JP2010054594A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】両面モードを備えた画像形成装置において、静電オフセット及び高温オフセットを適切に抑制する。
【解決手段】画像形成装置の制御部は、第1面の定着プロセスを実行するステップ(S1010〜S1050)と、両面モードであると(S1060にてYES)、使用環境情報(温度及び湿度)を取得して(S1080)、第2面に転写するときのローラ温度を第1面に転写するときのローラ温度よりも高く、かつ、環境温度が高いと環境温度が低いときよりも第2面に転写するときのローラ温度を低く、環境湿度が低いと環境湿度が高いときよりも第2面に転写するときのローラ温度が高くなるように決定するステップ(S1090)と、第2面の定着プロセスを実行するステップ(S1100〜S1140)とを含むプログラムを実行する。
【選択図】図3

Description

本発明は、トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置に関し、特に、記録紙の両面にトナー像を形成する定着技術に関する。
トナー像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミリ機又はこれらのうち2以上を組み合わせた複合機等の画像形成装置では、通常、露光プロセスにて感光体のような像担持体上に静電潜像を形成し、現像プロセスにて静電潜像を現像して可視トナー像を形成し、転写プロセスにて可視トナー像を記録紙等の記録媒体に転写し、或いは一旦中間転写ベルト等の中間転写体に1次転写し中間転写体から記録媒体に2次転写し、定着プロセスにてこのように記録媒体に転写されたトナー像を記録媒体(以下、記録紙と記載する)に定着させることができる。
定着プロセスにおいて、記録紙上に形成された未定着トナー像を定着して永久画像にする必要があり、その定着法として加熱定着法が広く用いられている。加熱定着法においては、一般的に、記録紙上の未定着トナー像が接する側の加熱ローラと、その加熱ローラとの間に記録紙を挟んで搬送する加圧ローラとを備え、加熱ローラを所定の温度に制御することにより、それらのローラの間を通過した記録紙上に定着トナー像が形成される。
また、電子写真方式の画像形成装置において、記録紙の節約等のために記録紙の表裏両面に定着トナー像を形成することも広く用いられている。このような記録紙の両面に画像形成を行なう場合を含めて画像形成装置における定着装置では、加熱ローラにトナーが付着する、所謂オフセットを防止する必要がある。このオフセットには、加熱ローラがトナーと逆極性に帯電すると未定着トナーが加熱ローラに転位する静電オフセットや、加熱ローラによりトナーが過度に加熱されて粘性が下がり未定着トナーが加熱ローラに転位する高温オフセットや、加熱ローラによる加熱が不足して、トナーと紙との界面まで熱が十分に伝わらずトナーと紙との間の接着力が不足して、加熱ローラにトナーが転位する低温オフセット等がある。記録紙の両面に画像形成を行なう画像形成装置において、このようなオフセットを抑制する技術が多数開発されている。
例えば、特開平8−171304号公報は、トナー像が接する加熱ローラ側にはオフセット防止用の特別の設備を付加することなくオフセットが防止された、記録紙両面に定着トナー像を形成するのに適した定着装置を開示する。この定着装置は、像形成体上に潜像を形成し潜像を現像することにより像形成体上にトナー像を形成しトナー像を記録紙上に転写して定着する定着プロセスを1枚の記録紙について2回繰り返すことにより記録紙両面に定着トナー像を形成する画像形成装置における、記録紙上に転写された未定着トナー像を定着する定着装置において、記録紙上の未定着トナー像が接する側に配備された加熱ローラと、加熱ローラとの間に記録紙を挟んで搬送する加圧ローラと、加熱ローラを加熱する第1の加熱手段と、加圧ローラを加熱する第2の加熱手段と、定着トナー像が形成されていない記録紙上に未定着トナー像を転写して定着する第1面(以下、ある記録紙の表面が第1面であって同じ記録紙の裏面を第2面とする)の定着プロセスでは、加熱ローラが所定の第1の温度に保持されるように第1の加熱手段を制御するとともに加圧ローラが所定の第2の温度に保持されるように第2の加熱手段を制御し、片面に定着トナー像が形成された記録紙のもう一方の面に未定着トナー像を転写して定着する第2面の定着プロセスでは、加熱ローラが第1の温度よりも高温の第3の温度に保持されるように第1の加熱手段を制御するとともに加圧ローラが第2の温度よりも低温の第4の温度に保持されるように第2の加熱手段を制御するローラ温度制御手段とを備えたことを特徴とする。
