JP2010070248A - キャッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】シュート12からキャップ10を取り出すための機構をキャッパ6の回転体16に設けて、構造を簡略化する。
【解決手段】キャッパの回転体の下部に容器載置台20と容器保持手段22が、上部にキャッピングヘッド24が設けられて一体的に回転する。この回転体に向かって直線状のシュート本体部12Aが延び、その先端が、回転体に沿って折り曲げられたキャップ受け渡し部12Bになっている。シュート本体部の先頭のキャップ10Aに係合する揺動可能なストッパアーム26が設けられている。回転体の各キャッピングヘッドに対応して、揺動可能なキャップ取り出しアーム42が設けられている。このアームがストッパアームによって停止しているキャップを受け渡し部に取り出して、キャッピングヘッドが保持する。
【選択図】図3

Description

本発明は、キャッピングヘッドが保持したキャップを容器に装着するキャッパに係り、特に、シュートによって一列で供給されてきたキャップを、1個ずつ取り出してキャッピングヘッドに引き渡すキャップ取り出し機構の構成に特徴を有するキャッパに関するものである。
シュートによって一列で供給されてきたキャップを取り出して、1個ずつキャッピングヘッドに受け渡す手段として従来から各種構成のものが知られている(例えば、特許文献1ないし特許文献4参照)。
特許文献1に記載された発明に係る「キャッピング装置」は以下のように構成されている。すなわち、搬送コンベヤ1Aによって搬送されてきた容器2は、導入ホイール3によりキャッパ4が備える搬送手段に受け渡される。他方、容器2にキャッピングされるキャップ5は、キャップ供給シュート6から導入ホイール3の上方に設けたキャップ供給手段10のキャップディスク7に供給され、前記キャッパ4によって回転搬送される容器2と、その上方を容器2とともに移動されるキャッピングヘッド8の間に移送される。移送されたキャップ5は、キャッピングヘッド8によって保持されて容器2の口部にキャッピングされる。
また、特許文献2に記載された発明に係る「キャッパのキャップ供給装置」の構成は、搬送コンベヤ1によって搬送されてきた容器2が、供給側スターホイール5によりキャッパ4の回転体6内に導入され、容器保持機構によって回転体6に固定される。他方、容器2に打栓されるキャップ7は、シュートから上記スターホイール5に設けたピッカ8に受け渡され、そのピッカ8によって移送される。上記回転体6には、容器保持機構によって固定された各容器2の直上位置にそれぞれキャップ保持機構9を備えており、このキャップ保持機構9が、上記ピッカ8によって搬送されるキャップ7を保持し、キャップ保持機構の自転と降下によって、保持したキャップ7を容器2の口部に螺合させるようにしている。
さらに、特許文献3に記載されたキャッパの「キャップ供給装置」は、多数のキャップ2を順次送り出すキャップシュート4と、キャップ2を保持し、下方の容器に向かって下降してキャッピングを行うキャッピングヘッド6との間に設けられており、キャップシュート4の取り出し位置Aで取り出したキャップ2を、キャッピングヘッド6の下方の受け渡し位置Bまで移動させるようになっている。このキャップ供給装置1は、中央の垂直な軸8を中心に所定角度往復回動するキャップピッカー10と、キャップピッカー10に保持されて前記取り出し位置Aから受け渡し位置Bまで移送される間キャップ2をガイドする外周ガイド部材と、キャップピッカー10がキャップシュート4からキャップ2を取り出した後、後続のキャップ2をキャップシュート4の出口部に停止させておくストッパ16とを備えている。
また、特許文献4には、容器Aがコンベヤによって搬送され、受取回転盤2を介してキャッピング回転盤4の凹陥部2aに送り込まれ、この回転盤4によって回転されている間に内キャップBが嵌着されるキャッピング装置が記載されている。回転盤4には、先端にキャップ供給皿6を有する回転アーム5が回転軸5aに枢支されており、容器Aに装着されるキャップBは、キャッピング回転盤4に近接して配置されたスロープ8の先端から、前記回転アーム5に取り付けられたキャップ供給皿6により抜き取られ、キャップホルダに受け渡される。
特開2000−281183号公報(第2−3頁、図1) 特開昭60−172691号公報(第2−3頁、図1) 特開2003−312780号公報(第3−4頁、図1) 実公昭61−31996号公報(第1−2頁、図1)
