JP2010063527A - 電気掃除機 - Google Patents

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Katsuyuki Ota
勝之 太田
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Abstract

【課題】高い吸込仕事率を確保しながら、かつ塵埃を吸引しても吸込力が低下しにくく、さらに長期間メンテナンス不要の電気掃除機を提供すること。
【解決手段】集塵ケース5の吸引した塵埃を堆積させる塵埃収容部24に塵埃溜まり部37を設けることにより、塵埃分離部23内部に発生した旋回気流50によって塵埃が塵埃収容部24に運ばれた後、塵埃収容部24内の塵埃溜まり部37で塵埃を溜めて塵埃収容部24から塵埃分離部23へ舞い上がることを防止する。これによって、塵埃収容部24に収容した塵埃が濾過フィルター27へ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、繰り返し使用可能な集塵ケースを使用する電気掃除機に関するものである。
従来、この種の電気掃除機としては、集塵ケース内に専用の旋回気流を発生させて、吸引した空気流より遠心力で塵埃を分離し、集塵ケース内に塵埃を堆積させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−342492号公報
しかしながら、前記従来の構成では、集塵ケース内に旋回気流を発生させて、吸引した空気流より遠心力で塵埃を分離し、集塵ケース内に塵埃を堆積させるようにしているが、多くは吸込み仕事率を高位に確保する制約から、塵埃を十分に遠心分離できない構成となっている。
そのため、集塵ケース内で塵埃が堆積すると、堆積した塵埃自体がフィルターの役割を果たすため、粗塵の堆積部に細塵も付着してこれが通気抵抗となり、急激に吸引力が低下するという課題を有していた。また、旋回気流を発生させるために、吸気経路を大きく曲げる必要があり、かつ吸入時に旋回流も発生するため、集塵ケース内で吸入から排気に至る経路での圧力損失が大きくなり、吸込仕事率が低くなるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、高い吸込仕事率を確保しながら、かつ塵埃を吸引しても吸込力が低下しにくい電気掃除機を提供する。
前記従来の課題を解決するために、本発明の電気掃除機は、電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部に収容した塵埃が前記塵埃分離部方向へ舞い上がるのを防止する塵埃溜まり部を前記塵埃収容部に備えた電気掃除機である。
このような発明によって、塵埃分離部内部に発生した旋回流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部内の塵埃溜まり部で塵埃を溜めて塵埃収容部から塵埃分離部へ舞い上がることを防ぐ。そのため、塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。従って、本発明の電気掃除機は、塵埃を多量に吸引しても吸込力が低下しにくく、高い吸込仕事率を長期間維持するため、メンテナンスの頻度が少なくて済むものである。
本発明の電気掃除機は、高い吸込仕事率を確保しながら、かつ塵埃を吸引しても吸込力が低下しにくく、さらに長期間メンテナンス不要の電気掃除機を提供することができる。
第1の発明は、電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部に収容した塵埃が前記塵埃分離部方向へ舞い上がるのを防止する塵埃溜まり部を前記塵埃収容部に備えた電気掃除機とすることにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部内の塵埃溜まり部で塵埃を溜めて塵埃収容部から塵埃分離部へ舞い上がることを防ぐ。そのため、塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の塵埃溜まり部を旋回気流方向に対向するように設けたことにより、旋回気流によって運ばれてきた塵埃が効率よく塵埃溜まり部に溜まり、塵埃収容部から塵埃分離部へ舞い上がることを防ぎ、塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第3の発明は、特に第1の発明または第2の発明における塵埃溜まり部の配置は、塵埃収容部内で旋回する旋回気流の流れの影響を受け難くい範囲に設けたことにより、一旦塵埃溜まり部に収納された塵埃が再び旋回流に引き戻されることを抑制でき、塵埃収容部内の塵埃を旋回し難くすることができ、塵埃が塵埃分離部へ舞い上がり、濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第4の発明は、特に第2の発明または第3の発明において、塵埃収容部の内壁を略円筒状に形成し、前記略円筒状の内壁の一部分にこの円筒の略接線方向となる直線部分を設け、前記直線部分を旋回気流方向において塵埃溜まり部の上流側に形成したことにより、直線部分によって旋回流が直線流になり旋回気流によって運ばれてきた塵埃が効率よく塵埃溜まり部に導かれ収容される。