この定着装置によると、第1面の定着プロセスでは、加熱ローラおよび加圧ローラは、例えば記録紙片面にのみ画像を形成する場合と同様に、それぞれ第1の温度および第2の温度に保持されて定着が行なわれ、これにより、記録紙の片面に、通常の状態に完全に定着されたトナー像が形成される。また第2面の定着プロセスでは、加熱ローラは、第1面の第1の温度よりも高温の第3の温度に保持され、したがって片面に既に定着トナー像が形成され実質的に厚さが厚くなった記録紙であっても、その記録紙上の未定着トナー像が完全に定着される。またこの第2面の定着プロセスでは、加圧ローラは第1面の第2の温度よりも低温の第4の温度に保持されるため、その加圧ローラに接する、第1面の定着プロセスで形成された定着トナー像を再び溶融させることなく第2面の定着を行なうことができ、加圧ローラへ溶融トナーが付着するオフセットが防止される。したがって加圧ローラ側に加熱ローラ側と同様なオフセット対策用の設備を施す必要がない。また、第2面の定着プロセスにおいて加圧ローラに接する定着トナー像は再度溶融することが防止されることから、画像の乱れも防止される。
特開平8−171304号公報
記録紙の第1面に画像形成した後に第2面に画像を形成する場合には、第1面の定着プロセスにおいて記録紙の水分が減少して乾燥していることや第1面に形成された画像のために通紙抵抗が高くなっていることから、加熱ローラ及び加圧ローラが帯電されやすくなる。加熱ローラ又は加圧ローラが帯電すると静電オフセットが発生しやすくなる。この対策として、第2面の定着プロセスにおいて加熱ローラの温度を第1面の定着プロセスよりも高く設定して、加熱ローラに転位しようとする未定着トナーをより高温で溶融することが行なわれる。特許文献1の定着装置においても、第2面の定着プロセスでの加熱ローラは、第1面の第1の温度よりも高温の第3の温度に保持されている。
しかしながら、特許文献1に開示された定着装置のように、第2面の定着プロセスにおける加熱ローラの温度を第1面の定着プロセスにおける温度より単に高めるのでは、高温オフセットが発生するおそれがある。すなわち、第2面の加熱ローラの温度を第1面の加熱ローラの温度よりも上昇させると静電オフセットの発生を抑制できたとしても高温オフセットが発生するおそれがある。また、静電オフセットは、静電気に起因するものであるので画像形成装置の使用環境(温度や湿度)に影響を受けやすい。このため、静電オフセット対策として特許文献1に開示された技術を適用しても、使用環境によっては、静電オフセットを抑制できなかったり、高温オフセットを発生させてしまったりするおそれがある。
そこで本発明は、記録媒体の第1面に形成すべき画像に相当する第1面トナー像を形成して記録媒体の第1面に転写し、定着装置で定着し、記録媒体の第2面に形成すべき画像に相当する第2面トナー像を形成して、両面ユニットで両面の向きを逆にした記録媒体の第2面に転写し、定着装置で定着することができる画像形成装置であって、静電オフセット及び高温オフセットを適切に抑制しつつ第2面トナー像の記録紙第2面への定着処理を良好に行なえる画像形成装置を提供することを課題とする。
上述した課題を解決するため本発明は次の画像形成装置を提供する。
記録媒体の第1面に形成すべき画像に相当する第1面トナー像を形成して記録媒体の第1面に転写し、定着装置で定着し、記録媒体の第2面に形成すべき画像に相当する第2面トナー像を形成して、両面ユニットで両面の向きを逆にした記録媒体の第2面に転写し、定着装置で定着することができる画像形成装置であって、
前記画像形成装置の使用環境の温度及び湿度を検出する検出部と、
前記定着装置において未定着トナーが接するローラの温度を制御する制御部とを含み、
前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度及び湿度に基づいて、前記第2面トナー像を前記第2面に転写するときの前記ローラの温度を決定する画像形成装置。
ここで、第2面トナー像を記録紙の第2面に転写するときのローラ温度についてさらに言えば、第2面トナー像のローラへの静電オフセット及び高温オフセットを抑制する温度に設定するのである。この画像形成装置によると、画像形成装置の使用環境の温度及び湿度が検出されて、この温度及び湿度に基づいて、第2面トナー像を前記第2面に転写するときのローラの温度が決定される。このように画像形成装置の使用環境の温度及び湿度に基づいて前記第2面に転写するときのローラの温度を決定すると、使用環境の温度に影響されやすい高温オフセット及び使用環境の湿度に影響されやすい静電オフセットを適切に抑制することができる。
また、前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度及び湿度に基づいて、前記第2面に転写するときのローラの温度を、前記第1面に転写するときのローラの温度よりも高くなるように、決定するように構成できる。
