JP2014216714A - 車両内での情報共有のための情報提供装置、携帯端末、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両内において、運転者のプライバシーの保護と安全運転とを確保しつつ、運転者と同乗者との間での情報共有を図る。【解決手段】車載の情報提供装置(102)は、車載のHUD(204)上の情報から第1規則に従って抽出した情報のみを同乗者の携帯端末(104)へ送信することとして公開情報の種類を制限し、携帯端末は、自装置が備えるディスプレイ(406)上の情報から第2規則に従って抽出した情報のみを情報提供装置へ送信することとして、運転者に与える情報量を制限する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載されて運転者と同乗者との情報共有を図る情報共有システムに関し、特に、当該情報共有システムを構成する車載の情報提供装置、及び乗員が利用する携帯端末、並びに当該携帯端末を動作させるプログラムに関する。
通常、車両の運転者は、運転操作から注意が逸れないよう、運転操作以外の事柄に目を向ける意識的な余裕はあまりなく、運転者と同乗者との間での情報共有は会話に強く依存したものとなる。このため、共有することのできる情報の種類や量は制限されることとなり、例えば同乗者が携帯端末で得た画像等の情報を運転者と共有することは極めて困難である。また、例えば、後部座席に座った同乗者から運転席近くに設けられた表示装置の表示画面の詳細を把握することは困難であり、当該画面上に表示される様々な運転情報を運転者から同乗者に会話によって伝えることも、それほど容易なことではない。
特に、ナビゲーション装置の表示装置として、車両のフロントガラスに設けられたヘッドアップディスプレイ(HUD、Head-Up Display)が用いられる場合、HUDの映像は遠焦点表示であるため運転者にとっては目の前の道路環境から目を離さずに表示映像を視認することができるものの、運転者以外の同乗者はその映像を見ることができず、ストレスを感じることとなる。
その結果、例えば観光地へ複数の同乗者と共にドライブする場合、同乗者間ではスマートフォン等の様々な情報源からの情報(例えば、目的地である観光地の画像情報)を共有して観光地までの時間を楽しく過ごせるのに対し、運転者はそのような画像情報を見ることができず孤立してしまうことが多い。また、同乗者も、現在位置や渋滞等の情報を把握することができず、経由地である観光スポットや休憩場所までの時間等を運転者に何度も尋ねることとなって、運転者を煩わしてしまうことになる。
従来、車両乗員の携帯端末と車載機器との間において情報を交換し共有する装置として、車載機器と携帯端末とが近距離無線(例えばBluetooth(登録商標))により通信可能に接続され、これらが互いに通信を行って共有すべき情報を交換する情報交換装置が知られている(特許文献1)。この装置では、携帯端末が車載機器に対して通信可能な距離に接近した場合に自動的に通信が確立され、通信が確立したことに応じて情報交換が行われる。
上記従来の装置を、運転者と同乗者との間の情報交換に用い、運転者が視認するHUD上の映像を同乗者の携帯端末との間で共有したり、同乗者の携帯端末上の表示映像をHUD上に表示して共有することも考えられる。
しかしながら、HUDと携帯端末との間で同一映像を共有した場合、HUDに表示される運転者が同乗者に知られたくない情報(例えば、ハンズフリーフォンの着信相手の名前や番号)も共有されることとなり、プライバシー保護の観点から問題がある。また、同乗者の携帯端末に表示される映像は、同乗者にとっては自分の手元でしっかりと凝視することができるため見やすいと言えるが、運転者がHUD上でこれを見ることは運転者の視認負荷の増大につながる恐れがある。さらに、携帯端末が公衆回線ネットワーク等から取得した映像をそのままHUDに表示させた場合、当該表示に文字や動画などが多く含まれていれば運転者の視認負荷は益々増大することとなる。
特開2008−278388号公報
上記の背景より、プライバシー保護及び安全運転の確保に配慮しつつ、運転者が車載の表示装置から取得する情報と、同乗者が携帯端末から取得する情報とを、運転者と同乗者との間で互いに共有することのできる、情報共有システムの実現が望まれている。
本発明の一の形態は、車両の乗員間で情報を共有するための情報提供システムを構成する車載の情報提供装置である。本情報提供装置は、表示装置と、前記車両内にある携帯端末と通信するための通信装置と、プロセッサ及び記憶装置を備える処理装置と、を有しており、前記処理装置は、指示が入力されたことに応じて、自装置が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第1規則に従って情報を抽出し、前記抽出した情報を、前記通信装置により前記携帯端末へ送信するよう構成されている。
本発明の他の形態は、車両の乗員間で情報を共有するための情報提供システムを構成する、当該乗員が利用する携帯端末である。本携帯端末は、表示装置と、車載の情報提供装置と通信するための通信装置と、プロセッサ及び記憶装置を備える処理装置と、を有しており、前記処理装置は、指示が入力されたことに応じて、自装置が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第2規則に従って情報を抽出し、前記抽出した情報を、前記通信装置により前記情報提供装置へ送信するよう構成されている。
本発明の上記一の形態における一の態様によると、前記表示装置は、車両前方を見る運転者の視界内に配置されている。
本発明の上記他の形態における一の態様によると、前記第2規則は、前記表示装置に表示されたテキスト情報から所定の文字数以下のテキストを抽出すること、又は前記表示装置に表示された画像情報から所定の数以下の画像を抽出することである。
本発明の上記一の形態における他の態様によると、前記第1規則は、前記携帯端末への送信を許可する情報の種別を規定するものである。