また塵埃が塵埃溜まり部に溜まってきても直線部が存在するため塵埃が旋回しにくく、塵埃収容部に収容した塵埃が塵埃分離部へ舞い上がり、濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第5の発明は、特に第1から第4のいずれか1つの発明における塵埃収容部に塵埃分離部の内面よりも内側に塵埃舞い上がり防止リブを少なくとも1つ設けたことにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部内の塵埃舞い上がり防止リブで塵埃収容部から塵埃分離部へ舞い上がることを防ぐことができ、これにより塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第6の発明は、電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部に前記塵埃分離部の内面よりも内側に塵埃舞い上がり防止リブを少なくとも1つ設けた電気掃除機としたことにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部内の塵埃舞い上がり防止リブで塵埃収容部から塵埃分離部へ舞い上がることを防ぐことができ
、これにより塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第7の発明は、特に第5の発明または第6の発明における塵埃舞い上がり防止リブの両端部各々の一端部と塵埃収容部の内壁との隙間空間の距離を略等距離になるように構成したことにより、塵埃舞い上がり防止リブの両端部各々での塵埃収容部内面までの隙間空間が略等距離であるため一定量の旋回気流が流れ、塵埃が塵埃収容部に導かれやすくなり、塵埃分離部で塵埃が旋回し続けて濾過フィルターへ付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第8の発明は、特に第5から第7のいずれか1つの発明における塵埃舞い上がり防止リブの両端部各々の一端部と塵埃収容部の内壁との隙間空間の距離が、塵埃収容部下面付近より塵埃収容部上面付近の方が広くなるように設けたことにより、塵埃収容部上面付近は隙間が広く旋回気流が入りやすくなるため、塵埃が塵埃収容部に導かれやすくなり、塵埃収容部下面付近は隙間が小さく旋回気流の流速が落ちるため、塵埃分離部への舞い上がりを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第9の発明は、特に第5から第8のいずれか1つの発明における塵埃舞い上がり防止リブの上端面部が塵埃収容部の内天面よりも下になるように設けたことにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流に乗った塵埃が塵埃収容部内部に導かれやすくなり、塵埃分離部で塵埃が旋回し続けて濾過フィルターへ付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第10の発明は、特に第9の発明における塵埃舞い上がり防止リブの上端面部が塵埃収容部の内天面と塵埃収容部の内底面の略中間位置になるように設けたことにより、塵埃収容部内の収容部高さ方向の範囲において、塵埃収容部下面から約半分の高さ範囲において旋回気流の流速を低下させながら、塵埃分離部への舞い上がりを防止効果を持たせつつ、かつ塵埃舞い上がり防止リブが障害となって、塵埃が塵埃収容部に導かれるのを阻害することが無い様に適正化できるものである。
第11の発明は、特に第1から第10のいずれか1つの発明における塵埃収容部の内天面に塵埃侵入防止リブを少なくとも1つ設けたことにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部の内天面に設けた塵埃侵入防止リブで塵埃収容部から舞い上がり塵埃分離部へ侵入しようとする塵埃を引っ掛けることで侵入を防ぐことができ、これにより塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第12の発明は、電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部上面に塵埃侵入防止リブを少なくとも1つ設けたことにより、塵埃分離部内部に発生した旋回気流によって塵埃が塵埃収容部に運ばれた後、塵埃収容部の内天面に設けた塵埃侵入防止リブで塵埃収容部から舞い上がり塵埃分離部へ侵入しようとする塵埃を引っ掛けることで侵入を防ぐことができ、これにより塵埃収容部に収容した塵埃が濾過フィルターへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第13の発明は、特に第11の発明または第12の発明における塵埃侵入防止リブを円柱状に設けたことにより、塵埃舞い上がり防止リブが円柱状であるため髪の毛等の繊維状のものが引っかかった場合でも簡単に取り除くことができ、メンテナンス性が良く風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第14の発明は、特に第11の発明または第12の発明における塵埃侵入防止リブを塵埃収容部中心から放射状に設けたことにより、塵埃が舞い上がろうとするとき塵埃舞い上がり防止リブが放射状にあるため塵埃の旋回を止めやすく塵埃が舞い上がりにくく、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