このようにすると、使用環境の温度及び湿度に基づいて、第2面トナー像を前記第2面に転写するときのローラの温度が、第1面に転写するときのローラの温度よりも高く決定される。第2面に転写するときのローラの温度を、第1面に転写するときのローラの温度よりも高く決定すると、静電オフセットが発生しやすくなる場合にローラに転位した未定着トナーをより高温で溶融することができ、静電オフセットを抑制できる。このとき、使用環境の温度に基づいて、第2面トナー像を前記第2面に転写するときのローラの温度を決定するので、ローラの温度が高くなり過ぎて高温オフセットが発生することを抑制できる。その結果、高温オフセット及び静電オフセットを適切に抑制することができる。
さらに、前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度が予め定めた参照温度より高いと、前記第2面に転写するときのローラの温度を、使用環境の温度が前記参照温度以下のときよりも低くなるように決定するように構成できる。
このようにすると、使用環境の温度が高いと高温オフセットが発生しやすくなるので、前記第2面に転写するときのローラの温度を、高温オフセットが発生しにくくローラ温度を高く設定できる使用環境の温度が低いときよりも、低くなるように決定する。このため、使用環境が高温の場合の高温オフセットを良好に抑制できる。なお、ここでの「予め定めた参照温度」は高温オフセット抑制を考慮して実験等により予め定めておくことができる。
さらに、前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の湿度が予め定めた参照湿度より低いと、前記第2面に転写するときのローラの温度を、使用環境の湿度が前記参照湿度以上のときよりも高くなるように決定するように構成できる。
このようにすると、使用環境の湿度が低いと静電オフセットが発生しやすくなるので、前記第2面に転写するときのローラの温度を、静電オフセットが発生しにくくローラ温度を低く設定できる使用環境の湿度が高いときよりも、高くなるように決定する。このため、使用環境が低湿の場合の静電オフセットを良好に抑制できる。なお、ここでの「予め定めた参照湿度」は静電オフセット抑制を考慮して実験等により予め定めておくことができる。
以上説明したように本発明によると、記録媒体の第1面に形成すべき画像に相当する第1面トナー像を形成して記録媒体の第1面に転写し、定着装置で定着し、記録媒体の第2面に形成すべき画像に相当する第2面トナー像を形成して、両面ユニットで両面の向きを逆にした記録媒体の第2面に転写し、定着装置で定着することができる画像形成装置であって、静電オフセット及び高温オフセットを適切に抑制しつつ第2面トナー像の記録紙第2面への定着処理を良好に行なえる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面に基づき詳細に説明する。なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
以下に、本発明の実施の形態に係る画像形成装置について説明する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置10を示している。図1の画像形成装置10は、所謂4サイクル型のカラー画像形成装置である。なお、以下の説明では記録媒体は記録紙として、画像形成装置10はフルカラー複写機として説明する。図1の画像形成装置10は、記録紙の両面に画像を形成することが可能である。本発明は、これ以外にもタンデム型のフルカラー画像形成装置であっても、モノクロ画像形成装置であっても、記録紙の両面に画像を形成するものであれば、以下に示すような、画像形成装置の使用環境に応じて第2面の定着プロセスにおける加熱ローラの温度を第1面の定着プロセスよりも高くする定着装置を適用できる。
画像形成装置10は、ドラム型感光体1(以下感光体1)を備えており、その周囲に帯電器2、現像装置4、中間転写ベルト6及びクリーニング装置5がこの順序で配置されている。帯電器2と現像装置4の間から感光体1へ画像露光を行なう画像露光装置3が設けられており、その下方に記録紙供給部9が設けられている。
感光体1は感光体駆動モータ(図示省略)により図中時計方向に回転駆動される。帯電器2には出力可変の帯電用電源(図示省略)から所定のタイミングで感光体帯電電圧が印加される。
現像装置4は現像器ラック40にブラック現像器4K、シアン現像器4C、マゼンタ現像器4M及びイエロー現像器4Yを搭載したものである。現像器ラック40はステッピングモータを含む図示省略の駆動部により図中反時計方向まわりに回転駆動可能である。現像器は90度の等中心角度間隔で、ラック回転方向に現像器4K、4C、4M、4Yの順序で現像器ラック40に搭載されている。
ブラック現像器4KにはブラックトナーカートリッジKCが、シアン現像器4CにはシアントナーカートリッジCCが、マゼンタ現像器4MにはマゼンタトナーカートリッジMCが、イエロー現像器4YにはイエロートナーカートリッジYCがそれぞれ交換可能に搭載されている。各現像器には感光体1上の静電潜像を現像するための現像ローラ(トナー担持体ローラ)41が搭載されている。各現像ローラ41は表層部が弾性を有するものである。
