JP2010065134A - ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油、及びそれを用いたステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法。 - Google Patents

ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油、及びそれを用いたステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】潤滑性に優れ、プレス金型表面に磨耗粉が凝着し難く、金型寿命が延ばすことができるステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油、及びそれを用いたステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法を提供すること。
【解決手段】基油、及び添加剤を含有し、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有する。基油は、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンのうち1種以上よりなる。添加剤は、アミン誘導体、数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテル、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテル、炭素数2〜10の2価アルコール、及びアルキルスルホン酸塩のうち1種以上よりなり、含有量は0.01〜2.0質量%。
【選択図】なし

Description

本発明は、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油組成物およびその潤滑油を使用したステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法に関する。詳しくは、ステンレス合金あるいは鋼材の冷間圧延、絞り、しごき、プレス、引き抜き、タッピング加工等に関するものである。
従来、自動車関連機器には、ステンレス合金や鋼製よりなる機器が採用されている。
そして、それら自動車関連機器は、小型軽量化に伴い、形状が複雑になりつつある。さらに、加工精度の向上および生産性の向上の必要性から高度な加工性が要求されている。
このような要求に応えるため、ステンレス合金板や鋼板に対してプレス加工を行う際に供給する潤滑油には、高油性剤の使用あるいは油性剤を増量した潤滑油あるいは高粘度の潤滑油を使われるようになってきている。
特許文献1には、鋼板、ステンレス鋼板、表面処理鋼板、アルミ合金板などに、プレス成形、曲げ成形、引き抜き成形、しごき成形などの塑性加工を施す際に、良好な潤滑性を発揮する塑性加工用潤滑油組成物が記載されている。
特開2002−285181号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の潤滑油組成物、あるいは、市販の塑性加工油においては、プレス加工において、金型に磨耗粉が凝着しやすい等の問題を少なからず有していた。
そして、プレス加工の処理数の増加とともに、プレス金型表面には磨耗粉等が堆積し、最終的に金型に磨耗分が凝着し、プレス加工が満足できなくなる問題がある。また、プレス金型の表面に凝着した磨耗分を除去するためには、金型を整備する必要があり、その結果、生産性が低下するという問題点がある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであって、潤滑性に優れ、プレス金型表面に磨耗粉が凝着し難く、金型寿命が延ばすことができるステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油、及びそれを用いたステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法を提供しようとするものである。
第1の発明は、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工に用いられる潤滑油であって、
上記潤滑油は、基油、及び添加剤を含有し、さらに、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有し、
上記基油は、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンから選ばれる1種または2種以上よりなり、
上記添加剤は、アミン誘導体、数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテル、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテル、炭素数2〜10の2価アルコール、及びアルキルスルホン酸塩から選ばれる1種又は2種以上よりなり、
上記添加剤の含有量は0.01〜2.0%(質量%、以下同じ)であり、
上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤の合計含有量は0.1〜50%であり、
上記潤滑油の温度40℃における動粘度は5〜1000mm2/sであることを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油にある(請求項1)。
第1の発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油は、上記構成を有するため、上述した従来の問題を一気に解消することができる。
すなわち、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油は、いかなる材質のステンレス合金板あるいは鋼板に対しても、優れた磨耗粉分散性を発揮することができる。そのため、変形抵抗の大きなステンレス合金板あるいは鋼板をプレス加工する場合、又は、変形量が大きなプレス加工を行う場合においても、ステンレス合金板あるいは鋼板と、例えばプレス金型との間に発生する磨耗粉の凝着を十分に抑制することができる。それ故、ステンレス合金板あるいは鋼板の焼き付き傷や板切れ等の不具合が発生することを防止できる。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油は、必須成分として、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンから選ばれる1種または2種以上よりなる基油、及び、特定の添加剤を1種又は2種以上、上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤のうち1種あるいは2種以上を含有する。これらの必須成分は全て比較的安価であり、低コストのステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を得ることができる。
