JP2010054668A - 光学系及びそれを有する光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画面内全体に渡って色収差を良好に補正することができ、高い光学性能が得られる広画角の光学系を得ること。
【解決手段】 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群を有する光学系において、
該第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されており、該開口絞りよりも縮小共役側には1以上の正レンズが配置されており、該1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第P正レンズとするとき、
該第P正レンズの材料の部分分散比θgFP、アッベ数νdp、d線に関する屈折率ndp、該開口絞りから該第P正レンズの縮小共役側の面までの距離dSP−P、該開口絞りから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離dSP−PR、該第P正レンズの焦点距離fP、全系の基準焦点距離fSを各々適切に設定すること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学系に関し、例えば銀塩フィルム用カメラ、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ、デジタルビデオカメラ、望遠鏡、双眼鏡、プロジェクタ、複写機等の光学機器に好適なものである。
デジタルカメラやビデオカメラ、そしてプロジェクタ等の光学機器に用いられる光学系は、広画角であること、そして得られる像(プロジェクターのときは投射像、以下同じ)に歪みがない高画質の像であることが求められている。
従来、広角化(広画角化)に有利な光学系として、レトロフォーカス型(ネガティブリード型)レンズが知られている。
このレトロフォーカス型レンズは、光学系の前方(カメラ等の撮影光学系では被写体側、プロジェクタ等の投影光学系ではスクリーン側)に全体として負の屈折力のレンズ群を配置している。
また後方(カメラ等の撮影光学系では像側、プロジェクタ等の投影光学系では原画側)には、正の屈折力のレンズ群を配置している。これによって、短い焦点距離(広画角)で長いバックフォーカスを有した光学系を実現している。
レトロフォーカス型の撮像光学系として物体側から像側へ順に負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を有する単一の焦点距離のレトロフォーカス型の撮像光学系が知られている(特許文献1、2)。
また、レトロフォーカス型の投射光学系としてスクリーン側から原画側へ順に負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を有する単一の焦点距離のレトロフォーカス型の投射光学系が知られている(特許文献3)。
またレトロフォーカス型の変倍系を含む撮像光学系として物体側から像側へ順に負の屈折力の第1レンズ群と正の屈折力の第2レンズ群を有し、任意の光路中に変倍系を含むレトロフォーカス型の撮像光学系が知られている(特許文献4)。
またレトロフォーカス型の投射光学系としてスクリーン側から原画側へ順に負の屈折力の第1レンズ群と複数のレンズ群より成る後続レンズ群を有し、複数のレンズ群を移動させてズーミングを行った投射光学系が知られている(特許文献5)。
特開平09−033801号公報 特開2006−301416号公報 特開平06−082689号公報 特開2001−188171号公報 特開2006−084971号公報
レトロフォーカス型の光学系は広画角化が容易で長いバックフォーカスが容易に得られるため、撮像装置用の撮像光学系や投射装置(プロジェクター)用の投射光学系として多く用いられている。
レトロフォーカス型の光学系は、負の屈折力のレンズ群が先行し、開口絞りに対して非対称な屈折力配置のため、負の歪曲収差(樽型の歪曲収差)が多く発生しやすい。
負の歪曲収差を軽減するには、負の屈折力のレンズ群内の負レンズの材料に屈折率材料を用いれば良い。しかしながら高屈折率材料は一般に高分散であるため、負の屈折力のレンズ群に高屈折率材料を用いると負の倍率色収差が多く発生してくる。
レトロフォーカス型の撮像光学系において、この倍率色収差を補正するには、負の屈折力の第1レンズ群内部や、その近傍のレンズ群に高分散ガラスより成る正レンズを配置すれば良い。
この他、レトロフォーカス型の撮像光学系において、負の倍率色収差を補正するには、瞳近軸光線のレンズ面への入射高(光軸からの距離)hが比較的高くなる開口絞りよりも後方のレンズ群に、異常部分分散を持った低分散材料の正レンズを用いれば良い。
しかしながら、これらの方法ではいずれも高次の倍率色収差が十分補正しきれず残存してしまう傾向がある。このため、像高の高い部分(画角の大きな領域)になるにつれてg線の倍率色収差が正の方向に増大し、全体として過剰補正になる傾向があった。
そこで、従来のレトロフォーカス型の光学系では全画面で倍率色収差のバランスを取るために、倍率色収差を中間像高で負の方向に、最大像高で正の方向となるように補正することが行われている。
この他、負の倍率色収差を補正するために、瞳近軸光線のレンズ面への入射高(光軸からの距離)hが比較的高くなる、開口絞りよりも後方のレンズ群に、異常部分分散を持った高分散な樹脂材料を用いて補正することが行われている。
しかしながら、樹脂材料であるためレンズ単体としてのパワーを大きく付けることができず、単色収差の収差補正力が弱い。 また、レンズのパワーを強くした場合、材料の屈折率が低いと、基準波長の歪曲収差などの諸収差が残存してしまうことがあった。
本発明は、画面内全体に渡って色収差を良好に補正することができ、高い光学性能が得られる広画角の光学系及びそれを有する光学機器の提供を目的とする。
本発明の光学系は、拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群を有する光学系において、
該第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されており、該開口絞りよりも縮小共役側には1以上の正レンズが配置されており、該1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第P正レンズとするとき、
