JP2010060410A - リーク点検出器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】赤外線ガスアナライザ12のキュベット12aに1本のリーク点探索用ガスパイプ11が接続されており、このリーク点探索用ガスパイプ11の先端から前記キュベット12aへのガス導入を行うためのポンプ13が予め設定した周期でオン・オフ切り換えされるようになっているリーク点検出器10を提供する。
【選択図】図1
Description
この特許文献1記載のリーク点検出器(ガスアナライザ)は、リーク点探索用ガスパイプ(ガス吸引用パイプ)と、探索点周辺の参照用ガス(例えば大気)を吸引するための参照ガス用ガスパイプと、これらガスパイプが選択的に接続されるキュベットを有する赤外線ガスアナライザと、この赤外線ガスアナライザの前記キュベットに対してリーク点探索用ガスパイプ及び参照ガス用ガスパイプを選択的に接続するための電磁弁と、ガス吸引用のポンプとを有し、キュベットに導くガスを電磁弁で切り換えて、リーク点探索用ガスパイプで吸引したガスと参照ガス用パイプで吸引したガスの成分の差による赤外線吸収量の違いにより、リーク点を検出する構成となっている。特許文献1では、検査対象機器に赤外線活性のテストガスを導入しておき、リーク点探索用ガスパイプで吸引したガス中に含まれるテストガスを、赤外線ガスアナライザでの赤外線吸収量の測定値から検出することで、リーク点を検出する技術を開示している。
また、このリーク点検出器は、電磁弁によって、リーク点探索用ガスパイプと参照ガス用ガスパイプのキュベットに対する接続を短時間で交互に切り換える構成になっているが、ガス吸引用のポンプは連続運転されるためポンプの寿命、バッテリ電源の寿命にも影響があった。
バッテリ電源に関しては、乾電池(例えばIEC 80086あるいはJIS 8500に適合するもの)等の小型のものを使用すると短期間で交換せねばならなくなり、鉛蓄電池等の比較的大型のものを使用すると重量が大きいためリーク点検出器の可搬性に大きな影響を与える。
第1の発明は、密閉容器あるいは流路配管である検査対象部材に赤外線活性を持つテストガスを導入して、前記テストガスの前記検査対象部材からの漏出箇所を検出する試験に用いられるリーク点検出器であって、キュベットに発光器及び受光器を対向配置してなる赤外線ガスアナライザと、この赤外線ガスアナライザの前記キュベットに連通された1本のリーク点探索用ガスパイプと、このリーク点探索用ガスパイプの先端から前記キュベットへのガス導入を行うためのポンプと、このポンプの駆動を予め設定した周期でオン・オフ切り換えするポンプ駆動制御回路とを具備することを特徴とするリーク点検出器を提供する。
第2の発明は、さらに、ポンプの駆動中において赤外線ガスアナライザの受光器にて受光した赤外線強度と、ポンプの駆動開始直前の前記ポンプの駆動停止時間中において前記受光器にて受光した赤外線強度とを比較し、ポンプ駆動中における赤外線強度が駆動開始直前における赤外線強度よりも低い場合にテストガス検出信号を出力する比較検出部を具備することを特徴とする第1の発明のリーク点検出器を提供する。
第3の発明は、前記比較検出部から出力されたテストガス検出信号に基づいてテストガスが検出されたことを報知するための報知情報を出力する報知部とを具備することを特徴とする第2の発明のリーク点検出器を提供する。
第4の発明は、前記ポンプ駆動制御回路による前記ポンプの駆動が、ポンプの駆動停止時間が0.3〜0.5秒であり、周期当たり0.5〜1秒でオン・オフ切り換えされることを特徴とする第1〜3のいずれかの発明のリーク点検出器を提供する。
第5の発明は、前記キュベットから延出する前記リーク点探索用ガスパイプの先端部が、手動で移動操作可能な移動操作部に設けられていることを特徴とする第1〜4のいずれかの発明のリーク点検出器を提供する。
ポンプ駆動制御回路によって、ポンプの駆動を予め設定した周期でオン・オフ切り換えする構成であり、ポンプの駆動中において赤外線ガスアナライザの受光器にて受光した赤外線強度と、ポンプの駆動開始直前の前記ポンプの駆動停止時間中において前記受光器にて受光した赤外線強度との比較から、リーク点の存在を把握(リーク点を検出)することが可能である。
