JP7177583B2 - 出力処理装置および出力処理方法 - Google Patents

出力処理装置および出力処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、出力処理装置および出力処理方法に関する。
近年、例えば車両に搭載されるディスプレイやスピーカ等の出力装置は増加傾向にある。また、出力装置によって出力される情報が競合した場合に、各情報に割り当てられた優先度に基づく調停によっていずれの情報を優先して出力するかを決定する出力処理装置がある。
特開2002-225592号公報
ここで、例えば、車両に複数の出力装置が設けられる場合、運転者にとって重要な情報を運転者が見やすい位置の出力装置で出力する一方、運転者が見にくい位置の出力装置には出力しないことが好ましい。つまり、運転者が戸惑わないように、情報の出力先を適切に振り分けることが望ましい。
しかしながら、従来の技術は、出力装置毎に行われる調停が互いに関連していないため、例えば、複数の出力装置において、同じ内容の情報が同時に出力されてしまうおそれがあった。このように、従来は、情報の出力先を適切に振り分ける点で改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、情報の出力先を適切に振り分けることができる出力処理装置および出力処理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る出力処理装置は、受付部と、設定部と、決定部と、調停部とを備える。前記受付部は、複数の出力部のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、前記出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求を受け付ける。前記設定部は、前記複数の出力部それぞれに対して前記優先度の閾値を設定する。前記決定部は、前記設定部によって設定された前記閾値に基づき、前記複数の出力部の中から、前記出力要求に含まれる前記出力情報の出力先を決定する。前記調停部は、前記決定部によって決定された前記出力先の前記出力部が他の前記出力情報の出力中であった場合に、前記受付部が受け付けた前記出力要求に含まれる前記出力情報を割り込みで出力するかの調停を前記優先度に基づいて行う。
本発明によれば、情報の出力先を適切に振り分けることができる。
図1Aは、実施形態に係る車両の構成を示す図である。 図1Bは、実施形態に係る出力処理方法の概要を示す図である。 図2は、実施形態に係る出力処理装置の構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係る車載器が出力要求として出力処理装置へ送信する情報の一例を示す説明図である。 図4は、閾値情報の説明図である。 図5は、余裕度に応じた閾値の設定例を示す図である。 図6は、調停部の処理内容を示す図である。 図7は、出力部の切り替え例を示す図である。 図8は、出力部の切り替え例を示す図である。 図9は、実施形態に係る出力処理装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る出力処理システムの構成を示す図である。 図11は、実施形態に係る出力処理システムの構成を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する出力処理装置および出力処理方法の実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
まず、図1Aおよび図1Bを用いて実施形態に係る出力処理方法の概要について説明する。図1Aは、実施形態に係る車両Cの構成を示す図である。図1Bは、実施形態に係る出力処理方法の概要を示す図である。
図1Aでは、車両Cの車室内前方を見た図を示す。図1Aに示すように、実施形態に係る出力処理装置1は、車両Cに搭載され、出力処理方法を実行する。また、車両Cには、複数の出力部100~102が搭載され、出力処理装置1によって送信される出力情報を出力する。
出力情報とは、出力部100~102によって出力される情報であり、例えば、表示画面や音声の情報である。また、出力情報は、複数の車載器が出力する出力要求に含まれるが、かかる点については図3を用いて後述する。
図1Aに示すように、出力部100は、例えば、車両Cの前方中央部に設けられるセンターディスプレイである。また、出力部101は、例えば、車両Cのフロンガラスに設けられるヘッドアップディスプレイ(HUD)である。また、出力部102は、例えば、計器類を含むインスツルメンツパネル内のメータディスプレイである。
なお、図1Aに示す出力部100~102の位置や種類は、一例であって、これに限定されず、例えば、車両Cの後部座席用のリアディスプレイであってもよい。
