JP4367553B2 - 電気光学装置、および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP4367553B2
JP4367553B2 JP2007300177A JP2007300177A JP4367553B2 JP 4367553 B2 JP4367553 B2 JP 4367553B2 JP 2007300177 A JP2007300177 A JP 2007300177A JP 2007300177 A JP2007300177 A JP 2007300177A JP 4367553 B2 JP4367553 B2 JP 4367553B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit board
flexible circuit
substrate
region
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007300177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008263161A (ja
Inventor
一幸 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Epson Imaging Devices Corp
Original Assignee
Epson Imaging Devices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Epson Imaging Devices Corp filed Critical Epson Imaging Devices Corp
Priority to JP2007300177A priority Critical patent/JP4367553B2/ja
Priority to US12/028,384 priority patent/US8035789B2/en
Publication of JP2008263161A publication Critical patent/JP2008263161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4367553B2 publication Critical patent/JP4367553B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パーソナルコンピュータや携帯電話機、タッチパネルなどの電子機器、ならびにこれらの電子機器に用いられる電気光学装置に関する。
従来、パーソナルコンピュータや携帯電話機、タッチパネルなどといった電子機器の表示装置として電気光学装置たとえば液晶装置などが用いられている。この液晶装置などは、たとえば、液晶を保持する液晶パネルと、ICチップが実装されたフレキシブルプリント基板とが圧着され、さらにフレキシブルプリント基板とプリント基板とが圧着された構成を有している。このフレキシブルプリント基板は、プリント基板との圧着部のプリント基板側の面(表面、第1面)および裏面(第2面)に端子が形成されている場合がある。この場合には、たとえばフレキシブルプリント基板と、プリント基板との熱圧着時に、フレキシブルプリント基板の裏面側に端子が存在するために熱圧着を均一に行うことができず、フレキシブルプリント基板の表面側の端子とプリント基板の端子との接続の信頼性が低下する、という問題があった。
この問題を解決するために、熱圧着に用いられる圧着治具の加熱された圧着ヘッドがプリント基板にあたる表面、つまり熱圧着領域の非接合部側は、平坦性を有するようにすることで、電気的接続を良好にしようとする技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2004−87940号公報(段落[0052]、図2、図4)
しかしながら、上述した技術では、たとえばフレキシブルプリント基板の表面(第1面)の端子とプリント基板の端子との接続信頼性を向上させることはできるが、プリント基板の平坦性を確保する必要があるため、たとえばプリント基板の表面側に、さらに別の基板を接続することができない、という問題がある。また、フレキシブルプリント基板の裏面(第2面)に別の基板を接続する場合にも、フレキシブルプリント基板の表面の端子が存在するために熱圧着を均一に行うことができず、接続の信頼性が低下する、という問題がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされるもので、基板の表裏面での基板と回路基板との接続信頼性を向上させることが可能な電気光学装置、該電気光学装置を備えた電子機器を提供することを1つの目的とする。

[適用例1]本適用例にかかる実装構造体は、基板の第1面の第1の領域に配置された第1の端子と、前記第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、前記基板の前記第1面に対して裏側となる第2面のうち前記第1の領域と平面的に重ならない第2の領域に配置された第2の端子とを備え、前記基板の第2面のうち前記第1の領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これによれば、第1の端子と第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具の圧着部材により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例にかかる実装構造体は、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された前記第2の端子とを備えていることを特徴とする。
これによれば、基板の第1面に配置された第1の端子と、第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された第2の端子を備え、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板と平面的に重なる領域を平滑面としているので、たとえば、第1の端子と第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具の圧着部材により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例3]上記適用例にかかる実装構造体において、前記基板の第1面のうち前記第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これにより、基板の第1面のうち第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としているので、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる実装構造体において、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された第2の可撓性回路基板が前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されることを特徴とする。
これにより、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例4]上記適用例にかかる実装構造体において、前記第1の可撓性回路基板または第2の可撓性回路基板は、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されていることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。また、第1の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができる。これにより、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる実装構造体において、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続された第2の可撓性回路基板を備えることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例5]上記適用例にかかる実装構造体において、前記基板の平滑面は、前記基板の第1面が露出していることを特徴とする。
これにより、基板の平滑面は、基板の第1面が露出しているので、第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性をさらに向上させることができる。また、第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性をさらに向上させることができる。
本発明の電気光学装置は、基板に形成される表示部と、該表示部に電気的に接続され、前記基板の第1面の第1の端部の第1領域に配置された第1端子と、前記第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、前記基板の前記第1面に対して裏側となる第2面に形成された透明導電膜と前記基板の前記第2面の前記第1領域に対応する領域に対して前期基板の第1の端部とは反対側で隣接する第2領域に端部が前記透明導電膜に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1ヒーター用配線と、前記基板の前記第2面の前期基板の第1の端部と対向する第2の端部側の第3領域に端部が前記透明導電膜に異方性導電接着フィルムを介して接続された第2ヒーター用配線とを有する第2の可撓性回路基板と、を備え、前記基板の前記第2面のうち前記第1の領域と平面的に重なる領域を平滑面とし、前記基板の前記第1面のうち前記第2及び前記第3領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
また、本発明の電気光学装置の前記第2の可撓性回路基板は前記第2領域に接続された第1ヒーター用配線と第3領域に前記基板の第1の端部と平行になるように引き回されて接続された第2ヒーター用配線とを有する。
これによれば、第1の端子と第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具の圧着部材により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる電気光学装置において、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された第2の可撓性回路基板が前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されることを特徴とする。
[適用例7]上記適用例にかかる電気光学装置は、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された前記第2の端子とを備えていることを特徴とする。
これにより、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる電気光学装置は、前記基板の第1面に配置された前記第1の端子と、前記第1の端子に前記異方性導電接着フィルムを介して接続された前記第1の可撓性回路基板と、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された前記第2の端子とを備え、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これによれば、基板の第1面に配置された第1の端子と、第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された第2の端子を備え、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板と平面的に重なる領域を平滑面としているので、たとえば、第1の端子と第1の可撓性回路基板を圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させた電気光学装置を得ることができる。
