JP2010057761A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技機の稼働率を低下させることなく、磁石を用いた不正行為を確実に防止し得るパチンコ遊技機を提供する。
【解決手段】可動翼片15,15を備えた可変入賞装置13の上部位置に対応する遊技盤1内に磁気センサ16を配設し、該磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を中断するようにした。これにより、磁気センサ16による磁石の検知中は、可動翼片15,15が開放駆動されないため、不正行為を実質無効とすることができるとともに、遊技機の稼働率が低下することがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁石を用いた不正行為を防止し得るパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機において行われる不正行為の一つとして、可動翼片が開閉作動する可変入賞装置の上部位置に、磁石によって前面ガラス越しに多量の遊技球を吸着保持しておき、可動翼片が開放駆動されるタイミングに合わせて保持した遊技球を一挙に落下させて入賞させる手口がある。
従来、このような磁石の使用による不正行為の防止手段としては、リードスイッチを用いたものが知られている。これは、遊技盤に配設された入賞口の上部位置に対応する遊技盤の裏面に、盲端状の取付孔を形成し、該取付孔内にリードスイッチを収納したものであり、磁石によってリードスイッチが閉成すると、警報ブザーや警報ランプが即座に作動するようになっている(特許文献1参照)。
また、他の不正行為防止手段としては感磁性半導体素子を用いたものが知られており、該感磁性半導体素子によって磁石を検知すると、球発射装置のモータが停止するように構成されている(特許文献2参照)。
実開昭54−119476号公報 特開昭60−40079号公報
ところで、上記特許文献1に記載されている先行技術にあっては、リードスイッチが磁石を検知すると、警報ブザーや警報ランプが作動することによって、その不正行為を報知することはできるものの、警報ブザーや警報ランプが作動しても、パチンコ遊技機の遊技作動自体に変化はなく、賞球の払い出しや遊技者に有利な遊技状態への移行は通常通り行われるため、不正行為を実質無効にすることはできないという問題点があった。また、警報ブザーや警報ランプが作動しても、誤作動であると不正行為者が主張して不正行為を否認すれば、遊技店側が不正行為者による磁石の使用を直接確認していない限り、それ以上の追求ができないことが多いため、磁石による不正行為を報知するだけでは、有効な不正防止手段にはならないという問題点があった。
また、特許文献2に記載されている先行技術にあっては、感磁性半導体素子によって磁石を検知すると、球発射装置のモータが停止して、遊技球の発射が行われないため、遊技機の実質的な稼働率が低下してしまうという問題点があった。
本発明は、かかる従来の問題点を解消し、遊技機の稼働率を低下させることなく、磁石を用いた不正行為を確実に防止し得るパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
本発明は、遊技盤の前面側に配設され、入賞口の左右両側で、左右一対の可動翼片が、起立位置と、該起立位置から逆ハ字形に外側方に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、前記可変入賞装置の上部位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として起立位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として傾動位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の傾動位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、この発明は、左右一対の可動翼片が起立位置にある場合でも入賞口への遊技球の入賞が可能な可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機を対象とするものである。また、磁気センサとしては、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信するものであればよく、これにはリードスイッチや感磁性半導体素子が好適に用いられ得る。また、この磁気センサは、遊技盤の裏面から表面側に貫通しない程度に表面側に近接させて形成した盲端状の取付孔に挿入して保持され得る。これにより、遊技盤の表面側からの磁気センサの視認を不能とし得るとともに、遊技盤の表面に施されるデザインが損なわれないため外的美観の低下が防止され得る。また、不正検知信号が非受信となった後、所定の時間間隔をおいて可動翼片の傾動位置への変換駆動を再開することが好ましい。これにより、磁石で吸着保持されていた遊技球が落下途中で可動翼片に受け止められて入賞してしまうことが防止され得る。
