JP2010064524A - 車両の室内構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】車幅方向に並ぶシート間にコンソールを配設し乗員の利便性を確保しながら、シート間を通過して後方空間に容易にアクセス可能とする。
【解決手段】フロアF上に車幅方向に並んで配設されたシートとの間に配設され、その内部に収納部11が形成されたコンソールを備えた車両の室内構造であって、コンソールの上面に形成され、前方下方に傾斜し、踏み台として利用可能である傾斜部14と、コンソールの後方、かつ、シート1の車幅方向に隣り合う位置であって、コンソールの上面よりも低い位置に形成され、足が着地可能である着地部F2と、コンソールの上面に設けられた開口部の開閉部材13aと、後方に並んで設けらた開閉部材13bを備え、傾斜部14と略連続する平面を形成する閉鎖状態と、回動可能に支持され、開放状態において、物品を保持する保持部13a”、13b”を有することを特徴とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、車両の室内構造に関し、特に、コンソール周辺の構造に関する。
車両の室内構造として、例えば、ミニバンタイプのように、車幅方向に並ぶシート間にコンソールやサイドブレーキ、シフトレバー等の装置を設けずに、当該シート間を通過してその後方空間にアクセス可能である構造がある。一方、例えば、セダンタイプのように、シート間にこれらの装置を設けた構造がある。コンソール内には、例えば、ヨーレートセンサやローリングセンサ等の種々のセンサやこれらのセンサを制御するECU等が配設され、また、小物類を収納する収納ボックスやドリンクホルダ等が配設される(特許文献1)。
また、特許文献2では、コンソールに設けられた上向き開口の凹部が配設され、この凹部に挿入されたカップを保持するドリンクホルダの構造が開示されている。このドリンクホルダは、カップの非挿入時にはリッドによって開口を閉塞させ、カップの挿入時にはリッドを凹部内方に回動してカップの凹部への挿入を許容するものである。
特開2002−293208号公報 特開2001−27037号公報
しかしながら、特許文献1及び2のように、シート間にコンソールを設けた場合には、コンソールを大股で跨がなければシート間を通過してその後方空間にアクセスすることができなかった。その一方で、コンソールを設けない場合には、後方空間へのアクセスを容易に行うことができるが、収納ボックスやドリンクホルダ等を配設するスペースが確保できないため、乗員の利便性が悪化してしまうという問題がある。
また、特許文献2で開示されたドリンクホルダは、リッドを凹部内方に回動してカップを保持するものであるため、カップを確実に保持するためには凹部の深さを深く確保する必要がある。このため、当該ドリンクホルダをコンソールに設けた場合には、コンソールの上下方向の高さを高くする必要があり、上述の後方空間へのアクセスを悪化させる可能性がある。
従って、本発明の目的は、車幅方向に並ぶシート間にコンソールを配設することにより乗員の利便性を確保しながら、シート間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすることにある。
上記課題を解決するため、本発明においては、車両のフロア上に車幅方向に並んで配設された第1、第2のシートと、前記第1のシートと前記第2のシートとの間に配設され、その内部に収納部が形成されたコンソールと、を備えた車両の室内構造であって、前記コンソールの上面に形成され、車両前後方向前方下方に傾斜し、乗員の踏み台として利用可能である傾斜部と、前記コンソールの車両前後方向後方、かつ、前記第1、第2のシートの車幅方向に隣り合う位置であって、前記コンソールの上面よりも低い位置に形成され、乗員の足が着地可能である着地部と、前記コンソールの上面に設けられた開口部を開閉する第1の開閉部材と、
前記第1の開閉部材の車両前後方向後方に並んで設けられ、前記開口部を開閉する第2の開閉部材と、を備え、前記第1、第2の開閉部材は、前記傾斜部と略連続する平面を形成する閉鎖状態と、一方端部が上下方向上方に起立した開放状態との間で回動可能に支持され、前記開放状態において、前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材との間で物品を保持する保持部を有することを特徴とする車両の室内構造が提供される。
本発明によれば、前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材との間に物品を保持する際には、前記第1、第2の開閉部材を起立させるため、前記収納部の深さを大きく確保する必要がなく、前記コンソールの上下方向の高さを低くすることができる。このため、前記第1のシートと前記第2のシートとの間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすることができる。また、前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材との間に物品を保持しない場合には、前記傾斜面と略連続した平面を形成して格納されるため、前記第1、第2の開閉部材が後方空間へのアクセスの邪魔になることを抑制することができる。
