JP2010067987A - 太陽電池の製造装置及び太陽電池の製造方法 - Google Patents

太陽電池の製造装置及び太陽電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】版に形成された凹部の電極パターン通りにフィンガー電極及びバスバー電極を形成できる太陽電池の製造装置及び製造方法を提供する。
【解決手段】太陽電池集電極の製造装置は、光入射によりキャリアを発生する光電変換部の光入射面上に、キャリアを収集する複数のフィンガー電極及びこの複数のフィンガー電極が収集したキャリアを収集するバスバー電極を形成する装置であり、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターン12、13に形成された凹部を有する版と、版の表面を移動することにより凹部内に導電性材料を埋め込むドクター刃と、凹部内に埋め込まれた導電性材料を光電変換部の光入射面上に転写する転写手段とを有する。フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターン12、13の少なくともいずれか一方は、複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、凹版を用いて光入射面に集電極を形成する太陽電池の製造装置及び太陽電池の製造方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵なエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから、環境に優しい新しいエネルギー源として注目されている。
太陽電池は、光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部の光入射面及び背面に、出力取り出し用の1対の電極を形成することによって作製されるのが一般的である。この場合、光入射面上に設けられる電極は、入射光を遮る面積をできるだけ小さくするために、複数の幅狭のフィンガー電極及び幅広のバスバー電極を有する櫛型形状に形成される。
しかし、入射光を遮る面積をできるだけ小さくするためにフィンガー電極を細くすると、電気を流す効率が低下し、太陽電池の変換効率の低下を招く。したがって、より多くの電気を流し、より多くの光を光電変換部まで到達させるためには、フィンガー電極を細く、且つ高く形成することが望まれる。
従来の太陽電池の電極形成はスクリーン印刷法を使用していた。スクリーン印刷法は、平坦なガラス等の対象物に対してフィラーの少ないインクを印刷する場合に、非常に細いラインを形成することができる。しかし、太陽電池のフィンガー電極のように、下地体(光電変換部)の表面に凹凸形状が存在し、フィラーのサイズが大きい導電性ペーストを細く且つ高く形成するには限界があった。
そこで、スクリーン印刷法の代わりに凹版オフセット印刷法を用いて、太陽電池の集電極を形成する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
凹版オフセット印刷では、先ず、集電極のパターンが形成された凹部を有する版(凹版)の表面にドクター刃を当てて移動することにより、凹部内に導電性ペーストを埋め込む。この工程をドクタリング工程という。この時、ドクター刃が均一に圧力を版へ加えるように、ドクター刃が撓んだ状態で凹版の表面を移動させる。次に、凹部内に埋め込まれた導電性ペーストをブランケットに移行させる。最後に、ブランケット上の導電性ペーストをワーク(光電変換部)上に転写する。
特開平6−151913号公報
しかしながら、凹版を用いたオフセット印刷法を太陽電池の集電極形成に適用するには、以下に示すような問題点がある。
通常、集電極のパターンは、一方向に長い直線状のパターンや複数の方向に伸びる直線状のパターンを含む。ドクタリング工程において集電極の直線部分にドクター刃が平行に交わってしまうと、ドクター刃が版の凹部内に落ち込み、凹部内から導電性ペーストが掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペーストが残留したりすることで、版に形成されたパターン通りに集電極を形成できない場合がある。
特に、アスペクト比の高い太陽電池の集電極を形成する場合、凹部が深くなるため上記問題点が顕著になる。
本発明は、上記問題点を解決するために成されたものであり、その目的は、版に形成された凹部のパターン通りにフィンガー電極及びバスバー電極を形成できる太陽電池集電極の形成装置及び太陽電池集電極の形成方法を提供することである。
本発明の第1の特徴は、光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部の光入射面上に、光生成キャリアを収集する複数のフィンガー電極及びこの複数のフィンガー電極が収集した光生成キャリアを収集するバスバー電極を形成する太陽電池集電極の形成装置であって、この装置が、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンに形成された凹部を有する版と、版の表面を移動することにより凹部内に導電性材料を埋め込むドクター刃と、凹部内に埋め込まれた導電性材料を光電変換部の光入射面上に転写する転写手段とを有し、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの少なくともいずれか一方は、複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されていることである。
