JP2006031337A - コンテンツダウンロードシステム、コンテンツダウンロード方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録再生装置のデコード処理機能やデコード処理能力を最大限に発揮できるコンテンツダウンロードシステムを提供する。
【解決手段】 記録再生装置が備えるコンテンツデータのデコード処理に係るリソースについての情報(リソース情報)に基づき、記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出し、このコーデックによるコンテンツデータを記録再生装置に対して送信する。このとき、記録再生装置側が割り出された最適なコーデックによるデコードプログラムを備えていない場合は、コンテンツデータと共にそのデコードプログラムも送信する。これによって記録再生装置のデコード処理機能やデコード処理能力を最大限に発揮させることが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、記録再生装置に対するコンテンツデータのダウンロードを行うためのコンテンツダウンロードシステムとその方法に関する。また、このようなコンテンツダウンロードシステムにおいて実行されるプログラムに関する。
従来より、情報信号についての記録符号化方式が多数策定されいる。そして、情報信号について所要の記憶媒体に対する記録再生を行う記録再生装置としては、対応するとされる記録符号化方式に応じたエンコード/デコード機能が実現されるようにして構成されている。
ここで、例えばMD(Mini Disc:光磁気ディスク)に対するオーディオ信号の記録符号化方式として、ATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Cording)方式による記録符号化方式(圧縮方式)がある。
ATRAC方式としては、ATRAC、ATRAC3、ATRAC3plusのコーデックが順次提案されてきた。そして、このようなコーデックのバージョンアップに応じて、MDについての記録再生装置としても、ATRACのコーデックのみに対応したもの、ATRACとATRAC3のコーデックに対応したもの、ATRAC3plusを含むこれらすべてのATRAC方式のコーデックに対応したものが順次提案され普及してきた。
なお、関連する従来技術としては、以下の特許文献を挙げることができる。
特開2001−195335号公報
ここで、上記のような現状を踏まえた上で、記録再生装置に対してコンテンツを提供するシステムを想定してみる。
上記もしているように現状の記録再生装置としては、これまでに策定されてきた記録符号化方式に順次対応させた構成となっている。そこでコンテンツの提供者としては、記録再生装置のすべての機種でのコンテンツデータ再生が可能となるように、記録再生装置側にダウンロードすべきコンテンツデータとしてATRACのコーデックによるオーディオデータを用意することが考えられる。
しかしながら、このようにすべての機種においてコンテンツデータの再生が可能とするために最も旧バージョンとなるコーデックによるコンテンツデータをダウンロードするシステムによっては、例えば最新であるATRAC3plus対応機種ではそのデコード処理機能を生かしきれないという問題が生じる。
また、他の問題として、上述のようにして記録再生装置が単に対応するとされるコーデックによるコンテンツデータしか再生(デコード)できない状況は、仮に記録再生装置の処理能力的にはより最適なコーデックによるコンテンツデータをデコード可能である場合にもこれを再生できないということとなる。そして、これによっては記録再生装置が持つデコーダの処理能力を最大限に発揮させることができていないことになる。
そこで、本発明では以上のような問題点に鑑み、コンテンツダウンロードシステムとして以下のように構成することとした。
すなわち、本発明のコンテンツダウンロードシステムは、所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置に対して、上記コンテンツデータをダウンロードするためのコンテンツダウンロードシステムであって、次の各処理を実行する制御手段を備える。
つまり、先ずは上記記録再生装置側に備えられ、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段より、上記リソース情報を取得する情報取得処理を実行する。
また、上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し処理と、上記割り出し処理により割り出したコーデックによりエンコードされたコンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信処理とを実行する。
その上で、上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別処理と、上記判別処理の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信処理とを実行するものである。
また、本発明ではコンテンツダウンロード方法として以下のようにすることにした。
すなわち、本発明のコンテンツダウンロード方法は、所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置であって、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段を備える記録再生装置に対し、上記コンテンツデータをダウンロードするためのものであり、以下の各手順からなる。
つまり、上記記録再生装置から上記リソース情報を取得する情報取得手順と、上記情報取得手順により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し手順と、上記割り出し手順により割り出したコーデックによりエンコードされた上記コンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信手順とを備える。
また、上記情報取得手順により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し手順により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別手順と、上記判別手順の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し手順により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信手順とを備えるものである。
さらに本発明では、プログラムとして以下のようにすることとした。
つまり、本発明のプログラムは、所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置であって、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段を備える記録再生装置に対し、上記コンテンツデータをダウンロードするためのコンテンツダウンロードシステムにおいて実行されるプログラムであり、以下の各処理からなる。
すなわち、上記記録再生装置から上記リソース情報を取得する情報取得処理と、上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し処理と、上記割り出し処理により割り出したコーデックによりエンコードされたコンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信処理とを備える。
また、上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別処理と、上記判別処理の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信処理とを備えるものである。
上記構成によれば、上記記録再生装置が備えるデコード処理に係るリソースに応じたコーデックによるコンテンツデータを記録再生装置にダウンロードすることができる。つまり、これによれば、記録再生装置の有するデコード処理機能に応じた最適なコンテンツデータを記録再生装置にダウンロードすることができる。
このとき、上記割り出し処理により、上記最適なコーデックとして例えば最新とされるバージョンのコーデックを割り出すものとすれば、例えばATRAC3plusにまで対応する機種に対しては、ATRAC3plusのコーデックによるコンテンツデータをダウンロードすることができる。これにより、記録再生装置のデコード処理機能を生かしたコンテンツデータの再生を行わせることができる。
また、上記本発明によれば、上記最適なコーデックに対応していない場合には、記録再生装置に対して対応するデコードプログラムもダウンロードすることができる。これによれば、例えばデコードプログラムとしては旧バージョンにしか対応していないが、処理能力的には最新のコーデックによるデコード処理が可能である機器に対しても、最新のコーデックによるコンテンツデータの再生を行わせることができる。