該第P正レンズの材料の部分分散比をθgFP、アッベ数をνdp、d線に関する屈折率をndp、該開口絞りから該第P正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP−P、該開口絞りから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP−PR、該第P正レンズの焦点距離をfP、全系の基準焦点距離をfSとするとき、
0.79<θgFP−(1.00×10-4×νdp 2−9.10×10-3×νdp)<0.86
10<νdp<30
1.7<ndp<2.2
0.7<dSP−P/dSP−PR≦1.0
0.5<fP/fS<2.2
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、画面内全体に渡って色収差を良好に補正することができ、高い光学性能が得られる広画角の光学系及びそれを有する光学機器が得られる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の光学系は撮像用又は投射用で単焦点レンズ又はズームレンズである。
そして拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群を有している。
また第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されており、開口絞りよりも縮小共役側には後述する条件式(A1)〜(A5)を満足する1以上の正レンズを有している。
拡大共役側と縮小共役側は光学系が撮像系のときは物体側と像側に相当し、画像をスクリーン等に投射する投射系のときはスクリーン側と被投射画像側に相当する。
本発明の光学系が単焦点レンズのときは、拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、フォーカスの際に移動するフローティングレンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有している。
そして第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されている。
バックフォーカスは焦点距離よりも長い。
ここで言うバックフォーカスとは、最も縮小共役側のレンズの縮小共役側のレンズ面から像面までの距離のことである。像側にガラスブロックやプリズム、またローパスフィルター等があった場合はその厚みを空気長に換算した値をバックフォーカスの一部としている。
また開口絞りより縮小共役側には後述する条件式(1)〜(5)を満足する1以上の正レンズを有している。
本発明の光学系がズームレンズのときは拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有している。
ズーミングに際しては、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が変化する。そして第1レンズ群の一部または全部を移動させてフォーカシングを行っている。
第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されている。開口絞りよりも縮小共役側には後述する条件式(8)〜(12)を満足する1以上の正レンズを有している。
図1は、本発明の光学系の実施例1のレンズ断面図である。
図2は実施例1の光学系の物体距離が1.6m(数値実施例をmm単位で表したときの像面IPからの距離である。以下同じ)のときにおける縦収差図である。
実施例1は、半画角(撮影時又は投射時、以下同じ)が40.9°で広画角の単焦点レンズである。
図3は、本発明の光学系の実施例2の広角端におけるレンズ断面図である。
図4、図5、図6はそれぞれ実施例2の光学系の物体距離が1.35mのときの広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。
実施例2は、広角端において半画角が33.3°、望遠端において半画角が23.0°、ズーム比1.55のズームレンズである。
図7は、本発明の光学系の実施例3の広角端におけるレンズ断面図である。
図8、図9、図10はそれぞれ実施例3の光学系の物体距離2.5mのときの広角端、中間のズーム位置、望遠端における縦収差図である。
実施例3は、広角端において半画角が27.9°、望遠端において半画角が18.6°、ズーム比1.58のズームレンズである。
図11は、本発明の光学系を有する撮像装置の要部概略図である。
図12は、本発明の光学系を有する投射(プロジェクタ)装置の要部概略図である。
各実施例の光学系はビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ又は画像投射装置(プロジェクタ)に用いられる投射レンズである。
レンズ断面図において、左方が拡大共役側(物体側)(前方)で、右方が縮小共役側(像側)(後方)である。
光学系をプロジェクタに用いるときは左方がスクリーン、右方が被投射画像側となる。レンズ断面図において、LAは光学系である。
iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。Lrは後群(後続レンズ群)である。SPは開口絞りである。IPは像面であり、固体撮像素子(光電変換素子)または液晶パネル(液晶表示装置)等の原画像(被投射画像)に相当している。
図1においてLFは正の屈折力のフローティングレンズ群である。図7においてL1Fはフォーカスレンズ群である。図3、図7においてGBは色分解、色合成用のプリズム、光学フィルター、フェースプレート(平行平板ガラス)、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。
尚、図3の実施例2と図7の実施例3においては広角端と望遠端は変倍用の第2レンズ群L2が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
収差図において、d、gは順に、d線、g線である。M、Sはメリディオナル像面、サジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。fnoはFナンバー、ωは半画角である。
すべての収差図において、球面収差は0.4mm、非点収差は0.4mm、歪曲は2%、倍率色収差は0.05mmのスケールで描かれている。
