JP2010068282A - 通信装置、通信システム、通信方法、プログラム、および記録媒体。 - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、プログラム、および記録媒体。 Download PDF

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Abstract

【課題】識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行う。
【解決手段】発信側の通信装置1は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部14と、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する特徴情報返信要求部10と、応答側の通信装置2から特徴情報を受信する通信部22と、応答側の通信装置2の特徴情報をユーザに提示する表示部30と、ユーザに選択された特徴情報を取得する操作入力部32と、選択された応答側の通信装置2に対してデータ通信の開始を要求する通信部22と、通信部22による要求に対して応答側の通信装置2から返信された特徴情報が、特徴情報記憶部14に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報を送信すると共に、応答側の通信装置2とのデータ通信を開始する通信部22とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信相手を識別するための識別情報を交換することなくデータの送受信を行う通信装置、通信システム、通信方法、プログラム、および記録媒体に関するものである。
従来、トランシーバなどを用いた無線通信では、特定の周波数を送信側および受信側の双方で共通して用いることで、目的の通信相手を選択し通信を行っている。
一方、携帯電話機等の通信装置では、通話または通信を行う前に相手の電話番号やメールアドレスなどの識別情報を交換しておくことで、特定の相手を呼び出し通話および通信を開始する。
しかしながら、上記の通信方法では、前もって連絡を取りたい相手の周波数や電話番号などの通話または通信を行う相手の識別情報を知っていなければならないという問題があった。
上記の問題を解決するために、特許文献1では、ユーザのプロファイルを示すプロファイル情報が適合する二者に対して、互いの端末の識別情報を通知し通話を開始することができる紹介システムが開示されている。
また、特許文献2では、ユーザのプロファイルを示すプロファイル情報と共に、ユーザが所持する端末の位置情報を送信し、位置が近い端末の情報を提示する紹介システムが開示されている。
また、特許文献3では、任意に入力および変更が可能な機器固有情報を他の無線通信装置から受信し、機器固有情報を表示し、表示された機器固有情報から通信相手となる無線通信装置を選択する無線通信装置について開示されている。
また、非特許文献1では、Bluetooth(登録商標)を用いて、近くにいる相手と互いに、メッセージやデータのやりとりが可能なアプリケーションについて開示されている。
特表平4−507158号公報(1992年12月10日公開) 特開2001−175718号公報(2001年6月29日公開) 特開2003−244012号公報(2003年8月29日公開) ソフトバンクモバイル株式会社、"ちかチャット"、[online]、[平成20年3月1日検索]、インターネット〈URL:http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/communication/chika/〉
しかしながら、上記従来の構成では、何らかの方法で前もって識別情報を交換することで相手を特定しておく必要があるという問題を生じる。
例えば、ユーザが乗用車に乗車している状態で、対向車や路肩に駐車している車両の運転手(ユーザ)と通信を行う場合を考える。
この場合、トランシーバを用いて相手運転手に連絡を取るのであれば、双方の車両にトランシーバが設置されており、同じ周波数を用いて更新を行うことをあらかじめ取り決めておかなければならない。そのため、通りすがりの車両の運転手に対してトランシーバを用いて連絡を取ることは難しい。
また、携帯電話を用いて連絡を取る場合には、相手の電話番号をあらかじめ知っておく必要があり、通りすがりの車両と連絡と取るためには、その車両の運転手が不特定多数に対して電話番号を公開(例えば、車両の外側に向けて電話番号を掲示するなど)していなければならないため、現実的ではない。
同様に、携帯電話ではなく無線LANやBluetooth(登録商標)を用いた携帯端末における通信であっても、自分の識別情報を周囲に対してブロードキャストしている状態でなければ、相手を特定して通信を開始することは難しい。また、この状態では、自装置の端末情報を無差別に公開するため、目的の通信相手以外に個人情報などが残ってしまう可能性がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行う通信装置、通信システム、通信方法、プログラム、および記録媒体を実現することにある。
本発明に係る発信側の通信装置は、応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信手段と、前記返信要求送信手段による要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信手段と、前記特徴情報受信手段が受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示手段と、前記特徴情報提示手段によって提示された前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記特徴情報取得手段によって取得された前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求手段と、前記通信開始要求手段による要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信方法は、応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置における通信方法であって、上記発信側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信ステップと、前記返信要求送信ステップにおける要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信ステップと、前記特徴情報受信ステップにおいて受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示ステップと、前記特徴情報提示ステップにおいて提示した前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記特徴情報取得ステップにおいて取得した前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求ステップと、前記通信開始要求ステップにおける要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、自装置の特徴を示す特徴情報が設定されており、通信相手の特徴を示す所定の特徴情報を要求して受信し、受信した特徴情報をユーザに選択可能に提示し、ユーザが選択した提示情報を取得し、ユーザが選択した特徴情報を持つ通信装置に対してデータ通信の開始を要求し、データ通信の開始の要求に対する返信に含まれる特徴情報に基づいて自装置が通信対象であるか否かを判断し、データ通信を開始する。
