JP2010062943A - 電子カメラ - Google Patents

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慎矢 藤原
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Abstract

【課題】 本発明は、一旦、被写体の追尾に失敗した場合であっても、再度、被写体の追尾を行う電子カメラを提供する。
【解決手段】 電子カメラは、撮影光学系と、撮像素子と、表示部と、抽出部と、撮影範囲制御部とを備える。撮影光学系は、焦点距離が可変である。撮像素子は、被写体像を光電変換して画像データを生成する。表示部は、動画像を表示する。抽出部は、画像データに基づいて、被写体の特徴を表す特徴点を抽出する。撮影範囲制御部は、特徴点を有する特定の被写体が所定の撮影範囲内に留まるように制御する。撮影範囲制御部は、焦点距離設定部と、探索部と、追尾部とを有する。焦点距離設定部は、焦点距離を広角側若しくは望遠側に設定する。探索部は、抽出部が抽出した特徴点を有する特定の被写体を、表示部の表示画面上で探索する。追尾部は、撮影範囲内を移動する特定の被写体を、特徴点に基づいて表示画面上で追尾する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、被写体の追尾機能を備える電子カメラに関する。
従来から、撮影者がファインダ内で認識した被写体を追尾する電子カメラが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の電子カメラでは、撮影者がファインダ内の特定の被写体を注視すると、その注視点が視線検出装置により検出される。そして、その視線検出装置で検出された被写体の特徴を表す被写体情報が登録されると、その後、この電子カメラは、登録された被写体情報に基づき被写体を追尾する。この場合、撮影レンズの焦点距離がワイド端にあり、被写体の追尾が不能になるおそれが生じると、警告音などで撮影者に報知する。したがって、この電子カメラでは、被写体をファインダ内からできる限り逃さないように追尾することができる。
特開平8−29826号公報
しかしながら、特許文献1の電子カメラでは、撮影レンズの焦点距離がワイド端にない状態において、被写体の追尾に失敗した場合の事後処理が不明であり、改善の余地がある。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、一旦、被写体の追尾に失敗した場合であっても、再度、被写体の追尾を行う電子カメラを提供することを目的とする。
第1の発明に係る電子カメラは、撮影光学系と、撮像素子と、表示部と、抽出部と、撮影範囲制御部と、を備える。撮影光学系は、焦点距離が可変である。撮像素子は、撮影光学系により結像された被写体像を光電変換して画像データを生成する。表示部は、動画像を表示する。抽出部は、画像データに基づいて、被写体の特徴を表す特徴点を抽出する。撮影範囲制御部は、特徴点を有する特定の被写体が所定の撮影範囲内に留まるように制御する。
撮影範囲制御部は、焦点距離設定部と、探索部と、追尾部と、を有する。焦点距離設定部は、焦点距離を広角側若しくは望遠側に設定する。探索部は、抽出部が抽出した特徴点を有する特定の被写体を、表示部の表示画面上で探索する。追尾部は、撮影範囲内を移動する特定の被写体を、特徴点に基づいて表示画面上で追尾する。
撮影範囲制御部は、探索部に特定の被写体を探索させる場合には、焦点距離設定部に指示を出して焦点距離を広角側に設定させる。探索部が特定の被写体を検出した場合には、撮影範囲制御部は、焦点距離設定部に指示を出して焦点距離を望遠側に設定させると、望遠側に設定された状態で、表示画面上に特定の被写体が表示される。さらに、撮影範囲制御部は、追尾部に指示を出して特定の被写体を追尾させる。追尾部が特定の被写体を表示画面上で見失った場合には、撮影範囲制御部は、焦点距離設定部に指示を出して焦点距離を望遠側から広角側に設定させる。さらに、撮影範囲制御部は、探索部に指示を出して特定の被写体を表示画面上で再び探索させる。
第2の発明は、第1の発明において、特徴点を登録する登録部をさらに備え、探索部は、登録部に登録された特徴点を有する特定の被写体を表示画面上で探索する。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、特徴点は、被写体の顔の特徴を表す顔認識情報であって、追尾部は、撮影範囲内を移動する特定の被写体を、顔認識情報に基づいて表示画面上で追尾する。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、特徴点は、被写体の色を表す色情報、及び/又は、被写体の形状を表す形状情報であって、追尾部は、撮影範囲内を移動する特定の被写体を、色情報、及び/又は、形状情報に基づいて表示画面上で追尾する。
