JP2010057297A - 電動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ギヤケースのアマチュア軸と出力軸とに垂直な方向の幅寸法を低減して電動モータを小型化することである。
【解決手段】ヨーク24の開口端にフランジ部81を設け、このフランジ部81を締結部85に軸方向から突き当てるようにヨーク24をギヤケース36に取り付ける。ギヤケース36の締結部85にアマチュア軸と出力軸とに垂直な幅方向に向けて当該ギヤケース36の外面に開口するナット装着孔87を設け、このナット装着孔87にナット35aを幅方向から挿入する。ヨーク24のフランジ部81に設けられた貫通孔にボルト34aを挿通し、このボルト34aをナット装着孔87に装着されたナット35aにねじ結合して、ヨーク24をギヤケース36に固定する。
【選択図】図8

Description

本発明は、ヨークの開口端にボルトとナットとによりギヤケースを固定するようにした電動モータに関する。
従来から、例えばサンルーフモータなどの車両用電装品の駆動源としては、モータ本体に減速機構を取り付けて1つのユニットとした減速機構付きの電動モータが多く用いられている。
このような電動モータでは、例えば特許文献1に示されるように、ヨークはプレス装置を用いた深絞り加工等により有底筒状に形成され、その開口端には径方向外側に突出する一対のフランジ部が一体に形成される。一方、減速機構を収容するギヤケースにはフランジ部に対応した一対のナット装着孔が設けられ、ヨークの開口端を閉塞するように当該開口端に取り付けられる。そして、フランジ部に形成される貫通孔にボルトを挿通し、このボルトをナット装着孔に装着されたナットにねじ結合することにより、ヨークはギヤケースに固定されるようになっている。
特開平11−334379号公報
このような電動モータを車両のサンルーフ装置の駆動源として用いる場合には、当該モータを車両のルーフの開口部とフロントウインドガラス(ウインドシールド)との間の部分に収容するために、その小型化が求められる。通常、サンルーフ装置では、電動モータはアマチュア軸の軸方向を車両の幅方向に向けるとともに出力軸を車両の上下方向に向けて配置されるので、その厚み寸法(出力軸の軸方向の寸法)の低減が要求されるとともにその幅寸法(アマチュア軸と出力軸とに垂直な車両前後方向の寸法)の低減をも要求される。
しかしながら、特許文献1に示される電動モータでは、ナットをギヤケースに保持するためのナット装着孔を出力軸の軸方向に平行な方向に向けて開口するようにギヤケースに設けるようにしているので、ギヤケースのナットに対してその幅方向側の外面に当該ナットを保持するための壁が設けられることになり、その分、このギヤケースつまり電動モータの幅寸法が大きくなるという問題点があった。
本発明の目的は、ギヤケースのアマチュア軸と出力軸とに垂直な方向の幅寸法を低減して電動モータを小型化することにある。
本発明の電動モータは、有底筒状に形成され、開口端にフランジ部を備えるヨークと、アマチュア軸を備え、前記ヨークに回転自在に支持されるアマチュアと、前記アマチュア軸に垂直な出力軸を備え、前記ヨークの開口端に取り付けられるギヤケースと、前記ギヤケースに収容され、前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と、前記ギヤケースに設けられたナット装着孔に装着されるナットと、前記フランジ部に形成された貫通孔に挿通され、前記ナットにねじ結合して前記ヨークを前記ギヤケースに固定するボルトとを有し、前記ナット装着孔を前記アマチュア軸と前記出力軸とに垂直な方向に向けて前記ギヤケースの外面に開口させることを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記ギヤケースの前記アマチュア軸と前記出力軸とに垂直な方向に最も突出した部分に前記ナット装着孔を開口させることを特徴とする。
本発明の電動モータは、前記ヨークに設けられる副フランジ部と、前記ギヤケースに設けられ前記アマチュア軸に垂直且つ前記出力軸に平行な方向を向いて前記ギヤケースの外面に開口する副ナット装着孔と、前記副ナット装着孔に装着される副ナットと、前記副フランジ部の貫通孔に挿通されて前記副ナットにねじ結合する副ボルトとを有することを特徴とする。
