JP2010074553A - 基地局装置、通信制御システム、通信制御方法、局間制御方法および局間制御プログラム - Google Patents

基地局装置、通信制御システム、通信制御方法、局間制御方法および局間制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線基地局を跨るハンドオーバにおいて、ハンドオーバのたびごとにかかるEPCへの処理負荷を軽減させること。
【解決手段】無線基地局X10は、移動体通信端末40が通信相手を自無線基地局X10から無線基地局Y30に切り替える要求がされたとき、無線基地局Y30との直接接続が確立されているか否かを判定するハンドオーバ種別判断部111と、判定された結果、無線基地局Y30との直接接続の確立がされていないとき、無線基地局Y30と直接接続を確立するために必要な接続情報を、無線基地局Y30から間接的に取得する設定情報取得部131と、取得された無線基地局Y30の接続情報に基づいて、無線基地局Y30に対して直接接続の確立を要求する設定要求部141と、を備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、無線基地局を跨るハンドオーバにおいて、ハンドオーバのたびごとにかかるEPCの処理負荷を軽減させることができる基地局装置、通信制御システム、通信制御方法、局間制御方法および局間制御プログラムに関する。
従来より、第3世代(3G)移動体通信から第4世代(4G)移動体通信への移行を段階的に進めるために、高速移動体通信の規格としてLTE(Long Term Evolution:スーパー3G)の開発が行われている。このLTEは、IMT−2000発展系であると位置付けられながら、4Gへの移行をスムーズに行うために、無線インターフェースやRAN(Radio Access Controller)アーキテクチャが3Gシステムから抜本的に見直されている。その結果、LTEは、遅延時間の圧縮や通信速度の向上等によって、下り最大300Mビット/秒、上り最大50Mビット/秒のデータ通信速度を実現する。
このLTEの移動体通信システムでは、現在の3Gからノードの変更がある。具体的には、複数の無線基地局がEPC(Evolved Packet Core)によって集中的に管理されるために、従来の3Gでは設置されていたRNC(Radio Network Controller)が省かれて、RNCが備えていた機能の殆どは無線基地局へ配置される。
ところで、LTEの無線基地局間の通信では、EPCを経由する場合にはS1プロトコルのメッセージが使用され、EPCを経由しない場合にはX2プロトコルのメッセージが使用されることが3GPP(Third Generation Partnership Project)勧告によって規定されている。これらのX2プロトコルおよびS1プロトコルのメッセージが使用されるために、無線基地局は通信対象の無線基地局およびEPCとの間で局間リンクの設定を完了する必要がある。
この局間リンクは、一般的に、無線基地局の開設時または隣接無線基地局の増減時に設定または解放され、全隣接無線基地局に対して設定されるのが望ましい。しかし、現状では、多くの隣接無線基地局に対して局間リンクを設定すると、局間リンクの設定処理が増加するため設定中に中断される移動体通信を再開する時間が遅延すること、および、局間リンクの設定に必要なリソースが有限であるため多くの局間リンクを設定するとリソースが不足すること等の理由から、局間リンクを設定する隣接無線基地局の数はできるだけ少なくされている。
そして、このような局間リンクの設定の現状を踏まえて3GPP勧告では、移動機が無線基地局を跨る移動をしたとき、移動機の移動等にともなって移動機と無線基地局との間の無線リンクを切り替える処理(「ハンドオーバ」という。)が定義されている。すなわち、移動機が無線基地局を跨る移動をしたとき、無線基地局間の局間リンクを利用するX2ハンドオーバおよび無線基地局とEPCとの間の局間リンクを利用するS1ハンドオーバが定義されている。
ここで、LTEを用いた移動体通信のハンドオーバの動作について、図16を参照して説明する。同図に示すように、このLTEを用いた移動体通信システムでは、複数の無線基地局(A、B、X、Y、C)がEPCに直接接続され、EPCとの間にそれぞれ局間リンクが設定されている。また、無線基地局Xは、無線基地局Aとの間に局間リンクが設定されているが、それ以外の無線基地局B、Y、Cとの間に局間リンクが設定されていない。このような状況下で、例えば、無線基地局Xと無線通信中の移動機が無線基地局Aの管理下に移動したとき、無線基地局Xと無線基地局Aとは、局間リンクが設定されているため、X2ハンドオーバを実施する。一方、無線基地局Xと無線通信中の移動機が無線基地局Cの管理下に移動したとき、無線基地局Xと無線基地局Cとは、局間リンクが設定されていないため、X2ハンドオーバを実施できず、S1ハンドオーバを実施する。
なお、無線基地局Xと無線通信中の移動機がハンドオーバする無線基地局がない場所に移動しようとしているとき、移動機が定期的に行うハンドオーバ要求の頻度を少なくすることにより、ハンドオーバ動作のために発生する音声断を少なくして移動機と無線基地局との間の通信の品質を高める技術が開示されている。
国際公開第WO99/34627号パンフレット
しかしながら、多数の移動機が無線通信中の無線基地局から当該無線基地局と局間リンクが設定されていない無線基地局にハンドオーバを行う場合、ハンドオーバのたびごとにS1ハンドオーバが行われることになりEPCの処理負荷が増大するという問題がある。
具体的に、EPCの負荷に関する問題を、図17を用いて説明する。同図に示すように、無線基地局Xおよび無線基地局Cは、EPCとの間にそれぞれ局間リンクが設定されているが、無線基地局Xと無線基地局Cとの間に局間リンクが設定されていない。このような状況下で、無線基地局Xと無線通信中の多数の移動機が無線基地局Cの管理下に移動したとき、無線基地局Xと無線基地局Cとは、局間リンクが設定されていないためX2ハンドオーバを実施できず、毎回S1ハンドオーバを実施することになる。これにより、EPCでは、S1ハンドオーバの処理が増加することになり、処理負荷が増大する。
特に、LTEでは、1つのEPCが多数の無線基地局を管理することが想定され、複数の無線基地局から一度に多数のS1ハンドオーバの要求がされた場合、EPCの処理負荷がさらに増大することになる。その結果、ハンドオーバ処理は失敗するおそれがあり、既に存在する呼へのサービスも低下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、無線基地局を跨るハンドオーバにおいて、ハンドオーバのたびごとにかかるEPCへの処理負荷を軽減させることができる基地局装置、通信制御システム、通信制御方法、局間制御方法および局間制御プログラムを提供することを目的とする。
手段の1例として、例えば、移動機が通信相手を自基地局装置から他の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記他の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された結果、前記他の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記他の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記他の基地局装置から間接的に取得する接続情報取得手段と、前記接続情報取得手段によって取得された前記他の基地局装置の接続情報に基づいて、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求手段と、を備えた基地局装置を用いる。
かかる構成によれば、基地局装置は、他の基地局装置と接続の確立がされた後以降、移動機が通信相手を自基地局装置から他の基地局装置に切り替える要求がされたとき、無線経路の切替処理を直接他の基地局装置とやりとりすることができるため、基地局装置と他の基地局装置との間にある例えば切替処理の一部を担うEPCを経由しないで切替処理を実施することとなり、EPCの処理負荷を軽減させることができる。
本明細書に開示された基地局装置、通信制御システム、通信制御方法、局間制御方法および局間制御プログラムは、基地局装置を跨るハンドオーバにおいて、ハンドオーバのたびごとにかかるEPCへの処理負荷を軽減させることができる。