また、本発明においては、前記収納部の底面には、前記第1、第2の開閉部材が前記開放状態を越えて回動することを規制する段差部がそれぞれ設けられる構成であってもよい。この構成によれば、前記段差部によって前記第1、第2の開閉部材の回動が規制されるため、前記開放状態で容易に位置決めすることができる。
また、本発明においては、前記第1、第2の開閉部材は、前記開放状態である場合に、前記第1、第2の開閉部材の上下方向上端部が同じ高さとなるように、それぞれの回動軸が前記上端部から予め定められた距離だけ離間した位置に設けられる構成であってもよい。この構成によれば、前記回動軸を前記上端部から予め定められた距離だけ離間した位置に設けたため、前記回動軸の高さが異なる場合に前記上端部の高さを揃えることができる。これにより、物品を確実に保持することができる。
また、本発明においては、前記第2の開閉部材の車両前後方向後方に並んで設けられ、前記開口部を開閉する第3の開閉部材を更に備え、前記第2の開閉部材は、前記第1の開閉部材が前記閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向上方への変位が前記第1の開閉部材の車両前後方向後端部に規制され、前記第3の開閉部材は、前記第2の開閉部材が前記閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向下方への変位が前記第2の開閉部材の車両前後方向後端部に規制される構成であってもよい。この構成によれば、前記第1、第2シートの後方空間へアクセスする際に乗員が誤って、前記第1乃至第3の開閉部材が前記閉鎖状態である場合に、前記第2の開閉部材の回動軸よりも車両前後方向後方における前記第2の開閉部材上に足を踏み入れたとしても、前記第2の開閉部材の回動が前記第1の開閉部材により規制されるため、乗員の安全性を確保することができる。また、前記第3の開閉部材上に足を踏み入れたとしても、前記第3の開閉部材の回動が前記第2の開閉部材により規制されるため、乗員の安全性を確保することができる。
また、本発明においては、前記コンソールの車両前後方向後方に延びるパーキングブレーキユニットを更に備え、前記着地部は、前記パーキングブレーキユニットの車幅方向に隣り合う位置に形成される構成であってもよい。この構成によれば、前記着地部が前記パーキングブレーキユニットの車幅方向に隣り合う位置に形成されるため、乗員が前記パーキングブレーキユニットを跨ぐ必要がない。このため、前記第1のシートと前記第2のシートとの間にパーキングブレーキユニットが配設される場合であっても、前記第1、第2のシートの後方空間へのアクセスを容易に行うことができる。
また、本発明においては、前記コンソール内に配設された電装機器を更に備え、前記収納部は、その少なくとも一部が前記車両の平面視で前記電装機器と重なる位置に設けられる構成であってもよい。この構成によれば、前記収納部が前記電装機器と平面視で重なる位置に設けられるため、前記コンソールの車両前後方向の長さを短く抑えて省スペース化を図ることができる。これにより、乗員が前記第1のシートと前記第2のシートとの間を通り抜ける際に乗員の踏み台となる前記着地部の位置を車両前後方向前方にシフトさせ、前記後方空間へのアクセスを更に容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、車幅方向に並ぶシート間にコンソールを配設することにより乗員の利便性を確保しながら、シート間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で以下の実施形態を修正又は変形したものに適用可能である。
図1は、本発明の一実施形態に係る車両の室内構造を示す斜視図である。また、図2及び図3は、一実施形態に係る車両の室内構造を示す平面図である。
車両の車室フロア上には、車幅方向に並んで2つのシート1、2(第1、第2のシート)が配設される。本実施形態では、例えば、シート1が運転席であり、シート2が助手席とする。また、図示しないが、シート1、2の車両前後方向後方の後部空間には、リアシートが配設されているものとする。ここでは、シートを車幅方向に2つ配設した車両を想定するが、2つに限らず、複数(例えば、3つ)配設した車両でも本発明を適用することができる。
シート1とシート2との間のフロアF上には、コンソール10と、コンソール10の車両前後方向後方に延びるパーキングブレーキユニットU1とが配設される。コンソール10は、樹脂で形成される。