第15の発明は、特に第14の発明における放射状に設けた塵埃侵入防止リブを湾曲させたことにより、湾曲させた部分により塵埃が引っかかりやすくなり塵埃の旋回が止められ舞い上がりにくく、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1、図2は、本発明の実施の形態1における電気掃除機を示している。
図2に示すように、掃除機本体1内には、吸引気流を発生させる電動送風機21が内蔵されており、また、掃除機本体1の外部には、車輪3およびキャスター4が取り付けられており、床面を自在に移動できる。さらに、電動送風機21の上流側には、通気口を有する隔壁26を介して、電動送風機21により吸引した塵埃を含む空気を導入する集塵ケース5が掃除機本体1に対して着脱自在に設置されている。
また、集塵ケース5は、略円筒で縦方向に3段構成となっており上段から順に、ケース上部22a、ケース中央部22b、塵埃収容部24からなり、このケース上部22aとケース中央部22bとを塵埃分離部23とするものである。
また、図2に示すように、ケース上部22aには塵埃を含む空気を接線方向より導入する旋回気流導入口10を備えている。
そして、掃除機本体1の下部に設けた吸引口6から旋回気流導入口10に連通するように、集塵ケース5には、第1の通風路11を備えており、この第1の通風路11には、通風経路を吸引口6から上方の旋回気流導入口10まで吸引気流の損失軽減を図りながら略垂直方向に立ち上げる大きなR部を有した屈曲部12を設けている。
この屈曲部12を設けることにより滑らかに下方から上方へ空気を搬送し、衝突時の圧力損失を少なくすることができ、さらに、この屈曲部12で第1の通風路11の通風経路を略垂直に構成することにより、吸引口6から旋回気流導入口10までを最短距離で構成でき、第1の通風路11内での圧力損失も少なくすることができ、より吸引力が大きく、また、集塵ケース5の大きさも小さい電気掃除機としている。
また、本実施の形態1では、第1の通風路11である大きなR部を有した屈曲部12を塵埃収容部24に一体成形にて形成しており、屈曲部12と塵埃収容部24が同じ1つの部品で構成できるため、屈曲部12と塵埃収容部24が2重壁にならず第1の通風路11の断面積を最大限大きく確保して圧力損失を少なくするようにし、部品点数の少ない安価
、軽量で組立性の優れた電気掃除機としている。
集塵ケース5は、旋回気流導入口10から最下段の塵埃を堆積させる塵埃収容部24まで連通されており、旋回気流導入口10から電動送風機21に至る風路は、集塵ケース5の塵埃分離部23に設けた開口部25にて掃除機本体1の隔壁26と連通させて形成している。さらには塵埃分離部23には、円筒状の濾過フィルター27を設置している。
この円筒状の濾過フィルター27は、本実施の形態1では、上流側に粗塵フィルターからなる円筒形状の第1の濾過フィルター27aと、この第1の濾過フィルターより下流側の外周に設けた細塵フィルターからなる円筒形状の第2の濾過フィルター27bとの2層構造から構成されている。
この第1の濾過フィルター27aと第2の濾過フィルター27bは、集塵ケース5の旋回気流導入口10と電動送風機21とが連通する第1の風路である主風路29aおよび第2の風路である副風路29bの途中に配置している。
また、旋回気流導入口10から電動送風機21に至る主風路29aは、第1の濾過フィルター27a内から第2の濾過フィルター27b外周の空間全周にわたり設けられている。
また、上記第1の通風路11は、集塵ケース5内部に設けた第2の濾過フィルター27bの一部を貫通して通る様に構成されており、この第2の濾過フィルター27bには、第1の通風路11の経路の一部となる通風路が、濾過フィルターの風路とは独立し、エアータイトされた形で設けられている。
また、図1に示すように吸引口6には、ホース7、延長管8が順次接続されており、延長管8の先端に吸込具9を取り付けており、電動送風機21を運転することにより、家屋内の床面上の塵埃を吸引することができる。
次に、図3(a)、図3(b)、図3(c)、図3(d)、図4(a)、図4(b)により、集塵ケース5と円筒状の濾過フィルター27の詳細について説明する。
図3(a)に示すように、集塵ケース5は、略円筒で縦方向に3段構成となっており、上段から順に、ケース上部22a、ケース中央部22b、塵埃収容部24からなり、このケース上部22aとケース中央部22bとを塵埃分離部23とするものである。
図3(c)に示すように、旋回気流導入口10は、ケース上部22aの断面である円筒内面13の接線方向から気流が流入するように、内面13に接する様に風向ガイド34を設けかつ、第1の通風路11の中心とケース上部22aの円周中心を結ぶ線上よりも下方に偏心させた位置に配置させている。
