JP2010055763A - フィラメントランプおよび光照射式加熱処理装置 - Google Patents

フィラメントランプおよび光照射式加熱処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィラメントランプに供給する電流を増加させても、封止部に埋設された金属箔が溶断しないように、金属箔の幅を従来のものよりも広くし、被処理体の昇温速度を向上させる。
【解決手段】発光部20と、発光部の両端に連続して形成された一対の扁平な封止部22a,bとを有する直管状の発光管を備え、複数のコイル状のフィラメントを有し、当該各フィラメントの両端に一対の内部リードがそれぞれ連結され、複数の金属箔27,28,29が互いに離間して各封止部にそれぞれ埋設され、各内部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続され、各外部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続されてなるフィラメントランプにおいて、前記封止部は、前記発光部の外径よりも幅広となるよう構成され、前記発光管の管軸に直交する方向の両端に配置された2つの金属箔の側縁部を、前記管軸と平行に伸びる2直線で挟んだ幅は、前記発光部の内径よりも大きくした。
【選択図】図1

Description

本発明は、フィラメントランプおよび光照射式加熱処理装置に係り、特に、被処理体を加熱するために用いられるフィラメントランプおよびフィラメントランプを用いた光照射式加熱処理装置に関する。
現在、半導体製造工程における、例えば、成膜、酸化、窒化、膜安定化、シリサイド化、結晶化、注入イオン活性化などの様々なプロセスを行うに際しては、光源からの光照射による加熱処理が利用されている。特に、例えば半導体ウエハなどの被処理体の温度を急速に上昇させたり下降させたりする急速熱処理(以下、「RTP(Rapid Thermal Processing)」という。)は、歩留まりや品質を向上させることができることから、好ましく利用されている。
このようなRTP用の光照射式加熱処理装置(以下、単に「加熱処理装置」という。)においては、光源として例えばフィラメントランプが用いられている。
フィラメントランプは、光透過性材料からなる発光管の内部にフィラメントが配設されてなり、投入電力の90%以上が全放射され、被処理体に接触することなく加熱することが可能である。したがって、フィラメントランプを半導体ウエハの加熱用熱源として使用した場合には、抵抗加熱法に比して被処理体の温度を急速に昇降温させること、具体的には、例えば被処理体を1000℃以上の温度にまで、数秒から数十秒で昇温させることが可能であると共に光照射停止後、被処理体を急速に冷却することができる。
本発明者等は、このような光照射式の加熱処理装置の光源として用いられる次のような構成を有するフィラメントランプを提案している(特許文献1参照)。
このフィラメントランプを、図8を参照して説明すると、両端が端部封止部2a、2bで気密に封止された直管状の発光管1内には、コイル状のフィラメント4、5、6が発光管1の管軸方向に伸びるよう順次に並んで配置され、各フィラメント4、5、6の両端には、それぞれ、給電用の内部リード4a、4b、5a、5b、6a、6bが連結されている。
上記の各フィラメントの内部リードは、それぞれ両端封止部に延びて、個別に金属箔を介して外部リードに電気的に接続されている。
即ち、各フィラメント4、5、6の一端側の内部リード4a、5a、6aは、それぞれ、一端側封止部2aの金属箔7a、8a、9aを介して、一端側の外部リード10a、11a、12aに電気的に接続されている。
同様に、他端側の内部リード4b、5b、6bは、それぞれ、他端側封止部2bの金属箔7b、8b、9bを介して、他端側の外部リード10b、11b、12bに電気的に接続されている。
そして、各フィラメント4、5、6は、これら各外部リード10a、10b、11a、11b、12a、12bを介して、それぞれ個別の給電装置13、14、15に接続されていることにより、個別に給電可能とされている。
なお、16は、各フィラメント4、5、6の内部リード4b、5a、5b、6aに被嵌された絶縁管で、他のフィラメント4、5、6に対向する部位に設けられている。
また、17は、発光管1の内壁と絶縁管16との間の位置において、発光管1の管軸方向に並設された環状のアンカーである。各フィラメント4、5、6は、それぞれ、例えば2個のアンカーによって発光管1と接触しないよう支持されている。