これによって、発信側の通信装置は、応答側の通信装置に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、応答側の通信装置の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。したがって、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるという効果を奏する。
本発明に係る通信装置は、発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信手段と、前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた特徴情報を送信する特徴情報返信手段と、前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信手段と、前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知手段と、前記通信開始通知手段によって前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えることを特徴としている。
また、本発明に係る通信方法は、発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置における通信方法であって、上記応答側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信ステップと、前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた前記特徴情報を送信する特徴情報返信ステップと、前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信ステップと、前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知ステップと、前記開始要求受信ステップにおいて前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、自装置の特徴を示す特徴情報が設定されており、通信相手の特徴情報の要求を受信し、要求に対して自装置の特徴を示す特徴情報を返信し、データ通信の開始を要求する開始要求を、発信側の通信装置の特徴情報と共に受信し、受信した特徴情報が自装置に設定された特徴情報と一致するか否かを判断することで、自装置が通信対象であるか否かを判断し、データ通信を開始する。
これによって、応答側の通信装置は、発信側の通信装置に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。したがって、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるという効果を奏する。
上記の通信装置では、前記通信開始手段は、前記特徴情報の一致を、複数組の特徴情報が一致するか否かを判断することで、データ通信を開始するか否かを判断することが好ましい。
上記の構成によれば、互いに送信する複数の特徴情報の内容が、通信対象とする通信装置の複数の特徴情報と一致するかによって通信対象が適正であるか否かを判断している。これによって、同じ内容の特徴情報を持つ通信装置が複数存在する場合でも、複数の特徴情報によって通信対象を絞込み、目的の通信装置とのデータ通信を開始することができるという効果を奏する。
上記の通信装置では、前記通信開始手段は、前記特徴情報を示すデータが圧縮された圧縮データである場合、圧縮された状態のまま一致するか否かを判断することが好ましい。
上記の構成によれば、特徴情報を示すデータを圧縮した圧縮データの内容が一致するか否かによって通信対象の適正さを判断する。したがって、圧縮した特徴情報の圧縮データを展開することなく比較して検証することができる。
これによって、通信装置内に圧縮されたデータを展開する処理による負荷を要することなく特徴情報の比較を行うことができる。したがって、特徴情報の比較に要する時間を相対的に短縮し、通信セッションの都度、圧縮されたデータを展開する処理の負荷を低減することができるという効果を奏する。
上記の通信装置では、前記特徴情報は、前記通信装置を搭載する乗り物、または、該通信装置を所持するユーザの外見に関する情報であることが好ましい。
上記の構成によれば、特徴情報として通信装置を搭載している車両、または、通信装置を所持しているユーザの外見に関する情報が記憶されている。これによって、ユーザは通信装置を搭載している車両、または、通信装置を所持しているユーザの外見を参考にして通信対象の通信装置に設定された特徴情報を選択することができる。したがって、特徴情報の種類としてどのような情報が設定されているかを知らなくても、容易に通信対象の通信装置を特定することができるという効果を奏する。
さらに、上述の発信側の通信装置と、応答側の通信装置とを備えることによって、通信システムを構成することができる。
なお、上記通信装置および通信システムは、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記通信装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明に係る通信装置は、応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信手段と、前記返信要求送信手段による要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信手段と、前記特徴情報受信手段が受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示手段と、前記特徴情報提示手段によって提示された前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、前記特徴情報取得手段によって取得された前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求手段と、前記通信開始要求手段による要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えている。
また、本発明に係る通信方法は応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置における通信方法であって、上記発信側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信ステップと、前記返信要求送信ステップにおける要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信ステップと、前記特徴情報受信ステップにおいて受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示ステップと、前記特徴情報提示ステップにおいて提示した前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記特徴情報取得ステップにおいて取得した前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求ステップと、前記通信開始要求ステップにおける要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含んでいる。
上記の構成によれば、応答側の通信装置に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、応答側の通信装置の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。したがって、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるという効果を奏する。
