JP2010079430A - 待ち時間制御システム、待ち時間制御方法、および待ち時間制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】希望サービス種別のデータを受け付けてサービス提供時間を特定し格納する希望受付手段110と、顧客間でのサービス提供順序パターンを特定し顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定するパターン抽出手段111と、希望サービス種別が並行処理可能なサービス種別であるか判定し低減提供時間を該当顧客の所要時間とする所要時間特定手段112と、サービス提供順序最先の顧客Aと順序二位の顧客Bと順序三位の顧客Cの各待ち時間をパターン毎に算定する待ち時間算定手段113と、待ち時間の平均値が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定し出力手段に表示するパターン決定手段114とから待ち時間制御システム100を構成する。
【選択図】図2
Description
つまり、予約制を採用しないサービス業態における利用者の待ち時間短縮や、サービス提供設備の利用率向上、サービス提供業務の効率化を図ることが可能となる。
この場合、前記所要時間特定手段が、前記当初サービス提供順序における各顧客の希望サービス種別および前記提供時間の各データを読み出し、前記提供時間を該当顧客の当初所要時間とする。
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態における待ち時間制御システム100を含むネットワーク構成図であり、図2は本実施形態の待ち時間制御システム100のハードウェア構成例を示す図である。本実施形態における待ち時間制御システム100(以下、システム100)は、予約制を採用しないサービス業態における利用者の待ち時間短縮や、サービス提供設備の利用率向上、サービス提供業務の効率化を図るコンピュータシステムである。
つまり、予約制を採用しないサービス業態における利用者の待ち時間短縮や、サービス提供設備の利用率向上、サービス提供業務の効率化を図ることが可能となる。
この場合、前記所要時間特定手段112が、前記当初サービス提供順序における各顧客の希望サービス種別および前記提供時間の各データを読み出し、前記提供時間を該当顧客の当初所要時間とする。
次に、本実施形態におけるシステム100が利用するテーブルの構造について説明する。図3は本実施形態の、(a)行列テーブル125、(b)パターンテーブル126、の各データ構造例を示す図であり、図4は本実施形態の、(a)所要時間テーブル127、(b)待ち時間テーブル128の各データ構造例を示す図であり、図5は本実施形態の、(a)実績テーブル129、(b)実施状況テーブル130の各データ構造例を示す図である。
以下、本実施形態における待ち時間制御方法の実際手順について、図に基づき説明する。なお、以下で説明する待ち時間制御方法に対応する各種動作は、前記システム100がメモリ103に読み出して実行するプログラム102によって実現される。そしてこのプログラム102は、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
次に、サービス提供設備10が複数台存在する場合の処理について説明する。ここでは、サービス提供設備10がX、Y の2台、業務開始が9:00であり、時刻9:10の時点で顧客“A”X、顧客“A”Y についてサービス提供中であるとする(図11)。なお、詳細は上記処理例1と同様であるから、上記処理例1と異なる点のみを説明する。
なお、前記システム100が、顧客のサービス提供順序が規定された前記最適順序パターンと、現状における各顧客のサービス提供実施が記された前記サービス提供実施状況のデータとに応じて、所定時間以内にサービス提供開始となる顧客を特定するとしてもよい。前記システム100は、ここで特定した顧客の利用端末30や、該当顧客へのサービス提供を担当する設備10ないし担当者の端末20に宛てて、前記顧客についてのサービス開始予告のデータを通知するとしてもよい。勿論この場合、前記システム100は各端末や設備とネットワーク140で結ばれており、前記端末や設備らのネットワーク上のアドレスのリスト(図示しないが、例えばメールアドレスのリスト等を想定)を記憶手段101に備え、更には、前記各端末や設備らとデータ通信可能な通信手段107を備えている。
11 サービス提供設備の制御装置
12 顧客認証装置
13 指示入力装置
20 サービス提供者端末
30 顧客利用端末
100 待ち時間制御システム
101 記憶手段
102 プログラム
103 メモリ
104 CPU
105 入力インターフェイス(入力手段)
106 出力インターフェイス(出力手段)
107 通信手段
110 希望受付手段
111 パターン抽出手段
112 所要時間特定手段
113 待ち時間算定手段
114 パターン決定手段
125 行列テーブル
126 パターンテーブル
127 所要時間テーブル
128 待ち時間テーブル
129 実績テーブル
130 実施状況テーブル
140 ネットワーク
200 監視装置
Claims (11)
- データ入力を受付ける入力手段、データ出力を行う出力手段、データを記憶する記憶手段と、
顧客が提供を希望する希望サービス種別のデータを入力手段で受け付けて、前記希望サービス種別に対応するサービスの提供時間を特定し、前記希望サービス種別のデータとその受付時刻、および前記算定した提供時間のデータを前記顧客に対応付けて記憶手段に格納する希望受付手段と、
前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序の各パターンを特定し、前記各パターンにおいてサービス提供順序が隣接した顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定し、前記各パターンのデータと前記並行処理可能なサービス種別のデータを記憶手段に格納するパターン抽出手段と、
