JP2010065638A - 液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置に用いられるプリストローク式の高圧ポンプに供給される低圧燃料のフィード圧を低減させることができる液化ガス燃料用蓄圧式燃料供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプを提供する。
【解決手段】高圧ポンプは、プランジャの下降行程でフィードポンプによって送られるギャラリ室内の液化ガス燃料が加圧室に充填され、プランジャの上昇行程で加圧室内の液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して燃料タンク側に戻されるとともに燃料制御用電磁弁が閉じられた後には加圧室内の液化ガス燃料が加圧され、高圧化された液化ガス燃料が吐出弁を介してコモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプであり、プランジャの下降行程で加圧室に充填される液化ガス燃料の導入経路と、プランジャの上昇行程で燃料タンク側に戻される液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設ける。
【選択図】図1
【解決手段】高圧ポンプは、プランジャの下降行程でフィードポンプによって送られるギャラリ室内の液化ガス燃料が加圧室に充填され、プランジャの上昇行程で加圧室内の液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して燃料タンク側に戻されるとともに燃料制御用電磁弁が閉じられた後には加圧室内の液化ガス燃料が加圧され、高圧化された液化ガス燃料が吐出弁を介してコモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプであり、プランジャの下降行程で加圧室に充填される液化ガス燃料の導入経路と、プランジャの上昇行程で燃料タンク側に戻される液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、DME(ジメチルエーテル)等の液化ガス燃料用の蓄圧式供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプに関する。特に、プリストローク式の高圧ポンプを備えた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置及びプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプに関する。
ディーゼルエンジンによる大気汚染対策として、軽油の代わりに排気がクリーンなDME(ジメチルエーテル)を代替燃料として用いることが注目されている。このDME燃料は、従来の燃料である軽油と異なり、液化ガス燃料である。すなわち、軽油と比較して沸点が低く、大気圧下で軽油が常温で液体であるのに対して、DMEは常温で気体となる性質を有している。
この液化ガス燃料用の燃料供給装置としては、基本的に従来の軽油用の蓄圧式燃料供給装置が使用されている。この蓄圧式燃料供給装置は、液化ガス燃料が貯蔵された燃料タンクと、燃料タンクの出口側に取付けられたフィードポンプと、燃料タンクに燃料供給配管を通じて接続された高圧ポンプと、高圧ポンプから吐出される高圧燃料を蓄積するコモンレールと、コモンレールに蓄積された高圧燃料を噴射する燃料噴射弁とを備えている。
液化ガス燃料用蓄圧式燃料供給装置に用いられる高圧ポンプとして、加圧室内の燃料の加圧開始時期を電磁弁の閉弁時期によって制御し、高圧燃料の吐出量を調節する高圧ポンプ(以下、「プリストローク式の高圧ポンプ」と称する。)が用いられる場合がある。
図4は、プリストローク式の高圧ポンプ301の構成の一例を示している。この高圧ポンプ301は、ハウジング302の上部開口部にプランジャバレル(シリンダ)307が嵌め込まれ、このプランジャバレル307内にはプランジャ309が摺動自在に保持されている。このハウジング302とプランジャバレル307との間には、燃料通路313を介してフィードポンプ(図示せず。)により供給されるDME燃料を充満させ、フィード回路を構成する環状のギャラリ室310が形成されている。ギャラリ室310には、ギャラリ室310内の最大圧力を規定するオーバーフローバルブ314が燃料通路316を介して取り付けられている。
また、プランジャ309の上端面に対向するプランジャバレル307の上部開口部には燃料制御用電磁弁317が取り付けられている。燃料制御用電磁弁317のバルブボディ320とプランジャバレル307との間には、環状の上部ギャラリ室321が形成されている。この燃料制御用電磁弁317のバルブボディ320とプランジャバレル307とプランジャ309とにより包囲される空間が加圧室322として形成される。
上部ギャラリ室321は、プランジャバレル307の側壁内に形成された導入通路353を介してギャラリ室310と連通している。上部ギャラリ室321内のDME燃料は、バルブボディ320に形成された連通路323を介して加圧室322に供給される。
上部ギャラリ室321は、プランジャバレル307の側壁内に形成された導入通路353を介してギャラリ室310と連通している。上部ギャラリ室321内のDME燃料は、バルブボディ320に形成された連通路323を介して加圧室322に供給される。
また、プランジャバレル307には吐出弁325が取り付けられている。吐出弁325は、燃料通路327を介して加圧室322と連通し、加圧室322から高圧のDME燃料をコモンレール(図示せず。)に送り出すと、加圧室322の圧力の低下に伴い吐出弁325が閉じられ、コモンレール圧が所定圧に維持される。
このように構成されたプリストローク式の高圧ポンプ301において、内燃機関の運転に伴い、プランジャ309が下死点に位置するとき、燃料制御用電磁弁317は非通電状態にあり、燃料制御用電磁弁317の連通路323は上部ギャラリ室321と加圧室322とを連通する。この状態で、フィードポンプにより供給されたDME燃料は、燃料通路313を介してギャラリ室310に充填されるとともに、プランジャバレル307の側壁内に形成された導入通路353を介して上部ギャラリ室321に充填され、さらに、連通路323を介して加圧室322に充填される。