また、図1Aでは、3つの出力部100~102を示したが、出力部100~102の数は、3つに限定されず、2つであっても、4つ以上であってもよい。また、以下では複数の出力部100~102を総称して出力部100と記載する場合がある。
次に、図1Bでは、実施形態に係る出力処理装置1が実行する調停方法について示している。また、図1Bでは、出力部「B」が出力情報「A」を出力している期間において、出力情報「B」を含む出力要求Rを受け付けた場合を示している。
ここで、調停とは、所定の出力部100において出力情報が競合する場合に、それぞれの優先度に基づいていずれを優先して出力するかを決定する処理を指す。具体的には、図1Bを例に説明すると、調停とは、出力情報「A」の出力優先度と出力情報「B」の要求優先度とを比較し、数値が大きい方を優先して出力することである。
なお、優先度とは、出力優先度および要求優先度の2種類の優先度を含んだ情報であり、ユーザである運転者にとっての出力情報の重要度を指す。つまり、出力情報の優先度が高いほど、運転者に確実に伝えなければならない情報であることを示す。なお、出力優先度および要求優先度については後述する。
図1Bに示す例では、実施形態に係る出力処理装置1は、調停の結果、出力情報「B」が勝つため、出力部「B」で出力中の出力情報「A」に代えて、出力情報「B」を割り込みで出力させる。これにより、所定の出力部100で出力情報が競合した場合であっても、運転者にとって重要な情報を確実に伝えることができる。
ところで、例えば、車両Cに複数の出力部100が設けられる場合、運転者にとって重要な出力情報を運転者が見やすい出力部100で出力する一方、運転者が見にくい出力部100には出力しないことが好ましい。つまり、運転者が戸惑わないように、出力情報の出力先を適切に振り分けることが望ましい。
しかしながら、従来の技術は、出力部毎に行われる調停が互いに関連していないため、例えば、複数の出力部において、同じ内容の出力情報が同時に表示されてしまうおそれがあった。このように、従来は、情報の出力先を適切に振り分ける点で改善の余地があった。
そこで、実施形態に係る出力処理装置1では、各出力部100~102に対して優先度の閾値を設定することとした。例えば、図1Bに示す例では、実施形態に係る出力処理装置1は、出力部「A」に対して優先度「0~255」を設定し、出力部「B」に対して優先度「85~255」を設定し、出力部「C」に対して優先度「170~255」を設定する。
そして、実施形態に係る出力処理装置1は、設定された閾値に基づき、複数の出力部100の中から、出力要求Rに含まれる出力情報「B」の出力先を決定する。
具体的には、出力情報「B」の優先度(要求優先度)は「100」であるため、出力先として該当するのは、出力部「A」および出力部「B」であり、出力部「C」は該当しない。
つづいて、実施形態に係る出力処理装置1は、出力部「A」および出力部「B」のうち、閾値が高いものから優先して調停を行う。つまり、図1Bに示す例では、出力部「B」からまず調停を行う。そして、実施形態に係る出力処理装置1は、調停の結果、出力情報「B」が勝った場合、出力部「A」では、調停を行わない。
このように、複数の出力部100それぞれに優先度の閾値を設定することで、複数の出力部100から出力情報が同時に出力されることを防ぐとともに、運転者にとって重要な情報を適切な出力部100で出力させることができる。すなわち、実施形態に係る出力処理装置1は、情報の出力先を適切に振り分けることができる。
なお、実施形態に係る出力処理装置1は、調停の結果、出力情報「B」が負けた場合、他の出力先である出力部「A」において再度調停を行うが、かかる点については後述する。
また、実施形態に係る出力処理装置1は、各出力部100を優先度の閾値を様々な条件に応じて可変にしてもよいが、かかる点については後述する。
次に、図2を参照して、実施形態に係る出力処理装置1の構成について詳細に説明する。図2は、実施形態に係る出力処理装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る出力処理装置1は、複数の車載器M1,M2~Mnと、複数の出力部100~102と、走行状態検出部10とに接続される。
複数の車載器M1,M2~Mnは、例えば、カーナビゲーション装置やオーディオ装置、テレビ装置、運転支援装置、車車間通信装置、路車間通信装置、交通情報受信装置、スマートフォンや携帯電話等の携帯端末である。各車載器M1,M2~Mnは、ユーザ操作、または、状況に応じて出力情報の出力要求Rを出力処理装置1へ出力する。なお、以下では、複数の車載器M1,M2~Mnを総称して車載器Mと記載する場合がある。
また、車載器Mそれぞれは、出力処理装置1側の仕様に合わせた共通のソフトウェアが予め実装されており、かかるソフトウェアを介して出力要求等が出力処理装置1へ送信される。