このような構成のフィラメントランプを用いた光照射式加熱処理装置によれば、複数のフィラメントに対して個別に給電できて各フィラメントの発光等の制御を個別に行うことができることから、例えば熱処理される被処理体上における場所的な温度変化の度合いの分布が被処理体の形状に対して非対称である場合であっても、当該被処理体の特性に応じた所望の放射照度分布で光照射することができる結果、被処理体を均一に加熱することができ、従って、被処理体における被照射面の全体にわたって、均一な温度分布を実現することができるという利点を有する。
特開2006−279008号
このようなフィラメントランプを備える加熱処理装置を用いて、例えば前記した半導体ウェハ等のRTPを行う場合は、スループット向上のため、被処理体の昇温速度を向上させることが必要とされるため、従来にも増してフィラメントランプに対して供給する電力を増加させることが必要になる。
これに伴い、加熱処理装置用のフィラメントランプにおいては、フィラメントに大きな電流を流すことが必要となるため、フィラメントランプの点灯時に金属箔が過剰に高温になって溶断することを回避しなければならない。
そのため、金属箔の、発光管の管軸に直交する方向の幅を広くすることが必要になる。図8の例に基いて説明すると、金属箔7a、7b、8a、8b、9a、9bの、発光管1の管軸に直交する方向の幅を広くすることが必要とされている。
従来よりも幅広の金属箔を封止部に埋設するためには、封止部の幅を従来よりも広くしなければならない。単純には、発光管の外径を大きくすることにより、封止部の幅を広くすることができると考えられる。
しかしながら、加熱処理装置においては、被処理体の高精度な温度均一性を実現するために被処理体に対して多数のフィラメントランプを密接に並べて配置する必要があるため、フィラメントランプの発光管の外径を大きくする構成を採用することはできない。
したがって、図8に示す従来のフィラメントランプは、従来より幅広に形成された金属箔を封止部に配置することができない、という問題があった。
以上のように、加熱処理装置用のフィラメントランプは、封止部に配置する金属箔の幅を従来のものより広くすることが求められている一方で、フィラメントランプの発光管の外径は従来のものと同等か或いはそれよりも小さくすることが求められる。このような相反する要求を共に満たすことは、従来のフィラメントランプでは困難であった。
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであり、フィラメントランプに供給する電流を増加させた場合であっても、封止部に埋設された金属箔が溶断することの無いように、金属箔の幅を従来のものよりも広くすることにより、被処理体の昇温速度を向上させることを目的とする。
また、本発明は、被処理体の高精度の温度均一性を実現するために、フィラメントランプの発光管の外径を従来と同等か或いはそれよりも小さくした場合であっても、金属箔を確実に封止部に埋設することを可能にすることを目的とする。
本発明は、発光部と、発光部の両端に連続して形成された一対の扁平な封止部とを有する直管状の発光管を備え、複数のコイル状のフィラメントが発光部の内部にそれぞれ発光管の管軸方向に順次に並んで配設され、当該各フィラメントの両端に一対の内部リードがそれぞれ連結され、複数の金属箔が互いに離間して各封止部にそれぞれ埋設され、各内部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続され、各外部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続されてなるフィラメントランプにおいて、
前記封止部は、前記発光部の外径よりも幅広となるよう構成され、
前記発光管の管軸に直交する方向の両端に配置された2つの金属箔の側縁部を、前記管軸と平行に伸びる2直線で挟んだ幅は、前記発光部の内径よりも大きいことを特徴とする。
さらに、本発明の光照射式加熱処理装置は、上記のフィラメントランプの複数が、各々の扁平な封止部が被処理体に対して概ね垂直方向において互いに平行に伸びるよう並列に配置されてなるランプユニットを有し、当該ランプユニットから放出される光を被処理体に照射して被処理体を加熱することを特徴とする。
本発明のフィラメントランプによれば、発光管の外径よりも幅広に形成された封止部を備えるとともに、発光管の管軸に直交する方向の両端に配置される金属箔の側縁部を、発光管の管軸と平行に伸びる2直線で挟んだ幅が、前記発光部の内径よりも大きい構成である。したがって、フィラメントランプの点灯時に溶断することのないように、個々の金属箔を幅広にした場合であっても、フィラメント数と同数の金属箔を各封止部に配置することができる。
