JP2010065795A - 産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置 - Google Patents

産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】運転状況に応じたクラッチ寿命やクラッチ残存寿命を求めることができるフォークリフト等の産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置を提供する。
【解決手段】検出したクラッチ前後の回転速度差ΔVと検出したクラッチ油圧Pとクラッチ板の摩擦係数μとに基づいてクラッチ吸収エネルギqを計算し、このクラッチ吸収エネルギqを積分して単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算し、このクラッチ吸収エネルギ積算値Qと寿命限界の全積算吸収エネルギQlimitと前記単位時間tとに基づいてクラッチ寿命LHを計算する構成とする。更に、クラッチ寿命LHと検出した車両稼動時間tNとに基づいてクラッチ残存寿命LRを計算する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置に関する。
フォークリフトなどの産業車両の故障診断装置では、従来、リアルタイムで前記産業車両の各部材の状態を検出する各センサからの検出信号を監視し、この検出信号の値としきい値とを比較することによって、前記各部材の正常/異常の判断を行っている。
なお、関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2002−92137号公報
特にフォークリフト等の産業車両では、その運転状況(運転の頻度や負荷の大きさなどの状況)がユーザの作業内容などに応じて実に様々である。従って、フォークリフトに備えたクラッチなどの各部材の故障時期(寿命)も、前記運転状況に応じて実に様々であるため、前記部材のメンテナンス時期を一律に設定することはできない。このため、例えば事前に交換部品の準備など行って効率的にメンテナンスを行おうとする場合、前記運転状況に応じた前記部材の寿命を求めることによって、前記部材のメンテナンス時期を推定する必要がある。
しかしながら、上記の如く従来の故障診断装置では、リアルタイムで各センサからの検出信号を監視して正常/異常の判断を行っているだけであるため、クラッチなどの部材がどれくらいの稼働時間で故障するのか(どれくらい寿命があるのか)を判断することができず、前記部材のメンテナンス時期を推定することができなかった。
従って本発明は上記の事情に鑑み、運転状況に応じたクラッチ寿命やクラッチ残存寿命を求めることができるフォークリフト等の産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の産業車両のクラッチ故障診断方法は、産業車両に装備されたクラッチの故障診断方法であって、
検出したクラッチ前後の回転速度差ΔVと、検出したクラッチ油圧Pと、クラッチ板の摩擦係数μとに基づいて、次の[数9]式から、クラッチ吸収エネルギqを計算し、
Figure 2010065795
このクラッチ吸収エネルギqを、次の[数10]式のように積分して、単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算し、
Figure 2010065795
このクラッチ吸収エネルギ積算値Qと、寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと、前記単位時間tとに基づいて、次の[数11]式から、クラッチ寿命LHを計算すること、
Figure 2010065795
を特徴とする。
また、第2発明の産業車両のクラッチ故障診断方法は、第1発明の産業車両のクラッチ故障診断方法において、
前記クラッチ寿命LHと、検出した車両稼動時間tNとに基づいて、次の[数12]式から、クラッチ残存寿命LRを計算すること、
Figure 2010065795
を特徴とする。
また、第3発明の産業車両のクラッチ故障診断装置は、産業車両に装備されたクラッチの故障診断装置であって、
クラッチ前後の回転速度差ΔVを検出するクラッチ前後回転速度差検出手段と、
クラッチ油圧Pを検出するクラッチ油圧検出手段と、