本発明の更に他の形態は、情報提供システムを構成する携帯端末が備えるコンピュータたる処理装置に実行させるプログラムであって、指示が入力されたことに応じて、当該携帯端末が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第2規則に従って情報を抽出するステップと、前記抽出した情報を、前記車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置へ送信するステップと、を処理装置に実行させるものである。
本発明の上記更に他の形態における一の態様によると、前記プログラムは、前記処理装置に、前記情報提供装置から送信される表示情報を受信して前記表示装置に表示するステップを更に実行させるものである。
本発明によれば、運転者のプライバシー保護と車両の安全運転確保に配慮しつつ、運転者が車載の表示装置から取得する情報と、同乗者が携帯端末から取得する情報とを、運転者と同乗者との間で互いに共有することができる。
本発明の一実施形態に係る情報提供装置及び携帯端末により構成される情報共有システムを示すブロック図である 本発明の一実施形態に係る情報提供装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供装置における、第1規則を設定するための条件入力画面の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る、情報提供装置から携帯端末への情報転送動作の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る、携帯端末から情報提供装置への情報転送動作の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供装置における、情報送信処理の手順を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る情報提供装置における、情報受信処理の手順を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末における、情報送信処理の手順を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る携帯端末における、情報受信処理の手順を示すフロー図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報提供装置及び携帯端末により構成される情報共有システムを示すブロック図である。
本情報共有システム10は、車両100に搭載された情報提供装置102と、車両100の乗員が操作する少なくとも一つの携帯端末104と、により構成される。
情報提供装置102は、車両100の運転者にナビゲーション情報等の種々の情報を提供する車載装置であり、携帯端末104は、情報提供装置102と無線により通信可能に接続され、当該無線を介して情報提供装置102との間で種々の情報を交換する。
本実施形態では、携帯端末104はスマートフォン等の多機能携帯電話であり、PAN(Personal Area Network)用の近距離無線通信規格の一つであるブルートゥース(登録商標)(Bluetooth、登録商標)を用いて、情報提供装置102と通信する。なお、携帯端末104と情報提供装置102とを通信可能に接続する手段は、ブルートゥース(登録商標)に限らず、ZigBee等の他の通信規格に従う近距離無線や、IrDA(Infrared Data Association)規格に従う赤外線の光無線データ通信や、あるいはWi−Fi認証を受けた無線装置を用いて行うこともできる。さらに、携帯端末104と情報提供装置102とを、有線通信により通信可能に接続するものとしてもよい。
図2は、情報提供装置102の構成を示すブロック図である。情報提供装置102は、処理装置200と、PAN無線装置202と、ヘッドアップディスプレイ(HUD)204と、ステアリングスイッチ206と、を有している。また、処理装置200には、ディスプレイ208と、操作入力装置210と、車両内ネットワーク(NW、Network)インタフェース212と、ハンズフリー装置214と、スピーカ216と、が接続されている。また、処理装置200には、運転者に提供する情報の情報源であるナビゲーション装置218と、オーディオ装置220と、映像装置222と、が接続されている。
PAN無線装置202は、ブルートゥース(登録商標)規格に従って携帯端末104と通信するための近距離無線装置である。PAN無線装置202は、通信可能な距離範囲内(例えば、数m程度)に、ブルートゥース(登録商標)規格に従う通信機能を備えた他の機器を検出すると、処理装置200と連携して、当該他の機器とのペアリング動作を行い、ペアリングした他の機器との間でのみ、データ通信を行う。
より詳細には、ペアリング動作は、例えば以下のように行われる。まず、PAN無線装置202は、通信可能範囲内において検出した機器の情報を処理装置200に出力し、処理装置200は、当該情報(例えば各機器の機器ID)をディスプレイ208にリスト表示する。運転者は、ディスプレイ208に表示された機器IDから、同乗者の携帯端末104を特定し、操作入力装置210を介して、当該特定した機器(同乗者の携帯端末104)との間でペアリングを行うよう指示を入力する。
処理装置200は、当該指示をPAN無線装置202に出力し、PAN無線装置202は、指示された携帯端末104に対してPIN(Personal Identification Number)コードの送信を要求する。そして、当該携帯端末104からPINコードを受信すると、当該PINコードに基づいて一意(ユニーク)なリンクキーを作成し、当該リンクキーにより当該携帯端末104を通信可能な相手として登録(メモリ等に保存)する。また、当該リンクキーを当該携帯端末104へ送信する。これにより、上記登録後は、当該携帯端末104との間で、上記リンクキーを用いて互いを認識して秘匿性を確保し、データ通信を開始する。
なお、携帯端末104との上記ペアリングは、特定の携帯端末104、例えば、家族が所有するスマートフォン等の携帯端末104との間で予め行い、情報提供装置102が情報を転送する携帯端末104の範囲を限定しておくものとすることができる。