また、カム304の回転移動に伴って、タペット305が押し上げられ、プランジャ309をプランジャスプリング308の付勢力に抗して上方変位させ、加圧室322の容積を縮小する方向に移動する。このため、加圧室322内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁317の連通路323を介して上部ギャラリ室321に排出される。
プランジャ309が上昇する過程で、内燃機関やフィードポンプの回転数及びアクセル開度などに応じて燃料制御用電磁弁317に通電されると、連通路323を介する上部ギャラリ室321と加圧室322との連通が遮断される。さらに、カム304の回転に伴ってプランジャ309が上昇すると、加圧室322の容積が一層縮小される。この過程で、加圧室322内の圧力が上昇し、コモンレール圧とバルブスプリング326の付勢力との和よりも大きくなると、吐出弁325がバルブスプリング326の付勢力に抗して開弁し、DME燃料がコモンレールに圧送される。燃料制御用電磁弁317への通電は、加圧室322内の燃料圧が上昇したときに停止されるが、加圧室322内の燃料圧が高いと、燃料制御用電磁弁317は閉弁状態で維持される。
プランジャ309が上死点に至ると、プランジャ309の加圧室322に対する加圧は停止され、燃料圧力は低下し始める。プランジャ309がさらにリフト量を減らして下降し始めると、加圧室322の圧力はさらに低下する。プランジャ309の下降移動に伴って加圧室322の圧力は低下し続け、燃料制御用電磁弁317が開弁し、上部ギャラリ室321からDME燃料が再び加圧室322に充填される(例えば、特許文献1参照)。
ところで、液化ガス燃料用の燃料供給装置の高圧ポンプは、燃料を液化状態で加圧室内に充填するためには、燃料制御用電磁弁の開弁期間中、ギャラリ室内の圧力、すなわち、フィードポンプによる高圧ポンプへのフィード圧を加圧室内の燃料温度における飽和蒸気圧よりも高い圧力に維持しておく必要がある。これは、液化ガス燃料は、液化状態の体積と気化状態の体積との差が著しく大きいことに起因している。例えば、DME燃料を例に採ると、液化状態と気化状態とでは体積が400倍にもなる。上述したプリストローク式の高圧ポンプを用いた場合、仮に加圧室内のDME燃料の温度が100℃になると、燃料を液化状態で加圧室内に充填するためには、フィード圧を約3MPa以上にする必要があることが知られている。この約3MPaのフィード圧は、軽油を用いた場合のフィード圧の5〜6倍程度にもなる(例えば、特許文献2、3を参照)。
ここで、図4に示すようなプリストローク式の高圧ポンプ301は、コモンレールへの高圧燃料の吐出量が燃料制御用電磁弁317を閉じる時期によって調節され、一旦高温の加圧室322に充填された燃料の一部が、再びギャラリ室310に戻されるように構成されている。そのため、ギャラリ室310内の燃料温度が上昇するとともに、当該ギャラリ室310内の燃料が再び加圧室322に充填されるため、加圧室322内の燃料温度の上昇が加速されやすい。
したがって、液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置としてプリストローク式の高圧ポンプを備えた軽油用の蓄圧式燃料供給装置が用いられる場合、燃料を液化状態で加圧室内に充填するためには、軽油を用いる場合と比較して、フィードポンプの大幅な能力アップや、配管等の低圧燃料系の耐圧向上等が必要となる。このような状況は、プリストローク式の高圧ポンプを用いた液化ガス燃料供給用の蓄圧式燃料供給装置の実施上の障害になるおそれがある。
特に、将来的な排気ガス規制に対応するためにコモンレール圧をさらに高く設定しようとすると、加圧室の燃料温度は従来よりも高くなるため、加圧室内での液化ガス燃料の気化を防ぐためには、フィードポンプによるフィード圧をさらに高くする必要がある。例えば、DME燃料の場合、燃料温度が120℃の場合には4.8MPa以上もの高圧のフィード圧が必要になる。また、燃料温度がDME燃料の臨界温度である127℃を超えると、たとえフィード圧をさらに上げたとしても燃料の状態を安定して制御することができなくなる。したがって、構造的に加圧室内の燃料温度が上昇しやすい従来のプリストローク式の高圧ポンプでは、コモンレール圧のさらなる高圧化は極めて困難である。
そこで、本発明の発明者は鋭意検討した結果、プリストローク式の高圧ポンプを用いた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置において、プランジャの下降行程で高圧ポンプの加圧室に充填される液化ガス燃料の導入経路と、プランジャの上昇行程で燃料タンク側に戻される液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設けることによりこのような問題を解決できることを見出し、本発明を完成させたものである。すなわち、本発明は、液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置に用いられるプリストローク式の高圧ポンプに供給される低圧燃料のフィード圧を低減させることができる液化ガス燃料用蓄圧式燃料供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプを提供することを目的とする。
本発明によれば、燃料タンク内の液化ガス燃料をフィードポンプによって高圧ポンプに送り、高圧ポンプで液化ガス燃料を昇圧して複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに圧送し、複数の燃料噴射弁から内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を供給する液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置において、高圧ポンプは、プランジャの下降行程でフィードポンプによって送られるギャラリ室内の液化ガス燃料が加圧室に充填され、プランジャの上昇行程で加圧室内の液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して燃料タンク側に戻されるとともに燃料制御用電磁弁が閉じられた後には加圧室内の液化ガス燃料が加圧され、高圧化された液化ガス燃料が吐出弁を介してコモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプであり、プランジャの下降行程で加圧室に充填される液化ガス燃料の導入経路と、プランジャの上昇行程で燃料タンク側に戻される液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設けたことを特徴とする液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置が提供され、上述した問題を解決することができる。