各現像器は、現像ローラ41のほか、ローラヘトナーを供給するトナー供給ローラ、トナー供給ローラから供給されるトナーの現像ローラ41上での層厚を規制するトナー規制ブレード等も含んでいる。各現像器は負帯電性トナーを用いて感光体1上の静電潜像を反転現像できる。
各現像器は現像器ラック40を回動させることで感光体1上の静電潜像を現像ローラ41で現像する現像位置に配置することができる。現像位置に配置された現像ローラ41は感光体1表面に臨み、出力可変の現像バイアス電源(図示省略)から現像バイアス印加が可能となる。また、現像位置に配置された現像ローラ41は現像ローラ駆動モータ(図示省略)により図上反時計方向に回転駆動可能となる。さらに、図示省略の電源から、トナー供給ローラヘトナー供給バイアスを印加できるようになり、トナー規制ブレードに規制バイアスを印加できるようになる。
中間転写ベルト6は駆動ローラ61、これに対向する従動対向ローラ62、感光体1に対向配置された1次転写ローラ63、1次転写ローラ63と共同して中間転写ベルト6を感光体1に当接させるローラ64からなるローラ群に巻き掛けられている。
1次転写ローラ63には図示省略の1次転写電源から1次転写電圧を印加できる。駆動ローラ61を図示省略の転写ベルト駆動モータにより図中反時計方向まわりに回転駆動することで中間転写ベルト6を反時計方向回りに回転させることができる。
中間転写ベルト6の駆動ローラ61に巻き掛けられた部分に対して2次転写ローラ7が配置されている。2次転写ローラ7は所定のタイミングで中間転写ベルト6に対し接離される。2次転写ローラ7には図示省略の2次転写電源から2次転写電圧を印加できる。
中間転写ベルト6の従動対向ローラ62に巻き掛けられた部分に対して紙粉等(2次転写残トナーを含む)を除去清掃するクリーニング装置65が配置されている。このクリーニング装置65には、中間転写ベルト6の紙粉等を除去するクリーニングブレードが設けられている。
2次転写ローラ7の上方には定着装置8が、さらにその下流側には記録紙排出ローラ対R3及び記録紙排出トレイTが順次設けられている。詳しくは後述するが、定着装置8は、記録紙S上の未定着トナー像が接する側の加熱ローラ81と、その加熱ローラ81との間に記録紙Sを挟んで搬送する加圧ローラ82とを備える。
2次転写ローラ7の下方にはタイミングローラ対R2及び記録紙収容部9からの記録紙Sをタイミングローラ対R2へ案内する案内ローラ対Rlが配置されている。
さらに、この画像形成装置10には、両面画像形成のための記録紙搬送通路100を備えている。この記録紙搬送通路100には、記録紙搬送ローラ対101、102、103が配置されている。この記録紙搬送通路100は、記録紙Sの両面に画像形成するとき使用されるもので、タイミングローラ対R2から2次転写領域を経て定着装置8へ至る記録紙搬送路の背後に延在しており、出口はタイミングローラ対R2から2次転写領域を経て定着装置8へ至る記録紙搬送路に続いている。
以上説明した画像形成装置10によると、図1では図示省略の制御部の指示のもとに4K、4C、4M及び4Yの現像器のうち1又は2以上を用いて記録紙S上にトナー画像を形成することができる。4つの現像器を用いてフルカラー画像を形成する例を以下に説明する。
先ず、図示省略のラック駆動部により現像器ラック40を回動させてイエロー現像器4Yをその現像ローラ41が感光体1に当接する現像位置に配置するとともに、感光体1を図中時計方向に回転させ、中間転写ベルト5も回転させる。この段階では2次転写ローラ7は中間転写ベルト6から離反させておく。
回転する感光体1の表面を帯電用電源から帯電用電圧が印加された帯電器2で一様に所定電位に帯電させ、その帯電域に画像露光装置3から折り返し反射ミラー31、32を経てイエロー画像のための画像露光を施してイエロー静電潜像を形成し、潜像を現像器4Yで現像してイエロートナー像を形成する。このイエロートナー像を1次転写電圧が印加された1次転写ローラ63により中間転写ベルト6上に1次転写する。
さらに、イエロートナー像の形成の場合と同様にして、マゼンタ現像器4Mを現像位置に配置して感光体1上にマゼンタトナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写し、次いでシアン現像器4Cを現像位置に配置して感光体1上にシアントナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写し、次いでブラック現像器4Kを現像位置に配置して感光体1上にブラックトナー像を形成し、これを中間転写ベルト6上に転写する。各色トナー像の感光体1への形成及び中間転写ベルト6への1次転写はこれらトナー像が重ねて中間転写ベルト6上に転写されるタイミングで行なう。
一方、記録紙Sを記録紙供給部9から供給ローラ91により引き出してタイミングローラ対R2へ向け供給し、記録紙先端がタイミングローラ対R2の出口側にある図示省略のタイミングセンサに検出されると、タイミングローラ対R2を停止させ、記録紙Sをそこで待機させておく。
