JP5229051B2 - 無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法、無線通信システムにおける上位管理装置、無線通信システムにおける無線基地局装置 - Google Patents

無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法、無線通信システムにおける上位管理装置、無線通信システムにおける無線基地局装置 Download PDF

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Description

開示する技術は、移動通信システムにおけるハンドオーバ制御技術に関する。
標準化団体3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、次世代移動通信システムの無線アクセスネットワーク技術が検討されており、UTRAN LTE(Universal Terrestrial Radio Access Network Long Term Evolution)と呼ばれている。また、コアネットワーク側は、SAE(System Architecture Evolution)として検討が行われている。
LTEの検討においては、従来の無線基地局(Node-B)と無線基地局制御装置(RNC:Radio
Network Controller)との機能を、同一ノードで実現することを想定しており、このノードはeNB(evolved Node B)と呼ばれている。
図10は、上述の検討に基づくIMT-2000 LTE/SAEシステムの一般的な構成例を示す図である。このシステムは、UE(User Equipment)1001、LTE1002、SAE1003、IPサービス網1004を含む。LTE1002は、E-UTRANと称し、eNB1002−1が配置される。SAE1003には、MME(Mobility Management Entity)1003−1、Serving Gateway1003−2、HSS(Home Subscriber Server)1003−3、PDN(Packet Data Network) Gateway1003−4、PCRF(Policy Charging Rule Function)1003−5が配置される。IPサービス網1004は、アプリケーションサービス(マルチメディア通信、パケット通信)を提供する機能部であり、IMS(IP Multimedia Service)、PSS(Packet Switching Service)などの各アプリケーションサービスを提供する各種サーバ群を含む。
IMT-2000 LTE/SAEシステムのインタフェースは、eNB間をX2インタフェース、eNB-MME/SAE間をS1-APインタフェースと呼んでいる。X2インタフェース、S1-APインタフェースのプロトコルスタックを、それぞれ図11(a)及び(b)に示す。
セル方式を採用する移動体通信である携帯電話やPHSでは、セル境界に端末が移動した場合や、その他の原因により、基地局からの電波が弱くなると、そのままでは通信が続行できなくなる。そのため、電波が弱くなるかまたは弱くなる前に、別のセルの電波の強い基地局に接続の切り替えを行う、ハンドオーバ(Hand Over、H/O、H.O.)と呼ばれる手順が実行される。
IMT2000 LTE/SAEシステムでのハンドオーバは、(1)X2インタフェースを使用するハンドオーバと、(2)S1-APインタフェースを使用するハンドオーバの2種類が存在する。(1)X2インタフェースを使用するハンドオーバは、ハンドオーバ元eNB1002−1(Source eNB)とハンドオーバ先eNB1002−1(Target eNB)のX2インタフェースが確立されているときに実施されるハンドオーバ手順である。MME1003−1はハンドオーバ制御には関与しない。
(2)S1-APインタフェースを使用するハンドオーバは、Source eNB1002−1とTarget eNB1002−1のX2インタフェースが確立されていないときに実施されるハンドオーバ手順である。本手順の実行時には、Source eNB1002−1とTarget eNB1002−1が同一のMME1003−1に所属するか、異なるMME1003−1に所属するかどうかで手順が異なる。
(1)X2インタフェースを使用するハンドオーバの動作シーケンスを、図12に示す。
(2)S1-APインタフェースを使用するハンドオーバ(同一MME所属)の動作シーケンスを、図13に示す。
MME1003−1を跨らないeNB1002−1間のハンドオーバにおいて、S1-APメッセージのハンドオーバ手順を使用する際の各手順について、以下に示す。
<1> HANDOVER PREPARATION手順
図14は、HANDOVER PREPARATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
MME1003−1を跨らないeNB1002−1間のハンドオーバにおいて、まず、Source
eNB1002−1は、UE1001からのハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を受信する。この結果、ハンドオーバ要求内のTarget eNB情報より、Source eNBとTarget eNB間のX2インタフェースが起動済みか確認を行なう。確認の結果、X2インタフェース未起動と判断された場合、Source eNB1002−1はMME1003−1に対して、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を送信する(図14のS1401)。
本要求の応答(成功 or 失敗)は、<2>HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順の成功 (S1402)or 失敗(S1403)によって決定される。
