JP2010059786A - 薬剤供給具 - Google Patents

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Abstract

【課題】薬剤の載置部の周囲に遮水壁を設け安定した溶液を供給する薬剤供給具を提供する。
【解決手段】蓋体7に揮散口10を形成し、本体内に薬剤を収容する収容部を設け、この収容部の周囲に遮水壁を形成し、蓋体7の揮散口10から流入した水が薬剤と接触するのを防止する。また、遮水壁の内側の取水口から流入した水を薬剤と接触させ、溶解した適性量の溶液を排水口からタンク内に流す。蓋体7は、径方向外側に張り出す張出部30を備え、張出部30の下方かつ内側に揮散口10が設けられている。
【選択図】図13

Description

本発明は、貯水タンク式水洗トイレにおいて、貯水タンクの供給受皿に設置される水洗トイレ用薬剤供給具に関するものである。
従来、この種の薬剤供給具は、供給具本体の上方に着脱自在に蓋体が設けられて内部に薬剤を収容可能とされており、蓋体には薬剤の揮発性香料を拡散する揮散口と水を取り入れる取水口とが形成されている。また、供給具本体の内部には固形の薬剤を載置するための台座が形成され、この台座の中央には、前記取水口や揮散口から流入した水を排出する排水口が形成されている。また、供給具本体の台座にも複数の略扇形の取水口が放射状に形成されている。そして、給水管の蛇口から貯水タンクの供給受皿側に落水した水は、供給受皿の流し孔から貯水タンク内に流入すると共に、その一部は薬剤供給具の蓋体の取水口、台座の取水口,及び蓋体の揮散口から供給具本体の内部に流入して薬剤と接触し、これにより薬剤を溶解させ、溶解した薬剤が流入した水と共に排水口を通って貯水タンクの流し孔からタンク内に流入するようにしている。
しかし、上記従来技術の薬剤供給具においては、蓋体の取水口、台座の取水口、及び蓋体の揮散口等から水が供給具本体の内部に流入して薬剤と接触するため、固形の薬剤の溶解速度が速くなり、薬剤消費量が多くなる場合があった。
これを解決するため、特許文献1では、洗浄用の固形薬剤と芳香用の薬剤との2種類を別々に収容することにより、適正量の薬剤を溶解させる技術が開示されているが、このような構成では、薬剤の購入時もしくは詰め替え時において、使用者にとって組立作業が煩雑となり手間がかかる上、薬剤が洗浄剤と芳香剤との2種類必要となるので生産コストが高くなるといった問題点がある。
特開平10−252119号公報(段落0012〜段落0018、図1)
本発明は、2種類の薬剤を必要とせず、単一の薬剤を収容部に載置することで薬剤の安定した溶解と芳香を確保することができる薬剤供給具の提供を目的としている。
上記の目的を達成するために、本発明は、水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の上面に載置される薬剤供給具であって、蓋体と供給具本体からなり、前記蓋体には薬剤に含まれる揮発性香料を拡散する揮散口が設けられ、前記供給具本体には薬剤を収容する収容部と、前記収容部に薬剤に接触させるための水を取り入れる取水口と、取水口から入水し薬剤に接触した水を排水する排水口と、前記揮散口から入水した余剰水を排出する余剰水排出口とが設けられた薬剤供給具において、前記揮散口もしくは余剰水排出口から入水した水が前記収容部に浸入するのを阻止する遮水手段がさらに設けられ、前記蓋体は、径方向外側に張り出す張出部を備え、前記張出部の下方かつ内側に前記揮散口が設けられていることを特徴とする。
上記構成によると、揮散口と余剰排出口とから流入する水が薬剤を収容する収容部に浸入するのを阻止する遮水手段が形成されているので、蛇口から落下した水が揮散口と余剰排出口とを通して供給具本体の内部に流入しても収容部内の薬剤に接触することはなく、収容部に形成された取水口からの水に限定されるので、適正量の薬剤の溶解が可能となる。
前記遮水手段としては、収容部の周囲に形成された遮水壁から構成する態様や、揮散口の薬剤収容部側に形成された遮水片から構成する態様が例示できる。遮水壁の場合、収容部の遮水壁よりも外側に前記揮散口および余剰排出口とを配置することにより、蛇口から落下した水が揮散口および余剰排出口とを通して供給具本体の内部に流入しても薬剤に接触することはなく、遮水壁で囲まれた薬剤と接触するのは、収容部に形成された取水口からの水に限定されるので、適正量の薬剤の溶解が可能となる。