さらに、本発明の光照射式加熱処理装置によれば、各々の封止部が被処理体に対して概ね垂直方向において互いに平行に伸びるよう並列に配置されていることにより、各フィラメントランプの互いに隣接する各発光部間の離間距離を可及的に小さくすることができる。したがって、本発明の光照射式加熱処理装置によれば、被処理体の高精度な温度均一性を実現することができる。
図1は、本発明のフィラメントランプの一例における構成の概略を示す。図2はフィラメントランプの要部拡大図である。
このフィラメントランプ100は、発光部21と、その両端に連続する封止部22a、22bとよりなる直管状の発光管20を備えている。発光管20は、例えば石英ガラスなどの光透過性材料によって構成され、内部にハロゲンサイクルを行うためのハロゲンガス及び不活性ガスが所定の圧力で封入されている。
発光管20の内部には、複数(図1の実施例では3つ)のコイル状のフィラメント24、25、26が、それぞれ発光管20の管軸に沿って伸びるよう順次に並んで配設されている。
発光部21の両端には、各封止部22a,22bに向けて外径が次第に広がるように形成されるスロープ部21a、21bが形成されている。各封止部22a、22bは、各スロープ部21a、21bに連続して形成されている。各スロープ部21a、21bの内部は空洞になっている。
一端側の封止部22aの直近に配置されたフィラメント24の内部リード24a、24bは、封止部22aから延在してそれぞれフィラメント24の端部に接続されている。これら内部リード24a、24bは、共に同一の封止部22aに保持され、金属箔27a、27bと接続されている。
中央部に配置されたフィラメント25の内部リード25a、25bは、それぞれ封止部22a、22b方向に延在し、当該封止部で金属箔28a、28bと接続されている。
他端側の封止部22bの直近に配置されたフィラメント26の内部リード26a、26bは、封止部22bから延在してそれぞれフィラメント26の端部に接続されている。これら内部リード26a、26bは、共に同一の封止部22bに保持され、金属箔29a、29bと接続されている。
金属箔27a、27b、28a、28b、29a、29bには、それぞれ外部リード30a、30b、31a、31b、32a、32bが接続されている。
外部リード30a、30bに給電装置33が接続され、外部リード31a、31bに給電装置34が接続され、外部リード32a、32bに給電装置35が接続されている。本発明のフィラメントランプは、各給電装置33〜35によって、各フィラメント24〜26に個別に電力が供給される。これにより、各フィラメント24〜26から放射される光の強度が個別に制御される。
内部リード24b、25a、25b、26bの周囲には、それぞれ、絶縁管36が設けられている。絶縁管36は、例えば石英ガラスなどの絶縁材料から構成される。
絶縁管36は、その外周面が発光部21の内壁に当接するように、発光部21の内部に配置される。こうすることにより、フィラメントランプの点灯時に絶縁管36の熱が発光部21を介して放熱されるため、絶縁管36が高温状態になることが防止される。
また、各フィラメント24、25、26は、それぞれ2個の環状のアンカー37が一体に設けられている。フィラメント24、26に設けられた環状のアンカー37は、発光部21の内壁と絶縁管36との間の位置に挟まれるようにして、発光部21の内部に設けられる。フィラメント25に設けられた環状のアンカー37は、発光部21の内壁に当接した状態で配置される。
各フィラメント24、25、26は、環状のアンカー37によって、発光部21の管軸上に配置されると共に重力方向に垂下がることが防止され、発光部21の内壁に接触することが無い。したがって、フィラメントランプ100の点灯時に高温となるフィラメント24〜26が発光部21の内壁に接触することがないので、発光部21が失透することが確実に防止される。
ここで、本発明のフィラメントランプ100の構成例を以下に示す。
発光部21の外径(図2のDO)が10mm〜20mm、発光部21の内径(図2のDI)が8mm〜17mm、各封止部22a、22bの幅(図2のWH)が12mm〜22mm、各封止部に埋設された複数の金属箔の幅(図2のWK)が9mm〜18mm、隣り合う金属箔の間隔(図2のP)が1mm以上である。
また、上記の仕様を有するフィラメントランプ100の最大定格電流値の数値例を以下に示す。
(実施例1)
WK=9mm
各金属箔28a、28bの幅=3mm
各金属箔27a、27b、29a、29bの幅=2mm
隣り合う金属箔の間隔P=1mm
フィラメント25の最大定格電流=12A
フィラメント24、26の最大定格電流=10A
(実施例2)
WK=18mm
各金属箔28a、28bの幅=6mm
各金属箔27a、27b、29a、29bの幅=5mm
隣り合う金属箔の間隔P=1mm
