JP2013150265A - 撮像装置、表示方法、プログラム - Google Patents

撮像装置、表示方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動きの激しい被写体であっても、主要被写体として容易に指定することができる撮像装置、表示方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】被写体像の画像データを生成する撮像素子203と、撮像素子203が生成した画像データに対応する画像を表示する表示部211と、画像内から撮影パラメータの設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミング部214cと、トリミング部214cが生成したトリミング画像を、表示部211が表示する画像上における所定の位置に重畳して選択可能に表示部211に表示させる表示制御部214gと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、被写体を撮像して光電変換を行うことによって電子的な画像データを生成する撮像装置、撮像装置が行う表示方法およびプログラムに関する。
近年、デジタルカメラ等の撮像装置において、表示モニタが表示する画像を見ながら、表示モニタに重畳されたタッチパネルを介して撮影者が所望する被写体を主要被写体として指定することができる技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、撮影者がタッチパネルで所望する主要被写体を指定し、この指定された主要被写体に対してピントや露出等の撮影パラメータを自動的に調整することによって主要被写体を重視した撮影を行うことができる。
特開平11−136568号公報
しかしながら、上述した従来技術では、スポーツシーン等の被写体の動きが激しい場合や、被写体の大きさが小さい場合、または被写体が互いに重なりあう場合、撮影の構図を決めながら、表示モニタが表示する画像内で所望の被写体をタッチして主要被写体に指定することが難しかった。このため、動きの激しい被写体であっても、主要被写体として容易に指定することができる技術が望まれていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、敏速で指定が困難な被写体であっても、撮影者が撮影の姿勢を構えた状態で主要被写体として容易に指定することができる撮像装置、表示方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる撮像装置は、被写体像の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミング部と、前記トリミング部が生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御部と、前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記画像に含まれる被写体の顔を検出する顔検出部をさらに備え、前記トリミング部は、前記顔検出部が検出した顔を含む領域を切り出してトリミング画像を生成することを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記顔検出部が複数の顔を検出している場合、前記表示部に対し、前記トリミング部が生成した前記トリミング画像を規定数だけ表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記トリミング部が前記トリミング画像を複数生成している場合、前記表示部に対し、前記画像の中心部に位置する被写体の前記トリミング画像を他の被写体のトリミング画像より優先して表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記表示部に対し、前記顔検出部が前記画像内において検出した顔の高さに対応する位置に前記トリミング画像を表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記表示部に対し、前記トリミング画像を表示画面上の右領域に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示制御部は、前記顔検出部が前記トリミング画像に対応する顔を検出することができなくなった場合、該トリミング画像に対応する被写体が消失したことを示す警告を前記表示部に表示させることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、前記タッチパネルから入力される前記位置信号に対応する前記トリミング画像に写る被写体を主要被写体として設定する主要被写体設定部と、前記主要被写体設定部が設定した前記主要被写体を基準として前記撮影パラメータを設定し、当該撮像装置の撮影を制御する撮影制御部と、をさらに備え、前記入力部は、前記タッチパネルであることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記撮影パラメータの変更を指示する操作指示信号の入力を受け付ける操作部と、前記操作部が入力を受け付けた前記操作指示信号に応じて、前記主要被写体の前記撮影パラメータを変更するパラメータ変更部と、をさらに備えたことを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、被写体像を結像する光学系を収容するレンズ部をさらに備え、前記操作部は、前記レンズ部に設けられていることを特徴とする。
また、本発明にかかる撮像装置は、上記発明において、前記撮影パラメータは、前記トリミング画像に対応する前記被写体のピント状態、露出状態および表示倍率の少なくともいずれか一つ以上であることを特徴とする。
また、本発明にかかる表示方法は、被写体像の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備えた撮像装置が実行する表示方法であって、前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミングステップと、前記トリミングステップで生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御ステップと、前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力ステップと、を含むことを特徴とする。
また、本発明にかかるプログラムは、被写体像の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備えた撮像装置に実行させるプログラムであって、前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミングステップと、前記トリミングステップで生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御ステップと、前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、表示制御部がトリミング部によって生成された撮影パラメータの設定する際の基準となる主要被写体候補に対応するトリミング画像を、ライブビュー画像上の所定位置に重畳して選択可能に表示部に表示させる。この結果、敏速で指定が困難な被写体であっても、撮影者が撮影の姿勢を構えた状態で主要被写体として容易に指定することができる効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の被写体に面する側の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の撮影者に面する側の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置を用いて撮影する際の状況を示す図である。 図6は、図4の候補検出表示処理の概要を示すフローチャートである。 