JP2010072386A - 真正性識別体 - Google Patents

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Abstract

【課題】コレステリック液晶とレリーフホログラムとを積層した真正性識別体において、パターン形状に形成したコレステリック液晶が、そのままで認識できるため、偽造防止性に劣るという課題があった。
【解決手段】
コレステリック液晶の選択的反射率を5%〜25%とすることにより、目視にてはその形成パターンを認識できず、偏光板を重ねる等の所定の方法によってのみ、その形成パターンを判読できる偽造防止性に優れる真偽判定用識別体を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、不正な意図に基づく偽造や改ざん等により得られたものと真正なものとの区別を可能にした真正性識別体に関するものである。また、本発明は、そのような真正性識別体を物品に適用するのに適するラベルの形態や転写シートの形態に加工したものにも関するものである。
本明細書において、配合を示す「部」は質量基準である。また、「ホログラム」はホログラムと、回折格子などの光回折性機能を有するものも含む。
(主なる用途)本発明のホログラムシートの主なる用途としては、偽造防止分野に使用されるホログラムシートであって、具体的には、クレジットカード等の偽造されて使用されると、カード保持者やカード会社等に損害を与え得るもの、運転免許証、社員証、会員証等の身分証明書、入学試験用の受験票、パスポート等、紙幣、商品券、ポイントカード、株券、証券、抽選券、馬券、預金通帳、乗車券、通行券、航空券、種々の催事の入場券、遊戯券、交通機関や公衆電話用のプリペイドカード等がある。
これらはいずれも、経済的、もしくは社会的な価値を有する情報を保持した情報記録体であり、偽造による損害を防止する目的で、記録体そのものの真正性を識別できる機能を有することが望まれる。
また、これら情報記録体以外であっても、高額商品、例えば、高級腕時計、高級皮革製品、貴金属製品、もしくは宝飾品等の、しばしば、高級ブランド品と言われるもの、または、それら高額商品の収納箱やケース等も偽造され得るものである。また、量産品でも有名ブランドのもの、例えば、オーディオ製品、電化製品等、または、それらに吊り下げられるタグも、偽造の対象となりやすい。
さらに、著作物である音楽ソフト、映像ソフト、コンピュータソフト、もしくはゲームソフト等が記録された記憶体、またはそれらのケース等も、やはり偽造の対象となり得る。また、プリンター用のトナー、用紙など、交換する備品を純正材料に限定している製品などにも、偽造による損害を防止する目的で、そのものの真正性を識別できる機能を有することが望まれる。
(背景技術)
従来、情報記録体や上記した種々の物品(総称して、真正性識別対象物と言う。)の偽造を防止する目的で、その構造の精密さから、製造上の困難性を有すると言われるホログラムを真正性の識別可能なものとして適用することが多く行なわれている。しかしながら、ホログラムの製造方法自体は知られており、その方法により精密な加工を施すことができることから、ホログラムが単に目視による判定だけのものであるときは、真正なホログラムと偽造されたホログラムとの区別は困難である。
これらの真正性識別対象物、特にラベル形態や転写形態にてホログラム画像を施された物品は、ホログラム画像の目視確認という真正性識別のみでなく、新たな真正性識別方法を用いてその対象物の真正性を識別する必要が生じている。
(先行技術)
これらの要求に応えるため、ホログラムに積層して、入射した光の内、左回り偏光もしくは、右回り偏光のいずれか一方の光のみを反射する光選択反射層をパターン状に形成し、偏光版等を使用して、その存在、すなわち、そのパターン形状をみて、真正性を確認する真偽判定用媒体が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
この光選択反射層として、コレステリック液晶を使用して、偏光版等を用いてそのパターン形状を確認する方法で偽造防止性を高めている。
