JP2010060128A - サーボ弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルとフラッパとの相対位置調整を簡単にし、かつ、弁体駆動回路の構成を単純化して安価に製造できるサーボ弁を提供することを目的とする。
【解決手段】往復動可能に取り付けられたスプール5と、スプール5を流体圧によって相互に反対方向に押圧する第一室7および第二室9と、第一室7および第二室9に油を供給し、かつ、供給する油切板の圧力を調節してスプール5を往復動させるスプール駆動回路3と、を備えているサーボ弁1であって、スプール駆動回路3は、第一室7の流体圧を略一定の大きさに維持するとともに第二室9からの油出口部に第二室9の流体圧を調節するノズルフラッパ機構27を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーボ弁に関するものである。
油圧または空気圧アクチュエータの駆動を制御するものとしてサーボ弁が広く用いられている。
サーボ弁には、弁体として往復作動されるスプ−ルを用いるものがある。このサーボ弁では、スプールを作動させる機構として、たとえば、特許文献1に示されるような、ノズルフラッパ機構が提案されている。
これは、一対のノズルと、この両ノズルの間に設置したフラッパとにより可変オリフィスを形成し、フラッパの位置に応じて変化する両ノズルの背圧を導出し、この導出した背圧の圧力差により、スプールを作動させるものである。
このフラッパの位置変位は、電磁コイルによって行なわれるものが用いられているが、最近では、サーボ弁の小型化および高性能化が求められるので、小型で高速、かつ、発生力が大きい圧電素子(積層型圧電素子、バイモルフ型圧電素子)を用いるものが提案されている。
特開2001−82411号公報
ところで、一対のノズルと、両ノズルの間に設置したフラッパとにより可変オリフィスを形成するものでは、スプールの動作精度を向上させるためにフラッパは両ノズルに対してそれぞれ正対する姿勢、あるいは、均一な影響を及ぼす姿勢に取付けることが必要である。このため、取り付けにあたりフラッパの位置調整が難しいという問題があった。
また、フラッパの両側への移動を正確に行うことが必要であるので、たとえば、積層型圧電素子の場合、フラッパの両側に大きな積層型圧電素子を設けることになる。このため、サーボ弁が大型化するし、フラッパを移動させる制御系のコントロールが難しくなるので、実用に供することが難しい。
さらに、フラッパの位置調整に圧電素子を用いる場合、電極とボディ(弁本体)とが接触すると、過電流が流れてフラッパを作動できなくなるので、確実にそういう事態が発生しないようにすることが求められている。
本発明は、このような事情に鑑み、ノズルとフラッパとの相対位置調整を簡単にし、かつ、弁体駆動回路の構成を単純化して安価に製造できるサーボ弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明にかかるサーボ弁は、往復動可能に取り付けられた弁体と、該弁体を流体圧によって相互に反対方向に押圧する第一押圧部および第二押圧部と、前記第一押圧部および前記第二押圧部に流体を供給し、かつ、供給する流体の圧力を調節して前記弁体を往復動させる弁体駆動回路を備えているサーボ弁であって、前記弁体駆動回路は、前記第一押圧部の前記流体圧を略一定の大きさに維持するとともに前記第二押圧部からの流体出口部に前記第二押圧部の前記流体圧を調節するノズルフラッパ機構を備えていることを特徴とする。
往復動可能に取り付けられた弁体は第一押圧部および第二押圧部の流体圧によって相互に反対方向に押圧されているので、第一押圧部および第二押圧部の流体圧の差圧によって往復動することになる。すなわち、第一押圧部および第二押圧部の流体圧の内、流体圧が大きい方の押圧部の流体圧が作用する方向に弁体は移動する。
本発明によれば、第一押圧部の流体圧は略一定の大きさに維持されているので、第二押圧部の流体圧を第一押圧部の流体圧より大きくあるいは小さく調整することによって弁体は往復動する。
第二押圧部からの流体出口部にノズルフラッパ機構が備えられているので、流体出口部に設けられたノズルの先端とフラッパとの間の距離を調整することによって第二押圧部の流体の圧力を調節することができる。第二押圧部の流体の圧力が調整できると、第二押圧部の流体圧が調節できるので、第二押圧部の流体圧は、大きさが一定の第一押圧部の流体圧に対して大きくされたり小さくされたりすることができる。