また、本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置を構成するにあたり、導入経路に、加圧室側からギャラリ室側への液化ガス燃料の移動を防止する逆止弁を備えることが好ましい。
また、本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置を構成するにあたり、リターン経路に、燃料タンク側から加圧室側への液化ガス燃料の移動を防止する逆止弁を備えることが好ましい。
また、本発明の別の態様は、燃料タンク内の液化ガス燃料をフィードポンプによって高圧ポンプに送り、高圧ポンプで液化ガス燃料を昇圧して複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに圧送し、複数の燃料噴射弁から内燃機関の気筒内に液化ガス燃料を供給する液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置に用いられ、プランジャの下降行程でフィードポンプによって送られるギャラリ室内の液化ガス燃料が加圧室に充填され、プランジャの上昇行程で加圧室内の液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して燃料タンク側に戻されるとともに燃料制御用電磁弁が閉じられた後には加圧室内の液化ガス燃料が加圧され、高圧化された液化ガス燃料が吐出弁を介してコモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプにおいて、プランジャの下降行程で加圧室に充填される液化ガス燃料の導入経路と、プランジャの上昇行程で燃料タンク側に戻される液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設けたことを特徴とする液化ガス燃料用の高圧ポンプである。
本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプによれば、プリストローク式の高圧ポンプに設けられた燃料制御用電磁弁を介して一旦加圧室に充填された液化ガス燃料の一部が、プランジャの上昇時に加圧室から排出される際に、ギャラリ室に戻されないで、燃料タンク側に戻される。したがって、ギャラリ室と加圧室との間を燃料が行き来することがなく、ギャラリ室内の燃料温度の上昇が抑えられるとともに、ひいては加圧室内の燃料温度の上昇が抑えられる。その結果、加圧室内で液化ガス燃料が気化しないためのフィードポンプの必要フィード圧が低減され、従来の軽油用のフィードポンプや配管等の低圧燃料系が活用されやすくなるため、液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置のコストの低減が図られる。
また、本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置において、ギャラリ室から加圧室への液化ガス燃料の導入経路にギャラリ室側への液化ガス燃料の移動を防止する逆止弁が備えられることにより、加圧室からギャラリ室への燃料の排出が容易に防止される。
また、本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置において、加圧室から燃料タンク側への液化ガス燃料のリターン通路に加圧室側への液化ガス燃料の移動を防止する逆止弁が備えられることにより、加圧室への液化ガス燃料の充填時に、リターン通路側からの液化ガス燃料の流入が防止される。
以下、図面を参照して、本発明の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置及び液化ガス燃料用の高圧ポンプに関する実施の形態について具体的に説明する。ただし、かかる実施の形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更することが可能である。
なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
なお、それぞれの図中、同じ符号を付してあるものは同一の部材を示しており、適宜説明が省略されている。
[第1の実施の形態]
1.液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置の全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる高圧ポンプ5を主として、液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100の概略構成を示している。
この図1に示す蓄圧式燃料供給装置100は、燃料タンク1と、フィードポンプ2と、高圧ポンプ5と、コモンレール10と、インジェクタ13等を主要な構成要素として備えている。
1.液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置の全体構成
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる高圧ポンプ5を主として、液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100の概略構成を示している。
この図1に示す蓄圧式燃料供給装置100は、燃料タンク1と、フィードポンプ2と、高圧ポンプ5と、コモンレール10と、インジェクタ13等を主要な構成要素として備えている。
燃料タンク1には、液化ガス燃料が収容されている。液化ガス燃料は、例えばDME燃料であり、用いられる燃料タンク1は液化ガス燃料を貯蔵しておくことができるものであれば特に制限されるものではない。
