JP2010078712A - ネットワークavシステム、送信装置及び送信プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】コンテンツを各デバイスに所望のファイル形式で短時間で登録できるネットワークAVシステムを提供する。
【解決手段】
送信装置SO及び再生装置RE1、RE2は、対象トラックをエンコードできる。そこで、送信装置SOは、送信装置SO、再生装置RE1及びRE2のエンコード処理能力と、送信装置SOから各再生装置RE1、RE2へのデータ通信速度とに基づいて、送信装置SOが取得した対象トラックを送信装置SO、再生装置RE1及びRE2のいずれのデバイスでエンコードすれば、対象トラックが送信装置SOから送信されて各再生装置RE1及びRE2に登録されるまでの時間が最短になるかをシミュレートする。そして、送信装置SOは、シミュレート結果に基づいて、再生装置RE1及びRE2に送信する対象トラックのファイル形式を圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークAVシステムに関し、さらに詳しくは、コンテンツを送信する送信装置と、送信装置から送信されたコンテンツを蓄積して再生する再生装置とを備えたネットワークAVシステムに関する。
最近のHDDプレイヤや、曲や映像等のコンテンツを再生可能なパーソナルコンピュータ(以下、PCと称する)は、CDやDVDに記録された複数のコンテンツを取り込んで自身が持つハードディスクに格納する、いわゆるリッピング機能を有する。
最近ではPCと複数のオーディオプレイヤとを所有するユーザも多い。たとえば、書斎にPCを設置し、リビングと寝室にそれぞれHDDプレイヤを設置しているユーザが、CDに格納されている曲ファイル(以下、トラックという)をリッピング機能により3つのデバイス(PC及び2つのHDDプレイヤ)に録音しようと思えば、ユーザは、デバイスごとにCDを挿入してリッピングを行う必要がある。
このような煩雑な行為を解消する技術が、特願2007−309561号に開示されている。この文献では、CDからトラックを取り込んだPCが、他のHDDプレイヤの各々に複製されたトラックを送信する。このとき、PCは、複製されたトラックを各HDDプレイヤが再生可能なファイル形式にそれぞれエンコードする。PCが、HDDレコーダにより再生可能なファイル形式にトラックをエンコードできない場合、トラックを非圧縮形式のデジタルデータ(たとえばPCMデータ)として他のHDDプレイヤに送信する。非圧縮形式のトラックを受けたHDDレコーダは、自身が再生可能な圧縮形式にエンコードしてハードディスクに保存する。このように、この文献に開示されているネットワークAVシステムでは、PCがCDをリッピングするだけで、他のHDDプレイヤにもCD内のトラックファイルを蓄積できる。
ところで、上述の文献で開示されたネットワークAVシステムにおいて、PC及びHDDプレイヤがいずれもトラックを所望のファイル形式にエンコードできる場合、たとえば、PC側でトラックをエンコードするよりも、HDDプレイヤ側でエンコードした方が、PCがリッピング等によりトラックを取得してから各HDDプレイヤに登録されるまでの時間(以下、登録時間という)が短くなる場合がある。また逆に、PC側でエンコードした方が、登録時間が短くなる場合もある。ユーザは、リッピング等により取得したトラックをいち早く聴きたいため、登録時間はなるべく短い方が好ましい。
特開2003−30099号公報 特開2004−046789号公報 特願2007−309561号(同一出願人の未公開先願)
本発明の目的は、コンテンツをネットワーク上の各デバイスに所望のファイル形式で短時間で登録できるネットワークAVシステムを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるネットワークAVシステムは、送信装置と再生装置とを備える。再生装置は、デコード手段と、受信手段と、再生側エンコード手段と、再生記憶手段と、登録手段とを備える。デコード手段は、所定の圧縮ファイル形式のデータをデコードする。受信手段は、送信装置から送信されたコンテンツを受信する。再生側エンコード手段は、受信したコンテンツのファイル形式が非圧縮ファイル形式である場合、受信したコンテンツをデコード手段でデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードする。再生記憶手段は、コンテンツを記憶する。登録手段は、受信した圧縮ファイル形式のコンテンツ及び再生側エンコード手段によりエンコードされた圧縮ファイル形式のコンテンツを再生記憶手段に登録する。送信装置は、コンテンツ取得手段と、送信側エンコード手段と、決定手段と、コンテンツ送信手段とを備える。コンテンツ取得手段は、外部からコンテンツを取得する。送信側エンコード手段は、取得されたコンテンツを、再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできる。決定手段は、送信側エンコード手段の処理能力と、再生側エンコード手段の処理能力と、送信装置から再生装置への通信速度とに基づいて、取得したコンテンツを再生装置に送信するときのファイル形式を圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定する。コンテンツ送信手段は、決定されたファイル形式のコンテンツを再生装置に送信する。
本発明によるネットワークAVシステムは、送信装置のエンコード処理能力と、再生装置のエンコード処理能力と、送信装置から再生装置へデータを送信するときの通信速度とに基づいて、送信装置から送信するコンテンツのファイル形式を決定する。そのため、送信装置側及び再生装置側でエンコードに掛かる時間やコンテンツを再生装置に送信するのに掛かる時間を考慮して、再生装置にコンテンツを登録するまでの時間が短くなるよう、送信装置から送信するコンテンツのファイル形式を決定できる。
好ましくは、送信装置はさらに、情報取得手段を備える。情報取得手段は、再生装置との接続に応じて、再生側エンコード手段の処理能力に関する情報を再生装置から取得する。
この場合、送信装置は、再生装置と接続すれば、再生側エンコード手段の処理能力に関する情報を取得できる。そのため、取得したコンテンツを再生側エンコード手段がエンコードするのに掛かる時間を求めることができる。