上記パチンコ遊技機にあって、遊技盤の前面側に配設された普通図柄始動領域を遊技球が通過すると当り又は外れを選出する普通当り選出手段と、表示画面に特別図柄を変動表示する図柄表示装置とを備え、常時は普通当り選出手段により普通図柄の当りが選出されることを契機として可変入賞装置の可動翼片が傾動位置に変換駆動され、該可変入賞装置の入賞口が、遊技球の入賞検知により図柄表示装置の特別図柄を変動させる契機となる図柄始動口である場合に、磁気センサからの不正検知信号の受信中は、遊技制御手段が、普通当り選出手段による普通図柄の当り回数を記憶しておき、不正検知信号が非受信となると、記憶された普通図柄の当り回数に一致する回数で可動翼片の傾動位置への変換駆動を実行する制御内容を備えている構成が提案される。
また、本発明は、遊技盤の前面側に配設され、入賞口に設けられた可動翼片が、入賞口を遮蔽する遮蔽位置と、入賞口を開放する開放位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、開放位置に変換された前記可動翼片の上方位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として遮蔽位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として開放位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の開放位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、この発明は、可動翼片が入賞口を遮蔽する遮蔽位置にある場合に、入賞口への遊技球の入賞が不能となる可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機を対象とするものである。この可変入賞装置にあって、入賞口に設けられた可動翼片は、外側方または前方への傾倒や外側方へのスライド移動により開放位置へ変換駆動されるように構成され得る。また、磁気センサとしては、前記発明と同様に、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信するリードスイッチや感磁性半導体素子が好適に用いられ得る。また、この磁気センサは、遊技盤の裏面から表面側に貫通しない程度に表面側に近接させて形成した盲端状の取付孔に挿入して保持され得る。これにより、遊技盤の表面側からの磁気センサの視認を不能とし得るとともに、遊技盤の表面に施されるデザインが損なわれないため外的美観の低下が防止され得る。また、不正検知信号が非受信となった後、所定の時間間隔をおいて可動翼片の開放位置への変換駆動を再開することが好ましい。これにより、磁石で吸着保持されていた遊技球が落下途中で可動翼片に受け止められて入賞してしまうことが防止され得る。
本発明は、上述したように、遊技盤の前面側に配設され、入賞口の左右両側で、左右一対の可動翼片が、起立位置と、該起立位置から逆ハ字形に外側方に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機にあって、前記可変入賞装置の上部位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として起立位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として傾動位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の傾動位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えていることにより、磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の傾動位置への変換駆動が中断されるため、磁石によって前面ガラス越しに多量の遊技球を吸着保持し、可動翼片が傾動位置へ変換駆動されるタイミングに合わせて保持した遊技球を一挙に落下させて入賞させる不正行為を確実に防止することができる。即ち、磁石によって前面ガラス越しに多量の遊技球を吸着保持して可動翼片の傾動位置への変換駆動開始を待っていても、磁気センサによる当該磁石の検知中は、可動翼片が傾動位置へ変換駆動されないため、不正行為を実質無効とすることができるとともに、その間、遊技球の発射が継続されるため、遊技機の稼働率を低下させることがない。
また、遊技盤の前面側に配設された普通図柄始動領域を遊技球が通過すると当り又は外れを選出する普通当り選出手段と、表示画面に特別図柄を変動表示する図柄表示装置とを備え、常時は普通当り選出手段により普通図柄の当りが選出されることを契機として可変入賞装置の可動翼片が傾動位置に変換駆動され、該可変入賞装置の入賞口が、遊技球の入賞検知により図柄表示装置の特別図柄を変動させる契機となる図柄始動口である場合に、磁気センサからの不正検知信号の受信中は、遊技制御手段が、普通当り選出手段による普通図柄の当り回数を記憶しておき、不正検知信号が非受信となると、記憶された普通図柄の当り回数に一致する回数で可動翼片の傾動位置への変換駆動を実行する制御内容を備えている構成にあっては、可動翼片の傾動位置への変換駆動が補償されるため、不正行為者とのトラブルが防止できる。