オーディオ装置やテレビ装置は、例えば、ユーザに操作される場合に、操作に応じた画面や音声等の出力情報を含む出力要求R等を出力処理装置1へ送信する。カーナビゲーション装置は、例えば、目的地が設定される場合に、目的地までの経路を示す画面等の出力情報を含む出力要求Rを出力処理装置1へ送信し、経路の途中で分岐点に差し掛かった場合に、進行方向を案内する画面や音声等の出力情報を含む出力要求R等を出力処理装置1へ送信する。
また、車車間通信装置および路車間通信装置は、例えば、自車両の周辺を走行する他車両の状況を示す画面や音声等の出力情報を含む出力要求等を出力処理装置1へ送信する。また、交通情報受信装置は、自車両周辺の渋滞情報や事故の情報等を示す画面や音声等の出力情報を含む出力要求等を出力処理装置1へ送信する。
携帯端末は、例えば、ユーザに対する電話の着信や、メールの受信があった場合に、電話応答やメール読みあげに関する画面および音声等の出力情報を含む出力要求等を出力処理装置1へ送信する。
このとき、車載器M1,M2~Mnは、出力情報と、出力情報に割り当てられた優先度の情報とを含む出力要求Rを出力処理装置1へ送信する。ここで、図3を参照し、車載器Mが出力処理装置1へ送信する出力要求Rを示す情報の一例について説明する。
図3は、実施形態に係る車載器Mが出力要求Rとして出力処理装置1へ送信する情報の一例を示す説明図である。図3には、車載器Mが交通情報受信装置であり、渋滞情報を受信した場合に、出力処理装置1へ出力要求Rを送信する情報の一例を示している。
図3に示すように、出力要求Rには、「出力情報」、「出力優先度」、「要求優先度」、「待機ビット」、「出力対象」といった項目が含まれる。「出力情報」は、出力部で出力される画面や音声等の内容を含んだ情報である。
「出力優先度」は、出力中に調停を行う場合に使用する優先度の情報である。「要求優先度」は、出力要求時の調停で使用する優先度の情報である。「待機ビット」は、後述する待機バッファでの保留を許可するか否かを示す情報であり、「1」が保留を許可することを示す。「出力対象」は、複数の出力部100の中から調停を行う出力部100を指定する情報である。
図3に示すように、車載器Mは、例えば、渋滞情報を受信すると、受信した渋滞情報の内容を含む「出力情報」に対して出力優先度「20」と、要求優先度「50」とを割り当てる。また、車載器Mは、「出力情報」に対して待機ビット「1」を設定し、「A1,A2」を調停の対象とする出力部100に指定して、出力要求Rを出力処理装置1へ送信する。
このように、渋滞情報等のような比較的早くユーザへ伝える必要があり、出力後に継続して出力させる必要性が低い出力情報に対しては、出力優先度よりも要求優先度が高くなるように、優先度が割り当てられる。
図2に戻って、出力部100~102について説明する。出力部100~102は、出力処理装置1から送信される出力情報を出力する。出力部100~102は、例えば、液晶ディスプレイ等の画像情報を出力する装置や、スピーカ等の音声情報を出力する装置等を含む。
走行状態検出部10は、車両Cの走行状態を検出する。具体的には、走行状態検出部10は、車速センサや加速度センサ、舵角センサ等の各種センサから検出される値に基づいて、車両Cの走行速度や旋回角度、停車の有無等を含む走行状態を検出する。
実施形態に係る出力処理装置1は、通信部IFと、制御部2と、記憶部3とを備える。通信部IFは、車載器Mおよび出力部100~102との間で情報の送受信を行う通信インターフェースである。通信部IFは、車載器Mから出力要求Rを受信して、制御部2へ出力する。
制御部2は、受付部21と、設定部22と、決定部23と、判定部24と、調停部25とを備える。記憶部3は、閾値情報31と、管理情報32とを記憶する。
ここで、出力処理装置1は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、入出力ポートなどを有するコンピュータや各種の回路を含む。
コンピュータのCPUは、たとえば、ROMに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、制御部2の受付部21、設定部22、決定部23、判定部24および調停部25として機能する。
また、制御部2の受付部21、設定部22、決定部23、判定部24および調停部25の少なくともいずれか一つまたは全部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアで構成することもできる。
また、記憶部3は、たとえば、RAMやHDDに対応する。RAMやHDDは、閾値情報31や、管理情報32、各種プログラムの情報等を記憶することができる。なお、出力処理装置1は、有線や無線のネットワークで接続された他のコンピュータや可搬型記録媒体を介して上記したプログラムや各種情報を取得することとしてもよい。