このように、ノズルフラッパ機構は第二押圧部の出口部にのみ設置されている、すなわち、フラッパは1個のノズルに対向し設置されるだけであるので、ノズルに対するフラッパの位置調整を容易に行うことができる。これにより、フラッパの設置が正確に、かつ、短時間に行うことができる。
また、弁体駆動回路の回路構成が単純化されるので、弁本体の加工費を削減することができる。
これらにより、サ−ボ弁を安価に製造することができる。
なお、第一押圧部を略一定の圧力に維持するためには、たとえば、第一押圧部への流体通路に適当な面積を持つ絞りを備える等により流体の圧力を略一定に維持するようにすればよい。
上記発明では、前記弁体における前記第一押圧部の流体が前記弁体に作用する第一受圧面積と、前記第二押圧部の流体が前記弁体に作用する第二受圧面積と、が略同一面積とされていてもよい。
第一押圧部の流体力は、第一受圧面積に第一押圧部の流体の圧力を乗じたものである。第二押圧部の流体力は、第二受圧面積に第二押圧部の流体の圧力を乗じたものである。
第一受圧面積および第二受圧面積は略同一面積とされているので、第一押圧部および第二押圧部の流体圧の相対的な大きさは、それぞれの流体の圧力によって決定される。
第一押圧部の液体の圧力は、ノズルフラッパ機構によって調整される第二押圧部の流体の圧力範囲における中間部分の中間圧力の大きさになるように選択される。第二押圧部の流体の圧力、言い換えると、第二押圧部の流体圧は、一定に維持される第一押圧部の流体の圧力、言い換えると第一押圧部の流体圧よりも大きくあるいは小さくすることができるので、弁体を往復動することができる。
なお、調節の容易さの観点から第一押圧部の流体の圧力は、ノズルフラッパ機構に電圧をかけない状態における第二押圧部の流体の圧力とノズルフラッパ機構に最大電圧をかけた状態における第二押圧部の流体の圧力の略中間に等しくなるように選択されるのが望ましい。
上記発明では、前記弁体における前記第一押圧部の流体が前記弁体に作用する第一受圧面積と、前記第二押圧部の流体が前記弁体に作用する第二受圧面積と、が異なる面積とされていてもよい。
第一押圧部の流体力は、第一受圧面積に第一押圧部の流体の圧力を乗じたものである。第二押圧部の流体力は、第二受圧面積に第二押圧部の流体の圧力を乗じたものである。
第一押圧部の流体の圧力は、ノズルフラッパ機構によって調整される第二押圧部の流体の圧力範囲における中間部分の中間圧力に対して第二受圧面積/第一受圧面積を乗じた大きさとなるように選択される。第二押圧部の流体の圧力が中間圧力よりも大きくされると、第二押圧部の流体圧が第一押圧部の流体圧よりも大きくなるので、弁体は第一押圧部の方向に移動される。第二押圧部の流体の圧力が中間圧力よりも小さくされると、第二押圧部の流体圧が第一押圧部の流体圧よりも小さくなるので、弁体は第二押圧部の方向に移動される。
このように第一押圧部の流体の圧力は、第二押圧部の流体の中間圧力に対して第二受圧面積/第一受圧面積を乗じた大きさとなるように選択されるので、たとえば、同一の供給源から流体を供給する場合、中間圧力の大きさを供給される流体の圧力に対して第一受圧面積/第二受圧面積を乗じた大きさとすると、第一押圧部には供給源から供給される流体をそのまま導入するようにしても中間圧力と同一圧力とすることができる。
言い換えると、第二押圧部へ供給される流体の中間圧力を供給される流体の圧力に第一受圧面積/第二受圧面積に乗じた大きさとすることによって、第一押圧部の流体の圧力を供給される流体の圧力とすることができるので、第一押圧部へ供給される流体の圧力を調整する部材が不要とできる。
これにより、弁体駆動回路の回路構成が一層単純化されるので、弁本体の加工費を一層削減することができ、サ−ボ弁を一層安価に製造することができる。
また、上記発明では、前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、バイモルフ型圧電素子によって作動されるようにしてもよい。
このように、変位量が比較的大きく、低電圧で駆動できるバイモルフ型圧電素子を用いるので、電源部分を含めて小さなノズルフラッパ機構を構成することができる。また、バイモルフ型圧電素子は比較的安価であることも相俟って、サーボ弁を一層安価に製造することができる。
