JP2009217873A - コンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させた音楽データの再生に対し容易に使用させる。
【解決手段】本発明は、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されると、音楽データの再生履歴に応じた連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信し、据置型音楽再生装置21が連携利用属性データと、複数の選定可能音楽データに対応する複数の属性データABとに基づき、連携利用属性データに対応する音楽データとの類似度が高い選定可能音楽データを再生用に選定することにより、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22を接続するだけで、当該据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて音楽データを再生用に選定でき、据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させた音楽データの再生に容易に使用させ得る。
【選択図】図8
【解決手段】本発明は、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されると、音楽データの再生履歴に応じた連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信し、据置型音楽再生装置21が連携利用属性データと、複数の選定可能音楽データに対応する複数の属性データABとに基づき、連携利用属性データに対応する音楽データとの類似度が高い選定可能音楽データを再生用に選定することにより、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22を接続するだけで、当該据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて音楽データを再生用に選定でき、据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させた音楽データの再生に容易に使用させ得る。
【選択図】図8
Description
本発明はコンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システムに関し、例えば、携帯型の音楽再生装置及び据置型の音楽再生装置が連携してコンテンツデータとしての音楽データを再生する連携再生システムに適用して好適なものである。
従来の情報処理装置は、複数の音楽データと、当該複数の音楽データの属性を示す属性データとを対応付けて記憶している。
また情報処理装置は、例えば、類似する複数の音楽の音楽データそれぞれに対応する属性データ同士の関連付けを示す属性関連情報を生成し、当該生成した属性関連情報も記憶している。
そして情報処理装置は、音楽データの再生に属性関連情報を利用するように指示されると、音楽データを再生する毎に、属性関連情報に基づき、当該再生中の音楽データに対応する属性データと関連する他の属性データに対応する音楽データを次に再生するものとして選定している。
このようにして情報処理装置は、音楽データの再生に属性関連情報を利用する場合、順次、類似する音楽の音楽データを選定して再生していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−294036公報
ところで、かかる構成の情報処理装置としては、据置型や携帯型のものがある。よってユーザが、このように据置型や携帯型の情報処理装置を所有していると、自宅や外出先等のような場所に応じて、これら据置型や携帯型の情報処理装置を使い分けるものと考えられる。
このため、最近では、何れかの情報処理装置が使用された後に、他の情報処理装置が使用されるような場合に、当該他の情報処理装置により、先に使用された情報処理装置によって再生された音楽データに基づく音楽と同一又は類似する音楽の音楽データを選定して再生することが提案されている。
かかる提案によれば、例えば、ユーザが携帯型の情報処理装置を携帯して出かけた外出先から、据置型の情報処理装置の置かれている自宅に帰宅した場合や、それぞれ据置型の情報処理装置の置かれている一方の部屋から他方の部屋へ移動した場合に、後に使用される情報処理装置を、先に使用された情報処理装置と連携させて当該先の情報処理装置を使用して聴かれていた音楽と同一又は雰囲気の似た音楽を聴かせることができると考えられる。
ところが、かかる構成の情報処理装置は、上述したように属性関連情報を利用して類似する音楽の音楽データを選定して再生し得るものの、先に使用された情報処理装置に替えて使用される場合、ユーザに対し、当該先に使用された情報処理装置を使用して聴かれた音楽と同一、又は類似する音楽の音楽データを指定させる必要がある。
すなわち、情報処理装置は、先に使用された情報処理装置に替えて使用される場合、当該先に使用された情報処理装置と連携させた音楽の再生に、容易に使用させることができるとは言い難いという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コンテンツ選定装置を、コンテンツ再生装置と連携させたコンテンツデータの再生に対し容易に使用させることができるコンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、コンテンツ再生装置及びコンテンツ選定装置が連携してコンテンツデータを再生する連携再生システムにおいて、コンテンツ再生装置に対し、複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する再生側属性記憶部と、コンテンツデータを再生する再生部と、コンテンツ選定装置にコンテンツ再生装置が接続されると、再生側属性記憶部に記憶された複数の属性データのうち、再生部によるコンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを、コンテンツ選定装置及びコンテンツ再生装置の連携したコンテンツデータの再生に利用する連携利用属性データとしてコンテンツ選定装置に送信する送信部とを設けるようにし、コンテンツ選定装置に対し、再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する選定側属性記憶部と、コンテンツ選定装置にコンテンツ再生装置が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置から送信された連携利用属性データを受信する受信部と、受信部により受信された連携利用属性データと、選定側属性記憶部に記憶された複数の属性データとに基づき複数の選定可能コンテンツデータの中から、連携利用属性データに対応するコンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定部とを設けるようにした。
従って本発明では、コンテンツ選定装置に対しコンテンツ再生装置を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該コンテンツ選定装置をコンテンツ再生装置と連携させて、当該コンテンツ選定装置により、コンテンツ再生装置で再生していたコンテンツデータとの類似度が高い選定可能コンテンツデータを再生用に選定することができる。
本発明によれば、コンテンツ再生装置及びコンテンツ選定装置が連携してコンテンツデータを再生する連携再生システムにおいて、コンテンツ再生装置に対し、複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する再生側属性記憶部と、コンテンツデータを再生する再生部と、コンテンツ選定装置にコンテンツ再生装置が接続されると、再生側属性記憶部に記憶された複数の属性データのうち、再生部によるコンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを、コンテンツ選定装置及びコンテンツ再生装置の連携したコンテンツデータの再生に利用する連携利用属性データとしてコンテンツ選定装置に送信する送信部とを設けるようにし、コンテンツ選定装置に対し、再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する選定側属性記憶部と、コンテンツ選定装置にコンテンツ再生装置が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置から送信された連携利用属性データを受信する受信部と、受信部により受信された連携利用属性データと、選定側属性記憶部に記憶された複数の属性データとに基づき複数の選定可能コンテンツデータの中から、連携利用属性データに対応するコンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定部とを設けるようにしたことにより、コンテンツ選定装置に対しコンテンツ再生装置を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該コンテンツ選定装置をコンテンツ再生装置と連携させて、当該コンテンツ選定装置により、コンテンツ再生装置で再生していたコンテンツデータとの類似度が高い選定可能コンテンツデータを再生用に選定することができ、かくしてコンテンツ選定装置を、コンテンツ再生装置と連携させたコンテンツデータの再生に対し容易に使用させることができるコンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システムを実現することができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)連携再生システムの概要
図1において、1は全体として本発明による連携再生システムの構成の概要を示す。かかる連携再生システム1は、コンテンツ再生装置2及びコンテンツ選定装置3から構築されている。
図1において、1は全体として本発明による連携再生システムの構成の概要を示す。かかる連携再生システム1は、コンテンツ再生装置2及びコンテンツ選定装置3から構築されている。
コンテンツ再生装置2において再生側属性記憶部10は、複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する。またコンテンツ再生装置2において再生部11は、コンテンツデータを再生する。
そしてコンテンツ再生装置2において送信部12は、コンテンツ選定装置3にコンテンツ再生装置2が接続されると、再生側属性記憶部10に記憶された複数の属性データのうち、再生部11によるコンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを、コンテンツ再生装置2及びコンテンツ選定装置3の連携したコンテンツデータの再生に利用する連携利用属性データとしてコンテンツ選定装置3に送信する。
一方、コンテンツ選定装置3において選定側属性記憶部15は、再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する。
またコンテンツ選定装置3において受信部16は、コンテンツ選定装置3にコンテンツ再生装置2が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置2から送信された連携利用属性データを受信する。
そしてコンテンツ選定装置3において選定部17は、受信部16により受信された連携利用属性データと、選定側属性記憶部15に記憶された複数の属性データとに基づき複数の選定可能コンテンツデータの中から、連携利用属性データに対応するコンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する。
かかる構成により連携再生システム1は、コンテンツ選定装置3に対しコンテンツ再生装置2を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該コンテンツ選定装置3をコンテンツ再生装置2と連携させて、当該コンテンツ選定装置3により、コンテンツ再生装置2で再生していたコンテンツデータとの類似度が高い選定可能コンテンツデータを再生用に選定することができる。
よって連携再生システム1は、コンテンツ選定装置3を、コンテンツ再生装置2と連携させたコンテンツデータの再生に対し容易に使用させることができる。
(2)第1の実施の形態
(2−1)連携再生システムの構成
図2において、20は全体として、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第1の実施の形態による連携再生システムを示す。
(2−1)連携再生システムの構成
図2において、20は全体として、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第1の実施の形態による連携再生システムを示す。
かかる連携再生システム20は、図1について上述した本発明によるコンテンツ選定装置3を適用し、音楽データの再生機能を有する据置型の音楽再生装置21に対し、図1について上述した本発明によるコンテンツ再生装置2を適用した携帯型の音楽再生装置22を、例えばケーブルを介して取外可能に接続し得るようになされている。
なお、以下の説明では、本発明によるコンテンツ選定装置3を適用した据置型の音楽再生装置21を据置型音楽再生装置21とも呼び、本発明によるコンテンツ再生装置2を適用した携帯型の音楽再生装置22を携帯型音楽再生装置22とも呼ぶ。
次いで、図3を用いて、据置型音楽再生装置21の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成について説明する。
かかる据置型音楽再生装置21において制御部30は、複数の操作キー等でなる操作部31へのユーザ操作によって各種命令が入力されると、当該入力された各種命令に応じて装置全体を制御すると共に、各種処理を実行する。
これにより制御部30は、据置型音楽再生装置21に装填されるCD(Compact Disc)等のメディアから音楽データを再生するメディア再生機能や、当該メディアに記録されている音楽データを録音する録音機能を実現する。
また制御部30は、インターネット上の音楽配信装置(図示せず)から音楽データを購入する音楽購入機能や、録音や購入により取得した音楽データの中から任意に選定された複数の音楽データの再生順序を規定するプレイリストを生成するプレイリスト生成機能も実現する。
さらに制御部30は、録音や購入により取得した音楽データを再生する取得音楽再生機能や、録音や購入により取得した音楽データを携帯型音楽再生装置22に転送する転送機能等の各種機能も実現する。
実際に制御部30は、ユーザにより操作部31を介してメディア再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じてメディア再生処理を実行する。
この場合、制御部30は、据置型音楽再生装置21に装填されたメディアから、再生部32により音楽データを再生させて当該再生部32に設けられた例えばスピーカ(図示せず)から音楽として出力させる。
このようにして制御部30は、ユーザに対しメディアから再生した音楽データに基づく音楽を聴かせることができる。
また制御部30は、ユーザにより操作部31を介して録音機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて録音処理を実行する。
この場合、制御部30は、据置型音楽再生装置21に装填されたメディアから、再生部32により音楽データを読み出すと共に、その音楽データをそのまま又は所定の圧縮符号化方式に準じて圧縮符号化した後、音楽記憶部33に送出する。
これにより制御部30は、音楽記憶部33に対し、メディアから読み出した音楽データを、PCM(Pulse Code Modulation )、ATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)、WMA(Windows(登録商標) Media Audio )、MP3(MPEG Audio Layer-3)等のような種々のデータフォーマットの音楽データとして記憶する。
このようにして制御部30は、メディアに記録されていた音楽データを録音することができる。
ところで制御部30は、このような録音時、録音する音楽データ毎の音楽関連情報を要求する関連要求信号をネットワーク通信部34によりインターネット上の関連情報提供装置(図示せず)に送信する。
その結果、制御部30は、関連情報提供装置から送信された音楽関連情報をネットワーク通信部34によって受信して取り込む。
ここで、図4に示すように、音楽関連情報MRには、対応する音楽データ固有の識別情報(以下、これを音楽識別情報とも呼ぶ)MIDが含まれている。
また音楽関連情報MRには、対応する音楽データに基づく音楽の音楽タイトルMT、アーティスト名AN、その音楽が属するジャンルのジャンル名JN、その音楽が収録されたアルバムのアルバムタイトルATも含まれている。
因みに、音楽関連情報MRには、図示はしないが、対応する音楽データの再生時間や、アルバムのジャケット写真の画像を、インターネットを利用して取得するためのアドレス情報等も含まれている。
そして制御部30は、音楽関連情報MRを音楽記憶部33に送出することにより、当該音楽記憶部33に対し、その音楽関連情報MRを音楽データに対応付けて記憶する。
また制御部30は、かかる録音により音楽データ(すなわち、音楽識別情報MIDを付加した音楽データ)を音楽記憶部33に記憶すると、当該音楽記憶部33から音楽データを読み出して解析部35に送出する。
解析部35は、制御部30から音楽データが与えられると、その音楽データに対する周波数解析処理を実行する。
この際、解析部35は、音楽データを再生時間軸に沿って所定の単位処理部分(例えば、1秒分の音楽に相当する部分である)に分けると共に、順次単位処理部分から1オクターブの12音階それぞれに相当する周波数帯域毎のエネルギーを抽出する。
また解析部35は、周波数解析処理により音楽データ全体に亘って周波数帯域毎のエネルギーを得ると、次いで、周波数帯域毎のエネルギーをもとに(すなわち、周波数解析の結果をもとに)、その音楽データに基づく音楽に対する特徴数値化処理を実行する。
その際、解析部35は、その音楽データに基づく音楽の演奏に利用されている楽器や和音、テンポ等の種々の情報を検出する。
また解析部35は、かかる種々の情報の検出結果に基づき、音楽の特徴を複数種類の項目(以下、これを特徴項目と呼ぶ)それぞれについて数値化して、当該音楽の特徴を表す複数の特徴値からなる特徴数値化情報を生成する。
因みに、解析部35は、音楽データに基づく音楽の特徴を表す特徴数値化情報として音楽の基本的な特徴を、テンポや音のばらつき、音階、リズム等の複数種類の特徴項目それぞれについて数値化して表す複数の特徴値を生成する。
また解析部35は、かかる特徴数値化情報として音楽の雰囲気の特徴を、アコースティックや元気、クラシック、ジャズ、カフェテラス等の複数種類の特徴項目それぞれについて数値化して表す複数の特徴値も生成する。
さらに解析部35は、かかる特徴数値化情報として音楽の印象の特徴を、幸せや悲しい、明るい、うれしい、さわやか等の複数種類の特徴項目それぞれについて数値化して表す複数の特徴値も生成する。
このようにして解析部35は、音楽データに基づく音楽の特徴を解析し、その解析結果として当該音楽の特徴を表す特徴数値化情報を得ると、その特徴数値化情報を制御部30に送出する。
図5に示すように、制御部30は、解析部35から特徴数値化情報CHが与えられると、その特徴数値化情報CHを、これに対応する音楽関連情報MRに含まれている音楽識別情報MID、音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN及びアルバムタイトルATと共に、録音した音楽データの属性を表す属性データABとして属性記憶部36に送出する。
ここで、図6に示すように、制御部30は、属性記憶部36内に属性データAB1乃至ABNを登録するためのデータベース(以下、これを属性データベースとも呼ぶ)ADBを予め構築している。
よって制御部30は、属性記憶部36に送出した属性データAB1乃至ABNを、その属性データベースADBに登録するようにして、当該属性記憶部36に属性データAB1乃至ABNを記憶する。
さらに制御部30は、ユーザにより操作部31を介して音楽購入機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて音楽購入処理を実行する。
この場合、制御部30は、ユーザにより指定された音楽データを購入要求する音楽購入要求信号をネットワーク通信部34によりインターネット上の音楽配信装置に送信する。
その結果、制御部30は、音楽配信装置から音楽データの購入に対する課金処理が完了して、所定のデータフォーマットの当該音楽データと、対応する音楽関連情報MRとが送信されると、これら音楽データ及び音楽関連情報MRをネットワーク通信部34によって受信して取り込む。
この際、制御部30は、音楽配信装置から送信された音楽データを、対応する音楽関連情報MRと共に音楽記憶部33に送出することにより、当該音楽記憶部33に対し音楽データ及び音楽関連情報MRを対応付けて記憶する。
このようにして制御部30は、音楽配信装置から音楽データを購入して音楽記憶部33に記憶保持することができる。
ところで、制御部30は、音楽記憶部33に対し購入により音楽データを記憶した場合も、上述した録音の場合と同様に、音楽記憶部33から、当該購入した音楽データを読み出して解析部35に送出する。
これにより制御部30は、解析部35により、上述した録音時と同様に、購入した音楽データに基づく音楽の特徴を表す特徴数値化情報CHを生成する。
そして制御部30は、その特徴数値化情報CHを、これに対応する音楽関連情報MRに含まれている音楽識別情報MID、音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN及びアルバムタイトルATと共に、購入した音楽データの属性を表す属性データABとして属性記憶部36に送出する。
よって制御部30は、このように音楽データを購入した際にも、その音楽データに対応する属性データABを属性データベースADBに登録するようにして、属性記憶部36に当該属性データABを記憶する。
ところで制御部30は、音楽記憶部33に対し、これに記憶した音楽データを管理するための音楽管理情報を登録するデータベース(以下、これを管理データベースとも呼ぶ)を構築している。
そして制御部30は、音楽記憶部33に対し音楽データを記憶すると、当該記憶した音楽データの音楽関連情報MRに基づき、例えば音楽データをジャンルで分類すると共に、そのジャンル毎にアーティストで分類し、さらにアーティスト毎にアルバムで分類する。
また制御部30は、このような音楽記憶部33に記憶した音楽データの階層的な分類を示すように、ジャンル名JNに対しアーティスト名ANを対応付けると共に、当該アーティスト名ANに対しアルバムタイトルATを対応付け、さらにアルバムタイトルATに対して音楽タイトルMTを対応付けた音楽管理情報を生成する。
さらに制御部30は、その音楽管理情報を音楽記憶部33に送出して管理データベースに登録するようにして、当該音楽記憶部33に対し、その音楽管理情報を記憶する。
このようにして制御部30は、上述したような録音や購入が終了する毎に、そのとき音楽記憶部33に記憶した音楽データの音楽関連情報MRに基づき、当該記憶した音楽データを管理するための情報を追加するように音楽管理情報の内容を更新している。
そして制御部30は、ユーザにより操作部31を介してプレイリスト生成機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じてプレイリスト生成処理を実行する。
この場合、制御部30は、音楽記憶部33から音楽管理情報を読み出し、当該読み出した音楽管理情報に基づき、例えば、複数のジャンル名JNや、複数のアーティスト名AN、複数のアルバムタイトルAT、複数の音楽タイトルMTをアルファベット順や五十音順に並べて、音楽記憶部33に記憶している音楽データを示すリストを生成する。
因みに、以下の説明では、音楽記憶部33に記憶している音楽データを示すリストを、据置側記憶音楽リストとも呼ぶ。
また制御部30は、その据置側記憶音楽リストに基づき、ユーザに対し任意に音楽データを選択させるための音楽選択画面データを生成する。
そして制御部30は、かかる音楽選択画面データを表示部37に送出することにより、当該表示部37に対し、その音楽選択画面データに基づく音楽選択画面(図示せず)を表示する。
ここで制御部30は、ユーザによる操作部31の操作に応じて、表示部37に表示している音楽選択画面の内容を、ジャンル名JNのリストやアーティスト名ANのリスト、アルバムタイトルATのリスト、音楽タイトルMTのリストに適宜変更するようにして、そのユーザに対しプレイリストに登録する音楽データを検索させる。
このようにして制御部30は、ユーザにより操作部31を介して音楽選択画面上で、プレイリストに登録する音楽データが任意に選択される毎に、音楽記憶部33から、その選択された音楽データに対応する例えば、音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを読み出してプレイリスト生成部38に送出する。
図7に示すように、プレイリスト生成部38は、制御部30から音楽データ毎の音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTが順次与えられると、当該音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを、制御部30から与えられた順番に並べて登録したプレイリストPLを生成する。
このようにしてプレイリスト生成部38は、ユーザにより選択された音楽データを、対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTによって示し、かつ当該選定された音楽データの再生順序を、その音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTの並びの順番によって示す(すなわち、規定する)プレイリストPLを生成し、当該生成したプレイリストPLをプレイリスト記憶部39に送出して記憶する。
ところで制御部30は、上述した取得音楽再生機能として、音楽管理情報を利用して音楽データを順次再生する通常再生機能と、類似度が高い音楽を順次選定して再生する類似音楽再生機能とを実現し得るようになされている。
実際に制御部30は、ユーザにより操作部31を介して通常再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて通常再生処理を実行する。
この場合、制御部30は、音楽記憶部33から音楽管理情報を読み出し、当該読み出した音楽管理情報に基づき据置側記憶音楽リストを生成すると共に、当該生成した据置側記憶音楽リストに基づき、ユーザに対し再生する音楽データを指定させるための再生音楽指定画面データを生成する。
そして制御部30は、かかる再生音楽指定画面データを表示部37に送出することにより、当該表示部37に対し、その再生音楽指定画面データに基づく再生音楽指定画面(図示せず)を表示する。
ここで制御部30は、ユーザによる操作部31の操作に応じて、表示部37に表示している再生音楽指定画面の内容を、ジャンル名JNのリストやアーティスト名ANのリスト、アルバムタイトルATのリスト、音楽タイトルMTのリストに適宜変更するようにして、そのユーザに対し最初に再生する音楽データを検索させる。
このようにして制御部30は、ユーザにより操作部31を介して再生音楽指定画面上で再生用に1つの音楽データが指定され、さらに再生開始が指示されると、音楽記憶部33から、その指定された音楽データを読み出して再生部32に送出する。
そして制御部30は、再生部32により、その音楽データに対して復号処理やデジタルアナログ変換処理等のように再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
また制御部30は、ユーザにより指定された1つの音楽データの再生が終了すると、引き続き上述の据置側記憶音楽リストに従い音楽記憶部33から、次に再生する音楽データを読み出して再生部32に送出する。
そして制御部30は、再生部32により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部30は、ユーザに対し、録音や購入により音楽記憶部33に記憶していた複数の音楽データを順次音楽として聴かせることができる。
ところで、制御部30は、通常再生処理時、ユーザに対し操作部31を介して再生音楽指定画面上で、再生する音楽データとして所望のプレイリストPLを指定させることもできる。
そして制御部30は、ユーザによりプレイリストPLが指定されると、プレイリスト記憶部39から、その指定されたプレイリストPLを読み出す。
また制御部30は、音楽記憶部33から、そのプレイリストPLに登録している音楽データを順番に読み出して再生部32に送出する。
これにより制御部30は、再生部32により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部30は、ユーザに対し、プレイリストPLを利用させて複数の音楽を順番に聴かせることもできる。
また制御部30は、ユーザにより操作部31を介して類似音楽再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて類似音楽再生処理を実行する。
この場合、制御部30は、上述と同様に再生音楽指定画面データを生成して表示部37に送出することにより、当該表示部37に再生音楽指定画面を表示する。
この状態で制御部30は、ユーザにより操作部31を介して再生音楽指定画面上で、最初に再生する1つの音楽データが指定され、さらに再生開始が指示されると、音楽記憶部33から、その指定された音楽データを読み出して再生部32に送出する。
これにより制御部30は、再生部32により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
そして制御部30は、音楽データの再生が終了する(すなわち、音楽データを後尾まで再生し終える)と、次に再生する音楽データを選定するために、属性記憶部36から、当該再生の終了した音楽データに対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
因みに、制御部30は、ユーザによって指定された音楽データの再生終了前(すなわち、再生中)に、そのユーザによって次の音楽データの再生に移行するように指示された(すなわち、曲送りが指示された)ことで、音楽データの再生を途中で停止させたときも、同様に属性記憶部36から、当該再生を途中で停止させた音楽データに対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
選定部40は、制御部30から属性データABが与えられると、そのとき再生の終了した、又はユーザの指示に応じて再生を途中で停止させた音楽データ(以下、これらをまとめて1つ前に再生した音楽データとも呼ぶ)に対応する属性データABを比較基準とし、他の複数の属性データABを比較対象とする。
そして選定部40は、比較基準とした属性データAB(以下、これを比較基準属性データとも呼ぶ)を、比較対象とした複数の属性データAB(以下、これを比較対象属性データとも呼ぶ)と順次比較する。
図8に示すように、実際に選定部40は、比較基準属性データABM及び比較対象属性データAB1、……、ABNに含まれる音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN、アルバムタイトルAT、特徴数値化情報CHの個々の特徴項目1乃至特徴項目Mをそれぞれ比較項目とする。
そして選定部40は、比較基準属性データABM及び比較対象属性データAB1、……、ABNに含まれる比較項目毎の内容(すなわち、音楽タイトル同士、アーティスト名同士、ジャンル名同士、アルバムタイトル同士、特徴値同士であり、以下、これらをまとめて項目内容とも呼ぶ)をそれぞれ比較する。
このようにして選定部40は、比較基準属性データABMと、比較対象属性データAB1、……、ABNとについて、項目内容が一致した比較項目の総数(以下、これを項目一致数とも呼ぶ)を検出する。
因みに、以下の説明では、比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する音楽データを比較対象音楽データとも呼び、当該比較対象音楽データに基づく音楽を比較対象音楽とも呼ぶ。
また、以下の説明では、比較基準属性データABMに対応する音楽データを比較基準音楽データとも呼び、当該比較基準音楽データに基づく音楽を比較基準音楽とも呼ぶ。
そして比較対象音楽については、比較対象属性データAB1、……、ABNと比較基準属性データABMとで項目内容としての音楽タイトルが一致すると、例えば比較基準音楽と同一の曲である可能性が著しく高いと言える。
また比較対象音楽については、比較対象属性データAB1、……、ABNと比較基準属性データABMとで項目内容としてのアーティスト名が一致すると、例えば比較基準音楽を作詞や作曲し、又は演奏や歌唱しているアーティストと同一のアーティストにより作詞や作曲され、又は演奏や歌唱されていることで、その比較基準音楽と似た感じの曲である可能性が高いと言える。
さらに比較対象音楽については、比較対象属性データAB1、……、ABNと比較基準属性データABMとで項目内容としてのジャンル名が一致すると、例えば、比較基準音楽と共に、ジャンル特有の演奏スタイルや曲調に従って作られていることで、その比較基準音楽と似た感じの曲である可能性が高いと言える。
さらに比較対象音楽については、比較対象属性データAB1、……、ABNと比較基準属性データABMとで項目内容としてのアルバムタイトルが一致すると、例えばアルバムのコンセプトに従って比較基準音楽と共に同一のアルバムに収録されていることで、その比較基準音楽と似た感じの曲である可能性が高いと言える。
さらに比較対象音楽については、比較対象属性データAB1、……、ABNと比較基準属性データABMとで項目内容としての特徴値が一致すると共に、当該特徴値の一致数が多いほど、比較基準音楽と、より似た特徴を有していると言える。
よって、選定部40は、比較基準属性データABMと比較対象属性データAB1、……、ABNとの比較により得た項目一致数が多いほど、その比較基準属性データABMに対応する比較基準音楽と、当該比較基準属性データABMと比較した比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する比較対象音楽との類似している度合い(以下、これを類似度とも呼ぶ)がより高い(すなわち、似た感じのより強い音楽同士である)と判断する。
そして選定部40は、比較基準属性データABMと比較対象属性データAB1、……、ABNとで全ての比較項目で項目内容が一致すると(すなわち、項目一致数が最も多いと)、比較基準音楽と比較対象音楽とが類似度の最も高い同一の音楽であると判断する。
これに対して、選定部40は、比較基準属性データABMと比較対象属性データAB1、……、ABNとの比較により得た項目一致数が少ないほど、その比較基準属性データABMに対応する比較基準音楽と、当該比較基準属性データABMと比較した比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する比較対象音楽との類似度がより低い(すなわち、似た感じのより弱い音楽同士である)と判断する。
そして選定部40は、比較基準属性データABMと比較対象属性データAB1、……、ABNとの比較により得た項目一致数をそのまま、比較基準音楽と比較対象音楽との類似度を表す数値として利用して、当該比較基準音楽との類似度が最も高い1つの比較対象音楽の比較対象音楽データ(すなわち、比較基準属性データABMとの比較により最も高い類似度(最も多い項目一致数)を得た比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する比較対象音楽データ)を、次に再生する音楽データとして選定する。
ところで、選定部40は、比較基準属性データABMと複数の比較対象属性データAB1、……、ABNとの比較の結果、当該比較基準属性データABMとの比較により最も高い類似度(すなわち、最も多い項目一致数)を得た比較対象属性データAB1、……、ABNが1つのみ存在すると、当該1つの比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する比較対象音楽データをそのまま、次に再生する音楽データとして選定する。
ただし、選定部40は、比較基準属性データABMと複数の比較対象属性データAB1、……、ABNとの比較の結果、当該比較基準属性データABMとの比較により最も高い類似度(すなわち、最も多い項目一致数)を得た比較対象属性データAB1、……、ABNが複数存在する(すなわち、それぞれ同数の項目一致数を得る)と、これら複数の比較対象属性データAB1、……、ABNの中から無作為に1つの比較対象属性データAB1、……、ABNを選択し、当該選択した1つの比較対象属性データAB1、……、ABNに対応する比較対象音楽データを、次に再生する音楽データとして選定する。
このようにして選定部40は、次に再生する音楽データを選定すると、例えば、その選定した音楽データに対応する属性データAB(すなわち、比較対象属性データ)を制御部30に送出するようにして、当該制御部30に対し、その選定した音楽データを、対応する属性データABによって通知する。
制御部30は、選定部40から次に再生するように選定された音楽データが通知されると、その通知に応じて音楽記憶部33から、当該選定された音楽データを読み出して再生部32に送出する。
これにより制御部30は、再生部32により、その選定された音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
そして制御部30は、選定部40によって選定された音楽データの再生が終了し、又はユーザの指示に応じて当該再生を途中で停止させると、属性記憶部36から、当該再生の終了した、又は再生を途中で停止させた音楽データ(すなわち、1つ前に再生した音楽データ)に対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
この際、選定部40は、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の属性データABを比較対象属性データとして、その比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと上述と同様に順次比較する。
よって選定部40は、その比較結果に基づいて、次に再生する音楽データを選定すると共に、当該選定した音楽データを制御部30に通知する。
このようにして制御部30は、音楽記憶部33に記憶している複数の音楽データの中から、順次、1つ前に再生した音楽データに基づく音楽(以下、これを1つ前の再生音楽とも呼ぶ)との類似度が高い音楽の音楽データを選定し、当該選定した音楽データを再生する。
これにより制御部30は、類似音楽再生処理を実行している間、ユーザに対し順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を聴かせて楽しませることができる。
因みに、制御部30は、類似音楽再生処理を実行している間、順次再生した音楽データの音楽識別情報MIDを保持している。
そして制御部30は、音楽データの再生が終了し、又は再生を途中で停止させたとき、その保持している音楽識別情報MIDを含む属性データABについてだけは属性記憶部36から読み出さない(すなわち、選定部40に送出しない)ようにしている。
これにより制御部30は、類似音楽再生処理を実行している間、一度再生した音楽データを、次に再生する音楽データの選定候補から除外して(すなわち、選定可能な音楽データを制限して)、選定部40により、同一の音楽データが再生用に度々選定されることを回避している。
よって制御部30は、類似音楽再生処理を実行している間、ユーザに対し順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を重複させずに聴かせることができる。
また制御部30は、類似音楽再生処理時、上述と同様に例えばユーザにより操作部31を介して再生音楽指定画面上で最初に再生する1つの音楽データが指定された状態で、再生開始の替わりにプレイリストPLの作成が指示されると、属性記憶部36から、その指定された音楽データに対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
選定部40は、制御部30から複数の属性データABが与えられると、そのとき指定された音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に、その比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
そして選定部40は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、比較基準音楽との類似度が最も高い比較対象音楽の比較対象音楽データから、順次類似度の低い、所定数の比較対象音楽の比較対象音楽データまでを再生用に選定する。
このようにして選定部40は、複数の音楽データ(すなわち、比較対象音楽データ)を再生用に選定すると、当該再生用に選定した複数の音楽データを、ユーザにより指定された音楽データに基づく音楽(すなわち、比較基準音楽)との類似度と共に制御部30に通知する。
制御部30は、選定部40から再生用に選定された複数の音楽データが類似度と共に通知されると、音楽記憶部33から、ユーザにより指定された音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを読み出してプレイリスト生成部38に送出する。
また制御部30は、音楽記憶部33から、選定部40によって再生用に選択された音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTも読み出してプレイリスト生成部38に送出する。
さらに制御部30は、選定部40から通知された音楽データ毎の類似度を示す情報(以下、これを類似度情報とも呼ぶ)もプレイリスト生成部38に送出する。
プレイリスト生成部38は、制御部30から音楽データ毎の音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTと類似度情報とが与えられると、ユーザにより指定された音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを先頭にし、続けて当該指定された音楽データに基づく音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTから、順次類似度の低い音楽の音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを順番に並べて登録したプレイリストPLを生成する。
このようにしてプレイリスト生成部38は、ユーザにより指定された音楽データを最初に再生し、続けて当該指定された音楽データに基づく音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い音楽の音楽データを再生するように、これら音楽データの再生順序を規定したプレイリストPLを生成し、当該生成したプレイリストPLをプレイリスト記憶部39に送出して記憶する。
そしてプレイリスト生成部38は、このようにプレイリスト記憶部39に対しプレイリストPLを記憶すると、これを制御部30に通知する。
この際、制御部30は、プレイリスト生成部38からプレイリスト記憶部39へプレイリストPLを記憶したことが通知されると、例えば、表示部37を介してユーザに対しプレイリストPLの生成が完了したことを通知する。
その結果、制御部30は、ユーザにより操作部31を介して、このとき生成したプレイリストPLを利用して音楽データを再生するように指示されると、プレイリスト記憶部39から、そのプレイリストPLを読み出す。
そして制御部30は、音楽記憶部33から、そのプレイリストPLに登録している音楽データを順番に読み出して再生部32に送出する。
これにより制御部30は、再生部32により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部30は、類似音楽再生処理において、ユーザにより指定された音楽データに基づく音楽と共に、その音楽と類似する複数の音楽を順番に聴かせることができる。
ところで制御部30は、装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21に対する携帯型音楽再生装置22の接続の有無を検知し得るようになされている。
そして制御部30は、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22が接続されていることを検知している状態で、ユーザにより操作部31を介して転送機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて転送処理を実行する。
この場合、制御部30は、音楽記憶部33から音楽管理情報を読み出し、当該読み出した音楽管理情報に基づき据置側記憶音楽リストを生成する。
また制御部30は、携帯型音楽再生装置22で記憶している音楽データに対応する音楽関連情報MRを要求する関連要求信号を装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