各実施例の光学系において、開口絞りSPよりも縮小共役側に配置されている1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第P正レンズとする。
そして第P正レンズの材料の部分分散比をθgFP、アッベ数をνdP、d線に関する屈折率をndPとする。開口絞りSPから第P正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Pとする。開口絞りSPから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP−PRとする。第P正レンズの焦点距離をfP、全系の基準焦点距離をfSとする。但し面までの距離とは、面と光軸との交点までの距離である。以下全て同じである。
このとき、
0.79<θgFP−(1.00×10-4×νdp 2−9.10×10-3×νdp)<0.86・・・(A1)
10<νdp<30 ・・・(A2)
1.7<ndp<2.2 ・・・(A3)
0.7<dSP−P/dSP−PR≦1.0 ・・・(A4)
0.5<fP/fS<2.2 ・・・(A5)
なる条件式を満足している。
ただし、ここでアッベ数νd、部分分散比θgFは、g線(波長435.8nm)、F線(486.1nm)、d線(587.6nm)、C線(656.3nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg,Nd,NF,NCとする。
このとき、
νd=(Nd−1)/(NF−NC
θgF=(Ng−NF)/(NF−NC
である。
また、基準焦点距離fとは光学系がズームレンズのときは広角端と望遠端における焦点距離を各々f、fとするとき
をいう。
各実施例において、更に好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνNNとする。d線に対する焦点距離をfNNとする。
また開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち、第P正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPPmaxとする。
このとき
65<νPPmax<98 ・・・(A7)
なる条件式のうち1以上を満足するのが好ましい。
本発明の光学系が単一焦点距離のレンズのときは、開口絞りSPよりも縮小共役側に配置されている1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第A正レンズとする。
そして第A正レンズの材料の部分分散比をθgFs、アッベ数をνds、d線に関する屈折率をndsとする。開口絞りSPから第A正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Riとする。開口絞りSP面から最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Rkとする。第A正レンズの焦点距離をfG、全系の焦点距離をfとする。
このとき、
0.79<θgFs−(1.00×10-4×νds 2−9.10×10-3×νds)<0.86 ・・・(1)
10<νds<30 ・・・(2)
1.7<nds<2.2 ・・・(3)
0.7<dSP-Ri/dSP-Rk≦1.0 ・・・(4)
0.5<fG/f<2.2 ・・・(5)
なる条件式を満足している。
そして単焦点レンズのときは、好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνN、d線に対する焦点距離をfNとする。
開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち、第A正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPmaxとする
このとき、
65<νPmax<98 ・・・(7)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
本発明の光学系がズームレンズのときは開口絞りSPよりも縮小共役側に配置されている1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第Z正レンズとする。第Z正レンズの材料の部分分散比をθgFz、アッベ数をνdz、d線に関する屈折率をndzとする。広角端において開口絞りSPから第Z正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Rizとする。
広角端において開口絞りSPから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Rkzとする。第Z正レンズの焦点距離をfGz、広角端における全系の焦点距離をfW、望遠端における全系の焦点距離をfTとする。
このとき、
0.79<θgFz−(1.00×10-4×νdz 2−9.10×10-3×νdz)<0.86 ・・・(8)
10<νdz<30 ・・・(9)
1.7<ndz<2.2 ・・・(10)
0.7<dSP-Riz/dSP-Rkz≦1.0 ・・・(11)
なる条件式を満足している。
そしてズームレンズのときは、好ましくは次の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνNz、空気中における焦点距離をfNzとする。
開口絞りSPよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち第Z正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPmaxzとする。
65<νPmaxz<98 ・・・(14)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
前述した各条件式において、条件式(A1)〜(A7)は光学系が単焦点レンズ又はズームレンズのときである。条件式(1)〜(7)は光学系が単一焦点レンズのときである。条件式(8)〜(14)は光学系がズームレンズのときである。
そして条件式(A1)〜(A7)と条件式(1)〜(7)、そして条件式(8)〜(14)が互いに対応した技術内容となっている。
