、上記のハンドオーバ処理を実現するゲートウェイ装置の具体的な構成について説明する。図4は、ゲートウェイ装置100の主要な構成を示すブロック図である。
【0049】
ゲートウェイ装置100は、データ管理部101、メモリ102、CPU103、呼処理部104、H.323制御部105、ネットワークインタフェース106、PHS制御部107、およびPHSインタフェース108を有する。
【0050】
データ管理部101は、メモリ102に記憶されたデータの呼処理部104への入出力を管理するものである。メモリ102は、PHS端末管理用の各種設定、各種通信サービスに関する保守設定等を記憶するものである。CPU(Central Processing Unit)103は、ゲートウェイ装置全体の各種動作を制御するものである。呼処理部104は、ゲートウェイ装置100の提供する呼処理サービスの主要な処理を実行するものである。H.323制御部105は、ネットワークインタフェース106を介し、H.323プロトコルに変換されたメッセージを送受信するものである。ネットワークインタフェース106は、IPネットワークN1に接続するためのインタフェース機能を有するものである。PHS制御部107は、PHSインタフェース108を介し、基地局とのメッセージを送受信するものである。PHSインタフェース108は、基地局に接続するためのインタフェース機能を有するものである。
【0051】
図5〜図6は、上記構成を有するゲートウェイ装置により実現されるハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図である。なお、PHS端末の動作にはPの番号を、ゲートウェイ装置の動作にはGWの番号を、ゲートキーパ装置の動作にはGKの番号を、IP電話機の動作にはTの番号を付して示す。
【0052】
移動端末PHS1は、IP電話機T1と通信中にゲートウェイ装置GW100−2配下へ移動した場合(ハンドオーバ状態になった場合)、CC呼設定と呼ばれるSetupメッセージの中にハンドオーバを示す識別情報を付加し、ハンドオーバ先のゲートウェイ装置GW100−2に送信する(P1010)。
【0053】
GW100−2は、このCC呼設定を受け取ることによりPHS1がハンドオーバ状態にあることを認識するので、ハンドオーバの処理を開始する。まず、GW装置100−2は、CC呼設定を受け付けた旨の信号をPHS1に送信する(GW1210)と共に、PHS1のE.164アドレスを含んだRRQメッセージをゲートキーパ装置GK1に送信する(GW1220)ことにより、PHS1の位置登録を行う。GK1においてこの位置登録がされることにより(GK1010)、GW100−2は、GK1に対し発呼ができるようになるので、ハンドオーバの情報が付加されたARQメッセージ(H.225.0のRASプロトコルフォーマットに従ったメッセージ)をGK1に送信する(GW1230)。
【0054】
なお、一般的にARQメッセージは、通信相手のアドレス解決のため、すなわち、ゲートキーパ装置に通信相手のIPアドレスを通知してもらうために送信されるメッセージである。しかし、ここでは、ハンドオーバ元のゲートウェイ装置のIPアドレス検索用、すなわち、ハンドオーバ元のゲートウェイ装置のIPアドレスをゲートキーパ装置に通知してもらうために、ARQメッセージにハンドオーバの情報を付加し送信する。
【0055】
GK1は、このハンドオーバの情報が付加されたARQメッセージを受け取り、destE.164(相手のE.164アドレス)の情報からハンドオーバ元のゲートウェイ装置(ここではGW100−1)を見つけ、対応するIPアドレス(IP=a.a.a.a)をACFメッセージに付加し、GW100−2に送信する(GK1020)。ここで、GK1は、GW100−2からPHS1を収容したという旨の通知を未だもらっていないため、PHS1を収容しているゲートウェイ装置はGW100−1であると認識している。そこで、上記のARQメッセージを受け取ったGK1は、PHS1が収容されているゲートウェイ装置としてGW100−1を見つけ、これに対応するIPアドレスをGW100−2に通知することになるので、GW100−2はハンドオーバ元のGW100−1のIPアドレスを取得できる。
【0056】
GW100−2は、ACFメッセージを受け取ることにより、ハンドオーバ元のGW100−1を認識できたので、GW100−1から通信相手に関する情報、例えば、通信相手がPHS端末であるか、IP電話機であるか等の情報を取り出すために、GW100−1に対しハンドオーバの開始要求をSetupメッセージに付加して送信し(GW1240)、GW100−1との間で、通信相手に関する情報を交換するための情報呼(回線)を確立する(GW1110)。
【0057】