また、本発明に係る通信装置は、発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信手段と、前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた特徴情報を送信する特徴情報返信手段と、前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信手段と、前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知手段と、前記通信開始通知手段によって前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えている。
また、本発明に係る通信方法は、発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置における通信方法であって、上記応答側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信ステップと、前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた前記特徴情報を送信する特徴情報返信ステップと、前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信ステップと、前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知ステップと、前記開始要求受信ステップにおいて前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含んでいる。
上記の構成によれば、発信側の通信装置に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。それゆえ、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
(通信装置の構成について)
本発明の一実施形態について図1から図5に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本実施形態では、ユーザが所持する通信装置が搭載されている乗り物を自動車として説明するが、これに限るものではない。自動車の代わりに船舶であってもよいし、人間が直接携帯端末を所持して移動する形態であってもよい。
図1は、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2を備えた本実施形態の通信システムの要部構成を示す機能ブロック図である。本実施形態では、発信側の通信装置1から応答側の通信装置2を呼び出し、発信側の通信装置1が通信対象の候補となる通信装置を複数の通信装置から絞ってゆき、最終的に目的の通信装置である通信装置2とデータの送受信を行う手順について説明している。
まず、発信側の通信装置1の各機能ブロックについて順に説明する。発信側の通信装置1は、特徴情報返信要求部(返信要求手段、通信手段)10、画像情報展開・一時記憶部12、特徴情報記憶部14、電波強度測定部16、特徴情報比較部18、通信部(受信手段、通信手段)22、表示部30、および、操作入力部(選択入力部)32を備えている。
特徴情報返信要求部10は、応答側の通信装置2に対して送信する特徴情報の返信要求を生成して、通信部22を介して送信する。この返信要求には、特定の特徴情報、例えば、「赤い車に乗車している」といった外見を示す情報が含まれ、応答側の通信装置2に対して、自装置内に保管されている特徴情報が「赤い車に乗車している」という条件に一致する場合に返信を行うように指示する要求が含まれている。
なお、特徴情報としては、自動車の場合には、例えば、「色」、「メーカー」、「車種」、「用途」、「外見画像」、「登録番号」、およびその他の車両の特徴を示す識別情報を使用することができる。また、車両に関する特徴だけではなく、運転手や乗車している人物の特徴を示す情報、例えば、「性別」、「年齢」、「居住地」、「出身地」、「ドライバー暦」、「走行履歴」、「所定の場所を通過したか否か」などの特徴情報を用いてもよい。
特徴情報記憶部14は、発信側の通信装置1が搭載されている車両やそのユーザの外見や特徴を示す特徴情報を記憶している。特徴情報は、必要に応じて特徴情報返信要求部10から参照され、通信部22を介して応答側の通信装置2に送信される。
電波強度測定部16は、通信する対象となる候補の通信装置から受信した電波の電波強度を測定し、リスト化する。特徴情報比較部18は、通信する対象となる候補の通信装置の特徴情報、電波強度、位置情報などを対応付けてリスト化し、表示部30に表示する。表示部30に表示したリストは、ユーザによる通信対象の絞込み操作あるいは選択操作に用いられる。
通信部22は、通信する対象となる候補の通信装置に対する特徴情報の返信要求や、ユーザによる絞込み操作の結果に応じて特定した、応答側の通信装置2に対するチャットデータの送受信などを行うための通信セッションの確立を行う。
なお、以下の説明では、周囲の不特定多数の通信装置に対して一方的に通信データを送信する処理をブロードキャストと呼ぶ。また、所定の通信装置を絞り込んで1対1で行う双方向の通信を行えるように準備する処理を通信セッションの確立と呼ぶ。
表示部30は、発信側の通信装置1で行われる処理内容、および、応答側の通信装置2から受信したチャットデータや特徴情報などの表示を行う。操作入力部32は、ユーザによる操作入力を受け付ける。なお、表示部30および操作入力部32は、タッチパネルなどを用いることで入力および出力を一つの入出力デバイスで兼ね備えてもよい。
次に、応答側の通信装置2の機能ブロックについて順に説明する。応答側の通信装置2は、特徴情報返信部40、特徴情報取得部42、特徴情報記憶部44、特徴情報比較部(通信手段)46、画像情報展開・一時記憶部48、通信部(通信手段)52、表示部60、および、操作入力部62を備えている。
特徴情報返信部40は、発信側の通信装置1から要求された特徴情報の返信要求に対して、要求された特徴情報および自装置に設定された特徴情報が一致すると特徴情報比較部46で判断された場合、特徴情報取得部42によって特徴情報記憶部44から取得された自装置の特徴情報のうち必要な情報を、通信部52を介して発信側の通信装置1に返信する。
特徴情報記憶部44は、自装置に設定された上述の各種特徴情報と、特徴情報の分類名と対応付けて記憶している。
特徴情報比較部46は、通信部52から受信した特徴情報と同様の分類に属する自装置の特徴情報を特徴情報記憶部44から取得して、比較処理を行う。具体的には、特徴情報比較部46は、通信部52から受信した、発信側の通信装置1の特徴情報返信要求に含まれる特徴情報と、特徴情報記憶部44に記憶されている自装置に設定された特徴情報とを比較し、比較結果を特徴情報返信部40に出力する。
通信部52は、通信する対象となる候補の通信装置に対する特徴情報の返信要求や、ユーザによる絞込み操作の結果に応じて特定した応答側の通信装置2に対するチャットデータの送受信などを行う。
表示部60は、応答側の通信装置2で行われる処理内容、および、発信側の通信装置1から受信したチャットデータなどの表示を行う。操作入力部62は、ユーザによる操作入力を受け付ける。なお、表示部60および操作入力部62は、タッチパネルなどを用いることで入力および出力を一つの入出力デバイスで兼ね備えてもよい。
(通信装置間でデータの送受信を行う処理の流れについて)