閾値情報31は、複数の出力部100~102それぞれに設定された優先度の閾値を示す情報である。ここで、図4を用いて、閾値情報31について説明する。図4は、閾値情報31の説明図である。
図4に示すように、閾値情報31は、「ID」、「名称」、「優先度の閾値」、「待機バッファ数」といった項目を含む。「ID」は、各出力部100~102を識別する識別情報である。「名称」は、各出力部100~102の名称を示す。
「優先度の閾値」は、各出力部100~102に設定される優先度の閾値を示す。なお、図4では、優先度の最大値が255である場合を示すが、優先度の最大値は、255以外の任意の数値であってもよい。「待機バッファ数」は、各出力部100~102において出力情報の保留可能な数を示す。
例えば、IDが「A1」の出力部100は、名称が「センターディスプレイ」であり、優先度の閾値が「0~255」に設定される。また、IDが「A1」の出力部100は、待機バッファが「1」、つまり、出力情報を1個保留できる。
図2に戻って、管理情報32について説明する。管理情報32は、各出力部100における現在の出力状況を示す情報である。管理情報32は、現在出力中の出力情報が格納される出力中バッファと、保留中の出力情報が格納される待機バッファとを含むが、かかる点については、図6で後述する。
制御部2は、複数の出力部100それぞれに優先度の閾値を設定する。また、制御部2は、車載器Mから出力要求Rを受け付け、優先度の閾値に基づいて受け付けた出力要求Rに含まれる出力情報の出力先となる出力部100を決定し、調停を行う。
受付部21は、通信部IFを介して車載器Mから出力要求Rを受け付け、受け付けた出力要求Rを決定部23へ出力する。また、受付部21は、出力要求Rを受け付けたことを設定部22へ通知する。
設定部22は、受付部21が出力要求Rを受け付けたことを示す通知を受け取ると、閾値情報31に基づいて各出力部100に対して優先度の閾値を設定する。例えば、設定部22は、閾値情報31に含まれる「優先度の閾値」の値を設定する。なお、優先度の閾値は、例えば、運転者から見やすい位置ほど、値が高くなるように設定する。
また、設定部22は、閾値情報31の「優先度の閾値」を静的に設定するが、「優先度の閾値」を動的に設定、つまり、閾値を可変にしてもよい。例えば、設定部22は、車両Cの運転者による運転操作の余裕度に応じた閾値を設定してもよい。かかる点について、図5を用いて説明する。
図5は、余裕度に応じた閾値の設定例を示す図である。余裕度とは、運転者がどの程度余裕をもって運転しているかを示す指標である。図5には、「余裕度」と「優先度の閾値」との関係を示すテーブルを示す。図5では、各出力部「A1」、「A2」、「A3」、「A4」(図4参照)毎に優先度の閾値を設定している。
また、図5に示すテーブルでは、余裕度の値が高い程、運転者が運転操作に余裕があることを示す。具体的には、余裕度が「0」は、高速走行中や、カーブ走行等の運転者が運転操作に特に集中する必要があることを示し、「5」は、停車等の運転操作を行っていない等の運転操作に集中する必要がないことを示す。
つまり、余裕度は、車両Cの走行速度や旋回角度等に基づいて算出される。なお、余裕度は、車両Cの走行速度や旋回角度に加えて、運転者の運転操作における熟練度を加味してもよい。
図5に示すように、例えば、設定部22は、出力部「A1」について、余裕度に関わらず常に一定の閾値「0~255」を設定する。また、設定部22は、出力部「A2」について、余裕度が高い程、閾値を高くする。
つまり、設定部22は、運転者の運転操作に余裕がなくなるほど閾値を高くする。これにより、運転者が運転操作に集中するような状況において、最小限の出力情報だけを出力することができる。
なお、設定部22は、出力部100で出力情報が出力中であった場合、図5に示す余裕度をさらに2つのグループに分けて、現在の余裕度がグループ間を超えて変化した場合に、優先度の閾値を変化させてもよい。
具体的には、余裕度「0」~「2」を含む第1グループと、余裕度「3」~「5」を含む第2グループに分け、現在の余裕度が第1グループから第2グループに変化した場合に、閾値を変更する。一方で、余裕度の変化が同じグループ内に収まっているうちは、閾値の変更を禁止する。
これにより、例えば、余裕度の変化に伴って閾値が頻繁に変化することを防止できる。したがって、閾値の変更により出力中の出力情報が出力対象から外れて、他の出力情報に頻繁に切り替わることを防止できる。
図2に戻って、決定部23について説明する。決定部23は、設定部22によって設定された優先度の閾値に基づき、複数の出力部100の中から、出力要求Rに含まれる出力情報の出力先を決定する。
具体的には、決定部23は、出力要求Rに含まれる出力情報の要求優先度と、各出力部100に設定された優先度の閾値とを比較する。そして、決定部23は、要求優先度が優先度の閾値以上である出力部100を出力先として決定し、調停部25へ出力する。
