JP5578814B2 - 薬剤供給具 - Google Patents

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Description

本発明は、貯水タンク式水洗トイレにおいて、貯水タンク上部に設けられた手洗い用の給水受皿に設置されて、便器の洗浄用などに用いられる薬液を供給する薬剤供給具に関する。
従来、この種の薬剤供給具として、図11に示すように、貯水タンクの給水受皿101の上面と接する供給具本体103に、蓋体104が着脱自在に設けられた構成のものが知られており、その内部に固形の薬剤が収容可能となっている。供給具本体103の内部には、図示は省略しているが、中央部に形成された排水口106を中心として、放射状に形成された複数の導水路と、隣接する各導水路間を仕切る台座部とが形成されており、固形薬剤は台座部上に載置される。供給具本体103の外周面には、各導水路の外方に個別に対応するように取水口105が設けられている。また、蓋体104の外周側面には、固形薬剤から揮散する揮発性の香料を拡散するための複数の揮散口107が形成されている。水洗トイレの水洗時に、給水管102の蛇口102aから給水受皿101上に供給される水は、流し孔101aから貯水タンク内に流入するとともに、その一部が供給具本体103の取水口105から内部に流入し、各導水路を通過する際に固形薬剤の底面と接触して固形薬剤を溶解させて、溶解した薬剤とともに、排水口106を通って給水受皿101の流し孔101aから貯水タンク内に流入する。
ところで、このような薬剤供給具は、給水受皿101上の給水管102の蛇口102aの下方に配備されるが、使用者が蛇口102aからの水により手洗いをする際に、蛇口102aの下に配備された薬剤供給具が邪魔になって手洗いが困難とならないように、その高さが所定の高さに制限され、手洗いするためのスペースが確保されるのが一般的である。そのため、上記した薬剤供給具100のように、蓋体104の厚みを供給具本体103の厚みに対して大きく設計した場合には、蓋体104と供給具本体103との境目部分108の高さ位置が相対的に低くなるために、給水管102の蛇口102aからの水が給水受皿101に多量に溜まったときに、この境面部分108から多くの水が供給具本体103内に流入して、内部に収容された固形薬剤が極端に早く溶解して減量するという問題があった。
そこで、蓋体と供給具本体との境目部分の高さ位置を相対的に高くすることが要望されており、薬剤供給具の厚みに対して蓋体の厚みを薄くした薬剤供給具が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1に記載の薬剤供給具は、図12に示すように、固形薬剤を収容可能な供給具本体201と、供給具本体201の上面開口を覆う蓋体202とを備えており、供給具本体201の厚みに対して蓋体202の厚みが小さく設計されて、その境目部分204の高さ位置が相対的に高くなっている。揮散口203は、供給具本体201の側面の上方部に、周方向に沿って延びる長方形状に形成されており、固形薬剤の揮発性の香料の拡散や、固形薬剤の残存量の確認が可能となっている。
特開2008−190303号公報
しかしながら、上記した構成の薬剤供給具200では、給水管102の蛇口102aから蓋体202に落下した水の一部が、蓋体202の上面を伝って供給具本体201まで流れ落ちてきた場合に、供給具本体201の側面に設けられた揮散口203が鉛直方向を向いているために、前記揮散口203から水が供給具本体201内部に流入するおそれがある。また、給水管102の蛇口102aから直接、給水受皿101に落水した水が、給水受皿101から跳ね上がって飛散し、前記揮散口203から供給具本体201内に流入するおそれもある。揮散口203から供給具本体201内に流入した水が固形薬剤にかかると、それだけ余分に固形薬剤が溶解してしまうために、必要以上の固形薬剤の溶解を促進させることになり、取水口からの水による安定した適正量の固形薬剤の溶解をさせることができないといった問題点がある。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、揮散口からの水の流入を規制して、固形薬剤の安定した溶解を確保することができる薬剤供給具を提供することを目的とする。
本発明の薬剤供給具は、水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の上面に載置されるものであって、固形薬剤を収容可能であり、かつ、給水受皿に供給される水を内部に導入可能であるとともに導入されて固形薬剤と接触した水を外部に導出可能な供給具本体と、前記供給具本体の上方を覆うための蓋体とを備えており、前記供給具本体および前記蓋体のどちらか一方は、その上部側が下部側よりも中心から少なくとも一つの水平方向外側に張り出した張出部分を備えており、前記上部側の張出部分の下面に固形薬剤に含まれた揮発性の香料を外部に拡散するための下向きに開口した揮散口が設けられている。