旋回気流を発生させるためには、旋回気流通風路を略円筒状、好ましくは円筒状に形成し、その旋回気流通風路の内壁面で、かつ、周方向に沿って旋回する気流が発生するように旋回気流導入口10を形成する。すなわち、旋回気流導入口10の吸引方向が、その内壁面の周方向に沿って流れるように円筒状の軸方向と直交する方向で、円筒状の接線方向としている。
そしてこの様な構成により、塵埃分離部23におけるケース上部22a内面に沿って発生した旋回気流ならびに、第1の濾過フィルター27a内の円筒中空部に発生した旋回気流を形成する通路を旋回気流通風路とするものである。
また、旋回気流通風路に旋回気流が発生するには、当然のことながら旋回気流通風路内に電動送風機21の吸引力が作用し、負圧状態を発生させる必要がある。そのため、略円筒状の旋回気流通風路の天井側を集塵ケース5の天部で覆い、他端側が塵埃収容部と気密に接続し、少なくとも旋回気流通風路内に配置した濾過フィルター27部分から電動送風機の吸引力を作用させるようにすればよい。
また発生した旋回気流を塵埃収容部24方向に発生させるよう、濾過フィルター27の通気部を旋回気流導入口10より塵埃収容部24側に構成するものであり、本実施の形態1では、ケース上部22aに設けた旋回気流導入口10の配置は、塵埃分離部23に設けた開口部25の上端部より、旋回気流導入口10の下端部が上方になるよう配置されているものである。
この様に旋回気流導入口10の配置位置を開口部25より高くすることで、旋回気流導入口10からケース上部22aの内面13の接線方向より導入された空気は、開口部25側の吸引力作用で下方向である塵埃収容部24方向への旋回気流として発生する。この旋回しながら下降を続ける旋回気流により、綿ゴミなどの粗塵52は風圧を受けて旋回下降し塵埃収容部24に導かれるものである。
さらに、集塵ケース5のケース上部22aの内面13は、円筒状の濾過フィルター27を構成する内側の第1の濾過フィルター27aの内面と全体として1つの面となっている。すなわち、集塵ケース5の内面に突出した突起物がない状態となっている。
本実施の形態1では、集塵ケース5を略円筒としたが、円筒は真円に限定せず楕円形状、8角形や10角形などの多角形形状等でもよく、旋回気流導入口10より接線方向から流入した気流が、集塵ケース5の内面に沿って旋回気流が生じる形状であれば良い。
また、円筒状の濾過フィルター27においても同様に、円筒は真円に限定せず楕円形状や8角形や10角形などの多角形形状等でもよく、集塵ケース5の内面に沿って発生した旋回気流が、第1の濾過フィルター27a内の円筒中空部においても発生し得る形状であれば良い。また、旋回気流導入口10が上述の様に偏心させず中央に位置していても案内路やガイド等で旋回気流が発生する構成であれば構わない。
また、図3(a)、(b)および図7(c)に示すように、集塵ケース5の下部に配置した塵埃収容部24には、塵埃収容部上面36と、この塵埃収容部上面36から突出した略円筒状の塵埃収容部内壁38が設けられており、塵埃収容部内壁38の内側の空間には吸引した塵埃の内、主に粗塵52を堆積させるようになっており、塵埃収容部内壁38の外側の空間には、吸引した塵埃の内の第1の濾過フィルター27aを通過し第2の濾過フィルター27bに捕集された細塵51を堆積させるようになっている。
さらに、塵埃収容部24側の集塵ケース5の底面は、開閉蓋31となっている。そして、この開閉蓋31の内底面が塵埃収容部下面39となり、ヒンジ32を介して開閉蓋31を開くことで、塵埃収容部24内の塵埃を排出できるよう構成されている。
また、図4(a)に示すように円弧状の塵埃収容部内壁38の一部分には、この円弧の略接線形状となる直線部40が構成され、塵埃収容部下面39上には、この直線部40と塵埃収容部24の内側に突出して配置された第1の通風路11の外壁ならびに塵埃収容部24の側壁とで囲まれる塵埃溜まり部37が形成されている。
そして、この塵埃溜まり部37の配置は、塵埃収容部内壁38の円弧に沿って旋回して
いた旋回気流50が、直線部40に沿って流入し旋回気流50の流れの影響を受け難くした範囲(図4内の破線範囲)に設けられ、さらにこの塵埃溜まり部37が旋回気流50の方向に対向して設けられ、かつ円弧状の塵埃収容部内壁38の接線である直線部40が塵埃溜まり部37の上流側に設けられているため、旋回気流50によって運ばれてきた塵埃が効率よく塵埃溜まり部37に溜まるように配置されている。
また、開閉蓋31の内底面である塵埃収容部下面39上には、塵埃収容部下面39側を広くした略台形状をした塵埃舞い上がり防止リブ34が、第1の濾過フィルター27a内の円筒中空部を下方に投影した中央付近に位置するように1個所設けられている。
そして、この塵埃舞い上がり防止リブ34の高さは、塵埃舞い上がり防止リブ34の上端が塵埃収容部上面36と塵埃収容部下面39の略中間位置になるように設けられており、また、この塵埃舞い上がり防止リブ34の根元側の両端部各々の一端部と通風路11外壁との隙間A41a、および他端部と塵埃収容部内壁38との隙間B41bが略等距離の隙間空間になるように設けられている。さらに前記隙間A41aおよび隙間B41bは、塵埃舞い上がり防止リブ34が略台形状をしているため、塵埃収容部下面39付近より塵埃収容部上面36付近の方が広くなるようになっている。