好ましくは、ネットワークAVシステムは、複数の再生装置を備える。送信装置は、取得されたコンテンツを複製し、複製された各コンテンツを各再生装置に送信する。送信側エンコード手段は、複製された各コンテンツを、各再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできる。送信装置はさらに、設定手段を備える。設定手段は、各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式の組合せを複数設定する。決定手段は、算出手段と、ファイル形式決定手段とを含む。算出手段は、送信側エンコード手段の処理能力と、再生側エンコード手段の処理能力と、送信装置から各再生装置への各通信速度とに基づいて、複製された各コンテンツを組合せに応じて送信装置又は再生装置でエンコードして各再生装置に登録するまでに掛かる登録時間を、設定された組合せごとに算出する。ファイル形式決定手段は、設定された複数の組合せのうち、算出された登録時間が最も短い組合せに基づいて、各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式を、圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定する。
この場合、各再生装置に所望のファイル形式のコンテンツが登録されるまでの登録時間に基づいて、送信されるコンテンツのファイル形式が決定される。そのため、登録時間が短くなるように、送信される各コンテンツのファイル形式を決定できる。
好ましくは、再生装置はさらに、情報送信手段を備える。情報送信手段は、再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式に関するファイル形式情報を送信する。送信手段はさらに、エンコードプログラムを記憶する送信記憶手段を備える。送信側エンコード手段は、エンコードプログラムに基づいて、コンテンツを所定の圧縮ファイル形式にエンコードする。送信装置はさらに、判断手段と、エンコーダ取得手段とを備える。判断手段は、送信されたファイル形式情報に基づいて、送信側エンコード手段が再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできるか否かを判断する。エンコーダ取得手段は、判断の結果、再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできないとき、ファイル形式情報に対応したエンコードプログラムを取得する。
この場合、送信装置は、取得したコンテンツを、再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできる。
本発明による送信装置は、上述のネットワークAVシステムに用いられる。また、本発明による送信プログラムは、上述の送信装置に実装され、上述の手段を実現する。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
[システムの全体構成]
図1を参照して、ネットワークAVシステムは、送信装置SOと、送信装置SOとネットワークを介して接続される複数の再生装置RE1及びRE2とを含む。図1では、2つの再生装置RE1及びRE2(これらを総称してREともいう)を示したが、再生装置REは1つであってもよいし、3以上であってもよい。たとえば、送信装置SOは、家庭内の書斎に置かれたパーソナルコンピュータ(PC)であり、2つの再生装置REは、リビング及び寝室にそれぞれ置かれたHDDプレイヤである。
送信装置SOは、外部から取得した複数のコンテンツ(以下、トラックという)を各再生装置REに送信する。ここでいうコンテンツは、映像ファイルでもよいし、音声ファイルや音楽ファイルであってもよい。本例ではトラックが音楽ファイルであるとして説明する。送信装置SOは、リッピングによりトラックを取得してもよいし、図示しない外部のサーバとネットワークを介して接続し、この外部のサーバからトラックを取得してもよい。
各再生装置REは、複数のトラックを所定の圧縮ファイル形式で蓄積する。そして、ユーザ操作に応じて、蓄積された複数のトラックから所望のトラックを読み出し、デコードして再生する。各再生装置REは、デコード可能な圧縮ファイル形式が予め決められている。ここでいう圧縮ファイル形式はたとえば、AAC(Advanced Audio Coding)やMP3(Mpeg Audio Layer-3)、ATRAC(Adaptive Transfer Acoustic Coding)、WMA(Windows Media Audio)等である。
[送信装置]
送信装置SOは、外部から取得した1又は複数のトラックを必要に応じて所定の圧縮ファイル形式にエンコードする。そして、エンコードされたトラックを各再生装置RE1及びRE2に送信する。送信装置SOは、制御部11と、メモリ12と、HDD13と、光ディスクドライブ14と、D/Aコンバータ15と、出力端子16とを備える。
光ディスクドライブ14は、CDやDVD等の光ディスク20が挿入され、光ディスク20内に記憶された複数のトラックを読み出す。
制御部11は、光ディスクドライブ14で読み出された複数のトラック、及び、図示しない他のサーバから取得した複数のトラックを所定の圧縮ファイル形式にエンコードする。HDD13には、複数のエンコーダ(エンコードプログラム)が記憶されている。これらのエンコーダにより、制御部11は、トラックを種々の圧縮ファイル形式にエンコードできる。
送信装置SOがエンコード可能な圧縮ファイル形式(ファイル形式情報)と、エンコード処理の処理能力に関する情報(送信側エンコード情報)とは、図2に示すファイル形式テーブルに記録されている。図2を参照して、ファイル形式テーブルは、エンコード可能な圧縮ファイル形式が登録されるフィールドと、エンコードに掛かる時間(エンコードの処理速度)が登録されるフィールドとを含む。エンコードに掛かる時間が登録されるフィールド(「送信側変換時間」欄)はさらに、送信装置SOがエンコード処理を実行するときの状況に応じて4つの時間が登録される。具体的には、(パターン1)送信装置SOがトラックを再生中に、所定のデータ長のトラック(以下、基準トラックという)をエンコードするのに掛かる時間、(パターン2)トラックを再生中に、HDD13内に格納された基準トラックをエンコードするのに掛かる時間、(パターン3)送信装置SOがトラックを再生していないときに、リッピングにより取得した基準トラックをエンコードするのに掛かる時間、(パターン4)送信装置SOがトラックを再生していないときに、HDD13内に格納された基準トラックをエンコードするのに掛かる時間、が登録される。パターン1及び3の情報は、リッピングにより取得されたトラックを各再生装置REに送信するときに利用される。パターン2及び4の情報は、外部のサーバから取得したトラックを再生装置REに送信するときに利用される。本例では、図2に示すとおり、送信装置SOがエンコード可能な圧縮ファイル形式は、AAC形式、MP3形式及びATRAC形式である。
制御部11はさらに、図2のファイル形式テーブルを利用して、各再生装置REにトラックを送信するときに、トラックが各再生装置REに登録されるまでの時間(以下、登録時間という)が短くなるように、各再生装置REに送信するトラックのファイル形式(圧縮ファイル形式又は非圧縮ファイル形式)を決定する。
