JP2010077545A - エレクトレット繊維構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】
油剤を除去する加工を行うことなくエレクトレット加工を行い、集塵性能の高いエレクトレット繊維構造体を得る。
【解決手段】油剤が付着した短繊維(A)と油剤が付着していないエレクトレット短繊維(B)とで構成された不織布を含むエレクトレット繊維構造体とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、エアフィルターに使用可能なエレクトレット繊維構造体に関する。
エアフィルターの濾材として好適な捲縮のある短繊維からなる不織布を生産方法には、カードという機械で捲縮短繊維を引き揃えてウエッブを作成するカード法や、捲縮短繊維を水に分散して抄紙する抄紙法がある。
たとえば、カード法での不織布化をもう少し詳しく説明すると、原糸生産工程とウエッブ化工程での工程通過性付与のため、短繊維には油剤が付与され、そのため不織布においても短繊維表面に油剤が付着している状態となっている。特に、圧縮されて納入されてきた短繊維集合体を解綿機やカードと言う機械にかけて繊維を解して1本1本繊維を引き揃えたウエッブを作成する工程では、捲縮によって繊維間を絡ませてウエッブの形態保持性を保っているものの、静電気が発生すると繊維が解れず目付均一性に優れたウエッブを得ることが出来ないため、帯電防止機能を持った油剤を付着させる。また、捲縮短繊維を生産する工程に遡ると、捲縮加工は、紡糸した数十万dtexの長繊維の束(トウ)を、スタファーボックスに押し込んで行う。スタファーボックスでは、トウを一対の回転する金属ロールで把持し前方向が開放され、上下左右が金属板で仕切られた狭い容積空間に押し込み、トウに背圧を掛けると、トウはジグザグ(捲縮)に折れ曲がった状態で狭い空間を埋め尽くす。この状態で加熱後冷却して取り出すと捲縮が付与されたトウを取り出すことが出来、その後、短い繊維長にカットすることで短繊維を得ることができる。この時にも金属板との摩擦抵抗制御や発生した静電気によるロールへのトウ巻き付きを防ぐために油剤の付与が行われる。このように捲縮加工糸を生産する工程、ウエッブ化する工程での工程通過性付与のため油剤が使用されている。また抄紙法でも水への分散性を良くするため油剤が付着した繊維が用いられている。
一方、不織布には、集塵性能を高めるために、エレクトレット加工を施すことが好ましい。しかしながら、上記のようにして生産された不織布には油剤が付着している。油剤は一般的に繊維表面の電気抵抗値を下げる効果があり、かかる油剤が付着した不織布シートにコロナ放電加工を行ってエレクトレット加工を施しても、電荷が消失して高いエレクトレット性が得られない。
この対策として、不織布を洗浄して油剤を除去した後に、当該不織布にエレクトレット加工を行ったり、表面電気抵抗値を下げない油剤を付着させた繊維をエレクトレット加工することが特許文献1〜3に示されている。しかし油剤を除去する方法は生産コスト高であり、表面電気抵抗値を下げない油剤を付着させる方法は高いエレクトレット効果が得られない。
特開2002−339256号公報 特開2007−146357号公報 特開2006−328586号公報
本発明の目的は、集塵性能の高いエレクトレット繊維構造体を得ることを目的とする。
(1)油剤が付着した短繊維(A)と油剤が付着していないエレクトレット短繊維(B)とで構成された不織布を含むエレクトレット繊維構造体。
(2)前記短繊維(A)が熱接着性である、前記(1)に記載のエレクトレット繊維構造体。
(3)前記不織布が少なくとも2層積層されてなり、該少なくとも2層の不織布は、互いに、前記短繊維(A)と前記エレクトレット短繊維(B)の配合比率が異なる、前記(1)または(2)に記載のエレクトレット繊維構造体。
