JP2010072368A - 電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】少なくともシール材及び額縁部の材料選択に自由度を持たせ、シール材の硬化速度を高めて製造コストの低減化を図ることができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】第1基板CFと、第1基板CFに対向配置された第2基板ARと、第1基板CFおよび第2基板ARの間に配置され表示領域3を囲む環状のシール材2とを有する電気光学装置1である。シール材2は光硬化成分を含む接着材であり、第1基板CFは、表示領域3の周囲に形成された遮光部9bを有し、この遮光部9bはその一部に光透過領域12を備えている。そしてシール材2と光透過領域12とは平面的に重なっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ODF(one-drop-fill)方式に好適な電気光学装置、電気光学装置の製造方法及び電子機器に関する。
近年、PDA(Personal Digital Assistant)、パームトップ・コンピュータ等の小型情報電子機器(以下、電子機器)の普及に伴い、液晶表示装置(Liquid Crystal Display:電気光学装置)が広く使用されるようになっている。
一般的な液晶表示装置は、アレイ基板と、アレイ基板に対向配置されたカラーフィルタ基板と、両基板の表示領域の外側周縁に環状に設けられ、両基板間に所定のギャップを設けて接合する接着材料からなるシール材と、両基板間のシール材の内側に封入された液晶とを備える。アレイ基板は、透明基板上に画素電極、薄膜トランジスタ等が設けられており、カラーフィルタ基板は、透明基板上にカラーフィルタと共通電極が形成されているとともに、各画素の境界にブラックマトリックスが設けられている。そして、カラーフィルタ基板の表示領域の外側にはブラックマトリクッスの額縁が形成され、カラーフィルタ基板の表示領域及びシール材との間を遮光している。
ところで、近年においてはODF(one-drop-fill)方式等により狭額縁化が進んでいる。従来、アレイ基板側からシール材に光を照射してシール材を硬化させた後、アレイ基板の外側外周に遮光テープ等を貼っていたが、狭額縁化が進むと、この遮光テープを貼る領域が狭くなってくる。そのためアレイ基板の内側に遮光膜を形成する必要が生じる。しかしながら、アレイ基板の内側に遮光膜を形成すると、アレイ基板側からはシール材に光を照射することができなくなる。一方、アレイ基板に対向するカラーフィルタ基板においても、表示領域の見切りのため、パネル外周をブラックマスク等により遮光するためそのブラックマスク等によりシール材形成領域も遮光されてしまう。
そこで、額縁を、青色帯域の光を透過させる着色層で形成し、シール材を、青色帯域の波長の光に光反応域を有する光硬化性材料とし、カラーフィルタ基板側から青色帯域の光を照射し、ブラックマトリックスの額縁を透過した青色帯域の光をシール材に入射させることでシール材の硬化速度を高める技術が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2007−41625号公報
しかし、特許文献1の技術は、表示領域に用いる青色の着色層を兼用するため、シール材の硬化特性と、着色層の透過特性が一致させるのが困難であり、シール材の接着不足が生じたり、材料選択に制約があり、製造コストの面で問題があった。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、少なくともシール材の選択に自由度を持たせ、しかもシール材の硬化速度を高めて製造コストの低減化を図ることができる狭額縁の電気光学装置、電気光学装置の製造方法、および電子機器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る電気光学装置は、第1基板と、前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板の間に配置され表示領域を囲む環状のシール材と、を有する電気光学装置において、前記シール材が光硬化成分を含み、前記第1基板は、前記表示領域の周囲に形成された遮光部を有し、前記遮光部は少なくともその一部に光透過領域を備え、前記シール材と前記光透過領域とが平面的に重なることを特徴とする。前記第2基板は、前記光透過領域と重なる位置に遮光部を有するようにしてもよい。また、前記第1基板に形成した前記遮光部は、前記シール材に沿って形成されてなるようにしてもよい。また、前記第1基板に形成した前記遮光部は、前記シール材と重なって形成されて、前記光透過領域となる開口を備えていてもよい。ここで、前記開口部を、前記基板の外周縁側に設けた引き回し配線と重ならない位置に形成してもよい。
このような構成とすると、シール材を材料選択の自由度が高い光硬化樹脂を主成分としたものとし、遮光部も材料選択の自由度が高い材料とすることができるので、従来装置と比較して、製造コストの低減化を図ることができる。そして、表示領域を広い面積に設定して狭額縁化を図ることができる。
