JP2010075402A - 高通気性枕 - Google Patents

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Junichi Kawakami
純一 川上
Heiwa Nishiwake
平和 西分
Noriharu Yoshikane
令晴 吉兼
Toru Kashiwabara
徹 柏原
Norimitsu Nishida
典貢 西田
Toshio Shinohara
俊生 篠原
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Abstract

【課題】本発明は、筒状に形成した三次元立体構造の編地が有する高い通気性を利用して使用者が満足のいく高通気性の枕を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る高通気性枕Hは、表裏面が連結糸により連結された立体編地Aよりなる筒状体の左右両開口端を筒状体内部に折り返して内蔵することにより構成してなることを特徴とするものである。
【選択図】 図5

Description

本発明は、寝具用の枕に関し、特に通気性が高い枕に関する。
表裏面を連結糸により連結してなる三次元立体構造の編地が、平面体として例えばカバーやパッドなどの寝具の分野において使用されている。一方、下記特許文献1に示されるように、前記のような三次元立体構造の編地を筒状に構成する製造方法が提案されている。
特開2006−312788号公報
しかしながら、三次元立体構造の編地を筒状に構成することまでは提案されているが、さらに製品化するに当たっては、各種部材のカバー、例えば自動車のステアリングのカバー、自転車やオートバイのハンドルカバー、ドアの取っ手カバーや、介護者を補助する介護用補助具の取っ手カバー等が提案されているが、寝具用については何ら提案されていない。
一方、寝具としての枕に対しては、未だ、その寝心地について不満を訴える声が多く、使用者にとって自己の好みに合った枕が切望されていた。
そこで、本発明者は、上記した実情に鑑み、筒状に形成した三次元立体構造の編地が有する高い通気性を利用して使用者が満足のいく枕を構成するにはどのような構成にすればよいかを鋭意研究し、特徴ある構成を付与することにより使用者の好みにあった高通気性の枕を完成するに至った。
本発明に係る高通気性枕は、表裏面が連結糸により連結された網目を有する立体編地を筒状に丸めて固定することにより形成してなる筒状体よりなることを特徴とする。
このように構成すると、内部に中空部を有する中空体が形成され、該中空部には、芳香機能、消臭機能又は冷却機能等を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能である。なお、立体編地は、経編、横編、丸編のいずれでもよい。また、筒状体を半分に折り曲げてU字状に重ねれば、枕の高さが2倍になるなど、使用者の好みにより適宜の高さに調節可能である。
また、本発明に係る高通気性枕は、表裏面が連結糸により連結された網目を有する立体編地よりなる筒状体の左右両開口端を筒状体内部又は外部に折り返して内蔵することにより構成してなることを特徴とするものである。
このように構成することにより、まず最初に形成した筒状体は立体編地2層の厚みとなり、この筒状体の左右両開口端を筒状体内部に折り返して内蔵することにより立体編地4層の厚みとなり、かつ、内部に中空部を有する中空体が形成される。また、これら立体編地の層間の空隙及び中空部の空間を考慮すると、立体編地1層の厚みが10mmとしても枕の高さだけでも50mm以上となり、高さが必要であれば前記中空部に介在物を挿入してもよく、また枕の下方に嵩上げ物を敷くことにより高さ調節が可能である。逆に枕の高さを低くするには、筒状体内部の折り返し部を外方にずらせれば中間部が立体編地2層分の高さとなる。なお、枕のクッション性等の性能は立体編地の性能によるので、好みの性能を有する立体編地を適宜選択すればよい。また、前記中空部には、芳香機能、消臭機能又は冷却機能等を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能である。なお、立体編地は、経編、横編、丸編のいずれでもよい。
上記の高通気性枕を構成する立体編地として、表裏面がハニカム状網目を有し、その間を連結糸により連結してなる立体編地を採用してもよい。この立体編地は、一般的にはダブルラッシェル編機により、表裏面が六角形の網目がハニカム状に並び、その表裏面を連結糸で連結することにより立体状に編成される極めて通気性に優れた編地である。
さらに、網目の大きさが表裏面それぞれにおいて異なる構成としてもよい。このように構成すると、表裏のいずれかを選択することにより、好みに応じた通気性の度合や表面の滑らかさ及び硬軟を選択することが可能となる。