HUD204は、車両前方を見る運転者の視界内に配置される表示装置の一例であって、自車両のフロントガラス上の運転席前方部分に画像を投影あるいは表示するものである。HUD204には、予め定められた所定の情報、例えば、自車両の走行速度や、ナビゲーション装置218からの経路案内等の情報が表示される。通常、HUD204による表示は、フロントガラス上の画像投影部分を通過する運転者の視線により遠方に虚像を結ぶもの(遠焦点表示)であるため、運転者には視認できるが、同乗者から当該画像(虚像)を見ることは困難となっている。このため、HUD204に表示される情報は、一般に、そのままでは同乗者との間でこれを共有することはできない。
ステアリングスイッチ206は、ステアリングホイール(ハンドル)に配置されたスイッチであり、本実施形態では、運転者が、処理装置200に対しHUD204に表示された情報を携帯端末104へ送信するよう指示を与える際に用いる(後述)。
ディスプレイ208は、車両100のフロントガラス下部にあるダッシュボードの、例えば車両幅方向の中央部に配されている。ディスプレイ208には、ナビゲーション装置218、オーディオ装置220、映像装置222等から出力される各種の情報(映像、画像、文字等)が表示される。ディスプレイ208は、例えば液晶表示装置(LCD、Liquid Crystal Display)により構成することができる。
操作入力装置210は、ディスプレイ208上に出力された表示等に対して乗員がデータ入力等の入力操作を行うため装置であり、例えば、ディスプレイ208の表示画面上に設けられたタッチパネルとすることができる。
車両内NWインタフェース212は、車両100内の車両内LAN(Local Area Network)に接続するためのインタフェースである。車両内NWインタフェース212は、処理装置200が当該ネットワークを介して、例えば車両100の燃費や車速等の情報を収集するのに用いられる。処理装置200は、当該収集した燃費情報や車速情報を、例えばHUD204に表示する。
ハンズフリー装置214は、運転者が所有する携帯電話と通信可能に接続され、運転者が当該携帯電話を手で持つことなく通話できるように、当該携帯電話から出力される音響信号を処理装置200を介して車載スピーカ216に接続すると共に、車載マイクロホン(不図示)から取得する音響信号を当該携帯電話に入力する。また、ハンズフリー装置214は、上記携帯電話に電話がかかって来たときに、その相手先を識別する情報(電話番号や、当該電話番号に対し予め登録された人の名前など)を処理装置200に出力する。処理装置200は、当該情報を例えばHUD204に表示する。
スピーカ216は、処理装置200から出力される駆動信号により動作し、ハンズフリー装置214から入力される上記携帯電話からの音声や、オーディオ装置220、映像装置222で再生された音楽や映画等の音声を出力する。
ナビゲーション装置218は、経路探索及び経路案内等を行う通常のナビゲーション機能を有し、当該ナビゲーション機能に係る情報を処理装置200に出力する。当該情報を受信した処理装置200は、当該情報をディスプレイ208及び又はHUD204に表示すると共に、当該表示に対し操作入力装置210を介して乗員が入力した情報等を、ナビゲーション装置218へ出力する。ナビゲーション装置218、は当該入力された情報を受信して、当該情報に応じた処理を行う。
オーディオ装置220は、音楽CD(Compact Disc)やUSB(登録商標)メモリ等の記憶媒体に記録され又は記憶された音楽等の音響情報を再生する。オーディオ装置220は、当該音響情報の再生に係る情報(例えば、再生音楽のタイトルや、アーティスト名等の付帯情報)を、処理装置200を介してディスプレイ208及び又はHUD204に表示する。また、オーディオ装置220は、操作入力装置210を介して乗員が入力する音響情報再生に係る動作指示を、処理装置200を介して受信し、当該受信した指示に応じて音響情報を再生する。
映像装置222は、DVD等に記憶され又は記録された映像情報を再生する。映像装置222は、当該再生した映像を、処理装置200を介してディスプレイ208に表示する。また、映像装置222は、映像情報の再生に係る情報(例えば、再生される映画のタイトルなど)を、処理装置200を介してディスプレイ208及び又はHUD204に表示する。さらに、映像装置222は、操作入力装置210を介して乗員が入力する映像情報再生に係る動作指示(例えば、再生を開始すべきチャプターの指定)を、処理装置200を介して受信し、当該受信した指示に応じて映像情報を再生する。
なお、ナビゲーション装置218、オーディオ装置220、及び映像装置222は運転者に情報を提供する装置の一例であって、処理装置200には、これらに限らず、運転者がディスプレイ208及び又はHUD204を介して何らかの情報を取得することのできる任意の他の装置を接続することができる。
処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)、及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を含む記憶装置と、を有するコンピュータであり、入力選択ユニット230と、操作検出ユニット232と、表示制御ユニット234と、通信制御ユニット236と、情報転送制御ユニット238と、を有している。
処理装置200が備える上記各ユニットは、コンピュータである処理装置200がプログラムを実行することにより実現される仮想マシンであり、機能実現手段である。ただし、他の実施形態として、上記各ユニットを、それぞれ個別のハードウェアとして構成することもできる。なお、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
入力選択ユニット230は、ディスプレイ208及び又はHUD204に表示する情報の情報源として、ナビゲーション装置218、オーディオ装置220、又は映像装置222のいずれかを選択する。入力選択ユニット230は、乗員から操作入力装置210を介して情報源の指定に関する指定情報が入力されたことに応じて、当該指定情報に基づいて、上記装置218〜222のいずれかを選択する。また、入力選択ユニット230は、情報源として上記装置218〜222を選択した後は、当該選択した装置に関し操作入力装置210を介して乗員が入力する情報を、当該選択した装置に出力する。