本発明によれば、ギヤケースに設けられるナット装着孔をアマチュア軸と出力軸とに垂直な方向に向けてギヤケースの外面に開口させるようにしたので、ギヤケースの当該方向を向く外面に壁を設けることなくナット装着孔にナットを挿入し保持させることができる。これにより、壁が不要な分だけギヤケースのアマチュア軸と出力軸とに垂直な方向の幅寸法を低減して、この電動モータを小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は車両のルーフに設けられたサンルーフ装置の概略を示す説明図であり、このサンルーフ装置11はルーフパネル12を備えており、このルーフパネル12により車両13のルーフ13aに形成された開口部14を開閉するようになっている。ルーフパネル12の両側部にはそれぞれ一対のシュー15a,15bが固定され、一方、ルーフ13aの開口部14の両側部にはそれぞれ車両前後方向に延びるガイドレール16が固定されており、各シュー15a,15bが対応するガイドレール16に案内されることにより、ルーフパネル12は車両前後方向に移動自在つまり開閉自在となっている。
車両後方側の各シュー15bにはそれぞれギヤ付きの駆動ケーブル17a,17bの一端が連結されており、これらの駆動ケーブル17a,17bの他端はそれぞれ開口部14の車両前方側に取り回されている。開口部14に対して車両前方側であって、フロントガラス13bとの間のルーフ13aの内部には電動モータとしてのサンルーフモータ21が配置されており、各駆動ケーブル17a,17bはこのサンルーフモータ21に設けられた駆動ギヤ22に噛み合わされている。サンルーフモータ21が作動すると、各駆動ケーブル17a,17bはサンルーフモータ21により互いに逆向きに軸方向に駆動され、これにより、ルーフパネル12は駆動ケーブル17a,17bに押し引きされて自動的に開閉するようになっている。
図2(a)、(b)はそれぞれ図1に示すサンルーフモータの詳細を示す斜視図であり、図3は図2に示すサンルーフモータの分解斜視図、図4はヨークとギヤケースとの固定部分を示す平面図である。
図2(a)、(b)に示すように、このサンルーフモータ21はブラシ付きモータであるモータ本体23を備えている。このモータ本体23のヨーク24は、軸心を中心として湾曲する一対の円弧部24aとこれらの円弧部24aを連ねる互いに平行な一対の平板部24bとその軸方向の一端を閉塞する底部24cとを備えた断面略小判形の有底筒状に形成されており、図3に示すように、このヨーク24の内部にはアマチュア25が収容されている。このアマチュア25はアマチュア軸26を備えており、アマチュア軸26の一端がヨーク24の底部24cに設けられる軸受(不図示)に支持されることにより、アマチュア25はヨーク24の内部で回転自在となっている。アマチュア軸26にはアマチュアコア27が固定されており、このアマチュアコア27には複数のアマチュアコイル28が巻装されている。また、アマチュア軸26にはアマチュアコア27に隣接してコンミテータ29が固定されており、各アマチュアコイル28のコイル端はそれぞれコンミテータ29に接続されている。
ヨーク24の開口端にはアマチュア25つまりアマチュアコイル28へ給電するためにブラシ装置31が装着されている。図4に示すように、このブラシ装置31はブラシホルダ32に一対のブラシ33a,33bが装着された構造となっており、これらのブラシ33a,33bはコンミテータ29の外周面に摺接し、当該ブラシ33a,33bとコンミテータ29とを介して所定のタイミングで転流された駆動電流がアマチュアコイル28に供給されるようになっている。
ヨーク24の開口端には一対のボルト34a,34bとナット35a,35bとによりギヤケース36が固定されている。このギヤケース36は樹脂材料によりバスタブ状に形成されており、モータ本体23のアマチュア軸26はヨーク24からこのギヤケース36の内部にまで突出して当該ギヤケース36に収容されている。なお、アマチュア軸26の先端部位及び中間部位は、ギヤケース36の内部に設けられる軸受(不図示)に支持されるようになっている。また、ギヤケース36には5箇所の爪係合によりカバー体37が取り付けられ、ギヤケース36の開口端はこのカバー体37により閉塞されるようになっている。
なお、ヨーク24とギヤケース36との固定構造の詳細については後述する。