また、燃料タンク1の出口部分にはフィードポンプ2が取付けられ、このフィードポンプ2は、燃料タンク1内の燃料を、燃料供給配管18を介して高圧ポンプ5に対して供給する。フィードポンプ2は、例えば電動ポンプが用いられ、電流が供給されることにより所定の流量の液化ガス燃料が所定のフィード圧で圧送される。この燃料供給配管18や高圧ポンプ5内の低圧部分が、低圧燃料系を構成する。
また、燃料タンク1の出口部分にはフィードポンプ2が取付けられ、このフィードポンプ2は、燃料タンク1内の燃料を、燃料供給配管18を介して高圧ポンプ5に対して供給する。フィードポンプ2は、例えば電動ポンプが用いられ、電流が供給されることにより所定の流量の液化ガス燃料が所定のフィード圧で圧送される。この燃料供給配管18や高圧ポンプ5内の低圧部分が、低圧燃料系を構成する。
また、コモンレール10は、高圧ポンプ5から圧送される高圧燃料を蓄積し、高圧燃料配管39を介して複数のインジェクタ13に対して均等な圧力で高圧燃料を供給する。コモンレール10の圧力は、内燃機関の回転数や負荷状態、アクセル操作量等に基づいて制御される。コモンレール10に接続されたインジェクタ13は、通電制御によって噴射孔が開閉され、コモンレール10から供給される高圧燃料を内燃機関の気筒内に噴射する。インジェクタ13の形態は特に制限されるものではないが、例えば、公知の電磁ソレノイドによって噴射孔を開閉するノズルニードルの背圧制御を行うインジェクタが用いられる。
2.高圧ポンプ
本実施形態の蓄圧式燃料供給装置100に備えられた高圧ポンプ5は、ハウジング51内の下方に設けられたカム室51a内に回転可能に備えられ、内燃機関によって回転駆動されるカム53を備えている。
本実施形態の蓄圧式燃料供給装置100に備えられた高圧ポンプ5は、ハウジング51内の下方に設けられたカム室51a内に回転可能に備えられ、内燃機関によって回転駆動されるカム53を備えている。
また、ハウジング51は、カム53の上方に円筒空間部51bを備え、当該円筒空間部51b内にはタペット55が摺動自在に挿入されている。また、円筒空間部51bの上部開口にはプランジャバレル57が嵌め込まれている。ハウジング51とプランジャバレル57との間には、フィードポンプ2によって供給される液化ガス燃料が充填され、低圧燃料系を構成する環状のギャラリ室59が形成されている。このギャラリ室59には、ギャラリ室59内の燃料の圧力を所定値に維持するオーバーフローバルブ61が接続されており、オーバーフローバルブ61によって、フィードポンプ2のフィード圧が規定されている。オーバーフローバルブ61を介して放出される液化ガス燃料は、第1のリターン配管28を介して燃料タンク1に戻される。
プランジャバレル57内にはプランジャ摺動孔57aが設けられ、プランジャ摺動孔57a内にはプランジャ63が軸方向に摺動自在に配置されている。このプランジャ63の下端はスプリングシート65に係止されており、このスプリングシート65はタペット55に当接している。プランジャバレル57の下面とタペット55との間にはプランジャスプリング67が挟持され、プランジャスプリング67はスプリングシート65を介してタペット55を下方に付勢する。タペット55にはローラ69が摺動自在に設けられるとともにこのローラ69はカム53に当接しており、タペット55が下方に付勢された状態でのカム53の回転に伴い、ローラ69はタペット55を上下方向に移動させる。タペット55の上下方向移動に伴い、プランジャ63もプランジャ摺動孔57a内を上下方向に移動する。
また、プランジャバレル57の上方開口部には、燃料制御用電磁弁71が取付けられている。燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73とプランジャバレル57との間には環状の上部ギャラリ室75が形成されている。燃料制御用電磁弁71は、連通路72が設けられたバルブボディ73と、バルブボディ73の着座面に着座するバルブピストン77と、このバルブピストン77を離座させる方向に付勢するバルブスプリング79と、バルブピストン77を着座方向に移動させる電磁コイル81等を備えている。この燃料制御用電磁弁71は、非通電状態において開弁状態となる弁である。この燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73とプランジャバレル57とプランジャ63によって包囲される空間が加圧室83として形成されている。
また、プランジャバレル57には、ギャラリ室59と加圧室83とを連通する導入通路85が形成されている。導入通路85の加圧室83側の開口位置は、プランジャ63の上死点よりも上であってもよいし、下であってもよい。導入通路85の開口位置がプランジャ63の上死点よりも下に設けられる場合には、その開口位置によって、加圧室83へのDME燃料の吸入タイミングを調節することができる。この導入通路85には、加圧室83側からギャラリ室59側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁87が設けられている。この逆止弁87は、ギャラリ室59内の圧力が逆止弁87のバルブスプリングの付勢力と加圧室83内の圧力との和を越えたときに開弁する。そのため、ギャラリ室59内の液化ガス燃料は、プランジャ63の下降時に、導入通路85を介して加圧室83に充填される。
本実施形態の高圧ポンプ5では、導入通路85が導入経路を構成する。
本実施形態の高圧ポンプ5では、導入通路85が導入経路を構成する。
また、プランジャバレル57には、上部ギャラリ室75とプランジャバレル57の外面のリターン配管接続部89とを連通するリターン通路91が形成されている。上部ギャラリ室75側の端部とは反対側のリターン通路91の端部の位置は、プランジャバレル57の外面に直接連通していなくてもよい。このリターン通路91には、リターン配管接続部89側から上部ギャラリ室75側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁93が設けられている。この逆止弁93は、上部ギャラリ室75内の圧力が逆止弁93のバルブスプリングの付勢力とリターン配管接続部89側の圧力との和を越えたときに開弁する。加圧室83内のDME燃料は、プランジャ63の上昇に伴い燃料制御用電磁弁71を介して上部ギャラリ室75に排出され、さらに、リターン通路91を介して燃料タンク1に戻される。
