JP2010062431A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ Download PDF

Info

Publication number
JP2010062431A
JP2010062431A JP2008228212A JP2008228212A JP2010062431A JP 2010062431 A JP2010062431 A JP 2010062431A JP 2008228212 A JP2008228212 A JP 2008228212A JP 2008228212 A JP2008228212 A JP 2008228212A JP 2010062431 A JP2010062431 A JP 2010062431A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
ridge portion
semiconductor laser
dielectric film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008228212A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Yoshida
保明 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008228212A priority Critical patent/JP2010062431A/ja
Publication of JP2010062431A publication Critical patent/JP2010062431A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】スロープ効率が高い半導体レーザを得る。
【解決手段】n型GaN基板10上に、n型AlGaNクラッド層14、アンドープの活性層16、p型AlGaN電子障壁層18、p型AlGaNクラッド層20及びp型GaNコンタクト層22が順番に形成されている。p型GaNコンタクト層22からp型AlGaNクラッド層20の途中までエッチングされてリッジ部24が形成され、リッジ部24の両側にチャンネル部26が形成されている。リッジ部24の側面とチャンネル部26の上面に反射膜28が形成されている。金属性のp電極32が反射膜28上に形成されている。反射膜28は、屈折率が異なるSiO膜28aとTa膜28bの対を2対以上積層したものである。SiO膜28aとTa膜28bの光学厚みはそれぞれ1/4波長である。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ディスクシステムや光通信などに利用される半導体レーザに関し、特にスロープ効率が高い半導体レーザに関するものである。
半導体レーザは、光ディスクシステムや光通信などに広く用いられている。その中でも、リッジ部型半導体レーザは、構造が簡単で高い信頼性が得られるため広く用いられている。このようなリッジ部型半導体レーザとして、リッジ部の側面とチャンネル部の上面に表面保護及び電気的絶縁のために絶縁膜が形成され、この絶縁膜上に金属電極が形成されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この半導体レーザは構造が簡単であるため低コストで製造できる。
特開2006−93654号公報
金属の光吸収係数は半導体の10倍以上ある。このため、従来の半導体レーザでは、発振したレーザ光が絶縁膜を通過して僅かに漏れても、金属電極に吸収されてしまう。これにより、内部損失が増加してスロープ効率が低下し、閾値電流や動作電流の増加を招くという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、スロープ効率が高い半導体レーザを得るものである。
本発明は、基板と、前記基板上に順番に形成された第1導電型クラッド層、活性層、第2導電型クラッド層及び第2導電型コンタクト層を有し、前記第2導電型コンタクト層から前記第2導電型クラッド層の途中までエッチングされてリッジ部が形成され、前記リッジ部の両側にチャンネル部が形成された半導体層と、前記リッジ部の上面において開口が形成され、前記リッジ部の側面と前記チャンネル部の上面に形成された反射膜と、前記反射膜上に形成され、前記開口を介して前記第2導電型コンタクト層に電気的に接続された金属電極とを備え、前記反射膜は、屈折率が異なる第1誘電体膜と第2誘電体膜の対を2対以上積層したものであり、前記第1誘電体膜と前記第2誘電体膜の光学厚みはそれぞれ1/4波長であるであることを特徴とする半導体レーザである。本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明により、スロープ効率が高い半導体レーザを得ることができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る半導体レーザを示す斜視図である。ただし、図1では、レーザ内部が見えるように半導体レーザの一部を切り欠いて表示している。また、図2は、本発明の実施の形態に係る半導体レーザを示す断面図である。ただし、図2では、要部を拡大して下方に示している。