以下に、本発明に係るLTEを用いた無線基地局および通信制御システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本実施例1に係る通信制御システムの全体構成の一例を示す図である。同図に示すように、通信制御システムは、EPCと、複数の無線基地局A、B、C、X、Yと、移動体通信端末と、を備えて構成される。
EPCは、管理下に配置される無線基地局間の経路制御およびデータ送受信制御を有線通信によって実施する。例えば、EPCは、移動体通信端末が無線基地局を跨るハンドオーバをしたとき、ハンドオーバに伴う無線基地局間のメッセージの送受信を行ったり、有線経路の切り替え(パス切替)を行ったりする。
移動体通信端末は、無線通信中の無線基地局とメッセージの送受信を行う。例えば、移動体通信端末は、無線基地局を跨るハンドオーバをしたとき、無線通信中の無線基地局に無線経路の切り替えを要求するハンドオーバ要求を送信する。また、移動体通信端末は、ハンドオーバ要求を送信した無線基地局からハンドオーバ要求に対する応答を取得すると、新たな無線基地局との無線経路を確立して、確立した無線経路を用いて、無線経路を切り替えたことを示すハンドオーバ完了通知を新たな無線基地局に送信する。なお、移動体通信端末は、携帯電話であるが、一般的に広く利用されているパーソナルコンピュータやワークステーション、家庭用ゲーム機、インターネットTV、PDA、あるいは携帯電話やPHS等の移動体通信端末であっても良い。
無線基地局A、B、C、X、Yは、EPCの管理下に配置され、それぞれEPCを経由して隣接する無線基地局と通信するためにS1プロトコルの局間リンクが設定される。これにより、無線基地局Xは、EPCを経由して隣接する無線基地局Yと通信する。また、無線基地局Xは、隣接する無線基地局、例えば無線基地局Aまたは無線基地局Bと直接通信するためにX2プロトコルの局間リンクが設定される。これにより、無線基地局Xは、EPCを経由しないで隣接する無線基地局AまたはBと通信する。なお、EPCの管理下に設置されたすべての無線基地局は、EPCとS1プロトコルの局間リンクが設定されている。
移動体通信端末が通信相手を無線基地局Xから無線基地局Yに切り替えるとき、無線基地局Xは、無線基地局YとX2プロトコルの局間リンクが設定されていないとき、無線基地局YとX2プロトコルの局間リンクを設定するために必要な設定情報を、EPC経由で無線基地局Yから取得する。そして、無線基地局Xは、無線基地局Yから取得された設定情報を用いて、無線基地局Yに対してX2プロトコルの局間リンクの設定要求を行い、無線基地局Yは、無線基地局XとのX2プロトコルの局間リンクの設定を行う。これにより、無線基地局Xは、無線基地局Yと直接メッセージの送受信を行うことができるようになり、次回からハンドオーバ処理を行う場合無線基地局Yと直接メッセージのやりとりをすることができる。その結果、ハンドオーバのたびごとにかかるEPCの処理負荷が軽減されることとなる。なお、無線基地局Xおよび無線基地局Yが行う処理については後に詳述する。
ここで、EPCと無線基地局との間の局間リンクを規定するS1プロトコルおよび無線基地局間の局間リンクを規定するX2プロトコルのプロトコルスタックを、図2および図3を参照して説明する。なお、S1プロトコルおよびX2プロトコルは、3GPP勧告により規定されているものである。
図2は、S1プロトコルのプロトコルスタックを示す図である。同図に示すように、最下位層にはデバイスドライバ等の物理層のソフトウェアがあり、その上位にデータリンク層のソフトウェア、その上位にIP等のネットワーク層のソフトウェアがあり、さらにその上位にSCTPのトランスポート層がある構成になっている。そして、最上位のアプリケーション層のS1アプリケーションソフトウェアは、SCTPリンク(局間リンク)を設定することによって、S1プロトコルのメッセージを使用してEPCと通信する。その結果、無線基地局Xは、EPCを経由して無線基地局Yと、S1プロトコルのメッセージを使用してハンドオーバに伴う処理を行う。
図3は、X2プロトコルのプロトコルスタックを示す図である。同図に示すように、X2プロトコルのプロトコルスタックの構成は、S1プロトコルとプロトコルスタックの構成と同様であるため、その説明を省略する。そして、最上位のアプリケーション層のX2アプリケーションソフトウェアは、SCTPリンク(局間リンク)を設定することによって、X2プロトコルのメッセージを使用して局間リンクが設定された無線基地局と通信する。その結果、無線基地局Xは、X2プロトコルの局間リンクが設定された後は、直接無線基地局Yと、X2プロトコルのメッセージを使用してハンドオーバに伴う処理を行う。
次に、S1プロトコルの局間リンクを利用するS1ハンドオーバおよびX2プロトコルの局間リンクを利用するX2ハンドオーバの手順を、図4および図5を参照して簡単に説明する。ここで、S1ハンドオーバとは、S1プロトコルの局間リンクを利用するハンドオーバに伴う処理をいい、X2ハンドオーバとは、X2プロトコルの局間リンクを利用するハンドオーバに伴う処理をいうものとする。なお、無線基地局Xと無線通信中の移動体通信端末が、無線基地局Yの管理下に移動したものとする。
図4は、X2プロトコルの局間リンクが設定されていないときに行われるS1ハンドオーバの手順を簡単に示すシーケンス図である。同図に示すように、移動体通信端末が、無線基地局Xの管理下から無線基地局Yの管理下に移動したとき、無線通信中の無線基地局Xに対してHO(ハンドオーバ)要求を送信する。すると、無線基地局Xは、無線基地局Yとの間でX2プロトコルの局間リンクを設定していないためX2ハンドオーバを利用できず、ハンドオーバ要求をEPCを経由して無線基地局Yに対して送信する。ハンドオーバ要求を受信した無線基地局Yは、無線経路の確立を行い、ハンドオーバ要求に対する応答を、EPCを経由して無線基地局Xに対して送信する。ハンドオーバ要求に対する応答を受信した無線基地局Xは、ハンドオーバ指示を移動体通信端末に対して送信する。すると、移動体通信端末は、無線基地局Yとの無線経路を確立して、移動先の無線基地局Yに対して移動通知を送信する。移動通知を受信した無線基地局Yは、移動体通信端末向けの有線経路を無線基地局Xを介する有線経路から無線基地局Yを介する有線経路に切り替えるようにパス切替要求をEPCに対して送信する。パス切替要求を受信したEPCは、無線基地局Xを介する有線経路を無線基地局Yを介する有線経路に切り替えた後、パス切替応答を無線基地局Yに対して送信する。パス切替応答を受信した無線基地局Yは、リソースの解放指示をEPCを経由して無線基地局Xに対して送信する。そして、無線基地局Xは、移動体通信端末と無線通信するために利用していたリソースを解放して、S1ハンドオーバが終了することになる。
また、図5は、X2プロトコルの局間リンクが設定された後行われるX2ハンドオーバの手順を簡単に示すシーケンス図である。ここで、図5では、無線基地局Xと無線基地局Yとは、X2プロトコルの局間リンクが設定されている。同図に示すように、移動体通信端末が、無線基地局Xの管理下から無線基地局Yの管理下に移動したとき、無線通信中の無線基地局Xに対してHO(ハンドオーバ)要求を送信する。すると、無線基地局Xは、無線基地局Yとの間でX2プロトコルの局間リンクを設定しているため、ハンドオーバ要求を無線基地局Yに対して送信する。ハンドオーバ要求を受信した無線基地局Yは、無線経路の確立を行い、ハンドオーバ要求に対する応答を、無線基地局Xに対して送信する。ハンドオーバ要求に対する応答を受信した無線基地局Xは、ハンドオーバ指示を移動体通信端末に対して送信する。すると、移動体通信端末は、無線基地局Yとの無線経路を確立して、移動先の無線基地局Yに対して移動通知を送信する。移動通知を受信した無線基地局Yは、移動体通信端末向けの有線経路を無線基地局Xを介する有線経路から無線基地局Yを介する有線経路に切り替えるようにパス切替要求をEPCに対して送信する。パス切替要求を受信したEPCは、無線基地局Xを介する有線経路を無線基地局Yを介する有線経路に切り替えた後、パス切替応答を無線基地局Yに対して送信する。パス切替応答を受信した無線基地局Yは、リソースの解放指示を無線基地局Xに対して送信する。そして、無線基地局Xは、移動体通信端末と無線通信するために利用していたリソースを解放して、X2ハンドオーバが終了することになる。
このようにS1ハンドオーバとX2ハンドオーバの手順では、それぞれのEPCとの送受信回数は、X2ハンドオーバがS1ハンドオーバの約1/4である。したがって、多数の移動体通信端末が通信相手を無線基地局Xから無線基地局Yに切り替える場合、S1ハンドオーバよりX2ハンドオーバの方がEPCの処理負荷を軽減させることができる。
