JP2010076470A - リンク部のハーネス配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤハーネスをリンクベースの奥深くに配索する作業を容易に効率良く行い、また、ワイヤハーネス等の傷付きを防止する。
【解決手段】リンクベース1の基壁11の両側に壁部12,13を対向して設け、壁部の間でリンクアーム2を回動自在に軸支し、基壁と壁部とリンクアームの軸支側の端部4とで囲まれた開口8に、ワイヤハーネス6を挿通したプロテクタ7を挿入配置し、プロテクタの挿入先端側の口部20からワイヤハーネスを折り返して、リンクアームの軸支側の端部4に沿って屈曲配索した。口部20をリンクアーム2の軸支側の端部4に向けて配置した。口部20からリンクアーム2の軸支側の端部4に向けてハーネス固定部18を突設した。プロテクタ7を傾斜状の前記基壁11に沿って斜め上向きにスライド式に挿入した。プロテクタ7をクランプ9,10で一方の壁部13に係止した。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車のルーフ開閉用のリンクアームからリンクベースに沿ってワイヤハーネスを配索するリンク部のハーネス配索構造に関するものである。
図3は、従来のハーネス配索構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
この構造は、自動車の車両ボディからヒンジ51に沿ってトランク52までワイヤハーネス53を配索したものである。ワイヤハーネス53はヒンジ51に沿って略U字状に屈曲して配索されている。図3(a)はトランク52の開状態、図3(b)はトランク52の閉状態である。
図4は、従来のハーネス配索構造の他の形態を示すものである(特許文献2参照)。
この構造は、上記同様のトランク用のヒンジアーム54に沿ってハーネスカバー55を取付具56で固定し、ハーネスカバー内にワイヤハーネス57をケーブルオープナ(ワイヤ)58と共に配索したものである。
図5(a)〜(c)は、従来のリンク部のハーネス配索構造の一形態を示すものである。図5(b)は図5(a)の側面図、図5(c)は図5(a)の下方視斜視図である。
この構造は、自動車のルーフ開閉用の金属製のリンクアーム61と、リンクアーム61を回動自在に支持した金属製のリンクベース62とに沿ってワイヤハーネス63を配索し、車両ボディ(電源)側からルーフ側に給電等を行わせるものである。
リンクアーム61の回動軸側の端部には半円状のカム64が固定され、ルーフ閉じ時にカム64に沿ってワイヤハーネス63が略U字状に屈曲され、ルーフ開き時に図5(b)の鎖線の如くリンクベース側のクランプ(ハーネス固定部)65からカム64に沿ってほぼ直線的にワイヤハーネス63が伸長する。リンクベース62は水平な底壁62aと垂直な左右の側壁62bを有している。
クランプ65はカム64よりも車両前方(リンクベース62の奥側)に位置して、ルーフ開き時にワイヤハーネス63がカム64から離脱するのを防止している。リンクアーム側でワイヤハーネス63は各クランプ66で固定されている。各クランプ66はハーネス挿通用の管部と固定用の係止部を有する。
図5(c)において、ワイヤハーネス63は、先端のコネクタ67側からリンクベース62の後部とカム64との間の開口68に前向きに挿通(貫通)され、図5(a)の如くリンクベース62の側壁(外面)62bに沿って折り返され(折り返し点を符号63aで示す)、クランプ65でリンクベース62に固定される。
特開2001−103644号公報(図8) 実特昭62−155182号公報(図3)