しかしながら、特許文献1の記載にあるように、コレステリック液晶が見る角度によって着色し、偏光版を用いて確認しなくても、目視観察により、パターン形状を読み取ることができ、パターン形状を隠し情報とすることができないという欠点を有する。
特開2005−301093号公報
そこで、本発明はこのような問題点を解消するためになされたものである。その目的は、所定の反射率を有するパターン形状のコレステリック液晶層と反射性金属薄膜を有するホログラム形成層を積層することで、コレステリック液晶層の存在を認識し難くし、偏光版等の判定具によってのみ、そのパターン形状を読み出すことができる真正性識別体を提供することである。
上記の課題を解決するために、
本発明の真正性識別体の第1の態様は、
透明基材の一方の面の少なくとも一部にコレステリック液晶層がパターン状に設けられ、前記透明基材の他方の面に、ホログラムレリーフを有する透明樹脂層、及び、前記ホログラムレリーフに接するように反射性金属薄膜層を設けたことを特徴とする真正性識別体において、
前記コレステリック液晶の選択的反射率が5%〜25%以下であることを特徴とするものである。
コレステリック液晶は、理論上は、観察のためにコレステリック液晶へ入射した光(観察光)の内、左回り偏光もしくは、右回り偏光のいずれか一方の光のみを反射する。すなわち、観察光の1/2を反射する。(残りの1/2は透過するが、「反射光」の補色となる光であるため、「補色光」と呼ぶ。)
この反射は、波長により最適な反射角度が異なるため、反射率を測定する場合は、特定波長の光源を用いて。最適な反射角度で測定する。「選択的反射率」とは、この測定における値とする。
従って、白色光源を用いた時の反射光は、比較的広い角度に広がり、その反射率もこの「選択的反射率」よりも低いことになる。
本発明のコレステリック液晶層は、所定の形成条件の下で形成することで、さらにその理論値の1/2以下の反射光のみ、観察光の1/4以下、すなわち、観察光の25%以下の光を反射するように設定してあり、「反射光」として観察光の25%以下、「補色光」として観察光の75%以上を透過する性能を示すものである。
実際には、上記した波長による角度依存性及び、所定の偏光光を完全に分離・反射できないため、「反射光」はさらに小さいものとなっている。この「選択的反射率」が5%以下の場合は、コレステリック液晶としての機能が全く発現していないため、本発明の効果を引き出すことができない。従って、「選択的反射率」は5%以上とする。
また、コレステリック液晶層の選択的反射性は、コレステリック液晶層がその内部に屈折率の異なる部分を幾層にも含んでいることから発生するため、この層の数が多いほど、その選択性が強くなる性質をもつ。従って、観察光の波長の5倍〜10倍の層厚さを有しないと、本来の選択的反射光が発生しない。
すなわち、コレステリック液晶の層厚さが、波長の長さの5倍未満であると、十分な選択的反射が発生せず、観察光の1/4以下の光しか反射しないようにすることができる。
「補色光」は、前記コレステリック液晶層をそのまま通過し、透明基材、ホログラムレリーフを有する透明樹脂層を経て、反射性金属薄膜層で、全反射して、再びそのコレステリック液晶層をそのまま通過して、上記した選択的反射光と混ざって、結局、観察光のほとんどの光が反射光として戻ってくることになる。
この「反射光」と「補色光」が付加・混在し、液晶本来の色調とならず、視認・識別することが難しくなる。すなわち、この状況下においては、形成した液晶パターンを目視にて判別することが非常に困難となる。
さらに、コレスティック液晶層の表面を粗面とすると、この面で観察光が散乱し、さらにその判読を難しくすることができる。
また、反射性金属薄膜層の反射率は、金、銀、銅、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、錫、チタン、タングステン等、金属であれば、可視光範囲で高い反射率を有するが、特に、アルミニウムが安定して高い反射率を有する。
本発明の真正性識別体の第2の態様は、
前記反射性金属薄膜層が、「島状構造」をなしていることを特徴とするものである。
以下、「島状構造」について説明する。