図7は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図11は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図12は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図14は、従来の撮像装置が表示する画像に対して撮影者が主要被写体を指定する画像の一例を示す図である。 図15は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図16は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図17は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図18は、本発明の実施の形態2にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。 図19は、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図20は、撮影者がタッチする際の状況を模式的に示す図である。 図21は、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の一例を示す図である。 図22は、撮影者が選択領域をリセットする際の状況を示す図である。 図23は、本発明の実施の形態3にかかる撮像装置の表示部が表示する画像の別の一例を示す図である。
以下に、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の被写体に面する側(前面側)の構成を示す図である。図2は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の撮影者に面する側(背面側)の構成を示す図である。図3は、本発明の実施の形態1にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。
図1〜図3に示すように、撮像装置1は、本体部2と、本体部2に着脱自在なレンズ部3と、本体部2に着脱自在な接眼部(電子ビューファインダ)4と、を備える。
本体部2は、シャッタ201と、シャッタ駆動部202と、撮像素子203と、撮像素子駆動部204と、信号処理部205と、発光部206と、加速度検出部207と、本体通信部208と、アクセサリ通信部209と、操作入力部210と、表示部211と、タッチパネル212と、記録部213と、制御部214と、を備える。
シャッタ201は、開閉動作を行うことにより、撮像素子203の状態を露光状態または遮光状態に設定する露光動作を行う。シャッタ201は、フォーカルプレンシャッタ等のメカニカルシャッタを用いて構成される。シャッタ駆動部202は、ステッピングモータ等を用いて構成され、制御部214から入力される指示信号に応じてシャッタ201を駆動する。
撮像素子203は、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等を用いて構成され、レンズ部3が集光した光を受光して光電変換を行うことによって画像データを連続的に生成する。撮像素子駆動部204は、所定のタイミングで撮像素子203から画像データ(アナログ信号)を信号処理部205に出力させる。この意味で、撮像素子駆動部204は、電子シャッタとして機能する。
信号処理部205は、撮像素子203から入力される画像データに増幅等の信号処理を施した後、A/D変換を行うことによってデジタルの画像データを生成して制御部214に出力する。
発光部206は、キセノンランプまたはLED(Light Emitting Diode)等を用いて構成される。発光部206は、撮像装置1が撮像する視野領域へ向けて補助光であるストロボ光を照射する。
加速度検出部207は、加速度センサおよびジャイロセンサ等を用いて構成され、撮像装置1に生じる加速度を検出して制御部214に出力する。
本体通信部208は、本体部2に装着されたレンズ部3との通信を行うための通信インターフェースである。アクセサリ通信部209は、本体部2に装着される接眼部4との通信を行うための通信インターフェースである。なお、アクセサリ通信部209は、接眼部4と異なるアクセサリ、たとえばエレクトロニックフラッシュ、GPS受信装置、外部の処理装置と双方向に通信可能な通信装置およびマイク等と通信を行うこともできる。
操作入力部210は、図1および図2に示すように、撮像装置1の電源状態をオン状態またはオフ状態に切り換える電源スイッチ210aと、静止画撮影または動画撮影の指示を与えるレリーズ信号を入力するレリーズスイッチ210bと、撮像装置1に設定された各種撮影モード切換の指示を与える切換信号を入力する撮影モード切換スイッチ210cと、を有する。レリーズスイッチ210bは、外部からの押圧により進退可能である。レリーズスイッチ210bが半押しされた場合、撮影準備動作を指示する1stレリーズ信号が入力される。これに対し、レリーズスイッチ210bが全押しされた場合、静止画撮影を指示する2ndレリーズ信号が入力される。なお、操作入力部210は、撮像装置1の各種設定パラメータを設定するダイヤル式の設定スイッチ(図示せず)を有する。
表示部211は、液晶または有機EL(Electro Luminescence)等からなる表示パネルを用いて実現される。表示部211は、画像データに対応する画像を表示する。表示部211は、撮像装置1の操作に関する操作情報や撮影に関する撮影情報を表示する。
タッチパネル212は、表示部211の表示画面上に設けられる。タッチパネル212は、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた位置信号を出力する。また、タッチパネル212は、ユーザが表示部211で表示される情報に基づいて接触した位置を検出し、この検出した接触位置に応じて撮像装置1が行う動作を指示する指示信号の入力を受け付けてもよい。一般に、タッチパネル212としては、抵抗膜方式、静電容量方式、光学方式等がある。本実施の形態1では、いずれの方式のタッチパネルであっても適用可能である。なお、本実施の形態1では、タッチパネル212が入力部として機能する。
記録部213は、撮像装置1の内部に固定的に設けられるフラッシュメモリやDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半導体メモリを用いて実現される。記録部213は、撮像装置1を動作させるための各種プログラム、本実施の形態1にかかるプログラムおよびプログラムの実行中に使用される各種データやパラメータ等を記録する。記録部213は、画像データを記録するとともに、本体部2に装着可能なレンズ部3の情報やレンズ部3の種類に応じた画像データの補正情報等の情報を記録する。なお、記録部213は、外部から装着されるメモリカード等のコンピュータで読取可能な記憶媒体を含むものであってもよい。
制御部214は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。制御部214は、操作入力部210やタッチパネル212からの指示信号や切換信号等に応じて撮像装置1を構成する各部に対応する指示やデータの転送等を行って撮像装置1の動作を統括的に制御する。
制御部214の詳細な構成について説明する。制御部214は、画像処理部214aと、顔検出部214bと、トリミング部214cと、主要被写体設定部214dと、パラメータ変更部214eと、撮影制御部214fと、表示制御部214gと、を有する。
画像処理部214aは、画像エンジン(画像コントローラ)を用いて構成され、信号処理部205から入力される画像データ(RAWデータ)に対して各種の画像処理を行って処理画像データを生成して記録部213に出力する。具体的には、画像処理部214aは、画像データに対して、少なくとも、オプティカルブラック減算処理、ホワイトバランス(WB)調整処理、撮像素子203がベイヤー配列の場合には画像データの同時化処理、カラーマトリクス演算処理、ガンマ補正処理、色再現処理およびエッジ強調処理等を含む画像処理を行う。また、画像処理部214aは、JPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に従って画像データを圧縮し、圧縮した画像データを記録部213に記録させてもよい。