第5の発明は、第1又は第2の発明において、特定の被写体が撮影範囲の広角端に移動した場合、所定のメッセージ、及び/又は、所定のマークを表示画面上に重畳表示して、ユーザ警告を行う報知部をさらに備える。
本発明の電子カメラによれば、一旦、被写体の追尾に失敗した場合であっても、再度、被写体の追尾を行うことができる。
(第1実施形態)
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の電子カメラ1の背面図である。この電子カメラ1の背面には、液晶表示モニタ22と、広角ズームキー20bと、望遠ズームキー20cと、電源ボタン20dと、モードスイッチ20eと、十字キー20fとが備えられている。また、この電子カメラ1の上面には、レリーズボタン20aが備えられている。
液晶表示モニタ22は、静止画像、スルー画像及び電子カメラ1の操作メニュー等を表示する。
広角ズームキー20bは、焦点距離を広角側に変更するための操作ボタンである。望遠ズームキー20cは、焦点距離を望遠側に変更するための操作ボタンである。モードスイッチ20eは、撮影モードを静止画撮影若しくは静止画再生に切り替える操作ボタンである。十字キー20fは、静止画撮影や静止画再生などに使用されるメニューを自在に切り替えて設定条件を選択若しくは実行する操作ボタンである。
図2は、第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図である。図2に示す通り電子カメラ1には、撮影レンズ10と、レンズ駆動部11と、絞り12と、絞り駆動部13と、撮像素子14と、タイミングジェネレータ(TG)15と、A/D変換部16と、画像処理部17と、RAM(Random Access Memory)18と、ROM(Read Only Memory)19と、操作部20と、CPU(Central Processing Unit)21と、液晶表示モニタ22と、記録インターフェース(記録I/F)23と、記録媒体24と、バス25とが備えられている。このうち画像処理部17、RAM18、ROM19、CPU21、液晶表示モニタ22及び記録インターフェース(記録I/F)23は、バス25を介して互いに接続されている。また、操作部20はCPU21に接続されている。
撮影レンズ10は、ズームレンズと、フォーカスレンズとを含む複数のレンズ群で構成されている。簡単のため、図2では、撮影レンズ10を1枚のレンズとして図示する。撮影レンズ10を構成する各々のレンズは、レンズ駆動部11によって光軸方向に移動する。なお、レンズ駆動部11の入出力は、CPU21と接続されている。
絞り12は、撮影レンズ10からの入射光量を調整する。絞り12の開口量は、絞り駆動部13によって調整される。この絞り駆動部13の入出力は、CPU21と接続されている。なお、撮影レンズ10と絞り12とによって撮影光学系が構成されている。
撮像素子14は、被写体像を光電変換することにより、画像データ(アナログ信号)を生成する。被写体の撮影を行う撮影モードでは、撮像素子14は、撮影時に記録用の画像を出力する。また、撮影待機時には、撮像素子14は、所定時間経過毎に構図確認用のスルー画像を出力する。
タイミングジェネレータ(TG)15は、CPU21からの指示に従い撮像素子14及びA/D変換部16の各々へ向けて駆動信号を送出し、それによって両者の駆動タイミングを制御する。
A/D変換部16は、撮像素子14が生成するアナログ信号をデジタル信号に変換する。このA/D変換部16が出力するデジタル信号(RGB信号)は、RAM18のフレームメモリに一時的に記憶される。
画像処理部17は、RGB信号の画像データを輝度(Y)と色(C)とで表されるYC信号の画像データに変換する。また、画像処理部17は、フレームメモリに記憶されている画像データに対してホワイトバランス補正処理、ゲインコントロール処理などの画像処理を行う。
ROM19は、電子カメラ1の制御を行うプログラム等を予め記憶しているメモリである。また、ROM19には、後述する登録部19aが設けられている。
操作部20は、既に図1で説明した電子カメラ1の背面及び上面に備えられている各操作ボタン(レリーズボタン20a、広角ズームキー20b、望遠ズームキー20c、電源ボタン20d、モードスイッチ20e及び十字キー20f)の操作を受け付けてCPU21に処理の命令を出す。