その結果、制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された複数の音楽関連情報MRを装置通信部41によって受信して取り込むと、当該取り込んだ複数の音楽関連情報MRに基づき、携帯型音楽再生装置22に記憶されている音楽データを、アルファベット順や五十音順に並べた複数のアルバムタイトルATや複数の音楽タイトルMT等で示すリストを生成する。
因みに、以下の説明では、携帯型音楽再生装置22で記憶している音楽データを示すリストを、携帯側記憶音楽リストとも呼ぶ。
さらに制御部30は、据置側記憶音楽リスト及び携帯側記憶音楽リストに基づき、ユーザに対し、携帯型音楽再生装置22へ転送する音楽データを指定させるための転送音楽指定画面データを生成する。
そして制御部30は、かかる転送音楽指定画面データを表示部37に送出することにより、当該表示部37に対し、その転送音楽指定画面データに基づく転送音楽指定画面(図示せず)を表示する。
因みに、転送音楽指定画面内には、例えば据置型音楽再生装置21で記憶している音楽データに対応するアーティスト名ANがリスト表示されると共に、携帯型音楽再生装置22に記憶されている音楽データに対応するアーティスト名ANもリスト表示されている。
この際、制御部30は、ユーザによる操作部31の操作に応じて、表示部37に表示している転送音楽指定画面において、据置型音楽再生装置21で記憶している音楽データに対応するアーティスト名ANのリストを、アーティスト名ANのリスト、アルバムタイトルATのリスト、音楽タイトルMTのリストに適宜変更する。
また制御部30は、ユーザによる操作部31の操作に応じて、表示部37に表示している転送音楽指定画面において、携帯型音楽再生装置22で記憶している音楽データに対応するアーティスト名ANのリストを、アルバムタイトルATのリスト、音楽タイトルMTのリストに適宜変更する。
このようにして制御部30は、ユーザに対し、転送音楽指定画面上で、携帯型音楽再生装置22で記憶されている音楽データを適宜確認させながら、据置型音楽再生装置21で記憶している音楽データの中から、携帯型音楽再生装置22へ転送する音楽データを検索させる。
その結果、制御部30は、ユーザにより操作部31を介して転送音楽指定画面上で、携帯型音楽再生装置22へ転送する音楽データがアルバム単位や曲単位等で(すなわち、アルバムタイトルATや音楽タイトルMT等として)指定されると、音楽記憶部33からユーザにより指定された音楽データを対応する音楽関連情報MRと共に読み出す。
そして制御部30は、その音楽記憶部33から読み出した音楽データ及び対応する音楽関連情報MRを装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
また制御部30は、このとき属性記憶部36から、ユーザにより携帯型音楽再生装置22への転送用として指定された音楽データに対応する属性データABを読み出すと共に、当該読み出した属性データABも装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
これにより制御部30は、携帯型音楽再生装置22に対し、音楽データ及び音楽関連情報MR並びに属性データABを記憶保持させ、その音楽データを再生し得るようにする。
ところで、制御部30は、転送処理時、ユーザに対し操作部31を介して転送音楽指定画面上で、携帯型音楽再生装置22へ転送するプレイリストPLを指定させることもできる。
そして制御部30は、ユーザにより、携帯型音楽再生装置22へ転送するプレイリストPLが指定されると、プレイリスト記憶部39から、その指定されたプレイリストPLを読み出す。
また制御部30は、携帯型音楽再生装置22への転送用に指定されたプレイリストPLに登録されている音楽識別情報MIDを、携帯型音楽再生装置22から取得した音楽関連情報MRに含まれる音楽識別情報MIDと比較するようにして、当該プレイリストPLに対し、携帯型音楽再生装置22へは転送していない音楽データが登録されているか否かを判別する。
その結果、制御部30は、携帯型音楽再生装置22への転送用に指定されたプレイリストPLに対し、その携帯型音楽再生装置22へ転送されていない音楽データ(以下、これを未転送音楽データとも呼ぶ)が登録されてはいないと、かかるプレイリストPLのみを装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
これに対して制御部30は、携帯型音楽再生装置22への転送用に指定されたプレイリストPLに対し未転送音楽データが登録されていると、かかるプレイリストPLを装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
また制御部30は、この際、音楽記憶部33から、プレイリストPLに登録されている未転送音楽データ及び対応する音楽関連情報MRを読み出すと共に、当該読み出した未転送音楽データ及び音楽関連情報MRを装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
さらに制御部30は、この際、属性記憶部36から、プレイリストPLに登録されている未転送音楽データに対応する属性データABを読み出すと共に、当該読み出した属性データABも装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信する。
これにより制御部30は、携帯型音楽再生装置22に対し、プレイリストPLを記憶保持させ、そのプレイリストPLを利用させて複数の音楽データを再生し得るようにする。
次いで、図9を用いて、携帯型音楽再生装置22の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成について説明する。
かかる携帯型音楽再生装置22において制御部50は、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続され、その据置型音楽再生装置21において上述した転送処理が実行されたときには、当該据置型音楽再生装置21を主体として従属的に機能し、その据置型音楽再生装置21から転送された音楽データやプレイリストPL等を記憶する記憶処理を実行する。
実際に制御部50は、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続された状態で、当該据置型音楽再生装置21から関連要求信号が送信されると、当該関連要求信号を装置通信部51によって受信して取り込む。
ここで制御部50は、後述するように音楽記憶部52に対し、外部から取得した音楽データ及び対応する音楽関連情報MRを互いに対応付けて記憶している。
よって制御部50は、関連要求信号を取り込むと、これに応じて音楽記憶部52から、これに記憶している音楽関連情報MRを読み出すと共に、当該読み出した音楽関連情報MRを装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信する。
そして制御部50は、据置型音楽再生装置21から音楽データ及び音楽関連情報MR並びに属性データABが送信されると、その音楽データ及び音楽関連情報MR並びに属性データABを装置通信部51によって受信して取り込む。
この際、制御部50は、その音楽データ及び対応する音楽関連情報MRを音楽記憶部52に送出することにより、当該音楽記憶部52に対し音楽データ及び音楽関連情報MRを対応付けて記憶する。
また制御部50は、図6について上述した据置型音楽再生装置21の場合と同様に、属性記憶部53内に属性データベースADBを予め構築している。
よって制御部50は、音楽データ及び音楽関連情報MRと共に取り込んだ属性データABについては属性記憶部53に送出することにより、その属性データABを属性データベースADBに登録するようにして当該属性記憶部53に記憶する。
さらに制御部50は、据置型音楽再生装置21からプレイリストPLが送信されると、当該プレイリストPLを装置通信部51によって受信して取り込む。
そして制御部50は、そのプレイリストPLをプレイリスト記憶部54に送出することにより、当該プレイリスト記憶部54にプレイリストPLを記憶する。
ところで制御部50は、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されてはいない状態で、複数の操作キー等でなる操作部55へのユーザ操作によって各種命令が入力されると、当該入力された各種命令に応じて装置全体を制御すると共に、各種処理を実行する。
これにより制御部50は、インターネット上の音楽配信装置(図示せず)から音楽データを購入する音楽購入機能や、購入及び据置型音楽再生装置21からの転送により取得した音楽データを再生する取得音楽再生機能等の各種機能を実現する。
実際に制御部50は、ユーザにより操作部55を介して音楽購入機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて音楽購入処理を実行する。
この場合、制御部50は、ユーザにより指定された音楽データを購入要求する音楽購入要求信号をネットワーク通信部56によりインターネット上の音楽配信装置に送信する。
その結果、制御部50は、音楽配信装置から音楽データの購入に対する課金処理が完了して、所定のデータフォーマットの音楽データと、対応する音楽関連情報MRとが送信されると、これら音楽データ及び音楽関連情報MRをネットワーク通信部56によって受信して取り込む。
この際、制御部50は、音楽配信装置から送信された音楽データを、対応する音楽関連情報MRと共に音楽記憶部52に送出することにより、当該音楽記憶部52に対し音楽データ及び音楽関連情報MRを対応付けて記憶する。
このようにして制御部50は、音楽配信装置から音楽データを購入して音楽記憶部52に記憶保持することができる。
また制御部50は、音楽記憶部52に対し、購入にした音楽データを記憶すると、上述した据置型音楽再生装置21の場合と同様に、音楽記憶部52から音楽データを読み出して解析部57に送出することにより、その音楽データに基づく音楽の特徴を表す特徴数値化情報CHを生成する。
そして制御部50は、その特徴数値化情報CHを、これに対応する音楽関連情報MRに含まれている音楽識別情報MID、音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN及びアルバムタイトルATと共に、購入した音楽データの属性を表す属性データABとして属性記憶部53に送出する。
よって制御部50は、購入した音楽データに対応する属性データABを属性データベースADBに登録するようにして、属性記憶部53に当該属性データABを記憶する。
ところで制御部50は、音楽記憶部52に対し、これに記憶した音楽データを管理するための音楽管理情報を登録する管理データベースを構築している。
また制御部50は、音楽記憶部52に対し音楽データを記憶すると、当該記憶した音楽データの音楽関連情報MRに基づき、例えば上述した据置型音楽再生装置21と同様に音楽管理情報を生成する。
そして制御部50は、その音楽管理情報を音楽記憶部52に送出して管理データベースに登録するようにして、当該音楽記憶部52に対し、その音楽管理情報を記憶する。
このようにして制御部50は、上述したような購入や据置型音楽再生装置21からの転送による音楽記憶部52への音楽データの記憶が終了する毎に、そのとき音楽記憶部52に記憶した音楽データの音楽関連情報MRに基づき、当該記憶した音楽データを管理するための情報を追加するようにして音楽管理情報の内容を更新している。
ところで制御部50は、上述した取得音楽再生機能として、据置型音楽再生装置21と同様に通常再生機能と類似音楽再生機能とを実現し得るようになされている。
実際に制御部50は、ユーザにより操作部55を介して通常再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて通常再生処理を実行する。
この場合、制御部50は、音楽記憶部52から音楽管理情報を読み出し、当該読み出した音楽管理情報に基づき携帯側記憶音楽リストを生成する。
また制御部50は、その携帯側記憶音楽リストに基づき、ユーザに対し再生する音楽データを指定させるための再生音楽指定画面データを生成する。
そして制御部50は、かかる再生音楽指定画面データを表示部58に送出することにより、当該表示部58に対し、その再生音楽指定画面データに基づく再生音楽指定画面(図示せず)を表示する。
ここで制御部50は、ユーザによる操作部55の操作に応じて、表示部58に表示している再生音楽指定画面の内容を、ジャンル名JNのリストやアーティスト名ANのリスト、アルバムタイトルATのリスト、音楽タイトルMTのリストに適宜変更するようにして、そのユーザに対し最初に再生する音楽データを検索させる。
このようにして制御部50は、ユーザにより操作部55を介して再生音楽指定画面上で再生用に1つの音楽データが指定され、さらに再生開始が指示されると、音楽記憶部52から、その指定された音楽データを読み出して再生部59に送出する。
そして制御部50は、再生部59により、その音楽データに対して復号処理やデジタルアナログ変換処理等のように再生処理を施して当該再生部59の例えばヘッドホンから音楽として出力させる。
また制御部50は、ユーザにより指定された1つの音楽データの再生が終了すると、引き続き上述の携帯側記憶音楽リストに従い音楽記憶部52から、次に再生する音楽データを読み出して再生部59に送出する。
そして制御部50は、再生部59により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
このようにして制御部50は、ユーザに対し、購入や据置型音楽再生装置21からの転送により音楽記憶部52に記憶していた複数の音楽データを順次音楽として聴かせることができる。
ところで、制御部50は、通常再生処理時、ユーザに対し操作部55を介して再生音楽指定画面上で、再生する音楽データとして所望のプレイリストPLを指定させることもできる。
そして制御部50は、ユーザによりプレイリストPLが指定されると、プレイリスト記憶部54から、その指定されたプレイリストPLを読み出す。
また制御部50は、音楽記憶部52から、そのプレイリストPLに登録している音楽データを順番に読み出して再生部59に送出する。
これにより制御部50は、再生部59により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
このようにして制御部50は、ユーザに対し、プレイリストPLを利用させて複数の音楽を順番に聴かせることもできる。
また制御部50は、ユーザにより操作部55を介して類似音楽再生機能を選択する機能選択命令が入力されると、これに応じて類似音楽再生処理を実行する。
この場合、制御部50は、上述と同様に再生音楽指定画面データを生成して表示部58に送出することにより、当該表示部58に再生音楽指定画面を表示する。
この状態で制御部50は、ユーザにより操作部55を介して再生音楽指定画面上で、最初に再生する1つの音楽データが指定され、さらに再生開始が指示されると、音楽記憶部52から、その指定された音楽データを読み出して再生部59に送出する。
これにより制御部50は、再生部59により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
そして制御部50は、音楽データの再生が終了し、又はユーザの指示に応じて再生を途中で停止させると、属性記憶部53から、当該再生の終了した、又は再生を途中で停止させた音楽データ(すなわち、1つ前に再生した音楽データ)に対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
この際、選定部60は、図8について上述した据置型音楽再生装置21の選定部40と同様に、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の音楽データに対応する属性データABそれぞれを比較対象属性データとして、当該比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
そして選定部60は、その比較結果に基づき、次に再生する音楽データを選定し、当該選定した音楽データを制御部50に通知する。
よって制御部50は、選定部60から次に再生するように選定された音楽データが通知されると、その通知に応じて音楽記憶部52から、その選定された音楽データを読み出して再生部59に送出する。
これにより制御部50は、再生部59により、その選定された音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
そして制御部50は、その選定された音楽データの再生が終了し、又は再生を途中で停止させると、再び属性記憶部53から、当該再生の終了した、又は再生を途中で停止させた音楽データ(すなわち、1つ前に再生した音楽データ)に対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
よって選定部60は、再び上述と同様に、次に再生する音楽データを選定すると共に、当該選定した音楽データを制御部50に通知する。
このようにして制御部50は、音楽記憶部52に記憶していた複数の音楽データの中から、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定し、当該選定した音楽データを再生する。
これにより制御部50は、類似音楽再生処理を実行している間、ユーザに対し順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を聴かせて楽しませることができる。
因みに、制御部50も、上述した据置型音楽再生装置21の制御部30と同様に、類似音楽再生処理を実行している間、順次再生した音楽データの音楽識別情報MIDを保持している。
そして制御部50は、類似音楽再生処理を実行している間、その音楽識別情報MIDをもとに、一度再生した音楽データを、次に再生する音楽データの選定候補から除外して(すなわち、選定可能な音楽データを制限して)、選定部60により、再生用に同一の音楽データが度々選定されることを回避している。
これにより制御部50も、上述した据置型音楽再生装置21の制御部30と同様に、類似音楽再生処理を実行している間、ユーザに対し順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を重複させずに聴かせることができる。
また制御部50は、類似音楽再生処理時、上述と同様に例えばユーザにより操作部55を介して再生音楽指定画面上で最初に再生する1つの音楽データが指定された状態で、再生開始の替わりにプレイリストPLの作成が指示されると、属性記憶部53から、その指定された音楽データに対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
選定部60は、制御部50から複数の属性データABが与えられると、そのとき指定された音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に、その比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
そして選定部60は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、比較基準音楽との類似度が最も高い比較対象音楽の比較対象音楽データから、順次類似度の低い、所定数の比較対象音楽の比較対象音楽データまでを再生用に選定する。
このようにして選定部60は、複数の音楽データ(すなわち、比較対象音楽データ)を再生用に選定すると、当該再生用に選定した複数の音楽データを、ユーザにより指定された音楽データに基づく音楽との類似度と共に制御部50に通知する。
制御部50は、選定部60から再生用に選定された複数の音楽データが類似度と共に通知されると、音楽記憶部52から、ユーザにより指定された音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTを読み出してプレイリスト生成部61に送出する。
また制御部50は、音楽記憶部52から、選定部60によって再生用に選択された音楽データに対応する音楽識別情報MID及び音楽タイトルMTも読み出してプレイリスト生成部61に送出する。
さらに制御部50は、選定部60から通知された音楽データ毎の類似度を示す類似度情報もプレイリスト生成部61に送出する。
この際、プレイリスト生成部61は、上述した据置型音楽再生装置21のプレイリスト生成部38と同様に、ユーザにより指定された音楽データを最初に再生し、続けて当該指定された音楽データに基づく音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い音楽の音楽データを再生するように、これら音楽データの再生順序を規定したプレイリストPLを生成し、当該生成したプレイリストPLをプレイリスト記憶部54に送出して記憶する。
そしてプレイリスト生成部61は、このようにプレイリスト記憶部54に対しプレイリストPLを記憶すると、これを制御部50に通知する。
この際、制御部50は、プレイリスト生成部61からプレイリスト記憶部54へプレイリストPLを記憶したことが通知されると、例えば、表示部58を介してユーザに対しプレイリストPLの生成が完了したことを通知する。
その結果、制御部50は、ユーザにより操作部55を介して、このとき生成したプレイリストPLを利用して音楽データを再生するように指示されると、プレイリスト記憶部54から、そのプレイリストPLを読み出す。
そして制御部50は、音楽記憶部52から、そのプレイリストPLに登録している音楽データを順番に読み出して再生部59に送出する。
これにより制御部50は、再生部59により、その音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
このようにして制御部50は、類似音楽再生処理において、ユーザにより指定された音楽データに基づく音楽と共に、その音楽と類似する複数の音楽を順番に聴かせることができる。
かかる構成に加えて、この連携再生システム20の場合、携帯型音楽再生装置22の制御部50は、音楽記憶部52に記憶されている音楽データの再生を開始する毎に、例えば、当該再生を開始する音楽データの音楽関連情報MRに含まれる音楽識別情報MIDを、音楽データの再生履歴を示す再生履歴情報として履歴記憶部62に送出する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、履歴記憶部62に対し、その再生履歴情報を記憶するようにして、音楽データの再生を開始する毎に再生履歴情報の内容を、現在再生する1つの音楽データのみ(すなわち、携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した音楽データのみ)を示すように更新する。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、装置通信部51を介して据置型音楽再生装置21への携帯型音楽再生装置22の接続の有無を検知し得るようになされている。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、据置型音楽再生装置21と連携して順次、類似度が高い音楽の音楽データを再生する連携再生処理(以下、これを携帯側連携再生処理とも呼ぶ)を開始する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、例えば、音楽データを何ら再生してはいない状態で、携帯側連携再生処理を開始すると、履歴記憶部62から再生履歴情報を読み出す。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53から、その再生履歴情報に応じた1つの属性データAB(すなわち、再生履歴情報としての音楽識別情報MIDを含む1つの属性データABである)を、据置型音楽再生装置21と連携して音楽データを再生するために利用する連携利用属性データとして読み出す。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、その属性記憶部53から読み出した1つの連携利用属性データを装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信する。
因みに、再生履歴情報に応じた1つの属性データABとは、携帯型音楽再生装置22が、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に、最後に再生した1つの音楽データ(すなわち、先頭から後尾までの再生がすでに終了している、又はすでに先頭から後尾までの途中で再生を停止させている1つの音楽データ)に対応するものとなる。
これに対して再生履歴情報に応じた1つの属性データABとは、携帯型音楽再生装置22が、音楽データを再生している状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されたときに、すでに再生を開始してはいるのの、未だ再生中の1つの音楽データ(すなわち、先頭から後尾までの間の途中まで再生している1つの音楽データ)に対応するものとなる。
そして、以下の説明では、このように携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21に接続されたときの再生履歴情報が示す音楽データとして、すでに再生の終了した又は再生を途中で停止させた音楽データと、再生中の音楽データとをまとめて、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に最後に再生した音楽データとも呼ぶ。
一方、据置型音楽再生装置21の制御部30(図3)も、装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、これに応じて携帯型音楽再生装置22と連携して順次、類似度が高い音楽の音楽データを再生する連携再生処理(以下、これを据置側連携再生処理とも呼ぶ)を開始する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を開始すると、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込み、当該取り込んだ連携利用属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置21の制御部30は、このとき属性記憶部36から全ての属性データABを読み出し、当該読み出した複数の属性データABも選定部40に送出する。
据置型音楽再生装置21の選定部40は、制御部30から連携利用属性データと共に複数の属性データABが与えられると、当該連携利用属性データを比較基準属性データとし、複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に当該比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置21の選定部40は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、音楽記憶部33に記憶されている複数の音楽データの中から、ユーザにより携帯型音楽再生装置22を使用して最後に聴かれた音楽(すなわち、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に最後に再生した音楽データに基づく音楽である)との類似度が最も高い(すなわち、同一又は類似する)1つの音楽の音楽データを、当該携帯型音楽再生装置22と連携して最初に再生する音楽データとして選定する。
因みに、以下の説明では、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に、最後に再生した音楽データに基づく音楽を、当該据置型音楽再生装置21と携帯型音楽再生装置22との連携に利用される連携利用音楽とも呼ぶ。
また、以下の説明では、連携利用音楽の音楽データ(すなわち、デジタルの音楽データ)を特に連携利用音楽データとも呼び、当該連携利用音楽の音楽信号(すなわち、アナログの音楽信号)を特に連携利用音楽信号とも呼ぶ。
そして据置型音楽再生装置21の選定部40は、その再生用に選定した1つの音楽データに対応する属性データABを制御部30に送出することにより、制御部30に対し、当該選定した音楽データを、対応する属性データABによって通知する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40から、再生用に選定された1つの音楽データが通知されると、その通知に応じて音楽記憶部33から、当該再生用に選定された1つの音楽データを読み出して再生部32に送出する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、再生部32により、その選定された音楽データに対して再生処理を施して当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
また据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40によって選定された1つの音楽データの再生が終了し、又は再生を途中で停止させると、属性記憶部36から、当該再生の終了した、又は再生を途中で停止させた1つの音楽データ(すなわち、1つ前に再生した音楽データ)に対応する1つの属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
さらに据置型音楽再生装置21の選定部40は、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に、再びその比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
そして据置型音楽再生装置21の選定部40は、その比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、1つ前に再生した音楽データに基づく1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを次に再生する1つの音楽データとして選定すると共に、当該選定した1つの音楽データを制御部30に通知する。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、音楽記憶部33から、選定部40により新たに選定された1つの音楽データを読み出して再生部32に送出すると共に、当該再生部32により、その音楽データに対して再生処理を施してスピーカから音楽として出力させる。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されると、その携帯型音楽再生装置22と連携して、音楽記憶部33に記憶している複数の音楽データの中から、順次1つ前の再生音楽(最初の再生音楽だけは、連携利用音楽である)との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続された状態で据置側連携再生処理を実行している間、連携利用音楽をもとに、順次、類似度が高い音楽を選定しながらユーザに聴かせて楽しませることができる。
ところで据置型音楽再生装置21の制御部30は、かかる据置側連携再生処理の開始直後に、選定部40に対し、連携利用音楽との類似度が最も高い1つ目の音楽の音楽データを選定させるとき(すなわち、最初に1つの音楽データを選定させるとき)には、選定可能な音楽データを特には制限しないようにしている。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40に対し、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽として、同一の音楽の音楽データ、及び類似する音楽の音楽データの何れも選定可能なようにしている。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、例えば、音楽記憶部33に対し、連携利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶している場合、据置側連携再生処理の開始直後には、当該連携利用音楽と同一の音楽を選定し改めて聴かせることができる。
また据置型音楽再生装置21の制御部30は、例えば、音楽記憶部33に対し、連携利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶してはいない場合、据置側連携再生処理の開始直後には、当該連携利用音楽と類似する(すなわち、同一ではない)音楽を選定して聴かせることができる。
これに加えて据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を実行している間、上述したように据置型音楽再生装置21単独で類似音楽再生処理を実行した場合と同様に、音楽記憶部33から順次読み出して再生した音楽データに対応する音楽識別情報MIDを保持する。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理において、選定部40に対し2つ目以降の音楽データを選定させるときには、すでに再生した音楽データに対応する音楽識別情報MIDを利用して、そのすでに再生した音楽データを、次に再生する音楽データの選定候補から除外するように、選定可能な音楽データを制限している。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40に対し2つ目以降の音楽データを選定させるときには、同一の音楽データが再生用に度々選定されることを回避し、かくしてユーザに対し順次、類似度が高い音楽を重複させずに聴かせることができる。
ところで据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理の実行中に、選定部40によって選定された音楽データの再生を開始する毎に、属性記憶部36から、その再生を開始した音楽データに対応する属性データABを読み出す。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、その属性記憶部36から読み出した属性データABを、携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21から外されても当該据置型音楽再生装置21から引き継いで順次、類似度が高い音楽の音楽データを再生するために利用する引継利用属性データとして、装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信している。
このため携帯型音楽再生装置22の制御部50は、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されている間、当該据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、その引継利用属性データを装置通信部51によって受信して取り込む。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から送信された引継利用属性データを取り込む毎に、当該取り込んだ引継利用属性データを属性記憶部53に送出する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53に対し、引継利用属性データを順次上書きするように一時記憶して(すなわち、更新して)、当該属性記憶部53に対し、現在に最も近い時点(すなわち、現在に最も近い過去)に据置型音楽再生装置21から送信された1つの引継利用属性データのみを一時記憶している。
このような状態で携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されると(すなわち、接続が解除されると)、装置通信部51を介して据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知し、その検知に応じて据置型音楽再生装置21から引き継いで順次、類似度が高い音楽の音楽データを再生する。
実際に携帯型音楽再生装置22の制御部50は、装置通信部51を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知すると、属性記憶部53から引継利用属性データを読み出すと共に、全ての属性データABも読み出し、これら引継利用属性データ及び複数の属性データABを選定部60に送出する。
また携帯型音楽再生装置22の選定部60は、制御部50から引継利用属性データと共に複数の属性データABが与えられると、当該引継利用属性データを比較基準属性データとし、複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に当該比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより携帯型音楽再生装置22の選定部60は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、音楽記憶部52に記憶されている複数の音楽データの中から、音楽選定再生装置21において携帯型音楽再生装置22が外されるときに再生されていた音楽データに基づく音楽との類似度が最も高い1つの音楽(すなわち、同一又は類似する音楽)の音楽データを、当該据置型音楽再生装置21から引き継いで携帯型音楽再生装置22において最初に再生する音楽データとして選定する。
因みに、以下の説明では、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が外されるときに再生されていた音楽データに基づく音楽を、当該携帯型音楽再生装置22において据置型音楽再生装置21から引き継いで順次、類似度が高い音楽の音楽データを再生するために利用される引継利用音楽とも呼ぶ。
また、以下の説明では、引継利用音楽の音楽データ(すなわち、デジタルの音楽データ)を特に引継利用音楽データとも呼ぶ。
そして携帯型音楽再生装置22の選定部60は、その再生用に選定した1つの音楽データに対応する属性データABを制御部50に送出することにより、制御部50に対し、当該選定した音楽データを、対応する属性データABによって通知する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60から、再生用に選定された1つの音楽データが通知されると、その通知に応じて音楽記憶部52から、当該再生用に選定された音楽データを読み出して再生部59に送出する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、再生部59により、その選定された音楽データに対して再生処理を施して当該再生部59のヘッドホンから音楽として出力させる。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60によって選定された1つの音楽データの再生が終了し、又は再生を途中で停止させると、属性記憶部53から、当該再生の終了した、又は再生を途中で停止させた1つの音楽データ(すなわち、1つ前に再生した音楽データ)に対応する属性データABと、他の複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
よって携帯型音楽再生装置22の選定部60は、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを比較基準属性データとし、他の複数の属性データABを比較対象属性データとして、図8について上述した場合と同様に当該比較基準属性データを、複数の比較対象属性データと順次比較する。
そして携帯型音楽再生装置22の選定部60は、その比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、1つ前に再生した音楽データに基づく1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを次の再生用に選定すると共に、当該選定した音楽データを制御部50に通知する。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、音楽記憶部52から、選定部60により新たに選定された1つの音楽データを読み出して再生部59に送出すると共に、当該再生部59により、その音楽データに対して再生処理を施してヘッドホンから音楽として出力させる。
このようにして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されても、その据置型音楽再生装置21から引き継いで、音楽記憶部52に記憶している複数の音楽データの中から、順次1つ前の再生音楽(最初の再生音楽だけは、引継利用音楽である)との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されても、携帯側連携再生処理を実行している間、引継利用音楽をもとに、順次、類似度が高い音楽を選定しながらユーザに聴かせて楽しませることができる。
ところで携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から引き継いで音楽データの再生を開始した直後に、選定部60に対し、引継利用音楽との類似度が最も高い1つ目の音楽の音楽データを選定させるとき(すなわち、最初に1つの音楽データを選定させるとき)、選定可能な音楽データを特には制限しないようにしている。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60に対し、引継利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽として、同一の音楽の音楽データ、及び類似する音楽の音楽データの何れも選定可能なようにしている。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、例えば、音楽記憶部52に対し、引継利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶している場合、据置型音楽再生装置21から引き継いで音楽データの再生を開始した直後には、当該引継利用音楽と同一の音楽を選定し改めて聴かせることができる。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、例えば、音楽記憶部52に対し、引継利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶してはいない場合、据置型音楽再生装置21から引き継いで音楽データの再生を開始した直後には、当該引継利用音楽と類似する(すなわち、同一ではない)音楽を選定して聴かせることができる。
これに加えて携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から引き継いで順次音楽データを再生している間は、上述したように携帯型音楽再生装置22単独で類似音楽再生処理を実行した場合と同様に、音楽記憶部52から順次読み出して再生した音楽データに対応する音楽識別情報MIDを保持する。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、かかる携帯側連携再生処理において、選定部60に対し2つ目以降の音楽データを選定させるときには、すでに再生した音楽データに対応する音楽識別情報MIDを利用して、そのすでに再生した音楽データを、次に再生する音楽データの選定候補から除外するように、選定可能な音楽データを制限している。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60に対し2つ目以降の音楽データを選定させるとき、同一の音楽データが再生用に度々選定されることを回避し、かくしてユーザに対し順次、類似度が高い音楽を重複させずに聴かせることができる。
ところで据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことで自動的に据置側連携再生処理を実行するものの、その据置側連携再生処理の実行途中に当該据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されると、以下に説明する第1乃至第3の終了手法の何れか1つの終了手法で据置側連携再生処理を終了する。
従って、以下には、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理を終了するための第1乃至第3の終了手法について順番に説明する。
ただし、据置型音楽再生装置21では、据置側連携再生処理を、当該据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことで終了させる際に、何れの終了手法で終了させるのかを、ユーザに対し第1乃至第3の終了手法の中から任意に1つの終了手法を選択させて設定している。
実際に、据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を第1の終了手法で終了するように設定している場合、当該据置側連携再生処理の実行中に装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知すると、その時点に再生中の音楽データ(すなわち、引継利用音楽データ)の当該再生を強制的に停止させたうえで据置側連携再生処理も終了する。
また据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を第2の終了手法で終了するように設定している場合、当該据置側連携再生処理の実行中に装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知すると、その時点に再生中の引継利用音楽データをそのまま最後まで再生した後(すなわち、再生中の1つの引継利用音楽データを後尾まで再生した後)、その再生終了に応じて据置側連携再生処理を終了する。