GW100−1は、ハンドオーバの開始を要求する旨のSetupメッセージを受け取ることにより、通常の発呼のSetupメッセージではないことを認識できる。そして、GW100−1は、PHS1の通信相手がT1であることを認識しているので、この通信相手T1の電話番号、IPアドレス、装置種別、元の回線のCall−ID等の情報をConn(コネクト)メッセージに付加し、GW100−2に送信する(GW1110)。なお、Connメッセージに元の回線のCall−IDが付加される理由については後述する。
【0058】
GW100−2は、GW100−1から取得したPHS1の通信相手に関する情報に基づいて、より具体的には、PHS1の通信相手の装置種別によって、GK1へ発呼する際の処理を適応的に変更する。すなわち、通信相手がPHS端末等の移動端末である場合には、発呼するARQメッセージ内に通信相手のIPアドレスを付加せず送信する。また、通信相手が本実施の形態のように移動端末でない場合には、ARQメッセージ内に通信相手のIPアドレスを付加して送信する(GW1250)。
【0059】
GK1は、受け取ったARQメッセージ内にPHS1の通信相手のIPアドレスが付加されている場合には、アドレス解決の処理を行わずに、GW100−2の要求通りの内容のACFメッセージをGW100−2に返す(GK1030)。
【0060】
これにより、ハンドオーバの処理時間を短縮化することができる。特に、複数のゲートキーパ装置を介して通信相手と通信を行っているような場合には、ゲートキーパ装置間においてもアドレス解決の処理が必要となり長い応答時間を要する。よって、これらのアドレス解決の処理を省くことによりハンドオーバの処理時間を短縮化する効果は大きい。
【0061】
GW100−2は、ACFメッセージに含まれるアドレス解決後の通信相手のIPアドレスを用いて、専用のSetupメッセージをIP電話機T1に送信する(GW1260)。このメッセージは、ハンドオーバが発生したので通信先を入れ替える必要があることをIP電話機T1に通知している。このSetupメッセージには、ハンドオーバにより発生する新しい通信呼のCall−IDと共に元の(現在の)Call−IDも付加される。
【0062】
なお、GW1110におけるConnメッセージ、およびGW1260におけるSetupメッセージに、元の回線のCall−IDが付加されるのは、以下の理由による。すなわち、PHS1の通信相手(ここでは、IP電話機T1)が、例えば、保留転送中のため複数の通信呼を保持している場合や、または自機が複数のエンドポイント装置を収容することが可能な場合には、この通信相手は、どのエンドポイント装置と開いている通信呼が現在ハンドオーバの対象になっているのかを識別できない。よって、ConnメッセージおよびSetupメッセージにCall−IDを付加することにより、この通信相手はハンドオーバ対象の通信呼を判別でき、以後の処理を行うことができる。このCall−IDは、H.323のネットワーク内でユニークな番号であるが、ここでは、通信相手にとって通信呼の識別ができる番号であれば充分なので、例えば、Call−IDの代わりにCRV(Call Reference Value)を用いても良い。ISDN電話ネットワーク等のH.931では、呼番号がこれに相当する。
【0063】
IP電話機T1は、このSetupメッセージを受け取り、付加された2つのCall−IDを参照することにより、張り替え(ハンドオーバ)対象の通信呼を特定し、ARQメッセージをゲートキーパ装置GK1に送信することにより通信相手を切り替えつつ(T1010)、Connメッセージをゲートウェイ装置100−2に送信する(T1020)。
【0064】
GW100−2は、Connメッセージを受け取ることによりハンドオーバ処理を終了しても良いことを認識し、PHS1に対しCC応答をすることによりハンドオーバ処理を終了する(GW1270)。
【0065】
次に、IP電話機T1は、DRQメッセージをGK1に送信し(T1030)、GK1との通信呼を切断する。また、GW100−1との通信呼は既に不要であるので、GW100−1にRelcompメッセージを送信することにより(T1040)、GW100−1との通信呼も切断する。
【0066】
GW100−1は、T1からRelcompメッセージを受け取ったら、DRQメッセージをGK1に送信することにより通信呼を切断する(GW1120)。
【0067】
GW100−2は、ハンドオーバ終了の情報を付加したRelcompメッセージをGW100−1に送信し(GW1280)、GW1240において確立した情報呼の切断を行うと共に、DRQメッセージをGK1に送信することにより(GW1290)、通信呼を切断する。
【0068】
このように、本実施の形態によれば、VoIPネットワークを介した通信システムにおいて、移動端末が接続先のゲートウェイ装置を切り替えるハンドオーバ処理を可能とすることができる。