そして、中間転写ベルト6上の多重トナー像が中間転写ベルト6の回転により2次転写ローラ7へ到達するに先立ってローラ71を中間転写ベルト6へ接触させ、多重トナー像が2次転写領域に到達するタイミングで記録紙Sもタンミングローラ対R2で2次転写領域へ送り込む。
かくして記録紙Sに多重トナー像が2次転写される。多重トナー像が転写された記録紙Sは定着装置8でそのトナー像が定着され、記録紙排出ローラ対R3にて排出トレイTに排出される。かくしてフルカラー画像が形成された記録紙Sを得ることができる。
感光体1上の1次転写残トナー等はクリーニング装置5により除去清掃され、中間転写ベルト6上の紙粉等(2次転写残トナーを含む)はクリーニング装置65により除去清掃される。
この画像形成装置10において、両面モードが選択されると、上述したように、片面(第1面)にトナー像が定着されて定着装置8から出てくる記録紙Sが記録紙排出ローラ対R3により一旦排紙トレイTの方へ搬送され、記録紙S全体が定着装置8から排出された後、記録紙排出ローラ対R3が制御部の指示のもとに逆転駆動される。かくして、記録紙Sは記録紙搬送通路100に搬入され、そこの記録紙搬送ローラ対101、102、103によりタイミングローラ対R2へ導かれる。このとき、記録紙Sの第2面が中間転写ベルト6に向けられるようにしてタイミングローラ対R2へ導かれる。
一方、上述と同様にして、Y、M、C、Kの画像形成部のうち1又は2以上により中間転写ベルト6上に第2面トナー像が形成され、タイミングローラ対R2は、その第2面トナー像と同期をとって記録紙Sを2次転写ローラ7と中間転写ベルト6との間に搬入する。かくして、記録紙Sは、その第2面に第2面のトナー像が転写され、引き続き定着装置8に通されてトナー像が定着され、その後は、再び正転駆動されている記録紙排出ローラ対R3によりトレイTに排出される。
本実施の形態に係る画像形成装置10においては、両面モードが選択されているときに、第2面の加熱ローラ81の温度を、この画像形成装置10の使用環境(温度、湿度)に応じて変更して、オフセットを抑制する定着装置8を備える。以下、この定着装置8について詳しく説明する。
[定着装置の構成]
図2に、本実施の形態に係る画像形成装置10の定着装置8の構成及び制御ブロックを示す。なお、図2に示す制御ブロックは、この画像形成装置10の制御ブロックの中の両面モード時の定着装置8の制御に関する部分のみを示している。
図2に示すように、定着装置8は、記録紙S上の未定着トナーが接する側の加熱ローラ81と、その加熱ローラ81との間に記録紙Sを挟んで搬送する加圧ローラ82とで構成される定着ローラ対を備える。
加熱ローラ81は金属製の芯金81Bの表面に表層81Aが設けられ、弾性材から形成された弾性層を有さない、所謂ハードローラである、このようなハードローラは、鏡像力(加熱ローラ表面にトナーを強く付着させる力)により、静電オフセットが発生しやすいという特徴を備える。加熱ローラ81は電気ヒータ83を内蔵している。電気ヒータ83へは、ヒータ電源ユニット88から電力が供給される。さらに、加熱ローラ81の表面近傍であって記録紙Sの入口側には、加熱ローラ81の表面温度(以下、単に加熱ローラ81の温度と記載する場合がある)を検出する温度センサ(サーミスタ)84が設けられている。
加圧ローラ82は、金属製の芯金82Bの表面に、例えば耐熱性、離型性のある弾性層82Cを形成したものであり、弾性層82Cの表面に表層82Aが設けられている。弾性層82Cはここではシリコンゴムからなっている。加圧ローラ82は図示を省略した圧接バネを含む押圧装置により加熱ローラ81に圧接されており、これにより加熱ローラ81及び加圧ローラ82に圧接ニップ部(定着ニップ部)が形成される。
加熱ローラ81は図示を省略した伝動機構を介してこの定着装置8が搭載される画像形成装置10中のモータから駆動力を受けることができ、それにより図中反時計方向に回転できる。加圧ローラ82は加熱ローラ81の回転に従動回転して図中時計方向に回転できる。なお、記録紙Sを検出することにより記録紙Sの定着完了を判定するための記録紙検出センサ85が記録紙Sの出口側に設けられている。
画像形成装置10の制御ブロックは、この画像形成装置10の全体を制御する制御部89と、制御部89の入力ポート(図示せず)に接続された、加熱ローラ81の温度を検出する温度センサ84、記録紙Sの出口側に設けられた記録紙検出センサ85、温湿度センサ86及び操作パネル87と、制御部89の出力ポート(図示せず)に接続されたヒータ電源ユニット88とを含む。さらに、制御部89の入力ポートを介して、その他の信号が制御部89に入力されるとともに、制御部89の出力ポートを介してその他の信号が制御部89から出力される。