また、特定の添加剤を0.01〜2.0%含有し、上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤を1種あるいは2種以上を0.1〜50%含有すると共に、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油全体の動粘度を温度40℃において5〜1000mm2/sとすることによって、優れた潤滑性を得ることができる。
第2の発明は、第1の発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を、ステンレス合金あるいは鋼材の表面及び/又は裏面に供給し、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工を行うことを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法にある(請求項5)。
上記プレス加工方法においては、上記第1の発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油をステンレス合金板あるいは鋼板の表面及び/又は裏面に供給し、プレス加工を行う。そのため、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の優れた特長を生かして、例えばプレス金型との間の摩擦を抑制しつつプレス加工を行うことができる。それ故、ステンレス合金板あるいは鋼板に焼き付き傷や板切れが発生することを防止し、表面品質の優れた成型品を作製することができる。
第1の発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油は、基油、及び添加剤を含有し、さらに、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有する。また、上記基油は、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンから選ばれる1種または2種以上よりなる。
プレス加工後に焼鈍を行う場合には、上記基油としてポリイソブチレン及び/又はイソパラフィンを用いることが好ましい。この場合には、オイルステインの発生を防止することができる。また、この場合には、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の臭いを抑えることができ、作業環境を向上させることができる。
また、コストを重視する場合には、上記基油として、鉱物油を用いることが好ましい。鉱物油としては、パラフィン系鉱油、ナフテン系鉱油及びアロマ鉱油を用いることができる。アロマ鉱油に比べて少し高価であるが、アロマ成分を含有しないノンアロマ系鉱油を用いることもできる。この場合には、ポリイソブチレンやイソパラフィンを基油とする場合に比べてコストを抑えることができると共に、臭いや肌あれ等を抑制し、作業環境を向上させることができる。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油における上記基油の含有量は、45%以上であることが好ましい。
上記基油の含有量が45%未満の場合には、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油のコストが増大するおそれがある。
上記添加剤は、アミン誘導体、数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテル、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテル、炭素数2〜10の2価アルコール、及びアルキルスルホン酸塩から選ばれる1種又は2種以上よりなる。
上記アミン誘導体としては、数平均分子量200以上1000未満のものから選ばれる1種又は2種以上のものが好ましい。
特に、上記アミン誘導体は、上記アミン誘導体は、脂肪族アミン、アルカノールアミン、脂肪族ポリアミン、芳香族アミン、脂環式アミン、複素環アミン、及びそれらのアルキレンオキシド付加物から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい(請求項2)。
また、上記アミン誘導体には、ヒドロキシル基、エーテル基が含まれていても良い。
上記脂肪族アミンとしては、具体的には、例えば、メチルアミン、エチルアミン、ブチルアミン、カプリルアミン、ラウリルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン、牛脂アミンジメチルアミン、ジエチルアミン、ジオクチルアミン、ブチルオクチルアミン、ジステアリルアミン、ジメチルオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチルミリスチルアミン、ジメチルパルミチルアミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルベヘニルアミン、ジラウリルモノメチルアミン、トリオクチルアミン等を用いることができる。
上記アルカノールアミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N−メチルエタノールアミン、N,N−ジメチルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、N,N−ジエチルエタノールアミン、N−イソプロピルエタノールアミン、N,N−ジイソプロピルエタノールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、N−メチルイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルイソプロパノールアミン、N−エチルイソプロパノールアミン、N,N−ジエチルイソプロパノールアミン、N−イソプロピルイソプロパノールアミン、N,N−ジイソプロピルイソプロパノールアミン、モノn−プロパノールアミン、ジn−プロパノールアミン、トリn−プロパノールアミン、N−メチルn−プロパノールアミン、N,N−ジメチルn−プロパノールアミン、N−エチルn−プロパノールアミン、N,N−ジエチルn−プロパノールアミン、N−イソプロピルn−プロパノールアミン、N,N−ジイソプロピルn−プロパノールアミン、モノブタノールアミン、ジブタノールアミン、トリブタノールアミン、N−メチルブタノールアミン、N,N−ジメチルブタノールアミン、N−エチルブタノールアミン、N,N−ジエチルブタノールアミン、N−イソプロピルブタノールアミン、N,N−ジイソプロピルブタノールアミン等を用いることができる。