【0069】
(実施の形態2)
本実施の形態の特徴は、移動端末およびこの移動端末と通話中(通話対向)の通信相手が共にハンドオーバ状態となった場合に、双方の端末のハンドオーバ先のゲートウェイ装置が主導権を握って、このハンドオーバ処理を行うことである。
【0070】
図7は、本実施の形態に係るVoIP通信システムを簡略化した図である。この図において、PHS1は、GW100−1に収容され、移動端末PHS2(以下、単にPHS2と略す)は、ゲートウェイ装置GW200−1(以下、単にGW200−1と略す)に収容されている。そして、ゲートウェイ装置GW100−1、100−2、200−1、200−2は、互いにVoIPネットワークを介し接続されている。
【0071】
この図において、PHS1およびPHS2の双方が同時期にハンドオーバ状態になった場合を考える。かかる場合、PHS1は、GW100−1からGW100−2へとハンドオーバするので、回線はC1からC1’に切り替えられる。また、PHS2は、GW200−1からGW200−2へとハンドオーバするので、回線は、C22からC22’に切り替えられる。そして、これらの処理に伴い、4つのゲートウェイ装置間の回線はC21からC21’を経て最終的にはC21”に切り替えられれば、PHS1およびPHS2双方のハンドオーバが終了したことになる。
【0072】
なお、この図において、4つのゲートウェイ装置間の回線をC21からC21”に一度に切り替えるのは回線の安定性という観点から望ましくない。よって、ハンドオーバを2つのステップに分け、第1段階のハンドオーバでは、PHS1が回線をC1からC1’に切り替えると共に、GW200−1が回線をC21からC21’に切り替え、第2段階のハンドオーバでは、GW200−2が回線をC21’からC21”に切り替えると共に、PHS2が回線をC22からC22’に切り替える、という方法を採るのが望ましい。
【0073】
回線を上記のように切り替え、ハンドオーバを行う手順として、例えば、ITU−T勧告のH.450に規定されているコールトランスファ(転送)機能を転用することが考えられる。すなわち、PHS端末は、ハンドオーバ時にハンドオーバ先のゲートウェイ装置に対し、ハンドオーバ用のSetupメッセージを送信する。このSetupメッセージを受け取ったハンドオーバ先のゲートウェイ装置は、ハンドオーバ元のゲートウェイ装置に対し、H.450勧告に規定されているコールトランスファ機能を起動するように促す。これにより、PHS端末の回線がハンドオーバ先のゲートウェイ装置に転送される、という方法である。
【0074】
この方法では、PHS端末の通信相手がハンドオーバ先のゲートウェイ装置にコールトランスファ起動のSetup(ctSetup.inv)メッセージを送信することにより、実質的な転送が開始する。よって、ハンドオーバ処理の実質的な主導権をPHS端末が握っていることになる。
【0075】
この方法は、既にH.450に規定されているプロトコルを転用できるという利点があるが、通話中(通話対向)のPHS端末の双方が同時期にハンドオーバ状態になった場合には、ハンドオーバ処理が衝突してしまうため、ハンドオーバを完了させることができず、通話が切断されてしまうという問題がある。また、通信相手がコールトランスファ(保留転送)中のPHS端末が、自分自身がハンドオーバ状態になった場合にも同様の事態が発生する。
【0076】
ハンドオーバ処理の主導権を移動端末側が握る上記のハンドオーバ方法がこのような問題を生じる原因は、以下の点にある。
【0077】
IP電話サービスはそもそもIP電話機が固定されていることを前提としている。すなわち、(アドレス枯渇の問題さえなければ)個々のIP電話機に対しIPアドレスが与えられ、通信相手はこのIPアドレスを用いてIP電話の回線を開く。しかし、このIP電話サービスに移動体通信システムを結合させた場合、上記の固定電話に変わる存在が必要となる。よって、IP電話サービスに移動体通信システムを結合させた通信システムでは、ゲートウェイ装置がこの役目を果たすことになる。すなわち、ゲートウェイ装置は基本的に固定的に設置されるものなので、これに対しIPアドレスが割り当てられ、移動端末はこのゲートウェイ装置に収容される形となる。そして、電話回線は自機と通信相手との間で開かれているような形態をとっているが、実質的には、自機が収容されているゲートウェイ装置と、通信相手が収容されているゲートウェイ装置との間に通信回線が開かれており、また、自機とゲートウェイ装置との間およびゲートウェイ装置と通信相手との間に、別個に通信回線がさらに開かれているような状態にある。
【0078】