本実施形態の高圧ポンプ5では、バルブボディ73の連通路72、上部ギャラリ室75及びリターン通路91がリターン経路を構成する。
本実施形態の高圧ポンプ5では、バルブボディ73の連通路72、上部ギャラリ室75及びリターン通路91がリターン経路を構成する。
また、プランジャバレル57には吐出弁95が取り付けられており、この吐出弁95は、燃料通路97を介して加圧室83と連通し、加圧室83内の圧力が所定圧を越えたときに開弁し、加圧室83からの高圧のDME燃料をコモンレール10に送り出す。また、加圧室83の圧力の低下に伴い、吐出弁95は閉じられてコモンレール圧が所定圧に維持される。
3.蓄圧式燃料供給装置の動作
このように構成されたプリストローク式の高圧ポンプ5において、内燃機関の運転に伴い、カム53の回転によって駆動されるプランジャ63がプランジャスプリング67の付勢力によって下降するとき、燃料制御用電磁弁71は非通電状態にされる。フィードポンプ2によって圧送されるDME燃料は、燃料供給配管18を介してギャラリ室59に充填され、プランジャ63の下降に伴い加圧室83内の圧力が低下すると導入通路85に設けられた逆止弁87が開弁し、ギャラリ室59内のDME燃料が加圧室83に充填される。
このように構成されたプリストローク式の高圧ポンプ5において、内燃機関の運転に伴い、カム53の回転によって駆動されるプランジャ63がプランジャスプリング67の付勢力によって下降するとき、燃料制御用電磁弁71は非通電状態にされる。フィードポンプ2によって圧送されるDME燃料は、燃料供給配管18を介してギャラリ室59に充填され、プランジャ63の下降に伴い加圧室83内の圧力が低下すると導入通路85に設けられた逆止弁87が開弁し、ギャラリ室59内のDME燃料が加圧室83に充填される。
カム53の回転によって今度はプランジャ63が押し上げられ、プランジャスプリング67の付勢力に抗してプランジャ63が上昇するとき、加圧室83の容積が縮小する。そのため、導入通路85に設けられた逆止弁87が閉じられるとともに、加圧室83内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73の連通路72を介して上部ギャラリ室75に排出される。上部ギャラリ室75にDME燃料が排出されると、上部ギャラリ室75内の圧力が上昇してリターン通路91に設けられた逆止弁93が開弁し、上部ギャラリ室75内のDME燃料は第2のリターン配管30を介して燃料タンク1に戻される。
プランジャ63が上昇する過程で、内燃機関やフィードポンプ2の回転数及びアクセル操作量等に応じて燃料制御用電磁弁71に通電されると、燃料制御用電磁弁71が閉じられ、バルブボディ73の連通路72を介する加圧室83と上部ギャラリ室75との連通が遮断される。この段階で、上部ギャラリ室75内の圧力は低下し始め、リターン通路91に設けられた逆止弁93は閉じられる。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
その後、プランジャ63が上死点に達すると、プランジャ63による加圧室83の加圧は停止し、加圧室83内の圧力は低下し始める。プランジャ63が下降し始めると、加圧室83内の圧力はさらに低下する。その結果、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力によって吐出弁95は閉じられ、コモンレール圧が所定圧に維持される。
プランジャ63がさらに下降し、加圧室83内の圧力が低下することによって逆止弁87が開かれ、ギャラリ室59から再び加圧室83にDME燃料が充填される。
プランジャ63がさらに下降し、加圧室83内の圧力が低下することによって逆止弁87が開かれ、ギャラリ室59から再び加圧室83にDME燃料が充填される。
このように、ギャラリ室59内のDME燃料は、導入通路85を介して加圧室83に充填される一方、加圧室83内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁71を介して上部ギャラリ室75に排出されるとともに、リターン通路91及び第2のリターン配管30を介して燃料タンク1側に戻される。そのため、加圧室83内の燃料温度の伝達を受けた加圧室83内のDME燃料がギャラリ室59に排出されることがなく、ギャラリ室59内の燃料温度の上昇が防止され、加圧室83内の燃料温度の上昇の加速が低減される。その結果、加圧室83内の飽和蒸気圧の上昇が抑えられ、ギャラリ室59内の圧力であるフィード圧を大幅に高める必要がない。
したがって、フィードポンプ2の能力アップや、燃料供給配管18等の低圧燃料系の耐圧向上を図る必要がなくなり、高圧ポンプ5の導入通路85及びリターン通路91の構成以外に特に大幅な変更を伴わずに、軽油用の蓄圧式燃料供給装置をベースとして液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100を構成することができる。
[第2の実施の形態]
図1に示す高圧ポンプ5の例では、導入通路85がギャラリ室59と加圧室83との間に形成されているが、他の位置に形成することもできる。
図2は、本発明の第2の実施の形態にかかる高圧ポンプ5Aを備えた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100Aを示している。本実施形態の高圧ポンプ5Aは、ギャラリ室59と上部ギャラリ室75との間に導入通路85Aが形成されている。この導入通路85Aにも上部ギャラリ室75側からギャラリ室59側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁87が設けられている。
本実施形態の高圧ポンプ5Aでは、導入通路85Aが導入経路を構成し、リターン通路91がリターン経路を構成する。
図1に示す高圧ポンプ5の例では、導入通路85がギャラリ室59と加圧室83との間に形成されているが、他の位置に形成することもできる。