HDD13は、外部から取得された複数のトラックを格納する。複数のトラックは、所望の圧縮ファイル形式にエンコーダされてHDD13に格納されてもよいし、PCM形式等の非圧縮ファイル形式でHDD13に格納されてもよい。HDD13はまた、上述のとおり複数のエンコーダを記憶する。HDD13はさらに、制御部11に上述の動作を実行させる送信プログラムが記憶されている。
送信装置SOはさらに、所望のトラックを再生する。ユーザ操作に応じて、制御部11は、所望のトラックをHDD13から読み出し、デコードする。D/Aコンバータ15は、デコードされたトラックのデジタル信号をアナログ信号に変換して、出力端子16に出力する。出力端子16には、図示しないスピーカが接続されており、アナログ信号はスピーカを介して外部に出力される。
[再生装置]
各再生装置RE(RE1及びRE2)は、送信装置SOと同様に、制御部11と、メモリ12と、HDD13と、D/Aコンバータ15と、図示しないスピーカと接続される出力端子16とを備える。
HDD13には、送信装置SOから送信された複数のトラックが所定の圧縮ファイル形式で格納されている。再生時、再生装置RE内の制御部11は、HDD13から読み出したトラックをデコードする。そして、D/Aコンバータ15がデコードされたトラックのデジタル信号をアナログ信号に変換して、スピーカが接続された出力端子16に出力する。以上の動作により再生装置REはHDD13に格納されたトラックを再生できる。
再生装置REの制御部11は、送信装置SOから送信されたトラックをHDD13に格納するとき、送信されたトラックを、必要に応じて、エンコードする。具体的には、送信されたトラックのファイル形式が非圧縮ファイル形式である場合、制御部11は、送信されたトラックを再生装置REがデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードする。HDD13には、エンコーダが格納されている。本例では、再生装置RE1には、AACエンコーダが格納されており、再生装置RE2には、ATRACエンコーダが格納されているとして説明を進める。なお、再生装置RE1及びRE2は、他のエンコーダ(たとえばMP3エンコーダ等)が格納されていてもよい。
HDD13にはさらに、図3及び図4に示すファイル形式テーブルが格納されている。ファイル形式テーブルは、再生装置REがエンコード可能な圧縮ファイル形式に関する情報(ファイル形式情報)と、再生装置REのエンコード処理能力に関する情報(再生側エンコード情報)とが登録されている。図3は、再生装置RE1のファイル形式テーブルを示し、図4は、再生装置RE2のファイル形式テーブルを示す。これらのファイル形式テーブルは、図2に示す送信装置SOのファイル形式テーブルと同様の情報が記録されている。つまり、再生側エンコード情報として、基準トラックをエンコードするのに掛かる時間(エンコード処理速度)が記録されている。各再生装置RE1及びER2は、送信装置SOと接続されたときに、自身が保有するファイル形式テーブルを送信装置SOに送信する。そのため、送信装置SOは、ネットワーク上に存在する各再生装置REのファイル形式テーブルを自身のHDD13内に保有する。
なお、再生装置RE1及びRE2は、送信装置SOと同様に、光ディスクドライブを備えていてもよい。この場合、リッピングにより光ディスクに格納されているトラックをHDD13に書き込むことができる。
[動作概要]
送信装置SOは、リッピングによりトラックを取得したとき、又は他のサーバからネットワークを介してトラックを取得したとき、取得したトラックを複製して各再生装置RE1及びRE2に送信する。このとき、送信装置SOは、取得したトラックを再生装置RE1及びRE2がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードすることができる。一方で、送信されたトラックが非圧縮ファイル形式である場合、再生装置RE1及びRE2も自身でデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできる。要するに、送信装置SOが取得したトラックは、送信装置SOでエンコードすることもできるし、再生装置REでエンコードすることもできる。
そこで、送信装置SOは、上述のファイル形式テーブル内の送信側及び再生側エンコード情報を用いて、各再生装置RE1及びRE2に送信するトラックのファイル形式を決定する。つまり、トラックのエンコードを送信装置SOで行うか、再生装置RE1及びRE2で行うかを決定する。
各再生装置RE1及びRE2に送信するトラックのファイル形式の組み合わせとしては、以下の4通りの組み合わせを設定できる。
(ケース1)再生装置RE1及びRE2ともに対応する圧縮ファイル形式のトラックを送信する。つまり、送信装置SOが複製された2つのトラックをエンコードし、送信する。
(ケース2)再生装置RE1に送信するトラックを圧縮ファイル形式とし、再生装置RE2に送信するトラックを非圧縮ファイル形式とする。
(ケース3)再生装置RE1に送信するトラックを非圧縮ファイル形式とし、再生装置RE2に送信するトラックを圧縮ファイル形式とする。
(ケース4)再生装置RE1及びRE2に送信するトラックをいずれも非圧縮ファイル形式とする。つまりこの場合、再生装置RE1及びRE2が送信されたトラックを圧縮ファイル形式にエンコードする。
送信装置SOは、上述の各組み合わせ(各ケース)において、シミュレートにより、送信装置SOが取得したトラックが各再生装置RE1及びRE2のHDD13に登録されるまでに掛かる時間(登録時間)を算出する。このシミュレートに送信側及び再生側エンコード情報が利用される。送信装置SOは各ケースの登録時間を算出した後、登録時間が最短となるケースを決定する。そして、決定されたケースに基づいて、各再生装置RE1及びRE2に送信するトラックのファイル形式を決定する。以下、このシミュレートについて説明する。
説明を簡単にするために、送信装置SOが、リッピングにより取得した1つのトラック(以下、対象トラックという)TRを複製して、各再生装置RE1及びRE2に送信する場合を想定する。このとき、送信装置SOは、上述の4つのケースにおける登録時間をシミュレートする。
図5を参照して、ケース1の場合、送信装置SOは、時刻t0から時間ΔTrip掛けて対象トラックTRをリッピングしてHDD13のテンポラリ領域に格納する。このとき、送信装置SOは、対象トラックTRを非圧縮ファイル形式(PCMデータ)でHDD13に格納する。
続いて、送信装置SOは、再生装置RE1用に対象トラックTRをAAC形式にエンコードする。この処理に掛かる時間はΔTso_aacである。送信装置SOは、エンコードされた対象トラックTRを時間ΔTtrans_aac_re1掛けて再生装置RE1に送信する。再生装置RE1は、時間ΔTtrans_aac_re1掛けてトラックTRをHDD13に格納する。