上記のように本発明に係る高通気性枕は、立体編地よりなる筒状体で構成されているので、簡単な構造であって通気性が極めて良く、しかも種々の機能を付与して好みに応じた枕に変化させることができるため、快適な寝心地が得られる。
以下、本発明に係る高通気性枕(以下、単に「枕」という。)について、添付の図面に基づき詳細に説明する。
図1は実施例1に係る枕を構成する立体編地の表面側の一部拡大図付斜視図であり、図2は実施例1に係る枕を構成する立体編地の裏面側の斜視図であり、図3は実施例1に係る枕を構成する立体編地により形成した筒状体の斜視図であり、図4は実施例1に係る枕の使用の1形態を示す斜視図である。
図1及び図2において、Aは立体編地であって、1は大きい網目12を有する表面素地であり、2は小さい網目22を有する裏面素地であり、11,21は表裏の素地それぞれにおいて網目12,22を形成する紐条部を示し、3は表面素地1と裏面素地2との間を連結する連結糸であり、これらにより、所要の厚みを持つ空隙率の高い立体編地Aが形成されている。この立体編地Aは2列の針床を有するダブルラッシェル編機により経編編成されたものである。この立体編地Aの例として、その具体的構造を以下に詳述するが、これに限られるものではなく、公知の立体編地を採用することができる。
この実施例の立体編地Aにおいては、表裏の素地1,2の一方、例えば、表面素地1の網目12が裏面素地2の網目22より大きく形成され、表面素地1の大きい網目12を形成する紐条部11と、裏面素地2の小さい網目22を形成する紐条部21とに連結糸3が掛け渡されて、通気可能な空隙を有する面状糸列4が形成される。この面状糸列4は、その全部または一部において、前記連結糸3が、大きい網目12の側の紐条部11から小さい網目22の側の複数の紐条部21に掛け渡されることにより、小さい網目22の側で該紐部内に小さい網目22を保有する幅を持った立体状をなしている。
特に、前記の面状糸列4の全部または一部において、前記連結糸3の掛け渡し部分が、大きい網目12の側から見て両側に傾斜して小さい網目22の側の紐条部21に掛け渡されることにより、断面が略三角形、略逆三角形、略台形または略逆台形等の内部が中空の立体空間をなすように編成されている。これにより、前記面状糸列4において両側に傾斜した連結糸3の掛け渡し部分が、厚み方向の荷重に対してつっぱり作用を果すようになっている。前記の面状糸列4は、傾斜した連結糸3により形成される立体空間が、編方向および/または編幅方向に連続するトンネル状をなし、実質的に連通状態をなすように形成される。
具体的には、表面素地1において大きい網目12を形成する紐条部11が、鎖編糸と、鎖編ウエールに対して横振り挿入される挿入糸とによる複数ウエールの編目列により構成され、また、裏面素地2において小さい網目22を形成する紐条部21が、前記大きい網目12を形成する紐条部21よりも少ないウエールの同様の編目列により構成されて、それぞれ編方向の所要間隔毎に両側に隣接する紐条部と交互に結節されることにより、ジグザグ状をなして編方向に連続しており、これにより略六角形(場合によっては略四角形)の網目12,22が形成される。そして、表裏の素地1,2の紐条部11,21の対応するウエールの編目列間に前記連結糸3が掛け渡されて編成されることにより、前記面状糸列4の全部または一部の連結糸3が、大きい網目12の側の紐条部11から、小さい網目22の側の2本以上の紐条部21に前記のように両側に傾斜して掛け渡されており、これによって内部が中空の立体空間、つまり立体空隙を有する立体形状をなすように形成される。13は紐条部11,11同士の結節部、23は紐条部21,21同士の結節部を示している。
前記表面素地1の大きい網目12と、裏面素地2の小さい網目22の大きさの割合については、編方向および編幅方向ともに適宜任意に設定できる。その割合は、編方向および編幅方向において大きい編目12の1個が小さい網目22の複数個分に相当する場合のほか、前記大きい網目12の複数個が、小さい網目22の複数個(ただし大きい網目の数より多い)分に相当するように設定することもできる。このように設定することにより、経編編成が容易になる。例えば、編方向において、表面素地1の大きい網目12の1個分の編成コース数、つまり隣接する二つの紐条部11,11間の結節部13から次の結節部13までの編成コース数が、裏面素地2の小さい網目22の1個分の編成コース数の2倍、すなわち大きい網目12が小さい網目22の2倍となるようにし、さらに編幅方向においても表面素地1の大きい網目12が、裏面素地2の小さい網目22の2個分について1個の割合で、つまりは幅が2倍になるように形成している。