このような状態において、移動端末側が主導権を握ってハンドオーバ処理を行ってしまうと、移動端末がハンドオーバしたことを認識できないゲートウェイ装置が現れる。例えば、図7のケースにおいては、PHS1が勝手にゲートウェイ装置をGW100−1からGW100−2に変更し、PHS2もまた勝手にゲートウェイ装置をGW200−1からGW200−2に変更してしまうと、これらのゲートウェイ装置を管理する上位局が存在しないIPネットワークにおいては、GW100−2とGW200−2の間で回線C21”を開くことは非常に困難となる。
【0079】
なお、通常の移動体通信システムでは、上位局である基地局がハンドオーバ処理を制御するので、上記のような問題は起こらない。この問題は、IPネットワークと移動体通信システムとを結合した通信ネットワークにおいて発生する固有の問題である。
【0080】
ところで、回線を切り替える手順としては、実施の形態1で述べたように、PHS2が主導権を握る方法の他に、GW200−2が主導権を握る方法もある。ハンドオーバ処理において、ハンドオーバを要求した移動端末側ではなく、ハンドオーバを要求された側がハンドオーバの処理の主導権を握るというこの方法は、従来の発想には全くない新規なものであり、一見、奇異にも感じられる方法である。しかし、この方法を用いることにより、これから説明するように上記の問題は一掃される。本発明者は、この点に着目し、本発明をするに至った。
【0081】
また、ハンドオーバ先のゲートウェイ装置に主導権を持たせることにより、ハンドオーバの処理が衝突した場合にゲートウェイ装置間(図7の例では、GW100−2とGW200−2の間)で互いに連絡を取り合うことにより、互いの処理を調整することも可能になる、という利点もある。
【0082】
以下、上記の本発明の利点を踏まえながら、ハンドオーバ処理の具体的な手順について説明する。
【0083】
なお、移動端末と通信相手の双方が同時期にハンドオーバ状態になるケースとして、移動端末と通信相手の双方がほぼ同時にハンドオーバ状態になるケースと、移動端末がハンドオーバ状態になったタイミングと通信相手がハンドオーバ状態になったタイミングとが少しずれているケースとの2通りが起こり得る。そこで、本実施の形態では、ハンドオーバ状態になったタイミングが少しずれているケースについて説明し、ほぼ同時にハンドオーバ状態になるケースについては実施の形態3にて説明する。
【0084】
図8〜図10は、本発明の実施の形態2に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図である。このハンドオーバ処理の手順は、図5〜図6に示した手順と一部が一致しており、同一のステップには同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
【0085】
P1010、GW1210〜GW1250、GK1010〜GK1030の処理は実施の形態1と全く同様である。一方、PHS2も少しタイミングが遅れて、GW200−1配下からGW200−2配下へと移動して、PHS1と同様の処理が始まっている(P2010、GW2210〜2220、GK1031)。
【0086】
なお、GK1030において、GK1から通知されるのはPHS2の移動前のGW200−1のIPアドレス(c.c.c.c)である。GW2220において初めて、GK1はGW200−2から位置登録メッセージ(RRQ)を受けとり、PHS2がGW200−2の配下へ移動したことを知るからである。
【0087】
GW100−2からSetupメッセージを受け取ったGW200−1は(GW1260)、自機が収容しているPHS2がハンドオーバ状態にあることは認識していない。よって、実施の形態1と同様の処理(GW1260〜GW1270、GK1040、GW2110〜GW2120)を経て、PHS1は、既述の第1段階のハンドオーバを終了する。すなわち、このハンドオーバにより、GW200−1は接続先をGW100−1からGW100−2に変更している。後処理であるGW1280〜1290、GK1070も、実施の形態1と同様の処理である。
【0088】
一方、PHS2側は、PHS1側のGW1230〜1250、GK1020〜1030と同様の処理GW2230〜2250、GK1041〜1071を行う。
【0089】
GW100−1は、不要となったGW200−1との回線を切断するためにRelcompメッセージをGW200−1に送信する(GW1111)。
【0090】
GW200−2は、GW100−2に対しハンドオーバ等の情報を含んだSetupメッセージを送信することにより(GW2260)、第2段階のハンドオーバを開始する。GW1291〜1292、GK1062、GW2270の処理は既に説明した処理と同様である。以上の処理により、PHS1とPHS2は、GW100−2およびGW200−2を介し接続されることになる。
【0091】
GW1293、GK1075〜GK1076、GW2150〜2160、GW2280〜2290の処理は、実施の形態1と同様の後処理である。