また、集塵ケース5は本実施の形態1ではアクリル樹脂により構成されているが、少なくともその一部を透視部材で構成することにより、上方などより内部の塵埃量などを目視で容易に確認できるので好ましい。透明部材としては、ABS、ポリプロピレン、アクリル樹脂などが部材として容易に入手でき、加工性が良い点で好ましい。
また、図3(a)〜図3(d)に示すように、円筒形状の集塵ケース5の内側には、旋回気流導入口10から塵埃収容部24の間の範囲で、集塵ケース5と円筒状の濾過フィルター27間の外側全周にわたり設けた第2の通風路33が形成されており、集塵ケース5内部と電動送風機21の吸引口がこの第2の通風路33を介して連通している。そして、第1の通風路11および第2の通風路33は、集塵ケース5に内包されるように構成されているものである。
円筒状の濾過フィルター27は、図3(d)に示すように、円筒形状の集塵ケース5内部を取り囲むように円筒形状となっている。吸引気流に対して上流側に位置する粗塵フィルターからなる第1の濾過フィルター27aは、吸引気流中の塵埃から綿埃、毛髪などの比較的サイズの大きい塵埃を除塵するものであり、下流側に位置する細塵フィルターからなる第2の濾過フィルター27bは、粒子径の細かい砂塵、花粉、ダニ糞などの塵埃を気流中から除塵するものである。
このように、除塵する塵埃のサイズに応じて複数層の円筒状の濾過フィルター27を設けることで、濾過フィルターの目詰まりの頻度を低減し、風量持続性能を延ばすことができるが、単一層であっても構わない。
この第1の濾過フィルター27aとしては、金属メッシュ、パンチングメタル、樹脂メッシュなど、砂塵などの細塵が通り抜けられる比較的孔径の大きな部材を用いるのが好ましく、本実施の形態1では、貫通孔径が100〜300ミクロンの微小な開口の貫通孔を設けた金属メッシュを用いている。
一方、第2の濾過フィルター27bとしては、不織布、パルプ、ガラス繊維、HEPAフィルターなどを用いることができるが、比較的細かい粒子を効率よく除去できる不織布部材などをプリーツ加工しひだ折りした形状部材を連結し、円筒状に設置することで、通気抵抗を低減しながら、除塵性能を確保することができる。
また塵埃付着面に、PTFEの多孔質部材をコーディングしたフィルターを用いると、塵離れが良くなることから、第2の濾過フィルター27bの目詰まりを抑制することができる点でより好ましい。
図5は、図3(d)中の円筒状の第1の濾過フィルター27aの断面構造を示す断面図であり、図5に示すように、円筒状の第1の濾過フィルター27aは、内周面を上流側フィルター面61とし、外周面を下流側フィルター面62とした時、第1の濾過フィルター27aの内周側は塵埃収容部24の上方の空間に位置するものであり、その空間には旋回気流50が上流側フィルター面61に沿って旋回している。
そして、第1の濾過フィルター27aの外周側は第1の濾過フィルター27aを通過した空気の通風路となり、その通風路中に第2の濾過フィルター27bが配置され、その下流に電動送風機21が配置される。
また、第1の濾過フィルター27aは、上流側フィルター面61から下流側フィルター面62までを貫通する傾斜した複数の貫通孔28が、フィルター面のほぼ全域にわたって分散して形成されている。
第1の濾過フィルター27aの基材として金属板を用いた場合、静電気によって塵埃が第1の濾過フィルター27aに付着すること、特に細塵が付着することを抑制することができ、貫通孔28の目詰まりを起こしにくい。また、金属板の基材は、パンチングやエッチングなどの加工性に優れ、貫通孔28の内部形状が滑らかに成形されるから、塵埃の絡みつきを少なくする効果が得られる。
さらに、板状のフィルターを円筒状にする際にも成形が容易であり、第1の濾過フィルター27aを安価に成形することができる。なお、第1の濾過フィルター27aの基材として、静電防止剤やカーボンブラック、金属の微粉等の静電防止材を含有した樹脂板を用いても、金属板を用いた場合と同様の効果が得られる。
図6は図3(d)に示す第2の濾過フィルター27bの一部を拡大した要部断面図である。
本実施の形態1では、図3(d)および図6に示すように、特に、PET樹脂で剛性を持たせたシート状の濾材の上流側に貫通孔径が約0.5ミクロンのPTFE膜を付着させたフィルターをプリーツ加工し、ひだ折り形状のフィルター41にし、両端部を連結して円筒形状にしたものを用いている。
なお、ひだ折り形状のフィルター41からなる第2の濾過フィルター27bの外周部において、吸引気流の上流側にあたるひだ折り形状部材の内面のくぼみ部42は略U字形状にR=2〜5mm程度の丸みを持たせている。尚、第2の濾過フィルター27bの第1の濾過フィルター27aと近接する側のひだには、特にくぼみ部分は持たせてない。