次に、図2を参照して、発信側の通信装置1が通信対象の候補となる通信装置を絞り込み、データ通信を開始するまでの処理の流れについて説明する。図2は、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2の間でやり取りされる各種データの流れを示すシーケンス図である。
まず、(1)において、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2は、それぞれの特徴情報記憶部14および特徴情報記憶部44から、特徴情報のカテゴリを指定して所定のカテゴリに含まれる特徴情報を取得する。
なお、本実施形態では、発信側の通信装置1の特徴情報として、搭載している車両の「白」、「普通乗用車」、「T社」、「K車」、「98−74」が、また、応答側の通信装置2の特徴情報として、搭載している車両の「黒」、「トラック」、「D社」、「E車」、「59−63」が設定されているものとするが、これに限るものではない。搭載している車両や所持している人物を特定できる特徴情報であれば、年式、型番、ロゴマーク、社名、オプション、車高、身長、性別、服装、装飾品、所持品、スタイル、髪型、外見画像、音声、およびその他の特徴を示す情報を用いてもよい。
次に、(2)において、発信側の通信装置1は、操作入力部32を介してユーザから、通信する対象となる候補の通信装置を絞り込むために、特徴情報のカテゴリを指定して特徴情報の返送要求を生成する。この返送要求は、具体例をあげれば、「黒い車は特徴情報を返送せよ」といったように、特定のカテゴリ(ここでは、「車の色」)に属する特徴情報を指定するものである。生成した返送要求(特徴情報「車の色」を送信せよ)は、(3)特徴情報返信要求部10によって周囲の通信装置全てに対して送信される。
(4)において、応答側の通信装置2は、通信部52から発信側の通信装置1の返信要求を受信する。(5)において、応答側の通信装置2の特徴情報返信部40は、(4)で受信した返信要求で指定されていた特徴情報に含まれない、その他の特徴情報(特徴情報1:例えば、「黒い」、「普通乗用車」に対する返送要求だった場合、「車のメーカー」「車の外見の画像」「車の登録ナンバー」など)を、特徴情報取得部42を介して特徴情報記憶部44から取得し、発信側の通信装置1に対して返信する。
(6)において、発信側の通信装置1の通信部22は、応答側の通信装置2から特徴情報を受信し、電波強度測定部16は受信した電波の強度を測定する。表示部30は、受信した特徴情報を一覧表示する。この時点では、表示部30には複数の通信する対象となる候補の通信装置が一覧で表示される。一覧表示された候補には、さらに細かい特徴情報が対応付けられている。具体例をあげれば、「黒い」というカテゴリと共に、「普通乗用車」、「軽自動車」、「トラック」の用途が一覧表示される。
なお、通信する対象となる候補の通信装置が絞り込めない場合には、処理は(2)に戻り、さらに特徴情報のカテゴリを指定することによって、「メーカー」、「車種」、「外見画像」、「登録番号」などを用いて通信対象を絞り込む。
(7)において、ユーザは、表示部30に一覧表示された通信対処の候補から選択することで、通信相手局の送信先(To)となる応答側の通信装置2を決定し、(8)において、(7)において決定した応答側の通信装置2に対してデータ通信を開始する通信要求(開始要求)を送信する。
なお、データ通信を開始する通信要求においても、発信側の通信装置1の識別情報は送信せずに、特徴情報2(自分は「白い」「乗用車」である)の通信装置から(From)、特徴情報1(「黒い」「トラック」)の通信装置に対して(To)メッセージを送信したものとして通信セッションを開始する。
(9)において、応答側の通信装置2は、データ通信を開始する通信要求(開始要求)を通信部52から特徴情報1を受信し、(10)特徴情報比較部46は、受信した通信要求(開始要求)に含まれる特徴情報1(「黒い」「トラック」)が特徴情報記憶部44に記憶されている応答側の通信装置2の特徴情報と一致するか比較する。
(11)において、(10)の処理で比較した特徴情報が一致した場合、表示部60は(9)で受信した発信側の通信装置1の特徴情報である特徴情報2(「白い」「普通乗用車」)を表示する。ユーザは表示部60に表示された発信側の通信装置1の特徴情報を見て、データ通信の開始要求を受諾するか否か判断する。
(13)において、(12)の処理でユーザがデータ通信の開始要求を受諾した場合、応答側の通信装置2の通信部52は、発信側の通信装置1に対し開始要求を受諾し通信開始することを伝える応答指示を送信する。この場合、応答指示には、特徴情報1(「黒い」「トラック」)の特徴情報を持つ車両が、特徴情報2(自分は「白い」「乗用車」である)の特徴情報を持つ車両に対して応答することを伝える情報が含まれている。
(14)において、発信側の通信装置1の通信部22が応答側の通信装置2が送信した特徴情報を受信すると、(15)において、特徴情報比較部18が送信先(To)の通信装置に設定された特徴情報である特徴情報2(「白い」「普通乗用車」)が自装置に設定された特徴情報であるか照合する。
(16)において、(15)で照合された特徴情報が一致した場合、通信相手として自身が適正であると判断し、応答側の通信装置2との相互のデータ通信を開始する。以下、上述の処理を繰り返すことで、通信相手を絞り込み、音声データあるいは文字データによるチャットやファイル交換などのデータ通信を行うことができる。
(特徴情報のデータ構造について)
次に、図3を参照して、本実施形態の発信側の通信装置1および応答側の通信装置2で用いられる特徴情報の詳細について説明する。図3は、本実施形態で用いられる特徴情報のカテゴリおよび特徴情報の内容の一例を示す表である。
図3では、車両に搭載された通信装置の識別情報である携帯識別情報(ここでは、電話番号)が「090−1234−9876」である通信装置に設定された特徴情報を示している。特徴情報のカテゴリが左側に、特徴情報の値(内容)が右側に記載されている。
具体的には、カテゴリ「色データ」に対応する特徴情報の値として「R=250、G=10、B=20」が、「用途」に対応する値として「普通乗用車」が、「メーカー」に対応する値として「T社」が、「車種」に対応するの値として「C車」が、「登録番号(下4桁)」に対応する値として「98−76」が、「画像データ」として車両の外観を示す画像データが記憶されている。
発信側の通信装置1および応答側の通信装置2は、通信相手から要求や返信が送られてきた際に、自装置に設定された特徴情報と、要求や返信に含まれている設定情報とを比較して、送信された要求や返信が自装置宛のものか否かを判断する。
なお、特徴情報として設定された画像データを比較する際には、画像データそのものを比較するのではなく、圧縮された画像データを圧縮された形式のまま比較してもよい。これは、通信を行う際に送受信するデータ量を減らすために画像データを圧縮する場合が多いためである。圧縮されたデータをそのまま比較すれば、受信側の装置は圧縮したデータを展開する処理を行うことなく、送信された特徴情報が自装置に設定された特徴情報と一致するか否かを判断することができる。
(通信する対象となる候補の車両の絞込み手順)
次に、図4を参照して、本実施形態の通信装置システムにおいて、発信側の通信装置1が通信する対象となる候補の通信装置を絞り込むために使う入力操作の際に用いるユーザインタフェースについて説明する。図4は、発信側の通信装置1の表示部30に表示される、通信する対象となる候補を絞り込む操作を行うための入出力インタフェースである。ここでは、タッチパネルを用いて表示部30および操作入力部32が入力および出力を受け付ける入出力デバイスであるものとして説明する。
表示部30には、入出力インタフェースとして図4に示すような表が表示される。表の縦軸には選択ボタンが文字または画像で、表の横軸には特徴情報のカテゴリが並べて表示される。