【0092】
以上の処理において、GW100−2は、GK1が所有するアドレス情報に基づいて、すなわち、GK1がその時点で認識している通信相手のゲートウェイ装置に対し、ハンドオーバ処理を行っていく。これにより、中間段階(上記の第1段階のハンドオーバ)では、GK1が所有するアドレス情報が古いために、間違ったゲートウェイ装置(上記の例ではGW200−1のこと)に接続する場合もあるが、最終的には、完全なハンドオーバ処理が完了することとなる。
【0093】
以上の処理において、ゲートウェイ装置がハンドオーバの主導権を握っている(トリガーとなっている)ので、ゲートウェイ装置の一方が古いアドレス情報を受け取る可能性はあるが、ハンドオーバに係る双方のゲートウェイ装置が古いアドレス情報を受け取るということはあり得ない。ただし、双方のゲートウェイ装置が、共に最初から新しいアドレス情報を取得するということはあり得る。これは、実施の形態3のケースにて発生する。
【0094】
このように、本実施の形態によれば、移動端末がハンドオーバ状態に入った後に、この移動端末と通信中の移動端末も共にハンドオーバ状態となった場合に、双方のハンドオーバ処理を滞りなく完了させることができる。
【0095】
(実施の形態3)
図11〜図12は、本発明の実施の形態3に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図である。なお、このハンドオーバ処理の手順は、図8〜図10に示した手順と一部が一致したものとなっており、同一のステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0096】
既に述べたように、双方のゲートウェイ装置が、共にゲートキーパ装置から新しいアドレス情報を取得するということはあり得る。すなわち、双方のハンドオーバ処理が衝突するまでに、双方の位置登録が新しいアドレスに切り替わっていれば、ゲートウェイ装置は、アドレス解決の際に双方とも新しいアドレスを入手する。
【0097】
かかる場合、双方のゲートウェイ装置は、共にハンドオーバ先のゲートウェイ装置にSetupメッセージを送信することになる。よって、ハンドオーバの要求が必ず衝突することになる。図11において、GW1260およびGW2260が、このハンドオーバ要求の衝突を意味している。
【0098】
そこで、本実施の形態では、2つのハンドオーバ要求のうち一方のみを選択し、他方は破棄するようにする。具体的には、双方のゲートウェイ装置が同一の結果が得られる共通の判断基準を用いて、ハンドオーバ要求の取捨選択を行う。例えば、双方のゲートウェイ装置において、PHS端末の識別番号(E.164アドレス等)の大小比較をし、値の大きな(または、小さな)方のPHS端末のハンドオーバ要求を選択すれば良い。また、PHS端末の識別番号を種にして乱数を発生させ、この大小比較をすることにより、ハンドオーバ要求の選択を行っても良い。
【0099】
また、PHS1が発呼している間に、通信相手がハンドオーバをすることにより、収容されるゲートウェイ装置が変更されている場合がある。そこで、本実施の形態では、GK1が所有する最新の位置登録情報を取得するようにする。
【0100】
例えば、GW100−2の動作を見ると、GW1230においてARQメッセージを送信することにより、GK1からPHS2の接続先(この時点では、GW200−1)のIPアドレスを取得しているが、GW1250において再度ARQメッセージを送信することにより、PHS2の接続先のIPアドレス(この時点では、GW200−2)を取得している処理が上記の処理に相当する。なお、GW200−2の動作では、GW2250がこれに相当する。
【0101】
また、以上の操作により通信回線は確立できるが、不要となった回線を切断することも重要な処理である。
【0102】
本実施の形態では、GW1280またはGW2280において、ハンドオーバ先のゲートウェイ装置からハンドオーバ元のゲートウェイ装置にハンドオーバ終了を意味するRelcompメッセージを送信している。実施の形態1では、PHS1の通信相手が固定端末であったため、上記のようなハンドオーバ終了通知がなくても、PHS1側は回線を切断するタイミングを自分で判断することができた。しかし、本実施の形態では、双方がハンドオーバ状態になるので、ハンドオーバ元のゲートウェイ装置はハンドオーバが終了したことを認識することができない。そこで、上記のように、ハンドオーバ終了通知のメッセージを送信する。
【0103】
GW1111〜1120、GK1072〜GK1076、GW2159〜GW2160の処理は、ハンドオーバ終了通知を受けたハンドオーバ元のゲートウェイ装置が、不要になったハンドオーバ前の通信回線を解放する処理である。
【0104】