図5は図2(b)におけるA−A線に沿う断面図であり、図5に示すように、カバー体37により閉塞されるギヤケース36の内部には減速機構としてのウォームギヤ機構41が収容されている。ウォームギヤ機構41はウォーム41aとウォームホイル41bとを備えており、ウォーム41aはアマチュア軸26におけるギヤケース36の内部に突出した部分の外周面に一体に形成され、ウォームホイル41bは出力軸42に固定されて当該出力軸42とともにギヤケース36の内部に設けられた円筒状のギヤ収容部36aに回転自在に収容されている。ウォーム41aとウォームホイル41bは互いに噛み合わされており、これにより、アマチュア軸26の回転はウォームギヤ機構41を介して所定の回転数にまで減速されて出力軸42から出力される。
なお、図示する場合には、ウォーム41aをアマチュア軸26の外周面に一体に形成するようにしているが、これに限らず、アマチュア軸26にウォーム41aを備えた軸を連結する構造にするなど、アマチュア軸26によりウォーム41aが回転駆動される構造であれば他の構造であってもよい。
ギヤ収容部36aの開口端にはギヤカバー43が取り付けられており、当該ギヤカバー43によりギヤ収容部36aは後述する制御基板収容部36bとギヤケース36内で隔離されている。これにより、ウォームギヤ機構41に塗布されたグリース等の潤滑油がギヤケース36のギヤ収容部36a以外の部分に漏れ出すことが防止される。
図5に示すように、出力軸42はアマチュア軸26に対して垂直に配置され、ギヤケース36の底面から当該ケース36の外部(図中上方向)に突出しており、その先端には前述の駆動ギヤ22が固定されている。また、ギヤケース36の外側(図中上方向)にはケーブルガイド36cが凸設されており、このケーブルガイド36cにはガイドプレート44が装着されており、このガイドプレート44は駆動ギヤ22を挟んで互いに対向する一対のガイド壁44aを備えており、各駆動ケーブル17a,17bはこれらのガイド壁44aと駆動ギヤ22との間に挟み込まれるように配置されている。
このような構成により、モータ本体23が作動すると、アマチュア軸26の回転がウォームギヤ機構41を介して出力軸42に伝達され、出力軸42とともに回転する駆動ギヤ22により各駆動ケーブル17a,17bが所定の方向に駆動され、ルーフパネル12が自動的に開閉する。
なお、図5に示すように、出力軸42の他端(図中下方向)には例えば六角レンチ等の工具が係合可能な工具孔42aが形成されており、モータ本体23が故障等した場合には、カバー体37に形成された貫通孔37aを介して工具孔42aに工具を係合させて、当該工具により出力軸42を回転駆動して、ルーフパネル12を手動で開閉操作することができるようになっている。
このサンルーフモータ21には、モータ本体23の作動を制御するために、制御基板51が設けられている。この制御基板51は基板51aにアマチュア25(アマチュアコイル28)へ供給する駆動電流を制御する制御回路51bが設けられた構造となっており、カバー体37と一体的に設けられた3箇所のクリップ52によりカバー体37の内面に固定されている。このクリップ52は、円柱状の本体52aとその上部に設けられたクリップ片52bとクリップ片52bから本体52aに至る十字のスリット52cとからなる公知の固定手段である。そして、カバー体37がギヤケース36に取り付けられることにより、制御基板51がギヤケース36の内部に一体的に設けられた制御基板収容部36b内に収容されるようになっている。
図3、図4に示すように、ブラシ装置31には一対の電源端子53,54が設けられ、制御基板51には一対の接続片55,56が設けられており、制御基板51が固定されたカバー体37をギヤケース36に取り付けると、これらの接続片55,56が対応する電源端子53,54に接続され、制御基板51(制御回路51b)と各ブラシ33a,33bとが電気的に接続されるようになっている。
また、ギヤケース36には一端がボルト34bとナット35bとを介してヨーク24に電気的に接続されるグランド端子(接地端子)57が設けられ、制御基板51にはグランド用の接続片58が設けられており、制御基板51が固定されたカバー体37をギヤケース36に取り付けると、この接続片58がグランド端子57に接続され、制御回路51bはヨーク24にグランド接続(接地)されるようになっている。
制御基板51の一端部には外部接続用のコネクタ59が設けられている。図2に示すように、このコネクタ59はギヤケース36から突出し、制御回路51bはこのコネクタ59を介して車両13に搭載されたバッテリ等の電源(不図示)や車室内に設けられたサンルーフスイッチ(不図示)に接続されるようになっている。そして、サンルーフスイッチが操作されると、コネクタ59を介して電源から制御回路51bに駆動電流が供給され、この駆動電流が制御回路51bにより所定の電流に制御されて、各接続片55,56と電源端子53,54およびブラシ33a,33bとコンミテータ29とを介してアマチュア25(アマチュアコイル28)に供給される。
