JP2016108821A - 製剤容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】給水口から収容空間に流入する水を、無駄なく固形製剤に接触させることができ、給水口の開口面積の増減によって固形製剤に接触させる水量を調節することができ、水量の調節によって固形製剤の溶出量を適切に設定することが可能な製剤容器を提供すること。【解決手段】上部容器51と下部容器52とで固形製剤2を収容する収容空間4を画成する容器本体5と、容器本体5の内面に設けられて固形製剤2を収容空間4内に支持する製剤支持部材と、上部容器51に貫通形成されて上部容器51に流下された水を収容空間4に流入させる給水口511と、下部容器52に貫通形成されて収容空間4内を流下した水を排出する排水口521と、容器本体5の内面に設けられて給水口511から収容空間4に流入する水を製剤支持部材に支持されている固形製剤2の上面に誘導する導水部材8と、を備える。【選択図】図9

Description

本発明は、水との接触で成分が溶出する固形製剤(例えば、芳香洗浄剤)を収容して、貯水タンク式水洗トイレにおけるタンク上蓋の蛇口の下に設置される製剤容器に関する。
下記特許文献1には、上記製剤容器として、上部を開放した椀形に形成されると共に内底の中央部に固形製剤が載置される本体と、この本体の上部開放部を覆う略ドーム型の蓋体と、を備えた容器が提案されている。
この特許文献1の容器は、蓋体の頂部から外れた周縁部に複数の揮散口を装備すると共に、本体内には、揮散口から流入した水が直接固形製剤に接触しないように固形製剤の周囲を囲う遮水壁を設けている。そして、本体内の固形製剤への給水は、遮水壁の内側となる内底に貫通形成した取水口で行い、遮水壁に形成したスリット状の導水孔で薬剤が浸水しないように排水の調節を行う。固形製剤と接触して固形製剤の成分が溶出した溶液は、本体の内底の中心に形成した排水口から、水洗トイレのタンクに排出するようにしている。
この特許文献1の容器の場合、水洗トイレにおけるタンク上蓋の蛇口から蓋体の上に流下した水は、その一部が、蓋体に装備された揮散口から容器内部に流入し、揮散口に流入しない水は、容器の外面を伝って、タンク上蓋に排出される。そして、揮散口から容器内部に流入した水は、容器本体内面に沿って容器内底に流下し、遮水壁によって、水が薬剤に接触することなく、余剰水排出口からタンク上蓋へ排出される。薬剤は遮水壁内側の容器底面に設けられた取水口から流入した水によって、固形製剤の成分が溶出し、本体の内底の中心の排水口から、水洗トイレのタンクに排出される。
このように、特許文献1の容器の場合、揮散口から容器内部に流入した水は、固形製剤に当たらないため、流水の勢いで固形製剤が局部的に溶出して崩壊することを防止することができる。
特開2004−324410号公報
ところが、特許文献1の容器の場合、容器内の固形製剤への水の供給は、固形製剤の外周囲に限られていて、固形製剤の溶出部位が限られているため、蓋体の揮散口の開口面積を増加させて、容器内に流入する水量を増大させても、その水量に相応して固形製剤の成分の溶出量を増大させることができない。
また、特許文献1の容器の場合、遮水壁の内側となる内底に取水口が貫通形成されているため、タンク上蓋に貯まる水を遮水壁の内側に導いて、固形製剤の溶出を促進することが可能である。しかし、その反面、固形製剤の底面で取水口と対向する位置の溶出が進むと、固形製剤と水が十分に接触せずに取水口や排水口から外部に漏出してしまう場合がある。言い換えると、容器内に流入した水が、無駄に容器を通過してしまうおそれがあって、固形製剤の溶出量を適切に設定することができず、適切な濃度の薬剤溶液を安定して得ることができないという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、給水口から収容空間に流入する水を、無駄なく固形製剤に接触させることができ、給水口の開口面積の増減によって固形製剤に接触させる水量を適切に調節することができ、水量の調節によって、固形製剤の溶出量を適切に設定し、適切な濃度の薬剤溶液を安定して得ることが可能な製剤容器を提供することにある。
本発明の前述した目的は、下記の構成により達成される。
(1)固形製剤の上方を覆う上部容器と、前記固形製剤の下方を覆う下部容器とで、前記固形製剤を収容する収容空間を画成する容器本体と、
前記容器本体の内面に設けられて前記固形製剤を前記収容空間内に支持する製剤支持部材と、
前記上部容器に貫通形成されて、前記上部容器に流下された水を前記収容空間に流入させる給水口と、
前記下部容器に貫通形成されて、前記収容空間内を流下した水を排出する排水口と、
前記容器本体の内面に設けられて、前記給水口から前記収容空間に流入する水を、前記製剤支持部材に支持されている前記固形製剤の上面に誘導する導水部材と、
を備えたことを特徴とする製剤容器。
