JP2010076515A - 車両用空調装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】フロントガラス3には、曇りやすい曇り領域40と曇りにくい防曇領域41とが設定される。曇り検出装置4は、各領域40,41の曇りの有無を判断する。空調制御装置は、曇り検出装置4によって曇り領域40に曇りが有ると判定されると、DEF吹出口28から外気を吹き出させるように各部を制御する。
【選択図】図8
Description
内気導入口(14,15)と外気導入口(13)とを開閉して内気と外気との吸い込みを切り替える内外気切替手段(10)と、
内気導入口および外気導入口を通して導入される空気を車室内へ向かって送風する送風手段(11)と、
送風手段による送風空気を冷却する冷房用熱交換器(6)と、
送風手段による送風空気を加熱する暖房用熱交換器(21)と、
冷房用熱交換器および暖房用熱交換器を通過して温度調整された空気を、窓ガラスの内面に向かって吹き出すデフロスタ吹出口(28)および車室内のその他の部位に吹き出す吹出口(26,27,29,30)を含む複数の吹出口と、
複数の吹出口を開閉して吹出モードを切り替える吹出モード切替手段(31〜34)と、
窓ガラスの複数の領域のうち、曇るまでの時間が最も短い曇り領域(40)における曇りの有無を判定する判定手段(4)と、
内外気切替手段による内外気切替制御、および吹出モード切替手段による吹出モード切替制御を実行する空調制御手段と、を含み、
空調制御手段は、判定手段によって曇りが有ると判定されると、防曇制御として、デフロスタ吹出口から外気を吹き出させるように内外気切替手段および吹出モード切替手段を制御することを特徴とする車両用空調装置である。
残余の領域には、第1の防曇性皮膜よりも防曇性能が優れる第2の防曇性皮膜が設けられることを特徴とする。
空調制御手段は、
判定手段によって曇り領域に曇りが有ると判定された時点から、残余の領域に曇りが有ると判定された時点までの遅れ期間よりも短い期間を余裕期間として設定し、
判定手段によって再び曇り領域に曇りが有ると判定されると、曇り領域に曇りが有ると判定された時点から余裕期間の経過後に防曇制御を実行することを特徴とする。
判定手段によって余裕期間経過前に残余の領域に曇りが有ると判定されると、防曇制御を実行し、
遅れ期間に基づいて余裕期間を再び設定することを特徴とする。
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図8を用いて説明する。図1は、本発明の第1実施形態の車両用空調装置1の内部構造を示す断面図である。図2は、車室内の前方を簡略化して示す斜視図である。本実施形態の車両用空調装置1は、たとえばディーゼルエンジン車やハイブリッド車のように、エンジン冷却水(温水)の温度が比較的上がりにくい低熱源車に適用される。車両用空調装置1は、車室内の温度を乗員により設定された空調要求、たとえば設定された温度を保つように自動制御するオートエアコンである。車両用空調装置1は、車室内を空調するためのエアコンユニット2と、エアコンユニット2内の送風空気から吸熱して冷却する冷媒が流動する冷凍サイクル装置(図示せず)と、フロントガラス3の曇りを検出する曇り検出装置4と、エアコンユニット2および冷凍サイクル装置を制御する空調制御装置(図示せず)と、を備えている。
式(1)におけるTnは余裕期間であり、Tiniは遅れ期間であり、Kは補正係数である。したがって余裕期間Tnは、遅れ期間Tiniと補正係数Kとの乗算によって求めることができる。補正係数は、曇った回数によって決定される。曇った回数と補正係数との対応関係の一例を表1に示す。
次に、本発明の第2実施形態に関して、図9を用いて説明する。図9は、第2実施形態の空調制御装置の空調制御処理を示すフローチャートである。本実施の形態では、空調制御装置は、曇り領域40に曇りが発生した時点で、防曇制御を実行する点に特徴を有する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
また前述の第1実施形態では、曇り領域40と防曇領域41の2つの領域がフロントガラス3に設定さるが、2つの領域に限ることはなく曇るまでの時間が異なる複数の領域を車両の窓ガラスに設定してもよい。このような複数の領域の曇りの有無を判断することによって、より高精度な防曇制御を実行することができる。