本発明の好ましい実施態様においては、前記供給具本体は、固形薬剤が載置される下部材と、前記下部材の上部に一体形成される上部材とからなり、前記上部材は、前記下部材よりも水平方向外側に張り出す張出部分を有しており、前記上部材の張出部分の下面に前記揮散口が設けられている。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記下部材における水平方向側方に前記上部材が突き出ている側壁部の上部には、遮水壁が形成されており、前記遮水壁と、前記下部材の前記側壁部よりも水平方向側方に突き出た前記上部材の側壁部との間に、前記揮散口が形成され、前記遮水壁の上端の高さは、前記上部材の前記側壁部の下端の高さとほぼ同じ高さまたはそれ以上に設定されている
本発明の好ましい他の実施態様においては、前記蓋体は、前記供給具本体に対して取付可能な下蓋部と、前記下蓋部の上部に一体形成される上蓋部とからなり、前記上蓋部は、前記下蓋部よりも水平方向外側に張り出す張出部分を有しており、前記上蓋部の張出部分の下面に前記揮散口が設けられている。
本発明のさらに好ましい他の実施態様においては、前記下蓋部における水平方向側方に前記上蓋部が突き出ている側縁部の上部には、遮水壁が形成されており、前記遮水壁と、前記下蓋部の前記側縁部よりも水平方向側方に突き出た前記上蓋部の側縁部との間に、前記揮散口が形成され、前記遮水壁の上端の高さは、前記上蓋部の前記側縁部の下端の高さとほぼ同じ高さまたはそれ以上に設定されている
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記遮水壁は、下端から上端にかけて前記下部材または前記下蓋部の内側に向かって傾斜している。
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記蓋体の高さは、前記供給具本体の高さよりも薄く設定されている。
本発明の薬剤供給具によると、固形薬剤からの揮発性の香料を外部に拡散するための揮散口が下向きに開口しているので、水が揮散口から薬剤供給具内に流入するのを阻止することができ、その結果、固形薬剤は供給具本体の取水口から導入される水で溶解するため、安定した薬剤溶液を適量に供給することができ、想定した期間の間、固形薬剤の効果を発揮させることが可能になる。
本発明の一実施例である薬剤供給具の外観を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う薬剤供給具の断面図である。 図1のB−B線に沿う薬剤供給具の断面図である。 供給具本体の正面図である。 供給具本体の平面図である。 供給具本体の底面図である。 供給具本体の側面図である。 供給具本体の斜視図である。 固形薬剤の構成を示す斜視図である 供給具本体の変形例を示す正面図である。 従来例の薬剤供給具の正面図である。 従来例の薬剤供給具の斜視図である。
以下、本発明の実態の形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施例である薬剤供給具1の外観を、図2および図3は、この薬剤供給具1の断面図を、それぞれ示している。この薬剤供給具1は、図11に示されているような、水洗トイレにおける貯水タンク上部の給水受皿101の上面に載置されるものである。貯水タンクの給水受皿101は、一般的にすり鉢状に形成され、中央部に貯水タンク内部と連通する流し孔101aが形成されており、この薬剤供給具1は、流し孔101aを塞ぐようにして給水受皿101上に配置される。薬剤供給具1の上方には、水の給水管102が設けられ、その蛇口102aから給水される水が、薬剤供給具1の内部に収容された固形薬剤4(図9に示す)を溶解し、薬液が流し孔101aに流れ込むようになっている。流し孔101aから流れ込んだ薬液は貯水タンクに貯められた後、便器に水を流すときに排出され、便器を洗浄する。
薬剤供給具1は、固形薬剤4を収容可能な供給具本体2と、供給具本体2に着脱可能に取り付けられる蓋体3とを備えている。薬剤供給具1の厚みD(図3に示す)は、使用者が蛇口102aからの水によって手洗いをする際に、蛇口102aの下に配置された該薬剤供給具1が邪魔になって手洗いが困難とならないような厚みに設定されている。ここで、貯水タンク式水洗トイレにおいて、給水受皿101の上面から給水管102の蛇口102aまでの高さは、一般的に130mm〜180mmとなっている。よって、薬剤供給具1上に使用者の手洗いするためのスペースを確保するためには、薬剤供給具1の厚みDは、80mm以下に設定されるのが好ましく、50mm以下に設定されるのがより好ましい。