操作検出ユニット232は、乗員が操作入力装置210に対して入力した情報を、当該操作入力装置210から受信する。操作検出ユニット232は、当該受信した情報が、上記選択された装置218〜222のいずれかの装置に関するものであれば、当該入力選択ユニット230を介して当該選択された装置へ上記受信した情報を出力する。また、操作検出ユニット232は、上記受信した情報が、処理装置200の動作に係る情報であるときは、当該動作に係るいずれかのユニット230、234、236、238へ、当該受信した情報を受け渡す。なお、上記受信した情報が、処理装置200の動作に係る情報か否かは、例えば、操作入力装置210の特定のボタン操作を処理装置200の動作に予め関連付けておくことで判断することができる。
表示制御ユニット234は、入力選択ユニット230を介して入力された装置218〜222のいずれかからの画像情報及び映像情報、又はその他の情報を、ディスプレイ208及び又はHUD204の表示画面に出力する。また、表示制御ユニット234は、処理装置200の動作に係る情報も、ディスプレイ208及び又はHUD204に出力する。
通信制御ユニット236は、PAN無線装置202及び車両内NWインタフェース212を介して情報を入力し及び出力する。
情報転送制御ユニット238は、ステアリングスイッチ206が操作(例えば、押下)されたことに応じて、HUD204に現在表示されている情報(コンテンツ)から、運転者が予め定めた所定の規則(以下、「第1規則」という)に従って表示情報を抽出し、当該抽出した表示情報のみを、通信制御ユニット236及びPAN無線装置202を介して、同乗者の携帯端末104へ送信する。ここで、運転者が予め定める上記第1規則は、例えば操作入力装置210の特定のボタンを運転者が操作することによりディスプレイ208に表示される条件入力画面に対し、当該運転者が操作入力装置210を介して抽出条件を入力することにより設定することができる。当該条件は、運転者が他の乗員(同乗者)に公開してよい情報コンテンツを規定するものであり、例えば、同乗者の携帯端末104において表示することを許可する情報の種類とすることができる。
これにより、運転者は、HUD204に表示されている情報のうち第1規則により制限された情報のみを携帯端末104へ容易に送信することができるので、プライバシーを確保しつつHUD204上の表示情報を同乗者と共有することができる。
また、情報転送制御ユニット238は、PAN無線装置202と通信制御ユニット236とを介して携帯端末104から受信した表示情報をHUD204に表示するよう、表示制御ユニット234に指示する。
なお、ステアリングスイッチ206は、情報転送制御ユニット238に上記表示情報の抽出と送信を行わせるトリガを与えるための操作装置の一例であって、ステアリングスイッチ206に代えて他の操作装置(例えば操作入力装置210やダッシュボードに設けられた任意のスイッチ)を用いることもできる。
図3は、第1規則を設定する際にディスプレイ208に表示される条件入力画面の一例を示す図である。図示の例では、「メータ情報」等の6つの公開情報の候補項目のリスト(「表示許可リスト」という)が表示されている。これらの候補項目は、HUD204に表示される情報のうち携帯端末104へ送信され得る情報の種別を表わしており、運転者は、各項目の左側に表示されたチェックボックスにチェックを入力することにより、当該項目を公開可能な情報として設定することができる。
ここで、図3に示す例における「メータ情報」(符号300)とは、各種のメータに表示される情報、例えば車速等を意味し、「ナビゲーション」(符号302)とは、ナビゲーション装置218が出力する各種の情報、例えば、直近交差点における進行方向案内(左折又は右折の矢印アイコンなど)を意味する。また、「ハンズフリーフォン」(符号304)とは、ハンズフリー装置214が出力する情報、例えば、当該ハンズフリー装置214に接続された携帯電話に電話着信があった場合における、相手先の電話番号や当該電話番号に対応するものとして予め登録されている相手先名を意味する。また、「燃費表示」(符号306)とは、燃費に関する情報であり、「ミュージック」(符号308)とは、オーディオ装置220が出力する情報、例えば現在再生中の音楽のタイトルやアーティスト名を意味する。さらに、「エアコン」(符号310)は、車載のエアコン(不図示)の設定情報を意味する。
ここで、車速、燃費、及びエアコン設定等の情報は、処理装置200が車両内NWインタフェース212及び通信制御ユニット236を介して、エンジン制御やエアコン制御を行う車載のECU(電子制御装置、Electronic Control Unit)(不図示)から取得することができる。
また、上記のように設定された第1規則は、処理装置200が備えるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ(不図示)に記憶させておくことができる。さらに、上記第1規則は、当該車両を運転する異なる複数の運転者毎に設定するものとすることができる。この場合には、例えば、第1規則を設定する際に、入力された第1規則と共に運転者識別情報(例えば、各運転者の指紋情報)を関連付けて上記不揮発性メモリに記憶させておくことができる。処理装置200は、例えば、各運転者に対し、スキャナ(不図示)等による指紋認証を求めるものとし、当該認証により運転者を特定して、当該運転者に対応する第1規則を特定するものとすることができる。
また、上述のように設定された第1規則を、例えば、FOB型の車両用キー(車両の動作を開始させるキー)が備えるフラッシュメモリ等の不揮発性メモリに記憶させておくものとすることもできる。この場合、運転者(例えば、同一の車両100を利用する父親、母親、及び子供)ごとに異なるFOB型車両キーを用いるものとすることで、各運転者は自分が設定した第1規則を用いて、処理装置200を動作させることができる。FOB型車両用キーの不揮発性メモリに記憶された第1規則は、例えば、車両100が備えるキー認証のためのイモビライザECU(不図示)が読みとるものとし、当該読みとられた第1規則は、処理装置200が、車両内NWインタフェース212を介して当該イモビライザECUから取得するものとすることができる。