また、第2の濾過フィルター27bであるひだ折り形状のフィルター41の外部は、この上端および下端の数mm範囲のみ、樹脂やシール剤等でシールされているシール部43を設け、上下方向からの通気性を遮断している。
以上のように構成された本実施の形態1の電気掃除機について、図7(a)、図7(b)、図7(c)、図8(a)、図8(b)を基に、その動作を説明する。
電動送風機21を運転開始すると、吸引気流が発生し、吸込具9、延長管8、ホース7を通じて、空気とともに床面からの塵埃が集塵ケース5内に吸い込まれる。集塵ケース5内に吸い込まれた塵埃は吸引口6、屈曲部12、第1の通風路11を通じて旋回気流導入口10に至る。
このとき、集塵ケース5の旋回気流導入口10は、上述の様にケース上部22aの円筒断面に対して接線方向から気流が流入するように、偏心して設置されているため、図7(a)、図7(c)に示すように、旋回気流導入口10より流入した気流は、集塵ケース5のケース上部22aにて旋回気流50に変化する。
ここで、旋回気流導入口10の下端は開口部25の上端よりも上部に配置されているため、旋回気流導入口10から流入する気流は旋回成分を持つとともに、下方向への成分も持つこととなる。そのため、集塵ケース5のケース上部22aで発生した旋回気流は、旋回しながら下降を続け、円筒状の濾過フィルター27付近に到達する。
ここで円筒状の濾過フィルター27の上流側の第1の濾過フィルター27aは、集塵ケース5内部に向けた突起物がないため、旋回気流50の流れを止めることはなく、さらに、気流は旋回を続けながら、図7(b)に示すように、第1の濾過フィルター27a、第2の濾過フィルター27bを順次通過し、第2の通風路33を通って、電動送風機21に吸引される。
ここで、吸引気流と一緒に吸引された塵埃は、気流の流れと共に旋回しながら円筒状の濾過フィルター27に導かれ、この塵埃の内、砂塵などの細塵51は、第1の濾過フィルター27aを通過し、外側の第2の濾過フィルター27bで濾し取られる。
また、比重が軽く、風圧を受けやすい綿埃や糸状の塵埃などの粗塵52は、旋回気流50で容易に第1の濾過フィルター27a表面上から剥離され、図7(b)、図7(c)に示すように、第1の濾過フィルター27aの円筒中空部で旋回を続けることとなる。
この作用により、第1の濾過フィルター27aは、気流による自浄作用が働いていることになるため、目詰まりすることなく、吸込力の低下を抑制する。さらに、吸引する塵埃量が増加していくと、粗塵52は、第1の濾過フィルター27a内を旋回しながら下降し、塵埃収容部24に導かれる。
図7(c)のE−E断面である図8(a)に示すように、塵埃収容部24に導かれた塵埃は塵埃舞い上がり防止リブ34と第1の通風路11の外壁との隙間A41a、および塵埃収容部内壁38との隙間B41bを通って旋回し、直線部40によって旋回流が直線流になり塵埃溜まり部37に導かれ収容される。そしてその後塵埃溜まり部37を収容起点にして塵埃が塵埃収容部24内に順次収容される。
つまり、塵埃収容部内壁28に直線部41を設けることによって、旋回気流50によって運ばれてきた塵埃が塵埃溜まり部37に溜まってきても直線部41が存在するため塵埃が旋回しにくく、塵埃収容部24に収容した塵埃が塵埃分離部23へ舞い上がり、第1の濾過フィルター27aへ再付着することを防止している。
さらに、塵埃溜まり部37の重要な役目としては、旋回気流50に乗って塵埃収容部24内に導かれた塵埃を、先ず最初に旋回気流50から離脱させ収容する起点とさせる点であり、このことを立証する裏付けとして、塵埃溜まり部37を塵埃収容部24内に設けなかった場合での実験によると、塵埃収容部24内に導かれた塵埃は、旋回気流50から離脱できず、塵埃収容部24内で旋回し続け塵埃収容部24内に留まることをせず、やがて
収容した塵埃が再度塵埃分離部23へ舞い上がる現象を起こすものである。
しかしながら、塵埃収容部24に収容された塵埃は、収容量が増えてくるに従って、旋回気流50により再度塵埃分離部23に舞い上がろうとするが、この舞い上がりを塵埃舞い上がり防止リブ34によりさらに防止している。そしてこの塵埃舞い上がり防止リブ34による作用効果を以下に説明する。
塵埃舞い上がり防止リブ34は、塵埃舞い上がり防止リブ34の根元側の両端部各々の一端部と通風路11外壁との隙間A41a、および他端部と塵埃収容部内壁38との隙間B41bが略等距離の隙間空間になるように備えられているため、隙間A41aおよび隙間B41bには、一定量の旋回気流50が流れ、塵埃が塵埃収容部24に導かれ易くなっている。
さらに、塵埃舞い上がり防止リブ34が略台形状をしているため、塵埃収容部上面36付近は隙間A41aおよび隙間B41bが広く旋回気流が入りやすくなるため、塵埃が塵埃収容部24に導かれ易く、逆に塵埃収容部下面39付近は隙間A41aおよび隙間B41bが小さく旋回気流50の流速が落ちるため、塵埃分離部23への舞い上がりを防止している。
また、塵埃舞い上がり防止リブ34の上端が塵埃収容部上面36と塵埃収容部下面39の略中間位置になるように設けられている作用として、塵埃収容部24内の収容部高さ方向の範囲において、塵埃収容部下面39から約半分の高さ範囲において旋回気流50の流速を低下させながら、塵埃分離部23への舞い上がりを防止効果を持たせつつ、かつ塵埃舞い上がり防止リブ34が障害となって、塵埃が塵埃収容部24に導かれるのを阻害することが無い様に、適正高さに配置されているものである。