4…曇り検出装置(判定手段)
6…エバポレータ(冷房用熱交換器)
10…吸込口切替ドア(内外気切替手段)
11…2層ファン(送風手段)
13…外気導入口
14…第1の内気導入口
15…第2の内気導入口
21…ヒータコア(暖房用熱交換器)
26…FACE吹出口
27…サイドFACE吹出口
28…DEF吹出口(デフロスタ吹出口)
29…フロントFOOT吹出口
30…リアFOOT吹出口
31…FACEドア(吹出モード切替手段)
32…DEFドア(吹出モード切替手段)
33…フロントFOOTドア(吹出モード切替手段)
34…リアFOOTドア(吹出モード切替手段)
40…曇り領域
41…防曇領域(残余の領域)
42…防曇性皮膜
Claims (7)
- 曇るまでの時間が互いに異なる少なくとも2つの領域を内面に有する窓ガラス(3)を備える車両に搭載される車両用空調装置であって、
内気導入口(14,15)と外気導入口(13)とを開閉して内気と外気との吸い込みを切り替える内外気切替手段(10)と、
前記内気導入口および前記外気導入口を通して導入される空気を車室内へ向かって送風する送風手段(11)と、
前記送風手段による送風空気を冷却する冷房用熱交換器(6)と、
前記送風手段による送風空気を加熱する暖房用熱交換器(21)と、
前記冷房用熱交換器および前記暖房用熱交換器を通過して温度調整された空気を、前記窓ガラスの内面に向かって吹き出すデフロスタ吹出口(28)および車室内のその他の部位に吹き出す吹出口(26,27,29,30)を含む複数の吹出口と、
前記複数の吹出口を開閉して吹出モードを切り替える吹出モード切替手段(31〜34)と、
前記窓ガラスの複数の領域のうち、曇るまでの時間が最も短い曇り領域(40)における曇りの有無を判定する判定手段(4)と、
前記内外気切替手段による内外気切替制御、および前記吹出モード切替手段による吹出モード切替制御を実行する空調制御手段と、を含み、
前記空調制御手段は、前記判定手段によって曇りが有ると判定されると、防曇制御として、前記デフロスタ吹出口から外気を吹き出させるように内外気切替手段および吹出モード切替手段を制御することを特徴とする車両用空調装置。 - 前記窓ガラスの複数の領域のうち前記曇り領域を除く残余の領域(41)には、曇るまでの時間を長くする防曇性皮膜(42)が設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。
- 前記曇り領域には、第1の防曇性皮膜が設けられ、
前記残余の領域には、第1の防曇性皮膜よりも防曇性能が優れる第2の防曇性皮膜が設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用空調装置。 - 前記曇り領域は、前記残余の領域よりも面積が小さく、前記窓ガラスの周縁の一部分に設定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用空調装置。
- 前記判定手段は、前記曇り領域における曇りの有無を判定し、かつ前記曇り領域を除く残余の領域の曇りの有無を判定し、
前記空調制御手段は、
前記判定手段によって前記曇り領域に曇りが有ると判定された時点から、前記残余の領域に曇りが有ると判定された時点までの遅れ期間よりも短い期間を余裕期間として設定し、
前記判定手段によって再び前記曇り領域に曇りが有ると判定されると、前記曇り領域に曇りが有ると判定された時点から前記余裕期間の経過後に前記防曇制御を実行することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用空調装置。 - 前記空調制御手段は、前記遅れ期間に基づいて、前記曇り領域に再び曇りが発生した場合に、前記曇り領域に再び曇りが発生した時点から前記残余の領域に再び曇りが発生すると予測される時点までの期間を演算し、前記演算した期間よりも短い期間を余裕期間として設定することを特徴とする請求項5に記載の車両用空調装置。
- 前記空調制御手段は、
前記判定手段によって前記余裕期間経過前に前記残余の領域に曇りが有ると判定されると、前記防曇制御を実行し、
前記遅れ期間に基づいて前記余裕期間を再び設定することを特徴とする請求項5または6に記載の車両用空調装置。
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