送信装置SOはさらに、再生装置RE1への送信処理と並行して、PCM形式の対象トラックTRを再生装置RE2用にATRAC形式にエンコードする。つまり、送信装置SOは、エンコード処理と送信処理とを並行して行うことができる。ATRAC形式にエンコードするのに掛かる時間はΔTso_atracである。そして、時間△Ttrans_atrac_re2掛けて、ATRAC形式のトラックTRを再生装置RE2に送信する。再生装置RE2は、時間△Ttrans_re2掛けてトラックTRをHDD13に格納する。
以上より、ケース1において、送信装置SOがリッピングを開始してから、各再生装置RE1及びRE2でトラックTRの格納が完了するまでの登録時間TT1は、以下の式(1)で示される。
TT1=ΔTrip+ΔTso_aac+ΔTso_atrac+△Ttrans_atrac_re2 (1)
ケース2の場合、図6を参照して、送信装置SOは、時間ΔTrip掛けて対象トラックTRをリッピングした後、再生装置RE1用にトラックをAAC形式に変換するエンコード処理と、PCM形式の対象トラックTRを再生装置RE2に送信する送信処理とを並行して行う。その結果、登録時間TT2は、以下の式(2)で示される。
TT2=ΔTrip+△Ttrans_pcm_re2+ΔTre2_atrac (2)
ここで、時間△Ttrans_pcm_re2は、PCM形式の対象トラックを送信装置SOから再生装置RE2に送信するのに掛かる時間である。非圧縮ファイル形式(PCM形式)の対象トラックTRのデータ長は、圧縮ファイル形式(ATRAC形式)の対象トラックTRのデータ長よりも長いため、時間△Ttrans_pcm_re2は、時間△Ttrans_atrac_re2よりも長い。時間ΔTre2_atracは、再生装置RE2がPCM形式のトラックTRをATRAC形式に変換するのに掛かる時間である。
同様に、ケース3の場合、図7を参照して、登録時間TT3は以下の式(3)のとおりとなる。
TT3=ΔTrip+△Ttrans_pcm_re1+ΔTre1_aac (3)
ここで、時間△Ttrans_pcm_re1は、PCM形式の対象トラックを送信装置SOから再生装置RE1に送信するのに掛かる時間である。また、時間ΔTre1_aacは、再生装置RE1がPCM形式のトラックTRをAAC形式に変換するのに掛かる時間である。
ケース4の場合、図8を参照して、登録時間TT4は以下の式(4)のとおりとなる。
TT4=ΔTrip+△Ttrans_pcm_re1+△Ttrans_pcm_re2+ΔTre2_atrac (4)
以上のシミュレートに基づいて、送信装置SOは、登録時間TT1〜TT4を算定する。つまり、送信装置SOは、送信装置SOのエンコード処理能力(送信側エンコード情報)と、再生装置REのエンコード処理能力(再生側エンコード情報)と、送信装置SOから再生装置REに対象トラックTRを送信するための通信能力(通信速度)とに基づいて、登録時間TT1〜TT4を算定する。そして、算定された登録時間TT1〜TT4のうち、最も短い登録時間TTi(i=1〜4)を特定する。本例では、登録時間TT2が最も短いと仮定して説明を続ける。このとき、送信装置SOは、ケース2に示したファイル形式の組み合わせに基づいて、各再生装置RE1及びRE2に送信する対象トラックTRのファイル形式を決定する。具体的には、再生装置RE1には、圧縮ファイル形式(AAC形式)の対象トラックTRを送信し、再生装置RE2には、非圧縮ファイル形式(PCM形式)の対象トラックTRを送信する。再生装置RE1は、AAC形式の対象トラックTRを受け、HDD13に格納する。一方、再生装置RE2は、PCM形式の対象トラックTRを受けたとき、受けた対象トラックTRをATRAC形式にエンコードして、HDD13に格納する。
なお、上述の各登録時間TT1〜TT4は、必ずしも上記式(1)〜(4)で求められるものではない。たとえば、ケース2において、送信装置SOが対象トラックTRをAAC形式でエンコードするのに掛かる時間ΔTso_aacが図9に示すように非常に長い場合、登録時間TT2は、式(2)と異なる以下の式(5)で求められる。
TT2=ΔTrip+△Tso_aacΔTtrans_pcm_re1 (5)
各デバイス(送信装置SO、再生装置RE1、RE2)でのエンコード時間(ΔTso_aac、ΔTso_atrac、ΔTre1_aac、ΔTre2_atrac)と送信時間(ΔTtrans_aac_re1、ΔTtrans_pcm_re1、ΔTtrans_atrac_re2、ΔTtrans_pcm_re2)の長さにより、各ケース1〜4の登録時間TT1〜TT4は変化する。換言すれば、各ケースの登録時間TT1〜TT4は、各デバイスでのエンコード処理能力と、デバイス間の通信速度とに依存する。したがって、送信装置SOは、各ケースでシミュレートを行い図5〜図8に示すようなシーケンスチャートを作成し、登録時間TTiを決定する。
以上のとおり、送信装置SOは、各再生装置RE1及びRE2に送信する対象トラックTRのファイル形式の組み合わせ(上述のケース1〜4)を設定する。そして、ファイル形式テーブル内の送信側及び再生側エンコード情報に基づいて、登録時間TTiを設定された各組み合わせごとに求める。送信装置SOは、求めた登録時間TTiのうち最短の登録時間TTiの組み合わせに基づいて、対象トラックTRのファイル形式を決定し、送信する。以下、この一連の処理を最適送信処理という。最適送信処理により、ユーザは、送信装置SOが取得したトラックをいち早く再生装置RE1、RE2で再生することができる。
送信装置SOはさらに、取得したトラックを、再生装置RE1及びRE2がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできない場合、対応の圧縮ファイル形式にエンコードするためのエンコーダを取得することができる(エンコーダ取得処理)。これにより、送信装置SOは、上述のシミュレーションを実行することができる。以下、最適送信処理及びエンコーダ取得処理の詳細を説明する。
[エンコーダ取得処理]
図10を参照して、ネットワーク上に新たな再生装置REが接続されたとき、再生装置REは、接続通知をネットワーク上のデバイスにマルチキャストする(S1)。ここでは、再生装置RE2がネットワークに新たに接続されたとして説明を続ける。ネットワーク上の送信装置SOは、再生装置RE2からの接続通知を受ける(S2)。このとき、送信装置SOは、最適送信処理を実行するための準備として、再生装置RE2のファイル形式テーブルを要求する(S3)。再生装置RE2は、要求を受け付け(S4)、自身が保有する図4に示すファイル形式テーブルを送信装置SOに送信する(S5)。送信装置SOは、再生装置RE2からファイル形式テーブルを受け、HDD13に格納する(S6)。