判定部24は、走行状態検出部10によって検出された車両Cの走行状態に基づいて出力部100での出力を制限するか否かを判定する。具体的は、判定部24は、車両Cの走行状態が所定の条件を満たした場合に、出力部100での出力を制限する。例えば、判定部24は、車両Cの走行速度が所定値以上であった場合、出力を制限すると判定し、判定結果を調停部25へ出力する。
なお、判定部24は、出力制限の判定基準となる条件を複数の出力部100~102毎に設定してもよく、複数の出力部100すべてにおいて同じ条件に設定してもよい。また、判定部24は、出力制限の判定基準となる条件を出力情報毎に設定してもよい。
調停部25は、決定部23によって決定された出力先の出力部100~102が他の出力情報の出力中であった場合に、受付部21が受け付けた出力要求Rに含まれる出力情報を割り込みで出力するかの調停を優先度に基づいて行う。
ここで、図6を用いて、調停部25の処理内容について具体的に説明する。図6は、調停部25の処理内容を示す図である。図6では、出力情報「B」を含む出力要求Rがあった場合を示す。また、図6には、管理情報32を示し、かかる管理情報32には、各出力部「A1」、「A2」で現在出力している出力情報「A」、「D」が格納された出力中バッファと、保留中の出力情報「C」、「E」が格納された待機バッファとが含まれる。また、図6では、決定部23によって出力部「A1」および出力部「A2」が出力先として決定されたとする。
調停部25は、決定部23によって決定された出力部100が複数であった場合、複数の出力部100のうち、閾値が高い程、調停を優先して行う。具体的には、図6に示すように、調停部25は、出力先である2つの出力部「A1」、「A2」のうち、まず、出力部「A2」において調停を行う。これにより、例えば、優先度の閾値が高い、すなわち、運転者が見やすい位置の出力部100から優先して調停を行うことができる。
まず、調停部25は、出力部「A2」において、出力中バッファの出力情報「A」と、出力要求Rに含まれる出力情報「B」とで調停を行う。具体的には、調停部25は、出力情報「A」の出力優先度と、出力情報「B」の要求優先度とを比較する。
図6に示すように、調停部25は、出力情報「A」の出力優先度(120)が出力情報「B」の要求優先度(90)よりも高いため、出力情報「A」の出力を継続する(つまり、出力情報「B」の負け)。
なお、調停部25は、仮に、出力情報「A」の出力優先度が出力情報「B」の要求優先度よりも低い場合、出力情報「A」に代えて、出力情報「B」を割り込みで出力する。
つづいて、調停部25は、出力情報「A」との調停の結果、出力情報「B」が負けた場合、待機バッファの出力情報「C」と調停を行う。具体的には、調停部25は、出力情報「C」の出力優先度(110)と、出力情報「B」の要求優先度(90)とを比較する。
図6に示すように、調停部25は、出力情報「C」の出力優先度が出力情報「B」の要求優先度よりも高いため、出力情報「C」の保留を継続する。なお、調停部25は、仮に、出力情報「C」の出力優先度が出力情報「B」の要求優先度よりも低い場合、出力情報「C」に代えて、出力情報「B」が待機バッファに格納されることとなる。
つづいて、調停部25は、出力情報「B」との調停の結果、出力情報「B」が負けた場合、出力部「A1」で出力中の出力情報「D」と調停を行う。つまり、調停部25は、調停の結果、出力要求Rに含まれる出力情報「B」を出力部「A2」において割り込みで出力しない場合、他の出力部「A1」において出力情報「B」を割り込みで出力するかの調停を行う。これにより、出力情報「B」が出力部「A2」ではじかれた場合であっても、出力情報「B」を他の出力部「A1」で出力させることができる。
なお、図6に示すように、調停部25は、上記の調停と同様に、出力情報「B」および出力情報「D」の調停、出力情報「B」および出力情報「E」の調停を順に行う。そして、図6に示すように、調停部25は、最終的に、出力情報「B」および出力情報「E」の調停の結果、出力情報「B」が負けた場合、出力情報「B」の出力をキャンセルする。
なお、図6では、調停部25は、各出力部「A2」、「A1」毎に調停を行った、つまり、出力情報「A」→出力情報「C」→出力情報「D」→出力情報「E」の順に調停を行ったが、調停の順序はこれに限定されるものではない。
例えば、調停部25は、出力中バッファの出力情報について調停を行った後、待機バッファの出力情報について調停を行ってもよい。つまり、調停部25は、出力情報「A」→出力情報「D」→出力情報「C」→出力情報「E」の順に調停を行ってもよい。
また、調停部25は、判定部24によって出力部100での出力を制限すると判定された場合、出力部100で出力されている出力情報に代えて、出力を制限する情報を示す制限情報を出力する。制限情報とは、例えば、車両Cの運転者の意識が集中しないような画像等を含む情報である。