本発明の第2の特徴は、光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部の光入射面上に、光生成キャリアを収集する複数のフィンガー電極及びこの複数のフィンガー電極が収集した光生成キャリアを収集するバスバー電極を形成する太陽電池集電極の形成方法であって、この方法が、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンに形成された凹部を有する版の表面にドクター刃を当てて移動させることにより凹部内に導電性材料を埋め込む第1の工程と、凹部内に埋め込まれた導電性材料を光電変換部の光入射面上に転写する第2の工程とを有し、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの少なくともいずれか一方は、複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されていることである。
版の凹部をドクター刃が移動する時、ドクター刃の方向がフィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの長辺に対して平行に交わってしまうと、ドクター刃が凹部内に落ち込み、凹部内から導電性ペーストが掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペーストが残留したりすることで、版に形成されたパターン通りに集電極を形成できない。そこで、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの少なくともいずれか一方が複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されていることにより、ドクター刃がフィンガー電極又はバスバー電極の電極パターンの長辺に対して平行に交わっても、ドクター刃はフィンガー電極又はバスバー電極の電極パターンを構成する各直線パターン或いは各曲線パターンの長辺に対して斜めに交わるため、ドクター刃が凹部内に落ち込むことが無くなる。よって、凹部内から導電性ペーストが掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペーストが残留したりすることも無くなり、版に形成されたパターン通りにフィンガー電極及びバスバー電極を形成することができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの長辺方向がドクター刃の移動方向に対して傾斜していることが望ましい。これにより、ドクター刃をフィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの長辺に対して斜めに交わるようにすることができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、版の電極パターンにおいて、フィンガー電極とバスバー電極は垂直よりも傾斜した角度で交わっていることが望ましい。これにより、ドクター刃をフィンガー電極の電極パターンの長辺及びバスバー電極を構成する複数の直線パターンの長辺に対して斜めに交わるようにすることができる。
本発明の第1及び第2の特徴において、ドクター刃がドクター刃の移動方向に対して傾斜していても構わない。これにより、ドクター刃をフィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの長辺に対して斜めに交わるようにすることができる。
図1(a)は本発明の実施の形態に係わる太陽電池集電極の形成装置が備える版の一例を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のA−A切断面に沿った断面図である。 図1(a)の点線で囲んだ領域10を拡大した平面図である。 図1の版の表面をドクター刃14が移動する様子を示す斜視図である。 図2の版11の凹部12、13内に埋め込まれた導電性ペースト15をブランケット16上へ移行させる様子を示す斜視図である。 ブランケット16上へ移行した導電性ペースト15を光電変換部17の光入射面上に転写する様子を示す斜視図である。 図6(a)は第1の比較例に係わる版11の表面に形成されたフィンガー電極パターン52及びバスバー電極パターン53の一例を示す平面図であり、図6(b)は図6(a)の版11の表面をドクター刃14が移動する様子を示す斜視図である。 図6(b)のドクタリング工程を経て、光電変換部上に転写されたフィンガー電極62及びバスバー電極63の交差部分を拡大した平面図である。 第2の比較例に係わるドクタリング工程の様子を示す斜視図である。 図8のドクタリング工程を経て、光電変換部上に転写されたフィンガー電極62及びバスバー電極63の交差部分を拡大した平面図である。 