<2> HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順
図15は、HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
まず、MME1003−1は、S1-AP:HANDOVER REQUIREDを受信する(図14のS1401)。この結果、MME1003−1は、S1-AP:HANDOVER REQUIRED内のI.Eより(Target eNB情報等)、Target eNB1002−1がMME1003−1を跨らない(自MME配下に存在する)か、MME1003−1を跨る(自MME配下に存在しない)か、確認を行なう。確認の結果、MME1003−1を跨らないと判断した場合、MME1003−1は、Target eNB1002−1に対して、ハンドオーバ要求(d2S1-AP:HANDOVER REQUEST)を送信する(図15のS1501)。
Target eNB1002−1は、S1-AP:HANDOVER REQUESTを受信すると、ハンドオーバのためのTarget eNB側のリソース捕捉等を行い、本要求の応答(成功(S1502) or 失敗(S1503))をMME1003−1に返信する。
MME1003−1は、本要求の応答結果を元に<1> HANDOVER PREPARATION手順の応答(図14のS1402又はS1403)を、Source eNB1002−1に返却する。
<3> HANDOVER RESOURCE NOTIFICATION手順
図16は、HANDOVER NOTIFICATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
Target eNB1002−1は、UE1001がTarget eNB1002−1のセルに繋がりS1-APのハンドオーバが完了したことを、MME1003−1に通知する(図16のS1601)。
図17は、X2セットアップ手順(X2-IF)の動作シーケンス図である。
この手順では、X2インタフェース(X2-IF)を通して、正確に相互動作を行なうためにeNB1002−1間に必要であるアプリケーションレベルでのデータ交換が実施される。
まず、送信元のeNB1002−1から送信先のeNB1002−1へX2 SETUP REQUESTが送信される(S1701)。この結果、送信先のeNB1002−1から送信元のeNB1002−1に、成功応答X2 SETUP RESPONSE(S1702)又は失敗応答X2 SETUP FAILURE(S1703)が返される。
図18は、S1セットアップ手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。
この手順は、S1-APインタフェース上での正しい通信を実現するために、eNB1002−1とMME1003−1に必要となるアプリケーションレベルのデータ交換が実施される。
まず、送信元のeNB1002−1から送信先のMME1003−1へS1 SETUP REQUESTが送信される(S1801)。この結果、送信先のMME1003−1から送信元のeNB1002−1に、成功応答S1 SETUP RESPONSE(S1802)又は失敗応答S1 SETUP FAILURE(S1803)が返される。
S1-APハンドオーバ、X2セットアップ手順(X2-IF)で使用されるメッセージフォーマットを、図19から図25に示す。図19は、HANDOVER REQUIRED(S1-AP)メッセージのフォーマットである。図20は、HANDOVER REQUEST(S1-AP)メッセージのフォーマットである。図21は、HANDOVER COMMAND(S1-AP)メッセージのフォーマットである。図22は、S1-AP I.E Criticality Diagnosticsメッセージのフォーマットである。図23は、X2 SETUP REQUEST(X2-IF)メッセージのフォーマットである。図24は、X2 SETUP RESPONSE(X2-IF)メッセージのフォーマットである。図25は、S1 SETUP REQUEST(S1-AP)メッセージのフォーマットである。
eNB1002−1間のハンドオーバにおいて、データ欠損を防止するために、Source eNB1002−1はTarget eNB1002−1に対して、ユーザデータのデータ転送(Data forwarding)を行うことも可能である。
図26は、X2インタフェースを使用したハンドオーバ時のデータ転送の説明図である。
ハンドオーバ前に、Serving Gateway1003−2(図10参照)からSource eNB1002−1に、d1,d2,d3,d4,d5,d6のデータが送られていたとする。ここで、d1,d2,d3のデータがUE1001に到達している状態でハンドオーバ(H.O.)が発生した場合、Source eNB 1002−1は、UE1001へ、未送信のデータd4d5d6を、X2インタフェースにて、Target eNB1002−1に転送(Data forwarding)する。ハンドオーバ手順中にSource eNB1002−1からTarget eNB1002−1へのパススイッチが行なわれ、以降のデータd7d8d9は、Serving Gateway1003−2からTarget eNB1002−1に送られる。
図27は、S1インタフェースを使用したハンドオーバ時のデータ転送の説明図である。