(4)前記(1)〜(3)のいずれかに記載のエレクトレット繊維構造体を備えてなるエアフィルター。
本発明によれば、油剤が付着した短繊維(A)と油剤が付着していないエレクトレット短繊維(B)とで構成された不織布のため、エレクトレット加工に際し油剤を除去するなどの特別な前処理を行うことなく十分なエレクトレット加工を行うことが可能なため、低コストで高性能なエレクトレット繊維構造体を得る事が出来る。
本発明のエレクトレット繊維構造体は、主に、油剤が付着した、例えば熱接着性の短繊維(以後短繊維(A)と称する)と、油剤が付着していないエレクトレット短繊維(以後短繊維(B)と称する)とで構成された不織布を含むものである。尚、本発明において、短繊維とは繊維長が5〜60mmのもので、カード法やエアレード、湿式法でウエッブ製造が可能な短い繊維を言う。
エレクトレット繊維構造体の構造は、短繊維(A)と短繊維(B)とがランダムに混合された不織布を1層だけ備えたもの(1層型)と、短繊維(A)と短繊維(B)とがランダムに混合された不織布を少なくとも2層重ねた積層型がある。積層型においては、各不織布における短繊維(A)と短繊維(B)の配合比率が同じでもよいが、各配合比率や繊維の太さが異なると捕集効率やダスト保持特性を各層で変更できるため捕集効率が高くても長寿命な濾材とすることが出来るので好適である。
そして、1層型、積層型いずれの場合も、短繊維(A)と短繊維(B)の出発物質として後述の繊維を混在させたウエッブを加熱下で押し潰すなどして繊維間接着を行い所定厚みに仕上げた後、エレクトレット加工を行うことで、少なくとも油剤が付着していない繊維がエレクトレット化され(短繊維(B))、ダスト保持特性に優れたエレクトレット繊維構造体とすることができる。このとき、繊維間接着を行うことで、プリーツ加工に適した剛性(例えば250mg以上)を持ったエレクトレット繊維構造体にすることができる。
次に各不織布の短繊維(A)と短繊維(B)の出発物質として使用される繊維について説明する。
油剤が付着している短繊維(A)は、ウエッブ作製時に油剤が付着していない短繊維(B)やウエッブ製造機械との摩擦で発生した静電気を除去するためのものである。このとき、短繊維(A)に熱接着性の短繊維を用いる場合、エレクトレット繊維構造体にプリーツ加工が可能な剛性を容易に付与することができる。そのため、短繊維(A)としては、例えば、繊度が6dtex以上の太く剛性の有る繊維が適し、素材はポリオレフィン系やポリエステル系のもので特に芯鞘構造の繊維等が好ましい。
繊維自体の剛性を付与することでエレクトレット繊維構造体の剛性を高めるには、硬いポリエステル系繊維が特に好適である。短繊維(A)がポリエステル系繊維であれば、短繊維(B)がポリプロピレン系繊維であっても短繊維(A)の繊維間結合で剛性を付与する事が可能であり、また短繊維(B)が短繊維(A)に絡まったルーズ状態で存在することになるため、ダスト保持量が高くなり好ましい。しかしながら、短繊維(A)と短繊維(B)の素材が、例えばポリエステルとポリプロピレンの様に異なる素材の場合には熱接着性が得られ難くいため、エレクトレット繊維構造体として剛性が高くなりにくい。そのため、短繊維(A)は、短繊維(B)と同じ素材にすることが好ましく、たとえばポリオレフィン繊維にすることが好ましい。かかる構成により、熱接着度が向上して繊維間が拘束されるため、剛性が高いエレクトレット繊維構造体が得られるので良い。また、こうした場合には繊維全てがエレクトレット加工が可能なため、高捕集性のエレクトレット繊維構造体を得ることができる。