顔検出部214bは、画像データに対応する画像に含まれる人物の顔をパターンマッチングによって検出する。具体的には、顔検出部214bは、パターンマッチングにより画像中の顔の位置を検出後、目や鼻、口等の顔の特徴点の位置を検出することによって、顔の位置、顔の大きさ(サイズ)、顔の向き、顔の角度(傾き)等を検出する。なお、顔検出部214bは、人物の顔だけでなく、犬や猫等の顔を検出してもよい。さらに、顔検出部214bは、パターンマッチング以外の周知技術を用いて人物の顔を検出してもよい。
トリミング部214cは、撮像素子203が生成した画像データに対応する撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成する。具体的には、トリミング部214cは、顔検出部214bが検出した顔を含む領域を画像内から切り出してトリミング画像を生成する。また、トリミング部214cは、顔検出部214bが複数の顔を検出した場合、各顔を含む領域を画像内から切り出して複数のトリミング画像を生成する。
主要被写体設定部214dは、タッチパネル212から入力される位置信号に応じて、撮影パラメータを設定する際の基準とする主要被写体を複数の主要被写体候補の中から設定する。
パラメータ変更部214eは、操作入力部210、タッチパネル212または後述するレンズ部3のレンズ操作部309から入力される指示信号や操作信号に基づいて、主要被写体の表示態様の撮影パラメータを変更する。ここで、撮影パラメータとは、主要被写体のピント状態、露出状態およびトリミング画像の表示倍率の少なくともいずれか一つ以上である。なお、レンズ部3のズーム倍率、絞り、ピント位置、または撮像装置1の露出時間、シャッタ速度およびISO感度、表示部211が表示する画像の明るさや画像サイズ等の撮影パラメータを想定しており、および、条件に応じては、表示時の視認性向上など表示パラメータを変更するようにしてもよい。
撮影制御部214fは、レリーズスイッチ210bを介してレリーズ信号が入力された場合、撮像装置1における撮影動作を開始する制御を行う。ここで、撮像装置1における撮影動作とは、シャッタ駆動部202および撮像素子駆動部204の駆動によって撮像素子203が出力した画像データに対し、信号処理部205および画像処理部214aが所定の処理を施す動作をいう。このように処理が施された画像データは、撮影制御部214fによって記録部213に記録される。また、撮影制御部214fは、主要被写体設定部214dが設定した主要被写体に対して、撮影パラメータが適切になるように撮像装置1の撮影を制御する。
表示制御部214gは、画像データに対応する画像を表示部211および/または接眼表示部42に表示させる。具体的には、表示制御部214gは、接眼表示部42が表示可能な状態、たとえば電源がオン状態に設定された場合、画像データに対応するライブビュー画像を接眼表示部42に表示させる一方、接眼表示部42がオフ状態に設定された場合、画像データに対応するライブビュー画像を表示部211に表示させる。また、表示制御部214gは、顔検出部214bが検出した顔を含む領域に対して矩形状のフレームをライブビュー画像上に重畳して表示させる。さらにまた、表示制御部214gは、トリミング部214cが生成したトリミング画像をアイコン画像として接眼表示部42または表示部211に表示させる。また、表示制御部214gは、トリミング部214cが生成した複数のトリミング画像を、ライブビュー画像上における所定の位置に重畳して選択可能に表示部211または接眼表示部42に表示させる。具体的には、表示制御部214gは、撮像装置1を背面側(図2を参照)から見た場合において、トリミング画像をアイコン画像として撮影者の右手で操作可能な表示部211の右領域(レリーズスイッチ210b側)に縦に並べて表示させる。さらに、表示制御部214gは、顔検出部214bが複数の顔を検出している場合、トリミング部214cが生成したトリミング画像を規定数だけライブビュー画像に重畳して表示部211に表示させる。さらに、表示制御部214gは、トリミング画像をアイコン画像として表示部211の表示画面上における所定の領域に縦に並べて表示させる。なお、表示制御部214gは、撮像装置1を背面側(図2を参照)から見た場合において、トリミング画像をアイコン画像として撮影者の右手で操作可能な表示部211の下領域に対して横に並べて表示させてもよい。
以上の構成を有する本体部2に対して、インターネットを介してパーソナルコンピュータ(図示せず)と双方向に通信可能な通信機能を具備させてもよい。
レンズ部3は、光学系301と、ズームレンズ駆動部302と、ズームレンズ位置検出部303と、フォーカスレンズ駆動部304と、フォーカスレンズ位置検出部305と、絞り306と、絞り駆動部307と、絞り値検出部308と、レンズ操作部309と、レンズ記録部310と、レンズ通信部311と、レンズ制御部312と、を備える。
光学系301は、所定の視野領域から光を集光し、この集光した光を撮像素子203の撮像面に結像する。光学系301は、ズームレンズ301aと、フォーカスレンズ301bを有する。ズームレンズ301aは、一または複数のレンズを用いて構成され、光軸L上に沿って移動することにより、光学系301のズーム倍率を変更する。フォーカスレンズ301bは、一または複数のレンズを用いて構成され、光軸L上に沿って移動することにより、光学系301のピント位置および焦点距離を変更する。
ズームレンズ駆動部302は、ステッピングモータやDCモータ等を用いて構成される。ズームレンズ駆動部302は、レンズ制御部312の制御のもと、ズームレンズ301aを光軸L上に沿って移動させる。
ズームレンズ位置検出部303は、フォトインタラプタ等を用いて構成され、ズームレンズ駆動部302によって駆動されたズームレンズの位置を検出する。具体的には、ズームレンズ位置検出部303は、ズームレンズ駆動部302に含まれる駆動用モータの回転量をパルス数に変換し、変換したパルス数に基づいて、無限遠を基準とする基準位置からのズームレンズ301aの光軸L上における位置を検出する。
フォーカスレンズ駆動部304は、ステッピングモータやDCモータ等を用いて構成される。フォーカスレンズ駆動部304は、レンズ制御部312の制御のもと、フォーカスレンズ301bを光軸L上に沿って移動させる。
フォーカスレンズ位置検出部305は、フォトインタラプタ等を用いて構成され、フォーカスレンズ駆動部304によって駆動されたフォーカスレンズの位置を検出する。フォーカスレンズ位置検出部305は、ズームレンズ位置検出部303と同様の方法により、フォーカスレンズ301bの光軸L上における位置を検出する。
絞り306は、光学系301が集光した光の入射量を制限することにより露出の調整を行う。絞り駆動部307は、ステッピングモータ等を用いて構成され、レンズ制御部312の制御のもと、絞り306を駆動することにより、撮像素子203に入射する光の光量を調整する。
絞り値検出部308は、絞り駆動部307によって駆動された絞り306の状態を検出することにより、絞り306の絞り値を検出する。絞り値検出部308は、リニアエンコーダや可変抵抗素子等のポテンションメータおよびA/D変換回路等を用いて構成される。
レンズ操作部309は、図1に示すように、レンズ部3のレンズ鏡筒の周囲に設けられる操作リング309a等であり、光学系301内のズームレンズ301aやフォーカスレンズ301bの動作または撮像装置1の動作を指示する指示信号が入力される。なお、レンズ操作部309は、プッシュ式のスイッチ等であってもよい。
レンズ記録部310は、光学系301および絞り306の位置や動きを決定するための制御用プログラムを記憶する。レンズ記録部310は、光学系301の倍率、焦点距離、画角、収差およびF値(明るさ)等を記憶する。