n型GaN基板10(基板)上に、半導体層12として、n型AlGaNクラッド層14(第1導電型クラッド層)、アンドープの活性層16、p型AlGaN電子障壁層18、p型AlGaNクラッド層20(第2導電型クラッド層)及びp型GaNコンタクト層22(第2導電型コンタクト層)が順番に形成されている。
ここで、n型AlGaNクラッド層14は、Al組成比が0.05〜0.2(例えば0.07)、厚みが0.5〜4μm(例えば1μm)であり、n型不純物としてSiがドープされている。活性層16は、InGa1−xN障壁層とInGa1−yN井戸層が交互に積層された多重量子井戸活性層である。例えばInGa1−xN障壁層の厚みが7nmでx=0.02、InGa1−yN井戸層の厚みが3.5nmでy=0.14、井戸数が3である。なお、活性層16の両端に井戸層が配置されていても、バリア層が配置されていてもどちらでも良い。p型AlGaN電子障壁層18は、Al組成比が0〜0.3(例えば0.18)、厚みが0〜40nm(例えば10nm)である。p型AlGaNクラッド層20は、Al組成比が0.05〜0.2(例えば0.07)、厚みが200nm〜4μm(例えば500nm)であり、p型不純物としてMgがドープされている。p型GaNコンタクト層22は、厚みが10〜500(例えば30nm)であり、p型不純物としてMgがドープされている。
p型GaNコンタクト層22からp型AlGaNクラッド層20の途中までエッチングされて、〈1−100〉方向に向かって、光導波構造であるリッジ部24が形成されている。また、リッジ部24の両側にチャンネル部26が形成されている。
このリッジ部24の幅は、1〜3μm(例えば1.5μm)であり、横モードとして基本モードのみ許容される幅である。特に光ディスクシステム等に用いられる半導体レーザでは、高出力までビーム形状の変化がなく光出力の直線性が良いことが要求される。このため、本実施の形態のようにリッジ部の幅を狭くして基本モードのみで発振するように設計される。
本実施の形態の特徴として、リッジ部24の側面とチャンネル部26の上面に反射膜28が形成されている。反射膜28にはリッジ部24の上面において開口30が形成されている。この反射膜28は、半導体層12側から、屈折率が異なるSiO膜28a(第1誘電体膜)とTa膜28b(第2誘電体膜)の対を3対積層したものである。SiO膜28aとTa膜28bの光学厚みは、半導体レーザの発振波長に対して、それぞれ1/4波長である。具体的には、SiO膜28aの厚みは71nm、Ta膜28bの厚みは46nmである。なお、反射膜28全体の厚みは351nmであり、通常用いられる単層の絶縁膜と同程度である。
金属性のp電極32(金属電極)が反射膜28上に形成されている。このp電極32は、例えばPd膜、Ta膜及びAu膜を積層したものである。p電極32は、反射膜28の開口30を介してp型GaNコンタクト層22に電気的に接続されている。n型GaN基板10の下面にn電極34が形成されている。このn電極34は、例えばTi膜及びAu膜を積層したものである。
本実施の形態に係る半導体レーザの製造方法について説明する。まず、予めサーマルクリーニングなどにより表面を清浄化したn型GaN基板10上に、有機金属化学気相成長(MOCVD)法により、n型AlGaNクラッド層14、アンドープの活性層16、p型AlGaN電子障壁層18、p型AlGaNクラッド層20及びp型GaNコンタクト層22を順番に積層する。ここで、例えばn型AlGaNクラッド層14の成長温度を1000℃、活性層16の成長温度を740℃、p型AlGaN電子障壁層18からp型GaNコンタクト層22までの成長温度を1000℃とする。
次に、ウェハ全面にレジストを塗布する。このレジストをリソグラフィーによりパターニングして、リッジ部24の形状に対応した形状のレジストパターンを形成する。このレジストパターンをマスクとして、例えばRIE法によりp型GaNコンタクト層22からp型AlGaNクラッド層20の途中までエッチングしてリッジ部24及びチャンネル部26を形成する。
次に、レジストパターンを残したまま、ウェハ全面に、例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法などによりSiO膜28aとTa膜28bの対を3対積層した反射膜28を形成する。レジストパターンの除去と同時にリッジ部24上にある反射膜28を除去する、いわゆるリフトオフを行う。これにより、リッジ部24の上面において反射膜28に開口30を形成する。
次に、ウェハ全面に真空蒸着法によりPd膜、Ta膜及びAu膜を積層した後、レジスト塗布及びリソグラフィー及びウエットエッチング又はドライエッチングにより、p電極32を形成する。