なお、HUD204上にどのような種類の表示情報が表示されているかは、例えば、記憶装置(不図示)に記憶された、HUD204上の表示情報とその情報源である装置とを対応付けた表示情報リストに基づいて識別するものとすることができる。また、当該表示情報リストは、表示制御ユニット234が、HUD204に対する情報表示動作を行う毎に、作成又は更新するものとすることができる。
次に、携帯端末104の構成について、図4に示すブロック図を用いて説明する。
携帯端末104は、処理装置400と、PAN無線装置402と、広域無線装置404と、ディスプレイ406と、操作入力装置408と、スピーカ410と、マイクロホン412と、を有している。
PAN無線装置402は、ブルートゥース(登録商標)規格に従って情報提供装置102と通信するための近距離無線装置である。PAN無線装置402は、通信可能な距離範囲内(例えば、数m程度)に、ブルートゥース(登録商標)規格に従う通信機能を備えた他の機器を検出すると、処理装置400と連携して、当該他の機器との間でペアリング動作を行い、ペアリングした他の機器との間でのみ、データ通信を行う。
ペアリング動作の手順は、情報提供装置102のPAN無線装置202について上述したとおりであり、PAN無線装置402は、情報提供装置102のPAN無線装置202からPINコードの送信要求があった旨を処理装置400に通知し、処理装置400から送信許可を受信すると、PINコードを送信する。その後、PAN無線装置202からリンクコードを受信すると、これを記憶(登録)し、情報提供装置102との間のペアリングを完了する。なお、処理装置400からのPINコードの送信許可は、操作入力装置408を介して、当該携帯端末104の所有者である同乗者が入力するものとすることができる。
広域無線装置404は、公衆電話回線等の公衆回線に接続された公衆無線LAN(Local Area Network)と接続するための無線装置である。処理装置400は、広域無線装置404を介して公衆回線と接続し、電話網やインターネット網との間で通信を行うことができる。
ディスプレイ406は、処理装置400がPAN無線装置402又は広域無線装置404を介して取得した情報等を表示する。ディスプレイ406は、例えば液晶表示装置(LCD)により構成することができる。
操作入力装置408は、ディスプレイ406上に出力された表示等に対して同乗者がデータ入力等の入力操作を行うため装置であり、例えば、ディスプレイ406の表示画面上に設けられたタッチパネルとすることができる。
スピーカ410及びマイクロホン412は、例えば、処理装置400が広域無線装置404を介して電話網と接続され電話着信があったときに、同乗者が電話回線を介して会話を行う際に使用される。
処理装置400は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサと、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)、及びフラッシュメモリ等の不揮発性メモリ等を含む記憶装置と、を有するコンピュータであり、無線接続制御ユニット420と、電話通信制御ユニット422と、メール通信制御ユニット424と、ウェブ通信制御ユニット426と、情報転送制御ユニット428と、を有している。
処理装置400が備える上記各ユニットは、コンピュータである処理装置400がプログラムを実行することにより実現される仮想マシンであり、機能実現手段である。ただし、他の実施形態として、上記各ユニットを、それぞれ個別のハードウェアとして構成することもできる。なお、コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
無線接続制御ユニット420は、他のユニット422〜428の指示に基づき、PAN無線装置402を介して情報提供装置102と間で各種のデータを送受信したり、広域無線装置404を介して公衆電話回線やインターネット網等との間でデータの送受信を行う。
電話通信制御ユニット422、広域無線装置404を介して公衆回線と通信して電話機能を実現する。すなわち、公衆回線から自装置への電話着信を受信(検出)して、スピーカ410に着信音を発すると共に、操作入力装置408を介した同乗者のボタン押下等の操作入力により電話回線を接続して、スピーカ410及びマイクロホン412により電話回線を通じた会話を可能とする。
メール通信制御ユニット424は、コンピュータである処理装置400が所謂メールソフトと称されるアプリケーションソフトウェアを実行することにより実現される。メール通信制御ユニット424は、広域無線装置404を介してインターネット網と通信し、自装置への電子メールの着信を検出して、スピーカ410により当該着信を報知すると共に、当該電子メールを受信して記憶装置(不図示)に保存する。また、操作入力装置408が操作されたことに応じて、上記保存した電子メールをディスプレイ406に表示したり、操作入力装置408から入力されたテキスト情報等を、指定された電子メールアドレスへ電子メールとして送信する。なお、上記受信する電子メールには、テキストのほか、画像や映像も含まれ、メール通信制御ユニット424は、受信したテキスト、画像、及び映像を、ディスプレイ406に表示する。
ウェブ通信制御ユニット426は、コンピュータである処理装置400がアプリケーションソフトウェアを実行することにより実現される所謂ウェブ・ブラウザである。ウェブ通信制御ユニット426は、広域無線装置404を介してインターネット網と通信し、操作入力装置408が操作されたことに応じて、当該インターネット網に接続された各種のウェブサイトからデータを取得してディスプレイ406に表示したり、当該サイトへデータを送信する。
情報転送制御ユニット428は、PAN無線装置402と無線接続制御ユニット420とを介して情報提供装置102から表示情報を受信したときは、当該表示情報をディスプレイ406に表示する。
また、情報転送制御ユニット428は、操作入力装置408を介して特定のボタンが押下されたことに応じて、ディスプレイ406に現在表示されている情報(コンテンツ)から、予め定めた所定の規則(以下、「第2規則」という)に従って表示情報を抽出し、当該抽出した表示情報のみを、無線接続制御ユニット420及びPAN無線装置402を介して情報提供装置102へ送信する。
ここで、上記第2規則は、例えば、
・文字数制限規則:所定数(例えば10文字)以下の文字を含むテキスト情報に制限すること、及び又は
