JP2010056274A - 多層プリント配線板の製造方法、多層プリント配線板および半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の多層プリント配線板の製造方法は、基板の少なくとも一方の面側に、熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成される絶縁層を積層してなる多層プリント配線板の製造方法であって、基板の少なくとも一方の面側にキャリア層付き絶縁層を加熱しながら積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体の所定の部分にレーザを照射して、キャリア層および絶縁層を貫通する孔を形成する穿孔工程と、前記孔の内面に対してデスミア処理するデスミア工程と、前記デスミア工程後に、前記積層体から前記キャリア層を剥離する剥離工程と、を有する。
【選択図】 図1
Description
しかし、上述のセミアディティブ法では、絶縁層の表面を粗化処理するために、その上に形成される導体層の粗さも大きくなる傾向にある。導体層の表面が粗いと表皮効果により伝送損失が大きくなり、この影響は信号が高周波になるほど顕著となり信号応答性確保の妨げとなる(例えば、特許文献1参照)。
また、本発明の目的は、絶縁信頼性に優れ、かつ信号応答性に優れた半導体装置を提供することにある。
(1)基板の少なくとも一方の面側に、熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成される絶縁層を積層してなる多層プリント配線板の製造方法であって、基板の少なくとも一方の面側にキャリア層付き絶縁層を加熱しながら積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体の所定の部分にレーザを照射して、キャリア層および絶縁層を貫通する孔を形成する穿孔工程と、前記孔の内面に対してデスミア処理するデスミア工程と、前記デスミア工程後に、前記積層体から前記キャリア層を剥離する剥離工程とを有することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
(2)前記剥離工程前に、前記絶縁層の表面に、キャリア層を介してエネルギー線を照射して前記絶縁層の表面を改質する照射工程を有するものである上記(1)に記載の多層プリント配線板の製造方法。
(3)前記剥離工程後に、前記絶縁層の表面にエネルギー線を照射して前記絶縁層の表面を改質する照射工程を有するものである上記(1)に記載の多層プリント配線板の製造方法。
(4)前記照射工程後の、前記絶縁層の表面の算術表面粗さ(Ra)が、0.1μm以下である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
(5)前記キャリア層付き絶縁層は、キャリア層と絶縁層との間に離型層を有するものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
(6)前記キャリア層は、ポリエステルフィルムである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
(7)前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂およびベンゾシクロブテン樹脂の中から選ばれる1種以上の樹脂を含むものである上記(1)ないし(6)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
(8)前記エネルギー線が、紫外線である上記(2)ないし(7)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
(9)上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法により得られることを特徴とする多層プリント配線板。
(10)少なくとも1つの絶縁層の表面の算術表面粗さ(Ra)が、0.1μm以下である上記(9)に記載の多層プリント配線板。
(11)上記(9)または(10)に記載の多層プリント配線板に、半導体素子を搭載してなることを特徴とする半導体装置。
また、本発明によれば、絶縁信頼性に優れ、かつ信号応答性に優れた半導体装置を提供することができる。
本発明の多層プリント配線板の製造方法は、基板の少なくとも一方の面側に、熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成される絶縁層を積層してなる多層プリント配線板の製造方法であって、基板の少なくとも一方の面側にキャリア層付き絶縁層を加熱しながら積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体の所定の部分にレーザを照射して、キャリア層および絶縁層を貫通する孔を形成する穿孔工程と、前記孔の内面に対してデスミア処理するデスミア工程と、前記デスミア工程後に、前記積層体から前記キャリア層を剥離する剥離工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の多層プリント配線板は、上述の製造方法により得られることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上述の多層プリント配線板に半導体素子を搭載してなることを特徴とする。