図10(a)及び図10(b)は、ドクタリング工程においてドクター刃14が導電性ペースト15を凹部12内に埋め込む様子を説明するための断面図である。 図11(a)及び図11(b)は、ドクター刃14が凹部内に落ち込み、凹部内から導電性ペースト15を掻き出し、掻き残してしまう様子を説明するための断面図である。 第1の変形例に係わる版11の表面に形成されたフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の一例を示す平面図である。 図12の版11の表面をドクター刃14が移動する様子を示す斜視図である。 第2の変形例に係わる版11の表面に形成されたフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の一例を示す平面図である。 第3の変形例に係わる太陽電池集電極の形成装置の構成を示す概念図である。
以下図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において同一部分には同一符号を付している。
図1(a)及び図1(b)を参照して、本発明の実施の形態に係わる太陽電池集電極の形成装置が備える版について説明する。太陽電池は、光入射により光生成キャリアを発生する光電変換部と、光電変換部で発生した光生成キャリアを取り出すための正負1対の電極とを備えている。正負1対の電極は、光電変換部の表面及び裏面に設けられる。或いは、光電変換部の裏面に正負一対の電極が設けられる場合もある。光電変換部の表面に入射する光のみから光生成キャリアを生成し、且つ1対の電極のうち一方の電極が光電変換部の表面(=光入射面)に設けられる場合、入射光を遮る面積をできるだけ小さくするために、前記した一方の電極は、複数の幅狭のフィンガー電極と幅広のバスバー電極とを組み合わせて例えば櫛型状の形状に形成される。フィンガー電極は光電変換部で生成された光生成キャリアの収集用の電極であり、光電変換部の表面のほぼ全域にわたって、例えば50μm程度の幅を有する直線状のフィンガー電極が2mmおきに配されている。また、バスバー電極は、複数のフィンガー電極で収集された光生成キャリアの集電用の電極であり、例えば、約1.5mmの幅で総てのフィンガー電極と交差するように、直線状に形成される。また、バスバー電極の数は、太陽電池の大きさや抵抗を考慮して適宜適当な数に設定される。
また、光電変換部がその表面のみならず裏面からの光入射により光生成キャリアを発生することができる場合、光電変換部の光入射面には、光電変換部の表面のみならず裏面も含まれる。よって、光電変換部の表面及び裏面上にも同様にしてフィンガー電極及びバスバー電極が形成される。
光電変換部は、pn或いはpin接合などの半導体接合を有しており、単結晶Si、多結晶Si等の単結晶系半導体材料、非晶質Si系合金或いはCuInSe等の薄膜半導体材料、或いはGaAs、InP等の化合物半導体材料等の半導体材料から構成されている。また、最近では色素増感型等の有機半導体材料を用いたものも検討されている。また、光電変換部の光入射面には透明電極が表出しているが、窒化珪素膜や酸化珪素膜などが表出していても構わない。
集電極(フィンガー電極及びバスバー電極)は、導電性材料によって形成され、その一例として、エポキシ樹脂をバインダー、導電性粒子をフィラーとした熱硬化型導電性樹脂などの導電性ペーストより形成されている。集電極のフィラーは、電気伝導性を得ることを目的としており、その組成は、銅、銀、ニッケル、アルミニウム、錫、金などから選ばれる少なくとも1種の金属粒子、もしくはこれらの合金、混合などが適用できる。フィラーの形状は、フレーク状のものと球状のものを混合したり、大きさの異なるものを混合することにより、電気導電性を高める工夫を施すこともできる。また、集電極のバインダーは、フィラーを接着することを主目的としており、信頼性を維持するためには、耐湿性や耐熱性に優れていることが要求される。これらを満たすバインダーの材料としては、例えば、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリイミド樹脂、フェノール樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂などが挙げられ、これらから選ばれる少なくとも一種、あるいは、これらの樹脂の混合、共重合などを適用することができる。
また、光電変換部が結晶系半導体等、非晶質半導体に比べ高い耐熱性を有する材料から構成される場合には、導電性樹脂として樹脂型導電性樹脂よりも高温で焼成・硬化される導電性樹脂材料を用いることができる。例えば、銀、アルミニウムなどの金属粉末と、ガラスフリットと、有機質ビヒクルなどから構成される焼成型の導電性樹脂を用いることができる。