続いて、送信装置SOは、送信装置SO自身が、対象トラックTRを、再生装置RE2がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできるか否かを判断する(S7)。具体的には、ステップS6で格納されたファイル形式テーブル内の「変換可能ファイル形式欄」に記録されたファイル形式情報を参照する。ここでは、再生装置RE2のファイル形式情報は「ATRAC」である。そこで、送信装置SOは、自身の図2に示すファイル形式テーブルが「ATRAC」のファイル形式情報を含むか否かを判断する。図2に示すように、「ATRAC」のファイル形式情報を含む場合(S7でYES)、送信装置SOは、ATRAC形式へのエンコードを実行できるため、そのままエンコーダ取得処理を終了する。
一方、送信装置SOのファイル形式テーブル内に「ATRAC」のファイル形式情報が含まれていない場合(S7でNO)、送信装置SOはATRAC形式へのエンコードができない。そこで、送信装置SOは、ATRACエンコーダを取得する(S8)。図11を参照して、送信装置SOはまず、再生装置RE2にエンコーダ情報を要求する(S81)。再生装置RE2は、自身のHDD13内にエンコーダ情報を記憶している。エンコーダ情報は、ATRACエンコーダを配信する図示しない配信サーバの所在情報(アドレス)を含む。再生装置RE2は、送信装置SOからの要求に応じてエンコーダ情報を送信する。
送信装置SOは、再生装置RE2からエンコーダ情報を取得する(S82)。そして、エンコーダ情報内の所在情報に基づいて、ATRACエンコーダの配信サーバにアクセスし、ATRACエンコーダを要求する(S83)。配信サーバは要求に応じて、送信装置SOにATRACエンコーダを送信する。送信装置SOは、ATRACエンコーダを取得し、HDD13に格納する(S84)。以上の動作により、送信装置SOは、ATRACエンコーダを取得する。そのため、送信装置SOは、トラックをATRAC形式に変換可能となる。
続いて、送信装置SOは、ATRAC形式にエンコードする場合の送信側エンコード情報を生成する(S85)。具体的には、トラックを再生していないときに、HDD13内に格納された基準トラックをATRAC形式にエンコードし、エンコードに掛かる時間を求める。つまり、パターン4の時間を求める。次に、求めた時間に基づいて、他のパターン1〜3の時間を求める。パターン1〜3の時間は、パターン4の時間に、経験値により決定された所定の係数を乗じて求めてもよいし、他の方法で求めてもよい。
以上の方法により生成されたATRAC形式の送信側エンコード情報は、図2に示すファイル形式テーブルに登録される(S86)。
[最適送信処理]
次に、送信装置SOの最適送信処理について説明する。以降の説明では、送信装置SOがリッピングにより対象トラックTRを取得すると仮定して説明を続ける。なお、リッピングにより複数のトラックを取得して再生装置RE1及びRE2に送信することもできるが、説明を容易にするため、ここでは1つの対象トラックTRを取得して各再生装置RE1及びRE2に送信すると仮定して説明する。ただし、複数の対象トラックTRを送信する場合も以下に示す動作と同じ動作で対応できる。
図12を参照して、初めに、送信装置SOは、対象トラックTRのデータ長に関する情報を取得する(S20)。リッピングにより対象トラックTRを取得する場合、光ディスクドライブ14に挿入された光ディスク20内のTOC(Table of Contents)からPCM形式の対象トラックTRのデータ長に関する情報を読み出す。読み出された情報はメモリ12に格納される。
続いて、送信装置SOは、再生装置RE1及びRE2にデータを送信するときの通信速度(アップロード速度)を測定する(S21)。具体的には、送信装置SOは、所定のデータ長のパケットを各再生装置RE1及びRE2に送信し、その応答時間を測定する。そして、測定された応答時間に基づいて、通信速度を求める。ここで、送信装置SOから再生装置RE1への通信速度をVre1とし、送信装置SOから再生装置RE2への通信速度をVre2とする。これらの通信速度Vre1及びVre2は、上述の送信時間(ΔTtrans_aac_re1、ΔTtrans_pcm_re1、ΔTtrans_atrac_re2、ΔTtrans_pcm_re2)を算出するときに利用される。通信速度VRe1及びVre2は、メモリ12に格納される。
次に、送信装置SOは、上述のシミュレーションを実行する(S22〜S32)。初めに、送信装置SOはカウンタiをリセットしてi=1とする(S22)。続いて、圧縮トラック送信対象デバイス数DNをネットワーク上の再生装置REの総数に設定する(S23)。本例では、ネットワーク上に再生装置RE1及びRE2が存在するため、圧縮トラック送信対象デバイス数DNを「2」に設定する。ここで、圧縮トラック送信対象デバイス数DNとは、送信装置SOが取得したトラックを所定の圧縮ファイル形式にエンコードして送信する送信先のデバイス数を意味する。
送信装置SOはさらに、各デバイスのステータスを確認する(S24)。具体的には、各デバイスが現在任意のトラックを再生中か否かを確認する。後述のステップで算出されるエンコード時間の算定に必要な情報だからである。送信装置SOはまず、自身がリッピング処理時に合わせて再生指示を受けているか否かを確認する。本例では、再生指示を受けていないと仮定して説明を進める。確認結果はメモリ12に格納される。送信装置SOはさらに、再生装置RE1及びRE2にステータスの確認要求を送信する。再生装置RE1及びRE2は、確認要求を受信したとき、自身が再生中であるか否かを示すステータス情報を送信装置SOに送信する。本例では、いずれの再生装置RE1及びRE2も再生中でないと仮定して説明を続ける。送信されたステータス情報は、送信装置SO内のメモリ12に格納される。
続いて、送信装置SOは、各ケースでのシミュレーションに利用するエンコード時間及び送信時間を算出する(S25及びS26)。送信装置SOはまず、送信装置SOのファイル形式テーブル内の送信側エンコード情報と、再生装置RE1、RE2のファイル形式テーブル内の再生側エンコード情報とに基づいて、送信装置SO、再生装置RE1及びRE2で対象トラックTRをエンコードするのに掛かる時間(エンコード時間)を算定する(S25)。送信装置SOは、送信側及び再生側エンコード情報と、ステップS20で取得した対象トラックTRのデータ長と、ステップS24で取得した各デバイスのステータスとに基づいて、エンコード時間を算定する。本例では、いずれのデバイス(送信装置SO、再生装置RE1、RE2)も再生をしていない状態であるため、送信装置SOは、送信側エンコード情報のうち、パターン3のエンコード時間を利用する。そして、対象トラックTRのデータ長と、基準トラックのデータ長との比をパターン3のエンコード時間に乗じることで、エンコード時間ΔTso_aac及びΔTso_atracを求める。送信装置SOはさらに、再生装置RE1の再生側エンコード情報から、未再生時のエンコード時間を読み出し、読み出されたエンコード時間に、対象トラックTRのデータ長と基準トラックのデータ長との比を乗じてエンコード時間ΔTre1_aacを求める。同様に、再生装置RE2の再生側エンコード情報を用いて、ΔTre2_atracを求める。