各実施例のレトロフォーカス型の光学系は、開口絞り(開口絞り面)SPの位置に対して非対称なレンズ構成であると共に広画角である。このため、低次の歪曲収差と高次の歪曲収差の両方が発生しやすい。
これは基準波長以外の波長についても同様である。また、倍率色収差についても低次と高次(色の歪曲収差)の両方が多く発生しやすい。
ここで低次の歪曲収差、もしくは倍率色収差とは、近軸理論によるところの3次の収差係数に表されるものである。また、高次の歪曲収差、もしくは倍率色収差とは5次以上の収差係数に表されるものである。
低次の収差が多く発生すると、像高変化による収差量の変化の傾きが大きくなる。
また高次の収差が多く発生すると、像高変化による収差曲線に変曲点が生じて収差曲線に曲がりが発生する。
一般にこのときの諸収差を良好に補正するためには、各レンズ群のレンズ枚数を増やし
て設計の自由度を増加させれば良い。
しかしながらレンズ枚数を増加させると、レンズ系全体が大型化し高重量となってくる。
そこで、各実施例の光学系では、開口絞りSPより像側で軸外光線の入射高が高くなる位置に条件式(A1)〜(A5)又は条件式(1)〜(5)又は条件式(8)〜(12)を満足する正レンズA(第P正レンズ、第A正レンズ、第Z正レンズ)を設けている。
これにより、第1レンズ群L1で発生する諸収差、特にg線とF線の間の倍率色収差量の差を低減している。
このようなレンズ構成とすることで、光学系での高次の倍率色収差の発生量を画面全体に渡り低減させている。
次に前述の各条件式の技術的意味について説明する。
尚、条件式(A1)〜(A7)と条件式(1)〜(7)、そして条件式(8)〜(12)は互いに対応している。各条件式の技術的内容は単一の焦点距離より成る場合や、ズームレンズより成る場合に又はどちらでも良い場合に相当している。
このため対応する条件式毎に説明する。
条件式(A1)、(1)、(8)は前述したレトロフォーカス型の光学系において、開口絞りSPより像側に配置した正レンズAの部分分散比に関する。
条件式(A1)、(1)、(8)の上限値を超えると、部分分散比が大きくなるためg線とF線の間の倍率色収差量の差を低減させる効果は大きくなるが、g線とC線の間の倍率色収差量の差は広がってしまい、これを補正することが困難になってしまう。
そうなるとレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
一方条件式(A1)、(1)、(8)の下限値を超えると部分分散比が小さくなるため高次の倍率色収差補正力が弱まる。このため残存した高次の倍率色収差を補正するにはレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
条件式(A1)、(1)、(8)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.793<θgFP−(1.00×10-4×νdP 2−9.10×10-3×νdP)<0.85 ・・・(A1a)
0.793<θgFs−(1.00×10-4×νds 2−9.10×10-3×νds)<0.85 ・・・(1a)
0.793<θgFz−(1.00×10-4×νdz 2−9.10×10-3×νdz)<0.85 ・・・(8a)
条件式(A1)、(1)、(8)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.796<θgFP−(1.00×10-4×νdP 2−9.10×10-3×νdP)<0.84 ・・・(A1b)
0.796<θgFs−(1.00×10-4×νds 2−9.10×10-3×νds)<0.84 ・・・(1b)
0.796<θgFz−(1.00×10-4×νdz 2−9.10×10-3×νdz)<0.84 ・・・(8b)
条件式(A2)、(2)、(9)は開口絞り面SPより像側に配置した正レンズAの材料のアッベ数の値に関する。
条件式(A2)、(2)、(9)の上限値を超えると低分散になるため、g線とF線との間の倍率色収差量の差を低減させる効果が小さくなってしまう。
このため同様の効果を得るには正レンズAに大きなパワーをつけなければならなくなり、他の諸収差の補正が困難となってしまう。
一方条件式(A2)、(2)、(9)の下限値を超えると高分散になるため、g線とF線との間の倍率色収差量の差を低減させる効果は大きくなるが、g線とC線との間の倍率色収差量の差は広がってしまい、これを補正することが困難になってしまう。
そうなるとレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
条件式(A2)、(2)、(9)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
15<νdp<29 ・・・(A2a)
15<νds<29 ・・・(2a)
15<νzd<29 ・・・(9a)
条件式(A3)、(3)、(10)は開口絞りSPより像側に配置した正レンズAの材料の屈折率の値に関する。
条件式(A3)、(3)、(10)の上限値を超える材料は光学部材として用いることが難しい。
一方条件式(A3)、(3)、(10)の下限値を超えると、基準波長における収差補正力(特に歪曲収差補正力)が弱くなるため、バランスよく諸収差を補正することが困難となってしまう。
条件式(A3)、(3)、(10)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
1.71<ndp<2.0 ・・・(A3a)
1.71<nds<2.0 ・・・(3a)
1.71<ndz<2.0 ・・・(10a)
条件式(A4)、(4)、(11)は開口絞りSPより像側に配置した正レンズAの配置位置に関する。
条件式(A4)、(4)、(11)の上限値は光学系の中でも一番像面に近い位置にレンズを配置することを意味しているため、これを超えることはできない。
一方条件式(A4)、(4)、(11)の下限値を超えると、開口絞りSPより像側に配置した正レンズAが入射光線高の低い位置(開口絞りSPに近い位置)に配置することとなる。この結果、倍率色収差を補正するためには正レンズAに大きなパワーをつけなければならなくなる。
そうすると他の諸収差の補正が困難となってしまうため良くない。
条件式(A4)、(4)、(11)は更に好ましくは次の如く設定するのが良い。
0.8<dSP-P/dSP-PR≦1.0 ・・・(A4a)
0.8<dSP-Ri/dSP-Rk≦1.0 ・・・(4a)