この遮水壁は、少なくとも揮散口と余剰排出口から流入する水が薬剤と接触するのを防止できる態様であれば、その形状・配置などが特に限定されるものではない。例えば、遮水壁は、筒状壁、あるいは隆起壁などが例示できる。筒状壁や隆起壁の場合、その一端が開放しているので、遮水壁で囲まれた収容部に一端開放から薬剤を収容しやすくなる。
また、遮水壁の高さは、その外周側からの飛散水が内側の薬剤にかかるのを防ぐ高さであればよく、他方、薬剤から揮散する香料が揮散口側にスムーズに導かれる空間を上方に確保できる高さであることが好ましい。
例えば、供給具本体から遮水壁を立設する場合には、薬剤供給具を載置した貯水タンクの給水受皿から1.5cm以上の高さであるのが好ましく、これにより、少なくとも供給具本体の底部側に溜まった水(後述の余剰水排出口から流入する水や揮散口から本体内面に沿って降下した水など)と薬剤が接触するのを防止することができる。
遮水壁の高さとして、さらに好ましくは薬剤の高さとほぼ同じ高さに設定するのがよく、これにより、揮散口から本体内部に流入し本体底部から跳ね上がった水と薬剤とが接触するのを防止することができる。さらに、遮水壁の高さは、揮散口の高さ位置まで高くすることもできる。これにより、揮散口から直接薬剤側に飛散する水との接触を防止することができる。
また、遮水壁は、供給具本体に一体的に形成する態様、あるいは別体で形成する態様のいずれの態様をも採用できるが、供給具本体と一体的に形成することで生産コストを下げることができる。また、薬剤供給具として、容器状の供給具本体の他、供給具本体の上方に筒体が着脱自在に装着された薬剤供給具も存在しており、このような蓋体付きの薬剤供給具においては、遮水壁を蓋体側に形成するようにしてもよい。蓋体に遮水壁を形成する場合は、一般的に揮散口は蓋体に形成されることになるので、揮散口を遮水壁の外側に形成し、揮散口から流入した水が薬剤と接触しないようにする。ただ、薬剤から揮散した香料を遮水壁外側の揮散口に導く必要があるため、薬剤収容部と揮散口との間には、揮散口からの流入した水が薬剤と接触しない程度の通路を形成する。
また、原則として収容部の遮水壁よりも外側に揮散口から流入した余剰水を排出する余剰水排出口を形成しなければならない。また、揮散口を遮水壁の内側に形成してもよい。その場合は、揮散口から流入した水を遮水壁の外に導く遮水片を設ける。これにより、揮散口から流入した水を余剰水排出口から外部にスムーズに排出することができる。また、取水口から流入した水が必要以上に遮水壁の内側に溜まらないようにするために、取水口から流入した水の一部を余剰水排出口側に導く導水孔を遮水壁に形成することもできる。これにより、遮水壁の内側に設けられた取水口から取り入れられた水量を調整することができる。この導水孔は、スリット状や複数の丸孔状等、種々の形状に設定することができるが、少なくとも取水口から取り入れられた水が、過剰に薬剤と接触することを防止できる孔面積であるのが好ましい。
また、上述のごとく遮水手段としての遮水片を揮散口の薬剤収容部側に形成する態様では、揮散口から流入した水が薬剤に直接接触することがないので、遮水壁の外側に揮散口を配置する必要がなく、薬剤収容部との位置関係が特に限定されないという利点がある。
また、前記収容部は、上面が平面状の台座部と、前記台座部の上面に設けられた突出体とを備えており、前記突出体は、前記薬剤を支持可能に配置されており、前記取水口は、前記台座部の上面に水を取り入れるように配置されていることが好ましい。
また、前記台座部は、前記排水口を中心とした放射状の複数の分割体により構成されており、前記突出体は、前記各分割体の両側縁に設けられていることが好ましい。
また、前記分割体間に流通口が設けられていることが好ましい。
また、前記取水口から流入した水を前記排水口に向けて案内するガイド部を前記分割体間に設け、前記ガイド部に前記薬剤を支持する補助突出体が設けられていることが好ましい。
また、前記供給具本体の底部外側に、下方に突出する複数の突起が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、揮散口から流入する水が収容部に浸入するのを阻止する遮水手段を設けたので、揮散口から流入した水が直接薬剤に接触することがなく薬剤は取水口から流入する水のみで溶解するので、常に安定した薬剤溶液を適量に供給することができ、想定した期間において薬剤の効果を発揮することができる。また、薬剤が一つになるので使用者の組立作業を簡易化すると共に製造コストも抑えることができる。
