JP2010054692A - 投影レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents

投影レンズおよびこれを用いた投写型表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易なインナーフォーカス構造を備え、良好な光学性能を維持しつつ75度以上の広画角を達成しうる、コンパクトな投影レンズ、および投写型表示装置を提供する。
【解決手段】拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを配設してなり、第1レンズ群Gの最も縮小側に配置された第5レンズLを光軸X上で移動させてフォーカス調整を行い、下記条件式(1)を満足する。
3.0<DG12/f<6.0 (1)
ここで、DG12:第1レンズ群Gと第2レンズ群Gの距離、f:全系の焦点距離
【選択図】 図1

Description

本発明は、透過型あるいは反射型の液晶表示素子やDMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)等のライトバルブからの表示情報等を拡大投写する投影レンズに関し、特に、いわゆるフロントタイプの投写型表示装置に好適な投影レンズおよびこれを用いた投写型表示装置に関する。
近年、液晶表示装置やDMD表示装置等のライトバルブを用いた投写型表示装置が広く普及しており、特に、このライトバルブを3枚用い、RGB3原色の照明光に各々対応させるようにすることでこれら各照明光を変調し、個々のライトバルブで変調された光をプリズム等の色合成光学系で合成し、投影レンズを介してスクリーンに画像を表示する構成をとるものが広く利用されている。
上述した3枚のライトバルブからの各変調光を色合成光学系で合成して投写するタイプの投写型表示装置では、投影レンズの特性として色合成を行うプリズム等を配置するための長いバックフォーカスが必要となる。さらに、色合成光学系では入射光の角度によって分光特性が変化するため、投影レンズは縮小側から見た入射瞳が十分遠方に位置するという特性、すなわちテレセントリック性を持つことが必要となる。また、デバイスの解像度に見合った収差補正も必要とされる。
また、ライトバルブにおいては小型化・高精細化が急激に進み、パソコンの普及と相俟って、このような投写型表示装置を用いてプレゼンテーションを行うことの需要も増加しているため、投写型表示装置に対して、より高性能で、明るく、よりコンパクトなものへの要求が高まってきている。
しかし、投影レンズを高性能化し明るくしていこうとすると、レンズの大型化も免れ難くなり、フォーカス調整を行う場合のレンズ群の移動機構も大型化してしまう。
レンズ群の一部のレンズだけを移動可能に構成して、簡易なフォーカス調整を実現したインナーフォーカス方式が一眼レフレックスカメラやビデオカメラの結像レンズの分野において知られているが、このインナーフォーカス方式を投影レンズにそのまま適用した場合、射出角度がきつく、テレセントリック性を保つことが難しくなる。
したがって、このようなインナーフォーカス方式のレンズを投写型表示装置に用いた場合には、色合成プリズムで色合成を行なう際に、スクリーン上で色むらが発生するという問題点があり、従来のインナーフォーカス方式のレンズを、そのままプロジェクタの投影レンズとして用いることは難しかった。
そこで、本願出願人は、このような問題解決のために、下記特許文献1記載の投影レンズおよび投影プロジェクタ装置を既に開示している。
すなわち、この特許文献1記載の投影レンズは、拡大側から順に、負の第1レンズ群、正の第2レンズ群、および正の第3レンズ群を配設し、第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズを光軸X上で移動させてフォーカス調整を行い、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔、および全系の焦点距離との関係を所定の範囲となるように規定したものである。
このように構成された投影レンズによれば、適度なバックフォーカスとテレセントリック性を有するとともに、ディストーションと色収差の小さい良好な光学性能を有し、さらに簡易なインナーフォーカス構造を備えつつコンパクトなサイズとすることができる。
特開2001−166205号公報
ところで、上記特許文献1に記載された従来技術においては、全画角が69度程度とされている。
しかしながら、近年、投写型表示装置を、スクリーンまでの距離が小さい空間においても使用したいという要求を満足するため、良好な光学性能を確保しつつ、全画角が75度以上となる投写用の広角レンズが要求されており、上記特許文献1に記載された従来技術によっては、このような要求を満たすことが困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、簡易なインナーフォーカス構造を備えつつ、適度なバックフォーカスとテレセントリック性を有するとともに、良好な光学性能を有しつつ75度以上の広画角を達成し得る、コンパクトな投影レンズ、およびこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とするものである。
本発明に係る投影レンズは、
拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを配設してなり、
前記第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズ部を光軸上で移動させてフォーカス調整を行うように構成され、
さらに、下記条件式(1)を満足することを特徴とするものである。
3.0<DG12/f<6.0・・・(1)
ここで、
G12:前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の距離
:全系の焦点距離
ここで、「レンズ部」とは、単レンズおよび接合レンズのいずれをも含む意である。
また、上記投影レンズにおいて、下記条件式(2)を満足することが好ましい。
−8.0<f/f<−3.0・・・(2)
ここで、
:前記第1レンズ群の焦点距離
また、いずれかの上記投影レンズにおいて、下記条件式(3)を満足することが好ましい。
2.5<f23/f<6.0・・・(3)
ここで、
23:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の合成焦点距離
また、いずれかの上記投影レンズにおいて、前記第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズ部が、縮小側に凸面を向けた正の単レンズで構成されていることが好ましい。
また、いずれかの上記投影レンズにおいて、下記条件式(4)を満足することが好ましい。
1.8<n1G・・・(4)
ここで、
1G:前記第1レンズ群の最も縮小側のレンズ部を除いた該第1レンズ群の各レンズのd線における屈折率の平均値
また、前記第3レンズ群の最も縮小側のレンズは正レンズと負レンズの接合レンズからなることが好ましい。
さらに、本発明に係る投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、本発明に係るいずれかの上記投影レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投影レンズによりスクリーンに投写することを特徴とするものである。
本発明の投影レンズおよび投写型表示装置によれば、第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズを光軸X上で移動させることによりフォーカス調整を行い、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔をDG12とし、全系の焦点距離をfとした場合に、3.0<DG12/f<6.0なる条件式(1)を満足するようにしている。
これにより、色合成光学系を挿入可能な適度な長さのバックフォーカスを得ることができるとともに、テレセントリック性を有することができ、ディストーションと色収差の小さい良好な光学性能を有するものとすることができる。
また、上記条件式(1)を満足することで、前述した公報記載の従来技術に比べて、高い光学性能を維持しつつ、全画角が75度以上の広画角な投影レンズとすることが可能であり、これとともに全体の系のコンパクト化を確保することが可能である。
また、本発明の投写型表示装置は、本発明の投影レンズを用いていることにより、全画角を75度以上の広画角としつつ、高い光学性能を維持することができ、さらに装置全体のコンパクト化を図ることが可能である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。図1は本発明に係る投影レンズを示すものであり、後述する実施例1のレンズ構成図である。このレンズを本実施形態の代表として、以下に説明する。なお、図中Xは光軸を表している。
本実施形態の投影レンズは固定焦点レンズであり、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを配設してなり、縮小側が略テレセントリックとされている。
上記第1レンズ群Gは、拡大側から順に、正、負、負、負および正の5枚のレンズからなる。
また、第2レンズ群Gは、負および正の2枚のレンズからなる。
また、第3レンズ群Gは、拡大側から順に、正、負、正、負、正、正、負の7枚のレンズ(実施例2においては負、正、負、正、正、負の6枚、実施例3においては正、負、正、負、正、負の6枚のレンズ)からなる。
さらに、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの間に開口絞り3(他位置にマスクを併設することが可能)が配置されている。
なお、図1の投影レンズでは、紙面右側より入射されライトバルブの画像表示面1において画像情報を与えられた光束が、ガラスブロック(ローパスフィルタや赤外線カットフィルタ等の各種フィルタを含む)2を介しこの投影レンズに入射され、この投影レンズにより紙面左側方向に拡大投写されるようになっている。図1には、見易さのため1枚の画像表示面1のみを記載しているが、投写型表示装置において、光源からの光束を色分離光学系により3原色光に分離し、各原色光用に3つのライトバルブを配設して、フルカラー画像を表示可能とするものがある。
なお、具体的には、ガラスブロック2の位置にクロスダイクロイックプリズム等の色合成手段(ガラスブロック)を配設することによりこの3原色光を合成することができる。