以上のような構成にすることによって、塵埃分離部23内部に発生した旋回気流50によって塵埃が塵埃収容部24に障害無く運ばれた後、塵埃収容部24内の塵埃溜まり部37を収容起点にして塵埃が塵埃収容部24内全体に順次収容され、この収容された塵埃が再度塵埃分離部23へ舞い上がり、第1の濾過フィルター27aへ再付着することを防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
また、塵埃舞い上がり防止リブ34を塵埃収容部内壁28の直線部41に対し略平行になる様に配置しているため、塵埃舞い上がり防止リブ34と直線部41を含む塵埃収容部内壁28とが対面してできる通路が真直ぐに形成でき、塵埃が埃溜まり部37を収容起点にして塵埃収容部24内に順次堆積してきた際、塵埃が引っ掛かり無くスムーズに堆積し、塵埃収容部24内全体にかたより無く均一に堆積させることができる。
また、塵埃舞い上がり防止リブ34の端部付近は旋回気流の流速が落ちるため、この付近に塵埃溜まり部37を設けることにより塵埃溜まり部37への塵埃を溜まりやすくすることができる。
また、第1の通風路11の外壁を用いて塵埃溜まり部37を構成することにより、第1の通風路11を集塵ケース5の内部に効率的に収めることができ、より小型で使いやすい風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
なお、本実施の形態1では塵埃舞い上がり防止リブ34を1つ設けたが、複数設けていても適正な形状と配置を最適化すれば、塵埃舞い上がり防止効果は同様に得ることができるものである。
なお、本実施の形態1では塵埃舞い上がり防止リブ34の両端部と第1の通風路11の外壁、および塵埃収容部内壁38との隙間A41aおよび隙間B41bが互いに略等距離になるように備えたが、第1の通風路11が塵埃収容部24に存在しない場合は、第1の通風路11に該当する位置に存在する塵埃収容部内壁38との隙間が略等距離になるように備えれば同様の効果を得られるものである。
(実施の形態2)
次に本発明の実施の形態2について説明する。以下では、実施の形態1の構成、動作との相違点を中心に述べ、実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその構成、動作の説明を省略する。
図3(b)ならびに図4(b)に示すように、実施の形態1の構成に加えて塵埃収容部上面36に円筒状の塵埃侵入防止リブA35を8つ設けている。
この様に塵埃収容部上面36に塵埃侵入防止リブA35を設けることにより、塵埃が旋回気流50により塵埃分離部23へ舞い上がろうとすると、この塵埃侵入防止リブA35に引っかかり舞い上がりを防ぐことができる。
この作用により、塵埃収容部24に収容した塵埃が第1の濾過フィルター27aへ再付着することをさらに防止して、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
なお、本実施の形態2では塵埃侵入防止リブA35を8つ設けたが、少なくとも1つ設けていれば少なくとも塵埃舞い上がり防止効果は同様に得ることができる。
さらに、塵埃侵入防止リブA35を円柱状に設けることにより、髪の毛等の糸や繊維状のものが引っかかった場合でも簡単に取り除くことができ、メンテナンス性が良く風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
なお、上記本発明の実施の形態2の説明では、実施の形態1での発明である塵埃収容部24内に塵埃埃溜まり部37ならびに塵埃舞い上がり防止リブ34の少なくとも1つを設けた構成に加える形で説明したが、塵埃収容部24の収容高さが十分にあり旋回気流50の舞い上がりの影響を受け難い場合等の塵埃埃溜まり部37や塵埃舞い上がり防止リブ34を設けないで済む構成においても、塵埃侵入防止リブA35を設けることで、上述の効果は同様に得られるものである。
(実施の形態3)
次に本発明の実施の形態3について説明する。以下では、実施の形態1の構成、動作との相違点を中心に述べ、実施の形態1と同一要素については同一符号を付してその構成、動作の説明を省略する。
図9において塵埃収容部上面36に塵埃侵入防止リブB53を放射状に湾曲させて設けている。
これにより、本実施の形態3においては、塵埃が舞い上がろうとするときリブ塵埃侵入防止リブB53が放射状にあるため塵埃の旋回を止めやすく、また湾曲させた部分により塵埃が引っかかりやすく塵埃が舞い上がりにくくなり、風量が低下することを抑制し、風量維持性能に優れた電気掃除機を提供することができる。
なお、本実施の形態3では塵埃侵入防止リブB53を8つ設けたが、少なくとも1つ設けていれば少なくとも塵埃舞い上がり防止効果は得ることができる。