フィラメント25の最大定格電流=20A
フィラメント24、26の最大定格電流=16A
このように、本発明のフィラメントランプは、被処理体の昇温速度を向上させるため、各フィラメントに対し最大で10A〜20Aもの大電流が投入される。したがって、各金属箔27a、27b、28a、28b、29a、29bは、フィラメントランプの点灯時に溶断することのないように、幅広に形成される。
また、この種のフィラメントランプは、被処理体の温度をより精密にコントロールするため、多数の(少なくとも3つ)フィラメントを発光部21内に配置することが好ましい。
すなわち、単一の封止部に対して多数かつ幅広の金属箔が配置されることが予想されるが、前述のとおり、発光部21の外径を大きくすることはできない。
したがって、発光部の外径を従来のものと同等に維持しつつ、各封止部22aの幅を発光部21の外径よりも相対的に大きくすることが重要になる。
このような要望に対応するための発光管の製造方法について、図2を用いて説明する。
図3は、本発明のフィラメントランプの発光管の製造方法を示す模式図である。発光管は、互いに外径の異なる複数のガラス管を管軸方向に溶着して繋ぎ合わせることによって作製される。
(第1の手順)
図3(A)は、第1のガラス管を作製する手順を示す。直管状の第1のガラス管22´の一端をチャックし、第1のガラス管の一端側の開口から窒素ガスなどの不活性ガスをガラス管の内部に導入しながら、第1のガラス管を管軸中心に回転させる。この状態で、第1のガラス管22´の端部をバーナーを用いて加熱して縮径させ、第1のガラス管の端部に縮径部22a´を形成する。
(第2の手順)
図3(B)は、上記の第1のガラス管に、第2のガラス管を繋ぎ合わせる手順を示す。第2のガラス管21´は、第1のガラス管22´に比べて外径が小さい。直管状の第2のガラス管21´の一端部を、上記の第1のガラス管の縮径部22a´に突き合わせて配置する。この状態で、第1のガラス管の縮径部22a´と、第2のガラス管21´の一端部とを、バーナーで加熱して溶着する。
(第3の手順)
(1)と同様にして、第1のガラス管と同じ構成を有する第3のガラス管22´を作製する。
(第4の手順)
図3(C)は、上記の第2のガラス管21´の他端に、第3のガラス管22´を繋ぎ合わせる手順を示す。第3のガラス管の縮径部22a´を、第2の手順で作製した第2のガラス管21´の他端側の開口端に突き合わせて配置する。この状態で、第3のガラス管の縮径部22a´と、第2のガラス管21´の他端とを、バーナーで加熱して溶着する。
このようにして、第1および第3のガラス管22´が、第1および第3のガラス管よりも外径の小さい第2のガラス管21´の両端に連続する構成の発光管構成体20´を作製する。
図4は、マウントを発光管構成体の内部に挿入して、気密に封止された封止部を作製する手順を示す模式図である。図4では、説明の便宜のため、アンカー37を省略する。
(第1の手順)
図4(A)は、マウント101の構成を示す。マウント101は、フィラメント24、25、26と、内部リード24a、24b、25a、25b、26a、26bと、金属箔27a、27b、28a、28b、29a、29bと、外部リード30a、30b、31a、31b、32a、32bと、絶縁管36とを備えて構成される。
マウントは、以下のようにして作製される。各フィラメント24、25、26の両端に、各内部リード24a、24b、25a、25b、26a、26bを接続し、各内部リード24b、25a、25b、26bの外周を覆うように絶縁管36を配置する。各内部リードの24a、24b、25a、25b、26a、26bの端部を、各金属箔27a、27b、28a、28b、29a、29bに接続する。各外部リード30a、30b、31a、31b、32a、32bの端部は予め、各金属箔27a、27b、28a、28b、29a、29bの端部に接続してある。
(第2の手順)
図4(B)は、図4(A)の手順で作製したマウントを、図3の手順で作製した発光管構成体の内部に配置して、封止部を作製する手順を示す。
マウント101を、発光管構成体20´内に挿入する。マウント101は、金属箔27a、27b、28aが一端側のガラス管22´の内部に、金属箔28b、29a、29bが他端側のガラス管22´の内部に位置するよう配置される。
そして、発光管構成体20´のガラス管22´を火炎などを用いて所望の温度まで加熱し、金型に挟んで圧潰する、所謂ピンチシールを行うことにより、各金属箔によって気密に封止された扁平な板状の封止部を形成する。
上記のようにして作製した本発明のフィラメントランプは、図2に示すように、発光管20の管軸Lと平行に伸びる2直線をT1,T2とし、発光管の管軸に直交する方向において、封止部22aの両端側に配置された金属箔27bおよび28aの側縁部を、当該2直線T1,T2で挟んだ幅をWKとし、発光部21の内径をDIとしたとき、次の関係を満たすように構成される。