さらに据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を第3の終了手法で終了するように設定している場合、当該据置側連携再生処理の実行中に装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知しても、そのまま据置側連携再生処理を実行し続け、ユーザにより操作部31を介して処理の終了が指示されると、その指示に応じて据置側連携再生処理を終了する。
因みに、据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を第3の終了手法で終了するように設定している場合、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から、予め選定された所定時間に達しても、ユーザにより操作部31を介して処理の終了が何ら指示されないと、そのときには据置側連携再生処理を自動的に終了する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理を第3の終了手法で終了するように設定している場合、例えば、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22を外したユーザが処理を終了するように指示することを忘れて据置型音楽再生装置21から離れても、据置側連携再生処理を無駄に実行し続ける(すなわち、無駄に動作し続ける)ことを回避し得るようになされている。
ところで携帯型音楽再生装置22の制御部50は、例えば、音楽データ(すなわち、連携利用音楽データ)を再生している状態で、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、第1及び第2の送信手法の何れか1つの送信手法で据置型音楽再生装置21に連携利用属性データを送信している。
従って、以下には、携帯型音楽再生装置22において、連携利用音楽データの再生中に、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知したときに据置型音楽再生装置21に対し当該連携利用音楽データに対応する連携利用属性データを送信する第1及び第2の送信手法について順番に説明する。
ただし、携帯型音楽再生装置22では、連携利用音楽データの再生中に、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知したとき、据置型音楽再生装置21に対し連携利用属性データを何れの送信手法で送信するのかを、ユーザに対し第1及び第2の送信手法の中から任意に1つの送信手法を選択させて設定している。
実際に、携帯型音楽再生装置22の制御部50は、第1の送信手法で据置型音楽再生装置21に対し連携利用属性データを送信するように設定している場合、連携利用音楽データの再生中に装置通信部51を介して、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、その連携利用音楽データを再生処理して生成していたアナログの連携利用音楽信号を、その検知時点からヘッドホンに替えて装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信する。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、このようにして連携利用音楽データを再生処理して得られる連携利用音楽信号を据置型音楽再生装置21へ送信して、当該連携利用音楽データの再生が終了すると(すなわち、連携利用音楽データを後尾まで再生処理し終えると)、履歴記憶部62から再生履歴情報を読み出す。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53から、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データ(すなわち、再生履歴情報が示す連携利用音楽データに対応する1つの連携利用属性データ)を読み出すと共に、当該読み出した連携利用属性データを、音楽信号(すなわち、連携利用音楽信号)の後尾部分に続けて装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信する。
因みに、携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21に連携利用音楽信号として送信していた連携利用音楽データの再生が終了すると、その後は当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されるまでの間、音楽データを何ら再生しない状態となる。
一方、据置型音楽再生装置21の制御部30は、例えば、音楽データを再生してはいない状態で、当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたときに当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号が送信されると、その連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込みながら再生部32に送出する。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、再生部32により、その連携利用音楽信号をスピーカから連携利用音楽として出力する。
すなわち、据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22のヘッドホンから出力されていた連携利用音楽を途中から自身のスピーカに切り替えて出力させてユーザに聴かせる。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データが送信されると、その連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込む。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を連携利用音楽として最後までスピーカから出力させた後、その連携利用音楽信号に引き続き携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを取り込むと、これに応じて上述した場合と同様に順次、類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
また携帯型音楽再生装置22の制御部50は、第2の送信手法で据置型音楽再生装置21に対し連携利用属性データを送信するように設定している場合、連携利用音楽データの再生中に装置通信部51を介して、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、その時点に連携利用音楽データの再生を強制的に停止させる。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、上述した音楽データを再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知したときと同様に、履歴記憶部62から再生履歴情報を読み出す。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53から、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データ(すなわち、再生履歴情報が示す連携利用音楽データに対応する1つの連携利用属性データ)を読み出すと共に、当該読み出した連携利用属性データを装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信する。
因みに、据置型音楽再生装置21の制御部30は、連携利用音楽データを再生中の携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続されても、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データのみが送信されると、上述した場合と同様に、その連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込み、当該連携利用属性データの取り込みに応じて順次、類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
一方、据置型音楽再生装置21の制御部30は、例えば、音楽データを再生している状態で、当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、その携帯型音楽再生装置22から送信される連携利用属性データを第1及び第2の受信手法の何れか1つの受信手法で受信する。
従って、以下には、据置型音楽再生装置21において、音楽データの再生中に当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知したとき、その携帯型音楽再生装置22から送信される連携利用属性データを受信する第1及び第2の受信手法について順番に説明する。
ただし、据置型音楽再生装置21では、音楽データの再生中に当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知したとき、その携帯型音楽再生装置22から送信される連携利用属性データを何れの受信手法で受信するのかを、ユーザに対し第1及び第2の受信手法の中から任意に1つの受信手法を選択させて設定している。
実際に、据置型音楽再生装置21の制御部30は、第1の受信手法で連携利用属性データを受信するように設定している場合、音楽データの再生中に装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、その時点に音楽データの再生を強制的に停止させる。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、連携利用音楽信号を受信したか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号は送信されず当該携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込むと(すなわち、連携利用音楽信号を受信してはいないと判別すると)、当該連携利用属性データの取り込みに応じて上述した場合と同様に順次、類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
これに対して据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込み始めると(すなわち、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を受信したと判別すると)、当該携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込みながら再生部32に送出する。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、再生部32により連携利用音楽信号をスピーカから連携利用音楽として出力する。
すなわち、据置型音楽再生装置21の制御部30は、この際、携帯型音楽再生装置22のヘッドホンから出力されていた連携利用音楽を途中から自身のスピーカに切り替えて出力させてユーザに聴かせる。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22による連携利用音楽データの再生が終了して、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データが送信されると、その連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込む。
すなわち、据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を連携利用音楽として最後までスピーカから出力させた後、その連携利用音楽信号に引き続き携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを取り込むと、これに応じて上述した場合と同様に順次、類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
また据置型音楽再生装置21の制御部30は、第2の受信手法で連携利用属性データを受信するように設定している場合、音楽データの再生中に装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、音楽データを再生したまま、連携利用音楽信号を受信したか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号は送信されずに当該携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込むと(すなわち、連携利用音楽信号を受信してはいないと判別すると)、当該連携利用属性データの取り込みに応じて選定部40により上述と同様に連携利用属性データをもとに音楽データを選定する。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、自身で再生していた音楽データの再生が終了すると、選定部40によって連携利用属性データをもとにして再生用に選定していた音楽データを引き続き再生する。
これに対して据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込み始めると(すなわち、連携利用音楽信号を受信したと判別すると)、その時点に再生していた音楽データの再生を強制的に停止させると共に、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込みながら再生部32に送出する。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、再生部32により、それまで再生処理していた音楽データに替えて、連携利用音楽信号をスピーカから連携利用音楽として出力してユーザに聴かせる。
すなわち、据置型音楽再生装置21の制御部30は、この際、携帯型音楽再生装置22のヘッドホンから出力されていた連携利用音楽を途中から自身のスピーカに切り替えて出力させてユーザに聴かせる。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22による連携利用音楽データの再生が終了して、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データが送信されると、その連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込む。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を連携利用音楽として最後までスピーカから出力させた後、その連携利用音楽信号に引き続き携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを取り込むと、これに応じて上述した場合と同様に順次、類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生する。
(2−2)第1の連携再生処理
次いで、図10及び図11に示すフローチャートを用いて、据置型音楽再生装置21及び携帯型音楽再生装置22において実行する第1の連携再生処理手順について説明する。
次いで、図10及び図11に示すフローチャートを用いて、据置型音楽再生装置21及び携帯型音楽再生装置22において実行する第1の連携再生処理手順について説明する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、装置通信部51を介して、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、図10及び図11に示す携帯側連携再生処理手順RT1を開始する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、かかる携帯側連携再生処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において送信処理を実行することにより連携利用属性データを装置通信部51によって据置型音楽再生装置21に送信して、次のステップSP2に移る。
このとき、据置型音楽再生装置21の制御部30は、装置通信部41を介して、当該据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知して、図10及び図11に示す据置側連携再生処理手順RT2を開始している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、かかる据置側連携再生処理手順RT2を開始すると、ステップSP11において受信処理を実行することにより携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込み、次のステップSP12に移る。
ステップSP12において据置型音楽再生装置21の制御部30は、連携利用属性データを選定部40に送出すると共に、属性記憶部36から、当該据置型音楽再生装置21で記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABを読み出し、当該読み出した属性データABも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40により連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データABとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、その比較結果に基づき、当該据置型音楽再生装置21で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP13に移る。
ステップSP13において据置型音楽再生装置21の制御部30は、音楽記憶部33から、選定部40によって選定した1つの音楽データを読み出すと共に、再生部32により、その音楽データに対する再生を開始して、次のステップSP14に移る。
ステップSP14において据置型音楽再生装置21の制御部30は、属性記憶部36から、このとき再生を開始した音楽データに対応する属性データABを読み出すと共に、当該読み出した属性データABを引継利用属性データとして装置通信部41により携帯型音楽再生装置22に送信して、次のステップSP15に移る。
ステップSP15において据置型音楽再生装置21の制御部30は、ユーザにより据置側連携再生処理の終了が指示されたか否かを判別する。
このステップSP15において否定結果が得られると、このことはユーザにより据置型音楽再生装置21によって再生している音楽データに基づく音楽が聴かれている途中であることを表している。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP15において、かかる否定結果を得ると、次のステップSP16に移る。
ステップSP16において据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたか否かを判別する。
このステップSP16において否定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたまま、当該据置型音楽再生装置2によって再生している音楽データに基づく音楽がユーザによって聴かれている途中であることを表している。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP16において、かかる否定結果を得ると、次のステップSP17に移る。
ステップSP17において据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP13において再生を開始していた音楽データに替えて、次の音楽データを再生するか否かを判別する。
このステップSP17において否定結果が得られると、このことはステップSP13において再生を開始した音楽データを未だ再生している途中であり、またユーザにより、その音楽データの再生を停止させて、次の音楽データを再生するように指示されてもいないことを表している。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、このステップSP17において、かかる否定結果を得ると、ステップSP15に戻る。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、この後、ステップSP15乃至ステップSP17の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、ステップSP15乃至ステップSP17の処理を循環的に繰り返し実行して1つの音楽データを再生し続けることにより、ユーザに対し、その音楽データに基づく音楽(すなわち、連携利用音楽のような1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽)を聴かせる。
ところでステップSP17において肯定結果が得られると、このことはステップSP13において再生を開始した音楽データの再生が終了し、又はユーザにより、その音楽データの再生を停止させて、次の音楽データを再生するように指示されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP17において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP18に移る。
ステップSP18において据置型音楽再生装置21の制御部30は、属性記憶部36から、当該据置型音楽再生装置21で記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABのうち、1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データABと、未だ再生していない複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、選定部40により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABとしての比較基準属性データを、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データABとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、その比較結果に基づき、当該据置型音楽再生装置21で記憶している複数の音楽データの中から、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、ステップSP13に戻る。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、この後、ステップSP15及びステップSP16の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、ステップSP13乃至ステップSP18の処理を循環的に繰り返し実行して順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い1つの音楽の音楽データを選定して再生することにより、ユーザに対し、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を連続的に聴かせる。
一方、ステップSP2において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、引継利用属性データを受信したか否かを判別する。
このステップSP2において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21から音楽データの再生開始に応じて送信された引継利用属性データを装置通信部51によって受信したことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP2において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP3に移る。
そしてステップSP3において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、その装置通信部51によって受信した引継利用属性データを属性記憶部53に記憶して、次のステップSP4に移る。
またステップSP2において否定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置22が音楽データの再生中であるために、引継利用属性データを送信してはいないこと、又は据置型音楽再生装置22がすでに据置側連携再生処理を終了しているために、引継利用属性データを送信してはいないことを表している。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP2において、かかる否定結果を得ると、ステップSP3の処理を飛ばしてステップSP4に移る。
そしてステップSP4において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたか否かを判別する。
このステップSP4において否定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が接続されたまま、当該据置型音楽再生装置21によって再生されている音楽データに基づく音楽がユーザによって聴かれている途中であること、又は据置型音楽再生装置21において、すでに据置側連携再生処理を終了させているものの、その据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22が未だ接続されていることを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP4において、かかる否定結果を得ると、ステップSP2に戻る。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、この後、ステップSP4において肯定結果を得るまでの間、ステップSP2乃至ステップSP4の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21から音楽データの再生が開始される毎に送信される引継利用属性データを装置通信部51によって受信して属性記憶部53に記憶しながら、その据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されることを待ち受ける。
ところで据置型音楽再生装置21において上述のステップSP16で肯定結果が得られると、このことはユーザにより、据置型音楽再生装置21を使用して音楽を聴くことがやめられて、当該据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP16において、かかる肯定結果を得ると(すなわち、装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知すると)、ステップSP19に移る。
そしてステップSP19において据置型音楽再生装置21の制御部30は、終了処理を実行した後、次のステップSP20に移って、据置側連携再生処理手順RT2を終了する。
また据置型音楽再生装置21において上述のステップSP15で肯定結果が得られると、このことはユーザにより、据置型音楽再生装置21を使用して音楽を聴くことがやめられて、据置側連携再生処理を終了するように指示されたことを表している。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP15において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP20に移って、据置側連携再生処理手順RT2を終了する。
ところで携帯型音楽再生装置22において上述のステップSP4で肯定結果が得られると、このことは例えば、ユーザにより、携帯型音楽再生装置22を携帯して外出するために、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP4において、かかる肯定結果を得ると(すなわち、装置通信部51を介して、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知すると)、次のステップSP5に移る。
ステップSP5において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53から引継利用属性データと、携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60により引継利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データABとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、その比較結果に基づき、当該携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データの中から、引継利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP6に移る。
ステップSP6において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、音楽記憶部52から、選定部60によって選定した1つの音楽データを読み出すと共に、再生部59により、その音楽データに対する再生を開始して、次のステップSP7に移る。
ステップSP7において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ユーザにより携帯側連携再生処理の終了が指示されたか否かを判別する。
このステップSP7において否定結果が得られると、このことは携帯型音楽再生装置22によって再生している音楽データに基づく音楽がユーザによって聴かれている途中であることを表している。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP7において、かかる否定結果を得ると、次のステップSP8に移る。
ステップSP8において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP6において再生を開始していた音楽データに替えて、次の音楽データを再生するか否かを判別する。
このステップSP8において否定結果が得られると、このことはステップSP6において再生を開始した音楽データを未だ再生している途中であり、またユーザにより、その音楽データの再生を停止させて、次の音楽データを再生するように指示されてもいないことを表している。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、このステップSP8において、かかる否定結果を得ると、ステップSP7に戻る。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、この後、ステップSP7及びステップSP8の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、ステップSP7及びステップSP8の処理を循環的に繰り返し実行して1つの音楽データを再生し続け、ユーザに対し、その音楽データに基づく音楽(すなわち、引継利用音楽のような1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽)を聴かせる。
ところでステップSP8において肯定結果が得られると、このことはステップSP6において再生を開始した音楽データの再生が終了し、又はユーザにより、その音楽データの再生を停止させて、次の音楽データを再生するように指示されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP8において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP9に移る。
ステップSP9において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、属性記憶部53から、当該携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABのうち、1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データABと、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データABとを読み出して選定部60に送出する。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、選定部60により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABとしての比較基準属性データを、未だ再生していない複数の音楽データに対応する複数の属性データABとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより携帯型音楽再生装置22の制御部50は、その比較結果に基づき、当該携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データの中から、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、ステップSP6に戻る。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、この後、ステップSP7において肯定結果を得るまでの間、ステップSP6乃至ステップSP9の処理を循環的に繰り返し実行して、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い1つの音楽の音楽データを選定して再生することにより、ユーザに対し、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を連続的に聴かせる。
ところで上述のステップSP7において肯定結果が得られると、このことはユーザにより、携帯型音楽再生装置22を使用して音楽を聴くことがやめられて、当該携帯型音楽再生装置22に対し携帯側連携再生処理を終了するように指示されたことを表している。
よって携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP7において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP10に移って、携帯側連携再生処理手順RT1を終了する。
このようにして携帯型音楽再生装置22の制御部50及び据置型音楽再生装置21の制御部30は、第1の連携再生処理手順を全て終了する。
次いで、図12を用いて、携帯型音楽再生装置22の制御部50が図10及び図11について上述した携帯側連携再生処理手順RT1のステップSP1において実行する送信処理について説明する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、携帯側連携再生処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において図12に示す送信処理のサブルーチンSRT11を開始する。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、かかる送信処理のサブルーチンSRT11を開始すると、ステップSP111において現在、音楽データを再生中であるか否かを判別する。
このステップSP111において肯定結果が得られると、このことは携帯型音楽再生装置22が音楽データの再生中に(すなわち、1つの音楽データを途中まで再生している状態で)据置型音楽再生装置21に接続されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP111において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP112に移る。
ステップSP112において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、現在、第1の送信手法に設定しているか否かを判別する。
このステップSP112において肯定結果が得られると、このことは携帯型音楽再生装置22が、ユーザにより選択された第1の送信手法で連携利用属性データを送信するように設定している状態で据置型音楽再生装置21に接続されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP112において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP113に移る。
ステップSP113において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、現在再生中の音楽データ(すなわち、連携利用音楽データ)を再生処理して生成している音楽信号(すなわち、連携利用音楽信号)を、ヘッドホンに替えて装置通信部51により据置型音楽再生装置21へ送信し始めて、次のステップSP114に移る。
ステップSP114において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、据置型音楽再生装置21への連携利用音楽信号の送信が終了すること(すなわち、連携利用音楽データの再生処理が終了すること)を待ち受け、当該連携利用音楽信号の送信が終了すると、次のステップSP115に移る。
ステップSP115において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、履歴記憶部62から再生履歴情報を読み出すと共に、属性記憶部53から、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データを読み出す。
そして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、連携利用属性データを装置通信部51により据置型音楽再生装置21に送信した後、次のステップSP116に移って、かかる送信処理のサブルーチンSRT11を終了する。
ところで、上述のステップSP112において否定結果が得られると、このことは携帯型音楽再生装置22が、ユーザにより選択された第2の送信手法で連携利用属性データを送信するように設定している状態で据置型音楽再生装置21に接続されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP112において、かかる否定結果を得ると、ステップSP117に移る。
そしてステップSP117において携帯型音楽再生装置22の制御部50は、現在再生中の音楽データ(すなわち、連携利用音楽データ)の当該再生を強制的に停止させて、次のステップSP115に移る。
また上述のステップSP111において否定結果が得られると、このことは携帯型音楽再生装置22が、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されたことを表している。
携帯型音楽再生装置22の制御部50は、ステップSP111において、かかる否定結果を得ると、ステップSP115に移る。
このようにして携帯型音楽再生装置22の制御部50は、携帯側連携再生処理手順RT1を開始すると、ステップSP1において上述した送信処理のサブルーチンSRT11を実行して連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信し、当該サブルーチンSRT11が終了すると、ステップSP2に移る。
次いで、図13を用いて、据置型音楽再生装置21の制御部30が図10及び図11について上述した据置側連携再生処理手順RT2のステップSP11において実行する受信処理について説明する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理手順RT2を開始すると、ステップSP11において図13に示す受信処理のサブルーチンSRT21を開始する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、かかる受信処理のサブルーチンSRT21を開始すると、ステップSP211において現在、音楽データを再生中であるか否かを判別する。
このステップSP211において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に対し音楽データの再生中に(すなわち、1つの音楽データを途中まで再生している状態で)携帯型音楽再生装置22が接続されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP211において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP212に移る。
ステップSP212において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在、第1の受信手法に設定しているか否かを判別する。
このステップSP212において肯定結果が得られると、このことはユーザにより選択された第1の受信手法で連携利用属性データを受信するように設定している状態の据置型音楽再生装置21に、携帯型音楽再生装置22が接続されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP212において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP213に移る。
ステップSP213において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データの当該再生を強制的に停止させて、次のステップSP214に移る。
ステップSP214において据置型音楽再生装置21の制御部30は、連携利用音楽信号を受信したか否かを判別する。
このステップSP214において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に対し、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生している状態で接続され、当該据置型音楽再生装置21が携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を受信し始めたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP214において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP215に移る。
ステップSP215において据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込みながら再生部32に送出し、当該再生部32により連携利用音楽信号をスピーカから連携利用音楽として出力し始めて、次のステップSP216に移る。
ステップSP216において据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を受信してスピーカから連携利用音楽として出力しながら、携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号に引き続いて連携利用属性データが送信されることを待ち受ける。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽データの再生が終了して送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込むと、次のステップSP217に移って、かかる受信処理のサブルーチンSRT21を終了する。
ところでステップSP214において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に対して携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で接続されたため、又は携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21への接続により、再生中の音楽データの再生を停止させたため、当該据置型音楽再生装置21が携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを受信したことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP214において、かかる否定結果を得ると、ステップSP217に移って、受信処理のサブルーチンSRT21を終了する。