供給具本体2は、図2〜図8に示すように、合成樹脂製であって、上面が開口した椀状のものであり、平面的に見た形状が横長の楕円形状に形成されている。この供給具本体2は、上側に位置する上部材5と下側に位置する下部材6とが一体形成された構成のものであり、上部材5が下部材6よりも長径方向外側へ大きく張り出した形状となっている。
供給具本体2の下部材6の底部中央には、排水口60が形成されている。また、下部材6の底部下面には、排水口60の周囲から下方に突出する複数(図示例では、3つ)の板状の脚部61が設けられている。この脚部61は、排水口60から導出される薬液を下方に案内するためのものであり、薬剤供給具1を給水受皿101上に載置したときに、流し孔101aに挿入される。
下部材6の底部下面の各脚部61の外側(後述する各取水口64の下部)には、下方に突出して給水受皿101と当接する突起部62が複数(図示例では、6つ)形成されている。各突起部62は、突出長さが約1mm程度であり、この突起部62により、給水受皿101と下部材6の底部下面との間にスペースが確保されて、給水管102の蛇口102aより供給される水の一部が、下部材6と給水受皿101との間から給水受皿101の流し孔101aにスムーズに流れるうえ、各取水口64と給水受皿101との間にもスペースが確保されて各取水口64からの水の導入がスムーズに行われるようになっている。なお、この突起部62は、複数であることが好ましいが、全ての取水口64に設ける必要はない。
下部材6の内部には、中心部の排水口60から放射状に延びる複数(図示例では、6つ)の導水路63が形成されている。また、下部材6の底部下面には、各導水路63と個別に対応する位置に、給水受皿101に供給される水の一部を下部材6(供給具本体2)の内部に導入するための複数(図示例では、6つ)の取水口64が設けられている。各取水口64は、本実施例においては、下部材6底部の外面側に開口するスリット状に形成されており、下部材6の長径方向両側を含んだ等角度位置に形成されている。
各導水路63は、断面視においてV字状に形成されており、取水口64から排水口60に向けて下方に傾斜している。また、各取水口64の下部中央も、導水路63の形状に応じてV字状に下方に突出している。各取水口64は、全て同一の形状を有しているが、下部材6の長径方向両側に形成された取水口64(以下、長径方向両側の取水口64を指すときは「64A」とする)以外の取水口64(以下、長径方向両側以外の取水口64を指すときは「64B」とする)は、遮蔽片65によりその開口上部が覆われており、長径方向両側の取水口64Aと比べて、開口面積が小さく設定されて、下部材6(供給具本体2)内に流入する水の量が制限されている。
各導水路63の間には、中心部の排水口60を中心として下部材6の底部から隆起する放射状の台座部66が形成されている。各導水路63は台座部66によって仕切られており、各台座部66により固形薬剤4の底面が支持される。各台座部66には、隣接する導水路63,63間を連通するように、切欠溝状の連通路67がそれぞれ形成されており、この連通路67を介して各導水路63,63間の水の行き来が可能となっている。
なお、台座部66の上面から連通路67の底部までの深さは、1mm〜7mmであることが好ましく、本実施例では、深すぎると連通路67を通過する水が固形薬剤4の底面に接触しにくくなるため、2mm〜4mmがより好ましい。
給水受皿101に蛇口102aから供給された水は、主に各取水口64から供給具本体2の下部材6内に導入され、各導水路63および各連通路67を通過する際に、各台座部66上に支持された固形薬剤4の底面と接触する。その際、固形薬剤4の底面から薬剤の溶出が略均一に行われて、薬液が排水口60から導出する。
このとき、各導水路63はV字状の断面を有しているため、導水路63から連通路67へは、昇り傾斜が形成されている。この傾斜により、各取水口64から取り込まれた水が定量的に連通路67に導かれるため、固形薬剤4の溶解の均一化を促すことができる。なお、各連通部67の構成は、溝状のもの以外に、例えば貫通孔やパイプ状などであってもよい。
各台座部66の連通路67の径方向外方に位置する部分には、外部から連通路67に臨むことが可能な補助取水口68が、各取水口64よりも径方向内方位置に形成されている。この補助取水口68によって水の導出入が行われることにより、各連通路67を通過する水の流量を調整することができ、この構成によっても固形薬剤4の十分かつ安定した溶出が可能となる。また、各補助取水口68からの導水は、導水路63から連通路67に流れ込む水に対する呼び水としても機能し、連通路67へのスムーズな導水を促す効果も有する。