図2は、本発明の第2の実施の形態にかかる高圧ポンプ5Aを備えた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100Aを示している。本実施形態の高圧ポンプ5Aは、ギャラリ室59と上部ギャラリ室75との間に導入通路85Aが形成されている。この導入通路85Aにも上部ギャラリ室75側からギャラリ室59側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁87が設けられている。
本実施形態の高圧ポンプ5Aでは、導入通路85Aが導入経路を構成し、リターン通路91がリターン経路を構成する。
この図2に示す構成のプリストローク式の高圧ポンプ5Aにおいて、プランジャ63が下降するとき、燃料制御用電磁弁71は非通電状態にされる。フィードポンプ2によって圧送されるDME燃料は、燃料供給配管18を介してギャラリ室59に充填され、プランジャ63の下降に伴い加圧室83内の圧力が低下すると上部ギャラリ室75内の圧力も低下して導入通路85Aに設けられた逆止弁87が開弁する。この状態で、ギャラリ室59内のDME燃料が上部ギャラリ室75に流入するとともに、燃料制御用電磁弁71を介して加圧室83に充填される。本実施形態の高圧ポンプ5Aでは、ギャラリ室59のDME燃料は燃料制御用電磁弁71を介して加圧室83に供給されることから、加圧室83内への燃料の充填時における、加圧室83内の圧力とギャラリ室59内の圧力との差を大きくしたい場合には、燃料制御用電磁弁71を開くタイミングを、プランジャ63の下死点側にずらすとよい。
次いで、プランジャ63が上昇するとき、加圧室83の容積が縮小すると、加圧室83内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73の連通路72を介して上部ギャラリ室75に排出される。上部ギャラリ室75にDME燃料が排出されると、上部ギャラリ室75内の圧力が上昇して、導入通路85Aに設けられた逆止弁87が閉じられるとともに、リターン通路91に設けられた逆止弁93が開弁し、上部ギャラリ室75内のDME燃料は第2のリターン配管30を介して燃料タンク1側に戻される。
プランジャ63が上昇する過程で、内燃機関やフィードポンプ2の回転数及びアクセル操作量等に応じて燃料制御用電磁弁71に通電されると、燃料制御用電磁弁71が閉じられ、バルブボディ73の連通路72を介する加圧室83と上部ギャラリ室75との連通が遮断される。この段階で、上部ギャラリ室75内の圧力は低下し始め、リターン通路91に設けられた逆止弁93は閉じられる。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
その後、プランジャ63が上死点に達すると、プランジャ63による加圧室83の加圧は停止し、加圧室83内の圧力は低下し始める。プランジャ63が下降し始めると、加圧室83内の圧力はさらに低下する。その結果、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力によって吐出弁95は閉じられ、コモンレール圧が所定圧に維持される。
プランジャ63がさらに下降し、加圧室83及び上部ギャラリ室75内の圧力が低下することによって、ギャラリ室59から上部ギャラリ室75を介して再び加圧室83にDME燃料が充填される。
プランジャ63がさらに下降し、加圧室83及び上部ギャラリ室75内の圧力が低下することによって、ギャラリ室59から上部ギャラリ室75を介して再び加圧室83にDME燃料が充填される。
このように、図2に示すプリストローク式の高圧ポンプ5Aであっても、ギャラリ室59内のDME燃料は、導入通路85Aを介して上部ギャラリ室75に充填されるとともにさらに加圧室83に充填される一方、加圧室83内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁71を介して上部ギャラリ室75に排出されるとともにリターン通路91及び第2のリターン配管30を介して燃料タンク1側に戻される。そのため、加圧室83内の燃料温度の伝達を受けた加圧室83内のDME燃料がギャラリ室59に排出されることがなく、ギャラリ室59内の燃料温度の上昇が防止され、加圧室83内の燃料温度の上昇の加速が低減される。その結果、加圧室83内の飽和蒸気圧の上昇が抑えられ、ギャラリ室59内の圧力であるフィード圧を大幅に高める必要がない。
したがって、フィードポンプ2の能力アップや、燃料供給配管18等の低圧燃料系の耐圧向上を図る必要がなくなり、高圧ポンプ5Aの導入通路85A及びリターン通路91の構成以外に特に大幅な変更を伴わずに、軽油用の蓄圧式燃料供給装置をベースとして液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置を構成することができる。
なお、本実施形態の高圧ポンプ5Aの場合、ギャラリ室59に接続されるオーバーフローバルブを設けないで、リターン通路91に設けられる逆止弁93に、フィードポンプ2のフィード圧を規定するオーバーフローバルブの機能を持たせるようにすることもできる。高圧ポンプ5Aをこのように構成した場合、ギャラリ室59に充填される燃料は、さらに導入通路85Aを介して上部ギャラリ室75に充填される。燃料制御用電磁弁71が閉じられている期間は、上部ギャラリ室75に燃料が充填されると上部ギャラリ室75内の圧力が上昇するため、リターン通路91に設けられた逆止弁93が開弁し、上部ギャラリ室75内の燃料の一部が排出される。その結果、ギャラリ室59及び上部ギャラリ室75内の圧力が所定の値に維持される。
このように、リターン通路91に設けられた逆止弁93がオーバーフローバルブを兼ねることにより、従来ギャラリ室59に接続されていたオーバーフローバルブ及びそのリターン配管が不要になるため、部品点数や生産コストの増加が抑えられる。また、燃料制御用電磁弁71の開弁時だけでなく、閉弁時にも上部ギャラリ室75内に絶えず燃料が流れることになるため、加圧室83から排出された高温の燃料が上部ギャラリ室75内に滞留する期間がなくなり、加圧室83内の燃料温度の上昇がより抑えられやすくなる。
[第3の実施の形態]
図3は、本発明の第3の実施の形態にかかる高圧ポンプ5Bを備えた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100Bを示している。