また、第1レンズ群Gの最も縮小側に配置されたレンズ部(図1中では第5レンズL)を光軸方向に移動させてフォーカス調整を行うことが好ましい。
このように第1レンズ群Gの最も縮小側に配置されたレンズ部をフォーカス移動群とすることにより、フォーカス調整を行う際に、レンズ系全長を一定とすることが可能となる。
また、本実施形態の投影レンズは、以下の条件式(1)〜(4)を満足する。
3.0<DG12/f<6.0・・・(1)
−8.0<f/f<−3.0・・・(2)
2.5<f23/f<6.0・・・・(3)
1.8<n1G・・・・・・・・・・(4)
ここで、
G12:前記第1レンズ群Gと前記第2レンズ群Gの距離
:全系の焦点距離
:前記第1レンズ群Gの焦点距離
23 :前記第2レンズ群Gと前記第3レンズ群Gの合成焦点距離
1G :前記第1レンズ群Gの最も縮小側のレンズ部を除いた該第1レンズ群Gの各レンズのd線における屈折率の平均値
以上のように構成することにより、本実施形態の投影レンズは、適切な長さのバックフォーカスを有し、広画角で、高い光学性能を有するとともに、コンパクトなものとすることが可能となる。
以下、上記条件式(1)〜(4)の各々の意義について説明する。
まず、条件式(1)において、その上限を上回ると、全体の系のコンパクト化を図ることが難しくなる。
その一方、その下限を下回ると、全画角として75度以上を確保することが難しくなり、広角化という要請に対応できなくなる。
なお、この条件式(1)および上記条件式(2)は、フォーカシング全ての位置において成立するように設定されている。
また、この条件式(1)に替えて、下記条件式(1´)を満足するように構成することにより、全体の系のコンパクト化を確保しつつ、より一層広角化を図ることができる。
3.5<DG12/f<5.5・・・(1´)
次に、条件式(2)、(3)において、f/fやf23/fの値の上限を上回ったり、下限を下回ると、第1レンズ群Gと第2レンズ群G・第3レンズ群Gとのパワーバランスが崩れ、適度なバックフォーカスをとったり、諸収差を補正するのが困難となる。そこで、上記した条件式(2)、(3)を満足することにより、第1レンズ群Gと第2レンズ群G・第3レンズ群Gとのパワーバランスをとり、適度なバックフォーカスを有するようにして、諸収差の補正を容易なものとしている。
さらに、条件式(4)において、その下限を下回ると、広角化が困難となるので、本実施形態においては、上記した条件式(4)を満足するように構成して、全画角を75度以上とし得るようにしている。
なお、前述した特許文献1に記載されたものでは、全画角が69度程度以下と小さいものとなっていたが、本実施形態のものでは、上述したようにDG12/fの値を3.0〜6.0の間の範囲とするように構成しているため、全画角として75度以上を確保することが可能である。
次に、本発明に係る投写型表示装置の実施形態について説明する。図7は本発明の一実施形態に係る投写型表示装置の主要部(照明光学系10)の一例を示す構成図である。
図7に示すように上記照明光学系10は、ライトバルブとしての透過型液晶パネル11a〜11cと、色分解のためのダイクロイックミラー12,13と、色合成のためのクロスダイクロイックプリズム14と、コンデンサレンズ16a〜16cと、全反射ミラー18a〜18cとを備えている。ダイクロイックミラー12の前段は図示を省略しているが、光源からの白色光は照明光学部を介して、3つの色光光束(G光、B光、R光)にそれぞれ対応する液晶パネル11a〜11cに入射されて光変調され、投影レンズによりスクリーンに投写される。
この投写型表示装置は、本発明に係る投影レンズを用いているので、色収差が良好に補正された高解像な大画面を得ることが可能となっている。
以下、本発明に係る投影レンズの具体的な実施例について説明する。なお、各実施例において、互いに同様の作用効果をなす部材については同一の符号を付している。
<実施例1>
図1に示すように、実施例1に係る投影レンズは、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを配設してなり、縮小側が略テレセントリックとされている。
上記第1レンズ群Gは、拡大側から順に、拡大側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる第1レンズLと、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第2レンズLおよび第3レンズLと、両凹レンズからなる第4レンズLと、縮小側に凸面を向けた正メニスカスレンズからなる第5レンズLとの、5枚のレンズからなる。
また、上記第2レンズ群Gは、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第6レンズLおよび拡大側に凸面を向けた平凸レンズからなる第7レンズLを接合してなる接合レンズからなる。
また、上記第3レンズ群Gは、両凸レンズからなる第8レンズLおよび両凹レンズからなる第9レンズLを接合してなる接合レンズと、両凸レンズからなる第10レンズL10および縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第11レンズL11を接合してなる接合レンズと、両凸レンズからなる第12レンズL12と、両凸レンズからなる第13レンズL13および縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第14レンズL14を接合してなる接合レンズと、の7枚のレンズからなる。