(関係1) WK>DI
さらに、上記のようにして作製された本発明のフィラメントランプは、封止部22aの、発光管20の管軸Lに直交する方向の幅をWHとし、発光部21の外径をDOとしたとき、次の関係2を満たすように構成される。
(関係2) WH>DO
説明は省略するが、封止部22b側も、上記の関係1および2を共に満たすように構成されている。
以上のように、本発明のフィラメントランプは、互いに外径の異なる複数のガラス管を管軸方向に繋ぎ合わせることで、発光部となる小径部の両端に封止部となる一対の大径部が形成された発光管を用いて作製される。
このように、多数かつ幅広の金属箔を使用する場合であっても、発光管の両端に大径部が形成されているために、当該大径部を利用することで、多数かつ幅広の金属箔が配置された封止部を確実に作製することができる。したがって、被処理体の昇温速度を向上させるため、発光管内に配置された複数のフィラメントの各々に対して大電流を供給した場合であっても、個々の金属箔が幅広であるため、金属箔が溶断する心配が無い。
しかも、上記のようにして作製された発光管を用いることにより、封止部が幅広でありながら、発光部の外径は従来のものと同程度にすることができるため、後述するように、複数のフィラメントランプを被処理体に対して密接するように配置することができる。したがって、被処理体の温度均一性を損なう虞が無い。
なお、このフィラメントランプにおいては、フィラメントの個数は、特に限定されない。フィラメントの個数は、被処理体の寸法、物理特性などに応じて、適宜に変更することができる。
<光照射式加熱処理装置>
図5は、本発明の光照射式加熱処理装置の一例における構成の概略を示す正面断面図、図6は、図5に示す光照射式加熱処理装置におけるランプユニットを構成するフィラメントランプの配列例を示す斜視図、図7は、図5に示す光照射式加熱処理装置におけるランプユニットを構成するフィラメントランプの配列例を被処理体と共に示す平面図である。
この光照射式加熱処理装置50は、内部空間が例えば石英からなる窓板52によって上下に区画されてランプユニット収容空間S1および加熱処理空間S2が形成されたチャンバ51を備えており、ランプユニット収容空間S1には、複数本の上記フィラメントランプ100により構成されたランプユニット60が配置されていると共に、このランプユニット60の上方に、当該ランプユニット60から上方に向けて照射された光を被処理体W側へ反射する反射鏡61が配置されており、これにより、光源部が形成されている。
ランプユニット60は、図6に示すように、例えば8本の上記フィラメントランプ100が、ランプ中心軸が互いに同一平面レベルに位置されると共に、各封止部22a、22bが被処理体Wに対して概ね垂直方向において互いに平行に伸びるように、所定の間隔で離間して並列配置されることにより構成されている。
ランプユニット60をこのように構成することにより、発光部21の外径よりも幅広に形成された各封止部22a、22bが互いに接触することが防止されると共に、隣接する発光部21間の離間距離を可及的に小さくすることができる。したがって、被処理体Wに対して多数のフィラメントランプを並列配置することができるため、被処理体Wの高精度の温度均一性を達成することができる。
ランプユニット60全体における発光領域は、被処理体Wにおいて各フィラメント(図7においてフィラメントランプ100の内部に実線で示す)24〜26が横切る領域の長さに少なくとも対応するよう、発光部21内に配設されるフィラメントの数が調整されて、またはフィラメントの数を互いに同一にして1個あたりのフィラメントの長さが調整されて、あるいはフィラメントの数および長さの双方が調整されて、設定されている。
例えば被処理体Wが円形状の半導体ウエハであるとすると、半導体ウエハの表面をその形状中心を中心とする同心状の複数の円環状の領域Z1、Z2(一番内側の領域Z1は円形)に分割し、各領域Z1、Z2毎に、半導体ウエハの物理特性等に応じた条件で各フィラメントランプ100に係るフィラメント24〜26の点灯制御を行うことによって、所望の光放射照度分布が得られる。
反射鏡61は、例えば無酸素銅からなる母材に金がコートされてなるものであり、反射断面が、例えば円の一部、楕円の一部、放物線の一部または平板状などから選ばれる形状を有する。
ランプユニット60の各フィラメントランプ100は、一対の固定台62A,62Bにより支持されている。固定台62A,62Bは導電性部材からなる導電台63と、セラミックス等の絶縁部材からなる保持台64とにより構成されており、保持台64は、チャンバ51の内壁に設けられており、導電台63を保持している。