レンズ通信部311は、レンズ部3が本体部2に装着されたときに、本体部2の本体通信部208と通信を行うための通信インターフェースである。
レンズ制御部312は、CPU等を用いて構成され、本体通信部208およびレンズ通信部311を介して入力される制御部214からの指示信号や駆動信号に応じてレンズ部3の動作を制御する。レンズ制御部312は、本体通信部208およびレンズ通信部311を介して撮像素子203が画像データを生成するタイミングに同期してズームレンズ位置検出部303が検出したズームレンズ301aの位置、フォーカスレンズ位置検出部305が検出したフォーカスレンズ301bの位置および絞り値検出部308が検出した絞り306の絞り値を制御部214に出力する。
接眼部4は、ユーザが目を近接させることによって認識可能な表示画面を表示する。接眼部4は、撮像素子203が生成した画像データに対応するライブビュー画像を表示する。接眼部4は、接眼通信部41と、接眼表示部42と、を備える。
接眼通信部41は、接眼部4が本体部2に装着されたときに、本体部2のアクセサリ通信部209と通信を行うためのインターフェースである。
接眼表示部42は、液晶または有機EL等からなる表示パネルを用いて実現される。接眼表示部42は、画像データに対応するライブビュー画像を表示する。接眼表示部42は、撮像装置1の操作情報または撮影状況に関する撮影情報をライブビュー画像に重畳して表示する。接眼表示部42は、ユーザが目を近接させることにより、ライブビュー画像が確認される。
以上の構成を有する撮像装置1が行う動作について説明する。図4は、撮像装置1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図4において、まず、ユーザによって電源スイッチ210aが操作されて、撮像装置1の電源がオン状態になる(ステップS101:Yes)と、制御部214は、撮像装置1が撮影モードであるか否かを判断する(ステップS102)。撮像装置1が撮影モードであると制御部214が判断した場合(ステップS102:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS103へ移行する。これに対して、撮像装置1が撮影モードでないと制御部214が判断した場合(ステップS102:No)、撮像装置1は、後述するステップS115へ移行する。なお、撮像装置1の電源がオン状態でない場合(ステップS101:No)、撮像装置1は、本処理を終了する。
ステップS103において、表示制御部214gは、撮像装置1に設定されたモードに応じて、撮像素子203が連続的に生成する画像データに対応するライブビュー画像を表示部211または接眼表示部42に順次表示させる。これにより、図5に示すように、撮影者は、表示部211または接眼表示部42が表示するライブビュー画像を見ながら撮影の構図を選択しながら撮影を行うことができる。
続いて、撮影制御部214fは、レンズ部3とレンズ通信を行う(ステップS104)。具体的には、撮影制御部214fは、本体通信部208を介してレンズ部3からレンズデータを取得する。ここで、レンズデータは、フォーカスレンズ301b、ズームレンズ301bおよび絞り306の動作パラメータと、光学データと、レンズ状態データとを含む。動作パラメータは、フォーカスレンズ301bの最高動作速度情報等である。光学データは、分光透過率情報、歪補正情報および色収差情報等である。レンズ状態データは、フォーカスレンズ301bおよびズームレンズ301bの光軸L上における位置情報および絞り306の絞り値情報等である。
その後、撮像装置1は、撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を検出し、この検出した主要被写体候補をライブビュー画像上における所定の位置にアイコン画像として選択可能に表示する候補検出表示処理を実行する(ステップS105)。
図6は、候補検出表示処理の概要を示すフローチャートである。図6において、撮影制御部214fは、顔検出部214bが画像データに対応する画像内で人物の顔を検出可能であるか否かを判断する(ステップS201)。顔検出部214bが画像データに対応する画像内で顔を検出可能であると撮影制御部214fが判断した場合(ステップS201:Yes)、撮像装置1は、ステップS202へ移行する。これに対して、顔検出部214bが画像データに対応する画像内で顔を検出可能でないと撮影制御部214fが判断した場合(ステップS201:No)、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
続いて、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した顔の数nf、各顔の位置Pf、各顔サイズSfを判定する(ステップS202)。
その後、撮影制御部214fは、ライブビュー画像上における主要被写体候補の各アイコン画像における縦方向(短手方向)の長さTiを、ライブビュー画像上における縦方向の長さTpに対して顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した顔の数nfで除する(Ti=Tp/nf)ことによって算出する(ステップS203)。なお、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した顔のサイズSfを加味して主要被写体候補のアイコン画像における縦方向の長さTiを算出してもよい。
続いて、撮影制御部214fは、主要被写体候補の各アイコン画像における縦方向の長さTiが予め設定されたライブビュー画像上に表示可能な数の主要被写体のアイコン画像における縦方向の長さTt以上であるか否かを判断する(ステップS204)。主要被写体候補の各アイコン画像における縦方向の長さTiが予め設定されたライブビュー画像上に表示可能な数の主要被写体候補のアイコン画像の縦方向の長さTt以上であると撮影制御部214fが判断した場合(ステップS204:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS205へ移行する。これに対して、主要被写体候補の各アイコン画像における縦方向の長さTiが予め設定されたライブビュー画像上に表示可能な数の主要被写体候補のアイコン画像における縦方向の長さ未満であると撮影制御部214fが判断した場合(ステップS204:No)、撮像装置1は、後述するステップS207へ移行する。
ステップS205において、トリミング部214cは、顔検出部214bが検出した顔を含む領域をライブビュー画像から切り出してトリミング画像を生成し、この生成したトリミング画像を主要被写体候補の各アイコン画像として縦方向の長さTiにリサイズ処理を行って各顔のアイコン画像(アイコン化)を生成する。これにより、ライブビュー画像内で被写体が小さく、撮影者がタッチして選択することが困難であっても、容易に選択することができる。
続いて、表示制御部214gは、顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した顔の位置に基づいて、トリミング部214cが生成したアイコン画像をライブビュー画像上の右領域に並べて表示部211または接眼表示部42に表示させる(ステップS206)。具体的には、図7に示すように、表示制御部214gは、顔検出部214bがライブビュー画像Wn(n=整数)内から検出した主要被写体候補の顔の数が3つの場合(顔フレームK1〜K3)、トリミング部214cが生成したアイコン画像A1〜A3をライブビュー画像Wn上の右領域R1に並べて表示部211に表示させる。ここで、アイコン画像A1〜A3を右領域R1に表示する理由は、撮影者がレリーズスイッチ210bに人差し指を置いた状態で、親指でアイコン画像を容易に選択することができるからである。ここで、右領域R1は、撮像装置1の背面側から見た場合において、表示部211の表示画面上を長手方向に沿って略5分割したとき、レリーズスイッチ210b近傍の領域である。なお、右領域R1の長手方向の幅は、適宜設定することができる。その後、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