[適用例8]上記適用例にかかる電気光学装置において、前記基板の第1面のうち前記第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これにより、基板の第1面のうち第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としているので、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる電気光学装置において、前記第1の可撓性回路基板は、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されていることを特徴とする。
[適用例9]上記適用例にかかる電気光学装置において、前記第1の可撓性回路基板または第2の可撓性回路基板は、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されていることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。また、第1の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができる。これにより、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる電気光学装置において、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続された第2の可撓性回路基板を備えることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例10]上記適用例にかかる電気光学装置において、前記第2の端子は、前記基板の第2面に形成された電極に電気的に接続されていることを特徴とする。
これによれば、第2面に形成された電極に、第2の端子を介して第2の可撓性回路基板との接続をすることができ、その接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例11]本適用例にかかる入力装置は、基板に形成される表示入力部と該表示入力部に電気的に接続された第1の端子と、前記基板の第1面の第1の領域に配置された前記第1の端子と、前記第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、前記基板の第1面に対して裏側となる第2面のうち前記第1の領域と平面的に重ならない第2の領域に配置された第2の端子とを備え、前記基板の第2面のうち前記第1の領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これによれば、第1の端子と第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具の圧着部材により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる入力装置において、前記基板の第1面に配置された前記第1の端子と、前記第1の端子に前記異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された前記第2の端子とを備え、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これによれば、基板の第1面に配置された第1の端子と、第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された第2の端子を備え、基板の第2面のうち第1の可撓性回路基板と平面的に重なる領域を平滑面としているので、たとえば、第1の端子と第1の可撓性回路基板を圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、たとえば圧着治具により平滑面を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させた電気光学装置を得ることができる。
[適用例12]上記適用例にかかる入力装置において、前記基板の第2面のうち前記第1の可撓性回路基板が対向する領域と重ならない領域に配置された前記第2の端子とを備えていることを特徴とする。
これにより、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例13]上記適用例にかかる入力装置において、前記基板の第1面のうち前記第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする。
これにより、基板の第1面のうち第2の領域と平面的に重なる領域を平滑面としているので、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる入力装置において、前記第1の可撓性回路基板は、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して、前記第2の端子と接続されていることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。また、第1の端子とたとえば第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができる。これにより、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
上記適用例にかかる入力装置において、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して、前記第2の端子と接続された第2の可撓性回路基板を備えることを特徴とする。
[適用例14]上記適用例にかかる入力装置において、前記第1の可撓性回路基板または第2の可撓性回路基板は、前記第2の領域において、前記異方性導電接着フィルムを介して前記第2の端子と接続されていることを特徴とする。
これによれば、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子および第1の可撓性回路基板が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
[適用例15]本適用例にかかる実装構造体の製造方法は、基板に接続された可撓性回路基板を具備する実装構造体の製造方法であって、前記実装構造体は、前記基板の第1面に配置された第1の端子と、前記第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1接続端子部を有する第1の可撓性回路基板と、前記基板の前記第1面に対して裏側となる第2面に配置された第2の端子と、前記第2の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続される第2接続端子部を有する前記第1の可撓性回路基板または接続端子部を有する第2の可撓性回路基板を備え、前記第1の端子と、前記第1の可撓性回路基板の前記第1接続端子部とを平滑面からなる前記基板の第2面の前記第2の端子と重なる領域を圧着面として圧着する第1の圧着工程と、前記第1の圧着工程後に、前記基板の前記第1の端子と平面的に重なる領域と異なる領域に配置された第2の端子と、前記第1の可撓性回路基板の第2接続端子部または前記第2の可撓性回路基板の接続端子部とを、前記第1の可撓性回路基板の第1接続端子部を回避しながら平滑面からなる前記基板の第1面の前記第2の端子と重なる領域を圧着面として圧着する第2の圧着工程とを具備することを特徴とする。
本適用例にかかる実装構造体の製造方法において、基板と、前記基板に接続された第1の可撓性回路基板と、前記基板に接続された第2の可撓性回路基板とを具備する実装構造体の製造方法であって、前記基板の第1面に配置された第1の端子と、前記第1の可撓性回路基板とを平滑面からなる圧着面で圧着する第1の圧着工程と、前記第1の圧着工程後に、前記基板の第2面のうちの前記第1の端子と平面的に重なる領域と異なる領域に配置された第2の端子と、前記第2の可撓性回路基板とを前記第1の可撓性回路基板を回避しながら前記平滑面からなる圧着面で圧着する第2の圧着工程とを具備することを特徴とする。
本適用例にかかる実装構造体の製造方法において、基板と、前記基板に接続された第1の可撓性回路基板とを具備する実装構造体の製造方法であって、前記基板の第1面に配置された第1の端子と、前記第1の可撓性回路基板とを平滑面からなる圧着面で圧着する第1の圧着工程と、前記基板の第2面のうちの前記第1の端子と平面的に重なる領域と異なる領域に配置された第2の端子と、前記第1の可撓性回路基板とを、前記第1の可撓性回路基板を回避しながら平滑面からなる圧着面で圧着する第2の圧着工程とを具備することを特徴とする。
これによれば、基板の第1面に配置された第1の端子と、第1の可撓性回路基板とを平滑面からなる圧着面で圧着する第1の圧着工程と、第1の圧着工程後に、基板の第2面のうちの第1の端子と平面的に重なる領域と異なる領域に配置された第2の端子と、第2の可撓性回路基板とを第1の可撓性回路基板を回避しながら平滑面からなる圧着面で圧着する第2の圧着工程とを備えているので、たとえば、第1の端子と第1の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第2端子が挟まれず、圧着治具により第1の可撓性回路基板を圧着することができる。したがって、基板および第1の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、この後に、第2の端子とたとえば第2の可撓性回路基板とを圧着して接続する場合に、圧着治具の間に第1の端子が挟まれない。したがって、既に基板と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができ、基板の第2面側での第2の端子と第2の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
また、これによれば、基板の第2面の第1の領域に配置された第1の端子と第1の可撓性回路基板とが圧着されていても、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子および第2の可撓性回路基板を均等な力で押圧することができる。これにより、基板の第2面の第2の領域に配置された第2の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。また、上述と同様に、基板の第1面側での第1の端子と第1の可撓性回路基板との接続の信頼性を向上させることができる。
本適用例にかかる電子機器は、上述した実装構造体を備えたことを特徴とする。
これによれば、基板の表裏面(第1面および第2面)での基板と回路基板との接続信頼性を向上させることが可能な実装構造体を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
[適用例16]本適用例にかかる電子機器は、上述した電気光学装置を備えたことを特徴とする。
これによれば、基板の表裏面(第1面および第2面)での基板と回路基板との接続信頼性を向上させることが可能な電気光学装置を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
本適用例にかかる電子機器は、上述した入力装置を備えたことを特徴とする。
これによれば、基板の表裏面(第1面および第2面)での基板と回路基板との接続信頼性を向上させることが可能な入力装置を備えているので、表示性能に優れた電子機器を得ることができる。
以下、実施形態を図面に基づき説明する。なお、以下実施形態を説明するにあたっては、実装構造体、電気光学装置としての液晶装置、具体的には反射半透過型のTFT(Thin Film Transistor)アクティブマトリックス方式の液晶装置、液晶装置の製造方法、およびその液晶装置を用いた電子機器について説明するが、これに限られるものではない。また、以下の図面においては各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数などが異なっている。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の液晶装置の概略斜視図である。図2は、図1の液晶装置のA−A断面図、図3は図1の液晶装置の概略平面図である。図4は、図3の液晶装置の液晶パネルの張り出し部の部分拡大平面図である。なお、図3、図4では、後述する第1の可撓性回路基板3Aを湾曲させる前の状態を示す。
(液晶装置の構成)