また、本発明の電気光学装置の製造方法は、第1基板および前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に形成され、表示領域を囲む環状のシール材と、を有する電気光学装置の製造方法において、前記第1基板に光透過領域を有する遮光部を形成する工程と、前記第1基板および前記第2基板のうち少なくとも一方の基板に前記シール材を塗布する工程と、前記第1基板および前記第2基板を貼り合わせる工程と、前記第1基板の側から、前記シール材に対して光を照射して前記シール材を硬化させる工程とを含み、前記シール材を前記光透過領域と重なるように塗布する、又は前記シール材と前記光透過領域とが重なるように前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せている方法である。
本発明の電気光学装置の製造方法によれば、遮光部に形成した光透過領域を介して光を効率よくシール材に照射することができるので、シール材の硬化速度を高めることができる。
さらに、本発明の電子機器は、上記構成の電気光学装置を備えた電子機器である。このような構成とすると、明るい表示が可能で、且つ操作性に優れた電子機器を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態:液晶表示装置及び液晶表示装置の製造方法)
本発明に係る第1実施形態の電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。
図1は液晶表示装置を示す平面図、図2は図1のA−A線矢視図、図3は液晶表示装置を構成するカラーフィルタ基板の背面を示す図、図4はシール材を硬化させる方法を示す要部断面図である。
本実施形態の液晶表示装置1は、アレイ基板ARと、このアレイ基板ARに対向配置されたカラーフィルタ基板CFと、両基板AR,CFの外側周縁に環状に設けられて両基板AR,CFを接合するシール材2と、両基板AR,CF間のシール材2の内側に封入された液晶LCとを備えた装置である。
アレイ基板ARは、ガラス基板等の透明基板4の液晶LC側の表面に、図示しないがマトリクッス状に形成された複数本の走査線及び信号線、TFT、走査線及び信号線とで囲まれた領域を覆う透明導電材料からなるアレイ側電極5が設けられている。このアレイ基板ARには、カラーフィルタ基板CFに対して一辺側から張り出した張出部6が設けられており、この張出部6の端部(アレイ基板ARの短辺側の端部)に沿って端子群が形成されている。また、張出部6には、液晶表示装置1を電気的に駆動させる液晶駆動用IC7が実装されている。
カラーフィルタ基板CFは、ガラス等の透明基板8上に、ブラックマトリックス9と、複数配列された着色画素10と、透明導電材料からなるカラーフィルタ側電極11とが形成されたものである。
着色画素10は、例えば、赤色、緑色、青色のフィルタ機能を有するものである。
ブラックマトリックス9は、遮光性を有するクロム等の金属層であり、また、カーボンブラックを含む樹脂ブラック、着色層を2色以上重ねた重ねブラックマトリックスであってもよく、各着色画素10の境界に沿って設けられたマトリックス部9aと、着色画素10が形成された領域(図1の表示領域3)の周辺部を囲むように設けられた額縁部9bとで構成されている。カラーフィルタ側電極11は、着色画素10及びブラックマトリックス9を覆っている。
シール材2は、光硬化樹脂を含み、両基板AR,CFの表示領域(カラーフィルタ基板CFは表示領域3)の外側周縁に四角環状に設けられ、両基板AR,CF間に所定のギャップを設けた状態で接合する。
本実施形態のシール材2に含まれている光硬化樹脂は、例えば、光硬化性のアクリル基、チオール基等を含有したアクリル系、チオール系接着剤に紫外線を照射して形成される接着剤である。このような接着剤は、吸収する光エネルギー量に応じて重合が進行し、重合が進行するにつれて組成や体積の変化を生じる。重合度(硬化度)は、照射する光エネルギー量を制御することによりを制御可能であり、具体的には照射する光の光強度を強くするほど、あるいは照射する時間を長くするほど硬化度が高くなる。
また、アレイ基板ARのアレイ側電極5及びカラーフィルタ側電極11は、張出部6において液晶駆動用IC7の出力側の電極パッド(バンプ)にそれぞれ電気的に接続されており、液晶駆動用IC7は各電極に走査信号やデータ信号といった駆動信号を出力して供給している。一方、張出部6の端部に沿って設けられた端子群は、液晶駆動用IC7の入力側の電極パッド群(バンプ)に電気的に接続されており、液晶駆動用IC7に電源信号や液晶駆動用IC7を動作させるための駆動(ロジック)信号が供給される。
このような構成の液晶表示装置1は、後述するバックライトと組み合わされ、バックライトからの光の透過を着色画素10によって制御することによって所定の画像を表示するようになっている。