CPU21は、電子カメラ1の制御を行うプロセッサである。CPU21は、ROM19に予め格納されたシーケンスプログラムを実行することにより、各処理のパラメータを算出したり、電子カメラ1の各部を制御したりする。また、本実施形態のCPU21は、抽出部21aと、撮影範囲制御部210(焦点距離設定部21bと、探索部21cと、追尾部21dとを有する)と、報知部21eとしても機能する。
抽出部21aは、被写体の顔を検出する顔検出手段を有し、被写体の顔の特徴を表す顔認識情報を特徴点として抽出する。この顔検出手段は、液晶表示モニタ22に表示されたスルー画像から顔を検出する。さらに、抽出部21aは、検出した顔に基づいて顔の器官を構成する特徴点を抽出する。
抽出部21aは、一例として特開2001−16573号公報などに記載された特徴点抽出処理によって顔の特徴点を抽出する。特徴点としては、例えば、眉、目、鼻、唇の各端点、顔の輪郭点、頭頂点や顎の下端点などが挙げられる。
また、抽出部21aは、被写体の形状を表す形状情報を特徴点として抽出する。この場合、抽出部21aは、画像データから被写体の輪郭を形状情報として抽出する。そこで、抽出部21aは、一例として、特開2006−222690号公報などに記載された輪郭線抽出処理によって被写体の輪郭を抽出する。
また、抽出部21aは、被写体の色を表す色情報を特徴点として抽出する。抽出部21aは、例えば、画像処理部17で変換されたYC信号の画像データに基づいて、被写体の輪郭内部の輝度情報を色情報として抽出する。抽出部21aは、顔認識情報、色情報及び形状情報を単独に抽出してもよく、組み合わせて抽出してもよい。抽出部21aが、これらの情報を抽出することで、容易に被写体の特徴点を得ることができる。なお、特徴点は、顔認識情報、色情報及び形状情報に限られず、他の特徴点であってもよい。
登録部19aは、この抽出部21aが抽出した特徴点を登録する。
撮影範囲制御部210は、特徴点を有する特定の被写体が所定の撮影範囲内に留まるように制御する。この撮影範囲制御部210は、焦点距離設定部21bと、探索部21cと、追尾部21dとを有し、これら各部の制御を司る。
焦点距離設定部21bは、撮影範囲制御部210の指示を受け、レンズ駆動部11を介して、撮影光学系から焦点距離の情報を取得して、焦点距離を広角側若しくは望遠側に設定する。換言すると、撮影範囲制御部210は、焦点距離設定部21bに指示を出して焦点距離を広角側に設定させる。
探索部21cは、撮影範囲制御部210の指示を受け、登録部19aに登録された特徴点に基づいて、特徴点を有する特定の被写体を液晶表示モニタ22の表示画面上で探索する。この際、探索部21cは、公知のパターンマッチング法を用いて探索する。換言すると、撮影範囲制御部210は、探索部21cに指示を出して特定の被写体を探索させる。
追尾部21dは、撮影範囲制御部210の指示を受け、焦点距離設定部21bが焦点距離を望遠側に設定することにより、撮影範囲(撮影画角)内を移動する特定の被写体を、特徴点に基づいて液晶表示モニタ22の表示画面上で追尾する。換言すると、撮影範囲制御部210は、追尾部21dに指示を出して特定の被写体を追尾させる。この追尾部21dは、動き検出手段と動き推定手段とを有する。
動き検出手段は、一例として特開2006−80844号公報に記載された公知の技術によって被写体の動きを検出する。本実施形態では、動き検出手段は、所定のフレームレートで液晶表示モニタ22に出力されるスルー画像のフレームを用いて被写体の動きを検出する。そして、動き検出手段は、公知のフレーム間差分により、順次、動きベクトルを算出していく。これにより、動き検出手段は、被写体の動きを検出することができる。
また、動き推定手段は、動き検出手段が検出する動きベクトルに基づいて、被写体の速度、加速度を計算し、被写体の速さ及び被写体の動く方向を予測する。
つまり、追尾部21dは、特徴点を手がかりとして公知のパターンマッチング法を行って特定の被写体を追尾する。この場合、追尾部21dは、動き検出手段の検出結果及び動き推定手段の推定結果を利用し、特定の被写体を特徴点に基づいて液晶表示モニタ22の表示画面上で追尾する。
報知部21eは、特定の被写体が撮影範囲の広角端に移動した場合、所定のメッセージ、及び/又は、所定のマークを液晶表示モニタ22の表示画面上に重畳表示して、ユーザ警告を行う(詳細は、後述する)。