本発明に係る薬剤供給具を設置可能な水洗トイレ用貯水タンクの概略図。 薬剤供給具の分解斜視図。 供給具本体の平面図。 供給具本体の底面図。 薬剤供給具の全体断面図。 (a)(b)は、遮水壁を施した実施例と遮水壁のない比較例とについて種々の試験条件で薬剤の残量率を対比した結果を示すグラフ。 図6において流水タップからの流速と水量を変更した試験条件で薬剤の残量率を対比した結果を示すグラフ。 図6において使用タンクを変更した試験条件で薬剤の残量率を対比した結果を示すグラフ。 (a)(b)は夫々遮水壁を本体側に形成した別の実施形態を示す薬剤供給具の断面図。 (a)(b)は筒体と本体とから夫々筒状の遮水壁を突設させた別の実施形態を示す薬剤供給具の断面図。 遮水手段としての遮水片を形成した実施形態を示す薬剤供給具の断面図。 揮散口と余剰水排出口とを一つに形成した実施形態を示す薬剤供給具の断面図。 本発明に係る薬剤供給具の蓋体の変形例を示す断面図。 本発明に係る薬剤供給具の蓋体の変形例を示す断面図。 本発明に係る薬剤供給具の供給具本体の変形例を示す(a)平面図、(b)A−A断面図、及び(c)B−B断面図。 本発明に係る薬剤供給具の供給具本体の変形例を示す(a)平面図、(b)C−C断面図、及び(c)D−D断面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る薬剤供給具を設置可能な水洗トイレ用貯水タンクの概略図、図2は本実施形態における薬剤供給具の分解斜視図、図3は供給具本体の平面図、図4は供給具本体の底面図、図5は薬剤供給具の全体断面図である。
本発明に係る薬剤供給具は、図1に示すように、水洗トイレの貯水タンク1の給水受皿2に載置して、その上方の蛇口3から落下する水の一部を通過できるようにした容器状のものである。
この容器状の薬剤供給具は、図2に示すように、下部側の供給具本体5と、該本体に着脱自在に装着される上部側の蓋体7とから構成され、内部に薬剤9を収容可能となっている。そして、供給具本体5は、上面が開放した椀状のものであって、その上端外周に形成された凸部6を、逆椀状の蓋体7の下端内周に形成したリブ8に引掛けることで、蓋体7が供給具本体5に対して着脱自在に装着される。
この供給具本体5は、上述のごとく、上面が開放した椀状のものであって、その中心部に排水口14が形成され この排水口14の外側周囲には、下方に延びる複数本の脚16が間隔をおいて形成され、受皿2の流し孔に嵌合できるようになっている。さらに、本体5の椀底部外側には、脚16の外側で下方に突出して受皿2に接触する突起20が形成され、この突起20により、蛇口3より落下する水を本体5と受皿2との間から受皿2の流し孔に流入させることができるようになっている。
また、供給具本体5の内部には、その中央部に薬剤9を収容する収容部23が形成されている。この収容部23は、供給具本体5の内側底面の中央部に形成され薬剤9を載置する台座部12と、この台座部12の周囲に立設された円筒状の遮水壁11とで囲まれた空間部を形成し、筒状の遮水壁11の上端開口から薬剤9を収容部23内に挿入できるようになっている。
台座部12は、中央の前記排水口14を中心として本体5の椀底部から隆起する放射状の複数の分割体から構成され、その上面が平面状に形成されている。そして、分割体間はそれよりも低く形成された谷部となっており、その底面が本体中央の排水口14に下り傾斜する傾斜面15とされ、遮水壁11内部の水を中央の排水口14に導く通路となっている。
この台座部12を構成する分割体の半径方向外側であって遮水壁11の内側には、受皿2に溜まる水の一部を供給具本体5の内部に取り入れるための複数の取水口13が形成されている。この取水口13は、本体底部の外面側に開口するスリット状に形成されている。取水口13は、あまり多くの水が供給具本体5内に流入するのを制限しているが、その形状はスリット形状に限定されるものではなく、他の孔形状、例えば、小さな丸孔形状等であってもよい。
また、遮水壁11の半径方向外側周囲であって供給具本体5の椀底部には、前記揮散口10等から流入した水を排水する複数の余剰水排出口14aが形成され、主に蓋体7に形成された揮散口10からの落水を排出できるようになっている。