薄膜形成過程において、形成厚さを徐々に大きくしていくと、0.1nm〜5nmまでは、まばらに膜状の金属の塊が形成されていて、金属光沢を持たず、ほぼ透明な状態をなす。形成厚さが5nm〜20nmになると、点在していた塊がつながり始め、金属光沢を持ちながら反射光を発生するが、その方向が安定せず、「散乱光」として反射する状態をなす。形成厚さが20nm以上となると、安定したその金属特有の光沢を呈し、反射光も所定の角度のみへ反射する状態となる。この中で、形成厚さが5nm〜20nmの状態を「島状構造」という。
反射性金属薄膜が、「島状構造」であると、金属特有の反射性を有しながら、表面がまだ平滑になりきっていないため、反射光を一定方向へ収束できず、散乱することになる。
この散乱光によって、さらにパターン状に形成したコレスティック液晶層が、目視にて判別し難くなる。
薄膜形成方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、めっき法等種々用いることができるが、真空蒸着法の蒸着原の加熱方法、真空度の工夫により「島状構造」を安定的に形成することができる。また、CVD法も好適である。
本発明の真正性識別体の第1の態様によれば、
透明基材の一方の面の少なくとも一部にコレステリック液晶層がパターン状に設けられ、前記透明基材の他方の面に、ホログラムレリーフを有する透明樹脂層、及び、前記ホログラムレリーフに接するように反射性金属薄膜層を設けたことを特徴とする真正性識別体において、
前記コレステリック液晶の選択的反射率が5%以上25%であることを特徴とする真正性識別体を提供することができる。
すなわち、形成した液晶層のパターンを目視にては認識しがたく、偏光版を重ねる等の所定の方法によってのみそのパターンを認識できる真正性識別体を提供することができる。
本発明の真正性識別体の第2の態様によれば、
前記反射性金属薄膜層が、「島状構造」をなしていることを特徴とする真正性識別体を提供することができる。
これにより、形成した液晶層のパターンを、さらに目視にて認識し難くすることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら、詳細に説明する。
図1は、本発明の1実施例を示す真正性識別体Aの断面図である。
図2は、本発明の他の実施例を示す真正性識別体A´の断面図である。
(透明基材)本発明で使用される透明基材1は、厚みを薄くすることが可能であって、機械的強度や、真正性識別体A、A´を製造する際の加工に耐える耐溶剤性および耐熱性を有するものが好ましい。使用目的にもよるので、限定されるものではないが、フィルム状もしくはシート状のプラスチックが好ましい。
例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリスルホン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリアリレート、トリアセチルセルロース(TAC)、ジアセチルセルロース、ポリエチレン/ビニルアルコール等の各種のプラスチックフィルムを例示することができる。
透明基材1の厚さは、通常5〜250μmであるが、反射性金属薄膜層3からの回り込み光を配慮する場合には、5〜50μm、特に5〜25μmとすることが望ましい。
(ホログラムレリーフを有する透明樹脂層:ホログラム形成層ともいう。)本発明のホログラム形成層2を構成するための透明な樹脂材料としては、各種の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、もしくは電離放射線硬化性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂としてはアクリル酸エステル樹脂、アクリルアミド樹脂、ニトロセルロース樹脂、もしくはポリスチレン樹脂等が、また、熱硬化性樹脂としては、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂、エポキシ変性アクリル樹脂、エポキシ変性不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、もしくはフェノール樹脂等が挙げられる。