ハンドオーバ前に、Serving Gateway1003−2からSource eNBに1002−1に、d1d2d3d4d5d6のデータが送られていたとする。ここで、d1d2d3のデータがUE1001に到達している状態でハンドオーバ(H.O)が発生した場合、Source eNB1002−1は、UE1001へ、未送信のデータd4d5d6を、S1インタフェースにて、Serving Gateway1003−2経由でTarget eNB1002−1に転送(Data forwarding)する。ハンドオーバ手順中にSource eNB1002−1からTarget eNB1002−へのパススイッチが行なわれ、以降のデータd7d8d9は、Serving Gateway1003−2からTarget eNB1002−1に送られる。
本出願が開示する技術に関連する従来技術として、下記先行技術文献が開示されている。
特開2008−103865号公報 特開2008−227772号公報
LTE1002間のハンドオーバにおいては、SAE1003を経由する場合にはS1-APインタフェースを使用し、SAE1003を経由しない場合にはX2インタフェースを使用することが3GPPによって規定されている。S1-APインタフェースはeNB1002−1とSAE1003間、X2インタフェースはeNB1002−1間の局間リンクが相当する。
従来技術では、局間リンクは、例えばeNB1002−1の増減設時に設定又は解放され、全隣接無線基地局に対して設定される。
しかし、局間リンクの設定に必要なリソースは有限であるため、全てのeNB1002−1に対して局間リンクが設定されると、リソース不足が懸念される。特に、Home eNB(ホーム基地局)等の運用により、将来的に隣接eNB1002−1の台数の増加が想定される。
また、局間リンクは、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)上で設定されるため、無通信状態であってもSCTPのHEATBEAT機能によって隣接eNB1002−1とのメッセージのやり取りが発生する。この結果、処理負荷が高くなることも懸念される。
従って、IMT-2000 LTE/SAEシステムでは、全ての隣接eNB1002−1のX2インタフェース(局間リンク)を再開時や増設時に設定しておくことは現実的ではないと想定される。しかし、eNB1002−1間のX2インタフェース未設定によるハンドオーバが多発した場合、S1-APインタフェースを使用したハンドオーバが多く発生する。この結果、SAE向けの負荷が増大し、また、S1-APインタフェース向けの回線帯域やリソースが圧迫されることが懸念され、ハンドオーバのサービス低下に繋がると予想される。
開示する技術が解決しようとする課題は、X2インタフェース等の局間リンク及びS1-APインタフェース等の対上位局間リンク双方の効率的な利用が可能なハンドオーバを実現することにある。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、複数の無線ノード装置の各々の間に確立される局間リンク又は前記複数の無線ノード装置を収容する上位管理装置と複数の無線ノード装置の各々との間で確立される各対上位局間リンクを用いてハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理方法、又はその方法によって実現される上位管理装置或いは無線ノード装置として実現され、以下の構成を有する。
まず、上位管理装置が収容する複数の無線ノード装置の各々についてのハンドオーバの発生状況が管理される。
次に、ハンドオーバの発生状況に応じて、上位管理装置が収容する第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間の局間リンクの確立指示が、上位管理装置から第1の無線ノード装置に対して指示される。
そして、局間リンクの確立指示に基づいて、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置との間で局間リンクの確立手順が実行される。
また、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間で局間リンクが確立されている状態で、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置の間のハンドオーバの発生状況に応じて、第1の無線ノード装置と第2の無線ノード装置との間で局間リンクの解除手順が実行される。
開示する技術によれば、無線ノード装置間のハンドオーバの発生頻度に応じて、両者間
で局間リンクを自動的に確立させ或いは解除させることが可能となる。従って、局間リンクの設定に用いられるリソースを有効に利用することが可能となり、無線ノード装置の増加にも、効率的に対応することが可能となる。
また、ハンドオーバ処理が無線ノード装置間の直接通信に振り分けられる結果、対上位局間リンク上での無駄なハンドオーバの多発を防ぐことができ、回線帯域やリソースの圧迫を回避でき、ハンドオーバのサービス低下を防止できる。
開示技術に基づく無線通信システムの実施形態の構成例を示す図である。 実施形態におけるX2インタフェースの確立動作の動作シーケンス図(その1)である。 実施形態におけるX2インタフェースの確立動作の動作シーケンス図(その2)である。 実施形態におけるX2インタフェースの解除動作の動作シーケンス図である。 eNB200が保持する局間リンク確立状況テーブル206の構成例を示す図である。 SAE100が保持する局間リンク確立状況テーブル106の構成例を示す図である。 SAE100が保持するハンドオーバ発生数テーブル107の構成例を示す図である。 eNB200が保持するハンドオーバ発生数テーブル207の構成例を示す図である。 実施形態におけるS1-AP: HANDOVER COMMANDのデータ構成例を示す図である。 IMT-2000 LTE/SAEシステムの一般的な構成例を示す図である。 X2インタフェース及びS1-APインタフェースのプロトコルスタックを示す図である。 X2インタフェースを使用するハンドオーバの動作シーケンス図である。 S1-APインタフェースを使用するハンドオーバ(同一MME所属)の動作シーケンス図である。 