さらに、第2レンズ群Gと第3レンズ群Gの間に開口絞り(またはマスク:以下同じ)3が配されている。
また、第1レンズ群Gの最も縮小側に配置された第5レンズLを、光軸方向に移動させてフォーカス調整を行うようにしている。
なお、第5レンズLを、縮小側に凸面を向けた単一の正の球面レンズとし、さらには第5レンズLにある程度のパワーを持たせることにより、フォーカス移動群を軽量、かつ小移動量とすることができ、フォーカス移動群としてより有利なものとすることができる。
実施例1に係る投影レンズは、上記条件式(1)〜(4)(および条件式(1´))を満足するように構成されている。
また、図1には、ライトバルブの画像表示面1、ガラスブロック2および開口絞り3が示されている。
実施例1に係る投影レンズの各レンズ面の曲率半径R(焦点距離を1.00として規格化している:以下の実施例において同じ)、各レンズの中心厚および各レンズ間の空気間隔(以下「軸上面間隔」と称す)D(焦点距離を1.00として規格化している:以下の実施例において同じ)、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νの値を、表1の上段に示す。なお、表1および以下の表において面番号の数字は拡大側からの順番を表すものである。
また、表1の下段には、拡大側倍率が126.1および430.3の各場合における、可変間隔1(第4レンズLと第5レンズLとの間隔)および可変間隔2(第5レンズLと第6レンズLとの間隔)が示されている。なお、上記「拡大側倍率」とは、投写距離を一定とした場合において変化する倍率を意味するものではなく、投写距離の変化に応じてフォーカシング可能領域内で変化する倍率を意味する。
Figure 2010054692
実施例1において各条件式(1)〜(4)(および各条件式(1´))に対応する値は、後述する表4に示すとおりであり、条件式(1)〜(4)(および条件式(1´))を全て満足している。
<実施例2>
実施例2に係る投影レンズの構成は、図2に示すとおりであり、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを配設してなり、縮小側が略テレセントリックとされている、という点では実施例1に係る投影レンズと同様であるが、主として第3レンズ群Gの構成の点で異なっている。
すなわち、第3レンズ群Gが、拡大側から、拡大側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第8レンズLと、両凸レンズからなる第9レンズLおよび縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第10レンズL10を接合してなる接合レンズと、両凸レンズからなる第11レンズL11と、両凸レンズからなる第12レンズL12および縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第13レンズL13を接合してなる接合レンズと、の6枚のレンズからなる。
なお、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gのレンズ構成の点、および第5レンズLを光軸方向に移動させてフォーカス調整を行う点では、実施例1に係る投影レンズと同様である。
実施例2に係る投影レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νの値を、表2の上段に示す。
また、表2の下段には、拡大側倍率が126.1および430.3の各場合における、可変間隔1(第4レンズLと第5レンズLとの間隔)および可変間隔2(第5レンズLと第6レンズLとの間隔)が示されている。
Figure 2010054692
実施例2において各条件式(1)〜(4)(および各条件式(1´))に対応する値は、後述する表4に示すとおりであり、条件式(1)〜(4)(および条件式(1´))を全て満足している。
<実施例3>
実施例3に係る投影レンズの構成は、図3に示すとおりであり、拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gと、正の屈折力を有する第2レンズ群Gと、正の屈折力を有する第3レンズ群Gとを配設してなり、縮小側が略テレセントリックとされている、という点では実施例1に係る投影レンズと同様であるが、主として第3レンズ群Gの構成の点で異なっている。
すなわち、第3レンズ群Gが、拡大側から、両凸レンズからなる第8レンズLおよび両凹レンズからなる第9レンズLを接合してなる接合レンズと、両凸レンズからなる第10レンズL10および縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第11レンズL11を接合してなる接合レンズと、両凸レンズからなる第12レンズL12および縮小側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第13レンズL13を接合してなる接合レンズと、の6枚のレンズからなる。
なお、第1レンズ群Gおよび第2レンズ群Gのレンズ構成の点、および第5レンズLを光軸方向に移動させてフォーカス調整を行う点では、実施例1に係る投影レンズと略同様である。