これらの熱可塑性樹脂および熱硬化性樹脂は、1種もしくは2種以上を使用することができる。これらの樹脂の1種もしくは2種以上は、各種イソシアネート樹脂を用いて架橋させてもよいし、あるいは、各種の硬化触媒、例えば、ナフテン酸コバルト、もしくはナフテン酸亜鉛等の金属石鹸を配合するか、または、熱もしくは紫外線で重合を開始させるためのベンゾイルパーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド等の過酸化物、ベンゾフェノン、アセトフェノン、アントラキノン、ナフトキノン、アゾビスイソブチロニトリル、もしくはジフェニルスルフィド等を配合しても良い。
また、電離放射線硬化性樹脂としては、エポキシアクリレート、ウレタンアクリレート、アクリル変性ポリエステル等を挙げることができ、このような電離放射線硬化性樹脂に架橋構造を導入するか、もしくは粘度を調整する目的で、単官能モノマーもしくは多官能モノマー、またはオリゴマー等を配合して用いてもよい。
上記の樹脂材料を用いてホログラム形成層2を形成するには、感光性樹脂材料にホログラムの干渉露光を行なって現像することによって直接的に形成することもできるが、予め作成したレリーフホログラムもしくはその複製物、またはそれらのメッキ型等を複製用型として用い、その型面を上記の樹脂材料の層に押し付けることにより、賦型を行なうのがよい。
熱硬化性樹脂や電離放射線硬化性樹脂を用いる場合には、型面に未硬化の樹脂を密着させたまま、加熱もしくは電離放射線照射により、硬化を行わせ、硬化後に剥離することによって、硬化した透明な樹脂材料からなる層の片面にレリーフホログラムの微細凹凸を形成することができる。なお、同様な方法によりパターン状に形成して模様状とした回折格子を有する回折格子形成層も光回折構造として使用できる。
ホログラムは物体光と参照光との光の干渉による干渉縞を凹凸のレリーフ形状で記録されたもので、例えば、フレネルホログラムなどのレーザ再生ホログラム、及びレインボーホログラムなどの白色光再生ホログラム、さらに、それらの原理を利用したカラーホログラム、コンピュータジェネレーティッドホログラム(CGH)、ホログラフィック回折格子などがある。また、マシンリーダブルホログラムのように、その再生光を受光部でデータに変換し所定の情報として伝達したり、真偽判定を行うものであってもよい。
微細な凹凸を精密に作成するため、光学的な方法だけでなく、電子線描画装置を用いて、精密に設計されたレリーフ構造を作り出し、より精密で複雑な再生光を作り出すものであってもよい。このレリーフ形状は、ホログラムを再現もしくは再生する光もしくは光源の波長(域)と、再現もしくは再生する方向、及び強度によってその凹凸のピッチや、深さ、もしくは特定の周期的形状が設計される。凹凸のピッチ(周期)は再現もしくは再生角度に依存するが、通常0.1μm〜数μmであり、凹凸の深さは、再現もしくは再生強度に大きな影響を与える要素であるが、通常0.1μm〜1μmである。
単一回折格子のように、全く同一形状の凹凸の繰り返しであるものは、隣り合う凹凸が同じ形状であればある程、反射する光の干渉度合いが増しその強度が強くなり、最大値へと収束する。回折方向のぶれも最小となる。立体像のように、画像の個々の点が焦点に収束するものは、その焦点への収束精度が向上し、再現もしくは再生画像が鮮明となる。
さらに、透明金属化合物薄膜の場合は、その薄膜の上下の面が、同一レリーフ形状であり且つ、その面と面の距離(すなわち膜厚さ)が均一であればあるほど、再現もしくは再生強度が大きくなる。
ホログラムレリーフ形状を賦形(複製ともいう)する方法は、回折格子や干渉縞が凹凸の形で記録された原版をプレス型(スタンパという)として用い、上記透明基材1及び反射性金属薄膜層3上に、前記原版を重ねて加熱ロールなどの適宜手段により、両者を加熱圧着することにより、原版の凹凸模様を複製することができる。形成するホログラムパターンは単独でも、複数でもよい。
上記の極微細な形状を精密に再現するため、また、複製後の熱収縮などの歪みや変形を最小とするため、原版は金属を使用し、低温・高圧下で複製を行う。
原版は、Niなどの硬度の高い金属を用いる。光学的撮影もしくは、電子線描画などにより形成したガラスマスターなどの表面にCr、Ni薄膜層を真空蒸着法、スパッタリングなどにより5〜50nm形成後、Niなどを電着法(電気めっき、無電解めっき、さらには複合めっきなど)により50〜1000μm形成した後、金属を剥離することで作ることができる。