遮水壁11は、揮散口10から流入する水が収容部23に浸入するのを阻止する遮水手段として機能するもので、図5に示すように、前記薬剤9の周囲を覆うように円筒状に形成され、その高さは新品の薬剤9の高さとほぼ同等高さに設定され、揮散口10から落水して本体底部に当たって跳ね返る水が薬剤9にかかるのを防止できるようになっている。また、遮水壁11の高さは、供給具本体5の上縁とほぼ同一高さに設定され、本体の梱包や輸送時に嵩張らないようにしている。
また、遮水壁11の内径は、薬剤9の外径とほぼ同径あるいはそれよりもわずかに大きく設定されており、これにより、台座部12に載置した薬剤9の位置決めが可能となっている。この遮水壁11には、高さ方向でほぼ中間部よりも上方に向かって複数のスリット状の導水孔17が間隔をおいて形成されており、取水口13から取り込んだ水で遮水壁11内の薬剤9が浸水しないように排水の調整を行うことができるようになっている。なお、導水孔17の位置はこれに限定されるものではなく、薬剤9の溶解が適正量となるようにスリットの高さ位置を適宜選定すればよく、例えば、遮水壁11の高さ方向全域にわたりスリット状の導水孔17を設けてもよい。また、導水孔17の形状もスリット状のものに限定されるものではない。
蓋体7は、図2に示すように、逆椀状に形成され、その外周部に薬剤9からの揮発性の香料を外部に拡散する複数の揮散口10が形成されている。この揮散口10は、遮水壁11の直上に対して半径方向外側に位置するように形成され、揮散口10から供給具本体5に流入した水が薬剤9に直接かからないように規制されている。なお、蓋体7の形状は、特に限定されるものではなく、上記のような逆椀状のもの以外に、平板状、笠状など、種々の形状を採用することができる。
薬剤9は、洗浄効果を発揮する界面活性剤類と、香りを発散させるための香料成分とが混入されたもので、本実施形態では、円錐台形状の固形形態を呈したものを使用している。この薬剤9は、前記原料を打錠するか、あるいは混練して製造したものが洗浄効果及び芳香性に優れているが、これに限定されるものではない。例えば、他の成分、例えば消臭剤を芳香剤と共に混入するか、あるいは芳香剤の代わりに消臭剤を混入したものであってもよい。また、薬剤9の形態も本実施形態のような円錐台以外に、角錘台、角錐、円柱、角柱等の固形形状の種々の形態のものを使用することができる。
上記のように構成された薬剤供給具は、薬剤9を収容して、貯水タンク1の受皿2の流し孔に供給具本体5の脚16を挿入載置して使用する。蛇口3から水が落下すると、その水は受皿2から供給具本体5の椀底部を通って流し孔から貯水タンク1内に供給される。受皿2に落水した水の一部は、供給具本体5の椀底部に形成された取水口13から供給具本体5の台座部12に浸入し、台座部12上の薬剤9と接触して薬剤9を適量溶解させる。溶解した薬剤9は水と混合して台座部12間の傾斜面15を通って中心部の排水口14から流し孔に流入する。
一方、蛇口3から落下した水の一部は、薬剤供給具の蓋体7に直接当たり、揮散口10から供給具本体5内に流入するが、流入した水は、遮水壁11に阻止されて薬剤9とはほとんど接触せずに、遮水壁11の外側にある余剰水排出口14aから外部に流出する。このように、遮水壁11で囲まれた薬剤9と接触するのは、収容部23の内側に形成された取水口13からの水に限定されることになり、その分、薬剤9の溶解が従来よりも抑えられ、適正量の薬剤9の溶解が可能となる。
また、取水口13から供給具本体5内に流入した水の量が多い場合、特に、受皿2に多量の水が溜まったときには、供給具本体5内にも多くの水が流入するが、このとき、取水口13から流入した水の一部は、遮水壁11に形成された導水孔17から外側の余剰水排出口14aを通って外部に排出される。これにより、遮水壁11の内側の取水口13から取り入れられた水量を調整することができる。
また、突起20により供給具本体5が支持され、受皿2と供給具本体5との間に水が流れる隙間を確保することができるため、収容部23内に水が溜まることを防止することができる。
このような薬剤9の溶解と共に、薬剤9から揮散する香料は、遮水壁11上方の空間から遮水壁11の外側にある蓋体7の揮散口10を通って外部に放散されるので、サニタリー空間を快適にすることができる。