図6は、実施例1に係る通信制御システムの全体構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、通信制御システム1は、無線基地局X10と、EPC20と、無線基地局Y30と、移動体通信端末40と、を備える。
無線基地局X10は、無線送受信部100と、呼制御部110と、有線送受信部120と、リンク制御判断部130と、局間リンク制御部140と、無線基地局情報150と、ハンドオーバ実施情報160と、を備える。
無線送受信部100は、移動体通信端末40との間の制御信号の送受信を行う。具体的には、無線送受信部100は、移動体通信端末40から送信された無線基地局Y30へのハンドオーバ要求を受信して、ハンドオーバ種別判断部111に出力する。また、無線送受信部100は、ハンドオーバ要求に対するハンドオーバ応答をハンドオーバ応答部114から受信して、移動体通信端末40に送信する。
呼制御部110は、無線基地局Y30、EPC20および移動体通信端末40から受信したメッセージに応じて移動体通信端末単位の呼制御を行う。呼制御部110は、ハンドオーバ種別判断部111と、ハンドオーバ要求部112と、ハンドオーバ応答部114と、を備える。
ハンドオーバ種別判断部111は、無線送受信部100から無線基地局Yへのハンドオーバ要求を取得して、無線基地局YとのX2プロトコルの局間リンク(以下、X2プロトコルの局間リンクを単に「局間リンク」という。)が設定されているか否かを判断する。具体的には、ハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局ごとに局間リンクが設定されているか否かを示す局間リンク設定状態を無線基地局情報150から参照して無線基地局Yとの局間リンクが設定されているか否かを判断する。そして、ハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されていないとき、無線基地局YにEPC20を介して局間リンクに必要な設定情報を要求するために、無線基地局Y30の無線基地局番号および局間リンク設定情報を要求する旨をハンドオーバ要求部112に出力する。なお、ハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されているとき、無線基地局Yに局間リンクに必要な設定情報を要求する必要がないために、無線基地局Y30の無線基地局番号および局間リンク設定情報を要求しない旨をハンドオーバ要求部112に出力する。
ハンドオーバ要求部112は、ハンドオーバ種別判断部111から無線基地局Y30の無線基地局番号および局間リンク設定情報を要求する旨を取得すると、無線基地局Y30に対する局間リンク設定情報要求を含むS1ハンドオーバを用いて無線経路の切り替えを要求するハンドオーバ要求(以下、「S1ハンドオーバ要求」という。)を有線送受信部120に出力する。また、ハンドオーバ要求部112は、ハンドオーバ種別判断部111から無線基地局Yの無線基地局番号および局間リンク設定情報を要求しない旨を取得すると、無線基地局Y30に対する局間リンク設定情報要求が不要である旨を示す情報を含むX2ハンドオーバを用いて無線経路の切り替えを要求するハンドオーバ要求(以下、「X2ハンドオーバ要求」という。)を有線送受信部120に出力する。
ハンドオーバ応答部114は、有線送受信部120からハンドオーバ応答を取得し、ハンドオーバ応答に含まれた無線基地局Y30との局間リンクの設定情報を設定情報取得部131に出力する。また、ハンドオーバ応答部114は、有線送受信部120から移動体通信端末40向けの有線経路を切り替える要求(パス切替要求)を取得し、自無線基地局を介した有線経路から無線基地局Y30を介した有線経路に移動体通信端末40向けの有線経路を切り替え、ハンドオーバを終了する。そして、ハンドオーバ応答部114は、無線基地局Y30の無線基地局番号とS1ハンドオーバまたはX2ハンドオーバのいずれが実施されたかとを示す情報を含むハンドオーバ終了通知をハンドオーバ終了取得部132に出力する。
有線送受信部120は、EPC20および隣接する無線基地局との間の制御信号の送受信を行う。具体的には、有線送受信部120は、ハンドオーバ要求部112からS1ハンドオーバ要求を取得すると、EPC20にS1ハンドオーバ要求を送信する。また、有線送受信部120は、ハンドオーバ要求部112からX2ハンドオーバ要求を取得すると、無線基地局YにX2ハンドオーバ要求を送信する。また、有線送受信部120は、EPC20または無線基地局Y30からのハンドオーバ応答を受信すると、受信されたハンドオーバ応答をハンドオーバ応答部114に出力する。また、有線送受信部120は、EPC20または無線基地局Y30からのパス切替要求をハンドオーバ応答部114に出力する。さらに、有線送受信部120は、設定要求部141から無線基地局Y30に対するSCTPリンク設定要求を取得すると、SCTPリンク設定要求を無線基地局Y30に送信する。そして、有線送受信部120は、SCTPリンク要求に対するSCTPリンク設定応答を無線基地局Y30から受信して、設定応答部142に出力する。
リンク制御判断部130は、無線基地局Y30と接続を確立するために、無線基地局Y30との局間リンクの設定情報を取得し、無線基地局Y30に対して局間リンクの設定要求を行うか否かを判断する。リンク制御判断部130は、設定情報取得部131と、設定要求判断部133と、ハンドオーバ終了取得部132と、を備える。
設定情報取得部131は、ハンドオーバ応答部114から無線基地局Y30の局間リンクの設定情報を取得すると、取得された無線基地局Yとの局間リンクの設定情報を無線基地局情報150に記憶する。ここで、無線基地局Yとの局間リンクの設定情報は、例えば無線基地局YのIPアドレスおよびポート番号である。
ハンドオーバ終了取得部132は、無線基地局Yへのハンドオーバ終了通知をハンドオーバ応答部114から取得すると、無線基地局Yの無線基地局番号に対する実施されたハンドオーバ(S1またはX2)の実施回数を1加算してハンドオーバ実施情報160に記憶する。そして、ハンドオーバ終了取得部132は、無線基地局Yに対する局間リンクの設定要求指示を設定要求判断部133に出力する。
設定要求判断部133は、無線基地局Yに対する局間リンクの設定要求指示をハンドオーバ終了取得部132から取得すると、局間リンク設定要求の条件に合致したとき、無線基地局Yに対する局間リンク設定要求を設定要求部141に出力する。具体的には、設定要求判断部133は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されているか否かを示す局間リンク設定状態を無線基地局情報150から参照して無線基地局Yと局間リンクが設定されているか否かを判断する。また、設定要求判断部133は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されていないと判断したとき、無線基地局Yに対するS1ハンドオーバの実施回数をハンドオーバ実施情報160から参照して取得して、S1ハンドオーバの実施回数が所定回数以上であるか否かを判断する。この所定回数は、一定期間内にS1ハンドオーバが実施されるとEPC20の処理負荷が所定の基準より大きくなると想定される実施回数であり、例えば1時間当たり10回である。そして、設定要求判断部133は、実施回数が所定回数以上であると判断したとき、無線基地局Yに対する局間リンク設定要求を設定要求部141に出力する。なお、設定要求判断部133は、局間リンクの設定要求指示をハンドオーバ終了取得部132から取得したとき局間リンク設定要求の判断をするものとしたが、これに限定されず、定期的に実行しても良いし、不定期に実行しても良い。
局間リンク制御部140は、隣接する無線基地局との局間リンクの管理を行ったり、局間リンクの設定に伴うメッセージの入出力を行ったり、局間リンクを設定したりする。局間リンク制御部140は、設定要求部141と、設定応答部142と、を備える。
設定要求部141は、設定要求判断部133から無線基地局Y30に対する局間リンク設定要求を取得すると、無線基地局YとのSCTPリンク設定要求を有線送受信部120に出力する。この局間リンク設定要求には、例えば自無線基地局X10のIPアドレスおよび無線基地局Y30との局間リンクを設定するために使用するポート番号を含む。
設定応答部142は、有線送受信部120から無線基地局Y30に対するSCTPリンク設定応答を取得すると、無線基地局Y30との局間リンクが設定されたことを無線基地局情報150に記憶する。