また上述のステップSP212において否定結果が得られると、このことはユーザにより選択された第2の受信手法で連携利用属性データを受信するように設定している状態の据置型音楽再生装置21に、携帯型音楽再生装置22が接続されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP212において、かかる否定結果を得ると、次のステップSP218に移る。
ステップSP218において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データの当該再生を継続しながら、連携利用音楽信号を受信したか否かを判別する。
このステップSP218において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に対し、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生している状態で接続され、当該据置型音楽再生装置21が携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を受信し始めたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP218において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP219に移る。
ステップSP219において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データの当該再生を強制的に停止させると共に、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽信号を装置通信部41によって受信して取り込みながら再生部32に送出し、当該再生部32により、その再生を停止させた音楽データに基づく音楽に替えて、連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽をスピーカから出力し始めて、ステップSP216に移る。
さらにステップSP218において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21に対して携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で接続されたため、又は携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21への接続により、再生中の音楽データの再生を停止させたため、当該据置型音楽再生装置21が携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを受信したことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP218において、かかる否定結果を得ると、ステップSP217に移って、受信処理のサブルーチンSRT21を終了する。
さらにステップSP211において否定結果が得られると、このことは音楽データを何ら再生してはいない状態の据置型音楽再生装置21に、携帯型音楽再生装置22が接続されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP211において、かかる否定結果を得ると、ステップSP214に移る。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理手順RT2を開始すると、ステップSP11において上述した受信処理のサブルーチンSRT21を実行して、携帯型音楽再生装置22から送信される連携利用属性データを受信し、当該サブルーチンSRT21が終了すると、ステップSP12に移る。
次いで、図14を用いて、据置型音楽再生装置21の制御部30が図10及び図11について上述した据置側連携再生処理手順RT2のステップSP19において実行する終了処理について説明する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理手順RT2において据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知してステップSP19に移ると、図14に示す終了処理のサブルーチンSRT31を開始する。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、かかる終了処理のサブルーチンSRT31を開始すると、ステップSP311において現在、第1の終了手法に設定しているか否かを判別する。
このステップSP311において肯定結果が得られると、このことは、ユーザにより選択された第1の終了手法で据置側連携再生処理を終了するように設定している状態の据置型音楽再生装置21から、携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP311において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP312に移る。
ステップSP312において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データ(すなわち、引継利用音楽データ)の当該再生を強制的に停止させて、次のステップSP313に移り、かかる終了処理のサブルーチンSRT31を終了する。
またステップSP311において否定結果が得られると、このことはユーザにより選択された第2の終了手法又は第3の終了手法で据置側連携再生処理を終了するように設定している状態の据置型音楽再生装置21から、携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP311において、かかる否定結果を得ると、ステップSP314に移る。
ステップSP314において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在、第2の終了手法に設定しているか否かを判別する。
このステップSP314において肯定結果が得られると、このことはユーザにより選択された第2の終了手法で据置側連携再生処理を終了するように設定している状態の据置型音楽再生装置21から、携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP314において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP315に移る。
ステップSP315において据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データ(すなわち、引継利用音楽データ)の再生が終了することを待ち受ける。
そして据置型音楽再生装置21の制御部30は、現在再生中の音楽データ(すなわち、引継利用音楽データ)の再生が終了(すなわち、引継利用音楽データを後尾まで再生)すると、ステップSP313に移って、終了処理のサブルーチンSRT31を終了する。
さらにステップSP314において否定結果が得られると、このことはユーザにより選択された第3の終了手法で据置側連携再生処理を終了するように設定している状態の据置型音楽再生装置21から、携帯型音楽再生装置22が外されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP314において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP316に移る。
ステップSP316において据置型音楽再生装置21の制御部30は、ユーザにより据置側連携再生処理の終了が指示されたか否かを判別する。
このステップSP316において否定結果が得られると、このことはユーザにより据置型音楽再生装置21によって再生している音楽データに基づく音楽が未だ聴かれている可能性があることを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP316において、かかる否定結果を得ると、ステップSP317に移る。
ステップSP317において据置型音楽再生装置21の制御部30は、当該据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から、予め選定された所定時間に達したか否かを判別する。
このステップSP317において否定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から、予め選定された所定時間に未だ達してはいないことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP317において、かかる否定結果を得ると、ステップSP316に戻る。
よって据置型音楽再生装置21の制御部30は、この後、ステップSP316及びステップSP317の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、ステップSP316及びステップSP317の処理を循環的に繰り返し実行する。
これにより据置型音楽再生装置21の制御部30は、音楽データを再生しながら、ユーザにより据置側連携再生処理の終了が指示されること、また据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から所定時間に達することを待ち受ける。
そしてステップSP316において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から所定時間に達する前に、ユーザにより据置側連携再生処理の終了が指示されたことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP316において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP313に移って、終了処理のサブルーチンSRT31を終了する。
またステップSP317において肯定結果が得られると、このことは据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22が外されたことを検知した時点から、ユーザにより据置側連携再生処理の終了が指示されないまま所定時間に達したことを表している。
据置型音楽再生装置21の制御部30は、ステップSP317において、かかる肯定結果を得ると、ステップSP313に移って、終了処理のサブルーチンSRT31を終了する。
このようにして据置型音楽再生装置21の制御部30は、据置側連携再生処理手順RT2においてステップSP19に移ると、上述した終了処理のサブルーチンSRT31を実行し、当該サブルーチンSRT31が終了すると、ステップSP20に移って据置側連携再生処理手順RT2を終了する。
(2−3)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、連携再生システム20では、携帯型音楽再生装置22が単独で使用され、自身が記憶している音楽データの再生を開始する毎に、当該再生する音楽データを示す再生履歴情報を記憶するようにして、その再生履歴情報の内容を、現在再生する音楽データのみを示すように更新する。
以上の構成において、連携再生システム20では、携帯型音楽再生装置22が単独で使用され、自身が記憶している音楽データの再生を開始する毎に、当該再生する音楽データを示す再生履歴情報を記憶するようにして、その再生履歴情報の内容を、現在再生する音楽データのみを示すように更新する。
この状態で携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21に接続されたことを検知すると、再生履歴情報に応じて、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に、最後に再生した音楽データに対応する属性データABを連携利用属性データとして据置型音楽再生装置21に送信する。
一方、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続され、当該接続された携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データが送信されると、その連携利用属性データを受信する。
この際、据置型音楽再生装置21は、連携利用属性データを、自身が記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABと順次比較する。
また据置型音楽再生装置21は、連携利用属性データと複数の属性データABとの比較結果に基づき、自身が記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽(すなわち、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続される前に最後に再生した連携利用音楽データに基づく連携利用音楽)との類似度が高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定する。
そして据置型音楽再生装置21は、その選定した音楽データを再生することにより、当該音楽データに基づく音楽をユーザに聴かせる。
従って連携再生システム20では、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて、その据置型音楽再生装置21により、携帯型音楽再生装置22で最後に再生された音楽データに基づく連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生することができる。
このため連携再生システム20では、例えば、ユーザが携帯型音楽再生装置22を携帯して出かけた外出先から据置型音楽再生装置21の置かれている自宅に帰宅した場合に、据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて、当該携帯型音楽再生装置22を使用して最後に聴かれていた音楽と同一又は雰囲気の似ている音楽を引き続き聴かせることができる。
以上の構成によれば、連携再生システム20において据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されると、当該携帯型音楽再生装置22から再生履歴情報に応じて送信された連携利用属性データを受信すると共に、当該受信した連携利用属性データを、自身が記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、自身が記憶している複数の音楽データの中から、連携利用属性データに対応する連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした。
これにより連携再生システム20は、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて、その据置型音楽再生装置21により、携帯型音楽再生装置22で最後に再生された音楽データに基づく連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生することができる。
よって連携再生システム20は、据置型音楽再生装置21を、携帯型音楽再生装置22と連携させた音楽データの再生に対し容易に使用させることができる。
また連携再生システム20において据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、又は携帯型音楽再生装置22が接続された状態で据置側連携再生処理の終了が指示されるまでの間、自身が記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽をもとにして、順次1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生するようにした。
従って、連携再生システム20において据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、又は携帯型音楽再生装置22が接続された状態で据置側連携再生処理の終了が指示されるまでの間、携帯型音楽再生装置22との連携を継続して順次、雰囲気の似た音楽を聴かせることができる。
さらに連携再生システム20において据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、音楽データの再生を開始する毎に、その再生を開始した音楽データに対応する属性データABを引継利用属性データとして携帯型音楽再生装置22に送信する。
そして連携再生システム20において携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21に接続されている間、その据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、これを受信して記憶する。
この状態で連携再生システム20において携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から外されると、当該据置型音楽再生装置21から最後に送信された引継利用属性データを、自身が記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、自身が記憶している複数の音楽データの中から、引継利用属性データに対応する引継利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした。
これにより連携再生システム20は、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22を外させるだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該携帯型音楽再生装置22により、据置型音楽再生装置21に引き継いで当該据置型音楽再生装置21で最後に再生された音楽データに基づく引継利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生することができる。
よって連携再生システム20は、携帯型音楽再生装置22をも、据置型音楽再生装置21と連携させた音楽データの再生に対し容易に使用させることができる。
また連携再生システム20において携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から外された後、携帯側連携再生処理の終了が指示されるまでの間、自身が記憶している複数の音楽データの中から、引継利用音楽をもとにして、順次1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生するようにした。
従って、連携再生システム20では、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されても、その携帯型音楽再生装置22により据置型音楽再生装置21から引き継いで順次、雰囲気の似た音楽を聴かせることができる。
特に、連携再生システム20において携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から外されたとき、その据置型音楽再生装置21による据置側連携再生処理の実行の有無にかかわらずに、順次1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生するようにした。
よって連携再生システム20では、例えば、ユーザが据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22を外して、その携帯型音楽再生装置22を携帯して外出するような場合、ユーザに対し、携帯型音楽再生装置22を何ら操作させることなく据置型音楽再生装置21から外させるだけで、その携帯型音楽再生装置22により据置型音楽再生装置21の再生に引き継いで順次、雰囲気の似た音楽を聴かせることができる。
さらに連携再生システム20において携帯型音楽再生装置22は、第1の送信手法に設定し、連携利用音楽データを再生している状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、当該連携利用音楽データを再生処理して生成している連携利用音楽信号を、その据置型音楽再生装置21への接続時点から、自身のヘッドホンに替えて据置型音楽再生装置21に送信し、当該据置型音楽再生装置21により連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽を出力させてユーザに聴かせるようにした。
よって連携再生システム20では、据置型音楽再生装置21に携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽データを再生している状態で接続された場合、その据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と共にあたかも1つの装置として使用させて、ユーザに対し連携利用音楽をほとんど途切れさせずに聴かせることができる。
(2−4)他の実施の形態1
(2−4−1)他の実施の形態1−1
なお上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号を送信し終えると、引き続き連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにして、据置型音楽再生装置21が、連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データを受信してから次に再生する音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号と共に、又は連携利用音楽信号の送信に先立ち連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにして、据置型音楽再生装置21が連携利用属性データを受信し次第、連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽を出力しながら次に再生する音楽データを選定するようにしても良い。
(2−4−1)他の実施の形態1−1
なお上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号を送信し終えると、引き続き連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにして、据置型音楽再生装置21が、連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データを受信してから次に再生する音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号と共に、又は連携利用音楽信号の送信に先立ち連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにして、据置型音楽再生装置21が連携利用属性データを受信し次第、連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽を出力しながら次に再生する音楽データを選定するようにしても良い。
かかる構成の場合、携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号の送信の終了を据置型音楽再生装置21に通知しても良いし、当該据置型音楽再生装置21が連携利用音楽信号の送信の終了を、連携利用音楽が無音になったことで検知しても良い。
これにより据置型音楽再生装置21は、このように通知や検知により連携利用音楽の出力の終了を認識して、当該連携利用音楽を出力しながら再生用に選定していた音楽データの再生を開始することができる。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21は、連携利用音楽の出力が終了してから、次の音楽データの再生を開始するまでの間で、比較基準属性データを複数の比較対象属性データと順次比較して次に再生する音楽データを選定する比較選定処理に要する時間を極力短くし又は無くして、当該次の音楽データの再生を迅速に開始することができる。
そして、かかる構成は、据置型音楽再生装置21及び携帯型音楽再生装置22においてそれぞれ据置側連携再生処理及び携帯側連携再生処理を実行する間も適用することができる。
すなわち、据置型音楽再生装置21及び携帯型音楽再生装置22では、据置側連携再生処理及び携帯側連携再生処理を実行する際、例えば、再生用に選定した音楽データの再生を開始する毎に、その音楽データに対応する属性データAB(すなわち、比較基準属性データ)を、他の複数の属性データAB(すなわち、比較対象属性データ)と順次比較して次に再生する音楽データを選定する比較選定処理を開始するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21及び携帯型音楽再生装置22は、据置側連携再生処理及び携帯側連携再生処理を実行した場合、順次選定した音楽データを再生しながら次に再生する音楽データを選定し得ることにより、1つの音楽データの再生が終了してから又は再生を停止させてから、次の音楽データの再生を開始するまでの間で比較選定処理に要する時間を極力短くし又は無くして、当該次の音楽データの再生を迅速に開始することができる。
(2−4−2)他の実施の形態1−2
また上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21に、第1の送信手法に設定している状態で音楽データを再生中の携帯型音楽再生装置22が接続されると、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽データを再生処理して生成している連携利用音楽信号を途中から(すなわち、接続時点から)ヘッドホンに替えて据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21に、第1の送信手法に設定している状態で音楽データを再生中の携帯型音楽再生装置22が接続されると、当該携帯型音楽再生装置22から、その接続時点に再生していたデジタルの連携利用音楽データを先頭から当該デジタルの形式のまま、又は当該先頭からアナログの形式(すなわち、連携利用音楽信号)で据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
また上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21に、第1の送信手法に設定している状態で音楽データを再生中の携帯型音楽再生装置22が接続されると、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽データを再生処理して生成している連携利用音楽信号を途中から(すなわち、接続時点から)ヘッドホンに替えて据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21に、第1の送信手法に設定している状態で音楽データを再生中の携帯型音楽再生装置22が接続されると、当該携帯型音楽再生装置22から、その接続時点に再生していたデジタルの連携利用音楽データを先頭から当該デジタルの形式のまま、又は当該先頭からアナログの形式(すなわち、連携利用音楽信号)で据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
かかる構成によれば、ユーザが携帯型音楽再生装置22を据置型音楽再生装置21に接続するためにヘッドホンを外したことで、その携帯型音楽再生装置22によって再生中の音楽データに基づく音楽を途中から聴くことができなくなっても、その音楽を先頭からあらためて聴かせることができる。
ところで、携帯型音楽再生装置22は、連携利用音楽データの再生中に、据置型音楽再生装置21に接続されると、当該連携利用音楽データを途中から(すなわち、その接続時点から)でデジタルの形式のまま据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
そして携帯型音楽再生装置22では、音楽データの再生中に、据置型音楽再生装置21に接続された際、当該再生中の連携利用音楽データをその先頭又は途中からデジタルの形式とアナログの形式との何れの形態で据置型音楽再生装置21に送信するのかを予めユーザに選択させて設定するようにしても良い。
(2−4−3)他の実施の形態1−3
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示す再生履歴情報を記憶しておき、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示し、かつ当該音楽データの再生を途中で停止させたときにはその再生停止位置をタイムコードによって示す再生履歴情報を記憶しておき、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報と共に当該再生履歴情報に応じた連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示す再生履歴情報を記憶しておき、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示し、かつ当該音楽データの再生を途中で停止させたときにはその再生停止位置をタイムコードによって示す再生履歴情報を記憶しておき、音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報と共に当該再生履歴情報に応じた連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
かかる構成の場合、据置型音楽再生装置21は、これに接続された携帯型音楽再生装置22から再生履歴情報と共に取り込んだ連携利用属性データを複数の属性データABと順次比較して再生用の音楽データを選定する。
そして据置型音楽再生装置21は、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定したとき、当該選定した音楽データを、再生履歴情報が示す再生停止位置から再生し始めるようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、携帯型音楽再生装置22での再生停止位置から再生し始めることで、ユーザに対し携帯型音楽再生装置22の前回の使用で途中まで聴かれていた音楽を、その再生を停止していた位置から(すなわち、続きを)聴かせることができる。
ところで据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、先頭及び再生停止位置の何れから再生するのかを予めユーザに選択させて設定するようにしても良い。
また携帯型音楽再生装置22は、連携利用音楽データの再生中に据置型音楽再生装置21に接続されたとき、連携利用音楽信号の送信に先立って、当該再生中の連携利用音楽データに対する、その接続時点の再生位置をタイムコードで示す再生履歴情報と共に対応する連携利用属性データを据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置21は、このように連携利用音楽データを再生している携帯型音楽再生装置22が接続された際に、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを再生履歴情報が示す再生位置から再生し始めると共に、携帯型音楽再生装置22に対し連携利用音楽信号を送信しないように指示するようにしても良い。
また据置型音楽再生装置21は、この際、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データとは異なる音楽データを再生用に選定すると、携帯型音楽再生装置22に対し連携利用音楽信号を送信するようにして指示して、その連携利用音楽の出力の終了に合せて、当該再生用に選定していた音楽データの再生を開始するようにしても良い。
(2−4−4)他の実施の形態1−4
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に再生履歴情報の内容を、当該携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した音楽データのみを示すように更新し、据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データ(すなわち、再生履歴情報が示す音楽データに対応する属性データAB)を据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に再生履歴情報の内容を、当該再生した音楽データを示す例えば音楽識別情報MIDを追加するように更新し、据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データとして当該再生履歴情報が示す複数の音楽データに対応する複数の属性データABの中から無作為に選択した1つの属性データABを据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に再生履歴情報の内容を、当該携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した音楽データのみを示すように更新し、据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データ(すなわち、再生履歴情報が示す音楽データに対応する属性データAB)を据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを再生する毎に再生履歴情報の内容を、当該再生した音楽データを示す例えば音楽識別情報MIDを追加するように更新し、据置型音楽再生装置21に接続されると、その再生履歴情報に応じた連携利用属性データとして当該再生履歴情報が示す複数の音楽データに対応する複数の属性データABの中から無作為に選択した1つの属性データABを据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
(2−4−5)他の実施の形態1−5
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21に接続されている間、当該据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、その引継利用属性データを受信して一時記憶するようにして、当該引継利用属性データを最新のもののみ残すように更新し、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されると、その引継利用属性データを用いて再生用の音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21に接続されている間、当該据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、その引継利用属性データそれぞれを受信して一時記憶しておき、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されると、その時点に一時記憶している複数の引継利用属性データの中から無作為に選択した1つの引継利用属性データを用いて再生用の音楽データを選定するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21に接続されている間、当該据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、その引継利用属性データを受信して一時記憶するようにして、当該引継利用属性データを最新のもののみ残すように更新し、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されると、その引継利用属性データを用いて再生用の音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が、据置型音楽再生装置21に接続されている間、当該据置型音楽再生装置21から引継利用属性データが送信される毎に、その引継利用属性データそれぞれを受信して一時記憶しておき、当該携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されると、その時点に一時記憶している複数の引継利用属性データの中から無作為に選択した1つの引継利用属性データを用いて再生用の音楽データを選定するようにしても良い。
(2−4−6)他の実施の形態1−6
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データ(すなわち、携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した連携利用音楽データ)を据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置21に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置21に接続されると、再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データ(すなわち、携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した連携利用音楽データ)を据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
そして、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置21では、これに接続された携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に取り込んだ連携利用音楽データを再生しながら、当該連携利用属性データを複数の属性データABと順次比較して次の再生用に音楽データを選定するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21では、連携利用音楽データと同一の音楽データを記憶してはいなくても、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに、その連携利用音楽データを再生してユーザに対し連携利用音楽を聴かせることができる。
ところで、携帯型音楽再生装置22は、音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示し、かつ当該音楽データの再生を途中で停止させたときにはその再生停止位置をタイムコードによって示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置21に接続されたときに再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データと共に当該再生履歴情報も据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置21では、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽データを、事前設定に応じて先頭と、再生履歴情報が示す前回の再生停止位置との何れから再生し始めるようにしても良い。
(2−4−7)他の実施の形態1−7
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が常時、1つの音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置21に接続されている間、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データのみを送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22において順次再生した音楽データそれぞれを音楽識別情報MID等で示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置21に接続されたとき、その再生履歴情報に応じて、例えば、現在に最も近い時点に再生した連携利用音楽データに対応する連携利用属性データを送信し、その据置型音楽再生装置21に接続されている間は、当該据置型音楽再生装置21からの要求に応じて、順次過去に再生した音楽データに対応する属性データABを順番に送信するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が常時、1つの音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置21に接続されている間、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データのみを送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22において順次再生した音楽データそれぞれを音楽識別情報MID等で示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置21に接続されたとき、その再生履歴情報に応じて、例えば、現在に最も近い時点に再生した連携利用音楽データに対応する連携利用属性データを送信し、その据置型音楽再生装置21に接続されている間は、当該据置型音楽再生装置21からの要求に応じて、順次過去に再生した音楽データに対応する属性データABを順番に送信するようにしても良い。
すなわち、据置型音楽再生装置21では、再生用に選定した1つの音楽データの再生を開始する毎に携帯型音楽再生装置22に対して属性データABを要求するようにして、当該携帯型音楽再生装置22から送信された属性データABを、自身で記憶している複数の属性データABと順次比較して次に再生する1つの音楽データ(すなわち、再生用に1つの音楽データ)を選定するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、その携帯型音楽再生装置22を使用してユーザによって順次聴かれた音楽との類似度が高い音楽を順番に聴かせることができる。
すなわち、据置型音楽再生装置21では、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、その携帯型音楽再生装置22を使用して聴かれていた複数の音楽の傾向(すなわち、ユーザの嗜好)を反映させて、順次音楽データを選定し、当該選定した音楽データに基づく音楽を聴かせることができる。
(2−4−8)他の実施の形態1−8
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、当該再生用に選定した音楽データを自身で再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、その再生用に選定した音楽データを復号処理して携帯型音楽再生装置22に送信することにより、当該携帯型音楽再生装置22において据置型音楽再生装置21から送信された音楽データを受信しながらデジタルアナログ変換処理や増幅処理等の出力処理を施して音楽として出力する(すなわち、いわゆるストリーミング形式での再生を実行する)ようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、当該再生用に選定した音楽データを自身で再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、その再生用に選定した音楽データを復号処理して携帯型音楽再生装置22に送信することにより、当該携帯型音楽再生装置22において据置型音楽再生装置21から送信された音楽データを受信しながらデジタルアナログ変換処理や増幅処理等の出力処理を施して音楽として出力する(すなわち、いわゆるストリーミング形式での再生を実行する)ようにしても良い。
ところで、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されると、その携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に、当該携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データに対応する音楽関連情報MR(又は、ビットレートやサンプリングレート等の情報を含む属性データAB)も取り込む。
そして据置型音楽再生装置21は、音楽データを再生用に選定したときには、音楽関連情報MR(又は、属性データAB)を用いて、当該再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22でも記憶しているか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22でも記憶していると、例えば、音楽関連情報MR(又は、属性データAB)に含まれるビットレートやサンプリングレート等に基づき、自身の記憶している当該音楽データと、携帯型音楽再生装置22の記憶している同じ音楽データとのうち、より高音質な音楽の音楽データを判別する。
そして据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が記憶している音楽データに基づく音楽もよりも、自身の記憶している同じ音楽データに基づく音楽の方が高音質であると、上述したように当該音楽データを復号処理して携帯型音楽再生装置22に送信し、当該携帯型音楽再生装置22において、その音楽データを受信しながら出力処理させて音楽として出力するようにストリーミング形式で再生させる。