上記脂肪族ポリアミンとしては、例えば、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン、ヘキサメチレンジアミン、硬化牛脂プロピレンジアミン等を用いることができる。
上記芳香族アミンとしては、例えば、アニリン、ジメチルアニリン、ジエチルアニリン等を用いることができる。
上記脂環式アミンとしては、例えば、N−シクロヘキシルアミン、N,N−ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジメチル−シクロヘキシルアミン、N,N−ジエチル−シクロヘキシルアミン、N,N−ジ(3−メチル−シクロヘキシル)アミン、N,N−ジ(2−メトキシ−シクロヘキシル)アミン、N,N−ジ(4−ブロモーシクロヘキシル)アミン等を用いることができる。
上記複素環アミンとしては、例えば、ピロリジン、ピペリジン、2−ピペコリン、3−ピペコリン、4−ピペコリン、2,4−ルペチジン、2,6−ルペチジン、3,5−ルペチジン、ピペラジン、ホモピペラジン、N−メチルピペラジン、N−エチルピペラジン、N−プロピルピペラジン、N−メチルホモピペラジン、N−アセチルピペラジン、N−アセチルホモピペラジン、1−(クロロフェニル)ピペラジン、N−アミノエチルピペリジン、N−アミノプロピルピペリジン、N−アミノエチルピペラジン、N−アミノプロピルピペラジン、N−アミノエチルモルホリン、N−アミノプロピルモルホリン、N−アミノプロピル−2−ピペコリン、N−アミノプロピル−4−ピペコリン、1,4−ビス(アミノプロピル)ピペラジン等を用いることができる。
また、付加されるアルキレンオキシドは、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、α−オレフィンオキシド、スチレンオキシド等のアルキレンオキシドを付加重合することにより得ることができる。付加されるアルキレンオキシドの重合形態は特に限定されず、1種類のアルキレンオキシドの単独重合、2種類以上のアルキレンオキシドのランダム共重合、ブロック共重合又はランダム/ブロック共重合等であってよい。
また、上記数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物を構成する数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールとしては、例えば、具体的には、グリセリン、ポリグリセリン(例えば、ジグリセリン、トリグリセリン、テトラグリセリン等)、トリメチロールアルカン(例えば、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロールブタン等)及びこの2〜4量体、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,3,5−ブタントリオール、1,2,6−ヘキサントリオール、1,2,3,4−ブタンテトラオール、ソルビトール、ソルビタン、ソルビトールグリセリン縮合物、アニドール、アラビトール、キシリトールマンニトール、イジリトール、タリトール、ズルシトール、アリトール、キシロース、アラビノース、リボース、ラムノース、グルコース、フルクトース、ガラクトース、マンノース、ソルボース、セロビオース、マルトース、イソマルトース、トレハロース、シュクロース等が挙げられる。
上記多価アルコールに付加されるアルキレンオキサイドとしては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、1,2−エポキシブタン、2,3−エポキシブタン、1,2−エポキシ−1−メチルプロパン、1,2−エポキシヘプタン、1,2−エポキシヘキサン等がある。
上記アルキレンオキシド等付加物は、例えば、1種類のアルキレンオキシド等の単独重合、2種類以上のアルキレンオキシド等のランダム共重合、ブロック共重合又は、ランダム/ブロック共重合等がある。
また、水酸基を3〜6個有する多価アルコールにアルキレンオキシドを付加させる際、付加される水酸基は、全ての水酸基であっても、一部の水酸基であってもよい。
また、上記多価アルコールのアルキレンオキシド付加物を構成するアルキレンオキサイド付加物の末端水酸基の一部又は全てを、ハイドロカルビルエーテル化させたものを使用することもできる。
ハイドロカルビル基は、炭素数1〜24の炭化水素基である。
炭化水素基としては、たとえば、アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、及びアリールアルキル基等がある。
炭素数1〜24のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、直鎖又は分枝のペンチル基、直鎖又は分枝のヘキシル基、直鎖又は分枝のヘプチル基、直鎖又は分枝のオクチル基、直鎖又は分枝のノニル基、直鎖又は分枝のデシル基、直鎖又は分枝のウンデシル基、直鎖又は分枝のドデシル基、直鎖又は分枝のトリデシル基、直鎖又は分枝のテトラデシル基、直鎖又は分枝のペンタデシル基、直鎖又は分枝のヘキサデシル基、直鎖又は分枝のヘプタデシル基、直鎖又は分枝のオクタデシル基、直鎖又は分枝のノナデシル基、直鎖又は分枝のイコシル基、直鎖又は分枝のヘンイコシル基、直鎖又は分枝のドコシル基、直鎖又は分枝のトリコシル基、及び直鎖又は分枝のテトライコシル基等がある。
炭素数2〜24のアルケニル基としては、例えば、ビニル基、直鎖又は分枝のプロペニル基、直鎖又は分枝のブテニル基、直鎖又は分枝のペンテニル基、直鎖又は分枝のヘキセニル基、直鎖又は分枝のヘプテニル基、直鎖又は分枝のオクテニル基、直鎖又は分枝のノネニル基、直鎖又は分枝のデセニル基、直鎖又は分枝のウンデセニル基、直鎖又は分枝のドデセニル基、直鎖又は分枝のトリデセニル基、直鎖又は分枝のテトラデセニル基、直鎖又は分枝のペンタデセニル基、直鎖又は分枝のヘキサデセニル基、直鎖又は分枝のヘプタデセニル基、直鎖又は分枝のオクタデセニル基、直鎖又は分枝のノナデセニル基、直鎖又は分枝のイコセニル基、直鎖又は分枝のヘンイコセイル基、直鎖又は分枝のドコセニル基、直鎖又は分枝のトリコセニル基、及び直鎖又は分枝のテトラコセニル基等がある。
炭素数5〜7のシクロアルキル基としては、例えば、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、及びシクロヘプチル基等がある。
炭素数6〜11のアルキルシクロアルキル基としては、例えば、メチルシクロペンチル基、ジメチルシクロペンチル基(全ての構造異性体を含む)、メチルエチルシクロペンチル基(全ての構造異性体を含む)、ジエチルシクロペンチル基(全ての構造異性体を含む)、メチルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基(全ての構造異性体を含む)、メチルエチルシクロヘキシル基(全ての構造異性体を含む)、ジエチルシクロヘキシル基(全ての構造異性体を含む)、メチルシクロヘプチル基、ジメチルシクロヘプチル基(全ての構造異性体を含む)、メチルエチルシクロヘプチル基(全ての構造異性体を含む)、及びジエチルシクロヘプチル基(全ての構造異性体を含む)等がある。