コンソール10は、その上面に上下方向上方に開口した開口部12を有し、この開口部12に連続して収納部11が形成される。収納部11の開口部12には、この開口部12を開閉する3つの開閉部材13が設けられる。なお、開閉部材13の詳細については、後述する。収納部11は、種々の小物類を収納する収納ボックスとして用いてもよいが、本実施形態では、後述の通り、ドリンクホルダとして用いることとする。
また、コンソール10の内部には、車両の走行状態等を検出する検出部と、検出部から取得した情報に基づいて車両を制御する制御部とを含む電装機器20が配設される。検出部としては、ヨーレートセンサやローリングセンサ等の種々のセンサが挙げられる。これらのセンサは、車体の状態を検出するものであるため、車幅方向中央に配置すると正確な検出結果が得られることが知られている。また、制御部としては、ECU等が挙げられる。ECUでは、例えば、ABS制御やエアバッグ作動制御等が行われる。収納部11は、その少なくとも一部が電装機器20と車両の平面視で重なる位置に設けられる。
フロアFの上下方向下方であって、車両の平面視で収納部11と重なる位置には、電装機器20と連結されたハーネス部材H1が配設される。フロアFには、ハーネス部材H1をその上下方向下方に配設するため、上下方向上方に隆起した隆起部F1が設けられる。また、収納部11は、隆起部F1に対応して底上げされた底部11aを有する。このようにフロアFの形状の影響で収納部11の深さが浅い場合であっても、各開閉部材13a、13b、13cは物品を保持する際に起立状態となるため、確実に物品を保持することができる。
また、フロアFには、コンソール10の車両前後方向後方、かつ、シート1、2の車幅方向に隣り合う位置に乗員の足が着地可能である着地部F2が設けられる。更に、好ましくは、着地部F2は、パーキングブレーキユニットU1の車幅方向に隣り合う位置に形成される。着地部F2は、フロアF上に形成されるため、コンソール10の上面よりも低い位置に形成されることとなる。
これにより、乗員がパーキングブレーキユニットU1を大股で跨ぐ必要がないため、シート1とシート2との間にパーキングブレーキユニットU1が配設される場合であっても、シート1、2の後方空間へのアクセスを容易に行うことができる。なお、着地部F2は、フロアF上に形成することとしたが、コンソール10自体に上面よりも低い着地部を設けても構わないし、フロアF上に着地部を有する踏み台を別途設けても構わない。また、着地部F2は、本実施形態のように平面で形成されていてもよいが、乗員が着地部F2を容易に認識可能であるように、所定の模様(例えば、凹凸等)を有して形成されていてもよい。更には、着地部F2は、乗員が着地することが可能であれば、フロアFに対して所定の傾斜を有していても構わない。
コンソール10の上面には、車両前後方向前方下方に傾斜して電装機器20を上下方向上方から覆う傾斜部14が形成される。傾斜部14は、乗員の踏み台として利用可能であるように、少なくとも乗員の荷重(例えば、70kg)が負荷されても破損しない程度の強度を有する。
上述の構成によれば、コンソール10が車両前後方向前方下方に傾斜した傾斜部14を有するため、電装機器20を保護しながら、乗員がシート1とシート2との間を通過してその後方空間(本実施形態では、リアシート)にアクセスする際の1歩目の位置をフロアFと近接させることができる。また、収納部11が電装機器20と平面視で重なる位置に設けられるため、収納部11の収納スペースを確保しながら、コンソール10の車両前後方向の長さを短く抑えて省スペース化を図ることができる。これにより、乗員がシート1とシート2との間を通過する際の2歩目の位置を車両前後方向前方にシフトさせることができる。従って、シート1とシート2との間にコンソール10を配設することにより乗員の利便性を確保しながら、シート1とシート2との間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすることができる。
次に、開口部12に配設される開閉部材13の構成及び動作手順について詳細に説明する。
図4は、開閉部材13の支持構造を示す平面図である。図5は、コンソール10の内部構造を示す図2のA−A線に沿った断面図である。図6は、開閉部材13の動作手順を示す図2のA−A線に沿った断面図である。図7は、開閉部材13に飲料用容器が支持された状態を示す図2のA−A線に沿った断面図である。
開閉部材13は、コンソール10の上面に設けられた開口部12を開閉する開閉部材13a(第1の開閉部材)と、開閉部材13aの車両前後方向後方に並んで設けられ、開口部12を開閉する開閉部材13b(第2の開閉部材)と、開閉部材13bの車両前後方向後方に並んで設けられ、開口部12を開閉する開閉部材13c(第3の開閉部材)とを備える。
開閉部材13a、13b、13cは、傾斜部14と略連続する平面P1、P2、P3を形成する閉鎖状態と、一方端部が上下方向上方に起立した開放状態との間で回動可能に支持される。また、開閉部材13a、13bは、開放状態において、開閉部材13aと開閉部材13bとの間で物品を保持する保持部13a”、13b”を有する。