本発明の実施の形態に係わる太陽電池集電極の形成装置は、光電変換部の光入射面上に、複数のフィンガー電極及びバスバー電極を含む集電極を形成する装置である。太陽電池集電極の形成装置は、図1(a)に示すような、フィンガー電極の電極パターン12及びバスバー電極の電極パターン13に形成された凹部を有する版11を備える。版11は、例えばステンレスで形成された平板であって、凹部はエッチング加工により形成される。版11の表面に形成された凹部は、フィンガー電極の電極パターン(以後、「フィンガー電極パターン」という)12及びバスバー電極の電極パターン(以後、「バスバー電極パターン」という)13に形成されている。なお、版11の材質は、ステンレスに限定されず、ステンレス銅、ガラス、樹脂などを用いることができる。
フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の形状及び寸法は、光電変換部に形成されるフィンガー電極及びバスバー電極のそれと同じである。フィンガー電極パターン12は、互いに平行に配置された、複数の直線状のパターンであり、バスバー電極パターン13は、フィンガー電極パターン12に対して垂直に配置された、直線状のパターンである。フィンガー電極パターン12の寸法の一例としては、長さLが10cm、深さHが20μm、幅Wが50μm、ピッチが2mmである。また、バスバー電極パターン13の寸法の一例としては、長さが10cm、深さが20μm、幅が1.5mmである。
図2は図1(a)の点線で囲んだ領域10を拡大した平面図であり、バスバー電極パターン13の詳細な形状を説明する。バスバー電極パターン13は、複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。複数の直線パターンの両端が接続され、バスバー電極パターン13全体がノコギリの刃のような凹凸形状を有する。各直線パターンはフィンガー電極パターン12に対して傾斜している。各直線パターンの形状、寸法はほぼ同じであるが、直線パターンの形状又は寸法を変えても構わない。また、バスバー電極パターン13を直線パターンの代わりに曲線パターンが繋ぎ合わせて形成しても構わない。また、バスバー電極パターン13の代わりにフィンガー電極パターン12を、或いは、バスバー電極パターン13及びフィンガー電極パターン12の両方を、前記したように、複数の直線パターン又は曲線パターンを繋ぎ合わせて形成してもよい。
図3の斜視図は、図1(a)の版11の表面をドクター刃14が移動する様子を示す。本発明の実施の形態に係わる太陽電池集電極の形成装置は、図1(a)に示した版11の表面を移動することにより凹部(12、13)内に導電性材料(例えば、導電性ペースト)を埋め込むドクター刃14を備える。図3に示すように、版11の表面にドクター刃14の先端を当てた状態で、図3の矢印に示す方向D(ドクター刃の移動方向)に、版11の表面上でドクター刃14を移動させる。勿論、ドクター刃14を固定して版11を矢印の方向Dとは逆の方向に移動させても構わない。これにより、版11の表面上に予め堆積されている導電性ペースト15は凹部12、13の内部へ埋め込まれる。ドクター刃14は例えば可撓性を有する平板で形成され、ドクター刃14の先端と版11の表面に接する部分は直線状となる。ドクター刃14の移動方向Dとドクター刃14の先端は直交している。ドクター刃14が版11の表面を移動する際、ドクター刃14はバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わり、フィンガー電極パターン12の長辺に対して垂直に交わる。
版11の凹部12、13の上をドクター刃14が移動する時、ドクター刃14の方向がバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わる場合を考える。この場合、図2に示したような凹凸形状が形成されていないと、ドクター刃14が凹部13内に落ち込んでしまう。これにより、凹部13内から導電性ペースト15が掻き出されたり、凹部13以外の部分に導電性ペースト15が残留したりすることで、版11に形成されたパターン通りにバスバー電極を形成できない。そこで、バスバー電極パターン13を図2のように複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成することにより、ドクター刃14が、複数の直線パターンの長辺に対して斜めに交わるようになり、ドクター刃14が凹部13内に落ち込むことが無くなる。よって、凹部13内から導電性ペースト15が掻き出されたり、凹部13以外の部分に導電性ペースト15が残留したりすることも無くなり、版11に形成されたパターン通りにバスバー電極を形成することができる。
図4の斜視図は、ブランケット16を用いて図2の版11の凹部12、13内に埋め込まれた導電性ペースト15を取り出す様子を示す。また、図5の斜視図は、ブランケット16上へ移行した導電性ペースト15を光電変換部17の光入射面上に転写する様子を示す。本発明の実施の形態に係わる太陽電池集電極の形成装置は、凹部12、13内に埋め込まれた導電性ペースト15を光電変換部17の光入射面上に転写する転写手段を有する。実施の形態においては転写手段の一例として、図4及び図5に示すような円柱状のブランケット16を挙げる。ブランケット16は、図4に示すように、版11の表面上を転がることにより、版11の凹部12、13内に埋め込まれた導電性ペースト15を取り出す。そして、図5に示すように、ブランケット16が光電変換部17の光入射面上を転がることにより、ブランケット16上の導電性ペースト15が光電変換部17の光入射面上に転写される。このようにして、太陽電池のフィンガー電極22及びバスバー電極23が光電変換部17上に形成される。ブランケット16は、例えば、中心部をアルミニウム、外周部をシリコン等からなるゴムで形成されている。外周部は、シリコンゴム以外にも、アクリルニトリルブタジエンゴム等を用いても構わない。