また、本発明は、遊技盤の前面側に配設され、入賞口に設けられた可動翼片が、入賞口を遮蔽する遮蔽位置と、入賞口を開放する開放位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機にあって、開放位置に変換された前記可動翼片の上方位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として遮蔽位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として開放位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の開放位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段とを備えていることにより、磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の開放位置への変換駆動が中断されるため、磁石によって前面ガラス越しに多量の遊技球を吸着保持し、可動翼片が開放位置へ変換駆動されるタイミングに合わせて保持した遊技球を一挙に落下させて入賞させる不正行為を確実に防止することができる。即ち、磁石によって前面ガラス越しに多量の遊技球を吸着保持して可動翼片の開放位置への変換駆動開始を待っていても、磁気センサによる当該磁石の検知中は、可動翼片が開放位置へ変換駆動されないため、不正行為を実質無効とすることができるとともに、その間、遊技球の発射が継続されるため、遊技機の稼働率を低下させることがない。
以下に、本発明を適用したパチンコ遊技機の第一実施例を、図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ遊技機の遊技盤1には、その前面側に略円形の誘導レール3で囲繞された遊技領域4が設けられており、該遊技領域4の略中央にセンターケース5が配設されている。このセンターケース5には、液晶表示器からなる図柄表示装置6が組み付けられており、該図柄表示装置6の表示画面7には、三つの特別図柄A,B,Cが変動表示される。また、表示画面7の一部領域には、普通図柄表示部9が設けられており、該普通図柄表示部9には右図柄と左図柄とからなる二つの普通図柄E1 ,E2 が変動表示される。この普通図柄E1 ,E2 は、「7」と「−」の二種類の図柄で構成されており、右図柄及び左図柄がともに「7」で停止する当り図柄態様が確定表示された場合には、後述する可変入賞装置13の可動翼片15,15が開閉駆動される。尚、前記図柄表示装置6としてはCRT表示器等を用いることも可能である。
表示画面7の右上部には、4個のパイロットランプからなる特別図柄始動記憶数表示装置8が配設されている。この特別図柄始動記憶数表示装置8は、後述する主制御基板60(図4参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された特別図柄始動記憶数をパイロットランプの点灯数によって表示する。また、表示画面7の左上部には、4個の発光ダイオードからなる普通図柄始動記憶数表示装置11が配設されており、後述する普通図柄始動スイッチS2 からの遊技球検出信号が、所定数を上限として主制御基板60(図4参照)の記憶装置RAMの一部領域に記憶された場合に、その記憶数を発光ダイオードの点灯数によって表示する。
一方、センターケース5の左右側方には、普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)12,12が配設されており、遊技球の通過により、各普通図柄始動ゲート12が具備する普通図柄始動スイッチS2 (図4参照)から遊技球検出信号が発生すると、前記普通図柄表示部9の普通図柄E1 ,E2 が変動し、所定時間経過後に停止して種々の組み合わせの図柄態様が表示される。
また、センターケース5の下方には、左右一対の可動翼片15,15を備えた可変入賞装置13が配設されている。該可動翼片15,15は、図2に示すように、基部が夫々支軸10,10によって回動可能に軸支されており、図2(A)に示すように入賞口14の左右両側で、一個の遊技球が上方から入賞可能な間隔で起立する起立位置と、図2(B)に示すように前記起立位置から逆ハ字形に外側方に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動されるようになっている。そして、前記普通図柄表示部9の表示結果が所定の当り図柄態様の場合には、普通電動役物ソレノイド26(図3参照)を駆動源として可動翼片15,15が所定時間(約 0.2秒間)外側方に拡開されて、入賞口14に遊技球が入り易い状態となる。該入賞口14は、前記図柄表示装置6の特別図柄A,B,Cを変動させる契機となる図柄始動口となっており、その内部に配設された特別図柄始動スイッチS1 (図4参照)による遊技球の入賞検知に伴って、前記図柄表示装置6の表示画面に特別図柄A,B,Cを変動表示する図柄生成行程が実行される。