無線基地局情報150は、自無線基地局X10と隣接する無線基地局Y30の局間リンク設定状態および局間リンクに必要な設定情報を記憶する。ここで、無線基地局情報150のデータ構造の一例について図7を参照して説明する。同図に示すように、無線基地局情報150は、自無線基地局と隣接する無線基地局を一意に表した無線基地局番号と、局間リンク設定状態と、IPアドレスと、ポート番号と、を無線基地局番号ごとに保持する。局間リンク設定状態は、自無線基地局との局間リンクが設定されているか否かを表し、例えば局間リンクが設定されている場合は「設定中」、局間リンクが設定されていない場合は「未設定」が保持される。IPアドレスは、無線基地局番号に対応する無線基地局のIPアドレスであり、ポート番号は、無線基地局番号に対応する無線基地局が自無線基地局との局間リンクを設定するために使用するポートの番号である。
図6に戻って、ハンドオーバ実施情報160は、自無線基地局X10と隣接する隣接する無線基地局Y30に移動体通信端末40がハンドオーバした際に実施されたハンドオーバの種別(S1またはX2)ごとに実施回数を記憶する。ここで、ハンドオーバ実施情報160のデータ構造の一例について図8を参照して説明する。同図に示すように、ハンドオーバ実施情報160は、隣接する無線基地局を一意に表した無線基地局番号と、S1ハンドオーバが実施された回数と、X2ハンドオーバが実施された回数と、を無線基地局番号ごとに保持する。なお、ハンドオーバ実施情報160のS1ハンドオーバ実施回数およびX2ハンドオーバ実施回数は、所定の期間ごとに0に更新されるものとする。これにより、設定要求判断部133は、S1ハンドオーバおよびX2ハンドオーバの実施頻度を所定の期間ごとに判断することができることになり、刻々と変化するEPC20の処理負荷に対応して、局間リンクを設定することができる。なお、この所定の期間は、例えば1時間であっても良いし、1日であっても良い。
無線基地局Y30は、無線送受信部300と、呼制御部310と、有線送受信部320と、局間リンク制御部340と、局間設定情報370と、を備える。
無線送受信部300は、移動体通信端末40との間の制御信号の送受信を実施する。具体的には、無線送受信部300は、移動体通信端末40から送信されたハンドオーバ完了通知を受信して、ハンドオーバ応答部314に出力する。
呼制御部310は、無線基地局Y30、EPC20および移動体通信端末40から受信したメッセージに応じて移動体通信端末単位の呼制御を行う。呼制御部310は、ハンドオーバ応答部314を備える。
ハンドオーバ応答部314は、有線送受信部320から局間リンク設定情報要求を含んだS1ハンドオーバ要求を取得したとき、局間設定情報370を参照して自無線基地局の局間リンクの設定情報(IPアドレスおよびポート番号)を取得する。そして、ハンドオーバ応答部314は、取得された局間リンクの設定情報をハンドオーバ応答に含み、ハンドオーバ応答を有線送受信部320に出力する。また、ハンドオーバ応答部314は、有線送受信部320から局間リンク設定情報要求が不要である旨を示す情報を含んだX2ハンドオーバ要求を取得したとき、局間リンクの設定情報を含まないハンドオーバ応答を有線送受信部320に出力する。
有線送受信部320は、EPC20および隣接する無線基地局との間の制御信号の送受信を実施する。具体的には、有線送受信部320は、EPC20または無線基地局X10からハンドオーバ要求を取得すると、ハンドオーバ要求をハンドオーバ応答部314に出力する。また、有線送受信部320は、ハンドオーバ応答部314から局間リンクの設定情報を含んだハンドオーバ応答を取得すると、ハンドオーバ応答をEPC20に送信する。さらに、有線送受信部320は、自無線基地局に対するSCTPリンク設定要求を無線基地局X10から受信すると、無線基地局X10との接続を確立するために、SCTPリンク設定要求を設定応答部342に出力する。そして、有線送受信部320は、SCTPリンク設定要求に対するSCTPリンク設定応答を設定応答部342から取得すると、SCTPリンク設定応答を無線基地局X10に送信する。
局間リンク制御部340は、隣接する無線基地局との局間リンクの管理を行い、局間リンクの設定信号の入出力を行う。局間リンク制御部340は、設定応答部342を備える。
設定応答部342は、有線送受信部320からSCTPリンク設定要求を取得すると、無線基地局X10との局間リンクを設定して、SCTPリンク設定応答を有線送受信部320に出力する。
次に、図9および図10を参照して、実施例1に係る通信制御システムの全体処理のシーケンスについて説明する。図9では、通信制御システムのハンドオーバ手順について説明し、図10では、局間リンクの設定手順について説明する。なお、移動体通信端末40は、無線基地局X10と無線通信中であるものとする。また、無線基地局X10は、無線基地局Y30とのX2プロトコルの局間リンクを設定していないものとする。
図9では、実施例1に係る通信制御システムのハンドオーバ手順のシーケンスを示している。
まず、移動体通信端末40は、利用者の地理的移動等によって無線基地局Y30の管理下に移動した場合にハンドオーバの契機が発生し(S101)、ハンドオーバ要求を無線基地局X10に送信する(S102)。
このハンドオーバ要求を受信した無線基地局X10の無線送受信部100は、当該ハンドオーバ要求を呼制御部110のハンドオーバ種別判断部111に出力する(S103)。
そして、呼制御部110のハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局情報150の局間リンク設定状態を参照して無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判断する。すると、ハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されていないとき、有線送受信部120を介して、無線基地局Y30との局間リンクに必要な設定情報の要求を含んだハンドオーバ要求をEPC20に送信する(S104〜S105)。
引き続き、無線基地局X10からハンドオーバ要求を受信したEPC20は、ハンドオーバ要求を無線基地局Y30に送信する(S106)。すると、EPC20からハンドオーバ要求を受信した無線基地局Y30の有線送受信部320は、当該ハンドオーバ要求を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S107)。ハンドオーバ要求を取得したハンドオーバ応答部314は、ハンドオーバ要求に含まれた自無線基地局との局間リンクに必要な設定情報の要求に応じて、自無線基地局との局間リンクの設定情報を取得して、取得された設定情報を含んだハンドオーバ応答を、有線送受信部320を介して、EPC20に送信する(S108〜S109)。
引き続き、無線基地局Y30からハンドオーバ応答を受信したEPC20は、ハンドオーバ応答を無線基地局X10に送信する(S110)。すると、EPC20からハンドオーバ応答を受信した無線基地局X10の有線送受信部120は、当該ハンドオーバ応答を呼制御部110のハンドオーバ応答部114に出力する(S111)。そして、ハンドオーバ応答部114は、ハンドオーバ応答をリンク制御判断部130の設定情報取得部131に出力する(S113)とともに、当該ハンドオーバ応答を、無線送受信部100を介して移動体通信端末40に送信する(S112、S114)。ここで、設定情報取得部131は、ハンドオーバ応答に含まれた無線基地局Y30との局間リンクの設定情報(IPアドレス、ポート番号)を無線基地局情報150に記憶する。
引き続き、無線基地局X10からハンドオーバ応答を受信した移動体通信端末40は、無線基地局Y30との無線経路を確立し、ハンドオーバ完了通知を無線基地局Y30に送信する(S115)。すると、移動体通信端末40からハンドオーバ完了通知を受信した無線基地局Y30の無線送受信部300は、当該ハンドオーバ完了通知を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S116)。そして、ハンドオーバ完了通知を取得したハンドオーバ応答部314は、有線送受信部320を介して、パス切替要求をEPC20に送信する(S117〜S118)。
引き続き、無線基地局X30からパス切替要求を受信したEPC20は、無線基地局Y30との有線経路を確立し、無線基地局Y30にパス切替応答を送信する(S119)。すると、EPC20からパス切替応答を受信した無線基地局Y30の有線送受信部320は、当該パス切替応答を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S120)。そして、パス切替応答を取得したハンドオーバ応答部314は、無線基地局X10に対するパス切替要求を、有線送受信部320を介して、EPC20に送信する(S121〜S122)。