記録インターフェース(記録I/F)23には、記録媒体24を接続するためのコネクタが形成されている。記録インターフェース(記録I/F)23は、CPU21からの指示により、そのコネクタに接続された記録媒体24にアクセスして画像の記録処理を行う。
次に、電子カメラ1の追尾撮影モードにおける動作の一例を説明する。
図3は、追尾撮影モードにおける被写体登録の動作を表すフローチャートである。図4は、追尾撮影モードにおける被写体の探索及び追尾の動作を表すフローチャートである。
以下の説明では、追尾撮影モードの機能をオンに設定した場合について説明する。このフローチャートは、ユーザが、図1に示す十字キー20fにより追尾撮影モードを選択すると開始する。なお、説明をわかりやすくするため、特定の被写体として、人物を追尾するものとする。
ステップS101:CPU21は、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させることによりスルー画像の取得を開始する。このスルー画像は、液晶表示モニタ22に表示される。
図5は、追尾撮影モードの処理の一例を説明する図である。図5(a)には、液晶表示モニタ22に人物P及び樹木T1が表示されている。なお、説明の便宜上、液晶表示モニタ22上に矢印でP、T1を図示しているが、実際には表示されていないものとする。
ここで、CPU21の抽出部21aは、人物Pの顔検出を行って、人物Pの顔の特徴点を抽出する。また、抽出部21aは、人物Pの輪郭を抽出し、その輪郭内部の色情報を取得する。
ステップS102:CPU21は、登録部19aに指示を出し、登録部19aは、人物Pの顔の特徴点、人物Pの形状情報及び色情報を登録する。そして、この処理ルーチンは終了する。なお、被写体の特徴点に関する情報は、記録媒体24に保存してもよい。
次に、CPU21は、図4に示すフローチャートを実行する。ここで、図3に示すフローチャートと図4に示すフローチャートとは、通常、連動して行う。
なお、図3に示すフローチャートで、一旦、被写体の特徴点を登録しておき、後で、図4に示すフローチャートのみを実行してもよい。このケースとしては、追尾対象の被写体が、登録部19aに予め登録されており、CPU21は、改めて、図3のフローチャートを実行せずに、図4のフローチャートから実行する。
ステップS201:CPU21は、スルー画像を液晶表示モニタ22に表示させる。
続いて、焦点距離設定部21bは、撮影範囲制御部210の指示を受け、レンズ駆動部11を介して、撮影レンズ10のズーム操作を行い、焦点距離を広角側に設定する。
ステップS202:CPU21の探索部21cは、登録部19aに登録された特徴点に基づいて、特徴点を有する特定の被写体(以下、単に、「登録被写体」という)を液晶表示モニタ22の表示画面上で探索する。
ステップS203:CPU21は、追尾撮影モードの終了の有無を判定する。このステップS203は、探索に失敗した場合を想定したルーチンであって、所定時間経過しても被写体を検出できない場合には、自動的に追尾撮影モードが終了する処理になっている。追尾撮影モードが終了した場合には(ステップS203:Yes)、この処理ルーチンは、終了する。一方、追尾撮影モードが終了しない場合には(ステップS203:No)、この処理ルーチンは、ステップS204に進む。
ステップS204:CPU21は、探索部21cが登録被写体を検出したか否かの判定を行う。登録被写体を検出できなかった場合(ステップS204:No)、この処理ルーチンは、ステップS202の処理に戻る。一方、登録被写体を検出できた場合(ステップS204:Yes)、この処理ルーチンは、ステップS205に進む。
ステップS205:CPU21の撮影範囲制御部210は、焦点距離設定部21bに指示を出して、レンズ駆動部11介して、撮影レンズ10のズーム操作を行わせ、焦点距離を望遠側に設定させる。その結果、図5(b)に示すように、焦点距離が望遠側に設定された画像が液晶表示モニタ22に表示される。ここで、ズームアップ量については、例えば、登録被写体をどのくらいの撮影範囲で撮影するかを予め設定しておく。なお、撮影している最中に設定してもよい。
ステップS206:CPU21の追尾部21dは、撮影範囲制御部210の指示を受け、特徴点を手がかりとして公知のパターンマッチング法を行って登録被写体を追尾する。ここでは、図5(b)に示すように、一例として、登録被写体である人物Pを囲む点線枠Wが重畳表示される。ユーザは、点線枠Wで囲まれた人物Pが追尾対象であることを認識することができる。