また、編方向において、表面素地1の大きい網目12の1個分の編成コース数が、裏面素地2の小さい網目22の3個分の編成コース数になるようにし、さらに編幅方向においては、大きい網目12の1個が、小さい網目22の2個分に相当するように編成して実施することができる。さらに、表面素地1の大きい網目12の略中央部に、裏面素地2の小さい網目22の1個が対応位置するように編成され、この対応する双方の網目12,22を画成する紐条部11,21間に網目12,22の全周にわたって連結糸3が掛け渡されて、その内方に形成された空間が略漏斗状をなすように形成されている。これにより、前記空間周囲の面状糸列4が、その全周にわたって内部に立体空間を有する断面略三角形等の実質的に中空の立体形状をなし、かつ、この立体形状がトンネル状に連続して、厚み方向の圧縮荷重に対してバランスよく支えることができるようになっている。また、前記の立体形状をなす面状糸列4が、立体編地内全体にわたってトンネル状に連続していることで、構造安定性や倒れ防止の効果がさらに大きくなり、また内部の立体空間を、空気流通空間として有効に利用できるようになっている。
前記面状糸列4により形成される立体空間において、大きい網目12の側の紐条部11より両側に傾斜する連結糸3の掛け渡し部分がなす角度αが、45゜〜75゜、特に好ましくは60゜前後となる断面が略正三角形に近い立体形状をなすように、網目の大きさや編地の厚みを設定して編成すれば、構造安定性が最も良好なものになるが、要求される編地の厚み、目合の大きさ、及び使用される糸条によっては、前記角度より大きい場合や、小さい場合もあり、前記角度に限られるものではない。
表裏の素地1,2を編成する鎖編糸の種類及び太さは特に限定されないが、250〜2500デニールのマルチフィラメント糸やスパン糸を用いるのが好適である。250デニール未満の糸で編成するときは立体編地に好ましい腰の強さが得られない。2500デニールを超える糸では編成作業が困難であり、また、編地表面の風合いが低下する。なお、鎖編糸にはモノフィラメント糸を用いても良いが、風合い等の観点から、マルチフィラメント糸またはスパン糸を用いるのが好ましい。挿入糸の種類及び太さは特に限定されるものではなく、100〜1000デニールのマルチフィラメント糸またはスパン糸を用いるのが連結糸3の飛び出しを抑止する点で好ましい。100デニール未満では締付力が低下し、1000デニールを超えると、触感が悪くなる。連結糸3は、表裏の素地1,2の各ウェール間を往復して編込まれ、両素地間に所定の空間を保持して良好な通気性、クッション性、及び腰の強さを付与する。そのために、連結糸3としてはモノフィラメント糸を用いることを望ましく、その太さは250〜1000デニールとするのが好ましい。マルチフィラメント糸では復元力の良好なクッション性を付与することができず、荷重を受けたときに沈み込み過ぎる。また、250デニール未満のモノフィラメント糸を用いた場合には、腰の強さが十分に得られない。1000デニールを超えるモノフィラメント糸を用いると、硬くなりすぎて適度のクッション性を得ることが困難となる。上記鎖編糸、挿入糸、連結糸の素材は特に限定されるものではなく、例えばポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、レーヨンなどの合成繊維や再生繊維、ウール、絹、綿などの天然繊維等が挙げられる。これらの素材を単独で用いてもよいし、これらのうちのいくつかを併用しても良い。素材としてポリエステル系繊維を用いればリサイクル性に優れる。また、鎖編糸、挿入糸、連結糸の糸形状としては、特に限定されず、円形断面糸でも異形断面糸等でもよい。また、表裏両素地1,2において、鎖編糸、挿入糸等の構成糸の色は特に限定されず、同色、類似色あるいは相互に補色であってもよく、また全く異なった色であってもよく、意匠性との兼ね合いで自由な組み合わせを採用することができる。
上記の立体編地Aを適宜大きさの矩形に裁断し、その周縁部を図1及び2に示すように、周縁部の糸のほつれを始末するためにバイアステープBでくるんで縫着することによりパイピングする。
そして、この立体編地Aを大きい網目12が表面に露出するように丸め、その端縁C,D同士を縫着により連結して、図3に示すように、筒状体Eを形成する。この筒状体Eが実施例1に係る枕となる。
このように構成すると、図3に示すように長い状態のままで使用することも可能であり、図4に示すように、二つ折りにして枕の高さを高くして使用することも可能である。
図5は実施例2に係る枕を示す斜視図である。該実施例2に係る枕Hは、実施例1の枕を構成する筒状体Eにおいて、該筒状体Eの左右開口端F,Gを、図5に示すように、筒状体Eの内部側に折り返して内蔵することにより形成したものである。