これに対して、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が記憶している音楽データに基づく音楽の音質が、自身の記憶している同じ音楽データに基づく音楽の音質以上であると、携帯型音楽再生装置22に対し、その音楽データを再生するように指示することにより、当該携帯型音楽再生装置22に記憶している音楽データを再生させるようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、順次音楽データを選定するものの、その音楽データに基づく音楽として、より高音質な音楽をユーザに聴かせることができる。
かかる構成に加えて据置型音楽再生装置21は、据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、その選定した音楽データを復号処理して、携帯型音楽再生装置22以外の他の据置型音楽再生装置やロボット型の音楽再生装置等の他の装置に送信することにより、当該他の装置において据置型音楽再生装置21から送信された音楽データを受信しながら出力処理を施して音楽として出力させる(すなわち、いわゆるストリーミング形式での再生を実行させる)ようにしても良い。
またかかる構成については、携帯型音楽再生装置22に適用することもできる。すなわち、携帯型音楽再生装置22は、携帯側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、その再生用に選定した音楽データを復号処理して、据置型音楽再生装置21やロボット型の音楽再生装置等の他の装置に送信することにより、当該他の装置において携帯型音楽再生装置22から送信された音楽データを受信しながら出力処理を施して音楽として出力させる(すなわち、いわゆるストリーミング形式での再生を実行させる)ようにしても良い。
(2−4−9)他の実施の形態1−9
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されたときに当該携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に他の複数の属性データABも取り込み、据置側連携再生処理の実行中、自身及び携帯型音楽再生装置22が記憶している複数の属性データABをもとに、当該自身及び携帯型音楽再生装置22が記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されたときに当該携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に他の複数の属性データABも取り込み、据置側連携再生処理の実行中、自身及び携帯型音楽再生装置22が記憶している複数の属性データABをもとに、当該自身及び携帯型音楽再生装置22が記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置21は、例えばユーザ操作による事前設定に応じて、その再生用に選定した音楽データを自身が再生するように設定している場合、当該再生用に選定した音楽データを自身と携帯型音楽再生装置22とのうち何れが記憶しているかを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを自身が記憶しているときには、その音楽データを自身で再生する。
また据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22が記憶しているときには、当該携帯型音楽再生装置22から、その音楽データを復号処理して送信させてストリーミング形式で再生し、又は当該デジタルの音楽データを再生処理させてアナログの音楽信号として送信させながらスピーカから音楽を出力させる。
これに対して据置型音楽再生装置21は、例えばユーザ操作による事前設定に応じて、その再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22で再生するように設定している場合、当該再生用に選定した音楽データを自身と携帯型音楽再生装置22とのうち何れが記憶しているかを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを自身が記憶しているときには、その音楽データを復号処理して携帯型音楽再生装置22に送信してストリーミング形式で再生させる。
また据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22が記憶しているときには、当該携帯型音楽再生装置22に対し、その音楽データを再生するように指示して再生させるようにしても良い。
ところで、据置型音楽再生装置21は、自身が記憶している音楽データを携帯型音楽再生装置22で再生させる場合、その音楽データを再生処理してアナログの音楽信号として携帯型音楽再生装置22に送信して音楽を出力させることもできる。
また据置型音楽再生装置21は、再生用に選定した音楽データを自身と携帯型音楽再生装置22との両方が記憶している場合、互いの音楽データに基づく音楽の音質を上述と同様に比較し、その結果に応じて、より高音質な音楽の音楽データを、自身又は携帯型音楽再生装置22で再生するようにしても良い。
(2−4−10)他の実施の形態1−10
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から転送された音楽データ及び属性データAB等を記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21とは異なる管理手法で音楽データを管理するようにして、当該据置型音楽再生装置21とは異なる他の音楽再生装置から転送される音楽データを記憶するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から転送された音楽データ及び属性データAB等を記憶するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21とは異なる管理手法で音楽データを管理するようにして、当該据置型音楽再生装置21とは異なる他の音楽再生装置から転送される音楽データを記憶するようにしても良い。
そしてかかる構成の携帯型音楽再生装置22では、他の音楽再生装置から音楽データと共に属性データABを取り込むようにしても良いし、他の音楽再生装置から音楽データを取り込んだ際に、対応する属性データABを自身で生成して記憶するようにしても良い。
(2−4−11)他の実施の形態1−11
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されると、連携利用属性データをもとに、自身が再生する音楽データを順次選定して、当該選定した音楽データを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されると、例えば、選定部40によって連携利用属性データを、自身及び又は携帯型音楽再生装置22が記憶する複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、連携利用音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い所定数の音楽の音楽データまでを再生用に選定し、プレイリスト生成部38により、当該選定部40によって再生用に選定された複数の音楽データを登録したプレイリストを生成するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されると、連携利用属性データをもとに、自身が再生する音楽データを順次選定して、当該選定した音楽データを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されると、例えば、選定部40によって連携利用属性データを、自身及び又は携帯型音楽再生装置22が記憶する複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、連携利用音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い所定数の音楽の音楽データまでを再生用に選定し、プレイリスト生成部38により、当該選定部40によって再生用に選定された複数の音楽データを登録したプレイリストを生成するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間又は外されてから、そのプレイリストに従って音楽データを再生するようにしても良い。
また据置型音楽再生装置21は、そのプレイリストを携帯型音楽再生装置22に送信して、その携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置に接続されている間又は外されてから、当該携帯型音楽再生装置22に対し、そのプレイリストに従って音楽データを再生させるようにしても良い。
ところで、据置型音楽再生装置21は、かかるプレイリストを携帯型音楽再生装置22に送信する場合、当該プレイリストに対し携帯型音楽再生装置22で記憶してはいない音楽データ(以下、これを携帯側未記憶音楽データとも呼ぶ)を登録していると、その携帯側未記憶音楽データをプレイリストと共に携帯型音楽再生装置22に送信するようにしても良い。
これに対して携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から携帯側未記憶音楽データが登録されたプレイリストのみを取得し、当該据置型音楽再生装置21に接続されたまま、そのプレイリストに従って順次音楽データを再生するような場合には、当該プレイリストに従い携帯側未記憶音楽データを再生するとき、その携帯側未記憶音楽データを据置型音楽再生装置21に要求する。
その結果、携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から送信されるデジタルの携帯側未記憶音楽データをストリーミング形式で再生し、又は据置型音楽再生装置21から携帯側未記憶音楽データを再生処理して送信された音楽信号を受信しながら、その音楽信号に基づく音楽を出力するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21に対し携帯型音楽再生装置22を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該据置型音楽再生装置21を携帯型音楽再生装置22と連携させて、その据置型音楽再生装置21により、携帯型音楽再生装置22で最後に再生された音楽データに基づく連携利用音楽との類似度が高い複数の音楽の音楽データを再生用に選定してプレイリストを生成することができる。
よって、かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21を、携帯型音楽再生装置22と連携させたプレイリストを利用する音楽データの再生に対し容易に使用させることができる。
ところで、かかる構成は携帯型音楽再生装置22に対しても適用することができる。すなわち、携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置21から外されると、引継利用属性データをもとに、自身が再生する音楽データを順次選定して、当該選定した音楽データを再生するようにしたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置21から外されると、当該携帯型音楽再生装置22において、例えば、選定部60により引継利用属性データを、自身及び又は据置型音楽再生装置21が記憶する複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、引継利用音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い所定数の音楽の音楽データまでを再生用に選定し、プレイリスト生成部61により、当該選定部60によって再生用に選定された複数の音楽データを登録したプレイリストを生成するようにしても良い。
そして携帯型音楽再生装置22は、そのプレイリストの生成直後に当該プレイリストに従って音楽データを再生するようにしても良い。
また携帯型音楽再生装置22は、プレイリストの生成後、据置型音楽再生装置21に再度接続されたとき、そのプレイリストを据置型音楽再生装置21に送信して、当該据置型音楽再生装置21において、そのプレイリストに従って音楽データを再生させるようにしても良い。
ところで、携帯型音楽再生装置22は、かかるプレイリストを据置型音楽再生装置21に送信する場合、当該プレイリストに対し据置型音楽再生装置21で記憶してはいない音楽データ(以下、これを据置側未記憶音楽データとも呼ぶ)を登録していると、その据置側未記憶音楽データをプレイリストと共に当該据置型音楽再生装置21に送信するようにしても良い。
これに対して据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22から据置側未記憶音楽データが登録されたプレイリストのみを取得し、当該携帯型音楽再生装置22が接続されたまま、そのプレイリストに従って順次音楽データを再生するような場合には、当該プレイリストに従い据置側未記憶音楽データを再生するとき、その据置側未記憶音楽データを携帯型音楽再生装置22に要求する。
その結果、据置型音楽再生装置21は、携帯型音楽再生装置22から送信されるデジタルの据置側未記憶音楽データをストリーミング形式で再生し、又は携帯型音楽再生装置22から据置側未記憶音楽データを再生処理して送信された音楽信号を受信しながら、その音楽信号に基づく音楽を出力するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21から携帯型音楽再生装置22を外すだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該携帯型音楽再生装置22を据置型音楽再生装置21と連携させて、その携帯型音楽再生装置22により、据置型音楽再生装置21で最後に再生された引継利用音楽データに基づく引継利用音楽との類似度が高い複数の音楽の音楽データを再生用に選定してプレイリストを生成することができる。
よって、かかる構成によれば、携帯型音楽再生装置22を、据置型音楽再生装置21と連携させたプレイリストを利用する音楽データの再生に対しも容易に使用させることができる。
(2−4−12)他の実施の形態1−12
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、連携利用属性データ又は1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを、複数の属性データABと順次比較するようにして、その結果得られた項目一致数をそのまま類似度として用いて、連携利用音楽又は1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、据置型音楽再生装置21において、属性データABの比較項目(すなわち、音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN等)に対しそれぞれ、当該比較項目の項目内容同士が一致すると、対応する音楽同士がどの程度類似するのかを表すように任意に重み付けされた類似程度値を対応付けておき、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、連携利用属性データ又は1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを、複数の属性データABと順次比較して、項目内容が一致した比較項目に対応する類似程度値の合計値を類似度として用いて、連携利用音楽又は1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、連携利用属性データ又は1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを、複数の属性データABと順次比較するようにして、その結果得られた項目一致数をそのまま類似度として用いて、連携利用音楽又は1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば、据置型音楽再生装置21において、属性データABの比較項目(すなわち、音楽タイトルMT、アーティスト名AN、ジャンル名JN等)に対しそれぞれ、当該比較項目の項目内容同士が一致すると、対応する音楽同士がどの程度類似するのかを表すように任意に重み付けされた類似程度値を対応付けておき、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、連携利用属性データ又は1つ前に再生した音楽データに対応する属性データABを、複数の属性データABと順次比較して、項目内容が一致した比較項目に対応する類似程度値の合計値を類似度として用いて、連携利用音楽又は1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
ところで、かかる構成の据置型音楽再生装置21では、属性データABの比較項目毎の類似程度値を、予め固定値として選定しておくこともできるが、ユーザに対し任意に変更し得るようにしても良い。
そして、かかる構成の据置型音楽再生装置21では、このように類似程度値を任意に変更可能にすると、音楽データの選定にユーザの好みを反映させて、連携利用音楽又は1つ前の再生音楽と同一のジャンルに属する複数の音楽や、当該連携利用音楽又は1つ前の再生音楽と同一のアーティストの複数の音楽等の中から、その連携利用音楽又は1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し易くすることができる。
よって、かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21では、据置側連携再生処理を実行した場合、ユーザに対し、極力、好みの音楽の中から順次、雰囲気の似た音楽を聴かせて楽しませることができる。
ところで、かかる構成は、据置型音楽再生装置21にのみ適用し得るものではなく、携帯型音楽再生装置22に対しても、同様に適用することができる。
そして携帯型音楽再生装置22についても、かかる構成を適用すると、据置型音楽再生装置21と同様に、携帯側連携再生処理を実行した場合、ユーザに対し、極力、好みの音楽の中から順次、雰囲気の似た音楽を聴かせて楽しませることができる。
(2−4−13)他の実施の形態1−13
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて全ての比較項目の項目内容を比較し、その比較結果に基づき1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において、例えばユーザに対し、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を任意に選定させておき(すなわち、全ての比較項目よりも少ない比較項目を選定させておき)、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容を比較し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在するときには、項目一致数を類似度として用いて1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在しないときには、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を増やして項目内容を比較し直すようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて全ての比較項目の項目内容を比較し、その比較結果に基づき1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において、例えばユーザに対し、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を任意に選定させておき(すなわち、全ての比較項目よりも少ない比較項目を選定させておき)、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容を比較し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在するときには、項目一致数を類似度として用いて1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在しないときには、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を増やして項目内容を比較し直すようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21では、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容だけを比較するようにして、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し得る場合、当該比較基準属性データと複数の比較対象属性データとで比較する項目内容の数を減らしている分、選定部40による比較選定処理の処理負荷を低減させることができる。
ところで、かかる構成は、据置型音楽再生装置21にのみ適用し得るものではなく、携帯型音楽再生装置22に対しても、同様に適用することができる。
そして携帯型音楽再生装置22についても、かかる構成を適用すると、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容だけを比較するようにして、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し得る場合、当該比較基準属性データと複数の比較対象属性データとで比較する項目内容の数を減らしている分、選定部60による比較選定処理の処理負荷を低減させることができる。
(2−4−14)他の実施の形態1−14
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21が、これに接続された携帯型音楽再生装置22に音楽データを転送して記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21が、これに接続された携帯型音楽再生装置22から、当該携帯型音楽再生装置22の記憶している音楽データに対応する属性データAB(又は、音楽関連情報MR)を取り込んで、自身が記憶している属性データAB(又は、音楽関連情報MR)と比較することにより、その携帯型音楽再生装置22では記憶しているものの、自身では記憶していない音楽データを検出し、当該携帯型音楽再生装置22から、検出した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んでデジタルの形式のまま又はアナログデジタル変換して記憶するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21が、これに接続された携帯型音楽再生装置22に音楽データを転送して記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21が、これに接続された携帯型音楽再生装置22から、当該携帯型音楽再生装置22の記憶している音楽データに対応する属性データAB(又は、音楽関連情報MR)を取り込んで、自身が記憶している属性データAB(又は、音楽関連情報MR)と比較することにより、その携帯型音楽再生装置22では記憶しているものの、自身では記憶していない音楽データを検出し、当該携帯型音楽再生装置22から、検出した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んでデジタルの形式のまま又はアナログデジタル変換して記憶するようにしても良い。
(2−4−15)他の実施の形態1−15
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していても、選定部40により、連携利用属性データを、自身の記憶する複数の属性データABと順次比較するようにして、その結果に基づき連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において図15に示すような、自身が記憶している複数の音楽データの中に存在する2以上のアーティストが共演して奏でた音楽(以下、これを共演音楽とも呼ぶ)の音楽データ(以下、これを共演音楽データとも呼ぶ)に対応する音楽識別情報MIDと、当該共演した2以上のアーティストのアーティスト名CANとを対応付けて生成された共演アーティストリストCALを例えば属性記憶部36に記憶しておき、携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していると、選定部40により、連携利用属性データ、及び据置型音楽再生装置21で再生していた音楽データ(以下、これを据置側再生音楽データとも呼ぶ)に対応する属性データABと共に、共演アーティストリストCALを用いて、当該据置側再生音楽データ基づく音楽(以下、これを据置側再生音楽とも呼ぶ)のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身が記憶しているか否かを判別し、当該共演音楽データを自身が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していても、選定部40により、連携利用属性データを、自身の記憶する複数の属性データABと順次比較するようにして、その結果に基づき連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置21において図15に示すような、自身が記憶している複数の音楽データの中に存在する2以上のアーティストが共演して奏でた音楽(以下、これを共演音楽とも呼ぶ)の音楽データ(以下、これを共演音楽データとも呼ぶ)に対応する音楽識別情報MIDと、当該共演した2以上のアーティストのアーティスト名CANとを対応付けて生成された共演アーティストリストCALを例えば属性記憶部36に記憶しておき、携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していると、選定部40により、連携利用属性データ、及び据置型音楽再生装置21で再生していた音楽データ(以下、これを据置側再生音楽データとも呼ぶ)に対応する属性データABと共に、共演アーティストリストCALを用いて、当該据置側再生音楽データ基づく音楽(以下、これを据置側再生音楽とも呼ぶ)のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身が記憶しているか否かを判別し、当該共演音楽データを自身が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
因みに、据置型音楽再生装置21では、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身が記憶してはいないと、上述と同様に連携利用属性データを、複数の属性データABと順次比較するようにして、その比較結果に基づき連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定する。
ところで、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置21では、上述した携帯型音楽再生装置22と同様に再生履歴記憶部を設け、当該携帯型音楽再生装置22が接続されてはいない状態で音楽データの再生を開始する毎に、その音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておく。
そして、据置型音楽再生装置21は、音楽データを再生してはいない状態で携帯型音楽再生装置22が接続されると、再生履歴情報が示す音楽データを据置側再生音楽データとして、その接続時点の携帯型音楽再生装置22による音楽データの再生の有無にかかわらずに、上述と同様に連携利用属性データ、及び据置側再生音楽データに対応する属性データABと共に共演アーティストリストCALを用いて、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身が記憶しているか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置21は、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置21において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき、単に連携利用音楽との類似度が高い音楽を聴かせるだけでなく、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽をも聴かせて楽しませることができる。
(3)第2の実施の形態
(3−1)連携再生システムの構成
図2との対応部分に同一符号を付した図16は、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第2の実施の形態による連携再生システム100を示す。
(3−1)連携再生システムの構成
図2との対応部分に同一符号を付した図16は、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第2の実施の形態による連携再生システム100を示す。
かかる連携再生システム100は、図1について上述した本発明によるコンテンツ選定装置3を適用し、音楽データの再生機能を有する例えば2台の据置型音楽再生装置101及び102を有している。
そして連携再生システム100は、これら2台の据置型音楽再生装置101及び102同士を、例えば、無線又は有線で構築されるLAN(Local Area Network)を介して接続し得るようになされている。
また連携再生システム100は、インターネット103に接続された音楽提供装置104を有している。
そして連携再生システム100は、据置型音楽再生装置101及び102をインターネット103上の音楽提供装置104と通信させ得るようにもなされている。
ところで連携再生システム100では、2台の据置型音楽再生装置101及び102の何れに対しも、携帯型音楽再生装置22を、例えばケーブルを介して取外可能に接続し得るようになされている。
ここで、図17を用いて、音楽提供装置104の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成について説明する。
かかる音楽提供装置104において制御部110は、装置全体を制御すると共に、各種処理を実行する。
これにより制御部110は、外部から提供用として種々のデータフォーマットの音楽データが、当該音楽データに対応する音楽関連情報と共に供給されると、その音楽データと対応する音楽関連情報とを、取込部111を介して取り込んで音楽記憶部112に送出する。
そして制御部110は、音楽記憶部112に対し、音楽データ及び音楽関連情報を対応付けて記憶する。
このようにして制御部110は、音楽記憶部112に対し、複数の音楽データを、対応する音楽関連情報と共に記憶する。
ところで制御部110は、音楽記憶部112に対し、音楽データを記憶すると、当該音楽記憶部112から音楽データを読み出して解析部113に送出する。
そして制御部110は、上述した第1の実施の形態による据置型音楽再生装置21の解析部35(図3)と同様に、解析部113により、その音楽データに基づく音楽の特徴を表す特徴数値化情報を生成する。
また制御部110は、解析部113によって特徴数値化情報を生成すると、当該特徴数値化情報を、これに対応する音楽関連情報に含まれている音楽識別情報、音楽タイトル、アーティスト名、ジャンル名及びアルバムタイトルと共に、対応する音楽データの属性を表す属性データとして属性記憶部114に送出する。
さらに制御部110は、図6について上述した据置型音楽再生装置21の場合と同様に、属性記憶部114内に属性データベースを予め構築している、
よって制御部110は、音楽記憶部112に記憶した音楽データに対応する属性データを属性データベースに登録するようにして属性記憶部114に記憶する。
この状態で制御部110は、据置型音楽再生装置101及び102から属性データを要求する属性要求信号がインターネット103を介して送信されると、その属性要求信号をネットワーク通信部115によって受信して取り込む。
制御部110は、かかる属性要求信号を取り込むと、これに応じて属性記憶部114から複数の属性データを読み出すと共に、当該読み出した属性データをネットワーク通信部115により据置型音楽再生装置101及び102に送信して記憶保持させる。
このようにして制御部110は、音楽記憶部112に記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データを、後述するように、据置型音楽再生装置101及び102において据置側連携再生処理を実行する際に利用させるようになされている。
そして制御部110は、据置型音楽再生装置101及び102から、据置側連携再生処理において、音楽記憶部112に記憶している音楽データが再生用に選定され、当該選定された音楽データを再生要求する再生要求信号がインターネット103を介して送信されると、その再生要求信号をネットワーク通信部115によって受信して取り込む。
因みに、かかる再生要求信号には、例えば、再生要求する音楽データの音楽識別情報が格納されている。
制御部110は、このように再生要求信号を取り込むと、音楽記憶部112から、再生要求された音楽データ(すなわち、再生要求信号に格納されている音楽識別情報に対応する音楽データ)を読み出して復号部116に送出する。
これにより制御部110は、復号部116によって、その音楽データを復号処理しながらネットワーク通信部115によりインターネット103を介して据置型音楽再生装置101及び102に送信する。
よって制御部110は、据置型音楽再生装置101及び102に対し、その復号処理した音楽データを受信させながらデジタルアナログ変換処理及び増幅処理等のように出力処理させて音楽として出力させる(すなわち、音楽データをストリーミング形式で再生させる)。
このようにして制御部110は、据置型音楽再生装置101及び102において据置側連携再生処理が実行された際、音楽記憶部112に記憶している音楽データを再生用に選定させて、当該音楽データに基づく音楽をユーザに聴かせることができる。
次いで、図3との対応部分に同一符号を付した図18を用いて、据置型音楽再生装置101及び102の機能回路ブロックによる詳細なハードウェア構成について説明する。
ただし据置型音楽再生装置101及び102は、同様の構成を有することにより、以下には、1つの据置型音楽再生装置101のハードウェア構成についてのみ説明し、他の据置型音楽再生装置102のハードウェア構成については説明を省略する。
かかる据置型音楽再生装置101において制御部120は、ネットワーク通信部121を介して、インターネット103上の音楽提供装置104や、音楽配信装置(図示せず)、関連情報提供装置(図示せず)等と通信し得るようになされている。
そして制御部120は、操作部31へのユーザ操作によって各種命令が入力されると、当該入力された各種命令に応じて装置全体を制御すると共に、各種処理を実行する。
これにより制御部120は、上述した第1の実施の形態による据置型音楽再生装置21の制御部30(図3)と同様に、メディア再生機能や録音機能、音楽購入機能、プレイリスト生成機能、取得音楽再生機能(すなわち、通常再生機能及び類似音楽再生機能)、転送機能等の各種機能を実現し得るようになされている。
かかる構成に加えて据置型音楽再生装置101の制御部120は、ネットワーク通信部121を介して、他の据置型音楽再生装置102とも通信し得るようになされている。
また制御部120は、ネットワーク通信部121を介して、自身の据置型音楽再生装置101に対する他の据置型音楽再生装置102の接続の有無を検知し得るようになされている。
そして制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に対し他の据置型音楽再生装置102が接続されていることを検知している状態で、ユーザにより操作部31を介して、属性データの取得を要求する属性取得命令が入力されると、これに応じて属性要求信号をネットワーク通信部121により他の据置型音楽再生装置102に送信する。
その結果、制御部120は、他の据置型音楽再生装置102から複数の音楽データと共に記憶されている当該複数の音楽データに対応する複数の属性データが送信されると、これら複数の属性データをネットワーク通信部121によって受信して取り込む。
この際、制御部120は、そのネットワーク通信部121を介して取り込んだ複数の属性データそれぞれに対し、これらが他の据置型音楽再生装置102から提供されたことを示す提供元判別情報を付加する。
そして制御部120は、提供元判別情報を付加した複数の属性データを属性記憶部36に送出することにより、当該提供元判別情報を付加したこれら複数の属性データを属性データベースに登録するようにして属性記憶部36に記憶する。
また制御部120は、ネットワーク通信部121を介して、自身の据置型音楽再生装置101に対する音楽提供装置104の接続の有無も検知し得るようになされている。
そして制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に対し音楽提供装置104が接続されていることを検知している状態で、ユーザにより操作部31を介して属性取得命令が入力されると、これに応じて属性要求信号をネットワーク通信部121によりインターネット103を介して音楽提供装置104に送信する。
その結果、制御部120は、音楽提供装置104から複数の音楽データと共に記憶されている当該複数の音楽データに対応する複数の属性データがインターネット103を介して送信されると、これら複数の属性データをネットワーク通信部121によって受信して取り込む。
この際、制御部120は、そのネットワーク通信部121を介して取り込んだ複数の属性データそれぞれに対し、これらが音楽提供装置104から提供されたことを示す提供元判別情報を付加する。
そして制御部120は、提供元判別情報を付加した複数の属性データを属性記憶部36に送出することにより、当該提供元判別情報を付加したこれら複数の属性データを属性データベースに登録するようにして属性記憶部36に記憶する。
このようにして制御部120は、他の据置型音楽再生装置102や音楽提供装置104から、これらが記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データを取得し得るようになされている。
ところで制御部120は、音楽記憶部33に記憶した音楽データに対応する属性データについては、これを自身が生成したことを示す(すなわち、自身が提供元であり、他の装置から提供されたものではないことを示す)提供元判別情報を付加して属性記憶部36に記憶している。
よって制御部120は、属性記憶部36に記憶した複数の属性データそれぞれが、自身で生成したものであるのか、また他の据置型音楽再生装置102及び音楽提供装置104の何れから取得したものであるのかを容易にかつ的確に判別し得るようになされている。
さらに制御部120は、他の据置型音楽再生装置102から属性要求信号が送信されたときには、その属性要求信号をネットワーク通信部121によって受信して取り込む。
この際、制御部120は、属性記憶部36から、自身の生成した複数の属性データを読み出すと共に、当該読み出した複数の属性データをネットワーク通信部121により他の据置型音楽再生装置102に送信する。
このようにして制御部120は、音楽記憶部33に対する音楽データの記憶に応じて生成していた複数の属性データを、他の据置型音楽再生装置102に提供することもできる。
このような状態で、制御部120は、装置通信部41を介して、据置型音楽再生装置101に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、これに応じて据置側連携再生処理を開始する。
この際、制御部120は、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込み、当該取り込んだ連携利用属性データを選定部40に送出する。
ただし制御部120は、このときネットワーク通信部121を介して、自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102が接続されているか否かを判別する。
その結果、制御部120は、このとき自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102が共に接続されていると、属性記憶部36から属性データを提供元にかかわらずに読み出し(すなわち、自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとを読み出し)、当該読み出した複数の属性データを選定部40に送出する。
また制御部120は、このとき自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れか一方のみが接続されていると、属性記憶部36から自身の生成した複数の属性データと、当該自身の据置型音楽再生装置101に接続されている音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データを選定部40に送出する。
さらに制御部120は、このとき自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れも接続されてはいないと、属性記憶部36から自身の生成した複数の属性データのみを読み出し、当該読み出した複数の属性データを選定部40に送出する。
選定部40は、このようにして制御部120から連携利用属性データと共に複数の属性データが与えられると、図8について上述した場合と同様に、当該連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
よって選定部40は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定(すなわち、かかる再生用の音楽データを、対応する属性データとして選定)する。
そして選定部40は、その再生用に選定した1つの音楽データに対応する属性データを制御部120に送出することにより、制御部120に対し、当該選定した音楽データを、対応する属性データによって通知する。
制御部120は、選定部40から、属性データが与えられると(すなわち、再生用に選定された1つの音楽データが通知されると)、その属性データに付加している提供元判別情報に基づき、当該属性データに対応する音楽データの提供元(すなわち、再生用に選定された音楽データを記憶している装置)を判別する。
その結果、制御部120は、再生用に選定された音楽データを音楽記憶部33に(すなわち、自身の据置型音楽再生装置101で)記憶していると、当該音楽記憶部33から、その再生用に選定された1つの音楽データを読み出して再生部32に送出する。
これにより制御部120は、再生部32により、その選定された音楽データに対して再生処理を施して(すなわち、復号処理や、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の出力処理を順次施して)当該再生部32のスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部120は、再生用に選定された音楽データを音楽記憶部33に記憶している場合、上述した第1の実施の形態の場合と同様に、その音楽記憶部33から読み出した音楽データを再生処理してスピーカから音楽として出力させる。
因みに、以下の説明では、このように音楽記憶部33から音楽データを読み出し再生処理して音楽として出力するような再生を、ストリーミング形式の再生とは区別する意味で、特に読出形式の再生とも呼ぶ。
また制御部120は、再生用に選定された音楽データが音楽提供装置104で記憶されていると、その音楽データに対応する音楽識別情報を格納し、当該音楽データを再生要求する再生要求信号を生成する。
そして制御部120は、その再生要求信号をネットワーク通信部121によりインターネット103を介して音楽提供装置104に送信する。
その結果、制御部120は、音楽提供装置104から、再生要求した音楽データが復号処理されインターネット103経由で送信されると、その音楽データをネットワーク通信部121によって受信しながら再生部32に送出しデジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の出力処理を施してスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部120は、再生用に選定された音楽データが音楽提供装置104で記憶されている場合、その音楽提供装置104から送信された当該音楽データをストリーミング形式で再生して(すなわち、送信された音楽データを保存用としては記憶せずに、受信しながら再生して)スピーカから音楽として出力させる。
さらに制御部120は、再生用に選定された音楽データが他の据置型音楽再生装置102で記憶されていると、その音楽データに対応する音楽識別情報を格納し、当該音楽データを再生要求する再生要求信号を生成する。
そして制御部120は、その再生要求信号をネットワーク通信部121によりインターネット103を介して他の据置型音楽再生装置102に送信する。