前記可変入賞装置13の上部位置に対応する遊技盤1の内部には、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信するリードスイッチからなる磁気センサ16が配設されている。該磁気センサ16は、図3に示すように、ゴム等の弾性体からなる略筒状の保持部材17に内嵌した状態で、遊技盤1の裏面から表面側に貫通しない程度に表面側に近接させて形成した盲端状の取付孔18に挿入して保持されている。ここで、磁気センサ16としてのリードスイッチは、その長手方向の一端側に、磁石20のN極またはS極が位置したとき、磁石20が発生する磁気を最も高感度で検知する特性があるため、このように、磁気センサ16としてのリードスイッチを、遊技盤1に対して垂直に配置して、その長手方向の一端を前面ガラス19,19に対向させることにより、該前面ガラス19,19越しに近づけられる磁石20のN極またはS極を高感度で検知し得るようになっている。また、このように、磁気センサ16を盲端状の取付孔18に挿入して保持することにより、遊技盤1の表面側からの磁気センサ16の視認を不能とし得るとともに、遊技盤1の表面に施されるデザインが損なわれることがないため、遊技盤1の外的美観の低下を防止できるようになっている。尚、磁気センサ16としては、図示したリードスイッチ以外にホール素子,MR(磁気抵抗)素子,MI(磁気インピーダンス)素子等の感磁性半導体素子を用いることも可能である。そして、磁石20の検知によって磁気センサ16から送信される不正検知信号は、後述する主制御基板60に入力される。
さらに、可変入賞装置13の下方には、内部に特定領域と一般領域とを有する大入賞口21を備え、かつ、横長矩形状の開閉扉22を大入賞口ソレノイド25(図4参照)等の駆動源によって前後方向に開閉駆動することにより、大入賞口21を開放状態と閉鎖状態とに変換する変動入賞装置23が配設されている。そして、前記図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当たりとしての特別遊技作動が実行される。この特別遊技作動は、開閉扉22が前方に傾倒して開き、その開放状態で開閉扉22の上面の案内作用を介して、大入賞口21内へ遊技球を案内するとともに、所定開放時間(例えば30秒)の満了、またはその所定開放時間中における所定個数(例えば 9個)の遊技球の入賞により開閉扉22が起立して大入賞口21が閉鎖される開閉ラウンドを、特定領域の球通過を条件として所定制限回数(例えば14回)継続するものであって、この特別遊技作動の実行によって多量の遊技球が入賞し、遊技者に所定の利益が供与される。変動入賞装置23の内部には、特定領域に入った遊技球を検知する特定領域スイッチS3(図4参照)と、一回の開閉ラウンド毎の入賞個数を計数するカウントスイッチS4(図4参照)とが設けられている。また、特定領域スイッチS3 で検知される遊技球は、一回の開閉ラウンド中に計数される入賞個数に合算される。
その他、遊技領域4には、複数の一般入賞口36が配設されており、その内部に具備する一般入賞スイッチS5(図4参照)による遊技球の入賞検知に伴って所定数の賞球が払い出される。
図4は、上述のパチンコ遊技機の遊技制御手段を構成する制御回路のブロック図を示すものである。
マイクロコンピュータにより構成される主制御基板60には、パチンコ遊技機の遊技作動等を制御するための基板回路が設けられており、この基板回路上には主制御用中央制御装置CPUが配設されている。この主制御用中央制御装置CPUは、遊技に関する統括的な制御を処理実行するものである。また、該主制御用中央制御装置CPUによって普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)12を遊技球が通過することに起因して当り・外れを選出する普通当り選出手段が構成されている。さらに、主制御用中央制御装置CPUは、前記磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を中断するとともに、不正検知信号の受信中において普通当り選出手段により選出された普通図柄E1 ,E2 の当り回数を記憶し、不正検知信号が非受信となると、記憶された普通図柄E1 ,E2 の当り回数に一致する回数で可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を実行する制御内容を備えている。
主制御用中央制御装置CPUには、演算処理に用いる動作プログラムを格納する記憶装置ROMと、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMとが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)を介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、普通当り乱数テーブルu、普通当り図柄乱数テーブルv、大当り特別乱数テーブル、大当り図柄乱数テーブル、ハズレ図柄乱数テーブル、リーチ乱数テーブル、リーチ図柄乱数テーブル、リーチ態様乱数テーブル等の固定データが格納されている。そして所定の図柄始動条件が成立すると主制御用中央制御装置CPUによって各乱数テーブルの乱数値の抽選が行われ、普通当り乱数値U、普通当り図柄乱数値V、大当り特別乱数値、大当り図柄乱数値、ハズレ図柄乱数値、リーチ乱数値、リーチ図柄乱数値、リーチ態様乱数値等が選出される。また、記憶装置RAMには、特別図柄始動スイッチS1 ,普通図柄始動スイッチS2 のON作動数等が一時的に記憶される記憶エリア、ソフトタイマを構成するレジスタ領域及びワークエリア等が設けられている。
さらに、上記主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは一定間隔のクロックパルスによって、時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマーTMも接続されている。