このように、本実施の形態によれば、互いに通信中の移動端末が、ほぼ同時に双方ともハンドオーバ状態となった場合でも、双方のハンドオーバ処理を滞りなく完了させることができる。
【0105】
(実施の形態4)
図13〜16は、本発明の実施の形態4に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図である。なお、このハンドオーバ処理の手順は、図5〜図6に示した手順と一部が一致したものとなっており、同一のステップには同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0106】
本実施の形態の特徴は、移動端末の通信相手がコールトランスファ動作中であっても、この移動端末のハンドオーバ処理を滞りなく完了させることを目的として、ハンドオーバ処理とコールトランスファ処理にそれぞれ別個のプロトコルを用意することにより、双方の処理の混同が生じるのを防止することである。
【0107】
本実施の形態は、PHS1とT1とが通信中にT1がPHS1との通信をT2に転送する状況、すなわち、ユーザの視点から見ると、PHS1がT1に電話を掛けると、T1から「T2に転送します。」というアナウンスがあり、通信が保留状態となるような状況における、PHS1のハンドオーバ処理についてである。
【0108】
かかる場合、PHS1の通信相手は固定端末なので、実施の形態1に示したようなハンドオーバ処理が開始される(P1010〜GK1030)が、この途中において、T1が通信をオンフックし、転送のシーケンスを起動することになる。このとき図14に示すように、T1はT2に対し、転送先の情報を取得するために、H.323の931メッセージの中にある Facility(ctIdentify.inv)と呼ばれるメッセージを送信する(T4110)。T2は、これにより、通信が転送されてくることを認識し、Facility(ctIdentify.rr)メッセージをT1に返す(T4210)。転送先を認識したT1は、保留解除のために Facility(remoteRetrieve.inv)メッセージをGW100−1に送信し(T4120)、これに対し Facility(returnResult)メッセージが返される(GW4110)。そしてT1は、GW100−1に対し転送起動を促す Facility(ctInitiate.inv)メッセージを送信する(T4130)。ここまでが、H.450に規定されたコールトランスファ動作である。
【0109】
本実施の形態の特徴的な処理は、これ以降の処理である。
【0110】
GW100−1は、T4130によってT1から転送起動を依頼されるが、PHS1はハンドオーバ状態にあり、これから自分の管理下から消える端末であるので、T1に対しリターンエラーのメッセージである Facility(ctInitiate.re)を返す。ただし、通常のリターンエラーのメッセージは、サービス拒否を意味するので、本実施の形態では、このメッセージにさらにHO(ハンドオーバ)という識別情報を付加する。このメッセージを受け取ったT1は、転送起動待ちのタイマをスタートさせる(T4135)。
【0111】
ここでタイマを使用するのは、T1がPHS1から発呼があった際に、既に通信をオンフック状態にし、PHS1のユーザを待ち状態にさせているので、転送待ちの時間は自機内で管理し、PHS1のユーザに、待ち時間の管理という新たな操作を強いることのないようにするためである。
【0112】
この図では、転送待ちをしている間にハンドオーバ先のGW100−2からSetupメッセージがT1に送信される(GW1260)ので、T1は、ハンドオーバ処理(T4140〜T4170)が終了後、改めて Facility(ctInitiate.inv)メッセージを今度はGW100−2に対し送信し(T4180)、転送をリトライする。なお、転送先であるT2に関する情報はT4110〜T4210において入手済みであるので、これらの処理は再度行う必要はない。以降の処理は通常のコールトランスファ処理と同様である。
【0113】
なお、ここで示した衝突のタイミングは、単なる一例にすぎず、実際には様々なタイミングの衝突が想定される。しかし、コールトランスファ処理とハンドオーバ処理とで異なるプロトコルを用いることにより、両処理が混在しても区別して処理を行うことができ、さらに、転送起動待ちのタイマを使用することにより、同様に対処可能である。
【0114】
このように、本実施の形態によれば、移動端末の通信相手がコールトランスファ動作中であっても、この移動端末のハンドオーバ処理を滞りなく完了させることができる。
【0115】
なお、ここでは、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、ソフトウェアで実現することも可能である。