次に、送信装置SOは、通信速度Vre1及びVre2に基づいて、送信時間ΔTtrans_aac_re1、ΔTtrans_pcm_re1、ΔTtrans_atrac_re2及びΔTtrans_pcm_re2を求める(S26)。送信装置SOは、対象トラックTRのPCM形式のデータ長に基づいて、対象トラックのAAC形式でのデータ長及びATRAC形式でのデータ長を算出する。続いて、通信速度Vre1及びVre2に基づいて、送信時間ΔTtrans_aac_re1、ΔTtrans_pcm_re1、ΔTtrans_atrac_re2及びΔTtrans_pcm_re2を求める。求められた各送信時間はメモリ12に格納される。
ステップS25及びS26で、対象トラックTRを送信する場合のエンコード時間及び送信時間を算出した後、各ケースでの登録時間TTiを算出する(S27〜S32)。送信装置SOはまず、再生装置RE1及びRE2に送信する対象トラックTRのファイル形式の組合わせ(ケース)を設定する(S27)。ここでは、圧縮トラック送信対象デバイス数DN=2であるため、ファイル形式の組み合わせとして上述のケース1を設定する(S27)。続いて、ケース1での登録時間TT1を算定する(S28)。送信装置SOは、ステップS25及びS26で求めたエンコード時間及び送信時間を利用して、図5に示すケース1のシーケンスチャートを作成する。そして、作成されたシーケンスチャートに基づいて、登録時間TT1を算定する。算定された登録時間TT1はメモリ12に格納される。
続いて、現在のDN数=2でケース1以外の他のケースが設定できるか否かを判断する(S29)。DN数=2の場合、ケース1以外のケースは存在しない(S29でNO)。そこで、送信装置SOは、DN数を1つデクリメントしてDN数=1とする(S30)。つまり、送信装置SOによりエンコードされた対象トラックTRが送信される再生装置REを1つとする。続いて、送信装置SOは、カウンタiをインクリメントして(S32)、ケースを設定する(S27)。DN数が1つの場合、ケース2とケース3の2つのケースを設定できる。そこで、ここでは、ステップS27で送信装置SOがケース2を設定したとして説明を続ける。このとき、送信装置SOは、シミュレートにより図6に示すシーケンスチャートを作成し、ケース2における登録時間TT2を算定する(S28)。送信装置SOはさらに、DS数=1の場合、ケース2以外のケースが存在するか否かを判断する。DS数=1の場合、ケース2の他にケース3が存在するため、送信装置SOは、ケース2以外のケースがあると判断する(S29でYES)。この場合、カウンタiをインクリメントして「3」とし(S32)、ステップS27に戻ってケース3を設定する。そして、図7に示すシーケンスチャートを作成し、ケース3における登録時間TT3を算定する(S28)。
続いて、ステップS29で送信装置SOは、DN数=1でケース2及び3以外の他のケースは存在しないと判断する(S29でNO)。そのため、DN数をデクリメントしてDN=0とし(S30)、カウンタiをインクリメントして(S32)、DN数=0におけるケースを設定する(S27)。DN数=0の場合、いずれの再生装置RE1及びRE2にも、非圧縮ファイル形式の対象トラックTRを送信することになる。そこで、送信装置SOは上述のケース4を設定する(S27)。そして、図8に示すシーケンスチャートを作成してケース4における登録時間TT4を算定する(S28)。
以上の動作を終了した後、送信装置SOは、DN数=0でケース4以外の他のケースはないと判断し(S29でNO)、DN数をデクリメントして「−1」とする(S30)。このとき、送信装置SOはDN数が0未満になったと判断する(S31でYES)。つまり、送信装置SOは、全てのケースについて、登録時間TTiを算定したと判断し、シミュレートを終了する。
続いて、送信装置SOは、メモリ12に格納された登録時間TT1〜TT4のうち、最短のものを選択する(S33)。本例では、登録時間TT2が最短であるとして、説明を続ける。このとき、送信装置SOは、登録時間TT2のケースを特定する。メモリ12には、図13に示す組合せテーブルが格納されている。組合せテーブルは、ステップS28が実行されるごとに、算出された登録時間TTiと、対応するケースiにおいて各再生装置RE1、RE2に送信される対象トラックのファル形式の組合せ(非圧縮ファイル形式又は圧縮ファイル形式)とが登録されている。以下、このファイル形式の組合せに関する情報を組合せ情報という。
送信装置SOは、組合せテーブルを参照して、登録時間TT2に対応するケース2を特定する。そして、特定されたケース2の組合せ情報に基づいて、対象トラックTRのファイル形式を決定する(S34)。
以上の動作を完了した後、対象トラックの取得及び送信処理を実行する(S35)。図14を参照して、送信装置SOはまず、対象トラックTRを取得する(S301)。本例の場合、送信装置SOは光ディスク20に格納された対象トラックTRをリッピングしてPCM形式の対象トラックTRをHDD13内のテンポラリ領域に格納する。なお、他のサーバから対象トラックを取得する場合も、取得した対象トラックをHDD13内のテンポラリ領域に格納する。
続いて、送信装置SOは、ステップS34で決定されたケース2の組合せ情報を読み出す(S302)。続いて、テンポラリ領域に格納された対象トラックを複製し(S303)、読み出された組合せ情報に基づいて、複製された対象トラックTRを必要に応じてエンコードし、再生装置RE1及びRE2に送信する(S304)。本例の場合、ケース2の組合せ情報に基づいて、複製された2つの対象トラックTRの一方をAAC形式にエンコードして送信装置RE1に送信する。そして、他方を非圧縮ファイル形式(PCM形式)のまま再生装置RE2に送信する。
[再生装置の動作]
再生装置REの動作処理を図15に示す。図15を参照して、再生装置REは、送信装置SOから対象トラックTRを受信する(S41)。続いて、再生装置REは、受信した対象トラックTRのファイル形式が非圧縮ファイル形式か否かを判断する(S42)。ステップS42の判断は、たとえば、送信された対象トラックTRに添付される拡張子を参照して判断する。また、送信装置SOが、対象トラックTRに、ファイル形式に関するメタ情報を付加して送信し、再生装置REがそのメタ情報を読み出してステップS42の判断をしてもよい。