また、短繊維(A)として熱接着性短繊維を用いる場合、繊維の長さ方向に融点の異なる素材を接合したサイドバイサイドの繊維は、素材間に熱収縮率差異が有ると加熱した時に収縮差により捲縮が発現して幅収縮が大きく発生するため好ましくない。一方、同芯円状に融点の異なる繊維素材が配された芯鞘構造の繊維は、収縮差があっても捲縮を発現しないため幅収縮が少なく、且つ繊維表面の全面を低融点の接着成分で構成し接着による拘束点を増やすことができるため、剛性を高められるのでより好ましい。
短繊維(A)の繊度は、6dtex以上30dtex以下が好ましい。より好ましくは10dtex以上、さらに好ましくは12dtex以上20dtexである。中でも、油剤が付与された短繊維(A)として12dtex以上20dtexの太い熱接着性繊維をエレクトレット繊維構造体質量の40%以上、好ましくは60%以上用い、油剤が付与されていない短繊維(B)とともに不織布を構成し、かかる熱接着性繊維を溶融、接着させることで繊維間を接着し、エレクトレット繊維構造体の繊維密度を0.08〜0.25cm/ccとすると、プリーツ加工に適切な剛性が得られ、また空隙率も高く保持できるため、特に長寿命なエレクトレット繊維構造体を得ることができる。
一方、油剤が付着していない短繊維(B)の出発繊維としては、ポリプロピレン、エチレンとプロピレンのランダム共重合ポリマー、エチレンとプロピレン、ブテンのランダム共重合ポリマーなどからなる繊維、フッ素系繊維、ポリエステル繊維、ポリ乳酸繊維、ポリアクリル繊維等を用いることができる。中でも、特にエレクトレット性に優れたオレフィン系繊維が良く、中でもポリプロピレン、エチレンとプロピレンのランダム共重合ポリマー、エチレンとプロピレン、ブテンのランダム共重合ポリマーからなる繊維であることが好ましい。また短繊維(B)が熱接着性繊維の繊維であっても良い。
短繊維(B)の繊度は、0.1〜7dtexの比較的細い繊維が大きい繊維表面積を有するためエレクトレット電荷量が多くなり、高い微細塵捕集性能が得られるので好ましい。ただ細くなり過ぎると大きなダストによる目詰まりもエレクトレット繊維構造体表面で進行するため寿命低下が避けられない。このため好適には0.5〜5dtex、最適には0.7〜4dtexの繊維である。
短繊維(A)、(B)は、共に繊維間を絡ませてウエッブの形態を保持するために、捲縮していることが好ましい。油剤が付着した短繊維(A)は、上述したような従来の方法により捲縮繊維とすればよいが、油剤の付着していない短繊維(B)を捲縮繊維とするにあたっては、ダンボールにコルゲート加工を行うコルゲーターを用いればよい。すなわち、油剤の付着していないマルチフィラメントを準備し、平面状に広げた状態を作り、一対の加熱されたギヤ間にトウを噛み込ませる。ギヤのギザギザ形状の溝に押し込まれたトウは、冷却されてギザギザ状に賦形化した捲縮を有する。このトウを取り出し冷却した後、カットして捲縮加工された短繊維を得る。この様な機械はダンボールを山谷折りするコルゲーターとして実用化されており、捲縮数はギヤの高さで制御することができる。ギヤへの付着を防止するためギヤ表面をフッ素加工し剥離性を高めておくことが良い。
また、油剤の付着していない短繊維(B)を捲縮繊維とするもう一つの方法としては、次のようは方法を挙げることができる。すなわち、加熱乱流スチーム中に油剤の付着していないマルチフィラメントをオーバーフィード状態で供給すると、マルチフィラメントは乱流域で絡まった状態となるので、この状態で引き出し冷却することで絡まりを捲縮とすることができる。この加工の一般的製法名はタスラン加工としてカーペット用繊維の捲縮加工方法として油剤の付着した繊維で工業的に行われているものである。
なお、2つ製造方法のうちコルゲーターを用いる方法の方がタスラン加工より捲縮度が高くなるため、ウエッブ化工程での落綿率が少なく好ましい。
次に、短繊維(A)と短繊維(B)を混合したウエッブの作成方法について説明する。