前記クラッチ前後回転速度差検出手段で検出したクラッチ前後回転速度差ΔVと、前記クラッチ油圧検出手段で検出したクラッチ油圧Pと、クラッチ板の摩擦係数μとに基づいて、次の[数13]式から、クラッチ吸収エネルギqを計算するクラッチ吸収エネルギ計算手段と、
Figure 2010065795
前記クラッチ吸収エネルギ計算手段で計算したクラッチ吸収エネルギqを、次の[数14]式のように積分して、単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算するクラッチ吸収エネルギ積算手段と、
Figure 2010065795
前記クラッチ吸収エネルギ積算手段で計算したクラッチ吸収エネルギ積算値Qと、寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと、前記単位時間tとに基づいて、次の[数15]式から、クラッチ寿命LHを計算するクラッチ寿命計算手段と、
Figure 2010065795
を備えたことを特徴とする。
また、第4発明の産業車両のクラッチ故障診断装置は、第3発明の産業車両のクラッチ故障診断装置において、
産業車両の稼働時間tNを検出する車両稼働時間検出手段と、
前記クラッチ寿命計算手段で計算したクラッチ寿命LHと、前記車両稼働時間検出手段で検出した車両稼動時間tNとに基づいて、次の[数16]式から、クラッチ残存寿命LRを計算するクラッチ残存寿命計算手段と、
Figure 2010065795
を備えたことを特徴とする。
第1発明の産業車両のクラッチ故障診断方法によれば、産業車両に装備されたクラッチの故障診断方法であって、検出したクラッチ前後の回転速度差ΔVと検出したクラッチ油圧Pとクラッチ板の摩擦係数μとに基づいて[数9]式からクラッチ吸収エネルギqを計算し、このクラッチ吸収エネルギqを[数10]式のように積分して単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算し、このクラッチ吸収エネルギ積算値Qと寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと前記単位時間tとに基づいて[数11]式からクラッチ寿命LHを計算することを特徴としているため、産業車両の運転状況に応じたクラッチ寿命LHを求めることができる。
第2発明の産業車両のクラッチ故障診断方法によれば、第1発明の産業車両のクラッチ故障診断方法において、前記クラッチ寿命LHと検出した車両稼動時間tNとに基づいて[数12]式からクラッチ残存寿命LRを計算することを特徴としているため、産業車両の運転状況に応じたクラッチ残存寿命LRを求めることができる。従って、このクラッチ残存寿命LRに基づいて、産業車両の運転状況に応じたクラッチのメンテナンス時期を推定することもできる。
第3発明の産業車両のクラッチ故障診断装置によれば、産業車両に装備されたクラッチの故障診断装置であって、クラッチ前後の回転速度差ΔVを検出するクラッチ前後回転速度差検出手段と、クラッチ油圧Pを検出するクラッチ油圧検出手段と、前記クラッチ前後回転速度差検出手段で検出したクラッチ前後回転速度差ΔVと前記クラッチ油圧検出手段で検出したクラッチ油圧Pとクラッチ板の摩擦係数μとに基づいて[数13]式からクラッチ吸収エネルギqを計算するクラッチ吸収エネルギ計算手段と、前記クラッチ吸収エネルギ計算手段で計算したクラッチ吸収エネルギqを[数14]式のように積分して単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算するクラッチ吸収エネルギ積算手段と、前記クラッチ吸収エネルギ積算手段で計算したクラッチ吸収エネルギ積算値Qと寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと前記単位時間tとに基づいて[数15]式からクラッチ寿命LHを計算するクラッチ寿命計算手段とを備えたことを特徴としているため、上記第1発明と同様、産業車両の運転状況に応じたクラッチ寿命LHを求めることができる。