なお、本発明において、コーデックとは記録符号化のアルゴリズムの種類を指すものとする。
このようにして本発明によれば、記録再生装置におけるデコード処理機能に応じた最適なコーデックによるコンテンツデータをダウンロードすることができるので、例えば旧バージョンのコーデックによるコンテンツデータを一義的にダウンロードする場合のように、新バージョンのコーデックに対応する記録再生装置のデコード処理機能を活かしきれないといった事態を防止することができる。
また、デコード処理能力的には最適なコーデックに対応することが可能であるが、これに対応するデコード処理機能が与えられていない記録再生装置に対応しては、そのコーデックに対応するデコードプログラムもダウンロードされ、記録再生装置にそのコーデックに対応したデコード処理機能を与えることができる。つまり、これによって記録再生装置の有するデコード処理能力を最大限に発揮させることができる。
また、このように記録再生装置に対して最適なコーデックによるコンテンツデータと共にそのデコードプログラムもダウンロードできることによっては、コーデックが順次バージョンアップされていく状況に対しては、記録再生装置の処理能力が許す限り常に最新のコーデックにバージョンアップさせることができる。
また、このようにコンテンツデータのダウンロードと同時にデコードプログラムがダウンロードされれば、ユーザとしてはコンテンツデータのダウンロードのための操作のみでコーデックのバージョンアップも行うことができるというメリットもある。
以下、発明を実施するための最良の形態(以下実施の形態とする)について説明していく。
なお、説明は以下の順で行う。

1.第1の実施の形態
1−1.システムの概要
1−2.記録再生装置の構成
1−3.情報処理装置の構成
1−4.サーバ装置の構成
1−5.動作概要
1−6.処理動作
2.第2の実施の形態
2−1.システムの概要
2−2.情報処理装置の構成
2−3.動作概要
2−4.処理動作
2−5.変形例
1.第1の実施の形態
1−1.システムの概要

図1は、本発明における第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム1の概要を示した図である。
図1において、第1の実施の形態のコンテンツダウンロードシステム1としては、記録再生装置2、パーソナルコンピュータ3、サーバ装置4、ネットワーク5を少なくとも含んで構成される。
先ず、記録再生装置2としては、ポータブル用途のものを想定している。また、記憶媒体として、例えばMD(Mini Disc:光磁気ディスク)についての記録再生が可能な構成が採られる。
また、パーソナルコンピュータ3は、本発明で言う情報処理装置であり、例えばUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を介して記録再生装置2との間でのデータ通信を行うことが可能とされる。また、ネットワーク5を介してサーバ装置4との間でもデータ通信を行うことが可能とされる。
そして、第1の実施の形態の場合では、サーバ装置4に対してコンテンツデータが格納されている。つまり、このような第1の実施の形態のコンテンツダウンロードシステム1としては、サーバ装置4に格納されるコンテンツデータを、パーソナルコンピュータ3を経由して記録再生装置2にダウンロードして、これを装填されたMDに対して記録、再生するという使用形態を想定している。
1−2.記録再生装置の構成

図2は、図1に示した記録再生装置2の内部構成について示したブロック図である。
図2において、先ずCPU6は、起動されたプログラムに基づいて記録再生装置2全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、メディアドライブ11によるコンテンツデータの記録/再生の制御等を行う。
なお、CPU6は、図示するバス17を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
CPU6に対しては、図示するようにフラッシュメモリ7とRAM8が備えられる。
フラッシュメモリ7には、CPU6の動作プログラム、プログラムローダー、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。特に、実施の形態の場合は、CPU6が後の図8又は図12に示すような実施の形態としての処理動作を実行するためのコンテンツダウンロードプログラム7aが格納される。
さらに実施の形態の場合、このフラッシュメモリ7には、図示するDSP12が実行するデコード処理に係るリソースについて示す、リソース情報7bが格納されている。なお、このリソース情報7bの情報内容については後述する。
また、上記したRAM8には、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
操作入力部9は、例えば記録再生装置2の筐体外面に表出するようにして備えられる図示されない操作キー等によるの入力デバイスであって、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。操作入力部9で入力された情報はCPU6に対して操作又はデータの入力情報として伝達される。CPU6は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
また、表示部10は、例えば液晶パネルなどの表示ディスプレイを備え、ユーザに対して各種情報表示を行う。
例えば、CPU6が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示部10に供給すると、表示部10は供給された表示データに基づいてディスプレイを駆動して表示動作を実行させる。
メディアドライブ11は、記憶媒体に対する実際の記録再生動作を行う。この場合の記録再生装置2としては、上記もしているようにMDに対応するものとされることから、このメディアドライブ11には例えば光学ヘッドや磁気ヘッド、スピンドルモータ等が備えられる。
DSP12は、メディアドライブ11によって記録再生する信号について音声信号処理を行う。
特にこの場合、メディアドライブ11より供給される信号は、MDから読み出されたATRAC(Adaptive TRansform Acoustic Coding)方式によりエンコード(圧縮)されたものとなっている。DSP12は、このように再生時に得られる圧縮オーディオデータについてデコード処理(伸張処理)を行うようにされる。
また、DSP12には、フラッシュメモリ16が備えられる。このフラッシュメモリ16には、DSP12が上記したデコード処理を実行する上で必要となるデコードプログラム16aが格納されている。
バッファRAM13には、記録再生時にオーディオデータがバッファリングされる。
例えば、再生時においては、DSP12のデコード処理によって得られたデジタルオーディオデータがバッファリングされる。
また、記録時においては、USBインタフェイス18を介して図1に示したパーソナルコンピュータ3より供給されるオーディオデータがバッファリングされ、これがDSP12を介してメディアドライブ11に供給されてMDに対して記録されることになる。
D/Aコンバータ14には、バッファRAM13よりデジタルオーディオデータが供給される。そして、このように供給されるデジタルオーディオデータをアナログオーディオ信号に変換し、これをアンプ15に対して供給する。
アンプ15において増幅されたアナログオーディオ信号については、図示するようにヘッドフォン出力及びオーディオ外部出力としての出力が可能とされる。
USBインタフェイス18は、USBケーブルを介して接続された外部機器との間でデータ通信を行うために備えられる。特に、この場合のUSBインタフェイス18を介しては、CPU6の制御に基づいて、図1に示したパーソナルコンピュータ3との間で各種のデータ、例えばオーディオデータ等の送受信が行われる。
なお、外部機器との間の通信インタフェイスとしては、例えばIEEE1394インタフェイス等の他のインタフェイスを採用することもできる。さらには、有線によるものに限らず、例えば無線LAN(Local Area Network)やBluetooth等の無線による通信インタフェイスも採用できる。
また、ここではUSBインタフェイス18を介して外部のパーソナルコンピュータ3から既に圧縮処理の施されたオーディオデータが入力される場合を想定し、オーディオ信号入力はこのUSBインタフェイス18を介してのみ行う構成を例示したが、DSP12としてエンコード処理も可能に構成し、別途非圧縮オーディオデータの入力系を備えるように構成することもできる。この際の記録データの入力系としては、例えばSPDIF(Sony Philips Digital Interface)端子やアナログ信号入力端子等を備えるようにすればよい。
1−3.情報処理装置の構成

図3は、図1に示したパーソナルコンピュータ3の内部構成例を示すブロック図である。
図3において、先ずCPU21は、起動されたプログラムに基づいてパーソナルコンピュータ3全体の制御、演算処理を行う。例えばユーザに対する入出力動作、HDD30へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。