前記特許文献1に記載された発明では、容器にキャッピングされるキャップを、容器を導入する導入ホイールの上方に設けたキャップディスクを介してキャッピングヘッドに受け渡すようになっており、また、特許文献2に記載された発明では、容器をキャッパに供給する供給側スターホイールに設けたピッカを介してキャップ保持機構に受け渡すようになっている。これらの特許文献では、キャッパの回転体の他に、キャップを搬送するためのホイールを設ける必要があり、部品点数が多くなるという問題があった。しかも、キャップ搬送用のホイールを設置するための面積を確保する必要があり、レイアウトの自由度が制限される場合があるという問題もあった。また、これらの構成の場合には、異なるキャップに変更する場合には、キャップを搬送するホイールをキャップの径に応じて交換する必要があり、作業が繁雑であるという問題があった。
また、特許文献3に記載された発明は、キャッパのキャッピングヘッドとシュートとの間に、往復揺動するキャップピッカーを設置した構成である。このようなキャップピッカーを介してキャップの受け渡しを行う構成でも、部品点数が多くなるためコスト高であり、しかも、キャップピッカーを往復揺動させるためのスペースが必要であるという問題があった。また、この構成の場合も、キャップが変更になったときには、キャップピッカーの交換が必要であり、作業が繁雑である。さらに、キャップピッカーを介してキャップの受け渡しを行うため、受け渡しが不安定であるという問題があった。
特許文献4に記載された発明は、前記各特許文献の構成と異なり、スロープ(本発明のシュート)からキャップを取り出してキャップホルダに受け渡しを行う回転アームのキャップ供給皿が、キャップホルダ(本発明のキャッピングヘッド)を備えたキャッピング回転盤に設けられている。従って、シュートとキャッパの回転体との間に、別の回転ホイールを配置したり、往復揺動するキャップピッカーを配置した場合のように、部品点数が多くなることはなく、また、大きい設置スペースを必要とすることもない、しかしながら、この特許文献4に記載された発明の構成では、回転軸に支持された回転アームの先端にキャップ供給皿が取り付けられており、このキャップ供給皿に収容されているキャップをキャップホルダが把持するようになっているので、キャップの受け渡しが非常に不安定であるという問題があった。
本発明は前記課題を解決するためになされたもので、部品点数が少なく、しかも、大きな設置スペースを必要とせず、簡単な構成で、確実にキャップの受け渡しを行うことができるキャッパを提供することを目的とするもので、容器を搬送する容器搬送手段と、水平方向に移動する移動体に設けられ、前記容器搬送手段上の容器の上方に昇降可能に配置されたキャッピングヘッドと、キャップを一列で送るシュートとを備え、このシュートから供給されたキャップを、前記キャッピングヘッドが保持して容器に装着するキャッパにおいて、前記シュートの本体部の先端に連続して設けられ、前記キャッピングヘッドの移動経路の下方に配置されたキャップ受け渡し部と、前記シュート本体部の先端付近に回動可能に配置され、シュート本体部の先頭のキャップに係合するストッパアームと、前記キャッピングヘッドに対応して前記移動体に設けられ、キャッピングヘッドの下方で前記先頭のキャップをキャップ受け渡し部に取り出すキャップ取り出し手段とを備え、このキャップ取り出し手段によって、前記シュート本体部の先頭のキャップを受け渡し部に取り出し、キャッピングヘッドによって保持してキャッピングを行うことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載した発明は、前記移動体は回転体であって、前記容器搬送手段は、前記回転体の外周に設けられた複数の容器保持手段によって容器を保持して回転搬送し、前記キャッピングヘッドは、前記回転体に各容器保持手段に対応して複数設けられることを特徴とするものである。
ものである。
さらに、請求項3に記載した発明は、前記シュートには、シュート本体部内の先頭から2番目のキャップに係合して停止させるキャップストッパが設けられることを特徴とするものである。