例えば、ポンプの駆動開始直前の駆動停止中において赤外線ガスアナライザの受光器にて受光した赤外線の強度を記憶する記憶部を設けておく。そして、ポンプが駆動停止状態から駆動状態(駆動時間)に入ったときに、記憶部に記憶された赤外線吸収量とポンプの駆動中に赤外線ガスアナライザの受光器にて受光した赤外線の強度とを比較する。
この点、リーク量が数g/年程度のリーク点の検出については、第4の発明のように、ポンプの駆動停止時間が0.3〜0.5秒であれば、ポンプの駆動による吸引動作で滞留部が消滅した後、駆動停止時間中に、再び、リーク点の検出を確実に行える程度の大きさの滞留部を生じさせることができ、微小なリーク点を効率良く検出できる。
リーク点付近からのガス吸引の開始から、前記滞留部を構成するテストガスの吸引によってキュベット内のテストガス濃度が最高値に達するまでの時間(図4参照)は、赤外線ガスアナライザのキュベットの容積、ポンプの能力(吸引量)に依存する。第4の発明のリーク点検出器の構成は、換言すれば、ポンプの駆動停止時間が0.3〜0.5秒、ポンプの駆動のオン・オフ切り換えの1周期当たりの時間が0.5〜1秒、を満たすように、赤外線ガスアナライザのキュベットの容積、ポンプの能力(吸引量)を設定した構成である。
また、電動のポンプをバッテリ電源で駆動する場合、バッテリ電源からポンプへの給電を間欠的に行ってポンプを間欠運転する。この場合、バッテリ電源の消耗が小さくて済み、バッテリ電源の寿命を延長することができる。
なお、移動操作部には、キュベットから延出する前記リーク点探索用ガスパイプの先端部のみならず、例えば、赤外線ガスアナライザ、ポンプ、ポンプ駆動制御回路の1以上を組み込んでも良い。また、第2の発明に係る比較検出部、第3の発明に係る報知部を移動操作部に設けること、電動式のポンプの駆動用のバッテリ電源を移動操作部に設けることも可能である。
前記漏れ試験は、密閉容器あるいは流路配管である検査対象部材1(図1、図2参照)に赤外線活性を持つテストガスGを導入し、このテストガスGの前記検査対象部材1からの漏出をリーク点検出器10を用いて検出することで行う。また、本発明に係るリーク点検出器10は、リーク点Rの探索に用いることができる。本発明に係るリーク点検出器10は、特に、目視では確認が難しい微小なリーク点Rの探索に好適に用いることができる。このリーク点検出器10を用いることで、検査対象部材1のリーク点の有無を検査できる。
なお、検査対象部材1としては、気密性が要求されるものの他、水密性が要求されるものも採用し得る。例えば、地下布設された通信ケーブルの接続点を収納する地下設置用クロージャ等も対象となり得る。
なお、検査対象部材の使用時に導入するガスが、赤外線活性を有するものである場合は、この使用時導入ガス自体をテストガスとして扱って漏れ試験を行うことも可能である。
発光器12bと受光器12cとは、キュベット12aの内側空間12sを介して両側に対向配置されている。
また、このリーク点検出器10は、前記キュベット12aから延出する排気パイプ17を具備しており、この排気パイプ17にポンプ13が接続されている。
このリーク点検出器10では、排気パイプ17に設けられたポンプ13の駆動によって、前記リーク点探索用ガスパイプ11のキュベット12aとは反対側の先端からのガス吸引、及び、前記リーク点探索用ガスパイプ11に吸引したガスの前記キュベット12aへの導入が行われる。
なお、前記ポンプ13の設置位置は、前記排気パイプ17に限定されず、例えば、リーク点探索用ガスパイプ11の途中あるいはその長手方向の端部(キュベット12a側の端部、キュベット12aとは反対側の端部のいずれでも良い)であっても良い。
ポンプ駆動制御回路14、比較検出部15は、このリーク点検出器10の全体の駆動制御用の制御部18内に設けられている。
前記スイッチ132は、駆動用電源回路131を開閉する。
ポンプ13の駆動停止時間は、0.3〜0.5秒である。但し、1周期に要する時間よりも短い範囲に設定することは言うまでもない。