図1に示すように、液晶装置1は、液晶パネル2と、液晶パネル2に接続された第1の可撓性回路基板3Aと、第2の可撓性回路基板3Bとを備えている。なお、液晶装置1は、液晶パネル2を支持するフレーム4などのその他の付帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2は、基板5と、基板5に対向するように設けられた基板6と、基板5,6の間に設けられたシール材7および基板5,6により封止された図示しない液晶とを備えている。液晶には、たとえばTN(Twisted Nematic)が用いられている。
基板5および基板6は、たとえばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板状部材である。基板5の液晶側の面である第1面5Aには表示部を形成するために、ゲート電極8、ソース電極9、薄膜トランジスタ素子Tおよび画素電極10が形成されており、基板6の液晶側には、共通電極6aが形成されている。この表示部に、第1の端子が電気的に接続されている。
ゲート電極8はX方向に、ソース電極9はY方向に、それぞれたとえばアルミニウムなどの金属材料などによって形成されている。ソース電極9は、たとえば図1に示すように上半分が左側に、下半分が右側に引き回されて形成されている。なお、ゲート電極8およびソース電極9の本数は、液晶装置1の解像度や表示領域の大きさに応じて適宜変更可能である。
薄膜トランジスタ素子Tは、ゲート電極8、ソース電極9および画素電極10にそれぞれ接続される3つの端子を備えている。薄膜トランジスタ素子Tは画素電極10、ゲート電極8、ソース電極9に接続されている。これにより、ゲート電極8に電圧を印加したときに、ソース電極9から画素電極10にまたはその逆に電流が流れるように構成されている。
また、基板5は、基板6の外縁から張り出した領域(以下、「張り出し部」と表記する)5aを備えている。張り出し部5aの第1面5A上には、出力配線11〜13、入力配線14,15が付設されていると共に、たとえば液晶を駆動するためのドライバIC16が実装されている。
出力配線11は、図2に示すように一端部18がドライバIC16のドライバ側出力端子19に接続され、他側がゲート電極8に繋がっている。出力配線12および出力配線13は、一端部がドライバIC16の図示しないドライバ側出力端子に接続され、他側がソース電極9に繋がっている。
入力配線14は、図2に示すように、一端部21がドライバIC16のドライバ側入力端子22に接続されている。入力配線14の他端には、図2、図3に示すように、第1の領域に配置された第1の端子としての接続端子部14Aが配置されている。
接続端子部14Aは、図2、図3に示すように、基板5の第1面5Aに配置されている。この接続端子部14Aは、図2に示すように、可撓性を有する第1の可撓性回路基板3Aの一面側に形成された接続部23に異方性導電接着フィルムであるACF(Anisotropic Conductive Film)24などを介して接続されている。接続端子部14Aは、図4に示すように、複数配設されており、複数の接続端子部14Aのうち少なくとも一つは、ITO(Indium Tin Oxide)などの導電性を有する透明材料で形成されている。本実施形態では、複数の接続端子部14Aのうち液晶パネル2の長手方向(図4のX方向)に直角に交わる方向(図4のY方向)で液晶パネル2の一番外側に配置された接続端子部14A(図4に斜線で示す接続端子部14A)が導電性を有する透明材料で形成されている。
入力配線15は、図3に示すように、それぞれ一端部がドライバIC16の図示しないドライバ側入力端子にACFを介して接続され、第1の端子としての接続端子部15Aが第1の可撓性回路基板3Aの一面側に形成された図示しない接続部にACF24などを介して接続されている。接続端子部15Aは、図3に点線で示す部分である。
ドライバIC16は、図2に示すように、ドライバIC16の実装面側に突設されたドライバ側入力端子22と、ドライバ側出力端子19とを備えている。ドライバIC16はたとえばACF24などの接着材により基板5側に実装されている。
基板5の張り出し部5aは、図3に示すように、第1の可撓性回路基板3Aに平面的に重なる一辺5bを有している。
張り出し部5aには、図4に示すように、第1の可撓性回路基板3Aとの後述するアライメントに用いられる第1のマーク44、第2の可撓性回路基板3Bとの後述するアライメントに用いられる第2のマーク45が配置されている。第1のマーク44は、たとえば所定間隔で配置された4個の平行線分であり、第2のマーク45は、たとえば円環形状である。なお、第2のマーク45は、複数個形成されている(図示を省略)。また、第1および第2のマーク44,45の形状、数、および領域などについては特に限定されない。
さらに、基板5は、第1面5Aのうち第2の可撓性回路基板3Bと平面的に重なる領域に平滑面5Hを備えている。ここで、この平滑面5Hは、基板5の第1面5Aが露出している状態であり、配線または接続端子または電子部品などが配置されていない状態である。圧着時または圧着後において、平滑面5Hは、テープ保護膜または電子部品などにより覆われるなどして、露出しない状態になっていても良い。
基板5の第1面5Aに対して裏側(反対側)となる第2面5Bには、図1、図2に示すように、透明導電膜30がたとえば第2面5Bに平面的に重なるように配置されている。基板5は、第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Aと平面的に重なる領域に第2面5Bが露出した平滑面を有しており、平滑面に重なる透明導電膜30は平滑面30Hを備えている。透明導電膜30は、たとえばITOなどの導電性を有する透明材料を用いて形成されている。透明導電膜30は、図3に示すように、透明導電膜30の一部分であり、第2の領域に配置された第2の端子としての接続端子部30Aを含んでいる。図3では、接続端子部30Aを斜線で示した。接続端子部30Aは、後述する第1のヒータ用配線41の端部が平面的に重なって圧着接続される部分である。第2の端子としての接続端子部30Aは、図3に示すように、基板5の第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Aが対向する領域と重ならない領域に配置されている。つまり、接続端子部30Aは、基板5の第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Aに平面的に重なる領域とは異なる(重ならない)領域に配置されている。接続端子部30Aは、図3に示すように、第1の端子としての接続端子部14Aおよび15Aと平面的に異なる(重ならない)領域に配置されている。
透明導電膜30の基板5側とは反対側には、図2に示すように、導光板31および反射板32が配置されている。導光板31は、透明導電膜30を介して基板5に平面的に重なるように配置されている。導光板31は、後述するLED33からの光を基板5の長手方向(図2のX方向)などに導くために用いられる。反射板32は、LED33からの光を液晶側に反射するために用いられている。
第1の可撓性回路基板3Aは、図2に示すように、その一端部が張り出し部5aにたとえばACF24を介して接続されていると共に、曲げられて、その他端部が反射板32に接着されている。第1の可撓性回路基板3Aは、図3に示すように、一辺5bの近くで一辺5bに平行な方向(図3のY方向)で基板5の左側に接続されている。
第1の可撓性回路基板3Aは、図2に示すように、可撓性基材20と、接続部23と、LED33と、可撓性基材20上に引き回された配線34と、図4に示す第3のマーク46とを備えている。
可撓性基材20は、第1の可撓性回路基板3Aの基材として用いられており、たとえば構成材料には樹脂材料などが用いられている。樹脂材料としては、たとえばポリイミドが用いられている。可撓性基材20の他端部は、図2に示すように、反射板32に接着剤などにより接着されている。
接続部23は、図2に示すように、ACF24を介して接続端子部14Aに接続されている。接続部23は、可撓性基材20上に引き回された配線34に接続されている。
LED33は、図2に示すように、配線34に接続されて可撓性基材20上に実装されている。LED33は、導光板31に光を射出することができるように、たとえば導光板31に隣接するように可撓性基材20上に配置されている。
第3のマーク46は、図4に示すように、十字形状を有している。第3のマーク46は、図4に示すように、基板5と、第1の可撓性回路基板3Aとの後述するアライメント時に用いられる。なお、第3のマーク46の形状、数、および位置などについては特に限定されない。
第2の可撓性回路基板3Bは、可撓性を有しており、図3に示すように、基板5と第1の可撓性回路基板3Aとが接続された領域より一辺5bに平行な方向(横方向としての図3のY方向)にずれた領域で基板5の第2面5B側に接続されている。第2の可撓性回路基板3Bは、図3に示すように、第2面5Bのうちの接続端子部14A,15Aと平面的に重なる領域と異なる領域で基板5の第2面5B側に接続されている。
第2の可撓性回路基板3Bは、図3に示すように、腐食防止用のたとえばポリイミド製などの樹脂基板40、透明導電膜30に電力を供給するための第1のヒータ用配線41および第2のヒータ用配線42、第4のマーク47(図4参照)を備えている。
第1のヒータ用配線41は、図2、図3に示すように、第2の端子としての接続端子部30Aに図3では図示を省略したACF24を介して接続されている。
第2のヒータ用配線42は、図3に示すように、たとえば基板5の長手方向の一辺5b側とは反対側の端部に一辺5bに平行になるように引き回され、透明導電膜30に図示しないACF24を介して接続されている。第2のヒータ用配線42は、たとえば図3に斜線で示す領域Dで透明導電膜30に接続されている。なお、第2のヒータ用配線42は、たとえば接地されている。
第4のマーク47は、図4に示すように、点形状である。第4のマーク47は、基板5と第2の可撓性回路基板3Bとのアライメントに用いられる。なお、第4のマーク47は複数個形成されている(図示を省略)。また、第4のマーク47の形状、数、および位置などについては特に限定されない。
(液晶装置の製造方法)
次に、第1実施形態の液晶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図5は、第1実施形態の液晶装置1の製造工程を示すフローチャートである。図6は、基板5と第1の可撓性回路基板3Aとの圧着時の概略平面図である。図7は、基板5と第1の可撓性回路基板3Aとの圧着時の概略断面図である。図8は、基板5と第2の可撓性回路基板3Bとの圧着時の概略平面図である。図9は、基板5と第2の可撓性回路基板3Bとの圧着時の概略断面図である。なお、本実施形態では、液晶パネル2の張り出し部5aの入力配線15などの引き回し工程、および第1の可撓性回路基板3A、第2の可撓性回路基板3Bの圧着工程(S3)について中心的に説明する。
まず、液晶パネル2を製造する(S1)。このとき、図3に示すように、基板5に付設された入力配線15などの配線を、少なくとも接続端子部30Aに平面的に重なる領域とは異なる領域に配置する。また、図4に示すように、張り出し部5aに第1のマーク44と、第2のマーク45とを形成する。さらに、基板5の第2面5B側に透明導電膜30をITOなどの導電性を有する透明材料で形成する。
次に、第1の可撓性回路基板3Aと、第2の可撓性回路基板3Bとを製造する(S2)。このとき、第1の可撓性回路基板3Aには、図4に示すように、第1のマーク44に対応する第3のマーク46を形成し、第2の可撓性回路基板3Bには、第2のマーク45に対応する第4のマーク47を形成する。なお、第2のマーク45については異なる位置に複数個形成する。
次いで、図示しないステージ上に液晶パネル2を載置するなどし、図6に示すように、第1のマーク44と、第3のマーク46とをカメラなどで見ながら位置合わせする。これにより、液晶パネル2と、第1の可撓性回路基板3Aとを位置合わせする。このとき、たとえば透明な基板5および透明な接続端子部14Aを介して第1の可撓性回路基板3Aの接続部23の位置を確実に見ることで、正確な位置合わせを行う。
続いて、図6、図7に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、基板5の第1面5Aに配置された接続端子部14A,15Aと、第1の可撓性回路基板3Aの接続部23とを、ACF24を介して加熱圧着する(S3)。これにより、図6に斜線で示す領域が押圧される。このとき、図7に示すように、たとえば基板5の第2面5B(透明導電膜30)と、圧着ヘッド50との間には、介在するものがなく基板5の第2面5Bが露出した平滑面を有し透明導電膜30が平滑面30Hを有するので、複数の接続部23と接続端子部14Aとが均等に押圧される。なお、圧着ヘッド50,51は、第1の可撓性回路基板3A、透明導電膜30を押圧する平滑面を備えている。