また、上記発明では、前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、積層型圧電素子によって作動されるようにしてもよい。
フラッパは、1個のノズルに対して距離を調整するので、それを移動させる積層型圧電素子は1個でよい。このため、フラッパの両側にそれぞれ大きな積層型圧電素子を備えるものに比べて小さく構成できるので、サーボ弁を比較的小型化することができる。また、フラッパを移動させる制御系のコントロールも比較的容易となる。
これらにより、実用に供し得るサーボ弁を提供することができる。
また、上記発明では、前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、トルクモータによって作動されるようにしてもよい。
実績のあるトルクモータを用いることによって、安定した調整を行えるサーボ弁を構成することができる。
本発明にかかるサーボ弁によれば、第一押圧部の圧力を略一定の大きさに維持するとともに第二押圧部からの流体出口部に前記第二押圧部の圧力を調節するノズルフラッパ機構を備えているので、ノズルフラッパ機構におけるノズルに対するフラッパの位置調整を容易に行うことができる。これにより、フラッパの設置が正確に、かつ、短時間に行うことができる。
また、弁体駆動回路の回路構成が単純化されるので、弁本体の加工費を削減することができる。
これらにより、サ−ボ弁を安価に製造することができる。
本発明の第一実施形態におけるスプール駆動回路を示す回路図である。 本発明の第一実施形態におけるノズルフラッパ機構の一部を示す部分断面図である。 本発明の第一実施形態におけるフラッパ部の概略構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるフラッパの製造過程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるフラッパ部の製造過程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるフラッパ部の養生過程を示す断面図である。 本発明の第一実施形態におけるスプール駆動回路の別の態様を示す回路図である。 本発明の第一実施形態におけるスプール駆動回路のさらに別の態様を示す回路図である。 本発明の第二実施形態におけるスプール駆動回路を示す回路図である。 本発明の第二実施形態におけるノズルフラッパ機構の一部を示す部分断面図である。 図9のX−X断面図である。 図9のY−Y断面図である。 本発明の第二実施形態におけるスプール駆動回路の別の態様を示す部分回路図である。 図13のZ−Z断面図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照して説明する。
[第一実施形態]
以下、本発明の第一実施形態にかかる油圧アクチュエータの駆動を制御するサーボ弁1について図1〜図6を用いて説明する。
図1は、サーボ弁1のスプール駆動回路(弁体駆動回路)3を示す回路図である。図2は、ノズルフラッパ機構の一部を示す部分断面図である。
サーボ弁1には、図示しない油圧アクチュエータの駆動を制御するスプール(弁体)5が軸線方向に移動可能とされている。
スプール5は、その軸線方向における位置によって油圧アクチュエータへの作動油の供給方向を切り替える機能を有している。
スプール5の軸線方向位置は、図示しない位置検出器によって検出されるようにされている。
スプール5の両端部には、スプール5側が開放されている空間である第一室(第一押圧部)7および第二室(第二押圧部)9が備えられている。
スプール駆動回路3には、油(流体)を供給するポンプ11が備えられている。ポンプ11からの油は、第一通路13と第二通路15とに分岐される。第一通路13を通る油は、第一室7へ供給されるとともにタンク17へ戻される。
第二通路15を通る油は、第二室9に供給された後、配管19に排出される。配管19に排出された油はタンク17に戻される。
第一室7および第二室9の油が作用するスプール5の受圧面積は略同一面積とされている。第一室7および第二室9の油がスプール5に作用する流体圧の差圧は、油の圧力の差圧に比例する。
第一通路13には、第一室7よりも上流側に第一絞り21と、第一室7の下流側に圧力調整絞り23が備えられている。
第一絞り21は、たとえば、オリフィスとされ、第一室7に供給される油の圧力を規定するものである。第一室7に供給される油の圧力Pは、たとえば、ポンプ11から噴出される油の圧力Psの略半分とされている。