炭素数6〜10のアリール基としては、例えば、フェニル基、ナフチル基等がある。
炭素数7〜18のアルキルアリール基としては、例えば、トリル基(全ての構造異性体を含む)、キシリル基(全ての構造異性体を含む)、エチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のプロピルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖または分枝のブチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のペンチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のヘキシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のヘプチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のオクチルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のノニルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、直鎖又は分枝のウンデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)、及び直鎖又は分枝のドデシルフェニル基(全ての構造異性体を含む)等がある。
炭素数7〜12のアリールアルキル基としては、例えば、ベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプロピル基(プロピル基の異性体を含む)、フェニルブチル基(ブチル基の異性体も含む)、フェニルペンチル基(ペンチル基の異性体も含む)、及びフェニルヘキシル基(ヘキシル基の異性体も含む)等がある。
また、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテルを構成するアルキレンオキシドは、炭素数2〜6が好ましい。
このようなアルキレンオキシドとしては、上述の多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテルを構成するアルキレンオキシドとして列挙したものと同様のもの等がある。
また、上記ポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテルとしては、ポリアルキレングリコールの末端水酸基の一部又は全てをハイドロカルビルエーテル化させたものを用いることができる。
ハイドロカルビル基としては、例えば、上述の多価アルコールのアルキレンオキシド付加物及びそのハイドロカルビルエーテルを構成するハイドロカルビル基として列挙した各基等がある。
また上記炭素数2〜10の2価アルコールは、分子中にエーテル結合を有しておらず、炭素数2〜10のものであり、例えば、エチレングリコール、1,3−プロパンジオール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,2−ブタンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,5−ペンタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール、2−エチル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−メチル−2,4−ペンタンジオール、1,7−ヘプタンジオール、2−メチル−2−プロピル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、及び1,10−デカンジオール等が挙げられる。
また、上記アルキルスルホン酸塩としては、ジアルキルスルホ・こはく酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルファオレフィン・スルホン酸塩、直鎖アルキルベンゼン・スルホン酸塩、分子鎖アルキルベンゼン・スルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸塩−ホルムアルデヒド縮合物、アルキルナフタレン・スルホン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリン等があり、塩を形成するカチオン性対イオンとしては、例えば、アルカリ金属(ナトリウム、カリウム、リチウム等)イオン、アルカリ土類金属(マグネシウム、カルシウム、バリウム等)イオン等の金属イオン、アンモニウムイオン等が挙げられる。
また、上記添加剤の含有量は0.01〜2.0%である。
上記添加剤の含有量が0.01%未満の場合には、プレス加工中に発生するステンレス合金あるいは鋼材摩耗粉の分散が十分ではなく、焼き付き疵を発生させるという問題がある。一方、上記添加剤の含有量が2.0%を超える場合には、コストの上昇を招き工業的に成立しないという問題がある。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油は、上述したように、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有する。
そして、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油に含有される上記油性剤は、天然油脂、合成エステル、脂肪酸エステル、脂肪酸、及びアルコールのうち1種又は2種以上よりなることが好ましい(請求項3)。
この場合には、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の潤滑性をより向上させることができる。一般に、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工において、潤滑油の潤滑性は、主として境界潤滑性によるところが大きい。上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油においては、上記特定の油性剤を添加することにより、境界潤滑性を向上することができるため、潤滑性をより向上することができる。
上記天然油脂としては、例えば、大豆油、なたね油、パーム油、やし油、豚脂、及び牛脂等がある。これらの中でも、操業性の観点から工業的には、パーム油、やし油が好ましい。
次に、合成エステルとしては、例えば、ネオペンチルグリコールエステル、トリメチロールプロパンエステル、及びペンタエリスリトールエステル等がある。合成エステルを構成する脂肪酸は、飽和あるいは不飽和のもの、また直鎖あるいは分枝を有するものであってもよいが、上記基油との相溶性及びハンドリングの面から炭素数が12〜18のものがより好ましい。また、合成エステルとしては、フルエステル或いは部分エステルのどちらでも用いることができる。