加熱圧着後、たとえば透明な基板5および透明な接続端子部14Aを介して、透明な接続端子部14Aと接続部23との間などにあるACF24の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。
次いで、図示しないステージ上に液晶パネル2を載置するなどしておき(図9参照)、図8に示すように、第2のマーク45と、第4のマーク47とをカメラなどで見ながら位置合わせする。これにより、液晶パネル2と、第2の可撓性回路基板3Bとを位置合わせする。
次に、図8、図9に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、基板5の第2面5Bに配置された透明導電膜30の接続端子部30Aと、第2の可撓性回路基板3Bの第1のヒータ用配線41とを、ACF43を介して加熱圧着する(S3)。これにより、図8に斜線で示す領域が押圧される。このとき、図9に示すように、たとえば基板5の第1面5Aと、圧着ヘッド50との間には、介在するものがなく平滑面5Hを有するので、第1のヒータ用配線41と接続端子部30Aとが均等に押圧される。
ここで、この平滑面5Hは、基板5の第1面5Aが露出している状態であり、配線または接続端子または電子部品などが配置されていない状態である。圧着時または圧着後において、平滑面5Hは、テープ保護膜または電子部品などにより覆われるなどして、露出しない状態になっていても良い。
加熱圧着後、たとえば透明な基板5および透明な接続端子部30Aを介して、接続端子部30Aと第1のヒータ用配線41との間などにあるACF43の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。
次に、液晶パネル2にフレーム4、導光板31などを固定するなどする(S4)。
そして、第1の可撓性回路基板3Aを基板5の張り出し部5a側からフレーム4側へ略U字状に曲げて第1の可撓性回路基板3Aの他端部をたとえば反射板32側に固定するなどして液晶装置1を製造する(S5)。
以上で液晶装置1の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、第1面5Aに配置された接続端子部14Aと、第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Aが対向する領域と重ならない領域に配置された接続端子部30Aとを備え、基板5の第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Aと平面的に重なる領域に平滑面(平滑面30H)を備えているので、たとえば、図7に示すように、接続端子部14Aと第1の可撓性回路基板3Aとを圧着して接続する場合に、圧着ヘッド50および圧着ヘッド51の間に接続端子部30Aおよび第1のヒータ用配線41の端部が挟まれず、圧着ヘッド50により平滑面30Hを圧着することができる。したがって、基板5および第1の可撓性回路基板3Aを均等な力で押圧することができ、基板5の第1面5A側での接続端子部14Aと第1の可撓性回路基板3Aとの接続の信頼性を向上させることができる。
また、この後に、図9に示すように、接続端子部30Aと第2の可撓性回路基板3Bとを圧着して接続する場合に、圧着ヘッド50および圧着ヘッド51の間に接続端子部14Aなどが挟まれず、圧着ヘッド50により平滑面5Hを圧着することができる。したがって、既に基板5と第1の可撓性回路基板3Aとが圧着されていても、基板5および第2の可撓性回路基板3Bを均等な力で押圧することができ、基板5の第2面5B側での接続端子部30Aと第2の可撓性回路基板3Bとの接続の信頼性を向上させることができる。
さらに、図3に示すように、入力配線14,15は、接続端子部30Aと平面的に重なる領域とは異なる領域に引き回されている。これにより、たとえば基板5と第1の可撓性回路基板3Aとを圧着した後に、基板5と第2の可撓性回路基板3Bとを圧着する場合に、図9に示すように、圧着ヘッド50と圧着ヘッド51との間に基板5、接続端子部30Aおよび第2の可撓性回路基板3Bのみが挟まれ、入力配線15などが挟まれることを防止することができる。したがって、入力配線15などが圧着ヘッド50,51に挟まれる場合に接続端子部30Aを均一に押圧することができなくなるのに対して、接続端子部30Aに対して第2の可撓性回路基板3Bを均一に押圧することができる。その結果、入力配線15などの影響を受けることなく、基板5に配置された接続端子部30Aと、第2の可撓性回路基板3Bの第1のヒータ用配線41との接続の信頼性を向上させることができる。
また、基板5は透明であり、複数の接続端子部14Aのうち少なくとも一つは、透明部を備えている。たとえば複数の接続端子部14Aのうち少なくとも一つは、導電性を有する透明材料で形成されている。これにより、たとえばACF24を介して基板5に対して第1の可撓性回路基板3Aを圧着した後に、透明な基板5および透明な接続端子部14Aを介して、導電粒子の状態を容易に観察することができる。したがって、観察結果に応じて、たとえば基板5と第1の可撓性回路基板3Aとの圧着を適宜調整することで、接続端子部14Aと第1の可撓性回路基板3Aの接続部23との接続の信頼を向上させることができる。また、透明な基板5および透明な接続端子部14Aを介して、たとえば第1の可撓性回路基板3Aの接続部23を見ることで、圧着前において、基板5に対する第1の可撓性回路基板3Aのアライメントを正確に行うこともできる。
さらに、基板5には、第1の可撓性回路基板3Aとのアライメントに用いられる第1のマーク44と、第2の可撓性回路基板3Bとのアライメントに用いられる第2のマーク45とが形成されている。また、第1の可撓性回路基板3Aには、基板5とのアライメントに用いられ第1のマーク44に対応する第3のマーク46が形成されている。さらに、第2の可撓性回路基板3Bには、基板5とのアライメントに用いられ第2のマーク45に対応する第4のマーク47が形成されている。これにより、第1のマーク44および第3のマーク46を用いることで、基板5と第1の可撓性回路基板3Aとのアライメントを行うと共に、第2のマーク45および第4のマーク47を用いることで、基板5と第2の可撓性回路基板3Bとのアライメントを行うことができる。このとき、第1のマーク44と第3のマーク46が対応し、第2のマーク45と第4のマーク47とがそれぞれ対応するので、基板5と第1の可撓性回路基板3Aとのアライメント、および基板5と第2の可撓性回路基板3Bとのアライメントを間違いなく正確かつ容易に行うことができる。
図10は、貫通孔が形成された接続端子部を備えた液晶パネルの部分平面図である。
第1実施形態では、基板5と、第1の可撓性回路基板3Aとの位置合わせをしたり、ACF24の導電粒子の状態を観察するなどをするために、透明な接続端子部14Aを備える例を示した。しかし、図10に示すように、たとえば透明な接続端子部14Aの代わりに、貫通孔55が形成された接続端子部14A’を備えるようにしてもよい。
このような構成にしても、たとえばACF24を介して基板5に対して第1の可撓性回路基板3Aを圧着した後に、透明な基板5および接続端子部14A’の貫通孔55を介して、接続端子部14A’と第1の可撓性回路基板3Aの接続部23との間で導電粒子の状態を容易に観察することができる。したがって、観察結果に応じて、たとえば基板5と第1の可撓性回路基板3Aとの圧着を適宜調整することで、接続端子部14A’と第1の可撓性回路基板3Aの接続部23との接続の信頼を向上させることができる。また、透明な基板5および接続端子部14A’の貫通孔55を介して、たとえば第1の可撓性回路基板3Aの接続部23を見ることで、圧着前において、基板5に対する第1の可撓性回路基板3Aのアライメントを正確に行うこともできる。なお、接続端子部14A’に貫通孔55が形成されている例を示した。しかし、接続端子部14A’に図示しない切り欠き部が形成されているようにしてもよい。このような構成によれば、透明な基板5および接続端子部の切り欠き部を介して、接続端子部と第1の可撓性回路基板3Aの接続部23との間で導電粒子の状態を容易に観察することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明にかかる第2実施形態について説明する。なお、以下の本実施形態については、第1実施形態と同じ構成部材などには同じ符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。また、液晶装置の製造方法についても、第1実施形態と異なる箇所を中心的に説明する。
図11は、第2実施形態の液晶装置の概略斜視図である。図12は、図11の液晶装置のB−B断面図である。図13は、図11の液晶装置の概略平面図である。
(液晶装置の構成)
第2実施形態の液晶装置1’は、第1実施形態の液晶装置1に比べて、後述する液晶パネル2’に対する第1の可撓性回路基板3Cおよび第2の可撓性回路基板3Dの接続領域などが異なっている。
図11に示すように、液晶装置1’は、液晶パネル2’と、液晶パネル2’に接続された第1の可撓性回路基板3Cと、第2の可撓性回路基板3Dとを備えている。なお、液晶装置1’は、液晶パネル2’を支持するフレーム4などのその他の付帯機構が必要に応じて付設される。
液晶パネル2’は、第1実施形態の液晶パネル2の入力配線14,15に代えて、入力配線14’,15’を備えている。
入力配線14’は、図12に示すように、一端部21がドライバIC16のドライバ側入力端子22に接続されている。入力配線14’の他端には、図12、図13に示すように、第1の領域に配置された第1の端子としての接続端子部60が配置されている。入力配線14’は、図13に示すように、後述するヒータ入力端子部30Bと平面的に重なる領域とは異なる領域に引き回されている。
接続端子部60は、図12、図13に示すように、基板5の第1面5Aに配置されている。この接続端子部60は、図12に示すように、第1の可撓性回路基板3Cの一面側に形成された接続部23にACF24などを介して接続されている。接続端子部60は、図14に示すように、複数配設されており、複数の接続端子部60のうち少なくとも一つは、導電性を有する透明材料で形成されている。本実施形態では、複数の接続端子部60のうち液晶パネル2’の長手方向(図14のX方向)に直角に交わる方向(図14のY方向)で液晶パネル2’の一番外側に配置された接続端子部60が導電性を有する透明材料で形成されている。
入力配線15’は、図13に示すように、それぞれ一端部がドライバIC16の図示しないドライバ側入力端子にACF24を介して接続され、他端部である第1の端子としての接続端子部61がACF24などを介して第1の可撓性回路基板3Cの一面側に形成された後述する接続部に接続されている。接続端子部61は、図13に点線で示す部分である。
入力配線15’、およびその端部である接続端子部61は、図13に示すように、後述するヒータ入力端子部30Bと平面的に重なる領域とは異なる領域に配置されている。
張り出し部5aには、図14に示すように、第1の可撓性回路基板3Cとの後述するアライメントに用いられる第1のマーク44、第2の可撓性回路基板3Dとの後述するアライメントに用いられる第2のマーク45’が配置されている。第1のマーク44は、たとえば所定間隔で配置された4個の平行線分であり、第2のマーク45’は、たとえば円環形状である。なお、第2のマーク45’は複数形成されている(図示を省略)。また、第1および第2のマーク44,45’の形状、数、および位置などについては特に限定されない。
さらに、基板5の第1面5Aに対して裏側(反対側)となる第2面5Bには、図11、図12に示すように、透明導電膜30がたとえば第2面5Bに平面的に重なるように配置されている。透明導電膜30は、たとえばITOなどの導電性を有する透明材料を用いて形成されている。透明導電膜30は、図13に示すように、透明導電膜30の一部分であり、第2の領域に配置された第2の端子としてのヒータ入力端子部30Bを含んでいる。図13では、ヒータ入力端子部30Bを斜線で示した。ヒータ入力端子部30Bは、後述する第1のヒータ用配線41’の端部が平面的に重なって圧着接続される部分である。第2の端子としてのヒータ入力端子部30Bは、図13に示すように、基板5の第2面5Bのうち第1の可撓性回路基板3Cに平面的に重なる領域とは異なる(重ならない)領域に配置されている。第2の端子としてのヒータ入力端子部30Bは、図13に示すように、第1の端子としての接続端子部60および61と平面的に異なる領域に配置されている。