その結果、制御部120は、他の据置型音楽再生装置102から、再生要求した音楽データが復号処理されインターネット103経由で送信されると、その音楽データをネットワーク通信部121によって受信しながら再生部32に送出し出力処理を施してスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部120は、再生用に選定された音楽データが他の据置型音楽再生装置102で記憶されている場合も、当該他の据置型音楽再生装置102から送信された音楽データをストリーミング形式で再生してスピーカから音楽として出力させる。
ところで制御部120は、選定部40によって選定された1つの音楽データに対する読出形式、又はストリーミング形式の再生が終了し、又はユーザの指示に応じて当該再生を途中で停止させると、再びネットワーク通信部121を介して、自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102が接続されているか否かを判別する。
その結果、制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102が共に接続されていると、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データを読み出して選定部40に送出する。
また制御部120は、このとき属性記憶部36から、提供元に関係せずに未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する残りの複数の属性データも読み出して(すなわち、自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとを読み出して)選定部40に送出する。
これに対して制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れか一方のみが接続されていると、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データを読み出して選定部40に送出する。
また制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身の生成した複数の属性データ、及び自身の据置型音楽再生装置101に接続されている音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データも読み出して選定部40に送出する。
さらにまた制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れも接続されてはいないと、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データを読み出して選定部40に送出する。
また制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身の生成した複数の属性データも読み出して選定部40に送出する。
選定部40は、このようにして制御部120から、1つ前に再生した音楽データに対応する1つの属性データと、他の複数の属性データとが与えられると、図8について上述した場合と同様に、当該1つ前に再生した音楽データに対応する属性データとしての比較基準属性データを、他の複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
よって選定部40は、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較結果に基づいて、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定(すなわち、かかる再生用の音楽データを、対応する属性データとして選定)する。
そして選定部40は、その再生用に選定した1つの音楽データに対応する属性データを制御部120に送出することにより、制御部120に対し、当該選定した音楽データを、対応する属性データによって通知する。
制御部120は、選定部40から、属性データが与えられると(すなわち、再生用に選定された1つの音楽データが新たに通知されると)、その属性データに付加している提供元判別情報に基づき、当該属性データに対応する音楽データの提供元(すなわち、再生用に選定された音楽データを記憶している装置)を判別する。
その結果、制御部120は、再生用に選定された音楽データを音楽記憶部33に(すなわち、自身の据置型音楽再生装置101で)記憶していると、当該再生用に選定された1つの音楽データを上述と同様に読出形式で再生してスピーカから音楽として出力させる。
また制御部120は、再生用に選定された音楽データが音楽提供装置104で記憶されていると、上述と同様に再生要求信号をインターネット103経由で音楽提供装置104に送信し、その結果、音楽提供装置104からインターネット103経由で送信された音楽データをストリーミング形式で再生してスピーカから音楽として出力させる。
さらに制御部120は、再生用に選定された音楽データが他の据置型音楽再生装置102で記憶されていると、上述と同様に再生要求信号をインターネット103経由で他の据置型音楽再生装置102に送信し、その結果、他の据置型音楽再生装置102からインターネット103経由で送信された音楽データをストリーミング形式で再生してスピーカから音楽として出力させる。
このようにして制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101に対する携帯型音楽再生装置22の接続に応じて据置側連携再生処理を実行している間は、自身の据置型音楽再生装置101と音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102との接続状況に応じて、当該自身の据置型音楽再生装置101や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から、順次1つ前の再生音楽(最初の再生音楽だけは、連携利用音楽である)との類似度が高い音楽の音楽データを選定して読出形式やストリーミング形式で再生する。
すなわち、制御部120は、据置側連携再生処理を実行した場合、自身の据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、音楽記憶部33に記憶している複数の音楽データ以上の多数の音楽データの中から再生用の音楽データを選定することができる。
これにより制御部120は、据置型音楽再生装置101に携帯型音楽再生装置22が接続された状態で据置側連携再生処理を実行している間、連携利用音楽をもとに、より多くの音楽の中から順次、類似度が高い音楽を選定しユーザに聴かせて楽しませることができる。
因みに、制御部120は、上述した第1の実施の形態による据置型音楽再生装置21と同様に、据置側連携再生処理の開始直後に、選定部40に対し、連携利用音楽との類似度が最も高い1つ目の音楽の音楽データを選定させるとき、選定可能な音楽データを特には制限しないようにしている。
よって制御部120は、選定部40に対し、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽として、同一の音楽の音楽データ、及び類似する音楽の音楽データの何れも選定可能なようにしている。
これにより制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で連携利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶している場合、据置側連携再生処理の開始直後には、当該連携利用音楽と同一の音楽を改めて聴かせることができる。
また制御部120は、自身の据置型音楽再生装置101や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102の何れでも連携利用音楽と同一の音楽の音楽データを記憶してはいない場合、据置側連携再生処理の開始直後には、当該連携利用音楽と類似する(すなわち、同一ではない)音楽を聴かせることができる。
これに対して制御部120は、据置側連携再生処理を実行している間、据置型音楽再生装置101単独で類似音楽再生処理を実行した場合と同様に、順次再生した音楽データに対応する音楽識別情報を保持する。
そして制御部120は、据置側連携再生処理において、選定部40に対し2つ目以降の音楽データを選定させるときには、すでに再生した音楽データに対応する音楽識別情報を利用して、一度再生した音楽データを、次に再生する音楽データの選定候補から除外するように、選定可能な音楽データを制限している。
よって制御部120は、選定部40に対し2つ目以降の音楽データを選定させるときには、同一の音楽データが再生用に度々選定されることを回避し、かくしてユーザに対し順次、類似度が高い音楽を重複させずに聴かせることができる。
(3−2)第2の連携再生処理
次いで、図10及び図11との対応部分に同一符号を付した図19乃至図22に示すフローチャートを用いて、据置型音楽再生装置101及び携帯型音楽再生装置22において実行する第2の連携再生処理手順について説明する。
次いで、図10及び図11との対応部分に同一符号を付した図19乃至図22に示すフローチャートを用いて、据置型音楽再生装置101及び携帯型音楽再生装置22において実行する第2の連携再生処理手順について説明する。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、装置通信部41を介して、当該据置型音楽再生装置101に携帯型音楽再生装置22が接続されたことを検知すると、図20及び図21に示す据置側連携再生処理手順RT3を開始する。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、かかる据置側連携再生処理手順RT3を開始すると、ステップSP11において受信処理を実行することにより携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用属性データを装置通信部41によって受信して取り込み、次のステップSP21に移る。
ステップSP21において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104に接続されているか否かを判別する。
このステップSP21において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に少なくとも音楽提供装置104を利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が少なくとも音楽提供装置104に接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP21において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP22に移る。
ステップSP22において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が他の据置型音楽再生装置102にも接続されているか否かを判別する。
このステップSP22において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104と共に他の据置型音楽再生装置102をも利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104と共に他の据置型音楽再生装置102にも接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP22において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP23に移る。
ステップSP23において据置型音楽再生装置101の制御部120は、連携利用属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の双方から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP24に移る。
ところでステップSP21において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に少なくとも音楽提供装置104を利用するようには要望されていないため、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104には接続されていないことを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP21において、かかる否定結果を得ると、ステップSP25に移る。
ステップSP25において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が他の据置型音楽再生装置102に接続されているか否かを判別する。
このステップSP25において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に他の据置型音楽再生装置102のみを利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102のうち、当該他の据置型音楽再生装置102にのみ接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP25において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP26に移る。
ステップSP26において据置型音楽再生装置101の制御部120は、連携利用属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から自身が生成した複数の属性データと、他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP24に移る。
ただし上述のステップSP22において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104のみを利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102のうち、当該音楽提供装置104にのみ接続されていることを表している。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP22において、かかる否定結果を得ても、ステップSP26に移る。
ところで、据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP22からステップSP26に移った場合、連携利用属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101及び音楽提供装置104で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP24に移る。
またステップSP25において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れも利用するようには要望されていないため、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れにも接続されてはいないことを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP25において、かかる否定結果を得ると、ステップSP27に移る。
ステップSP27において据置型音楽再生装置101の制御部120は、連携利用属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から自身が生成した複数の属性データのみを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により連携利用属性データとしての比較基準属性データを、複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP24に移る。
ステップSP24において据置型音楽再生装置101の制御部120は、再生用に選定した音楽データの提供元が音楽提供装置104であるか否かを判別する。
このステップSP24において肯定結果が得られると、このことは、再生用に選定した音楽データが音楽提供装置104で記憶されているものであることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP24において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP28に移る。
ステップSP28において据置型音楽再生装置101の制御部120は、再生用に選定した音楽データを再生要求する再生要求信号をネットワーク通信部121によりインターネット103を介して音楽提供装置104に送信して、次のステップSP29に移る。
このとき音楽提供装置104の制御部110は、据置型音楽再生装置101からインターネット103経由で送信された再生要求信号をネットワーク通信部115によって受信して取り込み、当該再生要求信号の取り込みに応じて、図22に示す音楽データ送信処理手順RT4を開始する。
音楽提供装置104の制御部110は、かかる音楽データ送信処理手順RT4を開始すると、ステップSP41において音楽記憶部112から、再生要求された音楽データを読み出すと共に、当該音楽データを復号部116によって復号処理しながらネットワーク通信部115によりインターネット103経由で据置型音楽再生装置101に送信し始めて、次のステップSP42に移る。
ステップSP42において音楽提供装置104の制御部110は、据置型音楽再生装置101に対する音楽データの送信が終了することを待ち受ける。
そして音楽提供装置104の制御部110は、据置型音楽再生装置101に対する音楽データの送信が終了すると、次のステップSP43に移って、かかる音楽データ送信処理手順RT4を終了する。
よってステップSP29において据置型音楽再生装置101の制御部120は、音楽提供装置104からインターネット103経由で送信された音楽データをネットワーク通信部121によって受信しながら再生部32によって出力処理を施すように、当該音楽データに対するストリーミング形式の再生を開始して、次のステップSP14に移る。
またステップSP24において否定結果が得られると、このことは、再生用に選定した音楽データが自身の据置型音楽再生装置101及び他の据置型音楽再生装置102の何れかで記憶されているものであることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP24において、かかる否定結果を得ると、ステップSP30に移る。
ステップSP30において据置型音楽再生装置101の制御部120は、再生用に選定した音楽データの提供元が他の据置型音楽再生装置102であるか否かを判別する。
このステップSP30において肯定結果が得られると、このことは、再生用に選定した音楽データが他の据置型音楽再生装置102で記憶されているものであることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP30において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP31に移る。
ステップSP31において据置型音楽再生装置101の制御部120は、再生用に選定した音楽データを再生要求する再生要求信号をネットワーク通信部121により他の据置型音楽再生装置102に送信して、次のステップSP29に移る。
ところで、このとき他の据置型音楽再生装置102は、上述した音楽提供装置104の場合と同様に、図22に示す音楽データ送信処理手順RT4を実行して、再生要求された音楽データを据置型音楽再生装置101に送信する。
よって据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP31からステップSP29に移った場合、他の据置型音楽再生装置102から送信された音楽データをネットワーク通信部121によって受信しながら再生部32によって出力処理を施すように、当該音楽データに対するストリーミング形式の再生を開始して、次のステップSP14に移る。
さらにステップSP30において否定結果が得られると、このことは、再生用に選定した音楽データが自身の据置型音楽再生装置101で記憶されているものであることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP30において、かかる否定結果を得ると、ステップSP13に移り、当該ステップSP13の処理を実行した後、ステップSP14に移る。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP14乃至ステップSP17の処理を順次実行するようにして、当該ステップSP17において否定結果を得ると、ステップSP14に戻る。
よって据置型音楽再生装置101の制御部120は、この後、ステップSP15乃至ステップSP17の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、当該ステップSP15乃至ステップSP17の処理を循環的に繰り返し実行して1つの音楽データをストリーミング形式又は読出形式で再生し続ける。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、ユーザに対し、音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102及び自身の据置型音楽再生装置101の何れかで記憶している音楽データに基づく音楽(すなわち、連携利用音楽のような1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽)を聴かせる。
ところで据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP17において肯定結果を得ると、次のステップSP32に移る。
ステップSP32において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104に接続されているか否かを判別する。
このステップSP32において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に少なくとも音楽提供装置104を利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が少なくとも音楽提供装置104に接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP32において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP33に移る。
ステップSP33において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が他の据置型音楽再生装置102にも接続されているか否かを判別する。
このステップSP33において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104と共に他の据置型音楽再生装置102をも利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104と共に他の据置型音楽再生装置102にも接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP33において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP34に移る。
ステップSP34において据置型音楽再生装置101の制御部120は、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する属性データを読み出し、当該読み出した属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の双方から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データとしての比較基準属性データを、他の複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、ステップSP24に戻る。
ところでステップSP32において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に少なくとも音楽提供装置104を利用するようには要望されていないため、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104には接続されていないことを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP32において、かかる否定結果を得ると、ステップSP35に移る。
ステップSP35において据置型音楽再生装置101の制御部120は、現在、当該据置型音楽再生装置101が他の据置型音楽再生装置102に接続されているか否かを判別する。
このステップSP35において肯定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に他の据置型音楽再生装置102のみを利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102のうち、当該他の据置型音楽再生装置102にのみ接続されていることを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP35において、かかる肯定結果を得ると、次のステップSP36に移る。
ステップSP36において据置型音楽再生装置101の制御部120は、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する属性データを読み出し、当該読み出した属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身が生成した複数の属性データと、他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データとしての比較基準属性データを、他の複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、ステップSP24に戻る。
ただし上述のステップSP33において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104のみを利用するように要望され、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102のうち、当該音楽提供装置104にのみ接続されていることを表している。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP33において、かかる否定結果を得ても、ステップSP36に移る。
ところで、据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP33からステップSP36に移った場合、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する属性データを読み出し、当該読み出した属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身が生成した複数の属性データと、音楽提供装置104から取得していた複数の属性データとを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データとしての比較基準属性データを、他の複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101及び音楽提供装置104で記憶している複数の音楽データの中から、1つ前の再生音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、ステップSP24に戻る。
またステップSP35において否定結果が得られると、このことは例えば、現在、ユーザにより据置側連携再生処理に音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れも利用するようには要望されていないため、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102の何れにも接続されてはいないことを表している。
据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP35において、かかる否定結果を得ると、ステップSP37に移る。
ステップSP37において据置型音楽再生装置101の制御部120は、属性記憶部36から1つ前に再生した音楽データに対応する属性データを読み出し、当該読み出した属性データを選定部40に送出する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、このとき属性記憶部36から、未だ再生してはいない複数の音楽データに対応する複数の属性データのうち、自身が生成した複数の属性データのみを読み出し、当該読み出した複数の属性データも選定部40に送出する。
そして据置型音楽再生装置101の制御部120は、選定部40により、1つ前に再生した音楽データに対応する属性データとしての比較基準属性データを、他の複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと順次比較する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、その比較結果に基づき、自身の据置型音楽再生装置101で記憶している複数の音楽データの中から、連携利用音楽との類似度が最も高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定して、次のステップSP24に戻る。
よって据置型音楽再生装置101の制御部120は、この後、ステップSP15及びステップSP16の何れかにおいて肯定結果を得るまでの間、ステップSP24乃至ステップSP37の処理を循環的に繰り返し実行して、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い1つの音楽の音楽データを選定して再生する。
これにより据置型音楽再生装置101の制御部120は、ユーザに対し、順次、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽を連続的に聴かせる。
このようにして据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP16において肯定結果を得ると、ステップSP19の終了処理を実行した後、次のステップSP38に移って、据置側連携再生処理手順RT3を終了する。
また据置型音楽再生装置101の制御部120は、ステップSP15において肯定結果を得ると、ステップSP38に移って、据置側連携再生処理手順RT3を終了する。
このようにして据置型音楽再生装置101の制御部120は、携帯型音楽再生装置22の制御部50と共に実行した第2の連携再生処理手順を全て終了する。
因みに、他の据置型音楽再生装置102は、上述したように据置型音楽再生装置101と同様の構成を有している。
従って他の据置型音楽再生装置102も、携帯型音楽再生装置22が接続されると、据置型音楽再生装置101と同様に、据置側連携再生処理手順RT3を実行することができる。
(3−3)第2の実施の形態による動作及び効果
以上の構成において、連携再生システム100では、据置型音楽再生装置101が、複数の音楽データと共に、これらに対応する複数の属性データを記憶している音楽提供装置104から当該複数の属性データを取得する。
以上の構成において、連携再生システム100では、据置型音楽再生装置101が、複数の音楽データと共に、これらに対応する複数の属性データを記憶している音楽提供装置104から当該複数の属性データを取得する。
また据置型音楽再生装置101は、複数の音楽データと共に、これらに対応する複数の属性データを記憶している他の据置型音楽再生装置102からも当該複数の属性データを取得する。
この状態で据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続され、当該接続された携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データが送信されると、その連携利用属性データを受信する。
据置型音楽再生装置101は、連携利用属性データを受信すると、このとき自身の据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されているか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置101は、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、連携利用属性データを、自身で生成した複数の属性データ、及びこのとき接続されている音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データと順次比較する。
また据置型音楽再生装置101は、連携利用属性データと複数の属性データとの比較結果に基づき、自身で記憶している複数の音楽データと、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データとの中から、連携利用音楽との類似度が高い1つの音楽の音楽データを再生用に選定する。
そして据置型音楽再生装置101は、その再生用に選定した音楽データが音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されていると、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102を利用して当該音楽データをストリーミング形式で再生して、その音楽データに基づく音楽をユーザに聴かせる。
従って、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続され据置側連携再生処理を実行した場合、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、自身で記憶している複数の音楽データと共に、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データも選定可能なものとして用いて、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定して再生することができる。
すなわち、据置型音楽再生装置101は、ユーザに対し、メディアや音楽配信装置を利用して音楽記憶部33に音楽データを記憶するための操作を繰り返し行わせて当該音楽記憶部33に多数の音楽データを記憶しなくとも、選定可能な音楽データを容易に増加させて、多数の音楽データの中から連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定して再生することができる。
ところで連携再生システム100では、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102のうち少なくとも音楽提供装置104が、据置型音楽再生装置101のユーザを関与させずに音楽データを記憶している。
そして据置型音楽再生装置101は、このように自身のユーザを何ら関与させずに音楽データを記憶している音楽提供装置104を利用して、選定可能な音楽データを増加させている。
このため据置型音楽再生装置101は、連携利用音楽との類似度は高いものの、ユーザが未だ聴いたことのない音楽や、最近聴き始めたばかりで、あまり良くは知らない音楽の音楽データをも再生用に選定して再生することができる。
よって据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続された際、据置側連携再生処理を実行してユーザに聴かせる音楽に意外性を持たせて、当該ユーザに対し音楽をより楽しませることができる。
以上の構成によれば、連携再生システム100において据置型音楽再生装置101は、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から、これらが記憶している複数の音楽データに対応する複数の属性データを取得し、携帯型音楽再生装置22が接続され連携利用属性データを受信したときに音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、その連携利用属性データを、自身で生成した複数の属性データ、及びこのとき接続されている音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、自身が記憶している複数の音楽データと、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データとの中から、連携利用属性データに対応する連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした。
これにより連携再生システム100は、上述した第1の実施の形態と同様の効果を得ることができると共に、これに加えて選定可能な音楽データを容易に増加させて、より多くの音楽データの中から連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定し再生することができる。
また連携再生システム100において据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、又は携帯型音楽再生装置22が接続された状態で据置側連携再生処理の終了が指示されるまでの間、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、自身が記憶している複数の音楽データ、及び当該音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から、連携利用音楽をもとにして、順次1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを選定して再生するようにした。
従って、連携再生システム100において据置型音楽再生装置101は、据置側連携再生処理を実行している間、より多くの音楽の中から順次、雰囲気の似た音楽を聴かせることができる。
(3−4)他の実施の形態2
(3−4−1)他の実施の形態2−1
なお上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号を送信し終えると、引き続き連携利用属性データを据置型音楽再生装置101に送信するようにして、据置型音楽再生装置101が、連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データを受信してから次に再生する音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号と共に、又は連携利用音楽信号の送信に先立ち連携利用属性データを据置型音楽再生装置101に送信するようにして、据置型音楽再生装置101が連携利用属性データを受信し次第、連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽を出力しながら次に再生する音楽データを選定するようにしても良い。
(3−4−1)他の実施の形態2−1
なお上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号を送信し終えると、引き続き連携利用属性データを据置型音楽再生装置101に送信するようにして、据置型音楽再生装置101が、連携利用音楽信号に引き続き連携利用属性データを受信してから次に再生する音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101に接続され連携利用音楽信号を送信する際、当該携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号と共に、又は連携利用音楽信号の送信に先立ち連携利用属性データを据置型音楽再生装置101に送信するようにして、据置型音楽再生装置101が連携利用属性データを受信し次第、連携利用音楽信号に基づく連携利用音楽を出力しながら次に再生する音楽データを選定するようにしても良い。
かかる構成の場合、携帯型音楽再生装置22が連携利用音楽信号の送信の終了を据置型音楽再生装置101に通知しても良いし、当該据置型音楽再生装置101が連携利用音楽信号の送信の終了を、連携利用音楽が無音になったことで検知しても良い。
これにより据置型音楽再生装置101は、このように通知や検知により連携利用音楽の出力の終了を認識して、当該連携利用音楽を出力しながら再生用に選定していた音楽データの再生を開始することができる。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102も接続されていることで、連携利用属性データと比較する属性データが増加しても、連携利用音楽の出力が終了してから、次の音楽データの再生を開始するまでの間で比較選定処理に要する時間を極力短くし又は無くして、次の音楽データの再生を迅速に開始することができる。
そして、かかる構成は、据置型音楽再生装置101において据置側連携再生処理を実行している間も適用することができる。
すなわち、据置型音楽再生装置101は、据置側連携再生処理を実行している間、例えば、再生用に選定した音楽データの再生を開始する毎に、比較選定処理を開始するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、据置側連携再生処理を実行した場合、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていることで、連携利用属性データと比較する属性データが増加しても、1つの音楽データの再生が終了してから又は再生を停止させてから、次の音楽データの再生を開始するまでの間で比較選定処理に要する時間を極力短くし又は無くして、次の音楽データの再生を迅速に開始することができる。
(3−4−2)他の実施の形態2−2
また上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から複数の属性データを取得し、据置側連携再生処理を実行している間、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、当該音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から取得している複数の属性データを再生用の音楽データの選定に利用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が例えば音楽提供装置104から複数の属性データを取得し、携帯側連携再生処理を実行している際に音楽提供装置104に接続されていると、上述した据置型音楽再生装置101と同様に当該音楽提供装置104から取得している複数の属性データを再生用の音楽データの選定に利用するようにしても良い。
また上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から複数の属性データを取得し、据置側連携再生処理を実行している間、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102に接続されていると、当該音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から取得している複数の属性データを再生用の音楽データの選定に利用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が例えば音楽提供装置104から複数の属性データを取得し、携帯側連携再生処理を実行している際に音楽提供装置104に接続されていると、上述した据置型音楽再生装置101と同様に当該音楽提供装置104から取得している複数の属性データを再生用の音楽データの選定に利用するようにしても良い。
かかる構成によれば、携帯型音楽再生装置22でも、携帯側連携再生処理を実行する際に、選定可能な音楽データを容易に増加させることができる。
(3−4−3)他の実施の形態2−3
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続に応じて連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データをその先頭から再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続に応じて連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、携帯型音楽再生装置22での再生停止位置から再生し始めるようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続に応じて連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データをその先頭から再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続に応じて連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、携帯型音楽再生装置22での再生停止位置から再生し始めるようにしても良い。