HANDOVER PREPARATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。 HANDOVER RESOURCE ALLOCATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。 HANDOVER NOTIFICATION手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。 X2セットアップ手順(X2-IF)の動作シーケンス図である。 S1セットアップ手順(S1-AP)の動作シーケンス図である。 <1> HANDOVER REQUIRED(S1-AP) メッセージフォーマットを示す図である。 <2> HANDOVER REQUEST(S1-AP) メッセージフォーマットを示す図である。 <3> HANDOVER COMMAND(S1-AP)メッセージフォーマットを示す図である。 <4> S1-AP I.E Criticality Diagnosticsメッセージフォーマットを示す図である。 <5> X2 SETUP REQUESTメッセージフォーマットを示す図である。 <6> X2 SETUP RESPONSEメッセージフォーマットを示す図である。 <7> S1 SETUP REQUESTメッセージフォーマットを示す図である。 X2インタフェースを使用したハンドオーバ時のデータ転送の説明図である。 S1インタフェースを使用したハンドオーバ時のデータ転送の説明図である。 無線通信システムを実現できるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、実施形態について詳細に説明する。
実施形態の無線通信システムは、例えば図10に示される一般的なIMT-2000 LTE/SAEシステム上で実現される。
図1は、無線通信システムの実施形態の構成例を示す図である。
図1において、SAE100は、図10では、SAE1003内のMME1003−1に対応している。また、eNB200は、図10では、LTE1002内のeNB1002−1に対応している。
SAE100は、信号送受信部101、信号解析部102、ハンドオーバ(H.O.)処理部103、新規情報管理部104、局間リンク確立部105、局間リンク確立状況テーブル106、及びハンドオーバ発生数テーブル107を備える。
eNB200は、信号送受信部201、信号解析部202、ハンドオーバ(H.O.)処理部203、新規情報管理部204、局間リンク確立部205、局間リンク確立状況テーブル206、及びハンドオーバ発生数テーブル207を備える。
上述の構成を有する実施形態におけるX2インタフェースの確立動作について、以下に説明する。
図2及び図3は、実施形態におけるX2インタフェースの確立動作の動作シーケンス図である。以下、これらの動作シーケンス図に沿って説明する。
Source eNB200の信号送受信部201は、UE(図1では特には図示しない)から送られてきた信号を受信すると、信号解析部202に受信信号を通知する。信号解析部202は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、ハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を検出した場合、信号解析部202は、ハンドオーバ処理部203へ、そのハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を通知する(図2のS1)。
ハンドオーバ処理部203は、RRC:MEASUREMENT REPORT内のTarget eNB情報を元に、局間リンク確立部205へ、Target eNB202とのX2インタフェース確立の有無を問い合わせる(図2のS2)。局間リンク確立部205は、局間リンク確立状況テーブル206を参照してX2インタフェースの確立の有無を確認し、その結果をハンドオーバ処理部203へ通知する。図5は、eNB200が保持する局間リンク確立状況テーブル206の構成例を示す図である。図5に示されるように、局間リンク確立状況テーブル206は、接続可能なeNB202毎に、eNBのID、IPアドレス、ポート番号、X2インタフェース(X2 IF)の確立の有無(未確立/確立済)を保持している。局間リンク確立部205は、図5に示される局間リンク確立状況テーブル206において、ハンドオーバ処理部203から通知されたTarget eNB情報に対応するIDを検索し、そのIDに対応するX2インタフェースの確立の有無を確認する。局間リンク確立部205は、X2インタフェースの確立の有無をハンドオーバ処理部203に通知する。
ハンドオーバ処理部203は、X2インタフェースが確立されていない旨の通知を局間リンク確立部205から受け取ると、信号送受信部201を介してSAE100に、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を送信する(図2のS3)。
SAE100の信号送受信部101は、Source eNB200の信号送受信部201から送ら
れてきた信号を受信すると、信号解析部102に受信信号を通知する。
信号解析部102は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を検出した場合、信号解析部102は、ハンドオーバ(H.O.)処理部103へ、そのハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を通知する。