温湿度センサ86は、この画像形成装置10の使用環境情報である、画像形成装置10の周囲の温度及び湿度を検出して制御部89に出力する。操作パネル87は、例えばコピーモード(カラー/モノクロ、両面/片面、記録紙サイズ、記録紙種類等)を示す信号を制御部89に出力する。制御部89からヒータ電源ユニット88への指令信号は、電気ヒータ83への給電開始信号及び給電停止信号のいずれかである。なお、このヒータ電源ユニット88は、給電開始信号を受信すると給電停止信号を受信するまで、電気ヒータ83への給電を継続する。
なお、制御部89は、メモリ等で構成された記憶部を備え、この記憶部は、後述する第2面の定着温度テーブルを記憶している。なお、定着温度は、ここでは加熱ローラ81の温度で規定されるものとする。
[定着装置の制御フローチャート]
図3に示すフローチャートを参照して、本実施の形態に係る画像形成装置10の制御構造を説明する。なお、図3に示すフローチャートは、定着装置8の加熱ローラ81の温度制御に関するサブルーチンプログラムの部分のみを示している。また、以下においては画像形成をコピー動作として説明する。
ステップ(以下、ステップをSと記載する)1000にて、制御部89は、操作パネル87から入力された信号に基づいて、コピー要求があるか否かを判定する。コピー要求があると判定されると(S1000にてYES)、処理はS1010へ移される。もしそうでないと(S1000にてNO)、処理はS1000へ戻されて、コピー要求を検出するまで待つ。なお、S1000にてNOの場合、この処理を終了させても構わない。
S1010にて、制御部89は、第1面の定着温度α(例えば加熱ローラ81の温度が170℃)を目標温度として温度制御を開始する。温度制御が開始されると、制御部89はヒータ電源ユニット88へ、温度センサ84から入力される加熱ローラ81の温度を示す信号が、温度αを越えるまでは電気ヒータ83への給電開始信号を出力して、温度αを越えると電気ヒータ83への給電停止信号を出力して、電気ヒータ83をオンオフ制御する。なお、このオンオフ制御は、制御部89で実行するのではなく、ヒータ電源ユニット88と温度センサ84とを接続して、制御部89はヒータ電源ユニット88へ目標温度を与え、温度センサ84から入力される加熱ローラ81の温度を示す信号に基づいて、ヒータ電源ユニット88が電気ヒータ83への電力供給をオンオフ制御するようにしても構わない。さらに、オンオフ制御に代えて、例えばPI動作を含むフィードバック制御でも構わない。
S1020にて、制御部89は、加熱ローラ81の温度を検出する。S1030にて、制御部89は、加熱ローラ81の温度が温度αまで上昇したか否かを判定する。加熱ローラ81の温度が温度αまで上昇したと判定されると(S1030にてYES)、処理はS1040へ移される。もしそうでないと(S1030にてNO)、処理はS1020へ戻される。
S1040にて、制御部89は、第1面のコピーを開始する。S1050にて、制御部89は、第1面の定着が完了したか否かを判定する。このとき、制御部89は、記録紙検出センサ85からの信号に基づいて一旦記録紙Sを検出した後に記録紙Sを検出しなくなると、記録紙Sが定着装置8を通過して第1面の定着が完了したと判定する。第1面の定着が完了したと判定されると(S1050にてYES)、処理はS1060へ移される。もしそうでないと(S1050にてNO)、処理はS1050へ戻されて、第1面の定着が完了したと判定されるまで待つ。
S1060にて、制御部89は、操作パネル87から入力された信号に基づいて、動作モードを検出する。S1070にて、制御部89は、この画像形成装置10の動作モードが両面モードである否かを判定する。動作モードが両面モードであると判定されると(S1070にてYES)、処理はS1080へ移される。もしそうでないと(S1080にてNO)、処理はS1150へ移される。
S1080にて、制御部89は、この画像形成装置10の使用環境の情報(温度及び湿度)を、温湿度センサ86から入力された信号に基づいて取得する。S1090にて、制御部89は、第2面の定着温度βを決定する。このとき、制御部89は、取得した画像形成装置10の使用環境の情報(温度及び湿度)と、記憶部に記憶された第2面の定着温度テーブルとに基づいて、第2面の定着温度β(加熱ローラ81の温度)を決定する。この第2面の定着温度テーブルの一例を以下の表に示す。
Figure 2010054594
表に示すように、温度と湿度とを組み合わせた、L−L(低温低湿)環境、H−H(高温高湿)環境、L−L環境とH−H環境との間の環境であるN−N環境のそれぞれに対して、第2面の定着温度を設定している。より具体的には、第1面の定着温度を170℃として、第2面の定着温度は、L−L環境下では190℃、N−N環境下では180℃、H−H環境下では180℃である。ここで、各環境における温度及び湿度は、L−L環境が温度18℃未満及び湿度40%未満であって、N−N環境が温度18℃以上27℃未満及び湿度40%以上75%未満であって、H−H環境が温度27℃以上及び湿度75%以上である。なお、これらの温度及び湿度の設定値は一例であって、本発明がこの設定値に限定されるものではない。