図6〜図8は、本実施形態の遮水壁11を施した実施例と遮水壁11のない比較例とについて、種々の試験条件で薬剤9の残量率を対比したものである。図6(a)に示す試験条件1は、薬剤9を供給具本体5の収容部に収容し、家庭用トイレのロータンク(東陶機器株式会社製TOTO S721B)の受皿2に取り付け、ロータンクの流入水の温度を25℃に維持し、1時間に1回の割合で、4.2リットルの水を流速4.2リットル/minで自動的にフラッシュするように設定し、サンプル(薬剤9)の重量から残量率を測定した。図6(b)に示す試験条件2は、ロータンクの流入水の温度を5℃に維持した以外、試験条件1と同一条件で試験した。図7(a)に示す試験条件3は、ロータンクの流入水の温度を25℃に維持し、9.0リットルの水を流速4.5リットル/minで自動的にフラッシュするように設定した。それ以外の条件は試験条件1と同一とした。図7(b)に示す試験条件4は、ロータンクの流入水の温度を5℃に維持した以外、試験条件3と同一条件で試験した。
図8(a)に示す試験条件5は、家庭用トイレのロータンク(東陶機器株式会社製TOTO S670:薬剤供給具に直接水があたらないタンクであるが、薬剤供給具の本体部分が浸水傾向にある)の受皿2に取り付け、ロータンクの流入水の温度を25℃に維持し、1時間に1回の割合で、3.3リットルの水を流速3.3リットル/minで自動的にフラッシュするように設定し、サンプル(薬剤9)の重量から残量率を測定した。図8(b)に示す試験条件6は、ロータンクの流入水の温度を5℃に維持した以外、試験条件5と同一条件で試験した。
なお、薬剤9は、香料、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、無機塩、色素を混練し、底部直径20mm、高さ23mm、重量20gの円錐台状に成形したものを使用した。
図6〜図8の各グラフは縦軸に残量率を、横軸にフラッシュ回数を示す。試験結果は、実施例を太線で、比較例を点線で示す。試験条件1と2は通常の使用条件であり、25℃ではややフラッシュ回数が伸びているが、従来の容器との差がほとんどない。しかし、試験条件3〜6のように、薬剤9の溶解を促進してしまう条件においては、従来の容器だと早く溶解してしまうものが、本発明の容器だと通常状態と大差なく、安定した溶解をさせることができる。なお、図6〜図8において、試験初期の残量率が100%を超えた後、下降する傾向を示すが、これは薬剤9が水分の吸収により膨潤して重くなったためである。 このように、水洗トイレタンクメーカーや機種等で前記貯水タンク1の給水管からの水の出方が異なっても、薬剤収容部23内への水の流入及び排水を調整することができると共に、水と薬剤9との接触を適正に規制しているので、薬剤9の水への溶解による供給速度を常に一定に保つことができると共に水流による薬剤9の崩壊も防ぐことができる。従って、崩壊した薬剤9の塊や必要以上に溶解した溶液等の発生を防止することができ、常に安定した溶液を水洗トイレに供給することができる。例え、塊や高濃度の溶液等を生成した場合であっても、遮水壁11により受皿2に流出することなく、直接中央部の排水口14から貯水タンク1に排出することができるので、受皿2の色付きや色染み等を防ぐことができる。
また、遮水壁11の上方が開放しているので薬剤9からの芳香を拡散することができる。それにより、薬剤9自体に洗浄剤だけでなく芳香剤を入れることができる。従って、薬剤9を一つにすることができるため、製造工程が容易になりコストも低く抑えることが可能となる。
なお、以上の実施形態では遮水壁11を本体に一体形成したものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図9及び図10に示すように様々な形態を採用することができる。例えば、図9(a)は本体と筒状の遮水壁11を別部材で構成し、係合手段21により係合した形態を示す。この係合手段21は、筒状の遮水壁の下部外周に形成された係合孔を本体底部に突設された爪に係合して成るものである。図9(b)は本体の椀底部の一部を山形に隆起させて隆起壁24を形成した形態を示す。