ハンドオーバ処理部103は、S1-AP:HANDOVER REQUIRED内のTarget eNB情報を元に、局間リンク確立部105へ、Target eNB200が自SAE100配下に存在するか否か(S1インタフェースを起動済みか否か)を問い合わせる(図2のS4)。局間リンク確立部105は、局間リンク確立状況テーブル106を確認することにより、Target eNB200が自SAE100配下に存在するか否か、即ちSAE100の跨りの有無を、局間リンク確立状況106手を確認して検出する。図6は、SAE100が保持する局間リンク確立状況テーブル106の構成例を示す図である。図6に示されるように、局間リンク確立状況テーブル106は、接続可能なeNB202毎に、eNBのID、IPアドレス、ポート番号、S1-APインタフェース(S1-AP IF)の確立の有無(未確立/確立済)を保持している。局間リンク確立部105は、図6に示される局間リンク確立状況テーブル106において、ハンドオーバ処理部103から通知されたTarget eNB情報に対応するIDを検索し、そのIDに対応するS1-APインタフェースの確立の有無を確認する。局間リンク確立部105は、S1-APインタフェースの確立の有無をハンドオーバ処理部103に通知する。
以下の説明は、SAE100の跨りが無いケースについての制御動作である。SAE100の跨りがあるケースについては、従来通りのSAE100間のハンドオーバ処理が実施される。
ハンドオーバ処理部103は、局間リンク確立部105から当該Target eNB200に対してS1-APインタフェースが確立されている旨、即ちSAE100の跨りが無い旨を通知されると、以下の処理を実行する。
まず、ハンドオーバ処理部103は、Target eNB200に対応するハンドオーバ発生数を、ハンドオーバ発生数テーブル107のTarget eNB200に対応するエントリに累算する(図2のS5)。図7は、SAE100が保持するハンドオーバ発生数テーブル107の構成例を示す図である。図7に示されるように、ハンドオーバ発生数テーブル107は、SAE100配下のeNB200毎に、eNB200のIDと、S1-APインタフェース(S1-AP IF)の数、即ち、SAE100を跨らないS1-APインタフェースを使用したハンドオーバの発生頻度を保持する。今、Target eNB200に関して新たにハンドオーバが要求されると、ハンドオーバ処理部103は、図7に示されるハンドオーバ発生数テーブル107内のTarget eNB200に対応するIDのエントリのハンドオーバ発生数を、+1する。なお、ハンドオーバ処理部103は、ハンドオーバ処理終了(ハンドオーバの失敗も含む)後は、当該エントリのハンドオーバ発生数を−1する。
上述の図2のS5の処理は、特許請求の範囲のハンドオーバ発生状況管理ステップ又はハンドオーバ発生状況管理部の実現例である。
続いて、ハンドオーバ処理部103は、Target eNB200に対し、従来例(図13等参照)と同様のS1-APインタフェースによるハンドオーバ手順を実施し(図2のS7、S8)、Target eNB200に対するハンドオーバ処理を終了する。
上記動作と並行して、ハンドオーバ処理部103は、新規情報管理部104へ、Source
eNB200からTarget eNB200へのハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)の送出指示を通知する。
新規情報管理部104は、上記送出指示を受けると、ハンドオーバ処理部103によるTarget eNB200に対するハンドオーバ処理(図2のS7、S8)とは非同期に動作する。新規情報管理部104は、ハンドオーバ発生数テーブル107を参照することによりTarget eNB200に対応するハンドオーバ発生数を取得し、そのハンドオーバ発生数を所定の閾値と比較する(図2のS8)。
ハンドオーバ発生数が所定閾値未満である場合は、新規情報管理部104は、何もせずに現在の処理を終了する。
ハンドオーバ発生数が所定閾値以上である場合は、新規情報管理部104は、Source eNB200とTarget eNB200間でハンドオーバの発生頻度が高まっていると判断し、両者間でX2インタフェースを確立させる制御を実施する。
即ち、新規情報管理部104は、図6に示されるデータ構成例を有する局間リンク確立状況テーブル106から、Target eNB200に関するID、IPアドレス、及びポート番号を抽出し、それらの情報をハンドオーバ処理部103に通知する。ハンドオーバ処理部103は、Source eNB200にハンドオーバ処理に関するS1-AP: HANDOVER COMMANDを送信する際に、そのメッセージに上記Target eNB200のID、IPアドレス、及びポート番号を付加する(図3のS9)。そして、ハンドオーバ処理部103は、そのS1-AP: HANDOVER COMMANDを、信号送受信部101を介してSource eNB200に送信する(図3のS10)。図9は、実施形態におけるS1-AP: HANDOVER COMMANDのデータ構成例を示す図である。例えば最後の3行に、上記Target eNB200に関するID、IPアドレス、及びポート番号が付加される。
上述の図3のS9及びS10の処理は、特許請求の範囲の局間リンク確立指示ステップ又は局間リンク確立指示部の実現例である。
Source eNB200の信号送受信部201は、SAE100の信号送受信部101からの信号を受信すると、信号解析部202に受信信号を通知する。信号解析部202は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、S1-AP:HANDOVER COMMANDを検出した場合、信号解析部202は、ハンドオーバ処理部203へ、そのS1-AP: HANDOVER COMMANDを通知する。
ハンドオーバ処理部203は、S1-AP: HANDOVER COMMANDを受信すると、新規情報管理部204に、S1-AP:HANDOVER COMMANDメッセージへのTarget eNB情報の設定の有無を確認するように指示する。新規情報管理部204は、S1-AP:HANDOVER COMMANDメッセージへのTarget eNB情報の設定の有無を確認し、これらの情報が設定されている場合、その旨を局間リンク確立部205に通知する(図3のS11の判定がYES)。