複製方式は、平板式もしくは、回転式を用い、線圧0.1トン/m〜10トン/m、複製温度は、通常60℃〜200℃とする。
(反射性金属薄膜層)本発明では、ホログラム形成層2のホログラムレリーフ面に、反射性金属薄膜層3を形成する。反射性金属薄膜層3は、真空薄膜法などにより形成される金属薄膜などの金属光沢反射層であるが、部分的に設けた場合は、その透明部分を通して真正性識別対象物のデザイン等を確認できる。
反射性金属薄膜材料としては、金、銀、銅、鉄、クロム、ニッケル、アルミニウム、錫、チタン、タングステン等、金属が用いられるが、その中でも、可視光波長さらには、観察光波長領域において、高い反射率を有するものが望ましい。
薄膜形成方法は、真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法、イオンプレーティング法、めっき法等種々用いることができるが、真空蒸着法の蒸着原の加熱方法において、低温加熱とし、真空度を少し低く設定し、薄膜厚さを5nm〜20nmの範囲内に制御すると、「島状構造」を安定的に形成することができる。また、CVD法もこのコントロールがし易く、好適である。
(コレステリック液晶)本発明に用いられるコレステリック液晶層4は、光選択反射性を有するものであればよく、さらに、観察側からの入射光に対して左円偏光もしくは右円偏光のいずれか一方を反射する光選択反射性を有するものであってもよい。また、これらのものを組み合わせて適用して、判定方法を複雑なものとし、より高度な真正性識別体とすることもできる。
コレステリック液晶としては、コレステロールのハロゲン化物、モノカルボン酸コレステロールエステル、モノカルボン酸シトステロールエステル、安息香酸誘導体のコレスタノールエステル、二塩基酸ジコレステリルエステル、主鎖型液晶高分子化合物、側鎖型液晶高分子化合物、剛直主鎖型液晶高分子化合物などが挙げられる。
より具体的には、例えばコレステリルクロライド、コレステリルアセテート、コレステリルノナノエート、炭酸メチルコレステロール、炭酸エチルコレステロール、コレステリルp−メトキシベンゾエート、シトステロイルベンゾエート、シトステロイルp−メチルベンゾエート、コレスタニルベンゾエート、10、12−ドコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、8、12−エイコサジカルボン酸ジコレステリルエステル、10、12−ペンタコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、ドデカジカルボン酸ジコレステリルエステル、12、14−ヘキサコサジインジカルボン酸ジコレステリルエステル、4−(7−コレステリルオキシカルボニルヘプチルオキシ)フェノキシオクタン酸コレステリルエステル、L−グルタミン酸−γ−ベンジル/L−グルタミン酸−γ−ドデシル共重合体などがある。
さらに、コレステリルホルメート、コレステリルアセテート、コレステリルプロピオネート、コレステリルブチレート、コレステリルペンタネート、コレステリルヘキサネート、コレステリルヘプタネート、コレステリルオクタネート、コレステリルノナノエート、コレステリルデカネート、コレステリルドデカネート(コレステリルラウレート)、コレステリルミリステート、コレステリルパルミテート、コレステリルステアレート、コレステリルオレエート、コレステリルオレイルカーボネート、コレステリルリノレート、コレステリル12−ヒドロキシステアレート、コレステリルメルカプタン、コレステロールクロライド、コレステリルフルオライド、コレステリルブロマイド、コレステリルアイオダイド等を挙げることができる。
好ましくは、アルキルコレステロール(例えばコレステロールナノエート)およびコレステリルハライド(例えばコレステロールクロライド)コレステリルオレイルカーボネート3種の混合物が挙げられ、これらの3つのタイプの液晶は常温で使用できるように混合して用いられるのが一般的である。
尚、ここに示す化合物に限定されるものではなく、またこれらのコレステリック液晶化合物は、1種または2種以上混合して用いることができる。