短繊維(A)、(B)となる上記繊維は、たとえば圧縮された短繊維集合体の状態で解綿機やカードに導入し、繊維を解し、1本1本繊維を引き揃えてウエッブに形成する。このとき、短繊維(A)となる繊維には油剤が付与されているが、短繊維(B)となる繊維には、エレクトレット化を効率的に行うため、油剤が付与されていない。そのため、油剤が付着した2種類の繊維を開綿機へ供給する際に行っていたように、2種類の繊維を2層に大まかに重ねて開綿機に送り込むと、短繊維(B)になる繊維が開綿された時に大きな静電気を発生し凝集するため開綿をスムーズに行う事ができない。
そこで本発明では例えば次の3つの方法で工程通過性を改善する。
第一の方法は、短繊維(A)となる繊維の原綿(以下、原綿Aという)と短繊維(B)となる繊維の原綿(以下、原綿Bという)のベールを解き、それぞれの原綿を軽量して、計量台上に少量づつ原綿A/原綿B/原綿A/原綿B/原綿A/原綿Bのように層状に小分けして重ねた状態で開綿機に供給する。すなわち(1)原綿A/原綿B/原綿A、(2)原綿A/原綿B/原綿A/原綿B、(3)原綿A/原綿B/原綿A/原綿B/原綿A/原綿Bの態様のように少量に小分け化して、原綿Bを原綿Aで挟む形で積層し開綿機に供給する。こうすることで、静電気を発生しやすい原綿Bは静電気を発生させない原綿Aで包まれて混合した状態で開綿されるため、繊維を解す時に摩擦で発生する静電気が、油剤が付着している原綿Aに移り除去され、電位上昇を抑制しながら開綿することができる。
第2の方法は、短繊維(A)、短繊維(B)の配合比率をエレクトレット繊維構造体の質量に対し短繊維(B)の配合率を60%以下、好ましくは55%以下、最適には50%以下にして静電気の発生を抑制する方法である。
さらに行う第3の方法は、開綿した綿をカードに供給する直前の綿貯蔵BOX内上部から水を霧吹きして繊維表面の水分付着率を0.2〜0.7重量%にコントロールして静電気電位の上昇を防止する方法である。
このようにすることで短繊維(A)、短繊維(B)が均一に混繊したウエッブを作成することが出来る。なお短繊維(A)と短繊維(B)は、2種類に限定される物ではない。短繊維(A)に繊度や素材の異なる複数の繊維を用いたり、短繊維(B)についても同様に複数の繊維が有っても良い。
また、上記繊維はカードを用いてウエッブ化する以外に、エアレード方式でウエッブ化することもできる。
得られたウエッブは、その後、熱カレンダーや熱エンボスで加熱加圧して、繊維間接着を行う。また加熱エアーをウエッブ内に通過させて熱接着性繊維表面のみ溶かして接着を行うこともできる。
繊維間接着されたウエッブには、その後エレクトレット加工が施される。エレクトレット加工により、少なくとも油剤が付着していない繊維がエレクトレット化され(短繊維(B))、ダスト保持特性に優れたエレクトレット繊維構造体とすることができる。エレクトレット加工は、例えば特開昭61−231270号公報に見られるコロナ放電方法を用いて行えばよい。また、エレクトレット加工は、繊維間接着を行っていないウエッブに施してもよい。
このように、本発明においては、短繊維(A)となる繊維には油剤が付与されているものを用い、短繊維(B)となる繊維には油剤が付与されていない繊維を用いることで、静電気を除去しながらウエッブを生産するとともに、当該ウエッブにエレクトレット加工を施すことで高いエレクトレット性を発現することができる。そして、上述したように、短繊維(B)の配合比率をエレクトレット繊維構造体の質量に対し60%以下にする場合や、開綿した綿をカードに供給する直前の綿貯蔵BOX内上部から水を霧吹きして繊維表面の水分付着率を0.2〜0.7重量%にコントロールする場合には、より確実に静電気の発生を抑制することができる。
なお、本発明のエレクトレット繊維構造体には、1,1,3,3,5,5−ヘキサ(アリールオキシ)シクロホスファゼンなどの環状ホスファゼン系難燃剤やヒンダードアミン難燃材を繊維に混合した難燃繊維が含まれていてもよい。かかる難燃剤の含有量としては、繊維構造体質量の0.5〜5%であることが好ましい。また難燃剤は上記短繊維(A)、(B)に含まれていても良い。