また、上記合成エステルは、モノエステル、ジエステル、トリエステル、及びテトラエ
ステルから選ばれる1種又は2種以上からなることが好ましい。
この場合には、熱による酸化に対する安定性や、境界潤滑性をより向上させることができる。
ネオペンチルグリコールエステルとしては、具体的には、例えば、ネオペンチルグリコールカプリン酸モノエステル、ネオペンチルグリコールカプリン酸ジエステル、ネオペンチルグリコールリノレン酸モノエステル、ネオペンチルグリコールリノレン酸ジエステル、ネオペンチルグリコールステアリン酸モノエステル、ネオペンチルグリコールステアリン酸ジエステル、ネオペンチルグリコールオレイン酸モノエステル、ネオペンチルグリコールオレイン酸ジエステル、ネオペンチルグリコールイソステアリン酸モノエステル、ネオペンチルグリコールイソステアリン酸ジエステル、ネオペンチルグリコールやし油脂肪酸モノエステル、ネオペンチルグリコールやし油脂肪酸ジエステル、ネオペンチルグリコール牛脂脂肪酸モノエステル、ネオペンチルグリコール牛脂脂肪酸ジエステル、ネオペンチルグリコールパーム油脂肪酸モノエステル、ネオペンチルグリコールパーム油脂肪酸ジエステル、ネオペンチルグリコール2モル・ダイマ酸1モル・オレイン酸2モルの複合エステル等がある。これらのうちで、特に好ましくは、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸及び牛脂脂肪酸のエステルがよい。
また、トリメチロールプロパンエステルとしては、例えば、トリメチロールプロパンカプリン酸モノエステル、トリメチロールプロパンカプリン酸ジエステル、トリメチロールプロパンカプリン酸トリエステル、トリメチロールプロパンリノレン酸モノエステル、トリメチロールプロパンリノレン酸ジエステル、トリメチロールプロパンリノレン酸トリエステル、トリメチロールプロパンステアリン酸モノエステル、トリメチロールプロパンステアリン酸ジエステル、トリメチロールプロパンステアリン酸トリエステル、トリメチロールプロパンオレイン酸モノエステル、トリメチロールプロパンオレイン酸ジエステル、トリメチロールプロパンオレイン酸トリエステル、トリメチロールプロパンイソステアリン酸モノエステル、トリメチロールプロパンイソステアリン酸ジエステル、トリメチロールプロパンイソステアリン酸トリエステル、トリメチロールプロパンやし油脂肪酸モノエステル、トリメチロールプロパンやし油脂肪酸ジエステル、トリメチロールプロパンやし油脂肪酸トリエステル、トリメチロールプロパン牛脂脂肪酸モノエステル、トリメチロールプロパン牛脂脂肪酸ジエステル、トリメチロールプロパン牛脂脂肪酸トリエステル、トリメチロールプロパンパーム油脂肪酸モノエステル、トリメチロールプロパンパーム油脂肪酸ジエステル、トリメチロールプロパンパーム油脂肪酸トリエステル、トリメチロールプロパン2モル・ダイマ酸1モル・オレイン酸4モルの複合エステル等がある。これらのうちで、特に好ましくは、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸、及び牛脂脂肪酸のエステルがよい。
また、ペンタエリスリトールとしては、例えば、ペンタエリスリトールカプリン酸モノエステル、ペンタエリスリトールカプリン酸ジエステル、ペンタエリスリトールカプリン酸トリエステル、ペンタエリスリトールカプリン酸テトラエステル、ペンタエリスリトールリノレン酸モノエステル、ペンタエリスリトールリノレン酸ジエステル、ペンタエリスリトールリノレン酸トリエステル、ペンタエリスリトールリノレン酸テトラエステル、ペンタエリスリトールステアリン酸モノエステル、ペンタエリスリトールステアリン酸ジエステル、ペンタエリスリトールステアリン酸トリエステル、ペンタエリスリトールステアリン酸テトラエステル、ペンタエリスリトールオレイン酸モノエステル、ペンタエリスリトールオレイン酸ジエステル、ペンタエリスリトールオレイン酸トリエステル、ペンタエリスリトールオレイン酸テトラエステル、ペンタエリスリトールイソステアリン酸モノエステル、ペンタエリスリトールイソステアリン酸ジエステル、ペンタエリスリトールイソステアリン酸トリエステル、ペンタエリスリトールイソステアリン酸テトラエステル、ペンタエリスリトールやし油脂肪酸モノエステル、ペンタエリスリトールやし油脂肪酸ジエステル、ペンタエリスリトールやし油脂肪酸トリエステル、ペンタエリスリトールやし油脂肪酸テトラエステル、ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸モノエステル、ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸ジエステル、ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸トリエステル、ペンタエリスリトール牛脂脂肪酸テトラエステル、ペンタエリスリトールパーム油脂肪酸モノエステル、ペンタエリスリトールパーム油脂肪酸ジエステル、ペンタエリスリトールパーム油脂肪酸トリエステル、ペンタエリスリトールパーム油脂肪酸テトラエステル、ペンタエリスリトールプロパン2モル・ダイマー酸1モル・オレイン酸6モルの複合エステル等がある。これらのうちで、特に好ましくは、オレイン酸、イソステアリン酸、やし油脂肪酸、及び牛脂脂肪酸のエステルがよい。
次に、上記油性剤として添加する上記脂肪酸エステルとしては、一般式(2)R4−COO−R5(ただし、R4は炭素数7〜17のアルキル基、R5は炭素数1〜4のアルキル基)で表される脂肪酸エステルを用いることが好ましい。
上記一般式(2)において、上記アルキル基R4の炭素数が6以下の場合には、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の境界潤滑性が低下したり、ステンレス合金粉が凝着し易くなりプレス不良が起こるおそれがある。また、この場合には、上記潤滑油の臭気がきつくなり、作業環境を悪化させるおそれがある。一方、上記アルキル基R4の炭素数が18以上の場合、又は上記アルキル基R5の炭素数が5以上の場合には、上記潤滑油の融点が高くなり、常温で固化し易くなるおそれがある。そのため、上記潤滑油の使用時に、該潤滑油を加熱するための加熱設備等が必要となり、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の取り扱いが困難になるおそれがある。