ネマチック液晶化合物にカイラル化合物を加えてコレステリック液晶とするものとしては、液晶化合物として、4−置換安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサンカルボン酸4’−置換ビフェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4’−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4’−置換シクロヘキシルエステル、4−置換4’−置換ビフェニル、4−置換フェニル4’−置換シクロヘキサン、4’−置換シクロヘキサン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピリジン等、例えば、「パリオカラーLC242」(BASF社製)等が用いられる。
特に好ましくは、少なくとも分子の一方の末端にシアノ基又はフッ素原子を有する液晶化合物を用い、これらの液晶化合物にそれぞれ好適な各種のカイラル剤を加えたものが用いられる。カイラル化合物としては、「CB−15」、「C−15」(以上、BDH社製)、「CM−21」、「CM−22」、「CM−19」、「CM−20」、「CM」(以上、チッソ社製)、「S1082」、「S−811」、「R−811」(以上、メルク社製)、「パリオカラーLC756」(BASF社製)等を挙げることができる。
また、有機合成によって得られるネマチック液晶の末端基に不斉炭素を有する基を導入したコレステロール基を持たないコレステリック液晶や、コレステロール誘導体にシッフ系ネマチック液晶を加えた混合液晶も用いられる。さらには、天然コレステロールのハロゲン置換物、エステル化物(コレステリルベンゾエート、コレステリルクロライド、コレステリルオリエート、コレステリルノナノエート等も好適である。
これらのコレステリック液晶をパターン状に設ける方法としては、溶剤系、水系、無溶剤系として、オフセット印刷方式、グラビア印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、さらにはパターニングが可能なコーティング方式を用いて形成することができる。より好ましくは、液晶パターンの端面をなだらかなものとしてその境界をぼかせるグラビア方式が望ましく、グラビア版のセル形状を種々工夫することで上記効果を引き出すことができる。
さらには、パターン形成後の表面が粗面となる方式が望ましい。
また液晶をゼラチン他樹脂膜等でカプセル化したインキを用いて形成してもよい。カプセル化したものは、形成後の表面が粗面となっており、その表面で観察光を散乱するため、パターン形状をぼかす効果がある。また、その製造時の作業性だけでなく、物理特性(強靭性、耐摩耗性、耐熱性等)に優れるとともに、液晶の染み出し等の不具合を防止し、本発明の用途において要求される衛生面で特に好適である。
コレステリック液晶層4の形状、厚さは、真正性識別体の使用目的に応じて適宜最適なものとする必要があるが、目視できる通常の大きさ、形状のものから、バーコード等の機械読取に用いるもの、さらには、マイクロ文字のように隠し文字として数十μmとすることもできるが、選択的反射性を25%以下とするために、その厚さを、0.1μm〜4μm、さらには、1μm〜3μmとすることが望ましい。
0.1μm以下であれば、液晶そのものの性質を発現できず、4μm以上であれば、液晶の選択的反射性が発現して、見る角度により色が変化して、そのパターン形状が目視にてはっきりと認識できてしまう。
上記コレステリック液晶層4を設ける際、予め以下の配向膜を設ける等の配向処理を施しても良い。配向膜は、ポリビニルアルコール樹脂(PVA)、ポリイミド樹脂等の一般に配向膜として使用し得るものであれば、いずれでもよい。配向膜は、これらの樹脂の溶剤溶液を、コレステリック液晶層4を形成する層の表面に適宜な塗布法により塗布し、乾燥させた後に、布、ブラシ等を用いて摩擦するラビングを行なって形成する。
また、本発明の真正性識別体にさらに、粘着剤を施してラベルとしたり、接着剤を施して転写シートとすることもできる。
その場合、粘着剤としては、従来公知の溶剤系及び水系のいずれの粘着剤、例えば、酢酸ビニル樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合体、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリウレタン樹脂や、天然ゴム、クロロプレンゴムなどのゴム系樹脂などが挙げられる。