図3は、カラーフィルタ基板CFのブラックマトリックス9、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11を設けた背面を平面視で示したものであり、この図では、ブラックマトリックス9の額縁部9bのみを示し、マトリックス部9a、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11は省略している。
図3に示すように、額縁部9bには、四角環状のシール材2の外周形状と同一の外周輪郭部を有し、且つシール材2の内周形状と同一の内周輪郭部を有する四角環状の開口部12が形成されており、カラーフィルタ基板CFの前面(ブラックマトリックス9、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11が設けられていない面)側から光を照射すると、額縁部9bの開口部12のみ光が通過するようになっている。
次に、図2及び図4を参照して上記構成の液晶表示装置1を製造する方法について説明する。
先ず、カラーフィルタ基板CFのカラーフィルタ側電極11を形成した面側に額縁部9bを形成する。この額縁部9bは、塗布される四角環状のシール材2の外周形状と同一の外周輪郭部を有し、且つシール材2の内周形状と同一の内周輪郭部を有する四角環状の開口部12が形成されている。
次いで、額縁9bの四角環状の開口部12に沿って、四角環状のシール材2を塗布する。
次いで、カラーフィルタ基板CFとシール材2とで囲まれた部分に液晶LCを配置する。
次いで、シール材2を介してカラーフィルタ基板CF及びアレイ基板ARを対向配置した状態で貼り合わせ、カラーフィルタ基板CF及びアレイ基板ARシール材2の間のシール材2内に液晶LCを封入する。
次いで、図4に示すように、紫外線UVを、カラーフィルタ基板CFの前面側の外側周縁に向けて照射すると、透明基板8を通過した紫外線が、額縁部9bの開口部12を通過してシール材2に入射し、紫外線によりシール材2の硬化が促進される。
ここで、本発明の第1基板がカラーフィルタ基板CFに対応し、本発明の第2基板がアレイ基板ARに対応し、本発明の遮光部が額縁部9bに対応し、本発明の光透過領域が開口部12に対応している。
したがって、本実施形態の液晶表示装置1は、シール材2を材料選択の自由度が高い光硬化樹脂を含んだものとし、ブラックマトリックス9の額縁部9bも、材料選択の自由度が高い遮光性を有するクロム等の金属層としているので、特定波長の光に対して硬化反応速度が高まるシール材と特定の色帯域の光を透過させる額縁を使用した従来装置と比較して、製造コストの低減化を図ることができる。
また、額縁部9bには、カラーフィルタ基板CFの前面側から紫外線UVを照射すると、シール材2に直接、紫外線UVが入射する開口部12が設けられているので、シール材2の硬化速度を高めることができる。このため、液晶表示装置1の製造効率を高めることができる。
また、シール材2のカラーフィルタ基板CF側の端部は、シール材外周縁が開口部12の外周輪郭部に接触し、シール材内周縁が開口部12の内周輪郭部に接触した状態で、カラーフィルタ基板CFの背面に接合されるので、シール材2とカラーフィルタ基板CFとの接合強度を高めることができる。
また、シール材2は、カラーフィルタ基板CFの額縁部9bに覆われた位置に設けられているので、カラーフィルタ基板CFの表示領域3を広い面積に設定した狭額縁化を図った液晶表示装置1を提供することができる。
ここで、本実施形態のシール材2は、光硬化樹脂とともに、熱硬化性を有する成分を含有した接着剤を含んだものであってもよい。熱硬化性を有する成分を含有した接着剤としては、例えばエポキシ基等を含有したエポキシ系接着剤が考えられる。このシール材2に対して光硬化後に適宜熱処理を行うと、さらに硬化速度を促進することができる。
また、本実施形態は、カラーフィルタ基板CFに開口部12を有する額縁部9bを形成したが、アレイ基板ARに額縁部を設けても良い。ここで、アレイ基板AR側の額縁部を、アレイ基板ARの外周縁側に設けた引き回し配線とし、シール材2に向けて紫外線UVが照射する額縁部に設けた開口部を、引き回し配線同士の間の隙間としてもよい。
(第2実施形態:液晶表示装置)
次に、本発明に係る第2実施形態の電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。なお、本実施形態も図1から図4で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
図5は第2実施形態の液晶表示装置の要部を示す断面図、図6は図5のB−B線矢視図である。
本実施形態のブラックマトリックス9の額縁部9bには、シール材2の厚み寸法Tより大きな幅寸法Hを有する四角環状の開口部13が形成されている。そして、シール材2のカラーフィルタ基板CF側の端部は、シール材外周縁が開口部13の外周輪郭部に接触し、シール材内周縁が開口部13の内周輪郭部との間に隙間14を設けた状態で、カラーフィルタ基板CFの背面に接合されている。
ここで、本発明の遮光部の光透過部が開口部13に対応している。