この場合のCPU21としても、図示するバス35を介して各部との間で制御信号やデータのやりとりを行うようにされる。
メモリ部22は、CPU21が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部22におけるROMには、CPU21の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、メモリ部22におけるフラッシュメモリには、各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶される。
さらに、メモリ部22におけるRAMには、プログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
USBインタフェイス23は、USBケーブルを介して接続された外部機器との間でデータ通信を行うために備えられる。上記もしたように、特にこの場合のUSBインタフェイス23を介しては、図2に示した記録再生装置2との間でオーディオデータ等の各種データの送受信が行われる。
HDD30においては、上述のようにしてCPU21の制御に基づきデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。例えば、図1に示したサーバ装置4からダウンロードされたコンテンツデータについては、このHDD30に対して格納することができる。
また、HDD30に対しては、各種の動作を実現するためのプログラムも格納される。
特に、本実施の形態の場合では、CPU21が後の図8に示す処理動作を行うために必要なコンテンツダウンロードプログラム30aが格納される。
入力部25は、パーソナルコンピュータ3に備えられる図示されないキーボードやマウス、或いはリモートコマンダー、その他の入力デバイスであって、ユーザが各種操作入力やデータ入力を行う。入力部25で入力された情報は入力処理部24で所定の処理が施され、CPU21に対して操作又はデータの入力として伝達される。CPU21は入力された情報に対応して必要な演算や制御を行う。
メディアドライブ29は、例えばCD(Compact Disc)、MD(Mini Disc:光磁気ディスク)、CD−R(Recordable)、CD−RW(ReWritable)、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−R、DVD−RW、メモリーカード(半導体メモリ装置)等、所要の記録メディアに対応するドライブ機能部であり、これらメディアについての記録再生動作を行うことが可能に構成される。例えばメディアとしてCD系やDVD系のディスクメディアに対応する場合、このメディアドライブ29には、例えば光学ヘッド、スピンドルモータ、再生信号処理部、サーボ回路等が備えられるものとなる。
ドライブ制御部28は、メディアドライブ29に装填されたメディアについての記録再生動作、アクセス動作等を制御する。例えばユーザが入力部25を介して装填されたメディアに対する再生操作を行った場合、CPU21はドライブ制御部28にメディアの再生を指示する。するとドライブ制御部28は、メディアドライブ29に対してアクセス動作や再生動作を実行させるための制御を行う。メディアドライブ29では、読み出した再生データをドライブ制御部28を介してバス35に送出する。
オーディオデータ処理部33は、CPU21の制御に基づき、入力されたオーディオデータについて、イコライジング等の音場処理や音量調整、D/A変換、増幅等の処理を施し、これをスピーカ部34を介して出力する。
例えば、メディアドライブ29により読み出されたオーディオデータ、又はHDD30に格納されたオーディオデータ(コンテンツデータ)が再生される際には、このオーディオデータがオーディオデータ処理部33において処理された後、スピーカ部34を介して出力される。
ディスプレイ27は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされ、ユーザに対して各種情報表示を行う。
例えば、CPU21が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部26に供給すると、表示処理部26は供給された表示データに基づいてディスプレイ27を駆動して表示動作を実行させる。
また、上記したメディアドライブ29に装填されたメディアから、或いはHDD30に格納されたデータからの映像データが再生された場合には、この再生データについての信号処理を行い、これにより得られた信号に基づいてディスプレイ27を駆動することにより映像表示を行わせる。
通信処理部31は、CPU21の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインタフェイス32は、上記通信処理部31でエンコードされた送信データを、図1に示したネットワーク5を介して所定の機器、例えばサーバ装置4に送信する。またネットワーク5を介してサーバ装置4などの外部機器から送信されてきた信号を通信処理部31に受け渡す。
通信処理部31は受信した情報をCPU21に転送する。
なお、パーソナルコンピュータ3の構成はこの図3の構成に限られるものではなく、更に多様に考えられる。
例えば、マイクロホンや外部のヘッドホンの接続に用いられる端子や、DVDの記録再生に対応するビデオ入出力端子や、ライン接続端子、SPDIF端子等が設けられてもよい。
1−4.サーバ装置の構成

図4には、図1に示したサーバ装置4の内部構成を示す。
図4において、CPU41は、起動されたプログラムに基づいて当該サーバ装置4の全体制御、演算処理を行う。例えば、図示する入力部45に対する入力に応じた動作、HDD48へのデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等を行う。またCPU41は、図示するバス42を介して各回路部との間で制御信号やデータのやりとりを行う。
メモリ部43は、この場合もCPU41が処理に用いるRAM、ROM、フラッシュメモリなどを包括的に示している。このメモリ部43のROMには、CPU41の動作プログラム、プログラムローダー等が記憶される。また、上記フラッシュメモリには各種演算係数、プログラムで用いるパラメータ等が記憶され、RAMにはプログラムを実行する上でのデータ領域、タスク領域が一時的に確保される。
HDD48においては、CPU41の制御に基づいてデータファイルの格納や管理情報の作成・更新等が行われる。
ここで、図1においても述べたように、第1の実施の形態の場合では、記録再生装置2にて記録再生が行われるべきコンテンツデータは、サーバ装置4に格納されるものとなる。そして、このように記録再生装置2にて記録再生が行われるコンテンツデータは、このHDD48に格納されるものとなる。
この場合のコンテンツデータとしては、複数のタイトルが用意されており、ここではこれら複数のコンテンツデータを図示するコンテンツ48cとして示している。
また、この場合のHDD48には、後の図8に示される処理動作をCPU41が実行するための、図示するコンテンツダウンロードプログラム48aが格納されている。
さらに、この場合のHDD48に対しては、後述する実施の形態としての動作に必要となるリソース情報・最適コーデック対応情報48bも格納される。
さらに、HDD48に対しては、先の図2に示したフラッシュメモリ16に格納されるデコードプログラム16aのように、記録再生装置2に格納されてDSP12によるデコード処理を実行させるためのデコードプログラム48bが格納されている。この場合のデコードプログラム48dとしては、例えばATRAC3、ATRAC3plusのコーデックにそれぞれ対応したデコード処理を実現するための、少なくとも2種のデコードプログラムが格納されているものとする。
入力部45は、この場合も図示されないキーボードやマウス、リモートコマンダー、その他の入力デバイスとされる。この場合の入力部45に対しては、サービスを運営する側のオペレータなどが各種操作入力やデータ入力を行うものとして想定されている。
入力部45で入力された情報は入力処理部44で所定の処理が施され、CPU41に対して操作又はデータの入力として伝達される。そしてCPU41では入力された情報に対応して必要な演算や制御を行うようにされる。
ディスプレイ47は、例えば液晶パネルなどの表示デバイスとされて、この場合はオペレータ等に対して各種情報表示を行う。この場合も、例えばCPU41が各種動作状態や入力状態、通信状態に応じて表示情報を表示処理部46に供給すると、表示処理部46は供給された表示データに基づいてディスプレイ47を表示駆動し、これによって各種の情報についての表示出力が行われる。
通信処理部49は、CPU41の制御に基づいて送信データのエンコード処理、受信データのデコード処理を行う。
ネットワークインタフェイス50は、上記通信処理部49にてエンコードされた送信データをネットワーク5を介して所定の機器、特にパーソナルコンピュータ3に送信する。またネットワーク5を介してパーソナルコンピュータ3などの外部機器から送信されてきた信号を、通信処理部49に受け渡す。