上記脂肪酸エステルの具体例としては、例えば、カプリル酸メチル、カプリル酸エチル、カプリル酸プロピル、カプリル酸ブチル、ペラルゴン酸メチル、ペラルゴン酸エチル、ペラルゴン酸プロピル、ペラルゴン酸ブチル、カプリン酸メチル、カプリン酸エチル、カプリン酸プロピル、カプリン酸ブチル、ラウリン酸メチル、ラウリン酸エチル、ラウリン酸プロピル、ラウリン酸ブチル、ミリスチン酸メチル、ミリスチン酸エチル、ミリスチン酸プロピル、ミリスチン酸ブチル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸プロピル、パルミチン酸ブチル、ステアリン酸メチル、ステアリン酸エチル、ステアリン酸プロピル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸プロピル、オレイン酸ブチル等がある。
次に、上記油性剤として添加する上記脂肪酸としては、例えば、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリデカン酸、デミスリチン酸、ペンタデカン酸、パルチミン酸、マルガリン酸、ステアリン酸、ベヘン酸等の直鎖飽和脂肪酸や、パルミトレイン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、リシノール酸等の不飽和脂肪酸等がある。工業的により好ましい脂肪酸としては、潤滑性、作業性、長期安定性及びコストの面を考慮して、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸等がよい。
次に、上記油性剤として添加するアルコールとしては、一般式(3)R6−OH(ただし、R6は炭素数8〜18のアルキル基)で表される高級アルコールが好ましい。
また、上記アルキル基R6の炭素数が7以下の場合には、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の境界潤滑性が低下したり、磨耗粉が凝着し易くなりプレス不良が起こるおそれがある。また、この場合には、上記潤滑油の臭気がきつくなり、作業環境を悪化させるおそれがある。一方、上記アルキル基R6の炭素数が19以上の場合には、上記潤滑油の融点が高くなり、常温で固化し易くなるおそれがある。そのため、上記潤滑油の使用時に、該潤滑油を加熱するための加熱設備等が必要となり、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の取り扱いが困難になるおそれがある。より好ましくは、上記一般式(3)におけるアルキル基R6の炭素数は12〜15がよい。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油に含有される極圧剤は、硫黄系極圧添加剤である硫化ラード、りん系極圧添加剤である下記の一般式(1)で表されるアルキルフォスフォン酸エステル、及びリン酸トリトリルのうち1種又は2種以上よりなることが好ましい(請求項4)。
Figure 2010065134
(但し、R1は炭素数12〜14のアルキル基あるいはアルケニル基、R2及びR3は炭素数1〜4のアルキル基である。)
この場合には、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の潤滑性をより向上させることができる。
上記R1の炭素数が11以下の場合には、極圧性及び極圧潤滑性が劣化し、焼き付きが発生するおそれがある。一方、上記R1の炭素数が15以上の場合には、プレス後の洗浄により上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を除去することが困難になるおそれがある。また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の調整時に粘度が高くなり、取り扱いが困難になるおそれがある。
上記R2あるいはR3の炭素数が5以上の場合には、工業的な製造コストが増大し、コストに見合った潤滑性の向上効果が十分に得られないおそれがある。
上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油に含有される潤滑性向上剤は、
全炭素数が14〜18のα−オレフィンであることが好ましい。炭素数が13未満の場合には、上記ステンレス合金板プレス加工用潤滑油の境界潤滑性が低下するおそれがあり、一方、上記炭素数が19以上の場合には、温度0℃付近で上記ステンレス合金板プレス加工用潤滑油が凝固し易くなるおそれがある。そのため、冬季や寒冷地などにおける使用が困難になるおそれがある。
また、上記芳香族炭化水素を含有する場合には、基油と、添加剤との相溶性を向上させることができる。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油が、上記油性剤、上記潤滑性向上剤、及び後述の極圧剤などを含有する場合には、上記芳香族炭化水素により、これらと上記基油との相溶性を向上させることができる。その結果、上記ステンレス合金プレス潤滑油の潤滑性をより向上することができる。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油に含有される上記芳香族炭化水素は、一分子にベンゼン環が2個以下のものであることが好ましい。上記芳香族炭化水素に含まれるベンゼン環が3個以上の場合には、相溶性の向上効果が十分に発揮されないおそれがある。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油に含まれる上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤の合計含有量は、0.1〜50%である。
上記合計含有量が0.1%未満の場合には、上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤による上述の潤滑性の向上効果が十分に得られないおそれがあり、一方、上記合計含有量が50%を超える場合には、プレス加工後に上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を除去することが困難になるおそれや、プレス加工後の脱脂や、焼鈍などの工程における残油量が多くなり、ステンレス合金板あるいは鋼板の表面品質に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の温度40℃における動粘度は5〜1000mm2/sである。
上記動粘度は、JIS K 2283の「原油及び石油製品の動粘度試験方法」に準拠して40℃における動粘度を測定することができる。例えば、測定器具としてJIS K
2839の「石油類試験用ガラス器具」のキャノン−フェンスケ粘度計(毛管粘度計の一種)を用い、一定量の試験油が毛管を通過するのに要する時間から測定することができる。
上記動粘度が、5mm2/s未満である場合には、摩擦面への導入油量が不足し、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の潤滑性が不十分になり、プレス加工時に焼き付き等の不具合を発生するおそれがあり、一方、上記動粘度が1000mm2/sを超える場合には、プレス加工後に、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を洗浄等に除去することが困難になる可能性がある。上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の温度40℃における動粘度は100〜500mm2/sであることが好ましい。