また、上記主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、該出力ポートを介して主制御基板60からの制御指令信号が、図柄表示制御基板62,音源制御基板63,光源制御基板64,払出制御基板65の各入力ポートに向けて発信されるようになっている。また、主制御基板60の入力ポートには、特別図柄始動スイッチS1が接続されるとともに、盤面中継基板61を介して、磁気センサ16,普通図柄始動スイッチS2 ,特定領域スイッチS3 ,カウントスイッチS4 ,一般入賞スイッチS5 が接続されている。そして、主制御基板60は、所定時間毎(例えば2ms毎)に上記磁気センサ16からの不正検出信号の受信状態及び各スイッチS1 〜S5 の遊技球検出状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて主制御用中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して大入賞口ソレノイド25,普通電動役物ソレノイド26が接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に作動される。
また、主制御用中央制御装置CPU及び上記各制御基板62,63,64,65に設置されている各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。尚、前記演算ユニットの連成数によって、各中央制御装置CPUの演算処理能力が決まる。そして、主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成した制御指令信号を各制御基板62,63,64,65に夫々送信し、各制御基板62,63,64,65の中央制御装置CPUがこの制御指令信号に従って所定の制御を処理実行することとなる。
次に、図4に示した制御回路による制御態様をパチンコ遊技機の作動に従って説明する。
遊技球が図示しない球発射装置より遊技盤1の遊技領域4に発射され、この遊技球が普通図柄作動ゲート12を通過し、普通図柄始動スイッチS2 がON作動すると、その信号を認識した主制御基板60の主制御用中央制御装置CPUは、記憶装置ROMに記憶されている普通当り乱数テーブルuと普通当り図柄乱数テーブルvから抽選によって、普通当り乱数値Uと普通当り図柄乱数値Vを夫々選出し、これらの各乱数値U,Vを一旦、記憶装置RAMに格納する。尚、遊技球が普通図柄作動ゲート12,12を連続的に通過した場合には、普通図柄始動スイッチS2 のON作動に基づいて抽選される上記各乱数値U,Vが、発生順に主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されるとともに、普通図柄始動スイッチS2 による遊技球検出数が普通図柄始動記憶数として主制御基板60の記憶装置RAMに記憶され、上述したように普通図柄始動記憶数表示装置11の発光ダイオードがその始動記憶数に応じて順次点灯されて、普通図柄始動記憶数を最高4個まで表示する。この発光ダイオードは表示画面7の普通図柄E1 ,E2 が変動開始する度に消灯されて、始動記憶数が減少する。尚、始動記憶数が満杯(4個)となっている場合には、普通図柄作動ゲート12,12を遊技球が通過しても無効となる。
そして、普通図柄始動スイッチS2 のON作動、若しくは主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている普通図柄始動記憶数の消化の何れかによる普通図柄始動条件の成立を契機として普通図柄E1 ,E2 の図柄変動が開始されると、主制御用中央制御装置CPUは、普通当り乱数値Uを判定し、その結果に基づき、図柄表示装置6の普通図柄表示部9に表示される普通図柄表示態様を制御するための図柄制御指令信号を図柄表示制御基板62に送信する。そして、普通当り乱数値Uが所定の当り乱数値である場合、図柄表示制御基板62は、普通当り図柄乱数値Vに従い普通図柄E1 ,E2 を当り態様で停止させて確定表示する。このように普通図柄E1 ,E2 が当り態様で確定表示されると、主制御基板60は、磁気センサ16からの不正検出信号が非受信である場合に、制御指令信号を送信し、盤面中継基板61を介して普通電動役物ソレノイド26を駆動して、可変入賞装置13の可動翼片15,15を所定時間(例えば0.2秒間)逆ハ字形に外側方に拡開させて傾動位置に変換する。
一方、普通当り乱数値Uが所定の当り乱数値であっても、主制御基板60が磁気センサ16からの不正検出信号を受信している間は、主制御基板60は、普通電動役物ソレノイド26を駆動する制御指令信号を送信せず、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動が中断される。ここで、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を中断するとは、可動翼片15,15が傾動途中で停止することを意味するものではなく、可動翼片15,15を非駆動状態とすることにより起立位置に保持する状態を意味するものである。また、同時に主制御基板60は、磁気センサ16からの不正検出信号の受信中は、選出された普通当り乱数値U中の所定の当り乱数値の数、即ち、普通図柄E1 ,E2 の当り回数を記憶装置RAMに記憶しておき、磁気センサ16からの不正検出信号が非受信となった後、記憶された普通図柄E1 ,E2 の当り回数に一致する回数で可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を実行する。この場合、可動翼片15,15の変換駆動の再開は、磁石20(図3参照)により前面ガラス19,19越しに吸着された複数の遊技球xが可動翼片15,15の下方に完全に落下する所定の時間間隔(例えば 5秒間)後に実行される。