(第1の比較例)
上記した本発明の実施形態では、版11の表面に形成されたバスバー電極パターン13は、図2に示したような複数の直線パターンを繋ぎ合わせた形状を有する。よって、ドクター刃14を用いて導電性ペースト15を凹部12,13の内部へ埋め込む工程(ドクタリング工程)において、ドクター刃14は、バスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わっても、バスバー電極パターン13を構成する各直線パターンに平行に交わることはないため、ドクター刃14が凹部13内に落ち込むことがない。これに対する第1の比較例として、バスバー電極パターンが1つの直線パターンからなる場合について説明する。
図6(a)に示すように、第1の比較例に係わる版11は、フィンガー電極パターン52及びバスバー電極パターン53に形成された凹部を有する。バスバー電極パターン53は1つの直線パターンからなり、1つの直線パターンの長辺は、フィンガー電極パターン52の長辺に対して垂直である。つまり、第1の比較例では、図2に示したような、複数の直線パターンを繋ぎ合わせたバスバー電極パターン13とは異なり、直線状のバスバー電極パターン53に形成された凹部を備える版11を使用する。
図6(b)は、第1の比較例に係わるドクタリング工程において、版11の表面をドクター刃14が移動する様子を示す。ドクター刃14は、版11の表面を移動することにより凹部(52、53)内に導電性ペースト15を埋め込む。第1の比較例に係わるドクタリング工程は、本発明の実施の形態(図3)と同じである。即ち、ドクター刃14が版11の表面を移動する際、ドクター刃14はバスバー電極パターン53の長辺に対して平行に交わり、フィンガー電極パターン52の長辺に対して垂直に交わる。なお、ドクター刃14の移動方向Dとドクター刃14の先端は直交している。
図7は、図6(b)のドクタリング工程を経て、光電変換部上に転写されたフィンガー電極62及びバスバー電極63の交差部分を拡大した平面図である。図7の矢印の方向がドクター刃14の移動方向Dである。ドクター刃14がフィンガー電極62からバスバー電極63へ移行する接続箇所68において、フィンガー電極62が版11の凹部の形状よりも細くなってしまう。ドクター刃14がバスバー電極63からフィンガー電極62へ移行する接続箇所69において、フィンガー電極62及びバスバー電極63の両方がそれぞれの凹部の形状よりも太くなってしまう。なお、図7の点線は、版に形成された電極パターンを示している。図7には示さないが、ドクター刃14がバスバー電極パターン53の長辺に平行に交わるため、ドクター刃がバスバー電極パターン53内に落ち込み、バスバー電極パターン53内から導電性ペースト15が掻き出されてしまう。よって、バスバー電極63にカスレが生じてしまう。
(第2の比較例)
第1の比較例では、ドクタリング工程においてドクター刃14がバスバー電極パターン53の長辺に対して平行に交わる場合について説明した。第2の比較例では、ドクター刃14の移動方向Dを90度回転させて、図8に示すように、ドクター刃14がフィンガー電極パターン52の長辺に対して平行に交わるようにドクタリング工程を実施する。なお、第2の比較例で使用する版11は、図6(a)に示した版11と同じように、直線状のバスバー電極パターン53に形成された凹部を有する。
図9は、図8のドクタリング工程を経て、光電変換部上に転写されたフィンガー電極62及びバスバー電極63の交差部分を拡大した平面図である。図9の矢印の方向がドクター刃14の移動方向Dである。ドクター刃14がバスバー電極63からフィンガー電極62へ移行する接続箇所において、フィンガー電極62及びバスバー電極63は版11の凹部の形状通りに形成される。しかし、ドクター刃14がフィンガー電極62からバスバー電極63へ移行する接続箇所70において、フィンガー電極62が凹部の形状よりも太くなってしまう。なお、図9の点線は、版11に形成された電極パターンを示している。図9には示さないが、ドクター刃14がフィンガー電極パターン52の長辺に平行に交わるため、ドクター刃14がフィンガー電極パターン52内に落ち込み、フィンガー電極パターン52内から導電性ペースト15が掻き出されてしまう。よって、フィンガー電極62にカスレが生じてしまう。
ここで、図10(a)及び図10(b)を参照して、ドクタリング工程においてドクター刃14が導電性ペースト15を凹部12内に埋め込む様子を説明する。そして、図11(a)及び図11(b)を参照して、ドクター刃14がバスバー電極パターン53内に落ち込み、バスバー電極パターン53内から導電性ペースト15を掻き出し、掻き残してしまう様子を説明する。