第1の可撓性回路基板3Cは、図12に示すように、その一端部が張り出し部5aにたとえばACF24を介して接続されていると共に、曲げられて、その他端部が反射板32に接着されている。第1の可撓性回路基板3Cは、図13に示すように、一辺5bの近くで基板5に接続されている。
第1の可撓性回路基板3Cは、図13、図14に示すように、基板5の一辺5bに平行な方向(図13、図14のY方向)に亘って接続されるように配置されている。
第1の可撓性回路基板3Cの一面には、図12に示すように、ACF24を介して接続端子部60,61に接続された接続部23が配置されている。これらの接続部23は、第1の可撓性回路基板3Cの一面に付設された配線34などに接続されている。
第2の可撓性回路基板3Dは、図13に示すように、基板5と第1の可撓性回路基板3Cとが接続された領域より一辺5bに平行な方向(図13のY方向)に直角に交わる方向(図13のX方向)にずれた領域で基板5の第2面5B側に接続されている。第2の可撓性回路基板3Dは、図13に示すように、第2面5Bのうちの接続端子部60,61と平面的に重なる領域と異なる領域で基板5の第2面5B側に接続されている。
第2の可撓性回路基板3Dは、図13に示すように、腐食防止用のたとえばポリイミド製などの樹脂基板40’、透明導電膜30に電圧を印加するための第1のヒータ用配線41’および第2のヒータ用配線42、第4のマーク47’(図16参照)を備えている。
第1のヒータ用配線41’は、図12、図13に示すように、第2の端子としてのヒータ入力端子部30Bに図13では図示を省略したACF24を介して接続されている。
第2のヒータ用配線42は、図13に示すように、たとえば基板5の長手方向で一辺5b側とは反対側の端部に一辺5bに平行になるように引き回され、透明導電膜30に図示しないACF24を介して領域Dで接続されている。なお、第2のヒータ用配線42は、たとえば接地されている。
第4のマーク47’は、図16に示すように、点形状である。第4のマーク47’は、基板5と第2の可撓性回路基板3Dとのアライメントに用いられる。なお、第4のマーク47’は、複数個形成されている(図示を省略)。また、第4のマーク47’の形状、数、および位置などについては特に限定されない。
(液晶装置の製造方法)
次に、第2実施形態の液晶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図14は、第2実施形態の基板5と第1の可撓性回路基板3Cとの圧着時の概略平面図である。図15は、第2実施形態の基板5と第1の可撓性回路基板3Cとの圧着時の概略断面図である。図16は、第2実施形態の基板5と第2の可撓性回路基板3Dとの圧着時の概略平面図である。図17は、第2実施形態の基板5と第2の可撓性回路基板3Dとの圧着時の概略断面図である。なお、本実施形態では、液晶パネル2’の張り出し部5aの入力配線14’,15’の引き回し工程など、および第1の可撓性回路基板3C、第2の可撓性回路基板3Dの圧着工程について中心的に説明する。
まず、液晶パネル2’を製造する。このとき、図13に示すように、基板5に付設された入力配線14’,15’を、少なくともヒータ入力端子部30Bに平面的に重なる領域とは異なる領域に配置する。また、図14に示すように、張り出し部5aに第1のマーク44と、第2のマーク45’とを形成する。なお、第2のマーク45’は、複数個形成する(図示を省略)。さらに、基板5の第2面5B側に透明導電膜30(その一部にヒータ入力端子部30Bを含む)をITOなどの導電性を有する透明材料で形成する。
次に、第1の可撓性回路基板3Cと、第2の可撓性回路基板3Dとを製造する。このとき、第1の可撓性回路基板3Cには、図14に示すように、第1のマーク44に対応する第3のマーク46を形成し、第2の可撓性回路基板3Dには、図13に示す第2のマーク45’に対応する第4のマーク47’を形成する。なお、第4のマーク47’は、複数個形成する(図示を省略)。
次いで、図示しないステージ上に液晶パネル2’を載置するなどし、図14に示すように、第1のマーク44と、第3のマーク46とをカメラなどで見ながら位置合わせする。このとき、たとえば透明な基板5および透明な接続端子部60を介して第1の可撓性回路基板3Cの接続部23の位置を確実に見ることで、正確な位置合わせを行う。
続いて、図14、図15に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、基板5の第1面5Aに配置された接続端子部60,61と、第1の可撓性回路基板3Cの接続部23とを、ACF24を介して加熱圧着する。これにより、図14に斜線で示す領域が押圧される。このとき、図15に示すように、たとえば基板5の第2面5B(透明導電膜30)と、圧着ヘッド50との間には、介在するものがなく基板5の第2面5Bは平滑面5Jであるので、複数の接続部23と接続端子部60,61とが均等に押圧される。
ここで、この平滑面5Jは、基板5の第2面5Bが露出している状態であり、配線または接続端子または電子部品などが配置されていない状態である。圧着時または圧着後において、平滑面5Jは、テープ保護膜または電子部品などにより覆われるなどして、露出しない状態になっていても良い。
加熱圧着後、たとえば透明な基板5および透明な接続端子部60を介して、透明な接続端子部60と接続部23との間などにあるACF24の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。
次いで、図示しないステージ上に液晶パネル2’を載置するなどしておき、図16に示すように、第2のマーク45’と、第4のマーク47’とをカメラなどで見ながら位置合わせする。これにより、液晶パネル2’と、第2の可撓性回路基板3Dとを位置合わせする。
次に、図16、図17に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、基板5の第2面5Bに配置された透明導電膜30のヒータ入力端子部30Bと、第2の可撓性回路基板3Dの第1のヒータ用配線41’とを、ACF43を介して加熱圧着する。これにより、図16に斜線で示す領域が押圧される。このとき、図17に示すように、既に基板5側と第1の可撓性回路基板3Cとが圧着されているが、たとえば基板5の第1面5Aと、圧着ヘッド50との間には、介在するものがなく基板5の第1面5Aは平滑面5Hである。したがって、第1のヒータ用配線41’とヒータ入力端子部30Bとが図示しない導電粒子を介して均等に押圧される。
加熱圧着後、たとえば透明な基板5および透明なヒータ入力端子部30Bを介して、ヒータ入力端子部30Bと第1のヒータ用配線41’との間などにあるACF43の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。
次に、液晶パネル2’にフレーム4、導光板31などを固定するなどし、第1の可撓性回路基板3Cを略U字状に曲げて、たとえば反射板32側に固定するなどして液晶装置1’を製造する。
以上で液晶装置1’の製造方法についての説明を終了する。
このように本実施形態によれば、基板5は、第1の可撓性回路基板3Cに平面的に重なる一辺5bを有し、第1の可撓性回路基板3Cは、一辺5bの近くで基板5の第1面5A側に接続されている。そして、第2の可撓性回路基板3Dは、基板5と第1の可撓性回路基板3Cとの接続領域より一辺5bに直角に交わる方向(図13のX方向)にずれた領域で基板5の第2面5B側に接続されている。このため、たとえば基板5の一辺5bの近くに第1の可撓性回路基板3Cを接続するために、図15に示すように、基板5に第1の可撓性回路基板3Cを圧着するときに、ヒータ入力端子部30Bおよび第1のヒータ用配線41’が挟まれることがなく、平滑面5Jを圧着ヘッド50により圧着することができる。したがって、圧着ヘッド51により第1の可撓性回路基板3Cを均等な力で押圧することができる。よって、基板5の第1面5A側の接続端子部60,61と第1の可撓性回路基板3Cの接続部23とを接続の信頼性を損なうことなく接続することができる。
また、この後、第2の可撓性回路基板3Dを圧着するために、図17に示すように、基板5に第2の可撓性回路基板3Dを圧着するときに、既に基板5と第1の可撓性回路基板3Cとが圧着されていても、接続端子部60,61などが圧着ヘッド50と基板5との間に挟まれることがなく、圧着ヘッド50により平滑面5Hを圧着することができる。したがって、圧着ヘッド51により第2の可撓性回路基板3Dを均等な力で押圧することができる。よって、基板5の第2面5B側のヒータ入力端子部30Bと第2の可撓性回路基板3Dの第1のヒータ用配線41’とを接続の信頼性を損なうことなく接続することができる。
さらに、接続端子部60,61に接続された入力配線14’,15’が、図13に示すように、接続端子部30Aと平面的に重なる領域とは異なる領域に引き回されている。これにより、たとえば基板5と第1の可撓性回路基板3Cとを圧着した後に、基板5と第2の可撓性回路基板3Dとを圧着する場合に、図17に示すように、圧着ヘッド50と圧着ヘッド51との間に基板5、接続端子部30Aおよび第2の可撓性回路基板3Dのみが挟まれ、入力配線15’などが挟まれることを防止することができる。したがって、入力配線14’,15’などが圧着ヘッド50,51に挟まれる場合にヒータ入力端子部30Bを均一に押圧することができなくなるのに対して、ヒータ入力端子部30Bに対して第2の可撓性回路基板3Dを均一に押圧することができる。その結果、入力配線14’,15’などの影響を受けることなく、基板5に配置されたヒータ入力端子部30Bと、第2の可撓性回路基板3Dの第1のヒータ用配線41’との接続の信頼性を向上させることができる。
また、基板5は透明であり、複数の接続端子部60のうち少なくとも一つは、透明部を備えている。たとえば、複数の接続端子部60のうち少なくとも一つは、導電性を有する透明材料で形成されている。これにより、たとえばACF24を介して基板5に対して第1の可撓性回路基板3Cを圧着した後に、透明な基板5および透明な接続端子部60を介して、導電粒子の状態を容易に観察することができる。したがって、観察結果に応じて、たとえば基板5と第1の可撓性回路基板3Cとの圧着を適宜調整することで、接続端子部60と第1の可撓性回路基板3Cの接続部23との接続の信頼を向上させることができる。また、透明な基板5および透明な接続端子部60を介してたとえば第1の可撓性回路基板3Cの接続部23を見ることで、圧着前において、基板5に対する第1の可撓性回路基板3Cのアライメントを正確に行うこともできる。
さらに、基板5には、第1の可撓性回路基板3Cとのアライメントに用いられる第1のマーク44と、第2の可撓性回路基板3Dとのアライメントに用いられる第2のマーク45’とが形成されている。また、第1の可撓性回路基板3Cには、基板5とのアライメントに用いられ第1のマーク44に対応する第3のマーク46が形成されている。さらに、第2の可撓性回路基板3Dには、基板5とのアライメントに用いられ第2のマーク45’に対応する第4のマーク47’が形成されている。これにより、第1のマーク44および第3のマーク46を用いることで、基板5と第1の可撓性回路基板3Cとのアライメントを行うと共に、第2のマーク45’および第4のマーク47’を用いることで、基板5と第2の可撓性回路基板3Dとのアライメントを行うことができる。このとき、第1のマーク44と第3のマーク46が対応し、第2のマーク45’と第4のマーク47’とがそれぞれ対応するので、基板5と第1の可撓性回路基板3Cとのアライメント、および基板5と第2の可撓性回路基板3Dとのアライメントを間違いなく正確かつ容易に行うことができる。
(第3実施形態)
次に、本発明にかかる第3実施形態について、図18から図22を参照して説明する。なお、以下の本実施形態については、第1および第2実施形態と同じ構成部材などには同じ符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。また、液晶装置の製造方法についても、第1および第2実施形態と異なる箇所を中心的に説明する。
第3実施形態の液晶装置が、第1および第2実施形態による液晶装置に対して相違する点は、入力装置としてのタッチパネルを備えることである。
図18は、第3実施形態のタッチパネルを備えた液晶装置の概略斜視図である。図19は、図18の液晶装置のA−A断面図である。また、図20は、第3実施形態のタッチパネルの概略配線図である。図21は、第3実施形態のタッチパネルにおける接続端子部の端子配置概略図である。
(液晶装置の構成)