しかしながら、上記従来(図5)のリンク部のハーネス配索構造にあっては、リンクアーム回動時のワイヤハーネス63とリンクアーム端部のカム64との離脱を防止するべく、クランプ65をリンクベース62の奥側に固定するために、ワイヤハーネス63をコネクタ67やクランプ65と共にリンクベース62の開口68に貫通させなければならず、その作業が非常に面倒であり、しかもコネクタ67やクランプ65やワイヤハーネス本体(電線や保護チューブ)63をリンクベース62の開口端(エッジ)で傷付け兼ねないという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、リンクアーム回動時のリンクアーム端部側からのワイヤハーネスの離脱を防止するべく、ワイヤハーネスをリンクベースの奥深くに配索する作業を容易に効率良く行うことができ、また、ワイヤハーネス等の傷付きを防止することのできるリンク部のハーネス配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るリンク部のハーネス配索構造は、リンクベースの基壁の両側に壁部が対向して設けられ、該壁部の間でリンクアームが回動自在に軸支され、該基壁と該壁部と該リンクアームの軸支側の端部とで囲まれた開口に、ワイヤハーネスを挿通したプロテクタが挿入配置され、該プロテクタの挿入先端側の口部から該ワイヤハーネスが折り返されて、該リンクアームの軸支側の端部に沿って屈曲配索されたことを特徴とするリンク部のハーネス配索構造。
上記構成により、ワイヤハーネスをプロテクタの挿入反対側に折り返した状態で、プロテクタをリンクベースの開口に挿入することで、折り返したワイヤハーネス部分をリンクアームに沿って配索することができ、従来の開口へのワイヤハーネスの貫通作業が不要となる。
請求項2に係るリンク部のハーネス配索構造は、請求項1記載のリンク部のハーネス配索構造において、前記口部が前記リンクアームの軸支側の端部に向けて配置されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスをプロテクタ内に収容して口部から導出させることで、ワイヤハーネスが口部に沿って自動的に折り返され、その状態でプロテクタをリンクベースの開口に挿入することで、ワイヤハーネスが口部からリンクアームの軸支側の端部に向けて自動的に配索される。ワイヤハーネスの折り返し屈曲部は口部の前方でプロテクタで覆われて外部との干渉から安全に保護される。
請求項3に係るリンク部のハーネス配索構造は、請求項1又は2記載のリンク部のハーネス配索構造において、前記口部から前記リンクアームの軸支側の端部に向けてハーネス固定部が突設されたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスが折り返された状態でハーネス固定部に保持固定され、ワイヤハーネスの折り返し形態と折り返し方向が確実に維持される。ワイヤハーネスはリンクアームの軸支側の端部に沿って位置規定され、リンクアームの回動時における軸支側の端部からの離脱が防止される。
請求項4に係るリンク部のハーネス配索構造は、請求項1〜3の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造において、前記プロテクタが傾斜状の前記基壁に沿って斜め上向きにスライド式に挿入されたことを特徴とする。
上記構成により、プロテクタが基壁に沿ってスライド式に作業性良く開口内に押し込まれる(挿入される)。挿入後のプロテクタと口部から折り返されたワイヤハーネス部分との開き角度は無理のない(ワイヤハーネスの折り返し屈曲部に過大な曲げ応力が作用することなく)V字状に維持される。
請求項5に係るリンク部のハーネス配索構造は、請求項1〜4の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造において、前記プロテクタがクランプを有し、該クランプで一方の前記壁部に係止されたことを特徴とする。
上記構成により、プロテクタがリンクベースの基壁で支持された状態で、クランプでリンクベースの一方(片側)の壁部に係止固定される。クランプは支柱部の先端に可撓性の爪部を有した既存のもので、爪部は壁部の孔部に貫通係合される。クランプは少なくともプロテクタの挿入先端側に設けることが好ましい。
請求項6に係るリンク部のハーネス配索構造は、請求項1〜5の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造において、前記リンクアームの軸支側の端部にハーネスガイド用のカムが設けられたことを特徴とする。
上記構成により、ワイヤハーネスがリンクアームの端部のカムの円弧状の周面に沿って位置決めされつつスムーズに屈曲配索される。