本実施形態によると、シール材2の厚み寸法Tより額縁部9bの開口部13の幅寸法Hを大きくしたことから、シール材2及びカラーフィルタ基板CFの接合作業の際に、シール材2のカラーフィルタ基板CF側の端部が額縁部9bに重なった状態で接合されにくくなる。また、シール材2と額縁部9bとが重なりにくくなることから、アレイ基板AR及びカラーフィルタ基板CF間の全周に渡ってギャップを均一に設けることができる。
したがって、本実施形態は、組立てが容易で、高精度の液晶表示装置1を提供することができる。
(第3実施形態:液晶表示装置)
次に、本発明に係る第3実施形態の電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。
図7は、カラーフィルタ基板CFのブラックマトリックス9、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11を設けた背面を平面視で示したものであり、この図では、ブラックマトリックス9の額縁部9bのみを示し、マトリックス部9a、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11は省略している。
本実施形態のブラックマトリックス9の額縁部9bには、シール材2の厚み寸法Tと略同一の幅寸法を有する複数の四角形状の開口部15が、シール材2の全周に延在するように互いに所定間隔をあけて列状に形成されている。
ここで、本発明の遮光部の光透過部が開口部15に対応している。
本実施形態によると、額縁部9bには、カラーフィルタ基板CFの前面側から紫外線UVを照射すると、シール材2に直接、紫外線UVが入射する複数の開口部15が設けられているので、シール材2の硬化速度を高めることができ、液晶表示装置1の製造効率を高めることができる。
(第4実施形態:液晶表示装置)
次に、本発明に係る第4実施形態の電気光学装置としての液晶表示装置について説明する。
図8は、第3実施形態と同様に、カラーフィルタ基板CFのブラックマトリックス9、着色画素10及びカラーフィルタ側電極11を設けた背面を平面視で示したものである。
本実施形態のブラックマトリックス9の額縁部9bには、円形形状の微細な開口部16が多数形成されている。
ここで、符号17は、カラーフィルタ側電極11(本図では示していない)に電気的に接続してカラーフィルタ基板CFの背面の外縁側に形成されている第1引き回し配線である。また、符号18〜20は、着色画素10(本図では示していない)に電気的に接続してカラーフィルタ基板CFの背面の外縁に向けて延在している第2〜第4引き回し配線である。
本実施形態の微細な開口部16は、カラーフィルタ基板CFの背面に形成した第1〜第4引き回し配線17〜20に重ならない位置に形成されている。
ここで、本発明の遮光部の光透過部が開口部16に対応し、本発明の引き回し配線が第1〜第4引き回し配線17〜20に対応している。
本実施形態によると、額縁部9bには、カラーフィルタ基板CFの前面側から紫外線UVを照射すると、シール材2に直接、紫外線UVが入射する微細な開口部16が多数設けられており、これら開口部16は、カラーフィルタ基板CFの背面に形成した第1〜第4引き回し配線17〜20に重ならない位置に形成されているので、シール材2の硬化速度を高めることができ、液晶表示装置1の製造効率を高めることができる。
(第5実施形態:LCDユニット)
次に、第5実施形態としてLCDユニットについて説明する。
図9に示すように、LCDユニット30は、上述した各実施形態の液晶表示装置1と、この液晶表示装置1の背面に配設した照明装置としてのバックライト31と、バックライト31を支持する支持フレーム32とを備えている。
符号33のフレキシブルプリント基板(以下、FPC)は、その一端側が液晶表示装置1の液晶駆動用IC7に電気的に接続され、一端に対向する他端側が支持フレーム32に固定される。
バックライト31は、導光板34と、導光板34の背面に配置された反射板35と、LEDチップ等の発光素子を備えた光源36と、光学シート37a,37bとを備えている。このバックライト31は、光源36から射出された光を導光板34の側面から内部に導き、反射板35の作用により液晶表示装置1側へ射出することで、液晶表示装置1の照明装置として機能するようになっている。光学シート37a,37bは、導光板34を通過した光を拡散、集光させるためのシートである。
そして、液晶表示装置1の背面とバックライト31の前面とが必要に応じて透光性を有する第1粘着層38により粘着されている。
本実施形態のLCDユニット30によると、カラーフィルタ基板CFの表示領域3を広い面積に設定した狭額縁化を図った液晶表示装置1を備えているので、輝度、コントラスト比が良くなって、視認性を向上させたLCDユニット30を提供することができる。
(第6実施形態:携帯電話機:電子機器)
次に、図10は、本発明に係る第6実施形態の携帯電話機を示す概略斜視図である。