図10(a)及び図10(b)に示すように、可撓性を有する平板状のドクター刃14の先端を版11の表面に当て、ドクター刃14を撓ませることで所定の圧力を版11へ加える。この状態で、版11の表面上をドクター刃14が矢印の方向に移動する。予め、版11の表面上に堆積された導電性ペースト15は、ドクター刃14と共に移動し、凹部12を通過する際に、凹部12内に埋め込まれる。凹部12内に埋め込まれなかった残りの導電性ペースト15は、凹部12以外の版11の表面上に残留することなく、ドクター刃14により掻き取られる。なお、ドクター刃14は、例えばステンレスで形成された薄い平板からなり、その厚みは、例えば、200μm程度である。
図11(a)及び図11(b)に、凹部の幅が狭い場合と広い場合における、凹部を通過する際のドクター刃14の先端Bの軌跡を示す。前述したように、ドクター刃14が電極パターンの長辺に平行に交わる場合、ドクター刃14が凹部内に落ち込む。この際に、凹部に埋め込まれるはずの導電性ペースト15の一部をドクター刃14が掻き取ってしまう。そして、掻き取った後に、凹部に隣接して導電性ペースト15の一部を掻き残してしまう。凹部内の導電性ペースト15をドクター刃14が掻き取ってしまうことにより、集電極の厚みが凹部の深さよりも薄くなる、「カスレ」が生じる。また、凹部に隣接して導電性ペースト15の一部を掻き残してしまうことにより、集電極の幅が凹部の幅よりも太くなってしまう。
図11(b)に示すように、バスバー電極など比較的に幅広の電極パターンの場合、凹部内から掻き出されてしまう導電性ペースト15の量71、凹部に隣接して掻き残してしまう導電性ペースト15の量72は多くなる。凹部内から掻き出されてしまう導電性ペースト15の量71が多くなれば、集電極を電流が流れる効率が低下し、光電変換効率の低下を招く。そして、凹部に隣接して掻き残してしまう導電性ペースト15の量72が多くなれば、光電変換部に到達する光の量が低下して、光電変換効率の低下を招く。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
太陽電池集電極の形成装置は、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13に形成された凹部を有する版11と、版11の表面を移動することにより凹部内に導電性ペースト15を埋め込むドクター刃14と、凹部内に埋め込まれた導電性ペースト15を光電変換部17の光入射面上に転写する転写手段としてのブランケット16とを有する。そして、バスバー電極パターン13は、複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。
そして、上記した形成装置を用いて実施する太陽電池集電極の形成方法は、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13に形成された凹部を有する版11の表面にドクター刃14を当てて移動させることにより、凹部内に導電性ペースト15を埋め込む第1の工程(ドクタリング工程:図3)と、凹部内に埋め込まれた導電性ペースト15を光電変換部17の光入射面上に転写する第2の工程(図4及び図5)とを有する。そして、第1の工程で使用する版11のバスバー電極パターン13は、複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。
版11の凹部の上をドクター刃14が移動する時、ドクター刃14の方向がバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わってしまうと、ドクター刃14が凹部内に落ち込み、凹部内から導電性ペースト15が掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペースト15が残留したりすることで、版11に形成されたパターン通りにバスバー電極を形成できない。そこで、バスバー電極パターン13を複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成することで、ドクター刃14の方向がバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わっても、ドクター刃14がバスバー電極パターン13を構成する各直線パターンの長辺に対して斜めに交わるため、ドクター刃14が凹部内に落ち込むことが無くなる。よって、凹部内から導電性ペースト15が掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペースト15が残留したりすることも無くなり、版11に形成されたパターン通りにフィンガー電極22及びバスバー電極23を形成することができる。
なお、本発明の実施の形態では、図2に示したように、バスバー電極パターン13を相互に繋ぎ合わされた複数の直線パターンで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。バスバー電極パターン13の代わりにフィンガー電極パターン12を、図2に示すような、相互に繋ぎ合わされた複数の直線パターンで構成しても、或いは、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の両方を、図2に示すような、相互に繋ぎ合わされた複数の直線パターンで構成しても、実施の形態と同様な作用効果が得られる。