図1(a)に示される基板1および基板1上に形成された内層回路2の表面に、図1(b)に示される熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成されるキャリア層付き絶縁層3を加熱しながら積層して積層体4とする(図1(b))。
ここで、加熱しながら積層させる方法としては、真空加圧式ラミネーター装置、平板プレス装置等を用いる方法が挙げられる。
また、加熱硬化させる条件は、特に限定されないが、例えば温度100〜240℃、時間10〜120分間で実施することができる。加熱硬化は、絶縁層31を構成する樹脂組成物の硬化度が、示差走査熱量測定器(以下DSCと称する)で測定して硬化度5〜95%の硬化状態にするのが好ましく、硬化度45〜90%硬化状態にするのがより好ましい。この硬化度では後工程のめっき後、樹脂の熱硬化収縮を利用した密着性の向上が見込めるからである。ここでの示差走査熱量測定器(以下DSCと称する)で測定した硬化度とは下記式(数I)で計算できる。
前記熱硬化性樹脂としては、例えばフェノールノボラック樹脂、クレゾールノボラック樹脂、ビスフェノールAノボラック樹脂等のノボラック型フェノール樹脂、未変性のレゾールフェノール樹脂、桐油、アマニ油、クルミ油等で変性した油変性レゾールフェノール樹脂等のレゾール型フェノール樹脂等のフェノール樹脂、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキシ樹脂、ビスフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールZ型エポキシ樹脂、ビスフェノールP型エポキシ樹脂、ビスフェノールM型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂、アリールアルキレン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、フェノキシ型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ノルボルネン型エポキシ樹脂、アダマンタン型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂、ユリア(尿素)樹脂、メラミン樹脂等のトリアジン環を有する樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ビスマレイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、シリコーン樹脂、ベンゾオキサジン環を有する樹脂、トリアジン樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、シアネート樹脂等が挙げられる。これらの中でも、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂およびベンゾシクロブテン樹脂の中から選ばれる1種以上の樹脂が好ましく、特にシアネート樹脂が好ましい。これにより、絶縁層31の熱膨張係数を小さくすることができる。さらに、絶縁層31の電気特性(低誘電率、低誘電正接)、機械的強度等にも優れる。
前記シアネート樹脂等の重量平均分子量は、例えばGPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー、標準物質:ポリスチレン換算)で測定することができる。
前記エポキシ樹脂の重量平均分子量は、例えばGPCで測定することができる。
前記無機充填材としては、例えばタルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラス等のケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、シリカ、溶融シリカ等の酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイト等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウム等の硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化炭素等の窒化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等のチタン酸塩等を挙げることができる。無機充填材として、これらの中の1種類を単独で用いることもできるし、2種類以上を併用したりすることもできる。これらの中でも特に、シリカが好ましく、溶融シリカ(特に球状溶融シリカ)が低熱膨張性に優れる点で好ましい。その形状は破砕状、球状があるが、プレス成形時、内層回路の埋め込み性を確保するために樹脂組成物の溶融粘度を下げるには球状シリカを使う等、その目的にあわせた使用方法が採用される。