次に、n型GaN基板10の下面に真空蒸着法によりTi膜及びAu膜を積層してn電極34を形成する。その後、ウェハを劈開などによりバー状に加工して両共振器端面を形成する。これらの共振器端面に端面コーティングを施す。このバーを劈開などによりチップ化する。以上の工程により、本実施の形態に係る半導体レーザが製造される。
以上説明したように、本実施の形態の反射膜28は、屈折率が異なる第1誘電体膜と第2誘電体膜の対を3対積層したものであり、第1誘電体膜と第2誘電体膜の光学厚みはそれぞれ1/4波長である。このような構成の反射膜28は、一般的には半導体レーザの後端面のコーティング膜として用いられるが、本実施の形態ではリッジ部24を覆う絶縁膜として用いている。そして、半導体層12内で発生したレーザ光が反射膜28に入射する方向は自己整合的に垂直入射に近くなる。従って、レーザ光は反射膜28により反射され、p電極32側に漏れ出すことが無くなる。よって、スロープ効率が高い半導体レーザを得ることができる。
なお、反射膜28の反射率は、第1誘電体膜と第2誘電体膜の対の数が多いほど増加する。例えば反射膜28がSiO膜とTa膜の対を2対積層したものである場合、波長400nmの光に対する反射率は77%となる。これに対し、3対の場合90%になり、5対の場合は98%以上になる。ただし、反射膜28を厚くしすぎると、反射膜28自身の内部応力による膜剥離などの問題が発生するため、第1誘電体膜と第2誘電体膜の対の数は2〜10対が適当である。
また、リッジ部24の幅が狭く基本モード発振のみが許容されるリッジ部型半導体レーザでは、リッジ部24の幅が広く高次モードが許容されるリッジ部型半導体レーザに比べて光の漏れの影響が大きいため、本発明が特に有効である。
また、青色半導体レーザに用いられる窒化ガリウム系半導体の屈折率は2.5程度であり、赤色半導体レーザなどに用いられるガリウム砒素系半導体の屈折率3.6程度に比べ小さく、反射膜28の屈折率に近い。従って、半導体層12が窒化ガリウム系半導体からなる場合は、p電極32への光の漏れが多いため、本発明が特に有効である。
なお、第1誘電体膜として、SiO膜28aの代わりに、MgF、LiF、LaF、NdF、NaF、ThFなどの膜を用いることができる。また、第2誘電体膜として、Ta膜28bの代わりに、Si、TiO、AlN、Nb、Al、ZrO、Y、HfO、Sc、ThO、MgO、Siなどの膜を用いることができる。第1誘電体膜や第2誘電体膜の厚みは、発振波長をλ、屈折率をnとしてλ/(4n)から計算する。本実施の形態では、SiOの屈折率を1.4、Taの屈折率を2.2としてSiO膜28a及びTa膜28bの厚みを計算した。
本実施の形態では、半導体層12に低屈折率の第1誘電体膜が接しているが、半導体層12上に高屈折率の第2誘電体膜を形成した後に第1誘電体膜と第2誘電体膜の対を形成しても良い。また、反射膜28の最上層を低屈折率の第1誘電体膜にしてもよい。また、半導体層12やp電極32に接する層を第1誘電体膜や第2誘電体膜以外の膜で形成してもよい。これらの層構成では反射率が低下するが、半導体層12やp電極32との密着性が向上する。また、製膜条件により誘電体膜の内部応力を制御できる場合は、第1誘電体膜と第2誘電体膜の一方が圧縮応力、他方が引張応力を有するようにすれば、両者の密着性が向上する。
本実施の形態では、窒化ガリウム系の青色半導体レーザについて説明したが、これに限らず、赤色レーザや780nmレーザなど、他の波長帯のリッジ部型半導体レーザに本発明を適用しても同様の効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る半導体レーザを示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る半導体レーザを示す断面図である。
符号の説明
10 n型GaN基板(基板)
12 半導体層
14 n型AlGaNクラッド層(第1導電型クラッド層)
16 活性層
20 p型AlGaNクラッド層(第2導電型クラッド層)
22 p型GaNコンタクト層(第2導電型コンタクト層)
24 リッジ部
26 チャンネル部
28 反射膜
28a SiO膜(第1誘電体膜)
28b Ta膜(第2誘電体膜)
30 開口
32 p電極(金属電極)

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上に順番に形成された第1導電型クラッド層、活性層、第2導電型クラッド層及び第2導電型コンタクト層を有し、前記第2導電型コンタクト層から前記第2導電型クラッド層の途中までエッチングされてリッジ部が形成され、前記リッジ部の両側にチャンネル部が形成された半導体層と、
    前記リッジ部の上面において開口が形成され、前記リッジ部の側面と前記チャンネル部の上面に形成された反射膜と、