キャッピングヘッドが設けられている水平方向に移動する移動体に、各キャッピングヘッドに対応してキャップ取り出し手段を設け、このキャップ取り出し手段によってシュート本体部の先端に停止している先頭のキャップを受け渡し部に取り出した後、キャッピングヘッドで保持するようにしたので、キャップを供給するシュートと、キャッピングヘッドを備えたキャッパとの間に別の回転ホイールを設ける必要が無く、構造を簡素化し部品点数を少なくすることができるとともに、大きな設置スペースを必要とせず、レイアウト上の自由度を高めることができる。
容器を搬送する容器搬送手段と、水平方向に移動する移動体に設けられ、前記容器搬送手段上の容器の上方に昇降可能に配置されたキャッピングヘッドとを備えており、シュートから供給されたキャップを上方のキャッピングヘッドに保持させて、下方を移動している容器の首部にキャッピングを行うものであって、前記シュートは、シュート本体部と、その先端に連続して設けられたキャップ受け渡し部を備えており、シュート本体部の先端に送られてきた先頭のキャップを停止させる揺動可能なストッパアームを有し、さらに、前記移動体の各キャッピングヘッドに対応して、揺動可能なキャップ取り出し手段が設けられており、このキャップ取り出し手段によって、シュートの先端にストッパアームによって停止しているキャップをキャップ受け渡し部に取り出し、上方のキャッピングヘッドによってこのキャップを保持して容器に装着するようにしたことにより、キャップ搬送用の回転ホイール等の構成を追加することなく、少ない部品点数でシュートからキャッピングヘッドへのキャップ受け渡し機構を構成するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係るキャッパの全体の配置を簡略化して示す平面図である。図示しない搬送コンベヤによって連続的に搬送されてきた容器2は、インフィードスクリュー等(図示せず)によって所定の間隔に切り離された後、入口ホイール4に引き渡されて回転搬送される。入口ホイール4の下流側には、キャッパ6が配置されており、容器受け渡し位置Aにおいて入口ホイール4からこのキャッパ6に引き渡された容器2は、キャッピングが行われた後、受け渡し位置Bにおいて出口ホイール8に引き渡されて回転搬送され、図示しない搬送コンベヤ上に排出され、この搬送コンベヤによって次の工程に送られる。
次に、前記図1と、キャッパとシュートの縦断面図である図2およびシュートからのキャップ取り出し部を示す図3により、キャッパ6の構成と、このキャッパ6にキャップ10を供給するシュート12の構成について説明する。キャッパ6の中心に配置された回転軸14の外周に回転体(全体として符号16で示す)が設けられて一体的に回転する。回転体16の下部の円形プレート18上に、円周方向等間隔で複数の容器載置台20が設けられ、さらに、各容器載置台20の半径方向内方側に、容器2の胴部2aとネック部2bを保持する容器保持手段22(22A、22B)が設けられている。前記キャッパ6の回転体16とこの容器保持手段22によって請求項1に記載した容器搬送手段が構成されている。
各容器載置台20の上方には、それぞれ回転体16の上方部(図示せず)に取り付けられた昇降可能なキャッピングヘッド24が配置されている。これらキャッピングヘッド24の軸線が、下方の容器載置台20上に載せられて容器保持手段22に保持された容器2のセンターに一致するようになっている。ネックグリッパ24の下端には、バキューム源に接続されたチャック24aが設けられており、キャップ10を吸着して保持するようになっている。なお、この実施例では、キャッピングヘッド24の下降により保持しているキャップ10を容器2の口部内に打栓するようになっているが、必ずしも打栓式のキャッピングヘッド24に限るものではなく、その他のタイプのキャッピングヘッドであっても良い。
前記キャッピングヘッド24にキャップ10を供給するキャップシュート12の本体部12Aが、キャッパ6の中心方向へ向かって直線状に配置されている(図1参照)。キャップシュート12の、平面形状が直線状をしているシュート本体部12Aの先端に、このシュート本体部12Aに連続して、ほぼ直角に折り曲げられたキャップ受け渡し部12Bが設けられている。このシュート本体部12Aの先端およびキャップ受け渡し部12Bは、容器載置台20上に載っている容器2の上端部と、上昇した状態のキャッピングヘッド24のチャック24aのほぼ中間の高さに位置している。シュート本体部12Aは、前述のように上方から見た形状は直線状であり、側面から見た形状は、上方から下方に行くに従って次第に傾斜が緩やかになる湾曲形状をしている(図2参照)。