通信処理部49は受信した情報をCPU41に転送する。
1−5.動作概要

これまでで説明した第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム1の構成により実現しようとする動作を、次の図5を参照して説明する。
なお、図5では、第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム1において行われる動作の概要を模式的に示している。
先ず、第1の実施の形態の場合は、サーバ装置4において格納されるコンテンツデータをパーソナルコンピュータ3を介して記録再生装置2にダウンロードする使用形態を想定したものである。
このような第1の実施の形態としてのシステムの使用時において、先ずユーザは、パーソナルコンピュータ3と記録再生装置2とをUSBケーブルを介して接続しておくようにされる。その上で、コンテンツデータのダウンロードにあたっては、パーソナルコンピュータ3によってサーバ装置4によるWEBサイトにアクセスして、ここにおいて提示されるコンテンツデータの一覧から所望のコンテンツデータを選択・指定するようにされる。
図5において、(1)として示すダウンロード要求は、このようなパーソナルコンピュータ3側からサーバ装置4側に対するコンテンツデータの選択・指定として行われるものとなる。
この(1)によるダウンロード要求に応じ、サーバ装置4側では、図中の(2)と示すようにして、パーソナルコンピュータ3に対して記録再生装置2に格納されるリソース情報7bについての送信要求を行うようにされる。
ここで、このリソース情報7bの情報内容について、次の図6を参照して説明しておく。
このリソース情報7bとは、先にも述べたように記録再生装置2におけるデコード処理に係るリソースについて示す情報となる。
具体的には、図6に示される各種の情報を含むのもとなる。
図6において、先ず「DSPの種類」は、図2に示したDSP12の種類(例えば製造メーカーの情報等)を示す情報である。また、「動作周波数」は、DSP12の動作周波数を表す。
また、「再生に割り当てられる最大処理能力値」は、DSP12がデコード処理に割くことのできる最大処理能力を示す値である。具体的には、MIPS(Million Instructions Per Second)の値等とされればよい。
また、「再生に割り当てられる最大メモリ容量」は、DSP12が備えるメモリにデコード処理時に割り当てることができる最大容量を示す。この場合は、DSP12が備えるフラッシュメモリ16と内蔵RAMの双方の容量が示される。
また、「コプロセッサの情報」としては、DSP12が備えるコプロセッサについての情報を示す。例えば、DSP12がハフマン復号器等のコプロセッサを備える場合はその情報が示される。
さらに、「対応するコーデックの情報」としては、DSP12がデコード処理可能なコーデックの種類を示す情報となる。例えば、図2に示したフラッシュメモリ16に格納されるデコード処理プログラム16aとして、ATRACとATRAC3とのコーデックに対応したデコードプログラムが格納されて、これらATRAC及びATRAC3のコーデックにより圧縮処理されたオーディオデータについてのデコード処理が可能な場合は、その旨を示す情報が格納される。
なお、この図6にて示したリソース情報7bの情報内容はあくまで一例であり、記録再生装置2におけるデコード処理に係るリソースについて示す情報であればこれらに限定されるものではない。
図5において、先の(2)の動作によってリソース情報7bを要求されたパーソナルコンピュータ3は、(3)として示すように、記録再生装置2からリソース情報7bを取得する動作を行う。つまり、USBケーブルを介して接続された記録再生装置2に対する制御を行って、図2に示したフラッシュメモリ16に格納されているリソース情報7bをパーソナルコンピュータ3側に送信させるものである。
そして、このようにリソース情報7bを取得すると、パーソナルコンピュータ3は、(4)として示すようにこのリソース情報7bをサーバ装置4に対して送信する。
パーソナルコンピュータ3からリソース情報7bを受信したサーバ装置4では、(5)と示すように、リソース情報・最適コーデック対応情報48b参照してリソース情報7bに応じた最適なコーデックを割り出すようにされる。
ここで、このようなリソース情報・最適コーデック対応情報48bとしては、受信されたリソース情報7bから、記録再生装置2が対応可能な最適なコーデックを割り出すための情報となる。
具体的には、例えば各コーデックごとに、リソース情報7bとしての先の図6に示したそれぞれの項目について必要最低限のスペックを示した情報となる。すなわち、この場合ではATRAC、ATRAC3、ATRAC3plusの各コーデック対応に、図6に示した各項目について必要となる最低限のスペックを示したものとなる。
サーバ装置4では、このようにリソース情報・最適コーデック対応情報48bに示される各項目の必要最低限スペックの情報と、受信されたリソース情報7bの各項目の情報とについて比較を行って、記録再生装置2が対応可能な最適なコーデックを割り出すようにされる。
なお、ここでいう「最適なコーデック」とは、例えば最新バージョンとされるコーデックを指すものとする。
つまり(5)として示す実際の動作としては、記録再生装置2から取得されたリソース情報7bの情報内容から、上記したリソース情報・最適コーデック対応情報48b内の最低限のスペックを満たすコーデックのうちで最新バージョンのコーデックを割り出すようにされているものとする。
そして、このように最適コーデックを割り出すと、(6)の動作として、要求されたコンテンツデータのうちの、割り出された最適コーデックのコンテンツデータを認識するようにされる。
ここで先にも説明したように、サーバ装置4においては、コンテンツ48cとして複数タイトルのコンテンツデータが格納されている。
そして、さらに実施の形態の場合では、これらコンテンツデータとしては、各コーデックによりエンコード(圧縮)したものを格納しておくようにしている。
つまり、この場合のサーバ装置4のHDD48に格納されるコンテンツ48cとしては、次の図7に示されるように、同一タイトルのコンテンツデータについて、それぞれコーデックの異なる複数のコンテンツデータを格納しておくものとされている。例えば、図示するようにタイトルがAとされた図中コンテンツAとしてのコンテンツデータは、それぞれコーデック1、コーデック2、コーデック3・・・の異なる圧縮処理が施された複数が存在するものである。
図5において、サーバ装置4は、上記した(6)の動作として、先の(1)によりパーソナルコンピュータ3側から指定されたタイトルによるコンテンツデータのうち、上述にようにして割り出された最適コーデックによりエンコードされたコンテンツデータを認識するようにされる。
さらに、サーバ装置4では、(7)として示すようにパーソナルコンピュータ3側から受信されたリソース情報7bに基づき、記録再生装置2が最適コーデックに対応しているか否かの判別処理を行うようにされる。すなわち、先の図6に示したリソース情報7b中の「対応するコーデックの情報」として、割り出された最適コーデックの情報が含まれているか否かについての判別処理を行うようにされる。
その上でサーバ装置4では、(8)の動作として、先の(6)により認識されたコンテンツデータの送信を行うと共に、上記した(7)による判別結果に応じては、最適コーデックのデコードプログラムを送信するようにされる。
つまり、(7)による判別処理によって、記録再生装置2が最適コーデックに対応しているとされた場合は、認識された最適コーデックによるコンテンツデータのみをパーソナルコンピュータ3側に送信するようにされる。
また、(7)の判別処理の結果、記録再生装置2が最適コーデックに対応していないとされた場合は、コンテンツデータと共に、最適コーデックによりエンコードされたコンテンツデータについてのデコード処理を可能とするためのデコードプログラムを、パーソナルコンピュータ3側に送信するものである。
パーソナルコンピュータ3では、(9)の動作として、サーバ装置4より受信されたコンテンツデータについての記録と、また、受信の有無に応じてはデコードプログラムについての記録を記録再生装置2に実行させる。
つまり、受信されたコンテンツデータについては、図2に示したメディアドライブ11に装填されたMDに対する記録を実行させ、デコードプログラムについてはフラッシュメモリ16に対する記録動作を実行させる。
このような第1の実施の形態としての動作によれば、記録再生装置2のリソース情報7bに応じた、最適な(最新の)コーデックによるコンテンツデータを記録再生装置2に対してダウンロードすることができる。つまり、記録再生装置2ごとに、それぞれが対応するとされるコーデックによるコンテンツデータをダウンロードすることが可能となる。
そして、これによれば、例えばすべての記録再生装置2にて対応可能な旧バージョンによるコーデックのコンテンツデータを一義的にダウンロードするとした場合のように、新バージョンに対応する記録再生装置2の能力を活かしきれなくなるといった事態を防止できる。