引き続き、無線基地局X30からパス切替要求を受信したEPC20は、無線基地局X10にパス切替要求を送信する(S123)。すると、EPC20からパス切替要求を受信した無線基地局X10の有線送受信部120は、当該パス切替要求を呼制御部110のハンドオーバ応答部114に出力する(S124)。そして、パス切替要求を取得したハンドオーバ応答部114は、パス切替を実施し、ハンドオーバ終了通知をリンク制御判断部130に出力する(S125)。ハンドオーバ応答部114からハンドオーバ終了通知を取得したリンク制御判断部130のハンドオーバ終了取得部132は、S1ハンドオーバの実施回数を1加算してハンドオーバ実施情報160に記憶する。
図10では、実施例1に係る通信制御システムの局間リンクを設定する処理手順のシーケンスを示している。なお、局間リンク設定処理は、あらかじめ定められた時刻に局間リンクの設定要求指示が起動されることを契機に開始されるものとする。
まず、無線基地局Yに対する局間リンクの設定要求指示を取得した設定要求判断部133は、局間リンク設定要求判断処理を行う(S126)。すなわち、無線基地局Yとの局間リンクが設定されているか否かを判断する。このとき、設定要求判断部133は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されていないと判断したとき、無線基地局Yに対するS1ハンドオーバの実施回数が所定回数以上であるか否かを判断する。すると、設定要求判断部133は、S1ハンドオーバの実施回数が所定回数以上であると判断したとき、局間リンク設定要求を局間リンク制御部140の設定要求部141に出力する(S127)。
設定要求判断部133から局間リンク設定要求を取得した局間リンク制御部140の設定要求部141は、SCTPリンク設定要求を、有線送受信部120を介して、無線基地局Y30に送信する(S128〜S129)。
引き続き、無線基地局X10からSCTPリンク設定要求を取得した無線基地局Y30の有線送受信部320は、当該SCTPリンク設定要求を局間リンク制御部340の設定応答部342に出力する(S130)。有線送受信部320からSCTPリンク設定要求を取得した設定応答部342は、無線基地局X10との局間リンクを設定し、SCTPリンク設定応答を有線送受信部320に出力する(S131)。設定応答部342からSCTPリンク設定応答を取得した有線送受信部320は、無線基地局X10にSCTPリンク設定応答を送信する(S132)。
無線基地局Y30からSCTPリンク設定応答を取得した無線基地局X10の有線送受信部120は、SCTPリンク設定応答を局間リンク制御部140の設定応答部142に出力する(S133)。そして、有線送受信部120からSCTPリンク設定応答を取得した設定応答部142は、当該SCTPリンク設定応答を取得し、無線基地局情報150の無線基地局Y30の局間リンク設定状態を「未設定」から「設定中」に更新する。
なお、局間リンク設定処理は、あらかじめ定められた時刻に局間リンクの設定要求指示が起動されたとき開始されるものとしたが、これに限定されず、ハンドオーバ終了取得部132によって局間リンクの設定要求指示が出力されたとき開始されるものとしても良いし、不定期に局間リンクの設定要求指示が起動されたとき開始されるものとしても良い。また、局間リンク設定処理は、無線基地局Y30だけを対象に実施されるものとして説明したが、これに限定されず、無線基地局情報150に記憶されている無線基地局すべてに対して実施されるものとしても良い。
次に、実施例1に係る局間リンク設定要求判断処理を、図11を参照して説明する。図11は、実施例1に係る局間リンク設定要求判断処理を示すフローチャートである。なお、局間リンク設定要求判断処理は、無線基地局Y30だけを対象に実施されるものとする。
無線基地局Y30との局間リンク設定要求指示を取得した設定要求判断部133は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判断する(S201)。具体的には、設定要求判断部133は、無線基地局情報150から無線基地局Y30に対応する局間リンク設定情報を参照して、局間リンク設定情報が「設定中」であるか「未設定」であるかを判断する。
無線基地局Y30の局間リンクの設定状態が「設定中」である場合には(S201Yes)、設定要求判断部133は、局間リンクの設定を「不要」と判定し(S202)、既に無線基地局Y30と接続が確立されているため、局間リンク設定要求判断処理を終了する。
一方、無線基地局Y30の局間リンクの設定状態が「設定中」でない場合には(S201No)、設定要求判断部133は、無線基地局Y30に対するS1ハンドオーバの実施回数が所定回数以上であるか否かを判断する(S203)。具体的には、設定要求判断部133は、ハンドオーバ実施情報160から無線基地局Y30に対応するS1ハンドオーバ実施回数を参照して、S1ハンドオーバ実施回数が所定回数、例えば10回以上であるか否かを判断する。
S1ハンドオーバ実施回数が10回未満である場合には(S203No)、設定要求判断部133は、局間リンクの設定を「不要」と判定し(S202)、S1ハンドオーバが頻繁に行われておらずEPC20に処理負荷がかかっていないため、局間リンク設定要求判断処理を終了する。
一方、S1ハンドオーバ実施回数が10回以上である場合には(S203Yes)、設定要求判断部133は、局間リンクの設定を「要」と判定し(S204)、局間リンク設定要求判断処理を終了する。
引き続き、局間リンクの設定を「要」と判定した場合には、設定要求判断部133は、無線基地局Yに対する局間リンク設定要求を設定要求部141に出力する。そして、設定要求部141は、無線基地局Yに対する局間リンク設定要求を、有線送受信部120を介して無線基地局Y30に出力して、無線基地局Y30は、局間リンクの設定を行うことになる。
これにより、無線基地局X10は、無線基地局Y30と接続を確立することができるため、次回からの無線基地局Y30へのハンドオーバ処理をS1ハンドオーバによる実施ではなくX2ハンドオーバによる実施をすることとなり、EPCの処理負担を軽減することができる。また、無線基地局X10は、S1ハンドオーバ実施回数が所定回数未満のとき無線基地局Y30と接続を確立しないことにより、局間リンクの設定に必要なリソースを使用しなくてよいため、局間リンクに割り当てられたリソースを有効に活用することができる。
以上のように本実施例1によれば、無線基地局X10は、移動体通信端末40が通信相手を無線基地局X10から無線基地局Y30に切り替える要求がされたとき、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判定する。判定の結果、無線基地局Y30との局間リンクが設定がされていないと判定されたとき、無線基地局Y30と局間リンクを設定するために必要な設定情報を、無線基地局Y30からEPC20を経由して取得する。そして、無線基地局X10は、取得された無線基地局Y30の設定情報に基づいて、無線基地局Y30に対して局間リンクの設定を要求する。
このようにして、無線基地局X10は、無線基地局Y30と接局間リンクの設定がされた後以降、移動体通信端末40が通信相手を無線基地局X10から無線基地局Y30に切り替える要求がされたとき、無線経路の切替処理を直接無線基地局Y30とやりとりすることができるため、無線基地局X10と無線基地局Y30との間に配置されたEPC20を経由しないで切替処理を実施することとなり、EPC20の処理負荷を軽減させることができる。
ところで、上記の実施例1では、移動体通信端末が、無線通信中の無線基地局とX2プロトコルの局間リンクが設定されていない隣接する無線基地局にS1ハンドオーバしたとき、無線基地局がX2プロトコルの局間リンクの設定を隣接する無線基地局に要求する場合を説明した。本発明はこれに限定されるものではなく、無線基地局と隣接する無線基地局間でX2プロトコルの局間リンクが設定された後に、さらに、X2ハンドオーバの実施状況を判断して、当該局間リンクの解放を隣接する無線基地局に要求しても良い。
そこで、実施例2では、無線基地局と隣接する無線基地局間でX2プロトコルの局間リンクが設定された後に、さらに、X2ハンドオーバの実施状況を判断して、当該局間リンクの解放を隣接する無線基地局に要求する場合を説明する。
