JP2010067816A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノーマリーオフ動作を実現でき且つ低オン抵抗な絶縁ゲート構造の半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置は、第1の窒化物半導体を含む第1の半導体層1と、第1の半導体層1上に設けられ第1の窒化物半導体よりもバンドギャップが広い第2の窒化物半導体を含む第2の半導体層2と、第2の半導体層2に接続された第1の主電極3と、第2の半導体層2に接続された第2の主電極4と、第1の主電極3と第2の主電極4との間の第2の半導体層2表面に接して設けられたフローティング電極5と、フローティング電極5上に設けられたゲート絶縁膜7と、ゲート絶縁膜7上に設けられた制御電極8と、フローティング電極5と第1の主電極3との間およびフローティング電極5と第2の主電極4との間の第2の半導体層2表面上に設けられたフィールド絶縁膜6とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、窒化物半導体を用いた半導体装置に関し、特に電力制御用に適した半導体装置に関する。
GaNを用いた窒化物半導体素子は、Siに比べて大きいバンドギャップを有する為、高臨界電界を有することで、小型で高耐圧な素子が実現し易い。これにより、電力制御用半導体素子では、低いオン抵抗となり、低損失な素子を実現できる。中でも、AlGaNとGaNとのヘテロ構造を用いたHFET(Heterojunction FET)(例えば特許文献1に開示)は、単純な素子構造で良好な特性が期待できる。
一般にAlGaNとGaNとのヘテロ構造は、AlGaN層中のドープや、AlGaNとGaNとのへテロ界面における分極により大きな二次元電子ガス濃度を有する。これにより、低オン抵抗を実現している。しかし、ドープや分極により発生した二次元電子ガスは、ヘテロ界面全面に形成されるため、通常のHFETはノーマリーオン型の素子となる。
しかし、電力制御に用いられる素子では、回路の電源投入時における突入電流防止などの目的からノーマリーオフ型素子が望まれる。AlGaNバリア層厚を数nm程度に薄くすることで、二次元電子ガス濃度を低減すればゲートしきい値電圧がプラス側にシフトし、ノーマリーオフが得られる。しかし、ゲート・ソース間やゲート・ドレイン間のオフセット部分の抵抗が増大し、オン抵抗が増大してしまう。低オン抵抗を維持しながら、ノーマリーオフ動作を実現する為には、ゲート電極下のみ選択的に二次元電子ガス濃度を低減させる必要がある。
AlGaNバリア層厚を薄くした場合、ゲート・ソース間とゲート・ドレイン間のオフセット部分のみ選択的にドープすることでオフセット抵抗を低減することが可能となる。オフセット部分に選択的にSiイオンを注入し、1200℃程度の活性化アニールによりn型ドープすることは可能であるが、高温のアニール時にパッシベーション界面が荒れて、界面準位が増加し、安定な動作が得られない。高温アニールを用いないでSiドープと同様な効果が得られる方法として、AlGaNバリア層の表面にパッシベーション膜を形成することが挙げられる。このパッシベーション膜を形成することにより、AlGaNバリア層の表面ポテンシャルが下げられ、二次元電子ガスが発生する。これにより、オフセット部分の抵抗が低減できる。
なお、しきい値電圧をプラスとすることでノーマリーオフ動作を実現しても、オン状態でのチャネル抵抗を小さくするためには、大きな順方向ゲートバイアスが必要となる。ゲート電極に大きな順方向バイアスを印加すると、ゲートリーク電流が流れてしまう。ゲートリーク電流を抑制するには絶縁ゲート構造が有効である。しかし、ゲート絶縁膜とパッシベーション膜(フィールド絶縁膜)とを同一の材料で形成すると、ゲート電極下のAlGaN層もドープされたのと同様になって、しきい値電圧がマイナス側にシフトしてしまい、ノーマリーオフ動作が得られなくなってしまう。
特開2007−294528号公報
本発明は、ノーマリーオフ動作を実現でき且つ低オン抵抗な絶縁ゲート構造の半導体装置を提供する。
本発明の一態様によれば、第1の窒化物半導体を含む第1の半導体層と、前記第1の半導体層上に設けられ、前記第1の窒化物半導体よりもバンドギャップが広い第2の窒化物半導体を含む第2の半導体層と、前記第2の半導体層に接続された第1の主電極と、前記第2の半導体層に接続された第2の主電極と、前記第1の主電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面に接して設けられたフローティング電極と、前記フローティング電極上に設けられたゲート絶縁膜と、前記ゲート絶縁膜上に設けられた制御電極と、前記フローティング電極と前記第1の主電極との間および前記フローティング電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面上に設けられたフィールド絶縁膜と、を備えたことを特徴とする半導体装置が提供される。