また、上記実施の形態の動作によれば、記録再生装置2が割り出された最適コーデックについてのデコード処理機能を有していない場合は、これに対応させるためのデコードプログラムも記録再生装置2側にダウンロードされるものとなる。
これによれば、記録再生装置2のデコード処理に係るリソース(つまりデコード処理能力)は割り出された最適コーデックに対応可能なスペック(能力)を有するが、デコードプログラムが対応していないがためにその再生が不能とされる場合にも、割り出された最適コーデックによるコンテンツデータについての再生を行わせることができる。
つまり、これによって記録再生装置2の有するデコード処理能力を最大限に発揮させることができるものである。
ここで、例えば実施の形態のようにコンテンツデータがATRAC方式により圧縮される場合では、ATRAC、ATRAC3、ATRAC3plusのうち最新バージョンとなるATRAC3plusの場合に再生レート256kbpsによる最高音質の設定が可能とされている。
従って、例えばこれまではデコードプログラム16aとしてATRAC3までに対応するデコードプログラムしか備えていなかった場合において、リソース情報7bの各項目が必要スペックを満たすとして、図5により示した動作によってATRAC3plus(256kbps)のコンテンツデータとこれに対応したデコードプログラムとが記録再生装置2側にダウンロードされれば、この記録再生装置2においては、これまでにない高音質によるコンテンツデータの再生を行わせるといったことが可能となる。
また、ATRAC3plusでは、他のATRAC方式のコーデックとの比較では再生レート64kbpsの最高圧縮率の設定も可能とされている。
従って、上記のようにATRAC3までにしか対応するようにされていなかったが、リソース情報7bの各項目としてはATRAC3plusの必要スペックを満たす場合において、このようなATRAC3plusによる64kbpsのコンテンツデータをダウンロードするものとすれば、MDに対してこれまでよりも多くの再生時間分のコンテンツデータを記録し、これを再生させることが可能となる。すなわち、MDとしての記憶媒体の記憶容量を、これまでよりも有効的に利用できるようになる。
また、これまでの説明からも理解されるように、実施の形態のコンテンツダウンロードシステムによれば、ユーザは所望のコンテンツデータのダウンロードを行わせるためのコンテンツデータの選択・指定操作を行うのみで、その後の最適コーデックの割り出し・デコードプログラムのダウンロードは自動的に行われるものとなる。
換言すれば、この場合の最適コーデックによるコンテンツデータとその再生を可能とするためのデコードプログラムのダウンロードは、コンテンツデータの選択・指定操作を行うのみで実現できる。
また、上記のようにして、記録再生装置2が割り出された最適コーデックに対応していない場合に応じて対応するデコードプログラムもダウンロードされることによっては、コーデックが順次バージョンアップされていく状況に対しては、記録再生装置2の処理能力(リソースのスペック)が許す限り常に最新のコーデックにバージョンアップさせることができるといメリットもある。
なお、実施の形態では、リソース情報・最適コーデック対応情報48bに基づいて割り出すべき最適なコーデックを、最新とされるコーデックとする場合を例示しているが、本発明で言う最適なコーデックとしては、例えば上述したような同圧縮率でより高音質(高品質)化を図る、または同音質でより高圧縮率化を図る等、所要の目的に応じた効果を得ることができるコーデックとされていればよいものである。
1−6.処理動作

上記により説明した第1の実施の形態としての動作を実現するにあたり、コンテンツダウンロードシステム1において行われるべき処理動作について、次の図8のフローチャートを参照して説明する。
なお、図8において、記録再生装置2として示す処理動作は、図2に示したCPU6がコンテンツダウンロードプログラム7aに基づいて実行するものである。同様に、パーソナルコンピュータ3、サーバ装置4として示す処理動作としては、CPU21、CPU41が、それぞれコンテンツダウンロードプログラム30a、コンテンツダウンロードプログラム48aに基づいて実行するものである。
また、図8において、記録再生装置2とパーソナルコンピュータ3は既にUSBケーブルを介して接続が確立された状態にあるものとする。同様に、パーソナルコンピュータ3とサーバ装置4との間もネットワーク5を介して接続が確立された状態にあるとする。
図8において、先ず、パーソナルコンピュータ3では、ステップS201の処理によってコンテンツデータのダウンロード要求を行うようにされる。つまり、先の図5における(1)の動作として説明したように、この場合のダウンロード要求は、サーバ装置4にて格納されるコンテンツデータについて、例えばWEBサイトとして提示されるコンテンツデータの一覧からダウンロードすべきコンテンツデータを選択・指定するための動作となる。
サーバ装置4側では、このようなパーソナルコンピュータ3からのダウンロード要求をステップS301において待機するようにされる。そして、ダウンロード要求があった場合は、ステップS302において、パーソナルコンピュータ3に対するリソース情報7bの送信要求を行う。
パーソナルコンピュータ3では、サーバ装置4からのリソース情報7bの送信要求をステップS202において待機するようにされ、この送信要求があった場合は、ステップS203において記録再生装置2に対するリソース情報7bの送信要求を行う。
記録再生装置2では、パーソナルコンピュータ3からのリソース情報7bの送信要求をステップS101において待機している。そして、送信要求があった場合は、ステップS102において、リソース情報7bをパーソナルコンピュータ3に対して送信する処理を行う。
パーソナルコンピュータ3では、リソース情報7bの受信をステップS204において待機するようにされる。そして、リソース情報7bが受信された場合は、ステップS205において、サーバ装置4に対してリソース情報7bを送信する。
サーバ装置4では、このようなリソース情報7bの受信をステップS303において待機している。
そして、パーソナルコンピュータ3からリソース情報7bが受信された場合は、ステップS304において、リソース情報・最適コーデック対応情報48bを参照して、最適コーデックを割り出すための処理を実行する。
つまり、先の図5(5)の動作として説明したように、リソース情報・最適コーデック対応情報48bに示される各項目の必要最低限スペックの情報と、受信されたリソース情報7bの各項目の情報とについて比較を行って、記録再生装置2が対応可能とされる最適なコーデックを認識するようにされる。先にも説明したように、この場合は該当するコーデックうち、より最新となるバージョンのコーデックを最適コーデックとして割り出すようにされる。
続くステップS305においては、要求されたコンテンツデータのうちの、割り出された最適コーデックによるコンテンツデータを認識するようにされる。
すなわち、先のステップS201によってパーソナルコンピュータ3側から指定されたタイトルによるコンテンツデータのうち、割り出された最適コーデックにより圧縮処理の施されているコンテンツデータを認識するようにされる。
さらに、ステップS306においては、受信されたリソース情報7b内のコーデックの情報を確認する処理を実行する。すなわち、リソース情報7bにおける「対応するコーデックの情報」の項目の情報内容を確認する処理を実行するようにされる。
そして、ステップS307においては、このように確認した対応するコーデックの情報に、先のステップS304にて割り出された最適コーデックが含まれているか否かについての判別処理を実行するようにされる。つまり、記録再生装置2が上記のように割り出された最適コーデックに対応しているか否かを判別するものである。
ステップS307において、「対応するコーデックの情報」として割り出された最適コーデックの情報が含まれており、記録再生装置2が最適コーデックに対応しているとして肯定結果が得られた場合は、ステップS308において、先のステップS305にて認識されたコンテンツデータのみをパーソナルコンピュータ3に対して送信するようにされる。
一方、「対応するコーデックの情報」として割り出された最適コーデックの情報が含まれておらず、記録再生装置2が最適コーデックに対応していないとして否定結果が得られた場合は、ステップS309において、ステップS305にて認識されたコンテンツデータと共に、この最適コーデックに対応したデコード処理を可能とするためのデコードプログラムをパーソナルコンピュータ3に対して送信するようにされる。
パーソナルコンピュータ3では、ステップS308により送信されるコンテンツデータの受信、又はステップS309により送信されるコンテンツデータとデコードプログラムとの受信を、ステップS206において待機するようにされる。
そして、これらの何れかが受信された場合は、ステップS207に処理を進めて、サーバ装置4から受信されたデータがコンテンツデータのみであったか否かについての判別処理を実行する。
