JP2010057825A - 串揚げ用てんぷら鍋 - Google Patents

Abstract

【課題】てんぷら油を填充して加温する鍋と、この鍋の蓋としてのつば形状のフードと、先端に串揚げ材料を突き刺して加温されたてんぷら油中に挿入し、串揚げする串とからなる串揚げ用てんぷら鍋であって、串揚げ材料の互いに接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止める。
【解決手段】つば形状６の内周縁５に沿って複数個の孔３を穿設し、各孔の内周縁５側には切口４を形成し、かつ串の手元部には突起を形成してなり、串の柄部分を切口に嵌め、かつ手元部の突起を孔３に差し込んで串の滑りを止め、串揚げ材料の互いの接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止めることを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は串揚げ用てんぷら鍋に係り、特に串先端に突き刺された串揚げ材料のてんぷら油の填充された鍋中での互いの接触を防止するとともに、串の横方向への動きをも防止し得る串揚げ用てんぷら鍋に関する。

昨今、電磁調理器（ＩＨ）上の串揚げ用てんぷら鍋を囲んで一家団欒をしながら串揚げを楽しむ家庭が増加している。

この種の串揚げ用鍋として従来、サラダ油等のてんぷら油を填充して加温する図１（ｂ）に示すような鍋１と、この鍋１の蓋としての図１（ａ）に示すようなつば形状６のフード２（図１（ａ）中、孔３および切口４が存在しない）と、先端７に肉、魚介類、野菜類等の串揚げ材料を突き刺して加温されたてんぷら油中に挿入し、串揚げする図２に示すような串８（図２中、突起９が存在しない）とからなる串揚げ用てんぷら鍋が知られている。

しかし、この種の串揚げ用てんぷら鍋では、先端に突き刺された串揚げ材料が滑って動いたり、串そのものが横方向に動いたりして先端の串揚げ材料が他のものと接触してしまう。
なし

そこで、本発明が解決しようとする課題は串揚げに際して先端に串揚げ材料の突き刺された串のてんぷら油中での滑りを止めて串揚げ材料の互いの接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止め、前述の公知技術に存する欠点を改良した串揚げ用てんぷら鍋を提供することにある。

上述の課題を解決するため、本発明の串揚げ用てんぷら鍋によれば、てんぷら油を填充して加温する鍋と、この鍋の蓋としてのつば形状のフードと、先端に串揚げ材料を突き刺して加温されたてんぷら油中に挿入し、串揚げする串とからなる串揚げ用てんぷら鍋において、前記つば形状の内周縁に沿って複数個の孔が穿設され、各孔の内周縁側には切口が形成され、かつ前記串の手元部には突起が形成されてなり、前記串の柄部分を切口に嵌め、かつ前記手元部の突起を孔に差し込んで串の滑りを止め、串揚げ材料の互いの接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止めることを特徴とする

上述の本発明はつば形状の内周縁に沿って複数個の孔を穿設し、かつ、各孔の内周縁側に切口を形成し、さらに、串の手元部に突起を形成したから、串の柄部分を切口に嵌め、かつ手元部の突起を孔に差し込むことにより、串の滑りを止め、串揚げ材料の互いに接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止めるという効果を奏し得る。

以下、本発明を添付図面を用いて詳述する。

図１（ａ）は本発明にかかる鍋の蓋としてのつば形状のフードの一具体例を示す。図１（ｂ）は本発明にかかる鍋の一具体例を示す。図２は本発明に用いられる串の一具体例を示す。図３は本発明にかかる串揚げ用てんぷら鍋の使用状態の一具体例を示す。

本発明にかかる串揚げ用てんぷら鍋Ｘはてんぷら油を填充して加温する鍋１と、この鍋１の蓋としてのつば形状のフード２と、先端７に串揚げ材料を突き刺して、加温されたてんぷら油中に挿入し、串揚げする串８とから構成される。串揚げ材料としては肉類、魚介類、野菜類等が挙げられるが、好みに応じていかなる材料であってもかまわない。

本発明の特徴は図１（ａ）に示されるように、つば形状６の内周縁５に沿って複数個の孔３、３・・３が穿設され、かつ孔３、３・・３の内周縁５側には切口４が形成され、さらに図２に示されるように、串８の手元部９には突起１０が形成されてなる。切口４の数は孔３、３・・３の数と同じであることが好ましい。

このようにしてなる本発明は使用に際して図３に示されるように、串８の柄１１部分を
切口４に嵌め、かつ手元部９の突起１０を孔３に差し込んで串８の滑り止め、串揚げ材料のてんぷら油中での互いの接触を防止するとともに、串８の横方向への動きも止める。なお、串８の先端７は図２に示されるように二股１２とすることにより、串揚げ材料の落下を防止する。図１（ｂ）中、１３は把手、図２中１４も把手であり、図３中、Ｘは串揚げ用てんぷら鍋である。

上述のように、本発明にかかる串揚げ用てんぷら鍋Ｘはフード２のつば形状６の内周縁５に沿って複数個の孔３、３・・３を穿設し、各孔３、３・・３の内周縁５側には切口４、４・・４を形成し、かつ串８の手元部９には突起１０を形成してなり、使用に際して串８の柄１１部分を切口４に嵌め、かつ手元部９の突起１０を孔３に差し込んで串８の滑り止め、串揚げ材料の互いの接触を防止するとともに、串８の横方向への動きも止めるものであるから、ＩＨ上の鍋１を囲んで一家団欒をしながら串揚げを楽しむ家庭が増加し、産業上多いに寄与するものと思われる。

（ａ）は本発明に用いられる鍋の蓋としてのつば形状のフードの一具体例である。（ｂ）は本発明に用いられる鍋の一具体例である。 本発明に用いられる串の一具体例である。 本発明にかかる串揚げ用てんぷら鍋の使用状態の一具体例である。

符号の説明

１ 鍋
２ フード
３ 孔
４ 切口
５ 内周縁
６ つば形状
７ 先端
８ 串
９ 手元部
１０ 突起
１１ 柄
１２ 二股
１３ 把手
１４ 把手
Ｘ 串揚げ用てんぷら鍋

Claims (2)

1. てんぷら油を填充して加温する鍋と、この鍋の蓋としてのつば形状のフードと、先端に串揚げ材料を突き刺して加温されたてんぷら油中に挿入し、串揚げする串とからなる串揚げ用てんぷら鍋において、前記つば形状の内周縁に沿って複数個の孔が穿設され、各孔の内周縁側には切口が形成され、かつ前記串の手元部には突起が形成されてなり、前記串の柄部分を切口に嵌め、かつ前記手元部の突起を孔に差し込んで串の滑りを止め、串揚げ材料の互いの接触を防止するとともに、串の横方向への動きも止めることを特徴とする串揚げ用てんぷら鍋。
2. 請求項１において、串の先端を二股に形成し、串揚げ材料が串から離脱することを防止するようにした請求項１の串揚げ用てんぷら鍋。