縦軸には、それぞれが通信する対象となる候補の車両を意味する選択ボタンが上から順に「選択1」、「選択2」、「選択3」、「選択4」、「選択5」と並んでいる。それぞれ、右側に並ぶ特徴情報の値が対応付けられている。
横軸には、特徴情報のカテゴリが順に並んでいる。カテゴリは左から右に順に「色」、「用途、メーカー、車種」、「外見画像(ビットマップ)」、「登録番号」と並んでいる。なお、ここでは、「用途、メーカー、車種」を1つのカテゴリにまとめて表示しているが、それぞれ別の特徴情報として管理してもよい。また、「外見画像」として車両の外観を示す写真画像を示したが、車の特徴を示すアイコンや三面図などでもよい。
また、テキストで示されている情報は、メーカーのロゴマークや、車種を示すアイコンなど、記号や絵で表してもよい。特徴情報が識別できれば、表現方法はどんなものでもよい。
通信する対象となる候補の通信装置を選択する際に、最初に、発信側の通信装置1の通信部22は、周囲の通信装置に対して、「色」の特徴情報の値を返信するように返信要求をブロードキャストする。返信要求を受信した、通信範囲に存在する各通信装置は、自装置に設定された「色」の特徴情報を返信する。
通信範囲に存在する各通信装置から「色」の特徴情報の値を受信した通信部22は、表示部30に「色」のカテゴリに含まれる特徴情報の値をリストにして一覧表示する。ここでは、「選択1」に対応づけられて「赤」の「色」が、「選択2」に「黄」の「色」が、「選択3」に「黒」の「色」が、「選択4」に「茶」の「色」が対応付けられている。
(同じ色の車両が複数存在する場合の絞込み手順)
ここで、同じ色、例えば「赤」の特徴情報の値を持つ通信する対象となる候補の通信装置が複数存在した場合には、ユーザは「色」の特徴情報だけを頼りに候補を決定することができない。そこで、ユーザは、「色」のカテゴリの情報だけでは通信する対象となる候補の通信装置が絞れないと判断した場合、「用途、メーカー、車種」のボタンを押してさらに別のカテゴリの特徴情報を要求して、通信する対象となる候補の通信装置の絞込みを行う。
ユーザによって「用途、メーカー、車種」のボタンが押されると、発信側の通信装置1は、図2の(2)から(6)の処理を繰り返し、さらなるカテゴリの特徴情報の値を取得して表示画面に表示する。ユーザは、通信する対象としたい通信装置が特定可能になるまで対象を絞り込む操作を繰り返し、絞り込まれたリストの内、目的の通信装置に対応する選択ボタンを押すことにより通信対象を決定する。
以下では、「選択1」および「選択3」の「色」の特徴情報の値に「緑」が設定されていた場合について、絞込みの手順について説明する。
最初、発信側の通信装置1を搭載した車両に乗車しているユーザは、乗車している車両の近くに見える「緑」の「普通乗用車」と連絡を取りたいと考える。この時点では、図4の表示画面の破線内に示されている特徴情報の値は表示されていない。
発信側の通信装置1を搭載した車両に乗車しているユーザは、図4の表示画面が表示されているタッチパネルから「カテゴリ指定ボタン」のうち「色」ボタンを押すと(図2の(2))、発信側の通信装置1の通信部22は、近隣の車に「色」情報を求める返信要求をブロードキャストする(図2の(3))。
返信要求を受信した周囲の車両(今回は4台)は、それぞれ自車の「色」の特徴情報の値を返信する(図2の(5))。なお、「色」の特徴情報の値は、車両ごとに設定されており、同様に特徴情報の放送許可についても車両ごとに設定されているものとする。
次に、発信側の通信装置1の通信部22は、周囲の車の「色」の特徴情報を受信し、表示部30は、表示画面の「色」の列に特徴情報の値を電波強度の順に表示する(図2の(6)。ところが、周囲の車両の中には「色」の特徴情報の値が「緑」に設定されているものが2台存在し、1行目と3行目の2箇所に表示される。
発信側の通信装置1のユーザは、このままではどちらの緑の車が目的の車両かわからないため、絞込みのため、「用途、メーカー、車種」のカテゴリ指定ボタンを押す(図2の(2))。この場合、同様に図2の(2)から(6)の処理が繰り返され、周囲に「用途、メーカー、車種」の特徴情報の値の返信をブロードキャストし、返信された特徴情報の値を表示画面に表示する。それでも絞れない場合には、さらに「外見画像」や「登録番号」などで絞り込みを繰り返す。
上記の処理で表示された「用途、メーカー、車種」の列を見ると、1行目の緑の車は普通乗用車で、3行目はトラックであることがわかる。発信側の通信装置1のユーザが連絡をとりたいのは普通乗用車なので、ユーザは表示画面の1行目の「選択1」のボタンを押す(図2の(7))。
発信側の通信装置1の通信部22は、選択した「色」および「用途、メーカー、車種」によって絞り込まれた「選択1」の車両の特徴情報の値(「緑」の「普通乗用車」)を送信先(To)として、自装置に設定された特徴情報を送信元(From)としてブロードキャストする(図2の(8))。なお、ここで音声メッセージ、例えば「もしもし緑のセダンさん」と言った音声情報などを付加してもよい。
なお、送信先および発信元の情報は、例えば、“To:色=緑、車種=乗用車 From:色=白、車種=乗用車”といったような形式で送られる。また、色の特徴情報は、同系統の色を同じものとして扱ってもよいし、RGBの各階調の値を256段階に分けて表現した数値などを用いてもよい。
また、色の特徴情報として厳密な数値を用いた場合、セッションの途中で混信する可能性を低減することができる。たとえばユーザにとっては同じように見える赤系統の色であっても(R=255,G=0,B=0)と(R=255,G=0,B=1)は本願の通信装置の特徴情報比較部46では異なるものとして扱うことができるからである。いずれにしても、色情報については、図4のタッチパネル上では、ユーザの操作上、実際の色に変換して表現することが好ましい。
応答側の通信装置2の通信部52は、発信側の通信装置1からのブロードキャストを受信すると(図2(9))、TOに記載の特徴情報と、自車のプロファイルとを照合する(図2(9))。照合の結果が一致した場合、応答側の通信装置2の表示部60は表示画面に通信要求を受信したことを表示する(図2(11))。音声情報が添付されている場合はここで再生する。
ここで、応答側の通信装置2のユーザが通信要求を受諾すると(図2(12))、発信側の通信装置1に対して、同様に送信元(From)、送信先(To)、返信内容を送信する(図2(13))。以下、同様に送信元、送信先を含む情報に通信するデータ(音声データやテキストデータなど)を送信する通信セッションを確立させて通信を行う。
以上のように、外見上の「特徴情報」をキーとして通信を行う。したがって、電話番号などの個人情報が含まれた識別情報を交換せずに、プライバシーを保護した相互通信が可能となる。また、特徴情報が異なる周囲の車両のユーザに対しては、不要な通信内容の再生を抑えることができる。
次に、図5を参照して、本実施形態の発信側の通信装置1ならびに応答側の通信装置2を車両に搭載した場合の例について説明する。図5は、発信側の通信装置1ならびに応答側の通信装置2を車両90のフロントガラス付近に配置した様子を図示する模式図である。
ユーザは、車両に搭載された発信側の通信装置1を操作して通信する対象となる候補の通信装置の絞込みを行い、応答側の通信装置2は、発信側の通信装置1からの返信要求のブロードキャストに含まれる送信先の特徴情報の値が、自装置に設定された特徴情報の値と一致するか判断し、返信を行う。
なお、通信手段として赤外線を用いる場合などには、赤外線通信部を対象の車両の通信装置に向けてブロードキャストする必要がある。したがって、車両に固定されつつ通信装置の方向を変更可能な機構となっていることが好ましい。また、赤外線通信部を備える場合には、車両のガラスを通じて、通信相手に通信装置が直接見える位置に配置されていることが好ましい。