ポンプ13の駆動停止時間を0.3秒以上確保することで、リーク点R(図1参照)付近の滞留部Gがリーク点探索用ガスパイプ11に吸引されて消滅した後に、微小なリーク点R(図1参照)の付近に、リーク点から漏れ出したテストガスGが滞留する滞留部G1を再び生じさせることができ、この滞留部のテストガスを吸引することで、微小なリーク点Rを効率良く検出できる。
なお、赤外線ガスアナライザ12の発光器12bの赤外線出力は一定である。
比較部15bは、駆動停止状態から駆動を開始した前記ポンプ13の駆動中において赤外線ガスアナライザ12の受光器12cにて受光した赤外線強度と、記憶部15aに記憶された赤外線強度、すなわち、駆動開始直前の前記ポンプ13の駆動停止時間中に赤外線ガスアナライザ12の受光器12cにて受光した赤外線強度の計測値とを比較する。
図1に示すように、出力部15cは、ここでは具体的には、テストガス検出信号として報知部16の駆動指令を出力する。報知部16は、この駆動指令に基づいて駆動して、報知情報を出力する。
この場合、比較検出部15は、前記ポンプ13が駆動停止状態にあるときの赤外線吸収量を記憶する記憶部15aと、駆動停止状態の前記ポンプ13の駆動を開始したときに、前記ポンプ13の駆動中において計測された赤外線吸収量とこの駆動開始直前の前記ポンプ13の駆動停止時間中に記憶部15aに記憶された赤外線吸収量とを比較する比較部15bと、比較部15bでの赤外線吸収量の比較の結果、前記ポンプ13の駆動中において計測された赤外線吸収量が前記記憶部15aに記憶された赤外線吸収量よりも多い(テストガス濃度が高い)場合に、テストガス検出信号を出力する出力部15cとを具備する構成とする。
なお、据え置き型の場合は、例えば、リーク点検出器のリーク点探索用ガスパイプ11に対して検査対象部材を移動させるなどしてリーク点の探索を行うことができる。
移動操作部22は、赤外線ガスアナライザ12、ポンプ13及び該ポンプ13が接続された排気パイプ17を筐体に組み込んでなる操作部本体221と、この操作部本体221から突出された吸気パイプ222とを具備している。吸気パイプ222は、リーク点検出器10のリーク点探索用ガスパイプ11として機能するものであり、図3に示すように接続パイプ24を介して、操作部本体221の筐体223内の赤外線ガスアナライザ12のキュベット12aと連通されている。なお、図3では、操作部本体221の筐体223が吸気パイプ222と一体のプラスチック一体成形品になっている構成を例示している。
但し、吸気パイプ222と赤外線ガスアナライザ12のキュベット12aとの接続形態は図3に例示した構成に限定されず、例えば、吸気パイプ222の操作部本体221内部に延長した部分を直接キュベット12aに連通させた構成等も採用可能である。
移動操作部22は、可撓性の信号線ケーブル23を介して検出器本体21と接続されており、手動で楽に移動操作することができる。
ここでは、検査対象部材に存在する、数g/年程度の微量のテストガスのリークが生じるリーク点の検出について説明する。
なお、図4中、「吸引」はポンプ13が駆動されている状態、「停止」はポンプ13の駆動が停止されている状態を指す。但し、「吸引」は詳細にはポンプ13に駆動用電流を供給しているとき、「停止」は詳細にはポンプ13に駆動用電流を供給していないとき、を指す。
赤外線ガスアナライザ12から比較検出部15へ入力された赤外線強度の計測値が、記憶部15aに記憶された赤外線強度の計測値よりも小さく(低く)なると、比較検出部15の出力部15cから報知部16へ駆動指令が出力され、この駆動指令を受信した報知部16が報知情報を出力する。
前者の「停止」状態から開始する場合は、赤外線ガスアナライザ12にて、発光器12bからの赤外線の発光、受光器12cでの受光、受光器12cにて受光した赤外線強度の計測値の制御部18への入力(詳細には比較検出部15への入力)が行われ、記憶部15aに計測値(受光器12cにて受光した赤外線強度)が記憶される。
以下、このリーク点付近からのリーク点検出器10によるガス吸引、リークガス検出、リーク点検出について説明する。