また、各台座部66の連通路67の径方向内方に位置する部分は、略U字状となっており、固形薬剤4を支持するとともに、排水口60の周縁と接する側の端面が切り欠かれた状態で上下方向に貫通する補助排水口69が形成されている。この各補助排水口69は、排水口60による水の導出を補助する役割を果たしている。
各台座部66の周囲には、収容される固形薬剤4の直径よりも僅かに大きい内径を有するリング状の周壁70が立設されており、周壁70の上端開口から固形薬剤4を各台座66上に載置することができるようになっている。周壁70の外方には、各台座部66と対応する位置に脱水口71が複数(図示例では、6つ)形成されている。また、周壁70の上端部には、各脱水口71と対応する位置にスリット77が形成されている。各取水口64から過剰な量の水が下部材6(供給具本体2)内に導入された際には、余剰分の水は各スリット77を介して各脱水口71から導出されるので、周壁70内に水が過度に溜まることが防止される。
ここで、周壁70に囲まれた領域における各連通路67が占める総面積の割合は、平面視において2%〜80%であることが好ましく、10%〜30%がより好ましい。この面積割合を少なくとも2%以上とすることにより、各連通路67を介して水を分配する間に、固形薬剤4との十分な接触が可能となり、固形薬剤4の底面における均一な溶出を促すことができるようになっている。
次に、供給具本体2の上部材5は、下部材6よりもその長径が大きく設定されており、その分だけ、下部材6の外形よりも長径方向外側へ大きく張り出した張出部分Xを有している。本実施例では、上部材5の短径方向に沿う(長径側の)各側壁部(以下、「短側壁部」という。)52,52が、下部材6の短径方向に沿う各短側壁部72,72よりも水平方向側方へ突き出ている。
上部材5の上縁外周には、上部材5の短径方向両側を含んだ90度等角の位置に、4個の係合爪50が形成されている。各係合爪50は、その先端部が外側に向けて鉤状に曲げられている。一方、蓋体3の下縁内周には、各係合爪50に対応する90度等角の位置に、4個の係合段部30が形成されており、各係合爪50をこの各係合段部30にそれぞれ引っ掛けて係合させることで、蓋体3が供給具本体2に取り付けられる。そして、上部材5の長径方向に沿う(短径側の)各側壁部(以下、「長側壁部」という。)53の中央の押圧部51(図1に示す)をそれぞれ内方に向けて押すことにより、各係合爪50が蓋体3の各係合段部30から容易に抜けてその係合が外れる。このように、蓋体3は上部材5の押圧部51の押し操作によって簡単に供給具本体2に対して着脱可能となっている。
下部材6の長側壁部73は、上部材5の長側壁部53に接続されている。一方、下部材6の短側壁部72は、側方に突き出た上部材5の短側壁部52に接続されておらず、下部材6の短側壁部72の上部には遮水壁75が一体形成されている。この遮水壁75は、上部材5の短側壁部52の下端と接触しないよう上方に延び、遮水壁75と上部材5の短側壁部52との間、すなわち、上部材5の前記張出部分Xの下面には、下向きに開口した隙間が形成されている。この隙間は、固形薬剤4からの揮発性の香料を外部に発散させるための揮散口74として機能する。
遮水壁75は、本実施例では、下端から上端にかけて下部材6の内側に向けて傾斜しており、遮水壁75の上端の高さは、少なくとも上部材5の短側壁部52の下端とほぼ同じ高さに設定されている。これにより、揮散口74は、下方向を向き、かつ、上部材5の短側壁部52の下端に対して水平方向を向くように形成されている。その結果、給水管102の蛇口102aから蓋体3に落下した水が、蓋体3の上面を伝って流れ落ちて、上部材5の短側壁部52の下端まで伝わった場合においても、揮散口74が水平かつ下方向を向いているため、流れてきた水が揮散口74から供給具本体2内に流入することはなく、上部材5の短側壁部52の下端から給水受皿101にそのまま落下するので、供給具本体2内に収容された固形薬剤4に接触することを防止できるようになっている。
さらに、給水管102の蛇口102aから直接、給水受皿101に落下した水の一部が、給水受皿101から跳ね上がって揮散口74の方向に飛散したとしても、飛散した水は、遮水壁75により供給具本体2内部への侵入が阻止されるので、固形薬剤4とはほとんど接触せずに、遮水壁75を伝って給水受皿101に落下する。
また、遮水壁75は、供給具本体2の短側壁部52まで伝ってきた水の勢いが激しい場合や、蓋体3の上面や供給具本体2の短側壁部52にかかる水流が強い場合などに、供給具本体2の一部で跳ねた水が、揮散口74から流入するのを防ぐ役割も果たす。このように、揮散口74からの水の流入がほぼ完全に遮断されることにより、その分、固形薬剤4の計算外の溶解が従来よりも抑えられるため、適正量の固形薬剤4の溶解が可能となる。