このシュート本体部12Aの先端寄りからキャップ10の受け渡し部12Bに至る部分はほぼ水平である。直線状のシュート本体部12Aは、このシュート12上を滑り落ちるキャップ10の下面側を支持する底面12Aaと、キャップ10の両側部を案内する両側ガイド部材12Abと、滑り落ちるキャップ10がこのキャップシュート12から飛び出さないようにキャップ10の通路の上方を覆う天面12Acとを有している。この実施例では、両側ガイド部材12Ab間の距離は、円形のキャップ10の直径よりも僅かに大きくなっている。なお、この実施例では、キャップシュート4の幅が固定式になっているが、この幅を変更可能にすることもできる。
直線状に延びるシュート本体部12Aの先端に連続して設けられているキャップ受け渡し部12Bは、キャップ本体部12Aの先端からほぼ直角に曲げられており、底面12Baと両側のガイド部材12Bbを備えているが、この受け渡し部12Bにおいてキャッピングヘッド24によってキャップ10を取り出すために天面は設けられていない。キャップ受け渡し部12Bの両側ガイド部材12Bbの間隔は、前記シュート本体部12Aと同様にキャップ10の外径よりも僅かに大きくなっている。これら両側ガイド部材12Bbの中間を通る線O1、つまり、キャップ10が通る通路のセンターラインが、前記キャッピングヘッド24の軸線が通過する経路と上下の位置が一致している。
シュート本体部12Aの先端とキャップ受け渡し部12Bとが接続された角部に、この位置に送られてきたキャップ10に係合して停止させるストッパアーム26が設けられている。シュート本体部12Aの上流から滑り落ちてきたキャップ10は、キャップ本体部12Aの先端位置(前記角部)でこのストッパアーム26によって一旦停止される。ストッパアーム26は、シュート12上に取り付けられた支点ピン28に揺動可能に支持されており、キャップ10に当接する揺動端にローラ30が取り付けられている。ストッパアーム26の、ローラ30が取り付けられている側26aと逆側26bの端部に、スプリング32が連結されてこのストッパアーム26を引きつけており、前記ローラ30をシュート12のキャップ10が通過する通路側に向けて付勢している。シュート12上には、ストッパアーム26のローラ30が取り付けられた側26aに当接して、ローラ30のシュート12の内部側への突出量を調整する調整用ボルト34がブラケット36を介して設けられている。この調整用ボルト34の操作により、ローラ30のシュート12内への突出量を調整することができる。
さらに、シュート本体部12Aには、前記ストッパアーム26のローラ30によってシュート12内に停止される先頭のキャップ10(図3に符号10Aで示すキャップ参照)に続く2番目のキャップ10(図3に符号10Bで示すキャップ参照)を停止させるキャップストッパ38が設けられている。このキャップストッパ38はエアシリンダ40によってシュート12のキャップ通路内に出没できるようになっている。キャップストッパ38は、このキャッパの運転中は、図3中に実線で示すように、シュート12内のキャップ10の通路から後退しており、運転の停止時には、同図中に破線で示すように、シュート12内部に突出してシュート本体部12A内のキャップ10を停止させる。このキャップストッパ38は、容器2が供給されない場合にキャップ10の供給を停止させるために用いられる。例えば、運転の終了時等に、キャッピングヘッド24の下方に容器2が供給されなくなったときに、キャップ10を前記シュート本体部12A内の第2番目の位置(10Bの位置)に停止させておかないと、キャップ取り出しアーム42によってキャップ10が取り出されて、キャッピングヘッド24がこのキャップ10を把持することになってしまうので、このキャップストッパ38を作動させてキャップ10の供給を停止させる。また、運転の開始時には、容器2が供給されるのに合わせて、キャップストッパ38を後退させてキャップ10の供給を開始することにより、容器2とキャップ10とが常に対応関係に有るようにする。なお、この実施例では、キャップストッパ38をエアシリンダ40によって進退動させるようにしているが、エアシリンダ40に限らず、ソレノイド等その他のアクチュエータを用いることができる。