尚、特別図柄始動スイッチS1 のON作動、若しくは主制御基板60の記憶装置RAMに記憶されている特別図柄始動記憶数の消化の何れかによる特別図柄始動条件の成立を契機として、図柄表示装置6の表示画面7に変動表示される特別図柄A,B,Cが、所定の組み合わせの当り図柄態様で確定表示された場合に大当たりとしての特別遊技作動が実行されるが、その制御態様は本発明の要旨ではないので説明を省略する。
かかる構成にあって、磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動が中断されるため、磁石20によって前面ガラス19,19越しに多量の遊技球x(図3参照)を吸着保持し、可動翼片15,15が傾動位置へ変換駆動されるタイミングに合わせて保持した遊技球xを一挙に落下させて入賞口14に入賞させる不正行為を確実に防止することができる。即ち、磁石20によって前面ガラス19,19越しに多量の遊技球xを吸着保持して可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動開始を待っていても、磁気センサ16による当該磁石20の検知中は、可動翼片15,15が傾動位置へ変換駆動されないため、不正行為を実質無効とすることができるとともに、その間、遊技球の発射が継続されるため、遊技機の稼働率が低下することがない。
また、磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、普通当り選出手段による普通図柄E1 ,E2 の当り回数を記憶しておき、不正検知信号が非受信となると、記憶された普通図柄E1 ,E2 の当り回数に一致する回数で可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動を実行するようにしていることにより、可動翼片15,15の傾動位置への変換駆動が補償されるため、磁石による不正行為を隠して可変入賞装置13の故障等により可動翼片15,15が変換駆動されないと主張する不正行為者とのトラブルを未然に防止することができる。
尚、上述した第一実施例にあっては、磁気センサー16が上方に配設される可変入賞装置13として、入賞口14の左右両側で左右一対の可動翼片15,15が、起立位置と、該起立位置から逆ハ字形に外側方に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動されるものについて説明したが、可変入賞装置13はこれ以外に、起立位置で入賞口を遮蔽し、前方に傾倒して遊技球の入賞を可能とする可動翼片を備えたものであってもよい。
図5〜図7は、本発明を適用したパチンコ遊技機の第二実施例を示し、このパチンコ遊技機の遊技盤1には、その前面側に略円形の誘導レール3で囲繞された遊技領域4が設けられており、該遊技領域4の略中央に可変入賞装置27が配設されている。また、該可変入賞装置27の下方には、中央に位置させた始動領域28aと、その左右両側に位置させた始動領域28b,28bとが横一列状に配設されている。
前記始動領域28aは、遊技球の通過により球検出信号を送出する始動スイッチ(図示省略)を備えており、該始動スイッチから球検出信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、可変入賞装置27の可動翼片29,29が開閉駆動され、入賞口30,30の所定時間(例えば0.8秒間)の開放が二回行われる。また、始動領域28b,28bは、遊技球の通過により球検出信号を送出する始動スイッチ(図示省略)を夫々備えており、該始動スイッチから球検出信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出されるとともに、可動翼片29,29が開閉駆動されて、入賞口30,30の所定時間(例えば0.5秒間)の開放が一回行われる。
その他、遊技領域4には、複数の一般入賞口36が配設されており、その内部に具備する一般入賞スイッチ(図示省略)による遊技球の入賞検知に伴って所定数の賞球が払い出される。
前記可変入賞装置27には、図6,図7に示すように、外郭を構成するセンターケース31の略中央位置に、矩形状に開口された奥に深い閉鎖作動領域32が形成されている。該閉鎖作動領域32は、左右両側に側壁部33,33を備え、かつ上部及び下部に天蓋部34と底壁部35とを備えている。また、天蓋部34と底壁部35間の中段位置には棚壁部37が配設されており、該棚壁部37と天蓋部34間の左右両側に閉鎖作動領域32を外部と連通させる入賞口30,30が設けられている。該入賞口30,30には、駆動軸38,38により下端部が軸支された可動翼片29,29が配設されており、該可動翼片29,29を駆動軸38,38に連繋した図示しない駆動手段によって往復回動駆動することにより、該可動翼片29,29が略起立状態で入賞口30,30を遮蔽する遮蔽位置と、逆ハ字形に外側方に拡開して入賞口30,30を開放する開放位置とに変換駆動し得るようになっている。