なお、遮水壁75の高さは、給水受皿101から飛散した水が揮散口74から供給具本体2の内部へ侵入して固形薬剤4にかかるのを防ぐ高さであればよく、遮水壁75の上端が上部材5の短側壁部52の下端よりも上方に位置していればいるほど、より確実に飛散水の浸入を遮断できる。他方、固形薬剤4から揮散する香料が揮散口74から十分に外部に拡散されるためには、遮水壁75の上方に、揮散する香料が円滑に移動可能な空間を確保できる高さであることが好ましい。
また、本実施例では、遮水壁75は、下部材6の内側に向かって傾斜していることにより、最も効果的に揮散口74からの水の流入を防止できるようになっているが、必ずしもこれに限られず、遮水壁75の上端と上部材6の短側壁部52の下端とが互いに接触しないのであれば、鉛直方向に起立していてもよく、また、下部材6の外側に向かって傾斜していてもよい。
次に、蓋体3は、図1〜図3に示すように、例えば合成樹脂により形成された皿状のものであり、供給具本体2の上面開口を塞ぐことにより、給水管102の蛇口102aからの水が固形薬剤4に直接かかるのを防止している。本実施例では、蓋体3の厚みd2は、供給具本体2の厚みd1よりも極力薄く設定して、供給具本体2と蓋体3との境目部分10(図1に示す)の高さ位置を相対的に高くするようにしている。これにより、手洗いの際に、蛇口102aからの水が給水受皿101に多量に溜まったときに、この境面部分10から多くの水が供給具本体2の内部に流入して、固形薬剤4が溶解するのを防止している。
ここで、上記したように、貯水タンク式水洗トイレにおいては、給水受皿101の上面から給水管102の蛇口102aまでの高さは、一般的に130mm〜180mmとなっているために、薬剤供給具1の厚みD(図3に示す)は、80mm以下とするのが好ましく、50mm以下とするのがより好ましく、本実施例では約44mmに設定されている。この厚みDに対して、供給具本体2と蓋体3との境目部分10の高さ位置を極力高くするためには、蓋体3の厚みd2は、1.5mm〜30mmの範囲から選択することが好ましく、2.0mm〜20mmの範囲から選択することがより好ましく、本実施例では、約12mmに設定されている。これに対し、供給具本体2の厚みd1は、10mm〜80mmの範囲から選択することが好ましく、20mm〜50mmの範囲から選択することがより好ましく、本実施例では、約32mmに設定されている。
この蓋体3は、合成樹脂に限らず、陶器、ガラスなどによっても形成することができる。また、形状についても、特に限定されるものではなく、上記のような皿状のもの以外に、平板状、椀状、笠状など、種々の形状を採用することができる。さらに、本実施例においては、固形薬剤4に直接水がかからないように開口の無いものを使用しているが、蓋体3に一つまたは複数の窓孔を形成して、固形薬剤4からの揮発性の香料を拡散させるようにしてもよい。
ただし、蓋体3に前記窓孔を形成する場合には、例えば特開2004−316417号公報の図11に開示されているように、蓋体3内部の前記窓孔の下方に、窓孔の垂直下方全面を覆うようにして板状の遮水片を設け、遮水片を蓋体3の径方向外側に向けて固形薬剤4上を通過するまで張り出させるようにするのが好ましい。これにより、前記窓孔から水が流入したとしても、流入した水は遮水片上に落下し、遮水片を伝って固形薬剤4の外側の供給具本体2の底部上に落水するため、供給具本体2内に収容された固形薬剤4とほとんど接触することはない。
固形薬剤4は、図9(a)に示すように、洗浄効果を発揮する界面活性剤類と、香りを発散させるための揮発性の香料とが混入されたもので、本実施例では、円柱形状を呈したものを使用している。この固形薬剤4は、上記した原料を打錠するか、あるいは混練して製造したものが洗浄効果および芳香性に優れているが、これに限定されるものではない。例えば、他の成分、例えば消臭剤を芳香剤とともに混入するか、あるいは、芳香剤の代わりに消臭剤を混入したものであってもよい。
固形薬剤4の形状は、固形薬剤4からの薬剤の溶出が導水路63および連通路67を通過する水との接触によって、主として底面のみから略均一に行われることを考慮すると、円柱状や角柱状などの横断面が上下にわたって一定のものであれば、横断面(初期の外径)を維持したまま嵩減りを生じさせることができ、これにより、使用終了まで固形薬剤4を台座部66において安定的に支持することができるので、好ましい。なお、固形薬剤4の形状は、上記した横断面が一定のもの以外に、錐状、錐台状、球状など他の形状であってもよく、これらの場合も、導水路63および連通路67を通過する水が固形薬剤4の底面に略均一に接触することにより、固形薬剤4を、底面形状がほぼ一定の状態を維持したまま溶解させることができる。