さらに、本発明のエレクトレット繊維構造体には、抗菌、抗ウイルス、抗アレルゲン、消臭、脱臭、芳香、難燃などの性能を付与することが可能な機能薬剤や機能繊維が混合されていても良い。また別の短繊維(A)、(B)以外で構成される別の不織布が積層されていても良い。
以下、実施例を用いて本発明をより具体的に説明する。なお、本実施例における濾材の各特性の評価方法を下記する。
<厚み>
テクロック(株)製SM114を用いて測定頻度100cm当たり3箇所、合計21箇所の厚みを求めその算術平均値を利用する。
<目付>
24℃60%RHの室温に8時間以上放置して、評価試料の質量を求め、その面積から1m当たりの質量に直して、それぞれの評価試料の目付として求める。サンプルング最小面積は0.01m以上とする。また評価N数は7枚とし、算術平均値で求める。
<エレクトレット繊維構造体の大気塵の捕集効率>
JIS B9908(2001)形式3試験法に準じた試験機に評価試料をセットし、測定風速4.5m/minで求める。評価N数は2枚以上とし、算術平均値を利用する。
捕集効率(%)=(C/C)×100
=評価試料が捕集した大気塵0.3〜0.5μmの粒子数
=評価試料に供給された大気塵0.3〜0.5μmの粒子数
<圧損>
JIS B9908(2001)形式3試験法に準じた試験機に評価試料をセットして、評価試料を通過する風速を4.5m/minとして求める。評価N数は2枚以上とし、算術平均値を利用する。
<繊維見掛け密度>
評価試料の厚みと目付から、繊維見掛け密度を下記式で求める。
繊維見掛け密度(g/cc)=目付(g/m)/厚み(cm)×10000
<難燃性>
FMVSS302法に準じて求める。なお、評価枚数は5枚とし、それらの算術平均値を求める。
<剛軟度>
JIS−L−1096、ガーレー法に準じて求める。なお、エレクトレット繊維構造体の縦方向と横方向それぞれについて、5枚採取し、算術平均値を求める。
<フィルターユニットの粉塵保持容量>
JIS−B−9908(1991)形式2に記載されている方法で求める。評価N数は1とする。
<フィルターユニットの粒子捕集率>
JIS−B−9908(1991)形式2に記載されている方法で求める。評価N数は1とする。
<フィルターユニットのNaCl0.03μm粒子の捕集効率>
JIS B9908(2001)形式3試験法に準じた試験機に評価試料をセットし、評価フィルターの風上側風洞に、アトマイザーを利用して発生させたNaCl0.03μm粒子(アメニシウム241を用いて粒子帯電を除電)を導入し、パーティクルカウンター(日本カノマックス(株)、CNC)を用いて評価フィルター前後の粒子数を求める。
捕集効率(%)=(C/C)×100
=評価試料が捕集したNaCl0.03μmの粒子数
=評価試料に供給されたNaCl0.03μmの粒子数
なお、フィルターユニットのサイズは、幅220×長さ200×厚み30mmとし、このフィルターユニットの中にエレクトレット繊維構造体を0.3m/個収納し、測定風量は5.2m/分、評価N数は2枚以上とし算術平均値を利用する。

(実施例1)
油剤の付着していない短繊維(B)と油剤の付着した短繊維(A)の組み合わせでウエッブを作成し、エレクトレット繊維構造体を作成出来るか次の方法で試験を行った。
短繊維(B)として、ダンボールコルゲーター(ギヤ高さ2mm、ピッチ3mm、加熱温度110℃、表面フッソ加工)に油剤の付いてないポリプロピレンマルチフィラメント(繊度2dtex、280フィラメント)を多糸状に並べて供給して捲縮加工を行った後、長さ24mmにカットした繊維(B―1繊維)と、ダンボールコルゲーター(ギヤ高さ3mm、ピッチ5mm、加熱温度110℃、表面フッソ加工)に油剤の付いてない芯鞘繊維マルチフィラメント(繊度6dtex、150フィラメント、鞘成分:エチレンとプロピレン、ブテンのランダム共重合ポリマー、融点130℃、芯成分:ポリプロピレン)を多糸状に並べて供給して捲縮加工を行った後、長さ38mmにカットした繊維(B―2繊維)を用意した。