上述の説明では、特徴情報として通信装置を搭載した車両の外見を特定する情報が設定されているものとして説明したが、これに限るものではない。本願の通信装置を搭載した車両が経由した都市や観光名所などの位置情報をプロファイルに登録しておけば、これから訪れようとする人が、すでに訪れた人から現地の情報(例えば駐車場の混雑情報)を得ることが可能となる。
また、プロファイルに趣味を登録しておけば共通の趣味を持つ人同士で通信が可能となる。この場合、1対1に限らず、臨時に形成された共通の趣味をもつグループ内で多対多の通信が実現できる。このように、外見を特定する情報以外の特徴情報を用いる場合は、通信相手が可視範囲にいる必要がないため、出力の大きな通信装置や中継局などを用いて物理的な通信範囲を広げることも有効となる。
また、車両搭載機器でなくても携帯通信機器を用いてもよい。なお、特に多対多の通信では、通信相手を選択することなく、予め設定した通信条件に合致する相手からの通信をすべて受け入れるという応用も可能である。
また、上述の説明では、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2を別々の装置として説明したが、これに限るものではない。通信装置1および通信装置2を構成する各部の機能を併せ持ち、発信側の通信装置として機能すると共に、応答側の通信装置として機能する構成であってもよい。
以上のように、本実施形態の通信装置1は、応答側の通信装置2と通信を行う発信側の通信装置1であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部14と、応答側の通信装置2に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する特徴情報返信要求部10と、特徴情報返信要求部10による要求に対して、応答側の通信装置2から返信された、応答側の通信装置2の特徴を示す特徴情報を受信する通信部22と、通信部22が受信した、応答側の通信装置2の特徴情報をユーザに選択可能に提示する表示部30と、表示部30によって提示された前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する操作入力部32と、操作入力部32によって取得された前記特徴情報を持つ、応答側の通信装置2に対してデータ通信の開始を要求する通信部22と、通信部22による要求に対して応答側の通信装置2から返信された特徴情報が、特徴情報記憶部14に記憶された特徴情報と一致する場合、特徴情報記憶部14に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、応答側の通信装置2とのデータ通信を開始する通信部22とを備えている。
また、本実施形態の通信装置1における通信方法は、応答側の通信装置2と通信を行う発信側の通信装置1における通信方法であって、上記発信側の通信装置1は、発信側の通信装置1の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部14を備え、応答側の通信装置2に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信ステップと、前記返信要求ステップおける要求に対して、応答側の通信装置2から返信された、応答側の通信装置2の特徴を示す特徴情報を受信する特徴情報受信ステップと、前記特徴情報受信ステップにおいて受信した、応答側の通信装置2の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示ステップと、前記特徴情報提示ステップにおいて提示された前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、前記特徴情報取得ステップにおいて取得された前記特徴情報を持つ、応答側の通信装置2に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求ステップと、前記通信開始要求ステップにおける要求に対して応答側の通信装置2から返信された特徴情報が、特徴情報記憶部14に記憶された特徴情報と一致する場合、特徴情報記憶部14に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、応答側の通信装置2とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含んでいる。
上記の構成によれば、自装置の特徴を示す特徴情報が設定されており、通信相手の特徴を示す所定の特徴情報を要求して受信し、受信した特徴情報をユーザに選択可能に提示し、ユーザが選択した提示情報を取得し、ユーザが選択した特徴情報を持つ通信装置に対してデータ通信の開始を要求し、データ通信の開始の要求に対する返信に含まれる特徴情報に基づいて自装置が通信対象であるか否かを判断し、データ通信を開始する。
これによって、発信側の通信装置1は、応答側の通信装置2に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、応答側の通信装置2の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。したがって、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができる。
本実施形態の通信装置2は、発信側の通信装置1と通信を行う応答側の通信装置2であって、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部44と、前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する通信部52と、前記発信側の通信装置1に対して、特徴情報記憶部44に記憶された特徴情報のうち、前記返信要求で要求された前記特徴情報を送信する特徴情報返信部40と、発信側の通信装置1から、データ通信の開始を要求する開始要求を、発信側の通信装置1の特徴を示す特徴情報と共に受信する通信部22と、発信側の通信装置1に対して、応答側の通信装置2から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信するデータ送受信部20と、データ送受信部20によって前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置1の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、発信側の通信装置1とのデータ通信を開始するデータ送受信部20とを備えている。
また、本実施形態の通信装置2における通信方法は、発信側の通信装置1と通信を行う応答側の通信装置2における通信方法であって、応答側の通信装置2を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部44を備え、発信側の通信装置1から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信ステップと、発信側の通信装置1に対して、特徴情報記憶部44に記憶された特徴情報のうち、前記返信要求で要求された前記特徴情報を送信する特徴情報返信ステップと、発信側の通信装置1から、データ通信の開始を要求する開始要求を、発信側の通信装置1の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信ステップと、発信側の通信装置1に対して、発信側の通信装置1から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知ステップと、前記通信開始ステップにおいて前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、発信側の通信装置1とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含んでいる。