まず、実施例2に係る通信制御システムの全体構成について図12を参照しながら説明する。図12は、実施例2に係る通信制御システムの全体構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、実施例2に係る通信制御システム2では、実施例1に係る通信制御システム1(図6)に解放要求判断部533と解放要求部541と解放応答部542と解放応答部642とが追加されている。なお、図12において、図6と同じ部分には同じ符号を付し、詳しい説明を省略する。
ハンドオーバ終了取得部132は、無線基地局Y30へのハンドオーバ終了通知をハンドオーバ応答部114から取得すると、無線基地局Yに対する局間リンクの解放要求指示を解放要求判断部533に出力する。
解放要求判断部533は、無線基地局Y30に対する局間リンクの解放要求指示をハンドオーバ終了取得部132から取得すると、局間リンク解放要求の条件に合致したとき、無線基地局Y30に対する局間リンク解放要求を解放要求部541に出力する。具体的には、解放要求判断部533は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを示す局間リンク設定状態を無線基地局情報150から参照して無線基地局Y30と局間リンクが設定されているか否かを判断する。また、解放要求判断部533は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されていると判断したとき、無線基地局Y30に対するX2ハンドオーバの実施回数をハンドオーバ実施情報160から参照して取得して、X2ハンドオーバの実施回数が所定回数以下であるか否かを判断する。この所定回数は、一定期間内に実施されたX2ハンドオーバが仮にS2ハンドオーバであったとしてもEPC20に処理負荷が全くかからないと想定される実施回数であり、例えば1時間当たり2回である。そして、解放要求判断部533は、実施回数が所定回数以下であると判断したとき、無線基地局Y30に対する局間リンク設定要求を解放要求部541に出力する。なお、解放要求判断部533は、局間リンクの解放要求指示をハンドオーバ終了取得部132から取得したとき局間リンク解放要求の判断をするものとしたが、これに限定されず、定期的に実行しても良いし、不定期に実行しても良い。
解放要求部541は、解放要求判断部533から無線基地局Y30に対する局間リンク解放要求を取得すると、無線基地局Y30とのSCTPリンク解放要求を有線送受信部120に出力する。この局間リンク解放要求には、例えば自無線基地局X10のIPアドレスおよび無線基地局Y30との局間リンクを設定するために使用するポート番号を含む。
解放応答部542は、有線送受信部120から無線基地局Y30に対するSCTPリンク解放応答を取得すると、無線基地局Y30との局間リンクが解放されたことを無線基地局情報150に記憶する。
解放応答部642は、有線送受信部320からSCTPリンク解放要求を取得すると、無線基地局X10との局間リンクを解放して、SCTPリンク解放応答を有線送受信部320に出力する。
有線送受信部120は、解放要求部541から無線基地局Y30に対するSCTPリンク解放要求を取得すると、SCTPリンク解放要求を無線基地局Y30に送信する。そして、有線送受信部120は、SCTPリンク解放要求に対するSCTPリンク解放応答を無線基地局Y30から受信して、解放応答部542に出力する。
有線送受信部320は、自無線基地局に対するSCTPリンク解放要求を無線基地局X10から受信すると、無線基地局X10との接続を終了するために、SCTPリンク解放要求を開放応答部642に出力する。そして、有線送受信部320は、SCTPリンク解放要求に対するSCTPリンク解放応答を解放応答部642から取得すると、SCTPリンク解放応答を無線基地局X10に送信する。
次に、図13および図14を参照して、実施例2に係る通信制御システムの全体処理のシーケンスについて説明する。図13では、通信制御システムのハンドオーバ手順について説明し、図14では、局間リンクの解放手順について説明する。なお、移動体通信端末40は、無線基地局X10と無線通信中であるものとする。また、無線基地局X10は、無線基地局Y30とのX2プロトコルの局間リンクを設定しているものとする。
図13では、実施例2に係る通信制御システムのハンドオーバ手順のシーケンスを示している。
まず、移動体通信端末40は、利用者の地理的移動等によって無線基地局Y30の管理下に移動した場合にハンドオーバの契機が発生し(S301)、ハンドオーバ要求を無線基地局X10に送信する(S302)。
このハンドオーバ要求を受信した無線基地局X10の無線送受信部100は、当該ハンドオーバ要求を呼制御部110のハンドオーバ種別判断部111に出力する(S303)。
そして、呼制御部110のハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局情報150の局間リンク設定状態を参照して無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判断する。すると、ハンドオーバ種別判断部111は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているとき、局間リンクに必要な設定情報を既に取得しているため、局間リンクの設定情報の要求が不要である旨を示す情報を含むハンドオーバ要求を、有線送受信部120を介して無線基地局Y30に送信する(S304〜S305)。
引き続き、無線基地局X10からハンドオーバ要求を受信した無線基地局Y30の有線送受信部320は、ハンドオーバ要求を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S306)。その後、ハンドオーバ応答部314は、局間リンクの設定情報の要求が不要であるため、局間リンクの設定情報を含まないハンドオーバ応答を、有線送受信部320を介して、無線基地局X30に送信する(S307〜S308)。
引き続き、無線基地局Y30からハンドオーバ応答を受信した無線基地局X10の有線送受信部120は、当該ハンドオーバ応答を呼制御部110のハンドオーバ応答部114に出力する(S309)。そして、ハンドオーバ応答部114は、ハンドオーバ応答をリンク制御判断部130の設定情報取得部131に出力する(S311)とともに、当該ハンドオーバ応答を、無線送受信部100を介して移動体通信端末40に送信する(S310、S312)。ここで、設定情報取得部131は、ハンドオーバ応答に無線基地局Y30との局間リンクの設定情報が含まれていないため、処理は何もされない。
引き続き、無線基地局X10からハンドオーバ応答を受信した移動体通信端末40は、無線基地局Y30との無線経路を確立し、ハンドオーバ完了通知を無線基地局Y30に送信する(S313)。すると、移動体通信端末40からハンドオーバ完了通知を受信した無線基地局Y30の無線送受信部300は、当該ハンドオーバ完了通知を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S314)。そして、ハンドオーバ完了通知を取得したハンドオーバ応答部314は、有線送受信部320を介して、パス切替要求をEPC20に送信する(S315〜S316)。
引き続き、無線基地局X30からパス切替要求を受信したEPC20は、無線基地局Y30との有線経路を確立し、無線基地局Y30にパス切替応答を送信する(S317)。すると、EPC20からパス切替応答を受信した無線基地局Y30の有線送受信部320は、当該パス切替応答を呼制御部310のハンドオーバ応答部314に出力する(S318)。そして、パス切替応答を取得したハンドオーバ応答部314は、無線基地局X10に対するパス切替要求を、有線送受信部320を介して、無線基地局X10に送信する(S319〜S320)。
引き続き、無線基地局X30からパス切替要求を受信した無線基地局X10の有線送受信部120は、当該パス切替要求を呼制御部110のハンドオーバ応答部114に出力する(S321)。そして、パス切替要求を取得したハンドオーバ応答部114は、パス切替を実施し、ハンドオーバ終了通知をリンク制御判断部530に出力する(S322)。ハンドオーバ応答部114からハンドオーバ終了通知を取得したリンク制御判断部530のハンドオーバ終了取得部132は、X2ハンドオーバの実施回数を1加算してハンドオーバ実施情報160に記憶する。
図14では、実施例2に係る通信制御システムの局間リンクを解放する処理手順のシーケンスを示している。なお、局間リンク解放処理は、あらかじめ定められた時刻に局間リンクの解放要求指示が起動されることを契機に開始されるものとする。