0.8<dSP-Riz/dSP-Rkz≦1.0 ・・・(11a)
条件式(A5)、(5)、(12)は開口絞りSPより像側に配置した正レンズAの屈折力に関する。
条件式(A5)、(5)、(12)の上限値を超えると、開口絞りSPより像側に配置した正レンズAの屈折力が弱くなるため、g線とF線との間の倍率色収差量の差を低減させる効果は小さくなる。
このため残存した高次の倍率色収差を補正するにはレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
一方条件式(A5)、(5)、(12)の下限値を超えると、開口絞り面SPより像側に配置した正レンズAのパワーが強くなりすぎてしまい、g線とC線との間の倍率色収差量の差を補正することが困難となってしまうため良くない。
また、更なる光学性能の向上のためには条件式(A5)、(5)、(12)の数値範囲は次のようにすることが好ましい。
0.8<fP/fS<2.1 ・・・(A5a)
0.8<fG/f<2.1 ・・・(5a)
各実施例によれば、以上のように各構成要件を特定することによって、レトロフォーカス型の結像光学系において画面内全体に渡って色収差の補正を良好に行うことができて、高画質の画像が容易に得られる。
条件式(A6)、(6)、(13)、また条件式(A7)、(7)、(14)は各実施例において更に良好なる光学性能を得るために満足すれば、好ましい条件式である。
条件式(A6)、(6)、(13)は開口絞りSPよりも像側の負レンズにおける色収差補正力に関する。
条件式(6)、(13)の上限値を超えると、開口絞り面よりも像側の負レンズにおける色収差補正力が弱くなるため、残存した色収差(特に倍率色収差)を補正するにはレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
一方条件式(A6)、(6)、(13)の下限値を超えると、開口絞りSPよりも像側の負レンズのパワーがゼロになるため、バランスよく収差補正することが困難になる。
また、更なる光学性能の向上のためには条件式(6)、(13)の数値範囲は次のようにすることが好ましい。
条件式(A7)、(7)、(14)は開口絞り面よりも像側の正レンズにおける最大のアッベ数の値に関する。
条件式(A7)、(7)、(14)の上限値を超えると、開口絞りSPよりも像側の正レンズが低分散になりすぎて、倍率色収差補正が過補正となってしまう。
一方条件式(A7)、(7)、(14)の下限値を超えると、開口絞りSPよりも像側の正レンズが高分散になるため、バランスよく倍率色収差を補正するにはレンズ枚数を増加せざるを得なくなり、レンズ系全体が大型化し高重量となってしまう。
また、更なる光学性能の向上のためには条件式(A7)、(7)、(14)の数値範囲は次のようにすることが好ましい。
70<νPPmax<96 ・・・(A7)
70<νPmax<96 ・・・(7a)
70<νPmaxz<96 ・・・(14a)
次に各実施例のレンズ構成の特徴について説明する。
図1の実施例1の光学系LAは拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力のフローティングレンズ群LF、開口絞りSP、正の屈折力の第2レンズ群L2を有する。実施例1の光学系は単一の焦点距離の撮影レンズ(撮像レンズ)である。
第1レンズ群L1はフォーカスのためには不動である。
フローティングレンズ群LFは無限遠物体から近距離物体へのフォーカスの際にフローティングとして物体側へ移動する。
又第2レンズ群L2も無限遠物体から近距離物体へのフォーカスに際して物体側へ移動する。
このときフローティングレンズ群LFと第2レンズ群L2は、双方の間隔が減小するように拡大共役側へ移動している。
フォーカスに際して開口絞りSPは第2レンズ群L2と一体に移動している。
又第2レンズ群L2中で、像面IPに最も近い正レンズA(第A正レンズ)(nd=1.73000,νd=26.0,θgF=0.635)は条件式(A1)〜(A5)、(1)〜(5)を満足する。
実施例1において第2レンズ群L2の像側(縮小共役側)にフォーカスに際して不動又は移動する1以上のレンズ群を有していても良い。
図3の実施例2の光学系はズームレンズであり、拡大共役側から順に、次のレンズ群より構成されている。負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5、正の屈折力の第6レンズ群L6である。実施例2のズームレンズのズーム比は1.55である。
第1レンズ群L1はフォーカスに際して無限遠物体から近距離物体へのフォーカスに際して拡大共役側へ移動する。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1と第6レンズ群L6は不動である。
第2レンズ群L2乃至第5レンズ群L5は、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印の如く互いに独立に拡大共役側へ移動する。第5レンズ群L5は変倍または変倍に伴う像面変動を補正するレンズ群である。
又第3レンズ群L3は、ズーミングに伴い一体的に移動する開口絞りSPを有している。開口絞りSPよりも像側で、像面IPに最も近い正レンズA(第Z正レンズ)(nd=1.77071,νd=23.0,θgF=0.645)は条件式(8)〜(12)を満足する。
GBは色合成プリズムや偏光フィルター、そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。ガラスブロックGBは、条件式(11)に関係するいわゆるレンズには含まれない。
図7の実施例3の光学系はズームレンズであり、拡大共役側から順に、次のレンズ群から構成されている。負の屈折力の第1レンズ群L1、正の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、正の屈折力の第5レンズ群L5である。実施例3のズームレンズのズームは1.58である。
L1Fは第1レンズ群L1中の一部のフォーカスレンズ群であり無限遠物体から近距離物体へのフォーカスに際して拡大共役側へ移動する。
広角端から望遠端へのズーミングに際し、第1レンズ群L1と第5レンズ群L5は不動である。
第2レンズ群L2乃至第4レンズ群L4は、広角端から望遠端へのズーミングに際して、矢印の如く互いに独立に拡大共役側へ移動する。第4レンズ群L4は変倍または変倍に伴う像面変動を補正するレンズ群である。