ステップS207において、サーバ装置4から受信されたデータがコンテンツデータのみであったとして肯定結果が得られた場合は、ステップS208において、記録再生装置2に対して受信されたコンテンツデータの送信を行うと共に、このコンテンツデータについての記録指示を行う。
また、サーバ装置4から受信されたデータがコンテンツデータとデコードプログラムであった場合は、ステップS209において、記録再生装置2に対するこれらコンテンツデータとデコードプログラムの送信と共に、これらのデータについての記録指示を行うようにされる。
記録再生装置2においては、上記ステップS208により送信されるコンテンツデータとその記録指示の受信、又はステップS209により送信されるコンテンツデータとデコードプログラムとこれらの記録指示の受信について、ステップS103において待機している。
そして、これらの何れかが受信された場合は、ステップS104に処理を進めて、指示に応じた記録処理を実行する。
すなわち、パーソナルコンピュータ3側から受信されたデータが、コンテンツデータとその記録指示であった場合は、受信されたコンテンツデータをメディアドライブ11に装填されたMDに記録するための処理を実行する。
また、パーソナルコンピュータ3から受信されたデータがコンテンツデータとデコードプログラムと、これらについての記録指示であった場合は、受信されたコンテンツデータをメディアドライブ11に装填されたMDに記録するための処理と共に、受信されたデコードプログラムをフラッシュメモリ16に記録するための処理を実行する。
なお、記録再生装置2において、パーソナルコンピュータ3側から最適コーデックに対応するデコードプログラムが受信され、これをフラッシュメモリ16に対して記録した場合は、リソース情報7b内の「対応するコーデックの情報」を最適コーデックに対応した情報に更新する処理を行うものとすればよい。このようにすることで、次回のダウンロード時における不要なデコードプログラムのダウンロード処理とその記録処理を省略することができる。
ここで、これまでの説明からも理解されるように、この図8に示した処理動作が実行されることで、第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム1の動作が実現される。そして、このような処理動作としては、それぞれ記録再生装置2、パーソナルコンピュータ3、サーバ装置4に対して記憶されたコンテンツダウンロードプログラム(7a、30a、48a)によって実現されるものであり、従ってこのようなコンテンツダウンロードプログラムによって本実施の形態のコンテンツダウンロードシステム1が実現できるものである。
2.第2の実施の形態
2−1.システム概要

図9は、本発明における第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム100の概要について示した図である。
第2の実施の形態のコンテンツダウンロードシステム100としては、図示するように記録再生装置2とパーソナルコンピュータ3によって構成される。
先の第1の実施の形態では、コンテンツデータはサーバ装置4としてのサービス提供業者が運営するサーバに格納されて、記録再生装置2のユーザはこの業者が提供するサービスを享受するという場合を例示したものであったが、第2の実施の形態では、家庭内での使用を想定している。具体的には、家庭内に備えらるパーソナルコンピュータ3に対してコンテンツデータを格納しておき、これを記録再生装置2がダウンロードして記録再生するシステムを想定しいる。
なお、第2の実施の形態において、記録再生装置2の内部構成としては、この場合も図2に示したものと同様とされることから、ここでの図示による説明は省略する。
2−2.情報処理装置の構成

図10は、第2の実施の形態の場合におけるパーソナルコンピュータ3の内部構成を示した図である。
第2の実施の形態の場合のパーソナルコンピュータ3において、図3に示したものと異なる部分としては、先ずHDD30内に格納されるプログラムが異なるものとされる。
つまり、図3の場合に格納されていたコンテンツダウンロードプログラム30aに代えて、コンテンツダウンロードプログラム60が格納されたものとなる。
また、この場合には、第1の実施の形態ではサーバ装置4が保持するようにされていたリソース情報・最適コーデック対応情報48b、及びデコードプログラム48dを、HDD30に対して格納するものとしている。
また、HDD30に対してはコンテンツ61が格納される。この場合のコンテンツ61としても、複数のタイトルのコンテンツデータを含むものとなる。
但し、第2の実施の形態の場合のコンテンツ61としては、各タイトルごとにそれぞれコーデックの異なるものを格納しておくのではなく、例えばタイトルごとに非圧縮によるもののみを格納するようにされている。
なお、第2の実施の形態において、上記のようにしてパーソナルコンピュータ3側に格納されるものとなるリソース情報・最適コーデック対応情報48b、及びデコードプログラム48dは、例えばサービス提供業者等により販売又は配布されるCD−ROM等の所要の記憶媒体に記憶されたものをメディアドライブ29を介して取り込むようにされている。
或いは、サービス提供業者等により管理される所定のサーバ装置からインターネット等のネットワーク経由でダウンロードするものとされてもよい。
また、図10に示されるパーソナルコンピュータ3にいおて、上記説明による部分以外の他の部分は先の図3に示したパーソナルコンピュータ3と同様となることから、ここでは同一の符号を付して説明を省略する。
2−3.動作概要

図11は、第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム100の動作概要について模式的に示した図である。
図11において、先ず、パーソナルコンピュータ3では、(1)の動作として、ユーザに記録再生装置2に対してダウンロードすべきコンテンツデータの選択・指定を行わせる。つまり、ディスプレイ27上にHDD30に格納されるコンテンツデータ(タイトル)の一覧を表示させる等して、ユーザにダウンロードすべきコンテンツデータについての選択・指定を行わせる。
そして、コンテンツデータの選択・指定が行われることに応じ、(2)の動作として記録再生装置2からリソース情報7bを取得する。
記録再生装置2からのリソース情報7bの取得を行うと、(3)として示すように、リソース情報・最適コーデック対応情報48bを参照して取得されたリソース情報7bに応じた最適コーデックを割り出す。この場合の最適コーデックの割り出しの手法としても第1の実施の形態の場合と同様とされる。
そして、このように最適コーデックを割り出すと、この場合は(4)として示すように、選択・指定されたコンテンツデータを最適コーデックによりエンコードするようにされる。
つまり、上記もしたようにこの場合のパーソナルコンピュータ3においてコンテンツデータは各タイトルごとに非圧縮のものを格納するものとしているので、ここにおいて割り出された最適コーデックに基づくエンコード処理を施すことで、最適コーデックによるコンテンツデータを得るようにされる。
また、(5)の動作として、この場合もリソース情報7bを元に、記録再生装置2が最適コーデックに対応いているか否かについての判別を行うようにされる。
その上で、(6)として示すように上記のようにして最適コーデックによりエンコードされたコンテンツデータを記録再生装置2に対して送信すると共に、その記録指示を行うようにされる。また、(7)の動作として、上記した(5)の動作による判別結果に応じては、最適コーデックのデコードプログラムの送信とその記録指示を行うようにされる。
記録再生装置2側では、これらパーソナルコンピュータ3側での(6)(7)の動作に応じて、記録指示に応じた記録動作を行うようにされる。すなわち、この場合もコンテンツデータとその記録指示が受信された場合はメディアドライブ11に装填されたMDに対するコンテンツデータの記録のみを実行し、コンテンツデータとデコードプログラムと、さらにこれらの記録指示が受信された場合は、MDに対するコンテンツデータの記録とデコードプログラムのフラッシュメモリ16への記録の双方を実行するようにされる。
このような第2の実施の形態のコンテンツダウンロードシステム100によっても、記録再生装置2のリソース情報7bに応じた最適な(最新の)コーデックによるコンテンツデータが記録再生装置2に対してダウンロードされることで、記録再生装置2ごとに対応するとされるコーデックによるコンテンツデータをダウンロードすることが可能となる。すなわち、これによって記録再生装置2のデコード処理機能を活かせないといった事態を防止できる。
また、記録再生装置2が割り出された最適コーデックについてのデコード処理機能を有していない場合に対応しては、この場合も対応するデコードプログラムが記録再生装置2側にダウンロードされるので、デコードプログラムが対応していないがためにその再生が不能とされる場合に、割り出された最適コーデックによるコンテンツデータの再生を可能とすることができる。つまり、記録再生装置2の有するデコード処理能力を最大限に発揮させることができる。
2−4.処理動作