・画像数制限規則:所定数(例えば1)以下の数の画像を含む画像情報に英現すること、
とすることができる。
なお、上記「所定数以下の文字」は、例えば、“最も大きなサイズで描画されている文字の先頭から所定数の文字”とすることができ、「所定数以下の数の画像」は、例えば、“最も大きなサイズで表示されている画像から所定数の画像”とすることができる。
情報転送制御ユニット428は、上記第2規則に従い、ディスプレイ406に現在表示されている表示情報の全部又は一部を、情報提供装置102へ送信する。これにより、携帯端末104に表示されている情報を、同乗者と運転者との間で共有することが可能となる。また、携帯端末104から情報提供装置102へ送信されてHUD204に表示される情報は、第2規則によりその情報量(例えば、文字数や画像数)が制限されているため、車両100の走行中における運転者の注意力を低下させることなく、当該情報を運転者に提示することができる。
なお、情報転送制御ユニット428によるディスプレイ406上の表示情報の識別(テキストと画像の区別、テキストの表示サイズ、文字数、各画像の表示サイズ等の識別)は、例えばディスプレイ406上の表示画面を規定するXML(Extensible Markup Language)のソースコード(例えば、ウェブサイトから受信される)を参照して行うものとすることができる。
次に、情報提供装置102と携帯端末104との間で行われる情報転送動作の例を、図5及び図6を用いて説明する。
図5は、情報提供装置102から、HUD204上の表示情報を携帯端末104へ転送する場合の例である。
図5Aは、車両100内に配されたHUD204の表示画面の一例を示す図である。図示の例では、運転席前方に配されたハンドル500の中心とダッシュボード502上の運転席前方部分に配された速度計504の中心とを結ぶライン上の、フロントガラスの一部分に、HUD204が設けられている。また、図示の例では、運転者の携帯電話に電話着信があったことが、ハンズフリー装置214から処理装置200に通知されており、当該着信の相手氏名が、HUD204の上部の表示領域に「着信:本田 愛」(符号510)として表示されている。
また、HUD204には、現在の車速の情報がHUD204の下部左側の表示領域に「28km/h」(符号512)と表示されている。さらに、ナビゲーション装置218からの経路案内情報として、次の交差点で右折すべきことを示す矢印(符号514)が、HUD204の下部右側の表示領域に表示されている。
この状態において、ハンドル500に設けられたステアリングスイッチ206を運転者が押下すると、処理装置200の情報転送制御ユニット238は、HUD204上の表示情報から、第1規則に合致する情報(例えば、第3図において選択された種類の情報)のみを抽出して、携帯端末104へ送信する。図示の例では、第3図において情報種別「ハンズフリーフォン」にチェックが入力されておらず、ハンズフリー装置214から出力される情報は公開対象となっていないことから、情報転送制御ユニット238は、ハンズフリー装置214からの表示情報「着信:本田 愛」(符号510)を除く他の表示情報(符号512及び514)のみを、携帯端末104へ送信する。
携帯端末104は、当該表示情報を受信し、図5Bに示すように、当該受信した表示情報をディスプレイ406に表示する。図示の例では、図5AのHUD204に表示された速度情報(符号512)に対応する速度情報(符号522)がディスプレイ406の表示領域左側に表示され、図5AのHUD204に表示された右折を案内する矢印(符号514)に対応する矢印(符号524)がディスプレイ406の表示領域右側に表示されている。
これにより、走行中においても、HUD204に表示される情報を運転者と同乗者とで共有することができため、同乗者にとっては車両100の走行状態を知ることができてストレスが軽減され、運転者にとっては上記共有した情報に基づく会話が可能となって孤立感が軽減される。また、共有した情報に基づいて、同乗者から運転者に対し、車両走行に関するアシスト(例えば、近道情報などの情報提供)を行うことも可能となる。
また、HUD204に現在表示されているコンテンツのうち、運転者が予め公開を許可した情報(第1規則に合致する情報)のみが携帯端末104へ送信されるため、運転者のプライバシー(例えば、電話相手の氏名)が守られ、運転者は安心して運転に集中することができる。
図6は、携帯端末104から、ディスプレイ406上の表示情報を情報提供装置102へ転送する場合の例である。
図6Aは、携帯端末104のディスプレイ406上の表示画面の一例を示す図である。図示の例では、例えばインターネットを介して特定のウェブサイトから取得されたラーメン店の情報がテキスト情報と画像情報とで表示されている。すなわち、店舗名「山盛一番堂 高田馬場店」(符号600)と、その振り仮名名「やまもりいちばんどう」(符号602)と、店舗評価「4★★★★☆」(符号604)とが、テキスト情報を構成し、商品の写真画像(符号606及び608)が画像情報を構成している。
この状態において、携帯端末104の特定のボタン、例えばボタン610が押下されると、処理装置400の情報転送制御ユニット428は、ディスプレイ406上の表示情報から、第2規則に合致する情報のみを抽出して、情報提供装置102へ送信する。
情報提供装置102は、携帯端末104から送信された上記表示情報を受信し、図6Bに示すようにHUD204に表示する。
図示の例では、携帯端末104の情報転送制御ユニット428は、例えばディスプレイ406上の画像のうち最も大きな1枚の画像(符号606)と、最も大きなサイズで表示されたテキスト(符号600)のうち最初の10文字(空白含む)とを、情報提供装置102に送信する。
情報提供装置102はこれらの情報を受信し、符号600で示す最初の10文字文のテキスト(符号620)と、符号606の画像に対応する画像(符号622)とをHUD204に表示する。
これにより、運転者は、携帯端末104に表示された主だった情報をHUD204により見ることができるので、同乗者と共通の情報に基づいて会話することができ、孤立感が緩和される。また、同様の理由から、同乗者も、運転者との会話が容易となり、ストレスが緩和される。