開放位置に変換された可動翼片29,29の上方位置に対応する遊技盤1の内部には、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信するリードスイッチからなる磁気センサ16が配設されている。該磁気センサ16は、第一実施例と同様に、ゴム等の弾性体からなる略筒状の保持部材17(図3参照)に内嵌した状態で、遊技盤1の裏面から表面側に貫通しない程度に表面側に近接させて形成した盲端状の取付孔18に挿入して保持されている。尚、磁気センサ16としては、リードスイッチ以外にホール素子,MR(磁気抵抗)素子,MI(磁気インピーダンス)素子等の感磁性半導体素子が用いられ得る。そして、磁石の検知によって磁気センサ16から送信される不正検知信号は、上述した遊技制御手段(図4参照)に準じて構成された遊技制御手段の主制御基板に入力される。この遊技制御手段は、可変入賞装置27の可動翼片29,29を常時は非駆動状態として遮蔽位置に保持し、該可動翼片29,29を所定条件の成立を契機として開放位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、可動翼片29,29の開放位置への変換駆動を中断する制御内容を備えている。
前記可変入賞装置27にあって、棚壁部37の上面は、図7に示すように、後方傾斜した傾斜案内面37aとなっており、入賞口30,30から流入して該傾斜案内面37a上に落下した遊技球を後方に流下させ得るようになっている。棚壁部37の後方には、遊技球の通過により球検出信号を送出する流入検出スイッチ(図示省略)を備えた三つの検知領域39,39,39が横一列状に区画形成されており、各流入検出スイッチから球検出信号が送出されると、所定個数(例えば15個)の賞球が払い出される。
前記検知領域39,39,39の何れかを通過した遊技球は、図示しない球通路を流下して、閉鎖作動領域32の後壁部40に開口された球出口41から閉鎖作動領域32の底壁部35上に放出される。ここで、閉鎖作動領域32の底壁部35の上面は適宜の勾配で前方傾斜しており、前記球出口41から放出された遊技球を前方に流下させ得るようになっている。底壁部35の前縁部には、図7に示すように、中央に特定領域42が、また、その左右両側に一般領域43,43が区画形成されている。特定領域42は、遊技球の通過により球検出信号を送出する特定領域スイッチ(図示省略)を備えており、該特定領域スイッチから球検出信号が送出されると、可動翼片29,29が所定開閉態様で開閉駆動される大当り遊技作動が実行されることとなる。また、この大当り遊技作動中にあっては、所定回数を上限とする開閉ラウンドを継続させるようになっている。
前記閉鎖作動領域32の底壁部35上には、後壁部40に開口された球出口41から特定領域42に至る遊技球の流下路内に位置させて、重量挙げの人形を模した誘導部材44が配設されており、該人形の股の間に遊技球を後方から前方に通過させ得る誘導路45が形成されている。該誘導部材44は、下部に配設された駆動モータ(図示省略)により、通常は一定速度で一方向に回転駆動されている。そして、その回転過程において、人形が正面(又は背面)を向いた状態であると、遊技球が誘導路45を通って、概ね特定領域42に流入し、人形が側面を向いた状態であると、遊技球が人形の足によって直進を阻止され、左右に迂回して概ね一般領域43,43の何れかに流入することとなる。これにより、遊技球の特定領域42の通過を容易とする状態と、困難とする状態とが交互に生じるようになっている。
次に、かかる構成からなるパチンコ遊技機の作動態様について説明する。
遊技球が図示しない球発射装置より遊技盤1の遊技領域4に発射され、この遊技球が始動領域28a,28b,28bの何れかに流入して、該始動領域28a,28b,28bが具備する始動スイッチがON作動すると、その球検出信号が遊技制御手段の主制御基板に入力される。そして、この始動領域28a,28b,28bの何れかに遊技球が流入することを契機として、主制御基板は、磁気センサ16からの不正検出信号が非受信である場合に、制御指令信号を送信し、駆動手段によって可動翼片29,29を所定時間、逆ハ字形に外側方に拡開させて開放位置に変換する。
一方、始動領域28a,28b,28bからの球検出信号が遊技制御手段の主制御基板に入力されても、主制御基板60が磁気センサ16からの不正検出信号を受信している間は、主制御基板は、可動翼片29,29を駆動する制御指令信号を駆動手段に送信せず、可動翼片29,29の開放位置への変換駆動が中断される。
また、同時に主制御基板は、磁気センサ16からの不正検出信号の受信中は、始動領域28aから送出された球検出信号と、始動領域28b,28bから送出された球検出信号の信号数と信号種とを、記憶装置RAMに記憶しておき、磁気センサ16からの不正検出信号が非受信となった後、記憶された信号数に一致する回数と信号種に対応する開閉態様で可動翼片29,29の開放位置への変換駆動を実行する。
かかる構成にあって、磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、可動翼片29,29の開放位置への変換駆動が中断されるため、磁石20(図3参照)によって前面ガラス19,19越しに多量の遊技球を吸着保持し、可動翼片29,29が開放位置へ変換駆動されるタイミングに合わせて保持した遊技球を一挙に落下させて入賞させる不正行為を確実に防止することができる。即ち、磁石20によって前面ガラス19,19越しに多量の遊技球を吸着保持して可動翼片29,29の開放位置への変換駆動開始を待っていても、磁気センサ16による当該磁石20の検知中は、可動翼片29,29が開放位置へ変換駆動されないため、不正行為を実質無効とすることができるとともに、その間、遊技球の発射が継続されるため、遊技機の稼働率を低下させることがない。