本実施形態の携帯電話機40は、第1ケース41と、第1ケース41の長手方向端部にヒンジ結合されている第2ケース42と、第1ケース41に設けた保護窓43と、保護窓43の内側に内蔵されている上述した第5実施形態のLCDユニット30と、第2ケース42に設けられている操作44と、第1ケース41の上端部に設けた受話部45とを備えている。そして、図10では省略しているが、第2ケース42には、人が指で押して情報を入力するための操作キーが設けられている。
保護窓43は、プラスチック等の透明部材であり、第1ケース41内に配設したLCDユニット30の表示面を透過して視認可能とするとともに、LCDユニット30に外圧等が加わるのを防ぐ機能を有する。
ここで、本発明の電子機器が携帯電話機40に対応している。
本実施形態の携帯電話機40によると、この装置を構成するLCDユニット30が輝度、コントラスト比が良くなって、視認性が向上しているので、明るい表示が可能で、且つ操作性に優れた電子機器を提供することができる。
なお、本発明の電子機器は、携帯電話機40に限らず、種々の電子機器に搭載することができる。例えば、PDA、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、印刷装置等に適用することができる。
本発明に係る第1実施形態の電気光学装置の概略構成を示す平面図である。 図1のA−A線矢視図である。 第1実施形態の電気光学装置を構成するカラーフィルタ基板の背面構造を示す図である。 電気光学装置を構成するシール材の硬化方法を示す図である。 本発明に係る第2実施形態の電気光学装置の要部を示す断面図である。 図5のB−B線矢視図である。 本発明に係る第3実施形態の電気光学パネルを構成するカラーフィルタ基板の背面構造を示す図である。 本発明に係る第4実施形態の電気光学パネルを構成するカラーフィルタ基板の背面構造を示す図である。 第5実施形態のLCDユニットを示す断面図である。 本発明に係る第6実施形態の電子機器の概略構成を示す斜視図である。
符号の説明
1…液晶表示装置、2…シール材、3…表示領域、4…透明基板、5…アレイ側電極、6…張出部、7…液晶駆動用IC、8…透明基板、9…ブラックマトリックス、9a…マトリックス部、9b…額縁部、10…着色画素、11…カラーフィルタ側電極、12…四角環状の開口部、13…四角環状の開口部、14…隙間、15…開口部、16…微細な開口部、17〜20…第1〜第4引き回し配線、30…LCDユニット、31…バックライト、32…支持フレーム、33…フレキシブル基板、34…導光板、35…反射板、36…光源、37a,37b…光学シート、38…粘着層、40…携帯電話機、41…第1ケース、42…第2ケース、43…保護窓、44…操作部、45…受話部、AR…アレイ基板、CF…カラーフィルタ基板、LC…液晶、UV…紫外線

Claims (7)

  1. 第1基板と、前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板の間に配置され表示領域を囲む環状のシール材と、を有する電気光学装置において、
    前記シール材が光硬化成分を含み、
    前記第1基板は、前記表示領域の周囲に形成された遮光部を有し、
    前記遮光部は少なくともその一部に光透過領域を備え、
    前記シール材と前記光透過領域とが平面的に重なることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第2基板は、前記光透過領域と重なる位置に遮光部を有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記第1基板に形成した前記遮光部は、前記シール材に沿って形成されてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1基板に形成した前記遮光部は、前記シール材と重なって形成されており、前記光透過領域となる開口を備えてなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気光学装置。
  5. 前記開口部を、前記基板の外周縁側に設けた引き回し配線と重ならない位置に形成したことを特徴とする請求項4記載の電気光学装置。
  6. 第1基板および前記第1基板に対向配置された第2基板と、前記第1基板および前記第2基板に形成され、表示領域を囲む環状のシール材と、を有する電気光学装置の製造方法において、
    前記第1基板に光透過領域を有する遮光部を形成する工程と、
    前記第1基板および前記第2基板のうち少なくとも一方の基板に前記シール材を塗布する工程と、
    前記第1基板および前記第2基板を貼り合わせる工程と、
    前記第1基板の側から、前記シール材に対して光を照射して前記シール材を硬化させる工程と、を含み、
    前記シール材を前記光透過領域と重なるように塗布する、又は前記シール材と前記光透過領域とが重なるように前記第1基板と前記第2基板とを貼り合せる、ことを特徴とする電気光学装置の製造方法。
  7. 請求項1乃至請求項5のうちいずれかに記載の電気光学装置を備えていることを特徴とする電子機器。
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