また、固形薬剤4は、1層のみの構成に限定されず、複数層から構成したものを好ましく使用することができる。例えば、図9(b)に示すように、円柱状の中心層40の周囲にリング状の外層41が、例えば1:3の重量比で同心円状に配置されたものなど、中心層の周囲が1層以上の外層で覆われた複数層から構成されたものを使用することにより、上記効果と相俟って、各層から溶出する有効成分や色素等の割合を所望の値に維持することができる。このような構成を有する固形薬剤は、例えば特開2000−109897号公報に開示された混練成形製法や、熱で成分を溶融混合し、型に充填して冷却後に型から薬剤を抜く溶融製法などにより、製造することができる。
固形薬剤4を構成する中心層40としては、界面活性剤、無機硫酸塩、有効成分(撥水剤、親水化剤、防汚剤、消臭剤、賦香剤、除菌剤、抗菌剤、殺菌剤、キレート剤、酵素、着色剤などの1または2種以上)を含んだものを例示することができ、外層41としては、界面活性剤、色素、香料、無水硫酸塩などを主として含むものを例示することができる。
複数層を有する固形薬剤4の構成は、上記以外に、例えば、図9(c)に示すように、平面視において扇形状(または半円状)の各層42,43,44を円柱状に組み合わせたもの、図9(d)に示すように、円柱状の層45内に、これよりも小径の円柱状の層46a,46b,46cが充填されたもの、図9(e)に示すように、各層47,48,49を上下方向に積層して、下層47全体が溶解してから上方に隣接する層48,49が順次溶解するものを挙げることができる。なお、上記各構成において隣接する各層は、含有する1または複数の成分のうち、1つ以上の成分について種類や割合が互いに相違していればよい。
上記した構成の薬剤供給具1は、まず、供給具本体2の各台座部66上に固形薬剤4を配備し、蓋体3で閉じることにより固形薬剤4を内部に収容する。そして、図11に示されるような水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿101の流し孔101aに供給具本体2の各脚部61を挿入することにより、各取水口64に設けられた突起部62が給水受皿101の上面と当接した状態で、薬剤供給具1が給水受皿101上に載置される。給水受皿101の平面形状が一般的な長方形状である場合には、供給具本体2の長径方向を給水受皿101の長手方向と一致するように載置する。
給水管102の蛇口102aから給水受皿101に供給される水は、その一部が供給具本体2の下部材6と給水受皿101との間を通って流し孔101aから貯水タンク内に送られる一方、一部は下部材6に設けられた各取水口64から供給具本体2内に導入され、各導水路63および各連通路67を通過する際に、各台座部66に支持された固形薬剤4の底面と接触して固形薬剤4を適量溶解させる。溶解した薬剤は水と混合して中心部の排水口60から導出され、流し孔101aから貯水タンク内に送られる。このように、薬剤供給具1は、導水路63に加えて連通路67を有することにより、固形薬剤4との広い接触面積を得ることができ、使用開始直後から薬剤を十分溶出させることができる。また、一部の取水口64における取水量が少ない場合、特定の取水口64からしか取水できない場合、使用中に固形薬剤4の一部が崩壊して導水路63の一部が閉塞された場合などにおいても、連通路67を介して隣接する導水路63,63間の水の分配を容易に行うことができ、固形薬剤4の溶出を安定させることが可能である。
また、供給具本体2は横長に形成されており、長径方向の両側に形成された取水口64Aの開口面積よりも、他の位置に形成された取水口64Bの開口面積が小さくなるように設定されているので、最も一般的である長方形状の給水受皿101に薬剤供給具1を載置した際には、給水管102の蛇口102aからの水流や、給水受皿101の形状または勾配などに拘わらず、各取水口64から略均一に水を導入することができ、固形薬剤4の十分かつ安定した溶出を促すことができる。なお、本実施例においては、供給具本体2を横長に形成することで、薬剤供給具1を給水受皿101に載置する際に、開口面積の大きい取水口64Aを給水受皿101の長手方向両側に自然と位置させることができるようになっているが、供給具本体2は必ずしも横長である必要はなく、蓋体3の形状や柄の配置などを適宜設定することによっても、開口面積の大きい取水口64Aが給水受皿101の長径方向両側に位置するように使用者に促すことが可能である。
一方、給水管102の蛇口102aから蓋体3上に落下した水は、蓋体3の上面から上部材5の短側壁部52を伝って揮散口74まで流れてくるが、揮散口74は下方向を向いているので、揮散口74から供給具本体2内部に当該水が流入することを防止でき、内部に収容された固形薬剤4と接触することを確実に回避できる。