上記した第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステム100の動作を実現するために行われるべき処理動作を、次の図12のフローチャートに示す。
なお、この場合も記録再生装置2として示す動作は、図2に示したコンテンツダウンロードプログラム7aに基づいてCPU6が実行するものである。また、パーソナルコンピュータ3として示す動作は、図10に示したコンテンツダウンロードプログラム60に基づいてCPU21が実行するものである。
また、この図においても、記録再生装置2とパーソナルコンピュータ3とは接続が確立されている状態にあるとする。
先ず、パーソナルコンピュータ3では、図示するステップS501の処理によって、ダウンロードコンテンツの選択・指定のための処理を実行するようにされる。
すなわち、先ずは図10に示したHDD30内のコンテンツ61として格納されるコンテンツデータのタイトルの一覧をディスプレイ27に表示する処理を実行する。その上で、このように表示した一覧画面に対するユーザ操作に応じて表示内容を遷移させる処理等を実行することで、ダウンロードすべきコンテンツデータの選択・指定を行わせる。
そして、続くステップS502においては、リソース情報7bについての送信要求を記録再生装置2に対して行う。
記録再生装置2側では、この送信要求をステップS401にて待機するようにされる。そして、送信要求があった場合は、ステップS402において、パーソナルコンピュータ3に対してリソース情報7bを送信する処理を実行する。
パーソナルコンピュータ3側では、このように送信されるリソース情報7bの受信をステップS503において待機する。
そして、リソース情報7bが受信された場合は、ステップS504に処理を進めて、リソース情報・最適コーデック対応情報48bを参照して、最適コーデックを割り出すための処理を実行する。
その上で第2の実施の形態の場合は、続くステップS505において、先のステップS501にて選択・指定されたコンテンツデータを、割り出された最適コーデックによりエンコードする処理を実行するようにされる。
続くステップS506においては、受信されたリソース情報7b内のコーデックの情報を確認する処理を実行する。つまり、リソース情報7bにおける「対応するコーデックの情報」の項目の情報内容を確認する。
そして、ステップS507においては、このように確認した対応するコーデックの情報に、先のステップS504にて割り出された最適コーデックが含まれているか否かについての判別処理を実行する。これによって記録再生装置2が割り出された最適コーデックに対応しているか否かが判別される。
このステップS507において、「対応するコーデックの情報」として割り出された最適コーデックの情報が含まれていた場合は、ステップS508に処理を進めて、記録再生装置2に対するコンテンツデータの送信とその記録指示を行うようにされる。
また、「対応するコーデックの情報」として割り出された最適コーデックの情報が含まれていなかった場合は、ステップS509において、記録再生装置2に対してコンテンツデータと最適コーデックに対応したデコード処理を実現するためのデコードプログラムとの送信と共に、これらについての記録指示を行うようにされる。
記録再生装置2側においては、上記ステップS508により送信されるコンテンツデータとその記録指示の受信、又はステップS509により送信されるコンテンツデータとデコードプログラムとこれらの記録指示の受信を、ステップS403において待機している。
そして、これらの何れかの受信があった場合は、ステップ404に処理を進めて、この場合も指示に応じた記録処理を実行する。
これによって、記録再生装置2が最適コーデックに対応している場合は、受信されたコンテンツデータが装填されたMDに対して記録され、これによって記録再生装置2に最適コーデックによるコンテンツデータの再生を行わせることができる。
また、記録再生装置2が最適コーデックに対応してはいないとされた場合は、コンテンツデータの記録と共に最適コーデックのデコードプログラムを記録することができ、これによって記録再生装置2に最適コーデックによるコンテンツデータの再生を行わせることができる。
なお、この場合も図12に示す処理動作は、第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードプログラム(7a、60)により実現されるもので、従って第2の実施の形態のコンテンツダウンロードシステム100の動作としてもこれらのコンテンツダウンロードプログラムによって実現できる。
そして、特にこの場合のコンテンツダウンロードプログラム60によれば、例えばCD−ROM等の所要の記憶媒体に対して記録されたものを汎用のパーソナルコンピュータに対してインストールすることで、第2の実施の形態としてのパーソナルコンピュータ3を容易に実現できる。
2−5.変形例

以下では、これまでに説明してきた実施の形態の変形例について説明する。
先ず、これまでの説明では、記録再生装置2のリソース情報7bに応じては、最適なコーデックによるコンテンツデータ、及びデコードプログラムを記録再生装置2に送信するものとしたが、これに加え、例えばリソース情報7bの内容から記録再生装置2において処理可能として割り出された、例えば音場効果処理等を実行させるための情報を送信するものとしてもよい。
具体的には、例えばサービスの提供側において、予め各コンテンツデータに推奨の音場効果処理を実現するための情報を用意しておく。例えば音場効果の一例として、ライブ版のコンテンツデータであれば、例えばコンサートホールでの臨場感を再現するような音場効果処理を実現させるための情報を用意するといったものである。
そして、リソース情報7bの内容に応じ、DSP12の処理能力的に推奨の音場効果処理を実現可能であるかを判別し、可能であればこれを記録再生装置2に対して送信して実行させる。これによれば、単にコンテンツデータをダウンロードして再生させる場合よりも娯楽性を増すことができる。
なお、この場合、コンテンツデータに推奨の音場効果は複数種を用意し、リソース情報7bに応じて処理可能であるものはすべて記録再生装置2側に送信し、記録再生装置2側で実行する音場効果はユーザが選択可能となるようにすることもできる。このようにすれば、より娯楽性が増して好ましい。
また、これらの音場効果についてコンテンツデータの再生中の所定タイミングでのみの実行を推奨するとして、そのような実行タイミングを指示する情報も共に送信することもできる。
また、実施の形態では、リソース情報7bとして、先の図6において例示したようなデコード処理に係るリソースそのものを示す情報を格納し、その内容から記録再生装置2にとって最適なコーデックを割り出すように構成した。
しかしながら、記録再生装置2に格納すべきリソース情報7bとしては、機種を特定することのできる機種識別情報を格納しておき、その情報内容から最適なコーデックを割り出すように構成してもよい。つまりこの場合としては、予め機種識別情報から特定されるリソース情報に基づいて、機種識別情報と対応づけてその機種で対応可能な最適コーデックの情報を格納した対応情報を用意しておく。そして、サーバ装置4、或いはパーソナルコンピュータ3側は、この対応情報と受信された機種識別情報としてのリソース情報7bに基づいて最適コーデックを割り出すといったものである。
これによっても、実施の形態と同様に最適なコーデックによるコンテンツデータ、デコードプログラムを記録再生装置2側にダウンロードすることができる。
なお、上記説明からも理解されるように、機種識別情報からは、間接的に記録再生装置2のリソースを特定できるものである。従って、このような機種識別情報は、記録再生装置2において対応可能な最適コーデックを割り出すために必要な、デコード処理に係るリソースについて示すリソース情報であるとみなすことができる。
つまり、本発明においてリソース情報とは、記録再生装置が備えるデコード処理に係るリソースを直接的に示すものはもちろん、このように間接的に記録再生装置が備えるリソースを特定できる情報も含むものである。
また、先に説明した第1の実施の形態において、サーバ装置4に格納されるコンテンツデータは、各タイトルごとにそれぞれコーデックの種類が異なるようにされた複数を用意しておくものとしたが、第2の実施の形態の場合のように、コンテンツデータは各タイトルごとに非圧縮によるもののみを用意し、この非圧縮データに対して割り出された最適コーデックによるエンコード処理を施してパーソナルコンピュータ3側に送信するものとしてもよい。
さらに、第1の実施の形態では、サーバ装置4側においてリソース情報7bに応じた最適コーデックを割り出すようにしたが、パーソナルコンピュータ3にリソース情報・最適コーデック対応情報48bを備えさせてパーソナルコンピュータ3側が最適コーデックを割り出すようにし、サーバ装置4側はパーソナルコンピュータ3側からの要求に応じたコンテンツデータを送信するのみとされる構成が採られてもよい。
また、実施の形態において、コンテンツデータの記録符号化方式はATRAC方式を採用する場合を例示したが、本発明としては他の記録符号化方式が採用される場合にも好適に適用できる。