圧力調整絞り23は、開口面積が可変とされ、第一室7の油の圧力の大きさを調整する。
第二通路15には、第二室9の上流側に第二絞り25と、下流端にノズルフラッパ機構27とが備えられている。
第二絞り25は、たとえば、オリフィスとされ、その開口面積は第一絞り21のそれと同じ大きさである。ノズルフラッパ機構27には、第二通路15の下流端に取り付けられたノズル29と、ノズル29の開口部33に対向して設置され、絞りを構成するフラッパ部31とが備えられている。ノズル29は絞り機構であるが、その開口部33の開口面積は、原点位置(フラッパ35に電圧をかけない状態)では、圧力調整絞り23の開口面積と等しくなるため第二室9の油の圧力は、第一室7の油の圧力と等しくなる。
フラッパ35が原点位置からノズル29より離れ開口部33の面積が大きくなると、第二室9の油の圧力は、第一室7の油の圧力よりも小さくなる。逆にフラッパ35が原点位置からノズル29に近づき、開口部33の面積が小さくなると、第二室9の油の圧力は、第一室7の油の圧力よりも大きくなる。
したがって、原点位置における第二室9の油の圧力は、ノズルフラッパ機構27によって調整される範囲の中間部分に位置する中間圧力である。
図3は、フラッパ部31の概略構成を示す断面図である。
フラッパ31部には、フラッパ35と、フラッパ35を保持するケース37とが備えられている。ケース37は、金属製で、一面が開放された中空の直方体形状をしている。
フラッパ35は、金属板39の両面に、2枚の板状の圧電素子41,43を貼り合わせた構成、すなわち、バイモルフ型圧電素子で構成されている。
金属板39、圧電素子41,43の一端部には、電線45が取り付けられている。金属板39は接地され、圧電素子41には正の電圧が、圧電素子43には負の電圧が、かけられている。
フラッパ35の一端部は、ケース37の内部空間に挿入され、電線45とともに接着材47によってケース37に固定されている。接着材47は、電気絶縁性を有する樹脂で、たとえば、エポキシ樹脂等のモールド剤が用いられる。
フラッパ35とノズル29の先端外周端49とによって形成される円筒の側面積がノズルフラッパ機構27の絞り量となる。この側面積が開口部33の開口面積と等しくなる位置はノズルフラッパ機構27が絞り機能を奏する限界位置である。すなわち、フラッパ35がこの位置よりもノズル29から離れると絞り効果がノズル29の絞り効果よりも小さくなるので、ノズルフラッパ機構27は絞り機能を奏さないことになる。
フラッパ35は、この限界位置とフラッパ35およびノズル29が接触する位置との中間に位置するように設置され、その位置を中心にして、限界位置とフラッパ35およびノズル29が接触する位置との間を変位するようにされている。
以下、このフラッパ部31の組立方法について図4〜図6により説明する。
まず、金属板39の両面に、板状の圧電素子41,43を貼り付ける。
次いで、金属板39および圧電素子41,43の一端に電線45を、たとえば、ハンダによって接合する。
次に、図4に示されるように、金属板39および圧電素子41,43と電線45との接点の周辺部分を接着材47によって固定し、フラッパ35を形成する。
このとき、接着材47は量が少ないので、電線45を変形させる等の事態を引き起こすことはない。すなわち、接点が離脱する、電線45がケースに接触するような形に変形することがない。
この接着材47が硬化した後、電気回路の絶縁抵抗を測定し、確実に絶縁されていることを確認する。
次いで、図5に示されるように、このフラッパ35をケース37の所定位置に組み込み、ケース37の内部空間に接着材47を注入する。
この接着材47の注入によってフラッパ35には大きな力が作用するが、金属板39および圧電素子41,43と電線45との接点は、先の硬化した接着材47によって保護されているので、それらが離脱することはない。また、電線45の可動部分も長くないので、ケース37に接触するほど大きく変形することはない。
図5の状態で、追加した接着材47を硬化させるために養生する。
このとき、ケース37の先端面51とフラッパ35の面とが直交することが重要であるので、図6に示されるように直交状態を保持する第一治具53および第二治具55に設置して養生を行うようにしてもよい。
第一治具53は、断面が矩形状をした貫通孔57を有している。貫通孔57の一端部には、ケース37の先端面51が貫通孔と直交するように設置できる拡大部が設けられている。