図10(a)(b)は、蓋体7と本体5とから夫々筒状の遮水壁11を突設させたもので、図10(a)は蓋体7側の遮水壁11が本体5側の遮水壁11よりも大径に形成された例を示し、両遮水壁11間に薬剤9からの香料を揮散口10側に発散させるための隙間25が形成されている。図10(b)は同径の遮水壁11を蓋体7と本体5側から突設させたもので、その端部同士が互いに接触しないように短く形成され、その間に薬剤9からの香料を揮散口10側に発散させるための隙間26が形成されている。
図11は遮水手段として、蓋体7の揮散口10の薬剤収容部23側を覆うように遮水片22を形成したもので、遮水片22は揮散口10の垂直下方全面を覆うように揮散口10の蓋体7中央側の口縁から半径方向で外側に片持ち状に張り出している。これにより、揮散口10から流入した水は、遮水片22に当たり、その外端側から本体底部に落水することになり、本体中央の収容部23に収容された薬剤9とほとんど接触することはない。
図12は、揮散口10と余剰水排出口14aとを兼ねた排水口24を一つに形成したもので、同図は、蓋体7から本体5までの薬剤供給具の外壁に長穴状の排水口24を形成した例を示し、この排水口24の上側部分から薬剤9からの香料を発散させ、この下側部分から流入した水を排水する余剰水の排出口とする構成である。なお、排水口24はスリット状や複数の丸孔状等、種々の形状に設定することができるが、少なくとも揮散口10から落下した水や取水口13から流入した過剰の水等の余剰水を供給具の外部に排出するので供給具の外壁部の下方に形成するのが好ましい。
また、上記実施形態では、蓋体7は、図5に示すように逆椀状に形成されているが、図13に示すように、径方向外側に張り出す張出部30を備え、更に、張出部30の下方かつ内側に、表面が側面視において直線状に形成された蓋体下部面31を備えるように形成し、蓋体下部面31に揮散口10を設けてもよい。このような構成とすることにより、張出部30上方の逆椀状の天井面32を伝って流れてくる水が、揮散口10から供給具本体5内に流入することを防止できるため、当該水が薬剤9と接触することをより確実に回避することができる。更に、揮散口10から供給具本体5内に水が流入することを防止できるため、供給具本体5に設けられた遮水壁11の高さをより低く形成することができる。具体的には、遮水壁11の高さを、薬剤供給具を載置した貯水タンク1の受皿2から1.0cm以上とすることができる。また、この構成において、底面と垂直な方向に対して蓋体下部面31のなす角度θは、0度〜90度の範囲が好ましい。特に、水の流入を防止する観点から0度以上が好ましい一方、大きすぎると揮散口10からの薬剤9の揮発性香料等の揮散性が悪化するおそれがあることから60度以下が好ましい。また、図14に示すように、蓋体下部面31の表面が、側面視において曲線状となるように形成してもよい。
また、上記実施形態では、台座部12は複数の分割体から構成され、その上面は平面状に形成されているが、図15に示すように、各分割体の両側縁に突出体33を設けてもよい。このような構成の薬剤供給具に薬剤9を収容した場合、薬剤9は台座部12に設けられた突出体33上に載置されるため、台座部12の上面と薬剤9底面との間には空隙部が形成される。したがって、受皿2に落水した水の一部は、供給具本体5の側面側に開口する取水口13を通り、台座部12に向かって上方に傾斜する斜面34を通り、更に台座部12の上面と薬剤9の底面との間の空隙部を通過してスムーズに排出口14へと案内され、貯水タンク1に排出されるため、薬剤9が溶解した水が受皿2側へ逆流することを防止できる。台座部12に対する突出体33の高さは、0.2mm〜3mmの範囲が好ましく、特に0.5mm〜2mmの範囲が好適であり、本実施形態では1.5mmとしている。突出体33の高さが低すぎると、台座部12の上面と薬剤9の底面との間の空隙部断面積が小さくなり、取水口13から流入した水が流れにくくなる一方、突出体33の高さが高すぎると水が薬剤9と十分に接触しにくくなる。また、各分割体の両側縁に突出体33を設けているが、この突出体33は、薬剤9を支持可能に配置されていればよく、例えば、各分割体の両側縁に点状に形成した突出体33を設けてもよく、また、各分割体の中央部に突出体33を設けてもよい。
更に、上記のように、台座部12に突出体33を設けるような構成とした場合、台座部12の間に位置する傾斜面15に流通口35を設けてもよい。これにより、収容部23内に水が溜まることを効果的に防止することができる。