前記キャッパ6の回転体16には、シュート本体部12Aの先端およびその先端に連続するキャップ受け渡し部12Bに載っているキャップ12の高さとほぼ同じ高さに、キャップ取り出し手段(キャップ取り出しアーム)42が設けられている。キャップ取り出しアーム42は、キャッパ6の回転軸14の中間部に固定された回転プレート44に、円周方向等間隔で設けられており、各キャッピングヘッド24の下方にそれぞれ対応して配置されている。キャップ取り出しアーム42は、中間が支点ピン46によって回転自在に支持されており、その一端側(キャップ取り出し側42a)がキャッパ6の回転プレート44の半径方向外方側に突出しており、半径方向内方側に位置している他端側42bにカムフォロア48が取り付けられている。キャップ取り出しアーム42のキャップ取り出し側42aの支点ピン46寄りの部分と、前記中間回転プレート44との間にスプリング50が連結されて、このキャップ取り出しアーム42の取り出し側42aを回転方向後方側に倒す方向(図3の右側に破線で示すように、キャップ取り出し側42aを放射方向からやや寝かせる方向に、また、カムフォロア48を半径方向内方側へ向ける方向)に常時引きつけている。
回転体16に取り付けられて回転移動するキャップ取り出しアーム42の移動経路の、前記シュート12のキャップ受け渡し部12Bに対応する位置(キャップ受け渡し部12Bのほぼ半径方向内方側)に、キャップ取り出しアーム揺動カム52が配置されている。この揺動カム52は、上流端52aが前記キャップ取り出しアーム42のカムフォロア48がスムーズに乗り移れるように傾斜面になっており、その下流側がカムフォロア48の押し上げ部52bになっている。前記キャップ取り出しアーム42のカムフォロア48がこの揺動カム52の押し上げ部52b上に載ると、キャップ取り出しアーム42の取り出し部側42aが立ち上がって回転体16のほぼ放射方向を向いた位置に移動する(図3の右側に実線で示すキャップ取り出しアーム42参照)。
前記シュート12(シュート本体部12Aおよびキャップ受け渡し部12B)は、ボルト56によってサポート58に固定されている。このサポート58は、キャッパのテーブル(図示せず)上に設けたポール60および別に設けた複数のポールにポールクリップ62(他は図示せず)を介して、適宜の位置に位置決めされて取り付けられている。さらに、キャップ取り出しアーム揺動カム52は、前記シュート12の下面側にブラケット54を介して取り付けられている。従って、キャップ10を異なる径のものに変更する場合には、サポート58を固定するボルト56を外すことにより、シュート12全体およびキャップ取り出しアーム揺動カム52を一体物のブロックとして一度で交換することができるので、キャップの型替え作業が容易になるという効果がある。なお、前述のようにキャップシュートの幅が変更可能なタイプの場合には、キャップ10を異なる径のものに変更する際に、シュート12の先端側に設けたキャップ受け渡し部12Bと、カム52等のキャップ取り出し手段を作動させる機構だけを交換すれば良い。
前記構成のキャッパ6の作動について説明する。容器搬送コンベヤ(図示せず)によって搬送されてきた容器2は、インフィードスクリューによって一定の間隔に切り離されて入口ホイール4に導入される。入口ホイール4の回転によって回転搬送された容器2は、容器受け渡し位置A(図1参照)において、キャッパ6の回転体16に設けられた容器載置台20上に供給される。容器載置台20に載せられた容器2は、この容器載置台20の半径方向内方側に設けられている容器保持手段22(22A、22B)によって保持され、回転体16の回転に伴って回転搬送される。
一方、前記容器2に装着されるキャップ10は、シュート12内を滑り落ちてシュート本体部12Aの先端まで送られる。シュート本体部12Aの先端には、ストッパアーム26が揺動可能に設けられており、キャップ取り出しアーム42が作動していない時には、ローラ30がシュート12のキャップ通路内に向かって付勢されているので、前記シュート12内を送られてきた先頭のキャップ10(10A)はストッパアーム26によって停止される。