なお、上記本発明の実施の形態3の説明では、実施の形態1での発明である塵埃収容部24内に塵埃埃溜まり部37ならびに塵埃舞い上がり防止リブ34の少なくとも1つを設けた構成に加える形で説明したが、塵埃収容部24の収容高さが十分にあり旋回気流50の舞い上がりの影響を受け難い場合等の塵埃埃溜まり部37や塵埃舞い上がり防止リブ34を設けないで済む構成においても、塵埃侵入防止リブB53を設けることで、上述の効果は同様に得られるものである。
以上のように、本発明にかかる電気掃除機は、高い吸込み仕事率を確保しながら、かつ塵埃を吸引しても吸込力が低下しにくい電気掃除機を提供することができるので、除塵フィルターの清掃や塵埃の排出などのメンテナンス作業を大きく軽減することができ、家庭用電気掃除機だけでなく、業務用電気掃除機などさまざま種類の掃除機に使用することが可能となる。
本発明の実施の形態1における電気掃除機の全体図 同電気掃除機の本体要部の構成を示す断面図 (a)同電気掃除機の集塵ケースの開閉蓋の構造を示す縦断面図(b)同集塵ケースの縦断面図(c)(b)のA−A断面図(d)(b)のB−B断面図 (a)図3(b)のC−C断面図(b)本発明の実施の形態1および2における図3(b)のD−D断面図 同電気掃除機の第1の濾過フィルターの構造を示す要部断面図 同電気掃除機の第2の濾過フィルターの要部断面図 (a)同電気掃除機の集塵ケースにおける吸引口付近の気流を示す平断面図(b)同集塵ケースにおける濾過フィルター付近の気流の流れを示す平断面図(c)同集塵ケースにおける縦方向の気流の流れを示す縦断面図 (a)図7(c)のE−E断面図(b)図7(c)のF−F断面図 本発明の実施の形態3における集塵ケースにおける図7(c)のF−F断面に対応する平断面図
符号の説明
1 掃除機本体
5 集塵ケース
11 第1の通風路
21 電動送風機
23 塵埃分離部
24 塵埃収容部
27 濾過フィルター
27a 第1の濾過フィルター
27b 第2の濾過フィルター
34 塵埃舞い上がり防止リブ
35 塵埃侵入防止リブA
36 塵埃収容部上面
37 塵埃溜まり部
38 塵埃収容部内壁
39 塵埃収容部下面
40 直線部
41a 隙間A
41b 隙間B
50 旋回気流
51 細塵
52 粗塵
53 塵埃侵入防止リブB

Claims (15)

  1. 電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部に収容した塵埃が前記塵埃分離部方向へ舞い上がるのを防止する塵埃溜まり部を前記塵埃収容部に備えた電気掃除機。
  2. 塵埃溜まり部が旋回気流方向に対向するように設けた請求項1に記載の電気掃除機。
  3. 塵埃溜まり部の配置は、塵埃収容部内で旋回する旋回気流の流れの影響を受け難くい範囲に設けた請求項1または2に記載の電気掃除機。
  4. 塵埃収容部の内壁を略円筒状に形成し、前記略円筒状の内壁の一部分にこの円筒の略接線方向となる直線部分を設け、前記直線部分を旋回気流方向において塵埃溜まり部の上流側に形成した請求項2または3に記載の電気掃除機。
  5. 塵埃収容部に塵埃分離部の内面よりも内側に塵埃舞い上がり防止リブを少なくとも1つ設けた請求項1〜4にいずれか1項に記載の電気掃除機。
  6. 電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部に前記塵埃分離部の内面よりも内側に塵埃舞い上がり防止リブを少なくとも1つ設けた電気掃除機。
  7. 塵埃舞い上がり防止リブの両端部各々の一端部と塵埃収容部の内壁との隙間空間の距離を略等距離になるように構成した請求項5または6に記載の電気掃除機。
  8. 塵埃舞い上がり防止リブの両端部各々の一端部と塵埃収容部の内壁との隙間空間の距離が、塵埃収容部下面付近より塵埃収容部上面付近の方が広くなるように設けた請求項5〜7のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  9. 塵埃舞い上がり防止リブの上端面部が塵埃収容部の内天面よりも下になるように設けた請求項5〜8のいずれか1項に記載の電気掃除機。
  10. 塵埃舞い上がり防止リブの上端面部が塵埃収容部の内天面と塵埃収容部の内底面の略中間位置になるように設けた請求項9に記載の電気掃除機。
  11. 塵埃収容部の内天面に塵埃侵入防止リブを少なくとも1つ設けた請求項1〜10にいずれか1項に記載の電気掃除機。
  12. 電動送風機と、前記電動送風機の上流側に設置され、前記電動送風機により吸引した塵埃を含む空気を導入し前記塵埃を分離する塵埃分離部および前記塵埃分離部で分離された塵埃を収容する塵埃収容部を備え、前記塵埃分離部には一部に濾過フィルターを有し吸引した塵埃を含む空気を前記塵埃分離部の内部に旋回気流として流す旋回気流通風路を設けた電気掃除機において、前記塵埃収容部上面に塵埃侵入防止リブを少なくとも1つ設けた電気掃除機。
  13. 塵埃侵入防止リブを円柱状に設けた請求項11または12に記載の電気掃除機。
  14. 塵埃侵入防止リブを塵埃収容部中心から放射状に設けた請求項11または12に記載の電気掃除機。
  15. 放射状に設けた塵埃侵入防止リブを湾曲させた請求項14に記載の電気掃除機。
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