表の中で、「○」は定着プロセスにおける問題未発生、「△」は定着プロセスにおいて許容範囲内の問題が発生、「×」は定着プロセスにおいて許容範囲外の問題が発生を示している。「○」又は「△」であると、定着プロセスでの問題がないと判定している。この表からわかるように、静電オフセットは、L−L環境下で不利(発生しやすい)、H−H環境下で有利(発生しにくい)であって、高温オフセットは、L−L環境下で有利(発生しにくい)、H−H環境下で不利(発生しやすい)である傾向が確認された。
表に示すように、例えば、第2面の定着温度を180℃で固定してしまうと、N−N環境下及びH−H環境下では問題がないがL−L環境下で静電オフセットが発生してしまう。L−L環境下で静電オフセットが発生しないように第2面の定着温度を190℃で固定してしまうと、N−N環境下及びH−H環境下で高温オフセットが発生してしまう。このため、この画像形成装置10の使用環境(温度及び湿度)に応じて第2面の定着温度を決定している。
さらに、L−L環境下では、第2面の定着温度を190℃以上であれば静電オフセットが発生しないのであるが、第2面の定着温度を190℃以上である200℃に設定すると高温オフセットが発生してしまう。このため、L−L環境下での第2面の定着温度の最適値は190℃となる。N−N環境下及びH−H環境下では、第2面の定着温度を180℃以下であれば高温オフセットが発生しないのであるが、第2面の定着温度を180℃以下である170℃に設定すると静電オフセットが発生してしまう。このため、N−N環境下及びH−H環境下での第2面の定着温度の最適値は180℃となる。なお、これらの定着温度の設定値は一例であって、本発明がこの設定値に限定されるものではない。
S1100にて、制御部89は、第2面の定着温度β(例えば加熱ローラ81の温度が180℃(L−L環境下)又は190℃(N−N環境下及びH−H環境下))を目標温度として温度制御を開始する。温度制御が開始されると、制御部89はヒータ電源ユニット88へ、温度センサ84から入力される加熱ローラ81の温度を示す信号が、温度βを越えるまでは電気ヒータ83への給電開始信号を出力して、温度βを越えると電気ヒータ83への給電停止信号を出力して、電気ヒータ83をオンオフ制御する。
S1110にて、制御部89は、加熱ローラ81の温度を検出する。S1120にて、制御部89は、加熱ローラ81の温度が温度βまで上昇したか否かを判定する。加熱ローラ81の温度が温度βまで上昇したと判定されると(S1120にてYES)、処理はS1130へ移される。もしそうでないと(S1120にてNO)、処理はS1110へ戻される。
S1130にて、制御部89は、第2面のコピーを開始する。S1140にて、制御部89は、第2面の定着が完了したか否かを判定する。このとき、制御部89は、S1050における処理と同様に、記録紙検出センサ85からの信号に基づいて一旦記録紙Sを検出した後に記録紙Sを検出しなくなると、記録紙Sが定着装置8を通過して第2面の定着が完了したと判定する。第2面の定着が完了したと判定されると(S1140にてYES)、処理はS1150へ移される。もしそうでないと(S1140にてNO)、処理はS1140へ戻されて、第2面の定着が完了したと判定されるまで待つ。
S1150にて、制御部89は、操作パネル87から入力された信号に基づいて、この画像形成装置10が待機モードに入るか否かを判定する。このとき、制御部89は、例えば予め定められた時間が経過するまでに次の要求が操作パネル87から入力されないと、待機モードに入ると判定する。待機モードに入ると判定されると(S1150にてYES)、処理はS1160へ移される。もしそうでないと(S1150にてNO)、処理はS1000へ戻される。
S1100にて、制御部89は、待機温度(例えば加熱ローラ81の温度が第1面の定着温度よりも低い温度)を目標温度として温度制御を開始する。
[定着装置の制御動作]
以上のような構造及びフローチャートに基づく、本実施の形態に係る画像形成装置10の両面モードが選択された場合の定着装置8の動作について、加熱ローラ81の表面温度の時間変化を示す図4を参照して説明する。
この画像形成装置10の操作パネルを用いて、両面コピーを要求する操作をユーザが行ない、原稿を原稿台にセットしてコピー開始ボタンを押す(S1000にてYES)。このときの時刻は、図4に示す時刻t(1)と時刻t(2)との間であるとする。図4に示すように、このときには待機モードであって、加熱ローラ81の温度は、第1面の定着温度αである170℃よりも低い。このため、第1面の定着温度αで温度制御が開始され(S1010)、ヒータ電源ユニット88から電気ヒータ83へ電力が供給されて、加熱ローラ81の温度が上昇する。時刻t(2)になると、加熱ローラ81の温度が第1面の定着温度αまで上昇するので(S1030にてYES)、第1面のコピー動作が開始される(S1040)。