    前記反射膜上に形成され、前記開口を介して前記第2導電型コンタクト層に電気的に接続された金属電極とを備え、
    前記反射膜は、屈折率が異なる第1誘電体膜と第2誘電体膜の対を2対以上積層したものであり、
    前記第1誘電体膜と前記第2誘電体膜の光学厚みはそれぞれ1/4波長であることを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記リッジ部の幅は、基本モード発振のみが許容される幅であることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. 前記半導体層は窒化ガリウム系半導体からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体レーザ。
JP2008228212A 2008-09-05 2008-09-05 半導体レーザ Pending JP2010062431A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228212A JP2010062431A (ja) 2008-09-05 2008-09-05 半導体レーザ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008228212A JP2010062431A (ja) 2008-09-05 2008-09-05 半導体レーザ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010062431A true JP2010062431A (ja) 2010-03-18

Family

ID=42188893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008228212A Pending JP2010062431A (ja) 2008-09-05 2008-09-05 半導体レーザ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010062431A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112670819A (zh) * 2020-12-03 2021-04-16 华芯半导体科技有限公司 基于Nitride斜坡刻蚀的VCSEL芯片及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112670819A (zh) * 2020-12-03 2021-04-16 华芯半导体科技有限公司 基于Nitride斜坡刻蚀的VCSEL芯片及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4598845B2 (ja) 窒化物半導体レーザ装置
JP5285835B2 (ja) 半導体素子およびその製造方法
JP5425172B2 (ja) 半導体レーザ素子及び半導体レーザ素子の製造方法
KR100770438B1 (ko) 반도체발광소자
KR100989789B1 (ko) 반도체 레이저 소자
KR100621117B1 (ko) 반도체 레이저 및 그 제조 방법
JP2007235107A (ja) 半導体発光素子
JP3523700B2 (ja) 窒化物半導体レーザ素子
JP2009164512A (ja) 半導体レーザ装置
KR20100005655A (ko) 반도체 레이저의 제조방법
JP2870486B2 (ja) 半導体レーザ素子
JP2003163417A (ja) 半導体発光素子及びその製造方法
JP2009212386A (ja) 半導体光素子の製造方法
US20200251884A1 (en) Semiconductor laser element and method of manufacturing the same
JP2006093682A (ja) 半導体レーザおよびその製造方法
JP4889930B2 (ja) 窒化物半導体レーザ素子の製造方法
JP5273459B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JP4917031B2 (ja) 窒化物半導体レーザ装置およびその製造方法
JP2010062431A (ja) 半導体レーザ
TW507401B (en) High-power semiconductor laser device in which near-edge portions of active layer are removed
JP2000036633A (ja) 半導体レ―ザ
JP2003179306A (ja) 半導体レーザ素子およびその製造方法
JP5610032B2 (ja) 半導体レーザの製造方法
JP2005327907A (ja) 半導体レーザ素子
JP2005327908A (ja) 半導体レーザ素子