第二治具55は、一端側が貫通孔57に挿入されるように形成されている。第二治具55には、フラッパ35が挿入される貫通孔59が設けられている。
貫通孔57と、貫通孔59とは、上下方向の中心位置が一致している。
ケース37をフラッパ35側から貫通孔57に挿入し、拡大部にはめ込む。次いで、第二治具55を貫通孔57の反対側から挿入し、フラッパ35の先端部を貫通孔59に挿入させる。このようにすると、ケース37の先端面51とフラッパ35の面とが直交することになる。
この状態で、養生すると、接着材47が硬化し、フラッパ35は、ケース37の先端面51とフラッパ35の面とが直交する形でケース37に固定される。
なお、フラッパ部31を第一治具53および第二治具55で保持した状態で、接着材47を注入するようにしてもよい。
以上のように構成されたスプール駆動回路3の動作について説明する。
ポンプ11が作動され、油が供給されると、供給された油は分岐されて第一通路13および第二通路15に流れ込む。第一通路13に流れ込んだ油は、第一絞り21で減圧され、第一室7に流入するとともに圧力調整絞り23を通ってタンク17に戻される。
第二通路15に流入した油は、第二絞り25で減圧され、第二室9に流入する。油は第二室9からノズルフラッパ機構27を通って配管19に排出され、配管19からタンク17に戻される。
このとき、フラッパ35が原点に位置していると、開口部33の開口面積は圧力調整絞り23の開口面積と等しいので、第二室9の圧力は第一室7の圧力と同じになり、第一室7と第二室9との間の差圧は0になる。この差圧0の状態ではスプール5は停止状態となる。
フラッパ35に+(−)の電圧をかけると、フラッパ35はノズル29側に変位し、フラッパ35とノズル29の先端外周端49とによって形成される円筒の側面積、すなわち、ノズルフラッパ機構27の絞り量は圧力調整絞り23よりも小さくなる。
ノズルフラッパ機構27の絞り量が小さくなると、ノズルフラッパ機構27の絞り効果がノズル29のそれよりも大きくなるので、第一室7よりも第二室9の圧力が大きくなり、第一室7と第二室9との間に差圧が生じる。この差圧によってスプール5は第一室7側に移動する。
フラッパ35に−(+)の電圧をかけると、フラッパ35はノズル29から離れる方向に変位し、フラッパ35とノズル29の先端外周端49とによって形成される円筒の側面積、すなわち、ノズルフラッパ機構27の絞り量は圧力調整絞り23よりも大きくなる。
ノズルフラッパ機構27の絞り量が圧力調整絞り23よりも大きくなると、第一室7よりも第二室9の圧力が小さくなり、第一室7と第二室9との間に差圧が生じる。この差圧によってスプール5は第二室9側に移動する。
このように、第一室7に供給される油の圧力は略一定の大きさに維持されているので、ノズルフラッパ機構27を用いて第二室9の圧力を第一室7の圧力より大きくあるいは小さく調整することによってスプール5は往復動する。
このノズルフラッパ機構27は、第二通路15の端部、すなわち、第二室9の出口部にのみ設置されているので、フラッパ35は1個のノズル29に対向し設置されるだけである。したがって、ノズル29に対するフラッパ35の位置調整を容易に行うことができるので、フラッパ部31の設置が正確に、かつ、短時間に行うことができる。
また、スプール駆動回路3の回路構成が単純化されるので、弁本体の加工費を削減することができる。
これらにより、サ−ボ弁1を安価に製造することができる。
また、フラッパ35として変位量が比較的大きく、低電圧で駆動できるバイモルフ型圧電素子を用いているので、電源部分を含めて小さなノズルフラッパ機構27を構成することができる。また、バイモルフ型圧電素子は比較的安価であることも相俟って、サーボ弁1を一層安価に製造することができる。
なお、ノズルフラッパ機構27のフラッパ35は、図7に示されるように積層型圧電素子61によって作動されるようにしてもよい。
フラッパ35は、1個のノズル29に対して距離を調整するので、それを移動させる積層型圧電素子61は1個でよい。
このため、フラッパ35の両側にそれぞれ大きな積層型圧電素子61を備えるものに比べて小さく構成できるので、サーボ弁1を比較的小型化することができる。
また、フラッパ35を移動させる制御系のコントロールも比較的容易となる。
これらにより、積層型圧電素子61を用いても実用に供し得るサーボ弁1を提供することができる。