また、磁気センサ16からの不正検知信号の受信中は、始動領域28aから送出された球検出信号と、始動領域28b,28bから送出された球検出信号の信号数と信号種とを、記憶装置RAMに記憶しておき、磁気センサ16からの不正検出信号が非受信となった後、記憶された信号数と信号種に基づいて可動翼片29,29の傾動位置への変換駆動を実行するようにしていることにより、可動翼片29,29の傾動位置への変換駆動が補償されるため、磁石による不正行為を隠して可変入賞装置27の故障等により可動翼片29,29が変換駆動されないと主張する不正行為者とのトラブルを未然に防止することができる。
尚、上述した第二実施例にあっては、可動翼片29,29が略起立状態で入賞口30,30を遮蔽する遮蔽位置と、逆ハ字形に外側方に拡開して入賞口30,30を開放する開放位置とに変換駆動される可変入賞装置27について説明したが、可変入賞装置27は、図8に示すように、可動翼片29,29が左右方向にスライド移動して、入賞口30,30を遮蔽する遮蔽位置と、入賞口30,30を開放する開放位置とに変換駆動されるものであってもよい。
第一実施例にかかるパチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 第一実施例の可変入賞装置13の拡大正面図である。 磁気センサ16の配設態様を示す要部の側断面図である。 遊技制御手段を構成する制御回路のブロック回路図である。 第二実施例にかかるパチンコ遊技機の遊技盤1を示す正面図である。 第二実施例の可変入賞装置27の拡大正面図である。 可変入賞装置27の内部構造を示す斜視図である。 他の構成からなる可動翼片29,29が開放位置にある状態を示す可変入賞装置27の斜視図である。
符号の説明
1 遊技盤
6 図柄表示装置
7 表示画面
12 普通図柄始動ゲート(普通図柄始動領域)
13 可変入賞装置
14 入賞口(図柄始動口)
15 可動翼片
16 磁気センサ(リードスイッチ)
20 磁石
27 可変入賞装置
29 可動翼片
30 入賞口
A,B,C 特別図柄
E1 ,E2 普通図柄

Claims (3)

  1. 遊技盤の前面側に配設され、入賞口の左右両側で、左右一対の可動翼片が、起立位置と、該起立位置から逆ハ字形に外側方に拡開して遊技球の入賞を容易とする傾動位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、
    前記可変入賞装置の上部位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、
    前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として起立位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として傾動位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の傾動位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段と
    を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 遊技盤の前面側に配設された普通図柄始動領域を遊技球が通過すると当り又は外れを選出する普通当り選出手段と、表示画面に特別図柄を変動表示する図柄表示装置とを備え、常時は普通当り選出手段により普通図柄の当りが選出されることを契機として可変入賞装置の可動翼片が傾動位置に変換駆動され、該可変入賞装置の入賞口が、遊技球の入賞検知により図柄表示装置の特別図柄を変動させる契機となる図柄始動口である場合に、磁気センサからの不正検知信号の受信中は、遊技制御手段が、普通当り選出手段による普通図柄の当り回数を記憶しておき、不正検知信号が非受信となると、記憶された普通図柄の当り回数に一致する回数で可動翼片の傾動位置への変換駆動を実行する制御内容を備えていることを特徴とする請求項1記載のパチンコ遊技機。
  3. 遊技盤の前面側に配設され、入賞口に設けられた可動翼片が、入賞口を遮蔽する遮蔽位置と、入賞口を開放する開放位置とに変換駆動される可変入賞装置を備えたパチンコ遊技機において、
    開放位置に変換された前記可動翼片の上方位置に対応する遊技盤内に配設され、磁石が発生する磁気を検知して不正検知信号を送信する磁気センサと、
    前記可変入賞装置の可動翼片を常時は非駆動状態として遮蔽位置に保持し、該可動翼片を所定条件の成立を契機として開放位置に変換駆動するとともに、前記磁気センサからの不正検知信号の受信中は、可動翼片の開放位置への変換駆動を中断する制御内容を具備する遊技制御手段と
    を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
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