前記記憶手段より、前記各パターンにおける各顧客の希望サービス種別、前記提供時間、および前記各パターンにおける前記並行処理可能なサービス種別、の各データを読み出し、各顧客の希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であるか判定し、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であれば、前記提供時間を所定割合低減した低減提供時間を該当顧客の所要時間とし、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別でなければ前記提供時間を該当顧客の所要時間とする所要時間特定手段と、
サービス提供順序最先の顧客Aの受付時刻から当該顧客のサービス開始時刻aに至るまでの時間と、サービス提供順序二位の顧客Bの受付時刻bから、前記サービス開始時刻aより前記顧客Aの前記所要時間の経過後の時刻a2に至るまでの時間と、サービス提供順序三位の顧客Cの受付時刻cから、前記時刻a2より前記顧客Bの前記所要時間の経過後の時刻b2に至るまでの時間と、をそれぞれパターン毎に算定して各パターンにおける顧客毎の待ち時間を算定する待ち時間算定手段と、
顧客間での前記待ち時間の平均値をパターン毎に算定し、前記平均値が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定して、前記最適順序パターンの情報を出力手段に表示するパターン決定手段と、
を備えることを特徴とする待ち時間制御システム。 - 前記希望受付手段が、前記提供時間の特定を、前記記憶手段が蓄積しているサービス種別毎の提供時間実績中より該当サービス種別の提供時間実績を抽出して前記提供時間とするか、或いは、前記希望サービス種別のデータ受付時に入力手段より時間指示を得て提供時間とする、ことで実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の待ち時間制御システム。
- 前記所要時間特定手段が、各顧客の希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であるか、または前記希望サービス種別が複数のサービス種別の集団であって当該集団中に前記並行処理可能なサービス種別を含むか判定し、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であれば、前記提供時間を所定割合低減した低減提供時間を該当顧客の所要時間とし、前記集団が前記並行処理可能なサービス種別を含むものであれば、前記並行処理可能なサービス種別についての低減提供時間と前記並行処理可能なサービス種別以外のサービス種別の提供時間とを合算して該当顧客の所要時間を算定するものであることを特徴とする請求項1または2に記載の待ち時間制御システム。
- 前記待ち時間算定手段が、顧客Xの受付時刻xから、前記顧客Xよりサービス提供順序が1つ上位の顧客Wのサービス開始時刻wより前記顧客Wの前記所要時間の経過後の時刻w2に至るまでの時間の算定を、以降、サービス提供順序が四位から最下位の顧客まで順次実行し、各顧客の待ち時間を算定するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の待ち時間制御システム。
- 前記パターン決定手段が、顧客間での前記待ち時間の平均値をパターン毎に算定し、各パターンにおける前記平均値および顧客毎の待ち時間のデータに基づく顧客毎の待ち時間の標準偏差を算定し、前記平均値が所定基準以下のパターン中より前記標準偏差が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定し、前記最適順序パターンの情報を出力手段に表示するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の待ち時間制御システム。
- 前記パターン決定手段が、顧客間での前記待ち時間の平均値をパターン毎に算定し、各パターンにおける前記平均値および顧客毎の待ち時間のデータに基づく顧客毎の待ち時間の標準偏差を算定し、前記標準偏差が所定基準以下のパターン中より前記平均値が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定し、前記最適順序パターンの情報を出力手段に表示するものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の待ち時間制御システム。
- 前記記憶手段が、顧客へのサービス提供の実施状況を監視する装置より取得した、顧客へのサービス提供実施状況のデータを格納するものであり、
前記パターン抽出手段が、前記記憶手段の前記サービス提供実施状況データから、現在サービス提供中の顧客Jを検索し、ここで検索した前記顧客Jから見て前記各パターンにおけるサービス提供順序が1つ下位の顧客であり、前記顧客Jのサービス種別と並行処理可能なサービス種別に対応するサービスの提供が実施中の顧客Kを特定し、前記顧客Jおよび顧客K以外の顧客であり、現在サービス提供が実施されていない顧客Lについて、前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序の各パターンを特定し、前記各パターンにおいてサービス提供順序が隣接した顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定し、前記各パターンのデータと前記並行処理可能なサービス種別のデータを記憶手段に格納するものである、
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の待ち時間制御システム。 - 前記パターン抽出手段が、前記記憶手段の前記サービス提供実施状況データをモニタリングし、サービス提供中であった前記顧客Jがサービス提供済みとなった事態を検知し、この検知に応じて、現在サービス提供中の前記顧客Kから見て前記各パターンにおけるサービス提供順序が1つ下位の顧客であり、前記顧客Kのサービス種別と並行処理可能なサービス種別に対応するサービスの提供が実施中の顧客Mを特定し、前記顧客Kおよび顧客M以外の顧客であり、現在サービス提供が実施されていない顧客Nについて、前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序の各パターンを特定し、前記各パターンにおいてサービス提供順序が隣接した顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定し、前記各パターンのデータと前記並行処理可能なサービス種別のデータを記憶手段に格納するものである、