【0116】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、VoIPネットワーク等において、移動端末がハンドオーバ処理を行うことができるので、移動端末のユーザはシームレスな通信を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るVoIP通信システムの主要な構成を示す図
【図2】本発明の実施の形態1に係るVoIP通信システムを簡略化した図
【図3】本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の動作をまとめたフロー図
【図4】本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置の主要な構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置により実現されるハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図6】本発明の実施の形態1に係るゲートウェイ装置により実現されるハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図7】本発明の実施の形態2に係るVoIP通信システムを簡略化した図
【図8】本発明の実施の形態2に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図9】本発明の実施の形態2に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図10】本発明の実施の形態2に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図11】本発明の実施の形態3に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図12】本発明の実施の形態3に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図13】本発明の実施の形態4に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図14】本発明の実施の形態4に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図15】本発明の実施の形態4に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【図16】本発明の実施の形態4に係るハンドオーバ処理の手順について示すシーケンス図
【符号の説明】
100、200 ゲートウェイ装置
101 データ管理部
102 メモリ
103 CPU
104 呼処理部
105 H.323制御部
106 ネットワークインタフェース
107 PHS制御部
108 PHSインタフェース
PHS1、PHS2 移動端末

Claims (12)

  1. 移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、
    前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記通信端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記通信端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、を具備することを特徴とするハンドオーバ方法。
  2. 第1の移動端末が、第2の移動端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、
    前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記第2の移動端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記第2の移動端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記第2の移動端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、を具備することを特徴とするハンドオーバ方法。
  3. 前記通信端末が、前記移動端末との通信を他の通信端末に転送する場合、
    この転送を前記要求ステップおよび切り替えステップに使用されるプロトコルと異なるプロトコルを用いて行い、前記通信端末は、一定の待ち時間経過後に前記転送を開始する、ことを特徴とする請求項1記載のハンドオーバ方法。