図18において、液晶装置101は、電気光学パネルとしての液晶パネル2と、入力装置としてのタッチパネル103とを備えている。上述の実施形態と同様に、液晶パネル2には、これを支持するフレームなどのその他の付帯機構が必要に応じて付設される。
図18および図19に示すように、タッチパネル103は、液晶パネル2の基板6上に配置されている。この場合、たとえば、接着剤などにより、貼り付けられている。接着剤としては、たとえば常温雰囲気中において圧力を加えることにより硬化するPSA(Pressure Sensitive Adhesive:感圧型接着剤)が一例として挙げられる。
図19に示すように、タッチパネル103は、透光性基板120と、第1の可撓性回路基板123aと、第2の可撓性回路基板123bと、樹脂膜124とを備えている。
透光性基板120は、たとえばガラスや合成樹脂といった透光性を有する材料からなる板状部材である。第1の可撓性回路基板123aは、透光性基板120の第1面(液晶パネル2と反対側の面)S10上に、配置されている。第2の可撓性回路基板123bは、透光性基板120の第2面(液晶パネル2側の面、第1面に対して裏側の面)S20上に、配置されている。
図20に示すように、第1電極121と、第2電極122と、第1の端子として第1接続端子部121aと、第2の端子として第2接続端子部122aとを、それぞれ複数備えている。これら第1電極121、第2電極122、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aは、たとえばITOなどの導電性を有する透明材料によって形成されている。
図20(a)に示すように、第1電極121と第1接続端子部121aとは、透光性基板120の第1面S10上に配置されている。第1電極121と第1接続端子部121aとは、たとえば実線で示す配線により、それぞれ電気的に接続されている。そして、第1電極121は、X方向に複数形成されている。第1接続端子部121aは、透光性基板120の第1面S10を構成する四辺のうち一辺に沿って、X方向に複数形成され、第1の領域に配置されている。透光性基板120の第1面S10上には、表示入力部を形成するために、第1電極121などが形成されている。この表示入力部に、第1の端子が電気的に接続されている。
図20(b)に示すように、第2電極122と第2接続端子部122aとは、透光性基板120の第2面S20上に配置されている。第2電極122と第2接続端子部122aとは、たとえば実線で示す配線により、それぞれ電気的に接続されている。そして、第2電極122は、Y方向に複数形成されている。第2接続端子部122aは、透光性基板120の第2面S20を構成する四辺のうち一辺に沿って、X方向に複数形成され、第2の領域に配置されている。
このようにして、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aは、それぞれ第1の領域および第2の領域に配置され、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に形成されている。
図21に示すように、第1の可撓性回路基板123aの一端は、各第1接続端子部121aを経由して、各第1電極121に電気的に接続されている。そして、第2の可撓性回路基板123bの一端は、各第2接続端子部122aを経由して、各第2電極122に電気的に接続されている。これら第1および第2の可撓性回路基板123a,123bの他端は、外部の制御回路、たとえば位置検出回路などに接続され、その制御回路と第1電極121および第2電極122との間で信号の入力または出力が行われる。
図19に示すように、樹脂膜124は、透光性基板120の第1面S10上に、複数の第1電極121を覆うように保護層として設けられている。そして、この樹脂膜124は、透光性基板120の第2面S20上に、複数の第2電極122を覆うように保護層として設けられている。これらの樹脂膜124は、透光性を有した感光性樹脂、たとえばアクリル樹脂などを用いて形成できる。透光性基板120の第2面S20側の樹脂膜124は、接着剤などにより、液晶パネル2の基板6上に貼り付けられている。ここで、本実施形態において、樹脂膜124は、透光性基板120の第1面S10上および第2面S20上に設けているが、それに代えて、第1面S10上または第2面S20上のいずれか一方に設けることもできる。
また、透光性基板120の第1面S10側の樹脂膜124上には、たとえば保護板ならびに枠パターンが形成されていてもよい。この場合、保護板は、たとえばPMMA(ポリメチルメタアクリレート)、ポリカーボネートなどといった透光性の樹脂などからなる。この保護板により、透光性基板120の第1面S10および複数の第1電極121を保護する。接着剤としては、たとえば上述のPSAが一例として挙げられる。
枠パターンは、Z方向から平面的に見て枠状に形成されている。枠パターンは、保護板およびタッチパネル103の第1面S10の周囲領域に形成され、たとえば液晶装置101の表示領域を規定する枠として用いられる。また、この枠パターンは、遮光性を有し、液晶装置101の表示領域以外に光が漏れ出さないようにする遮光枠として用いられる。そして、枠パターンは、たとえば黒色などの濃色の顔料または染料などを、塗布、印刷、または蒸着など様々な方法によって設けられる。
(液晶装置の製造方法)
以下、第3実施形態の液晶装置の製造方法について、図22を参照して、第1および第2実施形態と異なる箇所を中心的に説明する。図22は、第3実施形態の液晶装置のタッチパネルにおける透光性基板と第1および第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図である。
図22(a)に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、透光性基板120の第1面S10上に配置された各第1接続端子部121aと、第1の可撓性回路基板123aの一端に備えられた接続部とを、ACF128を介して加熱圧着する。このとき透光性基板120の第1面S10および各第1接続端子部121aと、圧着ヘッド51との間には、介在するものがなく、透光性基板120の第1面S10が露出した平滑面を有するので、第1の可撓性回路基板123aと各第1接続端子部121aとが均等に押圧される。
ここで、この平滑面は、基板5の第2面5Bが露出している状態であり、配線または接続端子または電子部品などが配置されていない状態である。圧着時または圧着後において、平滑面は、テープ保護膜または電子部品などにより覆われるなどして、露出しない状態になっていても良い。
図22(b)に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、透光性基板120の第2面S20上に配置された各第2接続端子部122aと、第2の可撓性回路基板123bの一端に備えられた接続部とを、ACF129を介して加熱圧着する。このとき、透光性基板120の第2面S20と、圧着ヘッド51との間には、介在するものがなく、透光性基板120の第2面S20が露出した平滑面を有するので、第2の可撓性回路基板123bと各第2接続端子部122aとが均等に押圧される。
なお、圧着ヘッド50,51は、第1の可撓性回路基板123aと各第1接続端子部121aと、そして第2の可撓性回路基板123bと各第2接続端子部122aとを、押圧する平滑面を備えている。
加熱圧着後、たとえば、透明な透光性基板120、および透明な第1接続端子部121a、または第2接続端子部122aを介して、第1接続端子部121a、または第2接続端子部122aと第1および第2の可撓性回路基板123a,123bの一端に備えられた接続部との間などにあるACF128,129の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。また、配線抵抗を下げる、または調整するなどするために、接続端子部121a,122aは、導電性を有する透明材料に、遮光性導電材料を積層したものであっても良い。遮光性導電材料としては、クロム、アルミ、モリブデン、またはタングステンなどが挙げられ、これら材料の少なくともいずれかを含む合金であってもよい。
このように本実施形態によれば、透光性基板120の第1面S10上に配置された各第1接続端子部121aと、第2面S20のうち第1の可撓性回路基板123aが対向する領域と重ならない領域に配置された第2接続端子部122aとを備え、透光性基板120の第2面S20のうち第1の可撓性回路基板123aと平面的に重なる領域に平滑面を備えている。これにより、各第1接続端子部121aと第1の可撓性回路基板123aとを圧着して接続する場合に、圧着ヘッド50および圧着ヘッド51の間に各第1接続端子部121aおよび第1の可撓性回路基板123aの一端が挟まれず、圧着ヘッド50により平滑面を圧着することができる。したがって、透光性基板120および第1の可撓性回路基板123aを均等な力で押圧することができ、透光性基板120の第1面S10側での各第1接続端子部121aと第1の可撓性回路基板123aとの接続の信頼性を向上させることができる。
また、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例)
図23は、接続端子部の配置に関する変形例を示す端子配置概略図である。
図23(a)に示すように、第3実施形態の接続端子部の配置に対して、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aが、一方向、たとえばY方向の間隔を狭くして配置されていることである。この場合においても、図示するように、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に形成されている。Y方向において接続端子部121a,122aの幅、接続端子部121a,122aのピッチが、狭いものまたは広いものいずれの場合であっても良い。
次に、図23(b)に示すように、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aは、第3実施形態の接続端子部の配置に対して、X方向においてずれて配置されていることである。この場合においても、図示するように、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に形成されている。
また、図23(c)に示すように、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aは、第3実施形態の接続端子部の配置に対して、X方向およびY方向においてずれて配置されていることである。そして、第1の可撓性回路基板123aと第2の可撓性回路基板123bは、Z方向から平面的に見て、重なるように配置されていることである。この場合においても、図示するように、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に形成されている。また、図23(b)に対して、図23(c)に2点鎖線で示す第1および第2の可撓性回路基板123a,123bは、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に配置されている。これら第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aは、それぞれ第1の領域および第2の領域に配置され、Z方向から平面的に見て、重ならない領域に形成されている。
これによれば、図23(a)、(b)、および(c)に示す接続端子部の配置であっても、上述と同様の効果を奏することができる。
図23(a)に示す接続端子部の配置の透光性基板120に配置された各第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aと、第1および第2の可撓性回路基板との加熱圧着は、図22(a)、(b)と同様に実施することができる。そして、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
図23(b)、(c)に示す接続端子部の配置の透光性基板120に配置された各第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aと、第1および第2の可撓性回路基板との加熱圧着は、以下に示す第4実施形態において、実施することができる。
(第4実施形態)
以下に、本発明にかかる第4実施形態について図23(b)および図24を参照して説明する。なお、以下の本実施形態については、第1から第3実施形態と同じ構成部材などには同じ符号を付しその説明を省略し異なる箇所を中心的に説明する。また、液晶装置の製造方法についても、第1から第3実施形態と異なる箇所を中心的に説明する。