ステップS207において、撮影制御部214fは、ライブビュー画像内に表示された主要被写体候補のアイコン画像を切り替える次候補スイッチが操作されたか否かを判断する。具体的には、撮影制御部214fは、タッチパネル212から入力される位置信号に基づいて、ライブビュー画像内に表示された次候補スイッチが操作されたか否かを判断する。次候補スイッチが操作されていない場合(ステップS207:No)、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した主要被写体候補の顔を画面中心から規定数だけ優先して選択する(ステップS208)。具体的には、図8に示すように、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像Wn内から検出した主要被写体候補P1〜P5が写る顔フレームK1〜K5を表示部211の画面中心部から優先して規定数(たとえば3)選択する。図8に示す場合におい、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像Wn内から検出した顔フレームK1〜K3に写る主要被写体候補P1〜P3を選択する。このとき、撮影制御部214fは、主要被写体候補の顔の向き(たとえば正面に向いている顔)、顔のサイズ(たとえば画面内でサイズが大きい顔)、最至近に位置する顔(撮像装置1と被写体との距離が最も近い顔)、合焦(たとえばピントが最もあっている顔)、静止状態(たとえば画面内で最も静止している顔)および候補設定順(たとえば最新の候補された顔)の少なくともいずれか一つを用いて、主要被写体候補を他の主要被写体候補より優先して選択してもよい。
続いて、トリミング部214cは、撮影制御部214fが選択した主要被写体候補の各顔を含む領域をライブビュー画像から切り出してトリミング画像を主要被写体候補のアイコン画像として生成する(ステップS209)。
その後、表示制御部214gは、顔検出部214bがライブビュー画像内から検出した顔の位置に基づいて、トリミング部214cが生成したアイコン画像をライブビュー画像上の右領域に並べて表示部211または接眼表示部42に表示させ(ステップS210)、主要被写体候補のアイコン画像の切り替えを指示する次候補スイッチとして機能する次候補アイコンをアイコン画像の下に配置して表示部211に表示させる(ステップS211)。具体的には、図9に示すように、表示制御部214gは、トリミング部214cが生成したアイコン画像A1〜A3をライブビュー画像Wn上の右領域R1に並べて表示部211に表示させるとともに、アイコン画像A3の下に次候補アイコンA10を配置して表示部211に表示させる。なお、表示制御部214gは、接眼表示部42にライブビュー画像を表示させる場合、アイコン画像および次候補アイコンをライブビュー画像上に重畳して表示させる。この場合、撮影制御部214fは、タッチパネル212から各アイコン画像に対応する位置の位置信号を受信した場合、各アイコンに対応する制御を行ってもよい。これにより、消費電量を低減することができる。その後、撮像装置1は、図4のメインルーチンへ戻る。
ステップS207において、次候補スイッチが操作された場合(ステップS207:Yes)、撮影制御部214fは、顔検出部214bがライブビュー画像内から主要被写体候補の顔を現在選択されている顔から規定数(たとえば3)だけ次の主要被写体候補の顔に変更して選択する(ステップS212)。具体的には、図9に示すように、撮影制御部214fは、主要被写体候補として顔K1〜K3が選択されている場合、図10に示すように、次の主要被写体候補として顔K4,顔K5および顔K1に変更して選択する。これにより、表示制御部214gは、トリミング部214cが生成したアイコン画像A1,アイコン画像A4およびアイコン画像A5をライブビュー画像Wn上の右領域R1に並べて選択可能に表示させる。これにより、被写体の領域が小さい場合または被写体同士が互いにかさっている場合であっても、撮影者がアイコン画像をタッチすることで、主要被写体を選択することができる。ここで、アイコン画像の大きさ(表示領域)は、予め指の大きさに合わせた形成される。この結果、撮影者が誤ってタッチすることがない。さらに、ライブビュー画像Wn内で小さい被写体であっても、アイコン画像として大きく表示しているので、撮影者が間違いなく敏速に選択することができる。たとえば、撮影者が所望する主要被写体の領域がライブビュー画像Wn内で小さく、タッチして選択することが困難な場合であっても、ライブビュー画像Wn内に写る被写体をアイコン画像として平等に表示することができので、撮影者は、複数の主要被写体候補から容易かつ確実に所望の主要被写体を選択することができる。その後、撮像装置1は、ステップS209へ移行する。
図4に戻り、ステップ106以降の説明を続ける。ステップS106において、タッチパネル212を介してライブビュー画像上の主要被写体候補のアイコン画像がタッチされた場合(ステップS106:Yes)、主要被写体設定部214dは、タッチされたアイコン画像に対応する主要被写体候補を撮影パラメータの変更対象とする主要被写体として設定する(ステップS107)。その後、撮影制御部214fは、主要被写体設定部214dが設定した主要被写体に対して、撮影パラメータを変更する対象としてライブビュー画像内における主要被写体の領域を選択する(ステップS108)。具体的には、撮影制御部214fは、図11に示すように、撮影者によってアイコン画像A3が選択された場合、撮影パラメータを変更する対象としてアイコン画像A3に対応する主要被写体候補K3を主要被写体として選択し、この主要被写体K3付近の画像を、撮影パラメータを変更する対象の領域として選択する。この際、図12に示すように、表示制御部214gは、選択されたアイコン画像をライブビュー画像Wn上の左領域に拡大したアイコン画像A12を表示させるとともに、次候補スイッチA10以外のアイコン画像を非表示にしてもよい。これにより、撮影者は、選択した主要被写体を直感的に把握することができる。
ステップS106において、タッチパネル212を介してライブビュー画像上の主要被写体候補のアイコン画像がタッチされていない場合(ステップS106:No)、撮影制御部214fは、パラメータを変更する対象としてライブビュー画像の画面中央の領域を選択する(ステップS109)。その後、撮像装置1は、ステップS110へ移行する。
続いて、操作リング309aが操作された場合(ステップS110:Yes)、パラメータ変更部214eは、操作リング309aの操作に応じて、撮影制御部214fが選択した領域の撮影パラメータを調整する(ステップS111)。具体的には、図13に示すように、パラメータ変更部214eは、撮影制御部214fが主要被写体P3を選択している場合(図13(a))、操作リング309aの操作量に応じて、顔K3の領域の輝度を用いて露出合わせやピント合わせを行う(図13(b))。これにより、主要被写体P3に対して、撮影パラメータが適切、たとえば適正露出状態やピントが合った状態になる。この結果、図14に示すように、撮影者は、移動が激しい主要被写体を直接タッチするより敏速に選択することができるとともに、容易かつ確実に選択することができる。
ステップS110において、操作リング309aが操作されていない場合(ステップS110:No)、撮影制御部214fは、選択した領域に対して、撮影パラメータが適正になるように自動で調整する(ステップS112)。
ステップS111およびステップS112の後、レリーズスイッチ210bからセカンドレリーズ信号が入力された場合(ステップS113:Yes)、撮影制御部214fは、撮影を行い、撮影した画像データを記録部213に記録する(ステップS114)。この際、撮影制御部214fは、タッチパネル212から位置信号が入力された場合、撮影を行ってもよい。さらに、撮影制御部214fは、主要被写体に対して各露出の撮影を行ってもよい(ブラケット撮影)。さらにまた、撮影制御部214fは、各主要被写体候補に対して適切露出で撮影を行ってもよい。また、撮影制御部214fは、主要被写体に対して複数の露出毎に連続的に撮影し、この画像を合成して主要被写体を適正露出で撮影を行ってもよい(HDR撮影)。撮影制御部214fは、その後、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。