ランプユニット60を構成するフィラメントランプ100の本数をn1、フィラメントランプ100が有するフィラメントの個数をm1とするとき、各フィラメント全てに独立に電力が供給される構成とされている場合には、n1×m1組の、一対の固定台62A,62Bが必要とされる。
チャンバ51には、電源部55の給電装置からの給電線が接続される一対の電源供給ポート56A,56Bが設けられており、この一対の電源供給ポート56A,56Bの組数は、フィラメントランプ100の個数、各フィラメントランプ100内のフィラメントの個数等に応じて設定される。
この実施例においては、電源供給ポート56Aは、一方の固定台62Aの導電台63と電気的に接続されており、この固定台62Aの導電台63は、一のフィラメントランプにおける一のフィラメントに係る一端側の外部リードと電気的に接続されている。また、電源供給ポート56Bは、他方の固定台62Bの導電台63と電気的に接続されており、この固定台62Bの導電台63は、フィラメントに係る他端側の外部リードと電気的に接続されている。
これにより、電源部55における給電装置に対して、ランプユニット60を構成する1つのフィラメントランプ100におけるフィラメント24が電気的に接続される。また、このフィラメントランプ100の他のフィラメント25、26についても、他の一対の電源供給ポートによって、各々、給電装置に対して同様の電気的接続がなされる。
そして、ランプユニット60を構成する他のフィラメントランプ100の各フィラメントについても、各々、対応する給電装置に対して同様の電気的接続がなされる。
このような構成とされていることにより、各フィラメントランプ10に係るフィラメントを選択的に発光させることにより、あるいは各フィラメントへの供給電力の大きさを個別に調整することにより、被処理体W上の放射照度分布を任意に、かつ、高精度に設定することができる。なお、ランプユニットにおける一のフィラメントランプのみを選択的に点灯制御することもできる。
上記光照射式加熱処理装置50においては、ランプユニット60の各フィラメントランプ100のフィラメントの各々に対して適正な大きさに制御された電力が電源部55から供給されて点灯状態とされる。これにより、各フィラメントランプ100から放射される光が、直接的にあるいは反射鏡61に向かって放射される光が反射鏡61によって反射され、窓板52を介して加熱処理空間S2に固定された被処理体Wに照射され、被処理体Wの加熱処理が行われる。
この光照射式加熱処理装置50においては、被処理体Wの加熱処理を行うに際して各フィラメントランプ100を冷却する冷却機構が設けられている。
具体的には、チャンバ51の外部に設けられた冷却風ユニット65からの冷却風がチャンバ51に設けられた冷却風供給ノズル66の吹出し口66Aを介してランプユニット収容空間S1に導入され、当該冷却風がランプユニット60における各フィラメントランプ100に吹き付けられることにより、各フィラメントランプ100における発光管20が冷却され、その後、熱交換により高温になった冷却風がチャンバ51に形成された冷却風排出口67から外部に排出される。
このような冷却機構は、各フィラメントランプ100の各封止部22は他の箇所に比して耐熱性が低いため、冷却風供給ノズル66の吹出し口66Aが、各フィラメントランプ100の封止部22に対向するよう形成され、各フィラメントランプ100の封止部22が優先的に冷却されるように構成されていることが望ましい。
なお、ランプユニット収容空間S1に導入される冷却風の流れは、熱交換されて高温になった冷却風が逆に各フィラメントランプ100を加熱しないよう、また、反射鏡61も同時に冷却するよう、設定されている。また、反射鏡61が図示を省略した水冷機構により水冷される構成のものである場合には、必ずしも反射鏡61も同時に冷却されるように冷却風の流れが設定されていなくともよい。
また、この光照射式加熱装置50においては、冷却風供給ノズル66の吹出し口66Aが窓板52の近傍の位置にも形成されており、冷却風ユニット65からの冷却風によって窓板52が冷却される構成とされている。これにより、加熱される被処理体Wからの輻射熱によって蓄熱される窓板52から2次的に放射される熱線によって、被処理体Wが不所望な加熱作用を受けて被処理体Wの温度制御性の冗長化(例えば、設定温度より被処理物の温度が高温になるようなオーバーシュート)や、蓄熱される窓板52自体の温度ばらつきに起因した被処理体Wにおける温度均一性の低下、あるいは被処理体Wの降温速度の低下、などの不具合が発生することを確実に防止することができる。