第4実施形態による液晶装置が、第1および第2実施形態による液晶装置に対して相違する点は、入力装置としてのタッチパネルを備えることであり、第3実施形態と同様である。また、第4実施形態による液晶装置が、第3実施形態による液晶装置およびその製造方法に対して相違する点は、タッチパネルの接続端子部の配置であり、その接続端子部と第1および第2の可撓性回路基板との接続方法である。図23(a)、(b)は、第4実施形態におけるタッチパネルの接続端子部の配置を示す端子配置概略図である。
(液晶装置の製造方法)
次に、第4実施形態のタッチパネルを備えた液晶装置の製造方法について、図24を参照しながら説明する。
図24は、タッチパネルの透光性基板と第1および第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図である。
図24(a)に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、透光性基板120の第1面S10上に配置された各第1接続端子部121aと、第1の可撓性回路基板123aの一端に備えられた接続部とを、ACF128を介して加熱圧着する。このとき、透光性基板120の第1面S10および各第1接続端子部121aと、圧着ヘッド51との間には、介在するものがなく、透光性基板120の第1面S10が露出した平滑面を有するので、第1の可撓性回路基板123aと各第1接続端子部121aとが均等に押圧される。
図24(b)に示すように、圧着ヘッド50,51を上下動させるなどして、透光性基板120の第2面S20上に配置された各第2接続端子部122aと、第2の可撓性回路基板123bの一端に備えられた接続部とを、ACF129を介して加熱圧着する。このとき、透光性基板120の第2面S20と、圧着ヘッド51との間には、介在するものがなく、透光性基板120の第2面S20が露出した平滑面を有するので、第2の可撓性回路基板123bと各第2接続端子部122aとが均等に押圧される。
なお、圧着ヘッド50,51は、第1の可撓性回路基板123aと各第1接続端子部121aと、そして第2の可撓性回路基板123bと各第2接続端子部122aとを、押圧する平滑面を備えている。
加熱圧着後、たとえば、透明な透光性基板120、および透明な第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aを介して、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aと第1および第2の可撓性回路基板123a,123bの一端に備えられた接続部との間などにあるACF128,129の導電粒子の潰れ具合を観察する。これにより、導電粒子の潰れ具合に応じて適切な圧着状態であるか否かを確認し、たとえば不適切な場合には、さらに押圧するなどして適切な圧着状態を確保することができる。また、配線抵抗を下げる、または調整するなどするために、接続端子部121a,122aは、導電性を有する透明材料に、遮光性導電材料を積層したものであっても良い。遮光性導電材料としては、クロム、アルミ、モリブデン、またはタングステンなどが挙げられ、これら材料の少なくともいずれかを含む合金であってもよい。
このように本実施形態によれば、透光性基板120の第1面S10上に配置された各第1接続端子部121aと、第2面S20のうち第1の可撓性回路基板123aが対向する領域と重ならない領域に配置された第2接続端子部122aとを備え、透光性基板120の第2面S20のうち第1の可撓性回路基板123aと平面的に重なる領域に平滑面を備えている。これにより、各第1接続端子部121aと第1の可撓性回路基板123aとを圧着して接続する場合に、圧着ヘッド50および圧着ヘッド51の間に各第1接続端子部121aおよび第1の可撓性回路基板123aの一端が挟まれず、圧着ヘッド50により平滑面を圧着することができる。したがって、透光性基板120および第1の可撓性回路基板123aを均等な力で押圧することができ、透光性基板120の第1面S10側での各第1接続端子部121aと第1の可撓性回路基板123aとの接続の信頼性を向上させることができる。
また、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
さらに、図23(c)に示す接続端子部の配置であっても、第4実施形態と同様の効果を奏することができる。
(変形例)
図25は、第1の可撓性回路基板の変形例を示す概略図である。
図25に示すように、第1の可撓性回路基板123の一端は、透光性基板120の第1面S10上に配置された各第1接続端子部121aと、透光性基板120の第2面S20上に配置された各第2接続端子部122aとに接続されている。
図25に示す接続端子部の配置のタッチパネルへの第1の可撓性回路基板の加熱圧着は、図22(a)、(b)と同様に実施することができる。そして、上述の実施形態と同様の効果を奏することができる。
第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aの配置は、図25(a)に示す配置に限定されず、図23(a)、(b)、および(c)に示す配置であってもよい。図23(c)に示す接続端子部の配置の場合、図22(a)、(b)と同様にして加熱圧着することができる。図23(a)、および(b)に示す配置の場合、図24(a)、(b)と同様にして加熱圧着することができる。
また、上述の実施形態および変形例において、タッチパネルを構成する透光性基板120を一枚構成としたが、2枚の透光性基板を貼り合せた構成であってもよい。この構成により、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aを、タッチパネルの第1面S10側に形成されているとしてもよい。このようにして、第1および第2の可撓性回路基板と、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aとの接続において、タッチパネルの第1面S10側から、圧着される構成とするとしてもよい。つまり、上述の実施形態および変形例に対して異なる点は、タッチパネルの第1面S10側だけに、第1および第2の可撓性回路基板を圧着することである。
たとえば、一方の基板の第1面に第1電極121および第1接続端子部121aが形成され、他方の基板の第1面に第2電極122および第1接続端子部121aが形成されている。そして、一方の基板の第1面と、他方の基板の第1面に対して裏側となる第2面とが貼り合せられている。このようにして構成されたタッチパネルは、たとえば図19または図25に示した第1電極121と樹脂膜124との間に一方の基板が配置された構成となる。この場合、透光性基板120が、他方の基板に該当する。そして、一方の基板は、他方の基板の外縁から張り出した領域である張り出し部を備えている。この張り出し部の第1面上には、接続端子部121が付設されているとともに、第1電極121と電気的に接続されている。このようにして、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aが、タッチパネルの第1面S10側に形成されている。
また、第1面S10側ではなく、第2面S20側に、第1電極121、第2電極122、第1接続端子部121a、および第2接続端子部122aが形成されて、第1および第2の可撓性回路基板を圧着する構成としてもよい。
また、上述の実施形態および変形例において、タッチパネルを構成する透光性基板120には、たとえばタッチパネルを駆動するためのドライバICが実装されていてもよい。
(第5実施形態・電子機器)
次に、上述した液晶装置を備えた電子機器について説明する。
図26は、本発明にかかる携帯電話機の外観概略図である。図27は、パーソナルコンピュータの外観概略図である。
たとえば、携帯電話機500は、図26に示すように複数の操作ボタン571の他、受話口572、送話口573を有する外枠に、たとえば、液晶装置1,101を備えている。
また、パーソナルコンピュータ600は、図27に示すようにキーボード681を備えた本体部682と、液晶表示ユニット683とから構成されており、液晶表示ユニット683は外枠に、たとえば、液晶装置1,101を備えている。
これらの電子機器は、液晶装置1,101の他に図示しないが表示情報出力源、表示情報処理回路などの様々な回路およびそれらの回路に電力を供給する電源回路などからなる表示信号生成部などを含んで構成される。
さらに、液晶装置1,101には、たとえば、パーソナルコンピュータ600の場合にあっては、キーボード681またはタッチパネルから入力された情報に基づき表示信号生成部によって生成された表示信号が供給されることによって、表示画像が液晶装置1に表示される。
本実施形態によれば、基板5の第1面5A、第2面5Bでの基板5と第1の可撓性回路基板3A、第2の可撓性回路基板3Bとの接続信頼性を向上させることが可能な液晶装置1,101を備えるので、表示品位に優れた電子機器を得ることができる。
なお、電子機器としては、他にプロジェクタ、液晶テレビやビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション、ページャ、電子手帳、電卓などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、上述した液晶装置1,101が適用可能なのは言うまでもない。
また、本発明は上述したいずれの実施形態にも限定されず、本発明の技術思想の範囲内で適宜変更して実施できる。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態を組み合わせ得る。
たとえば、上述した実施形態では、液晶装置の一例として薄膜トランジスタ素子アクティブマトリクス型の液晶装置について説明したがこれに限られるものではなく、たとえば、薄膜ダイオード素子アクティブマトリクス型やパッシブマトリクス型の液晶装置であってもよい。
上記実施形態などでは、COG(Chip On Glass)の液晶装置1などを例示した。しかし、COF(Chip On Film)の液晶装置に本発明を適用してもよい。
上記第1実施形態では、液晶パネル2に対して、第1の可撓性回路基板3A、第2の可撓性回路基板3Bがそれぞれ基板5の一辺5bに平行な方向(図1のY方向)にずれて平面的に異なる領域に加熱圧着されている例を示した。また、第2実施形態では、液晶パネル2’に対して、第1の可撓性回路基板3C、第2の可撓性回路基板3Dが、それぞれ基板5の一辺5bに平行な方向に直角に交わる方向(図11のX方向)にずれて平面的に異なる領域に加熱圧着されている例を示した。しかし、この圧着領域は、これらに限定されない。たとえば、第1実施形態において、液晶パネル2に圧着された第1の可撓性回路基板3Aに対して、斜め方向にずれた領域(図1のX方向およびY方向に共にずれた領域)に第2の可撓性回路基板3Bを加熱圧着するようにしてもよい。
上記第1実施形態では、液晶パネル2に異なる二枚の第1の可撓性回路基板3A、第2の可撓性回路基板3Bが圧着されている例を示した。しかし、たとえば一枚の回路基板上に配置された第1の端子が接続端子部14Aに接続され、同じ一枚の回路基板上に配置された第2端子が接続端子部30Aに接続されるようにしてもよい。
この場合にも、基板5の第1面5A側での接続端子部14Aと一枚の回路基板の第1の端子との接続信頼性と、基板5の第2面5B側での接続端子部30Aと一枚の回路基板の第2の端子との接続信頼性とを向上させることができる。
本発明にかかる第1実施形態の液晶装置の概略斜視図。 図1の液晶装置のA−A断面図。 図1の液晶装置の概略平面図。 図3の液晶装置の液晶パネルの張り出し部の部分拡大平面図。 第1実施形態の液晶装置の製造工程を示すフローチャート図。 基板と第1の可撓性回路基板との圧着時の概略平面図。 基板と第1の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 基板と第2の可撓性回路基板との圧着時の概略平面図。 基板と第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 貫通孔が形成された接続端子部を備えた液晶パネルの部分平面図。 第2実施形態の液晶装置の概略斜視図。 図11の液晶装置のB−B断面図。 図11の液晶装置の概略平面図。 第2実施形態の基板と第1の可撓性回路基板との圧着時の概略平面図。 第2実施形態の基板と第1の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 第2実施形態の基板と第2の可撓性回路基板との圧着時の概略平面図。 第2実施形態の基板と第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 第3実施形態のタッチパネルを備えた液晶装置の概略斜視図。 図18の液晶装置のA−A断面図。 第3実施形態のタッチパネルの概略配線図。 第3実施形態のタッチパネルにおける接続端子部の端子配置概略図。 透光性基板と第1および第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 接続端子部の配置に関する変形例を示す端子配置概略図。 透光性基板と第1および第2の可撓性回路基板との圧着時の概略断面図。 第1の可撓性回路基板の変形例を示す概略図。 携帯電話機の外観概略図。 パーソナルコンピュータの外観概略図。