第4発明の産業車両のクラッチ故障診断装置によれば、第3発明の産業車両のクラッチ故障診断装置において、産業車両の稼働時間tNを検出する車両稼働時間検出手段と、前記クラッチ寿命計算手段で計算したクラッチ寿命LHと前記車両稼働時間検出手段で検出した車両稼動時間tNとに基づいて[数16]式からクラッチ残存寿命LRを計算するクラッチ残存寿命計算手段とを備えたことを特徴としているため、上記第2発明と同様、産業車両の運転状況に応じたクラッチ残存寿命LRを求めることができる。従って、このクラッチ残存寿命LRに基づいて、産業車両の運転状況に応じたクラッチのメンテナンス時期を推定することもできる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態例に係るフォークリフトの動力伝達系とクラッチ故障診断装置の概要図、図2は前記クラッチ故障診断装置の機能を説明するブロック図である。
図1に示すように、フォークリフトの動力伝達系ではエンジン1の動力を、トルクコンバータ2、トランスミッション3内のクラッチ4を介して駆動輪5(実際には2輪であるが、図1では簡略的に1輪のみを図示している)へ伝達する。その結果、エンジン1の動力によって駆動輪5が、矢印Aの如く回転駆動される。
このとき、クラッチ4ではクラッチ板4aが油圧で押圧されてエンジン動力の入力側と出力側とが連結されることにより、エンジン1の動力を駆動輪5に伝達する。前記油圧は、油タンク6内の油を油ポンプ7で昇圧し、流量調整弁8で流量調整されてクラッチ14(クラッチ板14a)に供給される。そして、クラッチ14では前記油圧でクラッチ板4aを押圧して前記入力側と出力側とを連結しようとする際にクラッチ板4aが摩耗する。このクラッチ板4aの摩耗が進行すると、ついにはクラッチ4が十分な連結機能を発揮しなくなる。このため、クラッチ4は適宜メンテナンスする必要がある。しかし、クラッチ板4aがどれくらいの稼働時間で故障(摩耗)するのか(どれくらいの寿命を有しているのか)は、フォークリフトの運転状況に応じて様々である。
従って、本実施の形態例ではフォークリフトに備えたクラッチ故障診断装置11によって、フォークリフトの運転状況に応じたクラッチ寿命LHとクラッチ残存寿命LRとを求める。
図1及び図2に基づき、このクラッチ故障診断装置11の各手段について詳述する。なお、クラッチ故障診断装置11はマイクロコンピュータを備えたものであり、各手段の計算処理などはソフトウエアによって実施される。
図2に示すように、クラッチ故障診断装置11では、まず、クラッチ前後回転速度差検出手段21によってクラッチ4の前後の回転速度差ΔVを検出し、且つ、クラッチ油圧検出手段22によってクラッチ油圧Pを検出する。クラッチ前後回転速度差ΔVはクラッチ4の前側(エンジン動力の入力側)の回転速度と、クラッチ4の後側(エンジン動力の出力側)の回転速度との差である。クラッチ油圧Pはクラッチ4(クラッチ板4a)に作用する圧油の圧力である。
クラッチ前後回転速度差検出手段21としては、例えば、図1に示すようなクラッチ14の前側(エンジン動力の入力側)に設けられた第1のクラッチ回転軸4Aの回転速度V1を検出する第1の回転速度センサ21Aと、クラッチ14の後側(エンジン動力の出力側)に設けられた第2のクラッチ回転軸4Bの回転速度を検出する第2の回転速度センサ21Bと、第1の回転速度センサ21Aの検出値(回転速度V1)と第2の回転速度センサ21Bの検出値(回転速度V2)との差を演算する手段とを備えた構成とすることができる。
クラッチ油圧検出手段22としては、例えば図1に示すような流量調整弁8に装備されている圧力センサ22Aを用いることができる。この場合、圧力センサ22Aによって流量調整弁8から流出する圧油の圧力を検出し、この圧力センサ22Aの検出値をクラッチ油圧Pとして用いる。
続いて、クラッチ吸収エネルギ計算手段23では、クラッチ前後回転速度差検出手段21で検出したクラッチ前後回転速度差ΔVと、クラッチ油圧検出手段22で検出したクラッチ油圧Pと、クラッチ板4aの摩擦係数μとに基づいて、次の[数17]式から、クラッチ吸収エネルギqを計算する。クラッチ板4aの摩擦係数μは、クラッチ故障診断装置11に備えたICメモリなどの記憶手段(図示省略)に予め記憶されている。
Figure 2010065795
クラッチ吸収エネルギ積算手段24では、クラッチ吸収エネルギ計算手段23で計算したクラッチ吸収エネルギqを、次の[数18]式のように積分して、単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算する。前記単位時間tの具体的な値については任意に設定することができるが、例えば8時間や24時間などに設定する。
Figure 2010065795
そして、クラッチ寿命計算手段25では、クラッチ吸収エネルギ積算手段24で計算したクラッチ吸収エネルギ積算値Qと、寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと、前記単位時間tとに基づいて、次の[数19]式から、クラッチ寿命LHを計算する。
Figure 2010065795
寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitは、クラッチ故障診断装置11に備えたICメモリなどの記憶手段(図示省略)に予め記憶されている。寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitは、クラッチ板4aが摩耗し過ぎてクラッチ4aが連結機能を発揮しなくなる限界のクラッチ吸収エネルギ積算量であり、実験や机上計算によって求めることができる。
車両稼働時間検出手段26では、フォークリフトが稼働した時間の積算値である車両稼働時間tNを検出する。車両稼働時間検出手段26としては、例えば図1に示すようなアワメータ26Aを用いることができる。アワメータ26Aはフォークリフトのコンソールボックスに装備されており、エンジン1のスタータスイッチをONにしてからOFFにするまでの時間を積算するものである。
そして、クラッチ残存寿命計算手段27では、クラッチ寿命計算手段25で計算したクラッチ寿命LHと、車両稼働時間検出手段26で検出した車両稼動時間tNとに基づいて、次の[数20]式から、クラッチ残存寿命LRを計算する。
Figure 2010065795
かくして、クラッチ故障診断装置11ではクラッチ14(クラッチ板14a)の故障診断、即ち、フォークリフトの運転状況に応じたクラッチ寿命LHの診断(推定)とクラッチ残存寿命LRの診断(推定)とが行われる。
また、図1に示すように、クラッチ故障診断装置11にはランプやブザーなどの警報装置12と、液晶ディスプレイなどの表示装置13とが接続されている。図2に示すように、警報装置12ではクラッチ残存寿命LHの時間が所定時間以内になると警報を発し、表示装置13ではクラッチ残存寿命LHの時間を表示する。
以上のように、本実施の形態例に係るフォークリフトのクラッチ故障診断装置11によれば、フォークリフトに装備されたクラッチ4の故障診断装置であって、クラッチ前後の回転速度差ΔVを検出するクラッチ前後回転速度差検出手段21と、クラッチ油圧Pを検出するクラッチ油圧検出手段22と、クラッチ前後回転速度差検出手段21で検出したクラッチ前後回転速度差ΔVとクラッチ油圧検出手段22で検出したクラッチ油圧Pとクラッチ板14aの摩擦係数μとに基づいて[数17]式からクラッチ吸収エネルギqを計算するクラッチ吸収エネルギ計算手段23と、クラッチ吸収エネルギ計算手段23で計算したクラッチ吸収エネルギqを[数18]式のように積分して単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算するクラッチ吸収エネルギ積算手段24と、クラッチ吸収エネルギ積算手段24で計算したクラッチ吸収エネルギ積算値Qと寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと前記単位時間tとに基づいて[数19]式からクラッチ寿命LHを計算するクラッチ寿命計算手段25とを備えたことを特徴としているため、フォークリフトの運転状況に応じたクラッチ寿命LHを求めることができる。
更に、本実施の形態例のフォークリフトのクラッチ故障診断装置11によれば、フォークリフトの稼働時間tNを検出する車両稼働時間検出手段26と、クラッチ寿命計算手段25で計算したクラッチ寿命LHと車両稼働時間検出手段26で検出した車両稼動時間tNとに基づいて[数20]式からクラッチ残存寿命LRを計算するクラッチ残存寿命計算手段27とを備えたことを特徴としているため、フォークリフトの運転状況に応じたクラッチ残存寿命LRを求めることができる。従って、このクラッチ残存寿命LRに基づいて、フォークリフトの運転状況に応じたクラッチ14(クラッチ板14a)のメンテナンス時期を推定することもできる。
なお、上記では本発明をフォークリフトに適用した場合について説明したが、これに限定するものではなく、本発明はフォークリフト以外の産業車両にも適用することができる。
本発明は産業車両のクラッチ故障診断方法及び装置に関するものであり、フォークリフトなどの産業車両の動力伝達系に装備されているクラッチの故障診断(クラッチ寿命やクラッチ残存寿命の推定)を行う場合に適用して有用なものである。
本発明の実施の形態例に係るフォークリフトの動力伝達系とクラッチ故障診断装置の概要図である。 前記クラッチ故障診断装置の機能を説明するブロック図である。
符号の説明
1 エンジン
2 トルクコンバータ
3 トランスミッション
4 クラッチ
4a クラッチ板
4A 第1のクラッチ回転軸
4B 第2のクラッチ回転軸
5 駆動輪
6 油タンク
7 油ポンプ
8 流量調整弁
11 クラッチ故障診断装置
12 警報装置
13 表示装置
21 クラッチ前後回転速度差検出手段
21A 第1の回転速度センサ
21B 第2の回転速度センサ
22 クラッチ油圧検出手段
22A 圧力センサ
23 クラッチ吸収エネルギ計算手段
24 クラッチ吸収エネルギ積算手段
25 クラッチ寿命計算手段
26 車両稼働時間検出手段
26A アワメータ
27 クラッチ残存寿命計算手段

Claims (4)

  1. 産業車両に装備されたクラッチの故障診断方法であって、
    検出したクラッチ前後の回転速度差ΔVと、検出したクラッチ油圧Pと、クラッチ板の摩擦係数μとに基づいて、次の[数1]式から、クラッチ吸収エネルギqを計算し、
    Figure 2010065795
    このクラッチ吸収エネルギqを、次の[数2]式のように積分して、単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算し、
    Figure 2010065795
    このクラッチ吸収エネルギ積算値Qと、寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと、前記単位時間tとに基づいて、次の[数3]式から、クラッチ寿命LHを計算すること、
    Figure 2010065795
    を特徴とする産業車両のクラッチ故障診断方法。
  2. 請求項1に記載する産業車両のクラッチ故障診断方法において、
    前記クラッチ寿命LHと、検出した車両稼動時間tNとに基づいて、次の[数4]式から、クラッチ残存寿命LRを計算すること、
    Figure 2010065795
    を特徴とする産業車両のクラッチ故障診断方法。
  3. 産業車両に装備されたクラッチの故障診断装置であって、
    クラッチ前後の回転速度差ΔVを検出するクラッチ前後回転速度差検出手段と、
    クラッチ油圧Pを検出するクラッチ油圧検出手段と、
    前記クラッチ前後回転速度差検出手段で検出したクラッチ前後回転速度差ΔVと、前記クラッチ油圧検出手段で検出したクラッチ油圧Pと、クラッチ板の摩擦係数μとに基づいて、次の[数5]式から、クラッチ吸収エネルギqを計算するクラッチ吸収エネルギ計算手段と、
    Figure 2010065795
    前記クラッチ吸収エネルギ計算手段で計算したクラッチ吸収エネルギqを、次の[数6]式のように積分して、単位時間t当たりのクラッチ吸収エネルギ積算値Qを計算するクラッチ吸収エネルギ積算手段と、
    Figure 2010065795
    前記クラッチ吸収エネルギ積算手段で計算したクラッチ吸収エネルギ積算値Qと、寿命限界のクラッチ吸収エネルギ積算値Qlimitと、前記単位時間tとに基づいて、次の[数7]式から、クラッチ寿命LHを計算するクラッチ寿命計算手段と、
    Figure 2010065795
    を備えたことを特徴とする産業車両のクラッチ故障診断装置。
  4. 請求項3に記載する産業車両のクラッチ故障診断装置において、
    産業車両の稼働時間tNを検出する車両稼働時間検出手段と、
    前記クラッチ寿命計算手段で計算したクラッチ寿命LHと、前記車両稼働時間検出手段で検出した車両稼動時間tNとに基づいて、次の[数8]式から、クラッチ残存寿命LRを計算するクラッチ残存寿命計算手段と、
    Figure 2010065795
    を備えたことを特徴とする産業車両のクラッチ故障診断装置。
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