JP2010072120A - 画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、現像手段で現像剤の供給量を調整して画像濃度を調整する画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関する。
【解決手段】画像形成装置1は、露光部11から感光体10に露光光を照射して静電潜像を形成する際に、露光制御部5で画像データに基づいて画素毎の露光量を決定し、感光体10に所定単位面積当たり所定供給量のトナーを現像部12から供給して静電潜像を現像する際に、現像制御部4が、トナー供給量を設定して該設定供給量のトナーを現像部12に供給させる。トナー管理部3は、決定された画素毎の該露光量と予め設定されている基準トナー供給量に基づいて該現像でのトナー消費量を算出するとともに、該画素毎の露光量を現像に際して設定した該設定供給量に基づいて修正して、算出した該トナー消費量を修正した画素毎の露光量で補正する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関し、詳細には、電子写真方式の画像形成処理での現像剤の消費量を高精度に求める画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に関する。
近時、画像形成装置として、その印字品質が良好なことからいわゆる電子写真式の画像形成装置が使用されるようになってきている。
このような電子写真式の画像形成装置においては、画像データに基づいて変調された露光光を感光体に照射して感光体を露光することで感光体に静電潜像を形成し、静電潜像の形成された感光体に、現像部でトナー(現像剤)を付着させてトナー画像として現像する。この感光体に付着されたトナー画像を転写部で用紙(画像形成媒体)に転写し、トナーの付着された用紙を定着部で加熱しつつ搬送して、トナー画像を用紙に定着させる。
このような画像形成装置においては、一般的に、トナーが交換可能なトナーボトル等に収納されており、トナーボトル内のトナーを、アジテータを回転させて撹拌することで摩擦帯電させて、この帯電したトナーを感光体に供給することで、感光体上の静電潜像を現像している。
また、このような画像形成装置においては、利用性及び管理性を向上させる上で、トナー残量の管理が重要である。すなわち、画像形成装置は、トナーがなくなってしまうと画像形成ができなくなるが、画像形成中にトナーがなくなると、意図する枚数の画像形成を完了しないうちに、画像形成ができない状態となって画像形成が中断され、トナーの補給等を行うというメンテナンス操作を行って、画像形成を再開させる必要があるため、利用性が悪い。したがって、電子写真方式の画像形成装置においては、トナー残量を正確に把握することが重要な課題となる。
ところが、トナーは、粉末状になっており、画像形成時には、攪拌されているため、トナー残量を直接計測することができない。
そこで、従来、露光部の出力画素量から、トナー消費量を推定して、トナー残量を推定すること等が行われている。
そして、従来、露光部の出力画素量から推定されるトナー消費量を、実際に消費されるトナー量に近づけるために、画像形成する画像データの画素をカウントしてトナー消費量を算出する場合に、濃度補正データの値に応じて画素カウントの累積値を補正する技術が提案されている(特許文献1参照)。
特開2008−122605号公報
しかしながら、上記公報記載の従来技術にあっては、画質維持のために濃度補正があると、該濃度補正の結果をトナー消費量に反映させるのに、トナー消費量を算出するための画素カウントの累積値を補正しているだけであるため、電子写真プロセス(帯電―露光―現像―転写)における一連の処理が開始されてから露光で画像濃度を調整することができず、露光以降の処理でトナー消費量が制御される場合、例えば、用紙が裏面の画像が透けやすい薄手の用紙等であるときにトナー付着量を少なくするために、現像部でのトナー帯電量を調整する場合、露光部で濃度補正するために用いられた現像部のトナー帯電量とは異なる電荷量に調整されることになる。その結果、画素カウント値累積値とトナー消費量とが一致しなくなり、正確なトナー消費量を算出することができず、トナー残量を適切に管理して、利用性を向上させる上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、露光後の現像時に画像濃度を調整する場合にも、正確にトナー消費量を算出する画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体を提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光を行う際に、画像データに基づいて画素毎の露光量を決定して該決定した露光量の露光光を照射させ、該像担持体に所定単位面積当たり所定供給量の現像剤を該現像剤収納手段から供給して静電潜像を現像する際に、該所定単位面積当たりの現像剤の供給量を設定供給量として設定して該設定供給量の現像剤を供給させ、決定された画素毎の該露光量と予め設定されている該所定単位面積当たりの現像剤の基準供給量に基づいて該現像での現像剤消費量を算出するとともに、画素毎の該露光量を該現像に際して設定した該設定供給量に基づいて修正することを特徴としている。
また、本発明は、画素毎の前記露光量よりも先に前記設定供給量が設定されると、該設定供給量を記憶して、その後に画素毎の該露光量が決定されると、画素毎の該露光量を、記憶した該設定供給量に基づいて修正し、また、該設定供給量よりも先に画素毎の該露光量が設定されると、画素毎の該露光量を記憶して、その後に該設定供給量が設定されると、記憶した画素毎の該露光量を該設定供給量に基づいて修正することを特徴としてもよい。
本発明によれば、露光後の現像時に画像濃度を調整する場合にも、正確にトナー消費量を算出することができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるので、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明によって不当に限定されるものではなく、また、本実施の形態で説明される構成の全てが本発明の必須の構成要件ではない。
図1及び図2は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の一実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体の一実施例を適用した画像形成装置1の要部概略構成図である。
図1において、画像形成装置1は、電子写真方式で画像形成するプリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、複合装置等であり、作像制御部2、トナー管理部3、現像制御部4、露光制御部5、画像形成部6及び用紙搬送部7等を備えている。
画像形成装置1は、原稿読み取り部を備えているときには、該原稿読み取り部で読み取った原稿の画像データや通信部に接続されたホスト装置からの画像データに基づいて、また、原稿読み取り部を備えていないときには、通信部に接続されたホスト装置からの画像データに基づいて、作像制御部2が現像制御部4及び露光制御部5を制御して、現像制御部4及び露光制御部5が画像形成部6の露光及び現像を制御して、画像を形成する。
画像形成部6は、感光体(像担持体)10の周りに、図示しない帯電部、露光部11、現像部12、転写ローラ13及び図示しないクリーニング部や除電部が配設されており、感光体10と転写ローラ13との間に、用紙搬送部7から用紙(画像形成媒体)Pが搬送されてくる。また、図示しないが、感光体10と転写ローラ13とのニップ部よりも用紙Pの搬送方向下流側には、定着部が配設されている。
作像制御部2は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えており、ROM内のプログラムに基づいてRAMをワークメモリとして利用しつつ画像形成装置1の各部、特に、現像制御部4及び露光制御部5を制御して、画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する露光部11での露光調整だけでなく、現像部12でのトナー帯電量を調整して画像形成させる。トナー管理部3は、該トナー帯電量の調整量に基づいて露光部11による出力画素量を修正して、該修正前の出力画素量に基づくトナー消費量を補正して、正確なトナー消費量を算出し、該トナー消費量に基づいて現像部12のトナー残量を算出して、トナー残量の管理を行う画像形成制御方法を実行する。すなわち、画像形成装置1は、ROM、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory )、EPROM、フラッシュメモリ、フレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory )、CD−RW(Compact Disc Rewritable )、DVD(Digital Video Disk)、SD(Secure Digital)カード、MO(Magneto-Optical Disc)等のコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録されている本発明の画像形成制御方法を実行する画像形成制御プログラムを読み込んで、作像制御部2のROMやハードディスク等に導入することで、後述する露光部11での出力画素量に基づいて現像部12でのトナー帯電量を調整して画像形成し、該トナー帯電量の調整量に基づいて露光部11による出力画素量を補正して、トナー消費量を算出して、該トナー消費量に基づいて現像部12のトナー残量の管理を行う画像形成制御方法を実行する画像形成装置として構築されている。この画像形成制御プログラムは、アセンブラ、C、C++、C#、Java(登録商標)等のレガシープログラミング言語やオブジェクト指向ブログラミング言語等で記述されたコンピュータ実行可能なプログラムであり、上記記録媒体に格納して頒布することができる。
感光体10は、図示しない駆動モータにより図1に矢印で示す反時計方向に回転駆動され、帯電部によって、所定の電位に一様に帯電される。
露光部(露光手段)11は、一様に帯電された感光体10の表面に画像データで変調されたレーザ光を照射して露光することで、感光体10の表面に静電潜像を形成する。
現像部(現像手段)12は、トナー(現像剤)を収納する図示しないトナーボトル(現像剤収納手段)を搭載し、トナーボトルに収納するトナーを、静電潜像の形成されている感光体10表面に供給することで、該感光体10の静電潜像をトナーで現像してトナー画像Gを形成する。現像部12は、トナーをアジテータ等で攪拌することで、任意のトナー帯電量に帯電させ、該帯電したトナーを感光体10上の静電潜像に付与することで、該静電潜像をトナーで現像する。
画像形成部6は、感光体10のトナー画像Gの形成された部分が転写ローラ13に対向する位置に回転し、用紙搬送部7から転写ローラ13と感光体10との間に用紙Pが搬送されてくると、転写ローラ13によって感光体10上のトナー画像Gを用紙P上に転写させる。
用紙搬送部7は、レジストセンサ20、レジストローラ21及び図示しない搬送ローラ等を備えており、図示しない給紙トレイ等の給紙部から送り出された用紙Pを、搬送ローラによってレジストローラ21に搬送する。用紙搬送部7は、レジストセンサ20によってレジストローラ21に搬送される用紙Pを検出すると、レジストローラ21の回転を一時停止させ、感光体10上のトナー画像Gが転写ローラ13との間に搬送されて転写されるタイミングに合わせて、レジストローラ21を回転駆動させて、用紙Pを感光体10と転写ローラ13とのニップ部に搬送する。
上記現像部12は、現像制御部4に接続されており、現像制御部(現像制御手段)4は、作像制御部2の制御下で、現像部12におけるトナーの帯電量(トナー帯電量)を制御して、現像部12に、該トナー帯電量のトナーを感光体10上の静電潜像に付着させて現像させる。現像制御部4は、作像制御部2からの制御下で、用紙Pの厚さや画像全体の画像品質の向上を図るために、所定の基準トナー帯電量とは異なる設定とな帯電量を設定して、該設定とな帯電量を現像部12に設定するとともに、該調整トナー帯電量を、トナー管理部3に通知する。
露光部11は、露光制御部5に接続されており、露光制御部(露光制御手段)5は、作像制御部2から静電潜像を作るための画像データを受け取る。露光制御部5は、画像データを受け取ると、画像データ1画素を、感光体10上の静電潜像として露光部11に形成させるための露光量に変換し、該露光量に変換するたびに出力画素量をカウントして、画像データを全て出力するまで累積する。画像データ1画素を静電潜像として出力するまで累積した出力画素量が、その画像データ(画素データ)の出力に要した出力画素量となり、露光制御部5は、トナー管理部3に該出力画素量を通知する。
トナー管理部(現像剤消費量算出手段、修正露光量算出手段、現像剤残量算出手段)3は、露光制御部5からの出力画素量の通知と、現像制御部4からのトナー帯電量の通知を受け取って、トナー消費量を算出する画像形成制御処理を行う。また、トナー管理部3は、現像部12内のトナーが空の状態からトナーが供給されたときに該トナー供給量をNVRAM(Nonvolatile Random Access Memory)等の不揮発性メモリに格納して、該画像形成制御処理で算出したトナー消費量を該トナー供給量から減算することで現像部12のトナーボトル内のトナー残量を算出して管理する。
次に、本実施例の作用を説明する。本実施例の画像形成装置1は、現像部12でのトナー帯電量の調整に基づいてトナー消費量を補正して、正確なトナー消費量を算出し、該トナー消費量に基づいて現像部12のトナー残量の管理を行う画像形成制御処理を実行する。
画像形成装置1は、画像形成対象の画像データを露光制御部5に出力するとともに、該画像データの画像を均一にするために、また、トナー消費を抑制しつつ高品質に画像形成するために、現像制御部4によって現像部12でのトナー帯電量の調整を行い、現像部12から感光体10に供給するトナー供給量を調整して、画像形成する。そして、トナー管理部3は、トナー帯電量の調整変更がないときには、予め設定されている基準トナー供給量を決定する基準トナー帯電量を基準として、露光制御部5の決定した画素毎の露光量である出力画素量に基づいてトナー消費量を算出するが、現像制御部4がトナー帯電量の調整変更を行うと、該変更後のトナー帯電量である調整トナー帯電量で出力画素量を修正して、トナー消費量を補正する。
すなわち、作像制御部2は、画像形成対象の画像データを露光制御部5に出力し、露光制御部5は、画像データを受け取ると、画像データ1画素を、感光体10上の静電潜像としてするための露光量に変換して露光部11に露光させるとともに、該露光量に変換するたびに出力画素量をカウントして、画像データを全て出力するまで累積する。露光制御部5は、画像データ1画素を静電潜像として出力するまで累積した出力画素量を、その画像データ(画素データ)の出力に要した出力画素量として、トナー管理部3に通知する。
また、作像制御部2は、予め設定されている基準トナー帯電量から画像品質に適したトナー量である調整トナー帯電量への変更を現像制御部4に指示し、現像制御部4が、現像部12に、該調整トナー帯電量を設定するとともに、トナー管理部に該調整トナー帯電量を通知する。現像部12は、該調整トナー帯電量でトナーを帯電させて、感光体10上の静電潜像を該調整トナー帯電量に帯電させたトナーで現像する。
このようにしてトナー帯電量を調整すると、予め設定されている基準トナー帯電量とは、異なる量のトナーが感光体10に供給されることになり、トナー管理部3は、基準トナー帯電量を前提として、露光制御部5から通知された出力画素量に基づいて算出したトナー消費量を修正する必要があるため、露光制御部5から出力画素量を受け取り、現像制御部4から調整トナー帯電量を受け取ると、調整トナー帯電量と基準トナー帯電量との差分を、該出力画素量に反映させて、トナー消費量を算出する。
すなわち、トナー管理部3は、現像制御部4から通知されたトナー帯電量を、基準トナー帯電量に対する割合を算出し、該算出した割合を出力画素量に乗算することで、露光部11で露光することによる出力画素量に対して、現像部12で基準トナー帯電量から調整トナー帯電量に変更されることによる出力画素量の変動分を補正してトナー消費量を算出する。トナー管理部3は、トナー消費量の算出において、画素出力量のカウントを行うが、この画素出力量のカウントでは、例えば、まず、出力画素に対して、その濃度値に応じた重み付けを行って該重み付けを行って累積し、該累積値を画素のベタ濃度値で除算して、該出力画素を、ベタ出力した画素数(ベタ換算画素数)に変換して、次式(1)により出力画素量を算出する。
出力画素量=Σ(画素×濃度)/ベタ濃度・・・(1)
例えば、図2に示すように、画像データが6画素であって、全ての画素の濃度が「4/15」であると、いま、全ての画素の濃度が「4/15」であるため、画素毎に濃度を乗算して累積値を求めることなく、式(1)により、出力画素量={画素数(6画素)×4}/15=1.6を算出する。この出力画素量は、ベタ濃度の画素数に相当している。
トナー管理部3は、その内部不揮発性メモリに予め1画素のベタ濃度に対するトナー消費量が格納されており、算出したベタ濃度の画素数に1画素当たりのトナー消費量を乗算して、画像データによるトナー消費量を算出する。
また、トナー管理部3は、上述のように、現像部12のトナーボトルのトナーが空の状態からトナーが供給されたときのトナー供給量を内部不揮発性メモリに記憶して、該トナー供給量から該算出したトナー消費量を減算することで、トナー残量を算出し、トナー残量の管理を行う。トナー管理部3は、このトナー供給量を、例えば、単位時間当たりのトナー供給量の分かっているモノーポンプ等の粉体スクリューポンプを用いて現像部12のトナーボトルにトナーを供給し、該粉体スクリューポンプの駆動時間を計測して、該計測した駆動時間と該単位時間当たりのトナー供給量を乗算することで、算出する。
また、画像形成装置1は、用紙搬送部7のレジストセンサ20の近くに用紙Pの厚さを検出する用紙厚さセンサを設け、該用紙厚さセンサの検出した用紙厚さに基づいて画像濃度を調整してもよい。なお、用紙厚さセンサをレジストセンサ20近くに配設するのは、画像形成装置1が複数の給紙トレイを備えているときに、いずれの給紙トレイから用紙Pが画像形成部6に給紙されても、1つの用紙厚さセンサで、画像形成部6に搬送される該用紙Pの厚さを検出することができるようにするためである。
ところが、レジストセンサ20の位置は、画像形成部6の画像転写位置、すなわち、感光体10と転写ローラ13とのニップ部に近い位置であり、画像形成速度の高速化が要求される今日、画像形成装置1において高速で画像形成処理を行うと、レジストセンサ20に用紙Pが到着するタイミングには、感光体10への露光部11による露光が開始されていたり、既に露光が完了している場合がある。このような場合、レジストセンサ20の近くに配設されている用紙厚さセンサで用紙Pの厚さを検出した時点では、露光部11の露光調整で画像全体の濃度調整を行うことができないため、現像部12でトナー帯電量を調整することで、濃度調整を行う必要がある。また、このタイミングには、次の作像プロセスである露光が開始されている場合もある。
そこで、画像形成装置1は、作像制御部2が、用紙厚さセンサから用紙Pの厚さを検出した用紙厚さ検出信号が入力されると、現像制御部4に該用紙厚さ検出信号に基づいて画像濃度調整信号を出力し、現像制御部4は、該画像濃度調整信号に応じた調整トナー帯電量を、現像部12に設定した後、トナー管理部3に出力する。
そして、トナー管理部3は、露光制御部5からの出力画素量よりも先に現像制御部4から設定供給量である設定トナー帯電量が通知されると、該設定トナー帯電量を内部メモリ等の所定のメモリ(供給量記憶手段)に記憶し、その後に露光制御部5から出力画素量が通知されると、上述のように、該出力画素量を該メモリの設定トナー帯電量に基づいて修正して、トナー消費量を算出する。
また、トナー管理部3は、現像制御部4からの設定トナー帯電量よりも先に露光制御部5からの出力画素量が通知されると、該出力画素量を内部メモリ等の所定のメモリ(露光量記憶手段)に記憶し、その後に設定トナー帯電量が通知されると、上述のように、該メモリの出力画素量を該設定トナー帯電量に基づいて修正して、トナー消費量を算出する。
このように、本実施例の画像形成装置1は、露光部11から感光体10に露光光を照射して静電潜像を形成する露光を行う際に、露光制御部5で画像データに基づいて画素毎の露光量(出力画素量)を決定して該決定した露光量の露光光を露光部11に照射させ、感光体10に所定単位面積当たり所定供給量のトナーをトナーボトルを搭載する現像部12から供給して静電潜像を現像する際に、現像制御部4が、該所定単位面積当たりのトナーの供給量(トナー帯電量に対応する量)を設定供給量として設定して該設定供給量のトナーを現像部12に供給させ、トナー管理部3が、決定された画素毎の該露光量と予め設定されている該所定単位面積当たりのトナーの基準供給量に基づいて該現像でのトナー消費量を算出するとともに、該露光での画素毎の露光量を該現像に際して設定した該設定供給量に基づいて修正している。
したがって、露光部11での出力画素量に基づいて現像部12でのトナー帯電量で決定されるトナー供給量を調整して画像形成する際に、該トナー帯電量の調整量に基づいて露光部11による出力画素量を補正して、トナー消費量を算出することができ、正確なトナー消費量を算出することができる。
また、本実施例の画像形成装置1は、トナー管理部3が、出力画素量よりも先に設定トナー帯電量が通知されると、該設定トナー帯電量を記憶して、その後に出力画素量が決定されると、出力画素量を、記憶した該設定トナー帯電量に基づいて修正し、また、設定トナー帯電量よりも先に出力画素量が通知されると、出力画素量を記憶して、その後に設定トナー帯電量が通知されると、記憶した該出力画素量を該設定トナー帯電量に基づいて修正している。
したがって、連続印刷時等において、トナー消費量を算出するための2つのデータであるトナー帯電量と出力画素量の両方が確定してトナー消費量を算出するまでに次の作像プロセスが開始される場合にも、両方のデータが確定するまでに次の作像プロセスのデータが出現することによって前の作像プロセスのデータが消失して異なる作像プロセスのデータを使用して誤ったトナー消費量を計算してしまうことなく、正確に、各作像プロセスでのトナー消費量を正確に算出することができる。
さらに、本実施例の画像形成装置1は、トナー管理部3は、修正した出力画素量から算出したトナー消費量に基づいて現像部12に収納されているトナー残量を算出している。
したがって、トナー残量を正確なトナー消費量に基づいて算出することができ、適切にかつ正確にトナー残量の管理を行うことができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例で説明したものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
本発明は、現像手段で現像剤の供給量を調整して画像濃度を調整するプリンタ装置、複写装置、ファクシミリ装置、複合装置等の画像形成装置、画像形成制御方法、画像形成制御プログラム及び記録媒体に利用することができる。
本発明の一実施例を適用した画像形成装置の要部概略構成図。 画素出力量算出処理の説明図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 作像制御部
3 トナー管理部
4 現像制御部
5 露光制御部
6 画像形成部
7 用紙搬送部
10 感光体
11 露光部
12 現像部
13 転写ローラ
20 レジストセンサ
21 レジストローラ
P 用紙

Claims (7)

  1. 像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光手段と、画像データに基づいて画素毎の露光量を決定して該露光手段に該決定した露光量の露光光を照射させる露光制御手段と、現像剤を収納する現像剤収納手段と、該像担持体に所定単位面積当たり所定供給量の現像剤を該現像剤収納手段から供給して静電潜像を現像する現像手段と、該所定単位面積当たりの現像剤の供給量を設定供給量として設定して該設定供給量の現像剤を該現像手段に供給させる現像制御手段と、該露光制御手段の決定した画素毎の該露光量と予め設定されている該所定単位面積当たりの現像剤の基準供給量に基づいて該現像手段による現像剤消費量を算出する現像剤消費量算出手段と、該露光制御手段の決定した画素毎の露光量を該現像制御手段の設定した該設定供給量に基づいて修正する修正露光量算出手段と、を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置は、前記現像制御手段の設定した前記設定供給量を記憶する供給量記憶手段を備え、前記修正露光量算出手段は、画素毎の前記露光量よりも先に該設定供給量が設定されると、該設定供給量を該供給量記憶手段に記憶し、その後に画素毎の該露光量が決定されると、画素毎の該露光量を該供給量記憶手段の該設定供給量に基づいて修正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成装置は、前記露光制御手段の決定した画素毎の前記露光量を記憶する露光量記憶手段を備え、前記修正露光量算出手段は、前記設定供給量よりも先に画素毎の該露光量が設定されると、画素毎の該露光量を該露光量記憶手段に記憶し、その後に該設定供給量が設定されると、該露光量記憶手段の画素毎の該露光量を該設定供給量に基づいて修正することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成装置は、前記修正露光量算出手段の修正した前記露光量から前記現像剤消費量算出手段の算出した現像剤消費量に基づいて前記現像剤収納手段の収納する前記現像剤の残量を算出する現像剤残量算出手段を、さらに備えていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光処理ステップと、画像データに基づいて画素毎の露光量を決定して該露光処理ステップで該決定した露光量の露光光を照射させる露光制御処理ステップと、該像担持体に所定単位面積当たり所定供給量の現像剤を該現像剤収納手段から供給して静電潜像を現像する現像処理ステップと、該所定単位面積当たりの現像剤の供給量を設定供給量として設定して該設定供給量の現像剤を該現像処理ステップで供給させる現像制御処理ステップと、該露光制御処理ステップで決定された画素毎の該露光量と予め設定されている該所定単位面積当たりの現像剤の基準供給量に基づいて該現像処理ステップでの現像剤消費量を算出する現像剤消費量算出処理ステップと、該露光制御処理ステップで決定された画素毎の露光量を該現像制御処理ステップで設定された該設定供給量に基づいて修正する修正露光量算出処理ステップと、を有していることを特徴とする画像形成制御方法。
  6. コンピュータに、像担持体に露光光を照射して静電潜像を形成する露光処理と、画像データに基づいて画素毎の露光量を決定して該露光処理で該決定した露光量の露光光を照射させる露光制御処理と、該像担持体に所定単位面積当たり所定供給量の現像剤を該現像剤収納手段から供給して静電潜像を現像する現像処理と、該所定単位面積当たりの現像剤の供給量を設定供給量として設定して該設定供給量の現像剤を該現像処理で供給させる現像制御処理と、該露光制御処理で決定された画素毎の該露光量と予め設定されている該所定単位面積当たりの現像剤の基準供給量に基づいて該現像処理での現像剤消費量を算出する現像剤消費量算出処理と、該露光制御処理で決定された画素毎の露光量を該現像制御処理で設定された該設定供給量に基づいて修正する修正露光量算出処理と、を実行させることを特徴とする画像形成制御プログラム。
  7. 請求項6記載の画像形成制御プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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