この場合、リーク点からのテストガスの流出量は微量であるため、このリーク点にリーク点検出器10のリーク点探索用ガスパイプ11の先端を接近させて、リーク点の付近に存在するガスを吸引し、吸引前にリーク点の付近に存在していたテストガスGの滞留部G1(図1参照)が消滅すると、その後は、吸引によるキュベット12aへのテストガスの導入量は微量に留まる。
吸引前にリーク点付近に存在していたテストガスの滞留部G1が消滅すると、キュベット12a内のテストガス濃度は低下(赤外線ガスアナライザ12の受光器12cが受光する赤外線強度は上昇)し始める。このためテストガス濃度のピーク値が現れる(図4中符号b)。つまり、リーク点付近に滞留していたテストガスの吸引が完了した後も吸引が継続されると、テストガスを殆ど含まない空気の吸引、実質的に空気だけを吸引している状態となり、キュベット12a内のテストガスがパージされてテストガス濃度が低下する。「吸引」状態の時間(駆動時間)の終了までに、キュベット12a内部の全てのガスが、滞留部G1の消滅後に吸引されたガス、つまりテストガスを殆ど含まない空気に置換される(図4中符号c)。
リーク点付近におけるテストガスの滞留は、テストガスの空気中への拡散により、滞留量の増大に限界がある。本発明者等の鋭意検討により、例えば、排気量(吸引量)が100〜300mL/分のポンプ13を使用した場合は、数g/年程度の微量のテストガスのリークが生じるリーク点付近に生じる滞留部G1が、吸引開始から0.2秒以内で消滅することが把握できた。
数g/年程度の微量のテストガスのリークが生じるリーク点の検出の場合、図4の「吸引」の時間(ポンプの駆動時間)を0.2〜0.5秒とすることで、ポンプの駆動時間(図4中「吸引」の時間)内で、リーク点付近に滞留していたテストガスの吸引、及び、その後のテストガスを殆ど含まない空気への置換とを確実に完了できる。これにより、ポンプ13が駆動停止状態の後、駆動を再開したときに、テストガスの検出を高精度で行うことが可能となり、数g/年程度の微量のテストガスのリークが生じるリーク点の検出に好適である。
既述のように、駆動停止時間の終了時、駆動状態に入る直前に、比較検出部15の記憶部15aが赤外線ガスアナライザ12の受光器12cにて受光した赤外線強度を記憶する。そして、駆動状態では、この記憶部15aに記憶された赤外線強度の計測値と、駆動開始後に赤外線ガスアナライザ12から比較検出部15に入力された赤外線強度の計測値とを、比較検出部15にて比較する。駆動開始後に赤外線ガスアナライザ12から比較検出部15に入力された赤外線強度の計測値が、記憶部15aに記憶された赤外線強度の計測値よりも高くなれば、報知部16から報知情報が出力される。
したがって、例えば、リーク点検出器10を検査対象部材に沿ってゆっくりと移動させてリーク点探索作業を行う場合、リークガスを検出したならば、この検出位置及びその近傍でリーク点検出器10の移動を継続することでリーク点を効率良く検出できる。リーク点探索用ガスパイプ11の先端のリーク点からの距離が増大し、テストガスの吸引量が減少すると、キュベット12a内のテストガス濃度が低下して報知部16からの報知情報の出力が停止するため、リーク点探索用ガスパイプ11の先端のリーク点からの距離が増大していることが判る。報知部16からの報知情報の出力が継続する範囲でリーク点の位置を把握できる。これにより、リーク量が少ない微小なリーク点についても効率良く検出することができる。
また、検査対象機器2内の空間にリーク点探索用ガスパイプ11を差し入れてリーク点探索作業を行う場合も、同様に効率良くリーク点を検出できる。
さらに、従来技術(特許文献1)のように2本のパイプから交互に吸引する構成の場合に比べて、ポンプ13の稼働が半分で済むため、ポンプ13の寿命を延長できる。また、ポンプ13の駆動用のバッテリ電源の寿命延長や、小型化等も実現できる。小型、軽量のバッテリ電源の使用でも充分な動作時間を確保できる上、可搬性に優れたリーク点検出器を得ることができる。