本実施形態の高圧ポンプ5Bは、燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73とプランジャバレル57との間に環状の上部ギャラリ室を有しない構成であり、ギャラリ室59からバルブボディ73の連通路72aに直接連通するように導入通路85Bが形成されている。この導入通路85Bにも加圧室83側からギャラリ室59側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁87が設けられている。導入通路85Bは一つの連通路72aに連通させるだけでなく、複数の連通路72aに連通させることもできる。この場合、バルブボディ73とプランジャバレル57との間には、環状でなく部分的に上部ギャラリ室が設けられる。
本実施形態の高圧ポンプ5Bでは、導入通路85B及びバルブボディ73の連通路72aが導入経路を構成する。
図3は、本発明の第3の実施の形態にかかる高圧ポンプ5Bを備えた液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置100Bを示している。
本実施形態の高圧ポンプ5Bは、燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73とプランジャバレル57との間に環状の上部ギャラリ室を有しない構成であり、ギャラリ室59からバルブボディ73の連通路72aに直接連通するように導入通路85Bが形成されている。この導入通路85Bにも加圧室83側からギャラリ室59側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁87が設けられている。導入通路85Bは一つの連通路72aに連通させるだけでなく、複数の連通路72aに連通させることもできる。この場合、バルブボディ73とプランジャバレル57との間には、環状でなく部分的に上部ギャラリ室が設けられる。
本実施形態の高圧ポンプ5Bでは、導入通路85B及びバルブボディ73の連通路72aが導入経路を構成する。
また、高圧ポンプ5Bのリターン通路91Bは、プランジャバレル57の外面のリターン配管接続部89からバルブボディ73の連通路72bに直接連通するように形成されている。このリターン通路91Bにもリターン配管接続部89側から加圧室83側へのDME燃料の移動を阻止する逆止弁93が設けられている。リターン通路91Bは一つの連通路72bに連通させるだけでなく、複数の連通路72bに連通させることもできる。この場合、バルブボディ73とプランジャバレル57との間には、環状でなく部分的に上部ギャラリ室が設けられる。
本実施形態の高圧ポンプ5Bでは、バルブボディ73の連通路72b及びリターン通路91Bがリターン経路を構成する。
本実施形態の高圧ポンプ5Bでは、バルブボディ73の連通路72b及びリターン通路91Bがリターン経路を構成する。
この図3に示す構成のプリストローク式の高圧ポンプ5Bにおいて、プランジャ63が下降するとき、燃料制御用電磁弁71は非通電状態にされる。フィードポンプ2によって圧送されるDME燃料は、燃料供給配管18を介してギャラリ室59に充填され、プランジャ63の下降に伴い加圧室83内の圧力が低下すると燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73の連通路72aに設けられた逆止弁87が開弁する。この状態で、ギャラリ室59内のDME燃料が、導入通路85B及び連通路72aを介して加圧室83に充填される。本実施形態の高圧ポンプ5Bにおいても、ギャラリ室59のDME燃料は燃料制御用電磁弁71を介して加圧室83に供給されることから、加圧室83内への燃料の充填時における、加圧室83内の圧力とギャラリ室59内の圧力との差を大きくしたい場合には、燃料制御用電磁弁71を開くタイミングを、プランジャ63の下死点側にずらすとよい。
次いで、プランジャ63が上昇するとき、加圧室83の容積が縮小すると、加圧室83内のDME燃料は、燃料制御用電磁弁71のバルブボディ73の連通路72a、72b側に排出される。連通路72a、72b側にDME燃料が排出されると、連通路72aに設けられた逆止弁87が閉じられるとともに、連通路72bに設けられた逆止弁93が開弁する。そして、加圧室83内のDME燃料はリターン通路91B及び第2のリターン配管30を介して燃料タンク1側に戻される。
プランジャ63が上昇する過程で、内燃機関やフィードポンプ2の回転数及びアクセル操作量等に応じて燃料制御用電磁弁71に通電されると、燃料制御用電磁弁71が閉じられ、バルブボディ73の連通路72bを介する加圧室83とリターン通路91Bとの連通が遮断される。この段階で、連通路72b内の圧力は低下し始め逆止弁93は閉じられる。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
さらに、カム53の回転に伴ってプランジャ63が上昇すると、加圧室83の容積が一層縮小され、加圧室83内の圧力が上昇する。この過程で、加圧室83内の圧力が、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力との和よりも大きくなると、吐出弁95が開弁し、DME燃料がコモンレール10に圧送される。燃料制御用電磁弁71への通電は、加圧室83内の圧力が上昇したときに停止されるが、加圧室83の圧力が高いと、燃料制御用電磁弁71は閉弁状態で維持される。
その後、プランジャ63が上死点に達すると、プランジャ63による加圧室83の加圧は停止し、加圧室83内の圧力は低下し始める。プランジャ63が下降し始めると、加圧室83内の圧力はさらに低下する。その結果、コモンレール圧と吐出弁95のバネ力によって吐出弁95は閉じられ、コモンレール圧が所定圧に維持される。
プランジャ63がさらに下降し、燃料制御用電磁弁71が開弁すると、加圧室83内の圧力が低下することによって連通路72aに設けられた逆止弁87が開弁し、ギャラリ室59から連通路72aを介して再び加圧室83にDME燃料が充填される。
プランジャ63がさらに下降し、燃料制御用電磁弁71が開弁すると、加圧室83内の圧力が低下することによって連通路72aに設けられた逆止弁87が開弁し、ギャラリ室59から連通路72aを介して再び加圧室83にDME燃料が充填される。