すなわち、据置型音楽再生装置101は、これに接続された携帯型音楽再生装置22から、連携利用音楽データの再生停止位置をタイムコードによって示す再生履歴情報と共に連携利用属性データを取り込み、当該取り込んだ連携利用属性データを複数の属性データと順次比較して再生用の音楽データを選定する。
そして据置型音楽再生装置101は、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定したとき、当該選定した音楽データを、再生履歴情報が示す再生停止位置から再生し始めるようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、携帯型音楽再生装置22での再生停止位置から再生し始めることで、ユーザに対し携帯型音楽再生装置22の前回の使用で途中まで聴かれていた音楽を、その再生を停止していた位置から(すなわち、続きを)聴かせることができる。
ところで据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを、先頭及び再生停止位置の何れから再生するのかを予めユーザに選択させて設定するようにしても良い。
また据置型音楽再生装置101は、連携利用音楽データを再生している携帯型音楽再生装置22が接続されたとき、当該携帯型音楽再生装置22から連携利用音楽信号の送信に先立って、当該再生中の連携利用音楽データに対する、その接続時点の再生位置をタイムコードで示す再生履歴情報を連携利用属性データと共に取り込む。
そして据置型音楽再生装置101は、このように連携利用音楽データを再生している携帯型音楽再生装置22が接続された際に、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データと同一の音楽データを再生用に選定すると、当該選定した音楽データを再生履歴情報が示す再生位置から再生し始めると共に、携帯型音楽再生装置22に対し連携利用音楽信号を送信しないように指示するようにしても良い。
また据置型音楽再生装置101は、この際、連携利用属性データに対応する連携利用音楽データとは異なる音楽データを再生用に選定すると、携帯型音楽再生装置22に対し連携利用音楽信号を送信するようにして指示して、その連携利用音楽の出力の終了に合せて、当該再生用に選定していた音楽データの再生を開始するようにしても良い。
(3−4−4)他の実施の形態2−4
さらに上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置101に接続されると、連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置101に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置101に接続されると、再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データ(すなわち、携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した連携利用音楽データ)を据置型音楽再生装置101に送信するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置101に接続されると、連携利用属性データのみを据置型音楽再生装置101に送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が音楽データを何ら再生してはいない状態で据置型音楽再生装置101に接続されると、再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データ(すなわち、携帯型音楽再生装置22を使用して最後に再生した連携利用音楽データ)を据置型音楽再生装置101に送信するようにしても良い。
そして、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置101では、これに接続された携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に取り込んだ連携利用音楽データを再生しながら、当該連携利用属性データを複数の属性データと順次比較して次に再生する音楽データを選定するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で連携利用音楽データと同一の音楽データを記憶してはいなくても、携帯型音楽再生装置22が接続されたときに、その連携利用音楽データを再生してユーザに対し連携利用音楽を聴かせることができる。
ところで携帯型音楽再生装置22は、音楽データを再生する毎に、その音楽データを音楽識別情報MIDとして示し、かつ当該音楽データの再生を途中で停止させたときにはその再生停止位置をタイムコードによって示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置101に接続されたときに再生履歴情報に応じた連携利用属性データ及び連携利用音楽データと共に当該再生履歴情報も据置型音楽再生装置101に送信するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置101では、携帯型音楽再生装置22から送信された連携利用音楽データを、事前設定に応じて先頭と、再生履歴情報が示す前回の再生停止位置との何れから再生し始めるようにしても良い。
(3−4−5)他の実施の形態2−5
さらに上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が常時、1つの音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置101に接続されている間、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データのみを送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22において順次再生した音楽データそれぞれを音楽識別情報等で示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置101に接続されたとき、その再生履歴情報に応じて、例えば、現在に最も近い時点に再生した連携利用音楽データに対応する連携利用属性データを送信し、その据置型音楽再生装置101に接続されている間は、当該据置型音楽再生装置101からの要求に応じて、順次過去に再生した音楽データに対応する属性データを順番に送信するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、携帯型音楽再生装置22が常時、1つの音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置101に接続されている間、その再生履歴情報に応じた1つの連携利用属性データのみを送信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22において順次再生した音楽データそれぞれを音楽識別情報等で示す再生履歴情報を記憶しておき、据置型音楽再生装置101に接続されたとき、その再生履歴情報に応じて、例えば、現在に最も近い時点に再生した連携利用音楽データに対応する連携利用属性データを送信し、その据置型音楽再生装置101に接続されている間は、当該据置型音楽再生装置101からの要求に応じて、順次過去に再生した音楽データに対応する属性データを順番に送信するようにしても良い。
すなわち、据置型音楽再生装置101では、再生用に選定した1つの音楽データの再生を開始する毎に携帯型音楽再生装置22に対して属性データを要求するようにして、当該携帯型音楽再生装置22から送信された属性データを、自身で記憶している複数の属性データや音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データと順次比較して次に再生する1つの音楽データ(すなわち、再生用に1つの音楽データ)を選定するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、その携帯型音楽再生装置22を使用してユーザによって順次聴かれた音楽との類似度が高い音楽を順番に聴かせることができる。
すなわち、据置型音楽再生装置101では、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、その携帯型音楽再生装置22を使用して聴かれていた複数の音楽の傾向(すなわち、ユーザの嗜好)を反映させて、より多くの音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定し、当該選定した音楽データに基づく音楽を聴かせることができる。
(3−4−6)他の実施の形態2−6
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理を実行した際、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理を実行した際、再生用に選定した1の音楽データが、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102の少なくとも2つの装置で記憶されていると、これら少なくとも2つの装置で記憶されている同一の音楽データについてビットレートやサンプリングレート等の情報をもとに、より高音質な音楽の音楽データを最終的に選定し、当該最終的に選定した音楽データを再生するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理を実行した際、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理を実行した際、再生用に選定した1の音楽データが、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102の少なくとも2つの装置で記憶されていると、これら少なくとも2つの装置で記憶されている同一の音楽データについてビットレートやサンプリングレート等の情報をもとに、より高音質な音楽の音楽データを最終的に選定し、当該最終的に選定した音楽データを再生するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、順次音楽データを選定するものの、その音楽データに基づく音楽として、より高音質な音楽をユーザに聴かせることができる。
(3−4−7)他の実施の形態2−7
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、当該再生用に選定した音楽データを自身で再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定し、当該再生用に選定した音楽データを自身で記憶していると、その音楽データを復号処理して又はさらにデジタルアナログ変換処理して携帯型音楽再生装置22に送信し、また選定した音楽データが音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されていると、当該音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から送信された音楽データをそのまま、又はさらにデジタルアナログ変換処理して携帯型音楽再生装置22に送信することにより、当該携帯型音楽再生装置22において据置型音楽再生装置101から送信された音楽データ又は音楽信号を受信しながら音楽として出力させるようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定して、当該再生用に選定した音楽データを自身で再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データ、及び音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されている複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定し、当該再生用に選定した音楽データを自身で記憶していると、その音楽データを復号処理して又はさらにデジタルアナログ変換処理して携帯型音楽再生装置22に送信し、また選定した音楽データが音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶されていると、当該音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から送信された音楽データをそのまま、又はさらにデジタルアナログ変換処理して携帯型音楽再生装置22に送信することにより、当該携帯型音楽再生装置22において据置型音楽再生装置101から送信された音楽データ又は音楽信号を受信しながら音楽として出力させるようにしても良い。
ところで、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されると、その携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に、当該携帯型音楽再生装置22で記憶している複数の音楽データに対応する音楽関連情報(又は、ビットレートやサンプリングレート等の情報を含む属性データ)も取り込む。
そして据置型音楽再生装置101は、音楽データを再生用に選定したとき、音楽関連情報(又は、属性データ)を用いて、当該選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22でも記憶しているか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置101は、再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22でも記憶していると、例えば、音楽関連情報(又は、属性データ)に含まれるビットレートやサンプリングレート等に基づき、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で記憶している当該音楽データと、携帯型音楽再生装置22の記憶している同じ音楽データとのうち、より高音質な音楽の音楽データを判別する。
そして据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が記憶している音楽データに基づく音楽もよりも、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で記憶している同じ音楽データに基づく音楽の方が高音質であると、上述したように当該音楽データをデジタル又はアナログの形式で携帯型音楽再生装置22に送信する。
これに対して、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が記憶している音楽データに基づく音楽の音質が、自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で記憶している音楽データに基づく音楽の音質以上であると、携帯型音楽再生装置22に対し、その音楽データを再生するように指示して再生させるようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、順次音楽データを再生用に選定するものの、その音楽データに基づく音楽として、より高音質な音楽をユーザに聴かせることができる。
(3−4−8)他の実施の形態2−8
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されたときに当該携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に他の複数の属性データも取り込み、据置側連携再生処理の実行中、自身、携帯型音楽再生装置22、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において据置側連携再生処理の実行中、自身の記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されたときに当該携帯型音楽再生装置22から連携利用属性データと共に他の複数の属性データも取り込み、据置側連携再生処理の実行中、自身、携帯型音楽再生装置22、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データの中から順次音楽データを再生用に選定するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置101は、例えばユーザ操作による事前設定に応じて、その再生用に選定した音楽データを自身が再生するように設定しており、当該再生用に選定した音楽データが携帯型音楽再生装置22で記憶されていると、当該携帯型音楽再生装置22から、その音楽データを復号処理してデジタルのまま送信させてストリーミング再生し、又は当該デジタルの音楽データを再生処理させてアナログの音楽信号として送信させながらスピーカから音楽を出力させる。
また据置型音楽再生装置101は、例えばユーザ操作による事前設定に応じて、その再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22で再生するように設定しており、当該再生用に選定した音楽データを自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102で記憶していると、その再生用に選定した音楽データを上述と同様にデジタル又はアナログの形式で携帯型音楽再生装置22に送信する。
さらに据置型音楽再生装置101は、例えばユーザ操作による事前設定に応じて、その再生用に選定した音楽データを携帯型音楽再生装置22で再生するように設定しており、当該再生用に選定した音楽データが携帯型音楽再生装置22で記憶されていると、携帯型音楽再生装置22に対し、その音楽データを再生するように指示するようにしても良い。
ところで、再生用に選定した音楽データを自身や携帯型音楽再生装置22、音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102でぞれぞれ記憶している場合、互いの音楽データに基づく音楽の音質を上述と同様に比較し、その比較結果に応じて、より高音質な音楽の音楽データを、自身又は携帯型音楽再生装置22で再生するようにしても良い。
(3−4−9)他の実施の形態2−9
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されると、連携利用属性データをもとに、自身が再生する音楽データを順次選定して、当該選定した音楽データを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されると、例えば、選定部40によって連携利用属性データを、自身、携帯型音楽再生装置22、音楽提供装置104及び又は他の据置型音楽再生装置102が記憶する複数の属性データと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、連携利用音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い所定数の音楽の音楽データまでを再生用に選定し、プレイリスト生成部38により、当該選定部40によって再生用に選定された複数の音楽データを登録したプレイリストを生成するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されると、連携利用属性データをもとに、自身が再生する音楽データを順次選定して、当該選定した音楽データを再生するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されると、例えば、選定部40によって連携利用属性データを、自身、携帯型音楽再生装置22、音楽提供装置104及び又は他の据置型音楽再生装置102が記憶する複数の属性データと順次比較するようにして、その比較結果に基づき、連携利用音楽との類似度が最も高い音楽の音楽データから、順次類似度の低い所定数の音楽の音楽データまでを再生用に選定し、プレイリスト生成部38により、当該選定部40によって再生用に選定された複数の音楽データを登録したプレイリストを生成するようにしても良い。
そして据置型音楽再生装置101は、携帯型音楽再生装置22が接続されている間、又は外されてから、そのプレイリストに従って音楽データを再生するようにしても良い。
また据置型音楽再生装置101は、そのプレイリストを携帯型音楽再生装置22に送信して、その携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置に接続されている間又は外されてから、当該携帯型音楽再生装置22に対し、そのプレイリストに従って音楽データを再生させるようにしても良い。
ところで、据置型音楽再生装置101は、かかるプレイリストを携帯型音楽再生装置22に送信する場合、当該プレイリストに対し携帯側未記憶音楽データを登録していると、その携帯側未記憶音楽データ(自身が記憶している、又は音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102で記憶している)をプレイリストと共に携帯型音楽再生装置22に送信するようにしても良い。
因みに、据置型音楽再生装置101は、同じ携帯側未記憶音楽データを自身や音楽提供装置104、他の据置型音楽再生装置102の少なくとも2つの装置で記憶していると、より高音質な音楽の携帯側未記憶音楽データを携帯型音楽再生装置22に送信するようにしても良い。
これに対して携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置101から携帯側未記憶音楽データが登録されたプレイリストのみを取得し、当該据置型音楽再生装置101に接続されたまま、そのプレイリストに従って順次音楽データを再生するような場合には、当該プレイリストに従い携帯側未記憶音楽データを再生するとき、その携帯側未記憶音楽データを据置型音楽再生装置101に要求する。
その結果、携帯型音楽再生装置22は、据置型音楽再生装置101から送信されるデジタルの携帯側未記憶音楽データをストリーミング再生し、又は据置型音楽再生装置101から携帯側未記憶音楽データを再生処理して送信された音楽信号を受信しながら、その音楽信号に基づく音楽を出力するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101に対し携帯型音楽再生装置22を接続するだけで何ら特別な操作をさせることなく、当該据置型音楽再生装置101を携帯型音楽再生装置22と連携させて、その据置型音楽再生装置101により、携帯型音楽再生装置22で最後に再生された連携利用音楽データに基づく連携利用音楽との類似度が高い複数の音楽の音楽データを再生用に選定してプレイリストを生成することができる。
よって、かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101を、携帯型音楽再生装置22と連携させたプレイリストを利用する音楽データの再生に対し容易に使用させることができる。
(3−4−10)他の実施の形態2−10
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと、複数の比較対象属性データとにおいて全ての比較項目の項目内容を比較し、その比較結果に基づき1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において、例えばユーザに対し、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を任意に選定させておき(すなわち、全ての比較項目よりも少ない比較項目を選定させておき)、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容を比較し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在するときには、項目一致数を類似度として用いて1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在しないときには、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を増やして項目内容を比較し直すようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと、複数の比較対象属性データとにおいて全ての比較項目の項目内容を比較し、その比較結果に基づき1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において、例えばユーザに対し、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を任意に選定させておき(すなわち、全ての比較項目よりも少ない比較項目を選定させておき)、据置側連携再生処理の実行中、選定部40により、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容を比較し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在するときには、項目一致数を類似度として用いて1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在しないときには、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとの比較に利用する比較項目を増やして項目内容を比較し直すようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101では、比較基準属性データと複数の比較対象属性データとにおいて、選定された比較項目の項目内容だけを比較するようにして、1つ前の再生音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定し得る場合、当該比較基準属性データと複数の比較対象属性データとで比較する項目内容の数を減らしている分、選定部40による比較選定処理の処理負荷を低減させることができる。
また据置型音楽再生装置101は、音楽データを再生用に選定する際、比較基準属性データを、自身の生成した複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと制限した比較項目又は何ら制限しない比較項目で比較し、項目内容の一致した比較対象属性データが存在しないときには、比較基準属性データを、音楽提供装置104や他の据置型音楽再生装置102から取得していた複数の属性データとしての複数の比較対象属性データと制限した比較項目又は何ら制限しない比較項目で比較し直すようにしても良い。
(3−4−11)他の実施の形態2−11
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が、これに接続された携帯型音楽再生装置22に音楽データを転送して記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が、これに接続された携帯型音楽再生装置22から、当該携帯型音楽再生装置22の記憶している音楽データに対応する属性データ(又は、音楽関連情報)を取り込んで、自身が記憶している属性データ(又は、音楽関連情報)と比較することにより、その携帯型音楽再生装置22では記憶してはいるものの、自身では記憶していない音楽データを検出し、当該携帯型音楽再生装置22から、検出した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んでデジタルの形式のまま又はデジタルアナログ変換して記憶するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が、これに接続された携帯型音楽再生装置22に音楽データを転送して記憶させるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101が、これに接続された携帯型音楽再生装置22から、当該携帯型音楽再生装置22の記憶している音楽データに対応する属性データ(又は、音楽関連情報)を取り込んで、自身が記憶している属性データ(又は、音楽関連情報)と比較することにより、その携帯型音楽再生装置22では記憶してはいるものの、自身では記憶していない音楽データを検出し、当該携帯型音楽再生装置22から、検出した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んでデジタルの形式のまま又はデジタルアナログ変換して記憶するようにしても良い。
(3−4−12)他の実施の形態2−12
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続により再生用の音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101から複数の属性データを取得しておき、据置型音楽再生装置101に接続されている間、又は何ら接続されてはいない状態で音楽データを再生する毎に、当該再生した音楽データに対応する属性データを、当該据置型音楽再生装置101から取得していた複数の属性データと比較するようにして、その比較結果に基づき、次に再生する音楽データを選定し、据置型音楽再生装置101から当該選定した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んで音楽として出力するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101が携帯型音楽再生装置22の接続により再生用の音楽データを選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、携帯型音楽再生装置22が据置型音楽再生装置101から複数の属性データを取得しておき、据置型音楽再生装置101に接続されている間、又は何ら接続されてはいない状態で音楽データを再生する毎に、当該再生した音楽データに対応する属性データを、当該据置型音楽再生装置101から取得していた複数の属性データと比較するようにして、その比較結果に基づき、次に再生する音楽データを選定し、据置型音楽再生装置101から当該選定した音楽データをデジタル又はアナログの形式で取り込んで音楽として出力するようにしても良い。
(3−4−13)他の実施の形態2−13
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していても、選定部40により、連携利用属性データを、自身の記憶する複数の属性データと順次比較するようにして、その結果に基づき連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において、自身、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データをもとに生成された共演アーティストリストを例えば属性記憶部36に記憶しておき、携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していると、選定部40により、連携利用属性データ、及び据置型音楽再生装置101で再生していた据置側再生音楽データに対応する属性データと共に、共演アーティストリストを用いて、当該据置側再生音楽データ基づく据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶しているか否かを判別し、その共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
さらに上述した第2の実施の形態においては、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していても、選定部40により、連携利用属性データを、自身の記憶する複数の属性データと順次比較するようにして、その結果に基づき連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データを再生用に選定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、据置型音楽再生装置101において、自身、音楽提供装置104及び他の据置型音楽再生装置102で記憶している複数の音楽データをもとに生成された共演アーティストリストを例えば属性記憶部36に記憶しておき、携帯型音楽再生装置22が接続されたとき互いに音楽データを再生していると、選定部40により、連携利用属性データ、及び据置型音楽再生装置101で再生していた据置側再生音楽データに対応する属性データと共に、共演アーティストリストを用いて、当該据置側再生音楽データ基づく据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶しているか否かを判別し、その共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
ところで、かかる構成の場合、据置型音楽再生装置101では、上述した携帯型音楽再生装置22と同様に再生履歴記憶部を設け、当該携帯型音楽再生装置22が接続されてはいない状態で音楽データの再生を開始する毎に、その音楽データを示す再生履歴情報を記憶しておく。
そして、据置型音楽再生装置101は、音楽データを再生してはいない状態で携帯型音楽再生装置22が接続されると、再生履歴情報が示す音楽データを据置側再生音楽データとして、その接続時点の携帯型音楽再生装置22による音楽データの再生の有無にかかわらずに、上述と同様に連携利用属性データ及び据置側再生音楽データに対応する属性データと共に共演アーティストリストを用いて、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶しているか否かを判別する。
その結果、据置型音楽再生装置101は、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽の共演音楽データを自身、音楽提供装置104又は他の据置型音楽再生装置102が記憶していると、その共演音楽データを再生用に選定(すなわち、連携利用音楽との類似度が高い音楽の音楽データとして選定)するようにしても良い。
かかる構成によれば、据置型音楽再生装置101において携帯型音楽再生装置22が接続されたとき、単に連携利用音楽との類似度が高い音楽を聴かせるだけでなく、据置側再生音楽のアーティストと、連携利用音楽のアーティストとが共演して奏でた共演音楽をも聴かせて楽しませることができる。
(4)第3の実施の形態
図23は、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第3の実施の形態による連携再生システム200を示す。
図23は、図1について上述した本発明による連携再生システム1を適用し、コンテンツデータとしての音楽データを扱う第3の実施の形態による連携再生システム200を示す。
かかる連携再生システム200は、図1について上述した本発明によるコンテンツ選定装置3を適用し、音楽データの再生機能を有するオーディオコンポーネント構成の例えば2台の据置型音楽再生装置201及び202を有している。
そして連携再生システム200は、これら2台の据置型音楽再生装置201及び202同士を、例えば、無線又は有線で構築されるLANを介して接続し得るようになされている。
また連携再生システム200は、これら2台の据置型音楽再生装置201及び202の何れに対しも、図1について上述したコンテンツ再生装置2を適用した携帯型音楽再生装置203を、USB(Universal Serial Bus)規格やDM(Digital Media )PORT規格、Bluetooth規格等に準じて有線又は無線で接続し得るようになされている。
さらに連携再生システム200は、これら2台の据置型音楽再生装置201をインターネット204を介して、サーバ構成の音楽提供装置205と通信させ得るようにもなされている。
次いで、図24を用いて据置型音楽再生装置201及び202のハードウェア回路ブロックによるハードウェア回路構成について説明する。
ただし据置型音楽再生装置201及び202は、同様の構成を有することにより、以下には、1つの据置型音楽再生装置201のハードウェア構成についてのみ説明し、他の据置型音楽再生装置202のハードウェア構成については説明を省略する。
据置型音楽再生装置201は、筐体表面やリモートコントローラ(図示せず)に設けられた各種操作キーでなる操作入力部210がユーザにより操作されると、当該操作入力部210でこれを認識し、その操作に応じた操作入力信号を入力処理部211に送出する。
入力処理部211は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換しバス212を介して中央処理ユニット(CPU:Central Processing Unit )213に送出する。
中央処理ユニット213は、ROM(Read Only Memory)214又はハードディスクドライブ(HDD:Hard Disc Drive )215に予め記憶された基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを、バス212を介してRAM(Random Access Memory)216に読み出す。
そして中央処理ユニット213は、RAM216上で展開した各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部211から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介して、音楽データを録音するための操作入力信号が入力されると、メディアドライブ217によりCD等のメディアから音楽データを読み出してデータ処理回路218に送出する。
データ処理回路218は、メディアドライブ217から与えられた音楽データをそのまま、又は圧縮符号化してハードディスクドライブ215に送出しハードディスクに記憶する。
このとき中央処理ユニット213は、ネットワーク通信処理部219及びネットワークインタフェース220を順次介してインターネット204上の関連情報提供装置(図示せず)にアクセスして、メディアから録音する音楽データ毎の音楽関連情報を要求する。
その結果、中央処理ユニット213は、関連情報提供装置から音楽関連情報が送信されると、その音楽関連情報をネットワークインタフェース220及びネットワーク通信処理部219で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット213は、音楽関連情報をハードディスクドライブ215に送出することにより、ハードディスクに対し音楽関連情報を音楽データに対応付けて記憶する。
また中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介して所望の音楽データを購入するための操作入力信号が入力されると、ネットワーク通信処理部219及びネットワークインタフェース220を順次介してインターネット204上の音楽配信装置(図示せず)にアクセスして音楽データの購入を要求する。
その結果、中央処理ユニット213は、音楽配信装置から音楽データ及び音楽関連情報がインターネット204を介して送信されると、その音楽データ及び音楽関連情報をネットワークインタフェース220及びネットワーク通信処理部219で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット213は、かかる音楽データ及び音楽関連情報をハードディスクドライブ215に送出することにより、ハードディスクに対し、これら音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。
このようにして中央処理ユニット213は、メディアや音楽配信装置を利用して上述したような種々のデータフォーマットの複数の音楽データをハードディスクに記憶し得るようになされている。
さらに中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介してハードディスクドライブ215内の音楽データが指定され、当該音楽データを再生するための操作入力信号が入力されると、ハードディスクドライブ215から、指定された音楽データを読み出す。
そして中央処理ユニット213は、その音楽データをデータ処理回路218に送出する。この際、データ処理回路218は、音楽データに対し復号処理、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の再生処理を施し、得られた音楽信号をスピーカ221に送出する。
このようにして中央処理ユニット213は、スピーカ221から音楽信号に基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介して、メディアから音楽データを再生するための操作入力信号が入力されると、メディアドライブ217によりメディアから音楽データを読み出してデータ処理回路218に送出する。
データ処理回路218は、この際、音楽データに対し例えばデジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の出力処理を施し、得られた音楽信号をスピーカ221に送出する。
このようにして中央処理ユニット213は、スピーカ221から音楽信号に基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット213は、据置型音楽再生装置201に対し携帯型音楽再生装置203が接続されると、外部装置インタフェース222を介して当該携帯型音楽再生装置203と通信する。
この状態で中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介してハードディスクドライブ215内の音楽データが指定され、当該音楽データを携帯型音楽再生装置203に転送するための操作入力信号が入力されると、ハードディスクドライブ215から、指定された音楽データを対応する音楽関連情報と共に読み出す。
そして中央処理ユニット213は、そのハードディスクドライブ215から読み出した音楽データ及び音楽関連情報を外部装置インタフェース222により携帯型音楽再生装置203に転送して当該携帯型音楽再生装置203に、転送した音楽データ及び音楽関連情報を記憶させる。
また中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介して音楽提供装置205を利用した所望の音楽データの再生が要求されると、再生要求信号をネットワーク通信処理部219及びネットワークインタフェース220を順次介してインターネット204経由で音楽提供装置205に送信する。
その結果、中央処理ユニット213は、音楽提供装置205から復号処理された音楽データがインターネット204経由で送信されると、その音楽データをネットワークインタフェース220及びネットワーク通信処理部219で受信しながらデータ処理回路218に送出する。
この際、データ処理回路218は、その音楽データに対しデジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の出力処理を施し、得られた音楽信号をスピーカ221に送出する。
このようにして中央処理ユニット213は、音楽提供装置205から送信される音楽データをストリーミング形式で再生しスピーカ221から音楽として出力してユーザに聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット213は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データの録音、再生及び転送等)に応じた画面データを生成し、当該生成した画面データを、表示処理部223を介してディスプレイ224に送出する。
これにより中央処理ユニット213は、ディスプレイ224に対し各種プログラムの実行結果に応じた画面を表示する。
このようにして中央処理ユニット213は、ディスプレイ224を介して、音楽データの録音、再生及び転送等に関する各種画面をユーザに視認させることができる。
ところで中央処理ユニット213は、据置型音楽再生装置201に対し携帯型音楽再生装置203が接続されると、当該携帯型音楽再生装置203から、これに記憶されている複数の音楽データに対応する音楽関連情報を、外部装置インタフェース222を介して取り込む。
そして中央処理ユニット213は、その音楽関連情報に基づき、表示処理部223を介してディスプレイ224に対し、携帯型音楽再生装置203に記憶されている複数の音楽データに対応する例えば音楽タイトルを一覧表する。
この状態で中央処理ユニット213は、ユーザにより操作入力部210を介してディスプレイ224の表示画面上で携帯型音楽再生装置203内の音楽データが音楽タイトルとして指定され、当該音楽データを再生するための操作入力信号が入力されると、携帯型音楽再生装置203から、その指定された音楽データをデジタル又はアナログ形式で外部装置インタフェース22を介して取り込んでデータ処理回路218に送出する。
この際、データ処理回路218は、デジタル形式の音楽データに対し再生処理を施し、その結果得られた音楽信号をスピーカ221に送出し、又はアナログ形式の音楽信号に増幅処理等を施してスピーカ221に送出する。
このようにして中央処理ユニット213は、携帯型音楽再生装置203で記憶されている音楽データをスピーカ221から音楽として出力してユーザに聴かせることができる。