容器2が供給された前記容器載置台20の上方に位置しているキャッピングヘッド24が、回転体16の回転によって前記キャップシュート12の本体部12Aとキャップ受け渡し部12Bとの間の角部上に接近してくると、そのキャッピングヘッド24に対応するキャップ取り出しアーム42のカムフォロア48が、キャップ取り出しアーム揺動カム52の位置に到達して、揺動カム52の上流端の傾斜部52aから押し上げ部52b上に乗り上げて、回転体16の半径方向外方側へ押し出される。すると、それまで回転方向後方側へ向けて傾斜していたキャップ取り出しアーム42(図3の右側に破線で示すキャップ取り出しアーム42参照)が立ち上がり、半径方向外方側へ突出する(図3の右側に実線で示すキャップ取り出しアーム42参照)。揺動カム52によってキャップ取り出しアーム42が立ち上がると、この取り出しアーム42の先端が前記シュート本体部12Aの先端に位置している先頭のキャップ10(10A)に係合して、キャップシュート12のキャップ受け渡し部12B内に押し出す。この先頭のキャップ10Aは、ストッパアーム16のローラ30によって押さえられているが、先頭のキャップ10Aがキャップ取り出しアーム42に押されると、ストッパアーム26がスプリング32に抗して揺動され(図3の反時計回り方向に回動する)、キャップ10をローラ30の係合から外してキャップの受け渡し部12Bまで押し出す。このようにしてキャップ取り出しアーム42がキャップ10に係合して、シュート12のキャップ受け渡し部12B上に取り出して移動させているときのキャップ10のセンターが、上方を移動しているキャッピングヘッド24の軸線に一致している。
シュート本体部12Aの先頭のキャップ10(10A)がキャップ取り出しアーム42に押され、ストッパアーム26を強制的に後退させてキャップ受け渡し部12B内に押し出された後、第2番目のキャップ10(10B)が、シュート本体部12Aの先端位置まで送り出される。先頭のキャップ10(10A)に押されて後退したストッパアーム26のローラ30は、スプリング32の付勢力によって再度先頭のキャップ10を停止させる位置に移動して(図3の時計回り方向に回転する)、第2番目の位置にあったキャップ10(10B)を先頭のキャップ10(10A)として停止させる。
各キャッピングヘッド24は、前記キャップ取り出しアーム42に対応して設けられており、キャップ取り出しアーム42とともに回転移動している。キャップ取り出しアーム42によって、シュート12の前記キャップ受け渡し部12Bを移動しているキャップ10に対して、キャッピングヘッド24が下降して、その下端に設けられているチャック24aがキャップ10を吸着保持する。前述のようにキャップ取り出しアーム42に係合してキャップ受け渡し部12Bを移動しているキャップ10は、上方のキャッピングヘッド24と上下の位置が一致しており、チャック24aが確実にキャップ10を保持することができる。シュート12のキャップ受け渡し部12Bからキャップ10を取り出したキャッピングヘッド24は、キャップ受け渡し部12Bを通過した後、下方の容器2に向かって下降して保持しているキャップ10を容器2の口部内に打ち込む。なお、この時点では、キャップ取り出しアーム42の後端のカムフォロア48がキャップ取り出しアーム揺動カム52を通過しており、キャップ取り出しアーム42の取り出し側42aが、回転体16の回転方向後方側に後退している(図3の下方に実線で示すキャップ取り出しアーム42参照)。従って、下降するキャッピングヘッド24が、キャップ取り出しアーム42に干渉することはない。キャップ10を容器2の口部に打ち込んだ後、キャッピングヘッド24は上昇する。また、キャッピングが終了した容器2は、キャッパ6から出口ホイール8への受け渡し位置Bで出口ホイール8に引き渡され、図示しない搬出コンベヤ上に排出されて、次の工程に送られる。
図4は第2の実施例に係るキャッパの全体の配置を簡略化して示す平面図である。前記第1実施例では、回転体16の外周に円周方向等間隔で容器載置台20と容器保持手段22を設け、これら各容器載置台20の上方にそれぞれキャッピングヘッド24を配置するとともに、各キャッピングヘッド24に対応してキャップ取り出し手段(キャップ取り出しアーム42)を設けているが、この第2実施例では、キャッピングヘッド124およびキャップ取り出し手段(図示しないが第1実施例と同様の構成をしている)が所定個数(この実施例では3個)設けられ、円周方向に往復揺動するようになっている。この実施例では、3個のキャッピングヘッド124が実線の扇形160Aに囲まれた位置と破線の扇形160Bに囲まれた位置の間で往復揺動する(往復矢印T参照)。