(2)前記給水口は、前記上部容器の周縁部の周方向に間隔を空けた複数箇所に、装備されたことを特徴とする上記(1)に記載の製剤容器。
(3)前記固形製剤の成分が溶出した溶液が通過可能な透水性を有する材料で略皿状に形成されて前記固形製剤が載置される製剤トレイと、
前記製剤トレイに載置された前記固形製剤の上方を覆って、前記固形製剤が前記製剤トレイから脱落するのを防止すると共に、流下した水の透過を許容する透水性シートと、
を備え、
前記固形製剤は、前記製剤トレイを介して前記製剤支持部材に支持されることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の製剤容器。
上記(1)の構成によれば、給水口から収容空間に流入する水が、導水部材によって固形製剤の上面に誘導されるため、給水口から収容空間に流入する水を、無駄なく固形製剤に接触させることができる。そのため、前記給水口の開口面積の増減によって、固形製剤に接触させる水量を調節することで、固形製剤の溶出量を適切に設定することが可能になり、固形製剤の溶出量を使用目的に適した値に設定することが可能になる。また、固形製剤の溶出量が使用目的に最適となる製剤容器の設計を容易にすることができる。
上記(2)の構成によれば、上部容器の上方から、上部容器の中心部に給水を受ける場合に、給水は、上部容器の中心部への衝突によって勢いが弱められ、上部容器の周縁に分散し、上部容器の周縁部の複数の給水口から、収容空間内の固形製剤の上面に供給される。そのため、固形製剤の上面の全域に、略均等に水を供給して、水と固形製剤との接触を安定させることができる。そのため、水との接触による固形製剤の成分の溶出を、固形製剤の略全域で均等化することができ、安定した固形製剤の溶出を維持することができる。
上記(3)の構成によれば、製剤トレイ及び透水性シートによって、固形製剤に形状不変の外殻が付与され、使用の経過によって固形製剤が小さくなっても、容器本体内の所定位置に固形製剤を位置決めしておくことができ、固形製剤の安定した溶出を長期に亘って維持することができる。
本発明による製剤容器によれば、給水口から収容空間に流入する水を、無駄なく固形製剤に接触させることができ、給水口の開口面積の増減によって固形製剤に接触させる水量を調節することができ、水量の調節によって固形製剤の溶出量を適切に設定することができる。
以上、本発明について簡潔に説明した。さらに、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明に係る製剤容器の一実施形態の斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態の製剤容器の平面図である。 図3は、本発明の一実施形態の製剤容器の側面図である。 図4は、本発明の一実施形態の製剤容器の底面図である。 図5は、本発明の一実施形態の製剤容器の分解斜視図である。 図6は、図5に示した下部容器の側面図である。 図7は、図5に示した下部容器の平面図である。 図8は、図5に示した下部容器に、製剤容器に収容した固形製剤が装填された状態の側面図である。 図9は、図2のA−A断面図である。 図10は、本発明の実施形態と比較例による試験例の結果を表すグラフである。
以下、本発明に係る製剤容器の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1〜図9は本発明に係る製剤容器の一実施形態を示したもので、図1は本発明に係る製剤容器の一実施形態の斜視図、図2は本発明の一実施形態の製剤容器の平面図、図3は本発明の一実施形態の製剤容器の側面図、図4は本発明の一実施形態の製剤容器の底面図、図5は本発明の一実施形態の製剤容器の分解斜視図、図6は図5に示した下部容器の側面図、図7は図5に示した下部容器の平面図、図8は図5に示した下部容器に、製剤容器に収容した固形製剤が装填された状態の側面図、図9は図2のA−A断面図である。
この一実施形態の製剤容器1は、図5及び図9に示すように、水との接触で成分が溶出する固形製剤2が充填された透水性パッケージ3と、固形製剤2を収容する収容空間4を画成した容器本体5と、容器本体5の内面に装備される製剤支持部材7及び導水部材8と、を備えている。
本実施形態の固形製剤2は、トイレ用の芳香洗浄剤で、芳香剤の成分と洗浄剤の成分とを含有している。また、固形製剤2は、図8及び図9に示すように、透水性パッケージ3に充填された状態のまま、容器本体5の収容空間4に収容される。
本実施形態の製剤容器1は、貯水タンク式水洗トイレにおけるタンク上蓋の蛇口の下に設置され、タンクへの給水が当該製剤容器1を通過することで、固形製剤2の成分が溶出した溶液をタンクに供給する。
透水性パッケージ3は、固形製剤2の周囲を覆う全容器壁が透水性を有する容器で、図9に示すように、固形製剤2が載置される製剤トレイ31と、この製剤トレイ31の外周に設けられたフランジ部31aと、製剤トレイ31に載置された固形製剤2の上方を覆う透水性シート33と、を備えている。