自然にやさしい材料構成とするために、特に、天然ゴムを主成分とするラテックス、それを変性したもの、特に天然ゴムにスチレン特にメタクリルさんメチルとをグラフト重合させて得た天然ゴムラテックス等の天然素材から作製されたものを用いても良く、形成厚さ、形成方法等は適宜選択する。
また、接着剤としては、接着剤としては、種々の物品に対する接着性を確保するためのものであるので、反射性金属薄膜層4との接着性がよく、被着体と強固に接着できるものが好ましい。具体的には、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ゴム変性物などが挙げられ、これらの中から適するものを適宜選択して使用でき、また、これらは単体、もしくは2種以上の混合系で、更に必要に応じてハードレジンや可塑剤、その他の添加剤を加えて使用することができ、形成厚さ、形成方法等は適宜選択する。
(実施例1)
透明基材1として、25μmのPETフィルムの表面に、グラビア印刷により厚さ5μmのコレスチック液晶層4を“H” 文字形状に厚さ2.5μmにて形成(選択的反射率20%)した後、紫外線硬化させた。この時、グラビア版の凹みをなだらかなものとし、パターンエッジが少しボケるよう工夫した。
・<コレステリック液晶組成物>
バイカラーLC242 37質量部
バイカラーLC756 2質量部
紫外線重合開始剤 1質量部
トルエン 60質量部
PETフィルムの上記印刷を行なった面とは反対側の面にメラミン樹脂組成物を塗布し、レリーフホログラムの複製用型の型面を、接触させたまま加熱硬化させることにより、レリーフホログラムの形成を行ない、厚さ20μmのホログラム形成層2を得た。
このレリーフホログラムの賦型された面4上に、ALを真空蒸着して、厚みが50nmの反射性金属薄膜層3を形成して、真偽判定用識別体Aを得た。
得られた真正性識別体を観察側から眺めると、ホログラム再生像のみが観察され、この状態ではコレステリック液晶パターンは視認できなかった。この真偽判定用識別体A状に偏光版を当てると、ホログラム再生像に加え、コレステリック液晶パターンをはっきりと認識できた。
(実施例2)
AL蒸着厚さを、10nmとして、「島状構造」の薄膜とした以外は、実施例1と同一とし、実施例2を得た。得られた真正性識別体Aを観察側から眺めると、実施例と同様に、ホログラム再生像のみが観察され、この状態ではコレステリック液晶パターンは視認できなかった。この真偽判定用識別体A状に偏光版を当てると、ホログラム再生像に加え、コレステリック液晶パターンをはっきりと認識できた。
比較例
コレスチック液晶層4を“H” 文字形状に厚さ8μmにて形成(選択的反射率35%)した以外は、実施例1と同一とし、比較例を得た。得られた真正性識別体Aを観察側から眺めると、コレステリック液晶の“H” 文字が観察角度によって、赤色〜青紫色へとシフトしつつ、はっきりと認識できた。偏光版をあてると、この“H” 文字が暗色となりさらに明確に認識できたが、偏光板を使用することなく“H” 文字がみえているため、隠し文字としての効果は全く見られなかった。
本発明の1実施例を示す真正性識別体Aの断面図である。 本発明の他の実施例を示す真正性識別体A´の断面図である。
符号の説明
A、A´ 真正性識別体
1 透明基材
2 ホログラムレリーフを有する透明樹脂層(ホログラム形成層)
3 反射性金属薄膜層
4 パターン形状のコレステリック液晶層
5 島状構造の反射性金属薄膜層

Claims (2)

  1. 透明基材の一方の面の少なくとも一部にコレステリック液晶層がパターン状に設けられ、前記透明基材の他方の面に、ホログラムレリーフを有する透明樹脂層、及び、前記ホログラムレリーフに接するように反射性金属薄膜層を設けたことを特徴とする真正性識別体において、
    前記コレステリック液晶の選択的反射率が5%〜25%であることを特徴とする真正性識別体。
  2. 前記反射性金属薄膜層が、「島状構造」をなしている請求項1に記載の真正性識別体。
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