チャンバ51における加熱処理空間S2には、被処理体Wが固定される処理台53が設けられている。
処理台53は、例えば被処理体Wが半導体ウエハである場合には、モリブデンやタングステン、タンタルのような高融点金属材料やシリコンカーバイド(SiC)などのセラミック材料、または石英、シリコン(Si)からなる薄板の環状体であって、その円形開口部の内周部に半導体ウエハを支持する段差部が形成されてなるガードリング構造のものにより構成されていることが好ましい。
処理台53は、処理台53それ自体も光照射によって高温とされるので、対面する半導体ウエハの外周縁が補助的に放射加熱され、これにより、半導体ウエハの外周縁からの熱放射などに起因する半導体ウエハの周縁部の温度低下が補償される。
処理台53に設置される被処理体Wの裏面側には、被処理体Wの温度分布をモニタするための、例えば熱電対や放射温度計よりなる温度測定部71の複数が被処理体Wに当接或いは近接して設けられており、各温度測定部71は温度計70に接続されている。ここに、温度測定部71の個数および配置位置は、特に限定されるものではなく、被処理体Wの寸法に応じて設定することができる。
温度計70は、各温度測定部71によりモニタされた温度情報に基づいて、各温度測定部71の測定地点における温度を算出するとともに、算出された温度情報を温度制御部72を介して主制御部75に送出する機能を有する。
主制御部75は、被処理体W上の各測定地点における温度情報に基づいて、被処理体W上の温度が所定の温度で均一な分布状態となるように指令を温度制御部72に送出する機能を有する。
温度制御部72は、主制御部75からの指令に基づいて、電源部55から各フィラメントランプ100のフィラメントに供給される電力の大きさを制御する機能を有する。
主制御部75は、例えばある測定地点の温度が所定の温度に比して低いという温度情報を温度制御部72から得た場合には、当該測定地点に対して光照射を行うフィラメントから放射される光が増加するように、当該フィラメントに対する給電量を増加させるよう温度制御部72に対し指令を送出し、温度制御部72は、主制御部75から送出された指令に基づいて、電源部55から当該フィラメントに接続された電源供給ポート56A,56Bに供給される電力を増加させる。
また、主制御部75は、ランプユニット60におけるフィラメントランプ100の点灯時において、冷却風ユニット65に指令を送出し、冷却風ユニット65は、この指令に基づいて、発光管20および反射鏡61、窓板52が高温状態とならないよう冷却風を供給する。
さらに、この光照射式加熱処理装置50においては、加熱処理の種類に応じたプロセスガスを加熱処理空間S2内に導入・排気するプロセスガスユニット77が接続されている。
例えば、熱酸化プロセスを行なう場合は、加熱処理空間S2に酸素ガス、および、加熱処理空間S2をパージするためのパージガス(例えば、窒素ガス)を導入・排気するプロセスガスユニット77が接続される。
プロセスガスユニット77からのプロセスガス、パージガスはチャンバ51に設けられたガス供給ノズル78の吹出し口78Aを介して加熱処理空間S2内に導入されると共に排出口79を介して外部に排出される。
この光照射式加熱処理装置50によれば、基本的には、以下の効果が奏される。
すなわち、ランプユニット60は、複数のフィラメントが発光管20内においてその管軸方向に沿って伸びるよう順次に並んで配設され、各フィラメントに対して独立に給電されるフィラメントランプ100が複数本並列に配置されて構成されていることにより、発光管の管軸方向およびこれと垂直な方向の両方向について光強度分布の調整をすることができるので、被照射体Wの表面における放射照度分布を2次元方向に対して高精度に設定することができる。
例えばフィラメントランプ100の発光長よりも全長が短い狭小な特定領域のみに限定して、この特定領域上の放射照度を設定することができるので、この特定領域とその他の領域において、それぞれの特性に対応した放射照度分布を設定することができる。
例えば、図7に示す被処理体Wにおける、円環状の領域Z2内におけるフィラメントランプ100Aおよびフィラメントランプ100Bの直下の領域(領域1ともいう)の温度が、被処理体Wにおける他の領域(領域2ともいう)の温度に比して低いような場合、或いは、領域1における温度上昇の度合いが領域2における温度上昇の度合いより小さいことがあらかじめ判明しているような場合を想定する。
この場合は、フィラメントランプ100Aおよびフィラメントランプ100Bが有する各フィラメントのうち、領域1に対応するフィラメントへの給電量を増加させることにより、領域1と領域2との温度が均一となるように温度調整することができる。従って、被処理体Wの全体にわたって均一な温度分布で加熱処理を行うことができる。