なお、符号61はカバー体37に設けられた位置決め部であり、この位置決め部61が制御基板51に形成される位置決め孔62に挿通され、且つ、ギヤケース36に設けられる位置決め突起63に係合することにより、制御基板51をギヤケース36の所定位置に位置決めすることができるようになっている。
アマチュア軸26の回転を検出するために、このサンルーフモータ21には回転センサが設けられている。この回転センサは、アマチュア軸26に固定されたセンサマグネット72を備えており、このセンサマグネット72は周方向に複数の磁極が並べて着磁された多極着磁磁石となっており、アマチュア軸26とともに回転してするようになっている。
一方、図3に示すように、制御基板51上には、それぞれセンサマグネット72に対向するように一対のホールIC73a,73bがアマチュア軸26の軸心に対して90度の角度となるように配され、センサマグネット72の出力する磁界の変化を90度の位相差を持って検出するように設けられている。各ホールIC73a,73bはセンサマグネット72の発生する磁界の変化を検出し、これをアマチュア軸26の回転数に反比例した周期のパルス信号として出力するようになっている。各ホールIC73a,73bの検出信号つまりパルス信号は制御回路51bに入力され、制御回路51bはこれらのホールIC73a,73bから入力されるパルス信号の周期や各ホールIC73a,73bから入力されるパルス信号の出現タイミング等に基づいてアマチュアコイル28へ供給する駆動電流の制御を実行するようになっている。
次に、ヨーク24とギヤケース36との固定構造について説明する。
図3、図4に示すように、ヨーク24の開口端にはギヤケース36との固定部分となる一対のフランジ部81,82が設けられている。これらのフランジ部81,82はヨーク24の円弧部24aを開口端側から切り起こすことにより、ヨーク24の開口端に対して底部24cの側に後退した位置において径方向外側に突出して形成されており、また、各フランジ部81,82にはそれぞれボルト34a,34bが挿通される貫通孔83が設けられている。
一方、図4に示すように、ギヤケース36にはヨーク24の開口端の取付け位置となる座面84が設けられ、この座面84の外側にはフランジ部81の座面となる締結部85と、フランジ部82の座面となる締結部86とが設けられている。また、座面84には複数の位置決め凸部84aが軸方向に立設されており、この位置決め凸部84aがヨーク24の内面側に位置するようになっている。これらの締結部85,86はそれぞれ座面84よりも径方向外側に突出するブロック状に形成されており、ヨーク24はその開口端を座面84に軸方向から突き当てるとともにフランジ部81,82を対応する締結部85,86に軸方向から突き当てた状態となってギヤケース36に取り付けられるようになっている。
図6はギヤケースに設けられるナット装着孔へのナットの取り付け状態を示す斜視図であり、図7(a)はヨークをギヤケースに固定する前の状態を示す斜視図、図7(b)はヨークをギヤケースに固定した状態を示す斜視図である。
図6に示すように、一方の締結部85はこのギヤケース36のアマチュア軸26と出力軸42とに垂直な方向つまりギヤケース36の幅方向に向けて最も突出した部分となっており、この締結部85にはナット装着孔87が設けられている。図7(a)に示すように、このナット装着孔87はギヤケース36の幅方向(アマチュア軸26と出力軸42とに垂直な方向)に向けて締結部85の外面に開口する底付き孔として形成されており、このナット装着孔87にはその開口に幅方向から挿入されてナット35aが装着されている。また、締結部85のフランジ部81の座面となる軸方向端面85aには挿通孔88が設けられ、この挿通孔88はナット装着孔87に連通している。そして、図7(b)に示すように、ヨーク24をギヤケース36に軸方向から突き当て、フランジ部81の貫通孔83と挿通孔88とにボルト34aを挿通し、当該ボルト34aをナット装着孔87に装着されたナット35aにねじ結合することにより、ヨーク24はフランジ部81においてボルト34aとナット35aとによりギヤケース36に固定される。
