JP5229051B2 - 無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法、無線通信システムにおける上位管理装置、無線通信システムにおける無線基地局装置 - Google Patents
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Description
Network Controller)との機能を、同一ノードで実現することを想定しており、このノードはeNB(evolved Node B)と呼ばれている。
(2)S1-APインタフェースを使用するハンドオーバは、Source eNB1002−1とTarget eNB1002−1のX2インタフェースが確立されていないときに実施されるハンドオーバ手順である。本手順の実行時には、Source eNB1002−1とTarget eNB1002−1が同一のMME1003−1に所属するか、異なるMME1003−1に所属するかどうかで手順が異なる。
(1)X2インタフェースを使用するハンドオーバの動作シーケンスを、図12に示す。
(2)S1-APインタフェースを使用するハンドオーバ(同一MME所属)の動作シーケンスを、図13に示す。
図14は、HANDOVER PREPARATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
eNB1002−1は、UE1001からのハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を受信する。この結果、ハンドオーバ要求内のTarget eNB情報より、Source eNBとTarget eNB間のX2インタフェースが起動済みか確認を行なう。確認の結果、X2インタフェース未起動と判断された場合、Source eNB1002−1はMME1003−1に対して、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を送信する(図14のS1401)。
本要求の応答(成功 or 失敗)は、<2>HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順の成功 (S1402)or 失敗(S1403)によって決定される。
図15は、HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
MME1003−1は、本要求の応答結果を元に<1> HANDOVER PREPARATION手順の応答(図14のS1402又はS1403)を、Source eNB1002−1に返却する。
図16は、HANDOVER NOTIFICATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
この手順では、X2インタフェース(X2-IF)を通して、正確に相互動作を行なうためにeNB1002−1間に必要であるアプリケーションレベルでのデータ交換が実施される。
この手順は、S1-APインタフェース上での正しい通信を実現するために、eNB1002−1とMME1003−1に必要となるアプリケーションレベルのデータ交換が実施される。
ハンドオーバ前に、Serving Gateway1003−2(図10参照)からSource eNB1002−1に、d1,d2,d3,d4,d5,d6のデータが送られていたとする。ここで、d1,d2,d3のデータがUE1001に到達している状態でハンドオーバ(H.O.)が発生した場合、Source eNB 1002−1は、UE1001へ、未送信のデータd4d5d6を、X2インタフェースにて、Target eNB1002−1に転送(Data forwarding)する。ハンドオーバ手順中にSource eNB1002−1からTarget eNB1002−1へのパススイッチが行なわれ、以降のデータd7d8d9は、Serving Gateway1003−2からTarget eNB1002−1に送られる。
ハンドオーバ前に、Serving Gateway1003−2からSource eNBに1002−1に、d1d2d3d4d5d6のデータが送られていたとする。ここで、d1d2d3のデータがUE1001に到達している状態でハンドオーバ(H.O)が発生した場合、Source eNB1002−1は、UE1001へ、未送信のデータd4d5d6を、S1インタフェースにて、Serving Gateway1003−2経由でTarget eNB1002−1に転送(Data forwarding)する。ハンドオーバ手順中にSource eNB1002−1からTarget eNB1002−へのパススイッチが行なわれ、以降のデータd7d8d9は、Serving Gateway1003−2からTarget eNB1002−1に送られる。
しかし、局間リンクの設定に必要なリソースは有限であるため、全てのeNB1002−1に対して局間リンクが設定されると、リソース不足が懸念される。特に、Home eNB(ホーム基地局)等の運用により、将来的に隣接eNB1002−1の台数の増加が想定される。
次に、ハンドオーバの発生状況に応じて、上位管理装置が収容する第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間の局間リンクの確立指示が、上位管理装置から第1の無線ノード装置に対して指示される。
また、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間で局間リンクが確立されている状態で、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間のハンドオーバの発生状況に応じて、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置との間で局間リンクの解除手順が実行される。
で局間リンクを自動的に確立させ或いは解除させることが可能となる。従って、局間リンクの設定に用いられるリソースを有効に利用することが可能となり、無線ノード装置の増加にも、効率的に対応することが可能となる。
実施形態の無線通信システムは、例えば図10に示される一般的なIMT-2000 LTE/SAEシステム上で実現される。
図1において、SAE100は、図10では、SAE1003内のMME1003−1に対応している。また、eNB200は、図10では、LTE1002内のeNB1002−1に対応している。
上述の構成を有する実施形態におけるX2インタフェースの確立動作について、以下に説明する。
Source eNB200の信号送受信部201は、UE(図1では特には図示しない)から送られてきた信号を受信すると、信号解析部202に受信信号を通知する。信号解析部202は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、ハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を検出した場合、信号解析部202は、ハンドオーバ処理部203へ、そのハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を通知する(図2のS1)。
れてきた信号を受信すると、信号解析部102に受信信号を通知する。
信号解析部102は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を検出した場合、信号解析部102は、ハンドオーバ(H.O.)処理部103へ、そのハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を通知する。
続いて、ハンドオーバ処理部103は、Target eNB200に対し、従来例(図13等参照)と同様のS1-APインタフェースによるハンドオーバ手順を実施し(図2のS7、S8)、Target eNB200に対するハンドオーバ処理を終了する。
eNB200からTarget eNB200へのハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)の送出指示を通知する。
ハンドオーバ発生数が所定閾値以上である場合は、新規情報管理部104は、Source eNB200とTarget eNB200間でハンドオーバの発生頻度が高まっていると判断し、両者間でX2インタフェースを確立させる制御を実施する。
Source eNB200の信号送受信部201は、SAE100の信号送受信部101からの信号を受信すると、信号解析部202に受信信号を通知する。信号解析部202は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、S1-AP:HANDOVER COMMANDを検出した場合、信号解析部202は、ハンドオーバ処理部203へ、そのS1-AP: HANDOVER COMMANDを通知する。