又第2レンズ群L2はズーミングに伴い、一体的に移動する開口絞りSPを有している。開口絞りSPよりも像側で、像面IPに最も近い正レンズA(第Z正レンズ)(nd=1.77071,νd=23.0,θgF=0.668)は条件式(8)〜(12)を満足する。
GBは色合成プリズムや偏光フィルター、そしてカラーフィルター等のガラスブロックである。ガラスブロックGBは、条件式(11)に関係するいわゆるレンズには含まれない。
尚、各実施例において第1レンズ群L1の物体側と最も像側のレンズ群の像側の少なくとも一方にコンバーターレンズやアフォーカル系等のレンズ群を配置しても良い。
以上のように各実施例によれば画面内全体に渡って色収差を補正した、高い光学性能を
持った結像光学系が得られる。
以下に本発明の実施例1〜3に対応する数値実施例1〜3を示す。
各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示す。riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i面と第i+1面との間の間隔である。ndiとνdiはそれぞれd線を基準とした屈折率、アッベ数を示す。
各数値実施例においてf、Fno、2ωはそれぞれ無限遠物体に焦点を合わせたときの全系の焦点距離、Fナンバー、画角(度)を表している。
非球面形状は光軸方向にX軸、光軸と垂直方向にH軸、光の進行方向を正、Rを近軸曲率半径、kを離心率、A4、A6、A8、A10を各々非球面係数としたとき、
なる式で表している。
そして、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を(表−1)に示す。
(数値実施例1)
f=25.00 Fno=1.46 2ω=81.8°
面番号 r d nd νd 有効径
1 106.476 2.80 1.69680 55.5 52.62
2 34.237 7.20 43.99
3 231.200 2.30 1.69680 55.5 43.78
4 36.544 5.48 39.80
5 152.788 5.38 1.79952 42.2 39.73
6 -73.268 2.87 39.50
7 52.697 3.50 1.84666 23.8 32.57
8 125.863 1.70 1.43875 95.0 31.14
9 25.660 7.10 26.95
10 ∞ 7.48 24.90
11 55.654 7.30 1.80400 46.6 28.32
12 -44.368 2.00 28.20
13 -160.594 1.48 1.75520 27.5 25.63
14 83.004 3.13 24.75
15(絞り) ∞ 8.68 24.10
16 -17.472 1.50 1.84666 23.8 22.79
17 42.214 6.75 1.60300 65.4 27.56
18* -26.911 0.15 28.33
19* -160.623 6.00 1.43875 95.0 30.48
20 -24.626 0.15 31.32
21 -273.831 7.25 1.73000 26.0 36.05
22 -30.409 37.09

非球面データ
第18面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.29928e-005 A 6= 9.54236e-009
A 8=-1.36553e-010 A10= 3.48384e-013
第19面
K = 0.00000e+000 A 4= 3.56049e-007 A 6=-3.33936e-008
A 8= 7.24902e-011 A10=-3.40933e-014
(数値実施例2)
f=18.55〜21.89〜28.72 Fno=1.85〜2.12〜2.58 2ω=66.6°〜58.2°〜46.0°
面番号 r d nd νd 有効径
1 37.047 2.20 1.69680 55.5 43.95
2 22.951 6.56 37.46
3 47.989 1.75 1.69680 55.5 37.04
4 28.366 7.26 34.18
5 -260.952 1.80 1.65844 50.9 33.88
6 81.830 2.32 33.35
7* 1364.532 3.60 1.52996 55.8 33.44
8* 487.850 (可変) 33.24
9 427.062 5.95 1.54814 45.8 30.62
10 -42.601 0.00 30.39
11 ∞ 0.16 28.71
12 75.136 3.37 1.67270 32.1 27.84
13 -424.140 2.21 26.89
14 -55.409 2.20 1.65844 50.9 26.05
15 -195.296 (可変) 25.25
16 ∞ 0.44 22.87
17 91.299 2.57 1.56384 60.7 22.80
18 -70.556 (可変) 22.67
19 37.311 1.00 1.72342 38.0 21.14
20 23.865 (可変) 20.30
21 -21.157 1.35 1.84666 23.8 19.70
22 118.635 8.16 1.49700 81.5 21.33
23 -24.420 0.15 24.76
24 173.326 7.00 1.49700 81.5 28.19
25 -33.892 (可変) 29.61
26 69.897 5.50 1.77071 23.0 34.51
27 -66.419 1.50 34.42
28 -67.804 1.50 1.84666 23.8 33.36
29 -358.601 5.93 33.11
30 ∞ 30.30 1.51633 64.1 31.69
31 ∞ 0.00 27.21
32 ∞ 21.00 1.69680 55.5 27.21
33 ∞ 24.45

非球面データ
第7面
K = 4.92437e+003 A 4= 1.99380e-005 A 6=-4.45209e-008
A 8= 9.43125e-011 A10=-1.77451e-013
第8面
K = 0.00000e+000 A 4= 1.21880e-005 A 6=-3.59094e-008
A 8= 3.91580e-011 A10=-6.24508e-014 A12=-7.73723e-017


可変間隔