  4. 移動端末が他のゲートウェイ装置からハンドオーバしてきた際に、呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の他のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得し、前記取得したIPアドレスに基づいて前記他のゲートウェイ装置と接続して前記移動端末の通信相手に関する情報を取得し、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記通信相手に対し、前記他のゲートウェイ装置への接続を自機への接続に切り替えることを要求する、ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  5. 前記通信相手が固定端末である場合、前記他のゲートウェイ装置から取得したこの固定端末のIPアドレスをARQメッセージに付加して前記ゲートキーパ装置に送信する、ことを特徴とする請求項記載のゲートウェイ装置。
  6. 前記通信相手が移動端末である場合、ARQメッセージを前記ゲートキーパ装置に送信して前記通信相手のIPアドレスを再度取得する、ことを特徴とする請求項記載のゲートウェイ装置。
  7. 自機が前記移動端末のハンドオーバを処理中に、前記通信相手もハンドオーバ状態になった場合、前記通信相手のハンドオーバを処理する他のゲートウェイ装置と同一の判断基準を用いて自機のハンドオーバ処理を優先するか前記他のゲートウェイ装置のハンドオーバ処理を優先するかを決定する、ことを特徴とする請求項記載のゲートウェイ装置。
  8. 移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、
    前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が、呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得し、前記取得したIPアドレスを用いて前記第1のゲートウェイ装置と接続して前記通信端末に関する情報を取得し、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求し、
    前記通信端末は、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える、ことを特徴とする通信システム。
  9. 請求項記載の通信システムに使用されるゲートウェイ装置であって、
    前記通信端末に関する情報を要求された場合、この情報を要求してきたゲートウェイ装置に送信する、ことを特徴とするゲートウェイ装置。
  10. 請求項記載の通信システムに使用されるゲートキーパ装置であって、
    前記第2のゲートウェイ装置からハンドオーバを示す識別情報を受け取った場合、前記第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを返信する、ことを特徴とするゲートキーパ装置。
  11. 請求項記載の通信システムに使用される通信端末であって、
    ハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へ切り替えるよう要求するメッセージを受け取った場合、前記付加された2つの通信呼を参照してハンドオーバ対象の通信呼を特定することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える、ことを特徴とする通信端末。
  12. 移動端末が、通信端末と第1のゲートウェイ装置を介し通信中に、前記第1のゲートウェイ装置が管理するエリアから第2のゲートウェイ装置が管理するエリアへとハンドオーバする場合、
    前記移動端末のハンドオーバを認識した第2のゲートウェイ装置が呼制御を管理するゲートキーパ装置からハンドオーバ元の第1のゲートウェイ装置のIPアドレスを取得するアドレス取得ステップと、前記取得したIPアドレスに基づいて前記第2のゲートウェイ装置が前記第1のゲートウェイ装置と接続し前記通信端末に関する情報を取得する情報取得ステップと、前記取得した情報に含まれるハンドオーバ元の通信呼の識別子、及びハンドオーバ後の通信呼の識別子を付加したメッセージにより前記第2のゲートウェイ装置が前記通信端末に対し前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替えることを要求する要求ステップと、前記通信端末が、前記付加された2つの通信呼を参照することにより前記第1のゲートウェイ装置への接続を前記第2のゲートウェイ装置へと切り替える切り替えステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とするハンドオーバプログラム。
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