(第1の変形例)
上記した本発明の実施形態では、ドクタリング工程において、図3のように、ドクター刃14がフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して垂直及び平行に交わる場合について説明した。本発明はこれに限定されることはなく、ドクター刃14がフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して斜めに交わっても構わない。
図12に示すように、第1の変形例に係わる版11は、図1と同様に、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13に形成された凹部を有する。ドクター刃14の移動方向Dが本発明の実施形態と異なるため、版11の外形に対する電極パターン12、13の向きが異なるが、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の形状及び寸法、特に、図2に示したバスバー電極パターン13のノコギリ状の形状、版11の材質などその他の点については、本発明の実施形態と同様である。
図13は、第1の変形例に係わるドクタリング工程において、版11の表面をドクター刃14が移動する様子を示す。ドクター刃14は、版11の表面を移動することにより凹部(12、13)内に導電性ペースト15を埋め込む。第1の変形例においては、ドクター刃14が版11の表面を移動する際、ドクター刃14はフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して45度に交わる。なお、ドクター刃14の移動方向Dとドクター刃14の先端は直交している。
ドクター刃14が、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して斜めに交わるようにすることで、ドクター刃14が凹部内に落ち込むことが無くなる。よって、凹部内から導電性ペースト15が掻き出されたり、凹部以外の部分に導電性ペースト15が残留したりすることも無くなり、版11に形成されたパターン通りにフィンガー電極22及びバスバー電極23を形成することができる。
ドクター刃14がドクター刃14の移動方向Dに対して直交している場合、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺方向をドクター刃14の移動方向Dに対して傾斜させることにより、ドクター刃14をフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して斜めに交わるようにすることができる。
また、これとは逆に、ドクター刃14がドクター刃14の移動方向Dに対して傾斜し、フィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺方向がドクター刃14の移動方向Dに対して直交していても構わない。ドクター刃14をドクター刃14の移動方向Dに対して傾斜させることにより、ドクター刃14をフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の長辺に対して斜めに交わるようにすることができる。
(第2の変形例)
本発明の実施の形態では、図1に示したように、版11のフィンガー電極パターン12とバスバー電極パターン13は垂直に交わっている場合について説明したが、図14に示すように、フィンガー電極パターン12とバスバー電極パターン13は垂直よりも傾斜した角度で交わっていても構わない。但し、バスバー電極パターン13は、図2に示したように、複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。これにより、ドクター刃14をバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わるように移動させても、ドクター刃14をフィンガー電極パターン12の長辺及びバスバー電極パターン13を構成する複数の直線パターンの長辺のそれぞれに対して斜めに交わるようにすることができる。
(第3の変形例)
本発明の実施の形態では、図3〜図5に、ドクタリング工程、ブランケット16への移行工程、及び光電変換部17への転写工程を、それぞれ単独で実施する実施例を示した。しかし、太陽電池集電極の形成装置は、円柱状の版31及びブランケット36を用いてこれらの工程を、時間的に連続して実施することができる。
図15を参照して、第3の変形例に係わる太陽電池集電極の形成装置の構成を説明する。円柱状の版31は矢印の方向に回転することができ、その側面には図1(a)、図1(b)及び図2と同様なフィンガー電極パターン12及びバスバー電極パターン13の凹部32が形成されている。版31の側面には、図2の移動方向Dに垂直な方向にドクター刃34の先端が当てられている。第3の変形例においては、版31が回転することで凹部32が移動するのでドクター刃34は固定されている。ドクター刃34に隣接して導電性ペースト35を供給するインク供給装置33が配されている。版31が回転することで、インク供給装置33から供給される導電性ペースト35をドクター刃34が凹部32内に埋め込む。このとき、版11に形成されたバスバー電極パターン13は、複数の直線パターンを繋ぎ合わせて形成されている。これにより、ドクター刃14をバスバー電極パターン13の長辺に対して平行に交わるようにドクタリング工程を実施しても、ドクター刃14がフィンガー電極パターン12の短辺側及びバスバー電極パターン13を構成する複数の直線パターンの短辺側にまたがって交わるようにすることができる。