符号の説明
D…領域、T…薄膜トランジスタ素子、1,1’…液晶装置、2,2’…液晶パネル、3A,3C…第1の可撓性回路基板、3B,3D…第2の可撓性回路基板、4…フレーム、5,6…基板、5a…張り出し部、5b…一辺、5A…第1面、5B…第2面、5H,5J…平滑面、6a…共通電極、7…シール材、8…ゲート電極、9…ソース電極、10…画素電極、11,12,13…出力配線、14,14’,15,15’…入力配線、14A,14A’,15A,60,61…接続端子部、16…ドライバIC、18,21…一端部、19…ドライバ側出力端子、20…可撓性基材、22…ドライバ側入力端子、23…接続部、24,43…ACF、30…透明導電膜、30A…接続端子部、30B…ヒータ入力端子部、30H…平滑面、31…導光板、32…反射板、33…LED、34…配線、40…樹脂基板、41,41’…第1のヒータ用配線、42…第2のヒータ用配線、44…第1のマーク、45,45’…第2のマーク、46…第3のマーク、47,47’…第4のマーク、50,51…圧着ヘッド、55…貫通孔、500…携帯電話、600…パーソナルコンピュータ。

Claims (3)

  1. 基板に形成される表示部と、該表示部に電気的に接続され、
    前記基板の第1面の第1の端部の第1領域に配置された第1端子と、
    前記第1の端子に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1の可撓性回路基板と、
    前記基板の前記第1面に対して裏側となる第2面に形成された透明導電膜と
    前記基板の前記第2面の前記第1領域に対応する領域に対して前期基板の第1の端部とは反対側で隣接する第2領域に端部が前記透明導電膜に異方性導電接着フィルムを介して接続された第1ヒーター用配線と、前記基板の前記第2面の前期基板の第1の端部と対向する第2の端部側の第3領域に端部が前記透明導電膜に異方性導電接着フィルムを介して接続された第2ヒーター用配線とを有する第2の可撓性回路基板と、を備え、
    前記基板の前記第2面のうち前記第1の領域と平面的に重なる領域を平滑面とし
    前記基板の前記第1面のうち前記第2及び前記第3領域と平面的に重なる領域を平滑面としたことを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記第2の可撓性回路基板は前記第2領域に接続された第1ヒーター用配線と第3領域に前記基板の第1の端部と平行になるように引き回されて接続された第2ヒーター用配線とを有することを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置
  3. 請求項1または2に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
JP2007300177A 2007-03-19 2007-11-20 電気光学装置、および電子機器 Expired - Fee Related JP4367553B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007300177A JP4367553B2 (ja) 2007-03-19 2007-11-20 電気光学装置、および電子機器
US12/028,384 US8035789B2 (en) 2007-03-19 2008-02-08 Mounting structure, electro-optical device, input device, method of manufacturing mounting structure, and electronic apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007070210 2007-03-19
JP2007300177A JP4367553B2 (ja) 2007-03-19 2007-11-20 電気光学装置、および電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008263161A JP2008263161A (ja) 2008-10-30
JP4367553B2 true JP4367553B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=39985393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007300177A Expired - Fee Related JP4367553B2 (ja) 2007-03-19 2007-11-20 電気光学装置、および電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4367553B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6358577A (ja) * 1986-08-29 1988-03-14 Kenwood Corp コンピユ−タ支援表示装置
JP5942433B2 (ja) * 2012-01-11 2016-06-29 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサおよびフレキシブルプリント配線板付タッチパネルセンサ
JP6040527B2 (ja) * 2012-01-16 2016-12-07 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサおよびフレキシブルプリント配線板付タッチパネルセンサ
JP5910106B2 (ja) * 2012-01-23 2016-04-27 大日本印刷株式会社 タッチパネルモジュールおよびタッチパネル付表示装置
KR101494658B1 (ko) 2012-11-21 2015-02-25 (주)네패스디스플레이 터치패널, 회로기판본딩장치 및 그 방법
JP5910585B2 (ja) * 2013-08-22 2016-04-27 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサおよびフレキシブルプリント配線板付タッチパネルセンサ
TWI549574B (zh) 2014-07-08 2016-09-11 群創光電股份有限公司 基板結構
US10237981B2 (en) * 2014-12-25 2019-03-19 Sharp Kabushiki Kaisha Method of manufacturing mounting substrate and mounting substrate manufacturing apparatus
JP6168216B2 (ja) * 2016-08-22 2017-07-26 大日本印刷株式会社 タッチパネルセンサおよびフレキシブルプリント配線板付タッチパネルセンサ
JP2019101224A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
CN114442831A (zh) * 2020-11-04 2022-05-06 宸鸿科技(厦门)有限公司 触控模块及其电子装置
CN115003019B (zh) * 2021-10-26 2023-09-01 荣耀终端有限公司 一种电子设备及电路板

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008263161A (ja) 2008-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4367553B2 (ja) 電気光学装置、および電子機器
US8035789B2 (en) Mounting structure, electro-optical device, input device, method of manufacturing mounting structure, and electronic apparatus
US8319109B2 (en) Electro-optical device and electronic apparatus
KR101387837B1 (ko) 플렉시블 기판 및 이를 구비한 전기 광학 장치, 그리고전자 기기
US8101869B2 (en) Mounting structure, electro-optical device, and electronic apparatus
US20080137020A1 (en) Liquid crystal apparatus and electronic apparatus
US10353253B2 (en) Mounting substrate and display device
WO2010013530A1 (ja) 表示パネル及びそれを備えた表示装置
JP4277777B2 (ja) 実装構造体、実装用基板、電気光学装置及び電子機器
JP2008176237A (ja) 液晶表示装置
JP2006066676A (ja) 電気光学装置及び電子機器
US7591651B2 (en) Substrate with helically curved terminals superimposed and connected to identical terminals on a second substrate
US7760315B2 (en) Electrooptical device, mounting assembly, method for producing electrooptical device, and electronic apparatus
JP2014077857A (ja) 表示装置
JP5317777B2 (ja) 実装構造体、電気光学装置及び電子機器
JP4147857B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2011053261A (ja) 電気光学装置
JP4811424B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP4158351B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2006171601A (ja) 実装構造体、電気光学装置の製造方法および電気光学装置並びに電子機器
JP4577375B2 (ja) 電気光学装置及び電子機器
JP2008185801A (ja) 電気光学装置の製造方法及び電気光学装置並びに電子機器
JP2005277160A (ja) 実装構造体の製造方法、実装構造体、電気光学装置、および電子機器
JP3911931B2 (ja) 液晶装置、液晶装置の製造方法及び電子機器
JP2007263995A (ja) 電気光学装置の製造方法、実装方法、電気光学装置の製造装置及び実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090804

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090817

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4367553

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120904

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130904

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees