JP2010071458A - 回転電機の軸受構造及び回転電機 - Google Patents

回転電機の軸受構造及び回転電機 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータの回転に伴って発生する振動をより好適に抑制させることができる回転電機を提供する。
【解決手段】制振部材30は、環状に構成され、制振部材30の外周面30bにてハウジングとしてのエンドフレーム12と当接されるとともに制振部材30の内周面30aにて軸受25と当接されものであり、制振部材30の端面部30cには、その一方であるエンドフレーム12側に周方向に連続する溝部30dが形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、回転電機の軸受構造、及びその軸受構造を用いて構成される回転電機に関するものである。
従来、回転電機では、ロータの回転に伴って発生する振動をハウジングに伝播させないようにするため、例えば特許文献1に示すように、ロータの回転軸を回転可能に軸支する軸受とハウジングとの間に、ゴム等で構成される制振部材を設けた回転電機が知られている。そのため、ロータの回転に伴って振動が発生した場合に、弾性部材が弾性変形して振動を吸収することによりステータの振動がハウジングに伝播することが抑制されている。
ところが、上記の回転電機のように、ハウジングと軸受との間にゴム等で構成される制振部材を介在する態様では、そのゴムは低周波の振動の抑制を得意としていることから、高周波の振動に対しては十分に抑制することができないという問題があった。
そこで、例えば特許文献2に示すように軸受(外輪)とハウジングとの間に制振合金で構成される制振部材を設けた構成の軸受装置を、回転電機に応用することが考えられる。つまり、回転電機のハウジングと軸受との間に制振合金で構成される制振部材を設けることで、低〜高周波の広い範囲の振動を好適に減衰する制振性に優れた制振合金により、ロータの回転に伴って発生する振動がハウジングに伝播されることをより好適に抑制することができる。
特開2007−135342号公報 特開2007−218351号公報
ところで、特許文献2に示す軸受装置を回転電機に応用することで、低〜高周波の広い範囲の振動についても好適に抑制することができるが、振動を完全に抑えることができるわけではないため、ロータの回転に伴って発生する振動をより好適に抑制させることができる軸受構造、及び回転電機の開発が望まれている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、ロータの回転に伴って発生する振動をより好適に抑制させることができる回転電機の軸受構造及び回転電機を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、回転電機のハウジングと、回転軸を回転可能に支持する軸受との間に制振合金からなる制振部材が介在される回転電機の軸受構造であって、前記制振部材は、環状に構成され、少なくとも前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接されるとともに前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接されものであり、前記制振部材の端面部には、その少なくとも一方に周方向に連続する溝部が形成されることをその要旨とする。
この発明では、制振部材は、環状に構成され、少なくとも制振部材の外周面にてハウジングと当接されるとともに制振部材の内周面にて軸受と当接されものであり、制振部材の端面部には、その少なくとも一方に周方向に連続する溝部が形成される。つまり、制振部材の端面部に溝部が形成されることで、制振部材の材料自身の制振性能に加え、その形状にて制振部材が軸受を介して受ける振動の応力による歪みが解放しやすくなるとともに、その溝部での振動の遮断性能が向上され、発生する振動をより好適に抑制させることができる。また、ハウジングへの装着を圧入により行う場合において、制振部材に圧入代を設けても、制振部材の端面部に溝部を形成することで撓みやすくなり、例えば溝部が形成された端面部側からハウジングに挿入することで圧入を容易とすることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の回転電機の軸受構造において、前記制振部材に形成される前記溝部は、前記制振部材の端面部の軸方向両側に形成されることをその要旨とする。
この発明では、制振部材に形成される溝部は、制振部材の端面部の軸方向両側に形成されるため、いずれの溝部においても振動の応力による歪みを解放しやすく、それぞれの溝部においての振動の遮断性能が向上され、発生する振動をより好適に抑制させることができる。また、制振部材の端面部の軸方向両側に溝部が形成されるため、一方側の端面部の溝部がハウジング等の他の部材と当接する構成であっても、他方側の端面部の溝部により歪みを解放できるため、軸受に制振部材を装着する際の制振部材の向きなどの装着方法を考慮する必要が無くなり、装着を容易とすることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、回転電機のハウジングと、回転軸を回転可能に支持する軸受との間に制振合金からなる制振部材が介在される回転電機の軸受構造であって、前記制振部材は、環状に構成され、少なくとも前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接されるとともに前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接され、前記制振部材の内周面若しくは外周面と当接する各当接面の少なくとも一方の軸方向長さより長く形成されたことをその要旨とする。
この発明では、制振部材は、環状に構成され、少なくとも制振部材の外周面にてハウジングと当接されるとともに制振部材の内周面にて軸受と当接され、制振部材の内周面若しくは外周面と当接する各当接面の少なくとも一方の軸方向長さより長く形成される。つまり、制振部材と当接される軸受の当接面若しくは制振部材と当接されるハウジングの当接面より制振部材が軸方向に長く形成されることで、振動の応力による歪みを解放する箇所ができるため、歪みの解放により発生する振動をより好適に抑制させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の回転電機の軸受構造において、前記制振部材は、前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長く、且つ前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長くなるように形成されることをその要旨とする。
この発明では、制振部材は、制振部材の外周面にてハウジングと当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長く、且つ制振部材の内周面にて軸受と当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長くなるように形成される。つまり、制振部材と当接される軸受の当接面及び制振部材と当接されるハウジングの当接面より制振部材がともに軸方向に長く形成されることで、振動の応力による歪みを解放する箇所が突出するため、歪みの解放により発生する振動をより確実に抑制させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の軸受構造において、前記制振部材は、前記制振部材の外周面と当接する前記ハウジングの当接面と、前記制振部材の内周面と当接する前記軸受の当接面とを軸方向にずらして配置されるように構成されることをその要旨とする。
この発明では、制振部材は、制振部材の外周面と当接するハウジングの当接面と、制振部材の内周面と当接する軸受の当接面とを軸方向にずらして配置されるように構成される。つまり、軸受からハウジングまでの距離を稼ぐこととなって振動が制振部材内を通過する距離が長くなるため、振動を好適に抑制させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の軸受構造を用いて、回転軸を回転可能に支持する軸受と回転電機のハウジングとの間に制振合金からなる制振部材が介在されたことをその要旨とする。
この発明では、請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の軸受構造を用いて、回転軸を回転可能に支持する軸受と回転電機のハウジングとの間に制振合金からなる制振部材が介在されるため、請求項1〜5のいずれか1項に記載の効果と同様の効果を奏することができる回転電機を提供することができる。
従って、上記記載の発明によれば、ロータの回転に伴って発生する振動をより好適に抑制させることができる回転電機の軸受構造及び回転電機を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1は、本実施形態の回転電機の断面図を示す。図1に示すように、回転電機としてのブラシレスモータ1は、有底筒状のハウジングとしてのケース本体11と、ケース本体11の開口部を閉塞するエンドフレーム12と、ケース本体11の内周面に固定されたステータ13と、ステータ13の内側に配置されたロータ14とを備えている。
ケース本体11の底部には、略有底筒状の軸受保持部11aが形成されている。この軸受保持部11aは、ケース本体11の底部中央でケース本体11の軸方向の外部側に延びる筒状部11bと、該筒状部11bの先端部を略覆う形状の底部11cとを有する。又、ケース本体11における軸受保持部11aの底部11cの中央には、ケース本体11の内部への他の部材(ロータ14等)の組み付けを容易とすべく、貫通孔11dが形成されている。
ケース本体11の開口部を閉塞するエンドフレーム12は、略円盤形状に形成されるとともに、その中央部に貫通孔12aを有する略円盤形状に形成されている。また、エンドフレーム12には、貫通孔12aの外周側からエンドフレーム12の長手方向と直交する方向(軸方向であり、図1においてロータ14側)に突出する略円筒状の軸受保持部12bが形成されている。
ステータ13は、略円筒状をなし、ステータコア15及びコイル16を備えている。ステータコア15は、周方向に並設された複数のティース部15a(図1中、2つのみ図示)を備え、これらのティース部15aは、ステータコア15の外周側で連結されて一体的に構成されている。各ティース部15aには、インシュレータ17を介してコイル16が巻装されている。
ロータ14は、回転軸21と、該回転軸21に固定(外嵌)されたロータヨーク22と、ロータヨーク22の外周に配置された永久磁石23とから構成され、永久磁石23がステータコア15の内周面との間に一定の隙間を有して配置されている。
回転軸21は、その両端側が一対の軸受24,25にて回転可能に支持(軸支)されている。
詳しくは、一方の軸受24は、ボールベアリングであって、その外輪24aが軸受保持部11aの筒状部11bに挿入されて保持され、その内輪24bに回転軸21の軸方向他方側が内嵌されて固定されている。尚、本実施の形態では、軸受保持部11aの底部11cと軸受24との間に、環状で軸方向に弾性を有するウェーブワッシャ26が介在されており、このウェーブワッシャ26の弾性力により回転軸21及び軸受24のがたつきが抑制されている。
また、他方の軸受25は、ボールベアリングであって、図2に示すように、その外輪25aの外周面25bは制振合金(例えば、Mn−20Cu−5Ni−2Feの組成を有する合金)からなる環状の制振部材30の内周面30aと当接し係合されている。そして、この制振部材30の外周面30bがエンドフレーム12の軸受保持部12bの内周面12cと当接し、軸受保持部12bに制振部材30が圧入(内嵌)固定されている。このように固定された軸受25の内輪25cに回転軸21の軸方向一方側が内嵌されることで、回転軸21の一端側を回転可能に支持されている。制振部材30は、ハウジングとしてのエンドフレーム12と当接する端面部30cに溝部30dが形成されている。この溝部30dは、端面部30cの周方向に連続する態様で形成されている。
上記のように構成されたブラシレスモータ1は、ステータ13の回転磁界を受けてロータ14を構成する環状の永久磁石23が回転され、永久磁石23の回転力がロータヨーク22に伝達されて回転軸21が回転されるようになっている。また、制振部材30の端面部30cに周方向に連続する溝部30dを形成することで、ロータ14の回転に伴って発生する振動の応力による歪みを解放しやすくなり、制振部材30の制振性能を維持して発生する振動を好適に抑制させることができる。
次に、本実施の形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)制振部材30は、環状に構成され、少なくとも制振部材30の外周面30bにてハウジングとしてのエンドフレーム12と当接されるとともに制振部材30の内周面30aにて軸受25と当接されものであり、制振部材30の端面部30cには、その一方であるエンドフレーム12側に周方向に連続する溝部30dが形成される。つまり、制振部材30の端面部30cに溝部30dが形成されることで、制振部材30の材料自身の制振性能に加え、その形状にて制振部材30が軸受25を介して受ける振動の応力による歪みを解放しやすくなるとともに、その溝部30dでの振動の遮断性能が向上され、発生する振動を好適に抑制させることができる。また、エンドフレーム12への装着を圧入により行う本実施形態において、制振部材30に圧入代を設けても、制振部材30の端面部30cに溝部30dを形成することで撓みやすくなり、圧入を容易とすることができる。エンドフレーム12への装着を圧入により行う場合において、制振部材30に圧入代を設けても、制振部材30の端面部30cに溝部30dを形成することで撓みやすくなり、溝部30dが形成された端面部30c側からエンドフレーム12の軸受保持部12bに挿入することで圧入を容易とすることができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、制振部材30の溝部30dをエンドフレーム12と当接する端面部30c側に形成したが、例えば、図3に示すように、端面部30cとは軸方向反対側の端面部30e側にも周方向に連続する溝部30dを形成する構成としてもよい。このような構成とすることで、それぞれの溝部30dにおいての振動の遮断性能が向上され、発生する振動をより好適に抑制させることができる。また、制振部材30の端面部30c,30eの軸方向両側に溝部30dが形成されるため、一方側の端面部30cの溝部30dがエンドフレーム12等の他の部材と当接する構成であっても、他方側の端面部30eの溝部30dにより歪みを解放できるため、軸受25に制振部材30を装着する際の制振部材30の向きなどの装着方法を考慮する必要が無くなり、装着を容易とすることが可能となる。尚、端面部30e側のみに溝部30dを形成する構成としてもよい。
・上記実施形態では、ハウジングとしてのエンドフレーム12(軸受保持部12b)と軸受25との間の制振合金からなる制振部材30を設ける構成としたが、これに限らず、ケース本体11側でケース本体11(軸受保持部11a)と軸受24との間に制振部材30を設けてもよい。また、ケース本体11側のみに制振部材30を設けてもよい。
・上記実施形態では、制振部材30の材質をMn−20Cu−5Ni−2Feの組成を有する合金としたが、これに限らず、制振合金であればよい。また、上記実施形態に加えて軸受25の材質をアルミ合金で構成してもよい。このような構成とすることで、制振部材30の線膨張係数(22.4×10−6)と軸受25の線膨張係数(24.0×10−6)が近くなるため、軸受25に応力が掛かり難くなり、ロストルクの増大や軸受25の抜けを抑えることが可能となる。
この他、例えば、制振部材30を線膨張係数11.0×10−6のFe−Al合金で構成してもよく、この場合、軸受25の材質を線膨張係数11.7×10−6のFe系の金属(SUJ2)を使用することで、制振部材30及び軸受25の線膨張係数を近くでき、軸受25側に応力が掛かりにくくでき、ロストルクの増大や軸受25の抜けを防ぐことが可能となる。また、Fe−Al合金で構成することで、比較的安価に制振部材30を構成することができる。
・上記実施形態では、制振部材30の端面部30cに溝部30dを形成することで、ロータ14の回転に伴って発生する振動を抑制する構成としたが、これに限らない。例えば、図4に示すように、制振合金からなる環状の制振部材40の内周面40aと当接する軸受25の外輪25aの外周面(当接面)25bより、制振部材40の軸方向長さがエンドフレーム12側にギャップXだけ長くなるような構成を加えてもよく、若しくは、この構成単独でもよい。このような構成とすることで、制振部材40と当接される軸受25の外周面(当接面)25bより制振部材40が軸方向に長く形成することで、振動の応力による歪みを解放する箇所ができるため、歪みの解放により発生する振動をより好適に抑制させることができる。特に軸受25から受ける応力による歪みをその当接していない制振部材30において好適に抑制することができる。また、図4では、ハウジングとしてのエンドフレーム12と軸受25とが軸方向で当接しないように構成しているため、軸受25からの振動を制振部材40に直接伝播させることが抑制され、より好適に振動を抑制することが可能となる。
また、図5に示すように、制振合金からなる環状の制振部材50の内周面50aと当接する軸受25の外輪25aの外周面(当接面)25bより制振部材50の軸方向長さが反エンドフレーム12側に長く、且つ、制振部材50の外周面50bと当接するエンドフレーム12のエンドフレーム12の軸受保持部12bの内周面(当接面)12cより制振部材50の軸方向長さが反エンドフレーム12側にギャップYだけ長くなるような構成を加えても良く、若しくは、この構成単独でもよい。このように、制振部材50においてハウジングとしてのエンドフレーム12及び軸受25と当接していない部分にて、ロータ14(回転軸21)の回転に伴う振動の応力による歪みを解放することができ、より好適に振動を抑制することができる。制振部材50と当接される軸受25の外周面25b及び制振部材50と当接されるエンドフレーム12の軸受保持部12bの内周面12cより制振部材50が軸方向に長く形成されることで、振動の応力による歪みを解放する箇所が軸方向に突出されるため、歪みの解放により発生する振動をより確実に抑制させることができる。
・上記実施形態では特に言及していないが、例えば、図6に示すように、制振部材60は、制振部材60の外周面60aと当接するハウジングとしてのエンドフレーム12の軸受保持部12bの内周面(当接面)12cの軸方向中心位置である直線L1と、制振部材60の内周面60bと当接する軸受25の外輪25aの外周面(当接面)25bの軸方向中心位置である直線L2とをずらして配置されるように構成してもよい。つまり、軸受25の外周面(当接面)25bとエンドフレーム12の軸受保持部12bの内周面(当接面)12cとを軸方向にずらすことで、例えば軸受25からエンドフレーム12までの距離を稼いで振動が制振部材60内を通過する距離が長くなるため、振動を好適に抑制させることができる。
次に、上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想を以下に追記する。
(イ) 請求項1に記載の回転電機の軸受構造において、前記制振部材の内周面及び外周面の少なくとも一方は、当接する各当接面の軸方向長さより長く形成されたことを特徴とする回転電機の軸受構造。
これにより、請求項1に記載の効果に加え、制振部材を軸受若しくはハウジングと当接される当接面より軸方向に長く形成することで、特に軸受から受ける応力による歪みをその当接していない制振部材において好適に抑制することができる。
(ロ) 上記(イ)に記載の回転電機の軸受構造を用いて軸受と回転電機のハウジングとの間に制振合金からなる制振部材が介在されたことを特徴とする回転電機。
これにより、上記(イ)に記載の効果と同様の効果を奏することができる回転電機を提供することができる。
本実施形態における回転電機の断面図である。 同上における軸受構造を説明するための説明図である。 別例における軸受構造を説明するための説明図である。 別例における軸受構造を説明するための説明図である。 別例における軸受構造を説明するための説明図である。 別例における軸受構造を説明するための説明図である。
符号の説明
1…回転電機としてのブラシレスモータ、12…ハウジングとしてのエンドフレーム、21…回転軸、12c…エンドフレームの内周面及び当接面、24,25…軸受、25b…軸受の外周面及び当接面、30a,40a,50a…制振部材の内周面、30b,50b…制振部材の外周面、30,40,50,60…制振部材、30c,30e…端面部、30d…溝部。

Claims (6)

  1. 回転電機のハウジングと、回転軸を回転可能に支持する軸受との間に制振合金からなる制振部材が介在される回転電機の軸受構造であって、
    前記制振部材は、環状に構成され、少なくとも前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接されるとともに前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接されものであり、
    前記制振部材の端面部には、その少なくとも一方に周方向に連続する溝部が形成されることを特徴とする回転電機の軸受構造。
  2. 請求項1に記載の回転電機の軸受構造において、
    前記制振部材に形成される前記溝部は、前記制振部材の端面部の軸方向両側に形成されることを特徴とする回転電機の軸受構造。
  3. 回転電機のハウジングと、回転軸を回転可能に支持する軸受との間に制振合金からなる制振部材が介在される回転電機の軸受構造であって、
    前記制振部材は、環状に構成され、少なくとも前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接されるとともに前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接され、前記制振部材の内周面若しくは外周面と当接する各当接面の少なくとも一方の軸方向長さより長く形成されたことを特徴とする回転電機の軸受構造。
  4. 請求項3に記載の回転電機の軸受構造において、
    前記制振部材は、前記制振部材の外周面にて前記ハウジングと当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長く、且つ前記制振部材の内周面にて前記軸受と当接する当接面の軸方向長さより軸方向長さが長くなるように形成されることを特徴とする回転電機の軸受構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の回転電機の軸受構造において、
    前記制振部材は、前記制振部材の外周面と当接する前記ハウジングの当接面と、前記制振部材の内周面と当接する前記軸受の当接面とを軸方向にずらして配置されるように構成されることを特徴とする回転電機の軸受構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の回転電機の軸受構造を用いて、回転軸を回転可能に支持する軸受と回転電機のハウジングとの間に制振合金からなる制振部材が介在されたことを特徴とする回転電機。
JP2008243220A 2008-09-22 2008-09-22 回転電機の軸受構造及び回転電機 Pending JP2010071458A (ja)

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