第1面にトナーが定着された記録紙Sが定着装置8から排出されると(S1050にてYES)、動作モードが検出される(S1060)。ここでは、動作モードが両面モードであるので(S1070にてYES)、この画像形成装置10の使用環境が取得される(S1080)。取得された温度及び湿度と上述した表である第2面の定着温度テーブルとに基づいて、第2面の定着温度βが決定される(S1090)。このとき、L−L環境下での第2面の定着温度βは190℃に、N−N環境下及びH−H環境下での第2面の定着温度βは180℃に決定される(第1面の定着温度が170℃である場合)。
このとき、第1面の定着温度が170℃であるときに、L−L環境下での第2面の定着温度は190℃に決定されるため、このL−L環境下で第2面の定着プロセスにおいて、静電オフセットも高温オフセットも発生しない。また、N−N環境下及びH−H環境下での第2面の定着温度は180℃に決定されるため、これらのN−N環境下及びH−H環境下で第2面の定着プロセスにおいて、静電オフセットも高温オフセットも発生しない。
第2面の定着温度βで温度制御が開始され(S1100)、ヒータ電源ユニット88から電気ヒータ83へ電力が供給されて、加熱ローラ81の温度が上昇する。時刻t(3)になると、加熱ローラ81の温度が第2面の定着温度βまで上昇するので(S1120にてYES)、第2面のコピー動作が開始される(S1130)。
第2面にトナーが定着された記録紙Sが定着装置8から排出され(S1140にてYES)、第1面及び第2面にトナーが定着された記録紙がトレイTに排出される。ユーザが次の要求を操作パネル87から入力しないと、この画像形成装置10は、待機モードに入ると判定されて(S1150にてYES)、加熱ローラ81の温度を待機温度まで下げる(S1160)。
以上のようにして、本実施の形態に係る画像形成装置は、画像形成装置の使用環境に応じて、第2面の定着温度(加熱ローラの温度)が第1面の定着温度よりも高くなるように変更する。このため、使用環境に影響を受ける静電オフセット及び高温オフセットを抑制して、それに起因する画像不良を抑制することができる。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上述した実施の形態のみに限定されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含む。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成の概要を示す図である。 図1の画像形成装置の制御ブロック図である。 図1の制御部で実行される定着温度制御のフローチャートである。 加熱ローラの表面温度の時間変化を示す図である。
符号の説明
1 感光体
2 帯電器
3 画像露光装置
4 現像装置
5、65 クリーニング装置
6 中間転写ベルト
8 定着装置
10 画像形成装置
89 制御部

Claims (4)

  1. 記録媒体の第1面に形成すべき画像に相当する第1面トナー像を形成して記録媒体の第1面に転写し、定着装置で定着し、記録媒体の第2面に形成すべき画像に相当する第2面トナー像を形成して、両面ユニットで両面の向きを逆にした記録媒体の第2面に転写し、定着装置で定着することができる画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の使用環境の温度及び湿度を検出する検出部と、
    前記定着装置において未定着トナーが接するローラの温度を制御する制御部とを含み、
    前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度及び湿度に基づいて、前記第2面トナー像を前記第2面に転写するときの前記ローラの温度を決定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度及び湿度に基づいて、前記第2面に転写するときのローラの温度を、前記第1面に転写するときのローラの温度よりも高くなるように、決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の温度が予め定めた参照温度より高いと、前記第2面に転写するときのローラの温度を、使用環境の温度が前記参照温度以下のときよりも低くなるように決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記検出部で検出された使用環境の湿度が予め定めた参照湿度より低いと、前記第2面に転写するときのローラの温度を、使用環境の湿度が前記参照湿度以上のときよりも高くなるように決定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
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