つまり、車両Cの運転者が運転に集中すべき状況等において、出力部100から制限情報が出力される。これにより、例えば、メール等の比較的画面を長い間見る必要がある出力情報の出力を制限できるため、運転者の運転に対する集中の妨げを防止できる。
なお、調停部25は、判定部24によって出力の制限が解除された場合、制限情報に代えて、前回出力していた出力情報を出力してもよい。あるいは、調停部25は、制限情報が出力されている時間が一定時間以上であった場合、例えば、地図画面等の予め定められた画面に切り替えるようにしてもよい。
次に、図7および図8を用いて、出力要求Rがあった場合の出力部100の切り替え例について説明する。図7および図8は、出力部100~102の切り替え例を示す図である。図7および図8では、出力部100が表示装置である場合を例に挙げて説明する。
まず、図7を用いて、出力要求Rに含まれる出力情報が調停に勝った場合の画面の切り替えについて説明する。図7では、出力部100にカーナビゲーション装置の地図画面が表示されている間に、「バックカメラ表示」の出力要求Rがあった場合を示す。
「バックカメラ表示」の出力要求Rは、例えば、車両Cの運転者がシフトレバーの位置をリバースに移動させることで生成される。なお、バックカメラの画像情報は、例えば、車両Cの後部に設けられたバックカメラから取得可能である。
図7に示すように、出力部100は、地図画面が表示されている間に、「バックカメラ表示」の出力要求Rがあった場合、「地図画面の表示」に代えて、「バックカメラ表示」に切り替える。
言い換えれば、調停部25は、「地図画面の表示」を示す出力情報と、「バックカメラ表示」を示す出力情報との調停を行って、「バックカメラ表示」が調停に勝ち、「地図画面の表示」に代えて、「バックカメラ表示」を割り込みで出力する。
なお、調停部25は、運転者によってシフトレバーがリバースから解除されると、「バックカメラ表示」を終了し、再び「地図画面の表示」に切り替える。
次に、図8を用いて、出力要求Rに含まれる出力情報が保留になった場合の画面の切り替え例について説明する。図8では、通話中を示す通話画面が出力部100に表示されている間に、メールを受信し、「メール読みあげ」の出力要求Rがあった場合を示す。
図8に示すように、通話画面が表示されている間に、「メール読みあげ」の出力要求Rがあった場合、通話画面を継続するとともに、通話画面には、「メール読みあげ」が保留中であることを示す保留表示50が表示される。そして、通話終了後に、通話画面から「メール読みあげ」の画面に切り替わる。
言い換えれば、調停部25は、「通話画面の表示」を示す出力情報と、「メール読みあげ」を示す出力情報との調停を行って、「メール読みあげ」が調停に負けたため、「通話画面の表示」を継続し、「メール読みあげ」を待機バッファに格納する。
そして、調停部25は、通話が終了すると、「メール読みあげ」を待機バッファから出力中バッファに移動させる。なお、このとき、「メール読みあげ」以外の他の出力情報が待機バッファに格納されていた場合は、それらの他の出力情報と再度調停を行ってもよい。
次に、図9を用いて、実施形態に係る出力処理装置1が実行する処理の処理手順について説明する。図9は、実施形態に係る出力処理装置1が実行する処理の処理手順を示すフローチャートである。
図9に示すように、まず、受付部21は、複数の出力部100のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求Rを受け付ける(ステップS101)。
つづいて、設定部22は、複数の出力部100それぞれに対して優先度の閾値を設定する(ステップS102)。
つづいて、決定部23は、設定部22によって設定された優先度の閾値に基づき、複数の出力部100の中から、出力要求Rに含まれる出力情報の出力先を決定する(ステップS103)。
つづいて、調停部25は、決定部23によって決定された出力先の出力部100が他の出力情報を出力中であるか否かを判定する(ステップS104)。
調停部25は、出力先の出力部100が他の出力情報を出力中である場合(ステップS104,Yes)、出力中の出力情報と調停を行う(ステップS105)。具体的には、調停部25は、受付部21が受け付けた出力要求Rに含まれる出力情報を割り込みで出力するかの調停を優先度に基づいて行う。
つづいて、調停部25は、調停の結果、出力要求Rに含まれる出力情報が勝ったが否かを判定する(ステップS106)。調停部25は、出力要求Rに含まれる出力情報が勝った場合(ステップS106,Yes)、出力情報を管理情報32の出力中バッファに格納し(ステップS107)、処理を終了する。
一方、ステップS104において、調停部25は、出力先の出力部100が他の出力情報を出力中でない場合(ステップS104,No)、処理をステップS107に移行する。