実施例3に係る投影レンズの各レンズ面の曲率半径R、各レンズの軸上面間隔D、各レンズのd線における屈折率Nおよびアッベ数νの値を、表3の上段に示す。
また、表3の下段には、拡大側倍率が126.1および430.3の各場合における、可変間隔1(第4レンズLと第5レンズLとの間隔)および可変間隔2(第5レンズLと第6レンズLとの間隔)が示されている。
Figure 2010054692
実施例3において各条件式(1)〜(4)(および各条件式(1´))に対応する値は、後述する表4に示すとおりであり、条件式(1)〜(4)(および条件式(1´))を全て満足している。
また、図4〜6は、実施例1〜3に係る投影レンズの諸収差(球面収差、非点収差、ディストーションおよび倍率色収差)を示す収差図である。これらの収差図において、ωは半画角を示し、球面収差の収差図にはd線、F線およびC線の収差曲線を示し、倍率色収差の収差図にはd線に対するF線(点線:以下同じ)およびC線(2点鎖線:以下同じ)の収差曲線を示している。図4〜6に示すように、実施例1〜3に係る投影レンズは、歪曲収差や倍率色収差をはじめ各収差が良好に補正され、Fナンバが2.04と明るく、また、全画角2ωが76.8度と広画角の投影レンズとされている。
なお、本発明の投影レンズとしては、上記実施例のものに限られるものではなく種々の態様の変更が可能であり、例えば各レンズの曲率半径Rおよび軸上面間隔Dを適宜変更することが可能である。
また、本発明の投写型表示装置としても、上記構成のものに限られるものではなく、本発明の投影レンズを備えた種々の装置構成が可能である。ライトバルブとしては、例えば、透過型または反射型の液晶表示素子や、傾きを変えることができる微小な鏡が略平面上に多数形成された微小ミラー素子(例えば、テキサス・インスツルメント社製のデジタルマイクロミラーデバイス)を用いることができる。また、照明光学系としても、ライトバルブの種類に対応した適切な構成を採用することができる。
Figure 2010054692
本発明の実施例1に係る投影レンズの構成を表す図 本発明の実施例2に係る投影レンズの構成を表す図 本発明の実施例3に係る投影レンズの構成を表す図 実施例1に係る投影レンズの諸収差図 実施例2に係る投影レンズの諸収差図 実施例3に係る投影レンズの諸収差図 本発明の投写型表示装置の主要部の概略構成を表す図
符号の説明
1 画像表示面
2 ガラスブロック
3 開口絞り(マスク)
10 照明光学系
11a〜11c 透過型液晶パネル
12、13 ダイクロイックミラー
14 クロスダイクロイックプリズム
16a〜16c コンデンサレンズ
18a〜18c 全反射ミラー
、G、G レンズ群
〜L14 レンズ
〜R27 レンズ面等の曲率半径
〜D26 レンズ面間隔(レンズ厚)
X 光軸

Claims (7)

  1. 拡大側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群とを配設してなり、
    前記第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズ部を光軸上で移動させてフォーカス調整を行うように構成され、
    さらに、下記条件式(1)を満足することを特徴とする投影レンズ。
    3.0<DG12/f<6.0・・・(1)
    ここで、
    G12:前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の距離
    :全系の焦点距離
  2. 請求項1記載の投影レンズにおいて、下記条件式(2)を満足することを特徴とする投影レンズ。
    −8.0<f/f<−3.0・・・(2)
    ここで、
    :前記第1レンズ群の焦点距離
  3. 請求項1または2記載の投影レンズにおいて、下記条件式(3)を満足することを特徴とする投影レンズ。
    2.5<f23/f<6.0・・・(3)
    ここで、
    23:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の合成焦点距離
  4. 前記第1レンズ群の最も縮小側に配置されたレンズ部が、縮小側に凸面を向けた正の単レンズで構成されていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項記載の投影レンズ。
  5. 下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項4記載の投影レンズ。
    1.8<n1G・・・(4)
    ここで、
    1G:前記第1レンズ群の最も縮小側のレンズ部を除いた該第1レンズ群の各レンズのd線における屈折率の平均値
  6. 前記第3レンズ群の最も縮小側のレンズは正レンズと負レンズの接合レンズからなることを特徴とする請求項5記載の投影レンズ。
  7. 光源と、ライトバルブと、該光源からの光束を該ライトバルブへ導く照明光学部と、請求項1〜6のうちいずれか1項記載の投影レンズとを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投影レンズによりスクリーンに投写することを特徴とする投写型表示装置。
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