また、短繊維(A)として、ポリエステル熱接着性捲縮短繊維(繊度16dtex、繊維長51mm、鞘成分:ポリエチレンテレフタレートーイソフタレート、融点110℃、芯成分:ポリエステル、融点265℃、油剤:リン酸エステルカリウム塩0.3%付着)を用意した(A―1繊維)。
これらの繊維を2m×1m長さの軽量台上にA−1、B−1、A−1、B−2、A−1の順で20kgずつ計100kg積層し、これを開綿機に供給した。またカード機直前の開綿綿集積ボックス上部から繊維重量当たり0.5%重量の水を霧吹きして繊維に付着させカード機に通した。出てきたウエッブにはコロナ放電式の除電気を作用させ静電気の除去を行い目付均一性に優れたウエッブを採取した。
このウエッブに熱風を通し、熱接着を行い、次いで熱カレンダーに通して厚み0.5mm、繊維見掛け密度0.2g/cc、目付100g/mの繊維構造体を得た。これに+30kvでエレクトレット加工を行い、剛軟度350mgのエレクトレット繊維構造体を得た。
エレクトレット繊維構造体の圧損は4Pa、捕集効率50%であった。実質的にエレクトレット化されない比較例1(後述)の繊維構造体に比べ、圧損は同等であるにもかかわらず、捕集効率を格段に高めることができた。
この結果から、短繊維(B)小分けして短繊維(A)で包んで開綿機を通過させ、また湿気を付与した状態でカードに掛けることで油剤を保持していない短繊維を含むウエッブの作成が可能なことを確認できた。さらに繊維構造体をエレクトレット化することで油剤を保持していない短繊維(B)がエレクトレット化され捕集効率の高いエレクトレット繊維構造体が得られることが確認できた。
(実施例2)
油剤を保持しない短繊維(B)が難燃性繊維であった場合にもエレクトレット繊維構造体が得られるかを確認するため、実施例1で用いた短繊維B−1ならびにB−2の芯部分と鞘部分に環状ホスファゼン化合物を2%混合したマルチフィラメントを添加した繊維を、実施例1と同様の方法で得て、B−3、B−4の繊維とした。
また、短繊維(A)として、実施例1と同じA−1繊維を用意した。
これらの繊維を2m×1m長さの軽量台上にA−1、B−3、A−1、B−4、A−1の順で20kgずつ計100kg積層し、これを開綿機に供給した。またカード機直前の開綿綿集積ボックス上部から繊維重量当たり0.5%重量の水を霧吹きして繊維に付着させカード機に通した。出てきたウエッブには除電気を作用させ静電気の除去を行い目付均一性に優れたウエッブを採取した。
このウエッブに熱風を通し、熱接着を行い、次いで熱カレンダーに通して厚み0.5mm、繊維見掛け密度0.2g/cc、目付100g/mの繊維構造体を得た。これに+30kvでコロナ放電加工を行い繊維B−3とB−4をエレクトレット加工し、剛軟度350mgのエレクトレット繊維構造体を得た。このエレクトレット繊維構造体の難燃性を求めたところFMVSS302を満足する難燃性が確認できた。
このエレクトレット繊維構造体の圧損は4Pa、捕集効率50%であった。実質的にエレクトレット化されない比較例1(後述)の繊維構造体に比べ、捕集効率が高く、難燃性を満足するエレクトレット繊維構造体であることが確認できた。この結果から、油剤を保持しない短繊維(B)として難燃性の繊維を用いてもウエッブを作成することができ、難燃性のエレクトレット繊維構造体が得られる事が確認できた。