また、ステップS106において、調停部25は、出力要求Rに含まれる出力情報が負けた場合(ステップS106,No)、待機バッファに格納された出力情報と調停を行い、調停の結果、出力要求Rに含まれる出力情報が勝ったか否かを判定する(ステップS108)。
調停部25は、出力要求Rに含まれる出力情報が勝った場合(ステップS108,Yes)、出力情報を待機バッファに格納し(ステップS109)、処理を終了する。
一方、ステップS108において、調停部25は、出力要求Rに含まれる出力情報が負けた場合(ステップS108,No)、調停していない他の出力先である出力部100があるか否かを判定する(ステップS110)。
調停部25は、調停していない他の出力先である出力部100がある場合(ステップS110,Yes)、処理をステップS103に移行する。一方、調停部25は、調停していない他の出力部100がない場合(ステップS110,No)、出力情報における出力要求Rをキャンセルし(ステップS111)、処理を終了する。
次に、図10および図11を用いて、出力処理システムSについて説明する。図10および図11は、実施形態に係る出力処理システムSの構成を示す図である。図10および図11では、出力処理システムSが4つの出力部100~103を有する場合を一例として説明する。
図10および図11は、出力処理装置1から各出力部100~103へのデータの伝送方式が異なる。まず、図10について説明する。図10に示すように、出力処理システムSは、車載器Mと、出力処理装置1と、出力部100~103を備える。なお、車載器Mは、1つであってもよく、複数であってもよい。
図10に示す例では、出力処理装置1は、複数の出力部100~103のうち、いずれか1つの出力部100へ接続され、伝送方式N1によってデータが伝送される。そして、出力処理装置1は、伝送方式N1によって、複数の出力部100~103のすべてで出力される出力情報を出力部100へ伝送する。
そして、出力部100は、取得した複数の出力部100~103の出力情報のうち、出力部100の出力情報を出力するとともに、他の出力情報を出力部101へ伝送する。
そして、出力部101は、取得した複数の出力部101~103の出力情報のうち、出力部101の出力情報を出力するとともに、他の出力情報を出力部102へ伝送する。なお、出力部102および出力部103においても同様に対応する出力情報を出力する。
つまり、図10に示す出力処理システムSは、すべての出力情報を出力処理装置1から1つの出力部100へまとめて伝送可能な伝送方式N1を有する。これにより、複雑な配線を必要とすることなく、複数の出力部100~103へ出力情報を伝送できる。
次に、図11について説明する。図11に示す例では、出力処理装置1から各出力部100~103へは2つの伝送方式N2,N3によって接続される。伝送方式N2は、各出力部100~103に対応する出力情報を伝送する。また、伝送方式N3は、例えばCAN(Controller Area Network)を用いた伝送方式であり、複数の出力部100~103を制御する制御信号等が伝送される。
これにより、出力処理装置1は、複数の出力情報をまとめて伝送するための高性能な部品を必要としないため、出力処理装置1の製品コストを抑えることができる。
上述してきたように、実施形態に係る出力処理装置1は、受付部21と、設定部22と、決定部23と、調停部25とを備える。受付部21は、複数の出力部100のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求Rを受け付ける。設定部22は、複数の出力部100それぞれに対して優先度の閾値を設定する。決定部23は、設定部22によって設定された優先度の閾値に基づき、複数の出力部100の中から、出力要求Rに含まれる出力情報の出力先を決定する。調停部25は、決定部23によって決定された出力先の出力部100が他の出力情報の出力中であった場合に、受付部21が受け付けた出力要求Rに含まれる出力情報を割り込みで出力するかの調停を優先度に基づいて行う。これにより、複数の出力部100から出力情報が同時に出力されることを防ぐとともに、運転者にとって重要な情報を適切な出力部100で出力させることができる。すなわち、情報の出力先を適切に振り分けることができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 出力処理装置
2 制御部
3 記憶部
10 走行状態検出部
21 受付部
22 設定部
23 決定部
24 判定部
25 調停部
31 閾値情報
32 管理情報
100~103 出力部
M1,M2~Mn 車載器

Claims (7)