保持部13a”、13b”は、本実施形態では、開閉部材13a、13bの平面P1、P2の裏側の平面P4、P5に形成された飲料用容器の形状に対応した半円筒状の形状を有する。これにより、車体の大きな振動時にも、飲料用容器を確実に保持することができる。なお、開閉部材13cについては、閉鎖状態で上面となる平面P3が、開放状態には物品を保持する平面となるため、本実施形態では、見栄えの観点から保持部を設けていない。しかし、見栄えとの両立が可能であれば、開閉部材13cに保持部を設けても差し支えない。
それぞれの開閉部材13a、13b、13cは、図4で示すように、車幅方向に延びる軸体15a、15b、15cによって収納部11の縦壁部W1間に軸支される。また、収納部11の縦壁部W1には、図4で示すように、半球状の突起部11bが設けられている。突起部11bは、軸体15a、15bの上下方向下方であって、起立状態にある開閉部材13a、13bの上下方向下端部に近接する位置に設けられる。開閉部材13a、13bの上下方向下端部には、突起部11bを収容可能な凹部13a’、13b’が設けられる。
すなわち、軸体15a、15b、15cは、開閉部材13a、13b、13cが起立状態となった場合に、各開閉部材13a、13b、13cの上下方向上端部が同じ高さに揃うように、各開閉部材13a、13bを収納部11に軸支している。各開閉部材13a、13bは、閉鎖状態から略90度回動して起立状態となった際に、凹部13a’、13b’が突起部11bを収容することにより、開閉部材13a、13bをその位置で保持する。このため、走行中の振動等によって、物品を保持する保持力が低下することを抑制することができる。
また、収納部11の底面には、開閉部材13a、13bが開放状態を越えて回動することを規制する段差部11c、11dが設けられる。すなわち、段差部11c、11dは、開閉部材13a、13bが閉鎖状態から開放状態に変位する際に、略90度回動した位置でそれ以上回動しないように、開閉部材13a、13bの回動を規制する。このため、突起部11bと凹部13a’、13b’との嵌め合いを容易かつ確実に行うことができ、また、走行中の振動等によって仮に突起部11bと凹部13a’、13b’との嵌合が解除された場合であっても、開閉部材13a、13bが90度以上回動して物品に接触することを回避することができる。
開閉部材13bは、開閉部材13aが閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向上方への変位が開閉部材13aの車両前後方向後端部に規制される。すなわち、開閉部材13aが閉鎖状態である場合に、開閉部材13bの回動軌跡が開閉部材13aに干渉するため、開閉部材13aが開放状態とならなければ、開閉部材13bが開放状態とならないように形成される。
開閉部材13cは、開閉部材13bが閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向下方への変位が開閉部材13bの車両前後方向後端部に規制される。すなわち、開閉部材13cは、開閉部材13bが閉鎖状態である場合に、開閉部材13b上にその自重を支持されるため、開閉部材13bが開放状態とならなければ、開閉部材13cが開放状態とならないように形成される。
開閉部材13a、13b、13cが、このような構成とされることにより、シート1、2の後方空間へアクセスする際に乗員が誤って、開閉部材13a、13b、13cが閉鎖状態である場合に、開閉部材13bの軸体15bよりも車両前後方向後方における開閉部材13b上に足を踏み入れたとしても、開閉部材13bの回動が開閉部材13aにより規制されるため、足が嵌り込んで転倒することを防止することができる。また、開閉部材13c上に足を踏み入れたとしても、開閉部材13cの回動が開閉部材13bにより規制されるため、同様に乗員の安全性を確保することができる。
また、開閉部材13a、13bは、開放時に起立状態となることにより、開閉部材13a、13bの間に載置された物品を保持する。同様に、開閉部材13b、13cは、開放時に起立状態となることにより、開閉部材13b、13cの間に載置された物品を保持する。ここで、載置される物品は、本実施形態では、例えば、ペットボトルや缶、紙コップ等の飲料用容器を想定している。このため、開閉部材13a、13b、13cは、ドリンクホルダとして機能することとなる。
例えば、開閉部材13aを図5で示す閉鎖状態から開放状態とする際には、ユーザが開閉部材13aの前端部を段差部11cに規制されるまで上下方向下方に押し下げることにより、軸体15aを中心に(図6では反時計回りに)回動させて開閉部材13aを略垂直な起立状態とする。そして、開閉部材13bを段差部11dに規制されるまで軸体15bを中心に(図6では時計回りに)回動させて開閉部材13bを略垂直な起立状態とする。これにより、開閉部材13a、13bを起立状態とするだけでドリンクホルダとして用いることが可能となる。