本例では、再生装置RE1は、ステップS42の判断の結果、送信された対象トラックTRは圧縮ファイル形式であると判断する(S42でNO)。そのため、再生装置RE1は、送信された対象トラックTRを自身のHDD13に登録する(S44)。一方、再生装置RE2は、ステップS42で判断の結果、送信された対象トラックTRは非圧縮ファイル形式であると判断する(S42でYES)。そのため、再生装置RE2は、送信された対象トラックTRをATRAC形式にエンコードする(S43)。そして、エンコードされた対象トラックをHDD13に登録する(S44)。
上述の実施の形態では、対象トラックTRが1つである場合について説明したが、送信装置SOは、対象トラックが複数存在する場合も、上述と同じ動作を実行する。
また、再生装置数が3以上であっても、送信装置SOは、図12に示す最適送信処理により、送信される各対象トラックTRのファイル形式の全ての組合せ(ケース)を設定でき、各組合せにおける登録時間を算定できる。たとえば、3つの再生装置RE1〜RE3がネットワークに存在する場合にメモリ12に格納される組合せテーブルでは、図16に示すとおり、8つの組合せ(ケース)が設定される。したがってこの場合、送信装置SOは、登録時間TT1〜TT8をそれぞれ求める。
また、上述の登録時間TTiには、リッピング時間ΔTripを含めたが、登録時間TTiにリッピング時間ΔTripを必ずしも含めなくてもよい。なぜなら、リッピング時間ΔTripはいずれのケースでも不変の時間だからである。したがって、リッピングにより対象トラックTRの取得が完了したときから各再生装置のHDDに対象トラックTRが登録されるまでの時間を登録時間TTiと定義してもよい。
また、上述の各デバイス(送信装置SO、再生装置RE1及びRE2)のファイル形式テーブルは、予め各デバイスに登録されていてもよいし、全てのファイル形式テーブルが予め送信装置SOに登録されていてもよい。
また、上述のエンコード取得処理では、送信装置SOが再生装置REからエンコーダを配信する配信サーバの所在情報を取得し、配信サーバにアクセスしてエンコーダを取得したが、各再生装置REが配信可能なエンコーダを保有していてもよい。この場合、送信装置SOは、再生装置REに要求すれば、エンコーダを取得できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明の実施の形態によるネットワークAVシステムの全体構成を示す機能ブロック図である。 図1に示した送信装置に格納されるファイル形式テーブルのデータ構造を示す図である。 図1に示した再生装置に格納されるファイル形式テーブルのデータ構造を示す図である。 図3と異なる、図1中の他の再生装置に格納されるファイル形式テーブルのデータ構造を示す図である。 図1中の送信装置のシミュレートの一例を示す図である。 図5と異なる、他のシミュレート例を示す図である。 図5及び図6と異なる、他のシミュレート例を示す図である。 図5〜図7と異なる、他のシミュレート例を示す図である。 図5〜図8と異なる、他のシミュレート例を示す図である。 図1に示すネットワークAVシステムのエンコーダ取得処理の詳細を示すフロー図である。 図10中の対応エンコーダ取得処理の詳細を示すフロー図である。 図1中の送信装置で実行される最適送信処理の詳細を示すフロー図である。 図12中の処理で作成される組合せテーブルのデータ構造を示す図である。 図12中の送信処理の詳細を示すフロー図である。 図1中の再生装置の動作の詳細を示すフロー図である。 図13と異なる他の組合せテーブルの一例を示す図である。
符号の説明
11 制御部
12 メモリ
13 ハードディスク
14 光ディスクドライブ
20 光ディスク
RE1,RE2 再生装置
SO 送信装置

Claims (9)

  1. 送信装置と再生装置とを備えたネットワークAVシステムであって、
    前記再生装置は、
    所定の圧縮ファイル形式のデータをデコードするデコード手段と、
    前記送信装置から送信されたコンテンツを受信する受信手段と、
    前記受信したコンテンツのファイル形式が非圧縮ファイル形式である場合、前記受信したコンテンツを前記デコード手段でデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードする再生側エンコード手段と、
    前記コンテンツを記憶する再生記憶手段と、
    前記受信した圧縮ファイル形式のコンテンツ及び前記再生側エンコード手段によりエンコードされた圧縮ファイル形式のコンテンツを前記再生記憶手段に登録する登録手段とを備え、
    前記送信装置は、
    外部から前記コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記取得されたコンテンツを、前記再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコード可能な送信側エンコード手段と、
    前記送信側エンコード手段の処理能力と、前記再生側エンコード手段の処理能力と、前記送信装置から前記再生装置への通信速度とに基づいて、前記取得したコンテンツを前記再生装置に送信するときのファイル形式を圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定する決定手段と、
    前記決定されたファイル形式のコンテンツを前記再生装置に送信するコンテンツ送信手段とを備えることを特徴とするネットワークAVシステム。
  2. 請求項1に記載のネットワークAVシステムであって、
    前記送信装置はさらに、
    前記再生装置との接続に応じて、前記再生側エンコード手段の処理能力に関する情報を前記再生装置から取得する情報取得手段を備えることを特徴とするネットワークAVシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のネットワークAVシステムであってさらに、
    複数の前記再生装置を備え、
    前記送信装置は、前記取得されたコンテンツを複製し、前記複製された各コンテンツを前記各再生装置に送信し、
    前記送信側エンコード手段は、前記複製された各コンテンツを、前記各再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコード可能であり、
    前記送信装置はさらに、
    前記各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式の組合せを複数設定する設定手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記送信側エンコード手段の処理能力と、前記再生側エンコード手段の処理能力と、前記送信装置から前記各再生装置への各通信速度とに基づいて、前記複製された各コンテンツを前記組合せに応じて前記送信装置又は前記再生装置でエンコードして前記各再生装置に登録するまでに掛かる登録時間を、前記設定された組合せごとに算出する算出手段と、