次にこのエレクトレット繊維構造体のフィルターユニット特性を試験するため、このエレクトレット繊維構造体を0.3m/個収納したフィルターユニット(サイズ220×200×30mm、定格風量5.2m/分、)を作成し、JIS−Z−8901(1974)記載の15種ダストを負荷して、初期圧損からプラス150Pa時点での粉塵保持容量を求めたところ40g/個、粒子捕集率が95%の高性能フィルターユニットを作成できる濾材であることが確認できた。
(実施例3)
更に高捕集性のフィルターユニットを作成出来るか試験するため、実施例2で得られたエレクトレット繊維構造体にエレクトレット化メルトブロー不織布(繊維径4μm、目付22g/m、捕集効率50%)を積層した積層エレクトレット繊維構造体を作成し、実施例2同様のフィルターユニットを作成し、エレクトレット繊維構造体側を上流側としてダスト負荷試験をおこなった。その結果、粉塵保持容量が35g/個、粒子捕集率が99.5%の、高捕集高ダスト保持量のフィルターユニットであり、自動車キャビン用に好適なフィルターユニット並びに濾材であることが確認できた。
さらにディーゼル排ガス中の微細塵までを捕集できる能力が有るかを確認するため、粒子径0.03μmのNacl粒子に対するフィルターユニットの捕集効率を測定したところ75%で、ディーゼル排ガスのような0.3μm以下の微細塵捕集濾材としても優れた性能を有していることが確認できた。
(実施例4)
油剤が付着した短繊維(A)にも、エレクトレット加工が可能なポリオレフィン系熱融着性繊維を用いることで、エレクトレット繊維構造体の構成繊維全てをエレクトレット繊維にすることが出来るかを確認するため、短繊維(A)として、油剤:分子量600のポリエチレングリコールとオレイン酸とのモノエステル0.3%が付着したオレフィン系熱接着性繊維(繊度18dtex、繊維長32mm、鞘成分:ソフトPP、融点130℃、芯成分:ポリプロピレン、融点164℃を用意した(A−2)。なお、この油剤を付着させた繊維は、表面電気抵抗が余り下がらないため、エレクトレット加工した場合、エレクトレット化が油剤の全く付着していない繊維の約半分程度進行する効果を有する。例えば捕集効率で表現すれば、目付100g/mで作成した不織布において、未エレクトレットの場合3%、油剤が全く付着していない場合60%、当該油剤が付着している場合42%程度の捕集効率となり、そこそこエレクトレット効果が得られることである。
また、短繊維(B)としては、実施例1で用いたB−1繊維とB−2繊維を用意した。
これらの繊維を用い、配合比率(質量比)がA−2:B−1:B−2=60:20:20となる目付100g/m、厚み0.45mm、繊維見掛け密度0.22g/ccのエレクトレット繊維構造体を実施例1記載のウエッブ作成方法で得た。
短繊維(A)は、ややエレクトレット加工が出来る油剤が付着しているため、またB−1とB−2繊維には油剤が付着していないため全部の繊維がエレクトレット加工された結果、捕集効率が80%と高く、圧損5Pa、剛軟度が300mgのエレクトレット繊維構造体を得ることができた。
このエレクトレット繊維構造体を用いて実施例2と同様にしてフィルターユニットを作成し、同じ条件で粉塵保持容量を求めたところ50g/個、粒子捕集率が98%の高性能フィルターユニットであることが確認できた。
この結果から、短繊維(A)としてエレクトレット加工が可能な油剤が付着したオレフィン系熱融着性短繊維を用いることで繊維全部がエレクトレット化された高性能エレクトレット繊維構造体が得られ、長寿命で捕集効率の高いフィルターユニットを作成できる濾材であることが確認できた。
(実施例5)
短繊維(A)と短繊維(B)の配合比率が互いに異なる2層を積層することで長寿命化と捕集性能向上が可能かを確認するための試験を実施した。すなわち、配合比率を変えた以外は実施例1と同様にして下記2種の不織布を得て、積層し、厚み0.55mm、繊維見掛け密度0.18g/cc、目付100g/mのエレクトレット繊維構造体を得た。