さらに、給水管102の蛇口102aから給水受皿101に落下した水の一部が、給水受皿101から跳ね上がって揮散口74の方に飛散した場合においても、飛散した水は、遮水壁75により供給具本体2内部に侵入するのが阻止されるので、固形薬剤4と接触することなく遮水壁75を伝って給水受皿101に落下する。このように、供給具本体2内部に収容された固形薬剤4と接触するのは、下部材6に形成された各取水口64から導入される水にほぼ限定されることになるため、常に安定した薬剤溶液を適量に供給することができ、想定した期間の間、固形薬剤4の効果を発揮させることが可能になる。
加えて、このような固形薬剤4の溶解とともに、固形薬剤4から揮散する香料は、遮水壁75上方の空間から遮水壁75の外側に位置する揮散口74を通って外部に拡散されるので、トイレ空間を快適にすることができる。
以上、本発明の一実施例について詳述したが、本発明の具体的な態様は上記した実施例に限定されない。例えば、本実施例においては、取水口64を導水路63ごとに複数設けているが、必ずしも導水路63に個別に対応させる必要はなく、取水口64から水が導入された後に複数の導水路63に分配されるように構成してもよい。また、一部の取水口64に設けた遮蔽片65は、必ずしも必要ではない。
また、本実施例においては、連通路67を台座部66の径方向の略中央位置に溝状に形成し、連通路67の内方および外方に同程度の幅で台座部66を残すように構成しているが、取水口64から導入された水が各導水路63に分配され、通過する水が使用初期の固形薬剤4の底面と接触可能である限り、他の配置や形状であってもよい。
また、本実施例においては、下部材6の底部下面の取水口64の下部に、下方に突出する突起部62を形成しているが、この突起部62は、必ずしも設ける必要はない。突起部62を設けない場合においても、取水口64は、下部中央が下方に向けて突出するV字状に形成されているので、薬剤供給具1を正確な姿勢で給水受皿101上に載置することができるとともに、薬剤供給具1内に導入されない水は、供給具本体2の下部材6と給水受皿101との間を通過して、流し孔101aから貯水タンク内に送られる。
また、図10に示す構成では、下部材6の底部下面に細片状の複数の支持部76が設けられている。この支持部76は、排水口60を中心として取水口64よりも径方向外方に存在する領域の任意の箇所に設けることが可能である。支持部76の配置は、取水口64からの導水を妨げない位置がより好ましく、図示例では、4つの支持部76が、それぞれ異なる脱水口71の周縁近傍に分散配置されている。
各支持部76の長さは、長すぎると突起部62が有効に機能しなくなるおそれがあるため、突起部62の下端よりも支持部76の下端が上方に位置することが好ましい。これにより、給水受皿101の湾曲面に沿って供給具本体2を設置しやすくすることができる。支持部76の長さとしては、例えば4mm程度を挙げることができる。
このように、供給具本体2が突起部62および支持部76を備える構成では、薬剤供給具1が載置される給水受皿101の形状や、給水受皿101への水の供給量などに拘わらず、具体的には、給水受皿101の勾配が急で下部材6の底部下面の各突起部62が給水受皿101に当接できないような場合や、給水受皿101の流し孔101aの口径が大きいために各突起部62の全体が流し孔101a内に収容されるような場合でも、各取水口64から供給具本体2の内部に水を安定的に導入することができ、固形薬剤4の底面における均一な溶出をより確実にすることができる。
すなわち、給水受皿101の勾配が急である場合には、図10(a)に示すように、支持部76の下端が高さHにおいて給水受皿101の上面と当接し、下部材6の側面と給水受皿101との間に隙間を確保することができる。したがって、下部材6の側面が給水受皿101に密着するおそれがなく、給水受皿101に供給された水を、各取水口64から下部材6の内部に確実に導入することができる。
一方、給水受皿101の勾配が緩やかである場合には、図10(b)に示すように、突起部62の下端が給水受皿101の上面と当接し、下部材6の底部下面と給水受皿101との間に隙間を確保することができる。したがって、下部材6の底部が給水受皿101の流し孔101aを閉塞するおそれがなく、給水受皿101に水が溜まって各取水口64から必要以上の水が取り込まれることを確実に防止できる。
さらに、本実施例においては、供給具本体2の上部材5を下部材6よりも長径方向外側へ大きく張り出した形状とすることにより、上部材5の短側壁部52と下部材6の短側壁部72との間に、下向きに開口した揮散口74を形成するとともに、下部材6の短側壁部72の上部に遮水壁75を形成している。しかし、これに限らず、上部材5を下部材6よりも短径方向外側へ大きく張り出した形状として、上部材5の長側壁部53を下部材6の長側壁部73よりも側方に突き出させることにより、上部材5の長側壁部53と下部材6の長側壁部73との間に下向きの揮散口74を、および、下部材6の長側壁部73の上部に遮水壁75を、それぞれ形成するようにすることも可能である。