本発明によれば、ノーマリーオフ動作を実現でき且つ低オン抵抗な絶縁ゲート構造の半導体装置が提供される。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態では、半導体装置としてGaN系HFET(Heterojunction FET)を一例に挙げて説明する。なお、各図面中の同一部分には同一符号を付している。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
本実施形態に係る半導体装置は、第1の半導体層としてのチャネル層1と、この上に設けられた第2の半導体層としてのバリア層2とのヘテロ接合構造を有する。チャネル層1とバリア層2は、図示しない基板上にバッファ層を介してエピタキシャル成長される。例えば、チャネル層1は実質不純物が添加されていないアンドープのGaNからなり、バリア層2はアンドープもしくはn型のAlGa1−XN(0≦X≦1)からなる。
バリア層2の表面上には、第1の主電極としてのソース電極3と第2の主電極としてのドレイン電極4とが互いに離間して設けられている。ソース電極3及びドレイン電極4は、それぞれ、バリア層2の表面にオーミック接触している。
ソース電極3とドレイン電極4との間におけるバリア層2の表面上には、フローティング電極5が設けられている。フローティング電極5は金属材料からなり、バリア層2の表面にショットキー接触している。
フローティング電極5上にはゲート絶縁膜7が設けられ、その上に制御電極としてのゲート電極8が設けられている。フローティング電極5とソース電極3との間およびフローティング電極5とドレイン電極4との間の、バリア層2表面上にはフィールド絶縁膜6が設けられている。本実施形態では、フィールド絶縁膜6とゲート絶縁膜7とは同材料で一体に形成された構造となっている。
ゲート電極8にゲート電圧が印加されると、フローティング電極5はゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と容量結合する。本実施形態では、ゲート電極8は、フローティング電極5を覆うようにゲート絶縁膜7及びフィールド絶縁膜6の上に設けられているため、両電極の容量結合性を強くしてゲート制御性を高めることができる。すなわち、オン時にフローティング電極5を所望のゲート電位に制御しやすく、低オン抵抗化を図れる。
チャネル層1として例えばアンドープのGaNを、バリア層2として例えばアンドープのAlGaNを用いたこれらのヘテロ接合構造において、AlGaNの方がGaNよりも格子定数が小さいことからAlGaN層に歪みが生じて、ピエゾ効果によりAlGaN層内にピエゾ分極が生じ、これにより、GaN層におけるAlGaN層との界面付近に2次元電子ガスが形成される。ゲート電極8に印加するゲート電圧を制御することで、ゲート電極8と容量結合されたフローティング電極5下の2次元電子ガス濃度が増減し、ソース電極3とドレイン電極4間に流れる主電流を制御できる。
特に、電力制御に用いられる半導体装置では、ゲート電圧がゼロボルトのときにドレイン電極とソース電極との間に漏れ電流が実質流れないノーマリーオフ特性が望まれる。2次元電子ガス濃度を低減させると、ゲートしきい値電圧がプラス側にシフトし、ノーマリーオフ特性が得られる。しかし、2次元電子ガス全体の濃度を低減させるとオン抵抗が増大してしまう。低オン抵抗を維持しつつノーマリーオフ特性を得るためには、ゲート電極下の2次元電子ガス濃度を選択的に低下させる必要がある。本実施形態では前述した構造とすることで、ノーマリーオフ動作と低オン抵抗を両立させることが可能である。
通常、ノーマリーオフ動作を実現する為には、ゲート電圧を印加していないとき、ゲート電極下(本実施形態ではフローティング電極5下)は空乏化していなければならない。つまり、ゲート電極下の2次元電子ガス濃度を実質ゼロにする。本実施形態ではバリア層2を薄くすることで2次元電子ガス濃度を減少させる。バリア層2を薄くすると、チャネル層1とバリア層2とのヘテロ接合に基づくピエゾ分極による電界が弱くなり、2次元電子ガス濃度が減少する。これにより、ゲートしきい値電圧をプラス側にシフトさせることができる。具体的には、バリア層2の厚さを数nm程度にすると、ゲートしきい値電圧をプラスにすることができ、ノーマリーオフ動作を実現することができる。
図2に、ノーマリーオフ動作を実現する為に、ゲートしきい値電圧Vthがゼロとなるバリア層(AlGaN層)2の厚さ(nm)と、Al組成比Xとの関係を示す。この図2より、Al組成比Xに対して、バリア層(AlGaN層)2の厚さを、1/(1.15X+0.326X+0.01)(nm)以下とすることで、ゲートしきい値電圧をプラスにすることが可能となる。
しかし、バリア層2を薄くすると、2次元電子ガス濃度が低いことにより、ゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間のオフセット部分の抵抗が高くなってしまう。このため、上記オフセット部分では2次元電子ガス濃度を高くする必要がある。
本実施形態では、フローティング電極5とソース電極3との間およびフローティング電極5とドレイン電極4との間の、バリア層2表面上にフィールド絶縁膜6を設けている。例えば、SiN、SiO、SiONなどSiを含む絶縁膜をフィールド絶縁膜6とすると、フィールド絶縁膜6とバリア層2との界面にSi−N結合が生まれる。これは、バリア層2にSiドープしたのと同様になり、2次元電子ガス濃度が増加する。つまり、フィールド絶縁膜6が形成されているゲート・ソース間およびゲート・ドレイン間のオフセット部分が選択的にドープされているのと同様になる。これにより、オフセット抵抗を小さくすることができる。
なお、パッシベーション膜となるフィールド絶縁膜6の材料は、Siを含む絶縁膜を用いなくとも、フィールド絶縁膜6の堆積方法によって、フィールド絶縁膜6とバリア層2との界面準位が発生する。この界面準位によって、バリア層2に電界が発生し2次元電子ガスが発生する。このようなことから、フィールド絶縁膜6の種類に限定されることはなく、AlN、AlOx、HfOx、TaOx、ZrOxなどの絶縁膜を用いても実施可能である。
フローティング電極5下には絶縁膜が形成されないため、2次元電子ガスは発生しない。そして、フローティング電極5の上に、ゲート絶縁膜7とゲート電極8との絶縁ゲート構造を形成することで、ゲートリーク電流を抑制しつつ、ゲート電極8に大きなプラス電圧を印加することが可能となる。これにより、オン状態でのフローティング電極5下の2次元電子ガス濃度を高くすることが可能となりチャネル抵抗が低減でき、低オン抵抗を実現することができる。以上説明したように、本実施形態によれば、低オン抵抗とノーマリーオフ動作を両立させることができ、特に高パワー出力制御に適した半導体装置を提供できる。
なお、図1では、ゲート電極8はフローティング電極5を覆うように形成されている構造を示したが、ゲート電極8の長さはフローティング電極5の長さと同じでも実施可能である。そして、フローティング電極5はゲート絶縁膜7を介してゲート電極8と容量で結合している。このため、図3に示すように、ゲート電極8の長さがフローティング電極5よりも短くとも、ゲート電極8に電圧を印加することにより、フローティング電極5の電位を変化させることが可能である。いずれにしても、フローティング電極5がゲート電極8と容量結合されれば、フローティング電極5の下には一様に2次元電子ガスが発生し、低いチャネル抵抗を実現することができ、低オン抵抗が実現できる。
ゲートしきい値電圧は、バリア層2の組成や厚さだけではなく、ゲート絶縁膜7の厚さや誘電率でも制御可能である。ゲート領域の伝導帯のエネルギーバンド図を示す図4のように、2次元電子ガス9が発生するチャネルの電位は、ゲート絶縁膜7の容量Cgiとバリア層2の容量Cbaとの直列接続により決まる。このため、Cgiを変化させることで、ゲートしきい値電圧を制御することが可能である。
Cgiを小さくすることで、ゲートしきい値電圧を大きくプラス側にシフトさせることができる。しかし、Cgiを小さくし過ぎると、チャネル抵抗が大きくなってしまい、オン抵抗が増加する。このため、適度にCgiを大きくするには、ゲート絶縁膜7を10nm程度まで薄くする必要がある。このように薄いゲート絶縁膜では、ゲート耐圧が低く、ゲートリーク電流が発生してしまう。そこで、ゲート絶縁膜7にHfOx、TaOx、ZrOxなどの高誘電体膜を用いることで、ゲート絶縁膜7の膜厚を増やすことが可能となり、低オン抵抗と低ゲートリークを両立することが可能となる。
また、フローティング電極5とゲート電極8を構成する金属の種類でもゲートしきい値電圧を制御することができる。図5に示すように、フローティング電極5に用いる金属の仕事関数φfloatよりもゲート電極8に用いる金属の仕事関数φgateを大きくすることにより、フラットバンド電圧VFBが発生する。これにより、ゲートしきい値電圧をプラス側にシフトさせることが可能となる。
また、フィールド絶縁膜6とゲート絶縁膜7は一体に形成しなくとも、実施可能である。図6に示すように、フィールド絶縁膜6をバリア層2表面上に形成した後、バリア層2表面とショットキー接合するフローティング電極5を形成し、その後、フローティング電極5を覆うようにフィールド絶縁膜6上にゲート絶縁膜7を堆積した絶縁膜の積層構造としてもよい。このような構造とすると、フィールド絶縁膜6とゲート絶縁膜7の材料をそれぞれ別々に選択することが可能となる。例えば、フィールド絶縁膜6には界面準位が発生し難いSiNxを用いて、ゲート絶縁膜7には高誘電体のHfOxを用いるといった選択が可能となる。
[第2の実施形態]
図7は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
図7に示す構造では、ゲート電極8を覆うように第2のフィールド絶縁膜11を設け、その上にゲート電極8に接続されたフィールドプレート電極10を設けている。このような構造とすることで、ゲート電極8端部(ドレイン電極4側の端部)の電界集中が緩和されて、高耐圧を得ることができる。また、図8に示すように、フィールドプレート電極10は、ソース電極3に接続されていてもよい。
[第3の実施形態]
図9は、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
図9に示す構造では、フローティング電極5下のバリア層2表層部にp型ドープ層12を設けている。このような構造とすることで、バリア層2が厚くともノーマリーオフ動作を実現することができる。p型ドープ層12は、フッ素(F)、塩素(Cl)、マグネシウム(Mg)、マンガン(Mn)などのイオン注入やプラズマ処理により形成することが可能である。
そして、p型ドープ層12上にゲート絶縁膜7を直接形成するのではなく、フローティング電極5を形成することで、安定したゲートしきい値電圧を得ることができる。p型ドープ層12表面に絶縁膜を形成すると、p型ドーププロセスによるダメージによって界面準位密度がばらつく。これにより、ゲートしきい値電圧がばらついてしまう。一方、本実施形態の構造を用いることで、フローティング電極5とバリア層2はショットキー接合となり、そのバリア高さは材料で決まって、ゲートしきい値電圧のばらつきを抑制することができる。
[第4の実施形態]
図10は、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図である。
図10に示す構造では、フローティング電極5下に、フローティング電極5と接続されたまたは一体に形成されたリセス部13が設けられ、そのリセス部13を介して、フローティング電極5がチャネル層1と接している。リセス部13は、バリア層2を貫通し、チャネル層1における2次元電子ガス発生領域にまで達している。リセス部13のチャネル長方向の長さは、フローティング電極5のチャネル長方向の長さより短い。
バリア層2とチャネル層1をリセスエッチングした後、リセス部13の電極とフローティング電極5とは同一のメタル材料で同時に形成される。
このような構造とすることで、フローティング電極5に電子やホールが注入されて帯電しても、安定したゲートしきい値電圧やスイッチング動作を実現することができる。すなわち、ゲートやドレインに電圧を印加した際に、電界によって加速された電子やホールがバリア層2を越えてフローティング電極5へ注入されると、フローティング電極5が帯電する。フローティング電極5が帯電すると、フローティング電極5の電位が変化し、ゲートしきい値電圧が変化してしまう。これにより、安定したスイッチング動作が得られなくなるおそれがある。
しかし、本実施形態では、フローティング電極5が帯電したとしても、帯電したチャージをリセス部13を通じて放電することが可能となり、ゲートしきい値が変化しない。すなわち、フローティング電極5及びリセス部13はバリア層2およびチャネル層1とショットキー接合を形成するため、ゲート電圧を印加しない状態では、フローティング電極5及びリセス部13周辺には2次元電子ガス9は発生しない。しかし、ゲート電極8に電圧を印加すると、フローティング電極5下のバリア層2とチャネル層1とのヘテロ界面に2次元電子ガス9が発生し、フローティング電極5の電位が下がることで、チャネル層1とフローティング電極5とのポテンシャルバリアも解消される。これにより、予め存在する2次元電子ガス9とフローティング電極5とがリセス部13を介して電気的に接続される。これにより、フローティング電極5が帯電していても2次元電子ガス9を介してチャージが放電され、安定したゲートしきい値電圧を得ることができる。
図11(c)はリセス部13の平面レイアウトの一例を示す模式上面図であり、図11(a)は同図(c)におけるA−A’断面図、図11(b)は同図(c)におけるB−B’断面図である。
リセス部13はフローティング電極5下に連続したパターンで形成する必要はなく、図11に示すように、フローティング電極5下でリセス部13が形成されている部分と形成されていない部分とが混在していても安定したゲートしきい値電圧が得られる。この例では、図11(c)に示すように、リセス部13は周期的に形成されている。
図12(c)はリセス部13の平面レイアウトの他の例を示す模式上面図であり、図12(a)は同図(c)におけるA−A’断面図、図12(b)は同図(c)におけるB−B’断面図である。
リセス部13は周期的に形成する必要もなく、図12(c)に示すようにフローティング電極5下に一箇所でもリセス部13が形成されていれば、フローティング電極5に帯電したチャージを放電することが可能であり、安定したゲートしきい値電圧が得られる。
また、リセス部13が形成されていない部分(図13(a))と、リセス部13が形成されている部分(図13(b))とで、フローティング電極5の長さ(チャネル長方向の長さ)が異なっていてもよい。フローティング電極5が長いと、その下に形成される空乏層が長くなり、ドレイン電極4に高電圧が印加されてもフローティング電極5下を介して流れるリーク電流を減らすことができる。しかし、フローティング電極5が長いと、ゲート長も長くなり、オン抵抗が増加してしまう。
また、リセス部13を形成すると、フローティング電極5下の空乏層が形成される距離がリセス部13の分だけ短くなる。このため、リーク電流が増加し易い。そこで、図13に示すように、リセス部13が形成されている部分のフローティング電極5の長さbを、リセス部13が形成されていない部分のフローティング電極5の長さaよりも長くすることで、リーク電流を抑えながら、安定したゲートしきい値電圧を得ることが可能となる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、これ以外にも当該技術者が容易に考え得る変形はすべて適用可能である。
例えば、支持基板を図示していないが、本発明は支持基板材料に限定されるものではなく、サファイア基板やSiC基板、Si基板、GaN基板などで実施可能であり、基板の絶縁性や導電性、さらにその導電型にも限定されない。
また、前述した実施形態では、バリア層とチャネル層とのヘテロ接合の組み合わせとしてAlGaNとGaNとの組み合わせを例示したが、GaNとInGaNとの組み合わせ、AlNとAlGaNとの組み合わせ、BAlNとGaNとの組み合わせなどでも実施可能である。
また、結晶の面方位にも限定されない。分極の発生し易い(0001)面上に結晶成長した半導体層を用いても実施可能であり、分極が発生しない(1−101)もしくは(11−20)面上に成長した半導体層を用いても実施可能である。
本発明は、以下の態様を含む。
(付記1)
第1の窒化物半導体を含む第1の半導体層と、
前記第1の半導体層上に設けられ、前記第1の窒化物半導体よりもバンドギャップが広い第2の窒化物半導体を含む第2の半導体層と、
前記第2の半導体層に接続された第1の主電極と、
前記第2の半導体層に接続された第2の主電極と、
前記第1の主電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面に接して設けられたフローティング電極と、
前記フローティング電極上に設けられたゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜上に設けられた制御電極と、
前記フローティング電極と前記第1の主電極との間および前記フローティング電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面上に設けられたフィールド絶縁膜と、
を備えたことを特徴とする半導体装置。
(付記2)
前記フィールド絶縁膜は積層構造であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記3)
前記ゲート絶縁膜は単層構造であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記4)
前記ゲート絶縁膜は、TaO、HfO、ZrOのいずれかを含むことを特徴とする付記3に記載の半導体装置。
(付記5)
前記第2の半導体層との界面側に形成される前記フィールド絶縁膜は、SiN、SiO、SiNOのいずれかからなることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記6)
前記ゲート絶縁膜と前記フィールド絶縁膜が一体に形成されていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記7)
前記フィールド絶縁膜上に、前記制御電極もしくは前記第1の主電極に接続されたフィールドプレート電極が設けられていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
(付記8)
前記制御電極は、前記フローティング電極を覆うように前記ゲート絶縁膜及び前記フィールド絶縁膜の上に設けられていることを特徴とする付記1に記載の半導体装置。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置におけるゲートしきい値電圧がゼロとなるAlGaN層厚とAl組成比との関係を示すグラフ。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置におけるゲート領域の伝導帯のエネルギーバンド図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置におけるゲート領域の伝導帯のエネルギーバンド図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部断面及び平面レイアウトを示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部断面及び平面レイアウトを示す模式図。 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置の要部断面を示す模式図。
符号の説明
1…第1の半導体層(チャネル層)、2…第2の半導体層(バリア層)、3…第1の主電極(ソース電極)、4…第2の主電極(ドレイン電極)、5…フローティング電極、6…フィールド絶縁膜、7…ゲート絶縁膜、8…制御電極(ゲート電極)、12…p型ドープ層、13…リセス部

Claims (5)

  1. 第1の窒化物半導体を含む第1の半導体層と、
    前記第1の半導体層上に設けられ、前記第1の窒化物半導体よりもバンドギャップが広い第2の窒化物半導体を含む第2の半導体層と、
    前記第2の半導体層に接続された第1の主電極と、
    前記第2の半導体層に接続された第2の主電極と、
    前記第1の主電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面に接して設けられたフローティング電極と、
    前記フローティング電極上に設けられたゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜上に設けられた制御電極と、
    前記フローティング電極と前記第1の主電極との間および前記フローティング電極と前記第2の主電極との間の前記第2の半導体層表面上に設けられたフィールド絶縁膜と、
    を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1の窒化物半導体はGaNからなり、前記第2の窒化物半導体はAlGa1−XN(0≦X≦1)からなり、
    前記第2の窒化物半導体の厚さが、Al組成比Xに対して、1/(1.15X+0.326X+0.01)(nm)以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記フローティング電極と前記制御電極とは異なる金属からなり、
    前記制御電極を構成する金属の仕事関数は、前記フローティング電極を構成する金属の仕事関数よりも大きいことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記フローティング電極下の前記第2の半導体層の表層部に、p型ドープ層が設けられたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体装置。
  5. 前記フローティング電極が部分的に前記第1の半導体層に接していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体装置。
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