さらには、記録再生装置2に対してダウンロードするコンテンツデータがオーディオデータとされる場合を例示したが、ビデオデータとされる場合にも本発明は好適に適用できる。
また、実施の形態では、記録再生装置2としてMDに対応する構成を例示したが、本発明としては、記録再生装置が例えばCD、DVD、ハードディスク、メモリーカード等、所要の記憶媒体に対応してコンテンツデータの記録再生が可能に構成される場合に広く適用可能なものである。
また、実施の形態では、記録再生装置2に対してデコードプログラムをそのまま送信するものとしたが、例えば記録再生装置2が備えるデコードプログラムと割り出された最適コーデックのデコードプログラムとで共通となる部分に対してはこれを送信せずに、必要な部分のみを送信するものとしてもよい。
本発明における第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムの概要について示す図である。 実施の形態の記録再生装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態の情報処理装置の内部構成を示すブロック図である。 実施の形態のサーバ装置の内部構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムの動作概要について模式的に示した図である。 リソース情報の情報内容について例示した図である。 第1の実施の形態の場合においてサーバ装置に格納されるコンテンツデータを例示した図である。 第1の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムにおいて行われるべき処理動作について示すフローチャートである。 第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムの概要について示す図である。 第2の実施の形態としての情報処理装置の内部構成について示すブロック図である。 第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムの動作概要について模式的に示した図である。 第2の実施の形態としてのコンテンツダウンロードシステムにおいて行われるべき処理動作について示すフローチャートである。
符号の説明
1、100 コンテンツダウンロードシステム、2 記録再生装置、3 パーソナルコンピュータ、4 サーバ装置、5 ネットワーク、6、21、41 CPU、7 フラッシュメモリ、7a、30a、48a、60 コンテンツダウンロードプログラム、7b リソース情報、8 RAM、9 操作入力部、10 表示部、11 メディアドライブ、12 DSP、13 バッファRAM、14 D/Aコンバータ、15 アンプ、16 フラッシュメモリ、17 バス、18、23 USBインタフェイス、22 メモリ部、24、44 入力処理部、25、45 入力部、26、46 表示処理部、27、47 ディスプレイ、28 ドライブ制御部、29 メディアドライブ、30、48 HDD、31、49 通信処理部、32、50 ネットワークインタフェイス、33 オーディオデータ処理部、34 スピーカ、48b リソース情報・最適コーデック対応情報、48c、61 コンテンツ、48d デコードプログラム、

Claims (6)

  1. 所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置に対して、上記コンテンツデータをダウンロードするためのコンテンツダウンロードシステムであって、
    上記記録再生装置側に備えられ、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段より、上記リソース情報を取得する情報取得処理と、
    上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し処理と、
    上記割り出し処理により割り出したコーデックによりエンコードされたコンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信処理と、
    上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別処理と、
    上記判別処理の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信処理と、
    を実行する制御手段を備える、
    ことを特徴とするコンテンツダウンロードシステム。
  2. 上記記録再生装置と、上記記録再生装置と通信可能に接続された情報処理装置と、上記情報処理装置とネットワークを介して接続されたサーバ装置とから成るようにされ、
    上記制御手段による上記コンテンツ送信処理は、
    上記サーバ装置が備える記憶手段に対して格納された上記コンテンツデータを上記情報処理装置を経由して上記記録再生装置に送信するようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツダウンロードシステム。
  3. 上記記録再生装置と、上記記録再生装置と通信可能に接続された情報処理装置とから成ると共に、
    上記制御手段による上記コンテンツ送信処理は、
    上記情報処理装置が備える記憶手段に対して格納された上記コンテンツデータを上記記録再生装置に送信するようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツダウンロードシステム。
  4. 上記制御手段による上記最適コーデック割り出し処理は、
    予め所要の記憶手段に対して記憶された、上記リソース情報の内容と上記最適なコーデックとの対応関係を示すリソース情報・最適コーデック対応情報を参照した結果に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出すようにされる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツダウンロードシステム。
  5. 所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置であって、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段を備える記録再生装置に対し、上記コンテンツデータをダウンロードするためのコンテンツダウンロード方法であって、
    上記記録再生装置から上記リソース情報を取得する情報取得手順と、
    上記情報取得手順により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し手順と、
    上記割り出し手順により割り出したコーデックによりエンコードされた上記コンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信手順と、
    上記情報取得手順により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し手順により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別手順と、
    上記判別手順の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し手順により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信手順と、
    からなることを特徴とするコンテンツダウンロード方法。
  6. 所要の記憶媒体に対するコンテンツデータの記録再生が可能とされる記録再生装置であって、上記記録再生装置が備える上記コンテンツデータについてのデコード処理に係るリソースについて示すものとされるリソース情報が記憶された記憶手段を備える記録再生装置に対し、上記コンテンツデータをダウンロードするためのコンテンツダウンロードシステムにおいて実行されるプログラムであって、
    上記記録再生装置から上記リソース情報を取得する情報取得処理と、
    上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置においてデコード処理が可能な最適なコーデックを割り出す最適コーデック割り出し処理と、
    上記割り出し処理により割り出したコーデックによりエンコードされたコンテンツデータを上記記録再生装置に対して送信するコンテンツ送信処理と、
    上記情報取得処理により取得した上記リソース情報の内容に基づき、上記記録再生装置が対応するコーデックに上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックが含まれているか否かについて判別する判別処理と、
    上記判別処理の判別結果に基づき、上記最適コーデック割り出し処理により割り出したコーデックによるデコード処理を実現するためのデコードプログラムを、上記記録再生装置に対して送信するプログラム送信処理と、
    からなることを特徴とするプログラム。
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