なお、キャッピングヘッド124とキャップ取り出し手段以外の構成は、前記第1実施例と同一なので、同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、3個のキャッピングヘッド124が容器載置台上の容器2と同じ間隔で連続して配置されており、回転体16の回転方向(矢印R参照)に回転する際には、下方の容器2と上下の位置を一致させて同じ速度で移動する。また、キャップ取り出し手段も、図示はしないが、前記第1実施例と同様に各キャッピングヘッド124に対応して設けられており、キャッピングヘッド124と一体的に回転して、前記シュート12の本体部12Aからキャップ受け渡し部12Bへキャップ10を取り出す。3箇所のキャッピングヘッド124が、順次キャップ受け渡し部12Bに取り出されたキャップ10を保持し、破線で示す扇形160Bに囲まれた位置に到達すると、キャッピングヘッド124が下降してキャッピングが行われる。キャッピングが終了した後、3個のキャッピングヘッド124およびキャップ取り出し手段は、回転体16の回転方向Rと逆方向に回転して原位置(実線の扇形160Aで囲まれた位置)に復帰する。
キャップ取り出し手段がキャッピング位置から原位置に復帰する際に、シュート12の先端部にキャップ10があると干渉してしまうので、キャップストッパ38によってキャップ10を2番目の位置(10Bの位置)に停止させておく。なお、この実施例では、キャップ取り出し手段をキャップ取り出し時と同じ高さのまま復帰させるようにしたので、シュート12上のキャップ10と干渉しないようにキャップストッパ38によってシュート12内のキャップ10を停止させるようにしたが、例えば、キャップ取り出し手段の復帰時には、シュート12のキャップ受け渡し部12Bの下方を通過するようにすれば、シュート12のキャップ受け渡し部12B上にキャップ10があっても干渉を避けることができる。また、前記第2実施例では、キャッピングヘッド124およびキャップ取り出し手段の数を3個にしたが、3個に限る物ではなく、1個または2個あるいは4個以上であっても良い。また、前記各実施例では、ロータリ式の容器搬送手段によって搬送されている容器2にキャッピングを行うようにしたが、ロータリ式に限らず、ライン式のキャッパにも適用可能である。
キャッパの全体の配置を簡略化して示す平面図である。(実施例1) 前記キャッパおよびシュートの縦断面図である。 キャップシュートのキャップ受け渡し部からキャップを取り出すための構成を示す平面図である。 第2の実施例に係るキャッパの全体の配置を簡略化して示す平面図である。(実施例2)
符号の説明
2 容器
10 キャップ
12 シュート
12A シュート本体部
12B キャップ受け渡し部
16 回転体
22 容器保持手段
24 キャッピングヘッド
26 ストッパアーム
42 キャップ取り出し手段

Claims (3)

  1. 容器を搬送する容器搬送手段と、水平方向に移動する移動体に設けられ、前記容器搬送手段上の容器の上方に昇降可能に配置されたキャッピングヘッドと、キャップを一列で送るシュートとを備え、このシュートから供給されたキャップを、前記キャッピングヘッドが保持して容器に装着するキャッパにおいて、
    前記シュートの本体部の先端に連続して設けられ、前記キャッピングヘッドの移動経路の下方に配置されたキャップ受け渡し部と、前記シュート本体部の先端付近に回動可能に配置され、シュート本体部の先頭のキャップに係合するストッパアームと、前記キャッピングヘッドに対応して前記移動体に設けられ、キャッピングヘッドの下方で前記先頭のキャップをキャップ受け渡し部に取り出すキャップ取り出し手段とを備え、
    このキャップ取り出し手段によって、前記シュート本体部の先頭のキャップを受け渡し部に取り出し、キャッピングヘッドによって保持してキャッピングを行うことを特徴とするキャッパ。
  2. 前記移動体は回転体であって、前記容器搬送手段は、前記回転体の外周に設けられた複数の容器保持手段によって容器を保持して回転搬送し、前記キャッピングヘッドは、前記回転体に各容器保持手段に対応して複数設けられることを特徴とする請求項1に記載のキャッパ。
  3. 前記シュートには、シュート本体部内の先頭から2番目のキャップに係合して停止させるキャップストッパが設けられることを特徴とする請求項1に記載のキャッパ。
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