ステップS113において、レリーズスイッチ210bを介してセカンドレリーズ信号が入力されていない場合(ステップS114:No)、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。
ステップS102において、撮像装置1が撮影モードでなく(ステップS102:No)、撮像装置1が記録部213によって記録されている画像データの再生(再生モード)が選択されている場合(ステップS115:Yes)、表示制御部214gは、記録部213が記録する画像データに対応する画像を再生する(ステップS116)。
続いて、再生する画像を変更する指示信号が入力された場合(ステップS117:Yes)、表示制御部214gは、再生する画像を変更する(ステップS118)。その後、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。これに対して、再生する画像を変更する指示信号が入力されていない場合(ステップS117:No)、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。
ステップS115において、撮像装置1が記録部213によって記録されている画像データの再生(再生モード)が選択されていない場合(ステップS115:No)、撮像装置1は、操作リング309aの操作に応じて変更する撮影パラメータの設定を変更する設定変更処理を実行する(ステップS119)。具体的には、図15に示すように、表示制御部214gは、リング操作切り替え設定画像を表示部211に表示させる。この場合、撮影制御部214fは、撮影者によって選択されたアイコンに応じた内容、たとえば絞り値をリング操作によって切り替え可能な撮影パラメータとして設定する。図15において、アイコンA21は、撮影パラメータとして露出補正を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA22は、撮影パラメータとしてピントを設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA23は、撮影パラメータとしてズーム倍率を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA24は、撮影パラメータとして主要被写体のアイコン画像の拡大率(表示率)を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA25は、撮影パラメータとしてシャッタスピード(SS)を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA26は、撮影パラメータとして絞り値(F値)を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA27は、リング操作切り替え設定画面からライブビュー画像に戻る指示信号の入力を受け付けるアイコンである。その後、撮像装置1は、ステップS101へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、表示制御部214gがトリミング部214cによって生成された撮影パラメータの設定する際の基準となる主要被写体候補に対応するトリミング画像を、表示部211によって表示されるライブビュー画像上における右領域R1に選択可能に重畳して表示させる。この結果、動きの激しい被写体であっても、主要被写体として容易に選択することができる。
さらに、本発明の実施の形態1によれば、撮影者が撮像装置1を構えた基本姿勢を崩さないまま主要被写体を選択することができるとともに、簡易な操作、たとえば親指を動かすだけの操作のみで主要被写体の選択を行うことができるので、撮像装置1を両手で把持した状態で撮影することができる。この結果、撮影者は、シャッタチャンスを逃すことなく、所望の主要被写体を基準にして撮影の絵作りを行うことができる。さらに、撮影者は、レンズ部3を把持した状態を変更する必要がないので、手ブレを低減することができる。特にレンズ部3が高倍率のズームレンズの場合に有効である。
また、本発明の実施の形態1によれば、表示制御部214gが主要被写体候補に対応するトリミング画像をアイコン画像として表示部211の右領域R1に選択可能に重畳して表示させるので、撮影者のタッチによって被写体が隠れることない。この結果、撮影者は、表示部211が表示するライブビュー画像を見ながら所望の主要被写体および主要被写体候補の状況をリアルタイムで確認することができる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2は、上述した実施の形態にかかる撮像装置と同様の構成を有し、撮像装置が実行する処理のみ異なる。このため、以下においては、本実施の形態2にかかる撮像装置が実行する処理について説明する。なお、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
図16は、本実施の形態2にかかる撮像装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図16において、ステップS301〜ステップS308は、図4のステップS101〜ステップS108にそれぞれ対応する。
ステップS309において、撮影制御部214fは、タッチパネル212から入力される位置信号に応じて、タッチが継続されているか否かを判断する。タッチが継続されている場合(ステップS309:Yes)、操作リング309aの操作に応じて変更する撮影パラメータの項目を変更する(ステップS310)。具体的には、図17に示すように、撮影制御部214fは、撮影者が主要被写体候補のアイコン画像を選択後、同じ位置で所定時間(たとえば2秒)を継続している場合、撮影パラメータの項目を表示してタッチ位置に応じた撮影パラメータの項目を、操作リング309aの操作に応じて変更する撮影パラメータの項目として変更する。たとえば、撮影制御部214fは、撮影者が露出を調整するアイコンA31を選択した場合、操作リング309aの操作に応じて変更する撮影パラメータの項目として露出調整を設定する。アイコンA32は、撮影パラメータとしてピントを設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。アイコンA33は、撮影パラメータとしてズーム倍率を設定する指示信号の入力を受け付けるアイコンである。また、図18に示すように、表示制御部214gは、手動で設定した撮影パラメータの値を自動的に調整するアイコンS34を表示部211に表示させてもよい。また、アイコン画像の撮影パラメータ、たとえば露出状態やピント状態を変えたアイコン画像をさらに表示させてもよい。その後、撮像装置1は、ステップS311へ移行する。
ステップS311〜ステップS320は、図4のステップS109〜ステップS118にそれぞれ対応する。
ステップS321において、撮像装置1は、外部の処理装置に対して双方向に通信を行い、記録部213が記録する画像データを転送する通信モードを行う。その後、撮像装置1は、ステップS301へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、撮影制御部214fがタッチパネル212から入力される位置信号に基づいて、操作リング309aの操作に応じて変更する撮影パラメータの項目を変更する。これにより、撮影者は、ライブビュー画像を見ながら撮影パラメータの項目を変更することができるので、主要被写体のシャッタチャンスを逃すことなく、主要被写体の撮影パラメータの項目を変更しながら撮影を行うことができる。