ステップS207:CPU21は、追尾撮影モードの終了の有無を判定する。追尾撮影モードが終了した場合には(ステップS207:Yes)、この処理ルーチンは、終了する。一方、追尾撮影モードが終了しない場合には(ステップS207:No)、この処理ルーチンは、ステップS208に進む。
ステップS208:CPU21は、追尾部21dが登録被写体を見失ったか否かを判定する。
図6は、追尾撮影モードの処理の一例を説明する図である。ここで、図6(a)に示すように、人物Pが移動して、撮影範囲からはみ出そうとしている。そして、図6(b)では、人物Pが、撮影範囲からはみ出した状態を表している。図6(b)に示すように、追尾部21dが人物Pを見失った場合(ステップS208:Yes)、この処理ルーチンは、ステップS201に戻る。一方、追尾部21dが人物Pを見失わない場合(ステップS208:No)、この処理ルーチンは、ステップS206に戻り、人物Pの追尾を継続する。
本実施形態では、たとえ登録被写体(人物P)を見失っても、再度、ステップS201に戻ることで、焦点距離設定部21bは、撮影範囲制御部210の指示を受け、レンズ駆動部11を介して、再度、焦点距離を望遠側から広角側に変更する。図6(c)は、図6(b)の状態(望遠側)から広角側に変更された状態の撮影範囲を表している。図6(c)に示す点線枠Fが、図6(b)の撮影範囲を表している。
この状態で、探索部21cは、再度、人物Pを液晶表示モニタ22の表示画面上で探索する(ステップS202)。これにより、探索部21cが、人物Pを検出することができるので、追尾部21dは、再度、人物Pを追尾することができる。
この追尾撮影モードでは、ユーザが任意のタイミング(シャッタチャンス)で、図1に示すレリーズボタン20aの全押し操作をしてよい。CPU21は、全押し操作の信号を操作部20から受け付けると、通常の静止画撮影のルーチンが実行される。
すなわち、CPU21は、静止画像取得のため、タイミングジェネレータ(TG)15を介して撮像素子14を駆動させる。A/D変換部16では、画像信号のA/D変換が行われる。このA/D変換部16が出力する画像データ(デジタル信号)は、画像処理部17へ入力される。画像処理部17は、A/D変換部16が出力する本画像データをRAM18のフレームメモリに記憶させる。画像処理部17は、フレームメモリに記憶されている本画像データに対してホワイトバランス補正処理、ゲインコントロール処理などの画像処理を行う。続いて、画像処理が施された静止画像は、記録媒体24に保存される。
なお、通常の静止画撮影のルーチンが実行されると、図4に示す処理ルーチンは、強制終了する。
以上より、第1実施形態の電子カメラ1によれば、一旦、被写体の追尾に失敗した場合であっても、再度、被写体の追尾を行うことができる。
次に、第1実施形態の第1の変形例について説明する。
第1の変形例では、登録被写体が撮影範囲の広角端に移動した場合、報知部21eが、所定のメッセージや所定のマークを液晶表示モニタ22の表示画面上に重畳表示して、ユーザ警告を行う。
図7及び図8は、ユーザ警告を行う場合における追尾撮影モードの一例を説明する図である。図7(a)において、登録被写体である人物Pが、撮影範囲の広角端に移動している状態を表している。このまま、人物Pが広角端を外れてしまうと、追尾部21dが人物Pを見失ってしまう。そこで、追尾部21dでは、動き推定手段により登録被写体の移動する方向を推定することができるので、このままでは、人物Pが広角端を外れてしまう場合、報知部21eに警告表示の指示を出す。すると、報知部21eは、図7(b)に示すように、液晶表示モニタ22の表示画面上に、例えば「カメラを左右に振って下さい」等のメッセージを重畳表示させる。又は、報知部21eは、図7(c)に示すように、液晶表示モニタ22の表示画面上に、矢印Aを重畳表示させて、右側にカメラを振る旨の指示を促す。なお、CPU21は、メッセージと矢印とを同時に重畳表示させてもよい。
これにより、ユーザが、例えば、電子カメラ1を右側に振ると、電子カメラ1では、再び、液晶表示モニタ22の表示画面上に人物Pを表示することができる(図8(a))。この場合、人物Pが移動して撮影範囲が変わり、人物Pが樹木T2、T3の近くにいる。
そして、再び、焦点距離設定部21bは、撮影範囲制御部210の指示を受け、レンズ駆動部11を介して、撮影レンズ10のズーム操作を行い、焦点距離を望遠側に設定する(図8(b))。こうすることで、一旦、登録被写体が広角端を外れたり、若しくは、外れそうになったりしても、再度、電子カメラ1は、登録被写体の追尾を行うことができる。