無機充填材の含有量が前記下限値未満であると、低熱膨脹性、低吸水性を付与する効果が低下する場合がある。また、前記上限値を超えると、樹脂組成物の流動性の低下により絶縁層の成形性が低下することがある。無機充填材の含有量を上記範囲内とすることにより、これらの特性のバランスに優れたものとすることができる。
これらの中でも、コンマコーター、ダイコーターなどの各種コーター装置を用いて、樹脂ワニスをキャリア層32に塗工した後、これを乾燥する方法が好ましい。これにより、ボイドがなく、均一な絶縁層31の厚みを有するキャリア層付き絶縁層3を効率よく製造することができる。
上記樹脂ワニス中の固形分含有量としては特に限定されないが、30〜80重量%が好ましく、特に40〜70重量%が好ましい。
図1(c)に示される穿孔工程では、積層体4にレーザ6を照射して絶縁層31およびキャリア層32を貫通する孔5を形成する(図1(d))。すなわち、キャリア層32を剥離する前にレーザ6の照射により絶縁層に孔5(ビアホール)を形成することを特徴とする。このように、キャリア層32を積層した状態でレーザ6を照射し穿孔するため、レーザ6で削られた樹脂炭化物であるスミアの飛散を抑制することが可能となる。さらに、レーザ6の1次回折波によって孔5周囲の樹脂破壊を防ぐことも可能である。
次に、デスミア工程では、穿孔工程で形成した孔5を化学エッチング液で処理して、穿孔工程で生じた孔5の内壁および底部に残るスミアを除去する。ここで使用される化学エッチング液は、例えば過マンガン酸塩、重クロム酸等の酸化剤が挙げられる。前記酸化剤では穿孔工程で生じた孔5の内壁および底部に残るスミアを効率良く除くことが可能である。
従来ならば、デスミア工程において化学エッチング液を用いることにより、孔5の内壁および底部に残るスミア除去と共に、絶縁層31の表面に凹凸を形成する粗化処理を行ってきた。しかしながら凹凸を大きくすれば樹脂とめっきの密着は達成されるが、絶縁層31の表面の粗度が大きいと、後工程で形成される導体回路も凹凸が大きいものとなり信号の伝送損失が大きくなる。しかし、本発明においては、キャリア層32を積層した状態でデスミア処理する為、キャリア層32が絶縁層31の表面と化学エッチング液との接触を防ぎ、絶縁層31の表面の凹凸を大きくすることなく、孔5の内部に残るスミアのみを効率的に除去することが可能である。これにより、信号の伝送損失が小さくなり、信号応答性に優れる多層プリント配線板を製造することができる。
次に、デスミア工程を経た積層体4を、エネルギー線照射工程において、キャリア層32を介してエネルギー線61を照射して絶縁層31の表面を改質処理する(図1(e))。
剥離工程では、積層体4からキャリア層32を剥離し絶縁層31を露出させる(図1(f))。このように、エネルギー線照射工程を経てからキャリア層32を剥離することで、絶縁層31が埃等で汚染されるのを、より抑制することができる。
図2(g)に示される無電解めっき工程では、無電解めっき処理により絶縁層31の表面、内層回路2および孔5の内壁に無電解めっき層8を形成する。
図2(h)に示されるレジスト形成工程では、回路パターンを形成する為に、無電解めっき層8を形成した上にめっきレジスト9を形成する。
図2(i)に示される電解めっき工程では、電解めっき処理により電解めっき層10を形成し、配線パターンを形成する。
図2(j)に示されるレジスト剥離工程では、レジスト剥離液等によりめっきレジスト9を除去する。
図2(k)に示されるエッチング工程では、導体回路11となる部分以外の露出した無電解銅めっき部分をエッチング除去し、回路パターンを形成する。
ノボラック型シアネート樹脂(ロンザジャパン株式会社製、プリマセットPT−30、重量平均分子量約700)25重量部、ビフェニルジメチレン型エポキシ樹脂(日本化薬株式会社製、NC−3000、エポキシ当量275、重量平均分子量2000)24.7重量部、フェノキシ樹脂/ビフェニルエポキシ樹脂とビスフェノールSエポキシ樹脂との共重合体であり、末端部はエポキシ基を有している(ジャパンエポキシレジン株式会社製、YX−8100H30、重量平均分子量30000)10重量部、イミダゾール化合物(四国化成工業株式会社製、キュアゾール1B2PZ(1−ベンジル−2−フェニルイミダゾール))0.1重量部をメチルエチルケトンに溶解、分散させた。さらに、無機充填材/球状溶融シリカ(株式会社アドマテックス製、SO−25R、平均粒子径0.5μm)40重量部とカップリング剤/エポキシシランカップリング剤(GE東芝シリコーン株式会社製、A−187)0.2重量部を添加して、高速攪拌装置を用いて10分間攪拌して、固形分50重量%の樹脂ワニスを調製した。
なお、内層回路基板としては、下記のものを使用した。
・絶縁層:ハロゲンフリー、コア基板、厚さ0.4mm
・導体層:銅箔厚み18μm、L/S=120/180μm、クリアランスホール1mmφ、3mmφ、スリット2mm
紫外線処理を照射時間30分間にて紫外線照射する以外は実施例1と同様にして4層プリント配線板を作製した。
キャリアのPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムをPEN(ポリエチレンナフタレート)フィルムとした以外は実施例1と同様にして4層プリント配線板を作製した。