上流側の不織布:配合率(質量比)A−1:B−3:B−4=60:20:20、目付60g/m
下流側の不織布:配合率(質量比)A−1:B−3:B−4=40:30:30、目付40g/m
このエレクトレット繊維構造体を用い実施例2と同様にしてフィルターユニットを作成し、同じ条件で粉塵保持容量を求めたところ41g/個、粒子捕集率が99%の高性能フィルターユニットであることが確認できた。実施例3より粒子捕集率が低いものの粉塵保持容量が高く、短繊維だけの構成でも高性能フィルターユニットが作成できる事が確認できた。
(比較例1)
繊維に付着した油剤がエレクトレット加工に及ぼす影響を試験するため、次の試験を実施した。
ダンボールコルゲーター(ギヤ高さ2mm、ピッチ3mm、加熱温度110℃、表面フッソ加工)に油剤(リン酸エステルカリウム塩0.3%付着)を付着させたポリプロピレンマルチフィラメント(繊度2dtex、280フィラメント)を多糸状に並べて供給して捲縮加工を行った後、長さ24mmにカットした。この繊維をC―1繊維と称する。
ダンボールコルゲーター(ギヤ高さ3mm、ピッチ5mm、加熱温度110℃、表面フッソ加工)に油剤(リン酸エステルカリウム塩0.3%付着)を付けた芯鞘繊維マルチフィラメント(繊度6dtex、150フィラメント、鞘成分:エチレンとプロピレン、ブテンのランダム共重合ポリマー、融点130℃、芯成分:ポリプロピレン)を多糸状に並べて供給して捲縮加工を行った後、長さ38mmにカットした。この繊維をC−2繊維と称する。
また、実施例1のA−1繊維を用意した。
そして、これらの繊維の配合率をA−1:C−1:C−2=60:20:20としたウエッブを、従来行われている方法で作成した。すなわち、各繊維を少量ずつに小分けせず、A−1の短繊維の上にC−1短繊維を乗せ、更にC−2短繊維を乗せた状態で開綿機、カード機の順番で湿気を与える操作も行わないでウエッブを作成したが、全ての繊維に油剤が付着しているため全く問題なくウエッブ作成ができた。
このウエッブに熱風を通し、熱接着を行い、次いで熱カレンダーに通して厚み0.5mm、繊維見掛け密度0.2g/cc、目付100g/mの繊維構造体を得た。これに+30kvでコロナ放電加工を行ってエレクトレット加工を行った。その結果、得られたエレクトレット繊維構造体は、圧損が4Pa、捕集効率が3%であった。明らかに付着した油剤の影響でエレクトレット化が進まないことが確認できた。
(比較例2)
油剤が付着していない繊維でウエッブ作成が出来るか試験するため、実施例1で用いた繊維B−1とB−2を質量比1:1に配合した原綿を開綿機/カード機に通しウエッブを作成しようとしたが、開綿機で静電気が発生したため十分に開綿できず、またカードではネップの発生と巻き付きが発生しウエッブの作成が困難であった。油剤が付着していない繊維だけでのウエッブ作成は困難であることが確認できた。
本発明のエレクトレット繊維構造体は、エアフィルター用濾材およびフィルターユニットに好適に使用できる。

Claims (4)

  1. 油剤が付着した短繊維(A)と油剤が付着していないエレクトレット短繊維(B)とで構成された不織布を含むエレクトレット繊維構造体。
  2. 前記短繊維(A)が熱接着性である、請求項1に記載のエレクトレット繊維構造体。
  3. 前記不織布が少なくとも2層積層されてなり、該少なくとも2層の不織布は、互いに、前記短繊維(A)と前記エレクトレット短繊維(B)の配合比率が異なる、請求項1または2に記載のエレクトレット繊維構造体。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載のエレクトレット繊維構造体を備えてなるエアフィルター。
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