また、ノズルフラッパ機構27のフラッパ35は、図8に示されるようにリニア動作を行うトルクモータ63によって作動されるようにしてもよい。
このようにすると、実績のあるトルクモータ63を用いることによって、安定した調整を行えるサーボ弁1を構成することができる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態にかかる油圧アクチュエータ(図示省略)の駆動を制御するサーボ弁71について図9〜図12を用いて説明する。
図9は、サーボ弁71のスプール駆動回路(弁体駆動回路)73を示す回路図である。図10は、ノズルフラッパ機構の一部を示す部分断面図である。図11は、図9のX−X断面図である。図12は、図9のY−Y断面図である。
サーボ弁71には、内部に空間を有するボデー75と、ボデー75の内部空間に軸線方向に移動可能に配置されたスプール(弁体)77とが備えられている。
スプール77には、滑り面となる略同一の径を有する複数のランド部79が備えられている。スプール77が軸線方向に移動することによってこれらのランド部79の軸線方向における位置が移動する。これらのランド部79は、軸線方向の位置によって図示しない油圧アクチュエータへの作動油の供給方向を切り替える機能を有している。
スプール77の一端部分に設けられたランド部79aには、外側に向けて突設された第一棒体81が設けられている。第一棒体81はその動作を差動変圧器83に伝達する。差動変圧器83は、スプール77の軸線方向位置を検出する。
ランド部79aの外側に、第一棒体81を包囲するように第一室(第一押圧部)85が形成されている。
スプール77の他端部分に設けられたランド部79bには、外側に向けて突設された第二棒体87が設けられている。ランド部79bの外側に、第二棒体87を包囲するように第二室(第二押圧部)89が形成されている。
スプール駆動回路73には、主通路93を通って油を供給するポンプ91が備えられている。主通路93には圧力調整弁95が設けられ、略一定の圧力の油が供給される。
主通路93は、第一通路97と第二通路99とに分岐される。第一通路97を通る油は、第一室85へ供給され、配管101を経由して戻り通路103を通ってタンク105へ戻される。第一室85には、主通路93で供給される油がそのまま供給されている。この供給される油の圧力は、ポンプが噴出する圧力Psである。
第二通路99を通る油は、第二室89に供給された後、配管107を経由して戻り通路103を通ってタンク105へ戻される。
第一棒体81は第一室85を貫通しているので、ランド部79aが第一室85に供給された油から圧力を受ける第一受圧面積A1は、図11に示されるようにランド部79aの面積から第一棒体81の断面積を減じた大きさとなる。
第二棒体87は第二室89を貫通しているので、ランド部79bが第二室89に供給された油から圧力を受ける第二受圧面積A2は、図12に示されるようにランド部79bの面積から第二棒体87の断面積を減じた大きさとなる。
本実施形態では、第一受圧面積A1が第二受圧面積A2の略半分の大きさとなるように第一棒体81および第二棒体87の大きさが設定されている。
なお、第一受圧面積A1および第二受圧面積A2の面積比は、これに限定されるものではない。
第二通路99には、第二室89の上流側に、たとえば、オリフィスで構成された入口絞り109が備えられている。配管107には、ノズルフラッパ機構111が備えられている。
ノズルフラッパ機構111には、配管107に取り付けられたノズル113と、ノズル113の開口部115に対向して設置され、絞りを構成するフラッパ部117とが備えられている。
フラッパ部117には、フラッパ119と、フラッパ35を作動させる複数の圧電素子が積層された積層型圧電素子121とが備えられている。
フラッパ119とノズル113の先端外周端123とによって形成される円筒の側面積がノズルフラッパ機構111の絞り量となる。
この側面積が開口部115の開口面積と等しくなる位置(図10の状態)はノズルフラッパ機構111が絞り機能を奏する限界位置である。すなわち、フラッパ119がこの位置よりもノズル113から離れると絞り効果がノズル113の絞り効果よりも小さくなるので、ノズルフラッパ機構111は絞り機能を奏さないことになる。
フラッパ119は、この限界位置とフラッパ119およびノズル113が接触する位置との中間に位置するように設置され、その位置を中心(原点)にして、限界位置とフラッパ119およびノズル113が接触する位置との間、すなわち、調整範囲Cの間を変位するようにされている。