製剤トレイ31は、固形製剤2の成分が溶出した溶液が通過可能な透水性を有する不織布等の材料で略皿状に形成されている。この製剤トレイ31は、例えば、不織布をプレス成形することで、所定の立体形状に成形されている。製剤トレイ31には、製剤トレイ31に収容可能な大きさに成形された固形製剤2が充填される。
フランジ部31aは、製剤トレイ31の外周部から径方向外方に張り出した鍔状に形成されたものである。
透水性シート33は、図5に示すように、水を透過するための多数の透水孔33aが所定の間隔で配列された樹脂製シートで、製剤トレイ31に載置された固形製剤2の上方を覆っている。また、透水性シート33は、周縁部が、接着剤によりフランジ部31aに貼着される。この透水性シート33は、固形製剤2が製剤トレイ31から脱落するのを防止すると共に、当該透水性シート33の上に流下した水の透過を許容する。
製剤トレイ31のフランジ部31aは、後述する製剤支持部材7(図5参照)に対応して半径方向内方に後退した後退部31bが形成されている。透水性パッケージ3は、後述する製剤支持部材7(図5参照)が、製剤トレイ31のフランジ部31aに貼着された透水性シート33の、後退部31bにおける下面に当接することで、収容空間4内に支持される。即ち、固形製剤2は、製剤トレイ31を介して、製剤支持部材7に支持される。
容器本体5は、透水性パッケージ3の外側から固形製剤2の上方を覆う上部容器51と、透水性パッケージ3の外側から固形製剤2の下方を覆う下部容器52とで、固形製剤2を透水性パッケージ3ごと収容する収容空間4を画成している。
上部容器51及び下部容器52は、平面視の外郭形状が、ハート型の容器である。
上部容器51には、図1及び図2に示すように、複数の給水口511が、貫通形成されている。これらの複数の給水口511は、水洗トイレにおけるタンク上蓋の蛇口から上部容器51に流下された水を収容空間4に流入させる開口である。
本実施形態の上部容器51の場合、複数の給水口511は、上部容器51の周縁部の周方向に間隔を空けた複数箇所に、装備されている。
各給水口511は、開口の形状が、上部容器51の外郭形状と同様のハート型に形成されている。各給水口511は、これらの給水口511から容器内に適正量の水を流入させることができるように、開口面積が設定される。ここに、適正量の水とは、固形製剤2との接触によって固形製剤2から溶出する成分の量(溶出量)が、予め想定した値となるときの水量である。
下部容器52は、図4〜図7に示すように、中央部に、排水口521が貫通形成されている。この排水口521は、収容空間4内を流下した水を、外部(水洗トイレにおけるタンク上蓋)に排出する開口である。
製剤支持部材7は、図5及び図7に示すように、容器本体5の内面に設けられる。更に詳しく説明すると、本実施形態の製剤支持部材7は、下部容器52の内面で、排水口521の周縁の3箇所に一体形成されている。各製剤支持部材7は、排水口521の周縁に立設された支柱である。製剤支持部材7と透水性パッケージ3の後退部31bによって透水性パッケージ3を容器本体5の中央部に誘導し、支持する。
導水部材8は、容器本体5の内面に設けられている。更に詳しく説明すると、本実施形態の導水部材8は、図5及び図9に示すように、下部容器52の内面上で、給水口511よりも外側となる2箇所に、一体形成されている。また、導水部材8は、図9に示すように、製剤支持部材7により支持された透水性パッケージ3の周囲に立設された邪魔板で、図9に矢印Xで示すように、給水口511から収容空間4に流入する水を、収容空間4の中心側に反射させて、水を製剤支持部材7に支持されている透水性パッケージ3の上面に誘導する。導水部材8によって透水性パッケージ3の上面に誘導された水は、透水性シート33の透水孔33aを通過して、透水性パッケージ3内の固形製剤2の上面に流下する。
換言すると、導水部材8は、給水口511から収容空間4に流入する水を、透水性パッケージ3内の固形製剤2の上面に誘導する。
以上に説明した一実施形態の製剤容器1の場合、給水口511から収容空間4に流入する水が、導水部材8によって固形製剤2の上面に誘導されるため、給水口511から収容空間4に流入する水を、無駄なく固形製剤2に接触させることができる。そのため、給水口511の開口面積の増減によって、固形製剤2に接触させる水量を調節することで、固形製剤2の溶出量を適切に設定することが可能になり、固形製剤2の溶出量を使用目的に適した値に設定することが可能になる。また、固形製剤2の溶出量が使用目的に最適となる製剤容器1の設計を容易にすることができる。
また、一実施形態の製剤容器1の場合、上部容器51の上方から、上部容器51の中心部に給水を受ける場合に、給水は、上部容器51の中心部への衝突によって勢いが弱められ、上部容器51の周縁に分散し、上部容器51の周縁部の複数の給水口511から、収容空間4内の固形製剤2の上面に供給される。そのため、固形製剤2の上面の全域に、略均等に水を供給して、水と固形製剤2との接触を安定させることができる。そのため、水との接触による固形製剤2の成分の溶出を、固形製剤2の略全域で均等化することができ、安定した固形製剤2の溶出を維持することができる。