また、ランプユニット60から所定の距離だけ離間した被処理体W上の放射照度分布を精密に、かつ、任意の分布に設定することができる結果、被処理体W上の放射照度分布を被処理体Wの形状に対して非対称に設定することも可能となる。従って、被処理体Wにおける場所的な温度変化の度合いの分布が被処理体Wの形状に対して非対称である場合においても、それに対応して、被処理体W上の放射照度分布を設定することができ、被処理体Wを均一な温度分布状態で加熱することができる。
さらに、フィラメントランプ100が発光管20内に配置される各フィラメント24〜26同士の離間距離を極めて小さくできる構成のものであるので、被処理体W上での放射照度分布の不所望なバラツキを極めて小さくすることが可能である。
さらに、本発明の光照射式加熱処理装置において加熱処理される被処理体は、半導体ウエハに限定されるものではなく、例えば、太陽電池パネル用の多結晶シリコン基板やガラス基板またはセラミックス基板、液晶表示素子用のガラス基板等を例示することができる。
特に、太陽電池パネル用の各種材質の基板には四角形基板が多用されており、このような被処理体の加熱処理に用いられる光照射式加熱処理装置の多くのものは、四角形基板を水平移動させながら、管軸が基板移動方向と直交する方向に伸びるよう配置された単一のフィラメントランプによって、あるいは、各々管軸が基板移動方向と直交する方向に伸びるよう並設された複数本のフィラメントランプによって、帯状の光を照射して加熱処理を行う構成とされている。
このような場合には、3つ以上のフィラメントが配設された、本発明に係るフィラメントランプが用いられることにより、基板の移動方向に平行な2辺部(帯状の両端部)の温度低下を補償しつつ、基板中央部(帯状の中央部)の放射照度分布を調整することができるので、より高精度の温度制御を確実に行うことができる。
本発明のフィラメントランプの全体の構成を示す正面図である。 図1のフィラメントランプの要部拡大図である。 発光管の製造方法を示す模式図である。 封止部の製造方法を示す模式図である。 本発明の光照射式加熱処理装置の構成を示す正面断面図である。 ランプユニットを構成するフィラメントランプの配列例を示す斜視図である。 ランプユニットを構成するフィラメントランプの配列例を示す平面図である。 従来のフィラメントランプの構成を示す斜視図である。
符号の説明
100 フィラメントランプ
20 発光管
21 発光部
21A スロープ部
22a、22b 封止部
24、25、26 フィラメント
24a、24b、25a、25b、26a、26b 内部リード
27a、27b、28a、28b、29a、29b 金属箔
30a、30b、31a、31b、32a、32b 外部リード
33、34、35 給電装置
36 絶縁管
37 アンカー
50 光照射式加熱処理装置
51 チャンバ
52 窓板
53 処理台
55 電源部
56A、56B 電源供給ポート
60 ランプユニット
61 反射鏡
62A,62B 固定台
63 導電台
64 保持台
65 冷却風ユニット
66 冷却風供給ノズル
66A 吹出し口
67 冷却風排出口
S1 ランプユニット収容空間
S2 加熱処理空間
70 温度計
71 温度測定部
72 温度制御部
75 主制御部
77 プロセスガスユニット
78 ガス供給ノズル
78A 吹出し口
79 排出口

Claims (2)

  1. 直管状の発光部と、当該発光部の両端に連続して形成された一対の扁平な封止部とを有する発光管を備え、複数のコイル状のフィラメントが発光部の内部にそれぞれ発光管の管軸方向に順次に並んで配設され、当該各フィラメントの両端に一対の内部リードがそれぞれ連結され、複数の金属箔が互いに離間して各封止部にそれぞれ埋設され、各内部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続され、各外部リードが各金属箔に対してそれぞれ接続されてなるフィラメントランプにおいて、
    前記封止部は、前記発光部の外径よりも幅広となるよう構成され、
    前記発光管の管軸に直交する方向の両端に配置された2つの金属箔の側縁部を、前記管軸と平行に伸びる2直線で挟んだ幅は、前記発光部の内径よりも大きいことを特徴とするフィラメントランプ。
  2. 請求項1に記載の複数のフィラメントランプが、各々の扁平な封止部が被処理体に対して垂直方向において互いに平行に伸びるよう並列に配置されてなるランプユニットを有し、当該ランプユニットから放出される光を被処理体に照射して被処理体を加熱することを特徴とする光照射式加熱処理装置。
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