    前記設定された複数の組合せのうち、前記算出された登録時間が最も短い組合せに基づいて、前記各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式を、圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定するファイル形式決定手段とを含むことを特徴とするネットワークAVシステム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のネットワークAVシステムであって、
    前記再生装置はさらに、
    前記再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式に関するファイル形式情報を送信する情報送信手段を備え、
    前記送信装置はさらに、
    エンコードプログラムを記憶する送信記憶手段を備え、
    前記送信側エンコード手段は、前記エンコードプログラムに基づいて、前記コンテンツを所定の圧縮ファイル形式にエンコードし、
    前記送信装置はさらに、
    前記送信されたファイル形式情報に基づいて、前記送信側エンコード手段が前記再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、前記再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできないとき、前記ファイル形式情報に対応したエンコードプログラムを取得するエンコーダ取得手段とを備えることを特徴とするネットワークAVシステム。
  5. 非圧縮ファイル形式のコンテンツを所定の圧縮ファイル形式にエンコード可能であり、前記圧縮ファイル形式のコンテンツをデコードして再生する再生装置に接続可能な送信装置であって、
    外部から前記コンテンツを取得するコンテンツ取得手段と、
    前記取得されたコンテンツを、前記再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコード可能な送信側エンコード手段と、
    前記送信側エンコード手段の処理能力と、前記再生装置のエンコード処理能力と、前記送信装置から前記再生装置への通信速度とに基づいて、前記取得したコンテンツを前記再生装置に送信するときのファイル形式を、圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定する決定手段と、
    前記決定されたファイル形式のコンテンツを前記再生装置に送信するコンテンツ送信手段とを備えることを特徴とする送信装置。
  6. 請求項5に記載の送信装置であってさらに、
    前記再生装置との接続に応じて、前記再生側エンコード手段の処理能力に関する情報を前記再生装置から取得する情報取得手段を備えることを特徴とする送信装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載の送信装置であって、
    複数の前記再生装置と接続可能であり、前記取得されたコンテンツを複製し、前記複製された各コンテンツを各再生装置に送信し、
    前記送信側エンコード手段は、前記複製された各コンテンツを、前記各再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコード可能であり、
    前記送信装置はさらに、
    前記各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式の組合せを複数設定する設定手段を備え、
    前記決定手段は、
    前記送信側エンコード手段の処理能力と、前記再生側エンコード手段の処理能力と、前記送信装置から前記各再生装置への各通信速度とに基づいて、前記複製された各コンテンツを前記組合せに応じて前記送信装置又は前記再生装置でエンコードして前記各再生装置に登録するまでに掛かる登録時間を、前記設定された組合せごとに算出する算出手段と、
    前記設定された複数の組合せのうち、前記算出された登録時間が最も短い組合せに基づいて、前記各再生装置に送信する各コンテンツのファイル形式を、圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定するファイル形式決定手段とを含むことを特徴とする送信装置。
  8. 請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の送信装置であって、
    前記情報取得手段はさらに、前記再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式に関するファイル形式情報を前記再生装置から取得し、
    前記送信装置はさらに、
    エンコードプログラムを記憶する送信記憶手段を備え、
    前記送信側エンコード手段は、前記エンコードプログラムに基づいて、前記コンテンツを所定の圧縮ファイル形式にエンコードし、
    前記送信装置はさらに、
    前記送信されたファイル形式情報に基づいて、前記送信側エンコード手段が前記再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断の結果、前記再生装置によりデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードできないとき、前記ファイル形式情報に対応したエンコードプログラムを取得するエンコーダ取得手段を備えることを特徴とする送信装置。
  9. 非圧縮ファイル形式のコンテンツを所定の圧縮ファイル形式にエンコード可能であり、前記圧縮ファイル形式のコンテンツをデコードして再生する再生装置と接続可能な送信装置内のコンピュータに、
    外部から前記コンテンツを取得するステップと、
    前記送信側エンコード手段の処理能力と、前記再生装置のエンコード処理能力と、前記送信装置から前記再生装置への通信速度とに基づいて、前記取得したコンテンツを前記再生装置に送信するときのファイル形式を、圧縮ファイル形式及び非圧縮ファイル形式のいずれかに決定するステップと、
    前記決定されたファイル形式が圧縮ファイル形式である場合、前記取得されたコンテンツを、前記再生装置がデコード可能な圧縮ファイル形式にエンコードするステップと、
    前記決定されたファイル形式のコンテンツを前記再生装置に送信するステップとを実行させる送信プログラム。
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