次いで、図25を用いて、携帯型音楽再生装置203のハードウェア回路ブロックによるハードウェア回路構成について説明する。
かかる携帯型音楽再生装置203は、筐体表面に設けられた各種操作キーでなる操作入力部230がユーザにより操作されると、当該操作入力部230でこれを認識し、その操作に応じた操作入力信号を入力処理部231に送出する。
入力処理部231は、供給される操作入力信号に対して所定の処理を施すことにより、当該操作入力信号を操作コマンドに変換しバス232を介して中央処理ユニット233に送出する。
中央処理ユニット233は、ROM234、又は半導体メモリやハードディスクドライブでなる記憶部236に予め記憶された基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムを、バス232を介してRAM235に読み出す。
そして中央処理ユニット233は、RAM235上で展開した各種プログラムに従って全体を制御すると共に、所定の演算処理や、入力処理部231から与えられる操作コマンドに応じた各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット233は、ユーザにより操作入力部230を介して所望の音楽データを購入するための操作入力信号が入力されると、送受信回路237及びアンテナ238を順次介して例えば、最寄りのアクセスポイント経由でインターネット204上の音楽配信装置(図示せず)にアクセスして音楽データの購入を要求する。
その結果、中央処理ユニット233は、音楽配信装置から音楽データ及び音楽関連情報がインターネット204及び最寄りのアクセスポイントを順次介して送信されると、その音楽データ及び音楽関連情報をアンテナ238及び送受信回路237で受信して取り込む。
そして中央処理ユニット233は、その音楽データ及び音楽関連情報を記憶部236に送出することにより、当該記憶部236に対し、これら音楽データと音楽関連情報とを対応付けて記憶する。
また中央処理ユニット233は、携帯型音楽再生装置203が据置型音楽再生装置201及び202に接続されると、外部装置インタフェース239を介して据置型音楽再生装置201及び202と通信する。
この状態て中央処理ユニット233は、据置型音楽再生装置201及び202から音楽データ及び音楽関連情報が転送されると、これら音楽データ及び音楽関連情報を、外部装置インタフェース239を介して取り込む。
そして中央処理ユニット233は、かかる音楽データ及び音楽関連情報を記憶部236に送出することにより、当該記憶部236に対し、これら音楽データ及音楽関連情報を対応付けて記憶する。
このようにして中央処理ユニット233は、内部の記憶部236に対し、複数の音楽データを記憶することができる。
さらに中央処理ユニット233は、ユーザにより操作入力部230を介して記憶部236内の音楽データが指定され、当該音楽データを再生するための操作入力信号が入力されると、記憶部236から、指定された音楽データを読み出す。
そして中央処理ユニット233は、その音楽データをデータ処理回路240に送出する。この際、データ処理回路240は、音楽データに対し復号処理、デジタルアナログ変換処理及び増幅処理等の再生処理を施し、得られた音楽信号をヘッドホン241に送出する。
このようにして中央処理ユニット233は、ヘッドホン241から音楽信号に基づく音楽を出力してユーザに聴かせることができる。
さらに中央処理ユニット233は、携帯型音楽再生装置203が据置型音楽再生装置201及び202に接続されると、記憶部236から複数の音楽関連情報を読み出すと共に、当該読み出した音楽関連情報を、外部装置インタフェース239を介して据置型音楽再生装置201及び202に送信する。
その結果、中央処理ユニット233は、据置型音楽再生装置201及び202から音楽データの再生が要求されると、記憶部236から、据置型音楽再生装置201及び202で指定された音楽データを読み出す。
そして中央処理ユニット233は、その音楽データをそのまま、又はデータ処理回路240において復号処理及びデジタルアナログ変換処理を施してアナログ形式で、外部装置インタフェース239により据置型音楽再生装置201及び202に送信する。
さらに中央処理ユニット233は、各種プログラムの実行結果(例えば、音楽データの購入及び再生等)に応じた画面データを生成し、当該生成した画面データを、表示処理部242を介してディスプレイ243に送出する。
これにより中央処理ユニット233は、ディスプレイ243に対し各種プログラムの実行結果に応じた画面を表示する。
このようにして中央処理ユニット233は、ディスプレイ243を介して、音楽データの購入及び再生等に関する各種画面をユーザに視認させることができる。
次いで、図26を用いて音楽提供装置205のハードウェア回路ブロックによるハードウェア回路構成について説明する。
音楽提供装置205において中央処理ユニット250は、ROM251又はハードディスクドライブ252に予め記憶されている基本プログラムやアプリケーションプログラム等の各種プログラムをバス253を介してRAM254に読み出す。
そして中央処理ユニット250は、RAM254上で展開した各種プログラムに従って全体を制御すると共に各種処理を実行する。
これにより中央処理ユニット250は、外部から提供用として種々のデータフォーマットの音楽データが、当該音楽データに対応する音楽関連情報と共に供給されると、その音楽データと対応する音楽関連情報とを、取込インタフェース255を介して取り込む。
そして中央処理ユニット250は、その音楽データ及び音楽関連情報をハードディスクドライブ252に送出することにより、ハードディスクに対し、当該音楽データ及び音楽関連情報を対応付けて記憶する。
また中央処理ユニット250は、据置型音楽再生装置101及び102から再生要求信号がインターネット204経由で送信されると、その再生要求信号をネットワークインタフェース256及びネットワーク通信処理部257によって受信して取り込む。
中央処理ユニット250は、このように再生要求信号を取り込むと、ハードディスクドライブ252から、再生要求された音楽データを読み出すと共に、その音楽データを復号処理しながらネットワーク通信処理部257及びネットワークインタフェース256を順次介してインターネット204経由で据置型音楽再生装置101及び102に送信する。
このようにして中央処理ユニット250は、据置型音楽再生装置101及び102に対し、その復号処理した音楽データを受信させながらデジタルアナログ変換処理及び増幅処理等のように出力処理させて音楽として出力させる(すなわち、音楽データをストリーミング形式で再生させる)。
ところで据置型音楽再生装置201及び202は、上述したように基本的には中央処理ユニット213がROM214又はハードディスクドライブ215に記憶された各種プログラムに従って各種処理を実行すると共に各ハードウェアを制御している。
よって据置型音楽再生装置201及び202では、図3について上述した機能回路ブロックによるハードウェア回路構成の据置型音楽再生装置21の機能に応じて、ROM214又はハードディスクドライブ215に記憶させる各種プログラムを適宜選定する。
すなわち、据置型音楽再生装置201及び202では、ROM214又はハードディスクドライブ215に記憶させる各種プログラムを、上述した据置側連携再生処理手順RT1を実行させるための音楽選定プログラムのように適宜選定する。
これにより据置型音楽再生装置201及び202は、図3について上述した据置型音楽再生装置21と同様に機能することができる。
実際に据置型音楽再生装置201及び202では、中央処理ユニット213を、上述した制御部30、解析部35、プレイリスト生成部38及び選定部40と同様に機能させることができる。
また据置型音楽再生装置201及び202では、操作入力部210及び入力処理部211を、上述した操作部31と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、ハードディスクドライブ215を、上述した音楽記憶部33、属性記憶部36及びプレイリスト記憶部39と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、メディアドライブ217、データ処理回路218及びスピーカ221を、上述した再生部32と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、ネットワーク通信処理部219及びネットワークインタフェース220を、上述したネットワーク通信部34と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、外部装置インタフェース222を、上述した装置通信部41と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、表示処理部223及びディスプレイ224を、上述した表示部37と同様に機能させることができる。
従って据置型音楽再生装置201及び202は、図3について上述した据置型音楽再生装置21と同様に上述した据置側連携再生処理手順RT1を実行することができる。
よって据置型音楽再生装置201及び202は、上述した第1の実施の形態による据置型音楽再生装置21と同様の効果を得ることができる。
これに対して据置型音楽再生装置201及び202では、図18について上述した機能回路ブロックによるハードウェア回路構成の据置型音楽再生装置101及び102の機能に応じて、ROM214又はハードディスクドライブ215に記憶させる各種プログラムを適宜選定する。
すなわち、据置型音楽再生装置201及び202では、ROM214又はハードディスクドライブ215に記憶させる各種プログラムを、上述した据置側連携再生処理手順RT3を実行させるための音楽選定プログラムのように適宜選定する。
これにより据置型音楽再生装置201及び202は、図18について上述した据置型音楽再生装置101及び102と同様に機能することができる。
実際に据置型音楽再生装置201及び202では、中央処理ユニット213を、上述した制御部120、解析部35、プレイリスト生成部38及び選定部40と同様に機能させることができる。
また据置型音楽再生装置201及び202では、操作入力部210及び入力処理部211を、上述した操作部31と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、ハードディスクドライブ215を、上述した音楽記憶部33、属性記憶部36及びプレイリスト記憶部39と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、メディアドライブ217、データ処理回路218及びスピーカ221を、上述した再生部32と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、ネットワーク通信処理部219及びネットワークインタフェース220を、上述したネットワーク通信部121と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、外部装置インタフェース222を、上述した装置通信部41と同様に機能させることができる。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、表示処理部223及びディスプレイ224を、上述した表示部37と同様に機能させることができる。
従って据置型音楽再生装置201及び202は、図18について上述した据置型音楽再生装置101及び102と同様に上述した据置側連携再生処理手順RT3を実行することができる。
よって据置型音楽再生装置201及び202は、上述した第3の実施の形態による据置型音楽再生装置101及び102と同様の効果を得ることができる。
因みに据置型音楽再生装置201及び202では、ROM214又はハードディスクドライブ215に対し予め音楽選定プログラムを記憶していても良い。
また据置型音楽再生装置201及び202では、音楽選定プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体によって当該音楽選定プログラムをインストールするようにしても良い。
さらに据置型音楽再生装置201及び202では、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から音楽選定プログラムをインストールするようにしても良い。
そして音楽選定プログラムを据置型音楽再生装置201及び202にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また音楽選定プログラムを据置型音楽再生装置201及び202にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROM(Compact Disc-Read Only Memory )のようなパッケージメディアで実現しても良い。
さらに音楽選定プログラムを据置型音楽再生装置201及び202にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、DVD(Digital Versatile Disc)等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、かかるコンピュータ読取可能な記録媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記録される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽選定プログラムを記録する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽選定プログラムを記録する手段としては、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを利用しても良い。
一方、携帯型音楽再生装置203では、図9について上述した機能回路ブロックによるハードウェア回路構成の携帯型音楽再生装置22の機能に応じて、ROM234又は記憶部236に記憶させる各種プログラムを適宜選定する。
すなわち携帯型音楽再生装置203では、ROM234又は記憶部236に記憶させる各種プログラムを上述した携帯側連携再生処理手順RT2を実行させるための音楽再生プログラムのように適宜選定する。
これにより携帯型音楽再生装置203は、図9について上述した携帯型音楽再生装置22と同様に機能することができる。
実際に携帯型音楽再生装置203では、中央処理ユニット233を、上述した制御部50、解析部57、選定部60及びプレイリスト生成部61と同様に機能させることができる。
また携帯型音楽再生装置203では、操作入力部230及び入力処理部231を、上述した操作部55と同様に機能させることができる。
さらに携帯型音楽再生装置203では、記憶部236を、上述した音楽記憶部52、属性記憶部53、プレイリスト記憶部54及び履歴記憶部62と同様に機能させることができる。
さらに携帯型音楽再生装置203では、送受信回路部237及びアンテナ238を、上述したネットワーク通信部56と同様に機能させることができる。
さらに携帯型音楽再生装置203では、外部装置インタフェース239を、上述した装置通信部51と同様に機能させることができる。
さらに携帯型音楽再生装置203では、データ処理回路240及びヘッドホン241を、上述した再生部59と同様に機能させることができる。
さらに携帯型音楽再生装置203では、表示処理部242及びディスプレイ243を、上述した表示部58と同様に機能させることができる。
従って携帯型音楽再生装置203は、図9について上述した携帯型音楽再生装置22と同様に携帯側連携再生処理手順RT2を実行することができる。
よって携帯型音楽再生装置203は、上述した第1の実施の形態による携帯型音楽再生装置22と同様の効果を得ることができる。
因みに携帯型音楽再生装置203では、ROM234又は記憶部236に対し予め音楽再生プログラムを記憶していても良い。
また携帯型音楽再生装置203では、音楽再生プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体によって当該音楽再生プログラムをインストールするようにしても良い。
さらに携帯型音楽再生装置203では、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から音楽再生プログラムをインストールするようにしても良い。
そして音楽再生プログラムを携帯型音楽再生装置203にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また音楽再生プログラムを携帯型音楽再生装置203にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROMやDVD等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、かかるコンピュータ読取可能な記録媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記録される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽再生プログラムを記録する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽再生プログラムを記録する手段としては、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを利用しても良い。
さらにまた音楽提供装置205では、図17について上述した機能回路ブロックによるハードウェア回路構成の音楽提供装置104の機能に応じて、ROM251又はハードディスクドライブ252に記憶させる各種プログラムを適宜選定する。
すなわち音楽提供装置205では、ROM251又はハードディスクドライブ252に記憶させる各種プログラムを上述した音楽データ送信処理手順RT4を実行させるための音楽送信プログラムのように適宜選定する。
これにより音楽提供装置205は、図17について上述した音楽提供装置104と同様に機能することができる。
実際に音楽提供装置205では、中央処理ユニット250を、上述した制御部110、解析部113及び復号部116と同様に機能させることができる。
また音楽提供装置205では、ハードディスクドライブ252を、上述した音楽記憶部112及び属性記憶部114と同様に機能させることができる。
さらに音楽提供装置205では、取込インタフェース255を、上述した取込部111と同様に機能させることができる。
さらに音楽提供装置205では、ネットワークインタフェース256及びネットワーク通信部257を、上述したネットワーク通信部115と同様に機能させることができる。
従って音楽提供装置205は、図17について上述した音楽提供装置104と同様に音楽データ送信処理手順RT4を実行することができる。
よって音楽提供装置205は、上述した第2の実施の形態による音楽提供装置104と同様の効果を得ることができる。
因みに音楽提供装置205では、ROM251又はハードディスクドライブ252に対し予め音楽送信プログラムを記憶していても良い。
また音楽提供装置205では、音楽送信プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体によって当該音楽送信プログラムをインストールするようにしても良い。
さらに音楽提供装置205では、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用して外部から音楽送信プログラムをインストールするようにしても良い。
そして音楽送信プログラムを音楽提供装置205にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、例えばフレキシブルディスクのようなパッケージメディアで実現しても良い。
また音楽送信プログラムを音楽提供装置205にインストールして実行可能な状態にするためのコンピュータ読取可能な記録媒体としては、CD−ROMやDVD等のパッケージメディアで実現しても良い。
さらに、かかるコンピュータ読取可能な記録媒体としては、パッケージメディアのみならず、各種プログラムが一時的もしくは永続的に記録される半導体メモリや磁気ディスク等で実現しても良い。
また、これらコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽送信プログラムを記録する手段としては、ローカルエリアネットワークやインターネット204、デジタル衛星放送等の有線及び無線通信媒体を利用しても良い。
さらにコンピュータ読取可能な記録媒体に音楽送信プログラムを記録する手段としては、ルータやモデム等の各種通信インタフェースを利用しても良い。
(5)他の実施の形態3
(5−1)他の実施の形態3−1
なお上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明で利用するコンテンツデータとして、図1乃至図26について上述した音楽データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、動画像データや静止画像データ(例えば、写真画像データ)、テキストデータやプログラムデータ等のように、この他種々のコンテンツデータを広く適用することができる。
(5−1)他の実施の形態3−1
なお上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明で利用するコンテンツデータとして、図1乃至図26について上述した音楽データを適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、動画像データや静止画像データ(例えば、写真画像データ)、テキストデータやプログラムデータ等のように、この他種々のコンテンツデータを広く適用することができる。
(5−2)他の実施の形態3−2
また上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明による連携再生システムを、図1乃至図26について上述した連携再生システム1、20、100及び200に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の記録再生装置を有する連携再生システム等のように、この他種々の構成の連携再生システムに広く適用することができる。
また上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明による連携再生システムを、図1乃至図26について上述した連携再生システム1、20、100及び200に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistance )等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の記録再生装置を有する連携再生システム等のように、この他種々の構成の連携再生システムに広く適用することができる。
(5−3)他の実施の形態3−3
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ選定装置を、図1乃至図26について上述したコンテンツ選定装置3、据置型音楽再生装置21、101、102、201及び202に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の記録再生装置、コンテンツデータの再生機能をもたないコンテンツ選定装置等のように、この他種々の構成のコンテンツ選定装置に広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ選定装置を、図1乃至図26について上述したコンテンツ選定装置3、据置型音楽再生装置21、101、102、201及び202に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の記録再生装置、コンテンツデータの再生機能をもたないコンテンツ選定装置等のように、この他種々の構成のコンテンツ選定装置に広く適用することができる。
(5−4)他の実施の形態3−4
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ再生装置を、図1乃至図26について上述したコンテンツ再生装置2、携帯型音楽再生装置22及び203に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA、ゲーム機器等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の据置型の記録再生装置等のように、この他種々の構成のコンテンツ再生装置に広く適用することができる。
さらに上述した第1乃至第3の実施の形態においては、本発明によるコンテンツ再生装置を、図1乃至図26について上述したコンテンツ再生装置2、携帯型音楽再生装置22及び203に適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、パーソナルコンピュータや携帯電話機、PDA、ゲーム機器等の情報処理装置、ハードディスクレコーダ等の据置型の記録再生装置等のように、この他種々の構成のコンテンツ再生装置に広く適用することができる。
本発明は、携帯型音楽再生装置等のコンテンツ再生装置と、据置型音楽再生装置等のコンテンツ選定装置とから構築される連携再生システムに利用することができる。
1、20、100、200……連携再生システム、2……コンテンツ再生装置、3……コンテンツ選定装置、10……再生側属性記憶部、11……再生部、12……送信部、15……選定側属性記憶部、16……受信部、17、40、60……選定部、21、101、102、201、202……据置型音楽再生装置、22、203……携帯型音楽再生装置、30、50、110、120……制御部、32、59……再生部、33、52、112……音楽記憶部、34、56、115、121……ネットワーク通信部、36、53、114……属性記憶部、41、51……装置通信部、38、61……プレイリスト生成部、39、54……プレイリスト記憶部、62……履歴記憶部、103、204……インターネット、104、205……音楽提供装置、213、233、250……中央処理ユニット、215、252……ハードディスクドライブ、218、240……データ処理回路、219、257……ネットワーク通信処理部、220、256……ネットワークインタフェース、221……スピーカ、222、239……外部装置インタフェース、236……記憶部、237……送受信回路部、238……アンテナ、241……ヘッドホン、AB……属性データ、ABM……比較基準属性データ、AB1乃至ABN……比較対象属性データ、CAL……共演アーティストリスト、PL……プレイリスト、RT1……携帯側連携再生処理手順、RT2、RT3……据置側連携再生処理手順、RT4……音楽データ送信処理手順。
Claims (15)
- 再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶部と、
コンテンツ選定装置に、コンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置から複数の上記コンテンツデータの属性を示す属性データのうち上記コンテンツデータの再生履歴に応じた上記属性データが、上記コンテンツ選定装置及び上記コンテンツ再生装置が連携して上記選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データとして送信されると、当該送信された上記連携利用属性データを受信する受信部と、
上記受信部により受信された上記連携利用属性データと、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定部と
を具えるコンテンツ選定装置。 - 上記選定部は、
上記受信部により受信された上記連携利用属性データと、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い1つの当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定した後、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、順次、1つ前に再生用に選定した上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い他の上記選定可能コンテンツデータを再生用に選定する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ選定装置。 - 上記選定部により順次選定された上記選定可能コンテンツデータを再生する再生部と、
上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツ再生装置が接続されている間、上記再生部により上記選定可能コンテンツデータの再生が開始される毎に、当該再生を開始した上記選定可能コンテンツデータに対応する上記属性データを、上記コンテンツ再生装置が上記選定部に引き継いで上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い上記コンテンツデータを再生用に選定するために利用する引継利用属性データとして上記コンテンツ再生装置に送信する送信部と
を具えることを特徴とする請求項2に記載のコンテンツ選定装置。 - 複数の上記選定可能コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶部と、
複数の上記選定可能コンテンツデータを記憶している他の装置と通信する通信部と
を具え、
上記属性記憶部は、
上記コンテンツ記憶部に記憶された複数の上記選定可能コンテンツデータに対応する複数の上記属性データと、上記他の装置で記憶されている複数の上記選定可能コンテンツデータに対応する複数の上記属性データとを記憶し、
上記通信部は、
上記選定部により選定された上記選定可能コンテンツデータが上記他の装置で記憶されていると、当該他の装置に対し、上記選定された上記選定可能コンテンツデータを再生要求することにより当該他の装置から送信される当該選定された上記選定可能コンテンツデータを受信し、
上記再生部は、
上記選定部により選定された上記選定可能コンテンツデータが上記コンテンツ記憶部に記憶されていると、当該コンテンツ記憶部に記憶されている当該選定された上記選定可能コンテンツデータを再生し、上記選定部により選定された上記選定可能コンテンツデータが上記他の装置で記憶されていると、上記他の装置から送信され上記通信部により受信されている当該選定された上記選定可能コンテンツデータを再生する
ことを特徴とする請求項3に記載のコンテンツ選定装置。 - 2以上のアーティストが共演したコンテンツの共演コンテンツデータと、当該共演した2以上のアーティストとを示す共演アーティストリストを記憶するリスト記憶部
を具え、
上記選定部は、
上記再生部により上記選定可能コンテンツデータを再生中の上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツデータを再生中の上記コンテンツ再生装置が接続され、当該コンテンツ再生装置から上記再生履歴に応じて上記再生中の上記コンテンツデータに対応する上記属性データが上記連携利用属性データとして送信されると、上記共演アーティストリストと、上記再生中の上記選定可能コンテンツデータに対応する上記属性データと、上記連携利用属性データとに基づき、上記再生中の上記選定可能コンテンツデータに対応するアーティストと、上記再生中の上記コンテンツデータに対応するアーティストとが共演した上記コンテンツの上記共演コンテンツデータが存在するか否かを判別し、当該共演コンテンツデータが存在すると、当該共演コンテンツデータを再生用に選定し、上記共演コンテンツデータが存在しないと、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い上記選定可能コンテンツデータを再生用に選定する
ことを特徴とする請求項4に記載のコンテンツ選定装置。 - 複数の上記選定可能コンテンツデータの再生順序を規定するプレイリストを生成するプレイリスト生成部
を具え、
上記選定部は、
上記受信部により受信された上記連携利用属性データと、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い複数の当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定し、
上記プレイリスト生成部は、
上記選定部により選定された複数の上記選定可能コンテンツデータの再生順序を規定する上記プレイリストを生成する
ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ選定装置。 - 複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶部と、
上記コンテンツデータを再生する再生部と、
コンテンツ選定装置及びコンテンツ再生装置が連携して再生用に選定可能な選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データと、複数の上記選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツ再生装置が接続されると、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データのうち、上記再生部による上記コンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを上記連携利用属性データとして上記コンテンツ選定装置に送信する送信部と
を具えるコンテンツ再生装置。 - 上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツ再生装置が接続されている間に、当該コンテンツ選定装置から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い1つの当該選定可能コンテンツデータが再生用に選定された後、複数の上記選定可能コンテンツデータに対応する複数の上記属性データに基づき当該複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、順次、1つ前に再生用に選定された上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い他の上記選定可能コンテンツデータが再生用に選定され、当該選定された上記選定可能コンテンツデータの再生が開始される毎に、当該再生の開始された上記選定可能コンテンツデータに対応する上記属性データが上記コンテンツ選定装置に引き継いで上記コンテンツデータを再生用に選定するために利用する引継利用属性データとして送信されると、当該送信された上記引継利用属性データを受信する受信部と、
上記引継利用属性データと、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記コンテンツデータの中から、上記引継利用属性データに対応する上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い当該コンテンツデータを再生用に選定する選定部と
を具え、
上記属性記憶部は、
上記受信部により受信された上記引継利用属性データを記憶し、
上記選定部は、
上記コンテンツ選定装置から上記コンテンツ再生装置が外されると、上記属性記憶部に記憶された上記引継利用属性データと、当該属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記コンテンツデータの中から、上記引継利用属性データに対応する上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い当該コンテンツデータを再生用に選定する
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ再生装置。 - 複数の上記コンテンツデータを記憶するコンテンツ記憶部と、
上記コンテンツデータの選定終了を指示するために用いられる指示部と
を具え、
上記選定部は、
上記コンテンツ選定装置から上記コンテンツ再生装置が外されると、上記属性記憶部に記憶された上記引継利用属性データと、当該属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記コンテンツデータの中から、上記引継利用属性データに対応する上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い1つの当該コンテンツデータを再生用に選定した後、上記指示部を介して上記選定終了が指示されるまでの間、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データに基づき複数の上記コンテンツデータの中から、順次、1つ前に再生用に選定した上記コンテンツデータとの類似度が高い他の上記コンテンツデータを再生用に選定し、
上記再生部は、
上記コンテンツ記憶部に記憶された複数の上記コンテンツデータのうち、上記選定部により順次選定された上記コンテンツデータを再生する
ことを特徴とする請求項8に記載のコンテンツ再生装置。 - 複数の上記コンテンツデータの再生順序を規定するプレイリストを生成するプレイリスト生成部
を具え、
上記選定部は、
上記受信部により受信された上記引継利用属性データと、上記属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記コンテンツデータの中から、上記引継利用属性データに対応する上記選定可能コンテンツデータとの類似度が高い複数の当該コンテンツデータを再生用に選定し、
上記プレイリスト生成部は、
上記選定部により選定された複数の上記コンテンツデータの再生順序を規定する上記プレイリストを生成する
ことを特徴とする請求項7に記載のコンテンツ再生装置。 - 再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶ステップと、
コンテンツ選定装置に、コンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置から複数の上記コンテンツデータの属性を示す属性データのうち上記コンテンツデータの再生履歴に応じた上記属性データが、上記コンテンツ選定装置及び上記コンテンツ再生装置が連携して上記選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データとして送信されると、当該送信された上記連携利用属性データを受信する受信ステップと、
上記受信した上記連携利用属性データと、上記記憶した複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定ステップと
を具えるコンテンツ選定方法。 - 複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶ステップと、
上記コンテンツデータを再生する再生ステップと、
コンテンツ選定装置及びコンテンツ再生装置が連携して再生用に選定可能な選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データと、複数の上記選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツ再生装置が接続されると、上記記憶した複数の上記属性データのうち、上記コンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを上記連携利用属性データとして上記コンテンツ選定装置に送信する送信ステップと
を具えるコンテンツ再生方法。 - コンピュータに対して、
再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶ステップと、
上記コンピュータに、コンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置が接続されたとき、当該コンテンツ再生装置から複数の上記コンテンツデータの属性を示す属性データのうち上記コンテンツデータの再生履歴に応じた上記属性データが、上記コンピュータ及び上記コンテンツ再生装置が連携して上記選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データとして送信されると、当該送信された上記連携利用属性データを受信する受信ステップと、
上記受信した上記連携利用属性データと、上記記憶した複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定ステップと
を実行させるためのコンテンツ選定プログラム。 - コンピュータに対して、
複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する属性記憶ステップと、
上記コンテンツデータを再生する再生ステップと、
コンテンツ選定装置及び上記コンピュータが連携して再生用に選定可能な選定可能コンテンツデータを再生するために利用する連携利用属性データと、複数の上記選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する上記コンテンツ選定装置に上記コンピュータが接続されると、上記記憶した複数の上記属性データのうち、上記コンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを上記連携利用属性データとして上記コンテンツ選定装置に送信する送信ステップと
を実行させるためのコンテンツ再生プログラム。 - 複数のコンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する再生側属性記憶部と、
上記コンテンツデータを再生する再生部と、
コンテンツ選定装置にコンテンツ再生装置が接続されると、上記再生側属性記憶部に記憶された複数の上記属性データのうち、上記再生部による上記コンテンツデータの再生履歴に応じた当該属性データを、上記コンテンツ選定装置及び上記コンテンツ再生装置の連携した上記コンテンツデータの再生に利用する連携利用属性データとして上記コンテンツ選定装置に送信する送信部と
を有する上記コンテンツ再生装置と、
再生用に選定可能な複数の選定可能コンテンツデータの属性を示す複数の属性データを記憶する選定側属性記憶部と、
上記コンテンツ選定装置に上記コンテンツ再生装置が接続されたときに当該コンテンツ再生装置から送信された上記連携利用属性データを受信する受信部と、
上記受信部により受信された上記連携利用属性データと、上記選定側属性記憶部に記憶された複数の上記属性データとに基づき複数の上記選定可能コンテンツデータの中から、上記連携利用属性データに対応する上記コンテンツデータとの類似度が高い当該選定可能コンテンツデータを再生用に選定する選定部と
を有する上記コンテンツ選定装置と
を具える連携再生システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008058002A JP2009217873A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | コンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008058002A JP2009217873A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | コンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009217873A true JP2009217873A (ja) | 2009-09-24 |
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ID=41189569
Family Applications (1)
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JP2008058002A Pending JP2009217873A (ja) | 2008-03-07 | 2008-03-07 | コンテンツ選定装置、コンテンツ再生装置、コンテンツ選定方法、コンテンツ再生方法、コンテンツ選定プログラム、コンテンツ再生プログラム及び連携再生システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2009217873A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2015136642A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 国立大学法人東北大学 | 電力予測装置、電力予測プログラムおよび電力予測方法 |
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2008
- 2008-03-07 JP JP2008058002A patent/JP2009217873A/ja active Pending
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WO2015136642A1 (ja) * | 2014-03-12 | 2015-09-17 | 国立大学法人東北大学 | 電力予測装置、電力予測プログラムおよび電力予測方法 |
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