実施例1と同様の積層工程を経て作製された積層体のキャリア層を剥離してから、炭酸ガスレーザにて前記絶縁層に孔(ビアホール)形成させた後、紫外線照射を行わずデスミア処理を行った以外は実施例1と同様にして4層プリント配線板を作製した。
積層体に積層されたキャリア層付き絶縁層に炭酸ガスレーザにて孔(ビアホール)を形成した後、積層体からキャリア層を剥離して、紫外線照射を行わずデスミア処理を行った以外は実施例1と同様にして4層プリント配線板を作製した。
配線ピッチ10μm(L/S=10/10)のパターンの形成が可能かを外観検査によって判断した。各符号は、以下の通りである。
○:エッチング残渣の有無、ショート、ムラ、欠損などなく、L/S=10/10の配線形成が可能であった。
×:エッチング残渣の有無、ショート、ムラ、欠損などあり、L/S=10/10の配線形成が不可であった。
電解めっき銅層を形成し、200℃で60分間アニール処理後の4層基板において、絶縁層とめっき銅との間の90度剥離試験をJIS C−6481に基づき測定した。各符号は、以下の通りである。
◎:剥離強度が、0.6kN/m以上であった。
○:剥離強度が、0.4kN/m以上、0.6kN/m未満であった。
△:剥離強度が、0.2kN/m以上、0.4kN/m未満であった。
×:剥離強度が、0.2kN/m未満であった。
絶縁信頼性は、温度100℃、湿度85%の雰囲気下で電圧DC5V、配線ピッチ10μm(L/S=10/10)パターンの4層プリント配線板を用いて、100時間放置後の導体間の絶縁抵抗値をデジタル絶縁抵抗値で評価した。各符号は以下の通りである。
◎:絶縁抵抗値が、109Ω以上であった。
○:絶縁抵抗値が、108Ω以上、109Ω未満であった。
△:絶縁抵抗値が、107Ω以上、108Ω未満であった。
×:絶縁抵抗値が、107Ω未満であった。
信号応答性は、UV処理後、及び、デスミア処理後の絶縁層表面の算術表面粗さ(Ra)により評価した。走査型プローブ顕微鏡(株式会社島津製作所社製、SPM−9600)を用いて、JIS B−601に基づき算術表面粗さ(Ra)を計測した。各符号は、以下の通りである。
◎:0.05μm未満であった。
○:0.05μm以上、0.10μm未満であった。
△:0.10μm以上、0.30μm未満であった。
×:0.30μm以上であった。
また、実施例1〜3は、絶縁層とめっき銅との密着性にも優れていた。
2 内層回路
3 キャリア層付き絶縁層
31 絶縁層
32 キャリア層
4 積層体
5 孔
6 レーザ
61 エネルギー線
8 無電解めっき層
9 レジスト
10 電解めっき層
11 導体回路
Claims (11)
- 基板の少なくとも一方の面側に、熱硬化性樹脂を含む樹脂組成物で構成される絶縁層を積層してなる多層プリント配線板の製造方法であって、基板の少なくとも一方の面側にキャリア層付き絶縁層を加熱しながら積層して積層体を得る積層工程と、前記積層体の所定の部分にレーザを照射して、キャリア層および絶縁層を貫通する孔を形成する穿孔工程と、前記孔の内面に対してデスミア処理するデスミア工程と、前記デスミア工程後に、前記積層体から前記キャリア層を剥離する剥離工程とを有することを特徴とする多層プリント配線板の製造方法。
- 前記剥離工程前に、前記絶縁層の表面に、キャリア層を介してエネルギー線を照射して前記絶縁層の表面を改質する照射工程を有するものである請求項1に記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記剥離工程後に、前記絶縁層の表面にエネルギー線を照射して前記絶縁層の表面を改質する照射工程を有するものである請求項1に記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記照射工程後の、前記絶縁層の表面の算術表面粗さ(Ra)が、0.1μm以下である請求項1ないし3のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記キャリア層付き絶縁層は、キャリア層と絶縁層との間に離型層を有するものである請求項1ないし4のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記キャリア層は、ポリエステルフィルムである請求項1ないし5のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シアネート樹脂およびベンゾシクロブテン樹脂の中から選ばれる1種以上の樹脂を含むものである請求項1ないし6のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 前記エネルギー線が、紫外線である請求項2ないし7のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法。
- 請求項1ないし8のいずれかに記載の多層プリント配線板の製造方法により得られることを特徴とする多層プリント配線板。
- 少なくとも1つの絶縁層の表面の算術表面粗さ(Ra)が、0.1μm以下である請求項9に記載の多層プリント配線板。
- 請求項9または10に記載の多層プリント配線板に、半導体素子を搭載してなることを特徴とする半導体装置。
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