ことを特徴とする請求項7に記載の待ち時間制御システム。 - 前記パターン抽出手段が、前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序を前記受付時刻の早さ順で確定し、ここで確定した当初サービス提供順序のデータを記憶手段に格納するものであり、
前記所要時間特定手段が、前記当初サービス提供順序における各顧客の希望サービス種別および前記提供時間の各データを読み出し、前記提供時間を該当顧客の当初所要時間とするものであり、
前記待ち時間算定手段が、サービス提供順序最先の顧客Aの受付時刻から当該顧客のサービス開始時刻aに至るまでの時間と、サービス提供順序二位の顧客Bの受付時刻bから、前記サービス開始時刻aより前記顧客Aの前記当初所要時間の経過後の時刻a2に至るまでの時間と、サービス提供順序三位の顧客Cの受付時刻cから、前記時刻a2より前記顧客Bの前記当初所要時間の経過後の時刻b2に至るまでの時間と、をそれぞれ算定して当初サービス提供順序における顧客毎の待ち時間を算定し、前記各パターンにおける顧客毎の待ち時間と、前記当初サービス提供順序における顧客毎の待ち時間とを比較し、当初サービス提供順序の場合より待ち時間が増加している顧客とそのパターンとを特定し、ここで特定したパターンでの該当顧客の待ち時間と前記当初サービス提供順序における顧客の待ち時間との差分量に応じて該当パターンにおける該当顧客の待ち時間を所定割合で増加させるものである、
ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の待ち時間制御システム。 - コンピュータが、
データ入力を受付ける入力手段、データ出力を行う出力手段、データを記憶する記憶手段とを備えて、
顧客が提供を希望する希望サービス種別のデータを入力手段で受け付けて、前記希望サービス種別に対応するサービスの提供時間を特定し、前記希望サービス種別のデータとその受付時刻、および前記算定した提供時間のデータを前記顧客に対応付けて記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序の各パターンを特定し、前記各パターンにおいてサービス提供順序が隣接した顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定し、前記各パターンのデータと前記並行処理可能なサービス種別のデータを記憶手段に格納する処理と、
前記記憶手段より、前記各パターンにおける各顧客の希望サービス種別、前記提供時間、および前記各パターンにおける前記並行処理可能なサービス種別、の各データを読み出し、各顧客の希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であるか判定し、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であれば、前記提供時間を所定割合低減した低減提供時間を該当顧客の所要時間とし、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別でなければ前記提供時間を該当顧客の所要時間とする処理と、
サービス提供順序最先の顧客Aの受付時刻から当該顧客のサービス開始時刻aに至るまでの時間と、サービス提供順序二位の顧客Bの受付時刻bから、前記サービス開始時刻aより前記顧客Aの前記所要時間の経過後の時刻a2に至るまでの時間と、サービス提供順序三位の顧客Cの受付時刻cから、前記時刻a2より前記顧客Bの前記所要時間の経過後の時刻b2に至るまでの時間と、をそれぞれパターン毎に算定して各パターンにおける顧客毎の待ち時間を算定する処理と、
顧客間での前記待ち時間の平均値をパターン毎に算定し、前記平均値が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定して、前記最適順序パターンの情報を出力手段に表示する処理と、
を実行することを特徴とする待ち時間制御方法。 - データ入力を受付ける入力手段、データ出力を行う出力手段、およびデータを記憶する記憶手段を備えたコンピュータに、
顧客が提供を希望する希望サービス種別のデータを入力手段で受け付けて、前記希望サービス種別に対応するサービスの提供時間を特定し、前記希望サービス種別のデータとその受付時刻、および前記算定した提供時間のデータを前記顧客に対応付けて記憶手段に格納するステップと、
前記記憶手段より各顧客の希望サービス種別のデータを読み出し、顧客間でのサービス提供順序の各パターンを特定し、前記各パターンにおいてサービス提供順序が隣接した顧客間で共通する希望サービス種別を並行処理可能なサービス種別として特定し、前記各パターンのデータと前記並行処理可能なサービス種別のデータを記憶手段に格納するステップと、
前記記憶手段より、前記各パターンにおける各顧客の希望サービス種別、前記提供時間、および前記各パターンにおける前記並行処理可能なサービス種別、の各データを読み出し、各顧客の希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であるか判定し、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別であれば、前記提供時間を所定割合低減した低減提供時間を該当顧客の所要時間とし、希望サービス種別が前記並行処理可能なサービス種別でなければ前記提供時間を該当顧客の所要時間とするステップと、
サービス提供順序最先の顧客Aの受付時刻から当該顧客のサービス開始時刻aに至るまでの時間と、サービス提供順序二位の顧客Bの受付時刻bから、前記サービス開始時刻aより前記顧客Aの前記所要時間の経過後の時刻a2に至るまでの時間と、サービス提供順序三位の顧客Cの受付時刻cから、前記時刻a2より前記顧客Bの前記所要時間の経過後の時刻b2に至るまでの時間と、をそれぞれパターン毎に算定して各パターンにおける顧客毎の待ち時間を算定するステップと、
顧客間での前記待ち時間の平均値をパターン毎に算定し、前記平均値が最小となるパターンを最適順序パターンとして特定して、前記最適順序パターンの情報を出力手段に表示するステップと、
を実行させることを特徴とする待ち時間制御プログラム。
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