また、携帯端末104から情報提供装置102へ送信されHUD204に表示される表示情報は、第2規則によりその情報量が制限されているので、運転者は、走行中であっても注意を削がれることなく走行の安全性を確保することができる。
次に、情報提供装置102及び携帯端末104の動作手順について説明する。情報提供装置102及び携帯端末104は、それぞれ情報送信処理と情報受信処理とを行う。以下、各処理の手順を順に説明する。
〔情報提供装置における情報送信処理〕
まず、情報提供装置102における情報送信処理について、図7に示すフロー図を用いて説明する。本処理は、ステアリングスイッチ206が押下されたことに応じて開始し、処理装置200により実行される。
処理を開始すると、まず、処理装置200の情報転送制御ユニット238は、処理装置200が備える記憶装置に記憶された第1規則を参照し(S101)、第1規則に従って、HUD204上の表示情報から公開可能な情報(公開許可情報)を抽出する(S102)。
次に、情報転送制御ユニット238は、上記抽出した表示情報を、通信制御ユニット236とPAN無線装置202を介して、登録済みの携帯端末104へ送信した後(S103)、処理を終了する。ここで、登録済みの携帯端末104とは、本処理に先だってPAN無線装置202がブルートゥース(登録商標)規格に基づいてペアリングを行った携帯端末104を意味する。
〔情報提供装置における情報受信処理〕
次に、情報提供装置102における情報受信処理について、図8に示すフロー図を用いて説明する。本処理は、PAN無線装置202が情報を受信したことに応じて開始し、処理装置200により実行される。
処理を開始すると、まず、処理装置200の情報転送制御ユニット238は、受信した情報が携帯端末104から送信された表示情報か否かを判断し(S201)、携帯端末104から送信された表示情報であれば(S201、Yes)、受信した表示情報を表示制御ユニット234を介してHUD204に表示した後(S202)、処理を終了する。一方、受信した情報が、携帯端末104から送信された表示情報でないときは(S201、No)、そのまま処理を終了する。
なお、受信した情報が携帯端末104から送信された表示情報であるか否かは、例えば携帯端末104の情報転送制御ユニット428が当該情報を送信する際に、当該情報に表示情報であることを示すヘッダコード等を付加するものとすることにより、当該コードの存在の有無により判断することができる。また、HUD204に表示された上記表示情報は、例えば、運転者がステアリングスイッチ206を操作することにより消去されるものとすることができる。
〔携帯端末における情報送信処理〕
次に、携帯端末104における情報送信処理について、図9に示すフロー図を用いて説明する。本処理は、携帯端末104の所定のボタン(例えば図6Aの符号610のボタン)が押下されたことにより開始し、処理装置400により実行される。
処理を開始すると、まず、処理装置400の情報転送制御ユニット428は、処理装置400が備える記憶装置に記憶された第2規則を参照し(S301)、当該第2規則に従って、ディスプレイ406上の表示情報から情報提供装置102へ送信すべき情報を抽出する(S302)。
次に、情報転送制御ユニット428は、上記抽出した表示情報を、無線接続制御ユニット420とPAN無線装置402を介して、登録済みの情報提供装置102へ送信した後(S304)、処理を終了する。ここで、登録済みの情報提供装置102とは、本処理に先だってPAN無線装置402がブルートゥース(登録商標)規格に基づいてペアリングを行った情報提供装置102を意味する。
〔携帯端末における情報受信処理〕
次に、携帯端末104における情報受信処理について、図10に示すフロー図を用いて説明する。本処理は、PAN無線装置402を介して情報提供装置102から情報を受信したことに応じて開始し、処理装置400により実行される。
処理を開始すると、まず、処理装置400の情報転送制御ユニット428は、受信した情報が情報提供装置102から送信された表示情報か否かを判断し(S401)、情報提供装置102から送信された表示情報であれば(S401、Yes)、受信した表示情報をディスプレイ406に表示した後(S402)、処理を終了する。一方、受信した情報が、情報提供装置102から送信された表示情報でないときは(S401、No)、そのまま処理を終了する。
なお、受信した情報が情報提供装置102から送信された表示情報であるか否かは、例えば情報提供装置102の情報転送制御ユニット238が当該情報を送信する際に、当該情報に表示情報であることを示すヘッダコード等を付加するものとすることにより、当該コードの存在の有無により判断することができる。
ディスプレイ406に表示された上記表示情報は、例えば、携帯端末104に設けられた特定のボタンが押下されたことに応じて消去されるものとすることができる。
なお、本実施形態では、情報提供装置102は、HUD204上の表示情報を第1規則に従って抽出し、当該抽出した表示情報を一律に全ての携帯端末104へ送信するものとしたが、これに限らず、携帯端末104毎に、異なる第1規則に従って抽出された表示情報を送信するものとすることができる。より具体的には、例えばPAN無線装置202が登録(記憶)している携帯端末104の機器ID毎に、図3の条件入力画面を用いて第1規則が入力されるものとし、当該入力された各第1規則を、対応する携帯端末104の機器IDと関連付けて処理装置200が備える記憶装置(不図示)に記憶させ、必要に応じて参照するものとすることができる。
また、本実施形態では、情報提供装置102は、携帯端末104から受信した表示情報をそのままHUD204に表示するものとしたが、当該受信した表示情報に対し、予め定めた第3規則を適用し、当該規則に従って当該表示情報から更に情報を抽出して、当該抽出した情報をHUD204に表示するものとしてもよい。当該第3規則に従う表示情報の抽出は、情報提供装置102の情報転送制御ユニット238が行うものとすることができる。
第3規則の第1の例としては、例えば、携帯端末104から受信したテキスト情報の文字を、車両100の車種に応じたHUD204の表示領域サイズに合わせた所定の文字数まで更に削減したり、又は携帯端末104から受信した画像の数を更に削減するものとすることができる。