焦点距離 18.55 21.89 28.72
d8 31.21 23.36 13.36
d15 34.72 29.47 21.06
d18 1.32 6.49 18.24
d20 8.22 10.63 8.66
d25 0.98 6.50 15.13
(数値実施例3)
f=48.85〜62.70〜77.00 Fno=2.50〜2.85〜3.20 2ω=55.86°〜44.88°〜37.18°
面番号 r d nd νd 有効径
1 145.968 9.40 1.80440 39.6 81.35
2 -1917.291 0.25 78.66
3 66.996 4.00 1.48749 70.2 61.78
4 33.183 15.04 49.38
5 -101.584 2.50 1.48749 70.2 47.68
6 36.013 6.32 40.60
7 50.072 4.50 1.60562 43.7 39.45
8 129.707 (可変) 38.52
9* 83.077 4.40 1.64000 60.1 29.73
10 -128.042 7.00 29.69
11(絞り) ∞ (可変) 28.32
12 -253.928 7.30 1.77250 49.6 26.71
13 -34.913 2.20 1.74077 27.8 26.54
14 -104.388 (可変) 27.52
15 94.595 5.45 1.83400 37.2 28.77
16 -138.906 1.69 29.12
17* -64.950 1.80 1.62004 36.3 29.12
18 53.965 (可変) 30.10
19 -57.656 3.00 1.84666 23.8 34.60
20 102.653 11.30 1.48749 70.2 39.74
21 -62.527 0.25 45.01
22 -2569.051 6.10 1.78800 47.4 49.98
23 -97.611 0.25 51.60
24 99.183 10.40 1.77071 23.0 56.50
25 -212.253 5.00 56.78
26 ∞ 46.25 1.51633 64.1 56.11
27 ∞ 53.18

非球面データ
第9面
K =-6.03718e-001 A 4= 2.23798e-007 A 6=-1.13330e-009
A 8= 3.04999e-012
第17面
K = 1.93656e-003 A 4= 1.30289e-007 A 6=-1.61419e-009
A 8= 5.48305e-012

可変間隔
焦点距離 48.85 62.70 77.00
d8 38.51 21.05 7.80
d11 9.62 12.27 12.56
d14 0.76 7.11 18.60
d18 10.90 19.35 20.83
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
次に本発明の光学系を撮像装置(カメラシステム)(光学機器)に適用した実施例を図11を用いて説明する。
図11が一眼レフカメラの要部概略図である。
図11において、10は実施例1〜3の光学系1を有する撮像レンズである。
光学系1は保持部材である鏡筒2に保持されている。
20はカメラ本体である。
カメラ本体は撮像レンズ10からの光束を上方に反射するクイックリターンミラー3、撮像レンズ10の像形成位置に配置された焦点板4、焦点板4に形成された逆像を正立像に変換するペンタダハプリズム5を有している。
更に、その正立像を観察するための接眼レンズ6等によって構成されている。
7は感光面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)や銀塩フィルムが配置される。
撮影時にはクイックリターンミラー3が光路から退避して、感光面7上に撮影レンズ10によって像が形成される。
次に本発明の光学系を投射装置(プロジェクタ)に適用した実施例を図12を用いて説明する。
同図は本発明の光学系を3板式のカラー液晶プロジェクタに適用し複数の液晶表示素子に基づく複数の色光の画像情報を色合成手段を介して合成し、投射用レンズでスクリーン面上に拡大投射する投射装置を示している。
図12においてカラー液晶プロジェクタ100は、R、G、Bの3枚のパネル、5R、5G、5BからのRGBの各色光を色合成手段としてのプリズム200である。そして1つの光路に合成し、前述した光学系より成る投射レンズ300を用いてスクリーン400に投影している。
このように数値実施例1〜3の光学系をデジタルカメラやプロジェクタ等に適用することにより、高い光学性能を有する投射装置(光学機器)を実現することができる。
数値実施例1の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図 数値実施例1の物体距離1.6m時における縦収差図 数値実施例2の物体距離無限遠時におけるレンズ断面図 数値実施例2の投影距離1.35m時、広角端における縦収差図 数値実施例2の投影距離1.35m時、中間のズーム位置における縦収差図 数値実施例2の投影距離1.35m時、望遠端における縦収差図 数値実施例3の投影距離無限遠時におけるレンズ断面図 数値実施例3の投影距離2.5m時、広角端における縦収差図 数値実施例3の投影距離2.5m時、中間のズーム位置における縦収差図 数値実施例3の投影距離2.5m時、望遠端における縦収差図 本発明の撮像装置の説明図 本発明の投影装置の説明図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群
L6 第6レンズ群
LF フローティングレンズ群
SP 開口絞り
IP 像面
GB ガラスブロック
S サジタル像面
M メリディオナル像面
d d線
g g線
ω 半画角

Claims (10)

  1. 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群を有する光学系において、
    該第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されており、該開口絞りよりも縮小共役側には1以上の正レンズが配置されており、該1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第P正レンズとするとき、