  1. 複数の出力部のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、前記出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求を受け付ける受付部と、
    前記複数の出力部それぞれに対して前記優先度の閾値を設定する設定部と、
    前記設定部によって設定された前記閾値に基づき、前記複数の出力部の中から、前記出力要求に含まれる前記出力情報の出力先を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記出力先の前記出力部が他の前記出力情報の出力中であった場合に、前記受付部が受け付けた前記出力要求に含まれる前記出力情報を割り込みで出力するかの調停を前記出力要求に含まれる優先度と、前記他の出力情報の優先度とに基づいて行う調停部と
    を備え、
    前記調停部は、
    前記決定部によって決定された前記出力部が複数であった場合、複数の前記出力部のうち、前記閾値が高いほど、前記調停を優先して行うこと
    を特徴とする出力処理装置。
  2. 前記調停部は、
    前記調停の結果、前記出力要求に含まれる前記出力情報を前記出力部において割り込みで出力しない場合、他の前記出力部において当該出力情報を割り込みで出力するかの前記調停を行うこと
    を特徴とする請求項に記載の出力処理装置。
  3. 前記複数の出力部は、
    車両に搭載され、
    前記設定部は、
    前記車両の運転者による運転操作の余裕度に応じた前記閾値を設定すること
    を特徴とする請求項1または2に記載の出力処理装置。
  4. 前記車両の走行状態に基づいて前記出力部での出力を制限するか否かを判定する判定部をさらに備え、
    前記調停部は、
    前記判定部によって前記出力部での出力を制限すると判定された場合、前記出力部で出力されている前記出力情報に代えて、前記出力を制限する情報を示す制限情報を出力すること
    を特徴とする請求項に記載の出力処理装置。
  5. 複数の出力部のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、前記出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求を受け付ける受付部と、
    前記複数の出力部それぞれに対して前記優先度の閾値を設定する設定部と、
    前記設定部によって設定された前記閾値に基づき、前記複数の出力部の中から、前記出力要求に含まれる前記出力情報の出力先を決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記出力先の前記出力部が他の前記出力情報の出力中であった場合に、前記受付部が受け付けた前記出力要求に含まれる前記出力情報を割り込みで出力するかの調停を前記優先度に基づいて行う調停部と、
    を備え、
    前記調停部は、
    前記出力要求に含まれる前記出力情報が、一の前記出力部において出力中の前記出力情報との前記調停で負けた場合には、当該一の出力部において待機中の前記出力情報と前記調停を行い、当該調停で勝った場合には前記出力要求に含まれる前記出力情報を待機中の前記出力情報に割り込んで待機し、
    前記決定部によって決定された前記出力部が複数であった場合、複数の前記出力部のうち、前記閾値が高いほど、前記調停を優先して行うこと
    を特徴とする出力処理装置。
  6. 前記出力要求は、
    前記出力要求に含まれる前記出力情報の待機を許可するか否かの情報を含み、
    前記調停部は、
    前記出力要求に前記出力情報の待機を許可することを示す情報が含まれる場合に、前記待機中の前記出力情報との前記調停を行うこと
    を特徴とする請求項に記載の出力処理装置。
  7. 複数の出力部のうち少なくとも1つによって出力される出力情報と、前記出力情報を出力する優先度の情報とを含む出力要求を受け付ける受付工程と、
    前記複数の出力部それぞれに対して前記優先度の閾値を設定する設定工程と、
    前記設定工程によって設定された前記閾値に基づき、前記複数の出力部の中から、前記出力要求に含まれる前記出力情報の出力先を決定する決定工程と、
    前記決定工程によって決定された前記出力先の前記出力部が他の前記出力情報の出力中であった場合に、前記受付工程が受け付けた前記出力要求に含まれる前記出力情報を割り込みで出力するかの調停を前記出力要求に含まれる優先度と、前記他の出力情報の優先度とに基づいて行う調停工程と
    を含み、
    前記調停工程は、
    前記決定工程によって決定された前記出力部が複数であった場合、複数の前記出力部のうち、前記閾値が高いほど、前記調停を優先して行うこと
    を特徴とする出力処理方法。
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