このように、図3に示すプリストローク式の高圧ポンプ5Bであっても、ギャラリ室59内のDME燃料は、連通路72aを介して加圧室83に充填される一方、加圧室83内のDME燃料は、連通路72b、リターン通路91B及び第2のリターン配管30を介して燃料タンク1側に戻される。そのため、加圧室83内の燃料温度の伝達を受けた加圧室83内のDME燃料がギャラリ室59に排出されることがなく、ギャラリ室59内の燃料温度の上昇が防止され、加圧室83内の燃料温度の上昇の加速が低減される。その結果、加圧室83内の飽和蒸気圧の上昇が抑えられ、ギャラリ室59内の圧力であるフィード圧を大幅に高める必要がない。
したがって、フィードポンプ2の能力アップや、燃料供給配管18等の低圧燃料系の耐圧向上を図る必要がなくなり、高圧ポンプ5Bの導入通路85B及びリターン通路91Bの構成以外に特に大幅な変更を伴わずに、軽油用の蓄圧式燃料供給装置をベースとして液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置を構成することができる。
なお、本実施形態の高圧ポンプ5Bにおいても、ギャラリ室59に接続されるオーバーフローバルブを設けないで、リターン通路91Bに設けられる逆止弁93に、フィードポンプ2のフィード圧を規定するオーバーフローバルブの機能を持たせるようにすることもできる。リターン通路91Bに設けられた逆止弁93がオーバーフローバルブを兼ねることにより、従来ギャラリ室59に接続されていたオーバーフローバルブ及びそのリターン配管が不要になるため、部品点数や生産コストの増加が抑えられる。また、燃料制御用電磁弁71の開弁時だけでなく、閉弁時にも燃料制御用電磁弁71の周囲に絶えず燃料が流れることになるため、加圧室83から排出された高温の燃料が燃料制御用電磁弁71の周囲に滞留する期間がなくなり、加圧室83内の燃料温度の上昇がより抑えられやすくなる。
これまで示した構成例以外にも、導入通路及びリターン通路の構成は種々変更が可能である。つまり、加圧室から排出されるDME燃料がギャラリ室に排出されないように構成されていればよく、高圧ポンプがそのように構成される結果、加圧室内の燃料温度の上昇が防止され、フィード圧を大幅に高めることが不要になる。
1:燃料タンク、2:フィードポンプ、5・5A・5B:高圧ポンプ、10:コモンレール、13:インジェクタ、14:オーバーフローバルブ、18:燃料供給配管、28:第1のリターン配管、30:第2のリターン配管、39:高圧燃料配管、51:ハウジング、51a:カム室、51b:円筒空間部、53:カム、55:タペット、57:プランジャバレル、57a:プランジャ摺動孔、59:ギャラリ室、61:オーバーフローバルブ、63:プランジャ、65:スプリングシート、67:プランジャスプリング、69:ローラ、71:燃料制御用電磁弁、73:バルブボディ、75:上部ギャラリ室、77:バルブピストン、79:バルブスプリング、81:電磁コイル、83:加圧室、85・85A・85B:導入通路、87:逆止弁、89:リターン配管接続部、91・91B:リターン通路、93:逆止弁、100・100A・100B:液化ガス燃料供給装置
Claims (4)
- 燃料タンク内の液化ガス燃料をフィードポンプによって高圧ポンプに送り、前記高圧ポンプで前記液化ガス燃料を昇圧して複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに圧送し、前記複数の燃料噴射弁から内燃機関の気筒内に前記液化ガス燃料を供給する液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置において、
前記高圧ポンプは、プランジャの下降行程で前記フィードポンプによって送られるギャラリ室内の前記液化ガス燃料が加圧室に充填され、前記プランジャの上昇行程で前記加圧室内の前記液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して前記燃料タンク側に戻されるとともに前記燃料制御用電磁弁が閉じられた後には前記加圧室内の前記液化ガス燃料が加圧され、高圧化された前記液化ガス燃料が吐出弁を介して前記コモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプであり、
前記プランジャの下降行程で前記加圧室に充填される前記液化ガス燃料の導入経路と、前記プランジャの上昇行程で前記燃料タンク側に戻される前記液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設けたことを特徴とする液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置。 - 前記導入経路に、前記加圧室側から前記ギャラリ室側への前記液化ガス燃料の移動を阻止する逆止弁を備えることを特徴とする請求項1に記載の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置。
- 前記リターン経路に、前記燃料タンク側から前記加圧室側への前記液化ガス燃料の移動を阻止する逆止弁を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置。
- 燃料タンク内の液化ガス燃料をフィードポンプによって高圧ポンプに送り、前記高圧ポンプで前記液化ガス燃料を昇圧して複数の燃料噴射弁が接続されたコモンレールに圧送し、前記複数の燃料噴射弁から内燃機関の気筒内に前記液化ガス燃料を供給する液化ガス燃料用の蓄圧式燃料供給装置に用いられ、
プランジャの下降行程で前記フィードポンプによって送られるギャラリ室内の前記液化ガス燃料が加圧室に充填され、前記プランジャの上昇行程で前記加圧室内の前記液化ガス燃料の一部が燃料制御用電磁弁を介して前記燃料タンク側に戻されるとともに前記燃料制御用電磁弁が閉じられた後には前記加圧室内の前記液化ガス燃料が加圧され、高圧化された前記液化ガス燃料が吐出弁を介して前記コモンレールに向けて圧送されるプリストローク式の液化ガス燃料用の高圧ポンプにおいて、
前記プランジャの下降行程で前記加圧室に充填される前記液化ガス燃料の導入経路と、前記プランジャの上昇行程で前記燃料タンク側に戻される前記液化ガス燃料のリターン経路と、を別々に設けたことを特徴とする液化ガス燃料用の高圧ポンプ。
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