上述の実施形態では、可搬型に構成した場合の例(第1例)として、手動で移動操作可能な移動操作部22に、赤外線ガスアナライザ12、ポンプ13及び該ポンプ13が接続された排気パイプ17を組み込み、検出器本体21にポンプ13駆動用の駆動用電源回路131、バッテリ電源133、制御部18を組み込んだ構成を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、図6、図7に示すリーク点検出器10B(可搬型リーク点検出器の第2例)のように、赤外線ガスアナライザ12、排気パイプ17を検出器本体に組み込んだ構成としても良い。ここで説明するリーク点検出器10Bは、検出器本体21aと移動操作部22aとを具備している。なお、可搬型リーク点検出器の第1例と共通の構成部分には同一の符号を付す。
図6、図7に示すように、このリーク点検出器10Bの移動操作部22aは、操作部本体221を、検出器本体21aの赤外線ガスアナライザ12から延出させたガス導入用ホース25の先端に取り付けて、リーク点検出器10のリーク点探索用ガスパイプ11として機能する吸気パイプ222をガス導入用ホース25に連通させ、前記吸気パイプ222にポンプ13の吸引力が前記ガス導入用ホース25を介して作用するように構成する。例えば図8に示すように、ガス導入用ホース25の先端を操作部本体221の筐体223に取り付け、該筐体223を介して吸気パイプ222と連通させる。
但し、ガス導入用ホース25と吸引パイプ222とを互いに連通させて接続する接続形態はこれに限定されず、適宜変更可能である。ポンプ13の吸引力によって吸気パイプ222の先端から吸引したガスを赤外線ガスアナライザ12に導入するように構成することは既述の可搬型リーク点検出器の第1例と同様である。
ポンプとして、吸引量200mL/分のものを用いた。
また、ポンプ駆動制御回路によってポンプのオン・オフ切り換えを1Hzで行うようにした。
リーク点探索用ガスパイプ11を探索移動速度1cm/秒で移動して、1g/年のフロンガス(R22)のリーク点の検出をテストしたところ、リーク点を検出できた。
また、1g/年、2g/年、3g/年のフロンガス(R22)のリーク点の検出を行い、赤外線アナライザからの受光器における赤外線受光強度の出力を調べたところ、赤外線アナライザからの出力は、リーク点からのリーク量に対してリニアな関係が得られていることを確認できた。
Claims (5)
- 密閉容器あるいは流路配管である検査対象部材に赤外線活性を持つテストガスを導入して、前記テストガスの前記検査対象部材からの漏出箇所を検出する試験に用いられるリーク点検出器であって、
キュベットに発光器及び受光器を対向配置してなる赤外線ガスアナライザと、この赤外線ガスアナライザの前記キュベットに連通された1本のリーク点探索用ガスパイプと、このリーク点探索用ガスパイプの先端から前記キュベットへのガス導入を行うためのポンプと、このポンプの駆動を予め設定した周期でオン・オフ切り換えするポンプ駆動制御回路とを具備することを特徴とするリーク点検出器。 - さらに、ポンプの駆動中において赤外線ガスアナライザの受光器にて受光した赤外線強度と、ポンプの駆動開始直前の前記ポンプの駆動停止時間中において前記受光器にて受光した赤外線強度とを比較し、ポンプ駆動中における赤外線強度が駆動開始直前における赤外線強度よりも低い場合にテストガス検出信号を出力する比較検出部を具備することを特徴とする請求項1記載のリーク点検出器。
- 前記比較検出部から出力されたテストガス検出信号として出力された駆動指令に基づいてテストガスが検出されたことを報知するための報知情報を出力する報知部とを具備することを特徴とする請求項2記載のリーク点検出器。
- 前記ポンプ駆動制御回路による前記ポンプの駆動が、ポンプの駆動停止時間が0.3〜0.5秒であり、周期当たり0.5〜1秒でオン・オフ切り換えされることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリーク点検出器。
- 前記キュベットから延出する前記リーク点探索用ガスパイプの先端部が、手動で移動操作可能な移動操作部に設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のリーク点検出器。
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