さらに、本発明の実施の形態2によれば、撮影者が撮像装置1を構えた基本姿勢を崩さないまま主要被写体を選択することができるとともに、簡易な操作、たとえば親指を動かすだけの操作のみで主要被写体の選択を行うことができるので、撮像装置1を両手で把持した状態で撮影することができる。この結果、撮影者は、シャッタチャンスを逃すことなく、所望の主要被写体を基準にして撮影の絵作りを行うことができる。さらに、撮影者は、レンズ部3を把持した状態を変更する必要がないので、手ブレを低減することができる。
また、本発明の実施の形態2によれば、表示制御部214gが主要被写体候補に対応するトリミング画像をアイコン画像として表示部211の右領域R1に選択可能に重畳して表示させるので、撮影者のタッチによって被写体が隠れることない。この結果、撮影者は、表示部211が表示するライブビュー画像を見ながら所望の主要被写体および主要被写体候補の状況をリアルタイムで確認することができる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3は、上述した実施の形態にかかる撮像装置と同様の構成を有し、撮像装置が実行する処理のみ異なる。このため、以下においては、本実施の形態3にかかる撮像装置が実行する処理について説明する。なお、同一の構成には同一の符号を付して説明する。
図19は、本実施の形態3にかかる撮像装置1が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図19において、ステップS401〜ステップS406は、上述した図4のステップS101〜ステップS106にそれぞれ対応する。
ステップS407において、撮影制御部214fは、タッチパネル212から入力された位置信号に基づいて、タッチ位置がアイコン画像内であるか否かを判断する。タッチ位置がアイコン画像内であると撮影制御部214fが判断した場合(ステップS407:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS408へ移行する。これに対して、タッチ位置がアイコン画像内でないと撮影制御部214fが判断した場合(ステップS407:No)、撮像装置1は、後述するステップS410へ移行する。
ステップS408およびステップS409は、上述した図4のステップS107およびステップS108にそれぞれ対応する。
ステップS410において、撮影制御部214fは、タッチパネル212から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置が顔であるか否かを判断する。たとえば、図20に示すように、撮影制御部214fは、タッチパネル212から入力される位置信号に基づいて、撮影者がタッチしたタッチ位置が顔検出部214bによって検出された被写体P1の顔K1であるか否かを判断する。撮影者がタッチしたタッチ位置が顔であると撮影制御部214fが判断した場合(ステップS410:Yes)、撮像装置1は、後述するステップS411へ移行する。これに対して、撮影者がタッチしたタッチ位置が顔でないと撮影制御部214fが判断した場合(ステップS410:No)、撮像装置1は、後述するステップS412へ移行する。
ステップS411において、撮影制御部214fがタッチ位置を含むタッチ領域の画像を記録部213に記録させ、トリミング部214cがタッチ位置を含むタッチ領域を切り出してトリミング画像をアイコン画像として生成し、表示制御部214gがアイコン画像を表示部211に表示させる。具体的には、図21に示すように、表示制御部214gは、ユーザがタッチした被写体P1のアイコン画像A1を表示部211に表示させる。なお、撮影制御部214fは、タッチ領域の画像にタッチ領域に含まれる輝度や特徴点(たとえばエッジ、目、頭、口および鼻の特徴点、コントラスト等)を対応付けて記録部213に記録させてもよい。その後、撮像装置1は、ステップS415へ移行する。
ステップS412において、撮影制御部214fがタッチ位置を含むタッチ領域の輝度を記録部213に記録させ、トリミング部214cがタッチ位置を含むタッチ領域を切り出してトリミング画像をアイコン画像として生成し、表示制御部214gがアイコン画像を表示部211に表示させる。これにより、被写体が物(たとえば花)や風景であっても、撮影パラメータを設定する際に基準となる主要被写体候補として設定することができる。その後、撮像装置1は、ステップS415へ移行する。
続いて、撮影制御部214fは、加速度検出部207が検出する加速度が予め設定された閾値より大きいか否かを判断する(ステップS415)。具体的には、図22に示すように、撮影制御部214fは、撮影者によって撮像装置1が下向き(チルト操作)になった場合において(図22(a)→(b))、加速度検出部207が検出する加速度が予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。また、撮影制御部214fは、撮影者によって撮像装置1が左右のどちらか一方に急激に向けられた場合(パン操作)においても、加速度検出部207が検出する加速度が予め設定された閾値より大きいか否かを判断する。加速度検出部207が検出する加速度が予め設定された閾値より大きい場合(ステップS415:Yes)、撮影制御部214fは、撮影パラメータを変更する対象として選択した主要被写体の領域をリセットする(ステップS416)。その後、撮像装置1は、ステップS417へ移行する。これに対して、加速度検出部207が検出する加速度が予め設定された閾値より大きくない場合(ステップS415:No)、撮像装置1は、ステップS417へ移行する。
続いて、撮影制御部214fは、表示部211が表示するライブビュー画像から記録対象が消失したか否かを判断する(ステップS417)。ライブビュー画像から記録対象が消失した場合(ステップS417:Yes)、撮影制御部214fは、現状の撮影パラメータを保持する(ステップS418)。
その後、表示制御部214gは、ライブビュー画像から記録対象が消失したことを示す警告を表示部211に表示させる(ステップS419)。たとえば、図23に示すように、表示制御部214gは、記録対象に対応するアイコン画像がアイコン画像A2の場合、アイコン画像A2をハイライト表示することにより、ライブビュー画像から記録対象が消失したことを警告する。その後、撮像装置1は、ステップS420へ移行する。
ステップS417において、ライブビュー画像から記録対象が消失していない場合(ステップS417:No)、撮像装置1は、ステップS420へ移行する。
ステップS420〜ステップS428は、図4のステップS110〜ステップS118にそれぞれ対応する。ステップS429は、図16のステップS321に対応する。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、トリミング部214cがタッチパネル212から入力される位置信号に基づいて、タッチ位置を含む領域を画像内から切り出してトリミング画像を生成し、撮影制御部214fがタッチ領域の画像を記録する。これにより、撮影者が所望する被写体を、撮影パラメータを適用する主要被写体として容易かつ確実に設定することができる。
さらに、本実施の形態3によれば、画像内から記録対象が消失した場合、表示制御部214gが表示部211に警告を表示させる。これにより、撮影者は、表示部211が表示するライブビュー画像を見ながら所望の被写体が現状の構図から居なくなったことを直感的に把握することができる。
また、本発明の実施の形態3によれば、撮影者が撮像装置1を構えた基本姿勢を崩さないまま主要被写体を選択することができるとともに、親指を動かすだけで主要被写体の選択を行うことができるので、撮像装置1を両手で把持した状態で撮影することができる。この結果、撮影者は、シャッタチャンスを逃すことなく、所望の主要被写体を基準にして撮影の絵作りを行うことができる。さらに、撮影者は、レンズ部3を把持した状態を変更する必要がないので、手ブレを低減することができる。