請求項1記載の発明によれば、従来のリンクベースの開口へのワイヤハーネスの貫通作業が不要であるから、ワイヤハーネスをプロテクタと共に容易に作業性良く開口内に配索することができ、しかもワイヤハーネスはプロテクタ内で開口端縁との干渉から保護されて傷付きが防止され、給電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、ワイヤハーネスがプロテクタの口部から折り返し方向に導出されるから、ワイヤハーネスの折り返し作業が容易で、且つリンクベースの開口へのプロテクタの挿入時に、ワイヤハーネスの折り返し部分とリンクベースの開口端との干渉とそれに伴う傷付きが確実に防止される。
請求項3記載の発明によれば、ハーネス固定部でワイヤハーネスの折り返し形態が維持され、リンクベースの開口へのプロテクタの挿入時におけるワイヤハーネスの折り返し部と開口端との干渉が一層確実に防止される。また、リンクアームの回動時にワイヤハーネスがリンクアームの軸支側の端部から離脱することが確実に防止され、リンクアームへのワイヤハーネスの配索の信頼性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、プロテクタをスライド式に作業性良くリンクベースの開口内に挿入することができる。また、プロテクタと折り返されたワイヤハーネスとの角度が比較的大きく規定され、ワイヤハーネスに過大な曲げ応力が作用せず、ワイヤハーネスの給電の信頼性が維持される。
請求項5記載の発明によれば、プロテクタをリンクベースの基壁で支持させた状態でクランプで作業性良く容易にリンクベースの壁部に固定することができる。
請求項6記載の発明によれば、リンクアームの端部のカムでワイヤハーネスが正確に位置決めされ、ワイヤハーネスの屈曲がスムーズ且つ確実に行われる。
図1〜図2は、本発明に係るリンク部のハーネス配索構造の一実施形態を示すものである。
この構造は、金属製のリンクベース1に金属製のリンクアーム2を軸部3で上下方向回動自在に支持し、リンクアーム2の軸部側の端部4にハーネスガイド用のカム5を固定したものにおいて、ワイヤハーネス6を合成樹脂製の矩形筒状のプロテクタ7に挿通収容した状態で、プロテクタ7をリンクベース1とリンクアーム2の端部側のカム5との間の開口8に差し込んで、ワイヤハーネス6をカム5に沿って屈曲しつつリンクアーム2に沿って配索し、プロテクタ7の先端(前端)部分と中間部分とをクランプ9,10でリンクベース1に固定して成るものである。
リンクベース1は、前上がりに傾斜した底部側の傾斜壁(基壁)11と、傾斜壁11の左右両側に立ち上げられた垂直な側壁(壁部)12,13とを有し、支柱状の一方の側壁12に板状のリンクアーム2の端部4が軸支され、両側の側壁12,13と傾斜壁11とリンクアーム2の端部4のカム5との間に開口8が囲まれて形成され、開口8は幅広の他方の側壁13に沿って前方に貫通している。リンクベース1のブラケット部14が車両ボディ(図示せず)にボルト等で固定される。
傾斜壁11に沿ってプロテクタ7が前上がりに傾斜して配置され、プロテクタ7の前端7aはリンクアーム2の端部4や一方の側壁12を通過して傾斜壁11から前方に突出し、プロテクタ前端側部に突設されたクランプ9が他方の側壁13の水平な孔部(図示せず)に貫通係合している。
プロテクタ7の後端7bは傾斜壁11から後方に少し突出し、カム5のほぼ下方でプロテクタ7の側面に突設された中間のクランプ10が他方の側壁13の水平な孔部(図示せず)に貫通係合している。各クランプ9,10は一方の側壁12の前後において外部に露出し、作業性良く他方の側壁13の各孔部に係合可能となっている。
各クランプ9,10は、係止部として、水平な支柱部と支柱部の先端に設けられたヤジリ状の係止爪とを有する既存のもので、中間のクランプ10は上向きのブラケット10aに係止部10bを突設して構成される。プロテクタ7は傾斜壁11で支持された状態で各クランプ9,10で側壁13に係止される。