局間リンク確立部205は、新規情報管理部104から通知されたTarget eNB200のIDに基づいて図5に示されるデータ構成例を有する局間リンク確立状況テーブル206を検索し、Target eNB200X2インタフェースの確立状態を確認する。そして、リンクが確立されていない場合、局間リンク確立部205は、新規情報管理部104から通知されたIPアドレス及びポート番号を元に、Source eNB200とTarget eNB200間の局間リンクを確立する(図3のS12)。この際、Target eNB200に対するARP(Address Resolution Protocol)の解決がなされていない場合にはARP解決のプロトコルが実施された上で双方の通信が開始される。X2インタフェースのセットアップ手順は、図17に示される従来例と同様である。
上述の図3のS12の処理は、特許請求の範囲の局間リンク確立手順実行ステップ又は局間リンク確立手順実行部の実現例である。
最後に、局間リンク確立部105は、図5のデータ構成例を有する局間リンク確立状況
テーブル206において、Target eNB200に対応するIDを有するエントリのX2インタフェースの確立状態を「確立済み」に更新する(図3のS13)。
このようにして、本実施形態では、Source eNB200からTarget eNB200へのハンドオーバの発生頻度が高まった場合に、両者間でX2インタフェースを自動的に確立させ、そのX2インタフェースを用いて両者間でハンドオーバ処理を直接実行することが可能となる。
次に、図1の構成を有する実施形態におけるX2インタフェースの解除動作について、以下に説明する。
図4は、実施形態におけるX2インタフェースの解除動作の動作シーケンス図である。以下、この動作シーケンス図に沿って説明する。
Source eNB200の信号送受信部201は、UE(図1では特には図示しない)から送られてきた信号を受信すると、信号解析部202に受信信号を通知する。信号解析部202は、通知された受信信号を解析する。この信号解析の結果、ハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を検出した場合、信号解析部202は、ハンドオーバ処理部203へ、そのハンドオーバ要求(RRC:MEASUREMENT REPORT)を通知する(図4のS1)。
ハンドオーバ処理部203は、RRC:MEASUREMENT REPORT内のTarget eNB情報を元に、局間リンク確立部205へ、Target eNB202とのX2インタフェース確立の有無を問い合わせる(図4のS2)。局間リンク確立部205は、図5に示される局間リンク確立状況テーブル206において、ハンドオーバ処理部203から通知されたTarget eNB情報に対応するIDを検索し、そのIDに対応するX2インタフェースの確立の有無を確認する。局間リンク確立部205は、X2インタフェースの確立の有無をハンドオーバ処理部203に通知する。
ハンドオーバ処理部203は、X2インタフェースが確立されていない旨の通知を局間リンク確立部205から受け取った場合には、前述したように信号送受信部201を介してSAE100に、ハンドオーバ要求(S1-AP:HANDOVER REQUIRED)を送信する(図2のS3)。これにより、前述した図2及び図3の動作シーケンスに基づいて、SAE100でのTarget eNB200に対するハンドオーバ処理の後、Source eNB200とTarget eNB200との間でX2インタフェースが確立される。
一方、ハンドオーバ処理部203は、X2インタフェースが確立されている旨の通知を局間リンク確立部205から受け取ると、以下の処理を実行する。
まず、ハンドオーバ処理部203は、Target eNB200に対応するハンドオーバ発生数を、ハンドオーバ発生数テーブル207のTarget eNB200に対応するエントリに累算する(図4のS3)。図8は、eNB200が保持するハンドオーバ発生数テーブル207の構成例を示す図である。図8に示されるように、ハンドオーバ発生数テーブル207は、相手先となり得るeNB200毎に、eNB200のIDと、X2インタフェース(X2 IF)でのハンドオーバ数、即ち、X2インタフェースを使用したハンドオーバの発生頻度を保持する。今、Target eNB200に関して新たにハンドオーバが要求されると、ハンドオーバ処理部203は、図8に示されるハンドオーバ発生数テーブル207内のTarget eNB200に対応するIDのエントリのハンドオーバ発生数を、+1する。なお、ハンドオーバ処理部203は、ハンドオーバ処理終了(ハンドオーバの失敗も含む)後は、当該エントリのハンドオーバ発生数を−1する。
次に、ハンドオーバ処理部203は、信号送受信部201を介してTarget eNB200に、X2インタフェースを用いてハンドオーバ要求(HANDOVER REQUEST)を送信する。これにより、ハンドオーバ処理部203は、従来例(図12等参照)と同様のX2インタフェースによるハンドオーバ手順を開始する(図4のS4)。
続いて、ハンドオーバ処理部203は、図8に示されるデータ構成例を有するハンドオーバ発生数テーブル207を参照することによりTarget eNB200に対応するハンドオーバ発生数を取得し、そのハンドオーバ発生数を所定の閾値と比較する(図4のS5)。
ハンドオーバ発生数が所定閾値以上である場合は、ハンドオーバ処理部203は、X2インタフェースを用いたTarget eNB200に対するハンドオーバ処理の後、現在の処理を終了する。
一方、ハンドオーバ発生数が所定閾値未満である場合は、ハンドオーバ処理部203は、Source eNB200とTarget eNB200間でハンドオーバの発生頻度が低くなったと判断し、両者間でX2インタフェースを解除させる制御を実施する。