まず、無線基地局Y30に対する局間リンクの解放要求指示を取得した解放要求判断部533は、局間リンク解放要求判断処理を行う(S323)。すなわち、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判断する。このとき、解放要求判断部533は、無線基地局Yとの局間リンクが設定されていると判断したとき、無線基地局Yに対するX2ハンドオーバの実施回数が所定回数以下であるか否かを判断する。すると、解放要求判断部533は、X2ハンドオーバの実施回数が所定回数以下であると判断したとき、局間リンク解放要求を局間リンク制御部540の解放要求部541に出力する(S324)。
解放要求判断部533から局間リンク解放要求を取得した局間リンク制御部540の解放要求部541は、SCTPリンク解放要求を、有線送受信部120を介して、無線基地局Y30に送信する(S325〜S326)。
引き続き、無線基地局X10からSCTPリンク解放要求を取得した無線基地局Y30の有線送受信部320は、当該SCTPリンク解放要求を局間リンク制御部640の解放応答部642に出力する(S327)。有線送受信部320からSCTPリンク解放要求を取得した解放応答部642は、無線基地局X10との局間リンクを解放し、SCTPリンク解放応答を有線送受信部320に出力する(S328)。解放応答部642からSCTPリンク解放応答を取得した有線送受信部320は、無線基地局X10にSCTPリンク解放応答を送信する(S329)。
無線基地局Y30からSCTPリンク設定応答を取得した無線基地局X10の有線送受信部120は、SCTPリンク解放応答を局間リンク制御部140の解放応答部542に出力する(S330)。そして、有線送受信部120からSCTPリンク解放応答を取得した解放応答部542は、当該SCTPリンク解放応答を取得し、無線基地局情報150の無線基地局Y30の局間リンク設定状態を「設定中」から「未設定」に更新する。
なお、局間リンク解放処理は、あらかじめ定められた時刻に局間リンクの解放要求指示が起動されたとき開始されるものとしたが、これに限定されず、ハンドオーバ終了取得部132によって局間リンクの解放要求指示が出力されたとき開始されるものとしても良いし、不定期に局間リンクの解放要求指示が起動されたとき開始されるものとしても良い。また、局間リンク解放処理は、無線基地局Y30だけを対象に実施されるものとして説明したが、これに限定されず、無線基地局情報150に記憶されている無線基地局すべてに対して実施されるものとしても良い。
次に、実施例2に係る局間リンク解放要求判断処理を、図15を参照して説明する。図15は、実施例2に係る局間リンク解放要求判断処理を示すフローチャートである。なお、局間リンク解放要求判断処理は、無線基地局Y30だけを対象に実施されるものとする。
無線基地局Y30との局間リンク解放要求指示を取得した解放要求判断部533は、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判断する(S401)。具体的には、解放要求判断部533は、無線基地局情報150から無線基地局Y30に対応する局間リンク設定情報を参照して、局間リンク設定情報が「設定中」であるか「未設定」であるかを判断する。
無線基地局Y30の局間リンクの設定状態が「設定中」でない場合には(S401No)、解放要求判断部533は、局間リンクの解放を「不要」と判定し(S402)、既に無線基地局Y30との接続が終了されているため、局間リンク解放要求判断処理を終了する。
一方、無線基地局Y30の局間リンクの設定状態が「設定中」である場合には(S401Yes)、解放要求判断部533は、無線基地局Y30に対するX2ハンドオーバの実施回数が所定回数以下であるか否かを判断する(S403)。具体的には、解放要求判断部533は、ハンドオーバ実施情報160から無線基地局Y30に対応するX2ハンドオーバ実施回数を参照して、X2ハンドオーバ実施回数が所定回数、例えば2回以下であるか否かを判断する。
X2ハンドオーバ実施回数が2回を超えている場合には(S403No)、設定要求判断部133は、局間リンクの解放を「不要」と判定し(S402)、X2ハンドオーバが頻繁に行われており仮に局間リンクを解放してS1ハンドオーバにするとEPC20に処理負荷がかかるため、局間リンク解放要求判断処理を終了する。
一方、X2ハンドオーバ実施回数が2回以下である場合には(S403Yes)、X2ハンドオーバが頻繁に行われておらず仮に局間リンクを解放してS1ハンドオーバにしてもEPC20に処理負荷がかからないため、解放要求判断部533は、局間リンクの解放を「要」と判定し(S404)、局間リンク解放要求判断処理を終了する。
引き続き、局間リンクの解放を「要」と判定した場合には、解放要求判断部533は、無線基地局Yに対する局間リンク解放要求を解放要求部541に出力する。そして、解放要求部541は、無線基地局Yに対する局間リンク解放要求を、有線送受信部120を介して無線基地局Y30に出力して、無線基地局Y30は、局間リンクの解放を行うことになる。
これにより、無線基地局X10は、無線基地局Y30との局間リンクの解放と設定を動的に実施することが可能となり、S1ハンドオーバの実施によるEPC20の処理負荷の増大を防止することができる。また、無線基地局X10は、無線基地局Y30との局間リンクを解放することにより、局間リンクの設定に必要なリソースを解放することとなり、局間リンクに割り当てられたリソースを有効に活用することができる。
以上のように本実施例2によれば、無線基地局X10は、移動体通信端末40が通信相手を無線基地局X10から無線基地局Y30に切り替える要求がされたとき、無線基地局Y30との局間リンクが設定されているか否かを判定する。判定の結果、無線基地局Y30との局間リンクが設定がされていないと判定されたとき、無線基地局Y30と局間リンクを設定するために必要な設定情報を、無線基地局Y30からEPC20を経由して取得する。そして、無線基地局X10は、取得された無線基地局Y30の設定情報に基づいて、無線基地局Y30に対して局間リンクの設定を要求する。さらに、無線基地局X10は、複数の移動体通信端末それぞれが通信相手を自無線基地局X10から無線基地局Y30に切り替える実施がS1ハンドオーバによって実施された回数またはX2ハンドオーバによって実施された回数を数える。そして、X2ハンドオーバによって実施された実施回数が所定の回数を超えているか否かを判定して、X2ハンドオーバの実施回数が所定の回数を超えていないとき、無線基地局Y30に対して局間リンクの解放を要求する。
このようにして、無線基地局X10は、無線基地局Y30との局間リンクの解放と設定を動的に実施することが可能となり、S1ハンドオーバの実施によるEPC20の処理負荷の増大を防止することができる。また、無線基地局X10は、無線基地局Y30との局間リンクを解放することにより、局間リンクの設定に必要なリソースを解放することとなり、局間リンクに割り当てられたリソースを有効に活用することができる。
なお、無線基地局X10および無線基地局Y30にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPU(Central Processing Unit)にて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されても良い。
通信制御システムの全体構成の一例を示す図である。 S1のプロトコルスタックを示す図である。 X2のプロトコルスタックを示す図である。 S1ハンドオーバの簡易手順を示すシーケンス図である。 X2ハンドオーバの簡易手順を示すシーケンス図である。 実施例1に係る通信制御システムの全体構成を示す機能ブロック図ある。 無線基地局情報のデータ構造の一例を示す図である。 ハンドオーバ実施情報のデータ構造の一例を示す図である。 実施例1に係る通信制御システムのハンドオーバ手順のシーケンスを示す図である。 実施例1に係る通信制御システムの局間リンク設定手順のシーケンスを示す図である。 実施例1に係る局間リンク設定要求判断処理を示すフローチャートを示す図である。 実施例2に係る通信制御システムの全体構成を示す機能ブロック図ある。 実施例2に係る通信制御システムのハンドオーバ手順のシーケンスを示す図である。 実施例2に係る通信制御システムの局間リンク解放手順のシーケンスを示す図である。 実施例2に係る局間リンク解放要求判断処理を示すフローチャートを示す図である。 従来のハンドオーバ動作を示す図である。 従来のハンドオーバ動作の課題を示す図である。
符号の説明
10 無線基地局X
100 無線送受信部
110 呼制御部
111 ハンドオーバ種別判断部
112 ハンドオーバ要求部
114 ハンドオーバ応答部
120 有線送受信部
130 リンク制御判断部