プロテクタ7は、長手方向にほぼ真直に形成され、プロテクタベース15とプロテクタカバー16とに左右に分割可能で、プロテクタベース15とプロテクタカバー16はワイヤハーネス挿通後に枠部と爪部等の係止手段17で相互に固定される。プロテクタベース15に各クランプ9,10と前後のハーネス固定部18(図2),19とが設けられている。ハーネス固定部18,19はバンド等でワイヤハーネス6を固定する板部である。プロテクタ7の後端の矩形状の口部21から後側のハーネス固定部19が突設されている。
プロテクタ7の前端部7aは、ワイヤハーネス6を略V字状に折り返す水平なピン状(小径湾曲状)の壁部22と、ピン状の壁部22の前方と上側を覆い、下から上に湾曲しつつ突出した覆い壁23と、覆い壁23からピン状の壁部22にかけて設けられた斜め後方上向きの口部20と、プロテクタベース15において口部20から後方に少し斜め上向きに突設された前側のハーネス固定部18(図2)とを備えている。
ワイヤハーネス6はプロテクタ内に真直に配索され、プロテクタ7の前端部7aにおいてピン状の壁部22に沿って後方に折り返されつつ前側のハーネス固定部18(図2)で固定され、図2のリンクアーム2の立ち上げ状態(ルーフ閉じ状態)で、ハーネス固定部18から後方のカム5に沿って円弧状に屈曲しつつリンクアーム2の他側面2a(図1)に沿って上向きにルーフ側(図示せず)まで配索されている。
ワイヤハーネス6はハーネス固定部18から斜め上向きに導出され、カム5の下面に沿って下向きに湾曲して、開口20からカム5にかけて略S字状に屈曲し、カム5の後面に沿って上向きに屈曲してリンクアーム2に沿って立ち上げられ、アーム端部4の近傍でアーム他側面2a(図1)にクランプ24で固定されている。このクランプ24は、ワイヤハーネス6を挿通させる管部と、管部に設けられた係止部とを有する既存のものである。
リンクアーム2はルーフ開き時に従来例(図5(b))のように図2で後方に時計回りに回動し、カム5はリンクアーム2と一体に回動して、ワイヤハーネス6はハーネス固定部18からカム5に沿って後方にほぼ直線的に配索される(図示せず)。
カム5は、円弧状に湾曲した周壁5a(図1)と、周壁5aの左右両側に立設された鍔部5bとで構成され、例えば一側の鍔部5bの内側延長部がボルト25等(図2)でリンクアーム2の端部4の他側面2a(図1)に固定される。リンクアーム2の他側面2aに沿ってカム5が配置されている。
プロテクタ7の後端の口部21(図1)から導出されたハーネス部分6aは先端にコネクタ26を有し、コネクタ26で車両ボディ側(電源側等)の回路に接続される。コネクタ26は絶縁樹脂製のコネクタハウジングとハウジング内に収容された各端子とで構成される。各端子(図示せず)は各電線に接続され、各電線は柔軟な網状チューブ等で覆われてワイヤハーネス6を構成する。
図2の右側の鎖線は、プロテクタ7をリンクベース1の開口8に挿入する前の状態を示し、ワイヤハーネス6はプロテクタ内に直線的に配索され、プロテクタ7の前端部7aの上側の口部20から斜め上向き後方に導出され(口部20は後方を向いている)、その状態でリンクベース1の開口8にプロテクタ7ごと矢印Aの如く斜め上向きにスライド式に挿入される。プロテクタ7は傾斜壁11に沿って斜め上向きにスライドする。矢印8で示す開口内のスペースは従来(図5)よりも広く設定されている。図1のプロテクタ7の挿入状態で、プロテクタ7の前側の口部20はリンクアーム2の軸支側の端部4すなわちカム5に向けて配置されている。
このプロテクタ7の挿入作業によって、従来(図5)におけるワイヤハーネス6をコネクタ26側からリンクベース1の開口8へ貫通させてリンクアーム2の外側面2aに沿って折り返す面倒な作業が不要となり、ワイヤハーネス6の配索作業性が格段に向上する。
また、ワイヤハーネス6はプロテクタ7で保護されているから、リンクベース1の開口端でワイヤハーネス6を傷付けることがなく、また、クランプ9,10はプロテクタ7に一体に設けられているから、開口8へのプロテクタ7の挿入時に開口端にクランプ9,10を干渉させることなくスムーズに挿入することができ、クランプ9,10の傷付き等も防止される。
なお、上記実施形態においては、自動車のルーフの開閉用のリンクアーム2を用いた例で説明したが、ルーフ以外に例えばトランクやボンネットやバックドア等の可動体の開閉用のリンクアームや、自動車以外における可動体の開閉用のリンクアーム等に上記実施形態の構成を適用することも可能である。