ハンドオーバ処理部203は、Target eNB200に対するハンドオーバ処理の終了後、次の処理を実行する。即ち、ハンドオーバ処理部203は、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)に基づくSHUTDOWNメッセージを、信号送受信部201を介してTarget eNB200に、X2インタフェースを用いて送信する(図4のS6)。この結果、Target eNB200内のハンドオーバ処理部103からSource eNB200のハンドオーバ処理部103に、SHUTDOWN ACKメッセージが返信され(図4のS7)、Source eNB200とTarget eNB200の間のX2インタフェースが解除される。
上述の図4のS5からS7までの処理は、特許請求の範囲の局間リンク解除手順実行ステップ又は局間リンク解除手順実行部の実現例である。
最後に、ハンドオーバ処理部203は、図5に示されるデータ構成を有する局間リンク確立状況テーブル206上のTarget eNB200に対応するIDを有するエントリのX2インタフェースの確立状態を「未確立」に更新する(図4のSS8)。
このようにして、本実施形態では、Source eNB200からTarget eNB200へのハンドオーバの発生頻度が低くなった場合に、両者間でX2インタフェースを自動的に解除させ、そのX2インタフェースのリソースを開放することが可能となる。
以上説明したように本実施形態では、eNB200間のハンドオーバの発生頻度に応じて、両者間でX2インタフェースを自動的に確立させ或いは解除させることが可能となる。従って、局間リンクの設定に必要なリソースを有効に利用することが可能となり、Home eNB(ホーム基地局)等の運用による将来的な隣接eNBの台数の増加にも、効率的に対応することが可能となる。
また、ハンドオーバ処理がeNB間の直接通信に振り分けられる結果、S1-APインタフェース上での無駄なハンドオーバの多発を防ぐことができ、回線帯域やリソースの圧迫を回避でき、ハンドオーバのサービス低下を防止できる。
図28は、図1の実施形態の無線通信システムを実現できるコンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。このハードウェアは、図1のSAE100又はeNB200を実現するものである。
図28に示されるコンピュータは、CPU2801、メモリ2802、入力装置2803、出力装置2804、外部記憶装置2805、可搬記録媒体2809が挿入される可搬記録媒体駆動装置2806、及びネットワーク接続装置2807を有し、これらがバス2808によって相互に接続された構成を有する。同図に示される構成は上記システムを実現できるコンピュータの一例であり、そのようなコンピュータはこの構成に限定されるものではない。
CPU2801は、当該コンピュータ全体の制御を行う。メモリ2802は、プログラムの実行、データ更新等の際に、外部記憶装置2805(或いは可搬記録媒体2809)に記憶されているプログラム又はデータを一時的に格納するRAM等のメモリである。CUP2801は、プログラムをメモリ2802に読み出して実行することにより、全体の制御を行う。
入力装置2803は、例えば、キーボード、マウス等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。入力装置2803は、ユーザによるキーボードやマウス等による入力操作を検出し、その検出結果をCPU2801に通知する。
出力装置2804は、表示装置、印刷装置等及びそれらのインタフェース制御装置とからなる。出力装置2804は、CPU2801の制御によって送られてくるデータを表示装置や印刷装置に出力する。
外部記憶装置2805は、例えばハードディスク記憶装置である。主に各種データやプログラムの保存に用いられる。
可搬記録媒体駆動装置2806は、光ディスクやSDRAM、コンパクトフラッシュ(登録商標)等の可搬記録媒体2809を収容するもので、外部記憶装置2805の補助の役割を有する。
ネットワーク接続装置2807は、例えばLAN(ローカルエリアネットワーク)又はWAN(ワイドエリアネットワーク)の通信回線を接続するための装置である。
図1の実施形態によるSAE100又はeNB200は、それに必要な機能を搭載したプログラムをCPU2801が実行することで実現される。そのプログラムは、例えば外部記憶装置2805や可搬記録媒体2809に記録して配布してもよく、或いはネットワーク接続装置2807によりネットワークから取得できるようにしてもよい。
開示する技術は、次世代携帯電話ネットワーク等におけるハンドオーバ処理に利用することができる。
100 SAE(System Architecture Evolution)
101、201 信号送受信部
102、202 信号解析部
103、203 ハンドオーバ(H.O.)処理部
104、204 新規情報管理部
105、205 局間リンク確立部
106、206 局間リンク確立状況テーブル
107、207 ハンドオーバ(H.O.)発生数テーブル
1001 UE(User Equipment)
1002 LTE(Long Term Evolution)
1002−1 eNB(Evolved Node-B)
1003 SAE(System Architecture Evolution)
1003−1 MME(Mobility Management Entity)
1003−2 Serving Gateway
1003−3 HSS(Home Subscriber Server)
1003−4 PDN(Packet Data Network) Gateway
1003−5 PCRF(Policy Charging Rule Function)