本実施形態では、フラッパ119が原点位置にあるとき、第一室85の油の圧力P1は、ポンプ91が供給する圧力Psと略同一の大きさとなるようにノズルフラッパ111の諸元が設定されている。
以上のように構成されたスプール駆動回路73の動作について説明する。
ポンプ91が作動されると、タンク105から主通路93を通って油が供給される。この供給される油の圧力Psは、圧力調整弁95によって略一定に維持されている。
主流路93を流れる油は分岐されて第一通路97および第二通路99に流れ込む。
第一通路97に流れ込んだ油は、そのまま第一室85に流入し、配管101および戻り通路103を通ってタンク105に戻される。
第二通路99に流入した油は、入口絞り109で減圧され、第二室89に流入する。油は第二室89から配管107に排出され、ノズルフラッパ機構111を通って戻り通路103からタンク105に戻される。
このとき、フラッパ119が原点に位置していると、第一室85の油の圧力P1は、ポンプ91が供給する圧力Psと略同一、すなわち、P1=Psである。第一室85の油がランド部79aに作用する力(流体圧)F1は、F1=A1×Psとなる。
一方、第二室89の油の圧力P2は、ポンプ91が供給する圧力Psの略半分、すなわち、P2=Ps/2である。第二室89の油がランド部79bに作用する力(流体圧)F2は、F2=A2×Ps/2となる。
A2=2×A1であるので、力F2は、F2=2×A1×Ps/2=A1×Psとなる。力F1と力F2とは同じ大きさとなるので、両者の差圧は0になる。この差圧0の状態ではスプール77は停止状態となる。
積層型圧電素子121に電圧をかけ、フラッパ119をノズル113側に変位させると、フラッパ119とノズル113の先端外周端123とによって形成される円筒の側面積、すなわち、ノズルフラッパ機構111の絞り量は原点位置にあるときよりも小さくなる。
ノズルフラッパ機構111の絞り量が小さくなると、ノズルフラッパ機構111の絞り効果が大きくなるので、第二室89の油の圧力P2は、Ps/2よりも大きくなる。
圧力P2が大きくなると、第二室89の油がランド部79bに作用する力F2が大きくなるので、力F2は大きさ一定の第一室85の力F1よりも大きくなる。
この差圧によってスプール77は第一室85側に移動する。
積層型圧電素子121に反対の電圧をかけ、原点位置にあるフラッパ119をノズル113から離れる方向に変位させると、フラッパ119とノズル113の先端外周端123とによって形成される円筒の側面積、すなわち、ノズルフラッパ機構111の絞り量は原点位置にあるときよりも大きくなる。
ノズルフラッパ機構111の絞り量が大きくなると、ノズルフラッパ機構111の絞り効果が小さくなるので、第二室89の油の圧力P2は、Ps/2よりも小さくなる。
圧力P2が小さくなると、第二室89の油がランド部79bに作用する力F2が小さくなるので、力F2は大きさ一定の第一室85の力F1よりも小さくなる。
この差圧によってスプール77は第二室89側に移動する。
このように、第一室85に供給される油の圧力、すなわち、ランド部79aに作用する力F1は略一定の大きさに維持されているので、ノズルフラッパ機構111を用いて第二室89の油の圧力を調整することによってスプール77は往復動する。
このノズルフラッパ機構111は、配管107、すなわち、第二室89の出口部にのみ設置されているので、フラッパ119は1個のノズル113に対向して設置されるだけである。
したがって、ノズル113に対するフラッパ119の位置調整を容易に行うことができるので、フラッパ部117の設置が正確に、かつ、短時間に行うことができる。
また、スプール駆動回路73の回路構成が単純化されるので、弁本体の加工費を削減することができる。
これらにより、サ−ボ弁71を安価に製造することができる。
第一室85へポンプ91から供給される油がそのまま供給されるようにされている、言い換えると、第一実施形態の第一絞り21および圧力調整絞り23を省略しているので、弁体駆動回路73の回路構成が一層単純化することができる。圧力調整絞り23等の調整が不要となるので、調整コストを抑制できる。
これにより、サーボ弁71本体の加工費を一層削減することができ、サ−ボ弁71を一層安価に製造することができる。