上述の図3のS12の処理は、特許請求の範囲の局間リンク確立手順実行ステップ又は局間リンク確立手順実行部の実現例である。
テーブル206において、Target eNB200に対応するIDを有するエントリのX2インタフェースの確立状態を「確立済み」に更新する(図3のS13)。
図4は、実施形態におけるX2インタフェースの解除動作の動作シーケンス図である。以下、この動作シーケンス図に沿って説明する。
まず、ハンドオーバ処理部203は、Target eNB200に対応するハンドオーバ発生数を、ハンドオーバ発生数テーブル207のTarget eNB200に対応するエントリに累算する(図4のS3)。図8は、eNB200が保持するハンドオーバ発生数テーブル207の構成例を示す図である。図8に示されるように、ハンドオーバ発生数テーブル207は、相手先となり得るeNB200毎に、eNB200のIDと、X2インタフェース(X2 IF)でのハンドオーバ数、即ち、X2インタフェースを使用したハンドオーバの発生頻度を保持する。今、Target eNB200に関して新たにハンドオーバが要求されると、ハンドオーバ処理部203は、図8に示されるハンドオーバ発生数テーブル207内のTarget eNB200に対応するIDのエントリのハンドオーバ発生数を、+1する。なお、ハンドオーバ処理部203は、ハンドオーバ処理終了(ハンドオーバの失敗も含む)後は、当該エントリのハンドオーバ発生数を−1する。
上述の図4のS5からS7までの処理は、特許請求の範囲の局間リンク解除手順実行ステップ又は局間リンク解除手順実行部の実現例である。
可搬記録媒体駆動装置2806は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体2809を収容するもので、外部記憶装置2805の補助の役割を有する。
ネットワーク接続装置2807は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)の通信回線を接続するための装置である。
101、201 信号送受信部
102、202 信号解析部
103、203 ハンドオーバ(H.O.)処理部
104、204 新規情報管理部
105、205 局間リンク確立部
106、206 局間リンク確立状況テーブル
107、207 ハンドオーバ(H.O.)発生数テーブル
1001 UE(User Equipment)
1002 LTE(Long Term Evolution)
1002−1 eNB(Evolved Node-B)
1003 SAE(System Architecture Evolution)
1003−1 MME(Mobility Management Entity)
1003−2 Serving Gateway
1003−3 HSS(Home Subscriber Server)
1003−4 PDN(Packet Data Network) Gateway
1003−5 PCRF(Policy Charging Rule Function)
1004 IPサービス網
2801 CPU
2802 メモリ
2803 入力装置
2804 出力装置
2805 外部記憶装置
2806 可搬記録媒体駆動装置
2807 ネットワーク接続装置
2808 バス
2809 可搬記録媒体
Claims (7)
- 複数の無線基地局装置の各々の間に確立される局間リンク又は前記複数の無線基地局装置を収容する上位管理装置と該複数の無線基地局装置の各々との間で確立される各対上位局間リンクを用いてハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理方法において、
前記上位管理装置が収容する前記複数の無線基地局装置の各々について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数を管理し、
前記上位管理装置が収容する第1の無線基地局装置から前記上位管理装置が収容する第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記上位管理装置から前記第1の無線基地局装置に対して指示し、
該局間リンクの確立指示に基づいて、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置との間で前記局間リンクの確立手順を実行する、
ことを特徴とする無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。 - 前記局間リンクの確立手順の実行において、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されていない状態で、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合に、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が前記所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記上位管理装置から前記第1の無線基地局装置に対して指示する、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。 - 前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されている状態で、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の前記局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が解除閾値より小さい場合、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置との間で前記局間リンクの解除手順を実行する、
ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。 - 複数の無線基地局装置を収容し、該複数の無線基地局装置の各々との間で確立される各対上位局間リンクを用いてハンドオーバ処理を実行する上位管理装置において、
前記上位管理装置が収容する第1の無線基地局装置から前記上位管理装置が収容する第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記第1の無線基地局装置に対して送出する処理部、
を含むことを特徴とする無線通信システムにおける上位管理装置。 - 前記処理部は、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されていない状態で、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合に、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が前記所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記第1の無線基地局装置に対して指示する、
ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システムにおける上位管理装置。 - 他の無線基地局装置との間で確立される局間リンク又は自装置を収容する上位管理装置との間で確立される対上位局間リンクを用いて前記他の無線基地局装置との間でハンドオーバ処理を実行する無線基地局装置において、
前記他の無線基地局装置へのハンドオーバ要求を前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知した場合に、前記他の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ、前記上位管理装置から局間リンクの確立指示を受信し、受信した局間リンクの確立指示に基づいて、前記他の無線基地局装置との間で局間リンクの確立手順を実行する処理部、
を含むことを特徴とする無線通信システムにおける無線基地局装置。 - 前記他の無線基地局装置との間で前記局間リンクが確立されている状態で、前記他の無線基地局装置との間の前記局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が解除閾値より小さい場合、該他の無線基地局装置との間で前記局間リンクの解除手順を実行する処理部を更に含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システムにおける無線基地局装置。
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