1004 IPサービス網
2801 CPU
2802 メモリ
2803 入力装置
2804 出力装置
2805 外部記憶装置
2806 可搬記録媒体駆動装置
2807 ネットワーク接続装置
2808 バス
2809 可搬記録媒体

Claims (7)

  1. 複数の無線基地局装置の各々の間に確立される局間リンク又は前記複数の無線基地局装置を収容する上位管理装置と該複数の無線基地局装置の各々との間で確立される各対上位局間リンクを用いてハンドオーバ処理を実行するハンドオーバ処理方法において、
    前記上位管理装置が収容する前記複数の無線基地局装置の各々について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生を管理し、
    前記上位管理装置が収容する第1の無線基地局装置から前記上位管理装置が収容する第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記上位管理装置から前記第1の無線基地局装置に対して指示し、
    該局間リンクの確立指示に基づいて、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置との間で前記局間リンクの確立手順を実行する、
    ことを特徴とする無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。
  2. 前記局間リンクの確立手順の実行において、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されていない状態で、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合に、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が前記所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記上位管理装置から前記第1の無線基地局装置に対して指示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。
  3. 前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されている状態で、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の前記局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が解除閾値より小さい場合、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置との間で前記局間リンクの解除手順を実行する、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に記載の無線通信システムにおける基地局間インタフェース確立方法。
  4. 複数の無線基地局装置を収容し、該複数の無線基地局装置の各々との間で確立される各対上位局間リンクを用いてハンドオーバ処理を実行する上位管理装置において、
    前記上位管理装置が収容する第1の無線基地局装置から前記上位管理装置が収容する第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記第1の無線基地局装置に対して送出する処理部、
    を含むことを特徴とする無線通信システムにおける上位管理装置。
  5. 前記処理部は、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間で前記局間リンクが確立されていない状態で、前記第1の無線基地局装置から前記第2の無線基地局装置へのハンドオーバ要求が、前記第1の無線基地局装置から前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知された場合に、前記第2の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が前記所定閾値より大きければ、前記第1の無線基地局装置と前記第2の無線基地局装置の間の局間リンクの確立指示を、前記第1の無線基地局装置に対して指示する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の無線通信システムにおける上位管理装置。
  6. 他の無線基地局装置との間で確立される局間リンク又は自装置を収容する上位管理装置との間で確立される対上位局間リンクを用いて前記他の無線基地局装置との間でハンドオーバ処理を実行する無線基地局装置において、
    前記他の無線基地局装置へのハンドオーバ要求を前記対上位局間リンクを介して前記上位管理装置に通知した場合に、前記他の無線基地局装置について前記対上位局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が所定閾値より大きければ、前記上位管理装置から局間リンクの確立指示を受信し、受信した局間リンクの確立指示に基づいて、前記他の無線基地局装置との間で局間リンクの確立手順を実行する処理部、
    を含むことを特徴とする無線通信システムにおける無線基地局装置。
  7. 前記他の無線基地局装置との間で前記局間リンクが確立されている状態で、前記他の無線基地局装置との間の前記局間リンクを用いて実行されるハンドオーバの発生数が解除閾値より小さい場合、該他の無線基地局装置との間で前記局間リンクの解除手順を実行する処理部を更に含む、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システムにおける無線基地局装置。
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