また、比較的柔らかい材料からなるステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工に用いる場合には、できるだけ低粘度であることが好ましく、一方、比較的硬い材料からなるステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工に用いる場合には、できるだけ高粘度であることが好ましい。
また、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の動粘度は、上記基油、添加剤、後述する油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、極圧剤等の種類及び配合量等を変えることによって調整することができる。
第2の発明のステンレス合金板のプレス方法は、上述したように、第1の発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を、ステンレス合金あるいは鋼材の表面及び/又は裏面に供給し、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工を行う。
上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工においては、所定の間隙を有する上形と下形の間にステンレス合金板あるいは鋼板を供給し、油圧プレス等により加圧することで所定の形に成型可能である。
上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法においては、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を上記ステンレス合金板あるいは鋼板の表面及び/又は裏面に供給してプレス加工を行う。即ち、ステンレス合金板あるいは鋼板の表面又は内面のいずれか一方、又は表面と裏面の両方に上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を供給してプレス加工を行うことができる。また、プレス金型にステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を供給することもできる。
(実施例1)
本例は、本発明のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油にかかる実施例について具体的に説明する。
本例では、表1、2に示すごとく、本発明の実施例としての複数種類のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油(試料E1〜試料E25)と、表3に示すごとく、本発明の比較例としての複数種類のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油(試料C1〜試料C7)を作製し、各種性能の比較試験を行った。
上記実施例及び比較例のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油(試料E1〜試料E25、及び試料C1〜試料C7)の、基油の種類と含有量、添加剤の種類と含有量、油性剤の種類と含有量、潤滑性向上剤の含有量、芳香族炭化水素の含有量、極圧剤の種類と含有量等については、表1〜表3に示す。
以下、表1〜表3における、基油(a1〜a4)、添加剤(b1〜b3)、油性剤(c1〜c7)、潤滑向上剤、芳香族炭化水素、極圧剤(d1〜d3)を記載する。
<基油>
a1:鉱物油(温度40℃における動粘度100mm2/s)
a2:ポリイソブチレン(平均分子量3700)
a3:イソパラフィン(温度40℃における動粘度1.3mm2/s)
a4:ポリイソブチレン(平均分子量60000)
<添加剤>
b1:N,N−シクロヘキシルアミンエチレンオキシド2モル付加物
b2:2ブチル−2エチル−1,3−β−ヒドロキシエトキシプロパン
b3:スルホコハク酸ジ−2−エチルヘキシルエステルナトリウム塩
<油性剤>
c1:ラウリルアルコール
c2:ステアリン酸ブチル
c3:オレイン酸
c4:トリメチロールプロパン
c5:ペンタエリスリトールオレイン酸テトラエステル
c6:パーム油
c7:オレイルアミン
<潤滑向上剤>
テトラデセン−1
<芳香族炭化水素>
エチルベンゼン(温度40℃における動粘度3.8mm2/s)
<極圧剤>
d1:リン酸トリトリル
d2:ドデシルフォスフォン酸ジメチルエステル
d3:硫化油脂
Figure 2010065134
Figure 2010065134
Figure 2010065134
また、上記試料E1〜試料E25、及び試料C1〜試料C7について、温度40℃の動粘度を測定した。上記動粘度は、上述のキヤノン・フェンスケ粘度測定方法によって測定した。結果を表1、表2に併せて示す。
表1より知られるごとく、本発明の実施例のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油(試料E1〜試料E25)は、いずれも、及び添加剤を含有し、さらに、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有する。
上記基油は、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンから選ばれる1種または2種以上よりなる。
上記添加剤は、アミン誘導体、数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテル、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテル、炭素数2〜10の2価アルコール、及びアルキルスルホン酸塩から選ばれる1種又は2種以上よりなる。
上記添加剤の含有量は0.01〜2.0%である。
上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤の合計含有量は0.1〜50%である。
上記ステンレス合金あるいは鋼材プレス加工潤滑油の温度40℃における動粘度は5〜1000mm2/sである。
作製したステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を用いて、ステンレス合金板のプレス加工を行い、潤滑性、ステンレス合金粉分散性および洗浄性の評価を行った。結果を表3および表4に示す。
まず、冷間加工により作製したステンレス合金板(材質SUS304、直径140mm、板厚0.8mm)を準備した。次いで、各試料(試料E1〜試料E25、及び試料C1〜試料C7)をそれぞれ使用して、ステンレス合金板を外径60mm、高さ20mmの寸法にするプレス加工を行った。