版31の回転に合わせて逆方向に回転する円柱状のブランケット36が版31に接触している。凹部32内に埋め込まれた導電性ペースト35は、回転するブランケット36に写し取られる。そして、ベルト上を移動する光電変換部37の光入射面に導電性ペースト35が転写される。以上の工程を経て、太陽電池の集電極を形成することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は、1つの実施の形態及びその実施例によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、図11(b)に示したように、バスバー電極など比較的に幅広の電極パターンの場合、ドクター刃14の落ち込みにより凹部内から掻き出されてしまう導電性ペースト15の量71が多くなる。そこで、凹部13内に凹凸形状を設けることにより、ドクター刃14の落ち込みを防ぎ、電極のカスレを抑制することができる。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ限定されるものである。
11、31 版
12、52 フィンガー電極パターン
13、53 バスバー電極パターン
14、34 ドクター刃
15、35 導電性ペースト(導電性材料)
16、36 ブランケット(転写手段)
17、37 光電変換部
22、62 フィンガー電極
23、63 バスバー電極
32 凹部

Claims (8)

  1. 光入射によりキャリアを発生する光電変換部の光入射面上に、前記キャリアを収集する複数のフィンガー電極及び当該複数のフィンガー電極が収集した前記キャリアを収集するバスバー電極を形成する太陽電池の製造装置であって、
    前記フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンに形成された凹部を有する版と、
    前記版の表面を移動することにより前記凹部内に導電性材料を埋め込むドクター刃と、
    前記凹部内に埋め込まれた導電性材料を前記光電変換部の光入射面上に転写する転写手段とを有し、
    前記フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの少なくともいずれか一方は、複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されていることを特徴とする太陽電池の製造装置。
  2. 前記電極パターンの長辺方向が、前記ドクター刃の移動方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載の太陽電池の製造装置。
  3. 前記版の電極パターンにおいて、前記フィンガー電極と前記バスバー電極は垂直よりも傾斜した角度で交わっていることを特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池の製造装置。
  4. 前記ドクター刃が、前記ドクター刃の移動方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項1記載の太陽電池の製造装置。
  5. 光入射によりキャリアを発生する光電変換部の光入射面上に、前記キャリアを収集する複数のフィンガー電極及び当該複数のフィンガー電極が収集した前記キャリアを収集するバスバー電極を形成する太陽電池の製造方法であって、
    前記フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンに形成された凹部を有する版の表面にドクター刃を当てて移動させることにより、前記凹部内に導電性材料を埋め込む第1の工程と、
    前記凹部内に埋め込まれた前記導電性材料を前記光電変換部の光入射面上に転写する第2の工程とを有し、
    前記フィンガー電極及びバスバー電極の電極パターンの少なくともいずれか一方は、複数の直線パターン或いは曲線パターンを繋ぎ合わせて形成されていることを特徴とする太陽電池の製造方法。
  6. 前記第1の工程において、前記ドクター刃は、前記電極パターンの短辺側にまたがって移動することを特徴とする請求項5記載の太陽電池の製造方法。
  7. 前記第1の工程において、前記電極パターンの長辺方向が、前記ドクター刃の移動方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項5又は6記載の太陽電池の製造方法。
  8. 前記第1の工程において、前記ドクター刃が、前記ドクター刃の移動方向に対して傾斜していることを特徴とする請求項5記載の太陽電池の製造方法。
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