第一実施形態のように第一絞り21および圧力調整絞り23を用いると、第一絞り21および圧力調整絞り23で隔離されるので、第一室85を含む第一絞り21および圧力調整絞り23までの空間が大きな容積室を構成する。このため、この空間内の油のバネ定数が大きくなるので、共振が発生し易くなる。本実施形態では、第一絞り21および圧力調整絞り23を用いていないため、共振を回避でき、高い周波数での駆動における精度の向上をはかることができる。
なお、本実施形態では、ノズルフラッパ機構111のフラッパ119は、積層型圧電素子121によって作動されるようにしているが、これに限定されるものではない。
たとえば、第一実施形態で用いた低電圧で駆動できるバイモルフ型圧電素子を用いてもよい。このようにすると、電源部分を含めて小さなノズルフラッパ機構111を構成することができる。バイモルフ型圧電素子は比較的安価であることも相俟って、サーボ弁71を一層安価に製造することができる。
たとえば、リニア動作を行うトルクモータによって作動されるようにしてもよい。
このようにすると、実績のあるトルクモータを用いることによって、安定した調整を行えるサーボ弁71を構成することができる。
また、本実施形態では、第一受圧面積A1と第二受圧面積A2とを第一棒体81および第二棒体87の断面積の大きさで調整するようにしているが、これに限定されない。
たとえば、図13および図14に示されるように、第一棒体81および第二棒体87の断面積の大きさを同じとし、ランド部79aおよびランド部79bの面積を調整するようにしてもよい。
本実施形態では、第一受圧面積A1が第二受圧面積A2の略半分となるようにしているが、第一受圧面積A1と第二受圧面積A2との比率はこれに限定されない。
すなわち、第一室85の油の圧力が、フラッパ119が原点に位置しているときの第二室89の油の圧力に対して第二受圧面積A2/第一受圧面積A1を乗じた大きさとなるように各圧力ならびに第一受圧面積A1および第二受圧面積A2の大きさを選定すればよい。
なお、本発明は以上説明した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形を行ってもよい。
1 サーボ弁
3 スプール駆動回路
5 スプール
7 第一室
9 第二室
35 フラッパ
61 積層型圧電素子
63 トルクモータ
71 サーボ弁
73 スプール駆動回路
77 スプール
85 第一室
89 第二室
119 フラッパ
121 積層型圧電素子

Claims (6)

  1. 往復動可能に取り付けられた弁体と、該弁体を流体圧によって相互に反対方向に押圧する第一押圧部および第二押圧部と、前記第一押圧部および前記第二押圧部に流体を供給し、かつ、供給する流体の圧力を調節して前記弁体を往復動させる弁体駆動回路と、を備えているサーボ弁であって、
    前記弁体駆動回路は、前記第一押圧部の前記流体圧を略一定の大きさに維持するとともに前記第二押圧部の流体出口部に前記第二押圧部の前記流体圧を調節するノズルフラッパ機構を備えていることを特徴とするサーボ弁。
  2. 前記弁体における前記第一押圧部の流体が前記弁体に作用する第一受圧面積と、前記第二押圧部の流体が前記弁体に作用する第二受圧面積と、が略同一面積とされていることを特徴とする請求項1に記載のサーボ弁。
  3. 前記弁体における前記第一押圧部の流体が前記弁体に作用する第一受圧面積と、前記第二押圧部の流体が前記弁体に作用する第二受圧面積と、が異なる面積とされていることを特徴とする請求項1に記載のサーボ弁。
  4. 前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、バイモルフ型圧電素子によって作動されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーボ弁。
  5. 前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、積層型圧電素子によって作動されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーボ弁。
  6. 前記ノズルフラッパ機構のフラッパは、トルクモータによって作動されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーボ弁。
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