上記の構成によれば、自装置の特徴を示す特徴情報が設定されており、通信相手の特徴情報の要求を受信し、要求に対して自装置の特徴を示す特徴情報を返信し、データ通信の開始を要求する開始要求を、発信側の通信装置の特徴情報と共に受信し、受信した特徴情報が自装置に設定された特徴情報と一致するか否かを判断することで、自装置が通信対象であるか否かを判断し、データ通信を開始する。
これによって、応答側の通信装置2は、発信側の通信装置1に対して自身の識別情報を送信することなく、自身の特徴を示す特徴情報を送信し、発信側の通信装置1の特徴を示す特徴情報を受信するだけで適正な通信対象を判別することができる。したがって、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるという効果を奏する。
上記の発信側の通信装置1および応答側の通信装置2では、データ送受信部20は、前記特徴情報の一致を、複数組の特徴情報が一致するか否かを判断することで、データ通信を開始するか否かを判断している。
上記の構成によれば、互いに送信する複数の特徴情報の内容が、通信対象とする通信装置の複数の特徴情報と一致するかによって通信対象が適正であるか否かを判断している。これによって、同じ内容の特徴情報を持つ通信装置が複数存在する場合でも、複数の特徴情報によって通信対象を絞込み、目的の通信装置とのデータ通信を開始することができるという効果を奏する。
上記の発信側の通信装置1および応答側の通信装置2では、通信部22および通信部52は、前記特徴情報を示すデータが圧縮された圧縮データである場合、圧縮された状態のまま一致するか否かを判断している。
上記の構成によれば、特徴情報を示すデータを圧縮した圧縮データの内容が一致するか否かによって通信対象の適正さを判断する。したがって、圧縮した特徴情報の圧縮データを展開することなく比較して検証することができる。
これによって、通信装置内に圧縮されたデータを展開する負荷を要することなく特徴情報の比較を行うことができる。したがって、特徴情報の比較に要する時間を相対的に短縮し、圧縮されたデータを展開する構成を備えるコストを低減することができる。
上記の発信側の通信装置1および応答側の通信装置2では、前記特徴情報は、前記通信装置1および通信装置2を搭載する乗り物、または、該通信装置を所持するユーザの外見に関する情報である。
上記の構成によれば、特徴情報として通信装置1・2を搭載している車両90、または、通信装置1・2を所持しているユーザの外見に関する情報が記憶されている。これによって、ユーザは通信装置を搭載している車両90、または、通信装置1・2を所持しているユーザの外見を参考にして通信対象の通信装置1・2に設定された特徴情報を選択することができる。したがって、特徴情報1・2の種類としてどのような情報が設定されているかを知らなくても、容易に通信対象の通信装置1・2を特定することができる。
上述の発信側の通信装置1と、応答側の通信装置2とを備えることによって、通信システムを構成することができる。
〔実施形態2〕
次に、本発明の通信装置1および2を用いた他の実施形態について説明する。
本実施形態の通信システムでは、図1および図5に示される通信システムに比べて、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2が搭載される乗り物が異なり、その他の構成は同様である。本実施形態では、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2が、それぞれ、船舶に搭載されている構成である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
発信側の通信装置1および応答側の通信装置2が船舶に搭載されている場合、船の側面に固有の名称(「日本丸」など)を表示し、プロファイルにこの名称を登録することにより、実施形態1と同様の通信が可能となる。この場合、固有の名称では船舶の識別情報に近い情報とも言えるが、初対面の通信で相手を特定するために有効な手段となり得る。
名称でなく、マークのような画像情報を表示・プロファイル登録することによっても実施可能である。マークの表示は旗として船舶に掲揚する例も考えられる。
また、発展例としては、船舶に自船籍の国旗を掲揚する一方、プロファイルには国旗情報と国名を登録してもよい。本願の通信装置が特徴情報として相手の国名を認識した場合、文字情報として受信あるいは送信するメッセージを該国名情報に対応した翻訳フィルタを通して自動翻訳してもよい。
また、実施形態1のように、通信装置を車両に搭載した場合と同様に、船舶そのものの画像をプロファイルに登録してもよい。この場合、船の側面に画像を表示する必要はない。
〔実施形態3〕
次に、本発明の通信装置1および2を用いたさらに他の実施形態について説明する。
本実施形態の通信システムでは、実施形態1および実施形態2に示された通信システムに比べて、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2をユーザ自身が所持する点が異なり、その他の構成は同様である。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の機能を有する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
例えば人物の場合、通常、パーティー会場などでは口頭で相互のコミュニケーションをとることが多いが、本願の通信システムを用いると初対面の人物に対して同一会場で1対1のコミュニケーションを可能とするという、従来にないパーティーの形態を実現することができる。例えば、プロファイルに性別と本日の服装を登録しておくことにより、「白いスーツの男性」が、席の離れた「ピンク色のワンピースの女性」と、互いの端末機に個人情報を残すことなく通信することが可能となる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2の各ブロック、特に特徴情報返信要求部10、通信部22、特徴情報返信部40、および通信部52は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、発信側の通信装置1および応答側の通信装置2は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである通信装置1、通信装置2の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記通信装置1、通信装置2に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、通信装置1、通信装置2を通信ネットワークと接続可能に構成し、通信ネットワークを介して上記プログラムコードを供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明によれば、識別情報を交換していない相手とセキュリティの高い通信を行うことができるので、通信装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、ゲーム機、情報提示装置、およびその他の電子機器に適用することができる。