また、本発明の実施の形態3によれば、表示制御部214gが主要被写体候補に対応するトリミング画像をアイコン画像として表示部211の右領域R1に選択可能に重畳して表示させるので、撮影者のタッチによって被写体が隠れることない。この結果、撮影者は、表示部211が表示するライブビュー画像を見ながら所望の主要被写体および主要被写体候補の状況をリアルタイムで確認することができる。
(その他の実施の形態)
また、上述した実施の形態では、本体部に対して、着脱自在なレンズ部を備えたデジタル一眼レフカメラであったが、たとえば、光学系を含むレンズ鏡筒が本体部と一体的に設けられたコンパクトデジタルカメラ等であっても適用することができる。
また、上述した実施の形態では、レンズ鏡筒に設けられた操作リングであったが、たとえばプッシュ式のスイッチ等であっても本発明を適用することができる。
また、上述した実施の形態では、本体部に対して接眼部が着脱自在であったが、接眼部と本体部とが一体的に形成されていてもよい。
また、上述した実施の形態では、画像処理部が制御部に組み込まれていたが、たとえば画像処理部を別途設けてもよい。さらに、画像処理部(画像エンジン)を複数設けてもよい。
また、上述した実施の形態では、接眼表示部と表示部とにそれぞれ画像を表示させていたが、たとえば、2つの表示領域を有する表示モニタであっても本発明を適用することができる。具体的には、2つの表示部を有する携帯電話や多機能端末等にも適用することができる。
また、本発明に係る撮像装置は、コンパクトデジタルカメラ、デジタル一眼レフカメラ以外にも、例えばアクセサリ等を装着可能なデジタルビデオカメラおよび撮影機能を有する携帯電話やタブレット型携帯機器等の電子機器にも適用することができる。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1 撮像装置
2 本体部
3 レンズ部
4 接眼部
41 接眼通信部
42 接眼表示部
201 シャッタ
202 シャッタ駆動部
203 撮像素子
204 撮像素子駆動部
205 信号処理部
206 発光部
207 加速度検出部
208 本体通信部
209 アクセサリ通信部
210 操作入力部
210a 電源スイッチ
210b レリーズスイッチ
210c 撮影モード切換スイッチ
211 表示部
212 タッチパネル
213 記録部
214 制御部
214a 画像処理部
214b 顔検出部
214c トリミング部
214d 主要被写体設定部
214e パラメータ変更部
214f 撮影制御部
214g 表示制御部
309 レンズ操作部
309a 操作リング

Claims (13)

  1. 被写体像の画像データを生成する撮像部と、
    前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部と、
    前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミング部と、
    前記トリミング部が生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御部と、
    前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力部と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画像に含まれる被写体の顔を検出する顔検出部をさらに備え、
    前記トリミング部は、前記顔検出部が検出した顔を含む領域を切り出してトリミング画像を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記表示制御部は、前記顔検出部が複数の顔を検出している場合、前記表示部に対し、前記トリミング部が生成した前記トリミング画像を規定数だけ表示させることを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御部は、前記トリミング部が前記トリミング画像を複数生成している場合、前記表示部に対し、前記画像の中心部に位置する被写体の前記トリミング画像を他の被写体のトリミング画像より優先して表示させることを特徴とする請求項2または3に記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御部は、前記表示部に対し、前記顔検出部が前記画像内において検出した顔の高さに対応する位置に前記トリミング画像を表示させることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の撮像装置。
  6. 前記表示制御部は、前記表示部に対し、前記トリミング画像を表示画面上の右領域に表示させることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の撮像装置。
  7. 前記表示制御部は、前記顔検出部が前記トリミング画像に対応する顔を検出することができなくなった場合、該トリミング画像に対応する被写体が消失したことを示す警告を前記表示部に表示させることを特徴とする請求項2〜6のいずれか一つに記載の撮像装置。
  8. 前記表示部の表示画面上に設けられ、外部からの物体のタッチを検出し、検出したタッチ位置に応じた位置信号を出力するタッチパネルと、
    前記タッチパネルから入力される前記位置信号に対応する前記トリミング画像に写る被写体を主要被写体として設定する主要被写体設定部と、
    前記主要被写体設定部が設定した前記主要被写体を基準として前記撮影パラメータを設定し、当該撮像装置の撮影を制御する撮影制御部と、
    をさらに備え、
    前記入力部は、前記タッチパネルであることを特徴とする請求項2〜7のいずれか一つに記載の撮像装置。
  9. 前記撮影パラメータの変更を指示する操作指示信号の入力を受け付ける操作部と、
    前記操作部が入力を受け付けた前記操作指示信号に応じて、前記主要被写体の前記撮影パラメータを変更するパラメータ変更部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項8に記載の撮像装置。
  10. 被写体像を結像する光学系を収容するレンズ部をさらに備え、
    前記操作部は、前記レンズ部に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記撮影パラメータは、前記トリミング画像に対応する前記被写体のピント状態、露出状態および表示倍率の少なくともいずれか一つ以上であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載の撮像装置。
  12. 被写体像の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備えた撮像装置が実行する表示方法であって、
    前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミングステップと、
    前記トリミングステップで生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御ステップと、
    前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  13. 被写体像の画像データを生成する撮像部と、前記撮像部が生成した前記画像データに対応する画像を表示する表示部とを備えた撮像装置に実行させるプログラムであって、
    前記画像内から撮影パラメータを設定する際の基準となる主要被写体候補を含む領域を切り出してトリミング画像を生成するトリミングステップと、
    前記トリミングステップで生成した前記トリミング画像を、前記表示部が表示する前記画像上の所定の位置に重畳して選択可能に表示させる表示制御ステップと、
    前記表示部が表示する選択可能な前記トリミング画像を指定する指示信号の入力を受け付ける入力ステップと、
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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