また、図16に示すように、取水口13から流入した水を排水口14に向けて案内するガイド面36を台座部12の各分割体間に形成し、当該ガイド面36に補助突出体37を設けてもよい。これにより、台座部12に載置されている薬剤9が溶解することにより変形して収容部23の底面側に垂れ下がった場合でも、補助突出体37により薬剤9の底面を支持することができるので、排水口14及び流通口35が閉塞することを効果的に防止することができる。
5 本体
7 蓋体
9 薬剤
10 揮散口
11 遮水壁
12 台座部
13 取水口
14 排水口
17 導水孔
20 突起
22 遮水片
23 収容部
30 張出部
31 蓋体下部面
32 天井面
33 突出体
34 斜面
35 流通口
36 ガイド面
37 補助突出体

Claims (13)

  1. 水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の上面に載置される薬剤供給具であって、蓋体と供給具本体からなり、前記蓋体には薬剤に含まれる揮発性香料を拡散する揮散口が設けられ、前記供給具本体には薬剤を収容する収容部と、前記収容部に薬剤に接触させるための水を取り入れる取水口と、取水口から入水し薬剤に接触した水を排水する排水口と、前記揮散口から入水した余剰水を排出する余剰水排出口とが設けられた薬剤供給具において、
    前記揮散口もしくは余剰水排出口から入水した水が前記収容部に浸入するのを阻止する遮水手段がさらに設けられ、
    前記蓋体は、径方向外側に張り出す張出部を備え、前記張出部の下方かつ内側に前記揮散口が設けられていることを特徴とする薬剤供給具。
  2. 前記揮散口もしくはその一部が余剰水排出口としても機能することを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給具。
  3. 前記遮水手段は、前記収容部の周囲に形成された遮水壁から構成され、遮水壁の半径方向外側に前記揮散口および前記余剰水排出口が配置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の薬剤供給具。
  4. 前記遮水壁に前記取水口から収容部側に流入した水の一部を前記余剰水排出口側に導く導水孔が形成されたことを特徴とする請求項3に記載の薬剤供給具。
  5. 前記導水孔は前記遮水壁にスリット状に形成されたことを特徴とする請求項4に記載の薬剤供給具。
  6. 前記遮水壁が前記供給具本体と一体的に形成されていることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の薬剤供給具。
  7. 前記遮水手段は、前記揮散口の薬剤収容部側に形成された遮水片から構成されたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤供給具。
  8. 前記供給具本体の上方に蓋体が着脱自在に装着され、該蓋体に前記収容部の遮水壁よりも外側に前記揮散口が形成され、さらに前記遮水壁が前記蓋体に形成されたことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の薬剤供給具。
  9. 前記収容部は、上面が平面状の台座部と、前記台座部の上面に設けられた突出体とを備えており、前記突出体は、前記薬剤を支持可能に配置されており、前記取水口は、前記台座部の上面に水を取り入れるように配置されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の薬剤供給具。
  10. 前記台座部は、前記排水口を中心とした放射状の複数の分割体により構成されており、前記突出体は、前記各分割体の両側縁に設けられていることを特徴とする請求項9に記載の薬剤供給具。
  11. 前記分割体間に流通口が設けられていることを特徴とする請求項10に記載の薬剤供給具。
  12. 前記取水口から流入した水を前記排水口に向けて案内するガイド面を前記分割体間に設け、前記ガイド面に前記薬剤を支持する補助突出体が設けられていることを特徴とする請求項10または11に記載の薬剤供給具。
  13. 前記供給具本体の底部外側に、下方に突出する複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の薬剤供給具。
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