このように構成することにより、図3に示す筒状体Eは立体編地2層の厚みであるが、この筒状体Eの左右両開口端F,Gを筒状体内部に折り返して内蔵したため、図5に示すように立体編地4層の厚みとなり、かつ、内部に中空部を有する中空体状の枕Hが形成される。また、これら立体編地Aの積層間の空隙及び中空部の空間を考慮すると、立体編地1層の厚みが10mmとしても枕Hの高さは50mm以上となり、さらに高さが必要な場合には枕Hの内部に形成される前記中空部に介在物を挿入してもよく、また枕Hの下方に嵩上げ物を敷くことにより高さ調節が可能である。逆に枕Hの高さを低くするには、筒状体内部の折り返し部を外方にずらせれば中間部が立体編地2層分の高さとなる。なお、枕Hのクッション性等の性能は立体編地の性能によるので、好みの性能を有する立体編地を適宜選択すればよい。また、前記中空部には、芳香機能や消臭機能を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能である。
上記のように本発明に係る枕Hは、立体編地Aよりなる筒状体Eで構成されているので、簡単な構造であって通気性が極めて良く、しかも種々の機能を付与して好みに応じた枕Hに変化させることができるため、快適な寝心地が得られる。
図6は実施例3に係る枕を示す斜視図である。該実施例3に係る枕Iは、実施例1の枕を構成する筒状体Eにおいて、該筒状体Eの左右開口端F,Gを、図6に示すように、筒状体Eの外部側に折り返したものである。
このように構成することにより、図3に示す筒状体Eは立体編地2層の厚みであるが、この筒状体Eの左右両開口端F,Gを筒状体外部に折り返して構成したため、図6に示すように立体編地4層の厚みとなり、しかも中間部を低く構成することができ、かつ、内部に実施例2の枕Hよりも大きい中空部を有する中空体状の枕Iが形成される。また、これら立体編地Aの積層間の空隙及び中空部の空間を考慮すると、立体編地1層の厚みが10mmとしても枕Iの高さは50mm以上となり、さらに高さが必要な場合には枕Iの内部に形成される前記中空部に介在物を挿入してもよく、また枕Iの下方に嵩上げ物を敷くことにより高さ調節が可能である。逆に枕Iの高さを低くするには、筒状体外部の折り返し部を外方にずらせれば中間部における立体編地2層分の高さ部分の長さが大きくなる。なお、枕Iのクッション性等の性能は立体編地の性能によるので、好みの性能を有する立体編地を適宜選択すればよい。また、前記中空部には、芳香機能あるいは消臭機能を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能であり、実施例2に示す枕Hより中空部のスペースが広いので介在物が入れやすく、かつ、数種類の介在物を収納することができる。
上記のように本発明に係る枕Iは、立体編地Aよりなる筒状体Eで構成されているので、簡単な構造であって通気性が極めて良く、しかも種々の機能を付与して好みに応じた枕にに変化させることができるため、快適な寝心地が得られる。
図7は実施例4に係る枕を構成する立体編地により形成した筒状体の斜視図であり、図8は実施例4に係る枕の使用の1形態を示す斜視図である。
実施例4に係る枕E’は、図1及び図2に示す立体編地Aを小さい網目22が表面に露出するように丸め、その端縁C,D同士を縫着により連結して、図7に示すように、筒状体E’を形成することにより構成される。
このように構成すると、図7に示すように長い状態のままで使用することも可能であり、図8に示すように、二つ折りにして枕の高さを高くして使用すること
も可能である。また、上記実施例1における枕Eは、大きい網目12を表面に露出するように構成しているので、表面がハードな触感となるが、実施例4における枕E’は、小さい網目22が表面に露出するように構成したので、表面がソフトな触感となる。
図9は実施例5に係る枕を示す斜視図である。本実施例は、実施例4における筒状体E’において、該筒状体E’の左右開口端F’,G’を、図9に示すように、筒状体E’の内部側に折り返して内蔵することにより枕H’を形成したものである。
上記実施例2における枕Hは、大きい網目12を表面に露出するように構成しているので、表面がハードな触感となるが、実施例5における枕H’は、小さい網目22が表面に露出するように構成したので、表面がソフトな触感となる。また、図7に示す筒状体E’は立体編地2層の厚みであるが、この筒状体E’の左右両開口端F’,G’を筒状体内部に折り返して内蔵したため、図9に示すように立体編地4層の厚みとなり、かつ、内部に中空部を有する中空体状の枕H’が形成される。また、これら立体編地Aの積層間の空隙及び中空部の空間を考慮すると、立体編地1層の厚みが10mmとしても枕H’の高さは50mm以上となり、さらに高さが必要な場合には枕H’の内部に形成される前記中空部に介在物を挿入してもよく、また枕H’の下方に嵩上げ物を敷くことにより高さ調節が可能である。逆に枕H’の高さを低くするには、筒状体内部の折り返し部を外方にずらせれば中間部が立体編地2層分の高さとなる。なお、枕H’のクッション性等の性能は立体編地の性能によるので、好みの性能を有する立体編地を適宜選択すればよい。また、前記中空部には、芳香機能や消臭機能を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能である。