また、一実施形態の製剤容器1の場合、製剤トレイ31及び透水性シート33によって、固形製剤2に形状不変の外殻が付与され、使用の経過によって固形製剤2が小さくなっても、容器本体5内の所定位置に固形製剤2を位置決めしておくことができ、固形製剤2の安定した溶出を長期に亘って維持することができる。
(薬剤の溶解性試験)
製剤容器に導水部材を設けることで固形製剤の溶出量が適切な濃度で安定して溶出するかどうかを確認する試験を行った。
(1)設置
図1に記載の製剤容器の形状において、導水部材8を設けた製剤容器A(本発明の実施形態)と設けていない製剤容器B(比較例)に市販の薬剤[セボン タンクにおくだけ フレッシュソープつめかえ(アース製薬株式会社製)]を収容した。トイレの手洗い部を模した装置を準備し、真上から直接水が流下するように容器をセットした。また試験装置の下には、容量3リットルの流水採取用ボトルを設置した。
(2)試験方法
室温を20℃に管理した室内でそれぞれの容器について、30分に1回の割合で3リットルの水を流速3リットル/分で自動的にフラッシュするように設定し、流水採取用ボトルに溜まった流水を採取した。
(3)測定
各ボトルについて、薬剤に配合されている青色1号の629nmの波長の光における吸光度を、紫外可視分光光度計を使用して測定し、吸光度を縦軸、フラッシング回数を横軸とした近似曲線のグラフを作成した。
(4)結果
図10に試験結果を示す。製剤容器Aでは、製剤容器Bに対して終始、吸光度が安定して増大したことが確認された。この結果から、導水部材を設けた本発明の芳香洗浄用容器では、薬剤の溶解性が向上し、固形製剤が適切な濃度で安定して溶出することが理解される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上記実施形態では、製剤容器1は、上部容器51と下部容器52とから構成され、上下に2分割された構造であった。しかし、容器を縦に2分割された構造とすることも可能である。
また、製剤支持部材7や導水部材8の装備位置は、下部容器52の内面に限らない。例えば、これらの製剤支持部材7や導水部材8は、上部容器51の内面に一体形成するようにしても良い。導水部材8は、上記実施形態のように下部容器52に2箇所形成することに限定されず、固形製剤2上面に給水口511から流下する水を安定的に供給できれば良い。例えば、容器内の透水性パッケージ3を囲むように導水部材8を設けても良い。
また、用途も、上記実施形態に限定するものではない。例えば、浴室や洗面所その他の水場においても、水が流下する構成を有する設備であれば、本発明の製剤容器1を応用することが可能である。また、本発明の製剤容器に収容する固形製剤も、例えばトイレ用の芳香洗浄剤に限るものではなく、用途に応じて成分を調整したものを使用することが可能である。
1 製剤容器
2 固形製剤
3 透水性パッケージ
4 収容空間
5 容器本体
7 製剤支持部材
8 導水部材
31 製剤トレイ
33 透水性シート
51 上部容器
52 下部容器
511 給水口
521 排水口

Claims (3)

  1. 固形製剤の上方を覆う上部容器と、前記固形製剤の下方を覆う下部容器とで、前記固形製剤を収容する収容空間を画成する容器本体と、
    前記容器本体の内面に設けられて前記固形製剤を前記収容空間内に支持する製剤支持部材と、
    前記上部容器に貫通形成されて、前記上部容器に流下された水を前記収容空間に流入させる給水口と、
    前記下部容器に貫通形成されて、前記収容空間内を流下した水を排出する排水口と、
    前記容器本体の内面に設けられて、前記給水口から前記収容空間に流入する水を、前記製剤支持部材に支持されている前記固形製剤の上面に誘導する導水部材と、
    を備えたことを特徴とする製剤容器。
  2. 前記給水口は、前記上部容器の周縁部の周方向に間隔を空けた複数箇所に、装備されたことを特徴とする請求項1に記載の製剤容器。
  3. 前記固形製剤の成分が溶出した溶液が通過可能な透水性を有する材料で略皿状に形成されて前記固形製剤が載置される製剤トレイと、
    前記製剤トレイに載置された前記固形製剤の上方を覆って、前記固形製剤が前記製剤トレイから脱落するのを防止すると共に、流下した水の透過を許容する透水性シートと、
    を備え、
    前記固形製剤は、前記製剤トレイを介して前記製剤支持部材に支持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の製剤容器。
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