本発明の一実施形態を示すものであり、発信側および応答側の通信装置を備えた通信システムの要部構成を示す機能ブロック図である。 上記の通信システムにおける、発信側および応答側の通信装置間でのデータのやり取りの流れを示すシーケンス図である。 上記の通信システムで用いられる特徴情報のカテゴリおよび特徴情報の内容の一例を示す表である。 上記の発信側の通信装置の表示部に表示される、通信する対象となる候補を絞り込む操作を行うための入出力インタフェースの一例を示す図である。 発信側および応答側の通信装置を車両に配置した様子を示す模式図である。
符号の説明
1 通信装置
2 通信装置
10 特徴情報返信要求部(返信要求送信手段)
12 画像情報展開・一時記憶部12
14 特徴情報記憶部
16 電波強度測定部
18 特徴情報比較部
22 通信部(通信開始要求手段、通信開始手段、特徴情報受信手段、通信開始手段)
30 表示部(特徴情報提示手段)
32 操作入力部(特徴情報取得手段)
40 特徴情報返信部(特徴情報返信手段)
46 特徴情報比較部(通信開始手段)
48 画像情報展開・一時記憶部
52 通信部(通信開始手段、通信開始手段、返信要求受信手段、開始要求受信手段)
60 表示部
62 操作入力部

Claims (10)

  1. 応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置であって、
    自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、
    応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信手段と、
    前記返信要求送信手段による要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信手段と、
    前記特徴情報受信手段が受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示手段と、
    前記特徴情報提示手段によって提示された前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得手段と、
    前記特徴情報取得手段によって取得された前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求手段と、
    前記通信開始要求手段による要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  2. 発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置であって、
    自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部と、
    前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信手段と、
    前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた特徴情報を送信する特徴情報返信手段と、
    前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信手段と、
    前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知手段と、
    前記通信開始通知手段によって前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始手段とを備えることを特徴とする通信装置。
  3. 前記通信開始手段は、前記特徴情報の一致を、複数組の特徴情報が一致するか否かを判断することで、データ通信を開始するか否かを判断することを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記通信開始手段は、前記特徴情報を示すデータが圧縮された圧縮データである場合、圧縮された状態のまま一致するか否かを判断することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記特徴情報は、前記通信装置を搭載する乗り物、または、該通信装置を所持するユーザの外見に関する情報であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 請求項1に記載の発信側の通信装置と、請求項2に記載の応答側の通信装置を備えることを特徴とする通信システム。
  7. 応答側の通信装置と通信を行う発信側の通信装置における通信方法であって、
    上記発信側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、
    応答側の通信装置に対して、所定の分類名に対応付けられた特徴情報を返信するように要求する返信要求送信ステップと、
    前記返信要求送信ステップにおける要求に対して、前記応答側の通信装置から返信された前記特徴情報を受信する特徴情報受信ステップと、
    前記特徴情報受信ステップにおいて受信した、前記応答側の通信装置の特徴情報をユーザに選択可能に提示する特徴情報提示ステップと、
    前記特徴情報提示ステップにおいて提示した前記特徴情報から、ユーザに選択された特徴情報を取得する特徴情報取得ステップと、
    前記特徴情報取得ステップにおいて取得した前記特徴情報を持つ、前記応答側の通信装置に対してデータ通信の開始を要求する通信開始要求ステップと、
    前記通信開始要求ステップにおける要求に対して前記応答側の通信装置から返信された特徴情報が、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報と一致する場合、前記特徴情報記憶部に記憶されている前記特徴情報を送信すると共に、該応答側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  8. 発信側の通信装置と通信を行う応答側の通信装置における通信方法であって、
    上記応答側の通信装置は、自装置の特徴を示す特徴情報と、該特徴情報の分類を示す分類名とを対応付けて記憶する特徴情報記憶部を備え、
    前記発信側の通信装置から、所定の分類名に対応付けられた特徴情報の返信要求を受信する返信要求受信ステップと、
    前記発信側の通信装置に対して、前記特徴情報記憶部に記憶された特徴情報のうち、前記所定の分類名に対応付けられた前記特徴情報を送信する特徴情報返信ステップと、
    前記発信側の通信装置から、データ通信の開始を要求する開始要求を、当該発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報と共に受信する開始要求受信ステップと、
    前記発信側の通信装置に対して、当該発信側の通信装置から受信した特徴情報と共に、データ通信の開始を受諾することを示す受諾通知を送信する通信開始通知ステップと、
    前記開始要求受信ステップにおいて前記受諾通知と共に送信した特徴情報と、該受諾通知に対する返信として受信した、発信側の通信装置の特徴を示す特徴情報とが一致した場合に、前記発信側の通信装置とのデータ通信を開始する通信開始ステップとを含むことを特徴とする通信方法。
  9. 請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  10. 請求項9に記載のプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP2008233087A 2008-09-11 2008-09-11 通信装置、通信システム、通信方法、プログラム、および記録媒体。 Expired - Fee Related JP5042952B2 (ja)

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