更に、開閉部材13bを起立状態とすると、開閉部材13cがその自重により軸体15cを中心に(図6では反時計回りに)回動する。このため、開閉部材13b、13cによりドリンクホルダとして用いることが可能となる。
物品を保持する際には、開閉部材13a、13b、13cを起立させるため、収納部11の深さを大きく確保する必要がなく、コンソール10の上下方向の高さを低くすることができる。このため、シート1とシート2との間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすること(いわゆる、ウォークスルーを可能とすること)ができる。また、物品を保持しない場合には、傾斜部14と略連続した平面を形成して格納されるため、開閉部材13a、13b、13cが後方空間へのアクセスの邪魔になることを抑制することができる。
以上述べた通り、本実施形態によれば、シート1とシート2との間にコンソール10を配設することにより乗員の利便性を確保しながら、シート1とシート2との間を通過してその後方空間に容易にアクセス可能とすることができる。
なお、開閉部材13は、少なくとも2つ設けられていれば、その間に物品を挟み込むことにより保持することが可能であるため、3つに限定されるものではない。
本発明の一実施形態に係る車両の室内構造を示す斜視図である。 一実施形態に係る車両の室内構造を示す平面図である。 車両の室内構造を示す平面図である。 開閉部材13の支持構造を示す平面図である。 コンソール10の内部構造を示す図2のA−A線に沿った断面図である。 開閉部材13の動作手順を示す図2のA−A線に沿った断面図である。 開閉部材13に飲料用容器が支持された状態を示す図2のA−A線に沿った断面図である。
符号の説明
F フロア
F1 隆起部
F2 着地部
1、2 シート
10 コンソール
11 収納部
12 開口部
13a、13b、13c 開閉部材
13a”、13b” 保持部
14 傾斜部
20 電装機器

Claims (6)

  1. 車両のフロア上に車幅方向に並んで配設された第1、第2のシートと、
    前記第1のシートと前記第2のシートとの間に配設され、その内部に収納部が形成されたコンソールと、
    を備えた車両の室内構造であって、
    前記コンソールの上面に形成され、車両前後方向前方下方に傾斜し、乗員の踏み台として利用可能である傾斜部と、
    前記コンソールの車両前後方向後方、かつ、前記第1、第2のシートの車幅方向に隣り合う位置であって、前記コンソールの上面よりも低い位置に形成され、乗員の足が着地可能である着地部と、
    前記コンソールの上面に設けられた開口部を開閉する第1の開閉部材と、
    前記第1の開閉部材の車両前後方向後方に並んで設けられ、前記開口部を開閉する第2の開閉部材と、を備え、
    前記第1、第2の開閉部材は、前記傾斜部と略連続する平面を形成する閉鎖状態と、一方端部が上下方向上方に起立した開放状態との間で回動可能に支持され、前記開放状態において、前記第1の開閉部材と前記第2の開閉部材との間で物品を保持する保持部を有することを特徴とする車両の室内構造。
  2. 前記収納部の底面には、前記第1、第2の開閉部材が前記開放状態を越えて回動することを規制する段差部がそれぞれ設けられることを特徴とする請求項1に記載の車両の室内構造。
  3. 前記第1、第2の開閉部材は、前記開放状態である場合に、前記第1、第2の開閉部材の上下方向上端部が同じ高さとなるように、それぞれの回動軸が前記上端部から予め定められた距離だけ離間した位置に設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の室内構造。
  4. 前記第2の開閉部材の車両前後方向後方に並んで設けられ、前記開口部を開閉する第3の開閉部材を更に備え、
    前記第2の開閉部材は、前記第1の開閉部材が前記閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向上方への変位が前記第1の開閉部材の車両前後方向後端部に規制され、
    前記第3の開閉部材は、前記第2の開閉部材が前記閉鎖状態である場合に、車両前後方向前端部の上下方向下方への変位が前記第2の開閉部材の車両前後方向後端部に規制されることを特徴とする請求項3に記載の車両の室内構造。
  5. 前記コンソールの車両前後方向後方に延びるパーキングブレーキユニットを更に備え、
    前記着地部は、前記パーキングブレーキユニットの車幅方向に隣り合う位置に形成されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車両の室内構造。
  6. 前記コンソール内に配設された電装機器を更に備え、
    前記収納部は、その少なくとも一部が前記車両の平面視で前記電装機器と重なる位置に設けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車両の室内構造。
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