一方、図6に示すように、ギヤケース36に設けられる他方の締結部86には副ナット装着孔としてのナット装着孔89が設けられている。このナット装着孔89はアマチュア軸26に垂直且つ出力軸42に平行な方向つまりギヤケース36の厚み方向(車両13に垂直な方向)に向けて締結部86の外面に開口しており、このナット装着孔89にはその開口に厚み方向から挿入されて副ナットとしてのナット35bが装着されている。図示はしないが、締結部86にもそのフランジ部82の座面となる軸方向端面をナット装着孔89に連通させる挿通孔が設けられ、ヨーク24のフランジ部82の貫通孔83と挿通孔とに挿通された副ボルトとしてのボルト34bがナット装着孔89に装着されたナット35bにねじ結合することにより、ヨーク24はフランジ部82においてもボルト34bとナット35bとによりギヤケース36に固定される。このように、このサンルーフモータ21では、ヨーク24は開口端の2箇所においてギヤケース36に固定されるようになっている。
図1に示すように、このサンルーフモータ21は、車両13のルーフ13aの内部の開口部14よりも車両前方側であって、フロントガラス13bとの間の部分に、アマチュア軸26の軸方向を車両13の幅方向に向けるとともに出力軸42を車両13に垂直な方向(上下方向)に向けて配置されるようになっている。そのため、このサンルーフモータ21では、ギヤケース36は出力軸42の軸方向を向く厚みが薄い薄形に形成され、ヨーク24はその平板部24bを車両上下方向に向けるようにギヤケース36に固定され、全体として薄型に形成されている。また、このサンルーフモータ21では、前述のように、締結部85に設けられるナット装着孔87を当該締結部85の幅方向(アマチュア軸26と出力軸42とに垂直な方向)に向く外面に開口させることにより、当該モータ21の開口部14の側を向く外形形状をなるべく直線状に形成するとともに当該モータ21の幅寸法(アマチュア軸26と出力軸42とに垂直な方向の寸法)を低減するようにしている。これにより、ルーフ13aの開口部14の前端縁をサンルーフモータ21に近づけることが可能となる上、駆動ケーブル17a,17bの長さも最小限とすることができる。
図8(a)は本発明のサンルーフモータの幅寸法を示す説明図であり、図8(b)は本発明のサンルーフモータの幅寸法を比較例と比較した説明図である。
図8(a)に示すように、本発明のサンルーフモータ21では、ギヤケース36のその幅方向に最も突出する部分である締結部85の外面にアマチュア軸26と出力軸42とに垂直な幅方向に向けてナット装着孔87を開口させるようにしたので、締結部85の当該幅方向を向く外面に壁を設けることなく、締結部85の当該外面以外の3方の壁部分によりナット装着孔87にナット35aを挿入し保持させることができる。つまり、ナット装着孔87は一方が開口し、他の3方が壁に囲まれる構造となるが、当該開口を幅方向に向けることにより、他の3方の壁は締結部85の幅方向に配置されることがなく、その分、ギヤケース36つまりサンルーフモータ21の幅寸法Aを低減させることができる。
これに対して、図8(b)に比較例として示すように、ナット装着孔91をアマチュア軸26に垂直且つ出力軸42に平行となるギヤケース36の厚み方向に開口させるようにした場合には、ナット装着孔91に対して締結部85の幅方向側の外面つまり締結部85の最外端部分にナット35aを保持するための壁92(便宜上ハッチングを付して示す)が必要となるので、この壁92の分だけ、比較例に示す場合のギヤケース36つまりサンルーフモータ21の幅寸法Bは本発明のサンルーフモータ21の幅寸法Aよりも大きくなる。
このように、このサンルーフモータ21では、ギヤケース36に設けられるナット装着孔87をアマチュア軸26と出力軸42とに垂直な幅方向に向けてギヤケース36の外面に開口させるようにしたので、ギヤケース36の当該方向を向く外面に壁92を設けることなくナット装着孔87にナット35aを装着することを可能とし、当該壁92が不要な分だけギヤケース36の幅寸法を低減して、このサンルーフモータ21を小型化することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、本発明を車両13のサンルーフ装置11に用いられるサンルーフモータ21に適用しているが、これに限らず、例えば、車両に設けられるスライドドア装置やパワーウインド装置等に用いられる電動モータに適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、一方のナット装着孔87のみを幅方向に向けてギヤケース36の外面に開口させるようにしているが、これに限らず、複数のナット装着孔87をギヤケース36に設け、これら複数のナット装着孔87を幅方向に向けてギヤケース36の外面に開口させるようにしてもよい。