以上より、第1の変形例の電子カメラ1によれば、撮影対象の被写体が撮影範囲の広角端に移動した場合、報知部21eがユーザ警告を行う。そのため、たとえ、被写体が広角端を一旦外れたり、若しくは、外れそうになったりしても、再度、被写体の追尾を行うことができる。
<実施形態の補足事項>
上述した実施形態では、説明をわかりやすくするため、登録被写体が広角端に移動する場合についての例を挙げて説明をした。ここで、登録被写体が広角端に移動する場合でなく、撮影範囲内で登録被写体を見失った場合にも適用できる。例えば、図8(b)において、登録被写体(人物P)が樹木T1、T2の背後に移動した後、再び現れた場合、探索部21cが、再度、登録被写体(人物P)を検出し、追尾部21dが、追尾を開始する。
上述した実施形態の電子カメラ1によれば、撮影範囲内で一旦、撮影対象の被写体の追尾に失敗した場合であっても、再度、被写体の追尾を行うことができる。
第1実施形態の電子カメラ1の背面図 第1実施形態の電子カメラ1の構成を示すブロック図 追尾撮影モードにおける被写体登録の動作を表すフローチャート 追尾撮影モードにおける被写体の探索及び追尾の動作を表すフローチャート 追尾撮影モードの処理の一例を説明する図 追尾撮影モードの処理の一例を説明する図 ユーザ警告を行う場合における追尾撮影モードの一例を説明する図 ユーザ警告を行う場合における追尾撮影モードの一例を説明する図
符号の説明
1・・・電子カメラ、21a・・・抽出部、21b・・・焦点距離設定部、21c・・・探索部、21d・・・追尾部、21d・・・報知部、210・・・撮影範囲制御部

Claims (5)

  1. 焦点距離が可変な撮影光学系と、
    前記撮影光学系により結像された被写体像を光電変換して画像データを生成する撮像素子と、
    動画像を表示する表示部と、
    前記画像データに基づいて、被写体の特徴を表す特徴点を抽出する抽出部と、
    前記特徴点を有する特定の被写体が所定の撮影範囲内に留まるように制御する撮影範囲制御部と、を備え、
    前記撮影範囲制御部は、
    前記焦点距離を広角側若しくは望遠側に設定する焦点距離設定部と、
    前記抽出部が抽出した前記特徴点を有する特定の被写体を、前記表示部の表示画面上で探索する探索部と、
    前記撮影範囲内を移動する前記特定の被写体を、前記特徴点に基づいて前記表示画面上で追尾する追尾部と、を有し、
    前記撮影範囲制御部は、前記探索部に前記特定の被写体を探索させる場合には、前記焦点距離設定部に前記焦点距離を広角側に設定させ、
    前記探索部が前記特定の被写体を検出した場合には、前記撮影範囲制御部は、前記焦点距離設定部に前記焦点距離を望遠側に設定させ、前記追尾部に前記特定の被写体を追尾させ、
    前記追尾部が前記特定の被写体を見失った場合には、前記撮影範囲制御部は、前記焦点距離設定部に前記焦点距離を望遠側から広角側に設定させ、前記探索部に前記特定の被写体を再び探索させることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記特徴点を登録する登録部をさらに備え、
    前記探索部は、前記登録部に登録された前記特徴点を有する特定の被写体を前記表示画面上で探索することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記特徴点は、前記被写体の顔の特徴を表す顔認識情報であって、
    前記追尾部は、前記撮影範囲内を移動する前記特定の被写体を、前記顔認識情報に基づいて前記表示画面上で追尾することを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記特徴点は、前記被写体の色を表す色情報、及び/又は、前記被写体の形状を表す形状情報であって、
    前記追尾部は、前記撮影範囲内を移動する前記特定の被写体を、前記色情報、及び/又は、前記形状情報に基づいて前記表示画面上で追尾することを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項1又は請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記特定の被写体が撮影範囲の広角端に移動した場合、所定のメッセージ、及び/又は、所定のマークを前記表示画面上に重畳表示して、ユーザ警告を行う報知部をさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
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