<潤滑性>
試料の潤滑性が悪い場合には、プレス加工後のステンレス合金板表面に潤滑不良にともなう焼き付きが発生する。この焼き付きの有無を目視にて評価した。潤滑性は、焼き付きが確認されない場合を合格(評価○)、焼き付きが確認された場合を不合格(評価×)とする。結果を表4及び表5に示す。
<ステンレス合金粉分散性>
試料のステンレス合金粉分散性が悪い場合には、プレス加工後の金型にステンレス合金粉の凝着が発生する。ステンレス合金粉分散性は、10サンプルを連続プレスした後、プレス金型に堆積したステンレス合金粉の凝着量によって評価した。ステンレス合金粉の凝着量が5mg未満の場合を合格(評価○)、ステンレス合金粉の凝着量が5mg以上の場合を不合格(評価×)とした。結果を表4及び表5に示す。
<洗浄性>
洗浄性は100mm2のステンレス合金板上にステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油0.5gを滴下し、均一に塗布する。塗布した後に各試験片をデシケーター内に2時間保管し、有機溶媒(ヘキサン)に10分間浸漬後、重量を測定し、その残油量により評価を実施した。残油量は、保管後の残油分を初期の塗布量で除した割合を残油率として評価を行うこととした。残油率が5%未満である場合を合格(評価○)、5%以上である場合を不合格(評価×)とした。結果を表4及び表5に示す。
また、各試料を工業的に用いた場合のコストを評価した。工業的に適用可能な場合は、評価を○として合格、高価格で工業生産に適用できない場合は、評価を×として不合格とする。結果を表4及び表5に併せて示す。
Figure 2010065134
Figure 2010065134
表4より知られるごとく、実施例としての試料E1〜試料E25は、潤滑性、ステンレス合金粉分散性、洗浄性、及びコストのいずれの項目においても良好な結果を示した。
これにより、本例によれば、潤滑性に優れ、プレス金型表面に磨耗粉が凝着し難く、金型寿命が延ばすことができるステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を提供できることが分かる。
また、表5より知られるごとく、比較例としての試料C1は、添加剤の含有量が本発明の下限を下回るため、金型へのステンレス合金粉の凝着が発生し、ステンレス合金粉凝着量が5mg以上になるという理由により、ステンレス合金粉分散性が不合格であった。
また、比較例としての試料C2は、添加剤の含有量が本発明の上限を上回るため、プレス潤滑油価格が上昇し、コストが不合格であった。
また、比較例としての試料C3は、動粘度が本発明の下限を下回るため、上記ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の潤滑性が不十分になり、潤滑性が不合格であった。
また、比較例としての試料C4は、動粘度が本発明の上限を上回るため、洗浄性が不良であり、不合格であった。
また、比較例としての試料C5、及び試料C7は、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤の合計含有量が本発明の上限を上回るため、プレス潤滑油価格が上昇し、コストが不合格であった。
また、比較例としての試料C6は、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤の合計含有量が本発明の下限を下回るため、潤滑性が不十分となり不合格であった。
なお、本例においては、ステンレス合金板のプレス加工を行うことにより、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油の評価を行ったが、鋼板を用いて行っても、同様の効果を得ることができる。

Claims (5)

  1. ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工に用いられる潤滑油であって、
    上記潤滑油は、基油、及び添加剤を含有し、さらに、油性剤、潤滑性向上剤、芳香族炭化水素、及び極圧剤のうち1種または2種類以上を含有し、
    上記基油は、鉱物油、未水素添加又は水素添加のポリイソブチレン、及びイソパラフィンから選ばれる1種または2種以上よりなり、
    上記添加剤は、アミン誘導体、数平均分子量200以上1000未満であると共に水酸基を3〜6個有する多価アルコールのアルキレンオキシド付加物、そのハイドロカルビルエーテル、数平均分子量120以上1000未満のポリアルキレングリコールのハイドロカルビルエーテル、炭素数2〜10の2価アルコール、及びアルキルスルホン酸塩から選ばれる1種又は2種以上よりなり、
    上記添加剤の含有量は0.01〜2.0%(質量%、以下同じ)であり、
    上記油性剤、上記潤滑性向上剤、上記芳香族炭化水素、及び上記極圧剤の合計含有量は0.1〜50%であり、
    上記潤滑油の温度40℃における動粘度は5〜1000mm2/sであることを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油。
  2. 請求項1において、上記アミン誘導体は、脂肪族アミン、アルカノールアミン、脂肪族ポリアミン、芳香族アミン、脂環式アミン、複素環アミン、及びそれらのアルキレンオキシド付加物から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油。
  3. 請求項1又は請求項2において、上記油性剤は、天然油脂、合成エステル、脂肪酸エステル、脂肪酸、及びアルコールのうち1種又は2種以上よりなることを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、上記極圧剤は、硫黄系極圧添加剤である硫化ラード、及びりん系極圧添加剤である下記の一般式(1)で表されるアルキルフォスフォン酸エステル及び/又はリン酸トリトリルのうち1種又は2種以上よりなることを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油。
    Figure 2010065134
    (但し、R1は炭素数12〜14のアルキル基あるいはアルケニル基、R2及びR3は炭素
    数1〜4のアルキル基である。)
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工用潤滑油を、ステンレス合金あるいは鋼材の表面及び/又は裏面に供給し、ステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工を行うことを特徴とするステンレス合金板あるいは鋼板のプレス加工方法。
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