    該第P正レンズの材料の部分分散比をθgFP、アッベ数をνdp、d線に関する屈折率をndp、該開口絞りから該第P正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP−P、該開口絞りから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP−PR、該第P正レンズの焦点距離をfP、全系の基準焦点距離をfSとするとき、
    0.79<θgFP−(1.00×10-4×νdp 2−9.10×10-3×νdp)<0.86
    10<νdp<30
    1.7<ndp<2.2
    0.7<dSP−P/dSP−PR≦1.0
    0.5<fP/fS<2.2
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  2. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνNN、d線に対する焦点距離をfNNとするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載の光学系。
  3. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち、前記第P正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPPmaxとするとき、
    65<νPPmax<98
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の光学系。
  4. 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群、フォーカスの際に移動するフローティングレンズ群、正の屈折力の第2レンズ群を有し、該第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されているバックフォーカスが焦点距離よりも長い単一の焦点距離の光学系において、
    該開口絞りより縮小共役側には1以上の正レンズが配置されており、
    該1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第A正レンズとするとき、
    該第A正レンズの材料の部分分散比をθgFs、アッベ数をνds、d線に関する屈折率をnds、該開口絞り面から前記正レンズの中でも最も縮小共役側の正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Ri、該開口絞り面から最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Rk、前記正レンズの焦点距離をfG、全系の焦点距離をfとするとき、
    0.79<θgFs−(1.00×10-4×νds 2−9.10×10-3×νds)<0.86
    10<νds<30
    1.7<nds<2.2
    0.7<dSP-Ri/dSP-Rk≦1.0
    0.5<fG/f<2.2
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  5. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνN、d線に対する焦点距離をfNとするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項4に記載の光学系。
  6. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち、前記第A正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPmaxとするとき、
    65<νPmax<98
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項4又は5に記載の光学系。
  7. 拡大共役側から縮小共役側へ順に、負の屈折力の第1レンズ群と、正の屈折力の第2レンズ群、複数のレンズ群を含む後続レンズ群を有し、ズーミングに際しては、該第1レンズ群と該第2レンズ群の間隔が変化する光学系において、
    該第1レンズ群よりも縮小共役側には開口絞りが配置されており、該開口絞りよりも縮小共役側には1以上の正レンズを有しており、該1以上の正レンズのうち最も縮小共役側に位置する正レンズを第Z正レンズとするとき、該第Z正レンズの材料の部分分散比をθgFz、アッベ数をνdz、d線に関する屈折率をndz、広角端において該開口絞りから第Z正レンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Riz、広角端において該開口絞りから最も縮小共役側に位置するレンズの縮小共役側の面までの距離をdSP-Rkz、該第Z正レンズの焦点距離をfGz、広角端における全系の焦点距離をfW、望遠端における全系の焦点距離をfT、とするとき、
    0.79<θgFz−(1.00×10-4×νdz 2−9.10×10-3×νdz)<0.86
    10<νdz<30
    1.7<ndz<2.2
    0.7<dSP-Riz/dSP-Rkz≦1.0
    なる条件式を満足することを特徴とする光学系。
  8. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する負レンズのうち少なくとも1つの負レンズの材料のd線に関するアッベ数をνNz、空気中における焦点距離をfNzとするとき、
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7に記載の光学系。
  9. 前記開口絞りよりも縮小共役側に位置する1以上の正レンズのうち前記第Z正レンズ以外の正レンズの材料のd線に関するアッベ数のうち最大の値をνPmaxzとするとき、
    65<νPmaxz<98
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項7又は8に記載の光学系。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の光学系を有していることを特徴とする光学機器。
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