上記のように本発明に係る枕H’は、立体編地Aよりなる筒状体E’で構成されているので、簡単な構造であって通気性が極めて良く、しかも種々の機能を付与して好みに応じた枕Hに変化させることができるため、快適な寝心地が得られる。
図10は実施例6に係る枕を示す斜視図である。該実施例6に係る枕I’は、実施例4に係る筒状体E’において、該筒状体E’の左右開口端F’,G’を、図10に示すように、筒状体E’の外部側に折り返したものである。
このように構成することにより、図7に示す筒状体E’は立体編地2層の厚みであるが、この筒状体E’の左右両開口端F’,G’を筒状体外部に折り返して構成したため、図10に示すように立体編地4層の厚みとなり、しかも中間部を低く構成することができ、かつ、内部に実施例5の枕H’よりも大きい中空部を有する中空体状の枕I’が形成される。また、これら立体編地Aの積層間の空隙及び中空部の空間を考慮すると、立体編地1層の厚みが10mmとしても枕I’の高さは50mm以上となり、さらに高さが必要な場合には枕I’の内部に形成される前記中空部に介在物を挿入してもよく、また枕I’の下方に嵩上げ物を敷くことにより高さ調節が可能である。逆に枕I’の高さを低くするには、筒状体外部の折り返し部を外方にずらせれば中間部における立体編地2層分の高さ部分の長さが大きくなる。なお、枕I’のクッション性等の性能は立体編地の性能によるので、好みの性能を有する立体編地を適宜選択すればよい。また、前記中空部には、芳香機能あるいは消臭機能を有する介在物を挿入することも可能であり、冷却効果のある介在物を挿入することも可能であり、実施例5に示す枕H’より中空部のスペースが広いので介在物が入れやすく、かつ、数種類の介在物を収納することができる。
上記のように本発明に係る枕I’は、立体編地Aよりなる筒状体E’で構成されているので、簡単な構造であって通気性が極めて良く、しかも種々の機能を付与して好みに応じた枕にに変化させることができるため、快適な寝心地が得られる。
なお、上記実施例1〜6においては、筒状体E,E’を形成する場合に、その端縁C,D同士または端縁C’,D’同士の内方よりを縫着して連結したが、これら端縁同士を突き合わせるか、または一部重ね合わせて縫着すれば、筒状体の内外を入れ替えて表裏を裏返すことにより、実施例1〜3の形態と実施例4〜6の形態とを簡単に変更することができるようになるので、このように構成することにより実施例1〜3の形態と実施例4〜6の形態とのいずれの形態でも使用できるようにしてもよい。
実施例1に係る枕を構成する立体編地の表面側の一部拡大図付斜視図である。 実施例1に係る枕を構成する立体編地の裏面側の斜視図である。 実施例1に係る枕を構成する立体編地により形成した筒状体の斜視図である。 実施例1に係る枕の使用の1形態を示す斜視図である。 実施例2に係る枕を示す斜視図である。 実施例3に係る枕の斜視図である。 実施例4に係る枕を構成する立体編地により形成した筒状体の斜視図である。 実施例4に係る枕の使用の1形態を示す斜視図である。 実施例5に係る枕の斜視図である。 実施例6に係る枕の斜視図である。
符号の説明
A・・・立体編地
B・・・バイアステープ
C・・・端縁
D・・・端縁
E・・・筒状体(枕)
F・・・開口端
G・・・開口端
H・・・枕
I・・・枕
C’・・端縁
D’・・端縁
E’・・筒状体(枕)
F’・・開口端
G’・・開口端
H’・・枕
I’・・枕
1・・・表面素地
11・・表面素地の網目を形成する紐状部
12・・大きい網目
13・・紐状部の結節部
2・・・裏面素地
21・・裏面素地の網目を形成する紐状部
22・・小さい網目
23・・紐状部の結節部
3・・・連結糸
4・・・面状糸列

Claims (3)

  1. 表裏面が連結糸により連結された網目を有する立体編地を筒状に丸めて固定することにより形成してなる筒状体よりなることを特徴とする高通気性枕。
  2. 表裏面が連結糸により連結された網目を有する立体編地よりなる筒状体の左右両開口端を筒状体内部又は外部に折り返して内蔵することにより構成してなることを特徴とする高通気性枕。
  3. 網目の大きさが表裏面それぞれにおいて異なることを特徴とする請求項1又は2に記載の高通気性枕。
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