車両のルーフに設けられたサンルーフ装置の概略を示す説明図である。 (a)、(b)はそれぞれ図1に示すサンルーフモータの詳細を示す斜視図である。 図2に示すサンルーフモータの分解斜視図である。 ヨークとギヤケースとの固定部分を示す平面図である。 図2(b)におけるA−A線に沿う断面図である。 ギヤケースに設けられるナット装着孔へのナットの取り付け状態を示す斜視図である。 (a)はヨークをギヤケースに固定する前の状態を示す斜視図、(b)はヨークをギヤケースに固定した状態を示す斜視図である。 (a)は本発明のサンルーフモータの幅寸法を示す説明図であり、(b)は本発明のサンルーフモータの幅寸法を比較例と比較した説明図である。
符号の説明
11 サンルーフ装置
12 ルーフパネル
13 車両
13a ルーフ
13b フロントガラス
14 開口部
15a,15b シュー
16 ガイドレール
17a,17b 駆動ケーブル
21 サンルーフモータ(電動モータ)
22 駆動ギヤ
23 モータ本体
24 ヨーク
24a 円弧部
24b 平板部
24c 底部
25 アマチュア
26 アマチュア軸
27 アマチュアコア
28 アマチュアコイル
29 コンミテータ
31 ブラシ装置
32 ブラシホルダ
33a,33b ブラシ
34a ボルト
34b ボルト(副ボルト)
35a ナット
35b ナット(副ナット)
36 ギヤケース
36a ギヤ収容部
36b 制御基板収容部
36c ケーブルガイド
37 カバー体
37a 貫通孔
41 ウォームギヤ機構(減速機構)
41a ウォーム
41b ウォームホイル
42 出力軸
42a 工具孔
43 ギヤカバー
44 ガイドプレート
44a ガイド壁
51 制御基板
51a 基板
51b 制御回路
52 クリップ
52a 本体
52b クリップ片
52c スリット
53,54 電源端子
55,56 接続片
57 グランド端子
58 接続片
59 コネクタ
61 位置決め部
62 位置決め孔
63 位置決め突起
72 センサマグネット
73a,73b ホールIC
81 フランジ部
82 フランジ部(副フランジ部)
83 貫通孔
84 座面
84a 位置決め凸部
85 締結部
85a 軸方向端面
86 締結部
87 ナット装着孔
88 挿通孔
89 ナット装着孔(副ナット装着孔)
91 ナット装着孔
92 壁
A,B 幅寸法

Claims (3)

  1. 有底筒状に形成され、開口端にフランジ部を備えるヨークと、
    アマチュア軸を備え、前記ヨークに回転自在に支持されるアマチュアと、
    前記アマチュア軸に垂直な出力軸を備え、前記ヨークの開口端に取り付けられるギヤケースと、
    前記ギヤケースに収容され、前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と、
    前記ギヤケースに設けられたナット装着孔に装着されるナットと、
    前記フランジ部に形成された貫通孔に挿通され、前記ナットにねじ結合して前記ヨークを前記ギヤケースに固定するボルトとを有し、
    前記ナット装着孔を前記アマチュア軸と前記出力軸とに垂直な方向に向けて前記ギヤケースの外面に開口させることを特徴とする電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、前記ギヤケースの前記アマチュア軸と前記出力軸とに垂直な方向に最も突出した部分に前記ナット装着孔を開口させることを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1または2記載の電動モータにおいて、前記ヨークに設けられる副フランジ部と、前記ギヤケースに設けられ前記アマチュア軸に垂直且つ前記出力軸に平行な方向を向いて前記ギヤケースの外面に開口する副ナット装着孔と、前記副ナット装着孔に装着される副ナットと、前記副フランジ部の貫通孔に挿通されて前記副ナットにねじ結合する副ボルトとを有することを特徴とする電動モータ。
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