また、上記実施形態においては、リンクアーム2を垂直面上で上下方向に回動させたが、リンクアーム2を水平面上で前後ないし左右方向に回動させる構造、すなわち図2を側面図ではなく平面図として見た場合においても、上記実施形態の構成を適用可能である。
また、上記実施形態においては、リンクアーム2の基端部(軸支側の端部)4にハーネスガイド用のカム5を設けたが、カム5を排除し、例えば厚肉のリンクアーム(図示せず)を用いて、リンクアームの湾曲状の基端部の外周面に沿ってワイヤハーネス6を屈曲配索することも可能である。リンクベース側の開口8はリンクアーム2の基端部4との間に形成される。
また、上記実施形態においては、リンクベース1の傾斜壁(傾斜面)11に沿ってプロテクタ7を斜め上向きに挿入したが、例えば傾斜壁11に代えて水平な壁部(図示せず)を設け、水平な壁部に沿ってプロテクタ7を水平に挿入することも可能である。この場合は、リンクベース側の開口8を図2の例よりも狭く形成し、プロテクタ7の前端上側の口部20からワイヤハーネス6を図2の例よりも大きな開き角度で斜め上向きに突出させることが好ましい。
また、上記実施形態においては、プロテクタ7の前後にクランプ9,10を設けたが、クランプは少なくともプロテクタ7の前端部7aすなわち開口8への挿入側先端部に設けることが、リンクアーム2の回動時にプロテクタ7の浮く上がりを防ぐ上で好ましい。
また、上記実施形態においては、プロテクタ7の前端上側の口部20を後方に向けて設けたが、例えば前端の口部20をピン状の壁部22の前方において前向きに設け、口部20の前方でワイヤハーネス6を折り返すことも可能である。この場合は、プロテクタ7の前端の覆い壁23がないから、開口8へのプロテクタ7の挿入時にワイヤハーネス6を傷付ける懸念が生じるが、ワイヤハーネス6をしっかりと後方に引っ張って折り返した状態でプロテクタ7を挿入すれば、この懸念は解消される。
本発明に係るリンク部のハーネス配索構造の一実施形態を示す斜視図である。 同じくリンク部のハーネス配索構造を示す側面図である。 (a)(b)は従来のハーネス配索構造の一形態を示す側面図である。 従来のハーネス配索構造の他の形態を示す断面図である。 従来のリンク部のハーネス配索構造の一形態を示す、(a)は斜視図、(b)は一部断面とした側面図、(c)は要部の下方視斜視図である。
符号の説明
1 リンクベース
2 リンクアーム
4 軸支側の端部
5 カム
6 ワイヤハーネス
7 プロテクタ
8 開口
9,10 クランプ
11 傾斜壁(基壁)
12,13 側壁(壁部)
18 ハーネス固定部
20 口部

Claims (6)

  1. リンクベースの基壁の両側に壁部が対向して設けられ、該壁部の間でリンクアームが回動自在に軸支され、該基壁と該壁部と該リンクアームの軸支側の端部とで囲まれた開口に、ワイヤハーネスを挿通したプロテクタが挿入配置され、該プロテクタの挿入先端側の口部から該ワイヤハーネスが折り返されて、該リンクアームの軸支側の端部に沿って屈曲配索されたことを特徴とするリンク部のハーネス配索構造。
  2. 前記口部が前記リンクアームの軸支側の端部に向けて配置されたことを特徴とする請求項1記載のリンク部のハーネス配索構造。
  3. 前記口部から前記リンクアームの軸支側の端部に向けてハーネス固定部が突設されたことを特徴とする請求項1又は2記載のリンク部のハーネス配索構造。
  4. 前記プロテクタが傾斜状の前記基壁に沿って斜め上向きにスライド式に挿入されたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造。
  5. 前記プロテクタがクランプを有し、該クランプで一方の前記壁部に係止されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造。
  6. 前記リンクアームの軸支側の端部にハーネスガイド用のカムが設けられたことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のリンク部のハーネス配索構造。
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