また、第3規則の第2の例として、HUD204に現在表示されているテキストの文字数を含めた全表示文字数が所定数以下となるように、携帯端末104から受信したテキスト情報の文字を更に削減するものとすることができる。例えば、表示文字の全文字数を30文字以下に設定した場合に、HUD204に「28km/h」という6文字の速度情報が既に表示されているときは、携帯端末104から受信したテキスト情報から24文字(30文字−6文字)を抽出してHUD204に表示するものとすることができる。また、この場合、携帯端末104から受信したテキスト情報に24文字以上の文字が含まれていれば、当該テキスト情報を表示しないものとすることもできる。
さらに、第3規則の第3の例として、第3規則をFOB型車両キーが備える不揮発性メモリに記憶させておくものとし、当該キーの利用者が年齢に合わせて上記第3規則の第2の例における全表示文字数を設定しておくものとすることができる。
また、上記第3規則の第1〜第3の例において、第3規則に従って表示文字の全部又は一部が削除された場合には、情報転送制御ユニット238が、当該削除したテキスト部分を含む読み上げ音声を生成してスピーカ216から発するものとすることができる。また、情報転送制御ユニット238が、当該削除したテキスト部分を当該表示情報の送信元である携帯端末104へ送信し、携帯端末104では、情報転送制御ユニット428が、ディスプレイ406上の表示情報のうち、上記受信した削除文字部分を強調表示して、運転者に伝わらなかった情報を明示するものとすることができる。
また、第3規則の追加規則として、上記第3規則の第1〜第3の例に示す規則を、車両100が走行中(例えば、車速が1km/h以上)の場合にのみ適用するものとすることができる。
以上、説明したように、本実施形態では、情報提供装置102から携帯端末104への情報転送動作においては、HUD204に表示された情報のうち予め定めた第1規則に従って抽出される情報のみを送信することで、公開する情報の種類を制限する。これにより、運転者は、プライバシーを確保しつつ携帯端末104のユーザである同乗者と情報を共有して、孤立感を感じることなく同乗者との会話を楽しむことができる。また、同乗者は走行に関する情報等を得て、ストレスを感じることなく会話を楽しむことができる。
また、携帯端末104から情報提供装置102への情報転送動作においては、携帯端末104のディスプレイ406に表示される情報のうち予め定めた第2規則に従って抽出される情報のみを送信することで、情報提供装置102を介して運転者に与える情報量を制限する。これにより、走行中の運転者の注意を逸らすことなく、乗員間での会話を楽しむことができる。
10・・・情報共有システム、100・・・車両、102・・・情報提供装置、104・・・携帯端末、200、400・・・処理装置、202、402・・・PAN無線装置、204・・・HUD、206・・・ステアリングスイッチ、208、406・・・ディスプレイ、210、408・・・操作入力装置、212・・・車両内NWインタフェース、214・・・ハンズフリー装置、216、410・・・スピーカ、218・・・ナビゲーション装置、220・・・オーディオ装置、222・・・映像装置、230・・・入力選択ユニット、232・・・操作検出ユニット、234・・・表示制御ユニット、236・・・通信制御ユニット、238、428・・・情報転送制御ユニット、404・・・広域無線装置、412・・・マイクロホン、420・・・無線接続制御ユニット、422・・・電話通信制御ユニット、424・・・メール通信制御ユニット、426・・・ウェブ通信制御ユニット、500・・・ハンドル、502・・・ダッシュボード、504・・・速度計。

Claims (7)

  1. 車両の乗員間で情報を共有するための情報提供システムを構成する車載の情報提供装置であって、
    表示装置と、
    前記車両内にある携帯端末と通信するための通信装置と、
    プロセッサ及び記憶装置を備える処理装置と、
    を有し、
    前記処理装置は、
    指示が入力されたことに応じて、自装置が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第1規則に従って情報を抽出し、
    前記抽出した情報を、前記通信装置により前記携帯端末へ送信するよう構成されている、
    情報提供装置。
  2. 車両の乗員間で情報を共有するための情報提供システムを構成する、当該乗員が利用する携帯端末であって、
    表示装置と、
    車載の情報提供装置と通信するための通信装置と、
    プロセッサ及び記憶装置を備える処理装置と、
    を有し、
    前記処理装置は、
    指示が入力されたことに応じて、自装置が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第2規則に従って情報を抽出し、
    前記抽出した情報を、前記通信装置により前記情報提供装置へ送信するよう構成されている、
    携帯端末。
  3. 前記表示装置は、車両前方を見る運転者の視界内に配置されている、請求項1に記載の情報提供装置。
  4. 前記第2規則は、前記表示装置に表示されたテキスト情報から所定の文字数以下のテキストを抽出すること、又は前記表示装置に表示された画像情報から所定の数以下の画像を抽出することである、請求項2に記載の携帯端末。
  5. 前記第1規則は、前記携帯端末への送信を許可する情報の種別を規定するものである、請求項1に記載の情報提供装置。
  6. 車両の乗員間で情報を共有するための情報提供システムを構成する携帯端末が備える、コンピュータである処理装置に、
    指示が入力されたことに応じて、前記携帯端末が備える表示装置に現在表示されている情報から、予め定められた第2規則に従って情報を抽出するステップと、
    前記抽出した情報を、前記車両の運転者に情報を提供する車載の情報提供装置へ送信するステップと、
    を実行させるプログラム。
  7. 前記処理装置に、
    前記情報提供装置から送信される表示情報を受信して前記表示装置に表示するステップを更に実行させる、請求項6に記載のプログラム。
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