また、供給具本体2の上部材5を下部材6よりも長径方向外側、さらには短径方向外側へ大きく張り出した形状とすることにより、揮散口74を供給具本体2のほぼ全周にわたって形成するようにしてもよい。
加えて、本実施例においては、供給具本体2を上部材5と下部材6とにより構成し、上部材5を下部材6よりも径方向外側に大きく張り出した形状とすることにより、供給具本体2に揮散口74を設けているが、この揮散口74は蓋体3に設けることもできる。
蓋体3に揮散口74を設ける場合には、蓋体3を、供給具本体に取付可能な下側の下蓋部と、この下蓋部の上部に一体形成される上蓋部とで構成し、上蓋部を下蓋部よりも少なくとも一方の径方向(例えば、長径方向)に向けて外側に大きく張り出した形状とするとともに、上記した実施例の供給具本体2と同様に、上蓋部の張り出した分だけ側方に突き出た側縁部の下端と、下蓋部の上蓋部の張出部分に対応する側縁部の上部に形成した遮水壁75の上端とを、接触させずにかつほぼ同じ高さとすることにより、上蓋部の張出部分の下面、すなわち、上蓋部の前記側縁部と下蓋部の前記遮水壁75との間に、下向きに開口した隙間を形成して、蓋体3に揮散口74を設けるようにする。
1 薬剤供給具
2 供給具本体
3 蓋体
4 固形薬剤
5 上部材
6 下部材
52 短側壁部
53 長側壁部
72 短側壁部
73 長側壁部
74 揮散口
75 遮水壁
X 張出部分

Claims (8)

  1. 水洗トイレ用貯水タンクの給水受皿の上面に載置される薬剤供給具であって、
    固形薬剤を収容可能であり、かつ、給水受皿に供給される水を内部に導入可能であるとともに導入されて固形薬剤と接触した水を外部に導出可能な供給具本体と、前記供給具本体の上方を覆うための蓋体とを備え、
    前記供給具本体および前記蓋体のどちらか一方は、その上部側が下部側よりも中心から少なくとも一つの水平方向外側に張り出した張出部分を備えており、前記上部側の張出部分の下面に固形薬剤に含まれた揮発性の香料を外部に拡散するための下向きに開口した揮散口が設けられていることを特徴とする薬剤供給具。
  2. 請求項1に記載された薬剤供給具であって、
    前記供給具本体は、固形薬剤が載置される下部材と、前記下部材の上部に一体形成される上部材とからなり、
    前記上部材は、前記下部材よりも水平方向外側に張り出す張出部分を有しており、前記上部材の張出部分の下面に前記揮散口が設けられていることを特徴とする薬剤供給具。
  3. 前記下部材における水平方向側方に前記上部材が突き出ている側壁部の上部には、遮水壁が形成されており、
    前記遮水壁と、前記下部材の前記側壁部よりも水平方向側方に突き出た前記上部材の側壁部との間に、前記揮散口が形成され、
    前記遮水壁の上端の高さは、前記上部材の前記側壁部の下端の高さとほぼ同じ高さまたはそれ以上に設定されていることを特徴とする請求項2に記載の薬剤供給具。
  4. 請求項1に記載された薬剤供給具であって、
    前記蓋体は、前記供給具本体に対して取付可能な下蓋部と、前記下蓋部の上部に一体形成される上蓋部とからなり、
    前記上蓋部は、前記下蓋部よりも水平方向外側に張り出す張出部分を有しており、前記上蓋部の張出部分の下面に前記揮散口が設けられていることを特徴とする薬剤供給具。
  5. 前記下蓋部における水平方向側方に前記上蓋部が突き出ている側縁部の上部には、遮水壁が形成されており、
    前記遮水壁と、前記下蓋部の前記側縁部よりも水平方向側方に突き出た前記上蓋部の側縁部との間に、前記揮散口が形成され、
    前記遮水壁の上端の高さは、前記上蓋部の前記側縁部の下端の高さとほぼ同じ高さまたはそれ以上に設定されていることを特徴とする請求項4に記載の薬剤供給具。
  6. 前記遮水壁は、下端から上端にかけて前記下部材内側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項に記載の薬剤供給具。
  7. 前記遮水壁は、下端から上端にかけて前記下蓋部の内側に向かって傾斜していることを特徴とする請求項5に記載の薬剤供給具。
  8. 前記蓋体の高さは、前記供給具本体の高さよりも薄く設定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の薬剤供給具。
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