131 設定情報取得部
132 設定要求判断部
133 設定要求判断部
140 局間リンク制御部
141 設定要求部
142 設定応答部
150 無線基地局情報
160 ハンドオーバ実施情報

Claims (10)

  1. 移動機が通信相手を自基地局装置から他の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記他の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果、前記他の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記他の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記他の基地局装置から間接的に取得する接続情報取得手段と、
    前記接続情報取得手段によって取得された前記他の基地局装置の接続情報に基づいて、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求手段と、
    を備えたことを特徴とする基地局装置。
  2. 複数の移動機それぞれが通信相手を自基地局装置から前記他の基地局装置に切り替える実施が、前記接続要求手段によって要求された結果確立された前記他の基地局装置と直接接続によって実施された回数、または、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された回数、を数える計数手段と、
    前記計数手段によって実施回数を数えた結果、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているか否かを判定する間接実施回数判定手段と、をさらに備え、
    前記接続要求手段は、
    前記間接実施回数判定手段によって判定された結果、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているとき、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求することを特徴とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 前記計数手段によって実施回数を数えた結果、前記他の基地局装置と直接接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているか否かを判定する直接実施回数判定手段と、
    前記直接実施回数判定手段によって判定された結果、前記他の基地局装置と直接接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えていないとき、前記他の基地局装置に対して接続の終了を要求する接続終了要求手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  4. 前記接続情報取得手段によって取得された前記他の基地局装置の接続情報を記憶する接続情報記憶手段をさらに備え、
    前記接続要求手段は、
    前記間接実施回数判定手段によって判定された結果、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているとき、前記接続情報記憶手段によって記憶された前記他の基地局装置の接続情報に基づいて、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  5. 前記間接実施回数判定手段は、
    前記計数手段によって実施回数を数えた結果、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された回数が増えるとき、前記他の基地局装置と間接的な接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の基地局装置。
  6. 前記直接実施回数判定手段は、
    前記計数手段によって実施回数を数えた結果、前記他の基地局装置と直接接続によって実施された回数が増えるとき、前記他の基地局装置との直接接続によって実施された実施回数が所定の回数を超えているか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の基地局装置。
  7. 移動機が無線通信中の第1の基地局装置と、前記第1の基地局装置に隣接する第2の基地局装置と、前記第1の基地局装置と第2の基地局装置とに接続する制御装置と、を有する通信制御システムであって、
    前記第1の基地局装置は、
    移動機が通信相手を第1の基地局装置から第2の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記第2の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果、前記第2の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記第2の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記第2の基地局装置から前記制御装置を経由して取得する接続情報取得手段と、
    前記接続情報取得手段によって取得された前記第2の基地局装置の接続情報に基づいて、前記第2の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求手段を備えることを特徴とする通信制御システム。
  8. 移動機が無線通信中の第1の基地局装置と、前記第1の基地局装置に隣接する第2の基地局装置と、前記第1の基地局装置と第2の基地局装置とに接続する制御装置と、を有する通信制御システムにおける通信制御方法であって、
    前記第1の基地局装置は、
    移動機が通信相手を第1の基地局装置から第2の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記第2の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された結果、前記第2の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記第2の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記第2の基地局装置から前記制御装置を経由して取得する接続情報取得工程と、
    前記接続情報取得工程によって取得された前記第2の基地局装置の接続情報に基づいて、前記第2の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求工程を含むことを特徴とする通信制御方法。
  9. 移動機が通信相手を自基地局装置から他の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記他の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定工程と、
    前記判定工程によって判定された結果、前記他の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記他の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記他の基地局装置から間接的に取得する接続情報取得工程と、
    前記接続情報取得工程によって取得された前記他の基地局装置の接続情報に基づいて、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求工程と、
    を含むことを特徴とする局間制御方法。
  10. 移動機が通信相手を自基地局装置から他の基地局装置に切り替える要求がされたとき、前記他の基地局装置との直接接続が確立されているか否かを判定する判定手順と、
    前記判定手順によって判定された結果、前記他の基地局装置との直接接続の確立がされていないとき、前記他の基地局装置と直接接続を確立するために必要な接続情報を、前記他の基地局装置から間接的に取得する接続情報取得手順と、
    前記接続情報取得手順によって取得された前記他の基地局装置の接続情報に基づいて、前記他の基地局装置に対して直接接続の確立を要求する接続要求手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする局間制御プログラム。
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